JP6957945B2 - 画像形成装置、紙種判定方法及び紙種判定プログラム - Google Patents

画像形成装置、紙種判定方法及び紙種判定プログラム Download PDF

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Description

この発明は、例えば多機能デジタル複合機であるMFP(Multi Function Peripherals)等の画像形成装置、同装置で実行される紙種判定方法及び紙種判定プログラムに関する。
上記のような画像形成装置では、印字用紙の紙厚等の紙種が異なると、画像形成時の最適なプロセス条件も異なるため、用紙の紙種を判定するとともに判定結果に応じてプロセス条件を変更することが望ましい。
従来、複数の用紙シャッター部材を設け、搬送されてきた用紙をこれらの複数のシャッター部材に当接させることにより、用紙の傾きであるスキューを補正する画像形成装置が知られている(例えば特許文献1)。しかし、特許文献1に記載の技術では、どの紙種でもゲートの移動量が同じであるため、紙種判定ができない。
そこで特許文献2には、用紙がレジストローラ対で停止されて撓んだ時に、用紙のループ部によって荷重センサのセンサ軸が押し込まれ、荷重センサからセンサ軸の押込み量に応じた電圧が出力され、この出力電圧値に基づいて用紙厚を判定する画像形成装置が提案されている。
特開2013−154979号公報 特開2007−144666号公報
しかしながら、特許文献2に記載された画像形成装置では、画像形成前の用紙搬送部にスキュー補正を行うための部材と紙種を検出するための部材を別々に設ける必要があり、構成が複雑で高価となってしまうという課題がある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、スキュー補正を行うための部材に紙種を判定するための部材を設けることにより、簡易な構成でスキュー補正も紙種の判定も行うことができる画像形成装置、同装置で実行される紙種判定方法及び紙種判定プログラムを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)用紙の搬送方向と直交する方向に設けられ、搬送されてきた用紙をスキュー補正のために停止させる複数のシャッター部材と、各シャッター部材にそれぞれ取り付けられた用紙の当接を検出する当接検出手段と、前記複数のシャッター部材のうちの少なくともひとつに設けられた、用紙送り時の押し力を検出する押し力検出手段と、前記押し力検出手段により検出された押し力に基づき、紙種を判定する紙種判定手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記当接検出手段により用紙の当接を検出後、用紙の当接状態を保持して前記押し力検出手段による押し力の検出を行い、押し力の検出後に用紙をシャッター部材を通過させることを特徴とする前項1に記載の画像形成装置。
(3)前記紙種判定手段は、前記複数の当接検出手段の全てにより用紙が前記シャッター部材に当接したことが検出されたタイミングから押し力の検出及び紙種判定を行うことを特徴とする前項1または2に記載の画像形成装置。
(4)前記押し力検出手段は、前記シャッター部材への当接によるシャッター部材の移動量に基づいて用紙送り時の押し力を検出することを特徴とする前項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)前記シャッター部材は、用紙の当接時に用紙搬送を規制する所定のシャッター保持力を有し、該シャッター保持力は、用紙がシャッター部材に当接しスキュー補正が終了するまでの第1のシャッター保持力と、スキュー補正後用紙の押し力を検出するまでの第2のシャッター保持力であることを特徴とする前項4に記載の画像形成装置。
(6)前記第1のシャッター保持力は、用紙の押し力でシャッター部材が可動しない保持力であることを特徴とする前項5に記載の画像形成装置。
(7)前記第2のシャッター保持力は、シャッター部材の移動量に応じて変化する負荷量に対応する保持力であることを特徴とする前項5に記載の画像形成装置。
(8)前記押し力検出手段による紙種判定時の前記シャッター部材の移動量から、画像の書き出し位置を設定する画像書き出し位置設定手段をさらに備えていることを特徴とする前項4〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
(9)前記シャッター部材の移動量は、光学センサとスリット部材によるパルスカウントによって算出されることを特徴とする前項4〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
(10)前記当接検出手段による用紙の当接検出は、静電センサによって行われることを特徴とする前項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
(11)前記押し力検出手段は、シャッター部材に当接した用紙の圧力量によって押し力を検出することを特徴とする前項1〜10のいずれかに記載の画像形成装置。
(12)前記紙種判定手段は、前記押し力検出手段によって検出された少なくとも2か所の圧力量によって、紙種を判別することを特徴とする前項11に記載の画像形成装置。
(13)前記圧力量は圧電センサによって測定されることを特徴とする前項11または12に記載の画像形成装置。
(14)前記複数の当接検出手段のうちのいずれかにより最初に当接が検出された後、所定時間内に当接検出が行われなかった当接検出手段が存在する場合、前記シャッター部材による用紙の停止を解除することを特徴とする前項1〜13のいずれかに記載の画像形成装置。
(15)前記シャッター部材による用紙の停止が解除された場合、前記紙種判定手段は、直前に判定された用紙の紙種を、停止が解除された用紙の紙種と判定することを特徴とする前項14に記載の画像形成装置。
(16)前記紙種判定手段による紙種の判定後、判定結果に応じて画像形成の際のプロセス条件を設定することを特徴とする前項1〜15のいずれかに記載の画像形成装置。
(17)前記プロセス条件は転写出力であることを特徴とする前項16に記載の画像形成装置。
(18)前記プロセス条件は用紙分離出力であることを特徴とする前項16に記載の画像形成装置。
(19)前記プロセス条件は定着温度であることを特徴とする前項16に記載の画像形成装置。
(20)画像形成装置が、用紙の搬送方向と直交する方向に設けられた複数のシャッター部材により、搬送されてきた用紙をスキュー補正のために停止するステップと、各シャッター部材にそれぞれ取り付けられた当接検出手段により、用紙の当接を検出するステップと、前記複数のシャッター部材のうちの少なくともひとつに設けられた押し力検出手段により、用紙送り時の押し力を検出するステップと、押し力を検出するステップにより検出された押し力に基づき紙種を判定する紙種判定ステップと、を実行することを特徴とする紙種判定方法。
(21)画像形成装置のコンピュータに、用紙の搬送方向と直交する方向に設けられた複数のシャッター部材により、搬送されてきた用紙をスキュー補正のために停止するステップと、各シャッター部材にそれぞれ取り付けられた当接検出手段により、用紙の当接を検出するステップと、前記複数のシャッター部材のうちの少なくともひとつに設けられた押し力検出手段により、用紙送り時の押し力を検出するステップと、押し力を検出するステップにより検出された押し力に基づき紙種を判定する紙種判定ステップと、を実行させるための紙種判定プログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、用紙の搬送方向と直交する方向に設けられ、搬送されてきた用紙をスキュー補正のために停止させる複数のシャッター部材に、用紙の当接を検出する複数の当接検出手段がそれぞれ取り付けられているから、シャッター部材によって用紙のスキュー補正を行うことができる。しかも、複数のシャッター部材のうちの少なくともひとつに、紙種を判定するための用紙送り時の押し力を検出する押し力検出手段が設けられているから、シャッター部材と押し力検出手段を別々に設ける必要はなく、簡易な構成でスキュー補正も紙種の判定も行うことができる画像形成装置となる。
前項(2)に記載の発明によれば、当接検出手段により用紙の当接を検出後、用紙の当接状態を保持して押し力検出手段による押し力の検出が行われ、押し力の検出後に用紙はシャッター部材を通過する。
前項(3)に記載の発明によれば、紙種判定手段は、複数の当接検出手段の全てにより用紙がシャッター部材に当接したことが検出されたタイミングから押し力の検出及び紙種判定を行うから、スキューを補正した状態で精度良く紙種の判定を行うことができる。
前項(4)に記載の発明によれば、押し力検出手段は、シャッター部材への当接によるシャッター部材の移動量に基づいて用紙送り時の押し力を検出するから、簡易な構成で用紙送り時の押し力を検出することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、シャッター部材は用紙の当接時に、用紙がシャッター部材に当接しスキュー補正が終了するまでは第1のシャッター保持力で、スキュー補正後用紙の押し力を検出するまでは第2のシャッター保持力で、用紙搬送を規制する。
前項(6)に記載の発明によれば、シャッター部材は、用紙がシャッター部材に当接しスキュー補正が終了するまでは、用紙の押し力でシャッター部材が可動しない保持力で、用紙搬送を規制する。
前項(7)に記載の発明によれば、シャッター部材は、スキュー補正後用紙の押し力を検出するまでは、シャッター部材の移動量に応じて変化する負荷量(効力)に対応する保持力で、用紙搬送を規制する。
前項(8)に記載の発明によれば、押し力検出手段による紙種判定時のシャッター部材の移動量から、画像の書き出し位置が設定されるから、シャッター部材が移動したことによる画像の書き出し位置のずれ分を補正することができ、押し力検出を行わない場合と同じ書き出し位置から画像を書き出すことができる。
前項(9)に記載の発明によれば、シャッター部材の移動量は、光学センサとスリット部材によるパルスカウントによって精度良く算出することができる。
前項(10)に記載の発明によれば、当接検出手段による用紙の当接検出は静電センサによって行われるから、簡易な構成で確実に用紙の当接を検出することができる。
前項(11)に記載の発明によれば、押し力検出手段は、シャッター部材に当接した用紙の圧力量によって押し力を検出するから、比較的容易に用紙送り時の押し力を検出することができる。
前項(12)に記載の発明によれば、紙種判定手段は、押し力検出手段によって検出された少なくとも2か所の圧力量によって紙種を判別するから、圧力量の局部的なばらつきを緩和して高精度な紙種判定を行うことができる。
前項(13)に記載の発明によれば、圧電センサによって圧力量を確実に測定することができる。
前項(14)に記載の発明によれば、複数の当接検出手段のうちのいずれかにより最初に当接が検出された後、所定時間内に当接検出が行われなかった当接検出手段がある場合、スキュー補正ができないと判断して、シャッター部材による用紙の停止を解除する。
前項(15)に記載の発明によれば、シャッター部材による用紙の停止が解除された場合、直前に判定された用紙の紙種を停止が解除された用紙の紙種と判定されるから、紙種が特定されない用紙の存在を回避でき、その後の画像形成処理等を円滑に実行することができる。
前項(16)に記載の発明によれば、紙種判定手段による紙種の判定後、判定結果に応じて画像形成の際のプロセス条件が設定されるから、紙種に応じた適正なプロセス条件で画像形成を行うことができる。
前項(17)に記載の発明によれば、紙種に応じた適正な転写出力で転写を行うことができる。
前項(18)に記載の発明によれば、紙種に応じた適正な用紙分離出力で用紙の分離を行うことができる。
前項(19)に記載の発明によれば、紙種に応じた適正な定着温度で定着を行うことができる。
前項(20)に記載の発明によれば、当接検出手段により用紙の当接を検出することで用紙のスキュー補正を行うことができるとともに、シャッター部材と押し力検出手段を別々に設ける必要はなく、簡易な構成でスキュー補正も紙種の検出も行うことができる。
前項(21)に記載の発明によれば、用紙の搬送方向と直交する方向に設けられた複数のシャッター部材により、搬送されてきた用紙をスキュー補正のために停止するステップと、複数のシャッター部材にそれぞれ取り付けられた複数の当接検出手段により、用紙の当接を検出するステップと、複数のシャッター部材のうちの少なくともひとつに設けられた押し力検出手段により、用紙送り時の押し力を検出するステップと、押し力を検出するステップにより検出された押し力に基づき紙種を判定する紙種判定ステップと、を画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。 スキュー補正・紙種検出ユニットの詳細を示す図である。 (A)〜(C)はスキュー補正・押し力検出ユニットに用紙が搬送された状態の断面図である。 図2及び図3に示したスキュー補正・押し力検出ユニットを用いて、紙種判定を行う場合の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 (A)〜(C)はこの発明の他の実施形態を示すもので、スキュー補正・押し力検出ユニットに用紙が搬送された状態の断面図である。 図5に示したスキュー補正・押し力検出ユニットを用いて、紙種判定を行う場合の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 図5に示したスキュー補正・押し力検出ユニットを用いて、紙種判定を行う場合の画像形成装置の他の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置1の全体構成図である。
画像形成装置1は、用紙を収容する1個または複数個の給紙カセット100を備えている。給紙カセット100から引き出された用紙は、上方に向かう用紙搬送路700に沿って、搬送路700の所定位置に配置された搬送ローラーにより上方に搬送される。
搬送経路700の上下方向の中央位置近傍には、用紙の傾きであるスキュー補正と用紙押し力の検出を行うためのスキュー補正・押し力検出ユニット200が配置されている。スキュー補正・押し力検出ユニット200は、搬送路700を挟んで配置された一対のレジストローラー202、203と、レジストローラー202、203の上流側(下側)に搬送路700を挟んで配置された一対の搬送ローラー201、201を備えている。スキュー補正・押し力検出ユニット200の詳細については後述する。
スキュー補正・押し力検出ユニット200の下流側には、用紙に画像形成を行うための画像形成部が備えられている。具体的には、回転可能な感光体ドラム401が設けられ、感光体ドラム401の回転周りには順に、感光体ドラム401を帯電させる帯電ローラー402と、帯電された感光体ドラム401を画像データに応じて露光する露光ユニット403と、感光体ドラム401の表面を現像してトナー像を形成する現像器404と、形成されたトナー像を用紙に転写する転写ローラー405と、転写後感光体ドラム401の表面を除電するクリーナー406等が配置されている。
転写ローラー405によりトナー像を転写された用紙は、定着器500によって定着された後、排紙ユニット600に排紙される。定着器500は加熱ローラー501と加圧ローラー502を備え、両ローラーによって用紙を加熱・加圧することにより定着を行う。
画像形成装置1の画像形成動作等を含む全体動作は、制御部300によって制御される。制御部300は、CPU301と、CPU301の動作プログラム等を格納するROM302と、CPU301が動作する際の作業領域となるRAM303を備え、CPU301が動作プログラムに従って動作することにより各処理が実行される。
図2はスキュー補正・押し力検出ユニット200の詳細を示す図、図3はスキュー補正/押し力検出ユニット200に用紙が搬送された状態の断面図である。
このスキュー補正・押し力検出ユニット200は、前述したように一対のレジストローラー202、203と搬送ローラー201、201を備えている。
レジストローラー202、203は、水平状態に配置された駆動軸202aと従動軸202b(図3に示す)に間隔を置いて支持された複数のローラーからなり、主動軸202aを図示しない駆動部によって回転駆動することにより一方のレジストローラ202を回転させ、レジストローラ202の回転に伴い、他方のレジストローラ203が従動軸203a周りで回転するようになっている。また、搬送ローラー201、201は、水平状態に配置された各軸部201aに間隔を置いて支持された複数のローラーからなり、一方の軸202aが図示しない駆動部によって回転駆動され、後述する紙種判定時の押し力を用紙Pに付与する。
レジストローラー202、203は、搬送ローラー201、201によってX方向(上方向)に搬送されてきた用紙Pを、画像形成部の動作タイミングに合わせて供給する役割を果たすが、この実施形態では用紙Pがレジストローラー202、203にかみ込む前に用紙のスキュー補正が行われる。
即ち、複数のレジストローラー202、203のうち、いくつかの隣り合うレジストローラーの間には、シャッター部材210a、210bが合計で複数個(この例では2個)設けられており、用紙Pがレジストローラー202、203にかみ込む前に用紙Pの先端がシャッター部材210a、210bの端部に当接するようになっている。各シャッター部材210a、210bの用紙搬送方向の上流側の端部には、用紙Pの当接を検出する当接センサ220がそれぞれ設けられている。当接センサ220としては、例えば用紙有無の静電容量の変化により当接状態を検出する静電センサによって構成される。
各シャッター部材210a、210bは、従動側のレジストローラ203の従動軸203aに各々独立して回動可能に設けられている。また、シャッター部材210a、210bの回動方向において、シャッター部材210a、210bの当接センサ220が配置された端部ではない方の端部には、それぞれレバー231が連結されるとともに、レバー231の他端はストッパ部材230に係止している。
また、各レバー231には、それぞれバネ部材232によって各シャッター部材210a、210b側へ押し付けられる方向の付勢力が常時付与されている。このバネ部材232による付勢力は、レバー231を介してシャッター部材210a、210bへ伝達され、各シャッター部材210a、210bは、図3の半時計方向換言すれば当接センサ220が用紙搬送方向の上流側に押されるような付勢力を常時付与されている。なお、スキュー補正後の用紙Pの送り時には用紙Pの押し力により各シャッター部材210a、210bは付勢力に抗して図3の時計方向に回動可能となっている。
ストッパ部材230は、該ストッパ部材230を固定解放可能に支持する図示しない支持装置に連結されている。この実施形態では、スキュー補正が終了するまでは各ストッパ部材250は固定状態となされ、これによってシャッター部材210a、210bが用紙Pの押し力では可動しない保持力をシャッター部材210a、210bに付与し、スキュー補正の終了後は、ストッパ部材230の固定を解除し、用紙Pの押し力により各シャッター部材210a、210bの回動を可能としている。各シャッター部材210a、210bが一定量回動すると、レバー231のストッパ部材230への係止が外れるようになっている。
図3(A)は、用紙Pの先端が未だ当接センサ220に当接していない待機状態を示し、シャッター部材210a、210bの端部の当接センサ220の当接面は、駆動レジストローラー202と従動レジストローラー203のニップ部の用紙搬送方向上流側に位置しており、用紙Pの先端は前記ニップ部に突入する前に前記当接面に当接する。この状態では、各シャッター部材210a、210bはストッパ部材230によって回動を阻止されている。従って、図2(A)のように用紙Pが斜行されてきた場合、シャッター部材210a、210bの一方に用紙Pの先端が先に当接するが、他方のシャッター部材には当接していないため、用紙Pの先端の斜行の進み側は遅れ側を待つことになり、図2(B)に示すように用紙の斜行(スキュー)が補正される。
スキュー補正の終了後、つまりシャッター部材210a、210bの全ての当接センサ220が用紙Pの当接を検知した(ONになった)ときは、ストッパ部材230の固定を解放する。すると図3(B)に示すように、搬送ローラー201による用紙Pの送りに起因して生じる用紙先端の押し力によってシャッター部材210a、210bは図3の時計方向に回動し、その後、用紙Pの先端はシャッター部材210a、210bを押しながらレジストローラ対202、203のニップ部に突入する。
この実施形態では、斜行搬送された用紙Pをスキュー補正した後、用紙Pの先端がニップ部に突入する前に、シャッター部材210a、210bの移動量によって用紙押し力を検出するようになっている。
即ち、図3に示すように、各シャッター部材210a、210bには回動方向の中間位置に、シャッター部材210a、210bと一体で回動可能なスリット部材211が設けられている。このスリット部材211には回動方向に多数のスリットが形成されており、スリット部材211の両側に配置された発光素子と受光素子からなる光学センサ240により、スリット部材211のスリットを読み取る。そして、読み取ったときのスリットの数に対応するパルスカウント値により、シャッター部材210a、210bの回動量を検出するようになっている。
より具体的には、スキュー補正後、図3(B)に示すように、ストッパ部材230の固定を解放して用紙Pの押し力によってシャッター部材210a、210bを回動させる。シャッター部材210a、210bには、バネ部材232によって用紙Pの押し力に対向する方向の付勢力が付与されているから、シャッター部材210a、210bは、用紙Pの押し力に抗する保持力を有し、用紙Pの押し込み量に応じて負荷量(抗力)を変化させながら、回動する。用紙Pの押し力は用紙の厚みが厚いほど大きく、押し力が大きいほどシャッター部材210a、210bの回動量は大きくスリット部材211の回動量も大きい。この回動量に対応するスリット部材211のスリットの数を光学センサ240で計数することにより、用紙Pの押し力を検出している。必要であれば、用紙Pの押し力の検出時に、用紙Pを一定量送った後搬送ローラー201の駆動を押し力検出終了までの所定時間停止させても良い。
用紙Pの押し力の検出後は、用紙Pがレジストローラー202、203のニップ部まで搬送されると、レジストローラー202、203による搬送力も加わり、シャッター部材210a、210bを図3(C)の状態に押し上げて、用紙Pが搬送される。搬送された用紙は、転写ローラー405によりトナー画像を転写され、定着装置500により定着されたのち、排紙ユニット600に排紙される。
用紙Pがスキュー補正・押し力検出ユニット200を完全に通過すると、各シャッター部材210a、210bはバネ部材232の付勢力によって図3(A)の待機状態へと復帰する。
なお、スキュー補正時の各シャッター部材210a、210bの固定保持及びスキュー補正後の解放をストッパ部材230により行うものとしたが、各シャッター部材210a、210bに直接に係わって、スキュー補正時は各シャッター部材210a、210bを回動阻止状態に保持し、各シャッター部材210a、210bの回動量の検出時には、保持を解放して各シャッター部材210a、210bをバネ部材232の付勢力に抗して回動可能とし、検出後は各シャッター部材210a、210bを強制的に図3の時計方向に回動させて図3(C)の状態とし、用紙Pの通過後はバネ部材232の付勢力によって図3(A)の待機状態へと復帰させる構成であっても良い。
図4は、図2及び図3に示したスキュー補正・押し力検出ユニット200を用いて、紙種判定を行う場合の画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。
なお、図4及び図6以降のフローチャートに示される動作は、制御部300のCPU301がROM302等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS01では、搬送ローラー201による用紙の搬送が開始されたかどうかを判断し、開始されなければ(ステップS01でNO)、開始されるのを待つ。開始された場合(ステップS01でYES)、ステップS12で、ストッパ部材230を固定して各シャッター部材210a、210bに、用紙Pの押し力でシャッター部材210a、210bが可動しない保持力(保持力1)を保持させる。
次にステップS03で、シャッター部材210a、210bの用紙当接部に設けられた全ての当接センサ220により用紙Pの当接が検知されたかどうか(全ての当接センサ220がONかどうか)を判断する。すべての当接センサ220がONでなければ(ステップS03でNO)、すべての当接センサ220がONするまで待つ。
すべての当接センサ220がONであれば(ステップS03でYES)、スキュー補正が終了したと判断してステップS04に進み、ストッパ部材230による固定を開放し、バネ部材232による付勢力に基づく保持力(保持力2)を各シャッター部材210a、210bに保持させる。この保持力2は、バネ部材232によって付勢された、シャッター部材210a、210bの移動量(回動量)に応じて変化する負荷量に対応する保持力であり、用紙Pの押し力によってシャッター部材210a、210bが回動可能となる。
次いでステップS05で、用紙Pが当接した状態で用紙Pの押し力によるシャッター部材210a、210bの移動量を検出したのち、ステップS06で移動量によって紙種を判定する。移動量と紙種との対応関係が規定されたテーブルが画像形成装置1内の図示しない記憶部に予め記憶されており、このテーブルを基に、検出された移動量に応じた紙種が判定される。なお、移動量の検出は全てのシャッター部材210a、210bにおいて行い、検出結果を平均等しても良いし、いずれかのみの検出結果を用いても良い。
次いでステップS07で、判定された紙種に応じて画像形成の際のプロセス条件を設定する。プロセス条件としては、限定はされないが、転写ローラー405による転写時の転写出力、用紙分離出力、定着器500の定着温度の少なくとも何れかを挙げることができる。
この実施形態では、用紙Pの押し力をシャッター部材210a、210bの移動量として検出し、紙種の判定処理を行っているため、スキュー補正後にレジストローラー202、203により直ちに用紙Pの搬送を行う場合に較べて、画像の書き出し位置が遅れ方向にずれてしまう。そこで、ステップS08で、シャッター部材210a、210bが移動したことによる、用紙に転写される画像位置のずれ分を補正するため、シャッター部材210a、210bの移動量に応じた画像書き出し位置を設定する。この補正により、用紙Pの押し力検出を行わない場合と同じ書き出し位置から画像を書き出すことができる。
その後、ステップS09で、レジストローラー202、203により用紙を搬送する。
図5はこの発明の他の実施形態を示すもので、図3に対応する断面図である。この実施形態では、シャッター部材210a、210bの用紙当接部に圧力センサ250が設けられており、この圧力センサ250によって用紙Pの当接検出と用紙Pの押し力検出を行うようになっている。
図5に示した実施形態では、図3に示した実施形態と比較して、シャッター部材210a、210bにおけるスリット部材211、光学センサ240が設けられていない点、シャッター部材210a、210bの先端の各当接センサ220に代えて圧電センサ250が設けられている点を除き、図3の実施形態と同一の構成であるので、同一構成部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。ただし、圧電センサ250により行われる用紙Pの押し力検出は、シャッター部材210a、210bの回動阻止状態でも行うことができ、スキュー補正後のシャッター部材210a、210bへの保持力2の付与は必要ないから、バネ部材232の付勢力は図3の実施形態に較べて弱くても構わない。
図5(A)は、用紙Pの先端が未だ圧電センサ250に当接していない待機状態を示し、シャッター部材210a、210bの端部の圧電センサ250の当接面は、駆動レジストローラー202と従動レジストローラー203のニップ部の用紙搬送方向上流側に位置しており、用紙Pの先端は前記ニップ部に突入する前に前記当接面に当接する。この状態では、各シャッター部材210a、210bはストッパ部材230によって回動を阻止されている。従って、用紙Pが斜行されてきた場合、シャッター部材210a、210bの何れかに用紙Pの先端が先に当接するが、他方のシャッター部材には当接していないため、用紙Pの先端の斜行の進み側は遅れ側を待つことになり、用紙の斜行(スキュー)が補正される。
スキュー補正の終了後、つまりシャッター部材210a、210bの全ての圧電センサ250が用紙Pによる押し力を検知した(ONになった)ときは、圧電センサ250により用紙Pの押し力を測定する。圧電センサ250への圧力は、用紙の厚みが厚いほど大きく、押し力が大きいほど圧電センサ250の出力も大きくなる。
その後ストッパ部材250の固定を解放すると、図5(B)に示すように、用紙Pの先端はシャッター部材210a、210bを押しながらレジストローラ対202、203のニップ部に突入し、レジストローラー202、203による搬送力も加わり、シャッター部材210a、210bを図5(C)の状態に押し上げて、用紙Pが搬送される。搬送された用紙は、転写ローラー405によりトナー画像を転写され、定着装置500により定着されたのち、排紙ユニット600に排紙される。
用紙Pがスキュー補正・押し力検出ユニット200を完全に通過すると、各シャッター部材210a、210bはバネ部材232の付勢力によって図3(A)に示す待機状態へと復帰する。
図6は、図5に示したスキュー補正・押し力検出ユニット200を用いて、紙種判定を行う場合の画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。
ステップS11では、搬送ローラー201等による用紙の搬送が開始されたかどうかを判断し、開始されなければ(ステップS11でNO)、開始されるのを待つ。開始された場合(ステップS11でYES)、ステップS12で、ストッパ部材230を固定して各シャッター部材210a、210bに、用紙Pの押し力でシャッター部材210a、210bが可動しない保持力を保持させる。
次にステップS13で、シャッター部材210a、210bの用紙当接部に設けられた全ての圧電センサ250により用紙Pの当接が検知されたかどうか(全ての圧電センサ250がONかどうか)を判断する。すべての圧電センサ250がONでなければ(ステップS13でNO)、すべての圧電センサ250がONするまで待つ。
すべての圧電センサ250がONであれば(ステップS13でYES)、スキュー補正が終了したと判断してステップS14に進み、圧電センサ250による用紙Pの押し力を検出する。
次いでステップS15で、検出した押し力によって紙種を判定する。押し力と紙種との対応関係が規定されたテーブルが画像形成装置1内の図示しない記憶部に予め記憶されており、このテーブルを基に押し力に応じた紙種が判定される。なお、押し力の検出は全てのシャッター部材210a、210bの圧電センサ250において行い、検出結果を加算したり平均値を求め、これらの値を基に紙種を判定するのが、圧電センサ250の測定ばらつき等を吸収でき、高精度な紙種判定を行うことができる点で望ましい。また、測定時間内の圧力推移に基づいて紙種を判定しても良い。
次いでステップS16で、判定された紙種に応じて画像形成の際のプロセス条件、例えば転写出力、用紙分離出力、定着器500の定着温度等を設定したのち、ステップS17で、ストッパ部材230による固定を開放するとともに、レジストローラー202、203により用紙を搬送する。なお、ストッパ部材230の開放は、ステップS14での用紙の押し力測定後、ステップS17の用紙搬送までの間に行われれば良い。
図7は、図5に示したスキュー補正・押し力検出ユニット200を用いて、紙種判定を行う場合の画像形成装置1の他の動作を示すフローチャートである。この例では、一定時間内にスキュー補正ができなかった場合の処理を含んでいる。
ステップS21では、搬送ローラー201等による用紙の搬送が開始されたかどうかを判断し、開始されなければ(ステップS21でNO)、開始されるのを待つ。開始された場合(ステップS21でYES)、ステップS22で、ストッパ部材230を固定して各シャッター部材210a、210bに、用紙Pの押し力でシャッター部材210a、210bが可動しない保持力を保持させる。
次にステップS23で、シャッター部材210a、210bの用紙当接部に設けられた全ての圧電センサ250により用紙Pの当接が検知されたかどうか(全ての圧電センサ250がONかどうか)を判断する。
すべての圧電センサ250がONであれば(ステップS23でYES)、スキュー補正が終了したと判断してステップS27に進み、圧電センサ250による用紙Pの押し力を検出する。
次いでステップS28で、検出した押し力によって紙種を判定する。なお、押し力の検出は全てのシャッター部材210a、210bの圧電センサ250において行い、検出結果を加算したり平均値を求め、これらの値を基に紙種を判定するのが、圧電センサ250の測定ばらつき等を吸収でき、高精度な紙種判定を行うことができる点で望ましい。また、測定時間内の圧力推移に基づいて紙種を判定しても良い。
次いでステップS29で、判定された紙種に応じて画像形成の際のプロセス条件、例えば転写出力、用紙分離出力、定着器500の定着温度等を設定したのち、ステップS30で、ストッパ部材230による固定を開放するとともに、レジストローラー202、203により用紙を搬送する。
ステップS23において、すべての圧電センサ250がONでなければ(ステップS23でNO)、ステップS24に進み、何れか最初の圧電センサ250がONかどうかを判断する。最初の圧電センサ250がONでなければ(ステップS24でNO)、用紙Pがまだシャッター部材210a、210bまで到達していないと考えられるため、ステップS23に戻る。
最初の圧電センサ250がONであれば(ステップS24でYES)、ステップS25で、最初の圧電センサ250がONになってから一定時間が経過したかどうかを調べる。一定時間が経過していなければ(ステップS25でNO)、ステップS23に戻る。
一定時間が経過していれば(ステップS25でYES)、ステップS26に進み、ストッパ部材230による固定を開放し、直前の用紙についての紙種を当該用紙についての紙主として設定した後、ステップS29に進む。従って、この場合は直前の用紙についての紙種に基づいて、プロセス条件が設定されることになる。
このように、この実施形態では、最初の圧電センサ250がONになってから一定時間が経過しても全ての圧電センサ250がONにならなければ、ストッパ部材230による固定を開放し、直前の用紙についての紙種を当該用紙についての紙種として設定するから、スキュー限界を超えたスキュー補正が行われることによる紙詰まり等の不具合の発生を未然に防止することができる。
以上説明したように、この発明の実施形態では、用紙Pの主走査方向に設けられ、搬送されてきた用紙Pをスキュー補正のために停止させる複数のシャッター部材210a、210bに、用紙Pの当接を検出する複数の当接センサ220や圧電センサ250がそれぞれ取り付けられているから、シャッター部材210a、210bによって用紙Pのスキュー補正を行うことができる。しかも、複数のシャッター部材210a、210bのうちの少なくともひとつに、紙種を判定するための用紙送り時の押し力を検出する押し力検出手段である、スリット部材211と光学センサ240、あるいは圧電センサ250が設けられているから、シャッター部材210a、210bと押し力検出手段を別々に設ける必要はなく、簡易な構成でスキュー補正も紙種の判定も行うことができる画像形成装置となる。
1 画像形成装置
200 スキュー補正・押し力検出ユニット
201 搬送ローラー
202、203 レジストローラー
210a、210b シャッター部材
211 スリット部材
220 当接センサ
230 ストッパ部材
231 レバー
232 バネ部材
240 光学センサ
250 圧電センサ
300 制御部
301 CPU
302 ROM
401 感光体ドラム
405 転写ローラー
500 定着器
P 用紙

Claims (21)

  1. 用紙の搬送方向と直交する方向に設けられ、搬送されてきた用紙をスキュー補正のために停止させる複数のシャッター部材と、
    各シャッター部材にそれぞれ取り付けられた用紙の当接を検出する当接検出手段と、
    前記複数のシャッター部材のうちの少なくともひとつに設けられた、用紙送り時の押し力を検出する押し力検出手段と、
    前記押し力検出手段により検出された押し力に基づき、紙種を判定する紙種判定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記当接検出手段により用紙の当接を検出後、用紙の当接状態を保持して前記押し力検出手段による押し力の検出を行い、押し力の検出後に用紙をシャッター部材を通過させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記紙種判定手段は、前記複数の当接検出手段の全てにより用紙が前記シャッター部材に当接したことが検出されたタイミングから押し力の検出及び紙種判定を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記押し力検出手段は、前記シャッター部材への当接によるシャッター部材の移動量に基づいて用紙送り時の押し力を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記シャッター部材は、用紙の当接時に用紙搬送を規制する所定のシャッター保持力を有し、該シャッター保持力は、用紙がシャッター部材に当接しスキュー補正が終了するまでの第1のシャッター保持力と、スキュー補正後用紙の押し力を検出するまでの第2のシャッター保持力であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1のシャッター保持力は、用紙の押し力でシャッター部材が可動しない保持力であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2のシャッター保持力は、シャッター部材の移動量に応じて変化する負荷量に対応する保持力であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記押し力検出手段による紙種判定時の前記シャッター部材の移動量から、画像の書き出し位置を設定する画像書き出し位置設定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記シャッター部材の移動量は、光学センサとスリット部材によるパルスカウントによって算出されることを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記当接検出手段による用紙の当接検出は、静電センサによって行われることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記押し力検出手段は、シャッター部材に当接した用紙の圧力量によって押し力を検出することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記紙種判定手段は、前記押し力検出手段によって検出された少なくとも2か所の圧力量によって、紙種を判別することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記圧力量は圧電センサによって測定されることを特徴とする請求項11または12に記載の画像形成装置。
  14. 前記複数の当接検出手段のうちのいずれかにより最初に当接が検出された後、所定時間内に当接検出が行われなかった当接検出手段が存在する場合、前記シャッター部材による用紙の停止を解除することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記シャッター部材による用紙の停止が解除された場合、前記紙種判定手段は、直前に判定された用紙の紙種を、停止が解除された用紙の紙種と判定することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記紙種判定手段による紙種の判定後、判定結果に応じて画像形成の際のプロセス条件を設定することを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の画像形成装置。
  17. 前記プロセス条件は転写出力であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記プロセス条件は用紙分離出力であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  19. 前記プロセス条件は定着温度であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  20. 画像形成装置が、
    用紙の搬送方向と直交する方向に設けられた複数のシャッター部材により、搬送されてきた用紙をスキュー補正のために停止するステップと、
    各シャッター部材にそれぞれ取り付けられた当接検出手段により、用紙の当接を検出するステップと、
    前記複数のシャッター部材のうちの少なくともひとつに設けられた押し力検出手段により、用紙送り時の押し力を検出するステップと、
    押し力を検出するステップにより検出された押し力に基づき紙種を判定する紙種判定ステップと、
    を実行することを特徴とする紙種判定方法。
  21. 画像形成装置のコンピュータに、
    用紙の搬送方向と直交する方向に設けられた複数のシャッター部材により、搬送されてきた用紙をスキュー補正のために停止するステップと、
    各シャッター部材にそれぞれ取り付けられた当接検出手段により、用紙の当接を検出するステップと、
    前記複数のシャッター部材のうちの少なくともひとつに設けられた押し力検出手段により、用紙送り時の押し力を検出するステップと、
    押し力を検出するステップにより検出された押し力に基づき紙種を判定する紙種判定ステップと、
    を実行させるための紙種判定プログラム。
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