JP6964286B2 - 補助手摺 - Google Patents
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Description
この補助手摺1は、基端側が壁面W(図10(b)参照)又は支柱部材A(図3〜図7参照)に取着される取着部2とされる一方先端側3が自由端とされ、壁面又は支柱部材Aから張り出した状態で設けられるものである。
手摺本体4は、断面形状が円形の棒状部材である。具体的には、例えば、薄肉の鋼管の外周面を合成樹脂層で被覆した軽量構造用の樹脂被覆鋼管や、アルミニウム管の外周面を合成樹脂層で被覆した樹脂被覆アルミニウム管、或いは合成樹脂等による軽量構造用管材、さらには合成樹脂や木材による中実の軽量構造用棒材が採用可能である。また、太さは、握りやすい寸法であれば任意であり、例えば、外径が30mm〜40mmのものが適している。なお、断面形状は、握り易ければよく、上記の円形に限らず任意である。例えば、上面から両側面にかけては円弧面とし、下面を、使用者Mの手指に沿うような曲線で形成される凹凸面としてもよい。また、三角おむすびの頂点を下に向けたような異形断面としてもよい。
滑落防止部5は、手摺本体4の先端部が挿着される第1ソケット部51と、外径が手摺本体4の外径よりも大きい略球状の膨大部53と、支持杆6の先端部が挿着される第2ソケット部52とが一体的に形成されたものである。この滑落防止部5は、金属製であると握ったときに使用者Mの手Hに冷感を与えてしまうので、合成樹脂製であるのが好ましい。例えば、ポリプロピレン樹脂やアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)などが好適である。なお、これ以外の合成樹脂であってもよい。
支持杆6は、手摺本体4と外径が同じであって且つ同じ材料から形成されたものであり、手摺本体4と平行する水平部61と、この水平部61の先端から曲線を描くように立ち上げられた湾曲部62とからなっている。なお、この支持杆6は、使用者に積極的に握らせるものではないため、上記したような手摺本体4の形態の変形例を採用する必要は特になく、単純に断面円形とすればよい。このようになる支持杆6は、その一端、つまり湾曲部62の先端が滑落防止部5の第2ソケット部52に挿着された状態で、水平部61と手摺本体4との間隔Dが120mm未満又は235mm超えとなるような形態をとるものが望ましい。これは、使用者Mの首や身体を挟む事故を防止する目的で制定されたJIS T 9281及びJIS T 9254に準拠するものであり、上記間隔Dが120mm〜235mmの範囲であると、使用者Mが首などを支持杆6と手摺本体4との間に挟んで抜けなくなる事故を招来するおそれがある。望ましい間隔Dとしては265mm又はそれ以上であるが、この間隔Dが逆に広すぎると、使用者Mが誤って手摺本体4ではなく支持杆6を握ってしまうおそれがある。特に、使用者Mが、その者にとって定型の行動パターン以外の行動を外因によって取らされるとパニックに陥るような遂行機能障害をもっている場合、手摺本体4と支持杆6の握り間違えが重大な事故を招来するおそれがある。したがって、そのような観点にもたって最適な間隔Dを設定する必要がある。
以上説明した補助手摺1は、図3及び図4に示すように、室内の天井と床との間に突っ張り状態で設置された突っ張り支柱Pの支柱部材Aであったり、図5に示すように、ベッドサイドに設置された立ち上がり補助具Sの支柱部材Aであったり、図6に示すように、ソファの間に設置された、立ち上がり補助具Sを備えた突っ張り支柱Pの支柱部材Aなどに、取着部2を介して取り付けられる。その高さ位置は、例えば、図4に示すような玄関Eの上がり框K付近に設置された突っ張り支柱Pに取り付ける場合、使用者Mが上がり框Kから玄関Eに降りる際に手摺本体4を確実に握ることができる位置或いは滑落防止部5をしっかりと握ることができる位置とされる。また、図5に示すようなベッドサイドの立ち上がり補助具Tに取り付ける場合、使用者がベッドBから足を降ろしてベッドB上に腰掛けた状態で手摺本体4を確実に握ることができる位置とされる。また、図6に示すようなソファFの間に設置された立ち上がり補助具Sに取り付ける場合も、上記の例と同様、ソファFに腰掛けた状態で手摺本体4を確実に握ることができる位置とされる。
本発明に係る補助手摺1は、上記の実施形態に限るものではなく、例えば、図8や図9に示すような形態のものであってもよい。
図9に示す例は、本発明の理解を助けるための参考例を示し、支持杆6の一端を手摺本体4の中ほどに、その下方から受座63を介して連結したものである。この例では、滑落防止部5は、一つのソケット部51を有するのみであるので、全体の形状が、白熱電球に似た形状のものとなっている。なお、その他の各部の構成は、上記の例と同じであるので、同一構成要素に同一符号を付してその説明は省略する。
上記の実施形態及び参考例では、補助手摺1は、手摺本体4と支持杆6とを備えたものであるが、図10(a)及び同図(b)に示すように、手摺本体4だけで構成されたものであってもよい。
以上説明した例では、滑落防止部5は、膨大部53を有するものであり、手摺本体4の先端に取り付けられるものであるが、これに限らず、図示はしないが、例えば手摺本体4の先端部において、その上面に手が滑りにくい材質(例えば、合成ゴム)又は加工を施した部材を埋設したものであってもよい。
2 取着部
3 先端側
4 手摺本体
5 滑落防止部
6 支持杆
Claims (3)
- 基端側が壁面又は支柱部材に取着される取着部とされる一方先端側が自由端とされ、前記壁面又は支柱部材から張り出した状態で設けられる補助手摺であって、
手摺本体と、
この手摺本体の先端に設けられ、該手摺本体に置かれた使用者の手が該手摺本体の先端から滑落するのを防止する滑落防止部と、
一端が前記手摺本体の下面側において該手摺本体の先端と連結され、他端が取着部とされた支持杆と、を備え、
前記滑落防止部は、前記手摺本体の先端部が挿着される第1ソケット部と、前記支持杆の先端部が挿着される第2ソケット部と、これら第1ソケット部及び第2ソケット部の間に位置する膨大部とが一体的に形成されたものであって、
前記膨大部は、前記第1ソケット部の上面よりも上方に迫り上がるとともに、前記第2ソケット部の外側半周面よりも外方に迫り出す曲面とされたことを特徴とする補助手摺。 - 請求項1に記載の補助手摺において、
前記滑落防止部の膨大部は、その表面が手摺本体の外径よりも大きい球面状とされていることを特徴とする補助手摺。 - 請求項1又は2に記載の補助手摺において、
前記滑落防止部の一部又は全体が蓄光部とされたことを特徴とする補助手摺。
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Family Applications (1)
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