JP6952219B1 - 哺乳動物の発情迅速検査薬 - Google Patents

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Abstract

特定のアミノ酸配列を含み、ウシLHβ鎖に特異的に結合する、抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメント、および特定のアミノ酸配列を含み、ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する、抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメント、ならびに上記抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて哺乳動物由来の体液中のLHを検出する方法、ならびに上記抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントを含むウシLH検出用キットおよびイムノクロマトグラフィー査デバイス等が提供される。

Description

本発明は、抗ウシ黄体形成ホルモン(Leuteinizing Hormone(LH))抗体またはその抗原結合フラグメント、該抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて哺乳動物由来の体液中のLHを検出する方法、該抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて哺乳動物由来の体液中のLHを検出することを含むウシの発情を検出する方法、ならびに該抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントを含むウシの体液中のLHを検出するためのキットおよびイムノクロマトグラフィー検査デバイス等に関する。
現在、我が国の畜産業におけるウシの繁殖は人工授精により行われているが、その受胎率は50%以下と低い。ウシの発情周期は平均21日で、発情期間は平均14時間である。発情開始の12〜24時間後に人工授精を行う必要があるため、ウシの発情開始時期を知ることが重要である。現在、ウシの発情は、ウシの発情行動や健康状態を目視で確認することによって、あるいは牛歩万歩計等の装着型デバイスにより活動量を検知、直腸温検査により体調を検査、または膣挿入型体温計等により深部体温を測定する等の間接的な指標によって判断されている。しかしながら、目視による確認では個々の畜産業従事者の熟練度に依存するため発情開始を見逃すことが多く、また、間接的な指標による判断では検出精度が低く、さらに、畜産業従事者やウシへの負担が大きいという問題がある。したがって、ウシの発情を迅速に検出するための、高精度かつ簡便な方法の開発が求められている。
一方、哺乳動物は、黄体形成ホルモンの一過的な上昇(LHサージ)後に排卵することが知られており、ウシにおいては、血中LH濃度のピーク後12〜40時間が受精可能期間と言われている。LHサージは、発情または排卵の直接的な指標として、ヒトの排卵検査薬に利用されている。また、排卵前のLHピークを検出する方法(例えば、特許文献1)や、LH検査に基づいて排卵日を予測するデバイス(例えば、特許文献2)も報告されている。しかしながら、現在、ウシ等の家畜においてLHサージを簡便、迅速かつ高精度に測定することができる市販の検査薬は存在せず、ウシを含む家畜の繁殖において、LHサージの測定により発情を判断する手法は採られていない。
米国特許出願公開第2014/0134649号公報 欧州特許出願公開第3335638号公報
本発明は、哺乳動物由来の体液中のLHサージを簡便、迅速かつ高精度に検出する方法を提供することを目的とする。
上記のような情況下、発明者らは鋭意研究した結果、特定のアミノ酸配列を含む抗ウシLH抗体を単離し、該抗体を用いることにより、ウシおよびブタを包含する哺乳動物由来の体液中のLHサージを簡便、迅速かつ高精度に検出できることを見出した。かくして、本発明を完成した。
本発明は以下の態様を提供する。
[1]抗ウシ黄体形成ホルモン(LH)抗体またはその抗原結合フラグメントを用いることを特徴とする、哺乳動物から単離された体液中のLHを検出する方法であって、前記抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントが、下記(I)および(II)からなる群から選択される少なくとも1つの抗体またはその抗原結合フラグメントである、方法:
(I)ウシLHβ鎖に特異的に結合し、かつ、下記(a)〜(g)のいずれかで示される3つの重鎖相補性決定領域(VH CDR1〜3)および/または3つの軽鎖相補性決定領域(VL CDR1〜3)を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、
(II)ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合し、かつ、下記(o)〜(q)のいずれかで示されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、
(a)配列番号15または配列番号18で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号16または配列番号19で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号17または配列番号20で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号21または配列番号24で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号22または配列番号25で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号23または配列番号26で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(b)配列番号27または配列番号30で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号28または配列番号31で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号29または配列番号32で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号33または配列番号36で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号34または配列番号37で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号35または配列番号38で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(c)配列番号39または配列番号42で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号40または配列番号43で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号41または配列番号44で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号45または配列番号48で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号46または配列番号49で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号47または配列番号50で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(d)配列番号51または配列番号54で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号52または配列番号55で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号53または配列番号56で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号57または配列番号60で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号58または配列番号61で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号59または配列番号62で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(e)配列番号63または配列番号66で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号64または配列番号67で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号65または配列番号68で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号69または配列番号72で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号70または配列番号73で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号71または配列番号74で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(f)配列番号75または配列番号78で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号76または配列番号79で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号77または配列番号80で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号81または配列番号84で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号82または配列番号85で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号83または配列番号86で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(g)配列番号87または配列番号90で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号88または配列番号91で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号89または配列番号92で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号93または配列番号96で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号94または配列番号97で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号95または配列番号98で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(o)配列番号105または配列番号108で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号106または配列番号109で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号107または配列番号110で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号111または配列番号114で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号112または配列番号115で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号113または配列番号116で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(p)配列番号117または配列番号120で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号118または配列番号121で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号119または配列番号122で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号123または配列番号126で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号124または配列番号127で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号125または配列番号128で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(q)配列番号129または配列番号132で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号130または配列番号133で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号131または配列番号134で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号135または配列番号138で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号136または配列番号139で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号137または配列番号140で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3。
[2]前記ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが下記(h)〜(n)のいずれかで示される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントであり、前記ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが下記(r)〜(t)のいずれかで示される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントである、[1]記載の方法:
(h)配列番号1で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号2で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(i)配列番号3で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号4で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(j)配列番号5で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号6で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(k)配列番号7で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号8で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(l)配列番号9で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号10で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(m)配列番号11で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号12で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(n)配列番号13で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号14で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(r)配列番号99で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号100で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(s)配列番号101で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号102で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(t)配列番号103で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号104で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域。
[3]前記ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントと、前記ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第二の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントとを用いることを特徴とする、[1]または[2]記載の方法。
[4]前記ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントと、第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントとは異なる前記ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第二の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントとを用いることを特徴とする、[1]または[2]記載の方法。
[5][1]〜[4]のいずれか1項記載の方法によって哺乳動物から単離された体液中のLHを経時的に測定することによってLHサージを検出することを含む、哺乳動物の発情を検出する方法。
[6][1]〜[4]のいずれか1項記載の方法によって哺乳動物から単離された体液中のLHを経時的に測定することによってLHサージを検出することを含む、哺乳動物の受精可能時期を予測する方法。
[7]前記体液が乳汁である、[1]〜[6]のいずれか1項記載の方法。
[8]抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントが、ウシLHβ鎖に特異的に結合し、かつ、下記(a)〜(g)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント:
(a)配列番号15または配列番号18で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号16または配列番号19で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号17または配列番号20で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号21または配列番号24で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号22または配列番号25で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号23または配列番号26で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(b)配列番号27または配列番号30で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号28または配列番号31で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号29または配列番号32で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号33または配列番号36で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号34または配列番号37で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号35または配列番号38で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(c)配列番号39または配列番号42で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号40または配列番号43で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号41または配列番号44で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号45または配列番号48で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号46または配列番号49で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号47または配列番号50で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(d)配列番号51または配列番号54で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号52または配列番号55で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号53または配列番号56で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号57または配列番号60で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号58または配列番号61で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号59または配列番号62で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(e)配列番号63または配列番号66で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号64または配列番号67で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号65または配列番号68で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号69または配列番号72で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号70または配列番号73で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号71または配列番号74で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(f)配列番号75または配列番号78で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号76または配列番号79で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号77または配列番号80で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号81または配列番号84で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号82または配列番号85で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号83または配列番号86で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(g)配列番号87または配列番号90で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号88または配列番号91で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号89または配列番号92で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号93または配列番号96で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号94または配列番号97で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号95または配列番号98で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3。
[9][8]記載の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントであって、下記(h)〜(n)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント:
(h)配列番号1で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号2で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(i)配列番号3で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号4で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(j)配列番号5で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号6で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(k)配列番号7で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号8で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(l)配列番号9で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号10で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(m)配列番号11で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号12で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(n)配列番号13で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号14で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域。
[10]抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントが、ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合し、かつ、下記(o)〜(q)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント:
(o)配列番号105または配列番号108で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号106または配列番号109で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号107または配列番号110で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号111または配列番号114で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号112または配列番号115で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号113または配列番号116で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(p)配列番号117または配列番号120で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号118または配列番号121で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号119または配列番号122で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号123または配列番号126で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号124または配列番号127で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号125または配列番号128で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(q)配列番号129または配列番号132で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号130または配列番号133で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号131または配列番号134で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号135または配列番号138で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号136または配列番号139で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号137または配列番号140で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3。
[11][10]記載の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントであって、下記(r)〜(t)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または鎖可変領域を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント:
(r)配列番号99で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号100で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(s)配列番号101で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号102で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(t)配列番号103で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号104で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域。
[12][8]〜[11]のいずれか1項記載の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、哺乳動物由来の体液中のLHを検出するためのキット。
[13]ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントと、ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第二の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントとを含むことを特徴とし、前記ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが[8]または[9]記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであり、前記ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが[10]または[11]記載の抗体またはその抗原結合フラグメントである、[12]記載のキット。
[14]ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントと、第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントとは異なる、ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第二の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントとを含むことを特徴とし、前記第一および第二の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントが[8]または[9]記載の抗体またはその抗原結合フラグメントである、[12]記載のキット。
[15]哺乳動物の発情検査用キットである、[12]〜[14]のいずれか1項記載のキット。
[16]前記体液が乳汁である、[12]〜[15]のいずれか1項記載のキット。
[17][8]〜[11]のいずれか1項記載の抗体またはその抗原結合フラグメントを含む、哺乳動物由来の体液中のLHを検出するためのイムノクロマトグラフィー検査デバイス。
[18]ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントと、ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第二の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントとを含むことを特徴とし、前記ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが[8]または[9]記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであり、前記ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが[10]または[11]記載の抗体またはその抗原結合フラグメントである、請求項17記載のイムノクロマトグラフィー検査デバイス。
[19]ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントと、第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントとは異なる、ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第二の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントとを含むことを特徴とし、前記第一および第二の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントが[8]または[9]記載の抗体またはその抗原結合フラグメントである、[17]記載のイムノクロマトグラフィー検査デバイス。
[20]哺乳動物の発情検査用デバイスである、[17]〜[19]のいずれか1項記載のイムノクロマトグラフィー検査デバイス。
[21]前記体液が乳汁である、[17]〜[20]のいずれか1項記載のイムノクロマトグラフィー検査デバイス。
本発明によれば、哺乳動物由来の体液中のLHサージを簡便、迅速かつ高精度に検出でき、故に、哺乳動物の発情を簡便、迅速かつ高精度に検出することができる。かくして、本発明によれば、適切な時期に哺乳動物に人工授精することが可能となる。
LH測定系のサンドイッチELISAの模式図である。 PBS(リン酸緩衝生理食塩水)で系列希釈したウシLH標準液のサンドイッチELISAによる測定結果を示す。 PBSで系列希釈したウシLH標準液のサンドイッチELISAによる測定結果を示す。 乳汁、唾液、尿、血清で系列希釈したウシLH標準液のサンドイッチELISAによる測定結果を示す。 PBSで系列希釈したウシLH標準液およびブタLH標準液のサンドイッチELISAによる測定結果を示す。 PBSで系列希釈したウシLH標準液のサンドイッチELISAによる測定結果を示す。 PBSで系列希釈したウシLH標準液のサンドイッチELISAによる測定結果を示す。 PBSで系列希釈したウシLH標準液のサンドイッチELISAによる測定結果を示す。 比較例1の結果を示す。 比較例1の結果を示す。 高塩濃度条件下でのウシLH検出試験結果を示す。 酸性pH条件下でのウシLH検出試験結果を示す。 塩基性pH条件下でのウシLH検出試験結果を示す。
1.抗ウシLH抗体
「抗体」は、免疫グロブリンポリペプチドであり、特定のタンパク質等の分子(抗原)を認識して結合する働きをもつ。抗体は、2本の軽鎖および2本の重鎖からなる4本のポリペプチド鎖構造を有し、重鎖および軽鎖はそれぞれ、可変領域および定常領域からなる。軽鎖可変領域(VL)および重鎖可変領域(VH)には、配列の変化が大きい超可変領域と、比較的変化の少ないフレームワーク領域(FR)がある。超可変領域は、相補性決定領域(CDR)とも呼ばれ、抗体の抗原結合部位の形成に寄与する。軽鎖可変領域および重鎖可変領域には、典型的に、それぞれ3つのCDR(CDR1〜CDR3)と、3つのCDRを取り囲む4つのFR(FR1〜FR4)が存在し、アミノ末端からカルボキシ末端に向かって、FR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、FR4の順で配置している。CDRは、当該分野でよく知られている手法、例えば、IMGT(ImMunoGeneTics)法、Kabat法、Chothia法、Honergger法等によって決定することができる。
「黄体形成ホルモン(LH)」は、α鎖およびβ鎖からなる2量体の糖タンパク質である。α鎖(以下、「糖タンパク質ホルモンα鎖」ともいう)は、卵胞刺激ホルモンや甲状腺刺激ホルモンと共通の構造(アミノ酸配列)を有しており、β鎖の違いが各ホルモンの特性を決定している。
本発明者らは、リコンビナントウシLHβ鎖およびリコンビナントウシ糖タンパク質ホルモンα鎖を調製し、ラットおよびマウスに免疫して、腸骨リンパ節法により新規な抗ウシLHモノクローナル抗体を得ることに成功した。かくして得られた本願の抗体は、ウシLH、特に、ウシLHβ鎖またはウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する。得られた抗体のうち、高い抗原結合活性を示した10個の抗体を単離し、配列を決定した。これら10個の抗体の可変領域配列およびCDR配列を表1〜4に示す。なお、CDRは、IMGT法およびKabat法によって決定した。
Figure 0006952219
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したがって、本願の一の態様において、ウシLHβ鎖またはウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する、抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントが提供される。前記ウシLHβ鎖に特異的に結合する、抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメント(以下、「本願の抗ウシLHβ鎖抗体」という)は、下記(A−i)〜(G−i)からなる群から選択される3つの重鎖CDR(VH CDR1〜3)および/または3つの軽鎖CDR(VL CDR1〜3)を含む:
(A−i)配列番号15または配列番号18で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号16または配列番号19で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号17または配列番号20で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号21または配列番号24で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号22または配列番号25で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号23または配列番号26で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(B−i)配列番号27または配列番号30で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号28または配列番号31で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号29または配列番号32で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号33または配列番号36で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号34または配列番号37で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号35または配列番号38で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(C−i)配列番号39または配列番号42で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号40または配列番号43で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号41または配列番号44で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号45または配列番号48で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号46または配列番号49で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号47または配列番号50で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(D−i)配列番号51または配列番号54で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号52または配列番号55で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号53または配列番号56で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号57または配列番号60で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号58または配列番号61で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号59または配列番号62で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(E−i)配列番号63または配列番号66で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号64または配列番号67で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号65または配列番号68で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号69または配列番号72で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号70または配列番号73で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号71または配列番号74で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(F−i)配列番号75または配列番号78で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号76または配列番号79で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号77または配列番号80で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号81または配列番号84で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号82または配列番号85で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号83または配列番号86で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、および
(G−i)配列番号87または配列番号90で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号88または配列番号91で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号89または配列番号92で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号93または配列番号96で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号94または配列番号97で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号95または配列番号98で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3。
好ましくは、本願の抗ウシLHβ鎖抗体は、下記(A−ii)〜(G−ii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む:
(A−ii)配列番号15または配列番号18で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号16または配列番号19で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号17または配列番号20で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号21または配列番号24で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号22または配列番号25で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号23または配列番号26で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(B−ii)配列番号27または配列番号30で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号28または配列番号31で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号29または配列番号32で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号33または配列番号36で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号34または配列番号37で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号35または配列番号38で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(C−ii)配列番号39または配列番号42で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号40または配列番号43で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号41または配列番号44で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号45または配列番号48で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号46または配列番号49で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号47または配列番号50で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(D−ii)配列番号51または配列番号54で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号52または配列番号55で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号53または配列番号56で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号57または配列番号60で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号58または配列番号61で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号59または配列番号62で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(E−ii)配列番号63または配列番号66で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号64または配列番号67で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号65または配列番号68で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号69または配列番号72で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号70または配列番号73で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号71または配列番号74で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(F−ii)配列番号75または配列番号78で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号76または配列番号79で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号77または配列番号80で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号81または配列番号84で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号82または配列番号85で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号83または配列番号86で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR3、および
(G−ii)配列番号87または配列番号90で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号88または配列番号91で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号89または配列番号92で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号93または配列番号96で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号94または配列番号97で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号95または配列番号98で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR3。
さらに好ましくは、本願の抗ウシLHβ鎖抗体は、下記(A−iii)〜(G−iii)からなる群から選択される3つの重鎖CDRおよび/または3つの軽鎖CDRを含む:
(A−iii)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17、または配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23、または配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(B−iii)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29、または配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35、または配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(C−iii)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41、または配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47、または配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(D−iii)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53、または配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59、または配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(E−iii)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65、または配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71、または配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(F−iii)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77、または配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83、または配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、および
(G−iii)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89、または配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95、または配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3。
好ましくは、本願の抗ウシLHβ鎖抗体は、下記(A−iv)〜(G−iv)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む:
(A−iv)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17、または配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23、または配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(B−iv)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29、または配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35、または配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(C−iv)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41、または配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47、または配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(D−iv)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53、または配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59、または配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(E−iv)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65、または配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71、または配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(F−iv)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77、または配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83、または配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、および
(G−iv)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89、または配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95、または配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3。
さらなる例として、本願の抗ウシLHβ鎖抗体は、下記(A−v)〜(G−v)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびVL CDR1〜3を含んでいてもよい:
(A−v)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(B−v)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む3つのVL CDR1〜3、
(C−v)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(D−v)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(E−v)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む3つのVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(F−v)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、および
(G−v)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3。
さらなる例として、本願の抗ウシLHβ鎖抗体は、下記(A−vi)〜(G−vi)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびVL CDR1〜3を含んでいてもよい:
(A−vi)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(B−vi)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(C−vi)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(D−vi)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(E−vi)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(F−vi)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、および
(G−vi)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−vii)〜(G−vii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−vii)配列番号15または配列番号18で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号16または配列番号19で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号17または配列番号20で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号21または配列番号24で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号22または配列番号25で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号23または配列番号26で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(B−vii)配列番号27または配列番号30で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号28または配列番号31で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号29または配列番号32で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号33または配列番号36で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号34または配列番号37で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号35または配列番号38で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(C−vii)配列番号39または配列番号42で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号40または配列番号43で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号41または配列番号44で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号45または配列番号48で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号46または配列番号49で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号47または配列番号50で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(D−vii)配列番号51または配列番号54で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号52または配列番号55で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号53または配列番号56で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号57または配列番号60で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号58または配列番号61で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号59または配列番号62で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(E−vii)配列番号63または配列番号66で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号64または配列番号67で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号65または配列番号68で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号69または配列番号72で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号70または配列番号73で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号71または配列番号74で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(F−vii)配列番号75または配列番号78で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号76または配列番号79で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号77または配列番号80で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号81または配列番号84で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号82または配列番号85で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号83または配列番号86で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、および
(G−vii)配列番号87または配列番号90で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号88または配列番号91で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号89または配列番号92で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号93または配列番号96で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号94または配列番号97で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号95または配列番号98で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−viii)〜(G−viii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−viii)配列番号15または配列番号18で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号16または配列番号19で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号17または配列番号20で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号21または配列番号24で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号22または配列番号25で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号23または配列番号26で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(B−viii)配列番号27または配列番号30で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号28または配列番号31で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号29または配列番号32で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号33または配列番号36で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号34または配列番号37で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号35または配列番号38で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(C−viii)配列番号39または配列番号42で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号40または配列番号43で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号41または配列番号44で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号45または配列番号48で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号46または配列番号49で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号47または配列番号50で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(D−viii)配列番号51または配列番号54で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号52または配列番号55で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号53または配列番号56で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号57または配列番号60で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号58または配列番号61で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号59または配列番号62で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(E−viii)配列番号63または配列番号66で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号64または配列番号67で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号65または配列番号68で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号69または配列番号72で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号70または配列番号73で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号71または配列番号74で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(F−viii)配列番号75または配列番号78で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号76または配列番号79で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号77または配列番号80で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号81または配列番号84で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号82または配列番号85で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号83または配列番号86で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、および
(G−viii)配列番号87または配列番号90で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号88または配列番号91で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号89または配列番号92で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号93または配列番号96で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号94または配列番号97で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号95または配列番号98で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−ix)〜(G−ix)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−ix)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17、または配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23、または配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(B−ix)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29、または配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35、または配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(C−ix)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41、または配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47、または配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(D−ix)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53、または配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59、または配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(E−ix)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65、または配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71、または配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(F−ix)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77、または配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83、または配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、および
(G−ix)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89、または配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95、または配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列を含む3つVL CDR1〜3、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−x)〜(G−x)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−x)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17、または配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23、または配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(B−x)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29、または配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35、または配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(C−x)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41、または配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47、または配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(D−x)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53、または配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59、または配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(E−x)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65、または配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71、または配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(F−x)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77、または配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83、または配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、および
(G−x)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89、または配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95、または配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列からなる3つVL CDR1〜3、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−xi)〜(G−xi)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−xi)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(B−xi)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(C−xi)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(D−xi)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(E−xi)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(F−xi)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、および
(G−xi)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−xii)〜(G−xii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−xii)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(B−xii)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(C−xii)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(D−xii)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(E−xii)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(F−xii)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、および
(G−xii)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−xiii)〜(G−xiii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−xiii)配列番号15または配列番号18で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号16または配列番号19で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号17または配列番号20で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号21または配列番号24で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号22または配列番号25で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号23または配列番号26で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(B−xiii)配列番号27または配列番号30で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号28または配列番号31で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号29または配列番号32で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号33または配列番号36で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号34または配列番号37で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号35または配列番号38で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(C−xiii)配列番号39または配列番号42で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号40または配列番号43で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号41または配列番号44で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号45または配列番号48で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号46または配列番号49で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号47または配列番号50で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(D−xiii)配列番号51または配列番号54で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号52または配列番号55で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号53または配列番号56で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号57または配列番号60で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号58または配列番号61で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号59または配列番号62で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(E−xiii)配列番号63または配列番号66で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号64または配列番号67で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号65または配列番号68で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号69または配列番号72で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号70または配列番号73で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号71または配列番号74で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(F−xiii)配列番号75または配列番号78で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号76または配列番号79で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号77または配列番号80で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号81または配列番号84で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号82または配列番号85で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号83または配列番号86で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3、および
(G−xiii)配列番号87または配列番号90で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号88または配列番号91で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号89または配列番号92で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号93または配列番号96で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号94または配列番号97で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号95または配列番号98で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−xiv)〜(G−xiv)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−xiv)配列番号15または配列番号18で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号16または配列番号19で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号17または配列番号20で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号21または配列番号24で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号22または配列番号25で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号23または配列番号26で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(B−xiv)配列番号27または配列番号30で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号28または配列番号31で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号29または配列番号32で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号33または配列番号36で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号34または配列番号37で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号35または配列番号38で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(C−xiv)配列番号39または配列番号42で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号40または配列番号43で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号41または配列番号44で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号45または配列番号48で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号46または配列番号49で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号47または配列番号50で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(D−xiv)配列番号51または配列番号54で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号52または配列番号55で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号53または配列番号56で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号57または配列番号60で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号58または配列番号61で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号59または配列番号62で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(E−xiv)配列番号63または配列番号66で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号64または配列番号67で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号65または配列番号68で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号69または配列番号72で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号70または配列番号73で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号71または配列番号74で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(F−xiv)配列番号75または配列番号78で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号76または配列番号79で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号77または配列番号80で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号81または配列番号84で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号82または配列番号85で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号83または配列番号86で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3、および
(G−xiv)配列番号87または配列番号90で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号88または配列番号91で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号89または配列番号92で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号93または配列番号96で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号94または配列番号97で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号95または配列番号98で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−xv)〜(G−xv)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−xv)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17、または配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23、または配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(B−xv)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29、または配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35、または配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(C−xv)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41、または配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47、または配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(D−xv)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53、または配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59、または配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(E−xv)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65、または配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71、または配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(F−xv)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77、または配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83、または配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、および
(G−xv)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89、または配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95、または配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−xvi)〜(G−xvi)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−xvi)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17、または配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23、または配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(B−xvi)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29、または配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35、または配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(C−xvi)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41、または配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47、または配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(D−xvi)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53、または配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59、または配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(E−xvi)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65、または配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71、または配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(F−xvi)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77、または配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83、または配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、および
(G−xvi)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89、または配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95、または配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−xvii)〜(G−xvii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−xvii)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(B−xvii)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(C−xvii)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(D−xvii)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(E−xvii)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(F−xvii)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、および
(G−xvii)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(A−xviii)〜(G−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(A−xviii)それぞれ配列番号15、配列番号16および配列番号17で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号21、配列番号22および配列番号23で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号18、配列番号19および配列番号20で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号24、配列番号25および配列番号26で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(B−xviii)それぞれ配列番号27、配列番号28および配列番号29で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号33、配列番号34および配列番号35で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号30、配列番号31および配列番号32で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号36、配列番号37および配列番号38で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(C−xviii)それぞれ配列番号39、配列番号40および配列番号41で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号45、配列番号46および配列番号47で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号42、配列番号43および配列番号44で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号48、配列番号49および配列番号50で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(D−xviii)それぞれ配列番号51、配列番号52および配列番号53で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号57、配列番号58および配列番号59で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号54、配列番号55および配列番号56で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号60、配列番号61および配列番号62で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(E−xviii)それぞれ配列番号63、配列番号64および配列番号65で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号69、配列番号70および配列番号71で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号66、配列番号67および配列番号68で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号72、配列番号73および配列番号74で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(F−xviii)それぞれ配列番号75、配列番号76および配列番号77で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号81、配列番号82および配列番号83で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号78、配列番号79および配列番号80で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号84、配列番号85および配列番号86で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、および
(G−xviii)それぞれ配列番号87、配列番号88および配列番号89で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号93、配列番号94および配列番号95で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号90、配列番号91および配列番号92で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号96、配列番号97および配列番号98で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3。
さらに好ましくは、本願の抗ウシLHβ鎖抗体は、下記(H−i)〜(N−i)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む:
(H−i)配列番号1で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号2で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(I−i)配列番号3で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号4で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(J−i)配列番号5で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号6で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(K−i)配列番号7で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号8で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(L−i)配列番号9で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号10で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(M−i)配列番号11で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号12で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、および
(N−i)配列番号13で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号14で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域。
さらに好ましくは、本願の抗ウシLHβ鎖抗体は、下記(H−ii)〜(N−ii)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む:
(H−ii)配列番号1で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号2で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(I−ii)配列番号3で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号4で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(J−ii)配列番号5で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号6で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(K−ii)配列番号7で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号8で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(L−ii)配列番号9で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号10で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(M−ii)配列番号11で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号12で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、および
(N−ii)配列番号13で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号14で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(H−iii)〜(N−iii)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(H−iii)配列番号1で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号2で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、
(I−iii)配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、
(J−iii)配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、
(K−iii)配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、
(L−iii)配列番号9で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号10で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、
(M−iii)配列番号11で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号12で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、および
(N−iii)配列番号13で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号14で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(H−iv)〜(N−iv)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(H−iv)配列番号1で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号2で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、
(I−iv)配列番号3で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号4で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、
(J−iv)配列番号5で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号6で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、
(K−iv)配列番号7で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号8で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、
(L−iv)配列番号9で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号10で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、
(M−iv)配列番号11で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号12で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、および
(N−iv)配列番号13で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号14で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(H−v)〜(N−v)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(H−v)配列番号1で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号2で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(I−v)配列番号3で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号4で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(J−v)配列番号5で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号6で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(K−v)配列番号7で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号8で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(L−v)配列番号9で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号10で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(M−v)配列番号11で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号12で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、および
(N−v)配列番号13で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または列番号14で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域。
また、本願の抗ウシLHβ鎖抗体のさらなる例として、下記(H−vi)〜(N−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(H−vi)配列番号1で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または列番号2で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(I−vi)配列番号3で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号4で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(J−vi)配列番号5で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号6で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(K−vi)配列番号7で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号8で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(L−vi)配列番号9で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号10で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(M−vi)配列番号11で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号12で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、および
(N−vi)配列番号13で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号14で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域。
本願の抗ウシLHβ鎖抗体のより好ましい例として、上記(A−i)〜(A−xviii)、(B−i)〜(B−xviii)、および(C−i)〜(C−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる。本願の抗ウシLHβ鎖抗体のまた別のより好ましい例として、上記(H−i)〜(H−vi)、(I−i)〜(I−vi)、および(J−i)〜(J−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる。
前記ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する、抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメント(以下、「本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体」という)は、下記(O−i)〜(Q−i)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む:
(O−i)配列番号105または配列番号108で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号106または配列番号109で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号107または配列番号110で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号111または配列番号114で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号112または配列番号115で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号113または配列番号116で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(P−i)配列番号117または配列番号120で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号118または配列番号121で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号119または配列番号122で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号123または配列番号126で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号124または配列番号127で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号125または配列番号128で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、および
(Q−i)配列番号129または配列番号132で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号130または配列番号133で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号131または配列番号134で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号135または配列番号138で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号136または配列番号139で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号137または配列番号140で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3。
好ましくは、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体は、下記(O−ii)〜(Q−ii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む:
(O−ii)配列番号105または配列番号108で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号106または配列番号109で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号107または配列番号110で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号111または配列番号114で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号112または配列番号115で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号113または配列番号116で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(P−ii)配列番号117または配列番号120で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号118または配列番号121で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号119または配列番号122で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号123または配列番号126で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号124または配列番号127で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号125または配列番号128で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR3、および
(Q−ii)配列番号129または配列番号132で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号130または配列番号133で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号131または配列番号134で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号135または配列番号138で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号136または配列番号139で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号137または配列番号140で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR3。
さらに好ましくは、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体は、下記(O−iii)〜(Q−iii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む:
(O−iii)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107、または配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113、または配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(P−iii)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119、または配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125、または配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、および
(Q−iii)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131、または配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137、または配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3。
好ましくは、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体は、下記(O−iv)〜(Q−iv)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む:
(O−iv)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107、または配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113、または配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(P−iv)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119、または配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125、または配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、および
(Q−iv)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131、または配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137、または配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3。
さらに好ましくは、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体は、下記(O−v)〜(Q−v)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびVL CDR1〜3を含む:
(O−v)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(P−v)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、および
(Q−v)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3。
さらに好ましくは、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体は、下記(O−vi)〜(Q−vi)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびVL CDR1〜3を含む:
(O−vi)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列をからなるVL CDR1〜3、
(P−vi)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、および
(Q−vi)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−vii)〜(Q−vii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−vii)配列番号105または配列番号108で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号106または配列番号109で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号107または配列番号110で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号111または配列番号114で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号112または配列番号115で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号113または配列番号116で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(P−vii)配列番号117または配列番号120で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号118または配列番号121で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号119または配列番号122で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号123または配列番号126で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号124または配列番号127で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号125または配列番号128で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、および
(Q−vii)配列番号129または配列番号132で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号130または配列番号133で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号131または配列番号134で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号135または配列番号138で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号136または配列番号139で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号137または配列番号140で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−viii)〜(Q−viii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−viii)配列番号105または配列番号108で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号106または配列番号109で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号107または配列番号110で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号111または配列番号114で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号112または配列番号115で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号113または配列番号116で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(P−viii)配列番号117または配列番号120で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号118または配列番号121で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号119または配列番号122で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号123または配列番号126で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号124または配列番号127で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号125または配列番号128で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、および
(Q−viii)配列番号129または配列番号132で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号130または配列番号133で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号131または配列番号134で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号135または配列番号138で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号136または配列番号139で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号137または配列番号140で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−ix)〜(Q−ix)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−ix)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107、または配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113、または配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(P−ix)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119、または配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125、または配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、および
(Q−ix)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131、または配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137、または配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−x)〜(Q−x)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−x)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107、または配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113、または配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、
(P−x)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119、または配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125、または配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3、および
(Q−x)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131、または配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137、または配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−xi)〜(Q−xi)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−xi)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(P−xi)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、および
(Q−xi)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−xii)〜(Q−xii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−xii)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、
(P−xii)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3、および
(Q−xii)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、VH CDR1〜3およびVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−xiii)〜(Q−xiii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−xiii)配列番号105または配列番号108で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号106または配列番号109で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号107または配列番号110で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号111または配列番号114で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号112または配列番号115で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号113または配列番号116で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3、
(P−xiii)配列番号117または配列番号120で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号118または配列番号121で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号119または配列番号122で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号123または配列番号126で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号124または配列番号127で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号125または配列番号128で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3、および
(Q−xiii)配列番号129または配列番号132で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号130または配列番号133で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号131または配列番号134で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号135または配列番号138で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号136または配列番号139で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号137または配列番号140で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−xiv)〜(Q−xiv)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−xiv)配列番号105または配列番号108で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号106または配列番号109で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号107または配列番号110で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号111または配列番号114で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号112または配列番号115で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号113または配列番号116で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3、
(P−xiv)配列番号117または配列番号120で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号118または配列番号121で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号119または配列番号122で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号123または配列番号126で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号124または配列番号127で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号125または配列番号128で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3、および
(Q−xiv)配列番号129または配列番号132で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1、配列番号130または配列番号133で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR2、および配列番号131または配列番号134で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR3、ならびに/あるいは配列番号135または配列番号138で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1、配列番号136または配列番号139で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR2、および配列番号137または配列番号140で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−xv)〜(Q−xv)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−xv)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107、または配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113、または配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(P−xv)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119、または配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125、または配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、および
(Q−xv)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131、または配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137、または配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−xvi)〜(Q−xvi)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−xvi)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107、または配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113、または配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(P−xvi)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119、または配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125、または配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、および
(Q−xvi)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131、または配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、および/または、それぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137、または配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−xvii)〜(Q−xvii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−xvii)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、
(P−xvii)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、および
(Q−xvii)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列を含むVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列を含むVL CDR1〜3。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(O−xviii)〜(Q−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および3VL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(O−xviii)それぞれ配列番号105、配列番号106および配列番号107で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号111、配列番号112および配列番号113で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号108、配列番号109および配列番号110で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号114、配列番号115および配列番号116で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、
(P−xviii)それぞれ配列番号117、配列番号118および配列番号119で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号123、配列番号124および配列番号125で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号120、配列番号121および配列番号122で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号126、配列番号127および配列番号128で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、および
(Q−xviii)それぞれ配列番号129、配列番号130および配列番号131で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号135、配列番号136および配列番号137で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3、または、それぞれ配列番号132、配列番号133および配列番号134で示されるアミノ酸配列からなるVH CDR1〜3、およびそれぞれ配列番号138、配列番号139および配列番号140で示されるアミノ酸配列からなるVL CDR1〜3。
さらに好ましくは、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体は、下記(R−i)〜(T−i)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む:
(R−i)配列番号99で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号100で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(S−i)配列番号101で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号102で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、および
(T−i)配列番号103で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号104で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域。
さらに好ましくは、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体は、下記(R−ii)〜(T−ii)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む:
(R−ii)配列番号99で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号100で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(S−ii)配列番号101で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号102で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、および
(T−ii)配列番号103で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号104で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(R−iii)〜(T−iii)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(R−iii)配列番号99で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号100で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、
(S−iii)配列番号101で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号102で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、および
(T−iii)配列番号103で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号104で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(R−iv)〜(T−iv)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(R−iv)配列番号99で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号100で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または鎖可変領域、
(S−iv)配列番号101で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号102で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域、および
(T−iv)配列番号103で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号104で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域であって、上記アミノ酸配列において0個〜数個のアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されている、重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(R−v)〜(T−v)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(R−v)配列番号99で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号100で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
(S−v)配列番号101で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号102で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、および
(T−v)配列番号103で示されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および/または配列番号104で示されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域。
また、本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のさらなる例として、下記(R−vi)〜(T−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる:
(R−vi)配列番号99で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号100で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、
(S−vi)配列番号101で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号102で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域、および
(T−vi)配列番号103で示されるアミノ酸配列からなる重鎖可変領域、および/または配列番号104で示されるアミノ酸配列からなる軽鎖可変領域。
本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のより好ましい例として、上記(O−i)〜(O−xviii)、および(P−i)〜(P−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3およびVLを含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる。本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体のまた別のより好ましい例として、上記(R−i)〜(R−vi)、および(S−i)〜(S−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントが挙げられる。
本明細書において、「配列同一性」は、常法にしたがい、2つの配列を最適にアラインメントして比較することによって決定すればよい。例えばBLAST、FASTA等の当該分野で既知のアルゴリズムを用いて決定してもよい。本願の抗体またはその抗原結合フラグメントは、上記の配列同一性%の範囲内でアミノ酸残基が置換、欠失、挿入または付加されていてもよい。
本明細書において、「少なくとも90%の配列同一性」とは、例えば、少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%または99%、または100%の配列同一性を包含する。
本明細書において、「置換」は、保存的置換または非保存的置換であってもよく、好ましくは保存的置換である。保存的置換は、当業者に既知であり、得られる分子の生物学的活性を変えることのない置換を指す。保存的アミノ酸置換の例は、アラニンからグリシンまたはセリンへの置換、アルギニンからリジンまたはヒスチジンへの置換、アスパラギンからグルタミンまたはヒスチジンへの置換、アスパラギン酸からグルタミン酸またはアスパラギンへの置換、システインからセリンまたはアラニンへの置換、グルタミンからアスパラギンへの置換、グルタミン酸からアスパラギン酸またはグルタミンへの置換、グリシンからアラニンへの置換、ヒスチジンからアスパラギンまたはグルタミンへの置換、イソロイシンからロイシンまたはバリンへの置換、ロイシンからイソロイシンまたはバリンへの置換、リジンからアルギニンまたはヒスチジンへの置換、メチオニンからロイシン、イソロイシンまたはチロシンへの置換、フェニルアラニンからチロシン、メチオニンまたはロイシンへの置換、プロリンからアラニンへの置換、セリンからスレオニンへの置換、スレオニンからセリンへの置換、トリプトファンからチロシンまたはフェニルアラニンへの置換、チロシンからトリプトファンまたはフェニルアラニンへの置換、およびバリンからイソロイシンまたはロイシンへの置換が挙げられる。
本明細書において「数個」とは、1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、または10個程度をいい、アミノ酸配列の長さにもよるが、好ましくは1〜7個程度をいう。
本願の抗ウシLHβ鎖抗体および本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体(以下、まとめて「本願の抗ウシLH抗体」ともいう)は、好ましくは、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント、より好ましくは、単離されたモノクローナル抗体またはその抗原結合フラグメントである。
「抗原結合フラグメント」は、抗体によって認識される抗原と同一の抗原に結合し、かつ、抗体の一部である断片である。抗原結合フラグメントとしては、例えば、限定するものではないが、Fab、Fab’、F(ab’)、Fv、rIgG、Fd、直鎖抗体、ScFv(一本鎖抗体)、ミニボディ、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ、単一ドメイン抗体(ナノボディ)等が挙げられる。
本願の抗ウシLH抗体は、例えば、LH、またはLHβ鎖または糖タンパク質ホルモンα鎖で動物を免疫することによって、常法(例えば、既知の脾臓法または腸骨リンパ節法)により、または自己免疫疾を自然発症する動物もしくは自己免疫疾患を実験的に惹起できる動物を用いる腸骨リンパ節法により、あるいは抗体をコードした遺伝子を導入する組換え細胞技術によって作製することができる。免疫する動物としては、例えば、限定するものではないが、マウス、ラット、モルモット、ハムスター、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ウマ、サル等の非ヒト哺乳動物が挙げられる。また、抗原結合フラグメントは、例えば、組み換えDNA技術、または抗体の酵素的または化学的分解により作製することができる。
さらに、本願の抗ウシLH抗体をコードする単離された核酸も本発明の範疇である。
2.LH検出方法
本発明の第二の態様は、上記した本願の抗ウシLH抗体を用いることを特徴とする、哺乳動物から単離された体液中のLHを検出する方法を提供する(以下、「本願のLH検出方法」ともいう)。
哺乳動物では排卵前にLHサージが見られることが知られているので、哺乳動物の体液中のLHを経時的に測定し、LHサージを検出することによって、該哺乳動物の発情を検出することができる。したがって、本発明は、さらに、本願のLH検出方法によって哺乳動物から単離された体液中のLHを経時的に測定することによってLHサージを検出することを含む、哺乳動物の発情を検出する方法を提供する。
「発情」とは、雌が雄の交尾又は他の個体の凌駕を許容する状態をいう。発情の開始とLHサージの開始はほぼ同時に起こるので、LHサージを検出することによって哺乳動物の発情を検出することができる。ウシの場合は、LHサージの開始後約12〜40時間が受精可能時期、LHサージの開始後約12〜40時間、望ましくは約12〜24時間後が人工授精可能時期であり、LHサージの開始からピークまでは平均6時間と言われている。また、ブタの場合は、限定するものではないが、例えば、LHサージの開始後約24〜48時間が受精可能時期、LHサージの開始後約12〜36時間が人工授精可能時期であり、約12時間間隔で2回実施することが望ましい。例えば、LHサージの開始からピークまでは平均12時間と言われている。
したがって、本発明は、さらに、本願のLH検出方法によって哺乳動物から単離された体液中のLHを経時的に測定することによってLHサージを検出することを含む、哺乳動物の受精可能時期を予測する方法を提供する。該方法においては、本願のLH検出方法によってLHサージを検出し、LHサージのピークを検出する。ウシの場合は、該LHサージの開始後12〜40時間の間に、好ましくは該LHサージの開始後12〜24時間の間に、人工授精を行うことが適当である。
本明細書において、「体液」とは、生物学的試料、例えば、乳汁、尿、血液、血清、血漿、膣粘液、鼻粘液、唾液、鼻鏡分泌液等を包含する。採取における簡便さの観点から、乳汁が好ましい。
本明細書において、体液を採取する「哺乳動物」は、好ましくは非ヒト哺乳動物である。非ヒト哺乳動物は、ローラシア獣上目の動物であってよい。ローラシア獣上目の動物は、鯨偶蹄目の動物又は奇蹄目の動物であってよく、例えば、ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウマ等が挙げられる。非ヒト哺乳動物は、鯨偶蹄目ウシ科の動物や家畜哺乳動物であってもよい。「ウシ」には、水牛(例えば、アフリカスイギュウ、アジアスイギュウ)、バイソン等も包含される。本願においては、好ましくはウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、またはウマが用いられ、さらに好ましくはウシまたはブタが用いられる。
本明細書において、「単離」とは、生体外に取り出された状態をいう。
本明細書において、「経時的」とは、一定期間追跡することをいい、好ましくは、一定期間および一定の時間間隔でLHを測定する。一定期間は、例えば、測定対象の哺乳動物の発情周期に基づき発情が予測される数日間、例えば3〜4日間、好ましくは1〜2日間とすることができる。一定の時間間隔は、当業者によって適宜決定すればよく、例えば半日毎〜1時間毎、好ましくは3〜4時間毎としてもよい。LHサージおよびLHサージのピークを検出するために、本願のLH検出方法によるLHの測定は好ましくは経時的に行われる。
本願のLH検出方法では、本願の抗ウシLH抗体と、哺乳動物から単離された体液または該体液中に含まれるLHとを接触させ、該抗ウシLH抗体に捕捉(結合)されたLHを検出することによって、該哺乳動物由来の体液中に含まれるLHを測定することができる。
本願のLH検出方法におけるLHの検出および測定は、いずれかのイムノアッセイ法を用いて行えばよい。イムノアッセイ法とは、抗体を利用した抗原タンパク質の検定方法であり、例えば、限定するものではないが、免疫電気泳動法、ウェスタンブロッティング法、免疫比濁法、免疫比ろう法、凝集法、固相免疫測定法、放射免疫測定法、酵素標識免疫測定法等が挙げられる。固相免疫測定法には、例えば、各種ELISA(Enzyme-Linked ImmunoSorbent Assay)法、例えば、直接吸着ELISA法、サンドイッチELISA法、および競合ELISA法等が包含される。
本願のLH検出方法において、本願の抗ウシLH抗体は、抗体で捕捉したLHの検出および測定を容易にするために、標識物質で標識されていてもよい。または、本願のLH検出方法においては、標識物質で標識された既知の二次抗体をさらに用いてもよい。標識物質としては、例えば、限定するものではないが、酵素(例えば、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)、アルカリホスファターゼ等)、ビオチン、蛍光色素(例えば、ローダミン、FITC、Cy等)、蛍光タンパク質(例えば、フィコエリトスリン(PE)、アロフィコシアニン(APC)等)、化学ルミネセンス物質(例えば、ルミノール等)、放射性同位元素、寒天、アガロース、ゼラチン、磁気粒子、金属コロイド粒子(例えば、金、銀、銅、鉄、白金、パラジウム等、またはこれらの混合物)、および天然または合成高分子(例えば、ラテックス、ゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、ポリメタクリレート、スチレン−メタクリレート共重合体等)、ガラス、または無機材料(例えば、シリカ、カオリン、タルク、シリカ−アルミナ、アルミナ、硫酸バリウム等)からなる粒子を色素分子、蛍光分子、磁気粒子などで標識して得られる粒子等が挙げられる。
本願のLH検出方法において、本願の抗ウシLH抗体または体液中のLHは、ウェルプレート、マイクロプレート、ストリップ、スティック、チューブ、ビーズ、マイクロビーズ、膜等の検査用デバイスの表面に固定されていてもよい。本願の抗ウシLH抗体または体液中のLHの表面への固定化は当該分野で既知の方法によって行えばよい。
本願のLH検出方法においては、第一の抗ウシLH抗体と、該第一の抗体とは異なる第二の抗ウシLH抗体を用いてもよい。該第一の抗体および該第二の抗体は、互いに抗原上の異なる部位に結合する。本願のLH検出方法において第一の抗ウシLH抗体および第二の抗ウシLH抗体を用いる場合、該第一の抗体が本願の抗ウシLH抗体であり、該第二の抗体が既知の他の抗ウシLH抗体であってもよく、あるいは該第一の抗体および該第二の抗体の両方が本願の抗ウシLH抗体であってもよい。本願のウシLH検出方法において該第一の抗体および該第二の抗体の両方が本願の抗ウシLH抗体である場合、該第一の抗体は、上記の本願の抗ウシLHβ鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであり、該第二の抗体は、上記の本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであってもよく、あるいは該第一の抗体は、上記の本願の抗ウシLHβ鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであり、該第二の抗体は、上記の本願の抗ウシLHβ鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、該第一の抗体と異なる抗体またはその抗原結合フラグメントであってもよい。
該第一の抗体が本願の抗ウシLHβ鎖抗体であり、該第二の抗体が本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体である場合、好ましくは、該第一の抗体は、上記(A−i)〜(A−xviii)、(B−i)〜(B−xviii)、および(C−i)〜(C−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、または上記(H−i)〜(H−vi)、(I−i)〜(I−vi)、および(J−i)〜(J−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントであり、該第二の抗体は、上記(O−i)〜(O−xviii)、および(P−i)〜(P−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、または上記(R−i)〜(R−vi)、および(S−i)〜(S−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントである。例えば、該第一の抗体は、上記(A−i)〜(A−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、または上記(H−i)〜(H−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントであり、該第二の抗体は、上記(O−i)〜(O−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、または上記(R−i)〜(R−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントであってもよい。また例えば、該第一の抗体は、上記(C−i)〜(C−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、または上記(J−i)〜(J−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントであり、該第二の抗体は、上記(P−i)〜(P−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、または上記(S−i)〜(S−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントであってもよい。
該第一の抗体が本願の抗ウシLHβ鎖抗体であり、該第二の抗体が該第一の抗体と異なる本願の抗ウシLHβ鎖抗体である場合、好ましくは、該第一抗体および該第二抗体の少なくとも一方または両方は、上記(A−i)〜(A−xviii)、(B−i)〜(B−xviii)、および(C−i)〜(C−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、または上記(H−i)〜(H−vi)、(I−i)〜(I−vi)、および(J−i)〜(J−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントである。
また別の例として、該第一の抗体が本願の抗ウシLHβ鎖抗体であり、該第二の抗体が該第一の抗体と異なる本願の抗ウシLHβ鎖抗体である場合、該第一抗体は、上記(A−i)〜(A−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、または上記(H−i)〜(H−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントであり、該第二の抗体は、上記(B−i)〜(B−xviii)、(F−i)〜(F−xviii)および(G−i)〜(G−xviii)からなる群から選択されるVH CDR1〜3および/またはVL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、または(I−i)〜(I−vi)、(M−i)〜(M−vi)および(N−i)〜(N−vi)からなる群から選択される重鎖可変領域および/または軽鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントである。
本願のLH検出方法においてサンドイッチELISA法を用いる場合、上記したように第一の抗ウシLH抗体と、該第一の抗体とは異なる第二の抗ウシLH抗体とを用い、該第一の抗体または該第二の抗体のいずれか一方を表面に固定化し、他方を標識物質で標識してもよい。あるいは、該第一の抗体または該第二の抗体のどちらも標識せずに、標識物質で標識された二次抗体を用いてもよい。該第一の抗体が本願の抗ウシLHβ鎖抗体であり、該第二の抗体が本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体である場合、該第一の抗体および該第二の抗体のいずれを表面に固定してもよい。
3.LH検出用キット
本発明の第三の態様は、本願の抗ウシLH抗体を含む、哺乳動物由来の体液中のLHを検出するためのキットを提供する。本願のキットは、上記した本願のLH検出方法を実施するためのキットである。上記したように、本願のLH検出方法によってLHサージを検出することによって、哺乳動物の発情を検出することができる。したがって、本願のキットは、哺乳動物の発情の検査を目的に使用することもでき、かくして、本発明は、本願の抗ウシLH抗体を含む、哺乳動物の発情検査用キットも提供する。さらに、上記したように、本願のLH検出方法によって哺乳動物由来の体液中のLHを経時的に測定することによってLHサージのピークを検出し、それにより、ウシの受精可能時期を予測することができる。したがって、本発明は、本願の抗ウシLH抗体を含む、哺乳動物の受精可能期間予測用キットも提供する。以下、本明細書においては、上記のキットを総称して「本願のキット」という。
本願のキットにおいて、本願の抗ウシLH抗体は標識物質で標識されていてもよい。また、本願のキットは、標識物質で標識された既知の二次抗体をさらに含んでいてもよい。標識物質としては、上記「2.LH検出方法」のセクションに記載のとおりである。
また、本願のキットは、第一の抗ウシLH抗体と、該第一の抗体とは異なる第二の抗ウシLH抗体を含んでいてもよい。該第一の抗体および該第二の抗体は、互いに、抗原上の異なる部位に結合する。該第一の抗体および該第二の抗体を含む本願のキットの一例において、該第一の抗体は本願の抗ウシLH抗体であり、該第二の抗体は、本願の抗ウシLH抗体以外の既知の抗ウシLH抗体であってもよい。該第一の抗体および該第二の抗体を含む本願のキットの別の例において、該第一の抗体および該第二の抗体の両方が本願の抗ウシLH抗体であってもよい。本願のキットが本願の抗ウシLH抗体である該第一の抗体および該第二の抗体を含む場合、該第一の抗体は、上記の本願の抗ウシLHβ鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであり、該第二の抗体は、上記の本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであってもよく、あるいは該第一の抗体は、上記の本願の抗ウシLHβ鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであり、該第二の抗体は、上記の本願の抗ウシLHβ鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、該第一の抗体と異なる抗体またはその抗原結合フラグメントであってもよい。該第一の抗体および該第二の抗体の好ましい抗体の組み合わせの例は、上記「2.LH検出方法」のセクションに記載のとおりである。
4.LH検出用イムノクロマトグラフィー検査デバイス
本発明の第四の態様は、上記した本願の抗ウシLH抗体を含む、哺乳動物由来の体液中のLHを検出するためのイムノクロマトグラフィー検査デバイスを提供する。本願のイムノクロマトグラフィー検査デバイスは、上記した本願のLH検出方法を実施するためのデバイスである。上記したように、本願のLH検出方法によってLHサージを検出することによって、哺乳動物の発情を検出することができる。したがって、本願のキットは、哺乳動物の発情の検査を目的に使用することもでき、かくして、本発明は、本願の抗ウシLH抗体を含む、哺乳動物の発情検査用のイムノクロマトグラフィー検査デバイスも提供する。さらに、上記したように、本願のLH検出方法によって哺乳動物由来の体液中のLHを経時的に測定することによってLHサージのピークを検出し、それにより、哺乳動物の受精可能時期を予測することができる。したがって、本発明は、本願の抗ウシLH抗体を含む、哺乳動物の受精可能時期予測用のイムノクロマトグラフィー検査デバイスも提供する。以下、本明細書においては、上記のイムノクロマトグラフィー検査デバイスを総称して「本願のイムノクロマトグラフィー検査デバイス」という。
本明細書において、「イムノクロマトグラフィー検査デバイス」とは、検体が支持体上を毛管現象により移動(展開)し、該移動(展開)中に、該検体中の抗原、標識物質で標識された抗体(標識抗体、または検出抗体ともいう)、および該支持体上に固相化された抗体(捕捉抗体)の三者による抗原抗体反応による複合体が形成され、該複合体を上記標識を介して検出できるように構成されたデバイスをいう。検体がイムノクロマトグラフィー検査デバイスに添加されると、検体中の抗原が、予め該デバイスに供給された標識抗体と複合体を形成しながら展開し、該複合体は次いで、支持体上に固相化された捕捉抗体に捕捉(結合)される。
本願のイムノクロマトグラフィー検査デバイスは、上記のような抗原、標識抗体および捕捉抗体による抗原抗体反応を利用したイムノクロマトグラフィー法による抗原検出を可能とするいずれの構成を有していてもよい。例えば、本願のイムノクロマトグラフィー検査デバイスは、検体を添加するための検体添加部、標識抗体を含む試薬含有部、および検体を展開するための支持体からなる展開部を含み、該展開部には捕捉抗体が固相化されている。捕捉抗体は、好ましくは、展開部の支持体上の所定の位置に固相化されている。検体添加部および試薬含有部は、同一の位置にあるか、または隣接していてもよい。検体添加部および試薬含有部は、展開部を構成する同じ支持体上に存在していてもよい。支持体としては、膜、多孔質材料等が使用できる。膜としては、当該分野で既知の膜を使用すればよく、例えば、セルロース膜(例えば、セルロース膜、酢酸セルロース膜等)が使用できる。標識抗体を標識するための標識物質としては、例えば、上記「2.LH検出方法」のセクションに記載のものを使用できる。
本願のイムノクロマトグラフィー検査デバイスは、いずれの形態であってもよく、例えば、プレート、ストリップ、スティック等が挙げられる。
本願のイムノクロマトグラフィー検査デバイスに添加する検体は、ウシ由来の体液である。本願のイムノクロマトグラフィー検査デバイスへの検体の添加は、該デバイスの形態にもよるが、例えば、該デバイスへの滴下または塗布、あるいは該デバイスを検体に浸すことによって行うことができる。
本願のイムノクロマトグラフィー検査デバイスは、第一の抗ウシLH抗体と、該第一の抗体とは異なる第二の抗ウシLH抗体を含む。該第一の抗体および該第二の抗体は、互いに、抗原上の異なる部位に結合する。本願のイムノクロマトグラフィー検査デバイスにおいて、第一の抗体および第二の抗体のいずれか一方は捕捉抗体としてデバイス表面(支持体上)に固相化され、他方は標識抗体として標識物質で標識されている。
一例において、該第一の抗体は本願の抗ウシLH抗体であり、該第二の抗体は、本願の抗ウシLH抗体以外の既知の抗ウシLH抗体であってもよい。別の例において、該第一の抗体および該第二の抗体の両方が本願の抗ウシLH抗体であってもよい。本願のイムノクロマトグラフィー検査デバイスが本願の抗ウシLH抗体である該第一の抗体および該第二の抗体を含む場合、該第一の抗体は、上記の本願の抗ウシLHβ鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであり、該第二の抗体は、上記の本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであってもよく、あるいは該第一の抗体は、上記の本願の抗ウシLHβ鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであり、該第二の抗体は、上記の本願の抗ウシLHβ鎖抗体から選択される一の抗体またはその抗原結合フラグメントであって、該第一の抗体とは異なる抗体またはその抗原結合フラグメントであってもよい。該第一の抗体および該第二の抗体の好ましい抗体の組み合わせの例は、上記「2.LH検出方法」のセクションに記載のとおりである。
第一の抗体が本願の抗ウシLHβ鎖抗体であり、第二の抗体が本願の抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体である場合、該第一の抗体および該第二の抗体のいずれをデバイス表面に固相化してもよい。
以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
実施例1:抗ウシLH抗体の作製
1.方法
(1)リコンビナントタンパク質の作製
哺乳類発現プラスミドpcDNA3.4(Invitrogen)にウシLHβ鎖全領域cDNA断片(NP_776355)とFLAG−tag cDNA断片を挿入した。同様に、pcDNA3.4にウシ糖タンパク質ホルモンα鎖全領域cDNA断片(NP_776326)とHis−tag cDNA断片を挿入した。構築したプラスミドは、ExpiCHO Expression system(Thermo Fisher Scientific, #A29133)にて、マニュアルに記載の方法にしたがってExpiCHO細胞に遺伝子導入した。遺伝子導入後の培養液を回収し、抗FLAG−M2アガロースを用いてウシLHβ鎖を、Ni−NTA Superflow(QIAGEN, #30410)を用いてウシ糖タンパク質ホルモンα鎖を精製した。目的タンパク質を含む溶出画分を10K Amicon Ultra4(Merck Millipore, #C7719)で濃縮後、溶媒をPBSに交換して抗原溶液とした。
上記ウシLHβ発現プラスミドとウシ糖タンパク質α発現プラスミドを2種同時にCHO細胞に一過性に導入し、培養上清からDDDK−tagを使って精製して、リコンビナントウシLH抗原とした。
(2)動物免疫
マウス腸骨リンパ節法
PBSに溶解した抗原溶液を等量のフロイントコンプリートアジュバントH37 Ra(DIFCO, #231131)と混合し、エマルジョンを作製した。イソフルラン吸入麻酔下で8週齢のマウス(BALB/cAnNCrlCrlj、MRL/MpJJmsSlc−lpr/lpr、NZBWF1/Slc、CBA/J)の左右尾根部に、作製したエマルジョンを投与した。投与19日後、外側足根静脈もしくは尾動脈より採血し、血清を得た。投与21日後、炭酸ガス吸引により安楽死させ、腸骨リンパ節を採取した。
ラット腸骨リンパ節法
PBSに溶解した抗原溶液を等量のフロイントコンプリートアジュバントH37 Raと混合し、エマルジョンを作製した。イソフルラン吸入麻酔下で8週齢のラット(WKY/NCrlCrlj)の左右後肢の足の裏(foot pad)に、作製したエマルジョンを投与した。投与21日後、頚静脈より採血し、血清を得た。引き続き、炭酸ガス吸引により安楽死させ、腸骨リンパ節を採取した。
(3)ハイブリドーマの作製
リンパ球の採取
氷冷したHEPES含有RPMI−1640培地中で腸骨リンパ節をすり潰し、リンパ球を分離した。遠心分離後、氷冷したHEPES含有RPMI−1640培地で細胞沈査を懸濁した。遠心分離後、10mM HEPES含有RPMI−1640培地で細胞沈査を懸濁し、ハイブリドーマ作製用リンパ球とした。
細胞融合
リンパ球を1:1の比でマウスミエローマ細胞SP2/Oと混合し、5mLのEPバッファー(0.3Mマンニトール/0.1mM CaCl/0.1mM MgCl)で懸濁した。EPバッファーで2回洗浄後、電気式細胞融合装置(ネッパジーン、#ECFG21)を用いて製造者が推奨する条件にて細胞融合を行った。DMEM培地中に細胞液を回収し、遠心分離後、細胞沈査をHAT(Hypoxanthine-Aminopterin-Thymidine)とBM Condimed H1 Hybridoma Cloning Supplement(Roche, #11088947001)を含む液体培地に懸濁した。
上記融合細胞は、37℃、5%COで一晩培養した後、ClonaCellTM−HY Medium D(STEMCELL Technologies, #03804)と混合し、6ウェルプレートに播種した。HAT含有半固形培地で37℃、5%COで7〜10日間インキュベートした後、該半固形培地上に形成されたコロニーをClonePix2 System(Molecular Devices)にて回収し、BM Condimed H1 Hybridoma Cloning Supplement含有培地を添加した96ウェルプレートに移植した。37℃、5%COで3日間インキュベートした後、スクリーニングに用いるハイブリドーマ培養上清を回収した。
(4)ELISA法による抗体のスクリーニング
イムノプレートにリコンビナントタンパク質またはウシ精製LH(蛋白質精製工業)を固相化し、PBSで希釈した2%BSAもしくはBlocking One(ナカライテスク, #03953-95)で4℃、一晩ブロッキングを行った。ブロッキング液を除去し、ハイブリドーマ培養上清を添加して室温で1時間静置した。PBST(Phosphate Buffered Saline with Tween(登録商標)20 Tablets, pH7.4;タカラバイオ社製 T9183)で洗浄し、ペルオキシダーゼ標識2次抗体を添加して室温で1時間静置した。PBSTで洗浄し、ELISA POD substrate TMB solutionを添加して5−15分間静置した後、1M HSOを加えて反応を停止した。マイクロプレートリーダーでOD450の値を測定することにより、イムノプレート上の抗原タンパク質に結合する抗体を産生するハイブリドーマクローンを検出した。
(5)サンドイッチELISA法による抗体のスクリーニング
イムノプレートに捕捉抗体を固相化し、PBSで希釈した2%BSAもしくはBlocking Oneでブロッキングを行った。ブロッキング液を除去し、ウシ精製LH(蛋白質精製工業)あるいはリコンビナントタンパク質を添加して室温もしくは37℃で1−2時間静置した。PBSTで洗浄し、ハイブリドーマ培養上清を添加して室温で1時間静置した。PBSTで洗浄し、ペルオキシダーゼ標識2次抗体を添加し、室温で1時間静置した。PBSTで洗浄し、ELISA POD substrate TMB solutionを添加して5−15分間静置した後、1M HSOを添加して反応を停止した。マイクロプレートリーダーでOD450の値を測定することにより、イムノプレート上の捕捉抗体に捕捉された抗原タンパク質に結合したハイブリドーマクローンを検出した。
(6)表面プラズモン共鳴法(SPR法)による抗体のスクリーニング
SPR法を用いた結合測定はBiacore T200(GEヘルスケアバイオサイエンス)を用いて行った。Mouse Antibody Capture Kit(GEヘルスケアバイオサイエンス)に添付の抗マウスイムノグロブリン抗体を、Amine Coupling Kit(GEヘルスケアバイオサイエンス)を用いて製造者が推奨する条件にてSeries S sensor Chip CM5(GE Healthcare, BR-1005-30)上に固定化した。固定化したチップにHBS−EP+ buffer(GE Healthcare, BR-1006-69)で5倍希釈したハイブリドーマ培養上清を流速30 uL/minの条件で2分間添加し、次いでウシ精製LHを流速30μL/minの条件で1分間添加することでセンサーグラムを取得した。抗マウスイムノグロブリン抗体を固定化しないフローセルをリファレンスに使用した。センサーチップの再生には、Mouse Antibody Capture Kitに含まれるRegeneration solution (10mM Glycine−HCl,pH1.7)を使用した。
(7)抗体の配列決定
上記のスクリーニングで得られたハイブリドーマクローンは、常法により可変領域の配列決定を実施した。その結果は上記の表1〜4に示される。
2.マウスからの、ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗ウシLH抗体の作製
8週齢のマウス(BALB/cAnNCrlCrlj、MRL/MpJJmsSlc−lpr/lpr、NZBWF1/Slc、CBA/J)の左右尾根部に、リコンビナントウシ糖タンパク質ホルモンα鎖のエマルジョンを等量ずつ単回投与した。
投与21日目に腸骨リンパ節を採取し、リンパ球を単離した。同一系統マウスから単離したリンパ球を混合し、各系統同数のリンパ球を使ってハイブリドーマを作製した。つまり、リンパ球とSP2/O細胞と電気的に融合し、HATを含む液体培地で1日前培養した後、HAT含有半固形培地でさらに7−10日間培養した。形成された1細胞由来のコロニーをピックアップして96ウェルプレートに移植し、3日間インキュベーションしてハイブリドーマクローンを得た。リコンビナントウシ糖タンパク質ホルモンα鎖を抗原としたELISA法で1次スクリーニングを行い、結合活性の高い上位48クローンを選抜した。
1次スクリーニングで得られた48クローンについて、精製ウシLH(200ng/mL)を抗原としたサンドイッチELISA法で2次スクリーニングを行い、結合活性の高い上位19クローンを選択した。
2次スクリーニングで得られた19クローンについて、再度低用量(5ng/mL)の精製ウシLHを抗原としたサンドイッチELISA法で3次スクリーニングを行い、結合能が高いと評価されたクローン(C42、C20)を抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体とし、配列決定した。なお、サンドイッチELISA法における捕捉抗体として、ラット腸骨リンパ節法によって作製したラット抗ウシLHβ抗体16#92を用いた(下記5参照)。
3.ラットからの、ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗ウシLH抗体の作製
8週齢のラット(WKY/NCrlCrlj)の左右後肢の足の裏(foot pad)に、リコンビナントウシ糖タンパク質ホルモンα鎖のエマルジョンを等量ずつ単回投与した。
投与21日目に腸骨リンパ節を採取し、リンパ球を単離した。単離したリンパ球を使ってハイブリドーマを作製した。つまり、リンパ球とSP2/O細胞と電気的に融合し、HATを含む液体培地で1日前培養した後、HAT含有半固形培地でさらに7−10日間培養した。形成された1細胞由来のコロニーをピックアップして96ウェルプレートに移植することで、合計1,536株のハイブリドーマクローンを得た。リコンビナントウシ糖タンパク質ホルモンα鎖を抗原としたELISA法で1次スクリーニングを行い、結合活性の高い上位39クローンを選抜した。
1次スクリーニングで得られた39クローンについて、精製ウシLHを抗原としたELISA法で2次スクリーニングを行い、結合活性の高い上位24クローンを選択した。
2次スクリーニングで得られた24クローンについて、精製ウシLHを抗原としたサンドイッチELISA法で3次スクリーニングを行い、結合能が高いと評価されたクローン(33♯69)を抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体とし、配列決定した。なお、サンドイッチELISA法における捕捉抗体として、ラット腸骨リンパ節法によって作製したラット抗ウシLHβ抗体16#92を用いた(下記5参照)。
4.マウスからの、ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗ウシLH抗体の作製
8週齢のマウス(BALB/cAnNCrlCrlj、MRL/MpJJmsSlc−lpr/lpr、NZBWF1/Slc、CBA/J)の左右尾根部に、リコンビナントウシ糖タンパク質ホルモンα鎖のエマルジョンとリコンビナントウシLHβ鎖のエマルジョンの混合液を等量(22μg/匹)ずつ単回投与した(n=6)。
投与21日目に腸骨リンパ節を採取し、リンパ球を単離した。同一系統マウスから単離したリンパ球を混合し、各系統同数のリンパ球を使ってハイブリドーマを作製した。つまり、リンパ球とSP2/O細胞と電気的に融合し、HATを含む液体培地で1日前培養した後、HAT含有半固形培地でさらに7−10日間培養した。形成された1細胞由来のコロニーをピックアップして96ウェルプレートに移植することで、合計384株のハイブリドーマクローンを得た。
精製ウシLHを抗原として用いるELISA法により、抗ウシLH抗体を選抜し、次いで、リコンビナントウシ糖タンパク質ホルモンα鎖を抗原として用いるELISA法により、抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体を除去した。当該1次スクリーニングにより、比較的結合能が高いと思われる抗ウシLHβ鎖抗体を産生するハイブリドーマを43クローン得た。
1次スクリーニングで得られた43クローンについて、精製ウシLHあるいはリコンビナントウシLHβ鎖を抗原としたサンドイッチELISA法による2次スクリーニングを行い、結合能が高いと評価されたクローン(B54、B59、C9、N86、M154)を抗ウシLHβ抗体とし、配列決定した。なお、サンドイッチELISA法における捕捉抗体として、ラット腸骨リンパ節法によって作製した抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体33♯69を用いた(下記3参照)。
5.ラットからの、ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗ウシLH抗体の作製
8週齢のラット(WKY/NCrlCrlj)の左右後肢の足の裏(foot pad)に、リコンビナントウシLHβ鎖のエマルジョンを等量ずつ単回投与した。
投与21日目に腸骨リンパ節を採取し、リンパ球を単離した。単離したリンパ球を使ってハイブリドーマを作製した。つまり、リンパ球とSP2/O細胞と電気的に融合し、HATを含む液体培地で1日前培養した後、HAT含有半固形培地でさらに7−10日間培養した。形成された1細胞由来のコロニーをピックアップして96ウェルプレートに移植することで、合計768株のハイブリドーマクローンを得た。ウシ精製LH、リコンビナントウシLHβ鎖、リコンビナントウシLHを抗原としたELISA法での1次スクリーニングによって比較的結合能が高いと思われる抗ウシLHβ鎖抗体を産生するハイブリドーマを38クローン得た。
1次スクリーニングで得られた38クローンについて、精製ウシLHを抗原としたSPR法による2次スクリーニングを行い、結合能が高いと評価された7クローンを選抜した。
2次スクリーニングで得られた7クローンについて、抗ウシ糖タンパク質α抗体33♯69を捕捉抗体として用いた、精製ウシLHを抗原としたサンドイッチELISA法で3次スクリーニングを行い、結合能が高いと評価されたクローン(16#92、17#41)を抗ウシLHβ鎖抗体とし、配列決定した。
実施例2:ウシLHの検出試験−1
<実験方法>
捕捉抗体(実施例1で得られた抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体33#69)を50mM炭酸バッファーpH9.5で希釈して、20μg/mLの濃度に調製し、25μL/ウェルでイムノプレート(IWAKI ELISA plate 384 well;AGCテクノグラス社製、Cat.No.3711-384)に添加し、4℃で一晩あるいは37℃で2時間インキューベーションして固相化した。95μL/ウェルのPBSで2回洗浄後、PBSで5倍希釈したBlocking Oneを95μL/ウェルで添加し、37℃で1時間あるいは4℃で一晩ブロッキングした。PBS−T(Phosphate Buffered Saline with Tween(登録商標)20 Tablets, pH7.4;タカラバイオ社製 T9183)で2回洗浄後、PBSで系列希釈したウシLH標準液を各ウェルに50μL/ウェルで添加、37℃で120分以上インキュベーションした。サンプルを除去後、95μL/ウェルのPBS−Tで5回洗浄した。なお、ウシLH標準液は、ウシ下垂体由来の精製LH(蛋白質精製工業)をPBSバッファーで希釈することによって調製した。
実施例1で得られた抗ウシLHβ抗体16#92を、HRP Conjugation Kit(LK−11)(同仁化学社製)を使用してHRP標識し、PBSで500倍希釈して25μL/ウェルで上記のイムノプレートに添加し、27℃で90分以上インキュベーションした。95μL/ウェルのPBS−Tで4回洗浄後、ELISA POD substrate TMB solution(easy)を25μL/ウェル添加し、十分な発色を確認後、1M HSOを25μL/ウェルで添加して反応をストップし、マイクロプレートリーダーでOD450の値を測定した。結果を図1−2および図1−3に示す。
<結果>
抗ウシ糖タンパク質α鎖抗体33#69とHRP標識抗ウシLHβ抗体16#92のペアを用いたサンドイッチELISA系において、PBSにて希釈したウシ下垂体由来LHを10pg/ml程度の低濃度でも検出可能であった。したがって、これらの抗体のペアは、ウシLHの定量系感度が高いことが分かった。
実施例3:ウシLHの検出試験−2
さらに、種々のウシ体液のLH測定系への影響を調べる目的で、健康なウシより採取した乳汁、唾液、尿、及び市販のウシ血清(Gibco 10270)でウシ下垂体由来LHの希釈系列を調製し、実施例2と同様の方法にしたがってサンドイッチELISA法で定量した。
結果を図2に示す。乳汁、唾液、尿、血清中のLHを前処理なしでそのまま測定できる事が分かった。
実施例4:ウシLHおよびブタLHの検出試験
捕捉抗体として、実施例1で得られた抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体C42、標識抗体として、実施例1で得られた抗ウシLHβ抗体B59を用いた以外は、実施例2と同様にサンドイッチELISA法により、バッファー中のウシLH及びブタLHを定量した。なお、ブタLH標準液は、精製ブタLH(蛋白精製工業)をPBSバッファーで希釈することによって調製した。結果を図3に示す。
実施例5:ウシLHの検出試験−3
捕捉抗体として、実施例1で得られた抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体33#69、または抗ウシLHβ抗体16#92または17#41を用い、標識抗体として、実施例1で得られた抗ウシLHβ抗体C9、B54、B59、N86、M154、または抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体C42またはC20を用いた以外は、実施例2と同様にサンドイッチELISA法により、バッファー中のウシLHを定量した。結果を図4−1〜図4−3に示す。図4−1には、抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体33#69(捕捉抗体)と、抗ウシLHβ抗体C9、B54、B59、N86、M154(標識抗体)とのサンドイッチELISAの結果が示される。図4−2には、抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体C42(標識抗体)と、抗ウシLHβ抗体16#92または17#41(捕捉抗体)とのサンドイッチELISAの結果が示される。図4−3には、抗ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖抗体C20(標識抗体)と、抗ウシLHβ抗体16#92(捕捉抗体)のサンドイッチELISAの結果が示される。
比較例1:市販のキットを用いたウシLHの検出試験
A社(Cusabio社製、CSB-E12826B)およびB社(LSBio社製、LS-f9971)のLH検出キットを用いて、PBSバッファー、または健康なウシより採取した乳汁を用いて調製したウシ脳下垂体由来の精製LHの希釈系列(0、0.1、0.3、1、3、10、30ng/ml)を評価した。結果を図5−1および図5−2に示す。
A社およびB社のキットはどちらも競合ELISA系なので、ウシ下垂体由来LHと反応していれば、LH濃度の上昇に伴ってシグナル強度が低下する筈であった。しかし、図5−1および図5−2から明らかなように、A社およびB社のキットは共に、PBSおよび乳汁のいずれを用いた希釈系列でも、LH濃度変化によるシグナル強度変化は見られなかった。この結果から、A社およびB社いずれのキットも、ウシ下垂体由来LHとは反応しない事が分かった。
実施例6:各種条件下でのウシLHの検出試験
(1)高塩濃度条件下でのLH定量検討
PBSに0、125、250、500mM NaClを添加した溶液を用いて、ウシ下垂体由来LHの希釈系列(0、0.3、1、3、10ng/ml)を調製し、実施例2に記載のサンドイッチELISA法で評価した。結果を図6に示す。図中、各塩濃度条件下において、左から、0、0.3、1、3、10ng/mlのLHの検出結果を示す。
図6から明らかなように、いずれの塩濃度においても同等のELISAシグナルが得られた事から、650mMまでの高塩濃度の種々の体液サンプルに含まれるLHを検出可能である事が分かった。なお、PBSは約150mMの塩類を含む。
(2)低pH条件下でのLH定量検討
PBS(pH7.4)またはPBSに50mM酢酸ナトリウムバッファー(pH5.2、4.6、3)を添加した溶液を用いて、ウシ下垂体由来LHの希釈系列(0、0.3、1、3、10ng/ml)を調製し、実施例2に記載のサンドイッチELISA法で評価した。結果を図7に示す。図中、各pH条件下において、左から、0、0.3、1、3、10ng/mlのLHの検出結果を示す。
図7から明らかなように、pH7.4、pH5.2、pH4.6において同等のELISAシグナルが得られた事から、pH4.6までの酸性pHを示す種々の体液サンプルに含まれるLHを検出可能な事が分かった。
(3)塩基性条件下でのLH定量検討
PBS(pH7.4)またはPBSに50mM炭酸ナトリウムバッファー(pH8.5、9.5)を添加した溶液を用いて、ウシ下垂体由来LHの希釈系列(0、0.3、1、3、10ng/ml)を調製し、実施例2に記載のサンドイッチELISA法で評価した。結果を図8に示す。図中、各pH条件下において、左から、0、0.3、1、3、10ng/mlのLHの検出結果を示す。
図8から明らかなように、pH7.4、pH8.5、pH9.5において同等のELISAシグナルが得られた事から、pH9.5までの塩基性pHを示す種々の体液サンプルに含まれるLHを検出可能な事が分かった。

Claims (15)

  1. 抗ウシ黄体形成ホルモン(LH)抗体またはその抗原結合フラグメントを用いることを特徴とする、哺乳動物から単離された体液中のLHを検出する方法であって、前記抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントが、下記(I)に示される第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントおよび下記(II)に示される第二の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントである、方法:
    (I)ウシLHβ鎖に特異的に結合し、かつ、下記(a)〜(g)のいずれかで示される3つの重鎖相補性決定領域(VH CDR1〜3)およびつの軽鎖相補性決定領域(VL CDR1〜3)を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、
    (II)ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合し、かつ、下記(o)〜(q)のいずれかで示されるVH CDR1〜3およびL CDR1〜3を含む抗体またはその抗原結合フラグメント、
    (a)配列番号15または配列番号18で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号16または配列番号19で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号17または配列番号20で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号21または配列番号24で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号22または配列番号25で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号23または配列番号26で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (b)配列番号27または配列番号30で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号28または配列番号31で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号29または配列番号32で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号33または配列番号36で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号34または配列番号37で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号35または配列番号38で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (c)配列番号39または配列番号42で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号40または配列番号43で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号41または配列番号44で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号45または配列番号48で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号46または配列番号49で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号47または配列番号50で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (d)配列番号51または配列番号54で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号52または配列番号55で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号53または配列番号56で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号57または配列番号60で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号58または配列番号61で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号59または配列番号62で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (e)配列番号63または配列番号66で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号64または配列番号67で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号65または配列番号68で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号69または配列番号72で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号70または配列番号73で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号71または配列番号74で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (f)配列番号75または配列番号78で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号76または配列番号79で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号77または配列番号80で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号81または配列番号84で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号82または配列番号85で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号83または配列番号86で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (g)配列番号87または配列番号90で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号88または配列番号91で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号89または配列番号92で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号93または配列番号96で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号94または配列番号97で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号95または配列番号98で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (o)配列番号105または配列番号108で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号106または配列番号109で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号107または配列番号110で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号111または配列番号114で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号112または配列番号115で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号113または配列番号116で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (p)配列番号117または配列番号120で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号118または配列番号121で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号119または配列番号122で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号123または配列番号126で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号124または配列番号127で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号125または配列番号128で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (q)配列番号129または配列番号132で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号130または配列番号133で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号131または配列番号134で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号135または配列番号138で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号136または配列番号139で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号137または配列番号140で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3。
  2. 前記ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが下記(h)〜(n)のいずれかで示される重鎖可変領域および鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントであり、前記ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが下記(r)〜(t)のいずれかで示される重鎖可変領域および鎖可変領域を含む抗体またはその抗原結合フラグメントである、請求項1記載の方法:
    (h)配列番号1で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号2で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (i)配列番号3で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号4で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (j)配列番号5で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号6で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (k)配列番号7で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号8で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (l)配列番号9で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号10で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (m)配列番号11で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号12で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (n)配列番号13で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号14で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (r)配列番号99で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号100で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (s)配列番号101で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号102で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (t)配列番号103で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号104で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域。
  3. 請求項1または2記載の方法によって哺乳動物から単離された体液中のLHを経時的に測定することによってLHサージを検出することを含む、哺乳動物の発情を検出する方法。
  4. 請求項1または2記載の方法によって哺乳動物から単離された体液中のLHを経時的に測定することによってLHサージを検出することを含む、哺乳動物の受精可能時期を予測する方法。
  5. 前記体液が乳汁である、請求項1〜のいずれか1項記載の方法。
  6. 抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントが、ウシLHβ鎖に特異的に結合し、かつ、下記(a)〜(g)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびL CDR1〜3を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント:
    (a)配列番号15または配列番号18で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号16または配列番号19で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号17または配列番号20で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号21または配列番号24で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号22または配列番号25で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号23または配列番号26で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (b)配列番号27または配列番号30で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号28または配列番号31で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号29または配列番号32で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号33または配列番号36で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号34または配列番号37で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号35または配列番号38で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (c)配列番号39または配列番号42で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号40または配列番号43で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号41または配列番号44で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号45または配列番号48で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号46または配列番号49で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号47または配列番号50で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (d)配列番号51または配列番号54で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号52または配列番号55で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号53または配列番号56で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号57または配列番号60で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号58または配列番号61で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号59または配列番号62で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (e)配列番号63または配列番号66で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号64または配列番号67で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号65または配列番号68で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号69または配列番号72で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号70または配列番号73で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号71または配列番号74で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (f)配列番号75または配列番号78で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号76または配列番号79で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号77または配列番号80で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号81または配列番号84で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号82または配列番号85で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号83または配列番号86で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (g)配列番号87または配列番号90で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号88または配列番号91で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号89または配列番号92で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号93または配列番号96で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号94または配列番号97で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号95または配列番号98で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3。
  7. 請求項記載の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントであって、下記(h)〜(n)からなる群から選択される重鎖可変領域および鎖可変領域を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント:
    (h)配列番号1で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号2で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (i)配列番号3で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号4で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (j)配列番号5で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号6で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (k)配列番号7で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号8で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (l)配列番号9で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号10で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (m)配列番号11で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号12で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (n)配列番号13で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号14で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域。
  8. 抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントであって、前記抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントが、ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合し、かつ、下記(o)〜(q)からなる群から選択されるVH CDR1〜3およびL CDR1〜3を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント:
    (o)配列番号105または配列番号108で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号106または配列番号109で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号107または配列番号110で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号111または配列番号114で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号112または配列番号115で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号113または配列番号116で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (p)配列番号117または配列番号120で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号118または配列番号121で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号119または配列番号122で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号123または配列番号126で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号124または配列番号127で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号125または配列番号128で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3、
    (q)配列番号129または配列番号132で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR1、配列番号130または配列番号133で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR2、および配列番号131または配列番号134で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVH CDR3、ならびに列番号135または配列番号138で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR1、配列番号136または配列番号139で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR2、および配列番号137または配列番号140で示されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含むVL CDR3。
  9. 請求項記載の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントであって、下記(r)〜(t)からなる群から選択される重鎖可変領域および鎖可変領域を含む、抗体またはその抗原結合フラグメント:
    (r)配列番号99で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号100で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (s)配列番号101で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号102で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域、
    (t)配列番号103で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および列番号104で示されるアミノ酸配列と少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域。
  10. ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントと、ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第二の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントとを含むことを特徴とし、前記ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが請求項または記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであり、前記ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが請求項または記載の抗体またはその抗原結合フラグメントである、哺乳動物由来の体液中のLHを検出するためのキット。
  11. 哺乳動物の発情検査用キットである、請求項10記載のキット。
  12. 前記体液が乳汁である、請求項10または11記載のキット。
  13. ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第一の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントと、ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントである第二の抗ウシLH抗体またはその抗原結合フラグメントとを含むことを特徴とし、前記ウシLHβ鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが請求項または記載の抗体またはその抗原結合フラグメントであり、前記ウシ糖タンパク質ホルモンα鎖に特異的に結合する抗体またはその抗原結合フラグメントが請求項または記載の抗体またはその抗原結合フラグメントである、哺乳動物由来の体液中のLHを検出するためのイムノクロマトグラフィー検査デバイス。
  14. 哺乳動物の発情検査用デバイスである、請求項13記載のイムノクロマトグラフィー検査デバイス。
  15. 前記体液が乳汁である、請求項13または14記載のイムノクロマトグラフィー検査デバイス。
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