JP6959851B2 - 乳入り果汁飲料 - Google Patents
乳入り果汁飲料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6959851B2 JP6959851B2 JP2017237706A JP2017237706A JP6959851B2 JP 6959851 B2 JP6959851 B2 JP 6959851B2 JP 2017237706 A JP2017237706 A JP 2017237706A JP 2017237706 A JP2017237706 A JP 2017237706A JP 6959851 B2 JP6959851 B2 JP 6959851B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- milk
- mass
- fruit juice
- pectin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Description
[1]容器に充填された乳入り果汁飲料の製造方法であって、LMペクチンを含む第1液を取得し、果汁とHMペクチンと乳とを含む、pHが3.5以上4.6以下の第2液を取得し、前記第1液と前記第2液とを混合して、前記第1液と前記第2液とを含む第3液中で複数のゲル状の粒子を生成する、ことを特徴とする乳入り果汁飲料の製造方法。
[2]前記第1液は、前記乳に含まれるカルシウム1質量部に対し、7質量部以上20質量部以下の前記LMペクチンを含有することを特徴とする[1]に記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
[3]前記第3液では、粒子径が異なる前記複数のゲル状の粒子が生成されることを特徴とする[1]又は[2]に記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
[4]前記第3液では、形状が異なる前記複数のゲル状の粒子が生成されることを特徴とする[1]から[3]のいずれか一つに記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
[5]前記第1液と前記第2液を容器に充填することで生じる前記第1液と前記第2液の流動により、前記第1液と前記第2液を混合することを特徴とする[1]から[4]のいずれか一つに記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
乳入り果汁飲料100質量%に対し、10質量%のリンゴ果汁と、4質量%の果糖ブドウ糖液糖と、0.1質量%のLMペクチンと、0.1質量%のタラガムと、0.8質量%の水を用意した。これらを混合して第1液を取得した。
実施例1の第1液において、LMペクチンの含有量を0.05質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を4.05質量%に変更した以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例2の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
実施例1の第1液において、LMペクチンの含有量を0.15質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を3.95質量%に変更した以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例3の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
実施例1の第2液において、HMペクチンの含有量を0.1質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を4.1質量%に変更したこと以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例4の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
実施例1の第2液において、HMペクチンの含有量を0.3質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を3.9質量%に変更したこと以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例5の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
実施例1の第2液において、レモン果汁の含有量を4.5質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を3質量%に変更したこと以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例6の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
実施例1の第2液において、レモン果汁の含有量を2.5質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を5質量%に変更したこと以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例7の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
乳入り果汁飲料100質量%に対し、1.5質量%の果糖ブドウ糖液糖と、0.1質量%のLMペクチンと、0.7質量%のタラガムと、1.83質量%のプレザーブ(リンゴ)と、10.87質量%の水を用意した。これらを混合して第1液を取得した。
実施例1の第1液において、LMペクチンを使用せず、果糖ブドウ糖液糖の含有量を4.1質量%に変更した以外の条件は、実施例1と同様の条件で、比較例1の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、ゲル状の粒子が生成されていなかった。
実施例1の第2液において、HMペクチンを使用せず、果糖ブドウ糖液糖の含有量を4.2質量%に変更した以外の条件は、実施例1と同様の条件で、比較例2の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、ゲル状の粒子が生成されているものの、ゲル状の粒子や乳タンパクなどの凝集物が生成されていた。
実施例1の第2液において、レモン果汁を使用しなかった。さらに、実施例1の第2液において、クエン酸ナトリウムの含有量を0.20質量%に変更するとともに、水の含有量を32.48質量%に変更した。これら以外の条件は、実施例1と同様の条件で、比較例3の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、ゲル状の粒子が生成されているものの、ゲル状の粒子や乳タンパクなどの凝集物が生成されていた。
実施例1の第2液において、クエン酸ナトリウムを使用しなかった。さらに、実施例1の第2液において、レモン果汁の含有量を10質量%に変更するとともに、水の含有量を22.68質量%に変更した。これら以外の条件は、実施例1と同様の条件で、比較例4の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、ゲル状の粒子が生成されていた。
スムージー100質量%に対し、5質量%のリンゴ果汁と、4.1質量%の果糖ブドウ糖液糖と、0.1質量%のタラガムと、5質量%のプレザーブ(リンゴ)と、0.8質量%の水を用意した。これらを混合して第1液を取得した。
実施例、比較例及び参考例の各飲料の製造過程において、第1液と第2液をそれぞれメッシュに通過させた。第1液を通過するメッシュには、縦0.7mm横0.7mmの開口が形成されていた。また、第2液を通過するメッシュには、縦0.7mm横0.7mmの開口が形成されていた。第1液を通過させたメッシュと第2液を通過させたメッシュの開口が塞がれているか否かを目視で確認して、下記評価基準に従って評価した。結果を後述する表3及び表4に示す。
<評価基準>
C:第1液を通過させたメッシュと第2液を通過させたメッシュの両方の開口が塞がれていた。
B:第1液を通過させたメッシュと第2液を通過させたメッシュのいずれか一方の開口が塞がれていた。
A:第1液を通過させたメッシュと第2液を通過させたメッシュの両方の開口が塞がれていなかった。
5名のパネラーが、実施例、比較例及び参考例の各飲料を飲み、食感及び飲用感を以下の評価基準に従って評価した。各パネラーの評価結果を加算平均した値を、後述する表3及び表4に示す。なお、食感については、加算平均した値が1.5未満である場合に、スムージーとは異なる食感である判断し、1.5以上2.5未満である場合をスムージーに類似する食感であると判断し、2.5以上である場合を、スムージーと同等の食感であると判断した。また、飲用感については、加算平均した値が1.5未満である場合に、スムージーとは異なる飲料だと認識したと判断し、1.5以上2.5未満である場合をスムージーに類似する飲料であると認識したと判断し、2.5以上である場合を、スムージーであると認識したと判断した。
<食感の評価基準>
1:スムージーとは異なる食感であった。
2:スムージーに類似する食感であった。
3:スムージーと同等の食感であった。
<飲用感の評価基準>
1:スムージーとは異なる飲料だと認識した。
2:スムージーに類似する飲料であると認識した。
3:スムージーであると認識した。
Claims (5)
- 容器に充填された乳入り果汁飲料の製造方法であって、
LMペクチンを含む第1液を取得し、
果汁とHMペクチンと乳とを含む、pHが3.5以上4.6以下の第2液を取得し、
前記第1液と前記第2液とを混合して、前記第1液と前記第2液とを含む第3液中で複数のゲル状の粒子を生成する、ことを特徴とする乳入り果汁飲料の製造方法。 - 前記第1液は、前記乳に含まれるカルシウム1質量部に対し、7質量部以上20質量部以下の前記LMペクチンを含有することを特徴とする請求項1に記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
- 前記第3液では、粒子径が異なる前記複数のゲル状の粒子が生成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
- 前記第3液では、形状が異なる前記複数のゲル状の粒子が生成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
- 前記第1液と前記第2液を容器に充填することで生じる前記第1液と前記第2液の流動により、前記第1液と前記第2液を混合することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017237706A JP6959851B2 (ja) | 2017-12-12 | 2017-12-12 | 乳入り果汁飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017237706A JP6959851B2 (ja) | 2017-12-12 | 2017-12-12 | 乳入り果汁飲料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019103439A JP2019103439A (ja) | 2019-06-27 |
JP6959851B2 true JP6959851B2 (ja) | 2021-11-05 |
Family
ID=67060574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017237706A Active JP6959851B2 (ja) | 2017-12-12 | 2017-12-12 | 乳入り果汁飲料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6959851B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0731387A (ja) * | 1993-06-25 | 1995-02-03 | Nitta Gelatin Inc | ゼリー含有飲食品の製造方法およびゼリー含有飲食品 |
JPH11206351A (ja) * | 1998-01-26 | 1999-08-03 | House Foods Corp | ゲル状飲料 |
JP2000166468A (ja) * | 1998-12-10 | 2000-06-20 | Sapporo Breweries Ltd | 味質改善された乳成分含有酸性飲料の製造方法及び味質改善された乳成分含有酸性飲料 |
ES2390447T3 (es) * | 2001-01-23 | 2012-11-13 | Pepsico, Inc. | Producto lácteo estabilizado que contiene frutas y zumo de frutas |
US7455869B2 (en) * | 2002-12-19 | 2008-11-25 | San-Ei Gen F.F.I., Inc. | Composition for preparing artificial fruit flesh and food product containing the same |
JP2011000052A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Sanei Gen Ffi Inc | 即席デザート調製用液状ベース |
JP6761670B2 (ja) * | 2016-05-19 | 2020-09-30 | アサヒ飲料株式会社 | 容器詰濃縮乳性飲料 |
-
2017
- 2017-12-12 JP JP2017237706A patent/JP6959851B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019103439A (ja) | 2019-06-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6664221B2 (ja) | 酸性乳性飲料及びその製造方法 | |
JP3400777B2 (ja) | 低カロリー乳含有酸性飲料 | |
JP6424161B2 (ja) | 発酵乳含有飲料 | |
JP4699562B1 (ja) | 粒子含有炭酸飲料及びその製造方法 | |
CA2655075A1 (en) | Shelf-stable milk concentrates and methods for preparing acidified milk based beverages | |
CN107257629B (zh) | 用于制备包含乳清蛋白的粘性组合物的方法 | |
JP3313104B2 (ja) | 乳含有酸性飲料の製造方法 | |
JP2018050619A (ja) | 乳性飲料及びその製造方法 | |
JP6761670B2 (ja) | 容器詰濃縮乳性飲料 | |
JP5475903B1 (ja) | 容器詰乳含有炭酸飲料及びその製造方法並びに容器詰乳含有炭酸飲料におけるスプラッシュ抑制方法 | |
JP6959851B2 (ja) | 乳入り果汁飲料 | |
JP6778020B2 (ja) | 高清澄飲料および高清澄飲料の白濁防止方法 | |
JP6356082B2 (ja) | 固形物含有飲料及びその製造方法 | |
JP2014079225A (ja) | 酸性乳性濃縮飲料 | |
JP6827824B2 (ja) | 酸性乳性飲料 | |
MX2012005905A (es) | Composicion de particulas que contienen proteina de soya reconstituible y preparacion de las mismas. | |
JP6929056B2 (ja) | 飲料、容器詰め飲料、飲料の製造方法および飲料の保存安定性の向上方法 | |
JP7248486B2 (ja) | 長期間緑色を保持可能な容器詰青汁含有ゼリー飲料 | |
JP6440373B2 (ja) | トマト含有飲料 | |
JP7228960B2 (ja) | 野菜汁/果汁含有飲料およびその原材料の製造方法 | |
JP2021061777A (ja) | 飲料、光劣化臭抑制剤、光劣化臭抑制方法 | |
JP3713037B2 (ja) | カルシウム入り乳性酸性飲料及びその製造法 | |
JP2014068581A (ja) | ココア飲料 | |
JP7425543B2 (ja) | 乳性飲料 | |
JP7387519B2 (ja) | スムージー様飲料及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20190129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20190129 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210928 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211008 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6959851 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |