JP6950459B2 - 電話制御装置 - Google Patents

電話制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6950459B2
JP6950459B2 JP2017210619A JP2017210619A JP6950459B2 JP 6950459 B2 JP6950459 B2 JP 6950459B2 JP 2017210619 A JP2017210619 A JP 2017210619A JP 2017210619 A JP2017210619 A JP 2017210619A JP 6950459 B2 JP6950459 B2 JP 6950459B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
proxy
extension
control device
requesting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017210619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019083460A (ja
Inventor
將人 土佐
將人 土佐
Original Assignee
サクサ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サクサ株式会社 filed Critical サクサ株式会社
Priority to JP2017210619A priority Critical patent/JP6950459B2/ja
Publication of JP2019083460A publication Critical patent/JP2019083460A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6950459B2 publication Critical patent/JP6950459B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)

Description

本発明は、電話制御装置に収容されている複数の内線端末のそれぞれで必要となる同一操作を簡略化するための端末操作制御技術に関する。
ビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システムでは、電話制御装置に収容されている複数の内線端末のそれぞれで、ほぼ同時に同一操作を必要とする場合がある。
例えば、電話制御装置を介して複数の内線端末が会議通話を行う場合、指定された会議電話番号へ発信して会議部屋番号とパスワードを入力するという同一操作を、会議通話に参加するすべての利用者の内線端末で行う必要がある。
また、保守時において、内線端末に関する設定内容を一括して変更する場合、対象となる複数の内線端末のすべてで同一の設定操作を行う必要がある。また、動作試験時において、複数の内線端末に着信が通知される代表着信に関する負荷試験を行う場合、着信対象となる複数の内線端末で同時に応答操作を行う必要がある。
したがって、このような場合には、複数の内線端末のそれぞれでほぼ同時に同一操作を行う必要があるため、電話制御装置とこれら内線端末とを接続する通信回線でトラヒックの集中が発生して通信エラーの原因となる。また、電話制御装置ではこれら内線端末からの操作データを受信して処理する必要があり、電話制御装置での処理負荷が急激に増大し、他の処理に影響を及ぼす原因となる。
従来、このような電話端末での操作を簡略化する技術として、電話端末(携帯電話機)の不明な操作方法に関する指示をオペレータが遠隔制御サーバから電話端末に送信し、このオペレータ指示に応じて電話端末が動作する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
特開2007−336112号公報
しかしながら、このような従来技術では、複数の電話端末を制御する場合、遠隔制御サーバからそれぞれの電話端末に対してオペレータ指示を送信する必要がある。このため、従来技術を電話システムに適用した場合、複数の内線端末のそれぞれで、ほぼ同時に同一操作を必要とする状況においては、電話制御装置と内線端末との間の輻輳に起因して、電話システムで不具合が発生する可能性がさらに増大するという問題点があった。
すなわち、従来技術を電話システムに適用した場合、電話制御装置から複数の内線端末に対して操作指示を送信する必要があるため、電話制御装置とこれら内線端末とを接続する通信回線でトラヒックの集中度がさらに高くなり、輻輳による通信エラーの原因となる。これにより、電話制御装置と他の内線端末との間のやり取りに支障が発生し、これら内線端末に関する動作制御に影響を及ぼす原因となる。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、各内線端末で必要となる同一操作を簡略化できる端末操作制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる複数の内線端末を電話網に交換接続する電話制御装置であって、自端末での操作の代理を依頼する側の依頼側端末と前記依頼側端末での操作を代理する側の代理側端末との代理関係を示す代理登録データを記憶する記憶部と、前記内線端末からの指示に応じて、指定された前記代理関係を前記記憶部の代理登録データに登録する代理関係管理部と、前記代理登録データに登録されている前記代理側端末での操作を検出した場合、当該代理側端末と対応する前記依頼側端末で前記操作と同じ操作が行われたことを模擬することにより、前記依頼側端末での操作を代理する操作エミュレータと、前記操作エミュレータで摸擬された操作に基づいて、当該操作に対応する前記依頼側端末の動作を制御し、前記代理側端末での操作に基づいて、当該操作に対応する前記代理側端末の動作を制御する呼制御部とを備えている。
また、本発明にかかる上記電話制御装置の一構成例は、前記操作エミュレータが、前記代理側端末での操作を示す操作データを、前記依頼側端末での操作を示す操作データとして複製し、前記呼制御部へ出力するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話制御装置の一構成例は、前記代理関係管理部が、前記内線端末からの代理設定指示に応じて、前記代理設定指示で指定された依頼側端末と当該内線端末からなる代理側端末との代理関係を、前記記憶部の代理登録データに登録するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話制御装置の一構成例は、前記代理関係管理部が、前記内線端末からの代理依頼指示に応じて、当該内線端末からなる依頼側端末と前記代理依頼指示で指定された代理側端末との代理関係を、前記記憶部の代理登録データに登録するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話制御装置の一構成例は、前記呼制御部が、前記内線端末での操作および前記操作エミュレータで摸擬された操作の操作タイミングを、前記代理側端末および前記依頼側端末に対して予め割り当てられている遅延時間で調整するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話制御装置の一構成例は、前記操作エミュレータが、前記代理側端末での任意の設定項目に関する端末設定操作に応じて、当該代理側端末と対応する前記依頼側端末での端末設定操作を模擬し、前記呼制御部は、前記代理側端末での端末設定操作に基づいて、前記記憶部で記憶している端末設定データのうち、当該代理側端末に関する前記設定項目に指定された値を設定するとともに、前記操作エミュレータで模擬された前記依頼側端末での端末設定操作に基づいて、前記端末設定データのうち、当該依頼側端末に関する前記設定項目に指定された値を設定するようにしたものである。
本発明によれば、内線端末のうち依頼側端末での操作が、代理側端末での操作に基づいて、電話制御装置で摸擬されることになる。このため、依頼側端末における操作が省かれて、依頼側端末から電話制御装置への操作内容の送信が不要となる。したがって、依頼側端末と電話制御装置との間でのデータ通信による輻輳を回避しつつ、代理側端末での操作に応じた代理側端末および依頼側端末の動作を制御することができる。このため、電話制御装置と他の内線端末との間のやり取りに支障を発生させることなく、さらにはこれら内線端末に関する動作制御に影響を及ぼすことなく、複数の内線端末のそれぞれで必要となる同一操作を簡略化することが可能となる。
電話制御装置の構成を示すブロック図である。 代理登録データの構成例である。 端末操作制御動作を示すシーケンス図である。 代理関係登録動作(依頼側端末)を示すシーケンス図である。 代理関係登録動作(外部設定装置)を示すシーケンス図である。 電話会議動作例を示すシーケンス図である。 電話会議動作例(続き)を示すシーケンス図である。 着信試験動作例を示すシーケンス図である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[電話制御装置]
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。図1は、電話制御装置の構成を示すブロック図である。
この電話制御装置10は、電話網NW1および通信網NW2を収容するとともに、通信回線Lを介して複数の内線端末20を内線収容し、これら内線端末20を電話網NW1に交換接続することにより音声通話サービスを提供する機能と、通信網NW2に接続されている外部設定装置32とデータ通信する機能とを有している。
電話制御装置10の具体例としては、ビジネスホンシステムの主装置やPBXシステムのPBX装置などの電話制御装置がある。
電話網NW1は、次世代網(NGN:Next Generation Network)やIP電話網のほか、ISDN(Integrated Services Digital Network)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、携帯電話網などの既存の電話網である。
通信網NW2は、インターネットやLANなどの既存のデータ通信網である。
会議サーバ31は、電話網NW1に接続されて、電話制御装置10の複数の内線端末20と同時に並列して音声通話を行うことにより、これら内線端末20間における会議通話サービスを提供する装置である。
外部設定装置32は、一般的なPC端末やサーバ装置からなり、通信網NW2を介して電話制御装置10とデータ通信を行うことにより、電話制御装置10の各種設定を遠隔制御する機能を有している。
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の構成について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態にかかる電話制御装置10は、主な機能部として、網I/F部11、内線I/F部12、スイッチ部13、記憶部14、呼制御部15、代理関係管理部16、および操作エミュレータ17とを備えている。これら機能部のうち、呼制御部15、代理関係管理部16、および操作エミュレータ17は、CPUとプログラムとが協働することにより実現されている。
網I/F部11は、電話網NW1との間で呼制御メッセージ(呼制御信号)や音声データ(音声信号)を送受信する機能と、通信網NW2との間でデータ通信を行う機能とを有している。
内線I/F部12は、通信回線Lを介して内線端末20との間で、制御メッセージや音声データを送受信する機能を有している。
スイッチ部13は、呼制御部15からの指示に応じて、網I/F部11と内線I/F部12との間で通話路を交換接続する機能を有している。
記憶部14は、全体としてハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、電話制御装置10での呼制御や端末操作制御に用いる各種処理データやプログラム14Bを記憶する機能を有している。
プログラム14Bは、CPUと協働することにより呼制御部15、代理関係管理部16、および操作エミュレータ17を実現するプログラムである。
記憶部14で記憶する主な処理データとして代理登録データ14Aがある。図2は、代理登録データの構成例である。
代理登録データ14Aは、各内線端末20での操作の代理を依頼する側の依頼側端末と、これら依頼側端末での操作を代理する側の代理側端末との代理関係を示すデータである。図2の構成例では、各内線端末20を依頼側端末と見なし、これら依頼側端末を識別するための依頼側端末IDごとに、当該依頼側端末と対応する代理側端末を識別するための代理側端末IDが登録されている。図2の場合、内線端末Aには代理側端末が設定されておらず、内線端末B,Cには、代理側端末として内線端末Aが設定されている。
呼制御部15は、内線端末20での操作および操作エミュレータ17で摸擬された操作に基づいて、これら操作に対応する内線端末20の動作を制御する機能を有している。
代理関係管理部16は、内線端末20からの指示に応じて、指定された依頼側端末と代理側端末との代理関係を、記憶部14の代理登録データ14Aに登録し、あるいは代理登録データ14Aから削除する機能と、網I/F部11で受信した外部設定装置32からの指示に応じて、指定された依頼側端末と代理側端末との代理関係を、記憶部14の代理登録データ14Aに登録し、あるいは代理登録データ14Aから削除する機能とを有している。
具体的には、代理関係管理部16は、代理側端末となる内線端末20からの代理設定指示に応じて、当該代理設定指示で指定された依頼側端末と当該内線端末20からなる代理側端末との代理関係を、記憶部14の代理登録データ14Aに登録する機能と、依頼側端末となる内線端末20からの代理依頼指示に応じて、当該内線端末20からなる依頼側端末と代理依頼指示で指定された代理側端末との代理関係を、記憶部14の代理登録データ14Aに登録する機能と、内線端末20からの代理解除指示に応じて、指定された依頼側端末と代理側端末との代理関係を、記憶部14の代理登録データ14Aから削除する機能とを有している。
操作エミュレータ17は、記憶部14の代理登録データ14Aに登録されている代理側端末での操作を検出した場合、当該代理側端末と対応する依頼側端末で当該操作と同じ操作が行われたことを模擬することにより、依頼側端末での操作を代理する機能を有している。
[本実施の形態の動作]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の動作について説明する。図3は、端末操作制御動作を示すシーケンス図である。ここでは、内線端末20のうち、内線端末20A(代理側端末)と内線端末20B,20C(依頼側端末)との代理関係に基づいて、内線端末20Aにおける電話帳設定などの任意の端末設定操作が、これら内線端末20B,20Cにおいて同一の端末設定操作でも行われたように、操作を代理する場合を例として説明する。
まず、内線端末20Aで、内線端末20B,20Cを依頼側端末とする代理設定操作が行われた場合(ステップ100)、これら代理設定内容を示す代理設定指示が内線端末20Aから通信回線Lを介して電話制御装置10へ送信される(ステップ101)。
電話制御装置10の代理関係管理部16は、内線I/F部12を介して内線端末20Aからの代理設定指示を受信した場合、内線端末20Bが依頼側端末であり内線端末20Aが代理側端末である代理関係と、内線端末20Cが依頼側端末であり内線端末20Aが代理側端末である代理関係とを、記憶部14の代理登録データ14Aに登録する(ステップ102)。
続いて、代理関係管理部16は、指定された代理関係の登録完了を示す代理設定完了を、内線I/F部12から通信回線Lを介して内線端末20A、さらには内線端末20B,20Cに送信する(ステップ103)。
これにより、内線端末20Aにおいて、内線端末20B,20Cとの代理関係が登録完了した旨が画面表示される。また、内線端末20Bにおいて、内線端末20Aとの代理関係が登録完了した旨が画面表示されるとともに、内線端末20Cにおいて、内線端末20Aとの代理関係が登録完了した旨が画面表示される(ステップ104)。
その後、内線端末20Aにおいて、電話帳などの設定などの任意の端末設定操作が行われた場合(ステップ110)、これら端末設定操作の内容を示す端末設定指示が内線端末20Aから通信回線Lを介して電話制御装置10へ送信される(ステップ111)。
電話制御装置10の操作エミュレータ17は、内線I/F部12を介して内線端末20Aからの端末設定操作を受信した場合、記憶部14の代理登録データ14Aを参照し、内線端末20Aを代理側端末とする代理関係が登録されているか確認する(ステップ112)。
ここで、内線端末20Aに対して内線端末20B,20Cからなる依頼側端末が、代理登録データ14Aに登録されていることから、操作エミュレータ17は、内線端末20Aでの端末設定操作に基づいて、これら内線端末20B,20Cで内線端末20Aでの端末設定操作(ステップ110)と同じ操作が行われたことを模擬することにより、これら内線端末20B,20Cでの操作(ステップ110B,ステップ110C)を代理する(ステップ113)。
次に、呼制御部15は、内線端末20Aからの端末設定操作(ステップ110)、および操作エミュレータ17で摸擬された内線端末20B,20Cでの操作(ステップ110B,ステップ110C)を受け付けて、これら操作内容を内線I/F部12を介して内線端末20A,20B,20Cに通知する(ステップ114)。
これにより、内線端末20A,20B,20Cで、これら操作内容が画面表示される(ステップ115)。
また、呼制御部15は、受け付けた操作内容に基づいて、電話帳の設定などの任意の端末設定処理を実行し(ステップ116)、端末設定処理の完了を内線I/F部12を介して内線端末20A,20B,20Cに通知する(ステップ117)。
これにより、内線端末20A,20B,20Cで、これら端末設定処理の完了が画面表示される(ステップ118)。
これにより、例えば内線端末20Aにおいて、任意の相手先Xの相手先データを電話帳に登録する操作が行われた場合、内線端末20Aを代理側端末とする代理関係にある内線端末20B,20Cにおいても、同一相手先データを電話帳に登録する操作が行われたことが電話制御装置10で摸擬されることになる。このため、内線端末20B,20Cにおける相手先Xの相手先データの登録操作が省かれて、内線端末20B,20Cから電話制御装置10に対する登録操作の送信が不要となる。
したがって、内線端末20B,20Cと電話制御装置10との間でのデータ通信による輻輳を回避しつつ、内線端末20Aの電話帳に相手先Xの相手先データを登録できるとともに、内線端末20B,20Cの電話帳にも相手先Xの相手先データを登録することができる。
この後、内線端末20Aで、内線端末20B,20Cを依頼側端末とする代理解除操作が行われた場合(ステップ120)、これら代理解除内容を示す代理解除指示が内線端末20Aから通信回線Lを介して電話制御装置10へ送信される(ステップ121)。
電話制御装置10の代理関係管理部16は、内線I/F部12を介して内線端末20Aからの代理解除指示を受信した場合、内線端末20Aと内線端末20B,20Cとの間の代理関係を、記憶部14の代理登録データ14Aから削除する(ステップ122)。
続いて、代理関係管理部16は、指定された代理関係の解除完了を示す代理解除完了を、内線I/F部12から通信回線Lを介して内線端末20A、さらには内線端末20B,20Cに送信する(ステップ123)。
これにより、内線端末20Aにおいて、内線端末20B,20Cとの代理関係の解除が完了した旨が画面表示される。また、内線端末20Bにおいて、内線端末20Aとの代理関係の解除が完了した旨が画面表示されるとともに、内線端末20Cにおいて、内線端末20Aとの代理関係の解除が完了した旨が画面表示される(ステップ124)。
[代理関係登録動作(依頼側端末)]
代理関係を登録する場合、前述した図3では、代理側端末での操作に応じて依頼側端末との代理関係を登録する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、依頼側端末での操作に応じて代理関係を登録してもよい。
図4は、代理関係登録動作(依頼側端末)を示すシーケンス図である。
まず、内線端末20Bで、内線端末20Aを代理側端末とする代理依頼操作が行われた場合(ステップ130)、これら代理依頼内容を示す代理依頼指示が内線端末20Bから通信回線Lを介して電話制御装置10へ送信される(ステップ131)。
また、内線端末20Cで、内線端末20Aを代理側端末とする代理依頼操作が行われた場合(ステップ132)、これら代理依頼内容を示す代理依頼指示が内線端末20Cから通信回線Lを介して電話制御装置10へ送信される(ステップ133)。
電話制御装置10の代理関係管理部16は、内線I/F部12を介して内線端末20B,20Cからの代理依頼指示を受信した場合、内線端末20Bが依頼側端末であり内線端末20Aが代理側端末である代理関係と、内線端末20Cが依頼側端末であり内線端末20Aが代理側端末である代理関係とを、記憶部14の代理登録データ14Aに登録する(ステップ134)。
続いて、代理関係管理部16は、指定された代理関係の登録完了を示す代理依頼完了を、内線I/F部12から通信回線Lを介して内線端末20A、さらには内線端末20B,20Cに送信する(ステップ135)。
これにより、内線端末20Aにおいて、内線端末20B,20Cとの代理関係が登録完了した旨が画面表示される。また、内線端末20Bにおいて、内線端末20Aとの代理関係が登録完了した旨が画面表示されるとともに、内線端末20Cにおいて、内線端末20Aとの代理関係が登録完了した旨が画面表示される(ステップ136)。
また、内線端末20Bで、内線端末20Aを代理側端末とする代理解除操作が行われた場合(ステップ140)、これら代理解除内容を示す代理解除指示が内線端末20Bから通信回線Lを介して電話制御装置10へ送信される(ステップ141)。
電話制御装置10の代理関係管理部16は、内線I/F部12を介して内線端末20Bからの代理解除指示を受信した場合、内線端末20Aと内線端末20Bとの間の代理関係を、記憶部14の代理登録データ14Aから削除する(ステップ142)。この際、内線端末20Cとの代理関係については維持される。
続いて、代理関係管理部16は、指定された代理関係の解除完了を示す代理解除完了を、内線I/F部12から通信回線Lを介して内線端末20Aと内線端末20Bに送信する(ステップ143)。
これにより、内線端末20A,内線端末20Bにおいて、互いの代理関係の解除が完了した旨が画面表示される。(ステップ144)。
[代理関係登録動作(外部設定装置)]
代理関係を登録する場合、前述した図3および図4では、内線端末20での操作に応じて代理関係を登録する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、通信網NW2を介して接続されている外部設定装置32からの指示に応じて代理関係を登録してもよい。
図5は、代理関係登録動作(外部設定装置)を示すシーケンス図である。
まず、外部設定装置32で、内線端末20Aを代理側端末とし、内線端末20B,20Cを依頼側端末とする代理設定操作が行われた場合(ステップ150)、これら代理設定内容を示す代理設定指示が外部設定装置32から通信網NW2を介して電話制御装置10へ送信される(ステップ151)。
電話制御装置10の代理関係管理部16は、網I/F部11を介して外部設定装置32からの代理設定指示を受信した場合、内線端末20Bが依頼側端末であり内線端末20Aが代理側端末である代理関係と、内線端末20Cが依頼側端末であり内線端末20Aが代理側端末である代理関係とを、記憶部14の代理登録データ14Aに登録する(ステップ152)。
続いて、代理関係管理部16は、指定された代理関係の登録完了を示す代理依頼完了を、網I/F部11を介して外部設定装置32へ送信するとともに(ステップ153)、内線I/F部12から通信回線Lを介して内線端末20A、さらには内線端末20B,20Cに送信する(ステップ154)。
これにより、内線端末20Aにおいて、内線端末20B,20Cとの代理関係が登録完了した旨が画面表示される。また、内線端末20Bにおいて、内線端末20Aとの代理関係が登録完了した旨が画面表示されるとともに、内線端末20Cにおいて、内線端末20Aとの代理関係が登録完了した旨が画面表示される(ステップ155)。
また、外部設定装置32で、内線端末20Aを代理側端末とし、内線端末20B,20Cを依頼側端末とする代理解除操作が行われた場合(ステップ160)、これら代理解除内容を示す代理解除指示が外部設定装置32から通信網NW2を介して電話制御装置10へ送信される(ステップ161)。
電話制御装置10の代理関係管理部16は、網I/F部11を介して外部設定装置32からの代理解除指示を受信した場合、内線端末20Aと内線端末20Bとの間の代理関係と、内線端末20Aと内線端末20Cとの間の代理関係とを、記憶部14の代理登録データ14Aから削除する(ステップ162)。
続いて、代理関係管理部16は、指定された代理関係の解除完了を示す代理解除完了を、網I/F部11を介して外部設定装置32へ送信するとともに(ステップ163)、内線I/F部12から通信回線Lを介して内線端末20Aと内線端末20B,20Cに送信する(ステップ164)。
これにより、内線端末20Aにおいて、内線端末20B,20Cとの代理関係の解除が完了した旨が画面表示される。また、内線端末20Bにおいて、内線端末20Aとの代理関係の解除が完了した旨が画面表示されるとともに、内線端末20Cにおいて、内線端末20Aとの代理関係の解除が完了した旨が画面表示される(ステップ165)。
[電話会議動作例]
次に、図6および図7を参照して、本実施の形態にかかる電話会議動作例について説明する。図6は、電話会議動作例を示すシーケンス図である。図7は、電話会議動作例(続き)を示すシーケンス図である。
ここでは、内線端末20A,20B,20Cが会議サーバ31を利用して三者による電話会議を行う場合について説明する。なお、内線端末20Aを代理側端末とし、内線端末20B,20Cを依頼側端末とする代理関係が、記憶部14の代理登録データ14Aに予め登録されているものとする。
まず、図6に示すように、内線端末20Aで、会議サーバ31に付与されている電話番号がダイヤル操作された場合(ステップ200)、入力された電話番号を含むダイヤル操作が内線端末20Aから通信回線Lを介して電話制御装置10へ送信される(ステップ201)。
電話制御装置10の操作エミュレータ17は、内線I/F部12を介して内線端末20Aからのダイヤル操作を受信した場合、記憶部14の代理登録データ14Aを参照し、内線端末20Aを代理側端末とする代理関係が登録されているか確認する(ステップ202)。
ここで、内線端末20Aに対して内線端末20B,20Cからなる依頼側端末が、代理登録データ14Aに登録されていることから、操作エミュレータ17は、内線端末20Aでのダイヤル操作に基づいて、これら内線端末20B,20Cで内線端末20Aでのダイヤル操作(ステップ200)と同じ操作が行われたことを模擬することにより、これら内線端末20B,20Cでの操作(ステップ200B,ステップ200C)を代理する(ステップ203)。
続いて、内線端末20Aで、先に入力した電話番号への発信操作が行われた場合(ステップ204)、入力された電話番号を含む発信操作が内線端末20Aから通信回線Lを介して電話制御装置10へ送信される(ステップ205)。
電話制御装置10の操作エミュレータ17は、内線I/F部12を介して内線端末20Aからの発信操作を受信した場合、記憶部14の代理登録データ14Aを参照し、内線端末20Aを代理側端末とする代理関係が登録されているか確認する(ステップ206)。
ここで、内線端末20Aに対して内線端末20B,20Cからなる依頼側端末が、代理登録データ14Aに登録されていることから、操作エミュレータ17は、内線端末20Aでのダイヤル操作に基づいて、これら内線端末20B,20Cで内線端末20Aでの発信操作(ステップ204)と同じ操作が行われたことを模擬することにより、これら内線端末20B,20Cでの操作(ステップ204B,ステップ204C)を代理する(ステップ207)。
次に、呼制御部15は、内線端末20Aからの端末設定操作(ステップ204)、および操作エミュレータ17で摸擬された内線端末20B,20Cでの操作(ステップ204B,ステップ204C)を受け付けて、網I/F部11から電話網NW1へ、受け付けた電話番号に対する発信をそれぞれ個別に実行する(ステップ208)。
会議サーバ31は、電話制御装置10からの発信に対して自動応答する(ステップ209)。呼制御部15は、スイッチ部13を制御して会議サーバ31とそれぞれの発信元となる内線端末20A,20B,20Cとの通話路を個別に接続することにより、それぞれ通話状態とする(ステップ210)。
この後、図7に示すように、会議サーバ31との通話状態に移行後の内線端末20Aで、電話会議に関する会議部屋番号やパスワードなどの認証情報が入力操作された場合(ステップ220)、これら認証情報が内線端末20Aから通信回線Lを介して電話制御装置10へ送信される(ステップ221)。
電話制御装置10の操作エミュレータ17は、内線I/F部12を介して内線端末20Aからの認証情報を受信した場合、記憶部14の代理登録データ14Aを参照し、内線端末20Aを代理側端末とする代理関係が登録されているか確認する(ステップ222)。
ここで、内線端末20Aに対して内線端末20B,20Cからなる依頼側端末が、代理登録データ14Aに登録されていることから、操作エミュレータ17は、内線端末20Aでの入力操作に基づいて、これら内線端末20B,20Cで内線端末20Aでの入力操作(ステップ220)と同じ操作が行われたことを模擬することにより、これら内線端末20B,20Cでの操作(ステップ220B,ステップ220C)を代理する(ステップ223)。
次に、呼制御部15は、内線端末20Aからの認証情報入力操作(ステップ220)、および操作エミュレータ17で摸擬された内線端末20B,20Cでの操作(ステップ220B,ステップ220C)を受け付けて、網I/F部11から会議サーバ31へ、入力された認証情報をそれぞれ個別に送信する(ステップ224)。
会議サーバ31は、電話制御装置10からの認証情報を受信して認証し(ステップ225)、認証成功に応じて内線端末20A,20B,20Cとの通話路を会議接続する(ステップ226)。これにより、会議サーバ31を介した内線端末20A,20B,20C間の会議通話が開始される(ステップ227)。
これにより、内線端末20Aにおいて、会議サーバ31の電話番号のダイヤル操作(ステップ200)、発信操作(ステップ204)、および認証情報入力操作(ステップ220)を行うだけで、内線端末20Aを代理側端末とする代理関係にある内線端末20B,20Cにおいても、電話会議の開始時に必要となる各種操作が電話制御装置10で摸擬されることになる。
このため、内線端末20B,20Cにおける電話会議の開始時に必要となる各種操作が省かれて、内線端末20B,20Cから電話制御装置10に対するこれら操作の送信が不要となる。
したがって、内線端末20B,20Cと電話制御装置10との間でのデータ通信による輻輳を回避しつつ、内線端末20A,20B,20C間での電話会議を実現することができる。
[着信試験動作例]
次に、図8を参照して、本実施の形態にかかる着信試験動作例について説明する。図8は、着信試験動作例を示すシーケンス図である。
ここでは、電話制御装置10での着信検出に応じて、内線端末20A,20B,20Cに対して同時に着信を通知し、これら内線端末20A,20B,20Cでの同時応答操作に対する電話制御装置10の動作を確認する、着信試験を行う場合について説明する。なお、内線端末20Aを代理側端末とし、内線端末20B,20Cを依頼側端末とする代理関係が、記憶部14の代理登録データ14Aに予め登録されているものとする。
まず、図8に示すように、電話制御装置10の呼制御部15が、例えば電話網NW1からの着信メッセージを受信した場合(ステップ230)、当該着信の呼出先となる内線端末20A,20B,20Cに対して着信を通知する(ステップ231)。これにより、内線端末20A,20B,20Cで着信表示が行われる(ステップ232)。
この後、内線端末20Aで応答操作が行われた場合(ステップ233)、その応答操作が内線端末20Aから通信回線Lを介して電話制御装置10へ送信される(ステップ234)。
電話制御装置10の操作エミュレータ17は、内線I/F部12を介して内線端末20Aからの応答操作を受信した場合、記憶部14の代理登録データ14Aを参照し、内線端末20Aを代理側端末とする代理関係が登録されているか確認する(ステップ235)。
ここで、内線端末20Aに対して内線端末20B,20Cからなる依頼側端末が、代理登録データ14Aに登録されていることから、操作エミュレータ17は、内線端末20Aでの応答操作に基づいて、これら内線端末20B,20Cで内線端末20Aでの応答操作(ステップ233)と同じ操作が行われたことを模擬することにより、これら内線端末20B,20Cでの操作(ステップ223B,ステップ223C)を代理する(ステップ236)。
次に、呼制御部15は、内線端末20Aからの応答操作(ステップ233)、および操作エミュレータ17で摸擬された内線端末20B,20Cでの応答操作(ステップ233B,ステップ233C)を受け付けて、例えば最初に応答操作を受け付けた内線端末20Aを応答端末として選択し(ステップ237)、網I/F部11から電話網NW1へ、検出した着信メッセージに対する応答メッセージを送信する(ステップ238)。
また、呼制御部15は、内線端末20A,20B,20Cに着信停止を通知し(ステップ239)、これにより、内線端末20A,20B,20Cでの着信表示が停止される(ステップ240)。
また、呼制御部15は、応答端末として選択した内線端末20Aに対して、通話開始を指示する(ステップ241)。これにより、電話網NW1と内線端末20Aとの間で通話が開始されるとともに(ステップ242)、内線端末20Aで通話中が表示される(ステップ243)。
なお、操作エミュレータ17で摸擬された操作は、内線端末20から内線I/F12で受信した操作より、操作エミュレータ17での処理時間だけ僅かに遅れて呼制御部15に入力される。このため、電話制御装置10の動作試験など、厳密な操作タイミングが求められる場合には、例えば、代理側端末および依頼側端末のそれぞれに対して個別の遅延時間を予め割り当て記憶部14で保存しておき、呼制御部15がそれぞれの遅延時間に基づいて、代理側端末および各依頼側端末での操作の操作タイミングを調整してもよい。
これにより、各内線端末20での操作タイミングを任意に決定することができ、具体的には、依頼側端末より後に代理側端末での操作タイミングを遅らせたり、任意の依頼側端末の操作タイミングのみ早めたりすることができる。したがって、動作試験における各内線端末20での操作タイミングを厳密に特定することができ、より厳密な条件で動作の違いなどを確認することができる。なお、遅延時間のそれぞれについては、固定値としてもよく、代理関係設定時などに可変設定してもよく、さらには各内線端末20間で同一の値を設定してもよい。また、遅延時間の基準としては、内線端末20(代理側端末)での操作の操作タイミング、または、操作エミュレータ17で摸擬された操作の操作タイミングのいずれかを基準とすればよい。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、代理関係管理部16が、内線端末20からの指示に応じて、指定された代理関係を記憶部14の代理登録データ14Aに登録し、操作エミュレータ17が、代理登録データに登録されている代理側端末での操作を検出した場合、当該代理側端末と対応する依頼側端末で、当該操作と同じ操作が行われたことを模擬することにより、依頼側端末での操作を代理し、呼制御部15が、内線端末20での操作および操作エミュレータ17で摸擬された操作に基づいて、これら操作に対応する内線端末20の動作を制御するようにしたものである。
これにより、内線端末20のうち依頼側端末での操作が、代理側端末での操作に基づいて、電話制御装置10で摸擬されることになる。このため、依頼側端末における操作が省かれて、依頼側端末から電話制御装置10への操作内容の送信が不要となる。
したがって、依頼側端末と電話制御装置10との間でのデータ通信による輻輳を回避しつつ、代理側端末での操作に応じた代理側端末および依頼側端末の動作を制御することができる。このため、電話制御装置10と他の内線端末20との間のやり取りに支障を発生させることなく、さらにはこれら内線端末20に関する動作制御に影響を及ぼすことなく、複数の内線端末20のそれぞれで必要となる同一操作を簡略化することが可能となる。
また、本実施の形態において、操作エミュレータ17が、代理側端末での操作を示す操作データを、依頼側端末での操作を示す操作データとして複製し、呼制御部15へ出力するようにしてもよい。
これにより、複雑な処理を必要とすることなく、依頼側端末の操作を模擬することができる。
また、本実施の形態において、代理関係管理部16が、内線端末20からの代理設定指示に応じて、代理設定指示で指定された依頼側端末と当該内線端末20からなる代理側端末との代理関係を、記憶部14の代理登録データ14Aに登録するようにしてもよい。
これにより、代理側端末での操作により、複数の依頼側端末との代理関係を一括して登録することができる。
また、本実施の形態において、代理関係管理部16が、内線端末20からの代理依頼指示に応じて、当該内線端末20からなる依頼側端末と代理依頼指示で指定された代理側端末との代理関係を、記憶部14の代理登録データ14Aに登録するようにしてもよい。
これにより、依頼側端末での操作により、任意の代理側端末との代理関係を個別に登録することができる。
また、本実施の形態において、代理関係管理部16が、内線端末20からの代理解除指示に応じて、指定された依頼側端末と代理側端末との代理関係を、記憶部14の代理登録データ14Aから削除するようにしてもよい。
これにより、依頼側端末または代理側端末での操作により、任意の代理関係を解除することができる。
また、本実施の形態において、呼制御部15が、内線端末20での操作および操作エミュレータ17で摸擬された操作の操作タイミングを、代理側端末および依頼側端末のそれぞれに対して予め割り当てられている個別の遅延時間で調整するようにしてもよい。
これにより、各内線端末20での操作タイミングを任意に決定することができ、具体的には、依頼側端末より後に代理側端末での操作タイミングを遅らせたり、任意の依頼側端末の操作タイミングのみ早めたりすることができる。したがって、動作試験における各内線端末20での操作タイミングを厳密に指定することができ、より厳密な条件で動作の違いなどを確認することができる。
また、本実施の形態において、呼制御部15は、内線端末20での操作および操作エミュレータ17で摸擬された操作の操作内容を、それぞれの操作の操作元となる内線端末20へ通知して、当該内線端末20で当該操作内容を画面表示するようにしてもよい。
これにより、代理側端末での操作内容が依頼側端末で画面表示されるため、操作内容を依頼側端末の利用者が確認することができる。
また、本実施の形態において、操作エミュレータ17が、代理側端末でのダイヤル操作とこれに続く発信操作に応じて、当該代理側端末と対応する依頼側端末でのダイヤル操作および発信操作を模擬し、呼制御部15は、代理側端末でのダイヤル操作および発信操作に基づいてダイヤル操作の電話番号と対応する会議サーバ31へ発信し、会議サーバ31での自動応答に応じて会議サーバ31と代理側端末との通話路を接続して通話状態とし、操作エミュレータ17で模擬された依頼側端末でのダイヤル操作および発信操作に基づいて会議サーバ31へ発信し、会議サーバ31での自動応答に応じて会議サーバ31と依頼側端末との通話路を接続して通話状態とし、操作エミュレータ17は、通話状態に移行後の代理側端末での認証情報の入力操作に応じて、当該代理側端末と対応する依頼側端末での認証情報の入力操作を模擬し、呼制御部15は、代理側端末で操作入力された認証情報を会議サーバ31に送信するとともに、操作エミュレータ17で模擬入力された依頼側端末を会議サーバ31に送信することにより、会議サーバ31を介して代理側端末と依頼側端末との会議通話を開始させるようにしてもよい。
これにより、複数の内線端末20で複雑な操作を必要とする電話会議であっても、依頼側端末での操作が代理側端末での操作に基づき摸擬されることになる。このため、依頼側端末での操作を大幅に削減でき、極めて容易に会議通話を開始することができる。
また、本実施の形態において、呼制御部15が、任意の着信の検出に応じて、着信先となる内線端末20に着信表示を指示し、操作エミュレータ17は、着信に対する代理側端末での着信応答操作に応じて、当該代理側端末と対応する依頼側端末での着信応答操作を模擬し、呼制御部15は、代理側端末での着信応答操作または操作エミュレータ17で模擬された依頼側端末での着信応答操作のうち、最初の着信応答操作に基づいて着信に応答するとともに、当該最初の着信応答操作の操作元となる内線端末20へ通話開始を指示し、着信先となる内線端末20のうち、操作元となる内線端末20以外の内線端末20へ、着信表示の停止を指示するようにしたものである。
これにより、着信に対して複数の内線端末20が同時に応答操作を行った場合における電話制御装置10の動作を容易に試験することができる。したがって、一斉に応答操作を行うために、各内線端末20に人を配置する必要がなくなり、極めて簡略に動作試験を行うことができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…電話システム、10…電話制御装置、11…網I/F部、12…内線I/F部、13…スイッチ部、14…記憶部、14A…代理登録データ、14B…プログラム、15…呼制御部、16…代理関係管理部、17…操作エミュレータ、20…内線端末、31…会議サーバ、32…外部設定装置、L…通信回線、NW1…電話網、NW2…通信網。

Claims (6)

  1. 複数の内線端末を電話網に交換接続する電話制御装置であって、
    自端末での操作の代理を依頼する側の依頼側端末と前記依頼側端末での操作を代理する側の代理側端末との代理関係を示す代理登録データを記憶する記憶部と、
    前記内線端末からの指示に応じて、指定された前記代理関係を前記記憶部の代理登録データに登録する代理関係管理部と、
    前記代理登録データに登録されている前記代理側端末での操作を検出した場合、当該代理側端末と対応する前記依頼側端末で前記操作と同じ操作が行われたことを模擬することにより、前記依頼側端末での操作を代理する操作エミュレータと、
    記操作エミュレータで摸擬された操作に基づいて、当該操作に対応する前記依頼側端末の動作を制御し、前記代理側端末での操作に基づいて、当該操作に対応する前記代理側端末の動作を制御する呼制御部と
    を備えることを特徴とする電話制御装置。
  2. 請求項1に記載の電話制御装置において、
    前記操作エミュレータは、前記代理側端末での操作を示す操作データを、前記依頼側端末での操作を示す操作データとして複製し、前記呼制御部へ出力することを特徴とする電話制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電話制御装置において、
    前記代理関係管理部は、前記内線端末からの代理設定指示に応じて、前記代理設定指示で指定された依頼側端末と当該内線端末からなる代理側端末との代理関係を、前記記憶部の代理登録データに登録することを特徴とする電話制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電話制御装置において、
    前記代理関係管理部は、前記内線端末からの代理依頼指示に応じて、当該内線端末からなる依頼側端末と前記代理依頼指示で指定された代理側端末との代理関係を、前記記憶部の代理登録データに登録することを特徴とする電話制御装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電話制御装置において、
    前記呼制御部は、前記内線端末での操作および前記操作エミュレータで摸擬された操作の操作タイミングを、前記代理側端末および前記依頼側端末のそれぞれに対して予め割り当てられている個別の遅延時間で調整することを特徴とする電話制御装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電話制御装置において、
    前記操作エミュレータは、前記代理側端末での任意の設定項目に関する端末設定操作に応じて、当該代理側端末と対応する前記依頼側端末での端末設定操作を模擬し、
    前記呼制御部は、前記代理側端末での端末設定操作に基づいて、前記記憶部で記憶している端末設定データのうち、当該代理側端末に関する前記設定項目に指定された値を設定するとともに、前記操作エミュレータで模擬された前記依頼側端末での端末設定操作に基づいて、前記端末設定データのうち、当該依頼側端末に関する前記設定項目に指定された値を設定することを特徴とする電話制御装置。
JP2017210619A 2017-10-31 2017-10-31 電話制御装置 Active JP6950459B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017210619A JP6950459B2 (ja) 2017-10-31 2017-10-31 電話制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017210619A JP6950459B2 (ja) 2017-10-31 2017-10-31 電話制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019083460A JP2019083460A (ja) 2019-05-30
JP6950459B2 true JP6950459B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=66670634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017210619A Active JP6950459B2 (ja) 2017-10-31 2017-10-31 電話制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6950459B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019083460A (ja) 2019-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1640110B (zh) 在分组交换电话网络中进行计算机电话集成的装置和方法
CN100534111C (zh) 在分组交换电话网络中进行计算机电话集成的装置和方法
CA2513495C (en) Call forwarding in a packet switched system with back up terminals
JP3664909B2 (ja) ゲートウェイ、通信システム及び通信方法
JP2007013726A (ja) サーバ装置
KR102687584B1 (ko) 통화연결음 분석 기반 아웃바운드 호 처리 방법, 이를 제공하는 아웃바운드 서버
JP3881512B2 (ja) 通信端末・情報処理機器連携方法、連携プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体及び通信システム
WO2016086730A1 (zh) 呼叫转移的方法及装置
CN102833215A (zh) 一种增强sip forking呼叫功能的方法及设备
JP6950459B2 (ja) 電話制御装置
US7474665B2 (en) Apparatus and method for compulsively receiving multi-calls over internet protocol phones in internet protocol telephony system
KR100587945B1 (ko) 호 전환 서비스 제공 방법 및 시스템
JP2007274222A (ja) 電話システム及び電話交換装置
JP4094316B2 (ja) インターネット電話方式および方法
JP2015228559A (ja) Ip電話システム
JP5569636B2 (ja) 電話番号処理装置、電話番号処理方法、およびそのプログラム
JP7436952B2 (ja) 電話システムおよび電話制御装置
JP4012209B2 (ja) VoIPサービスシステム、呼制御サーバ、および呼制御方法
JP4464361B2 (ja) 大規模指令システム、ゲートウェイ及びそのプログラム
JP6891771B2 (ja) 電話システムおよび電話制御装置
JP5582038B2 (ja) 電話番号処理装置
JP2002359652A (ja) マルチポイント着信可能なゲートキーパ
JP2011091716A (ja) 呼出転送システム、転送制御方法、及び、プログラム
JP2006094330A (ja) Ip電話転送装置
JP6779162B2 (ja) VoIPゲートウェイ装置および発信制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6950459

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350