JP6952263B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、室内等を照明するための照明器具に関する。
室内を照明するための照明器具の一つとして、シーリングライトが知られている。シーリングライトは、室内の天井に取り付けられる器具本体と、器具本体に支持された発光モジュールと、発光モジュールから出射された光を導光し、室内を照明する導光板とを備えている(例えば、特許文献1参照)。導光板は、例えば器具本体に固定された受け具によって保持されている。
特開2015−138574号公報
上記した照明器具では、導光板の一部が受け具で覆われてしまうために、この覆われた部分が暗部となってしまう。
本発明は、照明器具自体の暗部を抑制することができる照明器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る照明器具は、器具本体と、第一発光部と、第一発光部からの光を入射する第一端面、及び、第一端面に入射した光を出射する第一側面を有する第一導光板と、第二発光部と、第一導光板を囲むように配置された環状の第二導光板であって、第二発光部からの光を入射する第二端面、及び、第二端面に入射した光を出射する第二側面を有する第二導光板と、第一導光板と第二導光板との間に配置されて、第一導光板と第二導光板とを器具本体に固定する固定部材とを備え、固定部材は、第一発光部、第二発光部、第一導光板及び第二導光板の少なくとも一つからの光が通過する光通過部を有する。
本発明の一態様に係る照明器具によれば、照明器具自体の暗部を抑制することができる。
実施の形態1に係る照明器具の床面側の外観を示す斜視図である。 実施の形態1に係る照明器具の天井側の外観を示す斜視図である。 実施の形態1に係る照明器具を分解して示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る照明器具を示す平面図である。 実施の形態1に係る照明器具を示す側面図である。 図4のVI−VI線による、実施の形態1に係る照明器具の断面図である。 図6の一部を拡大して示す、実施の形態1に係る照明器具の要部断面図である。 図6の一部を拡大して示す、実施の形態1に係る照明器具の要部断面斜視図である。 実施の形態1に係る発光モジュールを抜き出して示す平面図である。 実施の形態1に係る第一導光板を抜き出して示す平面図である。 実施の形態1に係る第一導光板の一部を模式的に拡大して示す要部断面図である。 実施の形態1に係る第二導光板の一部を模式的に拡大して示す要部断面図である。 実施の形態1に係る固定部材を床面側から見た斜視図である。 実施の形態1に係る固定部材を天井側から見た斜視図である。 実施の形態2に係る第一導光板を示す断面図である。 実施の形態3に係る固定部材及びその周囲の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、及び、構成要素の配置位置や接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1に係る照明器具について説明する。
[1−1.照明器具の構成]
[1−1−1.照明器具の概要]
図1〜図4を参照しながら、実施の形態1に係る照明器具2の概要について説明する。図1は、実施の形態1に係る照明器具2の床面側の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る照明器具2の天井側の外観を示す斜視図である。図3は、実施の形態1に係る照明器具2を分解して示す分解斜視図である。図4は、実施の形態1に係る照明器具2を示す平面図である。
照明器具2は、例えば室内を照明するためのシーリングライトであり、室内の天井4(図3参照)に設置される。図1〜図4に示すように、照明器具2は、器具本体6と、機能ボックス8と、器具取付部材10と、発光モジュール12と、反射板14と、第一導光板16と、第二導光板18と、固定部材20と、カバー部材22とを備えている。
以下、照明器具2の各構成要素について詳細に説明する。なお、以下に示す各図において、Z軸のマイナス側が天井4側、Z軸のプラス側が床面(図示せず)側を表している。また、説明の都合上、以下に示す図1、図3、図5〜図8、図11及び図12では、照明器具2を通常の使用時の姿勢とは上下逆の姿勢で図示している。
[1−1−2.器具本体]
まず、図2、図3、図5及び図6を参照しながら、器具本体6について説明する。図5は、実施の形態1に係る照明器具2を示す側面図である。図6は、図4のVI−VI線による、実施の形態1に係る照明器具2の断面図である。
器具本体6は、発光モジュール12等を支持するための筐体である。図2、図3、図5及び図6に示すように、器具本体6は、XY平面視で、中央部に円形状の開口部24を有する円環状に形成されている。図6に示すように、器具本体6の開口部24の径中心は、照明器具2の中心軸26上に位置している。なお、中心軸26は、Z軸に平行な直線である。器具本体6は、例えばアルミニウム板又は鋼板等の板金をプレス加工することによって上述した形状に成形される。
[1−1−3.機能ボックス]
次に、図2、図3、図5及び図6を参照しながら、機能ボックス8について説明する。図2、図3、図5及び図6に示すように、機能ボックス8は、ケース28と、回路ユニット30とを有している。なお、説明の都合上、回路ユニット30は、図2にのみ図示している。
ケース28は、回路ユニット30を収納するための中空状の箱体である。ケース28は、XY平面視で略矩形状に形成されている。図2、図3及び図5に示すように、ケース28は、器具本体6の天井4側の側面32に複数の連結部材34を介して連結されている。すなわち、照明器具2を天井4に設置した状態では、器具本体6は、複数の連結部材34を介してケース28から吊り下げられるようにして支持される。ケース28の中央部には、円形状の貫通孔36が形成されている。図6に示すように、ケース28の貫通孔36には、機能ボックス8を器具取付部材10に装着するための筒状のホルダ38が固定されている。ホルダ38の内部には、器具取付部材10が着脱自在に嵌合される。
回路ユニット30は、発光モジュール12を点灯させるための電力を生成し、且つ、発光モジュール12の点灯を制御するためのユニットである。図2に示すように、回路ユニット30は、ケース28の内部に配置されている。説明の都合上、図示を省略しているが、回路ユニット30は、基板と、基板に実装された複数の回路部品とを有している。
基板は、複数の回路部品を実装するためのプリント配線基板である。図3に示すように、基板は、電線40を介して発光モジュール12と電気的に接続され、且つ、電線42を介して器具取付部材10と電気的に接続されている。
複数の回路部品は、基板の実装面に実装されている。複数の回路部品は、電源用回路部品と、制御用回路部品とを含んでいる。電源用回路部品は、発光モジュール12を点灯させるための電力を生成するための電源回路を構成する。電源回路は、商用電源(図示せず)から引っ掛けシーリングボディ44(後述する)を介して供給されてきた交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力を発光モジュール12に供給する。電源回路で生成された直流電力が発光モジュール12に供給されることにより、発光モジュール12が点灯する。また、制御用回路部品は、発光モジュール12の点灯を制御するための制御回路を構成する。
なお、複数の回路部品は、例えば、a)電解コンデンサ又はセラミックコンデンサ等の容量素子、b)抵抗器等の抵抗素子、c)整流回路素子、d)コイル素子、e)チョークコイル(チョークトランス)、f)ノイズフィルタ、g)ダイオード又は集積回路素子等の半導体素子等を含んでいる。
[1−1−4.器具取付部材]
次に、図2、図3及び図6を参照しながら、器具取付部材10について説明する。器具取付部材10は、室内の天井4に設置された引っ掛けシーリングボディ44に機能ボックス8を着脱自在に取り付けるためのアダプタである。
図2、図3及び図6に示すように、器具取付部材10は、機能ボックス8のケース28のホルダ38の内部に着脱自在に嵌合される。また、器具取付部材10は、引っ掛けシーリングボディ44に着脱自在に取り付けられる。
照明器具2を室内の天井4に設置する際には、ユーザは、まず、器具取付部材10を引っ掛けシーリングボディ44に取り付ける。その後、ユーザは、器具取付部材10がケース28のホルダ38の内部に挿入されるようにして、機能ボックス8を天井4側に押し上げることにより、ホルダ38と器具取付部材10とを嵌合させる。これにより、機能ボックス8が器具取付部材10及び引っ掛けシーリングボディ44を介して室内の天井4に取り付けられ、照明器具2が室内の天井4に設置される。
なお、引っ掛けシーリングボディ44は、例えば室内の天井4の裏側に配置された商用電源と電線(図示せず)を介して電気的に接続されている。照明器具2が室内の天井4に設置されることにより、商用電源からの交流電力が電線及び引っ掛けシーリングボディ44を介して照明器具2に供給される。
[1−1−5.発光モジュール]
次に、図3及び図6〜図9を参照しながら、発光モジュール12について説明する。図7は、図6の一部を拡大して示す、実施の形態1に係る照明器具2の要部断面図である。図8は、図6の一部を拡大して示す、実施の形態1に係る照明器具2の要部断面斜視図である。図9は、実施の形態1に係る発光モジュール12を抜き出して示す平面図である。
図3及び図6に示すように、発光モジュール12は、例えば白色光を発するための光源である。図3及び図7〜図9に示すように、発光モジュール12は、複数の基板46と、複数の基板46の各々に実装された複数の第一発光素子48(第一発光部の一例)及び複数の第二発光素子50(第二発光部の一例)とを有している。
複数の基板46の各々は、複数の第一発光素子48及び複数の第二発光素子50を実装するためのプリント配線基板であり、略円弧状に形成されている。複数の基板46は、器具本体6の床面側の側面52に取り付けられており、器具本体6の開口部24を囲むようにして円環状に並べられている。なお、基板46としては、例えば、樹脂基板、メタルベース基板、セラミック基板又はガラス基板等を用いることができる。また、基板46は、リジッド基板に限定されず、フレキシブル基板であってもよい。
複数の第一発光素子48は、各基板46の実装面(床面側の面)の内周部側に実装されている。具体的には、複数の第一発光素子48は、各基板46の実装面の内周部側において、各基板46の周方向に沿って間隔を置いて円弧状に配置されている。これにより、発光モジュール12全体では、複数の第一発光素子48は、円環状に配置されている。
複数の第二発光素子50は、各基板46の実装面の外周部側に実装されている。具体的には、複数の第二発光素子50は、各基板46の実装面の外周部側において、各基板46の周方向に間隔を置いて円弧状に配置されている。これにより、発光モジュール12全体では、複数の第二発光素子50は、複数の第一発光素子48を囲むように円環状に配置されている。
第一発光素子48及び第二発光素子50の各々は、例えば、パッケージ化された表面実装(SMD:Surface Mount Device)型の白色LED素子である。すなわち、第一発光素子48及び第二発光素子50の各々は、凹部を有する白色樹脂製のパッケージ(容器)と、パッケージの凹部の底面に一次実装されたLEDチップと、パッケージの凹部内に封入された封止部材とを有している。LEDチップは、例えば青色光を発する青色LEDチップである。封止部材には、青色LEDチップからの青色光を励起光として蛍光発光するYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)等の黄色蛍光体が含有されている。
このように、第一発光素子48及び第二発光素子50の各々は、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって構成されたB−Yタイプの白色LED素子である。具体的には、封止部材に含有される黄色蛍光体は、青色LEDチップからの青色光の一部を吸収することにより励起されて黄色光を放出する。この放出された黄色光と黄色蛍光体に吸収されなかった青色光とが混ざることにより、白色光が生成される。このようにして第一発光素子48及び第二発光素子50の各々から白色光が出射される。
なお、本実施の形態では、第一発光素子48及び第二発光素子50がともに白色光を発するようにしたが、互いに異なる色(波長)の光を発するようにしてもよい。例えば、第一発光素子48が白色光を発し、第二発光素子50が電球色光を発するようにしてもよい。
[1−1−6.反射板]
次に、図3及び図6〜図8を参照しながら、反射板14について説明する。反射板14は、第一導光板16の第一出射部58(後述する)の裏面64から出射した光を反射するためのものである。
図3に示すように、反射板14は、XY平面視で円形状に形成されている。反射板14の床面側の側面には、例えば白色の塗料が塗布された反射面54が形成されている。図6〜図8に示すように、反射板14は、器具本体6の開口部24を覆うようにして、器具本体6の床面側の側面52に配置されている。この時、反射板14の反射面54は、第一導光板16の第一出射部58の裏面64に対向するように配置されている。
[1−1−7.第一導光板]
次に、図1、図3、図4、図6〜図8、図10及び図11を参照しながら、第一導光板16について説明する。図10は、実施の形態1に係る第一導光板16を抜き出して示す平面図である。図11は、実施の形態1に係る第一導光板16の一部を模式的に拡大して示す要部断面図である。
第一導光板16は、複数の第一発光素子48からの光を拡散させるための光学部材である。第一導光板16は、固定部材20により器具本体6の床面側の側面52に固定されている。
図1、図3、図4及び図6に示すように、第一導光板16は、XY平面視で円形状に形成されており、第二導光板18の内方に配置されている。つまり、第一導光板16は、内方導光板の一例である。具体的には、第一導光板16は、第一入射部56と、第一出射部58とを有している。なお、第一導光板16は、透光性を有する材料、例えば透明のアクリル樹脂等で形成されている。
図7及び図8に示すように、第一入射部56は、一端部56a(天井4側の端部)から他端部56b(床面側の端部)に向けて湾曲しながら縮径する筒状に形成されている。つまり、第一入射部56は、第一導光板16の外周部である。第一入射部56の凹面側は発光モジュール12に対向し、第一入射部56の凸面側はカバー部材22に対向している。第一入射部56は、光を一端部56aから他端部56bに向けて導く。第一入射部56の一端部56aには、その全周に亘って円環状の第一端面60が形成されている。第一端面60は、複数の第一発光素子48に対向且つ近接する位置に配置されている。すなわち、複数の第一発光素子48は、第一端面60の周方向に沿って間隔を置いて円環状に配置されている。複数の第一発光素子48の各々からの光は、第一端面60に入射する。
図6〜図8に示すように、第一出射部58は、第一入射部56の他端部56bの全周から第一導光板16の径方向内側に延び、XY平面視で円形状に形成されている。すなわち、第一出射部58は、第一入射部56の他端部56bを閉塞するように、略水平な姿勢(すなわち、天井4に対して略平行な姿勢)で配置されている。すなわち、図4に示すように、第一導光板16及び第二導光板18を平面視した場合に、第一導光板16の第一側面62は、第二導光板18の径中心61を含む領域63に配置されている。第一出射部58の径中心は、照明器具2の中心軸26上に位置している。図7及び図8に示すように、第一出射部58の床面側には、第一側面62が形成されている。第一側面62は、光が出射する面であり、XY平面視で円形状に形成されている。
図10に示すように、第一出射部58の第一側面62とは反対側の裏面64(天井4側の面)には、光散乱パターン68が形成されている。図11に示すように、光散乱パターン68は、例えば複数の低角プリズム66(複数の光散乱要素の一例)がドット状に配置されたパターンである。複数の低角プリズム66の各々は、例えばドット加工により形成された円錐状の凹部である。光散乱パターン68は、裏面64(第一側面62)の外周部から内周部に近付くに従って、複数の低角プリズム66の密度が徐々に高くなるように形成されている。複数の低角プリズム66の密度は、裏面64(第一側面62)の径中心で最も高く、裏面64(第一側面62)の外周縁で最も低い。すなわち、光散乱パターン68(第一出射部58の形状)は、第一側面62の外周部から取り出される光の光取り出し効率よりも、第一側面62の内周部から取り出される光の光取り出し効率の方が大きくなるように形成されている。図10では、複数の低角プリズム66の密度を色の濃淡で表現してある。すなわち、図10では、色が濃いほど複数の低角プリズム66の密度が高いことを表し、色が薄いほど複数の低角プリズム66の密度が低いことを表現してある。
仮に、複数の低角プリズム66の密度が第一側面62の全域に亘って均一である場合には、光取り出し効率が第一側面62の全域に亘って均一となる。しかしながら、この場合において、例えば第一出射部58の直径を大きくした際には、複数の第一発光素子48からの光が第一側面62の内周部まで到達し難くなるため、第一側面62の内周部で取り出される光の量が少なくなる。その結果、第一側面62の内周部が外周部よりも暗くなるという問題が生じる。
これに対して、本実施の形態では、複数の低角プリズム66の密度は、第一側面62の外周部から内周部に近付くに従って徐々に高くなるので、第一側面62の内周部における光取り出し効率を比較的高くすることができる。これにより、例えば第一出射部58の直径を大きくした場合であっても、第一側面62の内周部からより多くの光を取り出すことができるので、第一側面62の内周部が外周部よりも暗くなるのを抑制することができる。その結果、第一側面62における輝度ムラを低減することができる。
なお、本実施の形態では、光散乱パターン68を、裏面64の外周部から内周部に近付くに従って、複数の低角プリズム66の密度が徐々に高くなるように形成したが、これに限定されない。例えば、光散乱パターン68を、裏面64の外周部から内周部に近付くに従って、複数の低角プリズム66の各々の大きさが徐々に大きくなるように形成してもよい。この場合、低角プリズム66の大きさは、裏面64(第一側面62)の径中心で最も大きく、裏面64(第一側面62)の外周縁で最も小さくなる。あるいは、光散乱パターン68を、裏面64の外周部から内周部に近付くに従って、複数の低角プリズム66の密度が徐々に高くなり、且つ、複数の低角プリズム66の各々の大きさが徐々に大きくなるように形成してもよい。
図7に示すように、複数の第一発光素子48からの光は、第一端面60に入射して、第一入射部56から第一出射部58へと導かれる。第一出射部58に導かれた光は、低角プリズム66で反射することにより、第一出射部58の第一側面62から拡散されながら室内に向けて出射する。
なお、第一出射部58に導かれた光の一部は、第一出射部58の裏面64から拡散されながら出射する。第一出射部58の裏面64から出射した光は、反射板14の反射面54で反射された後に、第一出射部58の裏面64に入射する。これにより、第一導光板16における光利用効率を高めることができる。
[1−1−8.第二導光板]
次に、図1〜図8及び図12を参照しながら、第二導光板18について説明する。図12は、実施の形態1に係る第二導光板18の一部を模式的に拡大して示す要部断面図である。
第二導光板18は、複数の第二発光素子50からの光を拡散させるための光学部材である。第二導光板18は、固定部材20により器具本体6の床面側の側面52に固定されている。
図1〜図5に示すように、第二導光板18は、XY平面視で円環状(ドーナツ状)に形成されており、第一導光板16を囲むように配置されている。つまり、第二導光板18は、環状導光板の一例である。具体的には、第二導光板18は、第二入射部70と、第二出射部72とを有している。なお、第二導光板18は、透光性を有する材料、例えば透明のアクリル樹脂等で形成されている。
図6〜図8に示すように、第二入射部70は、一端部70a(天井4側の端部)から他端部70b(床面側の端部)に向けて湾曲しながら拡径する筒状に形成されている。つまり、第二入射部70は、第二導光板18の内周部である。第二入射部70の凹面側は発光モジュール12に対向し、第二入射部70の凸面側はカバー部材22に対向している。第二入射部70は、光を一端部70aから他端部70bに向けて導く。第二入射部70の一端部70aには、その全周に亘って円環状の第二端面74が形成されている。第二端面74は、複数の第二発光素子50に対向且つ近接する位置に配置されている。すなわち、複数の第二発光素子50は、第二端面74の周方向に沿って間隔を置いて円環状に配置されている。複数の第二発光素子50の各々からの光は、第二端面74に入射する。
図5〜図8に示すように、第二出射部72は、第二入射部70の他端部70bの全周から第二導光板18の径方向外側に延び、XY平面視で円環状(ドーナツ状)に形成されている。第二出射部72は、器具本体6よりも第二導光板18の径方向外側に張り出しており、略水平な姿勢で配置されている。第二出射部72の径中心は、照明器具2の中心軸26上に位置している。図7及び図8に示すように、第二出射部72の床面側には、第二側面76が形成されている。第二側面76は、光が出射する面であり、XY平面視で円環状に形成されている。
また、図7に示すように、第二出射部72の第二側面76は、第一出射部58の第一側面62と略同一面上に配置されている。なお、本明細書において、「略同一面上に配置されている」とは、第一側面62及び第二側面76が完全に同一面上に配置されている場合だけでなく、第一側面62が第二側面76に対してZ軸方向に所定距離以下(例えば、第一側面62又は第二側面76の厚みの10分の1以下)だけずれている場合も含むものとする。
図12に示すように、第二出射部72の第二側面76とは反対側の裏面78(天井4側の面)には、光散乱パターン82が形成されている。光散乱パターン82は、例えば複数の低角プリズム80がドット状に配置されたパターンである。複数の低角プリズム80の各々は、例えばドット加工により形成された円錐状の凹部である。光散乱パターン82は、複数の低角プリズム80の密度が裏面78の全域に亘ってほぼ均一となるように形成されている。すなわち、光散乱パターン82は、第二側面76の全域に亘って光取り出し効率がほぼ均一となるように形成されている。
図7に示すように、複数の第二発光素子50からの光は、第二端面74に入射して、第二入射部70から第二出射部72へと導かれる。第二出射部72に導かれた光は、低角プリズム80で反射することにより、第二出射部72の第二側面76から拡散されながら室内に向けて出射する。なお、第二出射部72に導かれた光の一部は、第二出射部72の裏面78から拡散されながら出射する。
また、図7及び図12に示すように、第二出射部72の外周面84は、第二出射部72の第二側面76から裏面78に向けて拡径するテーパ状に形成されている。第二出射部72に導かれた光の一部は、第二出射部72の外周面84から拡散されながら出射する。
[1−1−9.固定部材]
次に、図3、図6〜図8、図13及び図14を参照しながら、固定部材20について説明する。図13は、実施の形態1に係る固定部材を床面側から見た斜視図である。図14は、実施の形態1に係る固定部材を天井側から見た斜視図である。固定部材20は、第一導光板16及び第二導光板18を器具本体6の床面側の側面52に固定するための部材である。固定部材20は、第一導光板16の第一入射部56と第二導光板18の第二入射部70との間の非発光領域に配置されている。固定部材20は、全体が例えば透光性材料等で形成されている。透光性材料としては、例えばアクリル樹脂などの透光性樹脂が挙げられる。固定部材20には、第一発光素子48、第二発光素子50、第一導光板16及び第二導光板18の少なくとも一つからの光があたることになるが、この光は固定部材20を通過する。つまり、固定部材20は、その全体が光通過部である。固定部材20を通過する光には、第一発光素子48及び第二発光素子50の少なくとも一つから直接発せられた直接光、第一導光板16及び第二導光板18の少なくとも一つを通過した通過光(漏れ光)、これら直接光及び通過光が周囲の部材で反射された反射光などが含まれる。
図13及び図14に示すように、固定部材20は、XY平面視で円環状(ドーナツ状)に形成されている。つまり、固定部材20は、第二導光板18の全周にわたって連続して設けられている。第一導光板16と、第二導光板18と、固定部材20とは同心円となっている。固定部材20は、全体として単一な部材から形成されていてもよいし、複数の部材が組み合わさることで形成されていてもよい。また、固定部材20は、第二出射部72の第二側面76及び第一出射部58の第一側面62から床面側に突出していない。つまり、固定部材20は、第二側面76及び第一側面62よりも奥まった位置に配置されている(図7及び図8参照)。
固定部材20は、第一導光板16を支持するための内側支持部210と、第二導光板18を支持するための外側支持部220とを備えている。
内側支持部210は、固定部材20の内周面であり、固定部材20の全周にわたって連続した円環状に形成されている。内側支持部210は、外側支持部220側に向けて凹んだ湾曲面となっている。具体的には、内側支持部210は、第一導光板16の第一入射部56(外周部)の凸面に対応した曲面に形成されている(図7及び図8参照)。つまり、内側支持部210は、第一導光板16の外周部に対して周方向においても径方向においても沿う形状となっている。このように、内側支持部210が第一導光板16の外周部に沿う形状であるので、内側支持部210は、第一導光板16の外周部に当接した際には、当該外周部に対して面接触する。つまり、固定部材20の内側支持部210は、第一導光板16の第一入射部56の凸面側を器具本体6の床面側の側面52に向けて当接した状態で、第一導光板16を床面側から支持する。
外側支持部220は、固定部材20の外周面であり、固定部材20の全周にわたって連続した円環状に形成されている。外側支持部220は、内側支持部210側に向けて凹んだ湾曲面となっている。具体的には、外側支持部220は、第二導光板18の第二入射部70(内周部)の凸面に対応した曲面に形成されている(図7及び図8参照)。つまり、外側支持部220は、第二導光板18の内周部に対して周方向においても径方向においても沿う形状となっている。このように、外側支持部220が第二導光板18の内周部に沿う形状であるので、外側支持部220は、第二導光板18の内周部に当接した際には、当該内周部に対して面接触する。つまり、固定部材20の外側支持部220は、第二導光板18の第二入射部70の凸面側を器具本体6の床面側の側面52に向けて当接した状態で、第二導光板18を床面側から支持する。
また、固定部材20は、内側支持部210と外側支持部220との間に中間部230を有している。中間部230は、固定部材20の全周にわたって連続した円環状に形成されている。中間部230には、器具本体6に固定される複数の固定部231と、複数の基板46を電気的に接続するためのコネクタ及び配線が収容される複数の収容部237とが周方向に交互に配置されている。本実施の形態では、固定部231及び収容部237がそれぞれ4つ設けられている場合を例示する。
固定部231は、底部232と、内壁部233と、外壁部234と、リブ235とを備えている。底部232は、貫通孔2321を有しており、当該貫通孔2321を介して例えばネジ(図示せず)により器具本体6の床面側の側面52にネジ止めされる。内壁部233は、底部232の内周縁から立設した壁部であり、その内周面が内側支持部210となる。外壁部234は、底部232の外周縁から立設した壁部であり、その外周面が外側支持部220となる。底部232、内壁部233及び外壁部234は、全体として概ね均等な肉厚となっている。
リブ235は、固定部材20の径方向、つまり、第二導光板18の径方向に沿って延設されている。リブ235は、一つの固定部231に対して複数設けられている。具体的にリブ235は、内壁部233及び外壁部234の間で連続する壁状に底部232上に設けられている。第二導光板18の径方向に沿うリブ235が、一つの固定部材20に対して複数設けられているので、固定部材20に対して径方向の補強をすることができ、当該固定部材20の径方向の撓みを抑制することができる。つまり、固定部材20の剛性が高まる。これにより、より大型な第二導光板18を固定部材20で固定したとしても、安定した固定が可能となる。
収容部237は、隣り合う固定部231を連結する部位であり、その天井4側の面には、コネクタ及び配線等を収容するための収容凹部238が設けられている。収容部237における第一導光板16側の内周面は内側支持部210である。一方、収容部237における第二導光板18側の外周面は外側支持部220である。
[1−1−10.カバー部材]
次に、図1、図3、図4、図7及び図8を参照しながら、カバー部材22について説明する。カバー部材22は、固定部材20を床面側から覆う透光性カバーである。
図1、図3及び図4に示すように、カバー部材22は、XY平面視で円環状(ドーナツ状)に形成されており、例えば透光性を有する樹脂等で形成されている。カバー部材22は、固定部材20を覆うように配置され、固定部材20に着脱自在に取り付けられている。上述したように固定部材20を通過した光は、このカバー部材22も通過することになる。このため、カバー部材22も発光することとなるため、照明器具2の暗部を低減することができる。
図1、図3及び図4に示すように、カバー部材22の内周部には、第一導光部材86が配置されている。第一導光部材86は、カバー部材22の内周部の全周に沿って円環状に形成されている。第一導光部材86は、透光性を有する材料(例えば乳白色のアクリル樹脂等)で形成されている。図7及び図8に示すように、第一導光部材86は、第一導光板16の第一入射部56の凸面側を覆うように配置されている。
第一導光板16の第一入射部56に入射した光の一部は、第一入射部56の凸面側から出射して第一導光部材86に入射する。第一導光部材86に入射した光は、第一導光部材86から室内(すなわち、照明器具2の外部)に向けて出射する。これにより、第一導光板16の第一入射部56に入射した光を利用して、第一導光部材86を発光させることができる。
図1、図3及び図4に示すように、カバー部材22の外周部には、第二導光部材88が配置されている。第二導光部材88は、カバー部材22の外周部の全周に沿って円環状に形成されている。第二導光部材88は、第一導光部材86と同様に、透光性を有する材料で形成されている。図7及び図8に示すように、第二導光部材88は、第二導光板18の第二入射部70の凸面側を覆うように配置されている。
第二導光板18の第二入射部70に入射した光の一部は、第二入射部70の凸面側から出射して第二導光部材88に入射する。第二導光部材88に入射した光は、第二導光部材88から室内に向けて出射する。これにより、第二導光板18の第二入射部70に入射した光を利用して、第二導光部材88を発光させることができる。
[1−2.効果]
本実施の形態の照明器具2は、器具本体6と、第一発光素子48(第一発光部)と、第一発光素子48からの光を入射する第一端面60、及び、第一端面60に入射した光を出射する第一側面62を有する第一導光板16と、第二発光素子50(第二発光部)と、第一導光板16を囲むように配置された環状の第二導光板18であって、第二発光素子50からの光を入射する第二端面74、及び、第二端面74に入射した光を出射する第二側面76を有する第二導光板18と、第一導光板16と第二導光板18との間に配置されて、第一導光板16と第二導光板18とを器具本体6に固定する固定部材20とを備え、固定部材20は、第一発光素子48、第二発光素子50、第一導光板16及び第二導光板18の少なくとも一つからの光が通過する光通過部を有している。
これによれば、固定部材20が第一発光素子48、第二発光素子50、第一導光板16及び第二導光板18の少なくとも一つからの光が通過する光通過部を有しているので、固定部材20からも光を通過させることができる。したがって、照明器具2自体の暗部を抑制することができる。
特に、本実施の形態では、固定部材20の全体が透光性材料から形成されているので、固定部材20の全体で光を通過させることができる。したがって、照明器具2自体の暗部をより抑制することができる。
また、第一導光板16及び第二導光板18を平面視した場合に、第一導光板16の第一側面62は、第二導光板18の径方向における中央部を含む領域63に配置されている。
これによれば、照明器具2の照明方式は、第一発光素子48からの光を第一導光板16により室内に導き、且つ、第二発光素子50からの光を第二導光板18により室内に導く導光方式である。この導光方式では、第一発光素子48から第一導光板16の第一端面60までの距離、及び、第二発光素子50から第二導光板18の第二端面74までの距離が短い場合であっても、輝度ムラを低減することができる。その結果、輝度ムラを低減しながら、照明器具2の薄型化を図ることができる。さらに、第二導光板18は第一導光板16を囲むように配置されているので、照明器具2の発光面積を大きく確保することができる。
また、第一側面62及び第二側面76は、略同一面上に配置されている。
これによれば、照明器具2をより一層薄型化することができる。
また、第一導光板16は、一端部56aから他端部56bに向けて縮径する筒状に形成され、光が入射される第一端面60が一端部60aに形成された第一入射部56と、第一入射部56の他端部56bから径方向内側に延びて他端部56bを閉塞するように形成され、第一側面62が形成された第一出射部58と、を有する。
これによれば、第一端面60と第一側面62との位置関係を例えば略平行とすることができる。その結果、第一発光素子48と第一導光板16とを照明器具2の厚み方向に配置することができるので、照明器具2の径方向の大きさを抑えながら、照明器具2の薄型化を図ることができる。
また、第一出射部58の形状は、第一側面62の外周部から取り出される光の光取り出し効率よりも、第一側面62の内周部から取り出される光の光取り出し効率の方が大きくなるように形成されている。
これによれば、第一側面62の外周部における光取り出し効率よりも、第一側面62の内周部における光取り出し効率の方が大きいので、例えば第一出射部58の径を大きくした場合であっても、第一側面62の内周部が暗くなるのを低減することができる。これにより、第一側面62における輝度ムラを低減することができる。さらに、照明器具2の照明方式は、第一発光素子48からの光を第一導光板16により室内に導く導光方式である。この導光方式では、第一発光素子48から第一導光板16の第一端面60までの距離が短い場合であっても、輝度ムラを低減することができる。その結果、輝度ムラを低減しながら、照明器具2の薄型化を図ることができる。
また、第一出射部58には、複数の低角プリズム66(光散乱要素)を有する光散乱パターン68が形成されている。光散乱パターン68は、第一側面62の外周部における光取り出し効率よりも、第一側面62の内周部における光取り出し効率の方が大きくなるように形成されている。
これによれば、第一出射部58に光散乱パターン68を形成することにより、第一側面62における輝度ムラを効果的に低減することができる。
また、光散乱パターン68は、第一側面62の外周部から内周部に近付くに従って、複数の低角プリズム66の密度が高くなるように形成されている。
これによれば、第一側面62における位置に応じて複数の低角プリズム66の密度を変化させることにより、第一側面62における輝度ムラを効果的に低減することができる。
また、光散乱パターン68は、第一側面62の外周部から内周部に近付くに従って、複数の低角プリズム66の各々の大きさが大きくなるように形成されている。
これによれば、第一側面62における位置に応じて複数の低角プリズム66の各々の大きさを変化させることにより、第一側面62における輝度ムラを効果的に低減することができる。
また、第一端面60は、第一入射部56の一端部56aの全周に亘って形成され、第一発光部は、第一端面60の周方向に沿って間隔を置いて配置された複数の第一発光素子48を有する。
これによれば、複数の第一発光素子48からの光が第一端面60の全周に亘って入射するので、第一導光板16の第一側面62の周方向における輝度ムラを低減することができる。
また、第二導光板18は、一端部70aから他端部70bに向けて拡径する筒状に形成され、光が入射される第二端面74が一端部70aに形成された第二入射部70と、第二入射部70の他端部70bから径方向外側に延びて環状に形成され、第二側面76が形成された第二出射部72と、を有する。
これによれば、第二端面74と第二側面76との位置関係を例えば略平行とすることができる。その結果、第二発光素子50と第二導光板18とを照明器具2の厚み方向に配置することができるので、照明器具2の径方向の大きさを抑えながら、照明器具2の薄型化を図ることができる。
また、第二端面74は、第二入射部72の一端部70aの全周に亘って形成され、第二発光部は、第二端面74の周方向に沿って間隔を置いて配置された複数の第二発光素子50を有する。
これによれば、複数の第二発光素子50からの光が第二端面74の全周に亘って入射するので、第二導光板18の第二側面76における輝度ムラを低減することができる。
また、固定部材20は、第二導光板18の第二入射部70(内周部)に沿って設けられ、第二入射部70に当接して第二導光板18を支持する外側支持部220を有する。
これによれば、第二導光板18を支持する外側支持部220が、第二導光板18の第二入射部70に沿って設けられているので、外側支持部220を第二導光板18に対して面接触させることができる。つまり、第二導光板18を直接、ネジによって器具本体6に固定する場合と比べても、大きな接触面積で第二導光板18を支持することができる。したがって、第二導光板18を安定して保持することが可能である。安定した保持が可能であれば、第二導光板18の大型化も可能となる。
また、外側支持部220は、単に当接することで第二導光板18を支持しているので、第二導光板18が熱変形したとしても、第二導光板18は、外側支持部220の面方向に滑ることになる。つまり、接触箇所に応力が集中しないために、熱変形の影響を抑えることができ、第二導光板18をより安定して保持することができる。
また、固定部材20は、第一導光板16の第一入射部56(外周部)に沿って設けられ、第一入射部56に当接して第一導光板16を支持する内側支持部210を有する。
これによれば、第一導光板16を支持する内側支持部210が、第一導光板16の第一入射部56に沿って設けられているので、内側支持部210を第一導光板16に対して面接触させることができる。つまり、第一導光板16を直接、ネジによって器具本体6に固定する場合と比べても、大きな接触面積で第一導光板16を支持することができる。したがって、第一導光板16を安定して保持することが可能である。
(実施の形態2)
[2−1.第一導光板の構成]
次に、図15を参照しながら、実施の形態2に係る第一導光板16Aの構成について説明する。図15は、実施の形態2に係る第一導光板16Aを示す断面図である。なお、本実施の形態では、上記実施の形態1の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図15に示すように、実施の形態2に係る第一導光板16Aでは、第一出射部58Aの裏面64には上記実施の形態1で説明した光散乱パターンが形成されていない。第一出射部58Aは、第一側面62の外周部から内周部に近付くに従って、厚み(Z軸方向における大きさ)が徐々に小さくなるように形成されている。第一出射部58Aの厚みは、第一側面62の径中心で最も大きく、第一側面62の外周縁で最も小さい。
このような構成により、上記実施の形態1と同様に、第一側面62の外周部から取り出される光の光取り出し効率よりも、第一側面62の内周部から取り出される光の光取り出し効率の方が大きくなる。
[2−2.効果]
本実施の形態の照明器具では、第一出射部58Aは、第一側面62の外周部から内周部に近付くに従って、厚みが小さくなるように形成されている。
これによれば、第一側面62における位置に応じて第一出射部58Aの厚みを変化させることにより、第一側面62における輝度ムラを効果的に低減することができる。
(実施の形態3)
[3−1.固定部材]
次に、図16を参照しながら、実施の形態3に係る固定部材20cの構成について説明する。図16は、実施の形態3に係る固定部材及びその周囲の構成を示す断面図である。具体的には、図16は、図7に対応する図である。なお、本実施の形態では、上記実施の形態1の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
上記実施の形態1では、全体が透光性を有する樹脂から形成された固定部材20を例示した。この実施の形態3では、透光性を有さない樹脂により形成され得た固定部材20cを例示する。この場合、固定部材20cには、光通過部としての開口29a、29bが形成されている。開口29a、29bは、第一発光素子48、第二発光素子50、第一導光板16及び第二導光板18の少なくとも一つからの光が通過する。実施の形態3の場合では、開口29aは、固定部材20cにおける内壁部233cから底部232cまでを貫通している。これにより、第一導光板16の第一入射部56から漏れた光は、開口29aを通過してからカバー部材22を透過し、床面側に出射される。開口29bは、固定部材20cにおける外壁部234cから底部232cまでを貫通している。これにより、第二導光板18の第二入射部70から漏れた光は、開口29bを通過してからカバー部材22を透過し、床面側に出射される。開口29a、29bの大きさ、形状、設置箇所、設置個数の少なくとも一つを調整することで、第一発光素子48及び第二発光素子50からの直接光も通過させることも可能である。この調整によって、固定部材20cを通過した光の意匠性も高めることも可能である。
[3−2.効果など]
これによれば、固定部材20cは、光通過部として開口29a、29bを有する。
これにより、固定部材20cを透光性材料から形成しなくても、固定部材20cの透光性を確保することができる。
なお、固定部材は、少なくとも一部が透光性材料から形成されており、透光性材料から形成された部分が光通過部とすることも可能である。
この場合においても、固定部材の一定の透光性を確保することができる。
(変形例等)
以上、本発明について実施の形態1及び2に基づいて説明したが、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではない。
また、上記各実施の形態では、第一導光板16(16A)をXY平面視で円形状に形成したが、これに限定されず、例えばXY平面視で矩形状に形成してもよい。また、第二導光板18をXY平面視で円環状に形成したが、これに限定されず、例えばXY平面視で矩形状の環状に形成してもよい。
また、上記各実施の形態では、固定部材20が第二導光板18の全周にわたって連続して設けられている場合を例示した。しかし、固定部材は、第二導光板18の全周に対して断続的に設けられていてもよい。
また、上記各実施の形態では、カバー部材22を備えた照明器具2を例示したが、カバー部材22はなくてもよい。
また、上記各実施の形態では、第一発光素子48及び第二発光素子50の各実装構造をSMD構造としたが、これに限定されず、例えばLEDチップを基板46に直接実装したCOB(Chip On Board)構造であってもよい。この場合、封止部材によって、基板46上に実装された複数のLEDチップを一括に封止してもよく、あるいは、個別に封止してもよい。また、封止部材には、上述した黄色蛍光体等の波長変換材が含有されていてもよい。
また、上記各実施の形態では、第一発光素子48及び第二発光素子50としてLEDを例示したが、これに限定されず、例えば半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等、その他の固体発光素子を用いてもよい。
また、照明器具2は、例えばマイナスイオンを発生させるためのイオン発生部を備えていてもよい。イオン発生部は、例えば器具本体6の内部に配置されている。イオン発生部は、針状放電極と、針状放電極に高電圧(例えば、約6000V)を印加する高電圧発生回路と、針状放電極を冷却するペルチェ素子とを有している。針状放電極は、ペルチェ素子のペルチェ効果によって冷却されることにより結露する。高電圧発生回路が針状放電極に結露した空気中の水分に高電圧を印加することにより、ナノメータサイズ(例えば、直径約5〜20nm)の微粒子水で包まれたマイナスイオン(いわゆる、ナノイー(登録商標))を発生させる。イオン発生部により発生したマイナスイオンは、器具本体6の内部に配置された送風ファン等により器具本体6の外部に吹き出され、室内に拡散される。
なお、ナノイーは、マイナスイオン単独で存在する場合よりも空気中に長時間(マイナスイオンの約6倍の寿命で)存在することが可能であり、且つ、ナノメータサイズと非常に小さいため、室内全体に万遍無く拡散し且つ長時間浮遊することができる。ナノイーは、反応性が高く、且つ、臭い成分に作用して無臭成分に分解する能力を持つことが知られている。そのため、ナノイーが室内に拡散することにより、a)室内のカーテン又は浮遊塵埃等を脱臭する効果、b)室内に浮遊又は付着しているアレルゲン、ウイルス等を不活化させる効果、c)室内に浮遊又は付着しているカビ、細菌等を除菌する効果等が得られる。
また、照明器具2は、室内に人が存在することを検出する人感センサと、照明器具2の周囲の画像を撮像するためのカメラ機能を有する画像センサとを備えていてもよい。画像センサは、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。この場合、人感センサで室内に人を検知した際に、防犯対策として画像センサにより撮像した画像をメモリ等に記憶しておくことができる。
また、照明器具2は、有線又は無線によって照明器具2が受信した音声を出力するスピーカを備えていてもよい。この場合、例えば発光モジュール12の点灯に同期してスピーカから音声が出力されるように、スピーカが制御されてもよい。
その他、上記各実施の形態に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
2 照明器具
6 器具本体
16、16A 第一導光板
18 第二導光板
20 固定部材(光通過部)
20c 固定部材
22、22c カバー部材
29a、29b 開口(光通過部)
48 第一発光素子(第一発光部)
50 第二発光素子(第二発光部)
56 第一入射部(外周部)
56a、70a 一端部
56b、70b 他端部
58、58A 第一出射部
60 第一端面
62 第一側面
66、80 低角プリズム(光散乱要素)
68、82 光散乱パターン
70 第二入射部(内周部)
72 第二出射部
74 第二端面
76 第二側面
210 内側支持部
220 外側支持部
235 リブ

Claims (17)

  1. 器具本体と、
    第一発光部と、
    前記第一発光部からの光を入射する第一端面、及び、前記第一端面に入射した光を出射する第一側面を有する第一導光板と、
    第二発光部と、
    前記第一導光板を囲むように配置された環状の第二導光板であって、前記第二発光部からの光を入射する第二端面、及び、前記第二端面に入射した光を出射する第二側面を有する第二導光板と、
    前記第一導光板と前記第二導光板との間に配置されて、前記第一導光板と前記第二導光板とを前記器具本体に固定する固定部材とを備え、
    前記固定部材は、前記第一発光部、前記第二発光部、前記第一導光板及び前記第二導光板の少なくとも一つからの光が通過する光通過部を有する
    照明器具。
  2. 前記固定部材は、少なくとも一部が透光性材料から形成されており、前記透光性材料から形成された部分が前記光通過部である
    請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記固定部材の全体が前記透光性材料から形成されている
    請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記固定部材は、前記光通過部として開口を有する
    請求項1に記載の照明器具。
  5. 前記第一導光板及び前記第二導光板を平面視した場合に、前記第一導光板の前記第一側面は、前記第二導光板の径方向における中央部を含む領域に配置されている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の照明器具。
  6. 前記第一側面及び前記第二側面は、略同一面上に配置されている
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の照明器具。
  7. 前記第一導光板は、
    一端部から他端部に向けて縮径する筒状に形成され、前記一端部に前記第一端面が形成された第一入射部と、
    前記第一入射部の前記他端部から径方向内側に延びて前記他端部を閉塞するように形成され、前記第一側面が形成された第一出射部と、を有する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の照明器具。
  8. 前記第一出射部の形状は、前記第一側面の外周部から取り出される光の光取り出し効率よりも、前記第一側面の内周部から取り出される光の光取り出し効率の方が大きくなるように形成されている
    請求項7に記載の照明器具。
  9. 前記第一出射部には、複数の光散乱要素を有する光散乱パターンが形成されており、
    前記光散乱パターンは、前記第一側面の前記外周部における光取り出し効率よりも、前記第一側面の前記内周部における光取り出し効率の方が大きくなるように形成されている
    請求項8に記載の照明器具。
  10. 前記光散乱パターンは、前記第一側面の前記外周部から前記内周部に近付くに従って、前記複数の光散乱要素の密度が高くなるように形成されている
    請求項9に記載の照明器具。
  11. 前記光散乱パターンは、前記第一側面の前記外周部から前記内周部に近付くに従って、前記複数の光散乱要素の各々の大きさが大きくなるように形成されている
    請求項9または10に記載の照明器具。
  12. 前記第一出射部は、前記第一側面の前記外周部から前記内周部に近付くに従って、厚みが小さくなるように形成されている
    請求項8〜11のいずれか一項に記載の照明器具。
  13. 前記第一端面は、前記第一入射部の前記一端部の全周に亘って形成され、
    前記第一発光部は、前記第一端面の周方向に沿って間隔を置いて配置された複数の第一発光素子を有する
    請求項7〜12のいずれか一項に記載の照明器具。
  14. 前記第二導光板は、
    一端部から他端部に向けて拡径する筒状に形成され、前記一端部に前記第二端面が形成された第二入射部と、
    前記第二入射部の前記他端部から径方向外側に延びて環状に形成され、前記第二側面が形成された第二出射部と、を有する
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の照明器具。
  15. 前記第二端面は、前記第二入射部の前記一端部の全周に亘って形成され、
    前記第二発光部は、前記第一発光部を囲むように配置され、前記第二端面の周方向に沿って間隔を置いて配置された複数の第二発光素子を有する
    請求項14に記載の照明器具。
  16. 前記固定部材は、前記第二導光板の内周部に沿って設けられ、前記内周部に当接して前記第二導光板を支持する外側支持部を有する
    請求項1〜15のいずれか一項に記載の照明器具。
  17. 前記固定部材は、前記第一導光板の外周部に沿って設けられ、前記外周部に当接して前記第一導光板を支持する内側支持部を有する
    請求項1〜16のいずれか一項に記載の照明器具。
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