JP6959593B2 - テラヘルツ波を発生するためのテラヘルツユニット - Google Patents

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Description

本開示は、テラヘルツユニットに関し、より具体的には、たとえば、テラヘルツ波を発生するための技術に関する。
近年、トランジスタなどの電子デバイスの微細化が進み、その大きさがナノサイズになってきたため、量子効果と呼ばれる新しい現象が観測されるようになっている。そして、この量子効果を利用した超高速デバイスや新機能デバイスの実現を目指した開発が進められている。そのような環境の中で、特に、テラヘルツ帯と呼ばれる、周波数が0.1THz(1011Hz)〜10THzの周波数領域を利用して大容量通信や情報処理、あるいはイメージングや計測などを行う試みが行われている。この周波数領域は、光と電波の中間の未開拓領域であり、この周波数帯で動作するデバイスが実現されれば、上述したイメージング、大容量通信・情報処理のほか、物性、天文、生物などのさまざまな分野における計測など、多くの用途に利用されることが期待されている。
テラヘルツ帯の周波数の高周波電磁波を発振する素子としては、共鳴トンネルダイオード(RTD:Resonant Tunneling Diode)と微細スロットアンテナを集積する構造のものが知られている。また、スロットアンテナの両端には、金属と絶縁体が積層され、絶縁体を上下の電極金属によって挟み込み、高周波的に短絡したMIM(Metal Insulator Metal)構造を持つ。
特開2016−111542号公報
本開示は、位相雑音を低減でき、発振線幅を小さくでき、あるいは、バイアス電圧依存性を抑制できる、テラヘルツ波を発生するためのテラヘルツユニットを提供することをその主たる課題とする。
本開示の一側面によると、表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっている、テラヘルツユニットが提供される。
本開示のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
第1実施形態のテラヘルツユニットの斜視図である。 第1実施形態のテラヘルツユニットの平面図である。 第1実施形態のテラヘルツユニットの平面図(格子点を透過)である。 図3から導電路を省略した図である。 第1実施形態のフォトニック結晶の斜視図である。 第1実施形態のフォトニック結晶の平面図である。 図3のVII−VII線に沿う断面図である。 第1実施形態のテラヘルツ装置の部分拡大平面図である。 テラヘルツ装置の変形例の部分拡大平面図である。 テラヘルツ装置の変形例の部分拡大平面図である。 テラヘルツ装置の変形例の部分拡大平面図である。 第1実施形態の能動素子および能動素子の近傍の断面図である。 図9の部分拡大図である。 第1実施形態のテラヘルツユニットの機能ブロック図である。 発振周波数のバイアス依存性シミュレーションの結果である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 図18のXIX−XIX線に沿う断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 テラヘルツユニットの変形例の断面図である。 第2実施形態のテラヘルツユニットの平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 第3実施形態のテラヘルツユニットの平面図である。 図31に示したテラヘルツ装置の拡大平面図である。 図31のXXXIII−XXXIII線に沿う断面図である。 図32の部分拡大図である。 テラヘルツ装置の変形例の部分拡大図である。 図31の領域XXXVの部分拡大図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 第3実施形態のテラヘルツユニットの機能ブロック図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。 テラヘルツユニットの変形例の平面図である。
以下、本開示の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図12を用いて、本開示の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のテラヘルツユニットの斜視図である。
同図に示すテラヘルツユニットC1は、テラヘルツ装置A1およびフォトニック結晶B1を含む。テラヘルツユニットC1は、たとえば、テラヘルツセンシングシステムに用いることができる。
テラヘルツ装置A1は、テラヘルツ帯の周波数の高周波電磁波テラヘルツ波を発振する。テラヘルツ装置A1は、半導体基板11を備える。
半導体基板11は、半導体よりなり、半絶縁性を有する。半導体基板11を構成する半導体は、たとえば、InPである。半導体基板11を構成する材料は、InP以外の材料であってもよい。半導体基板11は、表面111および裏面112を有する。表面111および裏面112は互いに反対側を向いている。すなわち、裏面112は、表面111の向く側とは反対側を向いており、以下同様である。本実施形態では、表面111および裏面112はいずれも平坦である。
図2は、第1実施形態のテラヘルツユニットの平面図である。
図2に示すように、テラヘルツ装置A1は、複数のテラヘルツ発振構造19を含む。複数のテラヘルツ発振構造19は、方向X3に配列されている。図8Aは、第1実施形態のテラヘルツ装置の部分拡大平面図である。図8Aに示すように、各テラヘルツ発振構造19は、電極131A,131Bと、複数の部分構造191と、を含む。
本実施形態では、電極131A、131Bは矩形状である。本実施形態では、電極131A、131Bは、ワイヤ(図示略)がボンディングされるパッド部である。
電極131A、131Bは金属の積層構造を有する。電極131A、131Bの積層構造は、たとえば、Au、Pd、およびTiが積層された構造である。あるいは電極131A、131Bの積層構造は、たとえば、AuおよびTiが積層された構造である。電極131A、131Bの厚さは、例えば、約50〜200nmである。電極131A、131Bは、真空蒸着法、あるいはスパッタリング法などによって形成されうる。以下に述べる導電部に関しても、本段落で述べたことを適用できる。
図8Aに示すように、複数の部分構造191は、方向X2に配列されている。各部分構造191における構成は互いに同一である。複数の部分構造191は各々、導電路139A、139Bと、抵抗15と、MIM(Metal Insulator Metal)リフレクタ17と、能動素子18と、半導体層91a(図9参照)と、を備える。
図8Aに示すように、導電路139Aは、導電部132A〜134Aを含み、導電路139Bは、導電部132B〜134Bを含む。
導電部132A〜134Aは、半導体基板11(具体的には表面111)上に形成されている。
本実施形態においては、導電部132A〜134Aは、方向X2に沿って延びている。導電部132A〜134Aは互いに導通している。図8Aにおける最も左の部分構造191における導電部132Aは、電極131Aにつながっている。図8Aにおける最も左の部分構造191以外の部分構造191の各々における導電部132Aは、隣接する部分構造191における導電部134Aにつながっている。導電部132Aは、たとえば給電線として機能する。導電部133Aは、各部分構造191において、導電路139Aのうち、MIMリフレクタ17から能動素子18に至る部位である。導電部134Aは、各部分構造191において、導電路139Aのうち能動素子18よりも図8Aにおいて右側に位置する部位である。導電部133A、134Aは全体としてアンテナとして機能しうる。あるいは、導電部133A、134Aの一部(たとえば導電部133A)が、給電線として機能し、導電部133A、134Aの他の一部(たとえば導電部134A)が、アンテナとして機能してもよい。
導電部132B〜134Bは、半導体基板11(具体的には表面111)上に形成されている。本実施形態においては、導電部132B〜134Bは、方向X2に沿って延びている。導電部132B〜134Bは互いに導通している。図8Aにおける最も左の部分構造191における導電部132Bは、電極131Aにつながっている。図8Aにおける最も左の部分構造191以外の部分構造191の各々における導電部132Bは、隣接する部分構造191における導電部134Bにつながっている。導電部132Bは、たとえば給電線として機能する。導電部133Bは、各部分構造191において、導電路139Bのうち、MIMリフレクタ17から能動素子18に至る部位である。導電部134Bは、各部分構造191において、導電路139Bのうち能動素子18よりも図8Aにて右側に位置する部位である。導電部133B、導電部134Bは全体としてアンテナとして機能しうる。あるいは、導電部133B、導電部134Bの一部(たとえば導電部133B)が、給電線として機能し、導電部133B、導電部134Bの他の一部(たとえば導電部134B)が、アンテナとして機能してもよい。
図9は、能動素子18および能動素子18の近傍の断面図である。図10は、図9の部分拡大図である。図9、図10に示すように、半導体層91aは、半導体基板11(具体的には表面111)上に形成されている。本実施形態では、半導体層91aは、たとえば、GaInAsよりなる。
図8A、図9、図10等に示す能動素子18は、半導体基板11(具体的には表面111)上に形成されている。能動素子18は、導電路139A、139Bに導通している。能動素子18は、半導体層91aに形成されている。能動素子18は、導電路139A、139B間において共振器を形成する。
能動素子18としてはRTDが代表的なものである。しかしながら、能動素子18は、RTD以外のダイオードやトランジスタでも構成できる。能動素子18としては、例えば、タンネット(TUNNETT:Tunnel Transit Time)ダイオード、インパット(IMPATT:Impact Ionization Avalanche Transit Time)ダイオード、GaAs系電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)、GaN系FET、高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)、あるいは、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT:Heterojunction Bipolar Transistor)により構成されていてもよい。
能動素子18を実現するための一例を、図9、図10を用いて説明する。これらの図に示すように、半導体層91aが、半導体基板11上に配置されている。半導体層91aはたとえば上述のようにGaInAsよりなり、n型不純物が高濃度にドープされている。GaInAs層92aが、GaInAs層91aに配置され、n型不純物がドープされている。GaInAs層93aは、GaInAs層92aにに配置され、不純物がドープされていない。AlAs層94aがGaInAs層93aに配置され、InGaAs層95が、AlAs層94aに配置され、AlAs層94bがInGaAs層95に配置されている。AlAs層94aとInGaAs層95とAlAs層94bはRTD部を構成する。GaInAs層93bは、AlAs層94bに配置され、不純物がドープされていない。GaInAs層92bは、GaInAs層93bに配置され、n型不純物がドープされている。GaInAs層91bがGaInAs層92bに配置され、n型不純物が高濃度にドープされている。そして、導電路139A(より具体的には導電部133A)がGaInAs層91bに配置されている。導電路139B(より具体的には導電部133B)が、GaInAs層91aに配置されている。
図示は省略するが、図10とは異なり、n型不純物を高濃度にドープされたGaInAs層が、GaInAs層91bおよび導電路139Aの間に介在していてもよい。これにより、導電路139AとGaInAs層91bとのコンタクトが良好になりうる。図10に示す積層構造の側壁部には、SiO2膜、Si34膜、SiON膜、HfO2膜、Al23膜など、若しくはこれらの多層膜からなる絶縁膜を堆積することもできる。
図8Aに示す本実施形態では、MIMリフレクタ17が形成されている。MIMリフレクタ17は、金属と、絶縁体と、金属から構成される積層構造を有する。具体的には、MIMリフレクタ17は、導電路139Aと、導電路139Bと、導電路139Aおよび導電路139Bの間に介在する絶縁層と、により構成される。MIMリフレクタ17は、導電路139Aおよび導電路139Bを高周波的に短絡する。MIMリフレクタ17は、直流的には開放(オープン)でありながら、高周波を反射させることができる。MIMリフレクタ17の絶縁層は、たとえば、SiO2、Si34、SiON、HfO2、あるいは、Al23よりなる。MIMリフレクタ17の絶縁層は、たとえば、スパッタリング法により形成される。図8Aに示した例とは異なり、MIMリフレクタ17が形成されていなくてもよい。
図8Aに示す本実施形態では、抵抗(シャント抵抗)15が形成されている。抵抗15は、導電路139Aおよび導電路139Bに導通している。図8Aに示した例とは異なり、抵抗15が形成されていなくてもよい。
図8Bに示すように、図8Aに示した構成とは異なり、最も左に形成された1つのMIMリフレクタ17および1つの抵抗15以外に、MIMリフレクタや抵抗が形成されていなくてもよい。このような構成によると、能動素子18にて発生したテラヘルツ波を面垂直方向に取り出すだけでなく、導電路139A、139Bによって構成されるコプレーナストリップ線路が伝送線路として機能し、方向X2に伝送させることも可能である。
図8C、8Dに示すように、図8Aに示した構成とは異なり、導電路139Aおよび能動素子18をつなぐ導電部135Aと、導電路139Bおよび能動素子18をつなぐ導電部135Bと、が形成されていてもよい。図8Cにおいては、導電部135A、135Bは、方向X3に沿って延びる帯状であり、図8Dにおいては、導電部135A、135Bは、三角形状である。
図2に示す例では、複数の能動素子18は、方向X1視において互いに異なる位置に配置されている。具体的には、複数の能動素子18は、マトリクス状に配置され、アレイ化されている。複数の能動素子18の個数は、たとえば、4個〜10万個である。上述のように、各テラヘルツ発振構造19における各部分構造191においては、能動素子18が1つ配置されている。そして、本実施形態では、各テラヘルツ発振構造19において、複数の能動素子18は、方向X2に沿って、等間隔に配列されている。本実施形態とは異なり、テラヘルツ装置A1における能動素子18の個数が、たとえば、1個や2個や3個であってもよい。
たとえば、複数のテラヘルツ発振構造19の1つであるテラヘルツ発振構造19Aにおいて、複数の第1能動素子18Aが、方向X2に沿って、等間隔に(すなわち等ピッチで)周期的に配列されている。複数のテラヘルツ発振構造19の1つであるテラヘルツ発振構造19Bにおいて、複数の第2能動素子18Bが、方向X2に沿って、等間隔に配列されている。複数の第2能動素子18Bは、方向X3に、複数の第1能動素子18Aから離間している。
本実施形態では、各部分構造191において、複数の能動素子18どうしの方向X2における配列ピッチL1は、たとえば、100〜1000μmである。複数の能動素子18どうしの方向X3における配列ピッチL2は、たとえば、100〜1000μmである。配列ピッチL2は、配列ピッチL1と同一であってもよいし、異なっていてもよい。配列ピッチL1(図2参照)および配列ピッチL2(図2参照)は、フォトニック結晶B1によって生成される二次元定在波の周期の整数倍に一致することが好ましい。
図3は、第1実施形態のテラヘルツユニットの平面図(一部構成を透過)である。図4は、図3から一部構成を省略した図である。図5は、第1実施形態のフォトニック結晶の斜視図である。図6は、第1実施形態のフォトニック結晶の平面図である。図7は、図3のVII−VII線に沿う断面図である。
図1、図3〜図7等に示すフォトニック結晶B1には、テラヘルツ装置A1が配置されている。本実施形態のフォトニック結晶B1は、たとえば、二次元フォトニック結晶スラブと称される。フォトニック結晶B1は、たとえば、半導体材料により構成される。フォトニック結晶B1を構成する半導体材料としては、たとえば、Si、GaAs、InP、GaN、GaInAsP/InP、InGaAs/GaAs、GaAlAs/GaAs、GaInNAs/GaAs、GaAlInAs/InP、AlGaInP/GaAs、およびGaInN/GaNが挙げられる。本実施形態では、フォトニック結晶B1の平面視の形状は矩形状である。本実施形態とは異なり、フォトニック結晶B1の平面視の形状は、台形状や他の形状であってもよい。
図7に示すように、フォトニック結晶B1は、表面41および裏面42を有する。表面41および裏面42は互いに反対側を向き、いずれも平坦である。本実施形態では、フォトニック結晶B1の表面41にテラヘルツ装置A1が配置されている。フォトニック結晶B1の表面41と、テラヘルツ装置A1の裏面112とが対向している。本実施形態では更に、フォトニック結晶B1の表面41と、テラヘルツ装置A1の裏面112とが直接接している。フォトニック結晶B1の表面41から裏面42に向かう方向X1における、表面41および能動素子18の距離L21(図7参照)は、たとえば、フォトニック結晶B1により放射される波長以下であることが好ましく、フォトニック結晶B1により放射される波長の半分以下であることがより好ましい。
図3〜図7に示すように、フォトニック結晶B1は、複数の格子点31を含む。複数の格子点31は、フォトニック結晶B1のフォトニックバンド構造のフォトニックバンドギャップ帯におけるテラヘルツ波を回折させる。複数の格子点31は、フォトニック結晶B1の表面41から裏面42に向かう方向X1視において、周期的に配置されている。複数の格子点31は各々、たとえば、孔により構成される。図7に示すように、本実施形態におけるこのような孔は、フォトニック結晶B1を貫通しており、表面41から裏面42に至っている。本実施形態では、孔の形状は円形であるが、本実施形態とは異なり、多角形(図13に三角形の例を示す)や楕円形であってもよい。
図4に示すように、複数の格子点31の中心は、基本単位格子形状を規定する(最小の)N角形S1のN個(Nは3以上の整数)の頂点のいずれかに位置している。本実施形態では、基本単位格子は、正方格子であり、Nは4である。本実施形態では、基本単位格子形状たる矩形を規定する四角形S1の4個の頂点のいずれかに位置している。本実施形態とは異なり、基本単位格子が三角格子、長方格子、あるいはハニカム格子であってもよい。これらの場合、基本単位格子形状が、それぞれ、三角形、長方形、あるいは、六角形となる。本実施形態では、複数の格子点31の格子定数a1は、たとえば、100〜1000μmである。
本実施形態では、格子定数a1(図3参照)が、配列ピッチL1(図2参照)および配列ピッチL2(図2参照)に一致する。本実施形態とは異なり、格子定数a1の二倍に、配列ピッチL1(図2参照)および配列ピッチL2(図2参照)に一致してもよい。上述のように、配列ピッチL1(図2参照)および配列ピッチL2(図2参照)は、フォトニック結晶B1によって生成される二次元定在波の周期の整数倍に一致することが好ましい。
格子定数a1がテラヘルツ波の実効波長λmにおよそ等しくなるよう(a1〜λm)に設計すると、回折によって面垂直方向に放射する定在波状態ができる。一方、格子定数a1をおよそ実効波長の半分に設計した場合(a1〜λm/2)にも定在波状態ができるが、面垂直方向には放射されず面内に閉じ込められる。この場合には、金属の導電路139A、139Bによる伝送線路、もしくは、フォトニックによる閉じ込め効果や屈折率差による導波構造により面内をテラヘルツ波が伝搬していくと考えられる。これを、フォトニック結晶導波路につなげることも可能である。すなわち、必ずしもテラヘルツ波を面垂直方向に取り出すだけではないということである。なお、a1〜λmの場合にも、面垂直方向に放射されずらく、面内に伝搬させて取り出せる定在波状態も生成されうる。
図4に示す例においては、方向X1視において、複数の格子点31のいずれか1つに、複数の格子点31の各々が重なっている。図4では、方向X1視において、複数の格子点31のいずれか1つの中心31Cに、複数の格子点31の各々が重なっている。図4に示した例とは異なり、方向X1視において、複数の格子点31のいずれか1つの中心31Cに、複数の格子点31の各々が重なっていなくてもよい。たとえば、方向X1視において、複数の格子点31のいずれか1つの中心31Cからずれた位置であり、且つ、複数の格子点31のいずれか1つに重なる位置に、複数の格子点31の各々が位置していてもよい。あるいは、方向X1視において、複数の格子点31のいずれか1つに、複数の格子点31の各々が重なっていなくてもよい。
図4に示すように、複数の格子点31は、N個の第1格子点311を含む。N個の第1格子点311の中心31Cは、基本単位格子形状を規定する同一のN角形S1のN個の頂点にそれぞれ位置している。本実施形態では、複数の格子点31は、4個の第1格子点311を含む。4個の第1格子点311の中心31Cは、基本単位格子形状を規定する同一の四角形S1の4個の頂点にそれぞれ位置している。図4に示すように、方向X1視において、N個の第1格子点311の中心31Cにより構成されるN角形S1領域に、能動素子18のいずれか1つが重なっている(本実施形態ではN=4)。
次に、図7、図11を用いて、テラヘルツユニットC1の動作について簡単に説明する。
本実施形態では、フォトニック結晶B1自体が共振器として機能する。図11に示すように、フォトニック結晶B1の共振モードに複数の能動素子18が結合可能である。これにより、複数の能動素子18によって生成されたテラヘルツ波は、フォトニック結晶B1により構成された共振器によって、同一周波数で動作し、出力合成される。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態においては、少なくとも1つの能動素子18のいずれか1つは、方向X1視において、フォトニック結晶B1に重なっている。このような構成によると、テラヘルツ装置A1における各能動素子18と高いQ値を実現可能なフォトニック結晶B1の電磁界モードとを、より強く結合させることができる。これにより、高いQ値が実現されうる。また、高いQ値が実現されると、位相雑音の低減が期待できる。
本実施形態の構成により、テラヘルツユニットC1から発生するテラヘルツ波の発振線福を、フォトニック結晶B1を用いない場合と比べて、より小さくすることができることがわかった。すなわち、大容量通信可能な位相変調(たとえば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation))へ適用可能な高品質なテラヘルツ波を発生させることが可能となる。
図12は、発振周波数のバイアス依存性シミュレーションの結果の一例である。同図に示すグラフの横軸はバイアス電圧(mV)であり、縦軸は発振周波数(GHz)を示している。同グラフでは、フォトニック結晶を用いない場合、能動素子18に印加するバイアス電圧を、405mVから455mVまで変化させたときには、発振周波数は約346GHzから約366GHzにまで変化している。一方、同グラフでは、フォトニック結晶を用いた場合、能動素子18に印加するバイアス電圧を、405mVから455mVまで変化させたときに、発振周波数は、約350GHz程度で一定のままである。当該グラフからも理解できるように、フォトニック結晶B1を用いると、テラヘルツユニットC1から発生するテラヘルツ波の発振周波数のバイアス電圧依存性を、フォトニック結晶B1を用いない場合と比べて、抑制できることがわかった。そして、テラヘルツユニットC1によると、フォトニック結晶B1固有の発振周波数のテラヘルツ波を発生させることができる。
本実施形態においては、テラヘルツ装置A1は、方向X1視において互いに異なる位置に配置された複数の能動素子18を含む。このような構成によると、フォトニック結晶B1の共振モードに、複数の能動素子18を結合させることができる。これにより、複数の能動素子18の発振周波数を同期させることができる。その結果、フォトニック結晶B1のモードで周波数の揃った高出力のテラヘルツ波を発生させることが可能となる。たとえば、複数の能動素子18の個数が1万個である場合には、理論上、1Wの高出力のテラヘルツ波を発生させることが可能である。
本実施形態においては、少なくとも1つの能動素子18のいずれか1つは、方向X1視において、複数の格子点31いずれか1つに重なっている。このような構成によると、図3に示した能動素子18に導通する導電路139A、139Bを、方向X1視において、フォトニック結晶B1における格子点31に重ならせることができる。これにより、フォトニック結晶B1の格子点31を除く部位における電磁界に、導電路139A、139Bが与える影響を、抑制することができる。これにより、所望のテラヘルツ波を発生させることができる。
本実施形態においては、フォトニック結晶B1の表面41から裏面42に向かう方向X1における、表面41および能動素子18の距離L21(図7参照)は、たとえば、フォトニック結晶B1により放射される波長以下であることが好ましい。このことは、フォトニック結晶B1の共振モードに、複数の能動素子18をより強く結合させることができる点において好ましい。本実施形態においては更に、フォトニック結晶B1の表面41から裏面42に向かう方向X1における、表面41および能動素子18の距離L21(図7参照)は、たとえば、フォトニック結晶B1により放射される波長以下であることがより好ましい。このことは、このことは、フォトニック結晶B1の共振モードに、複数の能動素子18をより強く結合させることができる点において更に好ましい。フォトニック結晶B1の共振モードに、複数の能動素子18をより強く結合させることができると、より高出力のテラヘルツ波を発生させることができる。
<変形例>
図14〜図28を用いて、本開示の変形例について説明する。
なお、以下の説明では、上記と同一または類似の構成については上記と同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
図14に示す変形例のテラヘルツユニットC11においては、テラヘルツ装置A1における半導体基板11の表面111が、フォトニック結晶B1における表面41に対向している。このような構成によると、複数の能動素子18をフォトニック結晶B1により近接させることが可能となる。これにより、フォトニック結晶B1の共振モードに、複数の能動素子18をより強く結合させることができる。その結果、より高出力のテラヘルツ波を発生させることができる。
図15に示す変形例のテラヘルツユニットC12は、フォトニック結晶B1に加え、フォトニック結晶B2を更に備える点において、テラヘルツユニットC1と異なる。本変形例では、フォトニック結晶B2は、フォトニック結晶B1と同一の構造を有する。テラヘルツユニットC1を上下逆とし、テラヘルツ装置A1における半導体基板11の表面111が、フォトニック結晶B2における表面45に対向している。本変形例では、フォトニック結晶B2における複数の格子点32は、方向X1視において、フォトニック結晶B1における複数の格子点31と重なっている。本変形例とは異なり、フォトニック結晶B2における複数の格子点32は、方向X1視において、フォトニック結晶B1における複数の格子点31と重なっていなくてもよい。また、フォトニック結晶B2における複数の格子点32の形状が、フォトニック結晶B1における複数の格子点31の形状と異なっていてもよい。
本変形例によると、テラヘルツユニットC1に関して述べた利点、および、テラヘルツユニットC11に関して述べた利点のいずれをも享受できる。そして、複数の能動素子18の図15における上側および下側にそれぞれ、フォトニック結晶B1、B2が配置されているので、能動素子とフォトニック結晶の結合を一層強くできるという点において好ましい。
図16に示す変形例のテラヘルツユニットC13は、テラヘルツ装置A1とフォトニック結晶B1との間に、スペーサ52が介在している点において、テラヘルツユニットC11とは異なる。スペーサ52は、たとえば絶縁性の材料よりなる。スペーサ52は、テラヘルツ装置A1とフォトニック結晶B1とを接着する接着剤に由来していてもよい。
本変形例においても、表面41および能動素子18の距離L22は、たとえば、フォトニック結晶B1により放射される波長以下であることが好ましく、フォトニック結晶B1により放射される波長の半分以下であることがより好ましい。これらのことは、テラヘルツユニットC1に関して述べたのと同様に、より高出力のテラヘルツ波を発生させることができる点において好ましい。
図17に示す変形例のテラヘルツユニットC14は、テラヘルツ装置A1とフォトニック結晶B2との間に、図16を参照して説明したスペーサ52が介在している点において、図15に示したテラヘルツユニットC12とは異なる。
本変形例においても、フォトニック結晶B2の表面41および能動素子18の距離L23は、たとえば、フォトニック結晶B1により放射される波長以下であることが好ましく、フォトニック結晶B1により放射される波長の半分以下であることがより好ましい。これらのことは、テラヘルツユニットC1に関して述べたのと同様に、より高出力のテラヘルツ波を発生させることができる点において好ましい。
図18、図19に示す変形例のテラヘルツユニットC15においては、テラヘルツ装置A1が複数の半導体基板11を含む。複数の半導体基板11は、方向X3において互いに離間している。各半導体基板11には、図2で示した複数の部分構造191を含むテラヘルツ発振構造19が1つ配置されている。そのため、各半導体基板11上においては、複数の能動素子18が方向X2に沿って一列配列されている。
図19に示すように、フォトニック結晶B1には、複数の溝44が形成されている。溝44は、フォトニック結晶B1の表面41から凹む形状である。溝44は、方向X2に沿って延びている。複数の溝44の各々には、複数の半導体基板11のいずれか1つが配置されている。このような構成によっても、テラヘルツユニットC1に関して述べた作用効果と同様あるいは類似の作用効果を奏する。
図20におけるテラヘルツユニットC16においては、テラヘルツ装置A1が上下逆の配置である点において、テラヘルツユニットC15と異なる。本変形例の構成によると、複数の能動素子18を、フォトニック結晶B1の方向X1における中心側に位置させることができる。このことは、電界のより強い位置に能動素子が設置される結果、結合を一層強くできるという点において好ましい。また、本変形例では、半導体基板11の裏面112が、フォトニック結晶B1の表面41と面一となっている。このことは、電磁界の影響を抑制しつつ、テラヘルツ波を表面41側から効率良く放射するのに好適である。
図21におけるテラヘルツユニットC17においては、支持体51が、フォトニック結晶B1の裏面42に配置されている。溝44がフォトニック結晶B1を貫通しており、複数の半導体基板11が支持体51に支持されている点において、テラヘルツユニットC15とは異なり、その他の点については略同様である。
図22におけるテラヘルツユニットC18においては、複数の半導体基板11の厚さが、テラヘルツユニットC17における半導体基板11の厚さよりも厚い点において、テラヘルツユニットC17と異なり、その他の点は略同様である。本変形例においては、半導体基板11の厚さとフォトニック結晶B1の厚さは、同一である。
図23に示すテラヘルツユニットC19は、フォトニック結晶B2がフォトニック結晶B1の表面41に配置されている点において、図19等に示したテラヘルツユニットC15と異なる。フォトニック結晶B2における格子点32の(方向X1視における)位置は、図23に示すように、フォトニック結晶B1における格子点31の位置と一致していてもよく、あるいは、図24に示すように、異なっていてもよい。
図25に示すテラヘルツユニットC20は、フォトニック結晶B2がフォトニック結晶B1の表面41に配置されており、支持体51が設けられていない点において、テラヘルツユニットC18と異なる。図26に示すテラヘルツユニットC21は、フォトニック結晶B2がフォトニック結晶B1の裏面42に配置されており、溝44がフォトニック結晶B1を貫通している点において、テラヘルツユニットC16と異なる。
図27に示すテラヘルツユニットC22は、スペーサ52(図16に関する説明を参照)が溝44に設けられている点において、テラヘルツユニットC16と異なる。図28に示すテラヘルツユニットC23は、スペーサ52(図16に関する説明を参照)が溝44に設けられている点において、テラヘルツユニットC21と異なる。
<第2実施形態>
図29A〜図30を用いて、本開示の第2実施形態について説明する。
図29Aに示すテラヘルツユニットC30においては、フォトニック結晶B1は、一次元フォトニック結晶である。フォトニック結晶B1は、方向X1視において、周期的に配置された複数の孔38を含む。複数の孔38は、複数の第1孔381と複数の第2孔382とを含む。複数の第1孔381は、方向X2に沿って配列されており、複数の方向X2は、方向X2に沿って配列されている。複数の第1孔381の各々および複数の第2孔382の各々は、方向X3に沿って延びている。複数の第1孔381の各々は、方向X3おいて、複数の能動素子18を挟んで複数の第2孔382とは反対側に位置している。
図29B〜29Dに示すように、図29Aとは異なり、複数の能動素子18は各々、複数の孔38のいずれか1つに重なっていてもよい。
図29Bにおいては、格子定数a1がテラヘルツ波の実効波長λmにおよそ等しくなるよう(a1〜λm)に設計されている。このような構成によると、テラヘルツ波を面垂直方向に放射可能であり、且つ、面内方向の伝送線路への伝搬も可能である。
図29Cにおいては、格子定数a1がテラヘルツ波の実効波長λmの半分におよそ等しくなるよう(a1〜λm/2)に設計されている。このような構成によると、テラヘルツ波を面内方向の伝送線路に沿って伝搬することが可能である。図29Cは、定在波の実行波長の周期に能動素子18を設置している例を示しているが、能動素子18の設置例はこれに限定されない。
図29Dにおいては、格子定数a1がテラヘルツ波の実効波長λmにおよそ等しくなるよう(a1〜λm)に設計されている。また、半導体基板11の方向X3の寸法が、図29Bに示したものよりも大きく、フォトニック結晶B1の方向X3の寸法と同一である。図29Cに示す構成は、たとえば、半導体基板11とフォトニック結晶B1とを貼り合わせることにより、実現できる。
図30に示すように、能動素子18を図29Aに示す位置から方向X2に(たとえば格子定数a1の半分以下の距離だけ)シフトさせてもよい。
このような構成によっても、テラヘルツ装置A1における各能動素子18とフォトニック結晶B1の電磁界モードとを、より強く結合させることができる。
<第3実施形態>
図31〜図38を用いて、本開示の第3実施形態について説明する。
図31は、第3実施形態のテラヘルツユニットの平面図である。
同図に示すテラヘルツユニットC40は、テラヘルツ装置A1およびフォトニック結晶B1を含む。
図32は、図31に示したテラヘルツ装置A1の拡大平面図である。本実施形態のテラヘルツ装置A1は、能動素子18の個数が1つである点、導電部137A、137Bおよび複数のライン電極138が形成されている点、抵抗15およびMIMリフレクタ17の位置が、図8Aに示したテラヘルツ装置A1と主に異なる。本実施形態では、図33に示すように、テラヘルツ装置A1は、フォトニック結晶B1に形成された溝44に配置されており、支持体51に支持されている。テラヘルツ装置A1のフォトニック結晶B1に対する配置態様は、図32に示したものに限定されない。
図32に示すように、導電部137Aは、導電部133Aつながっており、方向X3に延びている。導電部137Bは、導電部133Bにつながっており、方向X3に延びている。導電部137A、導電部137Bは、アンテナとして機能しうる。
図32、図34Aに示すように、複数のライン電極138は、方向X2に沿って配列されている。複数のライン電極138は各々、方向X3に延びている。複数のライン電極138は、能動素子18にて発生したテラヘルツ波を、図34Aの右方向へ向かわせるための誘導路として機能する。図34Aに示す例においては、複数のライン電極138の個数は4つであるが、その他の個数であってもよい。
図34Bに示すように、図34Aに示した例とは異なり、複数のライン電極138の個数が9つであってもよい。図34Bに示す例においては、図34Aに示した例と比べて、複数のライン電極138どうしの間隔が小さくなっている。また、図34Bにおいては、複数のライン電極138どうしの間隔は、一定ではない。
図31に示すように、フォトニック結晶B1は、複数の格子点31と、共振器61と、第1導波路63と、第2導波路64と、第1結合部651と、第2結合部652と、を含む。本実施形態では、複数の格子点31の中心31Cは、三角格子上に配置されているが、その他の点については、第1実施形態で述べた説明を適用できる。
図31、図35に示すように、第1導波路63および第2導波路64は、複数の格子点31の線欠陥により形成されている。本実施形態では、第1導波路63および第2導波路64では、孔が形成されておらず、フォトニック結晶B1を構成する材料が中実となっている。第1導波路63および第2導波路64は、方向X2に沿って延びている。本実施形態では、テラヘルツ装置A1に第1導波路63が形成されているので、能動素子18と、共振器61とを、空間的に分離することができる。これによりユニット全体としてのQ値を一層高くできるといった利点を有する。
図31、図35に示すように、共振器61は、第1導波路63および第2導波路64をモード結合可能である。本実施形態では、共振器61は、複数の格子点31の線欠陥あるいは点欠陥により形成されている。共振器61は、格子点31が1または複数個分形成されていない領域により形成されうる。共振器61と第1導波路63の間において、方向X2に沿う複数の格子点31の列数G1(図35等では図示せず)は、3列以下であることが好ましい。本実施形態では、列数G1は0である。すなわち、共振器61が第1導波路63の延長線上に、位置している。本実施形態では、共振器61は、方向X1視において、第1導波路63および第2導波路64の間に位置している。
第1結合部651は、第1導波路63および共振器61の間に位置している。図35に締示す共振器61を、直線結合を実現可能な直線型共振器と呼んでもよい。第1結合部651は、少なくとも1つの孔651Aを含む。少なくとも1つの孔651Aの個数は、たとえば、3つ以下であることが好ましい。図35では、孔651Aの個数は3つであるが、1つでも2つであってもよい。孔651Aの形状は、格子点31の形状と同一であってもよい。孔651Aどうしの方向X2における配列ピッチは、格子点31の格子定数a1と同一であってもよいし(図35参照)、格子定数a1と異なっていてもよい(図36参照)。図36に示す共振器61を、直線結合を実現可能なシフト型共振器と呼んでもよい。
図31、図35に示すように、第2結合部652は、第2導波路64および共振器61の間に位置している。第2結合部652は、少なくとも1つの孔652Aを含む。少なくとも1つの孔652Aの個数は、たとえば、3つ以下であることが好ましい。図35では、孔652Aの個数は3つであるが、1つでも2つであってもよい。孔652Aの形状は、格子点31の形状と同一であってもよい。孔652Aどうしの方向X2における配列ピッチは、格子点31の格子定数a1と同一であってもよいし(図35参照)、格子定数a1と異なっていてもよい(図36参照)。
図35、図36に示す例とは異なり、図37に示すように、共振器61がヘテロ型共振器であってもよい。図37に示す例では、領域R3における孔611における配列ピッチa2は、領域R1および領域R2における格子点31の格子定数a1よりも、大きい。領域R3における孔611が、結合部として機能する。領域R3における方向X2における孔611の個数G3は、3以下であることが好ましい。図37では、個数G3は3であるが、1や2でもよい。
本実施形態においては、図38に示すように、テラヘルツ装置A1および第1導波路63、第1導波路63および共振器61、並びに、共振器61および第2導波路64が、結合可能である。そのため、テラヘルツ装置A1の能動素子18から放射されたテラヘルツ波は、第1導波路63を伝搬し、共振器61にて共振する。そして共振したテラヘルツ波は、第2導波路64を伝搬し、図31の右方向へとフォトニック結晶B1の外部に放射される。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態においては、少なくとも1つの能動素子18から放射されたテラヘルツ波は、フォトニック結晶B1に導入される。共振器61は、第1導波路63とモード結合可能である。このような構成によると、第1実施形態で述べたのと同様に、高いQ値、位相雑音の低減、発振振幅の低減、および、バイアス電圧依存性の抑制が実現されうる。
本実施形態においては、共振器61と第1導波路63の間において、方向X2に沿う複数の格子点の列数は、3列以下である。特に、本実施形態では、当該列数は0である。このような構成によると、第1導波路63および共振器61をより強く結合できる。このことは、第1導波路63にて伝搬するテラヘルツ波の電力を、より効率よく共振器61に伝達できることを意味する。これにより、テラヘルツユニットC40からのテラヘルツ波の出力をより大きくすることができる。
<変形例>
図39A〜図49を用いて、本実施形態の変形例について説明する。
図39Aに示す変形例においては、導電部133A、133B(コプレーナストリップ線路)にそれぞれ導通する導電路139A,139Bを備える。導電路139A、139Bは、方向X2に向かうにつれて方向X3における寸法が小さくなるテーパ状を呈する。導電路139Aおよび導電路139Bの先端の離間距離w1は、第1導波路63を挟んで互いに離間する2つの格子点31の離間距離W1よりも小さいことが好ましい。またテーパ形状を構成する導電路139A,139Bの方向X2の寸法L39は、格子定数a1よりも大きいことが好ましい。このような構成により、能動素子18にて発生したテラヘルツ波をより効率よく、第1導波路63に伝えることができる。また、本変形例に示す構成により、後述の図40に示す場合と比較して、導電部133A、133B、および、導電路139A、139Bの面積が小さいので、導電部133A、133B、および、導電路139A、139Bによる電磁界への悪影響を低減できる。
図39Bに示すように、図39Aに示した構造と、図29Aに示した一次元アレイ構造とを組み合わせることにより、テラヘルツ波を導波路(たとえば図31の第1導波路63)に導き、共振器61と結合させてもよい。
図40に示す変形例においては導電部133A、133Bを図39Aに示す場合と比較して太くすることにより、スロット線路を形成してもよい。
図41は、斜め結合を実現する共振器の配置例を示しており、共振器61と第1導波路63との間に配置された、方向X2に沿う複数の格子点31の列数G1は、3列である。本実施形態では、列数G1は3である。列数G1は、3ではなく、1や2であってもよい。共振器61と第1導波路63との間に配置された、複数の格子点31は、結合部を構成する。
図42は、横結合を実現する共振器の配置例を示しており、共振器61と第1導波路63との間に配置された、方向X2に沿う複数の格子点31の列数G1は、3列である。本実施形態では、列数G1は3である。列数G1は、3ではなく、1や2であってもよい。図42に示す例では、第2導波路64は形成されていない。
図43は、横結合をする共振器の一例を示しており、孔からなる反射鏡671、672が形成されている。共振器61と第1導波路63との間に配置された、方向X2に沿う複数の格子点31の列数G1は、3列以下であることが好ましく、本変形例では3である。列数G1は、1や2であってもよい。同様に、共振器61と第2導波路64との間に配置された、方向X2に沿う複数の格子点31の列数G2は、3列以下であることが好ましく、本変形例では3である。列数G2は、1や2であってもよい。第1導波路63を伝搬してきたテラヘルツ波は、反射鏡671によって反射し、共振器61にて共振する。そして、共振器61にて共振したテラヘルツ波は、反射鏡672にて反射し、第2導波路64を伝搬し図43の右方向へと向かい、フォトニック結晶B1から放射される。
図44に示す例では、第1導波路63および第2導波路64が形成される代わりに、導電部133A、133B(コプレーナストリップストリップ線路)が方向X2に沿って、フォトニック結晶B1の一端から他端に至っている。導電部133A、133Bの一部は、方向X2において、共振器61に重なっている。このような構成によると、金属線路(導電部133A、133B)から共振器61へ、導波路を経由しない結合が実現されうる。
図45に示す例では、図37に示したように、共振器61がヘテロ型共振器である構成を採用している。図45では、領域R1に能動素子18が配置されているが、図46に示すように、領域R3に能動素子18が配置されていてもよい。
図47に示す例では、フォトニック結晶B1が、テラヘルツ装置A1上に起立している。共振器61と能動素子18との距離は、波長以下であることが好ましい。図47では、導電部137A、137Bとしてダイポールアンテナを用いる例を示しているが、スロットアンテナ等の別の種類のアンテナを採用してもよい。共振器61は、1または複数個分の格子点31の形成されていない領域により構成されている。フォトニック結晶B1には、導波路66が形成されている。共振器61にて共振したテラヘルツ波は、導波路66を伝搬し、フォトニック結晶B1の外部に放射される。
図48に示す例では、テラヘルツ装置A1が複数の能動素子18を備えている。このような構成によると、発振周波数が異なる能動素子18が、フォトニック結晶B1によって、同一周波数で動作し、出力合成されうる。これにより、同一発振周波数の、高出力のテラヘルツ波が実現されうる。テラヘルツ装置A1が能動素子18を複数備える構成を、図34A以外の別の変形例(たとえば図39A、図40)の構成と組み合わせてもよい。
図49に示す例では、テラヘルツ装置A1が複数(具体的には2つ)設けられている。また、フォトニック結晶B1が、分岐構造を有しており、具体的には、追加導波路661、662を有している。一方のテラヘルツ装置A1の能動素子18からのテラヘルツ波は、追加導波路661から第1導波路63へと伝搬する。他方のテラヘルツ装置A1の能動素子18からのテラヘルツ波は、追加導波路662から第1導波路63へと伝搬する。複数の能動素子18からのテラヘルツ波が、フォトニック結晶B1の共振器61によって、同一周波数で動作し、出力合成されうる。これにより、同一発振周波数の、高出力のテラヘルツ波が実現されうる。テラヘルツ装置A1が複数設けられた構成を、図31以外の別の変形例(たとえば、図36、図37等)の構成と組み合わせてもよい。
本開示において、「ある物Aがある物Bに形成されている」および「ある物Aがある物B上に形成されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接形成されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに形成されていること」を含む。同様に、「ある物Aがある物Bに配置されている」および「ある物Aがある物B上に配置されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接配置されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに配置されていること」を含む。同様に、「ある物Aがある物Bに積層されている」および「ある物Aがある物B上に積層されている」とは、特段の断りのない限り、「ある物Aがある物Bに直接積層されていること」、および、「ある物Aとある物Bとの間に他の物を介在させつつ、ある物Aがある物Bに積層されていること」を含む。
本開示は、上述した実施形態に限定されるものではない。本開示の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本開示は以下の付記に関する実施形態を含む。
[付記1]
表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっている、テラヘルツユニット。
[付記2]
前記複数の格子点は、N個(Nは3以上の整数)の第1格子点を含み、
前記N個の第1格子点の中心は、基本単位格子形状を規定する同一のN角形のN個の頂点にそれぞれ位置しており、
前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記N個の第1格子点の前記中心により構成される前記N角形領域に重なっている、付記1に記載のテラヘルツユニット。
[付記3]
前記少なくとも1つの能動素子は、前記第1方向視において互いに異なる位置に配置された複数の能動素子を含む、付記1または付記2に記載のテラヘルツユニット。
[付記4]
前記少なくとも1つの能動素子は、複数の第1能動素子と、複数の第2能動素子と、を含み、
前記複数の第1能動素子は、前記第1方向に直交する第2方向に沿って、等間隔に配列されており、
前記複数の第2能動素子は、前記第1方向および前記第2方向のいずれにも直交する第3方向に、前記複数の第1能動素子から離間しており、且つ、前記第2方向に沿って、等間隔に配列されている、付記3に記載のテラヘルツユニット。
[付記5]
前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記複数の格子点のいずれか1つに重なっている、付記1ないし付記4のいずれかに記載のテラヘルツユニット。
[付記6]
前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記複数の格子点のいずれとも重なっていない、付記1ないし付記4のいずれかに記載のテラヘルツユニット。
[付記7]
前記テラヘルツ装置は、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つが配置された半導体基板を含む、付記1ないし付記6のいずれかに記載のテラヘルツユニット。
[付記8]
前記テラヘルツ装置は、複数の半導体基板を含み、前記複数の半導体基板の各々には、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つが配置されている、付記1ないし付記6のいずれかに記載のテラヘルツユニット。
[付記9]
前記フォトニック結晶には、少なくとも1つの溝が形成されており、
前記少なくとも1つの溝には、前記テラヘルツ装置の少なくとも一部が配置されている、付記1ないし付記8のいずれかに記載のテラヘルツユニット。
[付記10]
前記少なくとも1つの能動素子は、前記第1方向において、前記フォトニック結晶に重なっている、付記9に記載のテラヘルツユニット。
[付記11]
前記フォトニック結晶の前記裏面側に配置された支持体を更に備え、
前記テラヘルツ装置は、前記支持体に支持されている、付記1ないし付記10のいずれかに記載のテラヘルツユニット。
[付記12]
前記テラヘルツ装置は、前記第1フォトニック結晶の前記表面と面一である面を有する、付記1に記載のテラヘルツユニット。
[付記13]
前記テラヘルツ装置は、前記フォトニック結晶の前記表面上に配置されている、付記1に記載のテラヘルツユニット。
[付記14]
前記少なくとも1つの能動素子の各々と、前記フォトニック結晶の前記表面との前記第1方向における距離は、前記フォトニック結晶により放射される波長の半分以下である、付記1に記載のテラヘルツユニット。
[付記15]
前記テラヘルツ装置および前記フォトニック結晶の間に介在するスペーサを更に備える、付記1ないし付記14のいずれかに記載のテラヘルツユニット。
[付記16]
前記フォトニック結晶を第1フォトニック結晶とし、
表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有する第2フォトニック結晶を更に備え、
前記第2フォトニック結晶の前記裏面は、前記第1フォトニック結晶の前記表面に向かい合っている、付記1に記載のテラヘルツユニット。
[付記17]
前記第2フォトニック結晶には、少なくとも1つの溝が形成されており、
前記少なくとも1つの溝には、前記テラヘルツ装置の少なくとも一部が配置されている、付記16に記載のテラヘルツユニット。
[付記18]
前記テラヘルツ装置は、前記第2フォトニック結晶の前記表面と面一である面を有する、付記16または付記17に記載のテラヘルツユニット。
[付記19]
前記テラヘルツ装置は、前記第2フォトニック結晶の前記裏面と、前記第1フォトニック結晶の前記表面との間に、配置されている、付記16に記載のテラヘルツユニット。
[付記20]
表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、
前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の孔を含み、
前記複数の孔は、複数の第1孔と複数の第2孔とを含み、前記複数の第1孔の各々および前記複数の第2孔の各々は、前記第1方向に直交する第2方向に沿って延びており、
前記複数の第1孔の各々は、前記第2方向において、前記少なくとも1つの能動素子を挟んで前記複数の第2孔とは反対側に位置している、テラヘルツユニット。
[付記21]
表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
前記フォトニック結晶は、第1導波路と、共振器と、を含み、
前記第1導波路は各々、前記複数の格子点の線欠陥により形成されており、
前記共振器は、前記第1導波路とモード結合可能であり、
前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子から放射された前記テラヘルツ波は、前記フォトニック結晶に導入される、テラヘルツユニット。
[付記22]
前記フォトニック結晶は、第2導波路を含み、前記第2導波路は、前記複数の格子点の線欠陥により形成されており、
前記第1導波路は、前記表面から前記裏面に向かう第1方向に直交する第2方向に沿って延びており、
前記共振器は、前記複数の格子点の線欠陥あるいは点欠陥により形成されており、
前記共振器と前記第1導波路の間において、前記第2方向に沿う複数の格子点の列数は、3列以下である、付記21に記載のテラヘルツユニット。
[付記23]
前記共振器は、前記第1方向視において、前記第1導波路および第2導波路の間に位置しており、
前記フォトニック結晶は、前記第1導波路および前記共振器の間に位置する第1結合部と、前記第2導波路および前記共振器の間に位置する第2結合部と、を含み、
前記第1結合部および前記第2結合部は各々、少なくとも1つの孔を含む、付記22に記載のテラヘルツユニット。
[付記24]
前記第1結合部および前記第2結合部における前記少なくとも1つの孔の個数は、3個以下である、付記23に記載のテラヘルツユニット。
[付記25]
表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
前記フォトニック結晶は、共振器を含み、
前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、
前記テラヘルツ装置は、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つの導通する導電部を含み、前記導電部は、前記第1方向に直交する第2方向に沿って延びる部位を含み、前記延びる部位の一部は、前記第2方向において、前記共振器に重なっている、テラヘルツユニット。
[付記26]
前記共振器は、前記複数の格子点の線欠陥あるいは点欠陥により形成されている、付記25に記載のテラヘルツユニット。
[付記27]
前記共振器は、ヘテロ型共振器である、付記25に記載のテラヘルツユニット。
[付記28]
前少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記ヘテロ型共振器と重なっている、付記27に記載のテラヘルツユニット。
11 半導体基板
111 表面
112 裏面
11A 第1半導体基板
11B 第2半導体基板
13 配線層
131A、131B 電極
132A、132B、133A、133B、134A、134B、135A、135B、137A、137B 導電部
138 ライン電極
139A、139B 導電路
15 抵抗
17 リフレクタ
18 能動素子
18A 第1能動素子
18B 第2能動素子
19 テラヘルツ発振構造
191 部分構造
31 格子点
311 第1格子点
31C 中心
32 格子点
38 孔
381 第1孔
382 第2孔
41 表面
42 裏面
44 溝
45 表面
46 裏面
51 支持体
52 スペーサ
61 共振器
63 第1導波路
64 第2導波路
651 第1結合部
651A、652A 孔
652 第2結合部
66 導波路
661 追加導波路
662 追加導波路
671、672 反射鏡
91a GaInAs層
91b GaInAs層
91c GaInAs層
92a GaInAs層
92b GaInAs層
93a GaInAs層
93b GaInAs層
94a AlAs層
94b AlAs層
95 InGaAs層
A1 テラヘルツ装置
a1、a2 格子定数
B1 フォトニック結晶
B2 フォトニック結晶
C1、C11〜C22、C30、C40 テラヘルツユニット
L1、L2 配列ピッチ
L21 距離
X1 方向
X2 方向
X3 方向

Claims (26)

  1. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっており、
    前記複数の格子点は、N個(Nは3以上の整数)の第1格子点を含み、
    前記N個の第1格子点の中心は、基本単位格子形状を規定する同一のN角形のN個の頂点にそれぞれ位置しており、
    前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記N個の第1格子点の前記中心により構成される前記N角形領域に重なっている、テラヘルツユニット。
  2. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっており、
    前記少なくとも1つの能動素子は、前記第1方向視において互いに異なる位置に配置された複数の能動素子を含む、テラヘルツユニット。
  3. 前記少なくとも1つの能動素子は、複数の第1能動素子と、複数の第2能動素子と、を含み、
    前記複数の第1能動素子は、前記第1方向に直交する第2方向に沿って、等間隔に配列されており、
    前記複数の第2能動素子は、前記第1方向および前記第2方向のいずれにも直交する第3方向に、前記複数の第1能動素子から離間しており、且つ、前記第2方向に沿って、等間隔に配列されている、請求項2に記載のテラヘルツユニット。
  4. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっており、
    前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記複数の格子点のいずれか1つに重なっている、テラヘルツユニット。
  5. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっており、
    前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記複数の格子点のいずれとも重なっていない、テラヘルツユニット。
  6. 前記テラヘルツ装置は、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つが配置された半導体基板を含む、請求項1に記載のテラヘルツユニット。
  7. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっており、
    前記テラヘルツ装置は、複数の半導体基板を含み、前記複数の半導体基板の各々には、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つが配置されている、テラヘルツユニット。
  8. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっており、
    前記フォトニック結晶には、少なくとも1つの溝が形成されており、
    前記少なくとも1つの溝には、前記テラヘルツ装置の少なくとも一部が配置されている、テラヘルツユニット。
  9. 前記少なくとも1つの能動素子は、前記第1方向において、前記フォトニック結晶に重なっている、請求項8に記載のテラヘルツユニット。
  10. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっており、
    前記フォトニック結晶の前記裏面側に配置された支持体を更に備え、
    前記テラヘルツ装置は、前記支持体に支持されている、テラヘルツユニット。
  11. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっており、
    前記テラヘルツ装置は、前記フォトニック結晶の前記表面と面一である面を有する、テラヘルツユニット。
  12. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっており、
    前記少なくとも1つの能動素子の各々と、前記フォトニック結晶の前記表面との前記第1方向における距離は、前記フォトニック結晶により放射される波長の半分以下である、テラヘルツユニット。
  13. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっており、
    前記テラヘルツ装置および前記フォトニック結晶の間に介在するスペーサを更に備える、テラヘルツユニット。
  14. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記第1方向視において、前記フォトニック結晶に重なっており、
    前記フォトニック結晶を第1フォトニック結晶とし、
    表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有する第2フォトニック結晶を更に備え、
    前記第2フォトニック結晶の前記裏面は、前記第1フォトニック結晶の前記表面に向かい合っている、テラヘルツユニット。
  15. 前記第2フォトニック結晶には、少なくとも1つの溝が形成されており、
    前記少なくとも1つの溝には、前記テラヘルツ装置の少なくとも一部が配置されている、請求項14に記載のテラヘルツユニット。
  16. 前記テラヘルツ装置は、前記第2フォトニック結晶の前記表面と面一である面を有する、請求項14または請求項15に記載のテラヘルツユニット。
  17. 前記テラヘルツ装置は、前記第2フォトニック結晶の前記裏面と、前記第1フォトニック結晶の前記表面との間に、配置されている、請求項14に記載のテラヘルツユニット。
  18. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の孔を含み、
    前記複数の孔は、複数の第1孔と複数の第2孔とを含み、前記複数の第1孔の各々および前記複数の第2孔の各々は、前記第1方向に直交する第2方向に沿って延びており、
    前記複数の第1孔の各々は、前記第2方向において、前記少なくとも1つの能動素子を挟んで前記複数の第2孔とは反対側に位置している、テラヘルツユニット。
  19. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記フォトニック結晶は、第1導波路と、共振器と、を含み、
    前記第1導波路は各々、前記複数の格子点の線欠陥により形成されており、
    前記共振器は、前記第1導波路とモード結合可能であり、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、前記少なくとも1つの能動素子から放射された前記テラヘルツ波は、前記フォトニック結晶に導入される、テラヘルツユニット。
  20. 前記フォトニック結晶は、第2導波路を含み、前記第2導波路は、前記複数の格子点の線欠陥により形成されており、
    前記第1導波路は、前記表面から前記裏面に向かう第1方向に直交する第2方向に沿って延びており、
    前記共振器は、前記複数の格子点の線欠陥あるいは点欠陥により形成されており、
    前記共振器と前記第1導波路の間において、前記第2方向に沿う複数の格子点の列数は、3列以下である、請求項19に記載のテラヘルツユニット。
  21. 前記共振器は、前記第1方向視において、前記第1導波路および第2導波路の間に位置しており、
    前記フォトニック結晶は、前記第1導波路および前記共振器の間に位置する第1結合部と、前記第2導波路および前記共振器の間に位置する第2結合部と、を含み、
    前記第1結合部および前記第2結合部は各々、少なくとも1つの孔を含む、請求項20に記載のテラヘルツユニット。
  22. 前記第1結合部および前記第2結合部における前記少なくとも1つの孔の個数は、3個以下である、請求項21に記載のテラヘルツユニット。
  23. 表面と前記表面の向く側とは反対側を向く裏面とを有するフォトニック結晶と、
    前記フォトニック結晶に配置されたテラヘルツ装置と、を備え、
    前記フォトニック結晶は、前記フォトニック結晶の前記表面から前記裏面に向かう第1方向視において、周期的に配置された複数の格子点を含み、
    前記フォトニック結晶は、共振器を含み、
    前記テラヘルツ装置は、テラヘルツ波を生成し且つ放射する少なくとも1つの能動素子を含み、
    前記テラヘルツ装置は、前記少なくとも1つの能動素子のいずれか1つの導通する導電部を含み、前記導電部は、前記第1方向に直交する第2方向に沿って延びる部位を含み、前記延びる部位の一部は、前記第2方向において、前記共振器に重なっている、テラヘルツユニット。
  24. 前記共振器は、前記複数の格子点の線欠陥あるいは点欠陥により形成されている、請求項23に記載のテラヘルツユニット。
  25. 前記共振器は、ヘテロ型共振器である、請求項23に記載のテラヘルツユニット。
  26. 前少なくとも1つの能動素子のいずれか1つは、前記ヘテロ型共振器と重なっている、請求項25に記載のテラヘルツユニット。
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