JP6955003B2 - 表面テクスチャを有する手術器具 - Google Patents

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Description

本開示は、手術器具に関し、特に、下にある組織に対する損傷を回避するように膜の把持を改善するテクスチャ面を有する手術器具に関する。
一態様によれば、本開示は、身体の組織に係合する係合部材を含む手術器具について記載する。係合部材は、表面を有することができる。手術器具はまた、表面において第1の方向に形成された第1の複数のトレース、および表面において第1の方向とは異なる第2の方向に形成された第2の複数のトレースも含むことができる。第1の複数のトレースの隣接するトレースの間の第1の間隔は、約5.5μm〜15μmの範囲内であり得る。第2の複数のトレースの隣接するトレースの間の第2の間隔は、約5.5μm〜15μmの範囲内であり得る。第1の複数のトレースおよび第2の複数のトレースは、マイクロポストのアレイを画定することができる。マイクロポストのアレイのマイクロポストは、3μm〜10μmの範囲内の高さを有することができる。
本開示の別の態様は、手術器具にテクスチャ面を形成する方法を含む。本方法は、手術器具の係合部材の表面に沿って、第1の方向に第1の複数のトレースを形成するステップと、上記表面において第1の方向とは異なる第2の方向に第2の複数のトレースを形成するステップとを含むことができる。第1の複数のトレースの隣接するトレースの間の第1の間隔は、約5.5μm〜15μmの範囲内であり得る。第2の複数のトレースの隣接するトレースの間の第2の間隔は、約5.5μm〜15μmの範囲内であり得る。第1の複数のトレースおよび第2の複数のトレースはマイクロポストのアレイを画定することができる。マイクロポストは、3μm〜10μmの範囲内の高さを有することができる。
さまざまな態様は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を有することができる。マイクロポストのアレイのマイクロポストのうちの1つまたは複数は、係合部材の表面に対して20°〜55°の範囲内の角度で傾斜させることができる。マイクロポストのアレイのマイクロポストのうちの1つまたは複数は、30°〜45°の範囲内の角度で傾斜させることができる。マイクロポストのアレイのマイクロポストは、3.5μm〜7μmの範囲内の高さを有することができる。第1の複数のトレースおよび第2の複数のトレースのトレースの幅は、約2μmであり得る。マイクロポストはテーパ状であり得る。係合部材は鉗子ジョーとすることができ、表面は、鉗子ジョーの遠位面であり得る。係合部材は、縁部を画定するチップを含むことができる。第1の複数のトレースは、縁部に対して実質的に平行とすることができ、第2の複数のトレースは、縁部に対して実質的に垂直とすることができる。係合部材は、縁部を画定するチップを含むことができ、第1の複数のトレースおよび第2の複数のトレースは、縁部に対して斜めであり得る。
上述した全体的な説明および以下の詳細な説明はともに、本質的に例示的かつ説明的であり、本開示の範囲を限定することなく本開示が理解されるように意図されている、ということが理解されるべきである。それに関して、本開示のさらなる態様、特徴および利点は、当業者であれば以下の詳細な説明から明らかとなろう。
網膜に付着している内境界膜と係合した従来の鉗子を示す。 内境界膜と係合した鉗子ジョーの遠位端に形成されているテクスチャ面を有する鉗子例を示す。 図2に示す鉗子の鉗子ジョーの遠位端を示す。 図3に示す鉗子ジョーの遠位端に形成されているテクスチャ面の詳細図である。 テクスチャ面を形成する隣接するトレースの間の間隔距離を示す。 テクスチャ面のマイクロポストを示すテクスチャ面の断面図である。 異なる表面パターンを有するテクスチャ面例を示す。 遠位端において上に形成されたテクスチャ面を有する別の鉗子ジョー例を示す。 図9に示す表面テクスチャの詳細図である。 鉗子の遠位端のテクスチャ面に配置された角錐状マイクロポストの詳細図を示す。
本開示の原理の理解を促進する目的で、ここで、図面に示す実装形態を参照し、具体的な用語を用いてそうした実装形態について説明する。しかしながら、本開示の範囲の限定は意図されていないことが理解されよう。記載する装置、器具、方法に対する任意の改変およびさらなる変更、ならびに本開示の原理の任意のさらなる応用は、本開示が関連する技術分野における当業者であれば通常想到するように、完全に企図されている。特に、一実装形態に関して記載する特徴、構成要素および/またはステップは、本開示の他の実装形態に関して記載する特徴、構成要素および/またはステップと組み合わせることができることが、完全に企図されている。
本説明は、マイクロ手術処置のための手術用鉗子に関して行う。特に、本説明は、膜の非外傷性係合および剥離のためのテクスチャ面を有する手術用鉗子、より詳細には、眼科手術処置で使用されるテクスチャ面を有する手術用鉗子に関する。しかしながら、本開示の範囲は、そのように限定されない。むしろ、本明細書に記載する表面テクスチャは、眼科学内外両方における医療分野で使用される他のタイプの手術器具に適用することができる。したがって、眼科手術用鉗子に関して行う本説明は、単に一例として提供するものであり、限定するようには意図されていない。
図1は、内境界膜(ILM)12を除去しようとしている過程にある従来の鉗子10を示し、ILM12は、網膜14の上に形成され、眼内で硝子体液から網膜を分離する、膜である。従来、ILMを除去するためには、執刀医等の使用者は、網膜14に対して鉗子10を押圧し(すなわち、網膜14の表面に対して垂直な力)、その後、鉗子ジョー18のチップ16の間にILM12の一部を捕捉するために鉗子を閉鎖するように閉鎖力を加える。網膜14に加えられる垂直力により、図1に示すように、網膜内にくぼみ17がもたらされる。鉗子10を介して網膜14に加えられる垂直力により、鉗子10とILM12との間に摩擦力が生成される。垂直力の増大により、関連する摩擦力が増大する。摩擦力は、ILM12内にフラップを形成するために生成される。そして、フラップを用いて、鉗子10の使用によりILM12が除去される。鉗子10によりかけられる垂直力が大きすぎる場合、網膜14に対して意図されない損傷がもたらされる可能性がある。また、垂直力が大きすぎたか、または鉗子チップ16間の距離が大きすぎた場合、鉗子ジョー18の閉鎖により、鉗子チップ16の間の下にある網膜の一部を捕捉するリスクがあった。網膜14をはさむことにより、網膜14に対する損傷のリスクもある。この損傷は、ILM12の剥離を開始するために鉗子を引っ張ることにより、さらに悪化する。網膜14の一部もまた鉗子10によって把持された状態で、剥離作用により、網膜14がさらに傷つけられ、網膜裂傷がもたらされる可能性がある。
図2は、本開示の範囲内の例としての鉗子20を示す。鉗子20は、たとえば図3および図4に示す複数の表面特徴から形成されたテクスチャ面30を含む。図示する例では、テクスチャ面30は、鉗子ジョー28の遠位面32内にかつそれに沿って形成されている。テクスチャ面30は、より高い摩擦係数を提供することにより、鉗子10とILM12との間の摩擦を増大させる。より高い摩擦係数により、ILM12と係合するために必要な垂直力が低減する。垂直力の低減の結果として、網膜14およびILM12に形成されるくぼみが低減する。鉗子20のジョー28によってかけられる垂直力の低減により、網膜14に対する損傷のリスクが低減する。ILM12に加えられる垂直力が低下し、対応して、網膜14およびILM12に形成されるくぼみが低減することにより、鉗子ジョー28のチップ26の間に網膜14の一部を捕捉するリスクもまた低減し、それにより、鉗子ジョー28が閉鎖され、かつILM12の剥離が開始されるときの網膜14に対する損傷のリスクもまた低減する。
図4は、図3に示すテクスチャ面30の拡大像である。テクスチャ面30は、複数の表面特徴またはマイクロポスト34を含む。図示する例では、マイクロポスト34は、鉗子ジョー28の遠位面32にレーザエネルギーを印加することにより形成される。テクスチャ面30は、鉗子20とILM12との間の摩擦係数を増大させるように作用する。結果として、鉗子20によりILM12を把持するために必要な垂直力のサイズが低減する。したがって、執刀医等の使用者が、ILM12に係合するために鉗子20によりILM12および網膜14に加える垂直力を、より低くすることができる。したがって、網膜14に対する損傷のリスクが低減する。
図5は、マイクロポスト34に対して垂直なテクスチャ面30の図であり、鉗子ジョー28のチップ26によって画定される縁部50を示す。図5は、遠位面32に形成された複数のレーザカット部またはトレース36および42を示す。複数のレーザトレース36および42は、マイクロポスト34のアレイを画定する。いくつかの実装形態では、レーザトレース42を形成するために使用されるレーザビームは、鉗子ジョー28の遠位面32に対して垂直であるかまたは実質的に垂直であり得る。これに関して、「実質的に垂直な」という用語は、たとえば、レーザ源の固定位置および遠位面32の曲率によるばらつき、遠位面32のばらつき、レーザ源の位置合せ不良、ならびにレーザトレース42を形成するときにレーザビームの移動を制御するために使用される標的および方向づけシステムの変動による、遠位面32に対して垂直であることからの入射レーザビームの変動を考慮することができる。
図6は、線AAに沿った、マイクロポスト34を輪郭で示す、テクスチャ面30の断面図を示す。テクスチャ面30が形成される遠位面32を点線として示す。トレース36を形成するために使用されるレーザビームは、遠位面32に角度αで入射することができる。いくつかの実装形態では、フェムト秒またはピコ秒レーザを使用することができる。さらに、いくつかの実装形態では、レーザは、ソリッドステートレーザであり得る。角度αは、遠位面32に対して測定される。いくつかの実装形態では、角度αは、90°が遠位面32に対して垂直である場合、10°〜90°の範囲内であり得る。いくつかの実装形態では、角度αは、20°〜70°、20°〜55°、30°〜60°、40°〜50°、20°〜50°または30°〜45°の範囲内であり得る。図6に示すように、マイクロポスト34が、トレース36の角度αの結果としての角度で示されていることに加えて、図示するマイクロポスト34はまた、テーパ状輪郭も有する。したがって、マイクロポスト34の断面サイズは、基部41において、すなわち、マイクロポスト34が鉗子ジョー28に取り付けられている位置において相対的に大きく、端部43に向かって低減する。図6は、マイクロポスト34のすべてが同じ角度で入射するように示すが、開示の範囲はそのように限定されない。むしろ、他の実装形態では、マイクロポスト34のうちの1つまたは複数の角度αは、1つまたは複数の他のマイクロポスト34とは異なる場合もある。
図6に示す例が図示するように、角度αにより、マイクロポスト34はチップ26に向かって傾斜する。しかしながら、本開示の範囲はそのように限定されない。したがって、他の実装形態では、マイクロポスト34は、チップ26に対して任意の方向に傾斜することができる。さらに、他の実装形態では、マイクロポスト34のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の他のマイクロポスト34とは異なる方向に含めることができる。
トレース36の谷部45から測定され、かつ谷部45を通過する表面により画定される有効面47から垂直に測定されるマイクロポスト34の高さH。いくつかの実装形態では、高さHは、3μm〜10μmであり得る。他の実装形態では、高さHは、3.5μm〜10μmであり得る。他の実装形態では、高さHは、3.0〜7μm、3.5μm〜7μm、または5μm〜7μmであり得る。さらに他の実装形態では、マイクロポスト34の高さHは、3μmより小さくまたは10μmより大きくすることができる。さらに、マイクロポスト34の高さHは、テクスチャ面30を横切って変化させることができる。
いくつかの実装形態では、マイクロポスト34は、たとえば図11に示すように、四角錐形状を有する。図11は、チップ26に近接して鉗子ジョー28の遠位テクスチャ面に形成されたマイクロポスト34を示す。図11は、明確にする目的で単一の角錐マイクロポスト34を示すが、鉗子ジョー28の遠位テクスチャ面に複数の角錐マイクロポスト34が形成されることが理解されるべきである。
図示するように、角錐マイクロポスト34は、前壁200、後壁210および2つの側壁220を含む4つの壁を含む。図11の例は、斜めに形成された角錐マイクロポスト34を示す。この例では、前壁200は、鉗子ジョー28のチップ26の方に向けられ、後側210は、鉗子ジョー28のチップ26から離れる方向に向けられている。壁200、210および220は、基部230から先端240までテーパ状である。角錐マイクロポスト34は、たとえば図6に示すように斜角で、または、たとえば図9および図10に示すように非斜角で形成することができる。場合により、角錐マイクロポスト34の側面(したがって、マイクロポスト34自体)は、レーザフォーミング中のアブレーションによる鉗子ジョー28の材料の除去の結果として形成される。他の場合では、角錐マイクロポスト34の壁は、研削、エッチング、または他のタイプの適用可能な成形方法により形成することができる。
角錐マイクロポスト34の壁200、210および220は、基部230によって画定される平面に対して角度をなして配置される。場合により、基部230におけるマイクロポスト34の長さKは、7μm〜13μmの範囲内であり得る。マイクロポスト34の幅Mは、7μm〜13μmの範囲内であり得る。場合により、マイクロポスト34のうちの1つまたは複数の長さKは、幅Mより大きくすることができる。他の場合では、マイクロポスト34のうちの1つまたは複数の長さKは、幅Mより小さくすることができる。さらに他の場合では、マイクロポスト34のうちの1つまたは複数の長さKは、幅Mと同じであり得る。いくつかの実装形態では、(図6における向きで示されているような)Hの高さは、3μm〜7μmの範囲内であり得る。先端240は、1.0μm〜0.5μmの範囲の(基部230によって画定される平面に対して平行な平面により画定される先端240の断面において測定されるような)厚さを有することができる。先端240は、角錐マイクロポスト34のその基部230における形状に概して対応する(マイクロポスト34の基部230に平行な平面に沿った)断面形状を有することができる。したがって、先端240の厚さは、先端240において測定された寸法KまたはMであり得る。実際問題として、本開示により企図される尺度では、先端240の寸法KおよびMは、いくつかの実装形態では、明確に識別可能ではない可能性がある。したがって、先端230の厚さは、先端230の最大寸法であり得る。
角錐マイクロポストを示すが、本開示の範囲はそのように限定されない。むしろ、他の実装形態では、マイクロポストは、マイクロポストの全長に沿って一定の断面を有する円筒形状を有することができる。さらに、他の実装形態では、(マイクロポストの基部に対して平行な平面に沿った)マイクロポストの断面形状は、円形、多角形、もしくは矩形、正方形、または他の任意の所望の形状であり得る。
本開示のマイクロポスト34が、特に角錐形態である場合、マイクロポスト34の先端240は、ILM等の膜を、その除去に役立つように貫通することが考えられる。
再び図5を参照すると、マイクロポスト34の基部41の近くのテクスチャ面の断面図が示されている。レーザトレース36および42の幅は、約2μm〜30μmの範囲内であり得る。いくつかの実装形態では、レーザカット部36および42の幅は、2μm〜10μmの範囲内であり得る。さらに他の実装形態では、レーザカット部36および42のうちの1つまたは複数の幅は、1つまたは複数の他のレーザカット部36および42とは異なり得る。したがって、いくつかの実装形態では、1つまたは複数のレーザカット部36の幅は、1つまたは複数の他のレーザカット部36の幅より大きくするかまたは小さくすることができる。同様に、1つまたは複数のレーザカット部42の幅は、1つまたは複数の他のレーザカット部42の幅より大きくするかまたは小さくすることができる。
図5に示すように、幅W1は、隣接するトレース36の間の距離を画定し、幅W2は、隣接するトレース42の間の距離を画定する。いくつかの実装形態では、幅W1およびW2は、2μm〜15μmの範囲内、または2μm〜10μmの範囲内であり得る。他の実装形態では、幅W1およびW2は、2μm〜7μmの範囲内であり得る。他の実装形態では、幅W1およびW2は、2μm〜5μmの範囲内であり得る。いくつかの実装形態では、幅W1およびW2は、互いに異なり得る。すなわち、場合により、マイクロポスト34の幅W1は、幅W2より大きくするかまたは小さくすることができる。さらに、マイクロポスト34の断面サイズは、テクスチャ面30に沿って変化させることができる。したがって、場合により、マイクロポスト34のうちの1つまたは複数は、幅W2と同じである幅W1を有することができ、1つまたは複数の他のマイクロポスト34は、幅W2とは異なる幅W1を有することができる。したがって、マイクロポスト34のサイズは、テクスチャ面30に沿って変化させることができる。
マイクロポスト34の基部41の近くで、マイクロポスト34は、Z1およびZ2の断面寸法を有することができる。寸法Z1およびZ2は、幅W1および幅W2に実質的に対応することができるが、レーザトレース自体の幅の結果として低減する可能性がある。したがって、いくつかの実装形態では、寸法Z1および/またはZ2のサイズは、3μm〜10μm、4μm〜9μmまたは5μm〜8μmの範囲内であり得る。これらの範囲は、単に例として提供される。したがって、他の実装形態では、寸法Z1およびZ2は、3μmより小さくするかまたは10μmより大きくすることができる。寸法Z1およびZ2のサイズは、任意の所望のサイズであるように選択することができる。
図5は、レーザトレース36および42によって形成される直交格子パターンを示す。図5に示すように、トレース36は、縁部50に対して平行であるか、または実質的に平行であり得る。トレース36は、たとえば、製造におけるばらつき、または製造中にもたらされる可能性がある小さい位置合せ不良による、トレース36または縁部50の向きのわずかな変動のために、縁部50に対して実質的に平行であると述べることができる。たとえば、場合により、レーザトレース36を形成するために使用されるレーザは、平行な向きが意図されているが、トレース36は縁部50とわずかな角度を形成する可能性があるように、鉗子20と位置がずれる可能性がある。また、チップ26の形成により、チップ26が、結果としてのトレース26に対してわずかに平行でなくなることになる可能性がある。したがって、縁部20とトレース36との間の平行関係を意図することができるが、製造におけるばらつきにより、縁部30の向きとトレース36との間にわずかなずれがもたらされる可能性がある。
しかしながら、本開示の範囲はそのように限定されない。むしろ、鉗子ジョー28の遠位面32に任意のパターンを形成することができる。図7および図8は、鉗子ジョー28の遠位面32に形成することができるマイクロポスト34の他のパターン例を示す。図7は、レーザトレース36および42が、チップ26によって形成される縁部50に対して斜めであるパターンを示す。図5に示しかつ上述した例と同様に、レーザトレース36および42は、幅W1および幅W2を有するマイクロポスト34を形成する。場合により、トレース36および42は、幅W1およびW2が同じであるように選択することができる。他の場合では、幅W1およびW2は異なり得る。さらに、幅W1およびW2のうちの1つまたは複数は、サイズの異なるマイクロポスト34をもたらすようにテクスチャ面30に沿って変化させることができる。
図8は、レーザトレース36および42によって形成される別のパターン例を示す。この例では、トレース36は、円形またはスカラップ形状であるが、トレース42は直線状である。いくつかの実装形態では、トレース36の間の間隔Sは等しくすることができる。他の場合では、間隔Sは、テクスチャ面30にわたって変化させることができる。同様に、いくつかの実装形態では、トレース42の間の幅W2は等しくすることができる。他の実装形態では、テクスチャ面30は、異なる幅W2を有することができる。図7および図8は、テクスチャ面30に形成することができるマイクロポスト34のパターンの2つのさらなる例を示すが、本開示の範囲内に、他の任意の所望のパターンも含まれる。
図9および図10は、別の例としての鉗子90を示す。鉗子90は、上述した鉗子20と同様であり得る。しかしながら、鉗子ジョー98の遠位面96に形成されたテクスチャ面94のマイクロポスト92は、傾斜を有していない。すなわち、角度αは90°である。また、上述した例としての鉗子20と同様に、それぞれの隣接するレーザトレース100および102の間の距離W1およびW2と、マイクロポスト92のサイズZ1およびZ2ならびに高さHとは、上述した範囲と同じ範囲を有することができる。
本開示は、鉗子に関して行っているが、本開示の範囲はそのように限定されない。むしろ、本明細書に記載するタイプのテクスチャ面は、たとえば、はさみ、スクレーパ、スパチュラ等、他のタイプの器具に適用することができ、使用することができる。さらに、本明細書に記載するようなテクスチャ面を有する器具は、他の医療または技術分野において使用することができる。
上述したさまざまな例は、レーザエネルギーを用いて表面特徴を形成することに関して記載している。しかしながら、本開示の範囲はそのように限定されない。むしろ、マイクロポストを形成するために他のプロセスを使用することができ、そうしたプロセスは本開示の範囲内にある。たとえば、材料を化学的に除去することにより、マイクロポストに対して化学エッチングを使用することもできる。マイクロポストを画定するために表面に対して除去される材料は、複数の谷または溝(まとめて「トレース」と呼ぶ)の形態であり得る。したがって、レーザトレースは、レーザエネルギーにより形成されるトレースに関して記載しているが、「トレース」という総称は、たとえば、器具の表面テクスチャおよび表面特徴を画定するために、器具の表面に形成される溝、切取部または谷について記載するために使用する。
他の実装形態では、トレースは、フォトリソグラフィを介して形成することができる。たとえば、場合により、フォトレジスト材料を使用すること等により、手術器具の一部に所望のパターンをマスクすることができる。フォトレジスト材料は、ポジ型フォトレジストまたはネガ型フォトレジストとすることができる。フォトレジスト材料は、エッチングすべきパターンを画定するために放射線(たとえば、紫外線または他の周波数の放射線)にさらすことができる。所望のパターンが画定されるようにフォトレジスト材料の一部を除去するために、マスクされた領域に化学溶液を施すことができる。マスクされた表面を洗い流すことができ、手術材料の表面をエッチングして所望のトポグラフィ、たとえばトレースを形成するために、パターンによって画定された露出面(すなわち、フォトレジストが存在しない領域)を有する手術器具の部分に、エッチング液を施すことができる。
いくつかの実装形態では、本開示の範囲内の手術器具は、全体としてまたは一部には、たとえば、鋼(たとえば、ステンレス鋼)、チタンまたは他の金属等の金属から、形成することができる。他の実装形態では、器具は、全体としてまたは一部には、ポリマーから形成することができる。たとえば、器具は、組織と接触するようになされる器具のチップ部分がポリマーから形成されているポリマーチップ器具であり得る。他の場合では、器具は、少なくとも一部にはガラスから形成することができる。本明細書に記載するタイプのテクスチャは、たとえば、化学エッチング(たとえば、フォトレジスト材料を使用することによる)、レーザエネルギー、研削、成形または他の方法により、ポリマーから形成された器具の表面に形成することができる。
当業者であれば、本開示により企図される実装形態は、上述した特定の例示的な実装形態に限定されないことが理解されよう。それに関して、例示的な実装形態を示し記載したが、上述した開示において、広範囲の変更、変形、組合せおよび置換が企図される。こうした変形は、上述したことに対して、本開示の範囲から逸脱することなく行うことができることが理解される。したがって、添付の特許請求の範囲は、広くかつ本開示と一貫するように解釈されることが適切である。

Claims (16)

  1. 手術用鉗子であって、
    身体の組織に係合する鉗子ジョーであって、表面を有する鉗子ジョーと、
    前記表面において第1の方向に形成された第1のパターンのトレースであって、前記第1のパターンのトレースの隣接するトレースの間の第1の間隔が、約5.5μm〜15μmの範囲内にある、第1のパターンのトレースと、
    前記表面において前記第1の方向とは異なる第2の方向に形成された第2のパターンのトレースであって、前記第2のパターンのトレースの隣接するトレースの間の第2の間隔が、約5.5μm〜15μmの範囲内にあり、前記第1のパターンのトレースおよび前記第2のパターンのトレースはマイクロポストのアレイを画定し、前記マイクロポストのアレイの前記マイクロポストが、3μm〜10μmの範囲内の高さを有する、第2のパターンのトレースと、
    を備え
    前記マイクロポストのアレイの前記マイクロポストのうちの1つまたは複数が、前記鉗子ジョーの前記表面に対して20°〜55°の範囲内の角度で傾斜している手術用鉗子。
  2. 手術用鉗子であって、
    身体の組織に係合する鉗子ジョーであって、最も遠位の表面を有する鉗子ジョーと、
    最も遠位の前記表面において第1の方向に形成された第1のパターンのトレースであって、前記第1のパターンのトレースの隣接するトレースの間の第1の間隔が、約5.5μm〜15μmの範囲内にある、第1のパターンのトレースと、
    最も遠位の前記表面において前記第1の方向とは異なる第2の方向に形成された第2のパターンのトレースであって、前記第2のパターンのトレースの隣接するトレースの間の第2の間隔が、約5.5μm〜15μmの範囲内にあり、前記第1のパターンのトレースおよび前記第2のパターンのトレースはマイクロポストのアレイを画定し、前記マイクロポストのアレイの前記マイクロポストが、3μm〜10μmの範囲内の高さを有する、第2のパターンのトレースと、
    を備え、
    前記鉗子ジョーが縁部を画定するチップを備え、前記第1のパターンのトレースが、前記縁部に対して実質的に平行であり、前記第2のパターンのトレースが、前記縁部に対して実質的に垂直であり、
    前記第1のパターンのトレース及び前記第2のパターンのトレースは、レーザカット部とされており、該トレースを切断するために使用されるレーザビームは、前記マイクロポストのアレイの前記マイクロポストのうちの1つまたは複数が、前記鉗子ジョーの最も遠位の前記表面に対して20°〜55°の範囲内の角度でテーパ状に傾斜するような角度で最も遠位の前記表面に入射する、手術用鉗子。
  3. 前記マイクロポストのアレイの前記マイクロポストのうちの1つまたは複数が、30°〜45°の範囲内の角度で傾斜している、請求項1又は請求項2に記載の手術用鉗子。
  4. 前記マイクロポストのアレイの前記マイクロポストが、3.5μm〜7μmの範囲内の高さを有する、請求項1又は請求項2に記載の手術用鉗子。
  5. 前記第1のパターンのトレースおよび前記第2のパターンのトレースの前記トレースの幅が、約2μmである、請求項1又は請求項2に記載の手術用鉗子。
  6. 前記マイクロポストがテーパ状である、請求項1に記載の手術用鉗子。
  7. 前記表面が、前記鉗子ジョーの遠位面である、請求項1に記載の手術用鉗子。
  8. 前記鉗子ジョーが縁部を画定するチップを備え、前記第1のパターンのトレースが、前記縁部に対して実質的に平行であり、前記第2のパターンのトレースが、前記縁部に対して実質的に垂直である、請求項1に記載の手術用鉗子。
  9. 前記鉗子ジョーが前記縁部を画定するチップを備え、前記第1のパターンのトレース及び前記第2のパターンのトレースは、前記縁部に対して斜めとされている、請求項2に記載の手術用鉗子。
  10. 手術用鉗子にテクスチャ面を形成する方法であって、
    前記手術用鉗子の鉗子ジョーの表面に沿って、第1の方向に第1のパターンのトレースを形成するステップであって、前記第1のパターンのトレースの隣接するトレースの間の第1の間隔が、約5.5μm〜15μmの範囲内にある、ステップと、
    前記表面において、前記第1の方向とは異なる第2の方向に第2のパターンのトレースを形成するステップであって、前記第2のパターンのトレースの隣接するトレースの間の第2の間隔が、約5.5μm〜15μmの範囲内にあり、前記第1のパターンのトレースおよび前記第2のパターンのトレースはマイクロポストのアレイを画定し、前記マイクロポストが、3μm〜10μmの範囲内の高さを有する、ステップと、
    を含み、
    マイクロポストのアレイの前記マイクロポストのうちの1つまたは複数が、前記鉗子ジョーの前記表面に対して20°〜55°の範囲内の角度で傾斜して形成される方法。
  11. 前記マイクロポストのアレイの前記マイクロポストのうちの1つまたは複数が、30°〜45°の範囲内の角度で傾斜する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記マイクロポストのアレイの前記マイクロポストが、3.5μm〜7μmの範囲内の高さを有する、請求項10に記載の方法。
  13. 前記第1のパターンのトレースおよび前記第2のパターンのトレースの前記トレースの幅が、約2μmである、請求項10に記載の方法。
  14. 前記マイクロポストがテーパ状である、請求項10に記載の方法。
  15. 前記鉗子ジョーが鉗子ジョーであり、前記表面が、前記鉗子ジョーの遠位面である、請求項10に記載の方法。
  16. 前記鉗子ジョーが縁部を画定するチップを備え、前記第1のパターンのトレースが、前記縁部に対して実質的に平行であり、前記第2のパターンのトレースが、前記縁部に対して実質的に垂直である、請求項10に記載の方法。
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