JP5234484B2 - 水洗便器のエア抜き構造 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、ジェット側給水路とエア抜き管との間を開放状態にし或いは閉鎖状態にすることが出来るフラッパー弁が設けられ、さらに、洗浄水により押し出される滞留している空気の圧力を受けても作動せずにフラッパー弁を開放状態にさせ、或いは、ジェット側給水路に供給される洗浄水の水圧を受けると作動してフラッパー弁を閉鎖状態にさせるように、フラッパー弁を付勢する付勢手段がフラッパー弁に設けられているので、より確実にエア抜け防止及び水の漏れ防止をさせることが出来る。
このように構成された本発明においては、フラッパー弁が所定の重量を有するように錘が取り付けられ、この錘の重さを調整することにより、洗浄水を供給する初期の段階における空気の圧力を受けるときにはそのフラッパー弁にかかる重力による垂直方向下方への力がその空気圧に勝ってフラッパー弁が垂直方向に向いてジェット側給水路からエア抜き管へと空気が通るような間隙が形成され、一方、ジェット側給水路に供給される洗浄水の水圧を受けるときにはそのフラッパー弁にかかる重力による垂直方向下方への力よりその水圧が勝ってフラッパー弁が斜めに傾いてフラッパー弁がフラッパー管を閉じるように構成されているので、簡易且つコンパクトな構成でより効果的にエア抜け防止及び水の漏れ防止をさせることが出来る。
このように構成された本発明においては、エア抜き管とオーバーフロー管とを兼用しているので、より簡易且つコンパクトな構成でエア抜け防止及び水の漏れ防止をさせることが出来る。また、万が一、オーバーフロー管に洗浄水が流れても、その洗浄水は貯水タンク内に流れるので、水漏れを防止することが出来る。
このように構成された本発明においては、より簡易且つコンパクトな構成でエア抜け防止及び水の漏れ防止をさせることが出来る。また、万が一、オーバーフロー管に洗浄水が流れても、その洗浄水はリム吐水口に流れるので、水漏れを防止することが出来る。
このように構成された本発明においては、ばねにより、洗浄水を供給する初期の段階における空気の圧力を受けるときにはばねの付勢力が空気圧より勝ってフラッパー弁が垂直方向に向いてジェット側給水路からエア抜き管へと空気が通り、一方、ジェット側給水路に供給される洗浄水の水圧を受けるときにはその水圧がばねの付勢力に勝ってフラッパー弁が斜めに傾いてフラッパー弁がフラッパー管を閉じるように構成されているので、簡易且つコンパクトな構成でより効果的にエア抜け防止及び水の漏れ防止をさせることが出来る。
先ず、図1乃至図3により、本発明の実施形態による水洗大便器の構造を説明する。図1は、本発明の実施形態による水洗大便器の側面図であり、図2は、図1に示す水洗大便器の平面図であり、図3は本発明の実施形態による水洗大便器を示す全体構成図である。
ジェット吐水口16は、ボウル部12の底部に形成されており、排水トラップ管路14の入口に指向してほぼ水平に配置され、洗浄水を排水トラップ管路14に向けて吐水するようになっている。リム吐水口18は、ボウル部12の左側上部後方に形成されており、ボウル部12の上縁に沿って洗浄水を吐出するようになっている。
図3に示すように、機能部10には、水道から洗浄水が供給される給水路24が設けられ、この給水路24には、上流側から、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30、定流量弁32、ダイヤフラム式の電磁開閉弁34、給水路切替弁36がそれぞれ設けられている。定流量弁32は、止水栓26、ストレーナ28、分岐金具30を介して流入した洗浄水を、所定の流量以下に絞るためのものである。
これらの電磁開閉弁34の開閉操作、及び、給水路切替弁36の切替操作は、機能部10に設けられたコントローラ62により制御される。
タンク側給水路40にも、逆止弁であるバキュームブレーカ42が設けられており、洗浄水の貯水タンクからの逆流を防止している。
同様に、戻り管路50と貯水タンク20の接続部にも、ボール式逆止弁44が設けられており、貯水タンク20が満水状態となった場合でも、洗浄水が戻り管路50に逆流することはないようになっている。
このオーバーフロー流路70は、貯水タンク20において、水が開口70aより高くなるような場合、その貯水タンク20内の水をジェット側給水路46に逃がして、貯水タンク20から水が溢れ出すことがないようにするものである。
図4に示すように、エア抜き構造体であるフラッパー構造体74は、上述したオーバーフロー流路(エア抜き流路)70のオーバーフローホースの他端70bに内挿されて接続されるフラッパー接続管80と、上述した下流ジェット側給水路46bに接続される接続管本体82とを備えている。
ここで、接続管本体82は、第1の接続部82a、第2の接続部82b及び第3の接続部82cを有している。フラッパー接続管80は、角パッキン84を介して第2の接続部82bに接続されている。これらのフラッパー接続管80と第2の接続部82bとの境界部には、フラッパー弁72が設けられており、フラッパー弁72の動作に応じて、フラッパー接続管80及び接続管本体82とが、互いに連通し或いは遮蔽するようになっている。
先ず、図3に示すように、洗浄が行われていない場合には、大便器1のボウル部12の溜水面Aよりも上方のジェット側給水路46には、空気が溜まっている。そして、ジェット吐水開始時には、図8(a)に示すように、洗浄水Wrがそのような空気Airを押し出すように流れる。ここで、フラッパー弁72は錘72dによりその重さが調整されており、そのような押し出しによる空気圧では、フラッパー弁72が、上述した第1の位置、即ち、主に錘にかかる重力を受けて真っ直ぐ下方に垂れ下がっている図8(a)のような位置に留まったままである。従って、空気Airは、上述したフラッパー板72aの下半分の半円形の部分と空間部Eとの間の空隙E1を通って、オーバーフロー流路70に抜けるようになっている。
このように本発明の実施形態によれば、オーバーフロー流路70を利用して空気を抜くエア抜き構造を備えており、ジェット吐水開始時の「ボコッ」というような騒音を防止することが出来る。
なお、付勢手段は、フラッパー弁そのものが比重の大きい材質(金属等)で単体形成されることで、同様の付勢効果をもたらす場合も該当する。
2 便器本体
12 ボウル部
14 排水トラップ管路
16 ジェット吐水口
18 リム吐水口
20 貯水タンク
22 加圧ポンプ
24 給水路
38 リム側給水路
40 タンク側給水路
46 ジェット側給水路
46a 上流ジェット側給水路
46b 下流ジェット側給水路
43、44 ボール式逆止弁
56 ジェット吐水用フラッパー弁
70 オーバーフロー流路
70a オーバーフロー流路の一端(開口)
70b オーバーフロー流路の他端
72 フラッパー弁
72a フラッパー板
72b フラッパー軸
72d 錘
72e 緩衝パッキン
80 フラッパー接続管
80e 開口部
82 接続管本体
82a 第1の接続部
82b 第2の接続部
82c 第3の接続部
E 空間部
E1 間隙
Claims (5)
- ジェット吐水口に連通するジェット側給水路とこのジェット側給水路に洗浄水を供給する洗浄水供給手段とを有し、上記ジェット側給水路に洗浄水を供給する初期の段階において上記ジェット側給水路に滞留している空気を上記ジェット側給水路から抜くための水洗便器のエア抜き構造であって、
上記ジェット側給水路に接続され、このジェット側給水路に滞留している空気を上記ジェット側給水路から排出するための大気に連通しているエア抜き管と、
このエア抜き管及び上記ジェット側給水路の間に設けられたフラッパー管と、
このフラッパー管に設けられ、上記ジェット側給水路と上記エア抜き管との間を開放状態にし或いは閉鎖状態にすることが出来るフラッパー弁と、
このフラッパー弁に設けられ、洗浄水により押し出される上記滞留している空気の圧力を受けても作動せずに上記フラッパー弁を開放状態にさせ、或いは、上記ジェット側給水路に供給される洗浄水の水圧を受けると作動して上記フラッパー弁を閉鎖状態にさせるように、上記フラッパー弁を付勢する付勢手段と、を有し、
上記フラッパー弁は、その上縁部の軸を中心に回動可能であり、
上記フラッパー管及びフラッパー弁は、このフラッパー弁が垂直方向に向くとき上記ジェット側給水路から上記エア抜き管へと空気が通るような間隙が形成されるように構成され、且つ、上記フラッパー弁が斜めに傾くとき上記フラッパー弁が上記フラッパー管を閉じるように構成され、
上記フラッパー弁は、上記洗浄水を供給する初期の段階における空気の圧力を受けるときには上記付勢手段の付勢力が上記空気の圧力に勝って上記フラッパー弁が略垂直方向に向き、上記ジェット側給水路に供給される洗浄水の水圧を受けるときにはその水圧が上記付勢手段の付勢力に勝って上記フラッパー弁が斜めに傾いて洗浄水を遮蔽するように調整されていることを特徴とする水洗便器のエア抜き構造。 - 上記付勢手段は、上記フラッパー弁が所定の重量を有するように上記フラッパー弁に取り付けられた錘である請求項1に記載の水洗便器のエア抜き構造。
- さらに、洗浄水を貯水する貯水タンクを有し、
上記エア抜き管は、上記貯水タンクから溢れる洗浄水を逃がすオーバーフロー管を兼ねており、
上記貯水タンクから溢れる洗浄水は、このオーバーフロー管を通り、上記付勢手段の付勢力により付勢されて垂直方向に向くフラッパー弁と上記フラッパー管との間の間隙を通って上記ジェット側給水路に流れる、請求項2に記載の水洗便器のエア抜き構造。 - さらに、リム吐水口へ洗浄水を供給するリム給水路を有し、
上記エア抜き管は、上記ジェット側給水路から上記リム給水路に接続されている請求項1又は請求項2に記載の水洗便器のエア抜き構造。 - 上記付勢手段はばねであり、
上記フラッパー弁は、上記洗浄水を供給する初期の段階における空気の圧力を受けるときにはばねの付勢力が空気圧より勝って上記フラッパー弁が垂直方向に向き、上記ジェット側給水路に供給される洗浄水の水圧を受けるときにはその水圧がばねの付勢力に勝って上記フラッパー弁が斜めに傾くように調整される請求項1に記載の水洗便器のエア抜き構造。
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