JP6964946B2 - 無段変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無段変速機の制御装置に関する。
車両に搭載される変速機として、ベルト式のCVT(Continuously Variable Transmission:無段変速機)が広く知られている。
ベルト式のCVTは、入力側のプライマリプーリと出力側のセカンダリプーリとに無端状のベルトが巻き掛けられた構成を有している。エンジンからの動力がプライマリプーリに入力されると、プライマリプーリとベルトとの間の摩擦力により、プライマリプーリからベルトに動力が伝達され、セカンダリプーリとベルトとの間の摩擦力により、ベルトからセカンダリプーリに動力が伝達される。
プライマリプーリおよびセカンダリプーリは、いずれも、固定シーブと、固定シーブにベルトを挟んで対向配置され、その対向方向に移動可能に設けられた可動シーブとを備えている。プライマリプーリおよびセカンダリプーリの各可動シーブに供給される油圧により各可動シーブが移動して、プライマリプーリおよびセカンダリプーリの各溝幅が変わり、プライマリプーリおよびセカンダリプーリに対するベルトの巻きかけ径が変化する。これにより、CVTの変速比が連続的に無段階で変化する。
変速比の制御では、たとえば、変速比の目標が設定され、その設定された目標変速比とプライマリプーリに入力される入力トルクとに基づいて、ベルト滑りを防止するのに必要なベルト伝達トルク容量が求められる。また、目標変速比および入力トルクに応じた推力比が設定される。推力比は、セカンダリプーリの推力に対するプライマリプーリの推力の比である。その後、ベルト伝達トルク容量および推力比から、プライマリプーリの推力であるプライマリ推力およびセカンダリプーリの推力であるセカンダリ推力の各指令値が求められ、さらに、プライマリ推力およびセカンダリ推力の各指令値から、プライマリプーリの可動シーブに供給される油圧であるプライマリ圧およびセカンダリプーリの可動シーブに供給される油圧であるセカンダリ圧の各指令値が設定される。そして、プライマリ圧およびセカンダリ圧の各指令値に基づいて、プライマリプーリおよびセカンダリプーリの各可動シーブに油圧を供給するバルブが制御される。
エンジンの動力により駆動される機械式のオイルポンプを油圧の発生源として採用した車両では、エンジンの停止中、オイルポンプが油圧を発生しないので、プライマリ圧およびセカンダリ圧の元圧となるライン圧が低下する。エンジンが始動されると、オイルポンプが作動し、オイルポンプが発生する油圧によってライン圧が上昇する。ライン圧の上昇に伴ってプライマリ圧が上昇すると、最ロー変速比(最大プーリ比)を保持できない。そこで、エンジンの始動時には、プライマリ圧の指令値を0MPaに設定して、最ロー変速比を確保し、車両の発進性を確保することが提案されている。
特許第6106287号公報
ところが、プライマリ圧が最低圧に保たれているため、車両の発進時に入力トルクが急に増大した場合に、その増大に対してプライマリ圧の立ち上がりが遅れ、挟圧不足によるベルト滑りを発生するおそれがある。
本発明の目的は、エンジンの始動に続く車両の発進時におけるベルト滑りを抑制できる、無段変速機の制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る無段変速機の制御装置は、エンジンと、プライマリプーリとセカンダリプーリとに無端状のベルトが巻き掛けられ、プライマリプーリおよびセカンダリプーリに供給される油圧により、プライマリプーリの推力であるプライマリ推力とセカンダリプーリの推力であるセカンダリ推力との推力比が変化して、プライマリプーリとセカンダリプーリとのプーリ比が変化し、エンジンからの動力をプーリ比で変速する無段変速機とを搭載した車両に用いられて、無段変速機を制御する制御装置であって、エンジンの始動時に、プーリ比が所定の最大プーリ比に保持される推力比を設定する推力比設定手段と、推力比設定手段により設定される推力比から、プライマリ推力およびセカンダリ推力の各指令値を設定し、その各指令値に基づいて、プライマリプーリおよびセカンダリプーリに供給される油圧をフィードフォワード制御するフィードフォワード制御手段とを含む。
この構成によれば、エンジンの始動時には、プーリ比を所定の最大プーリ比に保持する推力比が設定される。そして、その設定された推力比からプライマリ推力およびセカンダリ推力の各指令値が設定され、その各指令値に基づいて、プライマリプーリおよびセカンダリプーリに供給される油圧がフィードフォワード制御される。これにより、エンジンの始動時に、最大プーリ比が確保されながら、プライマリプーリに供給される油圧であるプライマリ圧が0MPaよりも大きな圧に昇圧される。そのため、エンジンの始動に続く車両の発進時にベルト滑りが生じることを抑制でき、かつ、その車両の発進時に最大プーリ比を確保することができる。
推力比設定手段は、推力比をプーリ比が最大プーリ比に保持される推力比の最大値よりも小さい値に設定してもよい。これにより、車両の発進時に最大プーリ比を良好に確保することができる。
制御装置は、実際の推力比が最大プーリ比に保持される推力比の最大値を超えるような状況が生じた場合に、プライマリ推力およびセカンダリ推力の各指令値の少なくとも一方を補正する補正手段をさらに含む構成であってもよい。これにより、車両の発進時に最大プーリ比をより良好に確保することができる。
本発明によれば、エンジンの始動に続く車両の発進時におけるベルト滑りを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るECUが用いられた車両の要部の構成を示す図である。 エンジンの始動時におけるプーリ比制御の内容を示すフローチャートである。 プーリ比と推力比との関係を示す図である。 エンジン始動時におけるエンジン回転数、プライマリ圧およびセカンダリ圧の時間変化を示す図である。 プライマリ推力とセカンダリ推力との関係を示す図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<車両の要部構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るECU41が用いられた車両1の要部の構成を示す図である。
車両1には、エンジン2およびベルト式の無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)3が搭載されている。
無段変速機3は、プライマリ軸11と、プライマリ軸11と平行に設けられたセカンダリ軸12と、プライマリ軸11に相対回転不能に支持されたプライマリプーリ13と、セカンダリ軸12に相対回転不能に支持されたセカンダリプーリ14と、プライマリプーリ13とセカンダリプーリ14とに巻き掛けられたベルト15とを備えている。
プライマリ軸11には、たとえば、エンジン2の動力がトルクコンバータを介して入力される。プライマリ軸11に入力される動力は、プライマリプーリ13とベルト15との間の摩擦力により、プライマリプーリ13からベルト15に伝達され、セカンダリプーリ14とベルト15との間の摩擦力により、ベルト15からセカンダリプーリ14に伝達される。セカンダリプーリ14に伝達された動力は、セカンダリ軸12からデファレンシャルギヤに伝達され、デファレンシャルギヤから左右のドライブシャフトを介してそれぞれ左右の駆動輪に伝達される。
プライマリプーリ13は、プライマリ軸11に固定された固定シーブ21と、固定シーブ21にベルト15を挟んで対向配置され、プライマリ軸11にその軸線方向に移動可能かつ相対回転不能に支持された可動シーブ22とを備えている。可動シーブ22に対して固定シーブ21と反対側には、プライマリ軸11に固定されたピストン23が設けられ、可動シーブ22とピストン23との間に、油圧室24が形成されている。
セカンダリプーリ14は、セカンダリ軸12に対して固定された固定シーブ25と、固定シーブ25にベルト15を挟んで対向配置され、セカンダリ軸12にその軸線方向に移動可能かつ相対回転不能に支持された可動シーブ26とを備えている。可動シーブ26に対して固定シーブ25と反対側には、セカンダリ軸12に固定されたピストン27が設けられ、可動シーブ26とピストン27との間に、油圧室28が形成されている。
プライマリプーリ13の油圧室24に供給される油圧、つまりプライマリプーリ13の可動シーブ22に作用するプライマリ圧により、プライマリプーリ13の可動シーブ22がプライマリ軸11の軸線方向に移動し、固定シーブ21と可動シーブ22との間隔である溝幅が連続的に変化する。また、セカンダリプーリ14の油圧室28に供給される油圧、つまりセカンダリプーリ14の可動シーブ26に作用するセカンダリ圧により、セカンダリプーリ14の可動シーブ26がセカンダリ軸12の軸線方向に移動し、固定シーブ25と可動シーブ26との間隔である溝幅が連続的に変化する。プライマリプーリ13およびセカンダリプーリ14の各溝幅を連続的に変更することにより、プライマリプーリ13およびセカンダリプーリ14に対するベルト15の巻きかけ径が連続的に変化し、プライマリプーリ13とセカンダリプーリ14とのプーリ比を無段階で連続的に変更することができる。
無段変速機3には、無段変速機3の各部に油を供給するための油圧回路31が付随して設けられている。油圧回路31には、プライマリプーリ13およびセカンダリプーリ14にそれぞれプライマリ圧およびセカンダリ圧を供給するためのバルブなどが含まれる。
また、車両1には、マイコン(マイクロコントローラユニット)を含む構成のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)41が備えられている。図1には、1つのECU41のみが示されているが、車両1には、各部を制御するため、ECU41と同様の構成を有する複数のECUが搭載されている。ECU41を含む複数のECUは、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信が可能に接続されている。
ECU41は、無段変速機3のプーリ比を制御するプーリ比制御などのため、油圧回路31に含まれる各種のバルブを制御する。ECU41には、制御に必要なセンサ、たとえば、プライマリ圧およびセカンダリ圧をそれぞれ検出する油圧センサなどが接続されている。
<プーリ比制御>
図2は、エンジン2の始動時におけるプーリ比制御の内容を示すフローチャートである。図3は、プーリ比と推力比との関係を示す図である。図4は、エンジン始動時におけるエンジン回転数、プライマリ圧およびセカンダリ圧の時間変化を示す図である。図5は、プライマリ推力とセカンダリ推力との関係を示す図である。
ECU41によるプーリ比制御では、図2に示されるように、まず、無段変速機3におけるベルト滑りを防止するのに必要なベルト伝達トルク容量である必要ベルトトルク容量が求められる(ステップS1)。必要ベルトトルク容量は、プライマリプーリ13とセカンダリプーリ14とのプーリ比の目標である目標プーリ比とプライマリ軸11に入力される入力トルクとから求めることができる。
また、目標プーリ比および入力トルクに応じた推力比が算出される(ステップS2)。推力比は、セカンダリプーリ14の推力であるセカンダリ推力に対するプライマリプーリ13の推力であるプライマリ推力の比である。図3に示されるように、プーリ比が大きいほど推力比が小さくなり、推力比が一定値Ra以下の範囲では、最大プーリ比、つまり最Lo(ロー)の値をとる。エンジン2の始動時には、目標プーリ比が最Loの値に設定されて、推力比が一定値Ra以下の値に設定される。
次いで、必要ベルトトルク容量および推力比に応じたプライマリ推力およびセカンダリ推力の各指令値が算出される(ステップS3)。プーリ比が最Loの値をとるとき、ベルト滑りを防止するのに必要なプライマリ推力(プライマリ必要推力)およびセカンダリ推力(セカンダリ必要推力)は、次式に従って算出することができる。
プライマリ必要推力=セカンダリ必要推力
=入力トルク×cosθ/(2×ベルト摩擦係数×ベルト巻きかけ径)
ここで、θは、プライマリプーリ13のベルト15との接触面であるプーリコーン面の勾配であり、ベルト巻きかけ径は、プライマリプーリ13に対するベルト15の巻きかけ径である。
したがって、プライマリ推力の指令値は、プライマリ必要推力に設定され、セカンダリ推力の指令値は、セカンダリ必要推力を推力比で除した値に設定される。
そして、現在がエンジン2の始動時(エンジンスタート時)におけるフィードバック制御不可の状態であるか否かが判別される(ステップS4)。各軸の回転数を検出する精度が不十分であるため、実際のプーリ比の算出精度も不十分であり、図4に示されるように、プーリ比制御におけるフィードバック制御が不可とされる。エンジン2の始動後、各軸の回転数が上昇し、プライマリ圧とセカンダリ圧が安定すると、プーリ比制御におけるフィードバック制御が可能となる。
フィードバック制御が不可状態では(ステップS4のYES)、プライマリ推力およびセカンダリ推力の各指令値から、プライマリ圧およびセカンダリ圧の各指令圧が設定される。そして、プライマリ圧およびセカンダリ圧の各指令値に基づいて、プライマリ圧およびセカンダリ圧のフィードフォワード制御が実行される(ステップS5)。
その後、実際のプライマリ推力およびセカンダリ推力が算出される。実際のプライマリ推力は、たとえば、圧力センサにより検出されるプライマリ圧の実圧とプライマリプーリ13の可動シーブ22の受圧面積とを乗じることにより算出される。実際のセカンダリ推力は、たとえば、圧力センサにより検出されるセカンダリ圧の実圧とセカンダリプーリ14の可動シーブ26の受圧面積とを乗じることにより算出される。そして、実際のプライマリ推力を実際のセカンダリ推力で除することにより、実際の推力比が求められて、この実際の推力比が最Loのプーリ比を確保可能な推力比の最大値、つまり一定値Raよりも大きいか否かが判別される(ステップS6)。
たとえば、エンジン2の始動後、エンジン2の動力により駆動されるオイルポンプによる発生油圧が急峻に立ち上がり、これに伴ってプライマリ圧の元圧となるライン圧が急峻に立ち上がる場合がある。これにより、プライマリ圧の実圧が指令圧を超えるオーバシュートが発生すると、一般的に、プライマリプーリ13の可動シーブ22の受圧面積がセカンダリプーリ14の可動シーブ26の受圧面積よりも大きいため、プライマリ推力が過大となり、実際の推力比が一定値Raよりも大きくなる。
実際の推力比が一定値Raよりも大きい場合(ステップS6のYES)、プライマリ圧およびセカンダリ圧の各実圧に基づき、プライマリ圧およびセカンダリ圧の各指令値が補正される(ステップS7)。たとえば、目標プーリ比および入力トルクに応じた推力比が一定値Ra=0.5であった場合、図5に示されるように、セカンダリ推力の指令値が上げられて、図4に破線および実線で示されるように、セカンダリ圧の指令値が上げられる。これにより、最Loのプーリ比が確保される。
一方、フィードバック制御が可能な状態では(ステップS4のNO)、実際のプーリ比が目標プーリ比に一致するようにフィードバック制御が行われる(ステップS8)。
<作用効果>
以上のように、エンジン2の始動時には、プーリ比を最Loのプーリ比、つまり最大プーリ比に保持可能な推力比が設定される。そして、その設定された推力比からプライマリ推力およびセカンダリ推力の各指令値が設定され、その各指令値に基づいて、プライマリプーリ13およびセカンダリプーリ14に供給される油圧がフィードフォワード制御される。これにより、エンジン2の始動時に、最大プーリ比が確保されながら、プライマリ圧が0MPaよりも大きな圧に昇圧される。そのため、エンジン2の始動に続く車両1の発進時にベルト滑りが生じることを抑制でき、かつ、その車両1の発進時に最大プーリ比を確保することができる。
また、実際の推力比が最大プーリ比に保持される推力比の最大値Raを超えるような状況が生じた場合には、セカンダリ推力の指令値が補正されて、セカンダリ圧が上げられる。これにより、車両1の発進時に最大プーリ比をより良好に確保することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、実際の推力比が最大プーリ比に保持される推力比の最大値Raを超えるような状況が生じた場合に、セカンダリ推力の指令値が補正されて、セカンダリ圧が上げられるとした。これに限らず、実際の推力比が最大プーリ比に保持される推力比の最大値Raを超えるような状況が生じた場合に、ベルト滑りを生じない範囲において、プライマリ推力の指令値が補正されて、プライマリ圧が下げられてもよい。
また、ベルト式の無段変速機3を搭載した車両1を取り上げたが、本発明に係る制御装置は、そのような車両1に限らず、動力分割式無段変速機を搭載した車両に用いることもできる。動力分割式無段変速機は、たとえば、プーリ比の変更により動力を無段階に変速する無段変速機構を備え、インプット軸とアウトプット軸との間で動力を2つの経路で分割して伝達可能な変速機である。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:車両
2:エンジン
3:無段変速機
13:プライマリプーリ
14:セカンダリプーリ
15:ベルト
41:ECU(制御装置、推力比設定手段、フィードフォワード制御手段、補正手段)

Claims (3)

  1. エンジンと、プライマリプーリとセカンダリプーリとに無端状のベルトが巻き掛けられ、前記プライマリプーリおよび前記セカンダリプーリに供給される油圧により、前記プライマリプーリの推力であるプライマリ推力と前記セカンダリプーリの推力であるセカンダリ推力との推力比が変化して、前記プライマリプーリと前記セカンダリプーリとのプーリ比が変化し、前記エンジンからの動力をプーリ比で変速する無段変速機とを搭載した車両に用いられて、前記無段変速機を制御する制御装置であって、
    実際のプーリ比がプーリ比の目標である目標プーリ比に一致するように、前記プライマリプーリおよび前記セカンダリプーリに供給される油圧をフィードバック制御するフィードバック制御手段と、
    前記エンジンの始動時に、プーリ比が所定の最大プーリ比に保持される推力比を設定する推力比設定手段と、
    前記推力比設定手段により設定される推力比から、プライマリ推力およびセカンダリ推力の各指令値を設定し、その各指令値に基づいて、前記プライマリプーリおよび前記セカンダリプーリに供給される油圧をフィードフォワード制御するフィードフォワード制御手段とを含み、
    前記エンジンの始動時における前記フィードバック制御の可否を判別し、前記フィードバック制御が不可の状態では、前記フィードフォワード制御手段による前記フィードフォワード制御を行い、前記フィードバック制御が可能な状態では、前記フィードバック制御手段による前記フィードバック制御を行う、制御装置。
  2. 前記推力比設定手段は、推力比を前記プーリ比が前記最大プーリ比に保持される推力比の最大値よりも小さい値に設定する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 実際の推力比が前記最大プーリ比に保持される推力比の最大値を超えるような状況が生じた場合に、プライマリ推力およびセカンダリ推力の各指令値の少なくとも一方を補正する補正手段をさらに含む、請求項1または2に記載の制御装置。
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