JP6956263B1 - シャント抵抗器 - Google Patents

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Abstract

温度特性を改善することができるシャント抵抗器を提供することを目的としている。抵抗体10と、抵抗体10を挟んで当該抵抗体10に一体的に形成された一対の母材11と、母材11上に固定される測定端子12と、を有し、母材11には、複数の切欠部(第1切欠部13a,第2切欠部13b)が、該母材11の長手方向に沿って設けられており、複数の切欠部(第1切欠部13a,第2切欠部13b)は、互いに連通せず、階段状となるように設けられている。

Description

本発明は、シャント抵抗器に関する。
従来のシャント抵抗器として、特許文献1に記載のようなシャント抵抗器が知られている。このシャント抵抗器は、抵抗体を挟んで抵抗体に一体的に形成された二つの板状の母材それぞれに貫通孔を形成し、その貫通孔内に第1端子部が挿入され、第2端子部が貫通孔内より突出する電圧検出端子が設けられているものである。
特開2017−009419号公報
ところで、上記のようなシャント抵抗器は、抵抗体の温度特性と母材の温度特性を合成した温度特性が表れる。この温度特性は、高精度電流センサの精度に影響を与える要因の一つである。そのため、市場の要求として、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下にするよう温度特性の改善が求められている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、温度特性を改善することができるシャント抵抗器を提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明によれば、抵抗体(10)と、
前記抵抗体(10)を挟んで当該抵抗体(10)に一体的に形成された一対の母材(11)と、
前記母材(11)上に固定される測定端子(12)と、を有し、
前記母材(11)には、複数の切欠部(第1切欠部13a,第2切欠部13b)が、該母材(11)の長手方向に沿って設けられており、
前記複数の切欠部(第1切欠部13a,第2切欠部13b)は、互いに連通せず、階段状となるように設けられ、さらに、
前記複数の切欠部(第1切欠部13a,第2切欠部13b)のうち、前記抵抗体(10)から最も離れた位置にある切欠部(第2切欠部13b)は、他の切欠部(第1切欠部13a)の深さ(D1)と比べて最も深さ(D2)が深くなるように形成され、
前記測定端子(12)は、前記母材(11)上に固定されるにあたって、前記抵抗体(10)から最も離れた位置にある切欠部(第2切欠部13b)の深さ(D1)の底部(13b1)よりも上方側で、且つ、前記抵抗体(10)に最も近い位置にある切欠部(第1切欠部13a)の一側部(13a1)よりも内側に位置するように固定されてなることを特徴としている。
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る発明によれば、母材(11)には、複数の切欠部(第1切
欠部13a,第2切欠部13b)が、該母材(11)の長手方向に沿って設
けられており、複数の切欠部(第1切欠部13a,第2切欠部13b)は、
互いに連通せず、階段状となるように設けられている。さらに、複数の切欠部(第1切欠部13a,第2切欠部13b)のうち、抵抗体(10)から最も離れた位置にある切欠部(第2切欠部13b)は、他の切欠部(第1切欠部13a)の深さ(D1)と比べて最も深さ(D2)が深くなるように形成されている。そしてさらに、抵抗体(10)から最も離れた位置にある切欠部(第2切欠部13b)の深さ(D1)の底部(13b1)よりも上方側で、且つ、抵抗体(10)に最も近い位置にある切欠部(第1切欠部13a)の一側部(13a1)よりも内側に位置するように、測定端子(12)を、母材(11)上に固定している。これにより、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下にすることが可能となり、もって、温度特性を改善することができる。
は本発明の一実施形態に係るシャント抵抗器の平面図である。 (a)は、同実施形態に係るシャント抵抗器の測定端子を上面側に設けた際の平面図、(b)は、同実施形態に係るシャント抵抗器の測定端子を下面側に設けた際の平面図である。 同実施形態に係る第1切欠部及び第2切欠部を母材に設けていないシャント抵抗器であって、(a)は、そのシャント抵抗器の測定端子を上面側に設けた際の平面図、(b)は、そのシャント抵抗器の測定端子を下面側に設けた際の平面図である。 同実施形態に係る母材に1つの切欠部のみを設けたシャント抵抗器であって、(a)は、そのシャント抵抗器の測定端子を上面側に設けた際の平面図、(b)は、そのシャント抵抗器の測定端子を下面側に設けた際の平面図である。
以下、本発明に係るシャント抵抗器の一実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
本実施形態に係るシャント抵抗器は、特に、電気自動車(EV車)、ハイブリット車(HV車)、プラグインハイブリット車(PHV車)等で使用される高電圧用途のバッテリーからモータ回路へ大電流が流れる電流経路の電流値を計測する際に用いられるもので、図1に示すように、シャント抵抗器1は、抵抗体10と、抵抗体10を挟んで溶接Y1により抵抗体10と一体的に形成された二つの母材11と、二つの母材11上にそれぞれ溶接Y2により立設固定されている測定端子12とで構成されている。なお、測定端子12は、電流検出用のプリント基板を実装可能なもので、銅,錫メッキ等で形成されている。
抵抗体10は、Cu−Mn系合金、Cu−Ni系合金、Ni−Cr系合金、等で形成され、例えば、1000Aの大電流が流れても対応可能なように、抵抗値が30μΩ〜50μΩ程度の抵抗体となっており、図1に示すように、例えば、厚み約3mm〜5mmの厚板状で短尺の矩形状に形成されている。
母材11は、所謂バスバーと呼ばれるもので、銅等の金属からなり、図1に示すように、例えば、厚み約2mm〜5mmの厚板状で、長尺の矩形状に形成されている。そしてこの母材11には、図1に示すように、長手方向に沿って、第1切欠部13aと、第2切欠部13bが設けられている。この第1切欠部13aは、抵抗体10に近い位置に設けられており、母材11の上面11aから下面11bに向かって、平面視矩形状に母材11を切り欠くことによって形成されている。そして、このように形成されている第1切欠部13aの幅W1は、例えば、2mmに形成されており、深さD1は、例えば、4mmに形成されている。
一方、第2切欠部13bは、図1に示すように、第1切欠部13aよりも抵抗体10から離れた位置に設けられており、母材11の上面11aから下面11bに向かって、平面視矩形状に母材11を切り欠くことによって形成されている。そして、このように形成されている第2切欠部13bの幅W2は、例えば、2mmに形成されており、深さD2は、例えば、6mmに形成されている。そしてさらに、第2切欠部13bは、第1切欠部13aと連通しないように、距離t(例えば、2mm)離れた位置に形成されている。またさらに、第2切欠部13bの深さD2は、第1切欠部13aの深さD1より深くなるよう、すなわち、高低差s(例えば2mm)が出るように形成されている。それゆえ、第1切欠部13aと、第2切欠部13bとは、階段状に形成されることとなる。
ところで、この第1切欠部13aと、第2切欠部13bとは、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下にするように設けられている。すなわち、上記説明したように、シャント抵抗器1は、抵抗体10の温度特性と母材11の温度特性を合成した温度特性が表れる。そのため、本実施形態においては、温度特性を改善、すなわち、市場で要求される抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下にするため、図1に示すような第1切欠部13aと、第2切欠部13bとが設けられている。
より詳しく説明すると、図1に示すような第1切欠部13aと、第2切欠部13bとを設けるにあたって、まず、母材11に第1切欠部13aのみを設けるか、又は、第1切欠部13aと第2切欠部13bを同程度の深さ(例えば、第1切欠部13aと第2切欠部13bの深さを、図1に示す深さD1とする)として母材11に第1切欠部13aと第2切欠部13bを設ける。そして、その状態で、測定端子12を母材11上に溶接Y2により立設固定し、抵抗温度係数(TCR)を測定する。次いで、その測定した抵抗温度係数(TCR)の測定結果に基づいて、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下にするように、母材11に、図1に示すような第2切欠部13bを設けるか、又は、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下にするように、第1切欠部13aと同程度の深さとしている第2切欠部13bの深さをさらに深くしていき、深さを調整する。これにより、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下にするようにすることができる。
かくして、このようにすることにより、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下にするようにすることができ、もって、温度特性を改善することができる。なお、この際、第1切欠部13aの深さを調整するようにし、第2切欠部13bの深さD2よりも、第1切欠部13aの深さD1の方が深くなるようにし、高低差sが出るようにしても良いが、第2切欠部13bの深さを調整し、第1切欠部13aの深さD1よりも、第2切欠部13bの深さD2の方が深くなるようにし、高低差sが出るようにするのが好ましい。抵抗温度係数(TCR)には、抵抗体10の温度特性も影響することから、抵抗体10に近い位置に設けられている第1切欠部13aの深さを調整した際、抵抗体10に何らかの影響を及ぼしてしまい、もって、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下にすることが困難となる可能性もある。そのため、そのような事態を避けるべく、第1切欠部13aよりも抵抗体10から離れた位置に設けられている第2切欠部13bの深さを調整するのが好ましい。
ところで、母材11上に溶接Y2により立設固定される測定端子12の位置は、母材11に設けられた第1切欠部13a及び第2切欠部13bの影響を受けられるように、図1に示す領域R1の位置に立設固定されるのが好ましい。この領域R1は、第2切欠部13bの底部13b1よりも上側で、且つ、第1切欠部13aの一側部13a1(抵抗体10に近い位置にある側面)の内側にある領域を示している。この領域R1内に、測定端子12を立設固定することにより、母材11に設けられた第1切欠部13a及び第2切欠部13bの影響を受けることができる。これにより、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下にし易くなり、もって、温度特性を改善し易くすることができる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、温度特性を改善することができる。
なお、本実施形態において示したシャント抵抗器1の形状はあくまで一例であり、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において種々の変形・変更が可能である。例えば、本実施形態においては、第1切欠部13a、第2切欠部13bの2つしか設けていないが、それ以上の切欠部を設けても良い。この際、切欠部は、抵抗体10から離れていくに従って、段々と深さが深くなるように形成するのが好ましい。
また、本実施形態において示した第1切欠部13aの幅W1、第2切欠部13bの幅W2は、どのような値でも良いが、母材11の厚みと同じ値とするのが好ましい。このようにすれば、プレス加工にて形成することが可能となり、もって、量産性に対応することが可能となる。
さらに、本実施形態において示した第1切欠部13aと第2切欠部13bとの間の距離tは、どのような値でも良いが、母材11の厚みと同じ値とするのが好ましい。さらに、このようにすれば、プレス加工にて形成することがより可能となり、もって、より量産性に対応することが可能となる。
またさらに、第1切欠部13a、第2切欠部13bの形状として、本実施形態においては、平面視矩形状の例を示したが、それに限らず、どのような形状のものでも良い。
<実施例>
次に、実施例を用いて、本発明を更に詳しく説明する。
図2に示すシャント抵抗器1を10個用いて、温度を変化させ、抵抗値の測定を行った。図2に示すように、母材11に、幅2mm(図1に示す幅W1参照)、深さ4mm(図1に示す深さD1参照)の第1切欠部13aを設け、第1切欠部13aよりも抵抗体10から離れる方向に2mm間隔(図1に示す距離t参照)をあけ、幅2mm(図1に示す幅W2参照)、深さ6mm(図1に示す深さD2参照)の第2切欠部13bを設けた。そして、図2(a)に示すように、測定端子12を領域R1の上側(母材11の上面11a側)に配置した。
かくして、このようなシャント抵抗器1を、サンコール株式会社製の抵抗測定治具に載置し、HIOKI社製RM3543 RESISTANCE HiTESTERの抵抗測定機を用いて、温度を変化させ抵抗値の測定を行った。その結果が、表1に示すものである。なお、以下で示す抵抗温度係数(TCR)の値は、25℃の基準温度からの抵抗値変化率と温度差から一般式を用いて算出したものである。
Figure 0006956263
上記表1の結果に示すように、抵抗温度係数(TCR)は、−421.5ppmであるため、抵抗温度係数(TCR)の絶対値が50ppm以下でないことから、これでは市場の要求を満たしていることとならない。そこで、測定端子12を、図2(a)に示す位置から、3mm程、母材11の下面11b側に配置し、改めて、抵抗値の測定を行った。その結果が、表2に示すものである。
Figure 0006956263
上記表2の結果に示すように、抵抗温度係数(TCR)は、25.3ppmであるため、抵抗温度係数(TCR)の絶対値が50ppm以下であることから、市場の要求を満たすこととなる。
次いで、図2(b)に示すように、領域R1外となるように、測定端子12を母材11の下面11b側に配置し、改めて、抵抗値の測定を行った。その結果が、表3に示すものである。
Figure 0006956263
上記表3の結果に示すように、抵抗温度係数(TCR)は、211.9ppmであるため、抵抗温度係数(TCR)の絶対値が50ppm以下でないことから、市場の要求を満たさないこととなる。
しかして、上記の実験結果により、領域R1内で測定端子12を配置するようにすれば、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下に調整し易いということが分かった。
次に、母材11に、第1切欠部13a及び第2切欠部13bを設けたことによる効果を検証すべく、以下のような実験を行った。
まず、図3に示すように、第1切欠部13a及び第2切欠部13bを母材11に形成せず、図3(a)に示すように、測定端子12を母材11の上面11a側に配置したシャント抵抗器を10個、それぞれ、サンコール株式会社製の抵抗測定治具に載置し、HIOKI社製RM3543 RESISTANCE HiTESTERの抵抗測定機を用いて、温度を変化させ抵抗値の測定を行った。その結果が、表4に示すものである。
Figure 0006956263
上記表4の結果に示すように、抵抗温度係数(TCR)は、−421.467ppmであるため、抵抗温度係数(TCR)の絶対値が50ppm以下でないことから、これでは市場の要求を満たしていることとならない。次いで、測定端子12を、図3(b)に示すように、母材11の下面11b側に配置し、改めて、抵抗値の測定を行った。その結果が、表5に示すものである。
Figure 0006956263
上記表5の結果に示すように、抵抗温度係数(TCR)は、81.20493ppmであるため、抵抗温度係数(TCR)の絶対値が50ppm以下でないことから、これも、市場の要求を満たさないこととなる。
しかして、第1切欠部13a及び第2切欠部13bを母材11に形成してないシャント抵抗器では、測定端子12の位置を変化させただけでは、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下とできないことが分かった。
次に、図4に示すように、母材11に幅8mm(図4に示す母材11の長手方向側参照)、深さ4mm(図4に示す母材11の短手方向側参照)の切欠部130を一箇所だけ設け、図4(a)に示すように、測定端子12を母材11の上面11a側に配置したシャント抵抗器を10個、それぞれ、サンコール株式会社製の抵抗測定治具に載置し、HIOKI社製RM3543 RESISTANCE HiTESTERの抵抗測定機を用いて、温度を変化させ抵抗値の測定を行った。その結果が、表6に示すものである。
Figure 0006956263
上記表6の結果に示すように、抵抗温度係数(TCR)は、−328.8ppmであるため、抵抗温度係数(TCR)の絶対値が50ppm以下でないことから、市場の要求を満たさないこととなる。次いで、測定端子12を、図4(b)に示すように、母材11の下面11b側に配置し、改めて、抵抗値の測定を行った。その結果が、表7に示すものである。
Figure 0006956263
上記表7の結果に示すように、抵抗温度係数(TCR)は、157.6ppmであるため、抵抗温度係数(TCR)の絶対値が50ppm以下でないことから、市場の要求を満たさないこととなる。
しかして、切欠部を母材11に1つだけ形成したシャント抵抗器では、測定端子12の位置を変化させても、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下とできないことが分かった。
したがって、第1切欠部13a及び第2切欠部13bを母材11に形成しなければ、測定端子12の位置を変化させたとしても、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下とできないことが分かった。
しかして、以上の実験結果により、母材11に、第1切欠部13a及び第2切欠部13bを設けることにより、抵抗温度係数(TCR)の絶対値を50ppm以下とできることが分かった。
1 シャント抵抗器
10 抵抗体
11 母材
12 測定端子
13a 第1切欠部(切欠部、抵抗体に最も近い位置にある切欠部)
13a1 一側部
13b 第2切欠部(切欠部、抵抗体から最も離れた位置にある切欠部)
13b1 底部
D1 (第1切欠き部の)深さ
D2 (第2切欠き部の)深さ

Claims (1)

  1. 抵抗体と、
    前記抵抗体を挟んで当該抵抗体に一体的に形成された一対の母材と、
    前記母材上に固定される測定端子と、を有し、
    前記母材には、複数の切欠部が、該母材の長手方向に沿って設けられており、
    前記複数の切欠部は、互いに連通せず、階段状となるように設けられ、さらに、
    前記複数の切欠部のうち、前記抵抗体から最も離れた位置にある切欠部は、他の切欠部の深さと比べて最も深さが深くなるように形成され、
    前記測定端子は、前記母材上に固定されるにあたって、前記抵抗体から最も離れた位置にある切欠部の深さの底部よりも上方側で、且つ、前記抵抗体に最も近い位置にある切欠部の一側部よりも内側に位置するように固定されてなるシャント抵抗器。
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