JP6952407B2 - シリンダヘッドおよびこれを備える内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼室を構成する複数の燃焼室構成凹部と、当該燃焼室構成凹部を挟んで互いに対向する位置関係に配置され複数の前記燃焼室構成凹部それぞれに連通するよう構成された吸気通路および排気通路と、冷却媒体が流れる流路として構成されたウォータージャケットと、を備え、当該ウォータージャケットを流れる冷却媒体によって燃焼室、吸気通路および排気通路を冷却するように構成されたシリンダヘッドおよびこれを備える内燃機関に関する。
特開2002−339749号公報(特許文献1)には、ウォーターポンプから吐出された冷却水が流通するウォータージャケットを備え、当該ウォータージャケットに流れる冷却水によって燃焼室周辺や排気通路周辺、吸気通路周辺の冷却を行うように構成されたシリンダヘッドが記載されている。
当該シリンダヘッドでは、主に排気通路周辺を冷却した後の比較的温度が高い冷却水をヒーターコアに供給することによってヒーター性能の向上を図っている。なお、サーモスタットには、主に燃焼室周辺を冷却した後の冷却水が供給され、当該サーモスタットに供給された冷却水温によってサーモスタットの開閉制御を行っている。
特開2002−339749号公報
ところで、ウォータ―ジャケット内を流通する冷却水の温度は、ウォータージャケット内の場所によって温度分布に偏りが生じており、一般的には、排気通路周辺を流れる冷却水の温度が最も高く、次いで、燃焼室周辺を流れる冷却水の温度が高く、吸気通路周辺を流れる冷却水の温度が最も低いものとなっている。上述した公報に記載のシリンダヘッドでは、主に最も温度が高い排気通路周辺を流れた冷却水をヒーターコアに供給する構成であるため、ヒーター性能の向上を図ることができるものの、冷却水全体の水温、即ち、燃焼室周辺を冷却した冷却水、排気通路周辺を冷却した冷却水、および、吸気通路周辺を冷却した冷却水のそれぞれがミキシングされた状態の冷却水温に基づいて開閉制御するべきサーモスタットには、主に燃焼室側を冷却した後の冷却水のみが供給される構成であるため、サーモスタットが適正に開閉制御されない可能性があり、かかる点において、なお改良の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ヒーター性能の向上と、サーモスタットの適正な開閉制御と、の両立に資する技術を提供することを目的の一つとする。
本発明のシリンダヘッドおよびこれを備える内燃機関は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係るシリンダヘッドの好ましい形態によれば、燃焼室を構成する複数の燃焼室構成凹部と、当該燃焼室構成凹部を挟んで互いに対向する位置関係に配置され複数の燃焼室構成凹部それぞれに連通するように構成された吸気通路および排気通路と、冷却媒体が流れる流路として構成されたウォータージャケットと、を備えている。ウォータージャケットは、燃焼室の配列方向の一方側に設けられた冷却媒体入口と、燃焼室の配列方向の他方側に設けられた冷却媒体出口と、冷却媒体入口からの冷却媒体が主に燃焼室の周辺部を通って冷却媒体出口に向かうように構成された燃焼室冷却用流路と、冷却媒体入口からの冷却媒体が主に吸気通路の周辺部を通って冷却媒体出口に向かうように構成された吸気通路冷却用流路と、冷却媒体入口からの冷却媒体が主に排気通路の周辺部を通って冷却媒体出口に向かうように構成された排気通路冷却用流路と、燃焼室冷却用流路,吸気通路冷却用流路および排気通路冷却用流路を流れる冷却媒体を混合するように構成された混合部と、を有している。また、冷却媒体出口は、混合部で混合された冷却媒体が流出される主出口と、当該主出口に隣接した位置であって燃焼室冷却用流路に関して排気通路冷却用流路側の位置に配置された副出口と、を有している。さらに、ウォータージャケットは、隔壁を介して上側および下側ウォータージャケットに区画形成されている。主出口は、上側および下側ウォータージャケットに亘って開口している。また、上側ウォータージャケットを構成する上側底壁としての隔壁は、主出口近傍において当該主出口に向かって下り傾斜となる下向傾斜部を有している。下側ウォータージャケットを構成する下側底壁は、主出口近傍において当該主出口に向かって上り傾斜となる上向傾斜部を有している。そして、ウォータージャケットを流れる冷却媒体によって燃焼室、吸気通路および排気通路を冷却するように構成されている。
ここで、本発明における「燃焼室の配列方向の一方側」とは、燃焼室の配列方向の中央よりも燃焼室の配列方向の一方側に寄った位置がこれに該当する。また、「燃焼室の配列方向の他方側」とは、燃焼室の配列方向の中央よりも燃焼室の配列方向の他方側に寄った位置がこれに該当する。
本発明によれば、主出口にサーモスタットを設置する構成とすることによって、燃焼室,吸気通路および排気通路を冷却した後に混合部において混合された冷却媒体をサーモスタットに接触させることができるため、サーモスタットの開閉制御を適正に行うことができる。また、副出口から流出される冷却媒体をヒーターに供給する構成とすることによって、排気通路冷却用流路側からの比較的温度の高い冷却媒体がヒーター側に流れ易い構成となるため、ヒーター性能の向上を図ることもできる。また、シリンダヘッドの上下に配置されたウォータージャケットからの冷却媒体を主出口において良好に混合することができるため、シリンダヘッドの冷却性向上を図りながらサーモスタットの適正な開閉制御を行うことができる。
本発明に係るシリンダヘッドの更なる形態によれば、混合部は、冷却媒体が排気通路冷却用流路の下流において燃焼室冷却用流路に向かうように誘導する第1誘導部と、冷却媒体が吸気通路冷却用流路の下流において燃焼室冷却用流路に向かうように誘導する第2誘導部と、を有している。
本形態によれば、排気通路冷却用流路を流れる冷却媒体を第1誘導部によって燃焼室冷却用流路を流れる冷却媒体に衝突させ、吸気通路冷却用流路を流れる冷却媒体を第2誘導部によって燃焼室冷却用流路を流れる冷却媒体に衝突させる構成であるため、各流路からの冷却媒体をその下流において効果的に混合することができる。
本発明に係るシリンダヘッドの更なる形態によれば、シリンダヘッドをシリンダブロックに締結するためのヘッドボルトが挿通されるボルト挿通孔を有するボルト挿通ボス部と、吸気通路と燃焼室との連通開口を開閉可能な吸気バルブが挿通される吸気バルブ挿通孔を有する吸気バルブ挿通ボス部と、排気通路と燃焼室との連通開口を開閉可能な排気バルブが挿通される排気バルブ挿通孔を有する排気バルブ挿通ボス部と、をさらに備えている。そして、第1および第2誘導部は、吸気通路を構成する吸気通路構成壁部、排気通路を構成する排気通路構成壁部、ボルト挿通ボス部、吸気バルブ挿通ボス部および排気バルブ挿通ボス部の少なくとも1つによって構成されている。
本形態によれば、ウォータージャケット内に専用の誘導部を設ける必要がないため、ウォータージャケットの構造が複雑化すること、および、重量が増加することを良好に抑制できる。
本発明に係るシリンダヘッドの更なる形態によれば、副出口と排気通路冷却用流路とは、第1誘導部によって仕切られている。
本形態によれば、排気通路冷却用流路からの冷却媒体が混合部を介さずに直接副出口から流出することを抑制できる。これにより、排気通路冷却用流路からの冷却媒体を混合部において燃焼室冷却用流路および吸気通路冷却用流路からの冷却媒体と確実に混合させることができる。この結果、主出口から流出される冷却媒体の温度を冷却媒体全体の温度の代用値として用いることの適正さを確保することができ、サーモスタットの開閉制御を適正に行うことができる。
本発明に係るシリンダヘッドの更なる形態によれば、冷却媒体出口は、主出口に隣接した位置であって燃焼室冷却用流路に関して吸気通路冷却用流路側の位置に配置された第2副出口をさらに有している。
本形態によれば、第2副出口から流出される冷却媒体をスロットルチャンバーに供給する構成とすることによって、吸気通路冷却用流路側からの冷却媒体がスロットルチャンバー側に流れ易い構成となる。これにより、スロットルチャンバーの暖気を良好に図ることができる。即ち、スロットルチャンバー側に流す冷却媒体が、排気通路冷却用流路からの冷却媒体に比べて低温である吸気通路冷却用流路側からの冷却媒体であるため、吸気温度を過剰に上昇させることなくスロットルチャンバーの暖気を図ることができる。この結果、燃費向上とノッキング発生防止との両立を図ることができる。
本発明に係る内燃機関の好ましい形態によれば、上述したいずれかの態様の本発明に係るシリンダヘッドと、冷却媒体出口を覆うよう前記シリンダヘッドに取り付けられたアウトレット部材と、シリンダヘッドに締結されるシリンダブロックと、当該シリンダブロックに取り付けられるウォーターポンプと、を備えている。そして、ウォーターポンプからシリンダヘッドに供給された冷却水がアウトレット部材を介してウォーターポンプに還流されるように構成されている。
本発明によれば、上述した各態様のいずれかの本発明に係るシリンダヘッドを備えるため、本発明に係るシリンダヘッドが奏する効果と同様の効果、例えば、サーモスタットの開閉制御を適正に行うことができる効果や、ヒーター性能の向上を図ることができる効果、あるいは、スロットルチャンバーの暖気を良好に図ることができる効果などを奏することができる。これにより、燃費向上を図ることができる。
本発明によれば、ヒーター性能の向上と、サーモスタットの適正な開閉制御と、の両立に資する技術を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る内燃機関1の構成の概略を示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド2の構成の概略を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド2を上方から見た平面図である。 本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド2を排気通路EXHの開口側から見た側面図である。 図4のA−A断面を示す断面図である。 動弁機構の構成および配置の様子を説明するために、本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド2を燃焼室の配列方向に直交する平面で切った状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド2の後壁22dを拡大して示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド2を後壁22d側から見た正面図である。 図5のB−B断面を示す断面図である。 図5のC−C断面を示す断面図である。 図3のZ部を拡大して示す拡大図である。 図11のE−E断面を示す断面図である。 図11のF−F断面を示す断面図である。 図8のD−D断面の要部を拡大して示す拡大断面図である。 サーモスタットTMが取り付けられた状態のシリンダヘッド2を後壁22d側から見た状態図である。 図15のG−G断面の要部を拡大して示す拡大断面図である。 ウォータアウトレット10の外観を示す斜視図である。 ウォータアウトレット10を凹部100a,100b,100c側から見た裏面図である。 内燃機関1の冷却経路を模式的に示す説明図である。 下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJを流れる冷却水の流れの様子を示す説明図である。 上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJを流れる冷却水の流れの様子を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
本実施の形態に係る内燃機関1は、図1に示すように、シリンダヘッド2と、当該シリンダヘッド2の上方に取り付けられたロッカーカバー4と、シリンダヘッド2の下方に取り付けられたシリンダブロック6と、当該シリンダブロック6の下方に取り付けられたオイルパン8と、シリンダヘッド2に取り付けられたウォータアウトレット10と、シリンダヘッド2に取り付けられたインテークマニホールド12と、を備えている。
なお、本実施の形態では、内燃機関1は、3つの燃焼室が直列に配置された直列3気筒エンジンとして構成されている。本実施の形態では、便宜上、図1中の上側(ロッカーカバー4側)を、「上方」ないし「上側」として規定し、図1および図2中の下側(オイルパン8側)を、「下方」ないし「下側」として規定する。
シリンダヘッド2は、内燃機関1を構成する主要部品の一つであり、アルミニウム合金を用いたダイカスト製法によって概略ブロック状に構成されている。シリンダヘッド2は、図2および図3に示すように、当該シリンダヘッド2の外郭を形成する外壁22と、図5および図6に示すように、外壁22に接続されたアッパーデッキ24と、外壁22に接続されると共に3つの燃焼室を構成する3つの燃焼室構成凹部26aが形成されたロアデッキ26と、から構成されている。以下、説明の便宜上、前壁22c側から後壁22d側に向かって順に第1燃焼室構成凹部26a、第2燃焼室構成凹部26a、第3燃焼室構成凹部26aと規定する。なお、燃焼室は、燃焼室構成凹部26aと、図示しないピストンの冠面とによって構成される。
外壁22は、図2および図3に示すように、燃焼室構成凹部26a(燃焼室)の配列方向(気筒列方向ともいう。図3の上下方向)に沿って延在する一対の側壁22a,22bと、燃焼室構成凹部26a(燃焼室)の配列方向に交差する方向に沿って延在すると共に一対の側壁22a,22bに接続された前壁22cおよび後壁22dと、を有している。
側壁22aには、図3、図5および図6に示すように、インテークマニホールド12を取付けるための取付部23が設けられており、当該取付部23から燃焼室構成凹部26aまで貫通する吸気通路INTが当該取付部23に開口している(図6参照)。なお、吸気通路INTは、図6に示すように、取付部23から燃焼室構成凹部26aに至って形成された吸気通路構成壁部21aによって画定されている。
側壁22bには、図3、図5および図6に示すように、エキゾーストマニホールド(図示せず)を取付けるための取付部25が設けられており、当該取付部25から燃焼室構成凹部26aまで貫通する排気通路EXHが当該取付部25に開口している(図4および図5参照)。取付部25には、エキゾーストマニホールド(図示せず)を当該取付部に締結するためのボルトがネジ係合されるネジ孔25aが設けられており、当該ネジ孔25aを画定するボス部25bが、図9および図10に示すように、後述する下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJの排気通路冷却用下側流路62b内および上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJの吸気通路冷却用下側流路64c内に突出している。なお、排気通路EXHは、図6に示すように、取付部25から燃焼室構成凹部26aに至って形成された排気通路構成壁部21bによって画定されている。
前壁22cには、クランクシャフト(図示せず)の回転を後述する吸気側カムシャフト52a(図6参照)および排気側カムシャフト52b(図6参照)に伝達するためのタイミングチェーン(図示せず)を覆うチェーンカバー(図示せず)が締結される。
後壁22dには、図2、図7および図8に示すように、ウォータアウトレット10(図1参照)が取り付けられる取付面27が形成されている。当該取付面27には、後述するヘッド用ウォータージャケットHWJの複数の冷却水出口72,74a,74b,76a,76bが開口している。
アッパーデッキ24は、図6に示すように、ロッカーカバー4と共に動弁機構室VMCを構成している。動弁機構室VMCには、吸気側カムシャフト52aや排気側カムシャフト52b、吸気側バルブ54a、排気側バルブ54b、吸気側バルブリフタ56a、排気側バルブリフタ56bなどから構成される動弁機構が収容配置される。
また、アッパーデッキ24には、図3に示すように、シリンダヘッド2をシリンダブロック6に締結するための図示しないヘッドボルトが挿通される挿通孔32aが開口していると共に、吸気側バルブ54aおよび排気側バルブ54bが挿通される吸気バルブ挿通孔34aおよび排気バルブ挿通孔36aが開口している。挿通孔32aは、本発明における「ボルト挿通孔」に対応する実施構成の一例である。
挿通孔32aは、アッパーデッキ24からロアデッキ26に至って形成されたボルト挿通ボス部32によって画定されている(図9および図10参照)。なお、ボルト挿通ボス部32は、図9および図10に示すように、側壁22a側および側壁22b側のそれぞれに各燃焼室構成凹部26aを挟むような位置関係で燃焼室構成凹部26aの配列方向に沿って配置されている。言い換えると、ボルト挿通ボス部32は、各燃焼室構成凹部26aに関して当該燃焼室構成凹部26aの配列方向の両側に配置されている。そして、当該ボルト挿通ボス部32のうち側壁22b側の第2燃焼室構成凹部26aを挟むように(第2燃焼室構成凹部26aに関して燃焼室構成凹部26aの配列方向の両側に)配置された2つのボルト挿通ボス部32を除く全てのボルト挿通ボス部32が側壁22a,22bと一体に形成されている。また、吸気バルブ挿通孔34aおよび排気バルブ挿通孔36aは、図6示すように、アッパーデッキ24に一体成形された吸気バルブ挿通ボス部34および排気バルブ挿通ボス部36によって画定されている。
さらに、アッパーデッキ24とロアデッキ26との間には、図5に示すように、シリンダヘッド2の燃焼室構成凹部26a(燃焼室)周りや排気通路EXHの周り、吸気通路INTの周りの冷却を行うための冷却水が流れるヘッド用ウォータージャケットHWJが形成されている。ヘッド用ウォータージャケットHWJは、図5、図12および図13に示すように、アッパーデッキ24(図5および図13参照)とロアデッキ26との間に設けられた隔壁42によって、隔壁42とロアデッキ26間に構成された下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJと、アッパーデッキ24と隔壁42間に構成された上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJと、に分割されており、二層ウォータージャケットを構成している。ヘッド用ウォータージャケットHWJは、本発明における「ウォータージャケット」に対応する実施構成の一例であり、下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJおよび上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJは、それぞれ本発明における「下側ウォータージャケット」および「上側ウォータージャケット」に対応する実施構成の一例である。
下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJは、図9に示すように、燃焼室構成凹部26a(燃焼室)の配列方向に延在しており、燃焼室構成凹部26aのほぼ上方に配置された燃焼室冷却用下側流路62aと、排気通路EXHのほぼ下方に配置された排気通路冷却用下側流路62bと、吸気通路INTのほぼ下方に配置された吸気通路冷却用下側流路62cと、から構成されている。即ち、排気通路冷却用下側流路62bおよび吸気通路冷却用下側流路62cは、燃焼室冷却用下側流路62aを挟むように下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJの延在方向に見て当該燃焼室冷却用下側流路62aの両側に配置されている。燃焼室冷却用下側流路62a、排気通路冷却用下側流路62bおよび吸気通路冷却用下側流路62cは、それぞれ本発明における「燃焼室冷却用流路」、「排気通路冷却用流路」および「吸気通路冷却用流路」に対応する実施構成の一例である。
排気通路冷却用下側流路62bの前壁22c寄りの位置(燃焼室構成凹部26a(燃焼室)の配列方向の一方側(第1燃焼室構成凹部26a側)であって前壁22c寄りの側壁22b側の位置)には、図9に示すように、下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJへ冷却水を流入するための流入口としての冷却水入口70aが開口している。また、下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJの延在方向の他方側(燃焼室構成凹部26a(燃焼室)の配列方向の他方側)に配置された後壁22dの取付面27には、下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJからの冷却水を流出するための流出口としての3つの冷却水出口72,74a,76aが開口している。なお、冷却水出口72は、燃焼室冷却用下側流路62aの延在方向の延長上に対応する位置に配置され、冷却水出口74aは、排気通路冷却用下側流路62bの延在方向の延長線上に対応する位置に配置され、冷却水出口76aは、吸気通路冷却用下側流路62cの延在方向の延長線上に対応する位置に配置されている。冷却水出口72,74a,76aは、それぞれ本発明における「主出口」、「副出口」および「第2副出口」に対応する実施構成の一例である。
ここで、側壁22b側の最も後壁22d寄りの位置に配置された(側壁22bおよび後壁22dの交差部近傍に配置された)ボルト挿通ボス部32は、図9に示すように、排気通路冷却用下側流路62b内に突出するよう構成されていると共に、第3燃焼室構成凹部26aにおける一対の排気通路構成壁部21bのうち後壁22d側に配置された排気通路構成壁部21bに一体に接続されており、排気通路冷却用下側流路62bが冷却水出口74aに直接連通されないように構成されている。言い換えると、排気通路冷却用下側流路62bと冷却水出口74aとが、接続された排気通路構成壁部21bおよびボルト挿通ボス部32によって互いに仕切られていると言うことができる。これにより、排気通路冷却用下側流路62bは、燃焼室冷却用下側流路62aを介して冷却水出口74aに連通される。側壁22b側の最も後壁22d寄りの位置に配置されたボルト挿通ボス部32および後壁22d側に配置された排気通路構成壁部21bは、それぞれ本発明における「第1誘導部」に対応する実施構成の一例である。
また、側壁22a側の最も後壁22d寄りの位置に配置された(側壁22aおよび後壁22dの交差部近傍に配置された)ボルト挿通ボス部32は、図9に示すように、吸気通路冷却用下側流路62c内に若干突出するように構成されており、これにより、吸気通路冷却用下側流路62cの後壁22d側端部(下流端部)は、冷却水出口76a側ではなく冷却水出口72に指向している。側壁22a側の最も後壁22d寄りの位置に配置されたボルト挿通ボス部32は、本発明における「第2誘導部」に対応する実施構成の一例である。
このように排気通路冷却用下側流路62bおよび吸気通路冷却用下側流路62cは、当該排気通路冷却用下側流路62bおよび吸気通路冷却用下側流路62cを流れる冷却水が、その下流端部(冷却水出口72,74a,76aの直前部)において、燃焼室冷却用下側流路62aを流れる冷却水に混合(合流)される混合部92を有するように構成されている。
さらに、下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJを構成する底壁(ロアデッキ26の下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJ側の面)は、図11のF−F断面を示す図13に示すように、冷却水出口72,74a,76a近傍(後述する連通開口42aに対向する部分)において当該冷却水出口72,74a,76aに向かうに伴い上り傾斜となる傾斜面44を有している。これにより、燃焼室冷却用下側流路62a、排気通路冷却用下側流路62bおよび吸気通路冷却用下側流路62cを流れる冷却水が、その下流端部(冷却水出口72,74a,76aの直前部)において、上方へ誘導されて後述する連通開口42aを介して上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJ(具体的には、後述する燃焼室冷却用上側流路64a、排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64c)を流れてきた冷却水に混合部92において混合(合流)される。傾斜面44は、本発明における「上向傾斜部」に対応する実施構成の一例である。
上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJは、図10に示すように、燃焼室構成凹部26a(燃焼室)の配列方向に延在しており、燃焼室構成凹部26aのほぼ上方に配置された燃焼室冷却用上側流路64aと、排気通路EXHのほぼ上方に配置された排気通路冷却用上側流路64bと、吸気通路INTのほぼ上方に配置された吸気通路冷却用上側流路64cと、から構成されている。即ち、排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64cは、燃焼室冷却用上側流路64aを挟むように上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJの延在方向に見て当該燃焼室冷却用上側流路64aの両側に配置されている。燃焼室冷却用上側流路64a、排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64cは、それぞれ本発明における「燃焼室冷却用流路」、「排気通路冷却用流路」および「吸気通路冷却用流路」に対応する実施構成の一例である。
燃焼室冷却用上側流路64aの前壁22c側の端部(燃焼室構成凹部26a(燃焼室)の配列方向の一方側(第1燃焼室構成凹部26a側端部)には、図10に示すように、上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJへ冷却水を流入するための流入口としての冷却水入口70bが開口している。また、上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJの底壁である隔壁42のうち当該上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJの延在方向の他方側(燃焼室構成凹部26a(燃焼室)の配列方向の他方側)の端部(後述する冷却水出口72,74b,76b直前部分)には、当該上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJと下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJとを連通させる連通開口42aが形成されている。
さらに、上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJの延在方向の他方側(燃焼室構成凹部26a(燃焼室)の配列方向の他方側)に配置された後壁22dの取付面27には、上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJからの冷却水を排出するための排出口としての3つの冷却水出口72,74b,76bが開口している。なお、冷却水出口72は、燃焼室冷却用上側流路64aの延在方向の延長上に対応する位置に配置され、冷却水出口74bは、排気通路冷却用上側流路64bの延在方向の延長線上に対応する位置に配置され、冷却水出口76bは、吸気通路冷却用上側流路64cの延在方向の延長線上に対応する位置に配置されている。即ち、冷却水出口72は、燃焼室冷却用下側および上側流路62a,64aの両方に対して開口している。冷却水出口74b,76bは、それぞれ本発明における「副出口」および「第2副出口」に対応する実施構成の一例である。
ここで、図10に示すように、側壁22b側の最も後壁22d寄りの位置に配置された(側壁22bおよび後壁22dの交差部近傍に配置された)ボルト挿通ボス部32は、排気通路冷却用上側流路64b内に突出するように構成されており、当該突出したボルト挿通ボス部32によって排気通路冷却用上側流路64bが冷却水出口74bに直接連通されないように構成されている。言い換えると、排気通路冷却用上側流路64bと冷却水出口74bとが、突出したボルト挿通ボス部32によって互いに仕切られているとも言うことができる。即ち、排気通路冷却用上側流路64bは、燃焼室冷却用上側流路64aを介して冷却水出口74bに連通される。側壁22b側の最も後壁22d寄りの位置に配置されたボルト挿通ボス部32は、本発明における「第1誘導部」に対応する実施構成の一例である。
また、側壁22a側の最も後壁22d寄りの位置に配置された(側壁22aおよび後壁22dの交差部近傍に配置された)ボルト挿通ボス部32は、図10に示すように、吸気通路冷却用上側流路64c内に突出するように構成されており、これにより、吸気通路冷却用上側流路64cが冷却水出口76bに直接連通されないように構成されている。言い換えると、吸気通路冷却用上側流路64cと冷却水出口76bとが、突出したボルト挿通ボス部32によって互いに仕切られているとも言うことができる。これにより、吸気通路冷却用上側流路64cは、燃焼室冷却用下側流路62aを介して冷却水出口76bに連通される。側壁22a側の最も後壁22d寄りの位置に配置されたボルト挿通ボス部32は、本発明における「第2誘導部」に対応する実施構成の一例である。
このように排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64cは、当該排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64cを流れる冷却水が、その下流端部(冷却水出口72,74b,76bの直前部)に設けられた混合部92において、燃焼室冷却用上側流路64aを流れる冷却水に混合(合流)されるように構成されている。
さらに、上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJを構成する底壁である隔壁42は、図11のE−E断面を示す図12に示すように、連通開口42aに向かうに伴い(当該冷却水出口72,74b,76bに向かうに伴い)下り傾斜となる傾斜面46を有している。これにより、燃焼室冷却用上側流路64a、排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64cを流れる冷却水が、その下流端部(冷却水出口72,74b,76bの直前部)において、下方へ誘導されて連通開口42aを介して下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJ(具体的には、燃焼室冷却用下側流路62a、排気通路冷却用下側流路62bおよび吸気通路冷却用下側流路62c)を流れてきた冷却水に混合部92において混合(合流)される。傾斜面46は、本発明における「下向傾斜部」に対応する実施構成の一例である。
なお、ヘッド用ウォータージャケットHWJのうち、下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJ(具体的には、燃焼室冷却用下側流路62a、排気通路冷却用下側流路62bおよび吸気通路冷却用下側流路62c)を流れてきた冷却水と、上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJ(具体的には、後述する燃焼室冷却用上側流路64a、排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64c)を流れてきた冷却水と、が混合(合流)する混合部92(連通開口42aが形成された部分)であって、冷却水出口72に対応する部分には、図9、図10、図12、図13および図14に示すように、後述するサーモスタットTM(図15および図16参照)が取り付けられる取付部94が構成されている。
サーモスタットTMは、主に、図示しないケースと、当該ケースに固定されたスピンドル(図示せず)と、ワックスが収容されると共にスピンドルに摺動可能に取り付けられた感温部としてのペレットP(図16参照)と、当該ペレットPに一体にされたバルブ(図示せず)と、スピンドルに挿通されてバルブを閉じる方向に付勢するスプリングと、を備えており、ペレットPに接触する冷却水の温度に応じてバルブが開閉されることによって冷却水の流れを制御するバルブ装置として構成されている。
サーモスタットTMは、図16に示すように、混合部92にサーモスタットTMのペレットPが臨むように取付部94に取り付けられる。これにより、各流路(燃焼室冷却用下側流路62a、排気通路冷却用下側流路62b、吸気通路冷却用下側流路62c、燃焼室冷却用上側流路64a、排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64c)からの冷却水が混合(合流)された状態でペレットに接触される。
ウォータアウトレット10は、冷却水出口72,74a,74b,76a,76bから排出されるヘッド用ウォータージャケットHWJからの冷却水を、後述するヒーターHTやスロットルチャンバーTHC、ラジエータRADに分配するためのカバー部材として構成されており(図19参照)、冷却水出口72,74a,74b,76a,76bを覆うようにシリンダヘッド2の後壁22dの取付面27に締結される。
ウォータアウトレット10は、図17に示すように、取付面27に締結されるフランジ部100と、当該フランジ部100に突出状に設けられた3本のパイプ部材11a,11b,11cと、から構成されている。フランジ部100のうち3本のパイプ部材11a,11b,11cが突設された側とは反対側の面には、図18に示すように、3つの凹部100a,100b,100cが構成されている。ウォータアウトレット10は、本発明における「アウトレット部材」に対応する実施構成の一例である。
凹部100aは、図18に示すように、冷却水出口72およびサーモスタットTMを覆うように構成されており、凹部100bは、冷却水出口74a,74bを覆うように構成されており、凹部100cは、冷却水出口76a,76bを覆うように構成されている。
パイプ部材11aは、図18に示すように、凹部100aに連通しており、パイプ部材11bは、凹部100bに連通しており、パイプ部材11cは、凹部100cに連通している。なお、図19に示すように、パイプ部材11aは配管を介してラジエータRADに接続されるように構成されており、パイプ部材11bは配管を介してヒーターHTに接続されるように構成されており、パイプ部材11cは配管を介してスロットルチャンバーTHCに接続されるように構成されている。これにより、冷却水出口72から流出される冷却水は、凹部100aおよびパイプ部材11aを介してラジエータRADに供給され、冷却水出口74a,74bから流出される冷却水は、凹部100bおよびパイプ部材11bを介してヒーターHTに供給され、冷却水出口76a,76bから流出される冷却水は、凹部100cおよびパイプ部材11cを介してスロットルチャンバーTHCに供給される。
こうして構成された内燃機関1では、シリンダブロック6に設けたウォーターポンプWPから吐出された冷却水は、図19に示すように、ブロック用ウォータージャケットBWJおよびヘッド用ウォータージャケットHWJに供給され、ヘッド用ウォータージャケットHWJから流出した冷却水がウォータアウトレット10を介してラジエータRADやヒーターHT、スロットルチャンバーTHCに供給されて、ラジエータRADやヒーターHT、スロットルチャンバーTHCからシリンダブロック6に設けたウォータインレットWIを介して再びウォーターポンプWPに還流される。
次に、こうして構成された内燃機関1の動作に伴ってシリンダヘッド2のヘッド用ウォータージャケットHWJに供給された冷却水の流れについて説明する。内燃機関1が運転されることによって発生する動力でウォーターポンプWPが駆動されると、ウォーターポンプWPの図示しない吐出口から冷却水が吐出され、シリンダブロック6のブロック用ウォータージャケットBWJに供給される(図19参照)。また、ウォーターポンプWPからブロック用ウォータージャケットBWJに供給される冷却水の一部は、図20に示すように、冷却水入口70aを介して下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJに供給されると共に、図21に示すように、冷却水入口70bを介して上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJに供給される。
下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJに供給された冷却水は、図20に示すように、燃焼室冷却用下側流路62a、排気通路冷却用下側流路62bおよび吸気通路冷却用下側流路62cを流れ、燃焼室構成凹部26a(燃焼室)周りや排気通路EXHの周り、吸気通路INTの周りを冷却する。なお、排気通路冷却用下側流路62bを流れる冷却水によってボス部25bの冷却も行われる。
排気通路冷却用下側流路62bを流れて排気通路EXHの周りおよびボス部25bを冷却した冷却水は、下流端部において互いに接続されると共に排気通路冷却用下側流路62b内に突出された排気通路構成壁部21bおよびボルト挿通ボス部32によって燃焼室冷却用下側流路62aに向かうように流れ方向が変更される。また、吸気通路冷却用下側流路62cを流れて吸気通路INTの周りを冷却した冷却水は、下流端部において吸気通路冷却用下側流路62c内に突出したボルト挿通ボス部32によって燃焼室冷却用下側流路62aに向かうように流れ方向が変更される。
さらに、燃焼室冷却用下側流路62a、排気通路冷却用下側流路62bおよび吸気通路冷却用下側流路62cの下流端部の底壁(ロアデッキ26の下側ヘッド用ウォータージャケットLHWJ側の面)に設けた傾斜面44によって、燃焼室冷却用下側流路62a、排気通路冷却用下側流路62bおよび吸気通路冷却用下側流路62cを流れる冷却水が、上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJに向かうように流れ方向が変更される。
一方、上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJに供給された冷却水は、図21に示すように、燃焼室冷却用上側流路64a、排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64cを流れ、燃焼室構成凹部26a(燃焼室)周りや排気通路EXHの周り、吸気通路INTの周りを冷却する。なお、排気通路冷却用上側流路64bを流れる冷却水によってボス部25bの冷却も行われる。
排気通路冷却用上側流路64bを流れて排気通路EXHの周りおよびボス部25bを冷却した冷却水は、下流端部において排気通路冷却用上側流路64b内に突出したボルト挿通ボス部32によって燃焼室冷却用上側流路64aに向かうように流れ方向が変更される。また、吸気通路冷却用上側流路64cを流れて吸気通路INTの周りを冷却した冷却水は、下流端部において吸気通路冷却用上側流路64c内に突出したボルト挿通ボス部32によって燃焼室冷却用上側流路64aに向かうように流れ方向が変更される。
さらに、燃焼室冷却用上側流路64a、排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64cの下流端部の底壁である隔壁42に設けた傾斜面46によって、燃焼室冷却用下側流路62a、排気通路冷却用下側流路62bおよび吸気通路冷却用下側流路62cを流れる冷却水が、上側ヘッド用ウォータージャケットUHWJに向かうように流れ方向が変更される。
こうして、燃焼室冷却用下側流路62a、排気通路冷却用下側流路62b、吸気通路冷却用下側流路62c、燃焼室冷却用上側流路64a、排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64cを流れてきた冷却水が混合部92において良好に混合され、当該混合された冷却水がサーモスタットTMのペレットPに接触する。
ここで、内燃機関1が運転されている場合には、シリンダヘッド2の各部(燃焼室構成凹部26a(燃焼室)周りや排気通路EXHの周り、吸気通路INTの周りのそれぞれ)において温度差が生じており、一般的には、排気通路EXHの周りの温度≧燃焼室構成凹部26a(燃焼室)周りの温度>吸気通路INTの周りの温度となっている。したがって、ヘッド用ウォータージャケットHWJの各流路(燃焼室冷却用下側流路62a、排気通路冷却用下側流路62b、吸気通路冷却用下側流路62c、燃焼室冷却用上側流路64a、排気通路冷却用上側流路64bおよび吸気通路冷却用上側流路64c)を流れる冷却水の温度にも温度差が生じることになり、一般的には、排気通路冷却用上側および下側流路62b,64bを流れる冷却水の温度≧燃焼室冷却用上側および下側流路62a,64aを流れる冷却水の温度>吸気通路冷却用上側および下側流路62c,64cを流れる冷却水の温度となっている。
このように温度差のある冷却水のそれぞれが混合されることなくサーモスタットTMのペレットPに接触すると、ペレットP内の場所によってペレットP内のワックスの融解状態に差が生じ(ある部分ではワックスが融解しており、ある部分ではワックスが融解していないなど)、所謂ハンチング現象が発生してサーモスタットTMの開閉が適正に行われないが、本実施の形態では、温度差のある冷却水を混合した状態でサーモスタットTMのペレットPに接触させる構成であるため、上述したハンチング現象の発生を良好に防止し得て、サーモスタットTMの開閉を適正に行うことができる。これにより、内燃機関1の暖気性能や冷却水の冷却性能の向上を図ることができる。
なお、冷却水出口74a,74bが排気通路冷却用下側および上側流路62b,64bの延在方向の延長線上に対応する位置に配置されているため、排気通路冷却用下側および上側流路62b,64bを流れてきた比較的高温の冷却水が当該冷却水出口74a,74bに流れ込み易い構成となっている。これにより、ヒーターHTには比較的高温の冷却水が供給され易く、ヒーターHTの昇温性能の向上を図ることができる。
また、冷却水出口76a,76bが吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64cの延在方向の延長線上に対応する位置に配置されているため、吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64cを流れてきた冷却水(燃焼室冷却用下側および上側流路62a,64a、および、排気通路冷却用下側および上側流路62b,64bを流れてきた冷却水よりも低い温度の冷却水)が当該冷却水出口74a,74bに流れ込み易い構成となっている。これにより、ヒーターHTよりは低い温度の冷却水で十分暖気が可能なスロットルチャンバーTHCの暖気性能の向上を図ることができる。
以上説明した本発明の実施の形態に係る内燃機関1によれば、ヘッド用ウォータージャケットHWJの延在方向の一方側に冷却水入口70a,70bを設けると共に、ヘッド用ウォータージャケットHWJの延在方向の他方側に冷却水出口72,74a,74b,76a,76bを設け、冷却水入口70a,70bから流入される冷却水を燃焼室冷却用下側および上側流路62a,64a、排気通路冷却用下側および上側流路62b,64b、および、吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64cの各流路に流すことで燃焼室構成凹部26a(燃焼室)周りや排気通路EXHの周り、吸気通路INTの周りを冷却し、各流路を流れる冷却水を混合部92で混合したうえで冷却水出口72,74a,74b,76a,76bから排出する構成であるため、当該混合部92に配置したサーモスタットTMには温度差のない(ほぼ均一な温度に均された)冷却水を接触させることができ、当該サーモスタットTMの開閉制御を適正に行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る内燃機関1によれば、排気通路冷却用下側および上側流路62b,64bの延在方向の延長線上に対応する位置に、ヒーターHTへの配管が接続された冷却水出口74a,74bを配置する構成であるため、比較的高温の冷却水が当該冷却水出口74a,74bに流れ込み易く、ヒーターHTの昇温性能の向上を図ることができる。さらに、吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64cの延在方向の延長線上に対応する位置に、スロットルチャンバーTHCへの配管が接続された冷却水出口76a,76bを配置する構成であるため、吸気通路INTの周りを冷却した後の昇温された冷却水が当該冷却水出口74a,74bに流れ込み易く、吸気温度を過剰に上昇させることなくスロットルチャンバーTHCの暖気を図ることができる。これにより、燃費向上とノッキング発生防止との両立を図ることができる。
また、本発明の実施の形態に係る内燃機関1によれば、排気通路構成壁部21bやボルト挿通ボス部32を利用して排気通路冷却用下側および上側流路62b,64b、および、吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64cからの冷却水を燃焼室冷却用下側流路62aからの冷却水と混合させる構成であるため、ヘッド用ウォータージャケットHWJ内に専用の誘導壁などを設ける構成に比べて、シリンダヘッド2の構造、特に、ヘッド用ウォータージャケットHWJの構造を複雑化させたり、重量の増加を招いたりすることを良好に抑制できる。
本実施の形態では、排気通路冷却用下側流路62bの下流端部において、互いに接続された排気通路構成壁部21bおよびボルト挿通ボス部32を当該排気通路冷却用下側流路62b内に突出させる構成としたが、これに限らない。排気通路冷却用下側流路62bを流れる冷却水が、当該排気通路冷却用下側流路62bの下流端部において燃焼室冷却用下側流路62aに向かうように流れ方向を変更することができれば良く、例えば、排気通路冷却用下側流路62bの下流端部において、ボルト挿通ボス部32のみを排気通路冷却用下側流路62b内に突出させる構成や、排気通路構成壁部21bを側壁22bに一体に接続させる構成とすることによって、排気通路冷却用下側流路62bを流れる冷却水が当該排気通路冷却用下側流路62bの下流端部において燃焼室冷却用下側流路62aに向かう構成としても良い。
ボルト挿通ボス部32のみを排気通路冷却用下側流路62b内に突出させる構成の場合、当該ボルト挿通ボス部32は、本発明における「第1誘導部」に対応する実施構成の一例である。また、排気通路構成壁部21bを側壁22bに一体に接続させる構成の場合、当該排気通路構成壁部21bは、本発明における「第1誘導部」に対応する実施構成の一例である。
本実施の形態では、排気通路冷却用上側流路64bの下流端部において、ボルト挿通ボス部32が当該排気通路冷却用上側流路64b内に突出する構成としたが、これに限らない。排気通路冷却用上側流路64bを流れる冷却水が、当該排気通路冷却用上側流路64bの下流端部において燃焼室冷却用上側流路64aに向かうように流れ方向を変更することができれば良く、例えば、排気通路冷却用上側流路64bの下流端部において、ボルト挿通ボス部32と排気バルブ挿通ボス部36とを一体に接続して当該排気通路冷却用上側流路64b内に突出させる構成や、排気バルブ挿通ボス部36を側壁22bに一体に接続させる構成とすることによって、排気通路冷却用上側流路64bを流れる冷却水が当該排気通路冷却用上側流路64bの下流端部において燃焼室冷却用上側流路64aに向かう構成としても良い。
ボルト挿通ボス部32と排気バルブ挿通ボス部36とを一体に接続して当該排気通路冷却用上側流路64b内に突出させる構成の場合、当該ボルト挿通ボス部32および排気バルブ挿通ボス部36が、本発明における「第1誘導部」に対応する実施構成の一例である。また、排気バルブ挿通ボス部36を側壁22bに一体に接続させる構成の場合、当該排気バルブ挿通ボス部36が、本発明における「第1誘導部」に対応する実施構成の一例である。
本実施の形態では、吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64cの下流端部において、ボルト挿通ボス部32を当該吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64c内に突出させる構成としたが、これに限らない。吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64cを流れる冷却水が、当該吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64cの下流端部において燃焼室冷却用下側および上側流路62a,64aに向かうように流れ方向を変更することができれば良く、例えば、吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64cの下流端部において、ボルト挿通ボス部32と吸気バルブ挿通ボス部34とを一体に接続して当該吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64c内に突出させる構成や、吸気バルブ挿通ボス部34を側壁22aに一体に接続させる構成とすることによって、吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64cを流れる冷却水が当該吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64cの下流端部において燃焼室冷却用下側および上側流路62a,64aに向かう構成としても良い。
ボルト挿通ボス部32と吸気バルブ挿通ボス部34とを一体に接続して当該吸気通路冷却用下側および上側流路62c,64c内に突出させる構成の場合、当該ボルト挿通ボス部32および吸気バルブ挿通ボス部34が、本発明における「第2誘導部」に対応する実施構成の一例である。また、吸気バルブ挿通ボス部34を側壁22aに一体に接続させる構成の場合、当該吸気バルブ挿通ボス部34が本発明における「第2誘導部」に対応する実施構成の一例である。
本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものである。したがって、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
1 内燃機関(内燃機関)
2 シリンダヘッド(シリンダヘッド)
4 ロッカーカバー
6 シリンダブロック(シリンダブロック)
8 オイルパン
10 ウォータアウトレット(アウトレット部材)
11a パイプ部材
11b パイプ部材
11c パイプ部材
12 インテークマニホールド
21a 吸気通路構成壁部(吸気通路構成壁部)
21b 排気通路構成壁部(第1誘導部、排気通路構成壁部)
22 外壁
22a 側壁
22b 側壁
22c 前壁
22d 後壁
23 取付部
24 アッパーデッキ
25 取付部
25a ネジ孔
25b ボス部
26 ロアデッキ
26a 燃焼室構成凹部(燃焼室構成凹部)
27 取付面
32 ボルト挿通ボス部(第1誘導部、第2誘導部、ボルト挿通ボス部)
32a 挿通孔(ボルト挿通孔)
34 吸気バルブ挿通ボス部(第2誘導部、吸気バルブ挿通ボス部)
34a 吸気バルブ挿通孔(吸気バルブ挿通孔)
36 排気バルブ挿通ボス部(排気バルブ挿通ボス部)
36a 排気バルブ挿通孔(排気バルブ挿通孔)
42 隔壁
42a 連通開口
44 傾斜面(上向傾斜部)
46 傾斜面(下向傾斜部)
52a 吸気側カムシャフト
52b 排気側カムシャフト
54a 吸気側バルブ(吸気バルブ)
54b 排気側バルブ(排気バルブ)
56a 吸気側バルブリフタ
56b 排気側バルブリフタ
62a 燃焼室冷却用下側流路(燃焼室冷却用流路)
62b 排気通路冷却用下側流路(排気通路冷却用流路)
62c 吸気通路冷却用下側流路(吸気通路冷却用流路)
64a 燃焼室冷却用上側流路(燃焼室冷却用流路)
64b 排気通路冷却用上側流路(排気通路冷却用流路)
64c 吸気通路冷却用上側流路(吸気通路冷却用流路)
70a 冷却水入口(冷却媒体入口)
70b 冷却水入口(冷却媒体入口)
72 冷却水出口(冷却媒体出口、主出口)
74a 冷却水出口(冷却媒体出口、副出口)
74b 冷却水出口(冷却媒体出口、副出口)
76a 冷却水出口(冷却媒体出口、第2副出口)
76b 冷却水出口(冷却媒体出口、第2副出口)
92 混合部(混合部)
94 取付部
100 フランジ部
100a 凹部
100b 凹部
100c 凹部
INT 吸気通路(吸気通路)
EXH 排気通路(排気通路)
HWJ ヘッド用ウォータージャケット(ウォータージャケット)
LHWJ 下側ヘッド用ウォータージャケット(下側ウォータージャケット)
UHWJ 上側ヘッド用ウォータージャケット(上側ウォータージャケット)
TM サーモスタット
P ペレット
HT ヒーター
THC スロットルチャンバー
RAD ラジエータ
WP ウォーターポンプ(ウォーターポンプ)
BWJ ブロック用ウォータージャケット
WI ウォータインレット

Claims (6)

  1. 燃焼室を構成する複数の燃焼室構成凹部と、
    該燃焼室構成凹部を挟んで互いに対向する位置関係に配置され複数の前記燃焼室構成凹部それぞれに連通するよう構成された吸気通路および排気通路と、
    冷却媒体が流れる流路として構成されたウォータージャケットと、
    を備え、
    前記ウォータージャケットは、前記燃焼室の配列方向の一方側に設けられた冷却媒体入口と、前記燃焼室の配列方向の他方側に設けられた冷却媒体出口と、前記冷却媒体入口からの前記冷却媒体が主に前記燃焼室の周辺部を通って前記冷却媒体出口に向かうよう構成された燃焼室冷却用流路と、前記冷却媒体入口からの前記冷却媒体が主に前記吸気通路の周辺部を通って前記冷却媒体出口に向かうよう構成された吸気通路冷却用流路と、前記冷却媒体入口からの前記冷却媒体が主に前記排気通路の周辺部を通って前記冷却媒体出口に向かうよう構成された排気通路冷却用流路と、前記燃焼室冷却用流路,前記吸気通路冷却用流路および前記排気通路冷却用流路を流れる前記冷却媒体を混合するよう構成された混合部と、を有しており、
    前記冷却媒体出口は、前記混合部で混合された前記冷却媒体が流出される主出口と、該主出口に隣接した位置であって前記燃焼室冷却用流路に関して前記排気通路冷却用流路側の位置に配置された副出口と、を有しており、
    前記ウォータージャケットは、隔壁を介して上側および下側ウォータージャケットに区画形成されており、
    前記主出口は、前記上側および下側ウォータージャケットに亘って開口しており、
    前記上側ウォータージャケットを構成する上側底壁としての前記隔壁は、前記主出口近傍において該主出口に向かって下り傾斜となる下向傾斜部を有しており、
    前記下側ウォータージャケットを構成する下側底壁は、前記主出口近傍において該主出口に向かって上り傾斜となる上向傾斜部を有しており、
    前記ウォータージャケットを流れる前記冷却媒体によって前記燃焼室、前記吸気通路および前記排気通路を冷却するよう構成されている
    シリンダヘッド。
  2. 前記混合部は、前記冷却媒体が前記排気通路冷却用流路の下流において前記燃焼室冷却用流路に向かうよう誘導する第1誘導部と、前記冷却媒体が前記吸気通路冷却用流路の下流において前記燃焼室冷却用流路に向かうよう誘導する第2誘導部と、を有している
    請求項1に記載のシリンダヘッド。
  3. 前記シリンダヘッドをシリンダブロックに締結するためのヘッドボルトが挿通されるボルト挿通孔を有するボルト挿通ボス部と、
    前記吸気通路と前記燃焼室との連通開口を開閉可能な吸気バルブが挿通される吸気バルブ挿通孔を有する吸気バルブ挿通ボス部と、
    前記排気通路と前記燃焼室との連通開口を開閉可能な排気バルブが挿通される排気バルブ挿通孔を有する排気バルブ挿通ボス部と、
    をさらに備え、
    前記第1および第2誘導部は、前記吸気通路を構成する吸気通路構成壁部、前記排気通路を構成する排気通路構成壁部、前記ボルト挿通ボス部、前記吸気バルブ挿通ボス部および前記排気バルブ挿通ボス部の少なくとも1つによって構成されている
    請求項2に記載のシリンダヘッド。
  4. 前記副出口と前記排気通路冷却用流路とは、前記第1誘導部によって仕切られている
    請求項2または3に記載のシリンダヘッド。
  5. 前記冷却媒体出口は、前記主出口に隣接した位置であって前記燃焼室冷却用流路に関して前記吸気通路冷却用流路側の位置に配置された第2副出口をさらに有している
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載のシリンダヘッド。
  6. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のシリンダヘッドと、
    前記冷却媒体出口を覆うよう前記シリンダヘッドに取り付けられたアウトレット部材と、
    前記シリンダヘッドに締結されるシリンダブロックと、
    前記シリンダブロックに取り付けられるウォーターポンプと、
    を備え、
    前記ウォーターポンプから前記シリンダヘッドに供給された冷却水が前記アウトレット部材を介して前記ウォーターポンプに還流されるよう構成されている
    内燃機関。
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