JP6964942B2 - 自動変速機のピストン機構 - Google Patents

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本発明は、自動変速機のピストン機構に関する。
自動変速機のピストン機構には、摩擦係合要素(摩擦締結要素)を押圧するピストンを、初期位置に復帰させるリターンスプリングが設けられている。リターンスプリングは、一端がピストンに当接し、他端がピストンに対向して配置されたスプリングリテーナに保持される。スプリングリテーナは変速機ケースに係止されており、リターンスプリングはスプリングリテーナによって他端側の変位が規制されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−22712号公報
スプリングリテーナは板厚が薄いため剛性が低く、リターンスプリングからの負荷により変形しやすい。スプリングリテーナが変形すると部品の寸法が変わり、スプリングリテーナからリターンスプリングに掛かる荷重も変わってくる。
自動変速機のピストン機構において、リターンスプリングの変形を防止することが求められる。
本発明の自動変速機のピストン機構は、
摩擦係合要素を押圧するピストンと、
一端が前記ピストンに当接し、前記ピストンを初期位置に復帰させるリターンスプリングと、
外径側が固定側部材に係止され、内径側で前記リターンスプリングの他端を保持するスプリングリテーナと、を備え、
前記スプリングリテーナは、当該スプリングリテーナの表面から突出し、少なくとも二方向に延在するリブ部を備え
前記リブ部は、前記スプリングリテーナの、前記リターンスプリングの他端を保持する面とは反対の面から、前記リターンスプリングを保持する位置より外径側で前記リターンスプリングが前記スプリングリテーナを押圧する方向に突出する
また、本発明の自動変速機のピストン機構は、
摩擦係合要素を押圧する押圧部を有するピストンと、
一端が前記ピストンに当接し、前記ピストンを初期位置に復帰させるリターンスプリングと、
前記摩擦係合要素と前記ピストンとの間で固定側部材に係止され、前記リターンスプリングの他端を保持する保持部と、前記ピストンの前記押圧部が挿通する通過孔と、を有するスプリングリテーナと、を備え、
前記スプリングリテーナは、当該スプリングリテーナの表面から突出し、少なくとも二方向に延在するリブ部を備え、
前記通過孔は、前記保持部の外径側において、前記スプリングリテーナの周方向に沿って間隔を空けて複数設けられ、
前記リブ部は前記通過孔の間に設けられ、前記リブ部は、前記スプリングリテーナの、前記リターンスプリングの他端を保持する面と反対の面から、前記リターンスプリングが前記スプリングリテーナを押圧する方向に突出する。
本発明によれば、スプリングリテーナに、二方向に延在するリブ部を設けることによって、スプリングリテーナの板厚を保ったまま剛性を高めることができ、リターンスプリングからの負荷による変形を防止することができる。これによって、部品の寸法が変わることを防止し、スプリングリテーナからリターンスプリングに対して、設計どおりの荷重を得ることができる。
自動変速機のピストン機構の構成を示す図である。 隔壁側から見たスプリングリテーナを示す図である。 図2のA−A断面図である。 (a)は摩擦締結要素側から見たリブ部を示す図であり、(b)は(a)のB−B断面図であり、(c)は(a)のC−C断面図である。 (a)は、比較例として、リブ部が無い場合のスプリングリテーナの変形を説明する図であり、(b)は実施の形態のリブ部の作用を説明する図である。 リブ部の変形例を説明する図である。
以下、実施の形態に係る自動変速機のピストン機構の実施形態を説明する。
図1は、自動変速機のピストン機構の構成を示す図である。
図1に示すように、自動変速機のピストン機構は、固定側部材である変速機ケース1の内部に配置され、摩擦締結要素7を押圧するピストン20と、ピストン20に当接してピストン20を初期位置に復帰させるリターンスプリング15と、リターンスプリング15を保持するスプリングリテーナ30を備える。
摩擦締結要素7は、複数のドライブプレート7aとドリブンプレート7bを、変速機ケース1の長手軸方向(以降、単に「軸方向」という)に交互に重ねて配置して構成する。変速機ケース1の内壁にはスプライン2が形成される。スプライン2に対向して、外周にスプライン6を備えるハブ部5が、不図示の回転部材から延びる。ドライブプレート7aはハブ部5のスプライン6に係合し、ドリブンプレート7bは変速機ケース1のスプライン2に係合する。
ピストン20は、変速機ケース1に固定された隔壁10のリング状のシリンダ11内に、軸方向にストローク可能に配置される。ピストン20とシリンダ11の間には油室13が形成されている。ピストン20は、シリンダ11に対応するリング形状を有している。ピストン20の外周縁近傍には、摩擦締結要素7に向かって軸方向に延びる押圧部21が設けられている。押圧部21は、ピストン20の周方向に等間隔で複数設けられている。
摩擦締結要素7と隔壁10の間に、スプリングリテーナ30が配置されている。スプリングリテーナ30はピストン20と対向し、スプリングリテーナ30はピストン20の間には、リターンスプリング15が介装されている。
リターンスプリング15は、ピストン20の周方向に沿って複数個配置され、軸方向一端15aがピストン20に当接し、軸方向他端15bがスプリングリテーナ30に保持されている。
図1に示すように、ピストン20は油室13と反対側に凹部22を有しており、その底壁22aには、底壁22aと整合する形状のワッシャ17が設けられている。ワッシャ17は、軸方向から見てリング形状を有すると共に、全周に亘って均一な厚みで形成されており、リターンスプリング15の軸方向一端15aの着座部となっている。リターンスプリング15は、ピストン20を初期位置方向(隔壁10方向)へ付勢している。図1では、ピストン20が初期位置にある状態を示している。
図2は、隔壁10側から見たスプリングリテーナ30を示す図である。
図3は、図2のA−A断面図である。
図2および図3に示すように、スプリングリテーナ30は、薄板の円環状の円盤部31を備える。円盤部31の内周縁には、隔壁10側へ軸方向に延びる内側筒部32aが設けられている。円盤部31の外周縁には、隔壁10側へ軸方向に延びる複数の鍔部32bが、周方向等間隔に設けられている。内側筒部32aおよび鍔部32bによって、スプリングリテーナ30の剛性が補強されている。図2に示すように、スプリングリテーナ30は、軸方向から見るとリング形状を有している。
図3に示すように、円盤部31の内周縁近傍の、周方向複数個所に、リターンスプリング15の保持部34が設けられている。保持部34は、円盤部31のリターンスプリング15と対向する面31aに設けられている。保持部34は、それぞれ貫通孔34aと、貫通孔34aの縁から、リターンスプリング15に向かって軸方向に延びる立ち上がり部34bを備えている。立ち上がり部34bにリターンスプリング15の軸方向他端15bを嵌め込むことによって、リターンスプリング15の軸方向他端15bがスプリングリテーナ30に保持される。保持部34に保持されたリターンスプリング15は、立ち上がり部34bと内側筒部32aとの間に挟みこまれ、脱落が防止される。
図2に示すように、円盤部31は、ピストン20の押圧部21が挿通する複数の通過孔33を備えている。通過孔33は、保持部34近傍の外径側に、周方向に等間隔で設けられている。通過孔33は、ピストン20の押圧部21と整合する位置に、押圧部21と同一個数設けられている。図2では、9つの通過孔33を設ける例を図示しているが、通過孔33およびピストン20の押圧部21の数は、適宜変更可能である。
図1に示すように、変速機ケース1のスプライン2には溝3が形成され、溝3にはスナップリング4が嵌め込まれている。スプリングリテーナ30のリターンスプリング15と対向する面31aとは反対側の面31bは、スナップリング4の隔壁10側の面4aに当接する。スプリングリテーナ30は、スナップリング4を介して変速機ケース1に係止され、スナップリング4により軸方向に位置決めされている。
図2に示すように、スプリングリテーナ30には、複数のリブ部35が設けられている。リブ部35は、スプリングリテーナ30の周方向に沿って複数配置され、それぞれ隣接する通過孔33の間に位置している。図2では、9つの通過孔33のそれぞれの間に、9つのリブ部35を設けた例を説明しているが、数はこれに限られず、適宜増減可能である。
図4の(a)は、図2の反対側、すなわち摩擦締結要素7側から見たリブ部35を示す図であり、図4の(b)は(a)のB−B断面図であり、図4の(c)は(a)のC−C断面図である。
図4の(a)に示すように、リブ部35は、第1の突出部35aと、第1の突出部35aと直角に交差する第2の突出部35bを備え、摩擦締結要素7側から見て十字状になっている。第1の突出部35aはスプリングリテーナ30の径方向に延び、第2の突出部35bはスプリングリテーナ30の周方向に延びる。
図4の(b)および(c)に示すように、リブ部35は、それぞれスプリングリテーナ30の面31bから突出する。リブ部35が突出する方向は、リターンスプリング15から離れる方向である。リブ部35を、図2に示した隔壁10側から見ると、十字状の溝になっている。
図4の(a)および(c)に示すように、スプリングリテーナ30の径方向に延びる第1の突出部35aの外径側端部が、スナップリング4の内周縁に当接する。第1の突出部35aは、スナップリング4を溝3(図1参照)の方向に押圧して、スナップリング4が溝3から脱落するのを防止する。
リブ部35は、スナップリング4の溝3からの脱落を防止すると共に、スプリングリテーナ30の剛性を高める機能も持つ。
図5の(a)は、比較例として、リブ部35が無い場合のスプリングリテーナ30の変形を説明する図であり、図5の(b)は実施の形態のリブ部35の作用を説明する図である。
図1に示したピストン20が、摩擦締結要素7側へ軸方向に移動すると、図5の(a)に示すようにリターンスプリング15が圧縮されてスプリングリテーナ30を押圧して負荷をかける。ここで、スプリングリテーナ30の剛性が低いと、リターンスプリング15からの負荷によってスプリングリテーナ30が変形する可能性がある。
実施の形態では、負荷が特にかかりやすい保持部34の近傍にリブ部35が複数配置される。図5の(b)に示すように、リブ部35は、リターンスプリング15から離れる方向、すなわちリターンスプリング15がスプリングリテーナ30を押圧する方向に突出する。また、リブ部35は、スプリングリテーナ30の径方向と周方向の二方向に延在する。このリブ部35によってスプリングリテーナ30の径方向ベクトル成分と周方向ベクトル成分のそれぞれの剛性が高められ、リターンスプリング15からの負荷による変形を防止する。
なお、リブ部35が二方向に交差するものであれば径方向ベクトル成分と周方向ベクトル成分の剛性向上が見込めるので、二方向がそれぞれ径方向、周方向に対して傾いていても良い。
また、リブ部35の面積を極力小さく抑えつつ剛性を高めるために、リブ部35は複数の方向に選択的に延在するリブ形状としている。つまり、平坦な面とリブを有する面とを比較すると、当然後者の方が表面積が大きくなる。双方の単位面積当たりの体積が等しい場合、表面積の大きい後者(リブを有する面)の方が、板厚が全体的又は局所的に薄くなり剛性低下につながるので、表面積の増加を極力抑えるためにリブは極力小さくすることが好ましい。一方、リブが長くなるほど、その延在する方向に対する剛性が高められる。よって、リブ表面積の抑制とリブの所定方向の長さの増加を両立させる観点から、複数の方向に選択的に延在するリブ形状が好適である。
以上の通り、実施の形態の自動変速機のピストン機構は、
(1)摩擦締結要素7(摩擦係合要素)を押圧するピストン20と、
軸方向一端15a(一端)がピストン20に当接し、ピストン20を初期位置に復帰させるリターンスプリング15と、
変速機ケース1(固定側部材)に係止され、リターンスプリング15の軸方向他端15b(他端)を保持するスプリングリテーナ30と、を備え、
スプリングリテーナ30は、スプリングリテーナ30の面31b(表面)から突出し、二方向に延在するリブ部35を備える。
スプリングリテーナ30に、二方向に延在するリブ部35を設けることによって、スプリングリテーナ30の板厚を保ったまま剛性を高めることができ、リターンスプリング15からの負荷による変形を防止することができる。これによって、部品の寸法が変わることを防止し、スプリングリテーナ30からリターンスプリング15に対して、設計どおりの荷重を得ることができる。
(2)リブ部35は、スプリングリテーナ30の、リターンスプリング15の軸方向他端15bを保持する面31aと反対の面31bから、リターンスプリング15がスプリングリテーナ30を押圧する方向に突出する。
リブ部35を、リターンスプリング15がスプリングリテーナ30を押圧する方向と同じ方向に突出させることによって、スプリングリテーナ30の変形を防止しやすい。
(3)リブ部35は、スプリングリテーナ30の径方向に延びる第1の突出部35aと、スプリングリテーナ30の周方向に延び、第1の突出部35aと直交する第2の突出部35bと、を備える。十字状のリブ部35が、スプリングリテーナ30の径方向と周方向の両方に延在することによって、スプリングリテーナ30の剛性を効果的に高めることができる。
(4)スプリングリテーナ30は、リターンスプリング15の軸方向他端15bが保持される保持部34を備え、リブ部35は、保持部34の近傍に設けられる。これによって、リターンスプリング15からの負荷がかかりやすい保持部34の近傍の剛性を高くすることができる。
(5)変速機ケース1に形成された溝3に装着され、スプリングリテーナ30の面31b(表面)に当接してスプリングリテーナ30を位置決めするスナップリング4を備え、リブ部35は、スナップリング4を溝3の方向に押圧する。
具体的には、第1の突出部35aが、スナップリング4の内周縁に当接してスナップリング4を溝3の方向に押圧する。
リブ部35が、スナップリング4の溝3からの脱落防止とスプリングリテーナ30の剛性を向上させる作用を兼ね備えることで、省スペースと、加工工数の低減を達成することができる。
(変形例)
実施の形態では、スプリングリテーナ30の周方向と径方向の二方向に延在する十字状のリブ部35を説明したが、リブ部35の形状はこれに限られない。
図6は、リブ部35の変形例を説明する図である。
リブ部35は十字状に限られず、例えば、図6の(a)に示すように、X字状としても良い。すなわち、第1の突出部35aと第2の突出部35bは、直角以外の角度で交差しなくても良い。リブ部35が延在する方向も、スプリングリテーナ30の周方向と径方向に限られず、適宜変更可能である。また、リブ部35が延在する方向は二方向に限られず、三方向以上の方向に延在するようにしても良い。例えば、図6の(b)に示すように、リブ部35を星形としても良い。
また、実施の形態では、リブ部35をスナップリング4の内周縁に当接する位置に配置して、スナップリング4の溝3からの脱落防止とスプリングリテーナ30の剛性向上の両方の作用を持つものとして説明したが、これに限られない。スナップリング4の内周縁に当接するリブ部と、スプリングリテーナの剛性を高めるリブ部は別々に設けても良い。例えば、スナップリング4の内周縁に当接して脱落を防止するリブ部は単なる円形状として設け、剛性を向上させる十字状のリブ部を、保持部34の近傍の、他の場所に設けても良い。
1 変速機ケース
2 スプライン
2a スプライン溝
3 溝
4 スナップリング
4a 面
5 ハブ部
6 スプライン
7 摩擦締結要素
7a ドライブプレート
7b ドリブンプレート
10 隔壁
11 シリンダ
13 油室
15 リターンスプリング
15a 軸方向一端
15b 軸方向他端
17 ワッシャ
20 ピストン
21 押圧部
22 凹部
22a 底壁
30 スプリングリテーナ
31 円盤部
31a、31b 面
32a 内側筒部
32b 鍔部
33 通過穴
34 保持部
34a 貫通孔
34b 立ち上がり部
35 リブ部
35a 第1の突出部
35b 第2の突出部

Claims (6)

  1. 摩擦係合要素を押圧するピストンと、
    一端が前記ピストンに当接し、前記ピストンを初期位置に復帰させるリターンスプリングと、
    外径側が固定側部材に係止され、内径側で前記リターンスプリングの他端を保持するスプリングリテーナと、を備え、
    前記スプリングリテーナは、当該スプリングリテーナの表面から突出し、少なくとも二方向に延在するリブ部を備え
    前記リブ部は、前記スプリングリテーナの、前記リターンスプリングの他端を保持する面とは反対の面から、前記リターンスプリングを保持する位置より外径側で前記リターンスプリングが前記スプリングリテーナを押圧する方向に突出する、自動変速機のピストン機構。
  2. 前記リブ部は、前記スプリングリテーナの径方向に延びる第1の突出部と、前記スプリングリテーナの周方向に延び、前記第1の突出部と交差する第2の突出部と、を備える請求項1記載の自動変速機のピストン機構。
  3. 前記スプリングリテーナは、前記リターンスプリングの前記他端が保持される保持部を備え、
    前記リブ部は、前記保持部の近傍に設けられる請求項1または2記載の自動変速機のピストン機構。
  4. 摩擦係合要素を押圧する押圧部を有するピストンと、
    一端が前記ピストンに当接し、前記ピストンを初期位置に復帰させるリターンスプリングと、
    前記摩擦係合要素と前記ピストンとの間で固定側部材に係止され、前記リターンスプリングの他端を保持する保持部と、前記ピストンの前記押圧部が挿通する通過孔と、を有するスプリングリテーナと、を備え、
    前記スプリングリテーナは、当該スプリングリテーナの表面から突出し、少なくとも二方向に延在するリブ部を備え、
    前記通過孔は、前記保持部の外径側において、前記スプリングリテーナの周方向に沿って間隔を空けて複数設けられ、
    前記リブ部は前記通過孔の間に設けられ、前記リブ部は、前記スプリングリテーナの、前記リターンスプリングの他端を保持する面と反対の面から、前記リターンスプリングが前記スプリングリテーナを押圧する方向に突出する、自動変速機のピストン機構。
  5. 前記固定側部材に形成された溝に装着され、前記スプリングリテーナの表面に当接して前記スプリングリテーナを位置決めするスナップリングを備え、
    前記リブ部は、前記スナップリングを前記溝の方向に押圧する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動変速機のピストン機構。
  6. 前記固定側部材に形成された溝に装着され、前記スプリングリテーナの表面に当接して前記スプリングリテーナを位置決めするスナップリングを備え、
    前記第1の突出部は、前記スナップリングの内周縁に当接して当該スナップリングを前記溝の方向に押圧する請求項に記載の自動変速機のピストン機構。
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