JP6955669B2 - ガラス板の端面加工方法及び端面加工装置 - Google Patents

ガラス板の端面加工方法及び端面加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6955669B2
JP6955669B2 JP2017170174A JP2017170174A JP6955669B2 JP 6955669 B2 JP6955669 B2 JP 6955669B2 JP 2017170174 A JP2017170174 A JP 2017170174A JP 2017170174 A JP2017170174 A JP 2017170174A JP 6955669 B2 JP6955669 B2 JP 6955669B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
glass plate
spindle head
support member
spindle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017170174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019042890A (ja
Inventor
昌正 川村
昌正 川村
伸広 森
伸広 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Glass Co Ltd filed Critical Nippon Electric Glass Co Ltd
Priority to JP2017170174A priority Critical patent/JP6955669B2/ja
Priority to CN201821455212.9U priority patent/CN208895761U/zh
Publication of JP2019042890A publication Critical patent/JP2019042890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6955669B2 publication Critical patent/JP6955669B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ガラス板の端面加工方法及び端面加工装置に関し、特に端面加工時の振動を抑制するための技術に関する。
近年、ガラス基板の製造に際しては、生産効率の向上を目的として、大型のガラス原板(成形原板)から一枚又は複数枚のガラス基板を切り出すことが行われている。これにより、所望の寸法のガラス基板を取得可能としている。
また、ガラス原板から切り出されたガラス基板の端面には、通常、強度等に影響する端面品位のばらつきを極力小さく抑える目的で、あるいは所要の形状精度を確保する目的で、研削加工(粗研磨加工)と研磨加工(仕上げ研磨加工)が施される。この種の端面加工は、例えばモータに連結された砥石を回転させながらガラス基板の端面に接触させることで行われる(例えば特許文献1を参照)。また、砥石と端面との接触は、ガラス基板の搬送方向に沿った向きの移動機構と、ガラス基板の搬送方向と直交する方向に沿った向きの移動機構とによって、ガラス基板の端面に対する砥石の位置を調整した状態で行われる(例えば特許文献2を参照)。
国際公開WO2013/187400号 特開2011−168444号
このように、砥石を所定の位置に調整する場合、砥石は、スピンドルに装着され、そのスピンドルは、スピンドルヘッドに回転可能に支持される。このスピンドルヘッドは所定の治具を介してスライド機構に取り付けられる(例えば特許文献2の図2を参照)。この場合、治具の一つの端部にスピンドルヘッドが取り付けられるとともに、治具の他の端部にスライド機構が接続される。このため、スピンドルヘッドは治具を介して片持ち支持された状態となる。このような構造をなす場合、ガラス板の端面加工時に無視できないレベルの大きさの振動が発生しやすい。端面加工の精度向上を図るためには、この種の振動を抑制する必要が生じる。
以上の事情に鑑み、ガラス板の端面加工時に発生する振動を抑制して、端面加工の精度向上を図ることを、本発明により解決すべき技術的課題とする。
前記課題の解決は、本発明に係るガラス板の端面加工方法により達成される。すなわち、この端面加工方法は、端面加工装置に設けた工具を回転させながらガラス板の端面に接触させることで端面に所定の加工を施すガラス板の端面加工方法において、端面加工装置は、工具が装着されるスピンドルと、スピンドルを回転可能に支持するスピンドルヘッドと、スピンドルヘッドの軸方向一端部が装着されるヘッド装着部材とを備え、スピンドルヘッドの軸方向中間部が中間支持部材によって支持されている点をもって特徴付けられる。
このように、本発明に係る端面加工方法では、スピンドルヘッドの軸方向一端部をヘッド装着部材に装着すると共に、スピンドルヘッドの軸方向中間部を中間支持部材によって支持したので、スピンドルヘッドを強固に支持でき、ガラス板の端面加工時に生じる振動を抑制することができ、その結果、端面加工の精度を向上させることが可能となる。
また、本発明に係るガラス板の端面加工方法においては、中間支持部材が複数の分割体で構成され、複数の分割体を互いに連結して中間支持部材の内面をスピンドルヘッドに当接させることによりスピンドルヘッドをクランプしてもよい。
このように中間支持部材を複数の分割体で構成し、これら分割体を互いに連結することによりスピンドルヘッドをクランプすることによって、スピンドルヘッドをより強固に支持することができる。よって、ガラス板の端面加工時に生じる振動をさらに抑制することができる。従って、端面の加工精度をより向上させることが可能となる。
また、本発明に係るガラス板の端面加工方法においては、各分割体がヘッド装着部材と別体に形成され、各分割体の一端部がヘッド装着部材に取り付けられると共に、複数の分割体を互いにボルトで締結することによりスピンドルヘッドをクランプしてもよい。
このように各分割体をヘッド装着部材と別体に形成することで、まずスピンドルヘッドをヘッド装着部材に装着し、各分割体をヘッド装着部材に取り付けた状態で、スピンドルをクランプすることができる。これにより、スピンドルヘッドと中間支持部材の取り付け性が高まると共に、各分割体によるスピンドルヘッドのクランプ力を容易に調整することができる。
また、本発明に係るガラス板の端面加工方法においては、中間支持部材は二分割されて、二分割された二個の分割体を互いに連結することでスピンドルヘッドをクランプし、中間支持部材を二分割することで各分割体に形成された分割面の法線の方向を、工具の切込み方向に合わせた状態で、ガラス板の端面に工具を接触させてもよい。
このように、中間支持部材を二分割してスピンドルヘッドをクランプする場合、分割により各分割体に形成された分割面の法線の方向を、工具の切込み方向に合わせた状態で、ガラス板の端面に工具を接触させるのがよい。ここで、ガラス板の端面加工では、工具の切込み方向の振動成分が端面加工の精度に大きな影響を及ぼす。分割面の法線の方向を工具の切込み方向に合わせれば、工具の切込み方向の振動成分を効果的に低減することができ、端面加工の精度をより向上させることができる。
また、本発明に係るガラス板の端面加工方法においては、中間支持部材の内面の断面形状を、円形状又は矩形状としてもよい。
また、前記課題の解決は、本発明に係るガラス板の端面加工装置によっても達成される。すなわち、この端面加工装置は、回転する工具によりガラス板の端面に所定の加工を施すガラス板の端面加工装置において、工具が装着されるスピンドルと、スピンドルを回転可能に支持するスピンドルヘッドと、スピンドルヘッドの軸方向一端部が装着されるヘッド装着部材とを備え、スピンドルヘッドの軸方向中間部が中間支持部材によって支持されている点をもって特徴付けられる。
このように、本発明に係る端面加工装置では、スピンドルヘッドの軸方向一端部をヘッド装着部材に装着すると共に、スピンドルヘッドの軸方向中間部を中間支持部材によって支持する。このため、スピンドルヘッドを強固に支持でき、ガラス板の端面加工時に生じる振動を抑制することができる。その結果、端面加工の精度を向上させることが可能となる。
以上に述べたように、本発明によれば、ガラス板の端面加工時に発生する振動を抑制して、端面加工の精度向上を図ることが可能となる。
本発明の第一実施形態に係るガラス板の端面加工装置の概略平面図である。 図1に示す端面加工機の一部断面側面図である。 図2に示す端面加工機のA−A断面図である。 図2に示す端面加工機のB−B断面図である。 図2に示す端面加工機のC−C断面図である。 本発明の第二実施形態に係るガラス板の端面加工装置の概略平面図である。 図6に示す端面加工機の要部D−D断面図である。 本発明の第三実施形態に係るガラス板の端面加工装置の要部C−C断面図である。
以下、本発明の第一実施形態を図1〜図5を参照して説明する。なお、以下に示す本実施形態では何れも、ガラス基板の端面に砥石による加工を施す場合を例にとって説明する。
図1に示すように、本発明の第一実施形態に係る端面加工装置10は、ガラス板1の端面2に所定の加工を施すためのもので、ガラス板1を保持する定盤11と、定盤11で保持されたガラス板1の両側に配設される端面加工機12とを備える。
端面加工機12は、砥石13(14)を回転させながらガラス板1の端面2に接触させるためのもので、図1及び図2に示すように、砥石13(14)が装着されるスピンドル15aと、スピンドル15aを回転可能に支持するスピンドルヘッド15bと、スピンドル15aに回転駆動力を付与する駆動モータ16と、スピンドルヘッド15bを支持する支持部材17と、支持部材17をガラス板1に対して移動させる移動装置18とを備える。この場合、砥石13(14)が工具に相当する。
移動装置18は、本実施形態では、図1に示すように、砥石13(14)を送り方向Fに沿った向き(以降、Y方向と称する。)にスライドさせる第一スライド機構19と、砥石13(14)を切り込み方向(以降、X方向と称する。)にスライドさせる第二スライド機構20とを有する。また、この移動装置18は、図2に示すように、砥石13(14)を送り方向Fと切り込み方向の何れにも直交する向き(以降、Z方向と称する。)にスライドさせる第三スライド機構21をさらに有する。
ここで、第一スライド機構19のスライドベース19aは接地側に固定され、スライド部材19bは、第二スライド機構20のスライドベース20aに固定される(図1を参照)。また、第二スライド機構20のスライド部材20bは、第三スライド機構21のスライドベース21aに固定され、第三スライド機構21のスライド部材21bには、支持部材17が取り付けられている(図2を参照)。このような移動装置18が支持部材17を移動させることにより、砥石13(14)を任意の位置に移動可能としている。
支持部材17は、図2に示すように、砥石13(14)及びスピンドルヘッド15bを支持するベースプレート部22と、移動装置18と接続する接続プレート部23とを有する。本実施形態では、接続プレート部23は、第三スライド機構21のスライド部材21bに固定されている。
ベースプレート部22は、本実施形態では、接続プレート部23から水平方向に伸びており、いわゆる片持ち支持された状態にある。ベースプレート部22の先端側(接続プレート部23から遠い側)には、スピンドルヘッド15bの軸方向の一端(下端)に位置する軸方向一端部(フランジ部)15cが取り付けられると共に、駆動モータ16の軸方向一端部(フランジ部)16aが取り付けられている。また、ベースプレート部22には穴22a,22bが形成されており、これら穴22a,22bには、スピンドルヘッド15bが回転可能に保持するスピンドル15aと駆動モータ16の回転軸16bがそれぞれ挿通されている。スピンドル15aと回転軸16bは、ベースプレート部22の下側で、ベルト24を介して連結されており、これにより駆動モータ16で発生させた回転駆動力をスピンドル15aに伝達可能としている。この場合、ベースプレート部22が、本発明におけるヘッド装着部材に相当する。
ベースプレート部22及び接続プレート部23は、本実施形態では、図2及び図3に示すように、隣接する他の複数のプレート部25〜27と共に、箱状体28を形成している。この場合、箱状体28は、接続プレート部23から水平方向に伸び、箱状体28の横断面は矩形状である。また、ベースプレート部22及び接続プレート部23と共に箱状体28を形成する複数のプレート部25〜27は、ベースプレート部22の両側に位置し、鉛直方向に伸びる一対のサイドプレート部25,26と、箱状体28において、ベースプレート部22と対向する位置に配設されるボトムプレート部27である。これら一対のサイドプレート部25,26とボトムプレート部27は相互に固定されると共に、何れも接続プレート部23に固定されている。
箱状体28の内側(内部)には、ベースプレート部22の伸展方向と交差する向きに伸びる第一のリブ29,30が設けられている。本実施形態では、図2及び図4に示すように、箱状体28の先端と中間位置(先端と基端との間の位置)にそれぞれベースプレート部22と直交する向きに伸びる第一のリブ29,30が取り付けられている。これら第一のリブ29,30は何れも矩形板状をなし、本実施形態では、接続プレート部23を除く、箱状体28を構成するプレート部22,25〜27に固定されている。
また、箱状体28の内側には、ベースプレート部22の伸展方向に沿った向きに伸びる第二のリブ31,32が設けられている。本実施形態では、図3及び図4に示すように、箱状体28の長手方向全域にわたって第二のリブ31,32が設けられている。これら第二のリブ31,32は、その上下に位置するベースプレート部22とボトムプレート部27とに固定されている。また、第一のリブ30を箱状体28の中間位置に配設した関係で、各第二のリブ31,32はそれぞれ分割された状態にある。
また、本実施形態では、箱状体28を構成する複数のプレート部22,23,25〜27の少なくとも一部が溶接で相互に固定されている。本実施形態では、図2及び図3に示すように、ベースプレート部22と各サイドプレート部25,26との間(隅部)に溶接部33が形成されている。ボトムプレート部27と各サイドプレート部25,26との間(隅部)にも溶接部33が形成されている。また、これらのベースプレート部22、サイドプレート部25,26及びボトムプレート部27と接続プレート部23との間にも溶接部33が形成されている。なお、本実施形態では、ボトムプレート部27の先端側27aが残部27bと分割された構造をなしており、残部27bのみが各サイドプレート部25,26との間に溶接部33を形成している。先端側27aは、例えば図示は省略するが、ボルト締結などの手段により、各サイドプレート部25,26及び第二のリブ31,32に着脱可能に固定されている。
箱状体28の中間位置に設けられた第一のリブ30は、図2及び図4に示すように、ベースプレート部22及び各サイドプレート部25,26との間に溶接部33を形成している。一方で、箱状体28の先端に設けられた第一のリブ29と、第一のリブ29に隣接する複数のプレート部22,25〜27との間には溶接部が形成されていない。例えば図示は省略するが、ボルト締結などの手段により、この第一のリブ29は隣接する複数のプレート部22,25〜27の少なくとも一部に着脱可能に固定されている。
箱状体28の内側に設けられた第二のリブ31,32はともに、図2〜図4に示すように、ベースプレート部22との間に溶接部33を形成している。加えて、これら第二のリブ31,32は、接続プレート部23との間、及び第一のリブ30との間にもそれぞれ溶接部33を形成している。
また、ベースプレート部22には、スピンドルヘッド15bの中間位置を支持する中間支持部材34が設けられている(図2を参照)。この中間支持部材34は、例えば分割構造をなすもので、本実施形態では二つの分割体35,36に分割されている(図5を参照)。これら分割体35,36は、ボルト37の締め込みにより内周に収容した状態のスピンドルヘッド15bをその軸方向中間位置でクランプしている。また、各分割体35,36の分割面35a,36aの法線の向きがスピンドルヘッド15bのクランプ方向(ボルト37の軸方向)に一致する場合、これら分割面35a,36aの法線の向きと、砥石13(14)の切込み方向(砥石13(14)をガラス板に押し付ける方向)を一致させている。この方向は、本実施形態でいえばX方向に相当する。なお、中間支持部材34の内面34aの断面は円形状である。その内面の内径寸法は、支持すべきスピンドルヘッド15bの外周面15dの軸方向中間位置における外径寸法と同一であってもよいが、一定のクランプ状態を安定的に再現する目的で、図5に示すように、外周面15dの軸方向中間位置の外径寸法よりもわずかに大きく設定してもよい。中間支持部材34とベースプレート部22との固定手段は任意であるが、ベースプレート部22に装着した状態のスピンドルヘッド15bをクランプすることを考えた場合、例えば中間支持部材34はボルト締結などの着脱可能な固定手段でベースプレート部22に固定されるのがよい。なお、図面の理解を容易にするため、図5では、スピンドル15aの図示を省略する。
また、本実施形態では、ガラス板1の端面2に対して、二種類の加工(端面2の面取りを主たる目的とする研削加工と、端面2の微小な凹凸を均すことを主たる目的とする研磨加工)を施すため、それぞれに対応した砥石13,14が使用され得る。すなわち、研磨用の第二の砥石14における砥粒の粒度は、研削用の第一の砥石13における砥粒の粒度と同じか、それよりも大きい。研削用の第一の砥石13における砥粒の粒度は、例えば#100〜#1000とすることができ、研磨用の第二の砥石14における砥粒の粒度は、例えば#200〜#1000とすることができる。また、砥石13,14の直径は、例えば100〜200mmである。
これら砥石13(14)は、2つで1組であり、図1に示すように、1組又は複数組の砥石13(14)がガラス板1を挟んで対向する位置に配置される。図1では、1組の研削用の第一の砥石13、13と、1組の研磨用の第二の砥石14,14が配置される。この場合、各砥石13(14)を備えた端面加工機12が計2組(全部で4台)配置される。なお、送り方向Fに沿って並ぶ端面加工機12同士は、第一スライド機構19が同じスライドベース19aによって構成され、換言すると、スライドベース19aが共通化されている。
端面加工装置10の加工対象となるガラス板1は、例えば図1に示すように矩形の板形状を有している。ガラス板1の厚み寸法は例えば0.05mm〜10mmであることが好ましく、0.2mm〜0.7mmであることがより好ましい。もちろん、本発明を適用可能なガラス板1は上記形態には限定されない。例えば矩形以外の形状(例えば多角形)を有するガラス板や、厚み寸法が0.05mm〜10mmを外れるガラス板に対しても本発明を適用し得る。
ガラス板1は砥石13,14に対して送り方向F(Y方向)に沿って相対的に移動し得る。なお、図1では、砥石13,14が送り方向Fに沿って移動し、ガラス板1は所定の位置に固定される場合を示しているが、もちろん、砥石13,14を移動させることなく、ガラス板1を搬送又は定盤11を移動させることにより、相対的に移動させてもよい。また、ガラス板1と砥石13,14の双方を移動させることにより、相対的に移動させてもよい。
また、砥石13,14の回転方向は任意であるが、例えば送り方向Fと対向する向きに回転するよう、各砥石13,14の回転方向を定めるのがよい。図1でいえば、上側の砥石13,14は反時計回り、下側の砥石13,14は時計回りとなるよう、各砥石13,14の回転方向を定めるのがよい。
上記構成(第一実施形態)の端面加工装置10を用いたガラス板1の端面2に対する端面加工の一例を説明する。
まず、ガラス板1を定盤11上に搬入して載置し、そのガラス板1を吸着等によって定盤11に固定する。続いて、移動装置18によって砥石13,14をY方向に沿って移動させ、ガラス板1の加工開始位置2aを超えてガラス板1の外側に位置させる。移動装置18によって砥石13,14をX方向に沿って移動させ、所望の切込み量となる位置に移動させる。その際、適当なタイミングで、砥石13,14を所望の回転数で回転させる。この状態で、移動装置18によって砥石13,14を送り方向Fに移動させ、ガラス板1の加工終了位置2bを超えてガラス板1の外側まで移動させる。これにより、端面2に対する所定の加工がその長手方向全域にわたって施される。本実施形態であれば、まず砥石13による研削加工が端面2に対して施され、次いで、砥石14による研磨加工が端面2に対して施される。
なお、上記端面加工に提供されるガラス板1は、例えばダウンドロー法など公知の成形手段により溶融ガラスから成形されたガラス原板に、折割等の精密切断を施すことによりガラス原板から切り出される。そして、上記端面加工が施された後、洗浄、検査を経て梱包、出荷に至る。
以上述べたように、本発明に係る端面加工方法及び端面加工装置10によれば、スピンドルヘッド15bの軸方向一端部15cをヘッド装着部材としてのベースプレート部22に装着すると共に、スピンドルヘッド15bの軸方向中間部を中間支持部材34によって支持する。このため、スピンドルヘッド15bを強固に支持でき、ガラス板の端面加工時に生じる振動を抑制することができる。その結果、端面加工の精度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、中間支持部材34を複数の分割体35,36で構成し、これら分割体35,36を互いに連結することによりスピンドルヘッド15bをクランプした。これにより、スピンドルヘッド15bをより強固に支持することができる。よって、ガラス板の端面加工時に生じる振動をさらに抑制することができる。従って、端面2の加工精度をより向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、中間支持部材34を二分割してスピンドルヘッド15bをクランプするに際し、分割により各分割体35,36に形成された分割面35a,36aの法線の向きを、砥石13(14)の切込み方向に合わせた状態で、ガラス板1の端面2に砥石13(14)を接触させるようにした(図1及び図5を参照)。端面2に直交する向き、すなわち砥石13(14)が端面2から反力を受ける方向で上記振動は最大となる傾向にあることから、上述のように分割面35a,36aの法線の向きを合わせた状態で、砥石13(14)を端面2に接触させることにより、上記振動をより効果的に抑制することが可能となる。ここで、端面加工時では、砥石13(14)の切込み方向の振動成分が端面加工の精度に大きな影響を及ぼす。分割面35a,36aの法線の方向を工具の切込み方向に合わせれば、砥石13(14)の切込み方向の振動成分を効果的に低減することができ、端面加工の精度をより向上させることができる。
また、本実施形態では、ベースプレート部22及び接続プレート部23を含む複数のプレート部22,23,25〜27で、接続プレート部23から水平方向に伸びる箱状体28を形成する(図2及び図3を参照)。これにより、支持部材17の強度を高めることができる。また、本発明に係る端面加工方法では、箱状体28の内側に、ベースプレート部22の伸展方向と交差する向き(ここでは鉛直方向)に伸びる第一のリブ29,30を設ける(図2及び図4を参照)。これにより、箱状体28の断面形状(図3に示す形状)が平行四辺形になるように箱状体28を変形させようとする負荷を第一のリブ29,30で受けて、上記変形に対する抵抗を高めることが可能となる。よって、この構成によっても、ガラス板の端面加工時に生じる振動を抑制して、端面加工の精度を向上させることが可能となる。
以上、本発明の第一実施形態を説明したが、もちろん本発明に係るガラス板の端面加工方法及び端面加工装置はこの形態に限定されない。当該加工方法及び加工装置は、本発明の範囲内で種々の形態をとることが可能である。
例えば、上記実施形態では、ベースプレート部22をヘッド装着部材としたが、ヘッド装着部材としてアーム部材を用いてもよい。以下に、その一例(本発明の第二実施形態)を説明する。
本発明の第二実施形態に係る端面加工装置50は、第一実施形態と同様、ガラス板1を保持する定盤11と、端面加工機51とを備える(図6を参照)。端面加工機51は、第一実施形態と同様、砥石13(14)が上端に装着されるスピンドル15aと、スピンドル15aを回転可能に支持するスピンドルヘッド15bと、スピンドル15aの回転を駆動する駆動モータ16と、スピンドルヘッド15bを支持する支持部材17と、支持部材17をガラス板1に対して移動させる移動装置18とを備える。第二実施形態の端面加工機51では、第一実施形態と異なり、支持部材17がアーム部材52を介してスピンドルヘッド15bを支持する。この場合、アーム部材52が、本発明におけるヘッド装着部材に相当する。このアーム部材52は、支持軸部材53によって揺動可能に支持されている。このような端面加工機51は、砥石13(14)をガラス板1の端面2に押し付ける力をアーム部材52に付与する押圧力発生装置54と、砥石13(14)に作用する衝撃力を緩衝する緩衝装置55とをさらに備える。
ここで、アーム部材52を揺動可能に支持する支持軸部材53は、図7に示すように、ベースプレート部22に立設している。よって、スピンドルヘッド15bは、ベースプレート部22によってアーム部材52を介して間接的に支持されている。アーム部材52の一方の端部には、スピンドルヘッド15bが取り付けられると共に、アーム部材52の他方の端部には、駆動モータ16が取り付けられている。また、中間支持部材34は、本実施形態では、アーム部材52に取り付けられており、これにより同じくアーム部材52に取り付けられたスピンドルヘッド15bの中間位置を支持可能としている。
押圧力発生装置54は、例えば、エアシリンダによって構成できる。この押圧力発生装置54の一端は、ベースプレート部22にジョイントを介して回動可能な状態で連結され、押圧力発生装置54の他端は、アーム部材52のうちでスピンドルヘッド15bの支持部と支持軸部材53の間にジョイントを介して回動可能な状態で連結される。例えば、図6の上側の端面加工機51において、押圧力発生装置54を伸長するように動作させれば、アーム部材52が時計回りに揺動し、砥石13(14)がガラス板1の端面に押し付けられる。
緩衝装置55は、ダンパーとして機能し、例えばダッシュポットによって構成できる。緩衝装置55の一端は、ベースプレート部22にジョイントを介して回動可能な状態で連結され、緩衝装置55の他端は、アーム部材52のうちでスピンドルヘッド15bの支持部と支持軸部材53の間にジョイントを介して回動可能な状態で連結される。
また、支持部材17と移動装置18の構成は、上述した内容を除いて、第一実施形態と同じである。
上記構成(第二実施形態)の端面加工装置50を用いたガラス板1の端面2に対する端面加工は、例えば、第一実施形態の端面加工装置10を用いたガラス板1の端面2に対する端面加工の一例と同様の手順で行うことができる。第二実施形態の端面加工装置50によれば、第1押圧力発生装置54により、所望の押し付け力で砥石13(14)をガラス板1の端面2に押し付けることができる。また、緩衝装置55によって砥石13(14)に作用する衝撃力を緩衝することができる。このため、衝撃力によって砥石13(14)がガラス板1の端面2から離れるのを防止でき、ガラス板1の端面2の品質を向上できる。
また、本実施形態においても、スピンドルヘッド15bの軸方向一端部15cをヘッド装着部材としてのアーム部材52に装着すると共に、スピンドルヘッド15bの軸方向中間部を中間支持部材34によって支持する。このため、スピンドルヘッド15bを強固に支持でき、ガラス板の端面加工時に生じる振動を抑制することができる。従って、端面加工の精度を向上させることが可能となる。
なお、本実施形態では、支持部材17の箱状体28を構成する複数のプレート部22,23,25〜27同士を溶接以外(ボルト締結等)の手段により相互に固定した場合を例示したが(図7を参照)、箱状体28内部へのアクセスが必要ないことを考えれば、例えばこれら複数のプレート部22,23,25〜27同士を全て溶接で相互に固定してもかまわない。さらにいえば、これら複数のプレート部22,23,25〜27と、第一及び第二のリブ29〜32を全て溶接で相互に固定してもかまわない。もちろん、これら複数のプレート部22,23,25〜27と、第一及び第二のリブ29〜32間の固定手段としては、溶接、ボルト締結以外の手段(例えばろう付けなど)を適用することも可能である。
また、中間支持部材34の構造に関し、上記実施形態では、中間支持部材34の内面34aをスピンドルヘッド15bの外周面15dに当接させることによってクランプする。中間支持部材34の内面34aの断面形状は円形状であり、スピンドルヘッド15bの外周面15dの断面形状は円形状である(図5を参照)。もちろん、これ以外の形態をとることも可能であり、例えば三角形状や矩形状、六角形状等の多角形状としてもよい。図8は、その一例(本発明の第三実施形態)に係る中間支持部材134の断面構造を示しており、第一実施形態とはその内面134aの断面形状が相違する。詳述すると、この中間支持部材134の内面134aの断面形状は、矩形状をなしており、これによりスピンドルヘッド15bの外周面15dと三箇所以上で接している。図8では、内面134aをなす四面の平面部134bがそれぞれスピンドルヘッド15bの外周面15dと当接することで、スピンドルヘッド15bをクランプしている。
中間支持部材34を分割構造とする場合、分割面35a,36a(135a,136a)の間に、シムやスペーサを介在させてもかまわない。
もちろん、上記実施形態では、中間支持部材34として筒状をなすものを例示したが、もちろん、これには限られない。スピンドルヘッド15bの外周面15dのうち軸方向中間位置が支持される限りにおいて、中間支持部材34,134の形態は任意である。
また、上記実施形態では、支持部材17として、断面矩形状の箱状体28を備えたものを例示したが、箱状体28の形態はこれには限られない。例えば断面三角形状など、矩形以外の多角形状をなす断面となるように箱状体28を形成してもかまわない。さらにいえば、箱状体28は必須ではなく、支持部材17あるいは支持部材17に直接に支持される部材(アーム部材52など)がスピンドルヘッド15bを装着可能な限りにおいて,支持部材17の構成は任意である。
また、上記実施形態では、砥石13(14)のスピンドル15aが駆動モータ16の回転軸16bを水平方向にずらした状態で連結されている場合を例示したが、もちろん、スペース的に問題ないのであれば、スピンドル15aと駆動モータ16の回転軸16bを同軸上に配置することも可能である。
本発明では、ベースプレート部22をヘッド装着部材とする方式(以下、「固定式」ともいう)と、揺動可能なアーム部材52をヘッド装着部材とする方式(以下、「定圧式」ともいう)とを組み合わせてもよい。例えば、砥石13(14)を備えた端面加工機を4組配置する場合、1組目の端面加工機を固定式とし、2〜4組目の端面加工機を定圧式としてもよい。この場合、1組目の端面加工機には研削用の砥石が装着され、2〜4組目の端面加工機には研磨用の砥石が装着される。ここで、1組目の端面加工機とは、4組の端面加工機のうちで最初にガラス板の端面に加工を施す一組の端面加工機を意味する。
上記のように固定式と定圧式を組み合わせる場合、固定式では、定圧式と比べ、振動が発生しやすい。したがって、固定式と定圧式を組み合わせる場合に固定式の端面加工機に本発明に係る中間支持部材34,134を適用すれば、その効果がより顕著になる。
また、以上の説明では、砥石13(14)との接触によりガラス板1の端面2に所定の加工(研削加工及び研磨加工)を施す場合を例示したが、本発明は、これ以外の工具による端面2の加工を施す場合にも適用し得ることはもちろんである。
1 ガラス板
2 端面
10,50 端面加工装置
11 搬送装置
12,51 端面加工機
13,14 各砥石
15a スピンドル
15b スピンドルヘッド
15c 軸方向一端部
15d 外周面
16 駆動モータ
17 支持部材
18 移動装置
19 第一スライド機構
20 第二スライド機構
21 第三スライド機構
22 ベースプレート部
23 接続プレート部
24 ベルト
25,26 サイドプレート部
27 ボトムプレート部
28 箱状体
29,30 第一のリブ
31,32 第二のリブ
33 溶接部
34,134 中間支持部材
35,36,135,136 分割体
34a,134a 内面
37 ボルト
52 アーム部材
53 サーボ機構
54 支持軸部材
55 サーボモータ
56 リンク機構
134b 平面部
F 搬送方向

Claims (5)

  1. 端面加工装置に設けた工具を回転させながらガラス板の端面に接触させることで前記端面に所定の加工を施すガラス板の端面加工方法において、
    前記端面加工装置は、前記工具が装着されるスピンドルと、前記スピンドルを回転可能に支持するスピンドルヘッドと、前記スピンドルヘッドの軸方向一端部が装着されるヘッド装着部材とを備え、
    前記スピンドルヘッドの軸方向中間部が中間支持部材によって支持され
    前記中間支持部材は複数の分割体で構成され、
    前記複数の分割体を互いに連結して前記中間支持部材の内面を前記スピンドルヘッドに当接させることにより、前記スピンドルヘッドをクランプし、
    前記各分割体は前記ヘッド装着部材と別体に形成され、前記各分割体の一端部が前記ヘッド装着部材に取り付けられると共に、前記複数の分割体を互いにボルトで締結することにより前記スピンドルヘッドをクランプすることを特徴とする、ガラス板の端面加工方法。
  2. 前記中間支持部材は二分割されて、前記二分割された二個の分割体を互いに連結することで前記スピンドルヘッドをクランプし、
    前記中間支持部材を二分割することで前記各分割体に形成された分割面の法線の方向を、前記工具の切込み方向に合わせた状態で、前記ガラス板の端面に前記工具を接触させる請求項に記載のガラス板の端面加工方法。
  3. 前記中間支持部材の内面の断面形状は、円形状である請求項1又は2に記載のガラス板の端面加工方法。
  4. 前記中間支持部材の内面の断面形状は、矩形状である請求項1又は2に記載のガラス板の端面加工方法。
  5. 回転する工具によりガラス板の端面に所定の加工を施すガラス板の端面加工装置において、
    前記工具が装着されるスピンドルと、前記スピンドルを回転可能に支持するスピンドルヘッドと、前記スピンドルヘッドの軸方向一端部が装着されるヘッド装着部材とを備え、
    前記スピンドルヘッドの軸方向中間部が中間支持部材によって支持され
    前記中間支持部材は複数の分割体で構成され、
    前記複数の分割体を互いに連結して前記中間支持部材の内面を前記スピンドルヘッドに当接させることにより、前記スピンドルヘッドをクランプし、
    前記各分割体は前記ヘッド装着部材と別体に形成され、前記各分割体の一端部が前記ヘッド装着部材に取り付けられると共に、前記複数の分割体を互いにボルトで締結することにより前記スピンドルヘッドをクランプしていることを特徴とする、ガラス板の端面加工装置。
JP2017170174A 2017-09-05 2017-09-05 ガラス板の端面加工方法及び端面加工装置 Active JP6955669B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017170174A JP6955669B2 (ja) 2017-09-05 2017-09-05 ガラス板の端面加工方法及び端面加工装置
CN201821455212.9U CN208895761U (zh) 2017-09-05 2018-09-04 玻璃板的端面加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017170174A JP6955669B2 (ja) 2017-09-05 2017-09-05 ガラス板の端面加工方法及び端面加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019042890A JP2019042890A (ja) 2019-03-22
JP6955669B2 true JP6955669B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=65816052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017170174A Active JP6955669B2 (ja) 2017-09-05 2017-09-05 ガラス板の端面加工方法及び端面加工装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6955669B2 (ja)
CN (1) CN208895761U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2020183813A1 (ja) 2019-03-08 2021-11-25 ローム株式会社 半導体レーザ装置
JP3227876U (ja) 2020-06-16 2020-09-24 Agc株式会社 ガラス板の切断面検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019042890A (ja) 2019-03-22
CN208895761U (zh) 2019-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6219024B2 (ja) 工作機械
JP6459524B2 (ja) 複合研削盤および研削方法
JP4969457B2 (ja) 首部研削装置
KR102408593B1 (ko) 연삭 장치
JP6955669B2 (ja) ガラス板の端面加工方法及び端面加工装置
CN101341003A (zh) 砂轮修整装置
KR102287125B1 (ko) 연삭 장치
JP6552924B2 (ja) 加工装置
JPH11245147A (ja) 平面加工装置
JP2015054373A (ja) 加工装置
US7597034B2 (en) Machining method employing oblique workpiece spindle
JP6902207B2 (ja) ガラス板の端面加工方法及び端面加工装置
JP6519227B2 (ja) 加工装置
JP5856245B2 (ja) インゴットブロックの複合面取り加工装置および面取り加工方法
JP6151529B2 (ja) サファイアウェーハの研削方法
WO2018061970A1 (ja) 工作機械のベッドおよび工作機械
JP4195343B2 (ja) 内面研削盤
JP2009233810A (ja) コンベックス研磨装置
JP5938297B2 (ja) 研削装置
JP2021074840A (ja) アンギュラベアリングの研削装置及びアンギュラベアリングの搬送方法
US8864552B2 (en) Camshaft-grinding machine
JP6388518B2 (ja) 被加工物の研磨方法
JP7154690B2 (ja) 研削砥石の目立て方法
JP2016104499A (ja) 研削装置
TWM616410U (zh) 主軸驅動裝置及工具機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6955669

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150