JP6951230B2 - 階段構造 - Google Patents
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Description
特に、ダブルスパイラル階段を設置する場合には、互いに交差状態で一対の折返し階段を階段室内に並設する必要があることから、免震階の踊り場での上り階段に通じる上り口と下り階段に通じる下り口の離間距離を十分に確保することができずに、結果、地震発生時における免震階の踊り場での折返し通路の確保が困難となる場合があった。
各踊り場にて上り階段部と下り階段部とが階段幅方向で位置ずれして折り返す状態で配置された折返し階段を備えた階段構造であって、
前記免震階の踊り場において、上り階段部が、当該免震階の踊り場から縁切りされてスライド自在に構成されていると共に、
前記免震階の1段下の踊り場において、上り階段部が、それよりも下段側の階段部の基準配置位置よりも階段幅方向において前記免震階の踊り場の上り階段部側とは反対側に偏移した位置に設けられている点にある。
前記免震階の踊り場において、一対の上り階段部が階段幅方向において互いに隣接して配置され、
前記免震階の1段下の踊り場において、一対の上り階段部が階段幅方向において互いに離間して配置されている点にある。
前記免震階の1段下の踊り場において、一対の上り階段部のうち、前記建物の内方側に位置する内方側上り階段部が、前記建物の外方側に位置する外方側上り階段部に隣接する位置よりも階段幅方向における前記建物の内方側に偏移した位置に設けられている点にある。
図1及び図2に示すように、本実施形態の階段構造(以下「本階段構造」と呼ぶ。)は、中間にある所定の免震階F2に免震装置I(図5参照)を設置した建物に設けられた階段構造である。また、図3〜図7にも示すように、本階段構造は、各踊り場A1,A2M,A2,A3,A4,B1,B2M,B2,B3,B4にて上り階段部Kuと下り階段部Kdとが階段幅方向で位置ずれして折り返す状態で配置された折返し階段A,Bを備える。
更に、本階段構造は、一対の折返し階段A,Bを階段同士が交差状態で並設して交差させてなるX階段を備えて構成されている。
尚、図3〜図7において、外壁Wを挟んで下方側が折返し階段A,Bが設置された建物の屋内側となっており、外壁Wを挟んで上方側が建物の屋外側となっている。図1では、折返し階段A,Bの奥側が建物の屋外側となる。また、図2では、外壁Wを挟んで左側が折返し階段A,Bが設置された建物の屋内側となっており、外壁Wを挟んで右側が建物の屋外側となっている。
夫々の階F1〜F4には、各折返し階段A,Bの踊り場A1,A2,A3,A4,B1,B2,B3,B4が、上り階段部Kuに通じる上り口と下り階段部Kdに通じる下り口とを繋ぐ平坦な折返し通路として設けられている。更に、夫々の折返し階段A,Bにおいて、免震階F2の踊り場A2,B2とその下階である1階下階F1の踊り場A1,B1との間には、中間踊り場A2M,B2Mが、平坦な折返し通路として設けられている。
そこで、本階段構造では、免震階F2において免震装置Iの設置領域を好適に確保しながら、地震発生時でも免震階F2の踊り場A2,B2での上り口と下り口とを繋ぐ折り返し通路を好適に確保することができる階段構造を実現するための特徴構成を有しており、その詳細について以下に説明を加える。
尚、免震階F2では、上り階段部Kuがスライドして、踊り場A2,B2に接続された下り階段部Kdに対して近接又は離間するように挙動することから、これら上り階段部Kuの上り口と下り階段部Kdの下り口とを繋ぐ手摺等については、伸縮自在に構成されたものを用いることができる。
更に、図3に示すように、その一段上の踊り場A4,B4及びそれよりも上層階の踊り場では、外壁Wに隣接して配置された下り階段部Kd及び上り階段部Kuに対して、それらに通じる上り階段部Ku及び下り階段部Kdが、建物の内方側(図3の下方側)に配置されている。
このことで、2階上階F4以上の上層階では、一対の上り階段部Kuをできるだけ外壁Wに近い領域で互いに隣接させて配置しながら、それらの設置領域を最小限として、大きな居室の確保を図ることができる。
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、本発明に係る階段構造を、一対の折返し階段A,Bを階段同士が交差状態で並設して交差させてなるX階段を備えたものとして構成したが、単一の折返し階段からなるシングルスパイラル階段を備えたものとして構成することもできる。
A1,B1 免震階の2段下の踊り場
A2,B2 免震階の踊り場
A2M,B2M 免震階の1段下の踊り場(中間踊り場)
A3,B3 免震階の1段上の踊り場
A4,B4 免震階の2段上の踊り場
F2 免震階
I 免震装置
Kd 下り階段部
Ku 上り階段部
S スライド機構部
Claims (5)
- 中間にある所定の免震階に免震装置を設置した建物に設けられ、
各踊り場にて上り階段部と下り階段部とが階段幅方向で位置ずれして折り返す状態で配置された折返し階段を備えた階段構造であって、
前記免震階の踊り場において、上り階段部が、当該免震階の踊り場から縁切りされてスライド自在に構成されていると共に、
前記免震階の1段下の踊り場において、上り階段部が、それよりも下段側の階段部の基準配置位置よりも階段幅方向において前記免震階の踊り場の上り階段部側とは反対側に偏移した位置に設けられている階段構造。 - 一対の前記折返し階段を階段同士が交差状態で並設して交差させてなるX階段を備え、
前記免震階の踊り場において、一対の上り階段部が階段幅方向において互いに隣接して配置され、
前記免震階の1段下の踊り場において、一対の上り階段部が階段幅方向において互いに離間して配置されている請求項1に記載の階段構造。 - 前記免震階の2段下の踊り場において、一対の上り階段部が階段幅方向において互いに隣接して配置され、
前記免震階の1段下の踊り場において、一対の上り階段部のうち、前記建物の内方側に位置する内方側上り階段部が、前記建物の外方側に位置する外方側上り階段部に隣接する位置よりも階段幅方向における前記建物の内方側に偏移した位置に設けられている請求項2に記載の階段構造。 - 前記免震階の1段上の踊り場において、一対の上り階段部の夫々が、一対の下り階段部に通じる夫々の下り口から見て前記建物の外方側に配置されている請求項2又は3に記載の階段構造。
- 前記免震階の1段下の踊り場が、前記免震階の踊り場とその下階との中間に設けられた中間踊り場である請求項2〜4の何れか1項に記載の階段構造。
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JP2017242546A JP6951230B2 (ja) | 2017-12-19 | 2017-12-19 | 階段構造 |
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