JP6959589B2 - 軸流流体機械の動翼 - Google Patents

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Description

本開示は、軸流流体機械の動翼に関する。
例えばガスタービンエンジンの構成要素である軸流型のファン、圧縮機及びタービン等の軸流流体機械は、軸方向に配列された1つまたは複数の段を備えており、各段は、それぞれ周方向に等間隔で配置された複数の静翼及び動翼から成っている。
一例として、ガスタービンエンジンの軸流タービンの動翼を、図3に示す。なお、以下の説明で用いられる「径方向」及び「周方向」は、それぞれ、動翼が組み込まれる軸流タービンの径方向及び周方向と一致する方向である。
動翼RBは、翼型の断面形状を有する翼部AFと、翼部AFの径方向外側及び内側の端部にそれぞれ結合されたチップシュラウドTS及びプラットフォームPFと、を備えている。
動翼RBは、さらに、プラットフォームPFの径方向内側にシャンクSK及びダブテールDTを備えており、軸流タービンを構成する回転部品であるディスク(図示省略)の外周面に設けられた溝(ダブテールスロット)にダブテールDTを嵌め込むことにより、ディスクに取り付けられる。
チップシュラウドTS及びプラットフォームPFは、全ての動翼RBがディスクに取り付けられた状態において、全体としてリングを形成するような形状を有しており、このとき、チップシュラウドTSの内面TSiは主流流路(作動流体である燃焼ガスの流路)の径方向外側の端壁(チップ側エンドウォール)を、プラットフォームPFの外面PFoは主流流路の径方向内側の端壁(ハブ側エンドウォール)を、それぞれ形成する。
翼部AFは、主流流路を横断して延びる部位であり、燃焼ガスの流れ方向においてそれぞれ上流側及び下流側に位置する前縁LE及び後縁TEと、前縁LEと後縁TEの間をそれぞれ延びる凹状の正圧面PS及び凸状の負圧面SSと、を備えている。
なお、チップシュラウドTSは、軸流タービンの運転中に、隣り合う動翼RBの翼部AFの径方向外側の端部同士を互いに拘束することにより、翼部AFに過大な振動が発生することを防止すると共に、その外面に設けられたシールフィンTSfによって、チップシュラウドTSの径方向外側を迂回して上流側から下流側へ漏れる燃焼ガスの量を低減する機能を有している。
軸流タービンの運転中、ディスクと共に回転する動翼RBには、径方向外向きの遠心力が作用する。また、主流流路を流れる燃焼ガスの圧力(静圧)は、翼部AFの正圧面PSにおいて相対的に高く、負圧面SSにおいて相対的に低いため、翼部AFには、上記両面における圧力の差に起因するガス力が作用する。さらに、翼部AFは、径方向に温度分布を有する燃焼ガスの流れに晒されるため、これに起因して、翼部AFにも温度分布が発生する。
これら遠心力及びガス力の作用、並びに、温度分布の発生によって、翼部AFには、応力(遠心力及びガス力に起因する機械的応力、並びに、温度分布に起因する熱応力)が発生する。
このうち、ガス力は、径方向内端部(プラットフォームPFとの結合部)において片持ち支持された翼部AFに対して、正圧面PSから負圧面SSへ向かう向きに作用する分布荷重と見なすことができ、これに起因して、翼部AFには、曲げ応力(正圧面PS側において引張状態、負圧面SS側において圧縮状態)が作用する。
この翼部AFに作用する曲げ応力の低減を目的として、翼部AF全体を周方向において負圧面SS側へ傾斜させる技術が、従来から提案されている。これについて、以下で説明する。
図4A及び図4Bは、従来技術の動翼の翼部の形状を示す概略斜視図であり、図4Aは周方向における傾斜のない翼部AF0の形状を、図4Bは全体を周方向において負圧面側へ傾斜させた翼部AF1の形状を、それぞれ示している。
図4A及び図4Bに示すように、翼部AF0,AF1は、いずれも、径方向Rに垂直な断面(これを、プロファイルと称する。)P0,P1を、スパン方向(長手方向)に積み重ねること(これを、スタッキングと称する。)により形成されている。なお、両図においては、翼部AF0,AF1のハブ部(根元部)及びチップ部(先端部)を含む8つのスパン方向位置におけるプロファイルP0,P1のみを示している。ただし、各スパン方向位置におけるプロファイルP0,P1は同一の形状を有しており、且つ、ハブ部におけるプロファイルP0h,P1hは、その位置も含めて完全に同一である。
ここで、スタッキングの態様の定義方法は幾つか知られているが、動翼においては、各スパン方向位置におけるプロファイルの重心を連ねる線(これを、スタッキングラインと称する。)の形状によって定義することが一般的である。
図4Aに示した翼部AF0においては、各スパン方向位置におけるプロファイルP0の重心G0を連ねるスタッキングラインSL0は、ハブ部におけるプロファイルP0hの重心G0hを通り且つ径方向Rに平行な直線RLと一致している。
これに対して、図4Bに示した翼部AF1においては、各スパン方向位置におけるプロファイルP1の重心G1を連ねるスタッキングラインSL1は、ハブ部におけるプロファイルP1hの重心G1hを通り且つ径方向Rに平行な直線RLに対して、周方向に角度θだけ負圧面SS1側へ傾斜した直線とされている。換言すれば、図4Bに示した翼部AF1は、図4Aに示した翼部AF0のスタッキングラインSL0を周方向に角度θだけ負圧面SS1側へ傾斜させた直線SL1をスタッキングラインとする翼部である。
このように、スタッキングラインSL1が径方向Rに対して周方向に負圧面SS1側へ傾斜していることにより、翼部AF1には、遠心力Fcに起因して、図において時計回り(CW)のモーメントMcが作用することになる。
一方、翼部AF1の正圧面PS1と負圧面SS1における圧力の差に起因するガス力は、概略的に矢印Fgで代表して示すように、正圧面PS1から負圧面SS1へ向かう向きに作用する。したがって、翼部AF1には、ガス力Fgに起因して、図において反時計回り(CCW)のモーメントMgが作用する。
このように、時計方向のモーメントMcが作用することにより、反時計方向のモーメントMgの少なくとも一部が相殺され、結果的に、翼部AF1に作用する曲げ応力を、傾斜のない翼部AF0と比較して低減させることができる。
しかしながら、図4Bに示した翼部AF1においては、スタッキングラインSL1が傾斜していることにより、ハブ部近傍の領域(ハブ側エンドウォール近傍の領域)の二次流れが影響を受け、図4Aに示した翼部AF0と比較して二次流れに起因する損失(二次流れロス)が増大してしまうという問題があった。
本開示は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであって、翼部に作用する曲げ応力の低減効果を維持しつつ、ハブ側エンドウォール近傍における二次流れロスを低減することが可能な軸流流体機械の動翼を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示の軸流流体機械の動翼は、ハブ部からチップ部までスパン方向に延びると共に正圧面と負圧面を有する翼部を備え、前記翼部は、翼型の形状を有するプロファイルを前記スパン方向に積み重ねることにより形成されており、各スパン方向位置における前記プロファイルの重心を連ねるスタッキングラインは、前記ハブ部から前記ハブ部近傍の二次流れ領域の外端までの部位においては、径方向に平行な直線であり、前記二次流れ領域の外端から前記チップ部までの部位においては、前記径方向に平行な直線から周方向に前記負圧面側へ計った距離が、前記チップ部へ向かって漸増する曲線である。
本開示の軸流流体機械の動翼によれば、翼部に作用する曲げ応力の低減効果を維持しつつ、ハブ側エンドウォール近傍における二次流れロスを低減することができるという、優れた効果を得ることができる。
本開示の軸流流体機械の動翼の翼部の概略的な全体斜視図である。 本開示の軸流流体機械の動翼の翼部のスタッキングラインの形状を示すグラフである。 本開示の軸流流体機械の動翼の翼部により得られる効果を説明する図であり、全圧損失係数のスパン方向分布を示している。 本開示の軸流流体機械の動翼の翼部により得られる効果を説明する図であり、応力のスパン方向分布を示している。 ガスタービンエンジンの軸流タービンの動翼の全体概略斜視図である。 従来技術の動翼の翼部の形状を示す概略斜視図であり、周方向における傾斜のない翼部の形状を示している。 従来技術の動翼の翼部の形状を示す概略斜視図であり、全体を周方向において負圧面側へ傾斜させた翼部の形状を示している。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1Aは、本開示の軸流流体機械の動翼(ガスタービンエンジンの軸流タービンの動翼)RBXの翼部AFXの形状を示す全体概略斜視図である。なお、翼部AFXを備える動翼RBXの全体的な構成は、図3を参照して説明した動翼RBと同様であるので、重複する説明は省略する。
図1Aに示すように、翼部AFXは、プロファイルPXをスパン方向にスタッキングすることにより形成されている。なお、同図においては、翼部AFXのハブ部及びチップ部を含む8つのスパン方向位置におけるプロファイルPXのみを示している。また、同図に示した翼部AFXにおいては、各スパン方向位置におけるプロファイルPXの形状は、図4A及び図4Bを参照して説明した翼部AF0,AF1のプロファイルP0,P1と同一であり、且つ、ハブ部におけるプロファイルPXhは、その位置も含めて翼部AF0,AF1のハブ部におけるプロファイルP0h,P1hと完全に同一である。
同図に示すように、翼部AFXのスタッキングラインSLXは、ハブ側の領域においては、ハブ部におけるプロファイルPXhの重心GXhを通り且つ径方向Rに平行な直線RLと一致しているが、当該領域よりチップ側の領域においては、チップ側へ向かうにつれて直線RLから徐々に乖離している。これにより、翼部AFXは、スパン方向における中間部からチップ側へ向かうにつれて、周方向において負圧面SSX側へ湾曲した形状となっている。
図1Bは、翼部AFXのスタッキングラインSLXの形状を示すグラフである。ここで、グラフの縦軸はスパン方向位置を、横軸はスタッキングラインSLXの周方向(負圧面SSX側)への変位量を、それぞれ示している。なお、縦軸にプロットされているスパン方向位置は、翼部のハブ部から計った高さを翼部の全高(ハブ部からチップ部までの高さ)で除した無次元値をパーセンテージ表示したものであり、0%スパンはハブ部に、100%スパンはチップ部に、それぞれ対応する。また、同図には、図4A及び図4Bで説明した従来技術の動翼の翼部AF0,AF1のスタッキングラインSL0,SL1の形状も、比較のために示してある。
図1Bに示すように、翼部AFXのスタッキングラインSLXの周方向(負圧面SSX側)への変位量は、0%スパンから20%スパンまでの部位ではゼロであるが、20%スパンから100%スパンまでの部位では加速度的に増大している。換言すれば、翼部AFXのスタッキングラインSLXは、0%スパンから20%スパンまでの部位においては径方向Rに平行な直線であり、20%スパンからから100%スパンまでの部位においては、径方向Rに平行な直線(RL)から周方向に負圧面SSX側へ計った距離が、チップ部へ向かって漸増する曲線である。即ち、翼部AFXのスタッキングラインSLXを構成する直線と曲線との接続点のスパン方向位置は、20%スパンである。
なお、比較のために示した従来技術の動翼の翼部AF0のスタッキングラインSL0の周方向への変位量は、スパン方向位置に関わらずゼロであり、翼部AF1のスタッキングラインSL1の周方向への変位量は、0%スパンにおいてゼロであり、100%スパンまで直線的に増大している。
なお、図1Bにおいては、翼部AFXのスタッキングラインSLXの周方向への変位量が増大を開始するスパン方向位置TP(以下、傾斜開始位置と称する。)を20%スパンとしているが、これは、ハブ側エンドウォール近傍の二次流れ領域が、通常は0〜20%スパンの範囲に存在することを考慮したものである。このように、傾斜開始位置TPは、解析または試験により把握されるハブ側エンドウォール近傍の二次流れ領域の径方向外端、または、それよりチップ側に設定されるべきである。
また、傾斜開始位置TPよりチップ側におけるスタッキングラインSLXの周方向への変位量は、スタッキングラインSLXを傾斜させることにより発生する遠心力Fcに起因するモーメントMcと、翼部AFXに作用するガス力Fgに起因するモーメントMgとの大小関係を考慮して、適宜に設定することができる。例えば、図1Bに示すように、スタッキングラインSLXの周方向への変位量が、0%スパンから20%スパンまでの部位においてゼロであっても、20%スパンから100%スパンまでの部位における変位量を適宜に設定することにより、応力を従来技術の動翼の翼部より低く抑えることが可能である。また、変位量が小さくても、これを適宜に設定することにより、任意のスパン方向位置において従来技術相当の応力低減効果を得ることができる(図2B参照)。
このように、翼部AFXにおいては、ハブ側エンドウォール近傍の二次流れ領域が存在する部位では、スタッキングラインSLXを周方向に傾斜させないことにより二次流れへの影響を回避しつつ、それよりチップ側の部位では、スタッキングラインSLXを周方向に負圧面SSX側へ傾斜させることにより、翼部AFXに作用する曲げ応力を低減させる効果を発揮させている。
以上のように構成された翼部AFXによって得られる効果について、図2A及び図2Bを参照して説明する。
図2Aは、翼部AFXによって構成される翼列の翼間流路内の流れを、CFD(Computational Fluid Dynamics;数値流体力学)を用いて解析した結果に基づいて求めた全圧損失係数のスパン方向分布を、翼部AF0,AF1と比較して示すグラフである。また、図2Bは、翼部AFXに作用する応力のスパン方向分布を、翼部AF1と比較して示すグラフである。
図2Aに示すように、いずれの翼部においても、ハブ側エンドウォール近傍の二次流れ領域が存在する0〜20%スパンの範囲に、二次流れロスに起因する全圧損失係数のピークが表れているが、翼部AFXにおいては、全体を周方向において負圧面側へ傾斜させた従来技術の翼部AF1と比較して、二次流れロスが低く抑えられている(周方向における傾斜のない従来技術の翼部AF0と同等のレベル)。
また、図2Bに示すように、翼部AFXに作用する応力は、スパン方向のほぼ全域に亘って、全体を周方向において負圧面側へ傾斜させた従来技術の翼部AF1と比較して低く抑えられている。
このように、翼部AFXによれば、翼部に作用する応力を従来技術の翼部AF1と比較して低く抑え、同時に、ハブ側エンドウォール近傍における二次流れロスも従来技術の翼部AF1と比較して低く抑えることができる。
なお、以上においては、本開示の動翼をガスタービンエンジンの軸流タービンの動翼として説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、本開示の動翼は、ガスタービンエンジンのファンまたは圧縮機、単一の装置としてのファン、圧縮機またはタービンなど、軸流流体機械に広く適用可能である。
(本開示の態様)
本開示の第1の態様の軸流流体機械の動翼は、ハブ部からチップ部までスパン方向に延びると共に正圧面と負圧面を有する翼部を備え、前記翼部は、翼型の形状を有するプロファイルを前記スパン方向に積み重ねることにより形成されており、各スパン方向位置における前記プロファイルの重心を連ねるスタッキングラインは、前記ハブ部から前記ハブ部近傍の二次流れ領域の外端までの部位においては、径方向に平行な直線であり、前記二次流れ領域の外端から前記チップ部までの部位においては、前記径方向に平行な直線から周方向に前記負圧面側へ計った距離が、前記チップ部へ向かって漸増する曲線である。
本開示の第2の態様の軸流流体機械の動翼においては、前記ハブ部から、前記直線と前記曲線との接続点までの距離は、前記翼部の全高の20%である。
本開示の第3の態様の軸流流体機械の動翼は、前記チップ部において前記翼部に結合されたチップシュラウドを含む。
AFX 翼部
GX プロファイルの重心
PSX 正圧面
PX プロファイル
RBX 動翼
SLX スタッキングライン
SSX 負圧面
TS チップシュラウド

Claims (3)

  1. 軸流流体機械の動翼であって、
    ハブ部からチップ部までスパン方向に延びると共に正圧面と負圧面を有する翼部を備え、
    前記翼部は、翼型の形状を有するプロファイルを前記スパン方向に積み重ねることにより形成されており、
    各スパン方向位置における前記プロファイルの重心を連ねるスタッキングラインは、
    前記ハブ部から前記ハブ部近傍の二次流れ領域の外端までの部位においては、径方向に平行な直線であり、
    前記二次流れ領域の外端から前記チップ部までの部位においては、前記直線から周方向に前記負圧面側へ計った距離が、前記チップ部へ向かって漸増する曲線である、動翼。
  2. 前記ハブ部から、前記直線と前記曲線との接続点までの距離は、前記翼部の全高の20%である、請求項1に記載の動翼。
  3. 前記チップ部において前記翼部に結合されたチップシュラウドを含む、請求項1または2に記載の動翼。
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