JP6950178B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
また、小洗浄時において、上方水位検出手段による貯水タンク内の水位検出に基づいて洗浄水供給手段を制御しているため、貯水タンクから便器へ供給される洗浄水の量にバラつきが生じてしまうことを抑制することができる。
また、大洗浄時および小洗浄時どちらにおいても下方水位検出手段による検出に基づいて洗浄水供給手段を制御しているため、貯水タンクから便器へ供給される洗浄水の量にバラつきが生じてしまうことを抑制することができる。
ジェット吐水口16は、ボウル部12の底部に形成されており、排水トラップ管路14の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路14に向けて吐水するようになっている。リム吐水口18は、ボウル部12の左側上部後方に形成されており、ボウル部12の上縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。
図3に示すように、機能部10には、水道から洗浄水が供給される給水路24が設けられ、この給水路24には、上流側から、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30、定流量弁32、ダイヤフラム式の電磁開閉弁34、給水路切替弁36がそれぞれ設けられている。定流量弁32は、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30を介して流入した洗浄水を、所定の流量以下に絞るためのものである。
これらの電磁開閉弁34の開閉操作、及び、給水路切替弁36の切替操作は、機能部10のコントローラ62(制御手段)により制御される。そして、電磁開閉弁34を開弁して給水路切替弁36がタンク側給水路40に連通させることにより貯水タンクへ水を供給することができる。
タンク側給水路40にも、逆止弁であるバキュームブレーカ42が設けられており、洗浄水の貯水タンクからの逆流を防止している。
同様に、戻り管路50と貯水タンク20の接続部にも、逆止弁44が設けられており、貯水タンク20が満水状態となった場合でも、洗浄水が戻り管路50に逆流することはないようになっている。
このオーバーフロー流路70は、貯水タンク20において、水位が開口70aより高くなるような場合、その貯水タンク20内の水をジェット側給水路46を介してジェット吐水口16から便器本体2に逃がして、貯水タンク20から水が溢れ出すことがないようにするものである。
次に、使用者が操作した便器洗浄スイッチで小洗浄が選択されていた場合、まずは貯水タンク20からジェット吐水口16への洗浄水の供給が開始してから貯水タンク20内の水位が水位L1よりも下方へ下降するまで上方フロートスイッチ64aで水位の検出を行い、水位L1よりも下方の水位下降についてはタイマー制御を行なう。このタイマー制御により、死水水位が死水水位WDL2となるようにコントローラ62は加圧ポンプ22の作動を制御し、貯水タンク20からジェット吐水口16への洗浄水の供給が停止される。
具体的にいうと、コントローラ62は、貯水タンク20内の下方フロートスイッチ64bがオンに切り替わったか否かを判断する(ステップS5)。ステップS5において、下方フロートスイッチ64bがオンに切り替わっていないと判断した場合、コントローラ62は、ジェット吐水を開始してから所定時間T2が経過したか否かを判断する(ステップS6)。このステップS6は、下方フロートスイッチ64bが故障していてオンに切り替わらなかった場合の安全タイマーである。ステップS6において、ジェット吐水を開始してから所定時間T2が経過したと判断した場合、もしくは、ステップS5において、下方フロートスイッチ64bがオンに切り替わったと判断した場合、ジェット吐水を停止する(ステップS10)。すなわち、コントローラ62は、加圧ポンプ22を停止させて貯水タンク20からのジェット側給水路46を介したジェット吐水口16への洗浄水の供給を停止させる。
なお、本実施形態においては、ステップS5において下方フロートスイッチ64bがオンに切り替わったときにジェット吐水を停止する(ステップS20)こととしたが、本発明はこれに限らず、貯水タンク20からジェット吐水口16への洗浄水の供給量や下方フロートスイッチ64bが設けられる位置に応じて、ステップS5において下方フロートスイッチ64bがオンに切り替わってから所定時間が経過したときにジェット吐水を停止させてもよい。
具体的にいうと、コントローラ62は、貯水タンク20内の上方フロートスイッチ64aがオフに切り替わったか否かを判断する(ステップS7)。ステップS7において、上方フロートスイッチ64aがオフに切り替わったと判断した場合、上方フロートスイッチ64aがオフに切り替わってから所定時間T3が経過した後にジェット吐水を停止する(ステップS8,10)。ステップS7において、上方フロートスイッチ64aがオフに切り替わっていないと判断した場合、コントローラ62は、ジェット吐水を開始してから所定時間T4が経過したか否かを判断する(ステップS9)。このステップS9は、上方フロートスイッチ64aが故障していてオフに切り替わらなかった場合の安全タイマーである。ステップS9において、ジェット吐水を開始してから所定時間T4が経過した場合、ステップS10へと進み、ジェット吐水を停止する。
本発明の第2実施形態による水洗大便器100は、貯水タンク20内の水位に関する構成以外は、上述した第1実施形態と同様である。したがって、ここでは、本実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様の点については説明を省略する。
なお、大洗浄時においては、貯水タンク20からジェット吐水口16への洗浄水の供給が開始してから貯水タンク20内の水位が水位L13まで下降したときに、下方フロートスイッチ64bがオンに切り替わってからコントローラ62はタイマー制御へと切り替え、下方フロートスイッチ64bがオフに切り替わってから所定時間が経過した後にコントローラ62は加圧ポンプ22の作動を停止し、貯水タンク20からジェット吐水口16への洗浄水の供給が停止される。最終的に、貯水タンク20内の水位は、死水水位WDL101まで下降する。
2 便器本体
4 便座
6 カバー
8 局部洗浄装置
10 機能部
11 サイドパネル
12 ボウル部
14 排水トラップ管路
14a 入口部
14b トラップ上昇管
14c トラップ下降管
14d 頂部
15 排水管
16 ジェット吐水口
18 リム吐水口
20 貯水タンク
22 加圧ポンプ
24 給水路
26 止水栓
28 ストレーナ
30 分岐金具
32 定流量弁
34 電磁開閉弁
36 給水路切替弁
37 バルブユニット(給水手段)
38 リム側給水路
40 タンク側給水路
42 バキュームブレーカ
43 逆止弁
44 逆止弁
46 ジェット側給水路
46a 上流ジェット側給水路
46b 下流ジェット側給水路
48 リム吐水用バキュームブレーカ
50 戻り管路
56 ジェット吐水用フラッパー弁
58 水抜栓
60 水受けトレイ
62 コントローラ(制御手段)
64a 上方フロートスイッチ(上方水位検出手段)
64b 下方フロートスイッチ(下方水位検出手段)
70 オーバーフロー流路
70a 開口
70b 他端
A 溜水面
Claims (2)
- 便器本体と、
前記便器本体に供給する洗浄水を貯水する貯水タンクと、
前記貯水タンク内の洗浄水を前記便器本体に供給する洗浄水供給手段と、
前記貯水タンク内における止水水位よりも下方に設けられ前記貯水タンク内に洗浄水が供給されるときの前記貯水タンク内の水位を検出する上方水位検出手段と、前記貯水タンク内における前記上方水位検出手段よりも下方に設けられ前記貯水タンクから前記便器本体に洗浄水が供給されるときの前記貯水タンク内の水位を検出する下方水位検出手段と、
を有する水位検出手段と、
使用者による大洗浄もしくは小洗浄の選択に応じて、前記洗浄水供給手段を制御して前記貯水タンクから前記便器本体へ供給される洗浄水の総水量を調整する制御手段と、
を備えた水洗大便器であって、
前記制御手段は、前記大洗浄時および前記小洗浄時において、前記水位検出手段による検出に基づいて前記洗浄水供給手段を制御し、前記小洗浄時において、前記上方水位検出手段が前記貯水タンク内の水位の下降を検出してから所定時間経過した後に、前記貯水タンクから前記便器本体への洗浄水の供給を停止させる水洗大便器。 - 便器本体と、
前記便器本体に供給する洗浄水を貯水する貯水タンクと、
前記貯水タンク内の洗浄水を前記便器本体に供給する洗浄水供給手段と、
前記貯水タンク内における止水水位よりも下方に設けられ前記貯水タンク内に洗浄水が供給されるときの前記貯水タンク内の水位を検出する上方水位検出手段と、前記貯水タンク内における前記上方水位検出手段よりも下方に設けられ前記貯水タンクから前記便器本体に洗浄水が供給されるときの前記貯水タンク内の水位を検出する下方水位検出手段と、
を有する水位検出手段と、
使用者による大洗浄もしくは小洗浄の選択に応じて、前記洗浄水供給手段を制御して前記貯水タンクから前記便器本体へ供給される洗浄水の総水量を調整する制御手段と、
を備えた水洗大便器であって、
前記制御手段は、前記大洗浄時および前記小洗浄時において、前記水位検出手段による検出に基づいて前記洗浄水供給手段を制御し、
前記下方水位検出手段は、前記小洗浄時における前記貯水タンク内の死水水位よりも上方に設けられ、
前記制御手段は、前記小洗浄時において、前記下方水位検出手段が前記貯水タンク内の水位の下降を検出したときに、前記貯水タンクから前記便器本体への洗浄水の供給を停止させる水洗大便器。
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- 2016-12-21 JP JP2016248300A patent/JP6950178B2/ja active Active
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