JP6963947B2 - 伸縮可撓継手構造と耐震補修弁 - Google Patents
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Description
その結果、この傾倒に伴う変形が限界変形量を超えたときに、補修弁7や消火栓8の継手部分であるフランジ部12や、T字管4が損傷する可能性がある。
これを回避するため、特に、図11の地下に敷設される補修弁7や、消火栓8或は空気弁等の接続部分には、伸縮可撓性を有しつつ漏れを防ぐようにした継手構造が採用されるようになってきている。
補修弁に加わる外力が所定強度よりも大きい場合、連結具が切断可能になっていることから、仮に、地震時等に連結具が切断し、地盤と水道管との間に相対変位が生じたときには、補修弁やこの補修弁の二次側に設置された消火栓が弁室の壁面に接触することがある。消火栓が弁室壁面に接触すると、消火栓の口金が壁面と干渉して外部の消防ホースが取付けにくくなったり取付けできなくなることもある。補修弁が回転すると、この補修弁のキャップや、操作用レバーが壁面と干渉して補修弁を開閉操作できなくなる可能性もある。これらに対して、仮に、連結具の連結強度を向上させ、補修弁の一次側と二次側とを強固に接続した場合には、伸縮可撓性が失われることにつながる。
図1〜図3において、耐震補修弁は、バルブ本体20、受け口部材である短管21、ストッパ22、押輪23、環状シール材24、抜け止めリング25、スペーサ26、バックアップリング27、環状のカバー本体28を有している。
これらのことから、ゴム輪本体24は、耐震補修弁の可撓を阻害することなくその可撓を促進し、可撓状態でもシール性を維持できる。
また、カバー本体は、収縮性をするものであれば、図7(a)、図7(b)の以外の各種の断面形状に設けることも可能である。
組立て完了後には、プレス等の押し込みを取り除いても、ボルト70の緊締力により押輪23が抜け止めリング25を介してゴム輪本体24を押圧し続けるので、挿し口33の外周面と短管21の内周面とのシール性が損なわれることはない。
このため、ストッパ22を介して、接続部同士である短管21とボデー31との伸縮可撓性が維持されつつ、これら接続部21、31同士の相互の回転が阻止された状態で接続される。
前述した耐震補修弁は、一方の接続部である短管21に受け口32、他方の接続部であるボデー31の一次側に挿し口33を設け、これら受け口32と挿し口33との間にゴム輪本体24を装着し、かつ、このゴム輪本体24を押圧する押輪23を短管21に固定した状態で、この短管21をボデー31に接続していることにより、短管21に対してボデー31(バルブ本体20)の伸縮可撓性を確保可能となる。
その際、抜け止めリング25が押輪23に係止状態で装着され、この抜け止めリング25の突条部64が幅広溝51の底部側に係止することで、短管21(受け口32)からのボデー31(挿し口33)の抜け出しを防止している。
このようにして、衝突等によりバルブ本体20に何れの方向の傾き力が加わった場合にも、耐震補修弁全体が伸縮可撓性を発揮するようになっている。
図6に示すゴム輪本体24には、主に、耐震補修弁の組立て時に挿し口33に外挿する際に生じるねじれ現象と、組立て後の耐震補修弁に水圧が加わることによるねじれ現象が生じるおそれがある。
さらに、肉厚状の接続部位により、平面押圧側部62の変形を防止することができるので、ねじれ現象をより確実に防止できる。
仮に、平面押圧側部62をOリング体60の軸心CLに対して内径側、もしくは中央に配置した場合には、ゴム輪本体27を挿し口33に嵌めた状態で仮組みし、挿し口33に挿入する際に、挿し口33に嵌めたときのゴム輪本体27の変形が平面押圧側部62にまで生じ、その平面を維持することが難しくなる。
ストッパ22を樹脂材料で製作するようにすれば、弾性力を向上して着脱が簡単となり、しかも製作容易で軽量化を図ることもできる。
ここで、例えば、地震の発生後においては、弁室壁面が耐震補修弁の消火栓に衝突し、この消火栓が傾倒して消火栓の口金が室壁と干渉し、消防ホースを適切かつ迅速に取り付けできなくなる場合がある。或は、弁室壁面が耐震補修弁のキャップやハンドル45に干渉し、耐震補修弁の操作が難しくなることもある。
このように、ストッパ90の片側をボルト70止めする場合、前述した両側を引っ掛け型の係止部80とした場合と比較して、装着後のストッパ90の押輪23からの脱落を防止できる。筒状部91側を中心にストッパ90を回転すれば、ストッパ90を取り外すことなくバルブ本体20と短管21との回転規制状態を解除することもできる。
21 短管
22、90 ストッパ
23 押輪
24 ゴム輪本体(シール材)
31 ボデー
32 受け口
33 挿し口
50 突設部(被係合部)
70 ボルト
71 ボルト頭部(被係止部)
80 係止部
83 係合溝部(係合部)
84 突起
91 筒状部
X 接続部(受け口側)
Y 接続部(挿し口側)
Claims (11)
- 一対の管状の接続部同士を環状シール材を介して相互に伸縮可撓状態で接続させた伸縮可撓継手構造であって、前記一対の接続部の間にストッパが外方より着脱自在に嵌め込まれ、このストッパは、一方の接続部に係止する係止部と、他方の接続部に係合する係合部とを有し、前記一方の接続部の受け口と、前記他方の接続部の前記受け口に挿し込まれる挿し口とを有し、これら受け口と挿し口との間に前記シール材が装着され、かつ、このシール材を押圧する環状の押輪が前記受け口側の接続部に固定された状態で前記一対の接続部同士が接続され、前記ストッパの係止部が前記受け口側或は挿し口側の何れか一方に設けられた被係止部に位置決め状態で係止されると共に、前記ストッパの係合部である幅広状の係合溝部に前記受け口側或は挿し口側の残りの一方に設けられた被係合部である突設部が遊嵌状態で係合され、前記ストッパを介して前記接続部同士が伸縮可撓性を維持しつつ相互の回転が阻止された状態で接続されたことを特徴とする伸縮可撓継手構造。
- 略円弧状に形成された前記ストッパの両側に略円弧状の前記係止部が形成され、これら各係止部が前記押輪を固定するボルトの頭部である前記被係止部に係止された請求項1に記載の伸縮可撓継手構造。
- 前記ストッパの一箇所或は複数箇所に、前記押輪の底面に係止される鉤状の突起が一体に形成された請求項1又は2に記載の伸縮可撓継手構造。
- 前記係止部の少なくとも一方側を筒状部とし、この筒状部に前記被係止部であるボルトの頭部が挿入されている請求項1に記載の伸縮可撓継手構造。
- 請求項1乃至4の何れか1項に記載の伸縮可撓継手構造において、前記シール材は、前記受け口と前記挿し口との間に装着されるゴム輪であって、断面円形状のOリング体の内外周に設けられたつぶし代率を大とした止水用つぶし代部と、前記Oリング体の軸心方向側の一方に設けられた平面押圧側部と、前記Oリング体の軸心方向側の他方に設けられたつぶし代率を小とした可撓側部とが備えられ、止水性と可撓性機能とが発揮されると共に、ねじれ現象が防止されるゴム輪をそなえた伸縮可撓継手構造。
- 受け口部材の受け口と、バルブ本体のボデーであって前記受け口に挿し込まれる挿し口とを有し、これら受け口と挿し口との間に環状のシール材が装着され、かつ、このシール材を押圧する環状の押輪が前記受け口部材に固定された状態でこの受け口部材と前記ボデーとが接続され、これら受け口側とボデーとの間にストッパが外方より着脱自在に嵌め込まれ、このストッパに形成された係止部を、前記受け口側に設けられた被係止部に位置決め状態で係止され、前記ストッパの略中央に形成された係合溝部に、前記挿し口側又は受け口側に形成された突設部が遊嵌状態で係合され、前記ストッパを介して前記受け口部材と前記ボデーとが伸縮可撓性を維持しつつ相互の回転が阻止された状態で接続されたことを特徴とする耐震補修弁。
- 前記ストッパの両側に略円弧状の前記係止部が形成され、前記受け口部材と前記押輪を固定するボルトの頭部を被係止部とし、前記各係止部を前記頭部に係止した請求項6に記載の耐震補修弁。
- 前記ストッパの一箇所或は複数箇所に、前記押輪の底面に係止される鉤状の突起が一体に形成された請求項6又は7に記載の耐震補修弁。
- 前記係止部の少なくとも一方側を筒状部とし、この筒状部に前記受け口部材と前記押輪を固定するボルトが挿入されている請求項6に記載の耐震補修弁。
- 前記ボルトが90°の間隔で4箇所に取付けられ、隣接する前記ボルトに対応して前記ストッパの係止部が略90°の間隔で配置されている請求項7に記載の耐震補修弁。
- 請求項6乃至10の何れか1項に記載の耐震補修弁において、前記シール材は、前記受け口と前記挿し口との間に装着されるゴム輪であって、断面円形状のOリング体の内外周に設けられたつぶし代率を大とした止水用つぶし代部と、前記Oリング体の軸心方向側の一方に設けられた平面押圧側部と、前記Oリング体の軸心方向側の他方に設けられたつぶし代率を小とした可撓側部とが備えられ、止水性と可撓性機能とが発揮されると共に、ねじれ現象が防止されるゴム輪をそなえた耐震補修弁。
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