JP6956776B2 - 尿取りパッドの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、尿取りパッドの製造方法に関する。
パンツ型おむつの中に装着されて使用される尿取りパッドが知られている。ここで、パンツ型おむつは、平面上に展開したとき、表面シートと、裏面シートと、両シート間に位置する吸収体と、表面シートの幅方向の両側に位置し、長手方向に沿って延びる一対の防漏壁と、を備えている。一対の防漏壁の各々における長手方向の両端部の各々には、防漏壁の端部を表面シートに固定する固定部が形成されている。したがって、一対の防漏壁における両端部の固定部の間の部分と表面シートとの間には、尿取りパッドの幅方向の両端部を収容可能な一対の収容領域が形成されている。一方、尿取りパッドは、液体を吸収可能な吸収性本体を備えている。そして、一対の収容領域に、吸収性本体の幅方向の両端部が挟み込まれることで、パンツ型おむつに尿取りパッドが装着される。そのような尿取りパッドとしては、例えば、特許文献1に、体液処理用品が開示されている。
特許文献1のような尿取りパッド(体液処理用品)では、吸収性本体の幅方向の両端部の各々において、長手方向の両端部が幅方向の内側に窪む形状にカットされている。すなわち、吸収性本体の幅方向の両端部の各々において、長手方向の寸法が短くされている。それにより、その各端部の長手方向の寸法を、各収容領域の長手方向の寸法よりも短くすることができる。それゆえ、パンツ型おむつに尿取りパッドを装着するとき、一対の収容領域に吸収性本体の幅方向の両端部を挟み込み易くすることができ、それにより、尿取りパッドを適切に装着できる。
特開2001−145662号公報
特許文献1のような尿取りパッドを製造する方法としては、例えば、以下の第1〜第4工程を実施する方法がある。第1工程は、搬送方向に延び、横断方向に間隔を空けて並んだ一対の連続サイドシートの各々に、搬送方向に延び、横断方向に間隔を空けて並んだ一対の連続脚弾性部材の各々を、前記搬送方向に間欠的に接着する。第2工程は、一対の連続サイドシートの上に、搬送方向に延びる連続裏面シート、搬送方向に並んだ複数の吸収体および搬送方向に延びる連続表面シートが積層され接着された状態を形成し、一対の連続サイドシートを、連続表面シートの上に折り畳んで、連続吸収性本体を形成する。第3工程は、連続吸収性本体における互いに隣り合う吸収体の間の中間領域であって、一対の連続脚弾性部材が他のシートに接着されていない前記中間領域において、連続吸収性本体を、前記搬送方向の中心で順次切断すると共に、一対の連続脚弾性部材を切断して、吸収性本体を順次形成する。第4工程は、吸収性本体における搬送方向の両端部において、横断方向の両端部から除去部を切断して、横断方向の内側に窪む形状を形成する。なお、第3工程の切断と第4工程の切断とを同時に行うことは、製造上、非常に難しく、上記のように別々に行われるのが通常である。
この製造方法では、第3工程で、連続吸収性本体の中間領域が、搬送方向の中心で切断されるときに、一対の連続脚弾性部材も切断される。ここで、中間領域の連続脚弾性部材は、他のシートに接着されていない。したがって、連続脚弾性部材は、切断により、他のシートに接着された部分、すなわち接着部分と、接着部分の端部に連結し、他のシートに接着されていない部分、すなわち非接着部分とを有する脚部弾性部材となる。そして、非接着部分は切断後に収縮して小さくなり、他のシート間に挟まれただけの状態となる(カットバック)。その後、第4工程で、吸収性本体における搬送方向の両端部において、横断方向の両端部から除去部が切断されると、非接着部分は、中間領域のシート間に挟まれただけの状態なので、シートと共に切断され、シートの端に付着した小片となる。そのため、そのようなシートの端に付着した脚弾性部材の小片は、切断されたシートが製造ラインから除去されるとき、シートから簡単に分離して、製造ラインに残存してしまい、製造ラインを汚染するおそれがある。更に、第3工程で連続吸収性本体を個々の吸収性本体へ切断した後に、第4工程で除去部を切断するので、除去部の大きさは小さくなり、その数は多くなる。そのため、切断された除去部が製造ラインから除去され難くなり、製造ラインを汚染するおそれがある。これらの場合、尿取りパッドの製造ラインや製品に悪影響が生じるおそれがある。
本発明の目的は、吸収性本体の長手方向(搬送方向)の両端部において、幅方向(横断方向)の両端部から除去部を除去して、幅方向(横断方向)の内側に窪む形状を形成する工程を有する尿取りパッドの製造方法において、切断などに伴う製造ラインの汚染をより抑制することが可能な尿取りパッドの製造方法を提供することにある。
本発明の尿取りパッドの製造方法は、(1)吸収性本体を備える尿取りパッドを製造する方法であって、搬送方向に延び、横断方向に間隔を空けて並んだ一対の連続サイドシートの各々に、前記搬送方向に延び、前記横断方向に間隔を空けて並んだ一対の連続脚弾性部材の各々を、前記搬送方向に間欠的に接着する弾性部材配置工程と、前記一対の連続サイドシートの上に、前記搬送方向に延びる連続裏面シート、前記搬送方向に並んだ複数の吸収体および前記搬送方向に延びる連続表面シートが積層され、前記一対の連続サイドシート、前記連続裏面シート、前記複数の吸収体および前記連続表面シートが互いに接着された状態を形成し、前記一対の連続サイドシートを、前記連続表面シートの上に折り畳んで、連続吸収性本体を形成する資材積層工程と、前記連続吸収性本体における互いに隣り合う前記吸収体の間の中間領域であって、前記一対の連続脚弾性部材が他のシートに接着されていない前記中間領域において、前記中間領域における前記横断方向の両端部から除去部を切断して、それぞれ前記横断方向の内側に窪む形状を形成すると共に、前記一対の連続脚弾性部材を切断する隅部切断工程と、前記連続吸収性本体を、前記中間領域における前記搬送方向の中心で順次切断して、前記吸収性本体を順次形成する端部切断工程と、を備える、尿取りパッドの製造方法。
本尿取りパッドの製造方法では、隅部切断工程で、連続吸収性本体における隣り合う吸収体の間の中間領域にて、横断方向の両端部から除去部が切断され、横断方向の内側に窪む形状が形成される。その際、横断方向の両端部で、一対の連続脚弾性部材が切断される。その後、端部切断工程で、連続吸収性本体が、中間領域における搬送方向の中心で順次切断されて、吸収性本体が順次形成される。ここで、中間領域では一対の連続脚弾性部材が他のシートに接着されていない。そのため、連続脚弾性部材のうちの除去部に含まれる部分は、隅部切断工程後、収縮して除去部のシート間に挟まれているだけの状態となる。そして、連続吸収性本体における吸収体を含む部分、すなわち吸収性本体となる部分が連結している中間領域から、吸収性本体となる部分の二個分の除去部が一度に切断される。したがって、二個分の除去部が一まとまりであるため、搬送方向に比較的長くなる。よって、一まとまりの除去部と共に切断された連続脚弾性部材の部分は、比較的長い片となり、除去部のシート中ほどに、シートの間に挟まれた状態を維持し易い。それゆえ、除去部のシートが製造ラインから除去される際、シート間に挟まれているだけの状態でシートの中ほどに維持された連続脚弾性部材の長い片がシートから分離することが抑制される。
また、除去部は、上記のように、二個分の除去部が一まとまりであるため、その大きさは搬送方向に比較的大きくなり、その数は少なくなる。そのため、切断された除去部を製造ラインから除去し易くすることができる。
それらにより、脚弾性部材や除去部のような資材の一部が製造ラインに残存することを抑制でき、製造ラインが汚染されることを抑制できる。
本発明の尿取りパッドの製造方法は、(2)前記資材積層工程は、前記一対の連続サイドシートの各々における前記一対の連続脚弾性部材の各々が接着された面の上に、前記連続裏面シート、前記複数の前記吸収体および前記連続表面シートが積層され接着された状態を形成する工程を含む、上記(1)に記載の尿取りパッドの製造方法、でもよい。
本尿取りパッドの製造方法では、連続脚弾性部材が、連続サイドシートと、連続裏面シート、複数の前記吸収体および連続表面シートとの間に挟持され得る。すなわち、連続裏面シートの非肌側に連続脚弾性部材が配置される。それにより、もし仮に、除去部のシート間に挟まれた脚弾性部材の小片が除去されずに製品に残存したとしても、製品において脚弾性部材の小片は裏面シートよりも非肌側に位置する可能性を高くすることができ、装着者の肌に悪影響を及ぼさないようにできる。
本発明の尿取りパッドの製造方法は、(3)前記弾性部材配置工程は、前記一対の連続サイドシートの各々における、前記一対の連続脚弾性部材の各々よりも前記横断方向の外側に、前記搬送方向に延び、前記横断方向に間隔を空けて並んだ一対の連続防漏弾性部材を接着する工程を含み、前記資材積層工程は、前記一対の連続サイドシートを、前記連続表面シートの上に折り畳んで、前記一対の連続防漏弾性部材を、前記一対の連続脚弾性部材よりも前記横断方向の内側に配置する工程を含み、前記端部切断工程は、前記連続吸収性本体を順次切断すると共に、前記一対の連続防漏弾性部材を切断する工程を含む、上記(1)または(2)に記載の尿取りパッドの製造方法、であってもよい。
本尿取りパッドの製造方法では、資材積層工程において、一対の連続サイドシートを、連続表面シートの上に折り畳んで、一対の連続防漏弾性部材を、一対の連続脚弾性部材よりも横断方向の内側に配置する。それにより、隅部切断工程にて、除去部が切断されても、一対の連続防漏弾性部材が切断されないようにできる。したがって、端部切断工程にて一対の連続防漏弾性部材を切断するとき、連続防漏弾性部材の小片を生じ難くすることができる。よって、資材の一部が製造ラインに残存することを抑制でき、製造ラインが汚染されることを抑制できる。
本発明の尿取りパッドの製造方法は、(4)前記除去部は、資材同士の接着用の接着剤の坪量が多い多量領域と、前記接着剤の坪量が少ない少量領域とを有し、前記少量領域の面積は、前記多量領域の面積よりも広い、上記(1)乃至(3)のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法、であってもよい。
本尿取りパッドの製造方法では、除去部において使用される接着用の接着剤の坪量が少ない少量領域の面積が、接着剤の坪量が多い多量領域の面積よりも広い。すなわち、除去部で使用される接着剤の量は少ない。それにより、除去部が切断されるとき、切断部分における切断刃に付着する接着剤の量を少なくすることができる。それにより、除去部が切断刃に接合したまま除去し難くなることを抑制できる。
本発明の尿取りパッドの製造方法は、(5)前記資材積層工程は、前記一対の連続サイドシートの各々のうちの前記連続表面シートの上に折り畳まれた部分において、前記横断方向の外側の部分を、前記連続表面シートの前記横断方向の端部に端部固定部で接合し、前記横断方向の内側の部分のうちの、前記連続表面シートにおける前記吸収体の前記搬送方向の両端部に対応する位置に前後固定部により接着する工程を含み、前記端部固定部における接着剤の塗布量は、前記前後固定部における接着剤の塗布量よりも多い、上記(1)乃至(4)のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法、であってもよい。
本尿取りパッドの製造方法では、端部固定部における接着剤の坪量は、前後固定部における接着剤の坪量よりも多い。ここで、一対の連続サイドシートは、横断方向の外側の両端部で折り畳まれている。したがって、隅部切断工程において、連続吸収性本体の横断方向の両端部から除去部を切断して、横断方向の内側に窪む形状を形成すると、除去部は、横断方向の外側の端縁を折り線として折り畳まれたシートとなる。そのため、端部固定部、すなわち、折り線に近い部分の接着剤の坪量を多くすることで、折り畳まれたシートにおける、折り線と反対側の部分が大きく開くことを抑制できる。それにより、除去部における折り線と反対側の部分が大きく開いて接着剤が剥き出しとなり、除去部が切断刃などに接合したまま除去し難くなることを抑制できる。
本発明の尿取りパッドの製造方法は、(6)隅部切断工程において、前記連続吸収性本体に含まれる前記一対の連続サイドシートの各々における、前記連続裏面シートに対して前記吸収体と反対側に位置する部分の前記横断方向の長さは、前記除去部の前記横断方向の長さよりも長い、上記(1)乃至(5)のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法、であってもよい。
本尿取りパッドの製造方法では、連続吸収性本体における連続裏面シートよりも下側において、一対の連続サイドシートの各々における横断方向の長さが、除去部の横断方向の長さよりも大きい。そのため、隅部切断工程で連続吸収性本体における横断方向の両端部から、除去部を切断するとき、除去部の外側を覆うシート部材はすべて連続サイドシートになる。したがって、除去部の外側に別の複数のシート部材が存在する場合のように、除去部の切断により、それら別の複数のシート部材が分離して、切断刃などに付着してしまい製造ラインを汚染してしまう、などの事態を抑制できる。
本発明の尿取りパッドの製造方法は(7)前記搬送方向に並んだ複数の吸収コアを包み込み、前記搬送方向に延びる連続コアラップにおける、前記複数の吸収コアの各々に対して前記搬送方向の前方の部分および後方の部分をそれぞれ接着することにより、前記搬送方向に前記複数の前記吸収体が連結された連続吸収体を形成する連続吸収体形成工程と、前記連続吸収体における互いに隣接する吸収体の間の境界において、前記横断方向の両端部から吸収体除去部を切断して、前記横断方向の内側に窪む形状を形成すると共に、前記連続吸収体を、前記境界で順次切断して、前記複数の前記吸収体の各々を順次形成する連続吸収体切断工程と、を更に備え、前記吸収体形成工程において、前記吸収体除去部の切断および前記連続吸収体の切断は、前記吸収コアよりも前記搬送方向の外側において行われる、上記(1)乃至(6)のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法でもよい。
本尿取りパッドの製造方法では、連続吸収体切断工程において、吸収体除去部の切断および連続吸収体の切断は、吸収コアよりも搬送方向の外側において行われる。それにより、コアラップの切断において、吸収コアが切断され難くなり、したがって、切断部分から吸収コアの材料がこぼれてしまい製造ラインを汚染してしまう、等の事態を抑制できる。
本発明の尿取りパッドの製造方法は、(8)前記吸収体除去部は、前記横断方向の外側の位置で搬送方向に長く、前記横断方向の内側の位置で搬送方向に短い形状を有する、上記(7)に記載の尿取りパッドの製造方法、であってもよい。
本尿取りパッドの製造方法では、吸収体切断工程において、吸収体除去部を切断すると、吸収体除去部は、横断方向の外側の端縁を折り線として折り畳まれたシートとなる。そのため、吸収体除去部が、横断方向の外側に長く、横断方向の内側で短い形状、例えば台形のような形状を有することで、折り畳まれたシートにおける、折り線と反対側の部分が、短くなるため、大きく開くことを抑制できる。それにより、吸収体除去部における折り線と反対側の部分が大きく開いて接着剤が剥き出しとなり、吸収体除去部が切断刃などに接合したまま除去し難くなることを抑制できる。
本発明の尿取りパッドの製造方法は、(9)前記吸収性本体において、前吸収体は、下層吸収体と、前記下層吸収体に積層され、平面視で、前記下層吸収体よりも前記搬送方向および前記横断方向に大きい上層吸収体と、を含み、複数の前記下層吸収体の各々と、複数の前記上層吸収体の各々と、を接着して、前記複数の前記吸収体を形成する吸収体形成工程、を更に備え、前記下層吸収体と前記上層吸収体とを接合する接着剤は、平面視で、前記下層吸収体よりも狭い領域に塗布されている、上記(1)乃至(8)のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法、であってもよい。
本尿取りパッドの製造方法では、吸収体が、下層吸収体と、下層吸収体よりも搬送方向および横断方向に大きい上層吸収体と、を含み、下層吸収体と上層吸収体とを接着する接着剤は、平面視で、下層吸収体よりも狭い領域に塗布されている。それにより、下層吸収体と上層吸収体とを接合する接着剤を搬送方向および横断方向の外側に拡がり難くすることができ、隅部切断工程で除去部が除去されるとき、接着剤が切断刃などに付着し難くすることができ、除去部が切断刃などに接合してしまい除去し難くなることを抑制できる。
本発明の尿取りパッドの製造方法は、(10)前記資材積層工程において、前記連続吸収性本体における前記中間領域における、前記連続裏面シートと前記連続表面シートとが接着された領域は、接着剤が間欠的に塗布された領域を含む、上記(1)乃至(9)のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法、でもよい。
本尿取りパッドの製造方法では、連続吸収性本体における中間領域付近における、連続裏面シートと連続表面シートとが接着された領域は、接着剤が間欠的に塗布された領域を含む。そのため、隅部切断工程で除去部が除去されるとき、接着剤が切断刃などに付着し難くでき、除去部が切断刃などに接合してしまい除去し難くなることを抑制できる。
本発明の尿取りパッドの製造方法は、(11)前記除去部は、前記横断方向の外側の位置で搬送方向に長く、前記横断方向の内側の位置で搬送方向に短い形状を有する、上記(1)乃至(10)のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法、であってもよい。
本尿取りパッドの製造方法では、一対の連続サイドシートは、横断方向の外側の両端部で折り畳まれている。したがって、隅部切断工程において、除去部を切断すると、除去部は、横断方向の両端を折り線として折り畳まれたシートとなる。そのため、除去部は、横断方向の外側で長く、横断方向の内側で短い形状、例えば台形のような形状を有することで、折り畳まれたシートにおける、折り線と反対側の部分が、狭くなるため、大きく開くことを抑制できる。それにより、除去部における折り線と反対側の部分が大きく開いて接着剤が剥き出しとなって除去部が切断刃などに接合したまま除去し難くなる、という事態を抑制できる。
本発明によれば、吸収性本体の長手方向(搬送方向)の両端部において、幅方向(横断方向)の両端部から除去部を除去して、幅方向(横断方向)の内側に窪む形状を形成するする工程、を有する尿取りパッドの製造方法において、切断などに伴う製造ラインの汚染をより抑制することが可能な尿取りパッドの製造方法を提供することができる。
実施形態に係る尿取りパッドの平面図である。 図1のII−II断面図である。 実施形態に係る尿取りパッドの構成例を説明するための模式図である。 実施形態に係る尿取りパッドの構成例を説明するための模式図である。 パンツ型おむつに尿取りパッドを取り付けた状態を示す平面図である。 実施形態に係る尿取りパッドの製造方法を説明するための模式図である。 実施形態に係る尿取りパッドの製造方法を説明するための模式図である。 実施形態に係る尿取りパッドの製造方法を説明するための模式図である。 実施形態に係る尿取りパッドの製造方法を説明するための模式図である。 実施形態に係る尿取りパッドの製造方法を説明するための模式図である。 実施形態に係る尿取りパッドの製造方法を説明するための模式図である。 実施形態に係る尿取りパッドの製造方法を説明するための模式図である。 実施形態に係る尿取りパッドの製造方法を説明するための模式図である。 従来の尿取りパッドの製造方法を説明するための模式図である。 従来の尿取りパッドの製造方法を説明するための模式図である。
以下、実施形態に係る尿取りパッドの製造方法について図面を参照して説明する。まず、本製造方法で製造される尿取りパッドについて説明する。
図1〜図2は本実施形態に係る尿取りパッド1の構成例を示している。ただし、図1は尿取りパッド1の平面図であり、図2は図1のII−II断面図である。尿取りパッド1は、長手方向L、幅方向Wおよび厚さ方向Tを有し、幅方向Wの中心を通り、長手方向Lに延びる長手方向中心線CLと、長手方向Lの中心を通り、幅方向Wに延びる幅方向中心線CWを更に有する。長手方向中心線CLに近づく向きおよび側をそれぞれ幅方向Wの内向きおよび内側とし、遠ざかる向きおよび側をそれぞれ幅方向Wの外向きおよび外側とする。幅方向中心線CWに近づく向きおよび側をそれぞれ長手方向Lの内向きおよび内側とし、遠ざかる向きおよび側をそれぞれ長手方向Lの外向きおよび外側とする。また、図1において、向って上方を長手方向Lの前方側または腹側とし、向って下方を長手方向Lの後方側または背側とする。長手方向Lおよび幅方向Wを含む平面に展開した状態の尿取りパッド1を厚さ方向Tの上方側から見ることを平面視といい、平面視で把握される形状を平面形状という。幅方向Wおよび長手方向Lを含む面と平行な任意の方向を平面方向という。尿取りパッド1が装着者に装着されたときに、厚さ方向Tにおいて相対的に装着者の肌面に近くなる側および遠くなる側をそれぞれ肌側および非肌側という。これら定義は、尿取りパッド1だけでなく、尿取りパッド1の資材や、尿取りパッド1が装着されるパンツ型おむつ100およびその資材にも共通に用いられる。ある部材等のある方向(例示:長手方向L、幅方向W)の端部とは、その部材等の、その方向の端縁からその方向での全体の長さの1/4(好ましくは1/8)以下の寸法の範囲をいう。例えば、尿取りパッド1の幅方向Wの端部とは、尿取りパッド1の幅方向Wの端縁から、尿取りパッド1の幅方向Wの最大長さの1/4の幅の範囲をいう。長手方向Lまたは幅方向Wに「沿う」とは、長手方向Lまたは幅方向Wに対して±30°の範囲の方向に沿うことを含むものとする。
図1および図2に示すように、尿取りパッド1は、表面シート2と、裏面シート3と、吸収体4と、を含む吸収性本体10を備える。本実施形態では、吸収性本体10は、更に、外装シート5を備える。
表面シート2は、厚さ方向Tにおいて肌側に位置する液透過性シートである。表面シート2としては、例えば、液透過性の不織布や織布、液透過孔が形成された合成樹脂フィルム、これらの複合シートなどが挙げられる。裏面シート3は、厚さ方向Tにおいて非肌側に位置する液不透過性のシートである。裏面シート3としては、例えば、液不透過性の不織布や合成樹脂フィルム、不織布と合成樹脂フィルムとの複合シート、SMS不織布などが挙げられる。外装シート5は、厚さ方向Tにおいて裏面シート3よりも非肌側に位置する液不透過性のシートである。外装シート5としては、例えば、裏面シート3として記載の材料のいずれかを用いることができる。吸収体4は、表面シート2と裏面シート3との間に位置する、液吸収性および液保持性を有する部材である。吸収体4は、肌側に位置し、吸収コア4Aaと吸収コア4Aaを包むコアラップ4Abとを含む上層吸収体4Aと、非肌側に位置し、吸収コア4Baと吸収コア4Baを包むコアラップ4Bbとを含む下層吸収体4Bと、を備える。吸収コア4Aa、4Baとしては、例えばパルプ繊維、高分子吸収体、それらの組み合わせが挙げられる。コアラップ4Ab、4Bbとしては、例えば不織布やティッシュが挙げられる。なお、吸収体4が有する層の数には特に制限はない。
上層吸収体4Aの形状は、長手方向Lに長く、長手方向Lの中央部に、幅方向Wの内側に向かう括れ部12を備える略瓢箪形状または略砂時計状である。一方、下層吸収体4Bの形状は、平面視で長手方向Lに長く、幅方向Wが短い略矩形状を有する。下層吸収体4Bにおいて、長手方向Lの寸法は上層吸収体4Aの長手方向Lの寸法よりも短く、幅方向Wの寸法は上層吸収体4Aの幅方向Wの寸法よりも短い。したがって、上層吸収体4Aの長手方向Lおよび幅方向Wの両端縁は、それぞれ下層吸収体4Bの長手方向Lおよび幅方向Wの両端縁よりも外側に位置する。なお、吸収体4の形状については特に制限はない。
本実施形態では、吸収性本体10は、一対のサイドシート6を更に含む。一対のサイドシート6は、吸収性本体10の幅方向Wの両側部を、外装シート5(裏面シート3)非肌側の表面から表面シート2の肌側の表面にかけて覆う液不透過性のシートである。一対のサイドシート6の各々は、一対の防漏壁6aと、一対の防漏弾性部材7を含む。各サイドシート6において、表面シート2を覆う、肌側の部分のうちの幅方向Wの内側の部分により、防漏壁6aが形成されている。一方、肌側の部分のうちの幅方向Wの外側の部分により、外側固定部6bが形成されている。外側固定部6bは、防漏壁6aにおける幅方向Wの外側の端部を表面シート2に固定する。なお、防漏壁6aにおける幅方向Wの内側の端部は固定されていない。したがって、防漏壁6aは、幅方向Wの外側の端縁が固定端とされ、幅方向Wの内側の端縁が自由端とされている。防漏壁6aの自由端には、長手方向Lに沿って延びる防漏弾性部材7が配置されている。それらにより、防漏壁6aは、尿取りパッドの装着時に、厚さ方向Tに起立可能である。各サイドシート6における長手方向Lの両端部には、防漏壁6aにおける長手方向Lの両端部を表面シート2に固定する長手方向固定部14が形成されている。各サイドシート6としては、例えば、裏面シート3のとして記載の材料のいずれかを用いることができる。
本実施形態では、吸収性本体10は、一対の脚弾性部材8を更に含む。一対の脚弾性部材8は、吸収性本体10の幅方向Wの両端部における一対のサイドシート6の内側かつ長手方向Lの中央部に位置し、長手方向Lに沿って延びる弾性部材である。具体的には、脚弾性部材8は、裏面シート3(外装シート5)の非肌側において、長手方向Lの両端部(の直線部22(後述))よりも、長手方向Lの内側かつ幅方向Wの両端部に、括れ部12を跨ぐように配置されている。すなわち、脚弾性部材8は、非肌側のサイドシート6と裏面シート3との間に配置されている。ただし、例えば、非肌側のサイドシート6と表面シート2との間や、肌側のサイドシート6と外装シート5、裏面シート3または表面シート2との間や、表面シート2と裏面シート3との間などに配置されてもよい。脚弾性部材8および上述の防漏弾性部材7としては、例えば糸ゴムが挙げられ、脚弾性部材8および上述の防漏弾性部材7の数は一本でも複数本でもよい。
吸収体4の肌側の表面、すなわち上層吸収体4Aの肌側の面と表面シート2とは互いに所定パターンの接着剤により接合される。吸収体4の非肌側の表面、すなわち下層吸収体4Bの非肌側の面と裏面シート3とは互いに所定パターンの接着剤により接合される。上層吸収体4Aの非肌側の表面と下層吸収体4Bの肌側の表面とは互いに所定パターンの接着剤により接合される。表面シート2と裏面シート3とはそれらの周縁部分にて互いに所定パターンの接着剤により接合される。また、一対のサイドシート6と表面シート2とは互いに所定パターンの接着剤によりに接合され、外装シート5と裏面シート3とは互いに所定パターンの接着剤によりに接合される。外装シート5と一対のサイドシート6とはそれらの周縁部分にて互いに所定パターンの接着剤により接合される。一対の防漏弾性部材7は、一対のサイドシート6の幅方向Wの内側の端部の一部が折り返された部分に接着剤で接合される。一対の脚弾性部材8は、上層吸収体4Aの幅方向Wの両端部の括れ部12を長手方向Lに跨ぐように(架け渡すように)、一対のサイドシート6と外装シート5とに接着剤で接合される。ただし、各脚弾性部材8における長手方向Lの両端部は、サイドシート6と外装シート5とには接着剤で接合されない。所定パターンとしては、特に制限はないが、例えばスパイラルパターン、ストライプパターン、オメガパターンが挙げられる。接着剤の坪量(g/m)は、資材や性能等を考慮して適宜調整される。坪量は例えば0.5〜50g/m2、好ましくは1〜25g/m2である。接着剤の坪量は、尿取りパッド1の所定面積の資材(表面シート2、裏面シート3、吸収体4など)に塗布される接着剤の塗布量(質量)を、その所定面積で除算して算出する。
本実施形態では、吸収体4は、一対の圧搾部EBを備える。一対の圧搾部EBは、吸収体4の長手方向Lの一方の端縁から他方の端縁まで延び、幅方向Wに間隔を空けて並ぶ。一対の圧搾部EBは、吸収体4を、上層吸収体4Aの肌側の表面から下層吸収体4Bの非肌側の表面へ向かって厚さ方向Tに圧搾して形成される。よって、各圧搾部EBは、上層吸収体4Aと下層吸収体4Bとを接合する。ただし、一対の圧搾部EBは、表面シート2および吸収体4の両方を圧搾して形成されてもよい。一対の圧搾部EBの各々は、平面視で、直線状に形成される。その形状は特に制限されず、例えば、排泄口当接域を挟んで幅方向Wの内側に凸な曲線状に形成されていてもよい。
本実施形態では、吸収体4において、上層吸収体4Aは、肌側から非肌側に向かって厚さ方向Tに窪んだ、好ましくは貫通したスリット9Aを有する。スリット9Aは、尿取りパッド1の長手方向Lの中央部に位置し、吸収体4の幅方向Wの中心を通って長手方向Lに延在する。下層吸収体4Bは、肌側から非肌側に向かって厚さ方向Tに窪んだ、好ましくは貫通したスリット9Bを有する。スリット9Bは、尿取りパッド1の長手方向Lの中央部に位置し、吸収体4の幅方向Wの中心を通って長手方向Lに延在する。スリット9A、9Bは、平面視で、一部が、好ましく全部が互いに一致するように形成される。それにより、排泄された尿が上層吸収体4Aのスリット9Aを介して下層吸収体4Bに達したとき、その尿を、スリット9Bを介して下層吸収体4Bの更に内部へ引き込むことができ、吸収体4をその容量の限界近くまで使用可能にできる。スリット9A、9Bの平面視での長手方向Lの寸法(長さ)および幅方向Wの寸法(幅)等は、上層吸収体4Aおよび下層吸収体4Bのサイズ等を考慮して適宜調整される。スリット9A、9Bの幅および長さは、例えば、5.0〜50mmmおよび50〜300mmが挙げられる。
次に、本実施形態に係る尿取りパッド1の長手方向Lの端部について更に説明する。図3および図4は、実施形態に係る尿取りパッドにおける長手方向Lの端部の構成例を説明するための模式図である。
吸収性本体10では、長手方向Lの両端部の各々において、幅方向Wの端縁10Weが、傾斜部21と直線部22とを有する。言い換えると、吸収性本体10には、四つの隅部PAの各々に、傾斜部21および直線部22が形成されている。傾斜部21は、吸収性本体10の幅方向Wの端縁10Weのうちの、長手方向Lの内側から外側に向かうに連れて、幅方向Wの内側に向かう部分である。すなわち、傾斜部21は、長手方向Lに平行な方向に対して、幅方向Wの内側に向かって斜めに傾いている。直線部22は、吸収性本体10の幅方向Wの端縁10Weのうちの、傾斜部21における長手方向Lの外側の端に連結し、長手方向Lに沿って延びる部分である。すなわち、直線部22は、長手方向Lに最も外側で、長手方向Lにほぼ平行である。直線部22の長手方向Lの長さ(寸法)は、傾斜部21の長手方向Lの長さ(寸法)よりも長いことが好ましい。それにより、吸収性本体10の幅方向Wの両端部の各々における長手方向Lの長さ(寸法)をより短くできる。
本実施形態では、吸収性本体10は、吸収性本体10の長手方向Lの両端部に、直線部領域DAを含む。直線部領域DAは、吸収性本体10の幅方向Wの両端部に位置する直線部22を幅方向Wの両端縁とし、幅方向Wに延在する。直線部領域DAは、直線部22を幅方向Wの両端縁とし、吸収性本体10の長手方向Lの端縁10Leおよびそれに平行な一辺を長手方向Lの両端縁とする矩形形状を有する。したがって、直線部22を相対的に長くすることで、直線部領域DAにおける長手方向Lの寸法(長さ)をより長くできる。
直線部領域DAは、平面視で、吸収体4と部分的に重複する重複領域OAを含む。重複領域OAは、吸収体4における長手方向Lの外側の端部と、直線部領域DAにおける長手方向Lの内側の端部と、が重複した領域である。重複領域OAにより、直線部領域DAを含む吸収性本体10の長手方向Lの両端部の剛性を高くでき、それら両端部の捲れ、折れ等を抑制できる。
本実施形態では、吸収体4は、長手方向Lの両端部の各々において、吸収体傾斜部31と吸収体直線部32とを有する。したがって、吸収体4の上層吸収体4Aには、四つの隅部の各々に、吸収体傾斜部31および吸収体直線部32が形成される。吸収体傾斜部31は、上層吸収体4Aの幅方向Wの端縁のうちの、長手方向Lの内側から外側に向かうに連れて、幅方向Wの内側に向かう部分である。吸収体直線部32は、上層吸収体4Aの幅方向Wの端縁のうちの、吸収体傾斜部31における長手方向Lの外側の端に連結し、長手方向Lに沿って延びる部分である。吸収体傾斜部31および吸収体直線部32は、それぞれ傾斜部21および直線部22よりも、長手方向Lの内側かつ幅方向Wの内側に位置する。
本実施形態では、上層吸収体4Aの吸収コア4Aaは、長手方向Lの両端部の各々において、吸収コア傾斜部41と吸収コア直線部42とを有する。吸収コア4Aaには、四つの隅部の各々に、吸収コア傾斜部41と吸収コア直線部42が形成されている。吸収コア傾斜部41は、吸収コア4Aaの幅方向Wの端縁のうちの、長手方向Lの内側から外側に向かうに連れて、幅方向Wの内側に向かう部分である。吸収コア直線部42は、吸収コア4Aaの幅方向Wの端縁のうちの、吸収コア傾斜部41における長手方向Lの外側の端に連結し、長手方向Lに沿って延びる部分である。吸収コア傾斜部41および吸収コア直線部42は、それぞれ吸収体傾斜部31および吸収体直線部32よりも、長手方向Lの内側かつ幅方向Wの内側に位置する。
本実施形態では、尿取りパッド1は、裏面シート3の非肌側における、直線部領域DAよりも長手方向Lの内側に位置し、重複領域OAの幅方向Wの長さよりも短い長さで、所定の幅を有する結合部材11を更に備える。結合部材11は、尿取りパッド1の吸収性本体10をパンツ型おむつに固定する部材であり、面ファスナーのフックに例示される。その場合、パンツ型おむつの表面の資材、例えば不織布が面ファスナーのループとなる。
図5はパンツ型おむつ100(展開状態)に尿取りパッド1を取り付けた状態を示す平面図である。パンツ型おむつ100は、一対の防漏壁106aにおける長手方向固定部109の間の部分と表面シート(図示されず)との間に、尿取りパッド1の幅方向Wの両端部を収容可能な一対の収容領域SAを備える。それら一対の収容領域SAに、尿取りパッド1の幅方向Wの両端部が挟み込まれることで、パンツ型おむつ100に尿取りパッド1が装着される。尿取りパッド1では、幅方向Wの両端部の各々において、長手方向Lの寸法が短くなっている。それゆえ、吸収量の増加のために尿取りパッド1の長手方向Lの寸法が長くされた場合でも、尿取りパッド1の幅方向Wの両端部をパンツ型おむつ100の一対の収容領域SAに収容できる。
次に、実施形態に係る尿取りパッド1の製造方法について説明する。図6〜図13は、実施形態に係る尿取りパッド1の製造方法を説明するための模式図である。本製造方法において、尿取りパッド1用のシート部材等の資材や半製品が搬送される方向を搬送方向MDとし、搬送方向MDに直交し、搬送面に平行な方向を横断方向CDとし、搬送方向MDおよび搬送面に直交する方向を上下方向TDとする。本実施形態では、尿取りパッド1やその資材等の長手方向L、幅方向Wおよび厚さ方向Tは、それぞれ搬送方向MD、横断方向CDおよび上下方向TDと同じである。
本実施形態に係る尿取りパッド1の製造方法は、弾性部材配置工程と、資材積層工程と、隅部切断工程と、端部切断工程と、を備えており、吸収体形成工程を更に備えてもよい。なお、特に断らない限り、各工程では、各シートや各部材などが搬送方向MDに搬送されつつ、各工程の処理が実行される。
弾性部材配置工程について説明する。弾性部材配置工程は、少なくとも、搬送方向に延び、横断方向に間隔を空けて並んだ一対の連続サイドシートの各々に、前記搬送方向に延び、前記横断方向に間隔を空けて並んだ一対の連続脚弾性部材の各々を、前記搬送方向に間欠的に接着する。本実施形態における弾性部材配置工程の具体的な態様を以下に示す。
まず、図6(a)に示すように、搬送方向MDに延びるシートを、横断方向CDの中心でカットして、搬送方向MDに延び、横断方向CDに間隔を空けて並んだ、一対のサイドシート6用の一対の連続サイドシート206を形成する。
次いで、図6(b)に示すように、その一対の連続サイドシート206の各々における横断方向CDの外側の部分に、搬送方向MDに延び、横断方向CDに間隔を空けて並んだ、一対の防漏弾性部材7用の一対の連続防漏弾性部材207を、搬送方向MDに間欠的に接着剤等で接着する。そのとき、連続防漏弾性部材207における接着される部分は、連続サイドシート206または連続防漏弾性部材207に予め間欠的に塗布された接着剤HM1で接着される。連続防漏弾性部材207における接着されない部分は、吸収性本体10における防漏弾性部材7が配置されない領域に対応する位置の連続防漏弾性部材207であり、後述される。
次いで、図6(c)に示すように、一対の連続サイドシート206の各々における横断方向CDの外側の端部206pを内側に折り返して、一対の連続防漏弾性部材207を覆う。なお、連続防漏弾性部材207の本数は任意である。
次いで、図7(a)に示すように、搬送方向MDに延び、横断方向CDに間隔を空けて並んだ、一対の脚弾性部材8用の一対の連続脚弾性部材208の各々を、一対の連続サイドシート206の各々における横断方向CDの内側の端部に、搬送方向MDに間欠的に接着剤等で接着する。そのとき、連続脚弾性部材208における接着される部分は、連続サイドシート206または連続脚弾性部材208に予め間欠的に塗布された接着剤HM2で接着される。一方、連続脚弾性部材208における接着されない部分は、吸収性本体10における脚弾性部材8が配置されない領域に対応する位置の連続脚弾性部材208であり、後述される。なお、連続脚弾性部材208の本数は任意である。
なお、図6(a)の工程は省略してもよい。すなわち、予め分離された一対の連続サイドシート206を用いてもよい。また、図6(a)〜図6(c)の工程は省略してもよい。すなわち、一対の連続サイドシート206に、一対の連続防漏弾性部材207と一対の連続脚弾性部材208とが接着されたもの予め準備してもよい。また、連続防漏弾性部材207を省略してもよい。
次に資材積層工程について説明する。資材積層工程は、少なくとも、前記一対の連続サイドシートの上に、前記搬送方向に延びる連続裏面シート、前記搬送方向に並んだ複数の吸収体および前記搬送方向に延びる連続表面シートが積層され、前記一対の連続サイドシート、前記連続裏面シート、前記複数の吸収体および前記連続表面シートが互いに接着された状態を形成し、前記一対の連続サイドシートを、前記連続表面シートの上に折り畳んで、連続吸収性本体を形成する。本実施形態の資材積層工程の具体的態様を以下に示す。
まず、図7(b)に示すように、一対の連続サイドシート206における横断方向CDの内側の端部の各々を跨ぐように、搬送方向MDに延びる、裏面シート3用の連続裏面シート203を載置し、接着剤等で接着する。ただし、尿取りパッド1が外装シート5を備える場合、一対の連続サイドシート206と連続裏面シート203との間に、搬送方向MDに延びる、外装シート5用の連続外装シート205を配置する。
次いで、図7(c)に示すように、連続裏面シート203上に、搬送方向MDに並んだ複数の吸収体204を順次載置し、接着する。吸収体204は、上層吸収体204Aおよび下層吸収体204Bが積層された構造を有する。ただし、吸収体204は吸収体4、上層吸収体204Aは上層吸収体4A、下層吸収体204Bは下層吸収体4Bにそれぞれ相当する。なお、吸収体204の層数は任意であり、吸収体204が一層、例えば上層吸収体204A(上層吸収体4A)のみで構成されてもよい。なお、図では吸収体204の外形のみを示し、詳細な記載を省略している。
次いで、図8(a)に示すように、搬送方向MDに延びる、表面シート2用の連続表面シート202を、複数の吸収体204の上に載置し、接着剤等で接着する。このようにして、一対の連続サイドシート206の上に、連続裏面シート203、複数の吸収体204および連続表面シート202が積層され、それらが互いに接着された状態が形成される。なお、連続裏面シート203、吸収体204および連続表面シート202が積層された状態を形成するのに、一対の連続サイドシート206の上に順番に連続裏面シート203、吸収体204および連続表面シート202を積層する必要はない。例えば、予め、連続裏面シート203、吸収体204および連続表面シート202が積層された積層体を形成しておき、その積層体を一対の連続サイドシート206の上に積層してもよい。なお、図8以降の図では、接着剤HM1、HM2の記載を省略している。
次いで、図8(b)に示すように、一対の連続サイドシート206を、連続表面シート202の上に折り畳む。それにより、連続吸収性本体210が形成される。連続吸収性本体210は、吸収性本体210a(10)が搬送方向MDに連結した構造を有する。そのとき、各連続サイドシート206における連続表面シート202の上に折り畳まれた部分において、横断方向CDの外側の部分は、連続表面シート202の横断方向CDの端部に接着剤等で接着されて、端部固定部206b(外側固定部6bに対応)を形成する。一方、横断方向CDの内側の部分は、連続表面シート202における吸収体204の搬送方向MDの両外側に対応する位置に接着剤等で接着されて、前後固定部214(長手方向固定部14に対応)を形成する。その場合、端部固定部206bにおける接着剤の塗布量は、前後固定部214における接着剤の塗布量よりも多くされる。
ただし、連続サイドシート206、連続裏面シート203、吸収体204および連続表面シート202の各々間の接着剤の塗布パターンとしては、特に制限はないが、間欠的に塗布するパターンが好ましく、例えば、ストライプパターンやスパイラルパターンやオメガパターンなどが挙げられる。特に、隅部切断工程や端部切断工程で切断刃が通る箇所に対してそれらパターンを用いることは、切断刃への接着剤の付着が抑えられ、好ましい。
また、一対の連続脚弾性部材208の位置は、一対の連続サイドシート206上に限定されるものではなく、その後に積層される連続裏面シート203や連続表面シート202などの上における横断方向CDの両端部に配置してもよい。
ここで、吸収体204を形成する吸収体形成工程について説明する。吸収体形成工程は、少なくとも、連続吸収体形成工程と、連続吸収体切断工程と、を有している。連続吸収体形成工程は、前記搬送方向に並んだ複数の吸収コアを包み込み、前記搬送方向に延びる連続コアラップにおける、前記複数の吸収コアの各々に対して前記搬送方向の前方の部分および後方の部分をそれぞれ接着することにより、前記搬送方向に前記複数の前記吸収体が連結された連続吸収体を形成する。連続吸収体切断工程は、前記連続吸収体における互いに隣接する吸収体の間の境界において、前記横断方向の両端部から吸収体除去部を切断して、前記横断方向の内側に窪む形状を形成すると共に、前記連続吸収体を、前記境界で順次切断して、前記複数の前記吸収体の各々を順次形成する。本実施形態の吸収体形成工程の具体的態様を以下に示す。
上層吸収体204Aについて説明する。図9(a)に示す、搬送方向MDに延びる、コアラップ4Ab用の連続コアラップシート204Ab上に、図9(b)に示すように、搬送方向MDに並んだ複数の吸収コア204Aaを順次載置する。ただし、吸収コア204Aaは、所定の型にパルプ繊維や高分子吸収体を詰め込むことで形成される。
次いで、図9(c)に示すように、連続コアラップシート204Abにおける横断方向CDの両外側の部分を、吸収コア204Aaの上に折り畳んで、吸収コア204Aaを包み込みつつ、互いに接着剤等で接着する。そして、搬送方向MDに延びる連続コアラップシート204Abにおける、吸収コア204Aaに対して搬送方向MDの前方の部分および後方の部分をそれぞれ接着する。それにより、搬送方向MDに複数の上層吸収体204Aが連結された連続吸収体204AXが形成される。一方、上層吸収体204Aの連続吸収体204AXと同様の方法で、搬送方向MDに複数の下層吸収体204Bが連結された連続吸収体BXが形成される(図示されず)。
次いで、図10(a)に示すように、連続吸収体204BXを、連続吸収体204AXにおける上下方向TDの下方に接合する。そして、連続吸収体204AX(上層吸収体204A)の肌側の表面から連続吸収体204BX(下層吸収体204B)の非肌側の表面へ向かって上下方向TDに圧搾して一対の圧搾部EBを形成する。それにより、連続吸収体204AX(上層吸収体204A)と連続吸収体204BX(下層吸収体204B)とが接合される。
次いで、図10(b)に示すように、連続吸収体204AXおよび連続吸収体204BXにおける互いに隣り合う上層吸収体204Aおよび下層吸収体204Bの間の境界KXにおいて、横断方向CDの両端部から吸収体除去部204Kを切断して、横断方向CDの内側に窪む形状を形成する。それと共に、連続吸収体204AXおよび連続吸収体204BXを、境界KXで順次切断する。それにより、複数の吸収体204の各々が順次形成される。ここで、吸収体除去部204Kの形状は、横断方向CDの外側の縁における搬送方向MDの寸法は相対的に長く、横断方向CDの内側ほど、搬送方向MDの寸法は相対的に短いことが好ましい。なお、上層吸収体204Aにおいて、搬送方向MDの中央部かつ横断方向CDの両端部を部分的に切断し除去してもよい。
次に、隅部切断工程について説明する。隅部切断工程は、少なくともと、前記連続吸収性本体における互いに隣り合う前記吸収体の間の中間領域であって、前記一対の連続脚弾性部材が他のシートに接着されていない前記中間領域において、前記中間領域における前記横断方向の両端部から除去部を切断して、それぞれ前記横断方向の内側に窪む形状を形成すると共に、前記一対の連続脚弾性部材を切断する。本実施形態の隅部切断工程の具体的態様を以下に示す。
図8(b)に引き続き、図11を参照して、連続吸収性本体210には、互いに隣り合う吸収体204の間に中間領域MAが存在する。言い換えると、中間領域MAは、連続吸収性本体210における互いに隣り合う吸収性本体210aの境界BLを中心として搬送方向MDの両側に一定の長さ延びる領域である。
次いで、図12において、中間領域MAにおける横断方向CDの両端部からそれぞれ除去部221を切断して、それぞれ横断方向CDの内側に窪む形状220を形成する。それと共に、一対の連続脚弾性部材208を切断する。このとき、各除去部221の外側の面は連続サイドシート206のみで形成されることが好ましい。また、除去部221の形状は、横断方向CDの外側の縁における搬送方向MDの寸法は相対的に長く、横断方向CDの内側ほど、搬送方向MDの寸法は相対的に短いことが好ましい。いずれも、除去部221による製造ラインの汚染を抑制するためである。
ここで、中間領域MAでは、一対の連続脚弾性部材208は、他のシート(例示:連続裏面シート203、連続外装シート205、連続表面シート202、連続サイドシート206)に接着されていない。具体的には、図7(a)の工程において、連続脚弾性部材208を、連続サイドシート206に、搬送方向MDに間欠的に接着している。そのとき、連続脚弾性部材208における、連続サイドシート206に接着していない部分(接着剤HM2のない部分)が、中間領域MAに対応する部分になっている。したがって、連続吸収性本体210内の一対の連続脚弾性部材208のうちの接着されていない部分は、切断された位置から、吸収体204の搬送方向MDの中心の位置を基準として内側に、長さCB1だけ収縮することになる。一方、除去部221にも、除去部221に位置していた脚弾性部材208pが残存することになる。なお、一対の連続防漏弾性部材207の各々は、横断方向CDの両端部の各々の除去部221よりも、内側に位置している。そのため、除去部221の切断では、切断されない。
次に、端部切断工程について説明する。端部切断工程は、少なくともと、前記連続吸収性本体を、前記中間領域における前記搬送方向の中心で順次切断して、前記吸収性本体を順次形成する。本実施形態における端部切断工程の具体的な態様を以下に示す。
図13を参照して、連続吸収性本体210を、中間領域MAにおける搬送方向MDの中心、すなわち連続吸収性本体210における互いに隣り合う吸収性本体210aの境界BLで順次切断する。それにより、吸収性本体210aが順次形成される。なお、このとき、一対の連続防漏弾性部材207も切断される。一対の連続防漏弾性部材207は、境界BL付近において、他のシート(例示:連続裏面シート203、連続外装シート205、連続表面シート202、連続サイドシート206)に接着されていない。具体的には、図6(b)の工程において、連続防漏弾性部材207を、連続サイドシート206に、搬送方向MDに間欠的に接着している。そのとき、連続防漏弾性部材207における、連続サイドシート206に接着していない部分(接着剤HM1がない部分)が、境界BL付近に対応する部分になっている。したがって、連続吸収性本体210内の一対の連続防漏弾性部材207のうちの接着されていない部分は、切断された位置から、吸収体204の搬送方向MDの中心の位置を基準に、内側に長さCB2だけ収縮するが、連続防漏弾性部材207の小片は生じない。
以上のようにして、本実施形態の尿取りパッド1が製造される。
本実施形態の尿取りパッド1が製造方法の作用効果について説明する。ただし、図14〜図15は従来の尿取りパッドの製造方法を説明するための模式図である。
本尿取りパッドの製造方法では、図12に示す隅部切断工程において、連続吸収性本体210における隣り合う吸収体204の間の中間領域MAで、横断方向CDの両端部の各々から除去部221が切断され、横断方向CDの内側に窪む形状220が形成される。その際、横断方向CDの両端部で、一対の連続脚弾性部材208が切断される。その後、図13に示す端部切断工程において、連続吸収性本体210が、中間領域MAにおける搬送方向MDの中心(境界BL)で順次切断されて、吸収性本体210a(10)が順次形成される。ここで、中間領域MAでは、一対の連続脚弾性部材208が他のシートに接着されていない。そのため、連続脚弾性部材208のうちの除去部221に含まれる部分は、隅部切断工程の後、収縮して除去部221のシート間に挟まれているだけの状態となる。そして、連続吸収性本体210における吸収体204を含む部分、すなわち吸収性本体210aとなる部分が連結している中間領域MAから、吸収性本体210aとなる部分の二個分の除去部が除去部221として一度に切断される。したがって、二個分の除去部が一まとまりの除去部221になっているため、搬送方向MDに比較的長くなる。よって、一まとまりの除去部221と共に切断された脚弾性部材208pは、比較的長い片となり、除去部221のシート中ほどに、シートの間に挟まれた状態を維持し易い。それゆえ、除去部221のシートが製造ラインから除去されるとき、シート間に挟まれているだけの状態でシートの中ほどに維持された脚弾性部材208pの長い片がシートから分離することが抑制される。また、除去部221は、上記のように、二個分の除去部が一まとまりになった除去部221であるため、その大きさは搬送方向MDに比較的大きくなり、その数は少なくなる。そのため、切断された除去部221を製造ラインから除去し易くすることができる。
一方、上述された、従来の尿取りパッドの製造方法では、図14に示す第3工程において、連続吸収性本体310における互いに隣り合う吸収体304の間の中間領域NAで、連続吸収性本体310が、搬送方向MDの中心で順次切断される。それと共に、一対の連続脚弾性部材308が切断される。それにより、吸収性本体310aが順次形成される。その後、図15に示す第4工程において、吸収性本体310aにおける搬送方向MDの両端部において、横断方向CDの両端部の各々から除去部321が切断されて、横断方向CDの内側に窪む形状320が形成される。この製造方法では、第3工程で、連続吸収性本体310の中間領域NAが、搬送方向MDの中心で切断されるときに、一対の連続脚弾性部材308も切断される。ここで、中間領域NAでは、一対の連続脚弾性部材308が他のシート(連続表面シート302、連続裏面シート303、一対の連続サイドシート306)に接着されていない。したがって、連続脚弾性部材308は、切断により、他のシートに接着された部分、すなわち接着部分と、接着部分の端部に連結し、他のシートに接着されていない部分、すなわち非接着部分とを有する脚弾性部材308となる。そして、非接着部分は切断後に長さCB3だけ収縮して小さくなり、他のシート間に挟まれただけの状態となる(カットバック)。その後、第4工程で、吸収性本体310aにおける搬送方向MDの両端部において、横断方向CDの両端部から除去部321が切断されるとき、除去部321には脚弾性部材308のうちの非接着部分が含まれる。その非接着部分は、中間領域NAのシート間に挟まれただけの状態なので、シートと共に切断され、シートの端に付着した小片308pとなる。そのため、そのようなシートの端に付着した脚弾性部材308の小片308pは、切断されたシートが製造ラインから除去されるとき、シートから簡単に分離して、製造ラインに残存してしまい、製造ラインを汚染するおそれがある。更に、第3工程で連続吸収性本体310を個々の吸収性本体310aへ切断した後に、第4工程で除去部321を切断するので、除去部321の大きさは小さくなり、その数は多くなる。そのため、切断された除去部321が製造ラインから除去され難くなり、製造ラインを汚染するおそれがある。
しかし、図6〜図13を用いて説明された本実施形態の尿取りパッド1の製造方法では、上記されたように、従来の尿取りパッドの製造方法で生じる事象が起こらず、脚弾性部材や除去部等の資材の一部が製造ラインに残存することを抑制できる。それにより、本実施形態の尿取りパッド1の製造方法は、製造ラインが汚染されることを抑制できる。
本実施形態の好ましい態様では、資材積層工程において、一対の連続サイドシート206の各々における一対の連続脚弾性部材208の各々が接着された面の上に、連続裏面シート203が積層され接着される。すなわち、連続脚弾性部材208が、連続サイドシート206と連続裏面シート203との間に挟持され、連続裏面シート203の非肌側に配置される。それにより、もし仮に、除去部221のシート間に挟まれた脚弾性部材208pが除去されずに製品に残存したとしても、製品において脚弾性部材208pは裏面シート3よりも非肌側に位置する可能性を高くすることができ、装着者の肌に悪影響を及ぼさないようにできる。
本実施形態の好ましい態様では、資材積層工程において、一対の連続サイドシート206を、連続表面シート202の上に折り畳んで、一対の連続防漏弾性部材207を、一対の連続脚弾性部材208よりも横断方向CDの内側に配置する。それにより、隅部切断工程にて、横断方向CDの両端部の各々から除去部221が切断されても、一対の連続防漏弾性部材207が切断されないようにできる。したがって、端部切断工程において、一対の連続防漏弾性部材207を切断するとき、連続防漏弾性部材207の小片を生じ難くすることができる。よって、資材の一部が製造ラインに残存することを抑制でき、製造ラインが汚染されることを抑制できる。
本実施形態の好ましい態様では、資材積層工程において、端部固定部206bにおける接着剤の坪量は、前後固定部214における接着剤の坪量よりも多い。ここで、一対の連続サイドシート206は、横断方向CDの外側の両端部で折り畳まれている。したがって、隅部切断工程において、連続吸収性本体210の横断方向CDの両端部から除去部221を切断して、横断方向の内側に窪む形状を形成すると、除去部221は、横断方向CDの外側の端縁を折り線として折り畳まれたシートとなる。そのため、端部固定部206b、すなわち、折り線に近い部分の接着剤の塗布量多くすることで、折り畳まれたシートにおける、折り線と反対側の部分が大きく開くことを抑制できる。それにより、除去部221における折り線と反対側の部分が大きく開いて接着剤が剥き出しとなり、除去部221が切断刃などに接合したまま除去し難くなることを抑制できる。
本実施形態の好ましい態様では、資材積層工程において、連続吸収性本体210における中間領域MAにおける、連続裏面シート203と連続表面シート202とが接着された領域は、接着剤が間欠的に塗布された領域を含んでいる。すなわち、接着剤の塗布量が相対的に少なくなっている。そのため、隅部切断工程において、中間領域MAから除去部221が除去されるとき、接着剤が切断刃などに付着し難くすることができ、除去部221、が切断刃などに接合してしまい除去し難くなることを抑制できる。
本実施形態の好ましい態様では、隅部切断工程において、連続吸収性本体210に含まれる一対の連続サイドシート206の各々における、連続裏面シート203に対して吸収体204と反対側に位置する部分の横断方向CDの長さは、除去部221の横断方向CDの長さよりも長い。すなわち、連続吸収性本体210における連続裏面シート203よりも下側において、一対の連続サイドシート206の各々における横断方向CDの長さが、除去部221の横断方向CDの長さよりも長い。そのため、隅部切断工程にて、連続吸収性本体210における横断方向CDの両端部から、除去部221を切断するとき、除去部221の外側を覆うシート部材はすべて連続サイドシート206になる。したがって、除去部221の外側に別の複数のシート部材が存在する場合のように、除去部221の切断により、それら別の複数のシート部材が分離して、切断刃などに付着してしまい製造ラインを汚染してしまう、などの事態を抑制できる。
本実施形態の好ましい態様では、除去部221は、資材同士の接着用の接着剤の坪量が多い多量領域と、接着剤の坪量が少ない少量領域とを有しており、少量領域の面積は、多量領域の面積よりも広い。したがって、除去部221で使用される接着剤の量が少ないため、除去部221が切断されるとき、切断刃に付着する接着剤の量を少なくできる。それにより、除去部221が切断刃に接合したまま除去し難くなることを抑制できる。
本実施形態の好ましい態様では、除去部221は、横断方向CDの外側の位置で搬送方向MDに長く、横断方向CDの内側の位置で搬送方向MDに短い形状を有する。ここで、一対の連続サイドシート206は、横断方向CDの外側の両端部で折り畳まれている。したがって、隅部切断工程において、除去部221を切断すると、除去部221は、横断方向CDの両端を折り線として折り畳まれたシートとなる。そのため、除去部221は、横断方向CDの外側で長く、横断方向CDの内側で短い形状、例えば台形のような形状を有することで、折り畳まれたシートにおける、折り線と反対側の部分が、狭くなるため、除去部221が大きく開くことを抑制できる。それにより、除去部221における折り線と反対側の部分が大きく開いて接着剤が剥き出しとなり、除去部221が切断刃などに接合したまま除去し難くなることを抑制できる。
本実施形態の好ましい態様では、連続吸収体切断工程において、吸収体除去部204Kの切断および連続吸収体204AXの切断は、吸収コア204Aaよりも搬送方向MDの外側において行われる。それにより、連続コアラップシート204Abの切断において、吸収コア204Aaが切断され難くなり、したがって、切断部分から吸収コア204Aaの材料がこぼれてしまい製造ラインを汚染してしまう、などの事態を抑制できる。
本実施形態の好ましい態様では、吸収体除去部204Kは、横断方向CDの外側の位置で搬送方向MDに長く、横断方向CDの内側の位置で搬送方向MDに短い。ここで、吸収体切断工程において、吸収体除去部204Kを切断すると、吸収体除去部204Kは、横断方向CDの外側の端縁を折り線として折り畳まれたシートとなる。そのため、吸収体除去部204Kが、横断方向CDの外側に長く、横断方向CDの内側で短い形状、例えば台形のような形状を有することで、折り畳まれたシートにおける、折り線と反対側の部分が、短くなるため、吸収体除去部204Kが大きく開くことを抑制できる。よって、吸収体除去部204Kにおける折り線と反対側の部分が大きく開いて接着剤が剥き出しとなり吸収体除去部204Kが切断刃などに接合したまま除去し難くなることを抑制できる。
本実施形態の好ましい態様では、吸収体形成工程における、下層吸収体204Bと上層吸収体204Aとを接合する接着剤は、平面視で、下層吸収体204Bよりも狭い領域に塗布される。ここで、吸収体204は、平面視で、上層吸収体204Aが下層吸収体204Bを含む大きさを有する。それにより、下層吸収体204Bと上層吸収体204Aとを接合する接着剤を搬送方向MDおよび横断方向CDの外側に拡がり難くすることができる。それゆえ、隅部切断工程で除去部221が除去されるとき、接着剤が切断刃などに付着し難くでき、除去部が切断刃などに接合してしまい除去し難くなることを抑制できる。
本発明の尿取りパッドの製造方法は、上述した実施形態に制限されることなく、本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜組合せや変更等が可能である。
1 尿取りパッド
202 連続表面シート
203 連続裏面シート
204 吸収体
208 連続脚弾性部材
210 連続吸収性本体
216 連続サイドシート

Claims (11)

  1. 吸収性本体を備える尿取りパッドを製造する方法であって、
    搬送方向に延び、横断方向に間隔を空けて並んだ一対の連続サイドシートの各々に、前記搬送方向に延び、前記横断方向に間隔を空けて並んだ一対の連続脚弾性部材の各々を、前記搬送方向に間欠的に接着する弾性部材配置工程と、
    前記一対の連続サイドシートの上に、前記搬送方向に延びる連続裏面シート、前記搬送方向に並んだ複数の吸収体および前記搬送方向に延びる連続表面シートが積層され、前記一対の連続サイドシート、前記連続裏面シート、前記複数の吸収体および前記連続表面シートが互いに接着された状態を形成し、前記一対の連続サイドシートを、前記連続表面シートの上に折り畳んで、連続吸収性本体を形成する資材積層工程と、
    前記連続吸収性本体における互いに隣り合う前記吸収体の間の中間領域であって、前記一対の連続脚弾性部材が他のシートに接着されていない前記中間領域において、前記中間領域における前記横断方向の両端部から除去部を切断して、それぞれ前記横断方向の内側に窪む形状を形成すると共に、前記一対の連続脚弾性部材を切断する隅部切断工程と、
    前記連続吸収性本体を、前記中間領域における前記搬送方向の中心で順次切断して、前記吸収性本体を順次形成する端部切断工程と、
    を備える、
    尿取りパッドの製造方法。
  2. 前記資材積層工程は、前記一対の連続サイドシートの各々における前記一対の連続脚弾性部材の各々が接着された面の上に、前記連続裏面シート、前記複数の前記吸収体および前記連続表面シートが積層され接着された状態を形成する工程を含む、
    請求項1に記載の尿取りパッドの製造方法。
  3. 前記弾性部材配置工程は、前記一対の連続サイドシートの各々における、前記一対の連続脚弾性部材の各々よりも前記横断方向の外側に、前記搬送方向に延び、前記横断方向に間隔を空けて並んだ一対の連続防漏弾性部材を接着する工程を含み、
    前記資材積層工程は、前記一対の連続サイドシートを、前記連続表面シートの上に折り畳んで、前記一対の連続防漏弾性部材を、前記一対の連続脚弾性部材よりも前記横断方向の内側に配置する工程を含み、
    前記端部切断工程は、前記連続吸収性本体を順次切断すると共に、前記一対の連続防漏弾性部材を切断する工程を含む、
    請求項1または2に記載の尿取りパッドの製造方法。
  4. 前記除去部は、資材同士の接着用の接着剤の坪量が多い多量領域と、前記接着剤の坪量が少ない少量領域とを有し、
    前記少量領域の面積は、前記多量領域の面積よりも広い、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法。
  5. 前記資材積層工程は、前記一対の連続サイドシートの各々のうちの前記連続表面シートの上に折り畳まれた部分において、前記横断方向の外側の部分を、前記連続表面シートの前記横断方向の端部に端部固定部で接合し、前記横断方向の内側の部分のうちの、前記連続表面シートにおける前記吸収体の前記搬送方向の両端部に対応する位置に前後固定部により接着する工程を含み、
    前記端部固定部における接着剤の塗布量は、前記前後固定部における接着剤の塗布量よりも多い、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法。
  6. 隅部切断工程において、前記連続吸収性本体に含まれる前記一対の連続サイドシートの各々における、前記連続裏面シートに対して前記吸収体と反対側に位置する部分の前記横断方向の長さは、前記除去部の前記横断方向の長さよりも長い、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法。
  7. 前記搬送方向に並んだ複数の吸収コアを包み込み、前記搬送方向に延びる連続コアラップにおける、前記複数の吸収コアの各々に対して前記搬送方向の前方の部分および後方の部分をそれぞれ接着することにより、前記搬送方向に前記複数の前記吸収体が連結された連続吸収体を形成する連続吸収体形成工程と、
    前記連続吸収体における互いに隣接する吸収体の間の境界において、前記横断方向の両端部から吸収体除去部を切断して、前記横断方向の内側に窪む形状を形成すると共に、前記連続吸収体を、前記境界で順次切断して、前記複数の前記吸収体の各々を順次形成する連続吸収体切断工程と、
    を更に備え、
    前記連続吸収体切断工程において、前記吸収体除去部の切断および前記連続吸収体の切断は、前記吸収コアよりも前記搬送方向の外側において行われる、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法。
  8. 前記吸収体除去部は、前記横断方向の外側の位置で搬送方向に長く、前記横断方向の内側の位置で搬送方向に短い形状を有する、
    請求項7に記載の尿取りパッドの製造方法。
  9. 前記吸収性本体において、前記吸収体は、下層吸収体と、前記下層吸収体に積層され、平面視で、前記下層吸収体よりも前記搬送方向および前記横断方向に大きい上層吸収体と、を含み、
    複数の前記下層吸収体の各々と、複数の前記上層吸収体の各々と、を接着して、前記複数の前記吸収体を形成する吸収体形成工程、を更に備え、
    前記下層吸収体と前記上層吸収体とを接合する接着剤は、平面視で、前記下層吸収体よりも狭い領域に塗布されている、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法。
  10. 前記資材積層工程において、前記連続吸収性本体における前記中間領域における、前記連続裏面シートと前記連続表面シートとが接着された領域は、接着剤が間欠的に塗布された領域を含む、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法。
  11. 前記除去部は、前記横断方向の外側の位置で搬送方向に長く、前記横断方向の内側の位置で搬送方向に短い形状を有する、
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の尿取りパッドの製造方法。
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