JP6958194B2 - Ip電話端末、ip電話システム、およびip端末 - Google Patents

Ip電話端末、ip電話システム、およびip端末 Download PDF

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Description

本発明は、通信回線を介して接続された複数のIP端末に対して個々の端末情報を設定する端末情報設定技術に関する。
近年、ビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システムとして、複数のIP電話端末を内線収容し、LANなどの通信回線を介してこれらIP電話端末とデータ通信を行うことにより、任意のIP電話端末を電話網に交換接続する、いわゆるIP電話システムが広く普及している。また、LANや無線LANなどの通信回線を介して、センサやカメラなどのIP端末とサーバなどの上位装置との間でデータ通信を行うことにより、IP端末で取得したデータを上位装置が収集するセンサネットワークシステムがある。
このような、IP電話システムやセンサネットワークシステムなどのように、通信回線を介して接続された複数のIP端末を備えるIP端末システムでは、これらIP端末に対して個々の端末情報を予め設定しておく必要がある。例えば、IP電話システムの場合、IP電話端末ごとに、内線番号のほか、管理サーバのIPアドレスやキーアサインなど、それぞれの内線番号と対応する個別の端末情報を設定しておく必要がある。また、センサネットワークシステムでは、システム内でIP端末を識別するための固有の端末IDやデータ送信間隔など、それぞれに個別の端末情報を設定しておく必要がある。
IP端末システムで用いる各IP端末に個別の端末情報を設定する場合、設置工事者がIP端末が収められている梱包箱からIP端末を開梱して、それぞれの端末情報を設定した後、再びIP端末を元の梱包箱に梱包し、利用者に納入する端末情報設定方法が一般的である。しかしながら、このような方法では、IP端末の台数の増加に伴い作業負担も増加し、利用者に納入する前に一台一台開梱して再梱包するため、IP端末に対して傷や汚れを付けるリスクがあった。
従来、このような端末情報設定技術として、IP電話端末からの要求に応じて、電話制御装置(主装置)およびDHCP装置が、IPアドレスと内線番号からなる端末情報を自動的に設定する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。これにより、IP電話端末に対するIPアドレスと内線番号の設定作業を自動化することができる。
特開2010−187406号公報
しかしながら、このような従来技術は、IP電話システムを設置する設置作業時に、通信回線に接続したIP電話端末からの登録要求に応じて、DHCP装置が新規のIPアドレスを生成して、電話制御装置がそのIPアドレスに内線番号を割り当て、これらIPアドレスおよび内線番号をIP電話端末に設定するとともに、これら内線番号にIPアドレスとIP電話端末のMACアドレスとを対応付けて、内線番号割当有無を管理するための管理テーブルに登録する技術である。したがって、従来技術によれば、各IP電話端末に内線番号を設定できるものの、内線番号と対応する個別の端末情報を設定することはできない。
一方、それぞれの内線番号と対応する個別の端末情報を予め電話制御装置に設定しておき、IP電話端末からの登録要求に応じて、内線番号とともに対応する個別の端末情報を電話制御装置からIP電話端末に設定する方法も考えられる。
このような端末情報設定方法を実現するためには、電話制御装置とIP電話端末の双方が、内線番号さらには端末情報を設定するためのプロトコルを共有しておく必要がある。しかしながら、IP電話システムの場合、一般的には、電話制御装置とIP電話端末とをセットとして納品せず、電話制御装置とIP電話端末とをフレキシブルに組み合わせることもある。このため、従来技術によれば、IP電話端末さらには電話制御装置の汎用性が失われ、フレキシブルなIP電話システムに対応できないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、IP端末の汎用性を失うことなく、IP端末のそれぞれに個別の端末情報を設定できる端末情報設定技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるIP電話端末は、複数のIP電話端末と、通信回線を介してこれらIP電話端末を内線収容する電話制御装置とを備えるIP電話システムにおいて、前記複数のIP電話端末のうちの1つとして用いられるIP電話端末であって、前記通信回線に接続される前に、前記複数のIP電話端末のそれぞれで用いる端末情報が外部から入力された場合、前記端末情報を記憶する記憶部と、前記通信回線に接続された際、前記記憶部の前記端末情報の有無または内容に基づいて自端末が親端末か子端末かを判定する端末判定部と、前記端末判定部により自端末が前記親端末であると判定された場合には、前記子端末からの接続要求に応じて自端末のIPアドレスである親端末IPアドレスを前記子端末へ通知し、これに応じて前記端末から通知された情報取得要求に応じて前記記憶部から未設定の端末情報を取得して前記子端末へ通知し、前記端末判定部により自端末が前記子端末であると判定された場合には、前記通信回線への接続時にブロードキャストで接続要求を送信し、これに応じて前記親端末から通知された前記親端末IPアドレスに基づいて前記親端末へ情報取得要求を送信し、これに応じて前記親端末から通知された端末情報を自端末情報として設定する設定処理部とを備えている。
また、本発明にかかるIP電話システムは、複数のIP電話端末と、通信回線を介してこれらIP電話端末を内線収容する電話制御装置とを備えるIP電話システムであって、前記複数のIP電話端末として、前述したIP電話端末を備えている。
また、本発明にかかるIP端末は、複数のIP端末と、通信回線を介してこれらIP端末とデータ通信を行う上位装置とを備えるIP端末システムにおいて、前記複数のIP端末のうちの1つとして用いられるIP端末であって、前記通信回線に接続される前に、前記複数のIP端末のそれぞれで用いる端末情報が外部から入力された場合、前記端末情報を記憶する記憶部と、前記通信回線に接続された際、前記記憶部の前記端末情報の有無または内容に基づいて自端末が親端末か子端末かを判定する端末判定部と、前記端末判定部により自端末が前記親端末であると判定された場合には、前記子端末からの接続要求に応じて自端末のIPアドレスである親端末IPアドレスを前記子端末へ通知し、これに応じて前記端末から通知された情報取得要求に応じて前記記憶部から未設定の端末情報を取得して前記子端末へ通知し、前記端末判定部により自端末が前記子端末であると判定された場合には、前記通信回線への接続時にブロードキャストで接続要求を送信し、これに応じて前記親端末から通知された前記親端末IPアドレスに基づいて前記親端末へ情報取得要求を送信し、これに応じて前記親端末から通知された端末情報を自端末情報として設定する設定処理部とを備えている。
本発明によれば、設置工事の前にすべてのIP端末を開梱する必要がなくなるため、端末情報の設定作業負担を大幅に低減することが可能となる。また、端末情報の設定処理に上位装置が関与する必要がなくなるため、IP端末さらには上位装置の汎用性を失うことなく、IP端末のそれぞれに個別の端末情報を設定することが可能となる。
IP電話システムの構成を示すブロック図である。 設定情報テーブルの構成例である。 IP電話端末に関する設置作業手順を示すシーケンス図である。 端末接続動作を示すシーケンス図である。 端末情報設定処理を示すフローチャートである。 端末情報設定動作を示すシーケンス図である。 IP端末システムの構成を示すブロック図である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[IP電話システム]
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかるIP電話システム1について説明する。図1は、IP電話システムの構成を示すブロック図である。
このIP電話システム(IP端末システム)1は、全体としてビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システムからなり、複数のIP電話端末(IP端末)10と、通信回線Lを介してこれらIP電話端末10を内線収容し、IP電話網などの電話網NWに交換接続する電話制御装置(上位装置)20とを備えている。
本発明は、IP電話端末10の1つとして親端末10Xを設けて、設置する前に、この親端末10Xに、親端末10Xおよび親端末10X以外のIP電話端末10からなる各子端末10Yに関する端末情報を予め設定しておき、設置時において、通信回線Lを介した親端末10Xと各子端末10Yとの間でデータ通信を行うことにより、子端末10Yからの情報取得要求に応じて、親端末10Xが要求元の子端末10Yに端末情報を設定するようにしたものである。
[IP電話端末]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかるIP電話端末10について説明する。
IP電話端末10は、主な機能部として、通信I/F部11、操作入力部12、音声処理部13、表示部14、記憶部15、端末制御部16、端末判定部17、および設定処理部18を備えている。このうち、端末制御部16、端末判定部17、および設定処理部18は、CPUと記憶部15のプログラムとが協働することにより実現される。
通信I/F部11は、通信回線Lに対する接続有無を検出する機能と、通信回線Lを介して電話制御装置20および他のIP電話端末10とデータ通信を行う機能とを有している。
操作入力部12は、ダイヤルキー、回線キー、機能キーなどのキー(ボタン)やスイッチを有し、利用者によるこれらキー(ボタン)やスイッチの操作を検出する機能を有している。
音声処理部13は、通信I/F部11で受信した電話制御装置20からの音声データを音声信号に変換してスピーカから出力する機能と、マイクから入力された音声信号を音声データに変換して通信I/F部11から電話制御装置20へ出力する機能とを有している。
表示部14は、LCDやLEDなどの表示素子からなり、通信I/F部11で受信した電話制御装置20からの表示データに基づいて、これら表示素子を制御することにより、各種データを表示する機能を有している。
記憶部15は、半導体メモリなどの記憶装置からなり、自端末の処理動作に用いる各種制御情報やプログラムを記憶する機能と、親端末10Xおよび子端末10Yの端末情報など、端末情報設定処理に用いる設定情報が内線番号ごとに登録された設定情報テーブルを記憶する機能と、自端末の処理動作に用いる自端末情報を記憶する機能とを有している。
図2は、設定情報テーブルの構成例である。ここでは、内線番号ごとに、当該内線番号を設定する親端末10Xまたは子端末10Yに対して設定すべき端末情報と、当該端末情報が設定済み(処理済み)であることを示す設定済みフラグと、当該内線番号を設定した親端末10Xまたは子端末10YのMACアドレスとが、エントリとして登録されている。この際、端末情報の一部として、親端末10Xか子端末10Yかを特定する端末識別情報を設定しておいてもよい。
端末情報の具体例としては、内線番号のほか、電話システム1を管理する管理サーバ(オート・プロビジョニング・サーバ)のIPアドレスやキーアサインなど、それぞれの内線番号と対応する個別の端末情報が登録されている。キーアサインは、IP電話端末10の操作入力部12に設けられているキーのうち、任意の機能を割り当て可能なフレキシブルキーに対する機能の割当内容を示す情報である。
端末制御部16は、通信回線Lを介して電話制御装置20から通知された制御データと、記憶部15の各種制御情報および自端末情報とに基づいて、着信動作、発信動作、音声通話など、自端末に関する呼制御を行う機能を有している。
端末判定部17は、通信I/F部11により通信回線Lに対する接続が検出された場合、記憶部15の端末情報(設定情報テーブル)の有無または端末情報の一部として設定しておいた端末識別情報に基づいて、自端末が親端末10Xか子端末10Yかを判定する機能を有している。
設定処理部18は、端末判定部17により自端末が親端末10Xであると判定された場合、記憶部15の設定情報テーブルから取得した端末情報を自端末情報として記憶部15に設定する機能と、端末判定部17により自端末が子端末10Yであると判定された場合、通信I/F部11で受信した子端末10Yからの情報取得要求に応じて、記憶部15の設定情報テーブルから取得した端末情報を、要求元の子端末10Yへ通知する機能とを有している。
[設置作業手順]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかるIP電話端末10に関する設置作業手順について説明する。図3は、IP電話端末に関する設置作業手順を示すシーケンス図である。
本実施の形態において、IP電話端末10を利用者の施設に設置する場合、図3に示す設置作業手順に従って設置される。
まず、設置工事者は、設置工事店などの準備場所に、設置する複数のIP電話端末10を入荷する(ステップ100)。これらIP電話端末10は、工場出荷されたものでありすべて同じ状態のものである。この際、電話制御装置20も新規に設置する場合には、合わせて電話制御装置20を入荷してもよい。
次に、設置工事者は、入荷したIP電話端末10から、いずれか1つのIP電話端末10を親端末10Xとして選択して(ステップ101)、梱包箱からIP電話端末10を開梱する(ステップ102)。
続いて、設置工事者は、予め用意してある設定用のPCに親端末10Xを接続して、PCに入力されている端末情報を含む設定情報を親端末10Xの記憶部15に設定し(ステップ103)、親端末10Xを元の梱包箱に梱包した後(ステップ104)、親端末10Xおよびその他のIP電話端末10からなる子端末10Y、さらには電話制御装置20を、利用者の設置場所に配送する(ステップ105)。
なお、ステップ100の後、IP電話端末10を利用者の設置場所に配送し、ステップ101〜103を設置工事者が設置場所で実行してもよい。これにより、親端末10Xを元の梱包箱に梱包する手順を省くことができる。
この後、設置工事者は、IP電話端末10さらには電話制御装置20を開梱し(ステップ106)、電話制御装置20の運用を開始した後(ステップ107)、親端末10Xさらには子端末10Yを通信回線Lに順に接続することにより、親端末10Xと子端末10Yとの間で端末情報の設定処理を実行し(ステップ108)、各IP電話端末10の運用を開始する(ステップ109)。
[端末接続動作]
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかるIP電話端末10の端末接続動作について説明する。図4は、端末接続動作を示すシーケンス図である。
IP電話端末10A〜10Dは、通信回線Lへの接続に応じて、図4の端末接続動作を実行する。ここでは、通信回線Lに対して4つのIP電話端末10A〜10Dが順に接続されるものとし、このうちIP電話端末10Aが親端末10Xとなり、IP電話端末10B〜10Dが子端末10Yとなる場合を例として説明する。なお、端末接続動作の実行に際し、電話制御装置20は、すでに運用状態にあるものとする。
まず、IP電話端末10Aは、通信回線Lへの接続後(ステップ120)、電話制御装置20とデータ通信を行うことにより、電話制御装置20の内線電話端末として登録するための端末登録処理を実行する(ステップ121)。この端末登録処理により、IP電話端末10Aに対してIPアドレスが付与される。なお、端末登録処理は、一般的なIP電話システムで行われている公知の処理であり、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、IP電話端末10Aは、記憶部15の端末情報に基づいて自端末が親端末10Xであることを確認し(ステップ122)、設定情報テーブルから取得した端末情報を自端末情報として記憶部15に設定し(ステップ123)、電話制御装置20の内線電話端末として運用を開始する(ステップ124)。
続いて、IP電話端末10Bは、通信回線Lへの接続後(ステップ130)、電話制御装置20とデータ通信を行うことにより、電話制御装置20の内線電話端末として登録するための端末登録処理を実行する(ステップ131)。この端末登録処理により、IP電話端末10Bに対してIPアドレスが付与される。
次に、IP電話端末10Bは、記憶部15の端末情報に基づいて自端末が子端末10Yであることを確認し(ステップ132)、通信回線Lを介して親端末10Xとの間で端末情報設定処理を実行することにより、親端末10Xから通知された端末情報を自端末情報として記憶部15に設定し(ステップ133)、電話制御装置20の内線電話端末として運用動作を開始する(ステップ134)。
続いて、IP電話端末10Cは、通信回線Lへの接続後、IP電話端末10Bのステップ130〜133と同様にして、親端末10Xから通知された端末情報を自端末情報として記憶部15に設定し(ステップ140〜143)、電話制御装置20の内線電話端末として運用動作を開始する(ステップ144)。
この後、IP電話端末10Dは、通信回線Lへの接続後、IP電話端末10Bのステップ130〜133と同様にして、親端末10Xから通知された端末情報を自端末情報として記憶部15に設定し(ステップ150〜153)、電話制御装置20の内線電話端末として運用動作を開始する(ステップ154)。
これにより、IP電話端末10B〜10Dの各子端末10Yには、IP電話端末10Aである親端末10Xから通知された端末情報がそれぞれ設定されることになる。
[端末情報設定処理]
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかるIP電話端末10での端末情報設定処理について説明する。図5は、端末情報設定処理を示すフローチャートである。
まず、端末判定部17は、端末登録処理により電話制御装置20からIPアドレスが付与された後、記憶部15の設定情報テーブルを確認し(ステップ160)、自端末が親端末10Xか子端末10Yかを判定する(ステップ161)。この際、端末情報(設定情報テーブル)の有無に基づいて親子端末判定を行ってもよく、端末情報の内容、例えば端末情報の一部として設定しておいた親端末10Xか子端末10Yかを特定する端末識別情報に基づいて親子端末判定を行ってもよい。
親子端末判定の結果、自端末が親端末10Xであると判定された場合(ステップ161:YES)、設定処理部18は、記憶部15の設定情報テーブルから未設定の端末情報を1つ取得し、自端末情報として記憶部15に設定する(ステップ162)。これにより、親端末10Xは、電話制御装置20の内線電話端末として運用動作を開始する(ステップ163)。
親端末10Xや子端末10Yに限らず、図2の設定情報テーブルから端末情報を取得する際、例えば先頭から順に選択したエントリから端末情報を取得すればよい。特に、子端末10Y用の端末情報については、例えば設定情報テーブルに対して内線番号の順に端末情報を登録しておき、内線番号の順に子端末10Yを通信回線Lに接続すれば、所望の子端末10Yに所望の内線番号と端末情報とを設定することができる。なお、親端末10Xの端末情報を選択する場合、予め親端末10X用として設定されている特定の内線番号を持つエントリから端末情報を取得してもよい。
また、各エントリにMACアドレスを予め設定しておき、自端末のMACアドレスと一致するエントリから端末情報を取得してもよい。これにより、特定のMACアドレスのIP電話端末10に、所望の内線番号と端末情報とを設定することができる。
この後、子端末10Yから接続要求を受信した場合(ステップ164:YES)、親端末10Xの設定処理部18は、電話制御装置20から付与された自端末のIPアドレスすなわち親端末IPアドレスを含む接続情報を要求元の子端末10Yに通知し(ステップ165)、設定情報テーブルの設定済みフラグを確認し、すべての端末情報について設定が終了したか確認する(ステップ166)。
ここで、すべての端末情報について設定が終了した場合(ステップ166:YES)、一連の端末情報設定処理を終了し、すべての端末情報について設定が終了していない場合(ステップ166:NO)、ステップ164へ戻る。
一方、接続要求ではなく(ステップ164:NO)、情報取得要求を子端末10Yから受信した場合(ステップ167:YES)、親端末10Xの設定処理部18は、設定情報テーブルから未設定の端末情報を1つ取得して要求元の子端末10Yに通知し(ステップ168)、当該端末情報のエントリに要求元の子端末10YのMACアドレスを登録するとともに、設定済みフラグを1にすることにより、当該端末情報が設定済み(処理済み)であることを設定し(ステップ169)、ステップ166へ移行する。
なお、情報取得要求を受信していない場合(ステップ167:NO)、ステップ164に戻る。また、ステップ164およびステップ167において、要求元の子端末10YのMACアドレスに基づいて当該子端末10Yには端末情報を設定済みであることが確認された場合、ステップ166に移行するようにしてもよい。これにより、端末情報の重複設定を避けることができる。
ステップ161において、自端末が子端末10Yであると判定された場合(ステップ161:NO)、子端末10Yの設定処理部18は、まず、ランダムな遅延時間または自端末に固有の遅延時間だけ待機した後(ステップ170)、予め設定されているブロードキャストアドレス宛の接続要求を、通信I/F部11から通信回線Lに送信する(ステップ171)。この接続要求は、親端末10Xで受信され、接続情報が返送される。なお、この接続要求は、他の子端末10Yでも受信されるが無視される。
続いて、子端末10Yの設定処理部18は、親端末10Xからの接続情報を受信するまで待機し(ステップ172:NO)、接続情報の受信に応じて(ステップ172:YES)、当該接続情報から取得した親端末IPアドレス宛の情報取得要求を、通信I/F部11から通信回線Lに送信する(ステップ173)。この情報取得要求は、親端末10Xで受信され、端末情報が返送される。
この後、子端末10Yの設定処理部18は、親端末10Xからの端末情報を受信するまで待機し(ステップ174:NO)、端末情報の受信に応じて(ステップ174:YES)、当該端末情報を自端末情報として記憶部15に設定する(ステップ175)。これにより、子端末10Yは、電話制御装置20の内線電話端末として運用動作を開始し(ステップ176)、一連の端末情報設定処理を終了する。
[端末情報設定動作]
次に、図6を参照して、本実施の形態にかかる端末情報設定動作について説明する。図6は、端末情報設定動作を示すシーケンス図である。
ここでは、親端末10Xがすでに運用動作状態にあり、いずれかの子端末10Yに対して端末情報を設定する場合を例として説明する。
まず、親端末10Xは、子端末10Yからブロードキャストで送信された接続要求を受信した場合(ステップ180)、記憶部15から自己のIPアドレスからなる親IPアドレスを含む接続情報を取得し(ステップ181)、当該接続情報を要求元の子端末10Yへ通知する(ステップ182)。
子端末10Yは、親端末10Xから接続情報を受信した場合(ステップ182)、当該接続情報に含まれている親IPアドレスを取得し(ステップ183)、親IPアドレスに基づいて親端末10Xへ情報取得要求を送信する(ステップ184)。
親端末10Xは、子端末10Yからの情報取得要求を受信した場合(ステップ184)、記憶部15の設定情報テーブルから未設定の端末情報を取得し(ステップ185)、当該端末情報を含む端末情報を要求元の子端末10Yに通知する(ステップ186)。
子端末10Yは、親端末10Xから接続要求を受信した場合(ステップ186)、当該端末情報を自端末情報として記憶部15に設定する(ステップ187)。
なお、記憶部15の設定情報テーブルから端末情報を取得する際、各エントリの端末情報に代えてファイル名などの端末情報IDを登録しておくとともに、これら端末情報IDごとに、対応する端末情報を例えばデータファイルとして記憶部15に登録しておき、子端末10Yからの接続要求に応じて、親端末10Xの設定処理部18が、設定情報テーブルから選択した未設定のエントリの端末情報IDを接続情報で子端末10Yに通知し、子端末10Yがこの端末情報IDを情報取得要求で指定し、親端末10Xの設定処理部18が、指定された端末情報IDと対応するデータファイルを記憶部15から取得して、子端末10Yに通知するようにしてもよい。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、端末判定部17が、通信回線Lに接続された際、記憶部15の端末情報の有無または内容に基づいて自端末が親端末10Xか子端末10Yかを判定し、設定処理部18が、自端末が親端末10Xである場合には、子端末10Yからの接続要求に応じて自端末のIPアドレスである親端末IPアドレスを子端末10Yへ通知し、これに応じて親端末10Xから通知された情報取得要求に応じて記憶部15から未設定の端末情報を取得して子端末10Yへ通知し、自端末が子端末10Yである場合には、通信回線Lへの接続時にブロードキャストで接続要求を送信し、これに応じて親端末10Xから通知された親端末IPアドレスに基づいて親端末10Xへ情報取得要求を送信し、これに応じて親端末10Xから通知された端末情報を自端末情報として設定するようにしたものである。
これにより、各IP電話端末10が自端末の親子端末判定を行って、親端末10Xから子端末10Yへ、子端末10Yでの動作に必要となる端末情報が通知されて設定されることになる。したがって、各IP電話端末10で自端末に関する親子端末判定が行われるため、設置工事の前に、ある1つのIP電話端末10を親端末10Xとして選択して開梱し、各IP電話端末10の端末情報を設定するだけで、各子端末10Yへ端末情報が通知される。これにより、設置工事の前にすべてのIP電話端末10を開梱する必要がなくなるため、端末情報の設定作業負担を大幅に低減することが可能となる。
また、端末情報の設定処理に電話制御装置20が関与する必要がなくなるため、各IP電話端末10が端末情報設定処理に対応していればよいことになる。したがって、IP電話端末10を接続する電話制御装置20については、いずれの電話制御装置20であってもよく、結果として、IP電話端末10さらには電話制御装置20の汎用性を失うことなく、IP電話端末10のそれぞれに個別の端末情報を設定することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
以上では、IP電話システム1を具体例として説明したが、これに限定されるものではなく、通信回線を介して接続された複数のIP端末を備えるIP端末システムに対して、本実施の形態を同様に適用でき、同様の作用効果を得ることができる。
図7は、IP端末システムの構成を示すブロック図である。図7に示したIP端末システム5は、全体としてセンサネットワークシステムなどのIP端末システムからなり、複数のIP端末50と、通信回線Lを介してこれらIP端末50とデータ通信を行う上位装置60とを備えている。
IP端末システム5がセンサネットワークシステムである場合、IP端末50は、センサやカメラなどのIP端末からなり、上位装置60が、IP端末50で取得したデータをLANや無線LANなどの通信回線Lを介して収集するサーバ装置からなる。
図7に示すように、IP端末50は、主な機能部として、通信I/F部51、入出力I/F部52、記憶部53、端末制御部54、端末判定部55、および設定処理部56を備えている。このうち、通信I/F部51、記憶部53、端末制御部54、端末判定部55、および設定処理部56は、前述した図1の通信I/F部11、記憶部15、端末制御部16、端末判定部17、および設定処理部18にそれぞれ相当し、端末制御部54、端末判定部55、および設定処理部56は、CPUと記憶部15のプログラムとが協働することにより実現される。
通信I/F部51は、通信回線Lに対する接続有無を検出する機能と、通信回線Lを介して上位装置60および他のIP端末50とデータ通信を行う機能とを有している。
入出力I/F部52は、センサやカメラなどの入出力装置からなり、データや信号を入力または出力あるいは入出力する機能を有している。
記憶部53は、半導体メモリなどの記憶装置からなり、自端末の処理動作に用いる各種制御情報やプログラムを記憶する機能と、親端末10Xおよび子端末10Yの端末情報など、端末情報設定処理に用いる設定情報が内線番号ごとに登録された設定情報テーブル(図2参照)を記憶する機能と、自端末の処理動作に用いる自端末情報を記憶する機能とを有している。
端末制御部54は、通信回線Lを介して上位装置60から通知された制御データと記憶部53の自端末情報とに基づいて、入出力I/F部52で得られたデータを通信I/F部51を介して上位装置60へ送信する機能と、通信回線Lを介して受信した上位装置60から通知されたデータを入出力I/F部52から出力する機能とを有している。
端末判定部55は、通信I/F部51により通信回線Lに対する接続が検出された場合、記憶部53の端末情報(設定情報テーブル)の有無または端末情報の一部として設定しておいた端末識別情報に基づいて、自端末が親端末10Xか子端末10Yかを判定する機能を有している。
設定処理部56は、端末判定部55により自端末が親端末10Xであると判定された場合、記憶部53の設定情報テーブルから取得した端末情報を自端末情報として記憶部53に設定する機能と、端末判定部55により自端末が子端末10Yであると判定された場合、通信I/F部51で受信した子端末10Yからの情報取得要求に応じて、記憶部53の設定情報テーブルから取得した端末情報を、要求元の子端末10Yへ通知する機能とを有している。
IP端末システム5における、端末制御部54、端末判定部55、および設定処理部56の処理動作については、前述した前述した図1の端末制御部16、端末判定部17、および設定処理部18と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
このように、本発明は、IP電話システム1に限定されるものではなく、通信回線を介して接続された複数のIP端末50を備えるIP端末システム5に対しても、前述と同様に適用できる。したがって、設置工事の前にすべてのIP端末50を開梱する必要がなくなるため、端末情報の設定作業負担を大幅に低減することが可能となる。また、端末情報の設定処理に上位装置60が関与する必要がなくなるため、IP端末50さらには上位装置60の汎用性を失うことなく、IP端末50のそれぞれに個別の端末情報を設定することが可能となる。
1…IP電話システム、5…IP端末システム、10…IP電話端末、10X…親端末、10Y…子端末、11…通信I/F部、12…操作入力部、13…音声処理部、14…表示部、15…記憶部、16…端末制御部、17…端末判定部、18…設定処理部、51…通信I/F部、52…入出力I/F部、53…記憶部、54…端末制御部、55…端末判定部、56…設定処理部、L…通信回線、NW…電話網。

Claims (3)

  1. 複数のIP電話端末と、通信回線を介してこれらIP電話端末を内線収容する電話制御装置とを備えるIP電話システムにおいて、前記複数のIP電話端末のうちの1つとして用いられるIP電話端末であって、
    前記通信回線に接続される前に、前記複数のIP電話端末のそれぞれで用いる端末情報が外部から入力された場合、前記端末情報を記憶する記憶部と、
    前記通信回線に接続された際、前記記憶部の前記端末情報の有無または内容に基づいて自端末が親端末か子端末かを判定する端末判定部と、
    前記端末判定部により自端末が前記親端末であると判定された場合には、前記子端末からの接続要求に応じて自端末のIPアドレスである親端末IPアドレスを前記子端末へ通知し、これに応じて前記端末から通知された情報取得要求に応じて前記記憶部から未設定の端末情報を取得して前記子端末へ通知し、前記端末判定部により自端末が前記子端末であると判定された場合には、前記通信回線への接続時にブロードキャストで接続要求を送信し、これに応じて前記親端末から通知された前記親端末IPアドレスに基づいて前記親端末へ情報取得要求を送信し、これに応じて前記親端末から通知された端末情報を自端末情報として設定する設定処理部と
    を備えることを特徴とするIP電話端末。
  2. 複数のIP電話端末と、通信回線を介してこれらIP電話端末を内線収容する電話制御装置とを備えるIP電話システムであって、前記複数のIP電話端末として、請求項1に記載のIP電話端末を備えることを特徴とするIP電話システム。
  3. 複数のIP端末と、通信回線を介してこれらIP端末とデータ通信を行う上位装置とを備えるIP端末システムにおいて、前記複数のIP端末のうちの1つとして用いられるIP端末であって、
    前記通信回線に接続される前に、前記複数のIP端末のそれぞれで用いる端末情報が外部から入力された場合、前記端末情報を記憶する記憶部と、
    前記通信回線に接続された際、前記記憶部の前記端末情報の有無または内容に基づいて自端末が親端末か子端末かを判定する端末判定部と、
    前記端末判定部により自端末が前記親端末であると判定された場合には、前記子端末からの接続要求に応じて自端末のIPアドレスである親端末IPアドレスを前記子端末へ通知し、これに応じて前記端末から通知された情報取得要求に応じて前記記憶部から未設定の端末情報を取得して前記子端末へ通知し、前記端末判定部により自端末が前記子端末であると判定された場合には、前記通信回線への接続時にブロードキャストで接続要求を送信し、これに応じて前記親端末から通知された前記親端末IPアドレスに基づいて前記親端末へ情報取得要求を送信し、これに応じて前記親端末から通知された端末情報を自端末情報として設定する設定処理部と
    を備えることを特徴とするIP端末。
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