JP6963436B2 - 掘削機 - Google Patents

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本発明は、掘削機に関する。
土圧式シールド工法に用いられる掘削機にあっては、スキンプレートと称される筒状の外殻と、外殻内に設けた隔壁と、隔壁に球面軸受を介して装着されるブームと、ブームの先端に設けたカッタヘッドと、スクリューコンベヤとを備えるものがある。
このように構成された掘削機では、カッタヘッドを球面軸受の中心を回転中心にして駆動できるので、切削できない箇所を減らせて任意断面に対応できるようになっている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−193387号公報
従来の掘削機では、球面軸受にカッタヘッド駆動軸を設けて、この駆動軸に伸縮方向が互いに直行する二つの油圧シリンダを連結し、油圧シリンダを伸縮させてブームの姿勢を変更するようにしている。
従来の掘削機では、油圧シリンダを伸縮させてカッタヘッドの位置を変えながら切羽を掘削するのであるが、カッタヘッドの位置を把握しつつ油圧シリンダの伸縮を制御する必要がある。
このように従来の掘削機では、カッタヘッドの位置を正確に把握するために位置センサが必要となり、また、カッタヘッドの位置を監視しつつ油圧シリンダの伸縮を制御する必要があるため、制御が煩雑となるとともにコストが高くなる問題がある。
そこで、本発明の目的とするところは、複雑な制御が不要で、かつ、コスト削減できる掘削機の提供である。
前記した目的を達成するため、本発明の掘削機は、カッタヘッドを有して隔壁に設けた球面軸受に支持されて首振運動が可能であって周方向へ回転駆動されるブームと、球面軸受のブームの反対側に突出される突出部と、突出部の周囲を取り囲んでカッタヘッドの移動限界を規制するブームガイドと、突出部に連結されて球面軸受の中心を支点としてブームを二自由度で駆動する駆動部と、突出部に設けられカッタヘッドが移動限界に位置する際にブームガイドに接触可能なローラを有する複数のガイドローラとを備え、カッタヘッドはガイドローラのいずれかがブームガイドに接触した状態で常に掘削断面の中心を掘削する。
このように構成された掘削機では、突出部の周囲に設けたブームガイドでカッタヘッドの移動限界を規制しつつ切羽を掘削すれば、切羽を所望する断面形状で掘削できる。したがって、本発明の掘削機では、カッタヘッドの位置を検知するためのセンサが不要であって、カッタヘッドの位置を制御するために複雑な制御を行わずに済む。
また、本発明の掘削機では、ブームガイドと突出部とが直接接触せず、カッタヘッドの移動を円滑に案内できる。
さらに、本発明の掘削機は、カッタヘッドが移動限界に位置する際にブームガイドに接触可能なローラを有する複数のガイドローラを備えているため、ガイドローラがカッタヘッドの移動を案内する際に、より円滑にカッタヘッドを移動させ得る。
本発明の掘削機によれば、複雑な制御が不要で、かつ、コスト削減できる。
一実施の形態における掘削機の側面図である。 一実施の形態における掘削機の正面図である。 一実施の形態における掘削機の平面図である。 一実施の形態における掘削機の背面図である。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。一実施の形態における掘削機1は、図1から図4に示すように、カッタヘッド5を有して隔壁2に設けた球面軸受3に支持されて首振運動が可能であって周方向へ回転駆動されるブーム4と、球面軸受3のブーム4の反対側に突出される突出部としてのハウジング10と、ハウジング10の周囲を取り囲んでブーム4の移動限界を規制するブームガイド14と、球面軸受の中心を支点としてブーム4を二自由度で駆動する駆動部としての油圧シリンダ11,12,13とを備えて構成されている。また、本例の掘削機1にあっては、ブーム4には、カッタヘッド5の他、スクリュー6およびアジテータ7が同軸に装着されている。
以下、掘削機1の各部について詳細に説明する。掘削機1は、シールド工法に適するよう、外殻8を備えており、本例では、切削断面を矩形とするため外殻8は角筒状とされている。
外殻8内には、外殻8内を前後(図1中では左右)に仕切る隔壁2を備えており、隔壁2は、カッタヘッド5側の切羽との間にカッタヘッド5で切羽を掘削した際に発生する掘削土を泥土に変換する作泥土室Wを形成している。
隔壁2の下方には、掘削土を排出する排出口2aが設けられており、この排出口2aからスクリューコンベヤ9の先端が作泥土室Wへ突出している。スクリューコンベヤ9は、作泥土室W内の掘削土を隔壁2の後方へ搬送する。スクリューコンベヤ9により搬送された掘削土は、図示しないベルトコンベヤ等によってさらに掘削機1の後方へ送られ、適宜の手段によって坑外へ搬出される。
隔壁2と切羽との間の作泥土室Wとスクリューコンベヤ9内に掘削土を充満させた状態で、外殻8を図外のシールドジャッキで押し進めると、作泥土室W内の掘削土に泥土圧を付加でき、地下水圧と切羽側からの土圧に対抗して切羽の安定を図れる。
また、隔壁2には、球面軸受3が設けられている。球面軸受3は、隔壁2の中央に設けた外輪3aと、外輪3a内に設けた内輪3bとを備えており、外輪3aと内輪3bとが球面で接触しており、内輪3b内にはブーム4が挿入されている。ブーム4は、図1中左端側となる先端側が作泥土室W内に延びており、内輪3bに保持されていて、球面軸受3によって支持されるために、球面軸受3の内輪3bの球面の曲率中心を中心として先端の首振り運動が可能となっている。
ブーム4は、内輪3bに対して軸周りに回転自在に装着されている。また、ブーム4の作泥土室W側には、先端から掘削部としてのカッタヘッド5と、スクリュー6と、アジテータ7とがそれぞれ設けられている。
他方、球面軸受3の内輪3bの後端側となる反作泥土室側には、突出部としての筒所のハウジング10が突出しており、ハウジング10内には、ブーム4を軸周りに回転駆動するモータMが設けられている。モータMは、電動機とされているが、液圧モータであってもよい。
カッタヘッド5は、基端がブーム4の先端に取り付けられる複数のスポーク5aと、スポーク5aの先端から延びる円弧状のブレード5bと、スポーク5aに保持されるビット5cとを備えている。
スポーク5aは、基端がブーム4の先端に取り付けられており、ブーム4から放射状に延び、隔壁2側へ向かって傾斜している。また、スポーク5aには、多数のビット5cが装着されており、ブーム4がモータMによって駆動されるとスポーク5aも回転してビット5cで切羽を切削できるようになっている。
他方、ブレード5bは、図2に示すように、各スポーク5aの先端から図2中で右方へ湾曲しつつ隔壁2側へ傾斜して延びるビット保持部5dと、ビット保持部5dの先端からブーム4側へ湾曲して延びる先端部5eとを備えている。また、ブレード5bは、全体としてブーム4の軸方向に対して傾斜する姿勢でスポーク5aから延長されており、ブーム4が図2中で反時計回りに回転すると、ブレード5bがスクリューのように機能して、カッタヘッド5によって掘削された掘削土を隔壁2側へ移送できる。なお、ブレード5bのビット保持部5dには、複数のビット5cが装着されており、ブーム4の首振運動に伴ってカッタヘッド5の側方の掘削が可能となっている。
スクリュー6は、ブーム4のカッタヘッド5と球面軸受3との間に設けられている。具体的には、スクリュー6は、二条のブーム4の周回りに螺旋状に取り付けられた羽で構成されており、ブーム4が図2中反時計回りに回転駆動されると、掘削土を隔壁2側へ移送するようになっている。また、スクリュー6の先端側となる図1中左端側から後端側となる図1中右端側へ向うほど外径が大きくなっており、ブーム4が首振運動を呈しても外殻8に干渉しないようになっている。なお、スクリュー6は、本例では、二条の羽で構成されているが、羽の条数については掘削土の質に適するように変更できる。
アジテータ7は、ブーム4のスクリュー6と球面軸受3との間に設けられている。具体的には、アジテータ7は、ブーム4に径方向へ延びる複数の撹拌棒7a,7bを備えている。撹拌棒7a,7bは、本例では、それぞれ、ブーム4の軸方向にずらした四箇所に二つずつ設けられており、同一円周上に配置される撹拌棒7a,7bは、135度の位相差を以て、ブーム4に取り付けられている。そして、ブーム4に軸方向にずらして配置された撹拌棒7aは、組をなしており、ブーム4に対して軸方向および径方向にずらして螺旋を描くように配置されている。つまり、各撹拌棒7aは、ブーム4の先端側から後端側へ向うにしたがって、ブーム4の周方向で90度ずつの位相差を以て設けられており、螺旋階段の踏板のように配置されている。また、ブーム4に軸方向にずらして配置された撹拌棒7bも組をなしており、ブーム4に対して軸方向および径方向にずらして螺旋を描くように配置されている。つまり、各撹拌棒7bもまた、撹拌棒7aと同様に、ブーム4の先端側から後端側へ向うにしたがって、ブーム4の周方向で90度ずつの位相差を以て設けられており、螺旋階段の踏板のように配置されている。なお、撹拌棒7a,7bは、スクリュー6の螺旋の延長線上に倣うように配置されるとよい。
そして、アジテータ7は、ブーム4が回転駆動されると、掘削土と作泥土室Wに投入される作泥土材とを混練して、掘削土に不透水性と塑性流動性を持たせる。なお、撹拌棒7a,7bは、二条の螺旋を描くように配置されているが、一条或いは三条以上の螺旋を描くように設けられてもよい。また、撹拌棒7a,7bの形状は、任意であり、先端に羽を設けたパドル状とされてもよい。
つづいて、外殻8の隔壁2よりも後方には、ブーム4の先端を図2中上下左右に駆動する駆動部としての油圧シリンダ11,12,13が設けられている。油圧シリンダ11は、図3および図4に示すように、両端にボールジョイントを備えており、外殻8の側壁とハウジング10の後端中央との間に取り付けられており、伸縮によってハウジング10の後端を図4中左右方向へ変位させ得る。この油圧シリンダ11の伸縮によって、ハウジング10を図4中左右方向へ変位させると、球面軸受3を挟んで反対側に突出するブーム4を図2中左右方向へ変位させられる。また、油圧シリンダ12は、図3および図4に示すように、両端にボールジョイントを備えており、外殻8の図4中下方左角部とハウジング10の後方の図4中左側壁との間に取り付けられている。さらに、油圧シリンダ13は、図3および図4に示すように、両端にボールジョイントを備えており、外殻8の図4中下方右角部とハウジング10の後方の図4中右側壁との間に取り付けられている。よって、油圧シリンダ12,13は、伸縮によって、ハウジング10の後端を図4中上下方向へ変位させ得る。この油圧シリンダ12,13の伸縮によって、ハウジング10を図4中上下方向へ変位させると、球面軸受3を挟んで反対側に突出するブーム4を図2中上下方向へ変位させられる。よって、油圧シリンダ11,12,13を伸縮させると、カッタヘッド5は図2中上下左右に変位できる。なお、油圧シリンダ12,13については、いずれか一方を省略してもよい。また、ブーム4の駆動については、二自由度で駆動できればよいので、油圧シリンダ11,12,13のブーム4の駆動方向は上下左右に限られない。また、駆動部は、油圧シリンダ11,12,13以外にも、電動シリンダ等、他のアクチュエータで構成されてもよい。
さらに、ハウジング10の後端は、図1、図3および図4に示すように、外殻8内に設置される四角に組んだ枠で構成されるブームガイド14によって取り囲まれる。具体的には、ブームガイド14は、四角の枠型としていて外殻8に取り付けられており、内方にハウジング10の後端が挿通されている。そして、ハウジング10の後端側の上下の壁と左右の側壁には、それぞれ、ガイド部材としてのガイドローラ15が複数取り付けられている。なお、各ガイドローラ15は、ハウジング10に取り付けたブラケット15aと、ブラケット15aの先端に回転自在に装着されるローラ15bとを備えている。そして、ガイドローラ15は、ハウジング10に対して斜めに取付けてあって、ハウジング10が移動限界まで首振運動すると、ローラ15bがブームガイド14の内壁に直角に接触するようになっている。このように、ガイドローラ15がローラ15bをブームガイド14の内壁に当接させてブーム4の移動限界を規制するので、ガイドローラ15がブームガイド14に当接した状態でも移動可能な方向へは滑らかに移動できる。たとえば、ハウジング10の後端が下方へ移動して下方のガイドローラ15がブームガイド14の底辺の内壁に当接させた状態でも、ブーム4を図2中左右方向へ滑らかに移動させ得る。
油圧シリンダ11,12,13の伸縮駆動は、図示はしないが、油圧ポンプと伸縮方向の切換える切換弁と推力を調節する制御弁を備えた油圧回路ユニットを制御するコントローラによって行われる。しかしながら、ブームガイド14とガイドローラ15によってカッタヘッド5の移動限界が規制されるため、コントローラ側で複雑なカッタヘッド5の位置制御を行わなくて済む。コントローラでは、ハウジング10の四辺に設置されるガイドドーラ15のいずれかがブームガイド14に接触した状態として、カッタヘッド5を図2中で四角を描くように駆動すれば、切羽の掘削断面Dを略四角に掘削できる。なお、カッタヘッド5を回転させるとスポーク5aの掘削断面Dは、図2に示すように、カッタヘッド5の直径と移動範囲は、前述のようにカッタヘッド5を四角の軌跡で移動させても、掘削断面Dの中心を必ず掘削できるように設定されている。つまり、コントローラでは、ブームガイド14とガイドローラ15によってカッタヘッド5の移動軌跡を案内できるので、カッタヘッド5の位置制御を行わなくともよいのである。なお、コントローラでは、たとえば、油圧シリンダ11,12,13内の圧力を監視してブームガイド14とガイドローラ15との接触を検知すれば足り、複雑な位置制御は不要である。また、本例では、切羽の断面を四角形とするため、ブームガイド14の形状も四角形としているが、切羽の断面を三角形や多角形、円形、楕円形といった他の形状と場合には、ブームガイド14の形状も断面形状に一致する形状とすればよい。また、突出部は、本例でモータMを収容するハウジング10とされていたが、ハウジング10以外を突出部としてもよい。
なお、ブームガイド14に接触してブームガイド14とともにブーム4の移動限界を規制するガイド部材は、ガイドローラ15のようにローラ15bを備える構成ではなく、たとえば、ブームガイド14の内壁に接触しても滑らかに滑るシューを備えるものでもよい。ただし、ローラ15bを備えるガイドローラ15を用いると、より円滑にカッタヘッド5が移動できるようになる。
つづいて、このように構成された掘削機1の作動について説明する。切羽を掘削するには、モータMを駆動してブーム4を図2中反時計回りに回転駆動し、回転するカッタヘッド5で切羽を切削する。そして、ガイドローラ15をブームガイド14に接触させつつカッタヘッド5を図2中時計回りに四角を描くように駆動すると、図2に示した掘削断面Dのように、切羽を略四角形に掘削できる。なお、本例では、カッタヘッド5のブレード5bのビット保持部5dにもビット5cが装着されており、カッタヘッド5の側方も掘削できるので、掘削しつつカッタヘッド5の上下左右方向への移動が可能である。
カッタヘッド5が掘削した掘削土は、回転するカッタヘッド5のブレード5bがスクリューコンベヤのように機能して、隔壁2側へ押されて、スクリュー6側へ移送される。
さらに、ブレード5bによって隔壁2側となる後方側へ移送された掘削土は、ブーム4とともに回転駆動されるスクリュー6によって、さらに、隔壁2側のアジテータ7側へ移送される。
このようにアジテータ7が設けられる範囲に移送された掘削土は、作泥土材とともにアジテータ7によって混練されて泥土化されて、不透水性と塑性流動性を持つ掘削土が生成される。なお、撹拌棒7a,7bは、必ずしも螺旋を描くように配置されなくともよい。本例では、アジテータ7における撹拌棒7a,7bは、前述のように螺旋状に配置されているので、スクリュー6によって移送されてくる掘削土を万遍なく撹拌および混練可能であるとともにブーム4に過剰な捩じり方向の抵抗を与えない。
このように混練された掘削土は、スクリューコンベヤ9を回転駆動すると隔壁2の排出口2aからスクリューコンベヤ9を介して作泥土室Wから搬出されて掘削機1の後方へ送られる。
そして、掘削機1では、前述のように、突出部としてのハウジング10の周囲に設けたブームガイド14でカッタヘッド5の移動限界を規制しつつ切羽を掘削すれば、切羽を所望する断面形状で掘削できる。したがって、本発明の掘削機1では、カッタヘッド5の位置を検知するためのセンサが不要であって、コントローラがカッタヘッド5の位置を制御するために複雑な制御を行わずに済む。よって、本発明の掘削機1によれば、複雑な制御が不要となるとともに、コストを削減できる。
また、本例の掘削機1にあっては、突出部としてのハウジング10に設けられ、カッタヘッド5が移動限界に位置する際に、ブームガイド14に接触するガイド部材を備えて構成されてもよい。このようにすると、ブームガイド14と突出部としてのハウジング10とが直接接触せず、カッタヘッド5の移動を円滑に案内できる。
さらに、本例の掘削機1のように、ガイド部材をブームガイド14に接触可能なローラ15bを有するガイドローラ15である場合には、カッタヘッド5の移動を案内する際に、より円滑にカッタヘッド5を移動させ得る。
また、掘削機1では、切羽の切削断面を略四角形に掘削できるが、カッタヘッド5で掘削された掘削土は、ブーム4と同軸に設けられたスクリュー6によって隔壁2側となる後方側に配置されたアジテータ7へ順次送られて混練されて泥土化されて、順次アジテータ7に供給される掘削土によって更に後方へ移送され、排出口2aへ導かれる。
よって、本発明の掘削機1によれば、連続して切羽を掘削しても順次掘削土を移送および混練して泥土化して外部へスムーズに搬出できるので、切削作業を連続して行える。
また、本例の掘削機1にあっては、カッタヘッド5がブーム4から放射状に設けられてビット5cを保持する複数のスポーク5aの他に、スポーク5aの後端から隔壁側へ延びて掘削土をスクリュー6側へ移送するブレード5bを備えている。このように、カッタヘッド5で掘削したブレード5bによってスクリュー6側へ移送されるので、カッタヘッド5の周囲で掘削土が停滞せず、より効率よく掘削土を移送および混練できる。
さらに、本例の掘削機1では、アジテータ7がブーム4に径方向へ延びる複数の撹拌棒7a,7bを有し、各撹拌棒7a,7bがブーム4に対して軸方向および径方向にずらして螺旋を描くように配置されている。よって、本例の掘削機1では、スクリュー6によって移送されてくる掘削土を万遍なく撹拌および混練可能であるとともにブーム4に過剰な捩じり方向の抵抗を与えない。
また、本例の掘削機1では、スクリューがブーム4の先端側から後端側へ向うほど外径が大径となるようになっているので、ブーム4が移動限界まで首振運動しても外殻8と干渉しないので、ブーム4の面倒な位置制御を行わなくともよくなり、ブーム4の首振運動に際しての駆動が容易となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、および変更が可能である。
1・・・掘削機、2・・・隔壁、3・・・球面軸受、4・・・ブーム、10・・・ハウジング(突出部)、11,12,13・・・油圧シリンダ(駆動部)、14・・・ブームガイド、15・・・ガイドローラ(ガイド部材)

Claims (1)

  1. カッタヘッドを有し、隔壁に設けた球面軸受に支持されて首振運動が可能であって、周方向へ回転駆動されるブームと、
    前記球面軸受の前記ブームの反対側に突出される突出部と、
    前記突出部の周囲を取り囲んで前記カッタヘッドの移動限界を規制するブームガイドと、
    前記突出部に連結されて前記球面軸受の中心を支点として前記ブームを二自由度で駆動する駆動部と、
    前記突出部に設けられ前記カッタヘッドが前記移動限界に位置する際に前記ブームガイドに接触可能なローラを有する複数のガイドローラとを備え、
    前記カッタヘッドは、前記ガイドローラのいずれかが前記ブームガイドに接触した状態で、常に掘削断面の中心を掘削する
    ことを特徴とする掘削機。
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