JP7134408B2 - 水洗大便器 - Google Patents

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Description

本発明は、水洗大便器に係り、特に、加圧した洗浄水によって洗浄される水洗大便器に関する。
従来から、加圧した洗浄水によって洗浄される水洗大便器として、例えば、特許文献1~3に記載されているような水洗大便器が知られている。
まず、特許文献1に記載されている従来の水洗大便器においては、水道水をリム吐水口に直接供給して吐出させることによりリム吐水を実行する一方、タンクに貯水された洗浄水をポンプで加圧してジェット吐水口から吐出させることによりジェット吐水を実行する、いわゆる、「ハイブリッド洗浄」によるボウル部の洗浄を実行するようになっている。
また、上述した特許文献1に記載されている従来の水洗大便器においては、水道に直結されているリム吐水用の給水経路と、ジェット吐水用の洗浄水が貯水されるタンクに給水するジェット吐水用の給水経路とが電気的な切替弁(電磁弁等)により切替可能となっており、この電気的な切替弁の切替動作は、コントローラの制御により電気的な信号で行われるようになっている。これにより、便器洗浄が開始された際には、まず、リム吐水口から洗浄水を吐水するリム吐水が行われ、つぎに、このリム吐水を継続した状態でジェット吐水口から洗浄水を吐水するジェット吐水が行われるようになっている。
さらに、特許文献2に記載されている従来の水洗大便器においては、タンクに貯水された洗浄水をポンプで加圧し、このポンプで加圧された洗浄水のみによりリム吐水及びジェット吐水のそれぞれを実行するようになっている。また、この水洗大便器においては、ポンプで加圧された洗浄水の吐水流路が電気的な切替弁(電磁弁等)によりリム吐水用の給水経路とジェット吐水用の給水経路のそれぞれに切替可能となっており、この電気的な切替弁の切替動作がコントローラの制御により電気的な信号で行われるようになっている。
これらの特許文献1~3に記載されている従来の水洗大便器については、低水圧の地域や場所に設置した場合においても、タンクに貯水された洗浄水をポンプで加圧して吐水をお行うことができるようになっているため、便器の洗浄性能を確保することができるようになっている。
特開2010-156201号公報 特開2017-66758号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来の水洗大便器においては、水道水の直圧によるリム吐水用の給水経路やポンプの加圧によるジェット吐水用の給水経路のそれぞれに対して給水する手段や装置等を設ける必要があるため、その分、部品点数も多くなり、装置全体が大型化してしまうという問題がある。
特に、水道水をリム吐水口へ直接供給するリム吐水用の給水経路においては、水頭圧(いわゆる、ヘッド圧)を考慮すると、切替弁をリム吐水口よりも高い位置に配置することが好ましい。しかしながら、このように切替弁をリム吐水口よりも高い位置に配置した場合には、水洗大便器の高さ方向のスペースを要することになるため、装置の小型化を阻害する要因となっている。
また、上述した特許文献2に記載されている従来の水洗大便器においては、共通のポンプで加圧された洗浄水をリム吐水口とジェット吐水口に供給する構造により、水洗大便器の高さ寸法を抑制することができる。しかしながら、切替弁によりリム吐水用の給水経路からジェット吐水用の給水経路に切り替える際には、加圧ポンプにより比較的大きな水圧がかかった状態の洗浄水について、リム吐水用の給水経路からジェット吐水用の給水経路に切り替える必要がある。
したがって、このように給水経路に比較的大きな水圧がかかった状態において電気的な切替弁(電磁弁等)を駆動させるためには、比較的大きなトルクが必要とされるため、その分、切替弁が大型化してしまうという問題がある。
これに対して、比較的低い水圧がかかった状態において切替弁を予め作動させておくことにより、切替動作に必要なトルクを小さくすることもできる。しかしながら、切替弁が全開状態となった時にポンプの回転数を上昇させると、特に、ジェット吐水において、サイホンの発生に寄与しない無駄水が発生してしまうことが懸念されるという問題もある。
そこで、本発明者らは、加圧ポンプによって発生する給水路内の水圧に応じて、リム吐水用の給水経路やジェット吐水用の給水経路を開閉することにより流路切替を行う切替部に着目し、この切替部を含む装置の小型化を実現することを目的として鋭意開発を行っている。
しかしながら、水圧によって給水経路を開閉することにより流路切替を行う切替部の切替弁等の切替機構においては、使用者による水洗大便器の使用頻度が少ない場合や、水洗大便器の不使用期間が長い場合により、加圧ポンプ等の電源のオフの状態が長くなると、切替弁のシール部等が乾燥し、洗浄水中に含まれているミネラル成分等によるスケールが付着している。
また、このように付着しているスケールが切替弁の弁体に堆積して固着すると、切替弁の動作の不良を招き、リム吐水やジェット吐水の洗浄不良にもつながるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、リム吐水口やジェット吐水口に洗浄水を供給する給水経路を切り替える切替部において、スケールが固着することによる動作不良を防ぐことができ、リム吐水やジェット吐水による洗浄不良を防ぐことができる水洗大便器を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、加圧した洗浄水によって洗浄される水洗大便器であって、洗浄水を貯水し、貯水量を検知する水量検知部を備えた貯水タンクと、ボウル部と、洗浄水を吐水するリム吐水口及びジェット吐水口と、排水トラップ部と、を備えた便器本体と、上記貯水タンクから洗浄水を上記リム吐水口及び上記ジェット吐水口のそれぞれに供給可能にする給水路と、上記貯水タンクから上記給水路に供給する洗浄水を回転駆動により加圧する加圧ポンプと、上記給水路に設けられて上記リム吐水口及び上記ジェット吐水口のそれぞれに洗浄水を供給する給水経路を上記加圧ポンプにより加圧された洗浄水の水圧によって開閉して切り替える切替部であって、上記給水路内の洗浄水を上記リム吐水口から上記ボウル部に吐水させてリム洗浄を実行させ、及び/又は、上記給水路内の洗浄水を上記ジェット吐水口から上記ボウル部に吐水させてジェット洗浄を実行させる上記切替部と、上記加圧ポンプ及び上記水量検知部のそれぞれに接続された制御部であって、上記加圧ポンプの電源がオフ状態からオン状態になるまでの時間を計測する計測部を備えた上記制御部と、を有し、上記加圧ポンプは、その回転数が低い第1回転数の場合には、上記貯水タンク内の洗浄水を上記切替部から上記リム吐水口に供給可能であり、上記加圧ポンプの回転数が高い第2回転数以上の場合には、上記貯水タンク内の洗浄水を上記切替部から上記リム吐水口及び上記ジェット吐水口の双方に供給可能であり、上記制御部は、上記計測部が第1所定時間以上を計測した場合には、上記加圧ポンプの上記第2回転数の作動時間を通常洗浄時よりも長く設定し、又は、上記制御部は、上記計測部が第1所定時間よりも大きい第2所定時間以上を計測した場合には、上記加圧ポンプの上記第2回転数よりも大きい第3回転数でリセット洗浄を実行させることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、例えば、使用者による水洗大便器の使用頻度が少なく、計測部により加圧ポンプの電源がオフ状態からオン状態になるまでの時間が第1所定時間以上を計測した場合には、制御部により加圧ポンプの第2回転数の作動時間を通常洗浄時よりも長く設定することができる。これにより、給水経路が切替部により開放される時間が通常洗浄時よりも長くなるため、加圧された洗浄水が切替部に付着しているスケールを下流側に洗い飛ばし易くすることができる。よって、スケールの堆積による切替部の不良を抑制することができる。
或いは、水洗大便器の不使用期間が長く、計測部により第1所定時間よりも大きい第2所定時間以上を計測した場合には、制御部により加圧ポンプの第2回転数よりも大きい第3回転数でリセット洗浄を実行させることができる。これにより、加圧ポンプにより加圧される洗浄水の流量を高めることができるため、水洗大便器の長期間の不使用によって切替部に付着しているスケールが成長したとしても、確実にスケールを下流側に洗い飛ばすことができる。
これらにより、使用者の使用状況に応じて、加圧ポンプにより加圧された洗浄水の水圧によって切替部が確実に開閉することができ、リム吐水口及びジェット吐水口のそれぞれに洗浄水を供給する給水経路を確実に切り替えることができるため、リム吐水やジェット吐水による洗浄不良を防ぐことができる。
また、洗浄水と共に洗い飛ばされたスケールについては、リム吐水口又はジェット吐水口からボウル部に排出させた後、最終的には、排水トラップ部から排出させることができる。
本発明において、好ましくは、上記制御部は、さらに、上記水量検知部が上記貯水タンク内の貯水量が満水量であることを検知していない場合には、上記貯水タンク内の貯水が行われるように制御する。
このように構成された本発明においては、制御部により、水量検知部が貯水タンク内の貯水量が満水量であることを検知していない場合には、貯水タンク内の貯水が行われるように制御することができるため、加圧ポンプを作動させた際に、加圧ポンプの空転を防ぐことができる。
したがって、使用者による水洗大便器の使用頻度が少ない場合や、水洗大便器の不使用期間が長い場合において、洗浄を開始する際に、貯水タンク内の貯水されている洗浄水により、加圧ポンプを確実に作動させることができる。これにより、切替部に付着しているスケールを確実に下流側に洗い飛ばすことができるため、切替部の不良を抑制することができる。
本発明の水洗大便器によれば、リム吐水口やジェット吐水口に洗浄水を供給する給水経路を切り替える切替部において、スケールが固着することによる動作不良を防ぐことができ、リム吐水やジェット吐水による洗浄不良を防ぐことができる。
本発明の第1実施形態による水洗大便器の全体概略構成図である。 本発明の第1実施形態による水洗大便器の切替弁装置の縦断面図であり、閉弁状態を示す。 本発明の第1実施形態による水洗大便器の切替弁装置の縦断面図であり、開弁状態を示す。 本発明の第1実施形態による水洗大便器の通常洗浄モードの基本動作を示すタイムチャートである。 本発明の第1実施形態による水洗大便器における通常洗浄モード又はリセット洗浄モードのいずれか一方を実行する手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態による水洗大便器において実行される通常洗浄モードとリセット洗浄モード(第1リセット洗浄モード)とを比較したタイムチャートである。 本発明の第2実施形態による水洗大便器において実行される通常洗浄モードとリセット洗浄モード(第2リセット洗浄モード)を比較したタイムチャートである。 本発明の第3実施形態による水洗大便器において実行される通常洗浄モードとリセット洗浄モード(第3リセット洗浄モード)とを比較したタイムチャートである。
つぎに、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態による水洗大便器について説明する。
なお、以下、本明細書中において「洗浄水の流量」や「吐水流量」等という表現の中で使用されている「流量」という用語については、単位時間当たりの体積変化[L/min](いわゆる、「体積流量」又は「瞬間流量」とも呼ぶ)を意味している。
図1は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の全体概略構成図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態による水洗大便器1は、陶器等からなる便器本体2、及び、この便器本体2の後方に配置された機能部4をそれぞれ備えている。
便器本体2は、ボウル部6、リム吐水口8aを含むリム給水路8、ジェット吐水口10aを含むジェット給水路10、及び、排水トラップ管路12(排水トラップ部)をそれぞれ備えている。
機能部4は、上流側から下流側に向って、給水管14、電磁弁16、貯水タンク18、加圧ポンプ20、及び、切替弁装置22等を備えている。
給水管14は、その上流側が水道に直結されている。また、電磁弁16は、貯水タンク18の上流側の給水管14の途中に設けられ、コントローラ24(制御部)の制御により開閉されるようになっている。これにより、給水管14内の洗浄水が貯水タンク18内に供給又は停止されるようになっている。
さらに、加圧ポンプ20は、貯水タンク18から下流側に延びる給水路26に設けられている。この加圧ポンプ20は、低揚程で大流量に適した、いわゆる、「軸流ポンプ」等が採用されているが、その構造の詳細について、周知技術であるため、説明を省略する。
また、加圧ポンプ20の羽根車(図示せず)の回転数N[rpm]は、コントローラ24の制御により調整可能となっている。
また、切替弁装置22は、加圧ポンプ20の下流側の給水路26に設けられており、その詳細な構造については後述するが、加圧ポンプ20により加圧された洗浄水の水圧を受けて開閉するようになっている。これにより、切替弁装置22は、便器本体2のリム吐水口8a及び上記ジェット吐水口10aのそれぞれに洗浄水を供給する給水経路を切り替える切替部として機能するようになっている。
つぎに、図1~図3を参照して、切替弁装置22の詳細について説明する。
まず、図2は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の切替弁装置の縦断面図であり、閉弁状態を示し、図3は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の切替弁装置の縦断面図であり、開弁状態を示す。
図1~図3に示すように、切替弁装置22は、上流側給水路28(第1流路)と、リム給水路30(第2流路)と、ジェット給水路32(第3流路)と、切替弁体34とを備えている。
まず、図1~図3に示すように、上流側給水路28(第1流路)は、加圧ポンプ20から延びる給水路26に接続されており、その下流側が切替弁体34まで鉛直方向上方に延びている。すなわち、切替弁体34は、上流側給水路28(第1流路)の軸方向上の対向する位置に配置されている。
つぎに、図1~図3に示すように、リム給水路30(第2流路)は、切替弁体34よりも上流側に位置している上流側給水路28の途中の分岐部B1から分岐しており、その下流側が便器本体2のリム吐水口8aの上流側のリム給水路8に接続されている。
また、図1~図3に示すように、ジェット給水路32(第3流路)においては、切替弁体34により開閉される上流端(上流側給水路28の上端且つ下流端)より下流側の流域が側方に延びている。さらに、ジェット給水路32(第3流路)の下流側は、便器本体2のジェット吐水口10aの上流側のジェット給水路10に接続されている。
ちなみに、図1に示すように、切替弁装置22のリム給水路30又は便器本体2のリム給水路8のいずれか一方の途中には、定流量弁35が設けられている。
これにより、便器本体2のリム給水路8を通過して、リム吐水口8aからボウル部6内に吐水されるリム吐水が外部へ飛び散る等の機外漏水を抑制することができるようになっている。
なお、本実施形態においては、リム給水路8に定流量弁35を設けているが、切替弁装置22に定流量機能を付与してもよい。
また、図1~図3に示すように、切替弁体34は、ジェット給水路32の上流端のみに開閉可能に設けられており、上流側給水路28の分岐部B1に位置するリム給水路30の上流端よりも上方に位置している。これにより、切替弁体34は、リム給水路30については常時開放状態にする一方、ジェット給水路32(第3流路)のみについて開閉するものとなっている。
特に、図1及び図2に示すように、切替弁体34が閉弁している状態では、上流側給水路28内の洗浄水のすべてが、分岐部B1からリム給水路30(第2流路)及び便器本体2側のリム給水路8を経てリム吐水口8aに供給されるようになっている。
一方、図3に示すように、切替弁体34が開弁している状態では、上流側給水路28内の洗浄水の一部が、分岐部B1からリム給水路30(第2流路)及び便器本体2側のリム給水路8を経てリム吐水口8aに供給されるようになっていると共に、上流側給水路28内の洗浄水の大半以上が、分岐部B1からジェット給水路32(第3流路)及び便器本体2側のジェット給水路10を経てジェット吐水口10aに供給されるようになっている。
さらに、図2及び図3に示すように、切替弁体34は、ダイヤフラム型の弁体部34aと、この弁体部34aを支持する支持部34bと、弁体部34a及び支持部34bに対して垂直な軸方向(作動軸方向)に延びる弁軸部34cとを備えている。
弁体部34aは、鉛直方向に延びる上流側給水路28の中心軸線C1方向(流路軸方向)上の対向する位置に配置されている。
これにより、弁体部34aの下面(受圧面S0)が加圧ポンプ20により加圧された上流側給水路28内の洗浄水の水圧を受けて、切替弁体34が閉止状態から開弁動作を開始するようになっている。
ここで、弁体部34aの下面(受圧面S0)が加圧ポンプ20により加圧された上流側給水路28内の洗浄水の水圧を受けて、切替弁体34が閉止状態から開弁動作を開始するときの水圧を「境界水圧P0[kPa]」とすると、弁体部34aの下面(受圧面S0)が加圧ポンプ20により加圧された上流側給水路28内の洗浄水の所定水圧(境界水圧P0[kPa])以上の水圧を受けた場合には、切替弁体34(34a、34b、34b)が上流側給水路28の流路軸方向と同一方向(弁軸部34cの軸方向(作動軸方向))に機械的に作動することができようになっている。これにより、ジェット給水路32の上流端が水圧に応じて弁体部34aにより開閉可能となっている。
なお、本実施形態において、「切替弁体34が機械的に作動する」とは、切替弁体34が電気信号による制御や電磁力等により電気的に作動(電気的に開閉)する電気式の弁体とは異なることを意味しており、切替弁体34が開閉時に水圧等が直接的に作用することにより押圧されて機械的に作動(機械的に開閉)する機械式の弁体であることを意味している。
つぎに、図2に示すように、上流側給水路28(第1流路)は、ほぼ円筒状に形成されており、切替弁体34の弁体部34aの中心O1は、上流側給水路28の中心軸線C1(第1流路中心軸線)上に位置している。
これにより、図2に示す閉弁状態の上流側給水路28内の洗浄水の水圧(静圧)P1及び図3に示す開弁状態の上流側給水路28内の洗浄水の水圧(動圧)P2について、弁体部34aの受圧面S0に対して周方向全体に亘ってほぼ均等に作用させることができるようになっている。よって、切替弁体34による給水経路の切替時の動作をより安定化させることができるようになっている。
つぎに、図2及び図3に示すように、切替弁装置22は、さらに、圧縮コイルばね36(付勢部)と、環状シール部材38(緩衝部)と、支持部材40(支持部)とをそれぞれ備えている。
圧縮コイルばね36(付勢部)は、その下端が切替弁体34の支持部34bにより支持されていると共に、上端が支持部材40(支持部)により支持されている。
また、この圧縮コイルばね36(付勢部)は、圧縮された撓み量に応じて、切替弁体34(34a、34b、34b)に対して閉弁させる方向の付勢する付勢力を作用するようになっている。
例えば、図2に示すように、閉弁状態の切替弁体34の弁体部34aの受圧面S0に対して所定水圧(境界水圧P0[kPa])未満の水圧(静圧)P1が作用している場合には、圧縮コイルばね36の付勢力F1が水圧(静圧)P1相当の流体力を上回るため、切替弁体34の閉止状態が維持されるようになっている。
そして、閉弁状態の切替弁体34の弁体部34aの受圧面S0に所定水圧(境界水圧P0[kPa])以上の水圧(静圧)P1が作用した場合には、図3に示すように、切替弁体34の弁体部34aが上昇して開弁状態に切り替わるようになっている。
さらに、図3に示すように、開弁状態の切替弁体34の弁体部34aの受圧面S0に所定水圧(境界水圧P0[kPa])以上の水圧(動圧)P2(≧P0)が作用している場合には、水圧(動圧)P2相当の流体力が圧縮コイルばね36の圧縮撓みに応じた付勢力F2を上回るため、切替弁体34が付勢力F2に抗して開弁方向に作動しており、切替弁体34の開弁状態が維持されるようになっている。
つぎに、図2及び図3に示すように、環状シール部材38(緩衝部)は、円形断面を有するOリング、又は、円形断面以外のXパッキンやYパッキン等の環状のシール部材である。
この環状シール部材38は、切替弁体34の弁軸部34cが挿入されることにより、切替弁体34の弁軸部34cの外周面の上部に取り付けられた状態で支持部材40により保持される。これにより、切替弁体34の弁軸部34cは、環状シール部材38を介して支持部材40により作動軸方向に摺動可能に支持された状態となる。
また、図2及び図3に示すように、環状シール部材38(緩衝部)は、切替弁体34の作動軸方向に対して垂直な方向の緩衝力f0を切替弁体34の弁軸部34cに作用するようになっている。
これにより、環状シール部材38は、支持部材40の内部スペースV1が大気開放される程度に、切替弁体34の弁軸部34cの外周面に接触している。これにより、切替弁体34の弁軸部34cが作動軸方向に摺動した際には、環状シール部材38が切替弁体34の弁軸部34cに対して動摩擦力等を作用させて、摺動抵抗を付与することができるようになっている。
ちなみに、図1~図3に示すように、切替弁装置22における切替弁体34(34a、34b、34b)、圧縮コイルばね36、環状シール部材38、支持部材40のそれぞれについては、貯水タンク18のオーバーフロー水位WOよりも上方に位置している。
これらにより、貯水タンク18内の洗浄水がオーバーフロー水位に到達したとしても、これらの部材34,36,38,40が水没することを確実に防ぐことができ、切替弁装置22の動作不良や劣化を防ぐことができるようになっている。
つぎに、図2に示すように、切替弁装置22の上流側給水路28(第1流路)の分岐部B1からリム給水路30(第2流路)に沿って延びる中心軸線C2(第2流路中心軸線)は、分岐部B1から上流側給水路28(第1流路)の下流側に向って延びる中心軸線C1(第1流路中心軸線)に対して角度θで交差している。
ここで、本実施形態においては、角度θが90度(直角)に設定されている例(θ=90°)について説明するが、角度θについては、0度よりも大きく且つ90度未満(0°<θ<90°)の角度(鋭角)になるように設定されてもよい。
これらにより、図1~図3に示すように、上流側から上流側給水路28(第1流路)の分岐部B1に流れ込んだ洗浄水が、分岐部B1の下流側の上流側給水路28に流れ込むと共に、分岐部B1からリム給水路30(第2流路)にも分岐して流れ込み易くすることができるようになっている。
また、上流側給水路28(第1流路)からリム給水路30(第2流路)へ分岐する分岐部B1付近又はその下流側の上流側給水路28やリム給水路30内で渦流が発生することを効果的に抑制することができるようになっている。
つぎに、図3に示すように、切替弁装置22のジェット給水路32(第3流路)は、上流側から下流側に向って、遷移流路部32a、及び、主流路部32bをそれぞれ備えている。
まず、ジェット給水路32の遷移流路部32aは、切替弁体34より開閉される上流端32c(上流側給水路28の下流端)から主流路部32bまで遷移するように形成された流路である。
また、ジェット給水路32の主流路部32bは、遷移流路部32aの下流端から側方、すなわち、上流側給水路28(第1流路)の鉛直方向に延びる中心軸線C1に対して直交する方向に延びるように形成された流路である。
さらに、ジェット給水路32の遷移流路部32aの上流端32c(上流側給水路28の下流端)は、主流路部32bの上端32dよりも下方に位置している。
これらにより、図3に示すように、切替弁体34が開弁した状態では、上流側給水路28(第1流路)の下流端32cからジェット給水路32(第3流路)の遷移流路部32aに洗浄水が流入した際、遷移流路部32aの上流端32cと主流路部32bの上端32dとの間の流域を広く確保することができるようになっている。
したがって、切替弁体34の開弁時に、上流側給水路28(第1流路)からジェット給水路32(第3流路)に流れ込む際に渦流が発生することを効果的に抑制することができるようになっている。
ここで、図2及び図3に示すように、切替弁装置22の上流側給水路28(第1流路)における分岐部B1よりも上流側の第1流路断面積A1は、上流側給水路28(第1流路)における分岐部B1よりも下流側の第2流路断面積A2とは異なっている。
ここで、本実施形態においては、第2流路断面積A2が第1流路断面積A1よりも大きく設定されている(A2>A1)。
また、図2及び図3に示すように、切替弁装置22のジェット給水路32(第3流路)の主流路32bの第3流路断面積A3は、上流側給水路28(第1流路)における分岐部B1よりも下流側の第2流路断面積A2よりも大きく設定されている(A3>A2)。
さらに、図2及び図3に示すように、切替弁装置22の上流側給水路28(第1流路)における分岐部B1よりも下流側の第2流路断面積A2は、リム給水路30(第2流路)の第4流路断面積A4よりも大きく設定されている(A2>A4)。
また、図2及び図3に示すように、切替弁装置22の上流側給水路28(第1流路)における分岐部B1よりも上流側の第1流路断面積A1は、リム給水路30(第2流路)の第4流路断面積A4よりも大きく設定されている(A1>A4)。
つぎに、図1に示すように、本実施形態の水洗大便器1の貯水タンク18は、その内部の洗浄水の貯水量を検知する水量検知部である上方フロートスイッチ42及び下方フロートスイッチ44をそれぞれ備えている。
まず、上方フロートスイッチ42は、貯水タンク18内の上方のオーバーフロー水位WOよりも低い所定の満水水位WL1に配置されている。
貯水タンク18の水位が貯水タンク18内の上方のオーバーフロー水位WOよりも低い所定の満水水位WL1である状態から水位が低下すると、上方フロートスイッチ42がオン状態からオフ状態に切り替わるようになっている。これにより、コントローラ24が上方フロートスイッチ42から送信される信号を検知して、電磁弁16を閉弁状態から開弁状態にさせるようになっている。
ここで、上方フロートスイッチ42によって検出される貯水タンク18の所定の満水水位WL1は、洗浄開始前の貯水タンク18の初期水位であり、洗浄前の規定の貯水量に相当している。
また、図1に示すように、下方フロートスイッチ44は、貯水タンク18内の上方フロートスイッチ42よりも下方に配置されている。
これにより、貯水タンク18内の水位が貯水タンク18内の下方フロートスイッチ44の位置よりも低下すると、下方フロートスイッチ44がオフ状態からからオン状態に切り替わり、貯水タンク18内の水位が所定の低水位WL2になったことを検知することができるようになっている。
さらに、図1に示すように、コントローラ24は、加圧ポンプ20の電源がオフ状態からオン状態になるまでの時間を計測する計測部として計時装置46を備えている。
また、コントローラ24は、計時装置46が計測した情報に基づいて、詳細は後述する「通常洗浄モード」や「リセット洗浄モード」により加圧ポンプ20の回転数を調整して作動させることができるようになっている。
つぎに、図1~図6を参照して、本発明の第1実施形態による水洗大便器1の動作(作用)を説明する。
図4は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の通常洗浄モードの基本動作を示すタイムチャートである。
まず、図4に示すように、時刻t0の待機状態後の時刻t1において、便器洗浄スイッチ(図示せず)が操作されると、コントローラ24の制御により電磁弁16及び加圧ポンプ20のそれぞれの電源がオフ状態からオン状態となる。これにより、加圧ポンプ20が作動し、加圧ポンプ20の回転数N[rpm]が回転数N1[rpm](例えば、N1=3000rpm)まで上昇する。この加圧ポンプ20の作動により、図1に示すように、貯水タンク18内の洗浄水は、給水路26を経て切替弁装置22の上流側給水路28(第1流路)に供給される。
このとき、図1及び図2に示すように、切替弁装置22の切替弁体34においては、圧縮コイルばね36が切替弁体34に作用する付勢力F1が、切替弁装置22の上流側給水路28(第1流路)内の水圧P1(境界水圧P0未満の静圧、P1<P0)が弁体部34aの受圧面S0に作用する流体力を上回っている。これにより、弁体部34aは、上昇することなく、最低位置にあり、ジェット給水路32の遷移流路部32aの上流端32c(上流側給水路26の下流端)を閉止している状態(閉弁状態)となる。
したがって、図1に示すように、加圧ポンプ20から回転数N1で切替弁装置22の上流側給水路28内に供給された洗浄水W1は、上流側給水路28の分岐部B1からリム給水路30(第2流路)のみに供給されるため、ジェット給水路32(第3流路)に供給されることはない。
そして、このリム給水路30内の洗浄水W1は、定流量弁35を通過し、便器本体2のリム給水路8のリム吐水口8aからボウル部6に吐水される。これにより、図4に示す時刻t1から時刻t2までの時間(例えば、t2-t1=3.0秒)では、リム吐水口8aからの1回目のリム吐水が実行され、第1洗浄工程として、1回目のリム洗浄(いわゆる、「前リム洗浄」)が実行される。
つぎに、図4に示すように、時刻t2において、加圧ポンプ20の回転数N[rpm]が回転数N1[rpm]から回転数N2[rpm](例えば、N2=5000rpm)まで上昇する(N2>N1)。そして、図4の時刻t2から時刻t3までの時間(例えば、t3-t2=3.0秒)、加圧ポンプ20の回転数N[rpm]がほぼ一定の回転数N2[rpm]に維持される。
このとき、図2及び図3に示すように、切替弁装置22の切替弁体34においては、切替弁装置22の上流側給水路28(第1流路)内の水圧(静圧)P1が弁体部34aの受圧面S0に作用する流体力が、圧縮コイルばね36が切替弁体34に作用する付勢力F1を上回るようになる。これにより、図4の時刻t2では、弁体部34aが、ジェット給水路32の遷移流路部32aの上流端32c(上流側給水路26の下流端)を閉止している状態(図2参照)から上昇し、開弁している状態となる(図3参照)。
また、図3に示すように、開弁した状態の弁体部34aの受圧面S0においては、水圧(動圧)P2が作用するようになり、この水圧(動圧)P2に相当する流体力についても圧縮コイルばね36による付勢力F2を上回っているため、切替弁体34の開弁状態が維持される(図3参照)。
したがって、図3に示すように、加圧ポンプ20から回転数N2で切替弁装置22の上流側給水路28内に供給された洗浄水W1(流量Q1[L/min])のうちの一部の洗浄水W2(流量Q2[L/min])が、リム吐水用として、上流側給水路28の分岐部B1からリム給水路30(第2流路)に供給される。
同時に、図3に示すように、加圧ポンプ20から回転数N2で切替弁装置22の上流側給水路28内に供給された洗浄水W1のうちの残部の洗浄水W3が、ジェット吐水用として、上流側給水路28の分岐部B1からジェット給水路32(第3流路)に供給される。
そして、図3に示すように、リム給水路30内の洗浄水W2(流量Q2[L/min])は、定流量弁35を通過し、便器本体2のリム給水路8のリム吐水口8aからボウル部6に吐水される。これにより、図4に示すように、2回目のリム吐水が実行され、第2洗浄工程として、2回目のリム洗浄(いわゆる、「中リム洗浄」)が実行される。
同時に、図5に示すように、ジェット給水路32内の洗浄水W3については、リム給水路30内の洗浄水W2(流量Q2[L/min])よりも大きい流量Q3[L/min](Q3>Q2)で流れ、便器本体2のジェット給水路10のジェット吐水口10aからボウル部6に吐水される。これにより、図4に示すように、1回目のジェット吐水が実行され、第2洗浄工程として、1回目のジェット洗浄が実行される。
つぎに、図4に示すように、時刻t3において、加圧ポンプ20の回転数N[rpm]が回転数N2[rpm]から、この回転数N2よりも低い回転数N1まで下降する。そして、図4の時刻t3から時刻t4の時間(例えば、t4-t3=3.0秒)まで、加圧ポンプ20の回転数N[rpm]がほぼ一定の回転数N1[rpm]に維持される。
また、図4の時刻t3から時刻t4までの時間では、加圧ポンプ20の回転数N1[rpm]が、図4の時刻t2から時刻t3までの時間の加圧ポンプ20の回転数N2[rpm]よりも低下した分だけ、時刻t3から時刻t4までの時間の切替弁装置22の上流側給水路28(第1流路)内の水圧についても、時刻t2から時刻t3までの時間の水圧よりも低下する。
このとき、図1及び図2に示すように、切替弁装置22の切替弁体34においては、圧縮コイルばね36が切替弁体34に作用する付勢力F1が、切替弁装置22の上流側給水路28(第1流路)内の水圧が弁体部34aの受圧面S0に作用する流体力を上回っている。これにより、時刻t3以後の切替弁体34の弁体部34aは、最低位置まで下降しており、ジェット給水路32の遷移流路部32aの上流端32c(上流側給水路26の下流端)を再び閉止している状態(閉弁状態)となる。
したがって、図1に示すように、加圧ポンプ20から回転数N1で切替弁装置22の上流側給水路28内に供給された洗浄水W1は、上流側給水路28の分岐部B1からリム給水路30(第2流路)のみに供給されるため、ジェット給水路32(第3流路)に供給されることはない。
そして、このリム給水路30内の洗浄水は、図4に示す時刻t3から時刻t4までの時間(例えば、t4-t3=3.0秒)では、リム吐水口8aからの3回目のリム吐水が実行され、第3洗浄工程として、3回目のリム洗浄(いわゆる、「後リム洗浄」)が実行される。
ちなみに、図1及び図4に示すように、給水管14から貯水タンク18への給水については、コントローラ24による電磁弁16の開閉制御により行われる。
具体的には、図4の時刻t1から時刻t4までの時間において、加圧ポンプ20の電源がオン状態となり、コントローラ24の制御により加圧ポンプ20が作動している。そして、時刻t4になると、加圧ポンプ20の電源がオフ状態となる。
また、図4の時刻t1から時刻t5までの時間において、電磁弁16が開弁状態となり、貯水タンク18への給水が実行されている。そして、時刻t5になると、電磁弁16が閉弁状態となり、貯水タンク18への給水が停止され、待機状態となる。
さらに、時刻t5の後に、便器洗浄工程が再び開始された場合には、コントローラ24により、通常洗浄モード又はリセット洗浄モードのいずれか一方を実行するための判断がなされる。
なお、図4に示す時刻t0~t5、及び、加圧ポンプ20の回転数N1,N2等については、水洗大便器1の仕様により適宜変更することが可能であり、限定されるものではない。
つぎに、図5は、本発明の第1実施形態による水洗大便器における通常洗浄モード又はリセット洗浄モードのいずれか一方を実行する手順を示すフローチャートである。
また、図6は、本発明の第1実施形態による水洗大便器において実行される通常洗浄モードとリセット洗浄モード(第1リセット洗浄モード)とを比較したタイムチャートである。
まず、図6に示すように、時刻t5(図4参照)以後の時刻t6において、本実施形態による水洗大便器1の便器洗浄工程が再び開始されると、図5のステップS1において、コントローラ24が、上方フロートスイッチ42の検知情報に基づいて、貯水タンク18内の貯水量が満水量であるか否かが判断される。
このとき、図5のステップS1において、例えば、上方フロートスイッチ42がオフ状態であれば、貯水タンク18内の水位が満水水位WL1よりも低下しているため、コントローラ24の制御により電磁弁16が開弁し、給水管14から貯水タンク18内に洗浄水が給水される。
また、このような給水管14から貯水タンク18への給水は、貯水タンク18内の水位が満水水位WL1に到達すると一旦停止される。
つぎに、図5のステップS1において、貯水タンク18内の貯水量が満水量であると判断された場合、及び、図5のステップS2において、貯水タンク18内の水位が満水水位WL1に到達した場合には、その後の時刻t7において、加圧ポンプ20の電源が時刻t4以後のオフ状態からオン状態になる。
そして、図5のステップS3において、前回加圧ポンプ20の電源がオフ状態となった時刻t4から時刻t7までの時間T1(=t7-t4)が計時装置46により計測される。
また、図5に示すように、ステップS3において、計時装置46が計測した時間T1が第1所定時間(例えば、12時間)未満であると判断された場合には、ステップS4(通常洗浄工程)に進む。
このステップS4(通常洗浄工程)では、図6に示すように、加圧ポンプ20は、時刻t7~時刻t11までの間、図4に示す時刻t1~時刻t4までの間の通常洗浄モードと同一の通常洗浄モードで作動される。
一方、図5に示すように、ステップS3において、計時装置46が計測した時間T1が第1所定時間(例えば、12時間)以上であると判断された場合には、ステップS5に進み、第1リセット洗浄モードによる洗浄工程(以下「第1リセット洗浄工程」)が実行される。
この第1リセット洗浄工程においては、図6に示すように、加圧ポンプ20は、時刻t7~時刻t8までの期間(例えば、3秒間)では、通常洗浄モードと同一の回転数N1[rpm](第1回転数)で作動し、前リム洗浄が実行される。
また、第1リセット洗浄工程においては、図6に示すように、加圧ポンプ20は、時刻t8~時刻t10までの時間T2(=t10-t8)の期間では、通常洗浄モードの時刻t8~時刻t9における回転数N2[rpm](第2回転数)と同一の回転数で作動し、中リム洗浄/ジェット洗浄が実行される。
ここで、図6に示すように、第1リセット洗浄工程の時刻t8~時刻t10までの時間に相当する加圧ポンプ20の回転数N2[rpm](第2回転数)の作動時間T2(=t10-t8(例えば、5秒間))は、通常洗浄工程の時刻t8~時刻t9までの時間に相当する回転数N2[rpm](第2回転数)の作動時間T3(=t9-t8(例えば、3秒間))よりも長くされるように設定される(T2>T3)。
さらに、第1リセット洗浄工程においては、図6に示すように、時刻t10~時刻t12までの間(例えば、3秒間)の加圧ポンプ20が、通常洗浄モードの時刻t9~時刻t11までの後リム洗浄工程と同一の回転数N1[rpm](第1回転数)で作動し、後リム洗浄が実行される。
上述した本発明の第1実施形態の水洗大便器1によれば、例えば、使用者による水洗大便器1の使用頻度が少なく、図5及び図6に示すように、計時装置46が計測した時間T1が第1所定時間(例えば、12時間)以上であると判断された場合には、第1リセット洗浄工程を開始することができる。
そして、第1リセット洗浄工程では、コントローラ24により、時刻t8~時刻t10までの期間における加圧ポンプ20の第2回転数N2の作動時間T2について、通常洗浄工程の時刻t8~時刻t9までの期間における加圧ポンプ20の第2回転数N2の作動時間T3のよりも長く設定(T2>T3)することができる。
したがって、第1リセット洗浄時において切替弁装置22がジェット給水路32を開放する開弁時間が、通常洗浄時よりも長くなるため、加圧された洗浄水が切替弁装置22の切替弁体34に付着しているスケールを下流側に洗い飛ばし易くすることができる。よって、スケールの堆積による切替弁体34の動作不良等を抑制することができる。
これらにより、使用者の使用状況に応じて、加圧ポンプ20により加圧された洗浄水の水圧によって切替弁装置22の切替弁体34が確実に開閉することができる。よって、リム吐水口8a及びジェット吐水口10aのそれぞれに洗浄水を供給する給水経路30,32を確実に切り替えることができるため、リム吐水やジェット吐水による洗浄不良を防ぐことができる。
また、洗浄水と共に洗い飛ばされたスケールについては、リム吐水口8a又はジェット吐水口10aからボウル部6に排出させた後、最終的には、排水トラップ管路12から排出させることができる。
また、本実施形態の水洗大便器1によれば、コントローラ24により、水量検知部(上方フロートスイッチ42)が貯水タンク18内の貯水量が満水量であることを検知していない場合には、貯水タンク18内の貯水が行われるように制御することができる。
これにより、加圧ポンプ20を作動させた際に、加圧ポンプ20の空転を防ぐことができる。
したがって、使用者による水洗大便器1の使用頻度が少ない場合や、水洗大便器1の不使用期間が長い場合において、洗浄を開始する際に、貯水タンク18内の貯水されている洗浄水により、加圧ポンプ20を確実に作動させることができる。
これにより、切替弁装置22の切替弁体34等に付着しているスケールを確実に下流側に洗い飛ばすことができるため、切替弁装置22の不良を抑制することができる。
つぎに、図1、図5及び図7を参照して、本発明の第2実施形態による水洗大便器100について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態による水洗大便器において実行される通常洗浄モードとリセット洗浄モード(第2リセット洗浄モード)を比較したタイムチャートである。
ここで、図1、図5及び図7に示すように、本発明の第2実施形態による水洗大便器100においては、本発明の第1実施形態による水洗大便器1と同一部分については同一の符号を付し、これらの説明については省略する。
図7に示すように、本発明の第2実施形態による水洗大便器100においては、リセット洗浄工程において実行される第2リセット洗浄モードの制御内容が、上述した本発明の第1実施形態による水洗大便器1のリセット洗浄工程において実行される第1リセット洗浄モードの制御内容と異なっている。
すなわち、図7に示すように、本発明の第2実施形態による水洗大便器100においては、図5に示すステップS3において、計時装置46が計測した時間T1(前回加圧ポンプ20の電源がオフ状態となった図4に示す時刻t4から時刻t7までの時間T1(=t7-t4))が、第1所定時間(例えば、12時間)以上であると判断された場合には、ステップS5に進み、第2リセット洗浄モードによる洗浄工程(以下「第2リセット洗浄工程」)が実行される。
この第2リセット洗浄工程においては、図7に示すように、加圧ポンプ20は、時刻t7~時刻t9までの時間T101(=t9-t7)の期間で、通常洗浄モードの時刻t8~時刻t9における回転数N2[rpm](第2回転数)と同一の回転数で作動し、中リム洗浄/ジェット洗浄が実行される。
ここで、図6に示すように、第2リセット洗浄工程の時刻t7~時刻t9までの時間に相当する加圧ポンプ20の回転数N2[rpm](第2回転数)の作動時間T101(=t10-t8(例えば、6秒間))は、通常洗浄工程の時刻t8~時刻t9までの時間に相当する加圧ポンプ20の回転数N2[rpm](第2回転数)の作動時間T3(=t9-t8(例えば、3秒間))よりも長くされるように設定される(T101>T3)。
さらに、第2リセット洗浄工程においては、図7に示すように、時刻t9~時刻t11までの間(例えば、3秒間)の加圧ポンプ20が、通常洗浄モードの時刻t9~時刻t11までの後リム洗浄工程と同一の回転数N1[rpm](第1回転数)で作動し、後リム洗浄が実行される。
上述した本発明の第2実施形態の水洗大便器100によれば、例えば、使用者による水洗大便器100の使用頻度が少なく、図5及び図7に示すように、計時装置46が計測した時間T1が第1所定時間(例えば、12時間)以上であると判断された場合には、第2リセット洗浄工程を開始することができる。
そして、第2リセット洗浄工程では、コントローラ24により、時刻t7~時刻t9までの期間における加圧ポンプ20の第2回転数N2の作動時間T101について、通常洗浄工程の時刻t8~時刻t9までの期間における加圧ポンプ20における第2回転数N2の作動時間T3のよりも長く設定(T101>T3)することができる。
したがって、第2リセット洗浄時において切替弁装置22がジェット給水路32を開放する開弁時間が、通常洗浄時よりも長くなるため、加圧された洗浄水が切替弁装置22の切替弁体34に付着しているスケールを下流側に洗い飛ばし易くすることができる。よって、スケールの堆積による切替弁体34の動作不良等を抑制することができる。
これらにより、使用者の使用状況に応じて、加圧ポンプ20により加圧された洗浄水の水圧によって切替弁装置22の切替弁体34が確実に開閉することができる。よって、リム吐水口8a及びジェット吐水口10aのそれぞれに洗浄水を供給する給水経路30,32を確実に切り替えることができるため、リム吐水やジェット吐水による洗浄不良を防ぐことができる。
つぎに、図1、図5及び図8を参照して、本発明の第3実施形態による水洗大便器200について説明する。
図8は、本発明の第3実施形態による水洗大便器において実行される通常洗浄モードとリセット洗浄モード(第3リセット洗浄モード)とを比較したタイムチャートである。
ここで、図1、図5及び図8に示すように、本発明の第3実施形態による水洗大便器100においては、本発明の第1実施形態による水洗大便器1と同一部分については同一の符号を付し、これらの説明については省略する。
図8に示すように、本発明の第2実施形態による水洗大便器100においては、リセット洗浄工程において実行される第3リセット洗浄モードの制御内容が、上述した本発明の第1実施形態による水洗大便器1のリセット洗浄工程において実行される第1リセット洗浄モードの制御内容と異なっている。
すなわち、図8に示すように、本発明の第3実施形態による水洗大便器200においては、図5に示すステップS3において、計時装置46が計測した時間T1(前回加圧ポンプ20の電源がオフ状態となった図4に示す時刻t4から時刻t7までの時間T1(=t7-t4))が、第1所定時間(例えば、12時間)よりも大きい第2所定時間(例えば、24時間)以上であると判断された場合には、ステップS5に進み、第3リセット洗浄モードによる洗浄工程(以下「第3リセット洗浄工程」)が実行される。
この第3リセット洗浄工程においては、図8に示すように、加圧ポンプ20は、時刻t7~時刻t8までの期間(例えば、3秒間)では、通常洗浄モードと同一の回転数N1[rpm](図8に示すように、第1回転数)で作動し、前リム洗浄が実行される。
そして、加圧ポンプ20は、時刻t8~時刻t9までの時間T3(=t9-t8)の期間では、通常洗浄モードにおける回転数N2[rpm](第2回転数)よりも大きい回転数N3[rpm](第3回転数)で作動し、中リム洗浄/ジェット洗浄が実行される。
さらに、第3リセット洗浄工程においては、図8に示すように、時刻t9~時刻t11までの間(例えば、3秒間)の加圧ポンプ20が、通常洗浄モードの時刻t9~時刻t11までの後リム洗浄工程と同一の回転数N1[rpm](第1回転数)で作動し、後リム洗浄が実行される。
上述した本発明の第3実施形態の水洗大便器200によれば、この水洗大便器200の不使用期間が長く、計時装置46により第1所定時間(例えば、12時間)よりも大きい第2所定時間(例えば、24時間)以上を計測した場合には、第3リセット洗浄工程を開始することができる。
そして、第3リセット洗浄工程では、コントローラ24により、加圧ポンプ20の第2回転数N2[rpm]よりも大きい第3回転数N3[rpm]で第3リセット洗浄を実行させることができる。
これにより、加圧ポンプ20により加圧される洗浄水の流量Q[L/min]を高めることができる。よって、水洗大便器200の長期間の不使用によって切替弁装置22の切替弁体34に付着しているスケールが成長したとしても、確実にスケールを下流側に洗い飛ばすことができる。
したがって、使用者の使用状況に応じて、加圧ポンプ20により加圧された洗浄水の水圧によって切替弁装置22の切替弁体34が確実に開閉することができる。よって、リム吐水口8a及びジェット吐水口10aのそれぞれに洗浄水を供給する給水経路30,32を確実に切り替えることができるため、リム吐水やジェット吐水による洗浄不良を防ぐことができる。
1 本発明の第1実施形態による水洗大便器
2 便器本体
4 機能部
6 ボウル部
8 リム給水路
8a リム吐水口
10 ジェット給水路
10a ジェット吐水口
12 排水トラップ管路(排水トラップ部)
14 給水管
16 電磁弁
18 貯水タンク
20 加圧ポンプ
22 切替弁装置(切替部)
24 コントローラ(制御部)
26 給水路
28 上流側給水路(第1流路)
30 リム給水路(第2流路)
32 ジェット給水路(第3流路)
32a ジェット給水路の遷移流路部
32b ジェット給水路の主流路部
32c ジェット給水路の遷移流路部の上流端、上流側給水路の下流端
32d ジェット給水路の主流路部の上端
34 切替弁体
34a ダイヤフラム型の弁体部
34b 支持部
34c 弁軸部
35 定流量弁
36 圧縮コイルばね(付勢部)
38 環状シール部材(緩衝部)
40 支持部材(支持部)
42 上方フロートスイッチ(水量検知部)
44 下方フロートスイッチ(水量検知部)
46 計時装置(計測部)
100 本発明の第2実施形態による水洗大便器
200 本発明の第3実施形態による水洗大便器
A1 流路断面積(第1流路の第1流路断面積)
A2 流路断面積(第1流路の第2流路断面積)
A3 流路断面積(第3流路の第3流路断面積)
A4 流路断面積(第2流路の第4流路断面積)
B1 分岐部
C1 切替弁装置の上流側給水路の中心軸線(第1流路中心軸線)
C2 切替弁装置のリム給水路の中心軸線(第2流路中心軸線)
f0 緩衝力、摩擦力
F1 付勢力
F2 付勢力
N1 加圧ポンプの回転数(第1回転数)
N2 加圧ポンプの回転数(第2回転数)
N3 加圧ポンプの回転数(第3回転数)
O1 切替弁体の弁体部の中心
P0 境界水圧(所定水圧)
P1 水圧(静圧)
P2 水圧(動圧)
Q 流量[L/min]
Q1 流量[L/min]
Q2 流量[L/min]
Q3 流量[L/min]
S0 受圧面
T1 電源がオフ状態となった時刻から再びオン状態になる時刻までの時間
T2 第1リセット洗浄工程における加圧ポンプの第2回転数の作動時間
T3 通常洗浄工程における加圧ポンプの第2回転数の作動時間
T101 第2リセット洗浄工程における加圧ポンプの第2回転数の作動時間
V1 内部スペース
W1 上流側給水路(第1流路)の洗浄水
W2 リム給水路(第2流路)の洗浄水
W3 ジェット給水路(第3流路)の洗浄水
WL1 貯水タンクの満水水位
WL2 貯水タンクの低水位
WO 貯水タンクのオーバーフロー水位

Claims (2)

  1. 加圧した洗浄水によって洗浄される水洗大便器であって、
    洗浄水を貯水し、貯水量を検知する水量検知部を備えた貯水タンクと、
    ボウル部と、洗浄水を吐水するリム吐水口及びジェット吐水口と、排水トラップ部と、を備えた便器本体と、
    上記貯水タンクから洗浄水を上記リム吐水口及び上記ジェット吐水口のそれぞれに供給可能にする給水路と、
    上記貯水タンクから上記給水路に供給する洗浄水を回転駆動により加圧する加圧ポンプと、
    上記給水路に設けられて上記リム吐水口及び上記ジェット吐水口のそれぞれに洗浄水を供給する給水経路を上記加圧ポンプにより加圧された洗浄水の水圧によって開閉して切り替える切替部であって、上記給水路内の洗浄水を上記リム吐水口から上記ボウル部に吐水させてリム洗浄を実行させ、及び/又は、上記給水路内の洗浄水を上記ジェット吐水口から上記ボウル部に吐水させてジェット洗浄を実行させる上記切替部と、
    上記加圧ポンプ及び上記水量検知部のそれぞれに接続された制御部であって、上記加圧ポンプの電源がオフ状態からオン状態になるまでの時間を計測する計測部を備えた上記制御部と、を有し、
    上記加圧ポンプは、その回転数が低い第1回転数の場合には、上記貯水タンク内の洗浄水を上記切替部から上記リム吐水口に供給可能であり、上記加圧ポンプの回転数が高い第2回転数以上の場合には、上記貯水タンク内の洗浄水を上記切替部から上記リム吐水口及び上記ジェット吐水口の双方に供給可能であり、
    上記制御部は、上記計測部が第1所定時間以上を計測した場合には、上記加圧ポンプの上記第2回転数の作動時間を通常洗浄時よりも長く設定し、又は、
    上記制御部は、上記計測部が第1所定時間よりも大きい第2所定時間以上を計測した場合には、上記加圧ポンプの上記第2回転数よりも大きい第3回転数でリセット洗浄を実行させることを特徴とする水洗大便器。
  2. 上記制御部は、さらに、上記水量検知部が上記貯水タンク内の貯水量が満水量であることを検知していない場合には、上記貯水タンク内の貯水が行われるように制御する請求項1記載の水洗大便器。
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