JP6952077B2 - 難着雪リング及び難着雪リング付き送電線 - Google Patents

難着雪リング及び難着雪リング付き送電線 Download PDF

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Description

本発明は、例えば架空送電線等の電線に装着される難着雪リング、および難着雪リング付き電線に関する。
従来より、特に積雪の多い地域においては、電線の着雪の発達を抑制するため、難着雪リングが使用されている。例えば本出願人は、特許文献1において、難着雪リングを提案した。この難着雪リングは、図12および図13に示すように、切れ目50を有する可撓性リング110の一端に係止突起30が、他端に嵌合溝40がそれぞれ設けられ、内周面には円周方向に延びる環状突起70と、円周方向と直角の方向に延びる複数の補強突起60が設けられ、可撓性リング110の中央位置には可撓性を持たせるために薄肉に形成されている。そして、可撓性リング110の係止突起30を嵌合溝40に嵌合させることによって、難着雪リング100を電線17に装着することができ、複数の難着雪リング100を電線17に所定間隔で装着することにより、電線17上の着雪が、電線17を構成する素線16の撚り方向に沿って滑りながら移動したとしても、難着雪リング100で着雪の移動を阻止し、電線から着雪を分離(落下)させることによって、電線17上での着雪の発達を抑制したものである。
実開平2−122525号公報
このような難着雪リングは、地上数m以上の高さの電線に装着する。難着雪リングを交換する場合、作業者は、例えばゴンドラ等の機械に乗りながら、難着雪リングの交換作業を行う。特に、電線が架空送電線のように、地上から非常に離れた高い鉄塔の位置に架設されている場合には、難着雪リングを短期間で交換することが難しい。そのため、電線における着雪の発達の抑制を長期間にわたって持続し、難着雪リングの交換頻度を低減することが求められている。
また、近年では、例年に比べて寒い日が続いたり、気温の高低差が大きかったり、0℃以下の寒い日が長く続いたりする地域も増加する傾向があり、地域によっては電線上の着雪の被害が顕著になることが想定されることから、電線に対する難着雪リングの装着保持力が、長期間にわたって低下しない難着雪リングの構造を開発することが必要である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、特に電線上での着雪の移動によって難着雪リングに大きな負荷が作用したとしても、難着雪リングが電線に装着した初期位置からずれるのを有効に防止して、電線に対する着雪の発達を長期間にわたって安定して抑制することができる難着雪リングおよび難着雪リング付き電線を提供することを目的とする。
本発明者らは、電線に対する難着雪リングの装着保持力を高めるべく、難着雪リングの構造について鋭意検討を行った。その結果、難着雪リングを、電線に装着される内側装着リングだけではなく、内側装着リングおよび前記電線の双方に装着される外側装着リングとの内外2重リング構造で構成することによって、特に電線上での着雪の移動によって難着雪リングに大きな負荷が作用したとしても、難着雪リングが電線に装着した初期位置からずれるのを有効に防止して、電線に対する着雪の発達を長期間にわたって安定して抑制することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨構成は、以下のとおりである。
(1)複数本の素線を撚り合わせた電線の外周に装着され、電線着雪の発達を抑制する難着雪リングにおいて、前記難着雪リングは、前記電線の断面輪郭形状に応じた伸縮変形が可能な可撓部、および前記可撓部の両端からそれぞれ円弧状に延在し、対向する端部同士が連結可能な形状をもち、内周面に、前記電線と接触する複数の突起をもち、外周面に、円周方向に沿って延在する周溝を形成するとともに、前記周溝の溝底面から厚さ方向に貫通する貫通孔を形成し、前記端部同士を連結した状態で、前記可撓部とともに環状リングを形成する1対の円弧状部を有し、前記電線に装着される内側装着リングと、弾性材料からなり、前記内側装着リングの外周面に形成した前記周溝に沿って配設され、略C状の延在形状をもつ本体部、および前記本体部の両端から前記電線に向かう方向に延在する1対の内向き端部を有し、弾性力によって、前記本体部を前記内側装着リングの外周面に接触させるとともに、前記1対の内向き端部を、それぞれ前記内側装着リングに形成した前記貫通孔に挿入して前記電線に接触させ、前記内側装着リングおよび前記電線の双方に装着される外側装着リングとを備えた、内外2重リング構造で構成される、難着雪リング。
(2)前記弾性材料が金属材料である、(1)に記載の難着雪リング。
(3)前記弾性材料が樹脂材料である、(1)に記載の難着雪リング。
(4)前記外側装着リングは、前記内向き端部が、前記電線の外面を構成する、隣接する素線同士で形成される撚り溝の隙間に挿入されて、前記電線と接触するように装着される、(1)、(2)または(3)に記載の難着雪リング。
(5)前記外側装着リングは、前記内向き端部が先細り形状を有する、(1)〜(4)のいずれか1項に記載の難着雪リング。
(6)前記外側装着リングは、前記本体部が、前記内側装着リングの前記端部同士の連結位置を含む前記内側装着リングの半周以上を覆うように構成されている、(1)〜(5)のいずれか1項に記載の難着雪リング。
(7)前記貫通孔は、前記1対の円弧状部にそれぞれ同じ数でかつ1個以上形成する、(1)〜(6)のいずれか1項に記載の難着雪リング。
(8)前記貫通孔は、前記1対の円弧状部にそれぞれ異なる数でかつ1個以上形成する、(1)〜(6)のいずれか1項に記載の難着雪リング。
(9)前記内側装着リングは、前記外側装着リングを装着した状態で、前記外側装着リングの外面位置が、前記周溝の溝壁高さ位置と同じであるか、または、前記溝壁高さ位置よりも前記溝底面側にある、(1)〜(8)のいずれか1項に記載の難着雪リング。
(10)(1)〜(9)のいずれか1項に記載の難着雪リングを、前記電線の外周に装着して得られた、難着雪リング付き電線。
本発明によれば、特に電線上での着雪の移動によって難着雪リングに大きな負荷が作用したとしても、難着雪リングが電線に装着した初期位置からずれるのを有効に防止して、電線に対する着雪の発達を長期間にわたって安定して抑制することができる難着雪リングおよび難着雪リング付き電線を提供することができる。
本発明に従う第1実施形態の難着雪リングの断面図であって、電線に装着した難着雪リング付き電線として示す。 図1の難着雪リングの斜視図であって、電線に装着した難着雪リング付き電線として示す。 図1の難着雪リングを構成する内側装着リングの斜視図を示す。 図1の難着雪リングを構成する外側装着リングの斜視図である。 外側装着リングの内向き端部の先端部の形状の種々の変形例を示す図である。 本発明に従う第2実施形態の難着雪リングの斜視図である。 本発明に従う第3実施形態の難着雪リングの断面図である。 本発明に従う第4実施形態の難着雪リングの断面図である。 内側装着リングに形成した貫通孔の配置の変形例を示す図である。 難着雪リングを構成する内側装着リングを電線に装着する方法を説明するための図である。 難着雪リングを構成する内側装着リングに形成した貫通孔に、外側装着リングの内向き端部の先端が電線の撚り溝に沿うように配設したときの状態を拡大して示した図である。 従来の難着雪リングの断面図であって、電線に装着した難着雪リング付き電線として示す。 従来の難着雪リングを構成する可撓性リングの斜視図であって、端部同士が分離した状態(連結前の状態)を示す。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
本発明の難着雪リングは、複数本の素線を撚り合わせた電線の外周に装着され、電線着雪の発達を抑制する難着雪リングにおいて、前記難着雪リングは、前記電線の断面輪郭形状に応じた伸縮変形が可能な可撓部、および前記可撓部の両端からそれぞれ円弧状に延在し、対向する端部同士が連結可能な形状をもち、内周面に、前記電線と接触する複数の突起をもち、外周面に、円周方向に沿って延在する周溝を形成するとともに、前記周溝の溝底面から厚さ方向に貫通する貫通孔を形成し、前記端部同士を連結した状態で、前記可撓部とともに環状リングを形成する1対の円弧状部を有し、前記電線に装着される内側装着リングと、弾性材料からなり、前記内側装着リングの外周面に形成した前記周溝に沿って配設され、略C状の延在形状をもつ本体部、および前記本体部の両端から前記電線に向かう方向に延在する1対の内向き端部を有し、弾性力によって、前記本体部を前記内側装着リングの外周面に接触させるとともに、前記1対の内向き端部を、それぞれ前記内側装着リングに形成した前記貫通孔に挿入して前記電線に接触させ、前記内側装着リングおよび前記電線の双方に装着される外側装着リングとを備えた、内外2重リング構造で構成されたものである。
[第1実施形態]
{難着雪リング}
図1〜図4は、第1実施形態に係る難着雪リングを示したものであって、図1が(電線装着後の)難着雪リングの断面図、図2が図1に示す難着雪リングの斜視図、図3が(電線装着前の)内側装着リングの斜視図、そして、図4が(電線装着前の)外側装着リングの斜視図である。
第1実施形態に係る難着雪リング1は、図1乃至図4に示すように、内側装着リング11と外側装着リング13とを主として備え、これらの内側装着リング11および外側装着リング13によって内外2重リング構造で構成されている。この難着雪リング1は、複数本の素線(図1では7本の素線16、16、・・)を撚り合わせた電線17の外周に装着され、電線着雪の発達を抑制するために用いるものである。
<内側装着リング>
内側装着リング11は、図1乃至図3に示すように電線17に装着されるためのものであって、図3に示すように、内側装着リング11は、可撓部8および1対の円弧状部10、10で主に構成されている。
内側装着リング11を構成する材料は限定されないが、例えば、ポリアリーレンスルフィドや、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート、ポリアミド、あるいはポリアセタール等の各種樹脂材料等を用いることができる。そして、このような樹脂材料を用いて、例えば射出成形することにより、上記したような可撓部8と1対の円弧状部10、10とを一体成型品として形成することができる。内側装着リング11は、このような樹脂材料で構成すれば、コロナ放電防止性、耐候性、耐熱性、難燃性、耐久性等の性能を発揮することができる。
(可撓部)
可撓部8は、電線17の断面輪郭形状に応じた伸縮変形が可能なように形成されている。また、可撓部8の形状は、内側装着リング11を電線17に装着したときに、電線17の外形が真円ではなかったり、外径寸法が基準寸法とは多少異なっていた場合であっても、可撓部8が伸縮変形して内側装着リング11を電線17の外面に装着するのに適合するような形状であればよく、特に限定はしない。図3に示す可撓部8は、1対の円弧状部10、10ともに同一素材で一体的に形成されるとともに、1対の円弧状部10、10に比べて厚さが薄く、可撓部8を支点として内側装着リングの端部12、12同士が、嵌合および分離することが可能なように構成されている。
(円弧状部)
1対の円弧状部10、10は、可撓部8の両端からそれぞれ円弧状に延在し、対向する端部12a、12b同士が連結可能な形状をもっている。
また、円弧状部10、10は、その内周面に、電線17と接触する複数の突起6、7をもっている。このような突起6、7は、内側装着リング11が電線17の外周面に対し比較的強固に装着保持できるような位置に配置すればよく、特に限定はしない。図3に示す内側装着リング11では、電線17の外周面に沿わせるように、内側装着リング11の内周面に、その円周方向に沿って延在する環状突起7を配設するとともに、環状突起7を挟んだ両側に、円周方向に対して直交する方向に延在する複数の補強突起6を、それぞれ互いに円周方向にずらした位置関係で間隔をおいて配設した態様を示している。
さらに、円弧状部10、10は、その外周面に、円周方向に沿って延在する周溝9が形成されている。この周溝9は、後述する外側装着リング13を、内側装着リング11の外面上に位置決め装着するために形成したものである。なお、周溝9は、特許文献1でも同様の溝(環状溝)を形成した態様を示しているが、特許文献1では、難着雪リングを電線に装着する際に押圧工具を周溝(環状溝)に当てて嵌合させるために形成したものであるため、特許文献1でいう環状溝と、本発明でいう周溝9は、本質的な役割および作用が大きく異なる。しかしながら、本発明においても、内側装着リング11の外周面に形成した周溝9は、内側装着リング11の外面上に外側装着リング13を位置決め装着するための役割だけではなく、特許文献1に記載の環状溝と同様、押圧工具を使用した場合に、内側装着リング11を電線17に装着する際のガイド溝としての役割をも果たすように構成することができる。
さらに、1対の円弧状部10、10は、周溝9の溝底面から厚さ方向に貫通する貫通孔5がそれぞれ1個以上形成されている。
貫通孔5は、図1に示すように、外側装着リング13を構成する1対の内向き端部15、15を電線17に接触するように配置するために、内側装着リング11に形成したものである。貫通孔5は、1対の円弧状部10、10に、それぞれ同じ数でかつ1個以上形成してもよく、あるいは、それぞれ異なる数でかつ1個以上形成してもよい。
図1に示す難着雪リング1では、可撓部8を除く、内側装着リング11の外周面のほぼ全周にわたって外側装着リング13を配設するため、外側装着リング13の内向き端部15を挿入するための貫通孔5を、可撓部8の近くに位置する、1対の円弧状部10、10の部分に、各1個ずつ合計2個の貫通孔5が設けられている態様を示している。
貫通孔5の形成方法は、従来公知のドリルを用いて物理的に内側装着リング11に貫通孔を形成する手段や、所定の位置に開口パターンを設けたマスクを用いて、ドライエッチング処理あるいはウェットエッチング処理を行って貫通孔を形成する手段を用いることができる。
加えて、1対の円弧状部10、10は、それらの端部12a、12b同士を連結した状態で、可撓部8とともに環状リングを形成する。この環状リングを形成した状態が、内側装着リング11が電線17に装着された状態となる。
<外側装着リング>
外側装着リング13は、図4に示すように、本体部14、および1対の内向き端部15、15で構成され、弾性材料からなっている。
(本体部)
本体部14は、内側装着リング11の外周面に形成した周溝9に沿って配設され、略C状の延在形状をもっている。本体部14は、内側装着リング11を構成する1対の円弧状部10、10の端部12a、12b同士の連結位置を含む内側装着リング11の半周以上を覆うように構成することが好ましい。このように構成すれば、本体部14が内側装着リングの端部12a、12b同士の連結位置Pを覆って保護するとともに、内側装着リング11の半周以上を覆って内側装着リング11を十分に補強することができるので、例えば、難着雪リング1に大きな衝撃が作用したとしても、内側装着リング11を構成する1対の円弧状部の端部12a、12b同士の連結状態が解除されにくくなり、電線17に対する難着雪リング1の装着保持性能をより長期間にわたって維持することができる。
外側装着リング13を構成する弾性材料は、金属材料または樹脂材料で構成することができる。弾性材料を構成する金属材料または樹脂材料の種類は限定されない。
弾性材料を構成する金属としては、例えば、ステンレス鋼(例えばSUS304)、ニッケル合金等を用いることができる。このような金属材料を弾性材料として用いれば、熱容量増加の作用によって落雷時の電線へのダメージを低減する特性の他、耐候性、耐久性、耐熱性等を満足する外側装着リング13が得られる。
弾性材料を構成する樹脂材料としては、例えば、ポリカーボネート、塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレンが挙げられる。このような樹脂材料を弾性材料として用いれば、質量軽減、耐候性、耐久性等を満足する外側装着リングが得られる。
(内向き端部)
1対の内向き端部15は、本体部14の両端から電線17に向かう方向に延在するように形成されている。また、外側装着リング13が内側装着リング11および電線17に装着しているときに、外側装着リング13の内向き端部15が内側装着リング11の貫通孔5から容易に外れない程度のバネ性を有し、内向き端部15は形状を維持する。内向き端部15は、電線17の外面を構成する、隣接する素線16、16同士で形成される撚り溝G(図2参照)の隙間に挿入されて、内向き端部15が電線17の撚り溝Gの位置で固定されることから、電線17と接触するように装着される。これによって、外側装着リング13が、内側装着リング11だけではなく、内向き端部15によって電線17に直接装着されることになるため、難着雪リング1を電線17に対してより強固に装着することができる。また、内向き端部15は、バネ性によって電線17に向かう方向に延在している形状を維持しているため、外側装着リング13は、内側装着リング11および電線17に強固に装着される。
内向き端部15の先端部の形状は、特に限定はしないが、先細り形状にすることが、電線17の外面を構成する、隣接する素線16、16同士で形成される撚り溝Gの隙間に挿入されやすくなって、外側装着リング13、換言すれば、外側装着リング13を構成部材とする難着雪リング1を、電線17に対してより強固に装着できる点で好ましい。内向き端部15の先端部の形状としては、例えば、図5(a)、(b)、(c)のそれぞれに示すような種々の先細り形状にする態様が挙げられる。図5(a)は、内向き端部15aの先端を、鋭角状にした態様、図5(b)は、内向き端部15bの先端を、円弧状にした態様、そして、図5(c)は、内向き端部15cの先端を、台形状にした態様を、それぞれ示している。
そして、本実施形態の難着雪リング1は、外側装着リング13の弾性力によって、本体部14を内側装着リング11の外周面に接触させるとともに、1対の内向き端部15、15が、それぞれ内側装着リング11に形成した貫通孔5に挿入して電線17に接触して、内側装着リング11および電線17の双方に装着される。その結果、特に電線17上での着雪の移動によって難着雪リング1に大きな負荷が作用したとしても、難着雪リング1が電線17に装着された初期位置からずれるのを有効に防止して、電線17に対する着雪の発達を長期間にわたって安定して抑制することができる。また、内側装着リング11の貫通孔5に外側装着リング13の内向き端部15を挿入させるとき、内側装着リング11の周溝9が外側装着リング13の内向き端部15または本体部14を案内する。そのため、内側装着リング11に外側装着リング13を容易に装着することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明に従う第2実施形態の難着雪リング1Aについて説明する。なお、以下で説明する第2〜第4実施形態では、第1実施形態と重複する部分については、その説明を省略することとし、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。また、難着雪リングの構成要素は、第1実施形態と同一の構成要素については同じ符号を付すこととする。
図6は、本発明に従う第2実施形態の難着雪リング1Aの斜視図であって、電線17に装着した状態で示す。本実施形態の難着雪リング1Aは、内側装着リング11aが、外側装着リング13aを装着した状態で、外側装着リング13aの本体部14の外面位置が、周溝9aの溝壁高さ位置と同じであるか、または、溝壁高さ位置よりも溝底面側にあるように構成したものである。換言すると、内側装着リング11aが外側装着リング13aを装着した状態で、本体部14の装着厚さが、周溝9aの深さと同じであるか、または、周溝9aの深さよりも小さい構成としたものである。図6の難着雪リング1Aでは、内側装着リング11aが、外側装着リング13aを装着した状態で、外側装着リング13aの本体部14の外面位置が、溝壁高さ位置よりも溝底面側にあるように構成した態様を示している。
上記の構成において、外側装着リング13aを内側装着リング11aに装着した状態で、外側装着リング13aの本体部14の外面は内側装着リング11aの外周から外方にはみ出さない。
ところで、例えば難着雪リング1を装着した架空送電線の保守点検を行う場合、作業者が搭乗するゴンドラと、ゴンドラの上部に走行用の車輪とを備えた宙乗器を用いて、車輪を架空送電線上に懸架し、ゴンドラを架空送電線に沿って進行させながら作業者が架空送電線の保守点検を行うのが一般的である(図示省略)。
この際、難着雪リング1を構成する外側装着リング13が、図1に示すように、例えば外側装着リング11の連結位置Pの位置で、内側装着リング11の外周から外方にはみ出した状態で内側装着リング11および電線17に装着されていた場合、電線17上を走行してきた車輪が、難着雪リング1の、内側装着リング11の外周から外方にはみ出している外側装着リング13の部分に引っかかるなどして過剰な力を付与する場合が想定され、かかる場合、電線17に装着されている難着雪リング1に破損等の故障が生じる可能性がある。
このため、このような故障が生じるのを確実に防止する必要がある場合には、例えば、内側装着リング11aは、外側装着リング13aを装着した状態で、外側装着リング13aの外面位置が、周溝9aの溝壁高さ位置と同じであるか、または、図6に示すように、溝壁高さ位置よりも前記溝底面側にあるように、周溝9aの溝壁高さを(高く)設定することが好ましい。
加えて、電線17および内側装着リング11aに対する外側装着リング13aの装着保持力をより強くするために、外側装着リング13aの本体部14を比較的厚くすることが必要である場合にも、上述したように周溝9の溝壁高さを高く設定することが好ましい。
[第3実施形態]
次に、本発明に従う第3実施形態の難着雪リング1Bについて説明する。
図7は、第3実施形態の難着雪リング1Bを断面で示したものである。
図7に示す難着雪リング1Bは、内側装着リング11bと外側装着リング13bとを主として備える内外2重リング構造から構成され、内側装着リング11bの内周面が複数本の素線16を撚り合わせた電線17の外周に装着されて構成されている。
第1実施形態との相違点は、内側装着リングに設けた貫通孔5の位置と、外側装着リング13の本体部14の長さである。
すなわち、本実施形態に示す難着雪リング1Bは、内側装着リング11bを構成する1対の円弧状部10、10の中央部に、各1個の貫通孔5を設けるとともに、各貫通孔5に外側装着リング13bの内向き端部15を挿入して電線17の素線16の隙間に食い込ませて、内側装着リング11bの外周面に外側装着リング13bの本体部14を装着することにより、外側装着リング13bの本体部14が内側装着リング11bの略半周を覆うように構成されたものである。
このように構成された難着雪リング1Bは、外側装着リング13の使用量を抑えて、コストを削減することができる。また、外側装着リング13bの本体部14が内側装着リング11bを覆う周長が半周未満の場合、内側装着リング11bに対する外側装着リング13の把持力増加の効果が安定して得られないことがある。
[第4実施形態]
次に、本発明に従う第4実施形態の難着雪リング1Cについて説明する。
図8は、第4実施形態の難着雪リング1Cを断面で示したものである。
図8に示す難着雪リング1Cは、内側装着リング11cと外側装着リング13cとを主として備える内外2重リング構造から構成され、内側装着リング11cの内周面が複数本の素線16を撚り合わせた電線17の外周に装着されて構成されている。
第1実施形態との相違点は、内側装着リング11cに設けた貫通孔5の数および位置と、内側装着リング11cの周溝9を覆う外側装着リング13cの本体部14の長さまたは外側装着リング13cの数である。
すなわち、本実施形態の難着雪リング1Cは、内側装着リング11cを構成する1対の円弧状部10、10のそれぞれの中央位置に貫通孔5aおよび5dを設け、該中央位置と連結位置Pとの中間位置に貫通孔5bおよび5cを設け、さらに、該中央位置と可撓部8との中間位置に貫通孔5eを設けて、合計5個の貫通孔を設けるとともに、外側装着リング13cを伸縮可能な材料で構成した形態を示したものである。図8では、外側装着リング13cを構成する1対の内向き端部15、15が、内側装着リング11cを構成する1対の円弧状部10、10のうち、両方の円弧状部10、10の各中央位置に設けた貫通孔5a、5dにそれぞれ挿入された態様の外側装着リング13cを実線で示し、また、外側装着リング13cをさらに伸長させて、その1対の内向き端部15、15のうちの一方が、一方の円弧状部10の中央位置に設けた貫通孔5aに挿入され、その他方が、他方の円弧状部10の中央位置と可撓部8との中間位置に設けた貫通孔5eに挿入された態様の外側装着リング13cを二点鎖線(仮想線)で示してある。なお、図8では、外側装着リング13cのうち、内側装着リング11cと重なる部分を実線で示し、重ならない部分を二点鎖線で示している。
このように構成された難着雪リング1Cは、内側装着リング11cを構成する1対の円弧状部10、10にそれぞれ2個以上の貫通孔、ここでは合計5個の貫通孔を設けることによって、外側装着リング13cを構成する1対の内向き端部15、15が挿入される、内側装着リング11cに形成した貫通孔を適宜選択することができ、これによって、電線17に対する装着保持力の調整や、装着作業性を容易にするなどの効果を奏することが可能である。
さらに、第4実施形態の変形例として、図9に示すように、内側装着リング11cの1対の円弧状部10、10のそれぞれに3個以上の貫通孔を形成して、5−1〜5−6の合計6個の貫通孔を配設し、これらの中から、2個以上の貫通孔を選択し、選択された貫通孔に、図示されない外側装着リングの内向き端部を挿入する際、選択する貫通孔の数や位置関係と、それに対応する、図示されない外側装着リングの長さや数との組み合わせ方を種々設定することができる。
このように構成することによって、第1乃至第4実施形態が奏する効果に加え、難着雪リング1、1A、1B、1Cのバリエーションの拡大を図り、電線17の態様や使用状況に対応させて十分な装着保持性能を発揮させるとともに、装着保持性能とコストとを調和させることが可能な難着雪リングを提供することができる。
(難着雪リング付き電線)
上述した実施形態の難着雪リングは、電線着雪の発達を抑制することが必要な各種電線に適用することができ、特に架空送電線に適用することが好適である。
(電線への難着雪リングの装着方法)
本実施形態の難着雪リング1、1A、1B、1Cを電線17に装着する方法を説明する。なお、ここでは、難着雪リング1について説明するが、難着雪リング1A、1B、1Cについても基本的に同様である。図10に示すように、まず、内側装着リング11を電線17に被せて、内側装着リング11の内周面を電線17の外周に被せた後に、内側装着リング11の端部同士12a、12bにそれぞれ形成した嵌合溝4および係止突起部3を嵌合させて連結することにより、内側装着リング11を電線17に装着する。次に、外側装着リング13を、本体部14が内側装着リング11の外周面の周溝9に沿って内側装着リング11に嵌め込んでいき、最終的に1対の内向き端部15、15が内側装着リング11の貫通孔5に挿入され、内向き端部15、15が電線17の外面に接触し、これによって、外側装着リング13が内側装着リング11および電線17に装着されることによって、難着雪リング1の電線への装着が完了する。その際、図11に示すように、外側装着リング13の内向き端部15、15を、それぞれの貫通孔5、5から斜め方向に屈曲させて挿入して、斜め方向から素線16、16の撚り溝Gに食い込ませる構成を採用すれば、内向き端部15、15を素線16、16の隙間に、より確実に食い込ませることができる。この結果、電線17における外側装着リング13の保持力をより確実に向上させることができる。
以上説明した本発明に係る難着雪リング1、1A、1B、1Cによれば、内側装着リング11、11a、11b、11cと外側装着リング13、13a、13b、13cとを主として備える内外2重リング構造により、内側装着リング11、11a、11b、11cの内周面が、複数本の素線16を撚り合わせた電線17の外周に対し、より強く装着保持されて、電線着雪の発達を抑制するため、特に電線上での着雪の移動によって難着雪リングに大きな負荷が作用したとしても、難着雪リング1、1A、1B、1Cが電線装着の初期位置からずれるのを有効に防止して、電線に対する着雪の発達をより長期間にわたって安定して抑制することができる。
例えば、図1に示す構造を有する実施例の難着雪リングは、図12に示す構造を有する従来例に比べて、外径許容差が下限である素線を用いた電線に対する装着保持力が100%以上向上した。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の概念および特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含み、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
1、1A、1B、1C 難着雪リング
2、2A、2B、2C 難着雪リング付き電線
3 係止突起部
4 嵌合溝
5、5a、5b、5c、5d、5e、5f、5−1、5−2、5−3、5−4、5−5、5−6 貫通孔
6 補強突起
7 環状突起
8 可撓部
9、9a 周溝
10 円弧状部
11、11a、11b、11c 内側装着リング
12a、12b 内側装着リングの端部
13、13a、13b、13c 外側装着リング
14 本体部
15、15a、15b、15c 内向き端部
16 素線
17 電線
30 係止突起
40 嵌合溝
50 切れ目
60 補強突起
70 環状突起
100 難着雪リング
110 可撓性リング
G 撚り溝
P 連結位置

Claims (10)

  1. 複数本の素線を撚り合わせた電線の外周に装着され、電線着雪の発達を抑制する難着雪リングにおいて、
    前記難着雪リングは、
    前記電線の断面輪郭形状に応じた伸縮変形が可能な可撓部、および
    前記可撓部の両端からそれぞれ円弧状に延在し、対向する端部同士が連結可能な形状をもち、内周面に、前記電線と接触する複数の突起をもち、外周面に、円周方向に沿って延在する周溝を形成するとともに、前記周溝の溝底面から厚さ方向に貫通する貫通孔を形成し、前記端部同士を連結した状態で、前記可撓部とともに環状リングを形成する1対の円弧状部
    を有し、前記電線に装着される内側装着リングと、
    弾性材料からなり、前記内側装着リングの外周面に形成した前記周溝に沿って配設され、略C状の延在形状をもつ本体部、および前記本体部の両端から前記電線に向かう方向に延在する1対の内向き端部を有し、弾性力によって、前記本体部を前記内側装着リングの外周面に接触させるとともに、前記1対の内向き端部を、それぞれ前記内側装着リングに形成した前記貫通孔に挿入して前記電線に接触させ、前記内側装着リングおよび前記電線の双方に装着される外側装着リングと
    を備えた、内外2重リング構造で構成される、難着雪リング。
  2. 前記弾性材料が金属材料である、請求項1に記載の難着雪リング。
  3. 前記弾性材料が樹脂材料である、請求項1に記載の難着雪リング。
  4. 前記外側装着リングは、前記内向き端部が、前記電線の外面を構成する、隣接する素線同士で形成される撚り溝の隙間に挿入されて、前記電線と接触するように装着される、請求項1、2または3に記載の難着雪リング。
  5. 前記外側装着リングは、前記内向き端部が先細り形状を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の難着雪リング。
  6. 前記外側装着リングは、前記本体部が、前記内側装着リングの前記端部同士の連結位置を含む前記内側装着リングの半周以上を覆うように構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の難着雪リング。
  7. 前記貫通孔は、前記1対の円弧状部にそれぞれ同じ数でかつ1個以上形成する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の難着雪リング。
  8. 前記貫通孔は、前記1対の円弧状部にそれぞれ異なる数でかつ1個以上形成する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の難着雪リング。
  9. 前記内側装着リングは、前記外側装着リングを装着した状態で、前記外側装着リングの外面位置が、前記周溝の溝壁高さ位置と同じであるか、または、前記溝壁高さ位置よりも前記溝底面側にある、請求項1〜8のいずれか1項に記載の難着雪リング。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の難着雪リングを、前記電線の外周に装着して得られた、難着雪リング付き電線。

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