JP2011091716A - 呼出転送システム、転送制御方法、及び、プログラム - Google Patents

呼出転送システム、転送制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】呼出の転送先を容易に設定可能な呼出転送システムを提供する。
【解決手段】転送情報生成部11は、端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とする呼出に対してアドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成する。呼出管理部12は、発信元の端末からの呼出要求に基づいて着信先の端末を呼び出す。転送判断部13は、呼出管理部12からの呼出に対して呼出先の端末のユーザが応答しないとき、転送情報を参照して、呼出の発信元の端末からの呼出に対する転送先の端末へ呼出を転送させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、呼出転送システム、転送制御方法、及び、プログラムに関し、更に詳しくは、着信先の端末への呼出を転送先の端末に転送する呼出転送システム、転送制御方法、及び、プログラムに関する。
転送機能は、着信先にかかってきた電話を他の端末に転送する機能である。日本電信電話株式会社の「ボイスワープセレクト」サービスは、通信事業者が提供する電話サービスの転送機能の一例である。「ボイスワープセレクト」サービスでは、呼出転送システムは、通信事業者のサービスにあらかじめ登録してある電話番号から自宅の電話機にかかってきた電話を、あらかじめ登録してある他の電話機の電話番号に転送する。
上記サービスでは、自宅への電話を他の電話機に転送でき、転送先で電話に応答することができる。しかし、転送先がいつでも応答できるとは限らない。例えば、転送先の着信者が電車に乗っている場合や、会議中であるといった場合、着信者は、転送先の電話機で呼出に応答することができないこともある。着信先の電話機で着信者が呼出に応答できない場合は、グループ内の複数のメンバの電話機に、順次、呼出を転送することが有効である。
特許文献1は、電話の転送に用いる構内交換機が記載された文献である。図9は、特許文献1に記載の構内交換機200を示している。初期状態では、誰でも代表番号の電話を着信することができる。構内交換機200は、内線端末が応答すると、応答した内線端末の内線番号を着信先内線端末選択メモリ201に登録する。構内交換機200は、代表番号に着信があると、発信者番号に対応する着信先の内線番号を着信先内線端末選択メモリ201から取得する。構内交換機200は、取得した内線番号が付いた内線端末を呼び出す。構内交換機200は、着信先の内線端末が応答しないときは、他の内線端末も呼び出す。
端末状態メモリ202には、内線端末ごとに、複数の転送先端末の電話番号が優先度順に登録される。構内交換機200は、着信先の内線端末が応答しないとき、通信路スイッチ203を介して、転送先番号に電話を転送することもできる。着信先の内線端末又は転送先でも応答せずに、着信先の内線端末以外で電話に応答した場合、構内交換機200は、応答した内線端末の内線番号を、着信先内線端末選択メモリ201に登録する。
特許文献2は、着信電話転送装置が記載された文献である。図10は、特許文献2に記載の着信電話転送装置300を示している。特許文献2では、顧客ごとに一人の渉外員が対応することを想定している。制御部301は、代表電話に着信があると、渉外員情報DB(データベース)303及び渉外員−顧客関連情報DB304を参照して、発信元の電話番号に対応する渉外員の電話番号を取得する。制御部301は、取得した電話番号が付いた着信先端末を呼び出す。制御部301は、着信先端末が応答しないときは、着信電話転送部302を介して、渉外員情報DB303に登録されている他の渉外員の端末に転送する。
特開2003−78934号公報 特開2007−88822号公報
特許文献1に記載の構内交換機200は、着信先の内線端末への呼出を転送すべき転送先の電話番号を端末状態メモリ202に自動設定する仕組みを持っていない。特許文献1では、端末状態メモリ202に対して転送先電話番号を自動で登録することはできず、転送先電話番号の登録は、事前に、人手で行っておく必要がある。従って、着信先への呼出を転送すべき転送先の登録に、手間がかかるという問題がある。特許文献2でも、同様に、渉外員情報DB303及び渉外員―顧客関連情報DB304に、あらかじめ転送設定を登録しておく必要があり、設定作業の手間がかかるという問題がある。
本発明は、呼出の転送先を容易に設定可能な呼出転送システム、転送情報生成装置、方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とする呼出に対して前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成する転送情報生成部と、発信元の端末からの呼出要求に基づいて着信先の端末を呼び出す呼出管理部と、前記呼出管理部からの呼出に対して呼出先の端末のユーザが応答しないとき、前記転送情報を参照して、前記呼出の発信元の端末からの呼出に対する転送先の端末へ前記呼出を転送させる転送判断部とを備える呼出転送システムを提供する。
本発明は、端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部に記録する転送情報生成部を備える転送情報生成装置を提供する。
本発明は、端末のアドレスを含むアドレスデータを他の端末へ送信すると共に、前記アドレスデータの受信先の端末のアドレスと、前記アドレスデータに含まれるアドレスとを含むアドレス送信情報を送信するアドレス送受信部を備える端末装置を提供する。
本発明は、端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし前記アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部に記録するステップと、発信元の端末からの呼出要求に基づいて着信先の端末を呼び出すステップと、前記呼出に対して呼出先の端末のユーザが応答しないとき、前記転送情報を参照して、前記呼出の発信元の端末からの呼出に対する転送先の端末へ前記呼出を転送するステップとを有する呼出転送方法を提供する。
本発明は、コンピュータが、端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし前記アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部に記録するステップを有する転送情報生成方法を提供する。
本発明は、端末のアドレスを含むアドレスデータを、他の端末装置に送信するステップと、前記アドレスデータの受信先の端末のアドレスと、前記アドレスデータに含まれるアドレスとを含むアドレス送信情報を送信するステップとを有するアドレス送受信方法を提供する。
本発明は、コンピュータに、端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし前記アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部に記録する処理と、発信元の端末からの呼出要求に基づいて着信先の端末を呼び出す処理と、前記呼出に対して呼出先の端末のユーザが応答しないとき、前記転送情報を参照して、前記呼出の発信元の端末からの呼出に対する転送先の端末へ前記呼出を転送する処理とを実行させるプログラムを提供する。
本発明は、コンピュータに、端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし前記アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部に記録する処理を実行させるプログラムを提供する。
本発明は、端末装置に、端末のアドレスを含むアドレスデータを、他の端末装置に送信する処理と、前記アドレスデータの受信先の端末のアドレスと、前記アドレスデータに含まれるアドレスとを含むアドレス送信情報を送信する処理とを実行させるプログラムを提供する。
本発明の呼出転送システム、転送情報生成装置、方法、及び、プログラムは、呼出の転送先を容易に設定することができる。
本発明の呼出転送システムの概略を示すブロック図。 本発明の端末装置の概略を示すブロック図。 本発明の第1実施形態の呼出転送システムを示すブロック図。 転送情報記録時の動作手順を示すフローチャート。 呼出転送時の動作手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態の呼出転送システムを示すブロック図。 本発明の第1実施例の呼出転送システムを示すブロック図。 転送情報テーブルを示す図。 特許文献1に記載の構内交換機を示すブロック図。 特許文献2に記載の着信電話転送装置を示すブロック図。
本発明の実施の形態の説明に先立って、本発明の概要について説明する。図1は、本発明の呼出転送システムを示している。呼出転送システム10は、転送情報生成部11と、呼出管理部12と、転送判断部13とを備える。転送情報生成部11は、端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とする呼出に対してアドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成する。転送情報生成部11は、本発明の転送情報生成装置に相当する。
呼出管理部12は、発信元の端末からの呼出要求に基づいて着信先の端末を呼び出す。転送判断部13は、呼出管理部12からの呼出に対して呼出先の端末のユーザが応答しないとき、転送情報を参照して、呼出の発信元の端末からの呼出に対する転送先の端末へ呼出を転送させる。
本発明呼出転送システム及び転送情報生成装置では、ある端末から別の端末へ、端末のアドレスデータを送信したときに、送信されたアドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とする呼出に対して、アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成する。本発明の呼出転送システム及び転送情報生成装置では、アドレスデータの送受信に基づいて自動的に転送情報を生成できるので、人手で転送先を登録する必要がなく、呼出の転送先を容易に設定することができる。また、本発明の呼出転送システムでは、アドレスデータの送受信に基づいて生成された転送情報に従って呼出の転送を行うので、発信元の端末に応じた転送先へ、呼出を転送することができる。
図2は、本発明の端末装置を示している。端末装置20は、アドレス送受信部21を備える。アドレス送受信部21は、端末のアドレスを含むアドレスデータを他の端末へ送信する。また、アドレス送受信部は、アドレスデータの受信先の端末のアドレスと、アドレスデータに含まれるアドレスとを含むアドレス送信情報を送信する。アドレス送受信部21が、呼出転送システムの転送情報生成部11(転送情報生成装置)にアドレス送受信情報を送信することで、転送情報生成部11は、端末間でのアドレスデータの送受信状況を知ることができ、アドレスデータの送受信に基づいて転送情報を生成できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図3は、本発明の第1実施形態の呼出転送システムを示している。呼出転送システムは、アプリケーション(AP)サーバ100と、呼制御サーバ110とを備える。端末A120、端末B130、及び、端末C140は、ユーザが使用する端末装置である。APサーバ100、呼制御サーバ110、端末A120、端末B130、及び、端末C140は、それぞれ、通信路150を介して相互に接続される。
APサーバ100及び呼制御サーバ110は、プログラム制御で動作するコンピュータシステムである。APサーバ100は、転送情報生成部101と、転送情報記憶部102と、転送判断部103とを有する。呼制御サーバ110は、呼出管理部111を有する。APサーバ100及び呼制御サーバ110は、呼出転送システムを構成する。また、転送情報生成部101及び転送情報記憶部102は、転送情報生成装置に相当する。なお、転送情報生成部101と転送情報記憶部102と転送判断部103と呼出管理部111とを一つのサーバ装置に備えてもよい。
端末A120は、呼出送受信部121、応答送受信部122、アドレス送受信部123、及び、アドレス帳124を有する。端末B130は、呼出送受信部131、応答送受信部132、アドレス送受信部133、及び、アドレス帳134を有する。端末C140は、呼出送受信部141、応答送受信部142、アドレス送受信部143、及び、アドレス帳144を有する。端末A120、端末B130、及び、端末C140内の各部の機能は、プロセッサなどが所定のプログラムに従って動作することで実現できる。
端末A120の呼出送受信部121は、呼制御サーバ110に、着信先を指定して呼出を要求する。呼出送受信部121は、例えば、端末B130を呼び出すときは、発信元(端末A120)のアドレスと、着信先(端末B130)のアドレスとを含む呼出要求情報を呼制御サーバ110に送信する。ここで、アドレスとは、回線交換で使用する電話番号や、Voice over IP(VoIP)で使用するSession Initiation Protocol Uniform Resource Identifier(SIP URI)といった端末識別子のことである。また、呼出送受信部121は、呼制御サーバ110が端末A120を呼び出すとき、呼制御サーバ110から呼出情報を受信する。呼出情報は、発信元のアドレスと、着信先のアドレスと、呼出先のアドレスとを含む。
応答送受信部122は、呼制御サーバ110から、呼出送受信部121が要求した呼出に対する応答結果を受信する。応答結果は、発信元のアドレスと、着信先のアドレスと、呼出先のアドレスとを含む。応答送受信部122は、呼制御サーバ110からの呼出に対して応答するときは、呼制御サーバ110に応答情報を送信する。応答情報は、発信元のアドレスと、着信先のアドレスと、呼出先のアドレスとを含む。
アドレス帳124は、1以上のアドレスを保持する。アドレス送受信部123は、端末のアドレスを含むアドレスデータを他の端末に送信する。また、アドレス送受信部123は、アドレス送信情報をAPサーバ100に送信する。アドレス送信情報は、どの端末に対して、どの端末のアドレスを含むアドレスデータが送信されたかを示す情報である。アドレス送信情報は、アドレスデータの送信元の端末のアドレス及び受信先の端末のアドレスと、アドレスデータに含まれるアドレスとを含む。
アドレス送受信部123は、他の端末のアドレス送受信手段が送信したアドレスデータを受信する。アドレス送受信部123は、アドレスデータを受信すると、受信したアドレスデータをアドレス帳124に保存する。
端末B130及び端末C140における各部の動作は、端末A120における各部の動作と同様である。すなわち、呼出送受信部131及び呼出送受信部141の動作は、上記した呼出送受信部121の動作と同様である。また、応答送受信部132及び142の動作は、上記した応答送受信部122の動作と同様である。アドレス送受信部133及び143の動作は、上記したアドレス送受信部123の動作と同様である。アドレス帳134及び144は、アドレス帳124と同様に、1以上のアドレスデータを保存している。
呼制御サーバ110の呼出管理部111は、発信元の端末からの呼出要求に基づいて着信先の端末を呼び出す。呼出管理部111は、発信元の端末の呼出送受信部から、着信先の端末を指定した呼出要求を受信し、呼出要求で指定された着信先を呼び出す。呼出管理部111は、呼出先の端末に対して、呼出情報を送信する。呼出管理部111は、呼出先が応答すると、呼出先の端末の応答送受信部から応答情報を受信し、発信元の端末の応答送受信部に応答結果を送信する。呼出管理部111は、呼出先が応答しないときは、転送判断部103に不応答情報を送信する。不応答情報は、発信元のアドレスと着信先のアドレスと呼出先のアドレスとを含む。
APサーバ100の転送情報記憶部102は、転送情報を記憶する。転送情報は、呼出の発信元と着信先との組に対する転送先を示す情報である。転送情報は、例えば、発信元の端末のアドレス及び着信先の端末のアドレスと、転送先の端末のアドレスとを含む。転送情報記憶部102には、1つの発信元の端末のアドレスに対して、複数の着信先の端末のアドレスを組にして記録することができる。また、転送情報記憶部102には、1つの発信元及び着信先の端末のアドレスの組に対して、複数の転送先の端末のアドレスを対応付けて記録することができる。転送先が複数ある場合には、転送情報に優先順位に関する情報を含めてもよい。
転送情報生成部101は、アドレスデータが送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし、かつ、アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨を示す転送情報を生成する。転送情報生成部101は、端末のアドレス送受信部から、アドレス送受信情報を受信する。転送情報生成部101は、受信したアドレス送受信情報に基づいて、送信されたアドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし、アドレスデータの送信元の端末を着信先とし、アドレスデータの受信先の端末を転送先として含む転送情報を生成する。
具体的には、転送情報生成部101は、アドレスデータに含まれるアドレスが端末A120のアドレスであり、アドレスデータの送信元が端末B130で、アドレスデータの受信先が端末C140である旨のアドレス送受信情報を受信したときは、発信元を端末A120のアドレス、着信先を端末B130のアドレス、転送先を端末C140のアドレスとする転送情報を生成する。転送情報生成部101は、生成した転送情報を転送情報記憶部102に渡す。転送情報記憶部102は、受け取った転送情報を記録する。
転送判断部103は、呼出に対して呼出先の端末のユーザが応答しないとき、転送情報を参照して、呼出の発信元の端末からの呼出に対する転送先の端末へ呼出を転送させる。転送判断部103は、呼出管理部111から、不応答情報を受信すると、転送情報記憶部102を参照して、受信した不応答情報に発信元として含まれるアドレスの端末を発信元とし、不応答情報に着信先として含まれるアドレスの端末を着信先とする呼出に対する転送先として記録された端末が存在するか否かを調べる。転送判断部103は、該当する転送情報が記録されているときは、その転送情報に含まれる転送先を、呼出の転送先として決定する。
転送判断部103は、呼出管理部111に対し転送指示情報を送信し、転送先の端末へ、呼出を転送するように指示する。転送指示情報は、発信元の端末のアドレスと、着信先の端末のアドレスと、転送先として決定した端末のアドレスとを含む。呼出管理部111は、転送指示情報を受信すると、呼出情報を送信した端末への呼出を止め、転送指示情報に含まれる転送先に呼出情報を送信して、転送先を呼び出す。
図4は、転送情報記録時の動作手順を示している。以下では、端末B130は、アドレスデータを送信する送信元のユーザが使用する端末であり、端末C140は、アドレスデータを受信するユーザが使用する端末であるとして説明する。また、送信するアドレスデータは、端末A120のアドレスを含むアドレスデータであるとする。端末Bのユーザと、端末Cのユーザとは、同一ユーザでも構わない。
端末B130のアドレス送受信部133は、端末C140へ、端末A120のアドレスデータを送信する。端末B130のアドレス帳134には、端末A120のアドレスデータが記録されており、アドレス送受信部133は、アドレス帳134から端末A120のアドレスデータを呼び出して、端末C140に送信する。端末C140のアドレス送受信部143は、端末B130から送信されたアドレスデータを受信する。端末間のアドレスデータの送受信には、赤外線通信などの任意の通信手段を用いることができる。アドレス送受信部143は、受信した端末Aのアドレスデータをアドレス帳144に記録する。
端末B130のアドレス送受信部133は、端末C140へアドレスデータを送信すると、端末A120のアドレスを含むアドレスデータが、端末B130から端末C140へ送信された旨を示すアドレス送信情報を生成する。アドレス送信情報は、送信元(端末B130)のアドレスと、受信先(端末C140)のアドレスと、アドレスデータ(端末A120のアドレス)とを含む。アドレス送受信部133は、生成したアドレス送信情報を、APサーバ100に送信する。
APサーバ100の転送情報生成部101は、端末間でアドレスデータの送受信があったか否かを判断する(ステップA1)。転送情報生成部101は、何れの端末からもアドレス送信情報を受信していないときは、アドレスデータの送受信がないと判断し、ステップA1を繰り返し実行して、アドレス送信情報を受信するまで待機する。転送情報生成部101は、端末B130からアドレス送信情報を受信すると、端末間でアドレスデータの送受信があったと判断する。
転送情報生成部101は、アドレスデータの送受信があったと判断すると、受信したアドレス送信情報に基づいて転送情報を生成する(ステップA2)。転送情報生成部101は、アドレス送信情報に含まれるアドレスデータが示す端末(端末A120)を発信元とし、アドレスデータの送信元の端末(端末B130)を着信先とする呼出に対し、アドレスデータの受信先の端末(端末C140)を転送先とする旨の転送情報を生成する。
転送情報生成部101は、生成した転送情報を転送情報記憶部102に渡す。転送情報記憶部102は、受け取った転送情報を記憶する(ステップA3)。その際、転送情報記憶部102は、記録する転送情報に含まれる発信元(端末A120)と着信先(端末B130)との組み合わせが、既に記録されているか否かを調べる。転送情報記憶部102は、該当する組み合わせが記録済みでないときは、APサーバ100内の図示しない記憶媒体に、発信元の端末(端末A120)のアドレスと、着信先の端末(端末B130)のアドレスと、転送先の端末(端末C140)のアドレスとを含む転送情報を記録する。
転送情報記憶部102は、発信元と着信先との組み合わせが既に記録済みの場合は、APサーバ100内の記録媒体に、転送先の端末(端末C140)アドレスを、発信元の端末(端末A120)のアドレス及び着信先の端末(端末B130)のアドレスに対応付けて追加記録する。転送情報記憶部102は、転送先が複数あるときは、転送情報に優先順位を設定してもよい。転送情報記憶部102は、例えば、記録された順番に従って優先順位を設定することができる。或いは、優先順位は、着信先に該当する端末のユーザが任意に設定できるようにしておいてもよい。
転送情報生成部101は、システムが運用中であるか否かを判断する(ステップA4)。転送情報生成部101は、システムが運用中でないと判断すると、処理を終了する。転送情報生成部101は、システムが運用中であれば、ステップA1に戻り、アドレス送信情報の受信を待ち受ける。転送情報生成部101は、システム運用中に、端末間でアドレスデータのやり取りがあると、アドレスデータの送信元、受信先、及び、アドレスデータの中身に応じて転送情報を生成し、転送情報記憶部102は転送情報を記録していく。
図5は、呼出転送時の動作手順を示している。以下では、端末A120は、発信元のユーザが使用する端末で、端末B130は、着信先のユーザが使用する端末とするとして説明する。端末A120の呼出送受信部121は、端末B130を着信先として指定する呼出要求情報を呼制御サーバ110に送信する。呼出要求情報は、発信元の端末A120のアドレスと、着信先の端末B130のアドレスとを含む。
呼制御サーバ110の呼出管理部111は、端末A120が送信した呼出要求情報を受信すると、呼出要求情報に従って着信先の端末B130を呼び出す。その際、呼出管理部111は、発信元(端末A120)のアドレス、着信先(端末B130)のアドレス、及び、呼出先(着信先と同一)のアドレスを含む呼出情報を、端末B130に送信する。
呼出管理部111は、呼出情報の送信後、呼出先である端末B130のユーザが応答したか否かを判断する(ステップB1)。端末B130の呼出送受信部131は、呼出がある旨をユーザに通知する。応答送受信部132は、ユーザが応答の操作を行うと、呼出に応答する旨の応答情報を呼制御サーバ110に送信する。応答情報は、発信元(端末A120)のアドレス、着信先(端末B130)のアドレス、及び、呼出先(端末B130)のアドレスを含む。
呼出管理部111は、端末B130から応答情報を受信すると、端末B130のユーザが応答したと判断する。呼出管理部111は、端末B130が応答すると、端末A120へ、受信した応答情報に含まれる発信元(端末A120)のアドレス、着信先(端末B130)のアドレス、及び、呼出先(端末B130)のアドレスを、応答結果として送信する。端末A120の応答送受信部122は、呼出管理部111からの応答結果を受信する。呼出管理部111は、端末A120と端末B130とを接続して、処理を終了する。
呼出管理部111は、例えば、事前に設定されたコール数や呼出時間がしきい値を超えても、端末B130から応答情報を受信できないときは、端末B130のユーザが応答しないと判断する。呼出管理部111は、発信元の端末A120から着信先の端末B130の呼出に対して応答がない旨を示す不応答情報を、転送判断部103に送信する。不応答情報は、発信元(端末A120)のアドレス、着信先(端末B130)のアドレス、及び、呼出先(端末B130)のアドレスを含む。転送判断部103は、不応答情報を受信すると、転送情報記憶部102に、不応答情報に含まれる発信元(端末A120)のアドレスと着信元(端末B130)のアドレスとの組み合わせを有する転送情報が記録されているか否かを判断する(ステップB2)。
転送判断部103は、発信元(端末A120)のアドレス及び着信元(端末B130)のアドレスを有する転送情報が記録されていると判断すると、当該転送情報の転送先のアドレスが示す端末を、呼出の転送先として決定する。例えば、転送情報記憶部102に、図4に示す手順に従って、発信元(端末A120)のアドレス、着信元(端末B130)のアドレス、転送先(端末C140)のアドレスが記録されていたとき、転送判断部103は、端末C140を転送先として決定する。転送判断部103は、該当する転送情報が記録されていないときは、処理を終了する。
転送判断部103は、転送先を決定すると、発信元(端末A120)から着信先(端末B130)への呼出を転送先(端末C140)へ転送するように指示する旨の転送指示情報を呼出管理部111に送信する(ステップB3)。転送指示情報は、発信元(端末A120)のアドレスと、着信先(端末B130)のアドレスと、転送先(端末C140)のアドレスとを含む。呼出管理部111は、転送指示情報を受信すると、呼出中の呼出を止めて、転送指示情報に含まれる転送先(端末C140)へ、発信元(端末A120)のアドレス、着信先(端末B130)のアドレス、転送先(端末C140)のアドレスを含む呼出情報を送信し、端末C140を呼び出す。
呼出管理部111は、転送先の呼出後、転送先である端末C140のユーザが応答したか否かを判断する(ステップB4)。端末C140の呼出送受信部141は、呼出管理部111から呼出情報を受信する。端末C140のユーザが呼出に応答すると、応答送受信部142は、発信元(端末A120)のアドレス、着信先(端末B130)のアドレス、及び、呼出先(端末C140)のアドレスを含む応答情報を、呼制御サーバ110に送信する。呼出管理部111は、端末C140から応答情報を受信すると、端末C140のユーザが応答したと判断する。呼出管理部111は、事前に設定されたコール数や呼出時間がしきい値を超えても、端末C140から応答情報を受信できないときは、端末C140のユーザが応答しないと判断する。
呼出管理部111は、端末C140のユーザが応答すると、端末A120へ、発信元(端末A120)のアドレス、着信先(端末B130)のアドレス、及び、呼出先(端末C140)のアドレスを含む応答結果を送信する。端末A120の応答送受信部122は、呼出管理部111からの応答結果を受信する。呼出管理部111は、端末A120と転送先の端末C140とを接続して、呼出処理を終了する。
呼出管理部111は、端末C140のユーザが応答しないときは、発信元(端末A120)のアドレス、着信先(端末B130)のアドレス、及び、呼出先(端末C140)のアドレスを含む不応答情報を、転送判断部103に送信する。転送判断部103は、端末A120から端末B130への呼出に対して転送先の端末C140のユーザが応答しないことを示す不応答情報を受信すると、転送情報記憶部102に、発信元(端末A120)から着信先(端末B130)への呼出を転送すべき他の転送先があるか否かを判断する(ステップB5)。
転送判断部103は、発信元(端末A120)のアドレスと着信先(端末B130)のアドレスとに組み合わせに対して、既に転送先として決定した端末C140以外の端末のアドレスが記録されているときは、他の転送先があると判断する。転送判断部103は、ステップB5で、他の転送先があると判断すると、ステップB3に戻り、端末A120から端末B130への呼出が他の転送先に転送されるように、呼出管理部111に、転送指示情報を送信する。呼出管理部111及び転送判断部103は、ステップB3〜B5を繰り返し実行することで、転送情報に含まれる転送先へ、順次、呼出を転送する。転送判断部103は、ステップB5で他の転送先がないときと判断したときは、処理を終了する。
例えば、端末B130のユーザと、端末C140のユーザとは同一のユーザであるとする。ユーザは、端末B130のアドレス帳134に登録された端末A120のアドレスデータを端末C140に送信し、端末C140のアドレス帳144にコピーする。この場合、転送情報生成部101は、アドレスデータの送受信に基づいて、端末A120から端末B130への呼出を、端末C140に転送する旨の転送情報を生成する。端末A120のユーザが端末B130を呼び出したとき、端末B130のユーザは端末B130で応答することができなかったとする。この場合、転送判断部103は、端末B130への呼出を端末C140に転送させる。端末B130のユーザは、呼出が端末C140に転送されることで、転送先の端末C140で応答することができる。
本実施形態では、アドレス送受信部は、端末から別の端末へアドレスデータを送信したとき、アドレス送信情報を送信する。転送情報生成部101は、アドレス送信情報を受信し、受信したアドレス送受信情報に基づいて、送信されたアドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし、アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部102に記録する。本実施形態の呼出転送システムでは、アドレスデータの送信状況に応じて転送情報を生成するので、人手を介さずに、容易に転送先の設定が可能である。また、呼出転送システムの管理者やユーザが、転送情報を事前に設定する手間を省くことができる。
本実施形態では、転送判断部103は、一の端末から別の端末への呼出に対して当該別の端末が応答しないとき、転送情報記憶部102を参照して、呼出の発信元と着信先との組み合わせに対応する転送先を調べ、呼出管理部111に、その転送先に呼出を転送するように指示する。転送情報には、アドレスデータが示す端末を発信元とし、アドレスデータの送信元の端末を着信策とする呼出に対して、アドレスデータの受信先の端末が転送先として記録されている。従って、転送情報に従って呼出を転送することで、発信元と着信先の組み合わせに応じて適切な人の端末に、呼出を転送することができる。また、転送情報は、APサーバ100で一括管理しており、ユーザが利用する端末で転送情報を管理する必要がない。
なお、図5のステップB1では、呼出管理部111が所定コール数だけコールしても呼出先が応答しないときや、所定の呼出時間が経過するまでに呼出先が応答しないときに、呼出先が応答しないと判断するとして説明したが、これには限られない。例えば、呼出先の端末のユーザが、着信できないことを意思表示する操作を行ってもよい。ユーザが、応答不可の操作を行うと、呼出先の端末が呼制御サーバに、応答不可を示す情報を送信する。呼出管理部111は、応答不可を示す情報を受信すると、呼出先が応答しないと判断して、転送判断部103に、不応答情報を送信してもよい。
また、ステップB1で呼出先が応答しないと判断する際の基準となる所定コール数や所定時間は、固定されたコール数や時間でなくてもよく、呼出先の過去の応答履歴に応じて、コール数や時間を変更してもよい。例えば、各端末の過去の応答履歴を記録しておき、呼出管理部111は、過去の応答履歴を参照して、一定時間前からの呼出に対する呼出先の応答状況を調べる。呼出管理部111は、一定時間前から、呼出先が呼出に応答していないことを検出すると、当該呼出先は、処理中の呼出に対しても応答できない可能性が高いと判断し、不応答を判断するためのコール数や呼出時間といったしきい値を減らしてもよい。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、本発明の第2実施形態の呼出転送システムを示している。呼出転送システムは、呼制御サーバ110、端末A120、端末B130、及び、端末C140を備える。呼制御サーバ110と、端末A120、端末B130、及び、端末C140は、通信路150を介して相互に接続されている。
端末A120は、呼出送受信部121、応答送受信部122、アドレス送受信部123、アドレス帳124、転送情報生成部125、転送情報記憶部126、及び、転送判断部127を有する。端末B130は、呼出送受信部131、応答送受信部132、アドレス送受信部133、アドレス帳134、転送情報生成部135、転送情報記憶部136、及び、転送判断部137を有する。端末C140は、呼出送受信部141、応答送受信部142、アドレス送受信部143、アドレス帳144、転送情報生成部145、転送情報記憶部146、及び、転送判断部147を有する。
各端末内の転送情報生成部、転送情報記憶部、及び、転送判断部の機能は、それぞれ、図3に示す第1実施形態の呼出転送システムにおけるAPサーバ100内の転送情報生成部101、転送情報記憶部102、及び、転送判断部103の機能と同様である。本実施形態の呼出転送システムは、第1実施形態ではAPサーバ100内に設けられていた転送情報生成部、転送情報記憶部、及び、転送判断部が、各端末に移動した構成である。その他の点は、第1実施形態と同様である。
各端末のアドレス送受信部は、端末内の転送情報生成部に、アドレス送信情報を送信する。転送情報生成部は、第1実施形態で説明した動作と同様な動作で転送情報を生成し、各端末内の転送情報記憶部は、生成された転送情報を記憶する。各端末の転送判断部は、呼制御サーバ110の呼出管理部111から不応答情報を受信すると、不応答情報に含まれる発信元及び着信先に対応する転送先を調べる。各端末の転送判断部は、呼出管理部に転送先の端末のアドレスを含む転送指示情報を送信し、転送先に呼出を転送させる。
例えば、端末A120が端末B130を呼び出したとする。呼出管理部111は、端末A120の呼出送受信部121から、発信元(端末A120)のアドレスと、着信先(端末B130)のアドレスとを含む呼出要求情報を受信する。呼出管理部111は、端末B130に発信元(端末A120)のアドレスと着信先(端末B130)のアドレスと呼出先(端末B130)のアドレスとを含む呼出情報を送信し、端末B130を呼び出す。
呼出管理部111は、端末B130のユーザが応答しないと判断すると、着信先の端末B130の転送判断部137に、不応答情報を送信する。転送判断部137は、端末B130内の転送情報記憶部136を参照して、発信元(端末A120)と着信先(端末B130)との組に対する転送先を調べる。転送判断部137は、転送先が端末C140であれば、発信元(端末A120)のアドレスと着信先(端末B130)のアドレスと転送先(端末C140)のアドレスとを含む転送指示情報を呼出管理部111に送信する。呼出管理部111は、転送指示情報に従って、転送先の端末C140を呼び出す。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、端末間のアドレス送受信に基づいて、転送先の設定が可能になる。また、本実施形態では、転送情報の生成は、アドレスデータを送信した端末内で行われる。このため、アドレスデータの送信元及び受信先の端末のアドレスと、アドレスデータとが、通信路150上を流れない。従って、アドレスデータやアドレスデータの送受信を行った端末のアドレスが流出することを防ぐことができる。更に、本実施形態では、ユーザが使用する端末が、転送情報生成部、転送情報記憶部、及び、転送判断部を備えるので、第1実施形態でAPサーバ100が担っていた転送情報の生成及び転送先の決定の処理の負荷を分散することが可能である。
以下、実施例を説明する。図7は、第1実施例の呼出転送システムを示している。第1実施例は、第1実施形態に対応した実施例である。呼出転送システムは、APサーバ500及び呼制御サーバ510を有する。端末A520は、父が使用する端末装置であり、端末B530は母が使用する端末装置である。また、端末C540は、息子が使用する端末装置である。APサーバ500、呼制御サーバ510、端末A520、端末B530、及び、端末C540は、それぞれネットワーク550を介して相互に接続される。
APサーバ500は、転送情報生成プログラム501、転送情報記憶プログラム502、転送判断プログラム503を備える。各プログラムは、物理的には、APサーバ500が備えるハードディスク装置などの記憶装置に格納されている。APサーバ500が備えるプロセッサは、必要に応じて各プログラムをメインメモリなどに転送し、各プログラムの処理を実行する。
呼制御サーバ510は、呼出管理プログラム511を備える。呼出管理プログラム511は、呼制御サーバ510が備えるハードディスク装置などの記憶装置に格納されている。呼制御サーバ510のプロセッサは、必要に応じて呼出管理プログラム511をメインメモリに転送し、処理を実行する。
端末A520は、呼出送受信プログラム521、応答送受信プログラム522、アドレス送受信プログラム523、及び、アドレス帳524を備える。各プログラムは、物理的には、端末A520が備えるハードディスク装置などの記憶装置に格納されている。端末A520のプロセッサは、必要に応じて各プログラムをメインメモリに転送し、処理を実行する。アドレス帳524は、端末A520が備えるハードディスク装置などの記憶装置に格納されている。端末A520のプロセッサは、必要に応じて、アドレス帳524からアドレスデータを読み出す。
端末B530は、呼出送受信プログラム531、応答送受信プログラム532、アドレス送受信プログラム533、及び、アドレス帳534を備える。各プログラムは、物理的には、端末B530が備えるハードディスク装置などの記憶装置に格納されている。端末B530のプロセッサは、必要に応じて各プログラムをメインメモリに転送し、処理を実行する。アドレス帳534は、端末B530が備えるハードディスク装置などの記憶装置に格納されている。端末B530のプロセッサは、必要に応じて、アドレス帳534からアドレスデータを読み出す。
端末C540は、呼出送受信プログラム541、応答送受信プログラム542、アドレス送受信プログラム543、及び、アドレス帳544を備える。各プログラムは、物理的には、端末C540が備えるハードディスク装置などの記憶装置に格納されている。端末C540のプロセッサは、必要に応じて各プログラムをメインメモリに転送し、処理を実行する。アドレス帳544は、端末C540が備えるハードディスクなどの記憶装置に格納されている。端末C540のプロセッサは、必要に応じて、アドレス帳544からアドレスデータを読み出す。
母の端末B530のアドレス帳534には、父の端末A520の電話番号が登録されている。母は、端末B530を操作し、アドレス帳534に登録されている父の電話番号を息子の端末C540に転送する。母が端末B530を操作すると、アドレス送受信プログラム533は、アドレス帳534から父の電話番号を読み出し、父の電話番号を息子の端末C540に送信する。また、アドレス送受信プログラム533は、アドレスデータの送信元である母の端末B530の電話番号と、受信先である息子の端末C540の電話番号と、アドレス帳534から読み出した父の電話番号とを含むアドレス送受信情報を、転送情報生成プログラム501に送信する。
転送情報生成プログラム501は、アドレス送受信情報を受信すると、アドレス帳534から読み出したアドレスデータである父の端末A520の電話番号を発信元とし、母の端末B530の電話番号を着信先とし、息子の端末C540の電話番号を転送先とする転送情報を生成する。転送情報生成プログラム501は、生成した転送情報を転送情報記憶プログラム502に渡し、転送情報記憶プログラム502は、転送情報を図示しない記憶媒体に記録する。
図8は、転送情報テーブルを示している。転送情報記憶プログラム502は、転送情報を、発信元・着信先テーブル600と、転送先テーブル610とで記憶する。発信元・着信先テーブル600と転送先テーブル610とは、登録No.を用いて対応づけられる。転送情報記憶プログラム502は、発信元・着信先テーブル600の登録No.001の発信元に、父の端末A520の電話番号(090−1111−1111)を格納し、着信先に、母の端末B530の電話番号(090−1111−2222)を格納する。また、転送情報記憶プログラム502は、転送先テーブル610の登録No.001の転送先1に、息子の電話番号(090−1111−3333)を格納する。
母が、息子に父の端末A520の電話番号を教えた後に、娘が使用する端末にも父の端末A520の電話番号を転送したとする。母の端末B530のアドレス送受信プログラム533は、端末B530の電話番号と、娘の端末の電話番号と、父の端末A520の電話番号とを含むアドレス送受信情報を、転送情報生成プログラム501に送信する。発信元・着信先テーブル600には、既に、発信元が父の端末A520の電話番号で、着信先が母の端末B530の電話番号となっている行(登録No.001の行)が存在している。転送情報記憶プログラム502は、転送先テーブル610の登録No.001の転送先2に、娘の電話番号を追加する。
父は、端末A520を操作して、母の端末B530に電話をかける。呼出送受信プログラム521は、発信元である父の端末A520の電話番号と、着信先である母の端末B530の電話番号とを含む呼出要求情報を、呼出管理プログラム511に送信する。呼出管理プログラム511は、呼出要求情報を受信すると、母の端末B530を呼び出す。
呼出管理プログラム511は、応答送受信プログラム532からの応答情報を受信するまで一定時間待ち、母の端末B530が応答しないと判断すると、父の端末A520の電話番号(発信元)と、母の端末B530の電話番号(着信先)と、母の端末B530の電話番号(呼出先)とを含む不応答情報を、転送判断プログラム503に送信する。転送判断プログラム503は、転送情報記憶プログラム502に、不応答情報に含まれる発信元の電話番号と着信先の電話番号との組が記録されているか否かを調べる。
図8を参照すると、発信元が父の端末A520の電話番号で、着信先が母の端末B530の電話番号の組み合わせは、発信元・着信先テーブル600の登録No.001に登録されている。転送判断プログラム503は、転送先テーブル610から、登録No.001に登録された転送先1の電話番号(息子の端末C540の電話番号)を取得する。転送判断プログラム503は、父の端末A520の電話番号(発信元)と、母の端末B530の電話番号(着信先)と、息子の端末C540の電話番号(呼出先)とを含む転送指示情報を、呼出管理プログラム511に送信し、呼出を転送先1の電話番号に転送するように指示する。
呼出管理プログラム511は、転送指示情報を受信すると、母の端末B530の呼出を止める。その後、呼出管理プログラム511は、父の端末A520の電話番号(発信元)と、母の端末B530の電話番号(着信先)と、息子の端末C540の電話番号(呼出先)とを含む呼出情報を、転送指示情報に含まれる転送先(息子の端末C540)に送信して、転送先を呼び出す。
息子が、端末C540を操作して呼出に応答すると、応答送受信プログラム542は、父の端末A520の電話番号(発信元)と、母の端末B530の電話番号(着信先)と、息子の端末C540の電話番号(呼出先)とを含む応答情報を、呼出管理プログラム511に送信する。呼出管理プログラム511は、息子の端末C540から応答情報を受信すると、父の端末A520の電話番号(発信元)と、母の端末B530の電話番号(着信先)と、息子の端末C540の電話番号(呼出先)とを含む応答結果を、応答情報に含まれる発信元(父の端末A520)へ送信する。
本実施例では、転送情報生成プログラム501は、母が父の電話番号を息子に教えると、父から母への呼出を息子に転送する旨の転送情報を生成する。父が母を着信先として呼び出し、その呼出に母が応答できない場合、転送判断プログラム503は、母が父の電話番号を教えた息子に呼出を転送する。本実施例では、父の電話番号を送受信した関係に基づいて転送先を決定しており、発信元と着信先との組に応じて、適切な転送先へ呼出を転送できる。また、アドレスデータの送受信に基づいて転送情報を生成するため、転送情報を設定する手間がかからない。
続いて、第2実施例について説明する。第2実施例は、第2実施形態に対応した実施例である。第2実施例の呼出転送システムは、呼制御サーバ、父が使用する端末A、母が使用する端末B、及び、息子が使用する端末Cがネットワークを介して相互に接続された構成である。呼制御サーバは、呼出転送プログラムを備える。各端末は、呼出送受信プログラム、応答送受信プログラム、アドレス送受信プログラム、アドレス帳、転送情報生成プログラム、転送情報記憶プログラム、及び、転送判断プログラムを備える。各プログラムは、第1実施例における各プログラムと同様な動作を行う。
母の端末Bが息子の端末Cに父の電話番号を送信すると、アドレス送受信プログラムは、端末B内の転送情報生成プログラムに、母の端末Bが息子の端末Cに父の電話番号を教えた旨のアドレス送信情報を送信する。転送情報生成プログラムは、アドレス送信情報に基づいて父から母への呼出に対して息子の端末を転送先とする旨の転送情報を生成する。端末B内の転送情報記憶プログラムは、生成された転送情報を記憶する。具体的には、転送情報記憶プログラムは、図8の発信元・着信先テーブル600の発信元に父の電話番号を格納し、着信先に母の電話番号を格納する。また、転送情報記憶プログラムは、転送先テーブル610の転送先に、息子の電話番号を格納する。
父から着信先である母への呼出に、母が応答できない場合、呼出管理プログラムは、母の端末Bへ不応答情報を送信する。不応答情報は、発信元(端末A)のアドレスと、着信先(端末B)のアドレスと、呼出先(端末B)のアドレスとを含む。端末Bの転送判断プログラムは、図8の発信元・着信先テーブル600と転送先テーブル610とから、父から母への呼出に対する転送先として、息子の電話番号を取得する。端末B内の転送判断プログラムは、呼出管理プログラムに息子の電話番号を含む転送指示情報を送信し、父から母への呼出を、息子の端末Cに転送させる。
第2実施例においても、第1実施例と同様に、母から息子へ父の電話番号を教えることで、父から母への呼出に対する転送先が息子の端末Cである旨の転送情報を生成できる。また、父から母への呼出に対して母が応答できないときに、その呼出を息子の端末Cに転送できる。更に、第2実施例では、アドレス送信情報は端末内の転送情報生成プログラムに送信されるので、母が所有する端末B内のアドレス帳のデータは、アドレスデータの送信先にのみであり、アドレスデータが他の端末や外部に流出する可能性を低くすることができる。
なお、上記各実施形態及び各実施例では、呼出元と着信先との組に対して転送先を決定したが、これに代えて、呼出元に対して転送先を決定してもよい。その場合、アドレス送受信部は、アドレスデータの受信先のアドレスと、アドレスデータに含まれるアドレスとを含むアドレス送信情報を転送情報生成部に送信すればよい。転送情報生成部は、アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とする呼出に対して、アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨を示す転送情報を生成すればよい。転送判断部は、転送情報記憶部を参照し、不応答情報に含まれる発信元のアドレスを発信元とする呼出に対する転送先を調べて転送先を決定すればよい。
また、アドレスデータの送受信は、特に限定されない。アドレスデータの送受信は、端末間で直接行ってもよく、或いは、アドレスデータの送受信を仲介するサーバを用いてアドレスデータの送受信を行ってもよい。仲介サーバを用いる場合は、アドレスデータの送信元の端末がAPサーバ100にアドレス送信情報を送信するのに代えて、仲介サーバがAPサーバ100にアドレス送信情報を送信してもよい。アドレスデータは、アドレス帳に記録されている必要はなく、送信元の端末は、アドレス帳に記録されていないアドレスデータを受信先の端末に送信してもよい。また、受信先の端末が受信したアドレスデータをアドレス帳に記録するかは任意であり、アドレスデータをアドレス帳に記録しなくても、呼出転送システムの転送処理には影響しない。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の呼出転送システム、転送情報生成装置、方法、及び、プログラムは、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、電話機などの通信機器、パーソナルコンピュータや携帯情報端末などのコンピュータ、通信機能を持つテレビやゲーム機などの家電機器などを利用して、マルチメディアコミュニケーションを行うシステムの呼出転送機能に適用できる。マルチメディアコミュニケーションとは、音声や映像、静止画などのメディアを使って、意思疎通を行うことである。また、本発明は、音声電話の呼出転送以外に、テレビ会議システムや双方向放送システムの呼出転送にも適用できる。
10:呼出転送システム
11:転送情報生成部
12:呼出管理部
13:転送判断部
20:端末装置
21:アドレス送受信部
100、500:APサーバ
101:転送情報生成部
102:転送情報記憶部
103:転送判断部
110、510:呼制御サーバ
111:呼出管理部
120、520:端末A
121、131、141:呼出送受信部
122、132、142:応答送受信部
123、133、143:アドレス送受信部
124、134、144、524、534、544:アドレス帳
125、135、145:転送情報生成部
126、136、146:転送情報記憶部
127、137、147:転送判断部
130、530:端末B
140、540:端末C
150:通信路
200:構内交換機
201:着信先内線端末メモリ
202:端末状態メモリ
203:通信路スイッチ
300:着信電話転送装置
301:制御部
302:着信電話転送部
303:渉外員情報DB
304:渉外員−顧客関連情報DB
501:転送情報生成プログラム
502:転送情報記憶プログラム
503:転送判断プログラム
511:呼出管理プログラム
521、531、541:呼出送受信プログラム
522、532、542:応答送受信プログラム
523、533、543:アドレス送受信プログラム
550:ネットワーク
600:発信元・着信先テーブル
610:転送先テーブル

Claims (22)

  1. 端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とする呼出に対して前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成する転送情報生成部と、
    発信元の端末からの呼出要求に基づいて着信先の端末を呼び出す呼出管理部と、
    前記呼出管理部からの呼出に対して呼出先の端末のユーザが応答しないとき、前記転送情報を参照して、前記呼出の発信元の端末からの呼出に対する転送先の端末へ前記呼出を転送させる転送判断部とを備える呼出転送システム。
  2. 前記転送情報生成部は、前記アドレスデータに含まれるアドレスを発信元の端末のアドレスとし、前記アドレスデータの受信先の端末のアドレスを転送先の端末のアドレスとして含む転送情報を生成する、請求項1に記載の呼出転送システム。
  3. 前記アドレスデータを前記送信元の端末から受信先の端末へ送信すると共に、前記受信先の端末のアドレスと、前記アドレスデータに含まれるアドレスとを含むアドレス送信情報を前記転送情報生成部に送信するアドレス送受信部を更に備え、
    前記転送情報生成部は、前記アドレス送信情報を受信し、該受信したアドレス送信情報に含まれる、前記アドレスデータに含まれるアドレスを発信元の端末のアドレスとし、前記受信先の端末のアドレスを転送先の端末のアドレスとして含む転送情報を生成する、請求項2に記載の呼出転送システム。
  4. 各端末が前記アドレス送受信部を有している、請求項3に記載の呼出転送システム。
  5. 各端末が、更に、前記転送情報生成部と前記転送判断部とを有しており、前記転送情報生成部は、端末内のアドレス送受信部から前記アドレス送信情報を受信する、請求項4に記載の呼出転送システム。
  6. 前記アドレス送受信部は、更に、他の端末のアドレス送受信部が送信したアドレスデータを受信し、該受信したアドレスデータを、1以上のアドレスデータを記憶するアドレス帳に記録する、請求項4又は5に記載の呼出転送システム。
  7. 前記呼出管理部は、呼出先の端末のユーザが応答しないとき、発信元の端末のアドレスを含む不応答情報を前記転送判断部に送信し、前記転送判断部は、不応答情報を受信すると、該受信した不応答情報に含まれる発信元の端末のアドレスの端末に対する転送先の端末へ前記呼出を転送させる、請求項1乃至6の何れか一に記載の呼出転送システム。
  8. 前記転送判断部は、転送先の端末のアドレスを含む転送指示情報を前記呼出管理部に送信し、前記呼出管理部は、転送指示情報を受信すると、該受信した転送指示情報に含まれる転送先の端末のアドレスの端末を呼び出す、請求項7に記載の呼出転送システム。
  9. 前記転送情報生成部は、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし、かつ、前記アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨を示す転送情報を生成し、前記転送判断部は、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし、かつ、前記アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対する転送先の端末へ呼出を転送させる、請求項1乃至8の何れか一に記載の呼出転送システム。
  10. 端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部に記録する転送情報生成部を備える転送情報生成装置。
  11. 前記転送情報生成部は、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし、かつ、前記アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨を示す転送情報を生成する、請求項10に記載の転送情報生成装置。
  12. 端末のアドレスを含むアドレスデータを他の端末へ送信すると共に、前記アドレスデータの受信先の端末のアドレスと、前記アドレスデータに含まれるアドレスとを含むアドレス送信情報を送信するアドレス送受信部を備える端末装置。
  13. 前記アドレス送受信部は、更に、他の端末のアドレス送受信部が送信したアドレスデータを受信し、該受信したアドレスデータを、1以上のアドレスデータを記憶するアドレス帳に記録する、請求項12に記載の端末装置。
  14. 前記アドレス送信情報を受信し、該受信したアドレス送信情報に基づいて、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部に記録する転送情報生成部を更に備える、請求項12又は13に記載の端末装置。
  15. 他の端末からの呼出に対して自端末のユーザが応答しないとき、前記転送情報を参照して、前記呼出の発信元の端末からの呼出に対する転送先の端末へ前記呼出を転送させる転送判断部を更に備える、請求項14に記載の端末装置。
  16. コンピュータが、端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし前記アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部に記録するステップと、
    前記コンピュータが、発信元の端末からの呼出要求に基づいて着信先の端末を呼び出すステップと、
    前記コンピュータが、前記呼出に対して呼出先の端末のユーザが応答しないとき、前記転送情報を参照して、前記呼出の発信元の端末からの呼出に対する転送先の端末へ前記呼出を転送するステップとを有する呼出転送方法。
  17. コンピュータが、端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし前記アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部に記録するステップを有する転送情報生成方法。
  18. 前記転送情報記憶部に記録するステップに先行して、前記アドレスデータの受信先の端末のアドレスと、前記アドレスデータに含まれるアドレスとを含むアドレス送信情報を受信するステップを更に有し、
    前記転送情報記憶部に記録するステップでは、前記コンピュータは、前記受信したアドレス送信情報に含まれる、前記アドレスデータに含まれるアドレスを発信元の端末のアドレスとし、前記受信先の端末のアドレスを転送先の端末のアドレスとして含む転送情報を生成する、請求項17に記載の転送情報生成方法。
  19. 端末装置が、端末のアドレスを含むアドレスデータを、他の端末装置に送信するステップと、
    前記端末装置が、前記アドレスデータの受信先の端末のアドレスと、前記アドレスデータに含まれるアドレスとを含むアドレス送信情報を送信するステップとを有するアドレス送受信方法。
  20. コンピュータに、
    端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし前記アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部に記録する処理と、
    発信元の端末からの呼出要求に基づいて着信先の端末を呼び出す処理と、
    前記呼出に対して呼出先の端末のユーザが応答しないとき、前記転送情報を参照して、前記呼出の発信元の端末からの呼出に対する転送先の端末へ前記呼出を転送する処理とを実行させるプログラム。
  21. コンピュータに、
    端末のアドレスを含むアドレスデータが、送信元の端末から受信先の端末へ送信されたとき、前記アドレスデータに含まれるアドレスの端末を発信元とし前記アドレスデータの送信元の端末を着信先とする呼出に対して、前記アドレスデータの受信先の端末を転送先とする旨の転送情報を生成し、転送情報記憶部に記録する処理を実行させるプログラム。
  22. 端末装置に、
    端末のアドレスを含むアドレスデータを、他の端末装置に送信する処理と、
    前記アドレスデータの受信先の端末のアドレスと、前記アドレスデータに含まれるアドレスとを含むアドレス送信情報を送信する処理とを実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113542502A (zh) * 2021-06-25 2021-10-22 毕圣和 一种基于语音通话免打扰技术的手机性能升级方法

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