JP6954906B2 - 光放射を提供する装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は光放射を提供する装置及び方法に関する。本発明は、半導体ダイオードレーザーとファイバーレーザーを含むパルス化されたレーザー、及びこのようなレーザーを使用したマーキング、切断、および溶接、のための特定のアプリケーションを備えている。
利得スイッチ駆動レーザーダイオードには、ピコ秒から低いナノ秒の範囲のパルス幅が要求される材料に対するマーキング、切断、けがき、および他の工業的な処理のための、重要なアプリケーションがある。パルスはポンプ動力によりレーザーの利得を調整することによって発生する。高いポンプ動力がレーザーに突然印加された場合は、短い遅延の後にレーザー放射が開始される。弱い蛍光を伴ったパルスが出始めると、この後にパルスは、共振器の中をかなりの回数往復することで増幅される。この結果、利得媒体の中に蓄えられたエネルギーは短いパルスの形式で抽出される。レーザーダイオードは、短い電流パルス、或いは連続的に変調された電気信号により動作させることができる。到達可能な範囲の典型的なパルス長は、数ナノ秒から数十ピコ秒迄である。パルスの放電頻度は電気的に制御することができ、広い範囲内で変化させることができる。ポンプ動力が増大する前に、レーザーが発振閾値を下回るようにバイアスされていることが一般的である。マイクロジュール、或いはミリジュールの範囲のエネルギーを備えるパルスを提供するために、シードレーザーパルスは光学的増幅器によって増幅することができる。
米国特許出願番号2014/0185643号は、光学的パルス発生のためのシードパルスを提供するのに使用される利得スイッチ駆動されるレーザーダイオードについて記述している。増幅自然放出光(ASE)は、レーザーダイオードの閾値に関係する振幅よりも低い振幅のプリバイアスをレーザーダイオードに与えることによって低減される。レーザーダイオードの閾値に関係する振幅よりも大きい振幅を有する電気的なシードパルスが、10〜100ナノ秒(ns)の範囲のプリバイアスパルスとして与えられる。この結果、レーザーダイオードパルスは、ポンプされたレアアースが注入された光ファイバーの中で、低減されたASEによって増幅することができる。この特許出願は、適切な分割比、或いはインピーダンス整合を与えるように選択された抵抗器を含むマイクロ波電力スプリッタの中で、どのようにしてプリバイアスがシードパルスと結合されるかを記述している。残念ながら、このようなインピーダンス整合は、レーザーダイオードに印加される信号の減衰を引き起こし、その結果としてレーザー放出のパルスエネルギーに影響を与える。この欠点は、電気パルス信号の増幅に、超広帯域幅増幅器を使用することで解決することができる。しかしながら、超広帯域幅増幅器は高価である。
前述のような課題の無い、或いは課題が低減された光放射を提供する装置と方法が必要である。
本発明の限定されない実施例によれば、
光放射を提供する装置であって、該装置はレーザーダイオード、パルス発生器、及び変調器を備えており、この装置では、
・パルス発生器がピコ秒のパルスを放出するように形成されており、
・変調器がナノ秒のパルスを放出するように形成されており、
・レーザーダイオードが第1の端子と第2の端子を備えており、
・パルス発生器が第1の端子に接続されており、そして、
・変調器が、レーザーダイオードの発振閾値より低いバイアスをレーザーダイオードに印加するように形成されており、
前記装置は、
・変調器が第2の端子に接続されている、
・パルス発生器が微分器に接続する半導体接合を備えている、
・半導体接合は、半導体接合を流れる電流により、半導体接合がオンするよりも一層急速に半導体接合がオフすることができるようになっており、そして、
・微分器は、半導体接合を流れる電流がオフされたことが電気パルスに変換された時に、階段状変化が起こるようになっており、これによってレーザーダイオードが利得スイッチングされてレーザーダイオードが1ナノ秒よりパルス幅が小さい光パルスを放出するようになっている、ことを特徴としている。
驚いたことに、本発明者らは、変調器からレーザーダイオードの第2の端子にパルス信号を印加することによって、レーザーダイオードをバイアスすることが可能であり、その結果、レーザーダイオードを、パルス発生器からレーザーダイオードの第1の端子に短いパルス信号を印加することによって、レーザーダイオードをゲインスイッチすることを見出した。レーザーダイオードの両側へのパルスの印加を利用してレーザーダイオードをゲインスイッチングすることは、従来技術に比べて以下を含む大きな利点がある。
・高価な超広帯域幅増幅器の使用を無くすことができる。
・他の解法に比べて、電力要求とこれに付随する冷房の要求を低減することができる。
・従来技術のシステムにおけるインピーダンス整合がされた結合器の駆動信号の減衰を防ぐことができる。
・減衰の低減による結果として、同じ電圧駆動に対してより速いオン時間が得られる。
・減衰の低減による結果として、同じ電圧駆動に対してより速いオフ時間が得られる。
・オン時間とオフ時間が速くなったことによって、従来技術の予めバイアスしてゲインスイッチするシステムに比べて、パルス周囲の自然放出を低減できる。
半導体接合が、電流をオフするために、ステップリカバリを使用するステップリカバリ装置の一部分を形成することが好ましい。PIN装置、バラクタダイオード、及び電界効果トランジスタのような、他の半導体装置も使用することができる。しかしながら、これらを流れる電流は、ステップリカバリ装置で可能なようには素早くオフすることができない。
半導体接合及び微分器は、光パルス幅が250ナノ秒より小さくなるように形成することができる。半導体接合及び微分器は、光パルス幅が100ピコ秒より小さくなるように形成することができる。
パルス発生器は、半導体接合を備えるバイポーラトランジスタから形成することができる。バイポーラトランジスタは、共通ベース増幅器として形成することができる。バイポーラトランジスタは、カスコード増幅器の一部として形成することができる。
微分器は、第1の長さと第1の特性インピーダンスで規定される電気導波管を備えている。半導体接合は電気導波管の第1の端部に接続されている。電気導波管の第2の端部が第1の特性インピーダンスよりも小さいインピーダンスによって規定されており、この結果、電気導波管の第1の端部から電気導波管の第2の端部に沿って伝搬する極性によって規定される階段状の電圧信号が発生し、この信号は反対の極性を備えて電気導波管の第1の端部に反射されて戻るようにすることができる。この結果、第1の端部は光パルス幅を調整するために調整することができる。
第2の端子は、第2の長さと第2の特性インピーダンスによって規定される電気導波管で変調器に接続されている。変調器は、出力インピーダンスによって規定されている。出力インピーダンスは第2の特性インピーダンスよりも高くすることができる。また、第2の端子から変調器に向かって電気導波管を伝搬する極性によって規定される電気パルスは、同じ極性で反射されるようにすることができる。有利なことに、パルス信号を反射させて同じ極性で戻すと、レーザーダイオードをオフすることができる。この結果、光パルスの幅を調整するために、第2の長さを調整することができる。
装置は、レーザーダイオードによって放出される光パルスを受光するように形成された少なくとも1つの光反射器を備え、該光反射器はレーザーダイオードから第3の距離に位置させることができる。第3の距離は、光反射器によって反射される光パルスが連続する光パルスの各個に時間的にオーバーラップされるように選ぶことができる。
半導体レーザーは、光パルスが回折するようにできる。装置には、光パルスのパルス幅を変更するように形成された分散素子を含ませることができる。分散素子は、パルス幅が50ピコ秒より小さく変更するように選ぶことができる。分散素子は、パルス幅が10ピコ秒より小さく変更するように選ぶことができる。
装置は、レーザーダイオードによって放出される光パルスを増幅するように形成された少なくとも1つの光増幅器を含むことができる。
装置は、シードレーザーとカプラーとを備えることができる。カプラーは、光増幅器による増幅が引き続いて起こるように、光シードレーザーによって放出された光放射を、半導体レーザーによって放出された光放射に結合するように配置することができる。装置は、半導体レーザーによって放出された光パルスが、シードレーザーによって放出された光パルスに重畳されるように形成することができる。装置は、カプラーが分極化ビームスプリッタであって良い。
装置は、要素の表面上に光放射をスキャンするためのスキャンヘッドを備えることができる。
本発明はまた、光放射を提供する装置を提供し、この装置は、第1のパルス幅と第1の極性で規定される第1の電気パルスを放出するパルス発生器と、第2のパルス幅と第2の極性で規定される第2の電気パルスを放出する変調器を備え、パルス発生器はレーザーダイオードの第1の端子に接続され、変調器はレーザーダイオードの第2の端子に接続され、第1のパルス幅は第2のパルス幅よりも短く、第1の極性は第2の極性の反対である。
本発明はまた、レーザーダイオードをゲインスイッチングする方法を提供し、この方法は、パルス発生器と変調器を選び、パルス発生器と変調器をレーザーダイオードの反対側にある端子に夫々接続し、パルス発生器に第1の電気パルスを放出させ、変調器に第2の電気パルスを発生させ、第1の電気パルスのパルス幅は、第2の電気パルスのパルス幅よりも短く、第1の電気パルスは第2の電気パルスの極性と反対の極性である。
本発明はまた、以下のような光放射を提供する方法を提供し、この方法では、
・第1の端子と第2の端子を備えるレーザーダイオードが設けられ、
・ナノ秒のパルスを放出する変調器が選択され、レーザーダイオードの発振閾値より低いバイアスがレーザーダイオードに印加できるように形成され、そして、
この方法は以下のステップによって特徴付けられている、
・微分器に接続する半導体接合を備えているパルス発生器を選び、この半導体接合は、半導体接合を流れる電流により、半導体接合がオンするよりも一層急速に半導体接合がオフすることができるようになっている、
・パルス発生器は第1の端子に接続されており、
・変調器は第2の端子に接続されており、
・変調器を、レーザーダイオードの発振閾値より低いバイアスをレーザーダイオードに印加するように使用し、
・電流がオフされるように、半導体接合が出力電圧の中に階段状変化を放出するようにし、
・微分器を使用して出力電圧の階段状変化を微分して電気パルスを作り出し、そして
・電気パルスを使用して、レーザーダイオードを利得スイッチングして、レーザーダイオードが1ナノ秒よりパルス幅が小さい光パルスを放出するようにする。
本発明の方法では、半導体接合が、電流をオフするためにステップリカバリを使用するステップリカバリ装置の一部分を形成することができる。
本発明の方法では、半導体接合が選択され、微分器を光パルス幅が250ナノ秒より小さくなるように形成することができる。半導体接合が選択され、微分器を光パルス幅が100ピコ秒より小さくなるように形成することができる。
本発明の方法では、パルス発生器を、半導体接合を備えるバイポーラトランジスタから形成することができる。
本発明の方法では、バイポーラトランジスタを共通ベース増幅器として形成することができる。
本発明の方法では、バイポーラトランジスタをカスコード増幅器の一部として形成することができる。
本発明の方法では、微分器が、第1の長さと第1の特性インピーダンスで規定される電気導波管を備えるものとすることができる。半導体接合は、電気導波管の第1の端部に接続させることができる。電気導波管の第2の端部は、第1の特性インピーダンスよりも小さいインピーダンスによって規定することができ、この結果、電気導波管の第1の端部から電気導波管の第2の端部に沿って伝搬する極性によって規定される階段状の電圧信号が発生し、この信号は反対の極性を備えて電気導波管の第1の端部に反射されて戻るようにすることができる。本発明の方法では、第1の長さを、所望の長さのパルス幅を与えるように選択することができる。
本発明の方法では、第2の端子が第2の長さと第2の特性インピーダンスによって規定される電気導波管で変調器に接続されている。変調器は出力インピーダンスによって規定されることができ、そして、出力インピーダンスは第2の特性インピーダンスよりも高くすることができ、この結果、第2の端子から変調器に向かって電気導波管を伝搬する極性によって規定される電気パルス信号を、同じ極性で反射するようにすることができる。本発明の方法では、第2の長さを、所望の長さのパルス幅を与えるように選択することができる。
本発明の方法では、少なくとも1つの光反射器を、レーザーダイオードによって放出される光パルスを受光するように形成することができる。光反射器は、レーザーダイオードから第3の距離に位置するようにすることができる。第3の距離は、光反射器によって反射される光パルスが、連続する光パルスの各個に時間的にオーバーラップされるように選ぶことができる。
本発明の方法では、半導体レーザーから放出される光パルスは回折することができるようになっている。本方法は光パルスのパルス幅を変更するように形成された分散素子を含むようにすることができる。分散素子は、パルス幅が50ピコ秒より小さく変更するように選ぶことができる。分散素子は、パルス幅が10ピコ秒より小さく変更するように選ぶことができる。
本発明の方法では、少なくとも1つの光増幅器は、レーザーダイオードによって放出される光パルスを増幅するように形成することができる。
本発明の方法では、シードレーザーとカプラーとを備えており、カプラーは、光増幅器による増幅が引き続いて起こるように、光シードレーザーによって放出された光放射を、半導体レーザーによって放出された光放射に結合するように配置されるようにすることができる。本方法では、半導体レーザーによって放出された光パルスが、シードレーザーによって放出された光パルスに重畳されるように形成することができる。カプラーは分極化ビームスプリッタであって良い。
本発明の方法は、要素の表面上に光放射をスキャンするためのスキャンヘッドを備えることを含ませることができる。
本発明の実施例は、ここでは単に例示により、そして、添付する図面を参照することによって記述される。
図1は本発明の光放射を提供する装置を示すものである。 図2はレーザーダイオードの特性を示すものである。 図3はカスケード増幅器を形成するステップリカバリパルス発生器を示すものである。 図4は図3に示される回路に対応するタイミング図を示すものである。 図5は微分器の実施例を示すものである。 図6は電子導波管が逆極性の時の波形図を示すものである。 図7は電子導波管が同一極性の時の波形図を示すものである。 図8はリニア駆動回路を含む装置を示すものである。 図9はナノ秒からミリ秒の光パルスを発生するためのシードレーザーを含む装置を示すものである。 図10はスキャナーを含む装置を示すものである。
図1は光放射1を提供する装置を示しており、この装置はレーザーダイオード2、パルス発生器9、及び変調器5を備えており、この装置では、
・レーザーダイオード2が第1の端子6と第2の端子7を備えており、
・パルス発生器9が第1の端子6に接続されており、
・変調器5が第2の端子7に接続されており、
・変調器5がレーザーダイオード2のバイアスを、図2に示されるレーザーダイオード2の発振閾値8よりも低くするように選択されている。
パルス発生器9は、図示のようにステップリカバリパルス発生器3と微分器4とを備えている。
レーザーダイオード2は、パルス幅11と周期12を備える光パルス10を放出するように示されている。パルス幅11はとその全幅の半値(半値全幅値)として規定されている。装置は、周期12の逆数に等しいパルス繰り返し周波数のパルスチェーンを放出することができる。図1の装置は、ピコ秒からナノ秒の範囲の、パルス幅11を備える光パルス10を特に提供する。パルス幅11は、10ナノ秒より小さく、1ナノ秒より小さく、好ましくは250ピコ秒より小さく、そして更に好ましくは100ピコ秒よりも小さいであろう。
レーザーダイオード2はインジウムガリウムひ化物を備えることができる。このようなレーザーダイオード2は、スイス国チューリヒの11−V1レーザー企業によって製造されたLC96Aレーザーダイオードのような、Fabry−Perot半導体レーザーダイオードであって良い。これに代わるものとして、レーザーダイオード2は、スイス国チューリヒの11−V1レーザー企業のCPE05413(LC−DBF)のような、分布帰還型(DFB)半導体レーザーダイオードであって良い。レーザーダイオード2は、垂直共振型面発光レーザーVCSEL、或いは他の型の半導体レーザーダイオードであっても良い。
図2はレーザーダイオード2によって放出される光強度21が、ダイオード2の両端に印加される順方向電圧22によって、どのように変化するかを示すものである。発振閾値8より下では、光強度21はレーザーダイオード2の両端に印加される順方向電圧22の増加によって増大する。光強度21の増大は曲線23で示す通りである。レーザーダイオード2は発光ダイオードのように振る舞い、非干渉性の光を放出する。発振閾値8より上では、発振動作が開始され、レーザーダイオード2は干渉性のレーザー光を放出する。光強度21は曲線24で示すように増大する。印加された順方向電圧22に対する光強度21の変化率は、発振閾値8より下の場合より発振閾値8より上の場合の方が著しく大きく、曲線24は曲線23よりも一層急峻である。
図3は図1のステップリカバリパルス発生器3の実施例を示すものである。ステップリカバリパルス発生器3は、半導体接合32を備えるバイポーラトランジスタ31を備えており、ステップリカバリを使用することによって、飽和状態に入るよりも素早く飽和状態から抜け出すことができる。半導体接合32はnpn型トランジスタのコレクタ−ベース接合である。バイポーラトランジスタ31が飽和状態になると、ベース−コレクタベース接合とベース−エミッタ接合が順方向バイアスとなり、少数の電荷キャリアが注入されてベース−コレクタ接合の両端に蓄えられる。飽和状態のトランジスタが突然反対方向にバイアスされると、ベース−コレクタ間のpn接合が、蓄えられた電荷が無くなるまで低インピーダンスになる。一旦電荷が無くなると、インピーダンスは突然増大して通常の高い値になり、ベース−コレクタ接合を流れる電流は突然ゼロになる。バイポーラトランジスタ31は共通ベース増幅器33の一部を形成しており、更にはカスコード増幅器34の一部を形成している。カスコード増幅器は、非常に小さいミラー効果と非常に大きい出力抵抗を備える共通エミッタ段の性能を提供するので、波増幅器として使用するための優れた特性を備えている。長いテールのペアを含む共通エミッタ、共通ソース、或いは微分増幅器のような他のトランジスタ回路が使用可能である。ステップリカバリダイオードのような、他のステップリカバリ部品が使用可能である。しかしながら、ステップリカバリダイオードは比較的高価であり、トランジスタによって与えられる生来の信号利得を持ち合わせない。
図3の装置は、ステップリカバリパルス発生器3と変調器5とを制御するコントローラ35を含む。点A、B,C及びDに対応する電圧信号が図4に示される。正方向に立ち上がる信号401が変調器5に印加される。すると、変調器5は負方向に立ち下がる信号402を放出し、変調器5はレーザーダイオード2をその発振閾値8より低い状態でバイアスする。コントローラ35は正方向に立ち上がる信号403を放出しこの信号がカスコード増幅器34に印加される。トランジスタ31のコレクタ−ベース接合32は飽和状態になり、この結果、負方向に立ち下がるパルス404が放出され、少数キャリア(図示せず)がコレクタ−ベース接合32の中に蓄積される。負方向に立ち下がるパルス404により、微分器4から負方向に立ち下がるパルス405が出力される。
変調器5に印加される信号の降下端406により、正方向に立ち上がる信号407が変調器5から出力される。この結果、レーザーダイオード2はバイアスされなくなる。負方向に立ち下がる信号408がカスコード増幅器34に印加されると、トランジスタ31のコレクタ−ベース接合32が飽和状態になり、蓄積された少数キャリアが突然消失する。コレクタ−ベース接合32を流れる電流は突然無くなり、この結果、急速な正方向の段差409によって特徴付けられるステップリカバリ応答になる。正方向の段差409は微分器4によって微分され、その結果、レーザーダイオード2に細くて正方向に立ち上がる電気パルス410が印加される。電気パルス410はレーザーダイオード2を利得スイッチングし、レーザーダイオードは、図3に示されるようなパルス状のレーザー放射411を放出する。図3のカスコード増幅器は単純構成であり、一般に入手できる低いコストの部材で形成することができ、これに代わる超広帯域幅増幅器による取り組みよりも、非常に安価であることに注目すべきである。更に、カスコード増幅器は小型であり、消費電力も超広帯域幅増幅器よりも少なくとも2桁低い。
図3と図4を参照すると、パルス発生器9と変調器5は、レーザーダイオード2の反対側の位置にある端子6,7に接続されている。パルス発生器9によって放出される電気パルス410は正方向に立ち上がるパルスであり、変調器5によって放出される電気パルス422は負方向に立ち下がるパルスであって、両電気パルス410,422は反対方向の極性を備えている。電気パルス410はパルス幅421を備えており、この幅は電気パルス422のパルス幅423よりも小さい。
パルス幅421は、単一の利得スイッチ駆動された光パルス10、或いは複数の利得スイッチ駆動された光パルス10を供給するために選択されるであろう。パルス幅421は、レーザーダイオード2が単一の利得スイッチ駆動された光パルス10を放出できるように、十分に短いことが一般的に好ましい。パルス幅421が長いと、レーザーダイオード2はパルス発生器9によって放出される電気パルス410の各個のために、図1に示されるような、複数の利得スイッチ駆動された複数の電気パルスを放出することができる。パルス幅421は、10ナノ秒より小さく、1ナノ秒より小さく、好ましくは250ピコ秒より小さく、更に好ましくは100ピコ秒より小さくし得るであろう。
変調器5は、レーザーダイオード2に対して一定のバイアスを与えることができ得るであろう。しかしながら、レーザーダイオード2は、レーザーダイオード2からの自然放出を低減するために、光パルスと光パルスの間の区間では停止していることが一般的に好ましい。パルス幅423は、レーザーダイオード2からの自然放出を最小限にするように選択されることが好ましい。
図3に示される回路は、10ナノ秒よりも、好ましくは1ナノ秒よりも、更に好ましくは100ピコ秒よりも小さいパルス幅412を備えるパルス状のレーザー放射411を放出することができる。このような回路設計には適切な高周波配置が要求される。
微分器4は、図5に示されるような、第1の長さL151と、第1の特性インピーダンスZ152で規定される電気導波管50から形成することができる。電気導波管50は、アース面56を備える印刷回路基板58の上の複数のトラックとして示される。印刷回路基板58は、導波管50の詳細な平面図と、断面図の両方で示される。ステップリカバリパルス発生器3は、例えば、電気導波管54を通じて電気導波管50の第1の端部53に接続することができる。電気導波管50の第2の端部55は、第1の特性インピーダンスZ152よりも小さいインピーダンス59を備える接続部57を使用してアース面56に接続することができる。インピーダンス59は好ましくは0オームのインピーダンスを有する短絡回路であり、印刷回路基板の層間を接続するビヤホールによって達成するか、或いは、印刷回路基板の同じ層のアース面に接続することによって達成することができる。一方、接続部57は、ワイヤリンク、スイッチ、ダイオード、或いはトランジスタのような選択可能な接続部とすることができる。導波管50を1つ以上備えていて、各個が異なる第1の長さL151を有する印刷回路のために、選択可能な接続部は有利である。印刷回路基板は、異なるタイプのレーザーダイオード2と互換性を持たせるために、最適な第1の長さL151を備える導波管50を選択し、選択された導波管50の端部に低いインピーダンス、或いは短絡回路59を提供し、望まない電気反射を取り除くことができるように、導波管50の特性インピーダンスZ152に等しいインピーダンス59を選択することによって他方の導波管50とのインピーダンス整合をとることにより、設計することができる。これに代わって、或いはこれに加えて、いくつかのケースでは、電気的な反射を生じさせてレーザーダイオード2を駆動するための最適なパルス形状を作り出すために、追加の導波管50の、1つ以上のインピーダンス59を、導波管50の特性インピーダンスZ152よりも高いインピーダンスを持つように選択することができる。
図6を参照すると、時間64の中で、電気導波管50の第1の端部53から第2の端部55に向かって伝搬する正方向に立ち上がるステップ状の電圧信号61は、負方向に立ち下がるステップ状の電圧信号62として第1の端部53の方向に反射して戻る。正方向に立ち上がる信号61と負方向に立ち下がる信号62は反対の極性を備えている。結果として、第1の端部53におけるパルス63はパルス幅65を備え、これは電気導波管50の伝送遅延(時間64の約2倍の時間)に対応する。パルス63は導波管510に沿ってレーザーダイオード2に伝わる。導波管50の第1の長さL151を調整することによって、パルス幅65を予め定められた値に設定することができる。パルス幅65を10ピコ秒から500ピコ秒の範囲にすることは容易に実現できる。例えば、長いトラック長、同軸ケーブル、或いは他の形式の電気導波管を使用することによって、パルス幅を長くすることもできる。他の実施例の微分器4もまた可能である。
図5を参照すると、電気導波管510はレーザーダイオード2の第1の端子6に接続されている。レーザーダイオード2の第2の端子7は電気導波管511に接続されている。この実施例では、第1の端子6はレーザーダイオード2のアノードに接続されており、第2の端子7はレーザーダイオード2のカソードに接続されている。明確にするために、図3に示されるコンデンサは図5には示されていない。電気導波管511は第2の長さL2512と、第2の特性インピーダンスZ2513で規定される。変調器5は出力インピーダンスZ5514を備えている。第1と第2の特性インピーダンス52,513の典型的な値は50Ωである。変調器5が高速トランジスタ・トランジスタ論理(TTL)ゲートを使用して実現された場合、変調器が出力論理ゼロの時の出力インピーダンスZ3514は典型的にはおよそ2kΩであり、これは特性インピーダンスZ2513よりも高い。この結果、図7に示されるように、レーザーダイオード2から変調器5に向かって時間74の中で導波管511を移動するパルス71は、パルス71と同じ極性を備えるパルス72として導波管511で反射してレーザーダイオード2に戻る。伝送遅延75の後にレーザーダイオード2に到着したパルス72は、パルス71を増強して図示の信号73とする。パルスの追加によりレーザーダイオード2がオフになる。第2の長さL2512は、この結果、レーザーダイオード2によって放出される光パルス10の光パルス幅11を調整するように選択することができる。
図1を再び参照すると、レーザーダイオード2は光ファイバー14を使用して、少なくとも1つの光反射器16に接続されている。光反射器16は、レーザーダイオードから第3の距離L315だけ離れて位置している。光反射器16は、レーザーダイオード2によって放射された光パルス10を反射する。距離L315は、レーザーダイオード2によって放射された光パルス10がレーザーダイオード2に反射して戻り、これらがレーザーダイオード2の中で、この光パルスに続く光パルス10に時間的に重なるように選ぶことができる。レーザーダイオード2から光反射器16に至り、レーザーダイオード2に戻る光パルス10の往復時間は、光パルス10の周期12或いは周期12の整数倍であることが好ましい。この意味で、光パルス10の波長を安定させるために、レーザーダイオード2に光フィードバックが与えられるか、或いは光パルス10のパルス幅11が小さくされる。往復時間13を周期12に対応させるか、或いは周期の整数倍に対応させるかは、レーザーダイオード2がFabry−perot半導体レーザーダイオードである場合に有利であるが、レーザーダイオードが散型フィードバック(DFB)のような、異なる型のレーザーダイオードである場合も有利である。光反射器16はファイバー・ブラッグ格子であって良い。光反射器16の反射率は、0.1%から25%の範囲、好ましくは4%から2%の範囲とすれば良い。
レーザーダイオード2からの異なる第3の距離L315に、追加の光反射器16を位置させると有利であり、この異なる第3の距離L3は、異なる周期12のパルス列を与えるように選び、その結果、異なるパルスの繰り返し周波数とすることができる。追加の光反射器16は、そのパルス幅11が上述の第1の光反射器16によって与えられるものとは異なるように、例えば、少なくとも1つの反射率、中央の波長及び追加の光反射器16の帯域を調整することによって選ぶことができる。
また、誘導ブリュアン散乱を防ぐために、装置によって放射される光放射1の帯域を広げるように位置させた追加の光反射器16を持つことも有利である。これは特にパルス幅11が4ナノ秒よりも大きい場合に重要である。この結果、装置は、誘導ブリュアン散乱による問題を生じさせることなく、長いナノ秒、マイクロ秒、ミリ秒、或いはこれらよりも長いパルスと同様に、ピコ秒のパルスを放射することができるであろう。誘導ブリュアン散乱の影響を低減するために、このような反射器を使用することは、米国特許番号7,936,796号に記述されており、この特許はここでは参照する先願として本願に組み込まれる。
図1にはまた、レーザーダイオード2によって放射された光パルス10を増幅するように形成された光増幅器17が示されている。装置は、最初の増幅器はプリアンプとして動作し、最後の増幅器はパワーアンプとして動作する、1つ以上の光増幅器17を含んでも良い。光増幅器17は光ファイバー増幅器とすることができる。これに代えて、或いはこれに加えて、パワーアンプは、イットリウム・アルミニウム・ガーネット・アンプのようなソリッドステートアンプとすることができる。後者は、光パルスを増幅して、光ファイバー増幅器によって得られるよりも、一層高いピーク電力とするのに使用することができる。コントローラ35は、光増幅器17の中のポンプ(図示せず)を制御するのに使用することができる。ポンプを停止させることは、光パルス10が存在しない時に、光増幅器17からの増幅された望まない自然放射を低減するのに有利である。
図1の装置は、光パルスのパルス幅11を短くする、或いはパルス幅11を長くする、のどちらかに使用できる追加の分散素子18を備えるように描かれている。パルス幅を変更する方法は、レーザーダイオード2によって放射された光パルス10が回析されることに依存する。したがって、適切な分散素子18を選ぶことによって、パルス幅11は、短くするか、或いは長くするかのどちらかにすることができる。適切な分散素子18は、単一モードの光ファイバー長、フォトニックバンドギャップファイバー長、ブラッグ回折格子、或いはバルク格子を含む。分散素子18は、パルス幅11を50ピコ秒より小さく変更するように選ぶことができる。分散素子18は、パルス幅11を10ピコ秒より小さく変更するように選ぶことができる。この方法により、パルス幅11は数百ピコ秒から50ピコ秒まで短くすることができる。これよりも短いパルス幅11もまた得ることが可能である。
図3と図5の電気導波管50は、アース面56に短絡するように描かれている。図8に示されるように、電気導波管50は電圧レール82に短絡することが可能である。電圧レール82は、回路基板のための共通電圧レールであるか、或いは微分器4のために特別に作ることができる。好ましくは、電圧レール82はアース面に結合されないか、或いは確実なアースに結合されない。図8の変調器5は、リニアドライブ83を構成するものとして描かれている。変調器がオンになると、電流は電圧レール82からレーザーダイオード2を通って、変調器5を通り、グランドに流れる。この電流通路には、コンデンサのような直流の流れを遮断する結合要素は含まれていない。図1に示されるように、これに続く光の増幅は、例えば、米国特許番号7,936,796号に記述されているように、ナノ秒のパルス化されたレーザー光を提供するのに使用され、この特許はここでは参照する先願として本願に組み込まれる。本発明に記述したように、光反射器16は、誘導ブリュアン散乱の増大を防止したり、装置のダメージの防止するナノ秒のパルス化されたレーザーにおいて重要な機能を果たす。レーザーダイオード2を通常状態モードで駆動することも可能であり、このモードには、レーザーダイオード2が、連続した波状のレーザー放射を行うことが含まれる。
図8を参照すると、変調器5は、ステップリカバリパルス発生器3を通じて光パルス10を発生させるために、レーザーダイオード2のバイアスを閾値より低くするのに使用することができる。バイアス信号402は、リニアドライブ83を使用して発生させることができる。この代わりに、またはこれに加えて、バイアス信号402は独立したバイアス回路84により生成することができる。バイアス回路84はトランジスタ・トランジスタ論理(TTL)の論理ゲートを備えることができる。図8の装置は、バイアス回路84或いはリニアドライブ83のどちらかを用いてレーザーダイオード2をバイアスして、ステップリカバリパルス発生器3を作動させることにより、ピコ秒パルス85を提供するように使用することができる。装置はまた、リニアドライブ83を用いてレーザーダイオード2を通る駆動電流を制御することによって調整されたパルス形状を備える長いパルス86を発生させるのに使用することができる。装置は、ナノ秒、マイクロ秒、或いはミリ秒のパルス86によって追従された、分散された、或いは同時に提供された、1つ以上のピコ秒のパルス85を提供するという点で大きな有用性を備える。これに代わって、或いはこれに加えて、ステップリカバリパルス発生器3は、レーザーダイオード2が長いパルス86を放出している間に動作させることができる。レーザー工業において一般に使用されるように、ピコ秒パルスはパルス幅の範囲が1ピコ秒から1ナノ秒の間のパルスであり、ナノ秒パルスはパルス幅の範囲が1ナノ秒から1マイクロ秒の間のパルスであり、マイクロ秒パルスはパルス幅の範囲が1マイクロ秒から1ミリ秒の間のパルスであり、そして、ミリ秒パルスはパルス幅の範囲が1ミリ秒から1秒の間のパルスである。
図1の装置はまた、図9に示されるように、シードレーザー91とカプラー92とを含む。カプラー92は、少なくとも1つの光増幅器17によって引き続いて起こる増幅のために、シードレーザー91によって放出される光放射93を、レーザーダイオード2によって放出された光パルス10に結合するように配置されている。カプラー92は、カプラー、光ファイバーカプラー、分極化ビームスプリッタ、光ファイバー製の分極化ビームスプリッタ、波長分割多重カプラー、或いはレーザー工業において一般的に存在するその他のカプラーの何れでも良い。シードレーザー91は、ナノ秒からミリ秒までの長い光パルス95の形の光放射93を提供するように動作させることができる。光パルス95は、レーザーダイオード2からのピコ秒からナノ秒の光パルス10と結合させることができる。光パルス10は、図9に挿入された図に示されるように、光増幅器17に向かって伝搬するように、光パルス95に重畳させることができる。これに代えて、或いはこれに加えて、光パルス10は、光パルス95の異なる時間において発生する。このような光出力の柔軟性により、特に、高反射金属に対する切断、溶接、及びマーキングへのアプリケーションにおいて大きな有用性があり、このアプリケーションでは、レーザーダイオード2からの増幅されたピコ秒のパルスを、シードレーザー91からの増幅された光放射93の十分なカプリングを得るために使用することができる。
図1から図9により述べられた装置はまた、図10に示される要素106の表面104の上に光放射1をスキャンするためのスキャナー102を含むことができる。レーザー101は、図1,3,5,8,9に示される装置を備える。レーザー101から光放射1が出力され、光ファイバーケーブル105を通じてスキャナー102に供給され、対物レンズ103を使用して表面104の上に焦点が合わされる。レーザー101は、要素106にスロット108を切削形成するのに使用されると共に、要素106を第2の要素107に溶接するのに使用される。連続的な波の光放射と同様に、制御可能なピコ秒、ナノ秒、マイクロ秒、及びミリ秒のパルスを得る能力により、広い範囲の材料の加工を実現することができる。
図面を用いて上述した発明の実施例は単なる例示にすぎず、変形例や追加の処置及び構成により、性能を高めることができることに注意されたい。図面に示される個々の構成要素は、図面における使用を限定するものではなく、他の図面の中で、そして、本発明の全ての態様で使用されるであろう。本発明の権利範囲は、上述の特徴を、単独で、或いはどのように組み合わせても及ぶものである。

Claims (40)

  1. 光放射を提供する装置であって、該装置はレーザーダイオード、パルス発生器、及び変調器を備えており、この装置では、
    ・パルス発生器がピコ秒のパルスを放出するように形成されており、
    ・変調器がナノ秒のパルスを放出するように形成されており、
    ・レーザーダイオードが第1の端子と第2の端子を備えており、
    ・パルス発生器が第1の端子に接続されており、そして、
    ・変調器が、レーザーダイオードの発振閾値より低いバイアスをレーザーダイオードに印加するように形成されており、
    前記装置は、
    ・変調器が第2の端子に接続されている、
    ・パルス発生器が微分器に接続する半導体接合を備えている、
    ・半導体接合は、半導体接合を流れる電流により、半導体接合がオンするよりも一層急速に半導体接合がオフすることができるようになっており、そして、
    ・微分器は、半導体接合を流れる電流がオフされたことが電気パルスに変換された時に、階段状変化が起こるようになっており、これによってレーザーダイオードが利得スイッチングされてレーザーダイオードが1ナノ秒よりパルス幅が小さい光パルスを放出するようになっている、
    ことを特徴とする装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、半導体接合が、電流をオフするためにステップリカバリを使用するステップリカバリ装置の一部分を形成することを特徴とする装置。
  3. 請求項1または2に記載の装置であって、半導体接合及び微分器が、光パルス幅が250ナノ秒より小さくなるように形成されていることを特徴とする装置。
  4. 請求項3に記載の装置であって、半導体接合及び微分器が、光パルス幅が100ピコ秒より小さくなるように形成されていることを特徴とする装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の装置であって、パルス発生器が、半導体接合を備えるバイポーラトランジスタから形成されていることを特徴とする装置。
  6. 請求項5に記載の装置であって、バイポーラトランジスタが共通ベース増幅器として形成されていることを特徴とする装置。
  7. 請求項5または6に記載の装置であって、バイポーラトランジスタがカスコード増幅器の一部として形成されていることを特徴とする装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載の装置であって、微分器が第1の長さと第1の特性インピーダンスで規定される電気導波管を備え、半導体接合が電気導波管の第1の端部に接続されており、電気導波管の第2の端部が第1の特性インピーダンスよりも小さいインピーダンスによって規定されており、この結果、電気導波管の第1の端部から電気導波管の第2の端部に沿って伝搬する極性によって規定される階段状の電圧信号が発生し、この信号は反対の極性を備えて電気導波管の第1の端部に反射されて戻ることを特徴とする装置。
  9. 請求項1から7の何れか1項に記載の装置であって、第2の端子が、第2の長さと第2の特性インピーダンスによって規定される電気導波管で変調器に接続されており、変調器は出力インピーダンスによって規定されており、そして出力インピーダンスは第2の特性インピーダンスよりも高く、この結果、第2の端子から変調器に向かって電気導波管を伝搬する極性によって規定される電気パルスが、同じ極性で反射されることを特徴とする装置。
  10. 請求項1から9の何れか1項に記載の装置であって、レーザーダイオードによって放出される光パルスを受光するように形成された少なくとも1つの光反射器を備え、該光反射器はレーザーダイオードから第3の距離に位置していることを特徴とする装置。
  11. 請求項10に記載の装置であって、第3の距離は、光反射器によって反射される光パルスが連続する光パルスの各個に時間的にオーバーラップされるように選ばれることを特徴とする装置。
  12. 請求項1から11の何れか1項に記載の装置であって、半導体レーザーは、光パルスが回折するようになっており、装置が光パルスのパルス幅を変更するように形成された分散素子を含むことを特徴とする装置。
  13. 請求項12に記載の装置であって、分散素子は、パルス幅が50ピコ秒より小さく変更するように選ばれることを特徴とする装置。
  14. 請求項13に記載の装置であって、分散素子は、パルス幅が10ピコ秒より小さく変更するように選ばれることを特徴とする装置。
  15. 請求項1から14の何れか1項に記載の装置であって、レーザーダイオードによって放出される光パルスを増幅するように形成された少なくとも1つの光増幅器を含むことを特徴とする装置。
  16. 請求項15に記載の装置であって、シードレーザーとカプラーとを備えており、カプラーは、光増幅器による増幅が引き続いて起こるように、シードレーザーによって放出された光放射を、半導体レーザーによって放出された光放射に結合するように配置されていることを特徴とする装置。
  17. 請求項16に記載の装置であって、装置は、半導体レーザーによって放出された光パルスが、シードレーザーによって放出された光パルスに重畳されるように形成されていることを特徴とする装置。
  18. 請求項17に記載の装置であって、カプラーが分極化ビームスプリッタであることを特徴とする装置。
  19. 請求項1から18の何れか1項に記載の装置であって、要素の表面上に光放射をスキャンするためのスキャンヘッドを備えることを特徴とする装置。
  20. 光放射を提供する方法であって、
    ・第1の端子と第2の端子を備えるレーザーダイオードを設け、
    ・ナノ秒のパルスを放出する変調器を選択し、レーザーダイオードの発振閾値より低いバイアスをレーザーダイオードに印加できるように形成し、そして、
    この方法は、
    ・微分器に接続する半導体接合を備えているパルス発生器を選び、この半導体接合は、半導体接合を流れる電流により、半導体接合がオンするよりも一層急速に半導体接合がオフすることができるようになっている、
    ・パルス発生器は第1の端子に接続されており、
    ・変調器は第2の端子に接続されており、
    ・変調器を、レーザーダイオードの発振閾値より低いバイアスをレーザーダイオードに印加するように使用し、
    ・電流がオフされるように、半導体接合が出力電圧の中に階段状変化を放出するようにし、
    ・微分器を使用して出力電圧の階段状変化を微分して電気パルスを作り出し、そして
    ・電気パルスを使用して、レーザーダイオードを利得スイッチングして、レーザーダイオードが1ナノ秒よりパルス幅が小さい光パルスを放出するようにする、
    ことを特徴とする、方法。
  21. 請求項20に記載の方法であって、半導体接合が、電流をオフするためにステップリカバリを使用するステップリカバリ装置の一部分を形成することを特徴とする方法。
  22. 請求項20または21に記載の方法であって、半導体接合が選択され、微分器が、光パルス幅が250ナノ秒より小さくなるように形成されていることを特徴とする方法。
  23. 請求項22に記載の方法であって、半導体接合が選択され、微分器が、光パルス幅が100ピコ秒より小さくなるように形成されていることを特徴とする方法。
  24. 請求項20から23の何れか1項に記載の方法であって、パルス発生器が、半導体接合を備えるバイポーラトランジスタから形成されていることを特徴とする方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、バイポーラトランジスタが共通ベース増幅器として形成されていることを特徴とする方法。
  26. 請求項24または25に記載の方法であって、バイポーラトランジスタがカスコード増幅器の一部として形成されていることを特徴とする方法。
  27. 請求項20から26の何れか1項に記載の方法であって、微分器が第1の長さと第1の特性インピーダンスで規定される電気導波管を備え、半導体接合が電気導波管の第1の端部に接続されており、電気導波管の第2の端部が第1の特性インピーダンスよりも小さいインピーダンスによって規定されており、この結果、電気導波管の第1の端部から電気導波管の第2の端部に沿って伝搬する極性によって規定される階段状の電圧信号が発生し、この信号は反対の極性を備えて電気導波管の第1の端部に反射されて戻ることを特徴とする方法。
  28. 請求項27に記載の方法であって、第1の長さは所望の長さのパルス幅を与えるように選択されることを特徴とする方法。
  29. 請求項20から27の何れか1項に記載の方法であって、第2の端子が、第2の長さと第2の特性インピーダンスによって規定される電気導波管で変調器に接続されており、変調器は出力インピーダンスによって規定されており、そして出力インピーダンスは第2の特性インピーダンスよりも高く、この結果、第2の端子から変調器に向かって電気導波管を伝搬する極性によって規定される電気パルスが、同じ極性で反射されることを特徴とする方法。
  30. 請求項29に記載の方法であって、第2の長さは所望の長さのパルス幅を与えるように選択されることを特徴とする方法。
  31. 請求項20から30の何れか1項に記載の方法であって、レーザーダイオードによって放出される光パルスを受光するように形成された少なくとも1つの光反射器を備え、該光反射器はレーザーダイオードから第3の距離に位置していることを特徴とする方法。
  32. 請求項31に記載の方法であって、第3の距離は、光反射器によって反射される光パルスが、連続する光パルスの各個に時間的にオーバーラップされるように選ばれることを特徴とする方法
  33. 請求項20から32の何れか1項に記載の方法であって、半導体レーザーから放出される光パルスは回折するようになっており、本方法が光パルスのパルス幅を変更するように形成された分散素子を含むことを特徴とする方法。
  34. 請求項33に記載の方法であって、分散素子は、パルス幅が50ピコ秒より小さく変更するように選ばれることを特徴とする方法。
  35. 請求項34に記載の方法であって、分散素子は、パルス幅が10ピコ秒より小さく変更するように選ばれることを特徴とする方法。
  36. 請求項20から35の何れか1項に記載の方法であって、レーザーダイオードによって放出される光パルスを増幅するように形成された少なくとも1つの光増幅器を含むことを特徴とする方法。
  37. 請求項20から36の何れか1項に記載の方法であって、シードレーザーとカプラーとを備えており、カプラーは、光増幅器による増幅が引き続いて起こるように、光シードレーザーによって放出された光放射を、半導体レーザーによって放出された光放射に結合するように配置されていることを特徴とする方法。
  38. 請求項37に記載の方法であって、本方法は、半導体レーザーによって放出された光パルスが、シードレーザーによって放出された光パルスに重畳されるように形成されていることを特徴とする方法。
  39. 請求項37に記載の方法であって、カプラーが分極化ビームスプリッタであることを特徴とする方法。
  40. 請求項20から39の何れか1項に記載の方法であって、要素の表面上に光放射をスキャンするためのスキャンヘッドを備えることを特徴とする方法。
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