本発明の空気清浄装置は、冷暖房または加湿などが可能な空気調和機等において部分的な装置として利用されることができ、空気清浄のための別の独立的な装置として利用されることもできる。本実施形態では、空気調和機に装着された空気清浄装置として説明するか、必ずこれに限定される必要はない。
以下において表現された電位は、電気的位置エネルギーを意味する。以下において表現された電圧は、2つの地点の電位の差を意味する。以下において表現される電気的に連結は、互いに電気が流れるように直接接触されるものだけでなく、間隙に他の伝導体を介して連結されるものまで包括する意味である。本発明の全体にわたって第1、第2、・・・の表現は、構成要素の区分のためのものであって、構成要素間の優先順位または重要度などとは関係ない。
図1〜図5を参考して、一実施形態に係る空気調和機は、空気清浄装置100及び前記空気清浄装置100の上側に据え置かれる加湿装置200を備える。空気清浄装置100は、底上に据え置かれ、前記加湿装置200は、空気清浄装置100上に据え置かれる。
前記空気清浄装置100は、外部空気を吸入した後、ろ過し、ろ過された空気を前記加湿装置200に提供する。前記空気清浄装置100は、流入した外部空気中に含まれた異物を除去し、悪臭などを除去したろ過された空気を加湿装置200に吐出する。前記加湿装置200は、前記ろ過された空気の供給を受けて水分を提供する加湿を行い、加湿空気を外部に吐出する。
加湿装置200と空気清浄装置100とは、互いに分離可能である。ユーザは、前記加湿装置200及び空気清浄装置100を互いに分離した後、掃除できる。ユーザは、前記加湿装置200を空気清浄装置100から分離した後、内部に配置された水槽30に水を供給できる。ユーザは、前記加湿装置200が空気清浄装置100に積層された状態で水を給水することもできる。
前記空気清浄装置100は、外部空気が吸入される吸入流路101を形成する。前記空気清浄装置100は、前記吸入された空気に対してろ過を行うろ過流路102を形成する。
加湿装置200が空気清浄装置100に積層された状態で、前記空気調和機は、空気清浄装置100でろ過された空気を加湿装置200に供給するために、空気が通過する連結流路103を形成する。前記空気清浄装置100側に形成された連結流路103をクリーン連結流路104と定義し、前記加湿装置200側に形成された連結流路を加湿連結流路105と定義する。空気清浄装置100は、クリーン連結流路104を形成する。加湿装置200は、加湿連結流路105を形成する。
前記加湿装置200は、前記空気清浄装置100を通過したろ過された空気に対して加湿を行う加湿流路106が形成される。前記ろ過された空気は、加湿流路106を通過しながら水分の供給を受けて加湿される。加湿流路106の下流側には、吐出流路107が形成されて、空気清浄装置100及び加湿装置200により処理された空気が外部に吐出されるように案内する。
本実施形態において空気清浄装置100及び加湿装置200の内部で空気の流動方向が一部折れる部分があるが、空気流れ方向Aは、全体的に上下方向である。具体的に、空気流れ方向Aは、下側から上側への方向である。
前記空気調和機は、空気清浄装置の作動状態をユーザに表示するディスプレイモジュール160を備えることができる。
前記空気調和機は、加湿装置200を持ち上げるための取っ手129を備えることができる。
前記空気清浄装置100は、前記吸入流路101を介して吸入された外部空気を前記加湿装置200に案内するボディ130と、前記ボディ130に対して分離可能に設けられ、前記吸入された外部空気に対してろ過を行うフィルタアセンブリ10と、前記ボディ130内部に配置され、流動する空気に対して圧力を提供する送風ユニット20とを備える。
前記空気清浄装置100は、ベース112に設けられ、ボディ130は、ベース112と離間して前記吸入流路101を形成する。ボディ130は、ベース112から離間して設けられるので、ボディ130の下側面全体を介して外部空気を吸入できる。前記空気清浄装置100は、下側から吸入された外部空気を上側に移動させる。空気は、ろ過流路102に沿って下側から上側に重力方向を逆らって流動する。
外部空気は、前記吸入流路101を介して水平平面上の360度全方向から吸入される。前記ベース112及びボディ130を離間させるために、前記ボディ130及びベース112間にブリッジフレーム115が設けられる。前記ブリッジフレーム115は、前記ベース112及びボディ130を結合させ、前記ボディ130を支持する。
外部空気は、前記ブリッジフレーム115を通って吸入口111に流動する。前記ブリッジフレーム115に上下にブリッジ114が複数個形成される。前記ブリッジ114の個数は、ユーザの指が吸入口111に進入できないように細かく配置されることが好ましい。
ボディ130は、空気清浄装置100の外形を形成するボディケース131を備える。
前記ボディ130は、上下方向に対して垂直な平面に切り取った断面が円形に形成されることができる。
前記ボディ130にフィルタアセンブリ10が脱着可能に結合される。前記フィルタアセンブリ10は、ボディ130から水平方向に分離されることができる。フィルタアセンブリ10は、ボディ130に対して前後方向に引き込まれるか、引き出されることができる。フィルタアセンブリ10は、複数個のフィルタが上下方向に積層されて配置されることができる。複数個のフィルタは、ユーザが分離可能なように積層されて配置されることができる。フィルタアセンブリ10は、前記複数個のフィルタを一時に移動させるドロワ400を備えることができる。これに関する詳細な説明は後述する。
空気清浄装置100は、外形を形成し、一側(前方側)にフィルタ設置開口部133が形成されたボディケース131を備える。空気清浄装置100は、ボディケース131の内部に配置されるフィルタハウジング140を備える。
フィルタハウジング140は、フィルタアセンブリ10が脱着可能に収容する内部空間を形成する。フィルタハウジング140は、ボディ130に設けられる。フィルタハウジング140は、ボディ130の内部に固定されて配置される。フィルタハウジング140は、電気集塵装置500などのフィルタモジュールが挿入され得る内部空間を形成する。前記フィルタモジュールは、フィルタ設置開口部133を介してフィルタハウジング140の内部空間に引き込まれることができる。前記フィルタモジュールは、フィルタ設置開口部133を介してフィルタハウジング140の内部空間から引き出しが可能である。ドロワ400は、フィルタ設置開口部133を介してフィルタハウジング140の内部空間に引き込まれることができる。ドロワ400は、フィルタ設置開口部133を介してフィルタハウジング140の内部空間から引き出しが可能である。ドロワ400は、前後方向に引き込み及び引き出される。
フィルタハウジング140とフィルタアセンブリ10とは、結合された状態でろ過流路102が形成される。ろ過流路102の上流側は、吸入流路101と連結される。ろ過流路102の下流側は、連結流路103と連結される。具体的に、ろ過流路102の下流側は、クリーン連結流路104と連結される。
ボディケース131の一側(前面)にフィルタ設置開口部133が形成される。前記フィルタアセンブリ10は、前記フィルタ設置開口部133を介して前記フィルタハウジング140内部に挿入される。フィルタアセンブリ10は、前記フィルタ設置開口部133を覆うフィルタカバー413を備える。
前記ボディ130内部に、前記送風ユニット20から吐出された空気を前記加湿装置200に案内する送風ハウジング150が設けられる。前記送風ハウジング150は、前記フィルタハウジング140の上側に位置する。前記送風ハウジング150は、前記フィルタハウジング140に固定される。
前記フィルタハウジング140及び送風ハウジング150間に送風ユニット20が設けられる。前記送風ユニット20は、空気を流動させる圧力を提供する。
前記フィルタアセンブリ10は、空気の流動と直交するように配置される。前記フィルタアセンブリ10は、ろ過流路102と交差するように設けられる。前記ろ過流路102は、上下方向に形成され、前記フィルタアセンブリ10は、水平方向に引き込み及び引き出される。
前記吸入流路101を介して吸入された空気は、前記フィルタハウジング140の内部を介して送風ユニット20に流動する。前記送風ユニット20は、フィルタハウジング140の上側に配置され、ろ過流路102の空気を吸入して加湿装置200に吐出する。
前記送風ユニット20は、送風モータ22及び送風ファン24で構成される。本実施形態において、前記送風モータ22及び送風ファン24は共に送風ハウジング150及びフィルタハウジング140間に配置され、前記送風モータ22が上側に配置され、送風ファン24が下側に配置される。
前記送風モータ22は、送風ハウジング150に設けられ、前記送風ハウジング150に支持される。前記送風ファン24は、送風モータ22と組み立てられ、前記送風モータ22の駆動力が伝達されて回転される。前記送風ファン24は、フィルタハウジング140側に配置される。
設置空間を最小化するために、前記送風モータ22は、送風ハウジング150の内部に少なくとも一部が挿入され得るし、前記送風ファン24は、フィルタハウジング140内部に少なくとも一部が挿入され得る。
前記送風ファン24は、中央にろ過された空気を吸入した後、円周方向にろ過された空気を吐出する。本実施形態において前記送風モータ22は、空気と抵抗を発生させないように送風ファン24の上側に位置する。前記送風モータ22は、空気の流路を外れて設けられる。
前記送風ファン24から吐出された空気は、フィルタハウジング140及び送風ハウジング150に沿って上側の加湿装置200に流動する。
前記ボディ130内部の前記送風ユニット20の上側には、水槽30が配置される。前記ボディ130は、上側に水槽30が挿入され得るように、上側から内部に窪んだ水槽挿入空間が形成される。
前記水槽挿入空間の周面には、空気が通過できる加湿流路入口123が形成され、前記加湿流路入口123は、水槽30の内部と連通される。本実施形態では、前記加湿流路入口123の内側に水分を含有する加湿媒体50が配置される。
前記水槽30の内部には、前記水槽30内部の水を吸入し、吸入された水を上側に揚水し、揚水された水を外側に噴射するウォータリングユニット40が設けられる。前記水槽30の下部には、ウォータリングユニット40の動力源であるウォータリングモータ42が設けられる。前記ウォータリングモータ42は、前記送風モータ22と物理的に分離される。前記送風モータ22及びウォータリングモータ42は、独立的に制御されることができる。
前記加湿装置200は、空気清浄装置100に分離可能に積層され、透視される材質で形成されたビジュアルボディ210と、前記ビジュアルボディ210から分離可能に結合されるトップカバーアセンブリ230とを備える。本実施形態では、前記トップカバーアセンブリ230及びビジュアルボディ210間に吐出流路107が形成される。前記吐出流路107は、加湿流路106の下流側と連結される。前記連結流路103は、加湿流路106の上流側と連結される。前記トップカバーアセンブリ230には、外部から水を供給できる給水流路109が形成される。
図6〜図15を参考して、ボディ130は、外周面のうち、一側面にフィルタ設置開口部133を形成する。フィルタ設置開口部133を介してフィルタハウジング140の内部空間と外部空間とが連結される。フィルタ設置開口部133を介してフィルタハウジング140の内部空間にフィルタアセンブリ10が引き込まれる。
フィルタアセンブリ10の摺動をガイドするようにフィルタハウジング140の内側面の両側にガイド142、146、147が形成され得る。ガイド142、146、147は、フィルタアセンブリ10を支持する摩擦面を提供する上側面146、147aを少なくとも1つ備えることができる。ガイド142、146、147は、フィルタアセンブリ10を上側から下側に押す下側面142を少なくとも1つ備えることができる。ガイド142、146、147は、ローラ147bまたは軸受を少なくとも1つ備えることができる。ガイド142、146、147は、ドロワ400の摺動をガイドするドロワガイド147を備えることができる。ガイド142、146、147は、メッシュフィルタ300の摺動をガイドするメッシュフィルタガイド146を備えることができる。ガイド142、146、147は、ドロワに定着するフィルタモジュール350、400の上側面の摺動をガイドするフィルタモジュールガイド142を備えることができる。(図14及び図15参考)
フィルタハウジング140の内部空間の左右側面(前記ガイドが配置された側面)は、フィルタアセンブリ10の左右方向の流動を防ぐ。
空気清浄装置100は、電気集塵装置500に電源を供給する電源端子148を備える。空気清浄装置100は、電気集塵装置500に接地を提供する接地端子149を備える。電源端子148及び接地端子149は、フィルタハウジング140の内側面に配置される。
電源端子148は、帯電部510に電源を供給する帯電部電源端子148aと集塵部540に電源を供給する集塵部電源端子148bとを備えることができる。接地端子149は、帯電部510に接地を提供する帯電部接地端子149aと集塵部540に接地を提供する集塵部接地端子149bとを備えることができる。
ドロワ400は、前記フィルタ設置開口部133を覆うフィルタカバー413を備える。フィルタカバー413は、フィルタ設置開口部133の高さより所定間隔高く形成された上側延長部413dを備える。前記上側延長部は、センサホール413aを形成する。
空気清浄装置100は、ボディ130に設けられたセンサモジュール135、136、137を備えることができる。センサモジュール135、136、137は、外部の空気に露出する部分を少なくとも一部含む。センサモジュール135、136、137は、外部空気から所定情報を感知する。センサモジュール135、136、137は、ボディ130の内部に配置されることができる。センサモジュール135、136、137は、フィルタ設置開口部133の上側に配置されることができる。センサモジュール135、136、137は、フィルタアセンブリ10がボディ130と結合された状態では、フィルタカバー413により視覚的に遮られるように配置されることができる。センサモジュール135、136、137は、フィルタカバー413の上側延長部413dの背面側に配置されることができる。センサモジュール135、136、137は、センサホール413aを介して流入した空気から所定情報を感知する。センサモジュール135、136、137で感知された情報に基づいて、前記送風ユニット20を制御できる。
センサモジュール135、136、137は、外部空気の埃濃度を感知する埃センサ135を備えることができる。センサモジュール135、136、137は、外部空気の湿度を感知する湿度センサ136を備えることができる。センサモジュール135、136、137は、外部空気の匂いを感知する匂いセンサ137を備えることができる。
フィルタ設置開口部133の上側部分は、ボディ130の外周面がフィルタカバー413の上側延長部413dの厚さに対応する距離の分だけ陥没された陥没部134を形成する。ボディケース131は、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態で上側延長部413dと噛み合うように形成された陥没部134を備える。フィルタカバー413は、ボディ130に結合の際、陥没部134と噛み合う。上側延長部413dは、ボディ130に結合の際、前記陥没部134と噛み合う。
ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した(settlement)状態は、ドロワ400がフィルタハウジング140にそれ以上引き込まれることができない程度に完全に(fully)引き込まれたことを意味する。ドロワ400がフィルタハウジング140に引き込み中であるか、ドロワ400がフィルタハウジング140から引き出し中である状態は、前記定着した状態ではない。
センサモジュール135、136、137は、複数のセンサを備えることができる。複数のセンサは、横に配列されることができる。前記複数のセンサは、陥没部134の後側から横に配列されることができる。
ボディケース131は、前記複数のセンサの前に各々ホール135a、136a、137aを形成する。陥没部134には、それぞれのセンサの前に形成されたそれぞれのホールが横に配置されることができる。
陥没部134には、湿度センサホール136aが形成される。湿度センサ136は、前記陥没部134の後に配置される。湿度センサ136は、前記湿度センサホール136aの後に配置される。湿度センサホール136aは、複数個の小さいホールが密集されて形成されることができる。
陥没部134には、匂いセンサホール137aが形成される。匂いセンサ137は、前記陥没部134の後に配置される。匂いセンサ137は、前記匂いセンサホール137aの後に配置される。匂いセンサホール137aは、複数個の小さいホールが密集されて形成されることができる。
ボディケース131は、埃センサ135の内部掃除のための掃除ホール135aを形成する。ボディケース131は、埃センサ135に空気を流入させるための流入ホール135bを備える。ボディケース131は、埃センサ135から空気を流出させるための流出ホール135cを形成する。流入ホール135b、掃除ホール135a、及び流出ホール135cは、順に下側から上側に配置される。
埃センサ135は、埃センサ135に流入した空気に熱を加える加熱部(図示せず)を備えることができる。前記加熱部は、掃除ホール135aが開閉される内部空間に配置されることができる。前記加熱部によって空気が加熱されれば、対流により下側から上側に空気が流動し得る。前記対流によって、下側の流入ホール135bに空気が流入し、上側の流出ホール135cに空気が流出する。
埃センサ135は、陥没部134の後側に配置される。埃センサ135は、前記複数のホール135a、135b、135cの後側に配置される。
フィルタカバー413が埃センサ135を遮った状態でも外部空気が埃センサ135に供給されるように、埃センサ135の位置と対応するフィルタカバー413の部分にセンサホール413aが形成される。センサホール413aは、流入ホール135b及び流出ホール135cのうち、少なくとも1つと対応する位置で左右方向に長いスリットで形成される。前記複数のセンサは、前記スリットの長さ方向に配列されることができる。
センサホール413aは、流入ホール135b及び流出ホール135cに対応する位置に形成されることができる。センサホール413aは、流入ホール135b及び流出ホール135cに対応する位置に各々形成されることができる。
センサホール413aは、前記複数のセンサが配列された方向に長く形成されることができる。センサホール413aは、水平方向に長く形成されたスリットでありうる。
センサホール413aは、複数個で形成されることができる。センサホール413aは、複数個のスリットが上下に離間して形成されることができる。センサホール413aは、上側に配置された第1のセンサホール413a1と、下側に配置された第2のセンサホール413a2とを備える。第1のセンサホール413a1及び第2のセンサホール413a2は、並んで形成されることができる。第1のセンサホール413a1は、横に長く形成されることができる。第2のセンサホール413a2は、横に長く形成されることができる。第1のセンサホール413a1は、後側の複数のセンサが配列された方向に沿って長く形成される。第2のセンサホール413a2は、後側の複数のセンサが配列された方向に沿って長く形成される。第1のセンサホール413a1は、流出ホール135cに対応する高さで形成される。第2のセンサホール413a2は、流入ホール135bに対応する高さで形成される。
上側延長部413dは、ドロワ400の引き出し及び引き込みによって掃除ホール135aを開閉するように備えられることができる。ドロワ400がフィルタハウジング140の内部に定着した状態で、上側延長部413dの後側面は、掃除ホール135aを閉じる。ドロワ400がフィルタハウジング140から引き出された状態で、上側延長部413dの後側面は、掃除ホール135aを開ける。
フィルタアセンブリ10は、空気をろ過するフィルタモジュール500、350を備える。フィルタアセンブリ10は、フィルタモジュール500、350を支持するドロワ400を備える。フィルタアセンブリ10は、メッシュ型の網目間に空気が通過しながら空気中の異物を取り除くメッシュフィルタ300を備える。
ドロワ400は、フィルタ設置開口部133を介してフィルタハウジング140の内部空間から引き出しが可能なように備えられる。フィルタモジュール500、350は、ドロワ400に定着する。フィルタモジュール500、350は、ドロワ400とともにフィルタ設置開口部133を介してフィルタハウジング140の内部空間から引き出しが可能なように備えられる。
ドロワ400は、フィルタモジュール500、350の少なくとも一部を支持する。ドロワ400は、フィルタハウジング140のドロワガイド147に沿って摺動される。ドロワ400は、空気が通過するドロワ開口部400aを形成する。ドロワ開口部400aは、水平面上に形成される。吸入流路101を介して吸入された空気は、ドロワ開口部400aを上下方向に通過する。空気は、下側から上側にドロワ開口部400aを通過する。
ドロワ400は、空気が通過するドロワ開口部を形成するフレーム410を備える。ドロワ400は、フィルタ設置開口部を覆うフィルタカバー413を備える。フィルタカバー413は、フレーム410に結合される。
フレーム410は、ドロワ400の下側に配置されることができる。フィルタカバー413は、ドロワ400の前面に配置される。フレーム410は、前端部にフィルタカバー413が結合されるように備えられる。フィルタカバー413は、下側部にフレーム410が結合されるように備えられる。フィルタカバー413は、フレーム410と垂直方向に延びて形成されることができる。フレーム410は、水平面上に配置されることができる。フィルタカバー413は、ボディケース131の外側面と同一面上に配置されることができる。
フィルタモジュール500、350は、フレーム410に分離可能に定着する。フィルタモジュール500、350は、ドロワ開口部400aを通過した空気をろ過する。ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態で、空気が上下方向にドロワ開口部400a及びフィルタモジュール500、350を通過するように備えられる。空気は、下側から上側にドロワ開口部400aを通過した後、フィルタモジュール500、350を経ながらろ過される。
フィルタモジュール350、500は、互いに分離可能なように積層された複数のフィルタを備えることができる。フィルタモジュール350、500は、電気集塵装置500を備えることができる。フィルタモジュール350、500は、光触媒フィルタ350を備えることができる。
電気集塵装置500は、空気中の埃粒子を帯電させ、帯電された埃粒子を集塵して空気をろ過する。
光触媒フィルタ350は、多孔性のベースに脱臭性能を有した光触媒を塗布して空気中の匂い成分を物理的/化学的に除去する。
光触媒フィルタ350は、ろ過流路102の水平断面上に周りを形成する光触媒フィルタフレーム353と、光触媒フィルタフレーム353により支持される光触媒作用部355とを備える。光触媒作用部355は、ろ過流路102の一部を形成する空隙を有したベース部材に脱臭性能を有した公知の光触媒を塗布することにより製作されることができ、光触媒性質を有した部材に空隙を形成させることにより製作されることもできる。
前記光触媒は、活性炭を含むことができる。活性炭は、物理的接着力により匂い粒子を光触媒作用部355に捕集されるようにすることができる。活性炭またはその他の光触媒を用いて前記匂い粒子を化学的結合により光触媒作用部355に捕集されるようにすることができる。光触媒フィルタ350をボディ130及びフィルタアセンブリ10から分離して、日光などに露出させることにより光触媒作用部355に捕集された匂い粒子を除去できる。
ドロワ400は、電気集塵装置500を支持することができる。電気集塵装置500は、光触媒フィルタ350を支持することができる。メッシュフィルタ300、電気集塵装置500、及び光触媒フィルタ350は、空気流れ方向Aを基準に上流から下流に順次配置されることができる。フィルタアセンブリ10において、最下部にメッシュフィルタ300が配置され、メッシュフィルタ300の上側に電気集塵装置500が配置され、最上部に光触媒フィルタ350が配置され得る。
フィルタモジュール350、500は、ドロワ400に分離可能に定着することができる。電気集塵装置500は、ドロワ400に分離可能に定着することができる。光触媒フィルタ350は、電気集塵装置500の上側に分離可能に定着することができる。
メッシュフィルタ300は、ドロワ400と独立的にフィルタハウジング140の内部空間から引き出される。メッシュフィルタ300は、電気集塵装置500の流入口506が形成された方向に配置される。
メッシュフィルタ300は、電気集塵装置500の下側に配置される。メッシュフィルタ300は、電気集塵装置500において帯電部510が配置される方向に配置される。メッシュフィルタ300は、電気集塵装置500において電気集塵装置500の流入口506が形成された方向に配置される。メッシュフィルタ300は、電気集塵装置500と積層されるように備えられる。
メッシュフィルタ300は、ドロワ400の下側に配置される。メッシュフィルタ300は、ドロワ400と独立的に引き込みまたは引き出されるように備えられる。メッシュフィルタ300は、電気集塵装置500と独立的に引き込みまたは引き出されるように備えられる。電気集塵装置500とメッシュフィルタ300のうち、いずれか1つのみがフィルタハウジング140内部に引き込まれるか、内部から引き出されることができる。
メッシュフィルタ300は、前面を形成するメッシュフィルタカバー313を備える。メッシュフィルタ300及びドロワ400がフィルタハウジング140に定着した状態で、メッシュフィルタカバー313は、フィルタカバー413の前面と連続する面上の外観を形成する。メッシュフィルタカバー313は、上側面上から下側に陥没されたメッシュフィルタカバー取っ手313aを形成する。
メッシュフィルタ300及びドロワ400がフィルタハウジング140に定着した状態で、前記メッシュフィルタカバー取っ手313aが外部に露出し得るように、フィルタカバー413は、下端のうちの一部が陥没された取っ手露出部413cを形成する。取っ手露出部413cは、前面と下側面とが開口する。取っ手露出部413cは、フィルタカバー413の前面から後方に前記メッシュフィルタカバー取っ手313aの後端まで陥没されることができる。ユーザは、取っ手露出部413cに手を入れてメッシュフィルタカバー取っ手313aに手を掛けることができる。
メッシュフィルタ300は、メッシュフィルタカバー313の後方の水平面上で前記ろ過流路102の周りに配置されるメッシュフレーム315を備える。メッシュフィルタ300は、メッシュフレーム315が提供する周りの内側にろ過流路102の水平断面を分けるメッシュ補助フレーム316を備えることができる。メッシュ補助フレーム316は、ろ過流路102の水平断面を複数個に分ける。
メッシュフィルタ300は、通過する空気中の異物を取り除き、採集するメッシュ318を備える。メッシュ318は、メッシュフレーム315及びメッシュ補助フレーム316によって支持される。メッシュ318は、メッシュフレーム315及びメッシュ補助フレーム316と同一平面上に配置される。メッシュ318により採集された異物は、メッシュフィルタ300をボディ130から分離して洗浄することにより除去されることができる。
図16及び図21を参考して、フレーム410は、フィルタハウジング140に対して前後方向に摺動される一対のサイドフレーム410aを備える。一対のサイドフレーム410aは、間隙にドロワ開口部400aを形成する。一対のサイドフレーム410aは、前後方向に延びて形成される。フィルタカバー413は、一対のサイドフレーム410aの前端部に配置される。一対のサイドフレーム410aは、フィルタモジュール350、500の下側に配置される。一対のサイドフレーム410aは、メッシュフィルタ300の上側に配置される。
フレーム410は、一対のサイドフレーム410aの後端部間を連結して配置されるリアフレーム410bを備えることができる。リアフレーム410bは、左右方向に延びて形成される。リアフレーム410bの左側端部は、左側のサイドフレーム410aの後端部に結合される。リアフレーム410bの右側端部は、右側のサイドフレーム410aの後端部に結合される。ドロワ開口部400aは、リアフレーム410bとフィルタカバー413との間に形成される。リアフレーム410bは、フィルタモジュール350、500の下側に配置される。リアフレーム410bは、メッシュフィルタ300の上側に配置される。
フレーム410は、一対のサイドフレーム410aの前端部間を連結して配置されるフロントフレーム410cを備えることができる。フロントフレーム410cは、フィルタカバー413の後面に結合される。フロントフレーム410cは、左右方向に延びて形成される。フロントフレーム410cの左側端部は、左側のサイドフレーム410aの前端部に結合される。フロントフレーム410cの右側端部は、右側のサイドフレーム410aの前端部に結合される。ドロワ開口部400aは、リアフレーム410bとフロントフレーム410cとの間に形成される。フロントフレーム410cは、フィルタモジュール350、500の下側に配置される。フロントフレーム410cは、メッシュフィルタ300の上側に配置される。
フレーム410は、フィルタモジュール350、500が定着する定着面411を形成する。定着面411は、フィルタモジュール350、500を支持する上側面を形成する。定着面411は、フレーム410の左右側に各々形成されることができる。定着面411にフィルタモジュール350、500の下側面のうちの一部が接触して、フィルタモジュール350、500が支持される。
フィルタモジュール350、500は、フレーム410に分離可能に定着する。電気集塵装置500は、フレーム410に分離可能に定着することができる。一対のサイドフレーム410a、リアフレーム410b、及びフロントフレーム410cは、フィルタモジュール350、500が定着する定着面411を形成する。一対のサイドフレーム410aは、上側にフィルタモジュール350、500の下側面と接触する第1の定着面411aを形成する。リアフレーム410bは、上側にフィルタモジュール350、500の下側面と接触する第2の定着面411bを形成する。フロントフレーム410cは、上側にフィルタモジュール350、500の下側面と接触する第3の定着面411cを形成する。定着面411は、第1の定着面411a、第2の定着面411b、及び第3の定着面411cを備えることができる。
定着面411の中央部には、ドロワ開口部400aが形成され得る。第1の定着面411a、第2の定着面411b、及び第3の定着面411cは、ドロワ開口部400aを囲んで配置されることができる。定着面411の周りに沿って上側に突出されてフィルタモジュール350、500の側面と接触するガイド部材(図示せず)を備えることができる。前記ガイド部材は、フィルタモジュール350、500が定着面411に接触できるようにフィルタモジュール350、500の定着動作をガイドする。
一対のサイドフレーム410aの定着面411aは、リアフレーム410bの定着面411b及びフロントフレーム410cの定着面411cのうち、少なくとも1つと高低差を有することができる。一対のサイドフレーム410aの定着面411aは、リアフレーム410bの定着面411bより高い位置に配置されることができる。一対のサイドフレーム410aの定着面411aは、フロントフレーム410cの定着面411cより高い位置に配置されることができる。フィルタモジュール350、500の下側面は、前記高低差が生じるように形成された複数の定着面411a、411b、411cに噛み合う形状で形成される。
フィルタカバー413は、前面を形成する前面部4131を備える。前面部4131は、前記センサホール413aを形成する。前面部4131は、取っ手413bを備える。フィルタカバー取っ手413bは、前面部4131の一部が後側に陥没されて形成されることができる。フィルタカバー取っ手413bが引っ張られると、ドロワ400が引っ張られる。フィルタカバー取っ手413bには、後述する係止解除ボタン417bが配置され得る。前面部4131は、後述する取っ手露出部413cを形成できる。前面部4131は、ボディケース131の外側面に延びる形状で形成されることができる。前面部4131は、水平断面上から前方に突出されるように撓んだ形状でありうる。前面部4131は、上側部に配置された前記上側延長部413dを備える。
フィルタカバー413は、フィルタモジュール350、500の前方面に接触する後面部4132を備える。後面部4132は、フィルタカバー413の後側面の少なくとも一部を形成する。後面部4132は、フィルタモジュール350、500の前方面の位置をガイドする。後面部4132は、フィルタモジュール350、500の前方面の形状と対応する形状で形成される。本実施形態においてフィルタモジュール350、500の前方面は、垂直平面を形成し、後面部4132の形状も垂直平面を形成する。
フィルタカバー413は、フィルタハウジング140の内部上側面を向かい合う上面部4133を備えることができる。上面部4133は、後面部4132と前面部4131との間に配置される。上面部4133には、後述する係止部417aが配置される。フィルタハウジング140は、係止部417aが係止され得るように係止部417aに対応する位置に係止溝143を形成する。上面部4133の後端は、後面部4132の上端に連結されることができる。上面部4133の前端は、前面部4131の後面に連結される。上面部4133の前端は、上側延長部413dの下端に連結される。
図9を参考して、ドロワ400は、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部に定着して係止されるようにする係止装置417を備える。係止装置417は、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部に定着した状態でドロワ400を固定させる。係止装置417は、フィルタカバー413に配置されることができる。
係止装置417は、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態でフィルタハウジング140に係止される係止部417aを備える。係止部417aは、上面部4133に配置される。前記係止溝143は、フィルタハウジング140の内部空間の上側面に形成される。係止部417aは、上側に突出されて形成される。係止部417aの上端は、上面部4133より高い位置に配置される。係止部417aの後側面は、下側へ行くほど、後側に近づく傾斜面を形成する。ドロワ400が後側方向に引き込まれる過程で前記傾斜面は、フィルタ設置開口部133の上端に押されて、係止部417aが下側に移動するようになる。ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態で、係止部417aは、前記係止溝143に挿入されて上側に移動するようになる。係止部417aが係止溝143に挿入されれば、ドロワ400を前方に引っ張ってもドロワ400が引き出されなくなる。
係止部417aが係止溝143に挿入された状態で、係止装置417は、係止を解除するために、係止部417aを下側に移動させる係止解除ボタン417bを備えることができる。係止部417aは、係止部417aの係止を解除させる。係止部417aと係止解除ボタン417bとは構造的に連結される。係止解除ボタン417bが押されると、係止部417aが下側に移動するように備えられることができる。係止解除ボタン417bは、下側に押されるように形成されることができる。係止解除ボタン417bは、フィルタカバー取っ手413bの下側面に配置されることができる。
係止装置417は、下側に押される場合、上側に復元力を加える弾性部417cを備えることができる。弾性部417cは、係止解除ボタン417bの下側に配置されることができる。弾性部417cは、係止解除ボタン417bの下側面を支持して配置されることができる。
図14、図15、図17〜図20、図22、及び図23を参考して、フィルタハウジング140とドロワ400との間の摺動構造、及びフィルタハウジング140とメッシュフィルタ300との間の摺動構造を説明すれば、次のとおりである。
フィルタハウジング140は、フィルタハウジング140の両側に各々配置される一対のドロワガイド147を備える。一対のドロワガイド147は、フレーム410の引き出し及び引き込みをガイドする。ドロワ400は、フレーム410の両側に各々配置される一対のスライダ414を備える。一対のスライダ414は、一対のドロワガイド147に沿って移動される。スライダ414は、ドロワガイド147により移動可能に支持される。スライダ414は、一対のサイドフレーム410aの下側に形成される。
ドロワガイド147は、レール部147aを備えることができる。ドロワガイド147は、ローラ147bを備えることができる。レール部147aは、前後方向に延びて形成されることができる。レール部147aは、スライダ414に接触する上側面を形成する。ローラ147bは、ドロワガイド147の前端部に配置されることができる。ローラ147bの回転軸の方向は、左右方向である。ドロワガイド147のローラ147bは、スライダ414のレール部414aに接触する。
スライダ414は、レール部414aを備えることができる。スライダ414は、ローラ414bを備えることができる。レール部414aは、前後方向に延びて形成されることができる。レール部414aは、ドロワガイド147に接触する下側面を形成する。ローラ414bは、スライダ414の後端部に配置されることができる。ローラ414bの回転軸の方向は、左右方向である。スライダ414のローラ414bは、ドロワガイド147のレール部147aに接触する。
ローラ414bは、レール部147aに沿って前後方向に移動可能である。レール部147aは、ローラ414bの下側を支持する。レール部414bは、ローラ147bにより前後方向に移動可能である。ローラ147bは、レール部414bを支持する。
フィルタハウジング140は、フィルタモジュール350、500がドロワ400とともに引き出し及び引き込まれるとき、フィルタモジュール350、500の上側面の移動をガイドするフィルタモジュールガイド142を備える。フィルタハウジング140は、フィルタハウジング140の両側に各々配置される一対のフィルタモジュールガイド142を備える。フィルタモジュールガイド142は、フィルタハウジング140の内部上側に配置される。フィルタモジュールガイド142は、フィルタモジュール350、500の上側面に接触する下側面を形成する。
ドロワ400がフィルタハウジング140の内部に定着した状態で、ローラ147bの支持点は、前方に位置するようになり、レール部147aの支持点は、後方に位置するようになる。支持点が前後方向に離間して、ドロワ400は、安定的に支持される。
ドロワ400がフィルタハウジング140から引き出される過程で、ローラ147bの支持点は位置を維持するが、ローラ414bが前方に移動しながらレール部147aの支持点は前方に移動するようになる。ローラ147bの支持点とレール部147aの支持点との間の離間距離が狭くなり、ドロワ400の前方部分が支持点無しで突出される。ドロワ400に電気集塵装置500及び光触媒フィルタ350が定着しているならば、光触媒フィルタ350の上側面がフィルタハウジング140のフィルタモジュールガイド142に接触して、ドロワ400の前方が下側に回転されることを防ぐ。
フィルタハウジング140は、メッシュフィルタ300の引き出し及び引き込みをガイドするメッシュフィルタガイド146を備える。フィルタハウジング140は、フィルタハウジング140の両側に各々配置される一対のメッシュフィルタガイド146を備える。メッシュフィルタ300は、メッシュフィルタ300をフィルタハウジング140に対して前後方向に移動可能なようにする摺動部315aを備える。メッシュフィルタ300は、メッシュフレーム315の両側に各々配置される一対の摺動部315aを備える。
摺動部315aは、メッシュフレーム315の下側に形成される。摺動部315aは、メッシュフィルタガイド146に接触する下側面を提供する。メッシュフィルタガイド146は、摺動部315aの移動をガイドするメッシュフィルタガイド146が備えられる。メッシュフィルタガイド146は、摺動部315aと接触する上側面を提供する。摺動部315aの下側面は、メッシュフィルタガイド146の上側面を摺動しながら前後方向に移動することができる。
下側から眺めるとき、摺動部315aは、一対のスライダ414の間に配置される。一側の摺動部315aは、同じ側のスライダ414より内側に配置される。上側から眺めるとき、メッシュフィルタガイド146は、前記フィルタハウジングの内部で一対のドロワガイド147間に配置される。一側のメッシュフィルタガイド146は、同じ側のドロワガイド147より内側に配置される。
メッシュフィルタガイド146は、ドロワガイド147より低く配置される。一対のメッシュフィルタガイド146間に吸入流路101と連結される吸入口111が形成される。
ドロワガイド147及びスライダ414のうち、いずれか1つは、ローラ147b、414bを備え、ドロワガイド147及びスライダ414のうち、他の1つは、ローラ147b、414bが接触するレール部414a、147aを備える。以下に説明する第1の区間部及び第2の区間部は、本実施例のように、スライダ414のレール部414aに備えられることができるが、他の実施形態においてドロワガイド147のレール部147aに備えられても同じ機能を発揮できる。以下、本実施形態を説明するが、これは、第1の区間部及び第2の区間部がドロワガイド147のレール部147aに備えられた他の実施形態まで説明される。
図22及び図23を参考して、レール部414aは、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に引き込まれ始めるとき、ローラ147bに接触される第1の地点p1から所定地点p2まで平坦面を形成する第1の区間部414a1を備える。レール部414aは、所定地点p1からドロワ開口部400aの前端400a1がフィルタハウジング140の内部空間に引き込まれる前にローラ147bに接触される第2の地点p2まで平坦面を形成する第1の区間部414a1を備える。レール部414aは、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に引き込まれ始めるとき、ローラ147bに接触される第1の地点p1からドロワ開口部400aの前端400a1がフィルタハウジング140の内部空間に引き込まれる前にローラ147bに接触される第2の地点p2まで平坦面を形成する第1の区間部414a1を備える。
図22及び図23を参考して、レール部414aは、前記第2の地点p2からドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態でローラ147bに接触される第3の地点p3まで、フレーム410を上側に引き上げるように第1の区間部414a1と異なる高さを有した第2の区間部414a2、414a3を備える。第2の区間部414a2、414a3は、ドロワ400を上側に引き上げるように第1の区間部414a1と異なる高さを有する。第1の区間部414a1及び第2の区間部414a2、414a3がスライダ414に形成された本実施形態において、第2の区間部414a2、414a3の下側面は、第1の区間部414a1の下側面より低い位置に配置される。前記第1の区間部及び第2の区間部がドロワガイド147に形成された他の実施形態において、前記第2の区間部の上側面は、前記第1の区間部の上側面より高い位置に配置される。
これにより、フィルタモジュール350、500が定着したドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に引き込まれ始めるときには、フィルタモジュール350、500が定着したドロワ400の上下方向遊びが十分あるようにして、挿入開始動作を便利にするという効果がある。
さらに、ドロワ開口部400aの前端400a1がフィルタハウジング140の内部空間に引き込まれる時点には、フィルタモジュール350、500が定着したドロワ400がフィルタハウジング140の上側面に最大限密着するようにし、ドロワの前端部が下側に傾く現象を防ぐ。これにより、ドロワ開口部400aの前端400a1が下側のメッシュフィルタ3001の前端(または、フィルタ設置開口部の前端)に衝突しないようにするという効果がある。
さらに、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態では、フィルタモジュール350、500が定着したドロワ400を上側に引き上げて、ドロワ400とフィルタハウジング140内側面との間の上下方向遊びを減らす。これにより、ドロワ400の定着状態が正確に維持され得るようにし、ドロワ400とフィルタハウジング140との間の間隙を所定程度に制限し、電気的端子間の接触が正確になされるという効果がある。
図22及び図23を参考して、第2の区間部414a2、414a3は、第1の区間部414a1の高さと相対的に大きい高低差を有し、第2の地点p2に相対的に近い位置に配置される第1の高さ形成部414a2と、第1の区間部414a1の高さと相対的に小さい高低差を有し、第3の地点p3に相対的に近い位置に配置される第2の高さ形成部414a3とを備えることができる。第2の区間部414a2、414a3がスライダ414に形成された本実施形態において、第1の高さ形成部414a2の下側面は、第2の高さ形成部414a3の下側面より低い位置に配置される。前記第2の区間部がドロワガイド147に形成された他の実施形態において、前記第1の高さ形成部の上側面は、前記第2の高さ形成部の上側面より高い位置に配置される。
第2の区間部414a2、414a3は、第2の地点p2を始めとして第3の地点p3方向に傾斜した傾斜面を備える。第1の高さ形成部414a2は、第2の地点p2を始めとして第3の地点p3方向に傾斜した傾斜面を備える。第1の高さ形成部414a2は、第1の高さ形成部414a2と第2の高さ形成部414a3とが接する地点を始めとして第2の地点p2方向に傾斜した傾斜面を備える。
図17〜図20を参考して、ドロワ400は、フィルタハウジング140の内側面とドロワ400の外側面との間の遊びを減らす遊び防止部412を備えることができる。遊び防止部412は、ドロワ400が引き出される方向と垂直な方向に突出される。ドロワ400が引き出される方向が前後方向である場合、ドロワ400が引き出される方向と垂直な方向は、上下方向または左右方向でありうる。遊び防止部412は、フレーム410から突出されて、前後方向に延びたリブ形状で形成されることができる。
遊び防止部412は、ドロワ400が引き出される方向と垂直な方向の両側面のうち、少なくともいずれか1つから突出されたサイド遊び防止部412aを備えることができる。サイド遊び防止部412aは、フィルタハウジング140の内側面とドロワ400の両側面との間の遊びを減らす。一対のサイドフレーム410aは、各々フィルタハウジング140の側面に向かって突出された一対のサイド遊び防止部412aを備えることができる。サイド遊び防止部412aは、サイドフレーム410aからフィルタハウジング140の側面に突出されて前後方向に延びたリブ形状で形成されることができる。
遊び防止部412は、上下方向に突出された上下遊び防止部412bを備えることができる。上下遊び防止部412bは、フィルタハウジング140の内側面とドロワ400の外側面との間の上下方向遊びを減らす。一対のサイドフレーム410aは、各々ドロワガイド147に向かって下側に突出された一対の上下遊び防止部412bを備えることができる。上下遊び防止部412bは、サイドフレーム410aから下側に突出されて前後方向に延びたリブ形状で形成されることができる。前記第2の区間部414a2、414a3は、上下遊び防止部412bと同じ構成を指すこととみなすことができる。
遊び防止部412は、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態でフィルタハウジング140の内側面に接触し、ドロワ400がフィルタハウジング140から引き出される途中にフィルタハウジング140の内側面との接触が解除されるように備えられる。すなわち、遊び防止部412は、サイドフレーム410aの上下方向区間のうち、一部区間のみで形成される。これにより、ドロワ400をフィルタ設置開口部133に挿入させる初期動作時には、遊びをおいて便利にしながらも、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態では、遊びを減らしてドロワ400が正確な位置に安定的に定着させるという効果がある。
遊び防止部412は、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に引き込まれながら次第に遊びが減るように、突出部分が傾斜して形成された傾斜部を備えることができる。
遊び防止部412は、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態でフィルタハウジング140の内部空間に挿入される部分のうち、前方側に配置される。遊び防止部412は、フレーム410の前方側に配置される。遊び防止部412は、サイドフレーム410aの前方側に配置される。
図7〜図10を参考して、電気集塵装置500は、空気中の埃粒子を帯電させる帯電部510と、帯電部510で帯電された埃粒子を集塵する集塵部540と、帯電部510及び集塵部540を内部に収容するケース501、502とを備える。ケース501、502は、電気集塵装置500の外観を形成できる。帯電部510は、下側に配置され、集塵部540は、上側に配置されることができる。
ケース501、502には、電気集塵装置500をドロワ400から分離させて持ち上げることができるように、電気集塵装置取っ手503が形成される。電気集塵装置取っ手503は、ケース501、502の左右側面に一対で形成されることができる。電気集塵装置取っ手503は、ケース501、502の表面が陥没されて形成されることができる。
ケース501、502は、内部に帯電部510を収容する空間を形成する帯電ケース501、及び内部に集塵部540を収容する空間を形成する集塵ケース502を備えることができる。帯電ケース501は、下側に配置され、集塵ケース502は、上側に配置されることができる。ケース501、502は、帯電部510を収容する前記空間と集塵部540を収容する前記空間とが互いに連結されるように形成される。
本実施形態では、帯電ケース501は、下部に配置され、集塵ケース502は、上部に配置され、帯電部510は、下部に配置され、集塵部540は、帯電部510の上側に配置されるが、必ずこれに限定されない。
ケース501、502は、埃粒子を備える空気が流入する流入口506を形成し、ケース501、502内部の空気が外部に流出する流出口507を形成する。ケース501、502は、流入口506を複数個で形成することができる。ケース501、502は、流出口507を複数個で形成することができる。本実施形態において、流入口506は、帯電ケース501の下側面に形成され、流出口507は、集塵ケース502の上側面に形成される。
全体的な空気流れ方向Aを説明すれば、次のとおりである。ケース吸入流路101を介して外部から前記空気調和機内部に流入した空気は、ろ過流路102に流入する。ろ過流路102に流入した空気は、前記メッシュ318を通過した後、ドロワ開口部400aを通過する。ドロワ開口部400aを通過した空気は、電気集塵装置の流入口506を介してケース501、502内部に流入する。ケース501、502内部空間に流入した空気は、帯電部510及び集塵部540を順次通過した後、流出口507を介して上側に流動する。上側に流動した空気は、光触媒作用部355を通過する。
他の実施形態において、各構成要素の配置が変わることができ、各構成要素が横に配置されることもできるが、この場合にも空気は、帯電部510から集塵部540へ向かう方向になるように設定される。
図26を参考して、帯電部510は、高電圧が印加されるワイヤ放電極521、及びワイヤ放電極521と離間する対向電極板523を備えることができる。前記高電圧は、ワイヤ放電極521と対向電極板523との間の電圧が極めて大きく、ワイヤ放電極521で放電が起こる程度の数値である。
対向電極板523は、複数個で配置されることができる。対向電極板523は、ワイヤ放電極521を隔てて互いに向かい合って離間して配置されることができる。
ワイヤ放電極521は、複数個で配置されることができる。ワイヤ放電極521は、複数個が互いに並んで離間して配置されることができる。複数個のワイヤ放電極521間に対向電極板523がワイヤ放電極521が配列された方向と垂直に配置され得る。
図26では、例示的に数個のワイヤ放電極521と数個の対向電極板523とが空気流れ方向Aと垂直方向Xに交互に離間配置されるが、より多くの個数のワイヤ放電極521及び対向電極板523が交互に配置されることができる。
ワイヤ放電極521及び対向電極板523は、帯電ケース501に固定されることができる。複数のワイヤ放電極521及び複数の対向電極板523の間隔を維持させる間隔維持構造(図示せず)が備えられ得る。
ワイヤ放電極521に電圧が印加される場合、ワイヤ放電極521と対向電極板523との間にコロナ放電が発生される。空気中の埃粒子は、帯電部510を通過しながら帯電される。
図27を参考して、集塵部540は、帯電された埃粒子を集塵する電極540aを備える。集塵部540は、電場を発生させて帯電された埃粒子を集塵する複数の電極541、542を備える。電極540aは、幅と長さと厚さとを有した薄い板形で形成されることができる。電極540aは、電極型で形成されることができる。
電極541、542は、相対的に高電位が印加される高電位電極541と、高電位電極541に対して相対的に低電位が印加される低電位電極542とを備える。複数の高電位電極541及び複数の低電位電極542は、長さ方向Yが一致するように並んで配置されることができる。
電極541、542は、互いに面を向かい合って間隙Sを形成するように複数で配列される。幅方向Z及び長さ方向Yに垂直な方向Xに複数の高電位電極541及び複数の低電位電極542が交互に間隙Sを形成して配置される。
図24〜図27を参考して、電気集塵装置500の回路の構成を説明すれば、次のとおりである。
ボディ130は、帯電部510及び集塵部540に電源を供給する電源端子148a、148bを備える。ボディ130は、帯電部510及び集塵部540に接地を供給する接地端子149a、149bを備える。電源端子148a、148bは、フィルタハウジング140に配置される。接地端子149a、149bは、フィルタハウジング140に配置される。
電源端子148a、148bは、帯電部510に電源を供給する帯電部電源端子148aと、集塵部540に電源を供給する集塵部電源端子148bとを備えることができる。接地端子149a、149bは、帯電部510に接地を提供する帯電部接地端子149aと、集塵部540に接地を提供する集塵部接地端子149bとを備えることができる。
ボディ130は、高電圧を発生させる高電圧発生器581を備える。ボディ130は、帯電部510に印加される高電圧を発生させる高電圧発生器581aを備える。ボディ130は、集塵部540に印加される高電圧を発生させる高電圧発生器581bを備える。高電圧発生器581aは、電源端子148a、148bと電気的に連結される。
本実施形態において、前記高電圧発生器581aと高電圧発生器581bとは、1つの高電圧発生器581を指し、高電圧発生器581で帯電部510及び集塵部540に各々並列に電源を印加する線路を構成する。ボディ130は、高電圧発生器581に電源を印加する電源供給線585を備える。
電気集塵装置500は、電源端子148a、148b及び接地端子149a、149bに各々対応して接触する電源収容端子518、548及び接地収容端子519、549を備える。電源収容端子518、548は、電気集塵装置500に配置される。接地収容端子519、549は、電気集塵装置500に配置される。
フィルタハウジング140には、高電圧発生器581と連結されて帯電部510及び集塵部540に電源を供給する電源端子148a、148bが配置される。ボディ130には、接地582と連結されて帯電部510及び集塵部540に接地を提供する接地端子149a、149bが配置される。
フィルタハウジング140には、高電圧発生器581aと連結されて帯電部510に電源を供給する帯電部電源端子148aが配置される。フィルタハウジング140には、高電圧発生器581bと連結されて集塵部540に電源を供給する集塵部電源端子148bが配置される。フィルタハウジング140には、接地582aと連結されて帯電部510に接地を提供する帯電部接地端子149aが配置される。フィルタハウジング140には、接地582bと連結されて集塵部540に接地を提供する集塵部接地端子149bが配置される。
ケース501、502の外側面には、電源端子148a、148bと接触して帯電部510及び集塵部540に電源を連結させる電源収容端子518、548が配置される。ケース501、502の外側面には、接地端子149a、149bと接触して帯電部510及び集塵部540に接地を電気的に連結させる接地収容端子519、549が配置される。
電源収容端子518、548は、帯電部電源収容端子518及び集塵部電源収容端子548を備える。接地収容端子519、549は、帯電部接地収容端子519及び集塵部接地収容端子549を備える。
ケース501、502の外側面には、帯電部電源端子148aと接触して帯電部510に電源を連結させる帯電部電源収容端子518が配置される。ケース501、502の外側面には、集塵部電源端子148bと接触して集塵部540に電源を連結させる集塵部電源収容端子548が配置される。ケース501、502の外側面には、帯電部接地端子149aと接触して帯電部510に接地を電気的に連結させる帯電部接地収容端子519が配置される。ケース501、502の外側面には、集塵部接地端子149bと接触して集塵部540に接地を電気的に連結させる集塵部接地収容端子549が配置される。
電気集塵装置500において、電源収容端子518、548が配置された側面は、接地収容端子519、549が配置された側面と互いに反対される。電気集塵装置500において、帯電部電源収容端子518及び集塵部電源収容端子548が配置された側面は、帯電部接地収容端子519及び集塵部接地収容端子549が配置された側面と互いに反対される。
帯電部電源収容端子518及び集塵部電源収容端子548は、同一水平平面上に互いに大角方向に離間して配置されることができる。帯電部接地収容端子519及び集塵部接地収容端子549は、同一水平平面上に互いに大角方向に離間して配置されることができる。
ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に引き込まれたときに、電源端子148a、148bと電源収容端子518、548とが互いに接触し、接地端子149a、149bと接地収容端子519、549とが互いに接触する。電気集塵装置500を定着させたドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した(settlement)状態で、電源端子148a、148bと電源収容端子518、548とが互いに接触し、接地端子149a、149bと接地収容端子519、549とが互いに接触する。
ケース501、502の外側面のうち、帯電部接地端子149a及び集塵部接地端子149bと各々対応する地点に、各々帯電部接地収容端子519及び集塵部接地収容端子549が備えられる。
ケース501、502の外側面のうち、帯電部電源収容端子518及び集塵部電源収容端子548が配置された側面は、帯電部接地収容端子519及び集塵部接地収容端子549が配置された側面と互いに反対側でありうる。ケース501、502の左右側面には、前記電源収容端子518、548及び前記接地収容端子529、549が各々配置され得る。帯電部電源収容端子518及び集塵部電源収容端子548は、ケース501、502の同一側面上に配置されることができる。帯電部接地収容端子519及び集塵部接地収容端子549は、ケース501、502の同一側面上に配置されることができる。
具体的に、ケース501、502がボディ130に定着した状態でのみ前記電源端子148a、148b及び前記接地端子149a、149bが各々電源収容端子518、548及び接地収容端子519、549と接触されるように、電源収容端子518、548及び接地収容端子519、549が配置される。
電源端子148a、148bは、フィルタハウジング140の内側面のうち、ドロワ400が引き込み及び引き出される方向と垂直方向の側面に配置される。接地端子149a、149bは、フィルタハウジング140の内側面のうち、ドロワ400が引き込み及び引き出される方向と垂直方向の側面に配置される。
電源端子148a、148bは、フィルタハウジング140の両側の内側面のうち、いずれか1つに配置される。接地端子149a、149bは、フィルタハウジング140の両側の内側面のうち、他の1つに配置される。接地端子149a、149bは、フィルタハウジング140の内側面のうち、電源端子148a、148bが配置された側面の反対側面に配置されることができる。
帯電部電源端子148a及び集塵部電源端子148bは、ボディ130の両側の内側面のうち、同じ側面上に配置されることができる。帯電部接地端子149a及び集塵部接地端子149bは、ボディ130の内側面のうち、同じ側面上に配置されることができる。
ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態になると、帯電部電源端子148aと帯電部電源収容端子518とが接触し、帯電部接地端子149aと帯電部接地収容端子519とが接触する。この場合、帯電部510に高電圧が印加される。
ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態になると、集塵部電源端子148bと集塵部電源収容端子548とが接触し、集塵部接地端子149bと集塵部接地収容端子549とが接触する。この場合、集塵部540に高電圧が印加される。
ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間から引き出された状態になると、帯電部電源端子148aと帯電部電源収容端子518とが分離され、帯電部接地端子149aと帯電部接地収容端子519とが分離されて、帯電部510に電圧印加が遮断される。
ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間から引き出された状態になると、集塵部電源端子148bと集塵部電源収容端子548とが分離され、集塵部接地端子149bと集塵部接地収容端子549とが分離されて、集塵部540に電圧印加が遮断される。
電気集塵装置500は、対向電極板523と接地582aとを電気的に連結する接地線583aを備える。電気集塵装置500は、ワイヤ放電極521と高電圧発生器581aとを電気的に連結する高電圧線584aを備える。
帯電部電源端子148a及び帯電部電源収容端子518は、高電圧線584a上に配置される。帯電部電源端子148a及び帯電部電源収容端子518は、高電圧線584aを電気的に開閉させるスイッチ機能をする。帯電部接地端子149a及び帯電部接地収容端子519は、接地線583a上に配置される。帯電部接地端子149a及び帯電部接地収容端子519は、接地線583aを電気的に開閉させるスイッチ機能をする。
電気集塵装置500は、低電位電極542と接地582bとを電気的に連結させる接地線583bを備える。電気集塵装置500は、高電位電極541と高電圧発生器581bとを電気的に連結させる高電圧線584bを備える。
集塵部電源端子148b及び集塵部電源収容端子548は、高電圧線584b上に配置される。集塵部電源端子148b及び集塵部電源収容端子548は、高電圧線584bを電気的に開閉させるスイッチ機能をする。集塵部接地端子149b及び集塵部接地収容端子549は、接地線583b上に配置される。集塵部接地端子149b及び集塵部接地収容端子549は、接地線583bを電気的に開閉させるスイッチ機能をする。
図11〜図13を参考して、帯電部電源端子148a及び集塵部電源端子148bは、フィルタアセンブリ10が摺動する方向に対して垂直な面上に配置される。帯電部接地端子149a及び集塵部接地端子149bは、フィルタアセンブリ10が摺動する方向に対して垂直な面上に配置される。
帯電部電源収容端子518及び集塵部電源収容端子548は、フィルタアセンブリ10が摺動する方向に対して垂直な面上に配置される。帯電部接地収容端子519及び集塵部接地収容端子549は、フィルタアセンブリ10が摺動する方向に対して垂直な面上に配置される。
帯電部電源端子148a及び集塵部電源端子148bは、ドロワ400が引き込み及び引き出される方向の垂直方向に対して位置差があるように配置される。帯電部接地端子149a及び集塵部接地端子149bは、ドロワ400が引き込み及び引き出される方向の垂直方向に対して位置差があるように配置される。
電気集塵装置500が引き込み及び引き出される方向は、前後方向でありうる。この場合、帯電部電源端子148a及び集塵部電源端子148bは、フィルタハウジング140の同一内側面上で互いに異なる高さに配置される。帯電部接地端子149a及び集塵部接地端子149bは、フィルタハウジング140の同一内側面上で互いに異なる高さに配置される。帯電部電源収容端子518及び集塵部電源収容端子548は、電気集塵装置500の同一側面上で互いに異なる高さに配置される。帯電部接地収容端子519及び集塵部接地収容端子549は、電気集塵装置500の同一側面上で互いに異なる高さに配置される。
ドロワ400の引き出し及び引き込みによる帯電部電源収容端子518の前後方向移動経路及び集塵部電源収容端子548の前後方向移動経路上で、帯電部電源収容端子518は、帯電部電源端子148aのみ接触し、集塵部電源収容端子548は、集塵部電源端子148bのみ接触するように、帯電部電源端子148a及び集塵部電源端子148bは、高低差が生じるように配置されることができる。
電気集塵装置500が引き込み及び引き出す過程で互いに対応しない端子同士に接触することを防止して、摩擦による摩耗現象を減らし、所望しない電源の印加を防ぐことができる。特に、電気集塵装置500を引き出す過程で、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態でないにもかかわらず、端子同士に接触して電源が印加されれば、ユーザに感電の危険がありうるが、これを防ぐことができる。
図24〜図27を参考して、フィルタハウジング140は、電気集塵装置500の動作可能可否を決定する遮断スイッチ145を備える。遮断スイッチ145は、フィルタハウジング140に配置されることができる。遮断スイッチ145は、高電圧発生器581に電源の供給可能可否をスイッチングする。遮断スイッチ145は、押された場合、高電圧発生器581の電源が印加可能となるように備えられる。遮断スイッチ145は、電気集塵装置500の他の電源が必要な部品(例えば、センサ、ディスプレイ、モータ等)に電源の供給可能可否をスイッチングすることができる。
遮断スイッチ145は、電気集塵装置500及びドロワ400がフィルタハウジング140に定着した状態にのみ空気清浄装置100が動作可能なようにする。遮断スイッチ145は、電気集塵装置500及びドロワ400がフィルタハウジング140から分離された場合、空気清浄装置100の作動を不可能とする。遮断スイッチ145は、電気集塵装置500及びドロワ400がフィルタハウジング140に完全に結合されていない状態(定着していない状態)で、空気清浄装置100の作動を不可能とする。
遮断スイッチ145は、電源供給線585上に配置される。遮断スイッチ145は、高電圧発生器581a、581bに電源の印加可能可否をスイッチングする。遮断スイッチ145は、押された場合、電源供給線585が連結されるようにし、押されなかった場合、電源供給線585が遮断されるように備えられることができる。
遮断スイッチ145は、フィルタハウジング140の内側面に配置されることができる。遮断スイッチ145は、フィルタハウジング140の内側面のうち、ケース501、502がボディ130に挿入される方向の側面に配置され得る。遮断スイッチ145は、フィルタハウジング140の内側面のうち、後側面に配置されることができる。遮断スイッチ145は、ケース501、502がボディ130に挿入される方向に押され得るように形成されることができる。
フィルタアセンブリ10は、遮断スイッチ145を押すように形成された遮断突起144を備える。遮断突起144は、ドロワ400がフィルタハウジング140に挿入される方向の側面に配置される。遮断突起144は、電気集塵装置500が引き込まれる方向に突出される。遮断突起144は、フィルタアセンブリ10がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態で遮断スイッチ145を押すように備えられる。遮断突起144が遮断スイッチ145を押すと、遮断スイッチ145が開放していた電源供給線585が短絡されて、高電圧発生器581に電源の印加が可能となる。これにより、フィルタアセンブリ10がフィルタハウジング140から分離された状態で、ユーザが電源端子148a、148b及び接地端子149a、149bに接触するとき、感電を防止することができる。電気集塵装置500は、遮断突起144を備えることができる。遮断突起144は、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態で遮断スイッチ145を押すように備えられることができる。
遮断スイッチ145は、複数個が互いに直列に連結されて備えられることができる。フィルタハウジング140は、互いに直列に連結される第1の遮断スイッチ145a及び第2の遮断スイッチ145bを備えることができる。第1の遮断スイッチ145a及び第2の遮断スイッチ145bは、全て押される場合、電源が印加可能なように備えられる。第1の遮断スイッチ145a及び第2の遮断スイッチ145bは、電気集塵装置500に電源の印加可能可否をスイッチングする。
遮断突起144は、第1の遮断スイッチ145aを押すようにフィルタアセンブリ10から突出された第1の遮断突起144aと、第2の遮断スイッチ145bを押すようにフィルタアセンブリ10から突出された第2の遮断突起144bとを備える。
電気集塵装置500は、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態で第1の遮断スイッチ145aを押すように突出された第1の遮断突起144aを備えることができる。第1の遮断突起144aは、電気集塵装置500が引き込まれる方向に突出される。
メッシュフィルタ300は、メッシュフィルタ300がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態で第2の遮断スイッチ145bを押すように突出された第2の遮断突起144bを備えることができる。第2の遮断突起144bは、メッシュフィルタ300が引き込まれる方向に突出される。
図24〜図27を参考して、電気集塵装置500は、高電位電極541と低電位電極542とが互いに短絡されるようにオン(ON)するか、互いに短絡されないようにオフ(OFF)する短絡スイッチ600を備える。具体的に、複数の高電位電極541は、並列に連結され、高電位電極541の並列連結地点で短絡スイッチ600の一端子と電気的に連結される短絡線600aが備えられる。また、複数の低電位電極542は、並列に連結され、低電位電極542の並列連結地点で短絡スイッチ600の他の端子と電気的に連結される短絡線600bが備えられる。短絡スイッチ600は、短絡線600a、600b上に配置される。
短絡スイッチ600は、電気集塵装置500を定着させたドロワ400がフィルタハウジング140に定着した状態でオフされ、電気集塵装置500を定着させたドロワ400がフィルタハウジング140から分離された状態でオンされるように備えられる。
ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間から分離された状態では、高電位電極541及び低電位電極542が互いに短絡されて集塵部540に帯電された電荷が除去される状態となる。短絡スイッチ600は、押されが解除された場合、高電位電極541及び低電位電極542が短絡される。
ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態では、高電位電極541及び低電位電極542の短絡が解除され、集塵部540に電荷が帯電されて電場が発生できる状態となる。
フィルタハウジング140は、ドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態で短絡スイッチ600を押す短絡突起141を備える。短絡突起141は、ドロワ400が引き出される方向に突出される。
短絡突起141は、フィルタハウジング140の内側面のうち、ドロワ400がフィルタハウジング140に挿入される方向と向かい合う側面に配置される。短絡突起141は、フィルタハウジング140の内側面のうち、後側面に配置される。
短絡スイッチ600は、前記短絡突起と対応する位置に露出して、ケース501、502がボディ130から分離された状態で押される加圧部626を備える。前記短絡スイッチ600は、前記加圧部626の加圧面の反対側に配置される弾性体を備えることができる。前記弾性体は、前記加圧部626の押された際に弾性圧縮され、前記加圧部626が押され解除の際に復元される。
短絡スイッチ600は、複数個で備えられることができる。電気集塵装置500は、複数個の短絡スイッチを備えることができる。
複数個の短絡スイッチ600は、短絡線600a、600b上で互いに並列に連結される。複数個の短絡スイッチ600−1、600−2のうち、少なくとも1つのみ短絡されても、高電位電極541と低電位電極542とは互いに短絡される。これにより、複数個の短絡スイッチ600のうち、いずれか1つが異物付着や故障などのため正常な短絡動作をしなくても、少なくとも他のいずれか1つが正常な短絡動作をすれば、高電位電極541と低電位電極542とが互いに短絡されて、ユーザの安全性をより強化することができる。
本実施形態において、電気集塵装置500は、2個の短絡スイッチ600−1、600−2を備える。2個の短絡スイッチ600−1、600−2は、横に離間して配置されることができる。電気集塵装置500は、第1の短絡スイッチ600−1及び第2の短絡スイッチ600−2を備えることができる。
第1の短絡スイッチ600−1は、ケース501、502の外側面に配置された第1の加圧部652−1を備える。第2の短絡スイッチ600−2は、ケース501、502の外側面に配置された第2の加圧部652−2を備える。第1の加圧部652−1と第2の加圧部652−2とは、互いに離間して配置される。
フィルタハウジング140は、前記複数の加圧部652−1、652−2に各々対応する位置に形成された複数の短絡突起141a、141bを備える。複数の短絡突起141a、141bは、第1の短絡スイッチ600−1を押すように備えられた第1の短絡突起141aと、第2の短絡スイッチ600−2を押すように備えられた第2の短絡突起141bとを備えることができる。電気集塵装置500を定着させたドロワ400がフィルタハウジング140の内部空間に定着した状態で、複数の短絡突起は、各々前記複数の加圧部652−1、652−2を押すようになる。