JP6959851B2 - 乳入り果汁飲料 - Google Patents

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Description

本発明は乳入り果汁飲料に関し、特に、スムージーのような食感を有する乳入り果汁飲料に関する。
スムージーは、果物や野菜の断片を含む飲み物であり、一般的には、牛乳などの乳製品とともに果物や野菜を粉砕して製造される。スムージーには、果物や野菜の断片が含まれるため、独特の食感を有している。
スムージーを製造するには、果物や野菜を粉砕したりする必要があるため、手間がかかる。このため、近年では、手軽に飲める容器詰めスムージーが市販されている。
容器詰めスムージーでは、果物や野菜を所定の大きさに粉砕(切断)したプレザーブや、果物や野菜をすり潰したピューレが使用されている。プレザーブやピューレは、飲料に用いられる他の材料と比較してコストがかかるため、安価に容器詰めスムージーを製造するためには、プレザーブやピューレの使用量を削減する必要がある。しかしながら、プレザーブやピューレの使用量を削減したり、プレザーブやピューレを使用しなかったりした場合には、スムージーの独特な食感が体現しにくくなるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、果物や野菜の断片が含まれていなくても、スムージーのような食感を有する乳入り果汁飲料の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の要旨は以下のとおりである。
[1]容器に充填された乳入り果汁飲料の製造方法であって、LMペクチンを含む第1液を取得し、果汁とHMペクチンと乳とを含む、pHが3.5以上4.6以下の第2液を取得し、前記第1液と前記第2液とを混合して、前記第1液と前記第2液とを含む第3液中で複数のゲル状の粒子を生成する、ことを特徴とする乳入り果汁飲料の製造方法。
[2]前記第1液は、前記乳に含まれるカルシウム1質量部に対し、7質量部以上20質量部以下の前記LMペクチンを含有することを特徴とする[1]に記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
[3]前記第3液では、粒子径が異なる前記複数のゲル状の粒子が生成されることを特徴とする[1]又は[2]に記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
[4]前記第3液では、形状が異なる前記複数のゲル状の粒子が生成されることを特徴とする[1]から[3]のいずれか一つに記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
[5]前記第1液と前記第2液を容器に充填することで生じる前記第1液と前記第2液の流動により、前記第1液と前記第2液を混合することを特徴とする[1]から[4]のいずれか一つに記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
本発明によれば、果物や野菜の断片が含まれていなくても、スムージーのような食感を有する乳入り果汁飲料の製造方法を提供することができる。
図1は、乳入り果汁飲料の製造方法を説明するフローチャートである。 図2は、第1液と第2液を混合する方法を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
本実施形態の乳入り果汁飲料の製造方法は、図1に示すように、ステップS101〜ステップS103の工程を備える。
ステップS101では、第1液を取得する。第1液は、LMペクチンを含む液体である。
LMペクチンは、主にガラクチュロン酸とメチル化ガラクチュロン酸で構成される多糖類であり、全ガラクチュロン酸のうちメチル化ガラクチュロン酸が占める割合(エステル化度:DE)が50%未満である。第1液に含まれるLMペクチンは、柑橘類やリンゴなどから得られる天然のLMペクチンであってもよく、化学的に合成されたLMペクチンであってもよい。
第1液に含まれるLMペクチンは、第2液中の乳に含まれるカルシウムと反応し、後述する第3の工程においてスムージーのような食感を体現できるゲル状の粒子を生成する。LMペクチンの含有量は、例えば、乳入り果汁飲料100質量%に対して、0.025質量%以上0.6質量%以下とすることができ、0.05質量%以上0.3質量%以下とすることが好ましい。
第1液に含まれる前のLMペクチンの形態は、特に限定されず、液体であってもよく、固体(粉末)でもよい。第1液に含まれる前のLMペクチンが液体である場合、LMペクチンそのものを第1液とすることができる。
第1液は、LMペクチンの他に、飲料製造上許容される液体成分(溶媒)を含むことができる。第1液に含まれる前のLMペクチンが固体である場合には、この液体成分にLMペクチンが分散及び/又は溶解される。飲料製造上許容される液体成分としては、例えば、水、果汁、炭酸水、果糖ブドウ糖液糖などの液糖、野菜の搾汁を挙げることができる。
第1液は、LMペクチンと液体成分(溶媒)の他に、飲料製造上許容される添加剤を含むことができる。飲料製造上許容される添加剤としては、例えば、甘味料(ステビア、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロース等)、乳化剤(ショ糖脂肪酸エステル、レシチン等)、増粘安定剤(大豆多糖類、カラギーナン、ジェランガム、キサンタンガム、タラガム、グアーガム等)、酸化防止剤(トコフェロール、塩酸システイン等)、色素(カロチノイド色素、アントシアニン色素、カラメル色素、各種合成着色料等)、pH調整剤(クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、乳酸、酢酸、マレイン酸、グルコン酸、アスパラギン酸、アジピン酸、グルタミン酸、フマル酸等の有機酸やそれらの塩等)、糖類、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンE等)、香料、保存料、酸味料、防腐剤、防かび剤を挙げることができる。
ここで、第1液に含まれるLMペクチンは、第2液中の乳に含まれるカルシウムと反応することで、スムージーのような食感を体現できるゲル状の粒子を生成するため、第1液には、LMペクチンと反応してゲルが生じる量のカルシウムが実質的に含まれていないことが好ましい。カルシウムを含む成分としては、例えば、乳、豆類、葉物野菜を挙げることができる。
第1液に含まれるLMペクチンの含有量は、第2液中の乳に含まれるカルシウム1質量部に対し、7質量部以上20質量部以下であることが好ましい。LMペクチンの含有量が7質量部以上20質量部以下である場合、当該範囲外である場合と比較して、スムージーのような食感がより体現されやすくなる。LMペクチンの含有量が7質量部未満である場合、7質量部以上20質量部以下である場合と比較して、後述する第3の工程においてゲル状の粒子が生成されにくくなり、スムージーのような食感が体現されにくくなる。また、LMペクチンの含有量が20質量部を超える場合、7質量部以上20質量部以下である場合と比較して、乳入り果汁飲料の粘度が上昇しすぎることがあり、第3の工程で生成されるゲル状の粒子の食感を感じにくくなることがある。結果として、スムージーのような食感が体現されにくくなる。なお、本明細書において、スムージーのような食感とは、スムージーに類似する食感やスムージーと同等の食感であることをいう。また、本明細書においてスムージーとは、スムージー100質量%に対し、果物や野菜を所定の大きさ(例えば、3mm以下)に粉砕(切断)した5質量%以上のプレザーブと、果物や野菜をすり潰した22質量%以上のピューレと、70質量%以上の液体成分(例えば、水、果汁、乳)を含む飲み物をいう。
添加剤や液体成分などのLMペクチン以外の他の成分が第1液に含まれる場合、LMペクチンと他の成分との混合物(混合液)を第1液として用いることができる。
第1液のpHや糖度や酸度は、特に限定されず、乳入り果汁飲料の味覚に応じて適宜設定することができる。また、第1液の粘度は、特に限定されないが、例えば、後述する乳入り果汁飲料の粘度を考慮して設定することができる。また、第1液の液温は、特に限定されないが、例えば、15℃以上30℃以下とすることができる。なお、第1液のpHは、例えば、pH調整剤や酸味料や果汁の含有量や種類を変更することにより調整することができ、第1液の糖度は、例えば、糖類や甘味料の含有量や種類を変更することにより調整することができ、第1液の粘度は、例えば、増粘安定剤やLMペクチンの含有量や種類を変更することにより調整することができ、第1液の酸度は、例えば、香料や酸味料や果汁の含有量や種類を変更することにより調整することができる。
本明細書において、pHは、例えば、pHメーター(東亜ディーケー社製のHM41X型)により測定することができる。また、糖度は、JAS規格に基づき、温度(液温度)20℃における糖用屈折計の示度とすることができ、公知の装置(例えば、アタゴ社製RX−5000α)を用いて測定することができる。また、粘度は、例えば、BII形粘度計(東機産業社製)で測定することができる。また、酸度は、JAS規格の酸度測定法で定められた方法、具体的には0.1mol/L水酸化ナトリウム標準液をアルカリ溶液として使用した中和滴定法(定量式)により測定できる。
次に、ステップS102では、第2液を取得する。第2液は、果汁とHMペクチンと乳とを含む、pHが3.5以上4.6以下の液体である。
第2液に含まれる果汁は、果物から得られる液体(果物を絞ったりなどして得られる液体)そのものであってもよく、果物から得られる液体を濃縮した濃縮果汁であってもよい。果汁の原料となる果物としては、例えば、桃、リンゴ、レモン、オレンジ、バナナ、パイナップル、ブルーベリーを挙げることができる。
果汁の含有量は、例えば、乳入り果汁飲料100質量%に対して5質量%以上95質量%以下とすることができる。
第2液に含まれるHMペクチンは、主にガラクチュロン酸とメチル化ガラクチュロン酸で構成される多糖類であり、全ガラクチュロン酸のうちメチル化ガラクチュロン酸が占める割合(エステル化度:DE)が50%以上である。第2液に含まれるHMペクチンは、柑橘類やリンゴなどから得られる天然のHMペクチンであってもよく、化学的に合成されたHMペクチンであってもよい。なお、第2液に含まれる前のHMペクチンの形態は、特に限定されず、液体であってもよく、固体(粉末)でもよい。
HMペクチンの含有量は、例えば、乳入り果汁飲料100質量%に対して、0.05質量%以上0.8質量%以下とすることができ、0.1質量%以上0.4質量%以下とすることが好ましい。
第2液に含まれる乳としては、生乳や加工乳を用いることができる。生乳としては、例えば、牛乳、水牛乳、山羊乳、羊乳を挙げることができる。加工乳としては、例えば、濃縮乳、脱脂濃縮乳、無糖練乳、無糖脱脂練乳、加糖練乳、加糖脱脂練乳、全粉乳、脱脂粉乳、加糖粉乳、調整粉乳を挙げることができる。
第2液に含まれる前の乳の形態は、特に限定されず、固体(粉末)であってもよく、液体であってもよい。
乳の含有量は、例えば、乳入り果汁飲料100質量%に対し、固形分換算で0.1質量以上6質量%以下とすることができ、0.2質量%以上3質量%以下とすることが好ましい。なお、乳の固形分とは、乳から水分を除いた成分をいう。
果汁、HMペクチン及び乳の混合物を第2液として用いることができるが、第2液には、果汁とHMペクチンと乳の他に、飲料製造上許容される上述した液体成分(溶媒)や上述した添加剤などの他の成分を含むことができる。他の成分が第2液に含まれる場合には、果汁、HMペクチン、乳及び他の成分の混合物を、第2液として用いることができる。
第2液は、果汁や必要に応じて含有されるpH調整剤や酸味料などによって、pHが3.5以上4.6以下に調整されている。第2液では、HMペクチンによって乳タンパクが乳化されるが、pHが3.5以上4.6以下の第2液中で乳タンパクが乳化されることにより、後述するステップS103の工程において、スムージーのような食感を体現できるゲル状の粒子が生成される。つまり、所定のpH(3.5以上4.6以下)で乳タンパクが乳化されている乳に由来するカルシウムとLMペクチンとが、ステップS103の工程で反応することにより、スムージーのような食感を体現できるゲル状の粒子が生成される。一方、第2液のpHが3.5未満である場合や4.6を超える場合、スムージーのような食感を体現できるゲル状の粒子が生成されにくくなったり、第3液中に凝集物が生成されたりする。従って、製造される乳入り果汁飲料が、スムージーとは異なる食感となる。なお、第2液には、乳に由来するカルシウムの他に、果汁などに由来するカルシウムが含まれていてもよい。
第2液の糖度や酸度は、特に限定されず、乳入り果汁飲料の味覚に応じて適宜設定することができる。また、第2液の粘度は、特に限定されないが、例えば、後述する乳入り果汁飲料の粘度を考慮して設定することができる。なお、第2液の糖度は、例えば、糖類や甘味料の含有量や種類を変更することにより調整することができ、第2液の粘度は、例えば、増粘安定剤やHMペクチンの含有量や種類を変更することにより調整することができ、第2液の酸度は、例えば、香料や酸味料や果汁の量や種類を変更することにより調整することができる。
第2液の液温は、特に限定されないが、60℃以上70℃以下であることが好ましい。第2液の液温が60℃以上である場合、60℃未満である場合と比較して、乳入り果汁飲料の粘度が低下しにくく、乳入り果汁飲料の飲用感が向上しやすい。また、第2液の液温が70℃以上である場合、70℃未満である場合と比較して、第2液に含まれる成分が変性しにくい。なお、本明細書において、飲用感とは、飲料を飲用した後にスムージーであると認識できる感覚をいう。
ここで、第1液と第2液は、果物や野菜を所定の大きさに粉砕(切断)したプレザーブや果物や野菜をすり潰したピューレなどの果物や野菜の断片を含有してもよいが、その量は、後述する第3の工程でゲル状の粒子が生成されなければスムージーのような食感を体現できない量とする。例えば、第1液や第2液にプレザーブが含有される場合、プレザーブの含有量は、乳入り果汁飲料100質量%に対して3質量%以下とし、ピューレの含有量は、乳入り果汁飲料100質量%に対して10質量%以下とする。
次に、ステップS103では、第1液と第2液とを混合して、第1液と第2液を含む第3液中で複数のゲル状の粒子を生成する。ゲル状の粒子が生成された第3液は、乳入り果汁飲料とすることができる。
第1液と第2液を混合する方法は、第1液と第2液の少なくとも一部分が混合されればよく、特に限定されない。例えば、第1液と第2液を一つの容器に充填するだけであってもよく、第1液と第2液を一つの容器に充填させた上でさらに容器を振動させるなどして第1液と第2液を混合してもよい。なお、第1と第2液の容器への充填は、第1液が充填されている容器に第2液を充填したり、第2液が充填されている容器に第1液を充填したり、第1液や第2液が充填されている容器とは異なる容器に第1液と第2液を充填したりする方法を挙げることができる。以下、第1液や第2液が充填されている容器とは異なる容器に第1液と第2液を充填して第1液と第2液を混合する方法を具体的に説明する。
第1液と第2液が充填される容器としては、公知のものを適宜選択して用いることができ、素材や形状など特に限定されない。容器の具体例としては、例えば、紙パック、ビン、プラスチックボトル(例えばPETボトル)、プラスチックカップ、スチール缶やアルミニウム缶等の金属缶が挙げられる。第1液と第2液が充填される容器は、乳入り果汁飲料が充填される容器とすることができる。
第1液と第2液の充填方法としては、第1液と第2液を同時に容器に充填する方法や、いずれか一方の充填が完了した後に他方を充填する方法や、これらを交互に充填する方法を挙げることができる。
ここで、第1液と第2液の少なくとも一部分を混合して得られる第3液中では、第1液に含まれるLMペクチンが、第2液中でHMペクチンによって乳タンパクが乳化された乳に由来するカルシウムと反応し、ゲル状の粒子が複数生成される。このゲル状の粒子により、スムージーのような食感が体現される。ゲル状の粒子は、カルシウムイオンと結合したカルボキシ基を介して複数のLMペクチンが架橋された網目構造を形成している。なお、ゲル状とは、溶質(LMペクチン)が網目構造を形成し、溶媒(果汁や上述した液体成分)を不動化(固定化)している状態である。
第3液中で生成される複数のゲル状の粒子は、乳入り果汁飲料が長期間(例えば、180日間以上)放置されたとしても、沈殿したり凝集したりすることがなく、乳入り果汁飲料中で分散されている。
第3液中で生成される複数のゲル状の粒子は、粒子径や形状が異なっていることが好ましい。粒子径や形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されることにより、スムージーのような食感がより体現されやすくなる。粒子径や形状が異なる複数のゲル状の粒子を生成する方法としては、第1液と第2液を容器に充填することで生じる第1液と第2液の流動により、第1液と第2液の少なくとも一部分を混合する方法を挙げることができる。第1液と第2液を容器に充填することで生じる第1液と第2液の流動により、第1液と第2液を混合すると、第1液と第2液が均一に混ざり合わず、第1液中のLMペクチンと第2液中の乳に由来するカルシウムとの反応が第3液中で均一に生じにくい。このため、容器中の第3液では、粒子径や形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成される。ここで、粒子径や形状が異なる複数のゲル状の粒子を生成する場合には、第1液と第2液を容器に充填することで生じる第1液と第2液の流動のみにより第1液と第2液を混合することが好ましく、第1液と第2液を容器に充填した後に第1液と第2液が均一に混ざり合うような操作(例えば、撹拌処理)が実質的に施されないことが好ましい。
図2は、容器に充填した第1液と第2液の流動により、第1液と第2液を混合する方法の一例を説明する図である。この方法では、第1液1は、第1タンク11に保管されており、第2液2は、第2タンク12に保管されている。第1タンク11に保管される第1液1は、容器10よりも上方に設けられる第1タンク11の注ぎ口11aから第1タンク11の外部に排出され、所定のサイズの開口(不図示)を有する第1メッシュ13を通して、容器10に充填される。第2タンク12に保管される第2液2は、容器10よりも上方に設けられる第2タンク12の注ぎ口12aから第2タンク12の外部に排出され、所定のサイズの開口を有する第2メッシュ14を通して、容器10に充填される。容器10に充填される第1液1と第2液2は、容器10に充填されることで容器10内を流動する。この第1液と第2液の流動により、第1液1と第2液2が不均一に混合されることで、異なる粒子径及び形状の複数のゲル状の粒子15を生成することができる。
なお、図2に示す方法では、第1メッシュ13と第2メッシュ14に第1液1と第2液2をそれぞれ通過させて、第1液1や第2液2に含まれ得る異物を篩い分けている(異物を管理している)。本実施形態の製造方法では、容器10に充填されている第3液3中でゲル状の粒子15が生成されるため、第1液1や第2液2に果物や野菜の断片を含有させなくてもよい。このため、異物を篩い分けるためのメッシュの開口が果物や野菜の断片で塞がれにくく、異物を管理しやすい。一方、従来の容器詰めスムージーのように、ピューレやプレザーブを含有する飲料では、異物を篩い分けるためのメッシュの開口が、果物や野菜の断片で塞がれやすく、異物を管理しにくい。
第3液中で生成されるゲル状の粒子うち最も小さい粒子の粒子径は、例えば、0.05mm以上とすることができる。また、第3液中で生成されるゲル状の粒子うち最も大きい粒子の粒子径は、例えば、30mm以下とすることができる。ゲル状の粒子の形状は、円形、楕円形など任意の形態とすることができる。
第3液には、第1液と第2液以外に他の成分が添加されてもよい。他の成分としては、上述した液体成分(乳を含む)や添加剤を挙げることできる。
第3液のpHは、特に限定されないが、例えば、3.5以上4.6以下であることが好ましい。第3液のpHが当該範囲内であることにより、乳タンパクの乳化が第3液中でも維持されやすく、スムージーのような食感を体現できるゲル状の粒子が生成されやすくなる。第3液のpHは、例えば、第1液や第2液中のpH調整剤や酸味料や果汁の含有量や種類を変更したり、第3液に添加され得るpH調整剤や酸味料や果汁の含有量や種類を変更したりすることにより調整することができる。
第3液の糖度は、特に限定されないが、例えば、8.0°以上20.0°以下とすることができる。第3液の糖度は、例えば、第1液や第2液中の糖類や甘味料の含有量や種類を変更したり、第3液に添加され得る糖類や甘味料の含有量や種類を変更したりすることにより調整することができる。
第3液の粘度は、特に限定されないが、例えば、25mPa・sec以上350mPa・sec以下とすることができ、70mPa・sec以上300mPa・sec以下であることが好ましい。第3液の粘度は、例えば、第1液や第2液中のLMペクチンやHMペクチンや増粘安定剤の含有量や種類を変更したり、第3液に添加され得る増粘安定剤(例えば、タラガム、グアーガム)の含有量や種類を変更したりすることにより調整することができる。
第3液の酸度は、特に限定されないが、例えば、0.1%以上0.5%以下とすることができる。第3液の酸度は、例えば、第1液や第2液中の果汁や香料や酸味料の含有量や種類を変更したり、第3液に添加され得る果汁や酸味料の含有量や種類を変更したりすることにより調整することができる。
第3液の液温は、特に限定されないが、乳入り果汁飲料は、0℃以上10℃以下で保存されることが好ましい。
ゲル状の粒子が生成された第3液は、加熱殺菌などにより殺菌されてもよい。また、第3液が充填される容器は、シール部材やキャップ等により密封されてもよい。
上述したステップS103の工程では、乳入り果汁飲料が充填されている容器と第1液と第2液が充填される容器とが同じ容器である実施形態について説明したが、乳入り果汁飲料が充填されている容器と第1液と第2液が充填される容器は、異なる容器であってもよい。具体的には、乳入り果汁飲料が充填される容器(以下、「容器A」ともいう)とは異なる別の容器(以下、「容器B」ともいう)に第1液と第2液を充填し、容器B中(第3液中)でゲル状の粒子を生成したのち、容器B中の第3液を容器Aに充填してもよい。容器Bとしては、上述した容器の他、タンクやホッパーなどの容器を用いることができる。
上述したステップS101〜S103の工程により、スムージーのような食感を有する乳入り果汁飲料を製造することができる。
なお、ステップS101とステップS102の順序は、特に限定されず、ステップS102の工程が完了した後にステップS101の工程が行われてもよく、ステップS101の工程が完了した後にステップS102の工程が行われてもよく、ステップS101とステップS102の工程が同時に行われてもよい。また、第3液を殺菌することに代えて、又は第3液を殺菌することに加えて、第1液と第2液を別々に殺菌してもよい。
ここで、本実施形態の製造方法では、第1液に含まれるLMペクチンと、所定のpHの第2液中でHMペクチンによって乳タンパクが乳化された乳に由来するカルシウムとを反応することにより、ゲル状の粒子が生成される。このゲル状の粒子は、スムージーのような食感を体現できるため、果物や野菜の断片を含有しなくても、スムージーのような食感を有する乳入り果汁飲料を製造できる。
以下の実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
(実施例1)
乳入り果汁飲料100質量%に対し、10質量%のリンゴ果汁と、4質量%の果糖ブドウ糖液糖と、0.1質量%のLMペクチンと、0.1質量%のタラガムと、0.8質量%の水を用意した。これらを混合して第1液を取得した。
乳入り果汁飲料100質量%に対し、15質量%のバナナ果汁、10質量%のもも果汁と、10質量%のリンゴ果汁、3.5質量%のレモン果汁と、10質量%のオレンジ果汁と、4質量%の果糖ブドウ糖液糖と、3質量%の濃縮乳(固形分換算した場合、乳入り果汁飲料100質量%に対し、0.795質量%)と、0.2質量%のHMペクチンと、0.04質量%のクエン酸ナトリウムと、0.12質量%の香料と、29.14質量%の水を用意した。これらを混合して第2液を取得した。
取得した第1液と第2液をボトルに充填し、第1液と第2液の混合物である第3液を取得した。なお、第1液と第2液の混合は、第1液と第2液を容器に充填することで生じる第1液と第2液の流動のみにより行った。この第3液を、実施例1の乳入り果汁飲料とした。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
(実施例2)
実施例1の第1液において、LMペクチンの含有量を0.05質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を4.05質量%に変更した以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例2の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
(実施例3)
実施例1の第1液において、LMペクチンの含有量を0.15質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を3.95質量%に変更した以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例3の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
(実施例4)
実施例1の第2液において、HMペクチンの含有量を0.1質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を4.1質量%に変更したこと以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例4の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
(実施例5)
実施例1の第2液において、HMペクチンの含有量を0.3質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を3.9質量%に変更したこと以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例5の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
(実施例6)
実施例1の第2液において、レモン果汁の含有量を4.5質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を3質量%に変更したこと以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例6の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
(実施例7)
実施例1の第2液において、レモン果汁の含有量を2.5質量%に変更するとともに、果糖ブドウ糖液糖の含有量を5質量%に変更したこと以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例7の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
(実施例8)
乳入り果汁飲料100質量%に対し、1.5質量%の果糖ブドウ糖液糖と、0.1質量%のLMペクチンと、0.7質量%のタラガムと、1.83質量%のプレザーブ(リンゴ)と、10.87質量%の水を用意した。これらを混合して第1液を取得した。
乳入り果汁飲料100質量%に対し、13.33質量%のもも果汁と、13.23質量%のリンゴ果汁と、2.85質量%のレモン果汁と、11.5質量%のオレンジ果汁と、3.2質量%の果糖ブドウ糖液糖と、3質量%の濃縮乳と、0.15質量%のHMペクチンと、0.002質量%のスクラロースと、0.011質量%のアセスルファムカリウムと、0.076質量%のL−アスコルビン酸と、0.04質量%のクエン酸ナトリウムと、0.12質量%の香料と、8.333質量%のバナナピューレと、29.16質量%の水を用意した。これらを混合して第2液を取得した。
用意した第1液及び第2液を、実施例1の第1液及び第2液に代えて用いたこと以外の条件は、実施例1と同様の条件で、実施例8の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、粒子径及び形状が異なる複数のゲル状の粒子が生成されており、沈殿することなく分散していた。
(比較例1)
実施例1の第1液において、LMペクチンを使用せず、果糖ブドウ糖液糖の含有量を4.1質量%に変更した以外の条件は、実施例1と同様の条件で、比較例1の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、ゲル状の粒子が生成されていなかった。
(比較例2)
実施例1の第2液において、HMペクチンを使用せず、果糖ブドウ糖液糖の含有量を4.2質量%に変更した以外の条件は、実施例1と同様の条件で、比較例2の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、ゲル状の粒子が生成されているものの、ゲル状の粒子や乳タンパクなどの凝集物が生成されていた。
(比較例3)
実施例1の第2液において、レモン果汁を使用しなかった。さらに、実施例1の第2液において、クエン酸ナトリウムの含有量を0.20質量%に変更するとともに、水の含有量を32.48質量%に変更した。これら以外の条件は、実施例1と同様の条件で、比較例3の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、ゲル状の粒子が生成されているものの、ゲル状の粒子や乳タンパクなどの凝集物が生成されていた。
(比較例4)
実施例1の第2液において、クエン酸ナトリウムを使用しなかった。さらに、実施例1の第2液において、レモン果汁の含有量を10質量%に変更するとともに、水の含有量を22.68質量%に変更した。これら以外の条件は、実施例1と同様の条件で、比較例4の乳入り果汁飲料を製造した。ボトル内の乳入り果汁飲料中では、ゲル状の粒子が生成されていた。
(参考例1)
スムージー100質量%に対し、5質量%のリンゴ果汁と、4.1質量%の果糖ブドウ糖液糖と、0.1質量%のタラガムと、5質量%のプレザーブ(リンゴ)と、0.8質量%の水を用意した。これらを混合して第1液を取得した。
スムージー100質量%に対し、7.5質量%のバナナ果汁と、5質量%のもも果汁と、5質量%のリンゴ果汁と、3.5質量%のレモン果汁と、5質量%のオレンジ果汁と、4.2質量%の果糖ブドウ糖液糖と、3質量%の濃縮乳と、0.04質量%のクエン酸ナトリウムと、0.12質量%の香料と、22.5質量%のバナナピューレと、29.14質量%の水を用意した。これらを混合して第2液を取得した。
取得した第1液及び第2液を、実施例1の第1液及び第2液に代えて用いたこと以外の条件は、実施例1と同様の条件で、参考例1のスムージーを製造した。
実施例、比較例及び参考例の各飲料について、第2液のpHを測定した。また実施例、比較例及び参考例の各飲料のpH、糖度、酸度(クエン酸酸度)、粘度を測定した。さらに、第2液の濃縮乳に含まれるカルシウムの含有量から、濃縮乳に含まれるカルシウム1質量部に対するLMペクチンの含有量(質量部)(以下「LMペクチン/カルシウム」ともいう。)を算出した。なお、pHは、pHメーター(東亜ディーケー社製のHM41X型)を用いて測定した。糖度は、JAS規格に基づき、温度(液温度)20℃における糖用屈折計の示度として、糖度屈折計(アタゴ社社製RX−5000α)を用いて測定した。粘度は、BII形粘度計(東機産業社製)(測定温度:20℃)で測定した。酸度は、JAS規格の酸度測定法で定められた方法、具体的には0.1mol/L水酸化ナトリウム標準液をアルカリ溶液として使用した中和滴定法(定量式)により測定した。結果を表1及び表2に示す。
[表1]
Figure 0006959851
[表2]
Figure 0006959851
[異物管理評価]
実施例、比較例及び参考例の各飲料の製造過程において、第1液と第2液をそれぞれメッシュに通過させた。第1液を通過するメッシュには、縦0.7mm横0.7mmの開口が形成されていた。また、第2液を通過するメッシュには、縦0.7mm横0.7mmの開口が形成されていた。第1液を通過させたメッシュと第2液を通過させたメッシュの開口が塞がれているか否かを目視で確認して、下記評価基準に従って評価した。結果を後述する表3及び表4に示す。
<評価基準>
C:第1液を通過させたメッシュと第2液を通過させたメッシュの両方の開口が塞がれていた。
B:第1液を通過させたメッシュと第2液を通過させたメッシュのいずれか一方の開口が塞がれていた。
A:第1液を通過させたメッシュと第2液を通過させたメッシュの両方の開口が塞がれていなかった。
[官能評価]
5名のパネラーが、実施例、比較例及び参考例の各飲料を飲み、食感及び飲用感を以下の評価基準に従って評価した。各パネラーの評価結果を加算平均した値を、後述する表3及び表4に示す。なお、食感については、加算平均した値が1.5未満である場合に、スムージーとは異なる食感である判断し、1.5以上2.5未満である場合をスムージーに類似する食感であると判断し、2.5以上である場合を、スムージーと同等の食感であると判断した。また、飲用感については、加算平均した値が1.5未満である場合に、スムージーとは異なる飲料だと認識したと判断し、1.5以上2.5未満である場合をスムージーに類似する飲料であると認識したと判断し、2.5以上である場合を、スムージーであると認識したと判断した。
<食感の評価基準>
1:スムージーとは異なる食感であった。
2:スムージーに類似する食感であった。
3:スムージーと同等の食感であった。
<飲用感の評価基準>
1:スムージーとは異なる飲料だと認識した。
2:スムージーに類似する飲料であると認識した。
3:スムージーであると認識した。
[表3]
Figure 0006959851
[表4]
Figure 0006959851
表3及び表4から理解できるように、実施例1〜7の飲料は、異物管理評価の結果が全てAであり、第1液を通過させたメッシュと第2液を通過させたメッシュの両方の開口が塞がれていなかった。また、実施例8の飲料は、異物管理評価の結果がBであり、第1液を通過させたメッシュの開口が塞がれていたが、第2液を通過させたメッシュの開口は塞がれていなかった。一方、参考例のスムージーは、異物管理評価の結果がCであり、第1液を通過させたメッシュと第2液を通過させたメッシュの両方の開口が塞がれていた。これらの結果から、プレザーブやプレザーブの使用量を削減することで、異物を管理しやすくなることが理解できた。
また、実施例1〜8は、官能評価の食感に係る結果が全て1.5以上であり、スムージーに類似する食感又はスムージーと同等の食感であった。これらの結果から、実施例1〜8の製造方法によれば、果物や野菜の断片が含まれていなくても、スムージーのような食感を有する乳入り果汁飲料の製造方法を提供できることが理解できた。特に、LMペクチン/カルシウムが、7質量部以上20質量部以下の範囲内にある実施例1、3〜8は、当該範囲外である実施例2と比較して、官能評価の食感に係る結果が1以上も向上しており、よりスムージーに近い食感であった。一方、比較例1〜4は、官能評価の食感に係る結果が1.5未満であり、スムージーとは異なる食感であった。
さらに、実施例1〜8は、官能評価の飲用感に係る結果が全て1.5以上であり、飲用後にスムージーに類似する飲料又はスムージーであると認識された。一方、比較例1は、スムージーに類似する飲料であると認識されたものの、比較例2〜4は、スムージーとは異なる飲料だと認識された。

Claims (5)

  1. 容器に充填された乳入り果汁飲料の製造方法であって、
    LMペクチンを含む第1液を取得し、
    果汁とHMペクチンと乳とを含む、pHが3.5以上4.6以下の第2液を取得し、
    前記第1液と前記第2液とを混合して、前記第1液と前記第2液とを含む第3液中で複数のゲル状の粒子を生成する、ことを特徴とする乳入り果汁飲料の製造方法。
  2. 前記第1液は、前記乳に含まれるカルシウム1質量部に対し、7質量部以上20質量部以下の前記LMペクチンを含有することを特徴とする請求項1に記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
  3. 前記第3液では、粒子径が異なる前記複数のゲル状の粒子が生成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
  4. 前記第3液では、形状が異なる前記複数のゲル状の粒子が生成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
  5. 前記第1液と前記第2液を容器に充填することで生じる前記第1液と前記第2液の流動により、前記第1液と前記第2液を混合することを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の乳入り果汁飲料の製造方法。
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