JP6951131B2 - 保持具およびキャップ包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、保持具およびキャップ包装体に関する。
近年、腹膜透析による治療法は、人工腎臓による透析法に比し、装置、器具が小型で簡易であり、治療費も安いこと、腹膜癒着の防止が可能となったこと、患者の負担が少ないこと等の理由から、注目されている。
この腹膜透析法のうち、特に連続的携帯式腹膜透析法(Continuous Ambulatory Peritoneal Dialysis)は、患者自身が自宅や職場で透析液の容器(バッグ)の交換を行なうことができるため、社会復帰がし易く、大いに注目されている。
この連続的携帯式腹膜透析法では、患者側に接続されたチューブと、透析液が入った透析液バッグ側に接続されたチューブとを接続する。これらのチューブ同士の接続は、各チューブの端部にそれぞれ設置されたコネクタ同士の接続により行なわれる(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1には、コネクタ同士の接続が行なわれるまでは、患者側に接続されたチューブのコネクタに一時的にキャップを装着することが開示されている。
そして、キャップには、例えば次に述べる状態で包装用袋に無菌的に収納されているものがある。キャップは、台座に嵌合により固定されており、当該台座ごと包装用袋に収納されている。そして、キャップを使用する場合には、まず包装用袋を開封し、次いでキャップを台座ごと取り出して、例えばテーブル上に置く。その後、例えば左手で台座をテーブルに押さえ付けたまま、右手でキャップを台座から引き抜く。このように両手を使ってキャップを引き抜く作業は、患者にとっては負担となっており、コネクタ同士の接続を行なうまでに時間が掛かってしまう。また、引き抜き時の力加減によっては、キャップは、その内側に落下菌が付着するような姿勢となることがある。このような落下菌の付着は、腹膜透析では好ましくない。
特開2003−210574号公報
本発明の目的は、キャップに対する落下菌の付着を防止しつつ、キャップを迅速に取り出すことができる保持具、および、かかる保持具を備えるキャップ包装体を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜()の本発明により達成される。
(1) 透析液が通過する透析ラインの途中を分離可能に接続するコネクタに装着して用いられるキャップを保持する保持具であって、
前記キャップが嵌合により保持される嵌合部と、
前記キャップに対する前記嵌合部での嵌合を解除する解除操作を行なう操作部とを備え
前記嵌合部は、柱状に突出して形成されており、
前記操作部は、前記嵌合部の外周側に配置され、前記解除操作時に前記嵌合部に向かって押圧される少なくとも1つの弾性片を有することを特徴とする保持具。
(2) 前記キャップは、筒状をなすものであり、
前記嵌合部は、前記キャップの内周部に嵌合する上記(1)に記載の保持具。
) 前記弾性片は、前記嵌合部に向かって押圧された際に、前記キャップに係合して、該キャップを前記嵌合部の中心軸方向に沿って移動させる爪部を有する上記(1)または(2)に記載の保持具。
) 前記弾性片は、片持支持され、その自由端側に前記爪部が設けられている上記()に記載の保持具。
)前記弾性片は、前記嵌合部を介して一対配置されている上記()ないし()のいずれかに記載の保持具。
) 当該保持具は、前記キャップを保持した状態で袋状の包材に予め包装されており、
前記包材から取り出される際に把持される把持部を備える上記(1)ないし()のいずれかに記載の保持具。
) 前記把持部は、前記操作部よりも前記キャップから遠位に位置している上記()に記載の保持具。
) 透析液が通過する透析ラインの途中を分離可能に接続するコネクタに装着して用いられるキャップと、
前記キャップを保持する、上記(1)ないし()のいずれかに記載の保持具と、
前記保持具に保持された状態の前記キャップを、前記保持具ごと包装する包材とを備えることを特徴とするキャップ包装体。
本発明によれば、嵌合部に嵌合したキャップを嵌合部から離脱させる際には、例えば片手で操作部を操作することにより、キャップを嵌合部から離脱させることができる。この離脱したキャップは、保持具から迅速に取り出される。
また、キャップは、嵌合部に嵌合しているため、嵌合部から離脱するまでは、キャップの内側に落下菌が付着するのを防止することができる。
図1は、腹膜透析セットを示す概略図である。 図2は、本発明の保持具がキャップを保持した状態(本発明のキャップ包装体)を示す斜視図である。 図3は、本発明の保持具がキャップを保持した状態(本発明のキャップ包装体)を示す縦断面斜視図である。 図4は、図3中のA−A線断面図である。 図5は、図3に示す状態の保持具からキャップを離脱させる過程を順に示す概略縦断面図である。 図6は、図3に示す状態の保持具からキャップを離脱させる過程を順に示す概略縦断面図である。
以下、本発明の保持具およびキャップ包装体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、腹膜透析セットを示す概略図である。図2は、本発明の保持具がキャップを保持した状態(本発明のキャップ包装体)を示す斜視図である。図3は、本発明の保持具がキャップを保持した状態(本発明のキャップ包装体)を示す縦断面斜視図である。図4は、図3中のA−A線断面図である。図5および図6は、それぞれ、図3に示す状態の保持具からキャップを離脱させる過程を順に示す概略縦断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図2、図3、図5および図6中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。
図1に示す腹膜透析セット100は、腹膜透析法のうち、特に連続的携帯式腹膜透析法(Continuous Ambulatory Peritoneal Dialysis)に好適に用いることができるもの、すなわち、腹膜透析を行なうに際し、患者の腹膜内(腹腔内)に透析液を注入(供給)し、その後、透析液の排液を回収するものである。
腹膜透析セット100は、透析液が予め充填された透析液バッグ14と、透析液の排液を回収する排液バッグ19と、透析液バッグ14および排液バッグ19にそれぞれ接続されたバッグ側チューブ11と、患者の腹膜内に留置されたカテーテル(図示せず)に接続されたトランスファーチューブ18と、バッグ側チューブ11とトランスファーチューブ18とを着脱自在に接続する腹膜透析用コネクタ12とを有している。なお、腹膜透析セット100は、必要に応じて、透析液バッグ14または排液バッグ19が省略されていてもよい。
また、腹膜透析セット100では、バッグ側チューブ11と、トランスファーチューブ18と、腹膜透析用コネクタ12とで透析液(その排液を含む)が通過する透析ライン10を構成している。また、腹膜透析用コネクタ12は、第1のコネクタ121と、第2のコネクタ122とを有している。そして、第1のコネクタ121と第2のコネクタ122とが接続されることにより、透析ライン10を透析液が上流から下流に向かって流下することができる。また、第1のコネクタ121と第2のコネクタ122との接続が解除されることにより、透析ライン10の途中を分離することができる。これにより、例えば使用済の透析液バッグ14や排液バッグ19を、新たな、すなわち、未使用の透析液バッグ14や排液バッグ19に交換することができる。
バッグ側チューブ11は、透析液バッグ14と腹膜透析用コネクタ12の第1のコネクタ121とを接続するチューブ111と、チューブ111の途中から分岐した分岐チューブ112とで構成されている。チューブ111と分岐チューブ112とは、分岐部113を介して互いに連通している。また、分岐チューブ112は、分岐部113と反対側で排液バッグ19に接続されている。このようなバッグ側チューブ11では、その一部を選択的に閉塞して、透析液の流路を切り替えることができる。換言すれば、バッグ側チューブ11では、透析液バッグ14から患者側に透析液を供給するときには、分岐チューブ112の分岐部113近傍を閉塞する。また、患者側から排液バッグ19に排液を回収するときには、チューブ111の分岐部113の透析液バッグ14側近傍を閉塞する。このチューブを閉塞する方法としては、特に限定されず、例えば、閉塞したいチューブにクレンメを装着する方法が挙げられる。
トランスファーチューブ18の患者側と反対側には、腹膜透析用コネクタ12の第2のコネクタ122が接続されている。また、トランスファーチューブ18には、その途中を着脱自在に接続するコネクタ17と、コネクタ17よりも第2のコネクタ122側でトランスファーチューブ18内を開閉するローラクランプ16とが設置されている。
ところで、第1のコネクタ121と第2のコネクタ122との接続が解除されている接続解除状態では、第2のコネクタ122にキャップ9が一時的に装着される。これは、接続解除状態となっている間に、例えば落下菌が第2のコネクタ122に付着するのを防止するためである。
図2に示すように、キャップ9は、未使用状態で例えばアルミニウム製の袋状の包材30に包装されており、キャップ包装体20となっている。また、キャップ9は、包材30内で、保持具1に保持されている。そして、キャップ9を第2のコネクタ122に装着して使用する際には、図3に示すようにキャップ9を保持具1ごと包材30から取り出し、その後、図5、図6に示すように保持具1からキャップ9を離脱させてから用いる。このようにキャップ包装体20は、キャップ9と、キャップ9を保持する保持具1と、保持具1に保持された状態のキャップ9を保持具1ごと包装する包材30とを備えたものとなっている。
以下、キャップ9と保持具1とについて説明する。
まず、キャップ9について説明する。
図3に示すように、キャップ9は、円筒状をなす外筒部91と、外筒部91の内側に同心的に配置され、円筒状をなす内筒部92と、外筒部91と内筒部92とをつなぐ上側壁部93とを有している。また、上側壁部93と反対側は、下方に開口した開口部94となっている。
外筒部91は、その内周部911に雌ネジ912が形成されている。これにより、キャップ9と第2のコネクタ122とを螺合により接続することができる。また、外筒部91の外周部913の下部には、外径が拡径した拡径部914が形成されている。この拡径部914は、キャップ9の中で最も外径が大きい部分、すなわち、最大外径となる部分である。外周部913の拡径部914よりも上側の部分には、複数のリブ915が突出して形成されている。各リブ915は、外筒部91の中心軸方向、すなわち、上下方向に沿って延在しており、外筒部91の周方向に沿って等間隔に配置されている。このようなリブ915が形成されていることにより、キャップ9を第2のコネクタ122に螺合する際に、少なくとも1つのリブ915に指先を掛けて容易に回転させることができ、よって、その螺合を迅速に行なうことができる。
内筒部92は、外筒部91よりも全長が短く、上側壁部93側に位置している。この内筒部92の内周部921は、内径が第2のコネクタ122の形状に対応して変化している。
また、内筒部92には、リング状のパッキン96が支持、固定されている。キャップ9が第2のコネクタ122に接続された状態では、これらの間の液密性がパッキン96により維持され、よって、液漏れを防止することができる。
外筒部91と内筒部92との間には、ポビドンヨード等のような消毒液を含浸したスポンジ95が上側壁部93まで挿入されている。キャップ9の開口部94から接続された第2のコネクタ122は、その端部がスポンジ95に接触して、消毒されることとなる。
このような構成のキャップ9は、滅菌された状態で包材30内に収納されている。なお、滅菌方法としては、特に限定されないが、例えば、オートクレーブ滅菌による方法を用いるのが好ましい。
次に、保持具1について説明する。
図3(図2も同様)に示すように、保持具1は、キャップ9を保持する部材である。保持具1は、保持具1全体を支えるベース部2と、キャップ9が嵌合する嵌合部3と、嵌合部3による嵌合を解除する解除操作を行なう操作部4と、保持具1が包材30から取り出される際に把持される把持部5とを備え、これらの部位が一体的に形成されている。なお、保持具1の構成材料としては、特に限定されず、例えば、金型成形が容易であるという点でポリプロピレン、環状ポリオレフィン、ポリエステル等のような各種樹脂材料を用いるのが好ましい。
ベース部2は、平板状をなす一対の底板21と、テーパ状をなす一対のテーパ部22とを有する。また、各底板21と各テーパ部22とは、それぞれ、保持具1の平面視で扇形をなしており、柱状の嵌合部3の中心軸O回りに交互に配置されている。
一対の底板21により、例えばテーブル200上に保持具1を安定して載置することができる。そして、この載置状態で、キャップ9を保持具1から取り出すことができる。
各テーパ部22の外周部は、中心軸O側に向かってテーパ状に傾斜したテーパ面(傾斜面)222を有する。例えば包材30内での保持具1の向きによっては、保持具1を包材30から取り出すときに指先がいずれかのテーパ部22のテーパ面222に触れて、このテーパ部22を押圧する場合がある。この場合、テーパ部22自身のテーパ形状により、指先からの押圧力が操作部4にまで及ぶのを防止することができる。これにより、操作部4が不本意に操作されて、キャップ9に対する嵌合部3での嵌合が解除されるのを防止することができる。従って、キャップ9に対する嵌合状態が保持具1をテーブル200上に載置するまで維持される。これにより、テーブル200上で操作部4を操作して、キャップ9に対する嵌合を解除することができる。
図3に示すように、ベース部2の中央部には、嵌合部3が配置されている。嵌合部3は、上方に向かって、中空の柱状をなすように突出しており、キャップ9が開口部94を下方に向けた状態で嵌合することができる。これにより、キャップ9は、保持具1に保持される。
図4に示すように、嵌合部3の横断面形状は、本実施形態では正八角形をなす。そして、この正八角形の対角線の長さは、キャップ9の外筒部91の雌ネジ912よりも下側の内径とほぼ同等かまたはそれよりも若干大きい。これにより、キャップ9の外筒部91の内周部911に、嵌合部3(正八角形)の各頂点(角部)31が当接して、嵌合部3にキャップ9が過不足なく嵌合することができる。そして、この嵌合により、キャップ9が保持具1に安定して保持されることとなる。また、キャップ9を、その開口部94側を下方に向けたまま、保持具1ごと包材30から取り出すことができる。これにより、キャップ9の取り出し後も、当該キャップ9の内側に空中落下菌が付着するのを防止することができ、衛生上好ましい。
また、嵌合部3の横断面形状が正八角形をなすことにより、嵌合部3とキャップ9との間に形成される隙間97をできる限り小さくすることができる。これにより、スポンジ95に含浸された消毒液が蒸発して、スポンジ95が乾燥してしまうのを防止または抑制することができる。
なお、嵌合部3の横断面形状は、本実施形態では正八角形をなすが、これに限定されず、例えば、四角形等のような多角形や円形等であってもよい。
また、嵌合部3での嵌合力の調整は、例えば嵌合部3の横断面形状が正多角形である場合、保持具1の設計時に、キャップ9の外筒部91の内周部911に接する嵌合部3の頂点の数を変更したり、対角線の長さの公差値を変更することにより可能となる。
図3に示すように、嵌合部3の外周側には、操作部4が配置されている。操作部4は、キャップ9に対する嵌合部3での嵌合を解除する解除操作を行なう部分である。
この操作部4は、弾性変形可能な一対の弾性片41と、各弾性片41を片持支持する支持枠42とを有している。1つの弾性片41と1つの支持枠42とは、組となっており、各組の弾性片41と支持枠42とは、嵌合部3を介して配置されている。各組の弾性片41と支持枠42とは、配置箇所が異なること以外は、同じ構成であるため、以下代表的に1組の弾性片41と支持枠42とについて説明する。
弾性片41は、嵌合部3に臨んでおり、上側が支持枠42に支持される固定端411となっており、下側が自由端412となっている。この弾性片41は、解除操作時に自由端412側が嵌合部3に向かって押圧される(図6参照)。
また、弾性片41の自由端412側には、爪部413が設けられている。爪部413は、嵌合部3に向かって傾斜した傾斜面414を有している。そして、爪部413は、図5に示す状態から図6に示すように弾性片41が嵌合部3に向かって矢印α41方向に押圧された際に、キャップ9の開口部94の外側縁部941に係合して、そのまま外側縁部941を傾斜面414に沿わせて押し上げることができる。これにより、キャップ9を嵌合部3の中心軸O方向に沿って、すなわち、矢印α方向に移動させることができる。キャップ9は、矢印α方向に移動するにつれて、遂には、嵌合部3から離脱して浮き上がる、すなわち、嵌合部3での嵌合が解除される。
このような嵌合解除操作は、キャップ9を保持した状態の保持具1をテーブル200上に載置した状態で行なうのが好ましい。これにより、キャップ9を、その開口部94側を下方に向けたまま、保持具1から取り出すことができる。そして、キャップ9の取り出し後も、当該キャップ9の内側に空中落下菌が付着するのを防止することができ、衛生上好ましい。
また、前述したように、弾性片41は、嵌合部3を介して一対配置されている。これにより、保持具1から取り出す際、双方の弾性片41を一括して摘まんで押し込むという簡単な操作で、保持具1の取り出しを迅速に行なうことができる。このように保持具1は、キャップ9を取り出す操作を、保持具1をテーブル200に押さえ付けずとも片手で行なうことができ、操作性に優れたものとなっている。
図2に示すように、弾性片41の外側の面には、弾性片41を補強する複数本のリブ43が突出している。また、これらのリブ43は、弾性片41を押圧するときに指を宛がう当て部としても機能する。これにより、弾性片41を円滑に弾性変形させることができる。このような各リブ43は、上下方向に沿って形成されている。また、リブ43の本数は、図2に示す構成では、6本であるが、これに限定されず、1〜5本、または、7本以上であってもよい。また、リブ43は、省略することもできる。
なお、弾性片41の固定端411から自由端412までの長さは、キャップ9の大きさにもよるが、例えば、5mm以上20mm以下であるのが好ましく、7mm以上15mm以下であるのがより好ましい。
また、爪部413の傾斜面414は、図3や図5に示す構成では弾性片41が押圧される以前からキャップ9の外側縁部941に予め当接しているが、これに限定されず、弾性片41が押圧される以前は外側縁部941から離間していてもよい。
また、中心軸Oに対する傾斜面414の傾斜角度は、特に限定されず、例えば、10°以上50°以下であるのが好ましく、20°以上40°以下であるのがより好ましい。
支持枠42は、ベース部2の底板21から立設し、嵌合部3よりも高さが高い壁部で構成されている。弾性片41は、支持枠42の内側に配置されている。
なお、弾性片41と支持枠42とは、図3に示す構成では嵌合部3の周方向に沿った湾曲形状をなしているが、これに限定されず、例えば、平坦形状をなしていてもよい。
また、操作部4が有する弾性片41と支持枠42との組数は、本実施形態では2組であったが、これに限定されず、例えば、1組であってもよいし、3組以上であってもよい。
前述したように、保持具1は、キャップ9を保持した状態で袋状の包材30に予め包装されている。保持具1を包材30から取り出す際には、把持部5を把持して、その取り出しを行なうことができる。これにより、保持具1を包材30から容易に取り出すことができる。
図2に示すように、把持部5は、各支持枠42から外側に向かって突出した2枚の突片51で構成されている。2枚の突片51は、上下方向と平行に形成され、弾性片41を介して、互いに離間して配置されている。これら2枚の突片51の間隔は、外側に向かって、すなわち、支持枠42から遠ざかる方向に向かって漸増している。
また、各突片51の支持枠42から最も突出した突端511は、保持具1の平面視で、ベース部2の底板21の縁部211よりも外側に位置している。これにより、把持部5は、操作部4よりも、嵌合部3に嵌合しているキャップ9から遠位に位置した部分(突端511)を有する。
このような構成の把持部5により、保持具1を包材30から取り出す際に、保持具1の中で、把持部5をできる限り最も先に指先に触れさせることができる。そして、そのまま把持部5を把持して、すなわち、いずれかの突片51を摘まんで、保持具1を取り出すことができる。また、包材30の中では、指先が操作部4にできる限り触れるのを防止することができる。これにより、操作部4が不本意に押圧されて、解除操作が行われるのを防止することができる。
以上、本発明の保持具およびキャップ包装体を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、保持具およびキャップ包装体を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
1 保持具
2 ベース部
21 底板
211 縁部
22 テーパ部
222 テーパ面(傾斜面)
3 嵌合部
31 頂点(角部)
4 操作部
41 弾性片
411 固定端
412 自由端
413 爪部
414 傾斜面
42 支持枠
43 リブ
5 把持部
51 突片
511 突端
9 キャップ
91 外筒部
911 内周部
912 雌ネジ
913 外周部
914 拡径部
915 リブ
92 内筒部
921 内周部
93 上側壁部
94 開口部
941 外側縁部
95 スポンジ
96 パッキン
97 隙間
10 透析ライン
11 バッグ側チューブ
111 チューブ
112 分岐チューブ
113 分岐部
12 腹膜透析用コネクタ
121 第1のコネクタ
122 第2のコネクタ
14 透析液バッグ
16 ローラクランプ
17 コネクタ
18 トランスファーチューブ
19 排液バッグ
20 キャップ包装体
30 包材
100 腹膜透析セット
200 テーブル
中心軸
α41、α 矢印

Claims (8)

  1. 透析液が通過する透析ラインの途中を分離可能に接続するコネクタに装着して用いられるキャップを保持する保持具であって、
    前記キャップが嵌合により保持される嵌合部と、
    前記キャップに対する前記嵌合部での嵌合を解除する解除操作を行なう操作部とを備え
    前記嵌合部は、柱状に突出して形成されており、
    前記操作部は、前記嵌合部の外周側に配置され、前記解除操作時に前記嵌合部に向かって押圧される少なくとも1つの弾性片を有することを特徴とする保持具。
  2. 前記キャップは、筒状をなすものであり、
    前記嵌合部は、前記キャップの内周部に嵌合する請求項1に記載の保持具。
  3. 前記弾性片は、前記嵌合部に向かって押圧された際に、前記キャップに係合して、該キャップを前記嵌合部の中心軸方向に沿って移動させる爪部を有する請求項1または2に記載の保持具。
  4. 前記弾性片は、片持支持され、その自由端側に前記爪部が設けられている請求項に記載の保持具。
  5. 前記弾性片は、前記嵌合部を介して一対配置されている請求項ないしのいずれか1項に記載の保持具。
  6. 当該保持具は、前記キャップを保持した状態で袋状の包材に予め包装されており、
    前記包材から取り出される際に把持される把持部を備える請求項1ないしのいずれか1項に記載の保持具。
  7. 前記把持部は、前記操作部よりも前記キャップから遠位に位置している請求項に記載の保持具。
  8. 透析液が通過する透析ラインの途中を分離可能に接続するコネクタに装着して用いられるキャップと、
    前記キャップを保持する、請求項1ないしのいずれか1項に記載の保持具と、
    前記保持具に保持された状態の前記キャップを、前記保持具ごと包装する包材とを備えることを特徴とするキャップ包装体。
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