以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の通知システムの第1の実施の形態が適用されたシステム環境の一例を示す図である。
本例は図1に示すように、携帯端末10と、データベースサーバ30と、管理サーバ20と、印刷システム40とから構成されている。
携帯端末10は、本願発明における情報表示端末となるものであって、ネットワーク50を介して管理サーバ20に接続可能に構成され、印刷システム40にて作製されて発送された印刷物の受取人が操作可能なものである。例えば、携帯電話やスマートフォン等が考えられる。
データベースサーバ30は、印刷提供データベース31と、顧客データベース32と、URLデータベース33と、コンテンツデータベース34と、発送日データベース35とを有している。
印刷提供データベース31には、印刷システム40にて作製される印刷物に印刷されるデータが登録されている。
顧客データベース32には、顧客の氏名や住所、年齢、電子メールアドレス等の属性情報の他、趣味等の嗜好情報からなる顧客データが登録されている。
URLデータベース33には、顧客にサービスを提供するための情報画面のアクセス情報となるURLが、顧客毎、または顧客の年齢や嗜好毎に設定されたものが登録されている。
コンテンツデータベース34には、印刷システム40にて作製された印刷物に記載された識別情報が携帯端末10を介して入力された場合に携帯端末10に送信される画面情報が登録されている。
発送日データベース35には、印刷システム40にて作製された印刷物が受取人に発送される日を特定するデータが登録されている。
管理サーバ20は、本形態の通知システムを用いたサービスの提供側が運営するものであって、データ取得部21と、メール作成部22と、メール送信部23と、タイマ24と、アクセス受付部25と、入力画面送信部26と、開封認識部27と、コンテンツ取得部28と、コンテンツ画面送信部29とを有している。
データ取得部21は、顧客データベース32から顧客データを取得し、取得した顧客データに対応する印刷提供データとURLデータとを印刷提供データベース31とURLデータベース33とからそれぞれ取得する。
メール作成部22は、本願発明における通知画面作成手段となるものであって、データ取得部21にて取得された顧客データ、印刷提供データ及びURLデータを用いて、予告電子通知画面となる電子メールを作成する。
メール送信部23は、本願発明における情報送信手段となるものであって、メール作成部22にて作成された電子メールを、ネットワーク50を介してその送信先に送信する。
タイマ24は、メール送信部23にて電子メールが送信されてからの時間を計測する。
アクセス受付部25は、メール作成部22にて作成された電子メールに埋め込まれたリンク情報を用いての携帯端末10からのアクセスを受け付ける。
入力画面送信部26は、本願発明における入力画面送信手段となるものであって、アクセス受付部25にてアクセスが受け付けられた場合、識別情報となるIDとパスワードを入力するための入力画面を携帯端末10に送信する。
開封認識部27は、本願発明における開封情報受信手段となるものであって、入力画面送信部26から送信された入力画面にIDとパスワードが入力された場合に、印刷システム40にて作製された印刷物が開封された旨の情報を受信し、印刷物が開封された旨を認識する。
コンテンツ取得部28は、開封認識部27にて印刷物が開封された旨が認識された場合に、コンテンツデータベース34から対応するコンテンツデータを取得する。
コンテンツ画面送信部29は、コンテンツ取得部28にて取得されたコンテンツデータが記載されたコンテンツ画面を携帯端末10に送信する。
印刷システム40は、データ取得部41と、印刷物作製部42と、発送日管理部43と、発送部44とを有している。
データ取得部41は、印刷システム40にて作製される印刷物の送付先の顧客データを顧客データベース32から取得するとともに、印刷システム40にて作製される印刷物に印刷する印刷提供データを印刷提供データベース31から取得する。
印刷物作製部42は、データ取得部41にて取得された顧客データと印刷提供データを用いて印刷物を作製する。
発送日管理部43は、発送日データベース35を参照し、印刷物作製部42にて作製された印刷物が受取人に発送される日を特定する。
発送部44は、印刷物作製部42にて作製された印刷物を、発送日管理部43にて特定された日に発送する。
以下に、上記のように構成されたシステム環境において印刷システム40にて印刷物を作製してから管理サーバ20からコンテンツ画面を提供するまでの処理について説明する。
まず、印刷システム40にて印刷物を作製して発送する際の処理について説明する。
図2は、図1に示したシステム環境において印刷システム40にて印刷物を作製して発送する際の処理を説明するためのフローチャートである。
図1に示したシステム環境において印刷システム40にて印刷物を作製して発送する場合は、まず、データ取得部41にて、印刷システム40にて作製される印刷物の送付先の顧客データが顧客データベース32から取得されるとともに、印刷システム40にて作製される印刷物に印刷される印刷提供データが印刷提供データベース31から取得される(ステップ1)。ここで、本例にて作製される印刷物は広告郵便である。広告郵便は、送付料金が信書郵便と比べて安価である一方、送付先毎に個別の情報を印刷することができない。そのため、データ取得部41においては、作製される広告郵便の送付先によらずに広告郵便の種類に応じた印刷提供データが印刷提供データベース31から取得される。
次に、印刷物作製部42において、データ取得部41にて取得された印刷提供データを用いて印刷物が作製される(ステップ2)。
図3は、図1に示した印刷システム40にて作製される印刷物を示す図であり、(a)は表面図、(b)は見開いた状態の内側の面を示す図である。
図1に示した印刷システム40にて作製される印刷物としては、本願発明における識別情報隠蔽体の一形態である隠蔽通知書面となるものであって、図3に示すように、折り部1cを介して連接した表面紙片1aと裏面紙片1bとが、折り部1cを中心に折り畳まれて剥離可能に貼着された宣伝広告用の通知物である広告郵便1が考えられる。
表面紙片1aには、折り畳まれた状態における外側の面に、広告郵便1の送付先の氏名や住所からなる宛先情報2が印字されるとともに、表紙情報3が印刷されている。また、表面紙片1aの折り畳まれた状態における内側の面には、優遇内容となるキャンペーン情報4a〜4cが印刷されている。
裏面紙片1bには、折り畳まれた状態における内側の面に、優遇内容となるクーポン情報4d,4e及び識別情報となるID5a及びパスワード5bが印刷されている。なお、ID5a及びパスワード5bにおいては、上述したように広告郵便1が送付先毎に個別の情報を印刷することができないため、広告郵便1の受取人によらずに一律のものとなっている。
上記のように構成された広告郵便1は、宛先情報2が印字されるとともに、表紙情報3、キャンペーン情報4a〜4c、クーポン情報4d,4e、ID5a及びパスワード5bが印刷された後、キャンペーン情報4a〜4c、クーポン情報4d,4e、ID5a及びパスワード5bが印刷された面が内側となるように、表面紙片1aと裏面紙片1bとが折り部1cを中心に折り畳まれて剥離可能に貼着された状態で発送されることになる。そのため、広告郵便1の送付途中においては、キャンペーン情報4a〜4c、クーポン情報4d,4e、ID5a及びパスワード5bが閲覧不可能となっており、ID5a及びパスワード5bが、広告郵便1によって隠蔽された状態で広告郵便1が送付される。
次に、発送日管理部43において、発送日データベース35が参照され、印刷物作製部42にて作製された広告郵便1が受取人に発送される日が特定される(ステップ3)。ここで、発送日データベース35には、印刷システム40にて作製された印刷物が受取人に発送される日を特定するデータが印刷物毎に登録されており、発送日管理部43において、発送日データベース35に登録されたデータに基づいて、広告郵便1が受取人に発送される日が特定されることになる。なお、印刷物作製部42にて広告郵便1が作製された後に、その発送日を発送日データベース35に登録する構成としてもよい。
その後、発送部44において、印刷物作製部42にて作製された広告郵便1が、発送日管理部43にて特定された日に発送される(ステップ4)。
次に、管理サーバ20にて電子メールを作成して送信する際の処理について説明する。
図4は、図1に示したシステム環境において管理サーバ20にて電子メールを作成して送信する際の処理を説明するためのフローチャートである。
上記のように印刷システム40にて広告郵便1が作製される一方、管理サーバ20においては、まず、データ取得部21において、広告郵便1の送付先の顧客データが顧客データベース32から取得されるとともに、取得した顧客データに対応する印刷提供データとURLデータとが印刷提供データベース31とURLデータベース33とからそれぞれ取得される(ステップ11)。ここで、印刷提供データベース31には、印刷システム40にて作製される広告郵便1等の印刷物に印刷されるデータに関連して、管理サーバ20にて作成される電子メールに記載されるデータが、顧客の年齢や嗜好に応じて検索可能に登録されている。例えば、自動車に関するデータには、嗜好情報として自動車が対応づけられており、また、ファッションに関するデータには、属性情報として20代の女性が対応づけられている。そのため、データ取得部41においては、顧客データベース32から取得した顧客データに基づいて検索された印刷提供データを印刷提供データベース31から取得することとなる。また、データ取得部21においては、印刷システム40にて作製される広告郵便1に印刷された表紙情報3のデータも、印刷提供データベース31から取得される。また、URLデータベース33においては、管理サーバ20にて作成される電子メールにリンク情報として埋め込まれるURLが、印刷提供データベース31と同様に、顧客の年齢や嗜好に応じて検索可能に登録されている。そのため、データ取得部41においては、顧客データベース32から取得した顧客データに基づいて検索されたURLをURLデータベース32から取得することとなる。
次に、メール作成部22において、データ取得部21にて取得された顧客データ、印刷提供データ及びURLデータを用いて電子メールが作成される(ステップ12)。
図5は、図1に示した管理サーバ20にて作成される電子メールを示す図である。
図1に示した管理サーバ20にて作成される電子メールには、図5に示すように、データ取得部21にて顧客データベース32から取得された顧客の氏名からなる宛先情報8と、データ取得部21にて印刷提供データベース31から取得されたデータに応じたキャンペーン名を含んだキャンペーン情報6aとが記載されている。このキャンペーン情報6aは、広告郵便1に記載されたキャンペーン情報4a〜4c及びクーポン情報4d,4eのうち、データ取得部21にて取得された顧客データに基づいて検索された、例えばキャンペーン情報4aに関するものである。また、データ取得部21において、印刷システム40にて作製される広告郵便1に印刷された表紙情報3のデータが印刷提供データベース31から取得されていることで、この表紙情報3が表示された広告郵便1の画像イメージ6bが記載されている。さらに、データ取得部21にてURLデータベース33から取得されたURLによるリンク情報7が埋め込まれている。このリンク情報7は、電子メールの送信先によらずに広告郵便1の種類に応じて一律となる固定パラメータ7aと、電子メールの送信先に応じて設定される動的パラメータ7bとから構成されている。すなわち、URLデータベース33においては、管理サーバ20にて作成される電子メールにリンク情報として埋め込まれるURLが、広告郵便1の種類に応じて、顧客の年齢や嗜好によって動的パラメータ7bが互いに異なるものとして登録されており、データ取得部21によって、顧客の年齢や嗜好に応じて検索されることになる。また、広告郵便1に記載された情報のうち、広告郵便1の受取人に特に見てもらいたいポイントを記載してもよい。
次に、メール送信部23において、発送日データベース35が参照され、作成された電子メールの送信先に発送される広告郵便1の発送日が確認される(ステップ13)。これは、発送日データベース35において、広告郵便1の発送日を顧客毎に予め付与された識別情報や広告郵便1の種類毎に登録しておき、これら識別情報や種類をキーワードとして検索することが考えられる。なお、実際には、メール作成部22においては、図5に示したような電子メールそのものが作成されるのではなく、図5に示したような電子メールを携帯端末10側のアプリにて表示するためのソースコード等の表示情報が組み立てられることとなる。
次に、メール送信部23において、メール作成部22にて作成された電子メールが、データ取得部21にて顧客データベース32から取得された電子メールアドレスを宛先としてネットワーク50を介して携帯端末10に送信される(ステップ14)。この際、ステップ13にて確認された広告郵便1の発送日に基づいて、広告郵便1が受取人に届く日時より前の送信タイミングが決定され、その送信タイミングにおいて、メール作成部22にて作成された電子メールが送信されることになる。例えば、ステップ13にて確認された広告郵便1の発送日を電子メールの送信タイミングとすることが考えられる。なお、メール送信部23においても、実際には、図5に示したような電子メールそのものが送信されるのではなく、メール作成部22にて組み立てられたソースコード等の表示情報が送信されることとなる。
その後、管理サーバ20から送信された電子メールは、ネットワーク50を介して携帯端末10にて受信、表示されることとなる(ステップ15)。なお、携帯端末10においても、実際には、上述したように、メール送信部23からは電子メールを表示するための表示情報が送信されてくるため、表示情報が受信されると、インストールされているアプリによって表示情報による電子メールが表示されることとなる。
このようにして、印刷システム40から発送された広告郵便1の受取人は、携帯端末10にて受信された電子メールを閲覧することで、広告郵便1が送付されてくることを知ることができる。その際、電子メールには、上述したように、広告郵便1を用いて提供されるキャンペーンに関するキャンペーン情報6aが記載されていることで、広告郵便1を受け取る前にキャンペーン情報6aに関する情報が通知されることを知ることができ、広告郵便1についてその受取人に興味を沸かせることができ、それにより、広告郵便1の開封率を向上させることができる。また、携帯端末10にて受信された電子メールには、上述したように、印刷システム40から発送された広告郵便1の画像イメージ6bが記載されているため、広告郵便1を受け取った受取人は、受け取った広告郵便1が、携帯端末10にて受信された電子メールにて通知されたものであることを容易に認識することができる。
次に、印刷システム40から発送された広告郵便1の受取人が、この広告郵便1と、管理サーバ20から送信されて携帯端末10にて受信された電子メールとを用いてサービスを受ける際の処理について説明する。
図6は、図1に示した印刷システム40から発送された広告郵便1の受取人が管理サーバ20にアクセスする際の処理を説明するためのフローチャートである。
上述したように管理サーバ20から送信された電子メールが携帯端末10にて受信され、印刷システム40から発送された広告郵便1が受取人に届けられた後、広告郵便1の受取人によって、携帯端末10にて受信された電子メールに埋め込まれたリンク情報7が指定されると、管理サーバ20へのアクセスが行われる(ステップ21)。この際、広告郵便1が送付されてきたことで、リンク情報が埋め込まれた電子メールを受信しただけの場合と比べて、広告郵便1の受取人におけるサービスに対する信頼性が高まり、管理サーバ20へのアクセスが行われる可能性が高まる。また、管理サーバ20へのアクセスをするためのリンク情報7が電子メールに埋め込まれていることで、広告郵便1に記載されたURLを入力したり、二次元コードを読み取ってアクセスしたりする等の手間をかけることなく、広告郵便1という書面では表せない追加の情報を、広告郵便1の受取人に提供することができる。
すると、管理サーバ20のアクセス受付部25において、携帯端末10からのアクセスが受け付けられ、入力画面送信部26において、広告郵便1に記載されたID5aとパスワード5bを入力するための入力画面がネットワーク50を介して携帯端末10に送信される(ステップ22)。
図7は、図1に示した管理サーバ20から携帯端末10に送信される入力画面を示す図である。
管理サーバ20の入力画面送信部26から送信される入力画面は、図7に示すように、広告郵便1に記載されたID5aを入力するためのID入力エリア9aと、広告郵便1に記載されたパスワード5bを入力するためのパスワード入力エリア9bと、ID入力エリア9aに入力されたIDとパスワード入力エリア9bに入力されたパスワードとを管理サーバ20に送信するための送信ボタン9cとが設けられており、このように構成された入力画面が携帯端末10にて受信されて表示される(ステップ23)。
広告郵便1の受取人は、このID入力エリア9aとパスワード入力エリア9bとのそれぞれに、広告郵便1に記載されたID5aとパスワード5bとを入力するためには、広告郵便1を開封する必要があり、それにより、広告郵便1が、表面紙片1aと裏面紙片1bとが剥離されて開封されることになる。また、携帯端末10に送信されてきた電子メールに記載されたキャンペーン情報6aが、広告郵便1の折り畳み状態における内側となる面に記載されたキャンペーン情報4aに関するものであることにより、広告郵便1の受取人が、電子メールに記載されたキャンペーン情報6aについてさらに知りたくなることで、広告郵便1を開封することとなり、広告郵便1の開封率をさらに向上させることができる。
そして、携帯端末10に表示された入力画面におけるID入力エリア9aとパスワード入力エリア9bとのそれぞれに、広告郵便1に記載されたID5aとパスワード5bとが入力され、送信ボタン9cが押下されることでID5aとパスワード5bとが携帯端末10から送信されると(ステップ24)、送信されたID5aとパスワード5bは、ネットワーク50を介して管理サーバ20の開封認識部27にて受信される(ステップ25)。
開封認識部27においては、携帯端末10から送信されたID5aとパスワード5bとが受信された場合、受信されたID5aとパスワード5bとが、広告郵便1に記載されたものであることから、ID5aとパスワード5bとが広告郵便1が開封された旨の情報として受信され、広告郵便1が開封された旨が認識される(ステップ26)。そして、開封認識部27においては、広告郵便1が開封された旨が開封履歴として登録される。このようにして、広告郵便1が開封されたかどうかの履歴を管理サーバ20側で回収することができる。なお、広告郵便1が開封されたにも関わらず、広告郵便1に記載されたID5aとパスワード5bが入力、送信されない場合も考えられるが、広告郵便1に記載されたID5aとパスワード5bが受信されたことで、広告郵便1のおおよその開封率を把握することができ、さらには、顧客データベース32に登録された顧客データと照合することで、広告郵便1の受取人の属性情報や嗜好に応じた開封率を把握することもできる。
次に、コンテンツ取得部28において、コンテンツデータベース34から対応するコンテンツデータが取得される(ステップ27)。コンテンツデータベース34には、印刷提供データベース31と同様に、携帯端末10に送信されるコンテンツが、顧客の年齢や嗜好に応じて検索可能に登録されている。コンテンツ取得部28においては、携帯端末10から送信されてきたID及びパスワードと、そのID及びパスワードが入力された入力画面とを認識することで、顧客の年齢や嗜好に応じたコンテンツを検索することができる。これは、入力画面送信部26から携帯端末10に送信された入力画面が、データ取得部21にて取得された顧客データに応じて電子メールに記載されたURLが指定されたことによるものであるためである。
コンテンツ取得部28にて取得されたコンテンツは、コンテンツ画面送信部29から送信され(ステップ28)、ネットワーク50を介して携帯端末10にて受信されて表示されることになる(ステップ29)。
携帯端末10にてコンテンツ画面が表示された後、広告郵便1の受取人は、このコンテンツ画面を用いてキャンペーンの詳細な内容を確認したり、キャンペーンへのエントリーを行ったりする等、所定の操作を行ってサービスを利用することとなる。
上述したように、本形態においては、携帯端末10に送信する電子メールに埋め込まれるリンク情報7が、電子メールの送信先によらずに広告郵便1の種類に応じて一律となる固定パラメータ7aと、電子メールの送信先に応じて設定される動的パラメータ7bとから構成されている。そのため、送付料金が信書郵便と比べて安価であるものの、送付先毎に個別の情報を印刷することができない広告郵便1を隠蔽通知書面として用いたことによって広告郵便1の受取人に個別のID及びパスワードを印刷することができない場合であっても、広告郵便1の受取人に応じたサービスを提供することができる。このように本形態においては、広告郵便1に、広告郵便1の受取人によらずに一律のID5a及びパスワード5bが印刷されているが、携帯端末10に送信する電子メールに埋め込まれるリンク情報7によって受取人が特定可能となっているため、広告郵便1には、キャンペーンを特定するためのID5aのみが印刷されていればよい。
ここで、開封認識部27にて広告郵便1が開封された旨が認識されない場合に、管理サーバ20にて広告郵便1の開封を督促する構成も考えられる。
図8は、図1に示した管理サーバ20において広告郵便1が開封された旨が認識されない場合に広告郵便1の開封を督促する処理を説明するためのフローチャートである。
上記のようにメール作成部22にて作成された電子メールがメール送信部23から、広告郵便1の受取人が操作する携帯端末10に送信された後(ステップ31)、タイマ24において、電子メールが送信されてからの時間が計測されており、開封認識部27において広告郵便1が開封された旨が認識されない時間が一定時間経過した場合(ステップ32,33)、メール送信部23から携帯端末10に再度電子メールが送信される。この処理は、開封認識部27にて広告郵便1が開封された旨が認識されるか、携帯端末10への電子メールの送信回数が所定回数に達するまで行われる(ステップ34)。
このようにして、開封認識部27において広告郵便1が開封された旨が認識されるまで、広告郵便1の受取人が操作する携帯端末10に電子メールを所定回数送信することで、広告郵便1の開封を督促することができる。その際、携帯端末10に送信する電子メールは、同一のアプリケーションを用いることで、広告郵便1の受取人は、送信されてくる複数の電子メールが同一の通知であることを認識することができる。特に、予告電子通知画面として、LINE(登録商標)を用い、管理サーバ20から送信される複数の通知が携帯端末10の1つの画面内に表示されれば、同一の通知であることがわかりやすい。
図9は、広告郵便1の開封を督促するために管理サーバ20から送信される予告通知画面の一例を示す図である。
図9に示すように、図5に示した電子メールに記載された宛先情報8やキャンペーン情報6a、リンク情報7等からなるメッセージ11が、開封認識部27にて広告郵便1が開封された旨が認識されるか、携帯端末10への予告通知画面の送信回数が所定回数に達するまで一定時間毎に繰り返し送信され、その受信時刻を示す時刻情報12とともに、携帯端末1の1つの画面内に表示することが考えられる。
これにより、上述したように、一定時間毎に送信されてくるメッセージ11が同一の通知であることがわかりやすくなる。
(第2の実施の形態)
図10は、本発明の通知システムの第2の実施の形態が適用されたシステム環境の一例を示す図である。
本例は図10に示すように、図1に示したものに対して、データベースサーバ30がURLデータベース33を有していない点が異なるものである。これは、図1に示したものが、隠蔽通知書面として広告郵便1が印刷システム40にて作製される場合のシステム環境である一方、本例は、隠蔽通知書面として信書郵便が印刷システム40にて作製される場合のシステム環境であるためである。
信書郵便は、広告郵便に対して送付料金が高いものの、送付先毎に個別の情報を印刷することができる。
そこで、本例においては、印刷システム40において、信書郵便の受取人毎に設定されたID及びパスワードを信書郵便に印刷して受取人に通知することで、管理サーバ20から携帯端末10に送信されてくる入力画面にID及びパスワードが入力された場合に、携帯端末10に信書郵便の受取人に応じたコンテンツ画面が提供されることになる。そのため、管理サーバ20においては、携帯端末10に送信する電子メールに埋め込まれるリンク情報を、信書郵便の受取人に応じて異ならせる必要がなく、そのため、データベースサーバ20がURLデータベース33を有さず、メール作成部22において、予め設定されたURLをリンク情報として電子メールに埋め込めばよい。
上記のように構成された本形態においても、印刷システム40から発送された信書郵便の受取人は、携帯端末10にて受信された電子メールを閲覧することで、信書郵便が送付されてくることを知ることができる。その際、電子メールには、図1に示したものと同様に、信書郵便を用いて提供されるキャンペーン等のお奨め情報が記載されていることで、信書郵便を受け取る前にお奨め情報が通知されることを知ることができ、信書郵便についてその受取人に興味を沸かせることができ、それにより、信書郵便の開封率を向上させることができる。
なお、隠蔽通知書面としては、封筒、封書、隠蔽はがき等、周知のものを採用することができる。
(第3の実施の形態)
図11は、本発明の通知システムの第3の実施の形態が適用されたシステム環境の一例を示す図である。
本例は図11に示すように、図1に示したものに対して、開封認識部27において、メール送信部23にてメッセージが送信されてから、入力画面送信部26から送信された入力画面にIDが入力されるまでの時間が認識される点が異なるものである。また、本例における印刷システム40は、識別情報隠蔽体として、物品が内包された送付物を発送するものであって、印刷物作製部42においては、送付物に貼付する配送ラベルや、物品とともに内包される送付状を印刷、作製する。
以下に、上記のように構成されたシステム環境において印刷システム40にて送付物を発送してから管理サーバ220からコンテンツ画面を提供するまでの処理について説明する。
まず、印刷システム40にて送付物を発送する際の処理について説明する。
図12は、図11に示したシステム環境において印刷システム40にて送付物を発送する際の処理を説明するためのフローチャートである。
図11に示したシステム環境において印刷システム40にて送付物を発送する場合は、まず、データ取得部41にて、印刷システム40にて発送される送付物の送付先の顧客データが顧客データベース32から取得されるとともに、印刷システム40にて発送される送付物に内包される送付状に印刷される印刷提供データが印刷提供データベース31から取得される(ステップ101)。この際、データ取得部41においては、発送される送付物の送付先によらずに送付物の種類に応じた印刷提供データを印刷提供データベース31から取得してもよいし、発送される送付物の送付先に応じた印刷提供データを印刷提供データベース31から取得してよい。送付物の送付先に応じた印刷提供データを印刷提供データベース31から取得する場合は、顧客データベース32から取得された顧客データに応じた印刷データを印刷提供データベース31から検索することになる。
次に、印刷物作製部42において、データ取得部41にて取得された印刷提供データを用いて配送ラベルや送付状が作製され(ステップ102)、送付状が物品とともに送付物に内包され、また、配送ラベルが送付物に貼付される。
次に、発送日管理部43において、発送日データベース35が参照され、送付物が受取人に発送される日が特定される(ステップ103)。ここで、発送日データベース35には、送付物が受取人に発送される日を特定するデータが送付物毎に登録されており、発送日管理部43において、発送日データベース35に登録されたデータに基づいて、送付物が受取人に発送される日が特定されることになる。なお、印刷物作製部42にて作製された送付状が物品とともに送付物に内包され、また、配送ラベルが送付物に貼付された後に、その発送日を発送日データベース35に登録する構成としてもよい。
その後、発送部44において、印刷物作製部42にて作製された送付状が物品とともに内包され、配送ラベルが貼付された送付物が、発送日管理部43にて特定された日に発送される(ステップ104)。
図13は、図11に示した印刷システム40から発送される送付物を示す図であり、(a)は全体の外観を示す図、(b)は送付物に内包された送付状の構成を示す図である。
図11に示した印刷システム40から発送される送付物としては、図13に示すように、箱体201a内に物品となる商品サンプル202a,202bとともに送付状203が内包されてなる送付体201が考えられる。
商品サンプル202a,202bとともに箱体201aに内包される送付状203には、送付物201の送付先の氏名等の宛先情報203aと、商品サンプル202a,202bに関する案内情報203bと、優遇内容となるキャンペーン情報204a〜204cとが印刷されているとともに、識別情報となるID205aが印刷されている。なお、ID205aは、商品サンプルに関するキャンペーンを特定可能なものである。このように、ID205aは、送付物201に内包される送付状203に印刷されることにより、送付物201の送付途中においては隠蔽された状態となっており、送付物201が開封された際に閲覧可能な領域に記載されたものとなっている。
次に、管理サーバ220にてメッセージを作成して送信する際の処理について説明する。
図14は、図11に示したシステム環境において管理サーバ220にてメッセージを作成して送信する際の処理を説明するためのフローチャートである。
上記のように印刷システム40にて送付物201が発送される一方、管理サーバ220においては、まず、データ取得部21において、送付物201の送付先の顧客データが顧客データベース32から取得されるとともに、取得した顧客データに対応する印刷提供データとURLデータとが印刷提供データベース31とURLデータベース33とからそれぞれ取得される(ステップ111)。ここで、印刷提供データベース31には、図1に示したものと同様に、印刷システム40にて発送される送付物201等の印刷物に印刷されるデータに関連して、管理サーバ220にて作成されるメッセージに記載されるデータが、顧客の年齢や嗜好に応じて検索可能に登録されている。そのため、データ取得部41においては、顧客データベース32から取得した顧客データに基づいて検索された印刷提供データを印刷提供データベース31から取得することとなる。また、URLデータベース33においては、管理サーバ220にて作成されるメッセージにリンク情報として埋め込まれるURLが、印刷提供データベース31と同様に、顧客の年齢や嗜好に応じて検索可能に登録されている。そのため、データ取得部41においては、顧客データベース32から取得した顧客データに基づいて検索されたURLをURLデータベース32から取得することとなる。
次に、メール作成部22において、データ取得部21にて取得された顧客データ、印刷提供データ及びURLデータを用いてメッセージが作成される(ステップ112)。
図15は、図11に示した管理サーバ220にて作成されたメッセージ画面を示す図である。
図11に示した管理サーバ220にて作成されたメッセージは、図15に示すように、データ取得部21にて顧客データベース32から取得された顧客の氏名からなる宛先情報208と、データ取得部21にて印刷提供データベース31から取得されたデータに応じたキャンペーン名を含んだキャンペーン情報206aとが記載されている。このキャンペーン情報206aは、送付状203に記載されたキャンペーン情報204a〜204cのうち、データ取得部21にて取得された顧客データに基づいて検索された、例えばキャンペーン情報204aに関するものである。また、データ取得部21にてURLデータベース33から取得されたURLによるリンク情報207が埋め込まれている。このリンク情報207は、図5に示したものと同様に、メッセージの送信先によらずに送付物201の種類に応じて一律となる固定パラメータと、メッセージの送信先に応じて設定される動的パラメータとから構成することで、このリンク情報7が指定された場合に、メッセージの送信先に応じた情報画面を提供することができるようになる。また、メッセージ211には、リンク情報207を指定することによって携帯端末10に提供される情報入力画面に、送付状203に印刷されたID205aを入力するための期限を示す入力期限情報213が表示されている。
次に、メール送信部23において、発送日データベース35が参照され、作成されたメッセージの送信先に発送される送付物201の発送日が確認される(ステップ113)。これは、発送日データベース35において、送付物201の発送日を顧客毎に予め付与された識別情報や送付物201の種類毎に登録しておき、これら識別情報や種類をキーワードとして検索することが考えられる。なお、実際には、メール作成部22においては、図15に示したようなメッセージそのものが作成されるのではなく、図15に示したようなメッセージを携帯端末10側のアプリにて表示するためのソースコード等の表示情報が組み立てられることとなる。
次に、メール送信部23において、メール作成部22にて作成されたメッセージが、データ取得部21にて顧客データベース32から取得されたアドレスを宛先としてネットワーク50を介して携帯端末10に送信される(ステップ114)。この際、ステップ113にて確認された送付物201の発送日に基づいて、送付物201が受取人に届く日時より前の送信タイミングが決定され、その送信タイミングにおいて、メール作成部22にて作成されたメッセージが送信されることになる。例えば、ステップ113にて確認された送付物201の発送日をメッセージの送信タイミングとすることが考えられる。なお、メール送信部23においても、実際には、図15に示したようなメッセージそのものが送信されるのではなく、メール作成部22にて組み立てられたソースコード等の表示情報が送信されることとなる。
その後、管理サーバ20から送信されたメッセージは、ネットワーク50を介して携帯端末10にて受信、表示されることとなる(ステップ115)。なお、携帯端末10においても、実際には、上述したように、メール送信部23からはメッセージを表示するための表示情報が送信されてくるため、表示情報が受信されると、インストールされているアプリによって表示情報によるメッセージが表示されることとなる。その際、図15に示すように、メッセージ211の受信日時を示す時刻情報212がメッセージ211とともに携帯端末10に表示される。
このようにして、印刷システム40から発送された送付物201の受取人は、携帯端末10にて受信されたメッセージ211を閲覧することで、送付物201が送付されてくることを知ることができる。その際、メッセージ211には、上述したように、送付物201を用いて提供されるキャンペーンに関するキャンペーン情報206aが記載されていることで、送付物201を受け取る前にキャンペーン情報206aに関する情報が通知されることを知ることができ、送付物201についてその受取人に興味を沸かせることができ、それにより、送付物201の開封率を向上させることができる。
次に、印刷システム40から発送された送付物201の受取人が、この送付物201と、管理サーバ220から送信されて携帯端末10にて受信されたメッセージ211とを用いてサービスを受ける際の処理について説明する。
図16は、図11に示した印刷システム40から発送された送付物201の受取人が管理サーバ220にアクセスする際の処理を説明するためのフローチャートである。
上述したように管理サーバ220から送信されたメッセージが携帯端末10にて受信され、印刷システム40から発送された送付物201が受取人に届けられた後、送付物201の受取人によって、携帯端末10にて受信されたメッセージに埋め込まれたリンク情報207が指定されると、管理サーバ220へのアクセスが行われる(ステップ121)。この際、送付物201が送付されてきたことで、リンク情報が埋め込まれたメッセージを受信しただけの場合と比べて、送付物201の受取人におけるサービスに対する信頼性が高まり、管理サーバ220へのアクセスが行われる可能性が高まる。また、管理サーバ220へのアクセスをするためのリンク情報207がメッセージに埋め込まれていることで、送付物201に記載されたURLを入力したり、二次元コードを読み取ってアクセスしたりする等の手間をかけることなく、送付物201に内包された送付状という書面では表せない追加の情報を、送付物201の受取人に提供することができる。
すると、管理サーバ220のアクセス受付部25において、携帯端末10からのアクセスが受け付けられ、入力画面送信部26において、図7に示したような、送付物201に内包された送付状203に記載されたID205aを入力するための入力画面がネットワーク50を介して携帯端末10に送信される(ステップ122)。
図17は、図11に示した管理サーバ220から携帯端末10に送信される入力画面を示す図である。
管理サーバ220の入力画面送信部26から送信される入力画面は、図17に示すように、送付状203に記載されたID205aを入力するためのID入力エリア209aと、ID入力エリア9aに入力されたIDを管理サーバ220に送信するための送信ボタン209cとが設けられており、このように構成された入力画面が携帯端末10にて受信されて表示される(ステップ123)。
送付物201の受取人は、携帯端末10に表示された入力画面のID入力エリア209aに、送付物201に内包された送付状203に記載されたID205aを入力するためには、送付状203を取り出す必要があり、それにより、送付物201が開封されることになる。また、携帯端末10に送信されてきたメッセージに記載されたキャンペーン情報206aが、送付物201に内包された送付状203に記載されたキャンペーン情報204aに関するものであることにより、送付物201の受取人が、メッセージに記載されたキャンペーン情報206aについてさらに知りたくなることで、送付物201を開封することとなり、送付物201の開封率をさらに向上させることができる。
さらに本形態においては、携帯端末10に送信されたメッセージに、送付状203に記載されたID205aをID入力エリア209aに入力するための期限を示す入力期限情報213が記載されているため、送付物201の早期の開封を促すことができる。
そして、携帯端末10に表示された入力画面におけるID入力エリア209aに、送付物201に内包された送付状203に記載されたID205aが入力され、送信ボタン209cが押下されることでID205aが携帯端末10から送信されると(ステップ124)、送信されたID205aは、ネットワーク50を介して管理サーバ220の開封認識部27にて受信される(ステップ125)。
開封認識部27においては、携帯端末10から送信されたID205aが受信された場合、受信されたID205aが、送付物201に内包された送付状203に記載されたものであることから、ID205aが送付物201が開封された旨の情報として受信され、送付物201が開封された旨が認識される(ステップ126)。そして、開封認識部27においては、送付物201が開封された旨が開封履歴として登録される。このようにして、送付物201が開封されたかどうかの履歴を管理サーバ220側で回収することができる。なお、送付物201が開封されたにも関わらず、送付物201に内包された送付状203に記載されたID205aが入力、送信されない場合も考えられるが、送付物201に内包された送付状203に記載されたID205aが受信されたことで、送付物201のおおよその開封率を把握することができ、さらには、顧客データベース32に登録された顧客データと照合することで、送付物201の受取人の属性情報や嗜好に応じた開封率を把握することもできる。
次に、コンテンツ取得部28において、コンテンツデータベース34から対応するコンテンツデータが取得される(ステップ127)。コンテンツデータベース34には、印刷提供データベース31と同様に、携帯端末10に送信されるコンテンツが、顧客の年齢や嗜好に応じて検索可能に登録されている。コンテンツ取得部28においては、携帯端末10から送信されてきたIDと、そのIDが入力された入力画面とを認識することで、顧客の年齢や嗜好に応じたコンテンツを検索することができる。これは、IDが送付物201の送付先によらずに一律に設定されているものの、入力画面送信部26から携帯端末10に送信された入力画面が、データ取得部21にて取得された顧客データに応じてメッセージに記載されたURLが指定されたことによるものであるためである。
コンテンツ取得部28にて取得されたコンテンツは、コンテンツ画面送信部29から送信され(ステップ128)、ネットワーク50を介して携帯端末10にて受信されて表示されることになる(ステップ129)。
携帯端末10にてコンテンツ画面が表示された後、送付物201の受取人は、このコンテンツ画面を用いてキャンペーンの詳細な内容を確認したり、キャンペーンへのエントリーを行ったりする等、所定の操作を行ってサービスを利用することとなる。
また、管理サーバ220においては、開封認識部27において、メール送信部23にてメッセージが送信されてから、入力画面送信部26から送信された入力画面にIDが入力されるまでの時間が、タイマ24にて計測された時間によって認識されているため、タイマ24にて計測された時間に基づいて、入力画面送信部26から送信された入力画面にIDが入力された時間が、メッセージに記載された入力期限情報213による入力期限内であるかどうかを判断することができる。そこで、管理サーバ220において、入力画面送信部26から送信された入力画面にIDが入力された時間が、メッセージに記載された入力期限情報213による入力期限内であるかどうかの情報が収集され(ステップ130)、収集した情報を解析することにより、次のアクションを有効なものとすることができる。なお、入力画面送信部26から送信された入力画面にIDが入力された時間が、メッセージに記載された入力期限情報213による入力期限内であるかどうかの判断は、上述したように、メール送信部23にてメッセージが送信されてから、入力画面送信部26から送信された入力画面にIDが入力されるまでにタイマ24にて計測された時間に基づくものに限らず、タイマ24を用いて現在時刻を認識することに基づいてもよい。
なお、本形態においては、IDの入力期限を送付物の受取人にメッセージにて通知しているが、第1の実施の形態や第2の実施の形態に示したものにおいても、IDの入力期限を広告郵便1等の隠蔽通知書面の受取人に電子メール等にて通知してもよい。