JP6949704B2 - カップリングガードおよび機械装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カップリングガードおよび機械装置に関するものである。
回転機械の回転軸を、カップリング(軸継手)を介して原動機の駆動軸に連結して、駆動軸を回転させることにより、回転軸を回転させる機械装置が知られている。このような機械装置は、例えば、ポンプ装置である。ポンプ装置は、原動機であるモータと、回転機械であるポンプとを備えている。これらモータおよびポンプは共通のベース上に配置される。
モータの駆動軸は、ポンプの回転軸にカップリングを介して連結される。ポンプ装置では、モータの駆動軸のトルクがカップリングを介してポンプの回転軸に伝達され、これにより、回転軸に固定された羽根車が回転される。高速回転するカップリング、ポンプの回転軸の露出部分、およびモータの駆動軸の露出部分に人間の指が接触しないように、カップリングを覆うカップリングガードが設けられる。
カップリングガードとして、ガード本体上部とガード本体下部との組み合わせから構成されたガード本体をベース上に固定された連結部材に連結する構造を有するカップリングガードが知られている。
特開2014−173680号公報
しかしながら、このような構造を有するカップリングガードでは、ガード本体は、ボルトまたはねじなどの締結具によって連結部材に連結されるため、作業者は、カップリングガードの取り付け作業および取り外し作業において、締結具を使用しなければならず、手間がかかってしまう。
上述した問題は、ポンプ装置だけでなく、カップリングを介して回転機械の回転軸を原動機の駆動軸に連結させる全ての機械装置で発生し得る。
そこで、本発明は、取り付け作業および取り外し作業を容易に行うことができるカップリングガードを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、このようなカップリングガードを備えた機械装置を提供することを目的とする。
一態様は、原動機の駆動軸と回転機械の回転軸とを連結するカップリングを覆うためのカップリングガードであって、前記カップリングガードは、前記回転軸および前記駆動軸の軸方向に延び、かつ脚部を備える上ガードと、前記上ガードに連結可能な連結部材とを備えており、前記連結部材は、固定対象物に固定可能な固定部と、前記固定部から上方に延びる延伸部とを備えており、前記延伸部は、前記延伸部の内面に形成され、前記延伸部から前記脚部に向かって斜め下方に傾斜する傾斜面を有する傾斜突起と、前記傾斜突起の下方に配置され、前記脚部を支持する支持突起とを備えており、前記脚部は、前記傾斜突起が連結可能な連結孔を有していることを特徴とする。
好ましい態様は、前記傾斜突起は、前記延伸部の内面に沿って鉛直方向に延びる第1傾斜突起部および第2傾斜突起部を有しており、前記支持突起は、前記第1傾斜突起部の下方に配置された第1支持突起部と、前記第1傾斜突起部と前記第2傾斜突起部との間に配置された第2支持突起部とを有しており、前記連結孔は、前記第1傾斜突起部および前記第2傾斜突起部のいずれもが挿入可能な大きさを有する第1高さ調整孔と、前記第2支持突起部が挿入可能な大きさを有する第2高さ調整孔とを備えていることを特徴とする。
好ましい態様は、前記脚部は、本体部と、前記本体部の延伸方向に沿って延び、かつ互いに隣接して配置された第1カット部および第2カット部と、前記第1カット部と前記第2カット部との間に配置され、前記本体部の外側および内側に弾性変形可能な変形部とを備えており、前記連結孔は、前記変形部に形成されていることを特徴とする。
他の態様は、原動機の駆動軸と回転機械の回転軸とを連結するカップリングを覆うためのカップリングガードであって、前記カップリングガードは、前記回転軸および前記駆動軸の軸線方向に延び、かつ脚部を備える上ガードと、前記上ガードの内部に配置可能な下ガードと、前記下ガードが前記駆動軸および前記回転軸を中心として前記上ガードに対して相対的に移動可能に、前記上ガードおよび前記下ガードを接続するスライド部材と、前記上ガードに連結可能な連結部材とを備えており、前記上ガードは、円弧状の内面を有し、かつ前記上ガードの湾曲形状に沿った形状のスリットを有する上側湾曲部と、前記上側湾曲部の開口端に接続された上側壁部とを備えており、前記下ガードは、前記上側湾曲部の前記内面に沿った円弧状の外面を有する下側湾曲部と、前記下側湾曲部の開口端に接続された下側壁部とを備えており、前記スリットは、前記スライド部材が前記上側壁部および前記下側壁部によって前記回転軸または前記駆動軸が貫通可能な貫通孔が形成される第1位置から、前記上側湾曲部と前記下側湾曲部とが重なり合う第2位置まで移動可能な長さを有しており、前記連結部材は、固定対象物に固定可能な固定部と、前記固定部から上方に延びる延伸部とを備えており、前記延伸部は、前記延伸部の内面に形成され、前記延伸部から前記脚部に向かって斜め下方に傾斜する傾斜面を有する傾斜突起と、前記傾斜突起の下方に配置され、前記脚部を支持する支持突起とを備えており、前記脚部は、前記傾斜突起が連結可能な連結孔を有していることを特徴とする。
さらに他の態様は、駆動軸を有する原動機と、回転軸を有する回転機械と、前記原動機および前記回転機械が固定された前記固定対象物としてのベースと、上記カップリングガードとを備えていることを特徴とする機械装置である。
上ガードおよび連結部材のそれぞれは互いに連結可能な連結構造を有している。したがって、作業者は、締結具を用いることなく上ガードと連結部材とを連結することができるため、カップリングガードの取り付け作業および取り外し作業に要する時間を短縮することができる。
ポンプ装置を示す模式図である。 一実施形態に係るカップリングガードを備えたポンプ装置の模式図である。 カップリングガードの構成要素を示す斜視図である。 図3に示すカップリングガードが組み立てられた状態を示す斜視図である。 図4に示すカップリングガードの鉛直断面図である。 下ガードが移動された状態を示す鉛直断面図である。 上ガードおよび下ガードの取り外し作業を説明するための図である。 上ガードおよび下ガードの取り外し作業を説明するための図である。 上ガードおよび下ガードの取り外し作業を説明するための図である。 スリットの開口角度を示す図である。 カップリングガードの他の実施形態を示す図である。 さらに他の実施形態に係るカップリングガードの構成要素を示す斜視図である。 図12に示すカップリングガードが組み立てられた状態を示す斜視図である。 カップリングガードのさらに他の実施形態を示す図である。 図14に示すカップリングガードの側面図である。 上ガードの連結部材への連結工程を示す図である。 上ガードおよび連結部材の連結構造の他の実施形態を示す図である。 カップリングガードのさらに他の実施形態を示す図である。 カップリングガードのさらに他の実施形態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一または対応する構成要素には同一の符号を付して、その重複する説明を省略する。
図1はポンプ装置を示す模式図であり、図2は一実施形態に係るカップリングガード1を備えたポンプ装置の模式図である。ポンプ装置は、原動機であるモータ2と、回転機械であるポンプ3とを備えた機械装置である。モータ2およびポンプ3は、固定対象物としてのベース8上に固定されている。モータ2の駆動軸5は、モータ2のモータケーシング2aからポンプ3に向かって延びており、ポンプ3の回転軸7は、ポンプ3のポンプケーシング3aからモータ2に向かって延びている。モータケーシング2aおよびポンプケーシング3aはベース8上に固定されている。モータ2の駆動軸5は、カップリング(軸継手)10を介してポンプ3の回転軸7に連結される。モータ2の駆動軸5のトルクがカップリング10を介してポンプ3の回転軸7に伝達され、結果として、回転軸7に固定された羽根車4は回転する。本実施形態では、モータ2およびポンプ3は、駆動軸5および回転軸7の軸線CL方向に沿って直列的に配置されている。
カップリング10、モータ2の駆動軸5の露出部分、およびポンプ3の回転軸7の露出部分は、カップリングガード1によって覆われる。本実施形態では、カップリングガード1は密閉型カップリングガードである。以下、カップリングガード1について説明する。図3はカップリングガード1の構成要素を示す斜視図である。図4は図3に示すカップリングガード1が組み立てられた状態を示す斜視図である。カップリングガード1は、回転軸7および駆動軸5の軸線CL方向に延びる上ガード20および下ガード21と、上ガード20に連結可能な連結部材30と、下ガード21が駆動軸5および回転軸7を中心として上ガード20に対して相対的に移動可能に、上ガード20および下ガード21を接続するスライド部材22とを備えている。
上ガード20は、湾曲形状を有する半円筒状の上側湾曲部25と、上側湾曲部25の開口端25b,25cに接続された上側壁部27,28とを備えている。上側壁部27,28をそれぞれ区別するために、上側壁部27は第1上側壁部27と呼ばれ、上側壁部28は第2上側壁部28と呼ばれる。上側湾曲部25の開口端25bはポンプ側開口端であり、上側湾曲部25の開口端25cはモータ側開口端である。上側湾曲部25は、円弧状の内面25aを有しており、上ガード20の湾曲形状に沿った形状を有するスリット26を有している。このような円弧状(湾曲状)のスリット26は、軸線CLと垂直な平面が上側湾曲部25と交わってできる円弧形状を有しており、上側湾曲部25の全体に亘って延びている。本実施形態では、スリット26は上側湾曲部25の内面25aの形状に沿って延びている。
上ガード20は、上側湾曲部25の両下端に接続され、上側湾曲部25の両下端から下方に延びる脚部40,41をさらに備えている。本実施形態では、上側湾曲部25および脚部40,41は、これらの鉛直断面が逆U字形状を有する一体成形部材であるが、これら上側湾曲部25および脚部40,41は別部材から構成されてもよい。
図3および図4では、単一の連結部材30が描かれているが、軸線CLに関して連結部材30の反対側にも連結部材が配置されている。脚部40,41のそれぞれは連結部材30のそれぞれに連結されており、連結部材30は連結部材30をベース8に固定するための固定具42(図3参照)によってベース8に固定されている。連結部材30はベース8に固定可能な固定部31と、固定部31から上方に延びる延伸部32とを備えている。固定部31の外側縁部30aには、固定具42が挿入される切り欠き30bが形成されている。この切り欠き30bは外側縁部30aから内側に向かって延びている。固定具42を切り欠き30bを通じてベース8に形成されたねじ孔に螺合させることで、連結部材30はベース8に固定される。脚部40,41は連結部材30に連結されており、上ガード20は連結部材30を介してベース8に固定される。
上側壁部27,28のそれぞれは逆U字形状を有する板形状を有しており、上側壁部27,28は同一形状を有している。上側壁部27は上ガード20のポンプ側に配置されており、上側壁部28は上ガード20のモータ側に配置されている。上側壁部27,28のそれぞれは、上側湾曲部25および脚部40,41に接続されており、軸線CLに対して垂直に配置されている。
下ガード21は、上側湾曲部25の内面25aに沿った円弧状の外面35aを有する下側湾曲部35と、下側湾曲部35の開口端35b,35cに接続された半円状形状を有する下側壁部36,37とを備えている。下側湾曲部35は半円筒形状(湾曲形状)を有している。下側壁部36,37をそれぞれ区別するために、下側壁部36は第1下側壁部36と呼ばれ、下側壁部37は第2下側壁部37と呼ばれる。下側湾曲部35の開口端35bはポンプ側開口端であり、下側湾曲部35の開口端35cはモータ側開口端である。
図4に示すように、下ガード21の大きさは上ガード20の大きさよりも小さく、カップリングガード1が組み立てられたとき、下ガード21は上ガード20の内部、すなわち、上側湾曲部25、脚部40,41、および上側壁部27,28によって囲まれた空間内に配置される。上側壁部27はポンプ3のポンプケーシング3aに隣接して配置されており、下側壁部36は上側壁部27に隣接して配置されている。図示しないが、上側壁部28はモータ2のモータケーシング2aに隣接して配置されており、下側壁部37は上側壁部28に隣接して配置されている。
上側壁部27および下側壁部36によって回転軸7または駆動軸5が貫通可能な貫通孔50が形成されている。本実施形態では、ポンプ側に配置された上側壁部27および下側壁部36は貫通孔50を形成しており、貫通孔50は回転軸7が貫通可能な大きさを有している。同様に、上側壁部28および下側壁部37によって貫通孔50と同じ大きさを有する貫通孔51が形成されている。なお、図4では、上側壁部28の全体の図示は省略されており、貫通孔51のみが描かれている。
上側壁部27は、貫通孔50の一部を構成する半円状形状を有する上側窪み部27aと、上側窪み部27aに接続され、上側窪み部27aから下方に延びる鉛直開口部27bとを備えている。これら上側窪み部27aおよび鉛直開口部27bは切り欠き52を構成している。切り欠き52は、上側壁部27の下端から上方に向かって鉛直方向に延びており、回転軸7が貫通可能な大きさを有している。すなわち、切り欠き52の幅は回転軸7の直径よりも大きい。下側壁部36は、貫通孔50の他の部分を構成する半円状形状を有する下側窪み部36aを備えている。このように、貫通孔50は、カップリングガード1が組み立てられたときに回転軸7の上方に位置する上側窪み部27aと、回転軸7の下方に位置する下側窪み部36aによって形成されている。
上側壁部28は、貫通孔51の一部を構成する半円状形状を有する上側窪み部28aと、上側窪み部28aに接続され、上側窪み部28aから下方に延びる鉛直開口部28bとを備えている(図3参照)。これら上側窪み部28aおよび鉛直開口部28bは切り欠き53を構成している。切り欠き53は、上側壁部28の下端から上方に向かって鉛直方向に延びており、駆動軸5が貫通可能な大きさを有している。すなわち、切り欠き53の幅は駆動軸5の直径よりも大きい。下側壁部37は、貫通孔51の他の部分を構成する半円状形状を有する下側窪み部37aを備えている。このように、貫通孔51は、カップリングガード1が組み立てられたときに駆動軸5の上方に位置する上側窪み部28aと、駆動軸5の下方に位置する下側窪み部37aによって形成されている。
図3に示すように、スライド部材22は、ボルト55およびナット56から構成されており、下側湾曲部35の端部には、ボルト55が挿入される挿入孔57が形成されている。スリット26はボルト55が挿入可能な大きさ(すなわち、幅)を有している。下側湾曲部35の内面35dの挿入孔57に対応する位置には、ナット56が固定されている。下側湾曲部35の内面35dは下側湾曲部35の外面35aの反対側の面である。
カップリングガード1の組立方法は次の通りである。作業者は、上ガード20の内部に下ガード21を配置し、上ガード20の上側湾曲部25に形成されたスリット26と、下ガード21の下側湾曲部35に形成された挿入孔57とを対向させる。この状態で、作業者は、ボルト55をスリット26および挿入孔57を通じてナット56に挿入し、ボルト55をナット56に螺合させる。
下側湾曲部35の外面35aと上側湾曲部25の内面25aとの間に僅かな隙間が形成されるように、ボルト55を緩めることにより、下ガード21は駆動軸5および回転軸7を中心として上ガード20に対して相対的に移動可能である。作業者は、ボルト55をつまみながら、スライド部材22のボルト55を円弧状のスリット26に沿って移動させると、ボルト55の移動とともにスライド部材22に保持された下ガード21も駆動軸5および回転軸7を中心としてスリット26の延びる方向に沿って移動する。下ガード21の移動が完了した後は、ボルト55を締め付けてもよい。
図5は図4に示すカップリングガード1の鉛直断面図である。図6は下ガード21が移動された状態を示す鉛直断面図である。スリット26は、スライド部材22が上側壁部27の上側窪み部27aおよび下側壁部36の下側窪み部36aによって貫通孔50が形成される第1位置から、上側湾曲部25と下側湾曲部35とが重なり合う第2位置まで移動可能な長さを有している。第1位置は、上側壁部28の上側窪み部28aおよび下側壁部37の下側窪み部37aによって貫通孔51が形成される位置とも表現される。
図5に示すように、スライド部材22が第1位置に位置しているとき、下ガード21は回転軸7および駆動軸5の下方に位置しており、上側壁部27の上側窪み部27aおよび下側壁部36の下側窪み部36aによって貫通孔50が形成されている。回転軸7の外周面と貫通孔50との間の環状の隙間は極めて小さいため、人間の指がこの隙間を通過してカップリング10に接触することが防止される。
ポンプ装置の運転はスライド部材22が第1位置に位置した後に開始される。したがって、ポンプ装置の運転中は、下ガード21は回転軸7および駆動軸5の下方に配置されている。結果として、カップリングガード1内で発生した摩耗粉などの異物は下ガード21によって受け止められる。さらに、作業者は、スリット22を通じて、カップリングガード1の内部を視認することができる。したがって、作業者は、回転軸7と駆動軸5との連結状態、回転軸7および/または駆動軸5の回転異常、およびオイル漏れを含むポンプ装置の状態を確認することができる。
カップリングガード1がベース8上に配置されたとき、上側壁部27は極めてポンプケーシング3aに近接し、ポンプケーシング3aと上側壁部27との間の隙間の大きさは概ね8mm以下である。このような配置により、人間の指が隙間を通過することを防止することができる。結果として、人間の指の回転軸7への接触が防止される。同様に、カップリングガード1がベース8上に配置されたとき、上側壁部28は極めてモータケーシング2aに近接し、モータケーシング2aと上側壁部28との間の隙間の大きさは概ね8mm以下である。さらに、スライド部材22が第1位置に位置しているとき、上側壁部28の上側窪み部28aおよび下側壁部37の下側窪み部37aによって形成された貫通孔51と駆動軸5との間の隙間は極めて小さい。したがって、人間の指の駆動軸5およびカップリング10への接触が防止される。作業者は、ポンプ装置の運転が停止された後にスライド部材22を第2位置まで移動させる。したがって、作業者が回転中の回転軸7、駆動軸5、および/またはカップリング10に接触することはない。
図6に示すように、スライド部材22が第2位置に位置しているとき、下ガード21は回転軸7および駆動軸5の上方に位置しており、回転軸7および駆動軸5の下方には、ガード本体としての上ガード20および下ガード21の鉛直方向の移動を阻害する部材は存在しない。つまり、スライド部材22が第2位置に位置しているとき、下ガード21の下側湾曲部35と上ガード20の上側湾曲部25とは重なり合っているため、回転軸7および駆動軸5の下方には下ガード21は存在していない。図6では、上側湾曲部25の全体と下側湾曲部35の全体とが重なり合っている。作業者は、下ガード21を回転軸7および駆動軸5に接触させることなく、ガード本体の取り付け作業およびガード本体の取り外し作業を容易に行うことができる。作業者は、スライド部材22を第2位置まで移動させるだけの簡単な方法により、下ガード21を上ガード20から取り外すことなく取り付け作業および取り外し作業を行うことができる。したがって、取り付け作業および取り外し作業に要する時間を短縮することができる。
図7乃至図9は上ガード20および下ガード21の取り外し作業を説明するための図である。図7では取り外し作業の工程1が示されており、図8では取り外し作業の工程2が示されており、図9では取り外し作業の工程3が示されている。まず、作業者は、スライド部材22を第1位置から第2位置まで図7の矢印方向に移動させる(図7および図8参照)。その後、図9に示すように、上ガード20および下ガード21を引き上げる。
上ガード20および下ガード21の取り付け作業は、図7乃至図9に示す工程とは逆の工程を経て行われる。まず、作業者は、上ガード20および下ガード21をスライド部材22によって接続し、スライド部材22を第2位置まで移動させる。この状態で、上ガード20および下ガード21をベース8上の所定の位置まで下降させる。このとき、上側湾曲部25と下側湾曲部35とは重なり合っているため、上ガード20および下ガード21は回転軸7および駆動軸5に接触しない。次いで、作業者は、上ガード20を連結部材30に連結させ、スライド部材22を第2位置から第1位置まで移動させる。または、作業者は、スライド部材22を第2位置から第1位置まで移動させた後に、上ガード20を連結部材30に連結させてもよい。
図10はスリット26の開口角度を示す図である。図10に示す実施形態では、スリット26の開口角度θ、すなわち、回転軸7の中心とスリット26の一端とを結ぶ線分SL1と回転軸7の中心とスリット26の他端とを結ぶ線分SL2とのなす角θは、180度である。しかしながら、スリット26の開口角度は180度には限定されない。下ガード21が回転軸7および駆動軸5に接触することなく、上ガード20および下ガード21を鉛直方向に移動させることができれば、スリット26の開口角度は180度よりも小さくてもよい。
図11はカップリングガード1の他の実施形態を示す図である。本実施形態において、上述した実施形態と同一または相当する部材には同一符号を付して重複した説明を省略する。特に説明しない本実施形態の構成は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図11では、スリット26は、互いに隣接する第1スリット26Aと第2スリット26Bとを備えている。スライド部材22も同様に、互いに隣接する第1スライド部材22Aと第2スライド部材22Bとを備えている。なお、図11では、スライド部材22A,22Bのナットがそれぞれ描かれている。
図11に示すように、カップリングガード1は、複数の(本実施形態では、2つ)スリット26A,26Bを備えてもよく、複数の(本実施形態では、2つ)スライド部材22A,22Bを備えてもよい。一実施形態では、カップリングガード1は、3つ以上のスリットおよび3つ以上のスライド部材を備えてもよい。スリットの数およびスライド部材の数は対応している。本実施形態によれば、複数のスリットおよび複数のスライド部材を設けることにより、作業者は、下ガード21をより安定的に移動させることができる。第1スリット26Aは上側壁部27に隣接して配置されてもよく、第2スリット26Bは上側壁部28に隣接して配置されてもよい。
図12はさらに他の実施形態に係るカップリングガード1の構成要素を示す斜視図である。図13は図12に示すカップリングガード1が組み立てられた状態を示す斜視図である。本実施形態において、上述した実施形態と同一または相当する部材には同一符号を付して重複した説明を省略する。図12および図13に示すように、上側壁部27には、上ガード20の湾曲形状に沿った形状を有するスリット60が形成されている。このスリット60は、上述したスリット26と同様の機能を有している。スリット60は、上側壁部27の上側窪み部27aの上方に配置されている。上述した実施形態と同様に、本実施形態においても、スリット60の開口角度は180度であってもよい。
下ガード21の下側壁部36には、ボルト55が挿入される挿入孔62が形成されており、スリット60はボルト55が挿入可能な大きさを有している。下側壁部36の内面36bの挿入孔62に対応する位置には、ナット56が固定されている。本実施形態では、作業者は、カップリングガード1を組み立てるとき、上ガード20の内部に下ガード21を配置し、上ガード20の上側壁部27に形成されたスリット60と、下ガード21の下側壁部36に形成された挿入孔62とを対向させる。この状態で、作業者は、ボルト55をスリット60および挿入孔62を通じてナット56に挿入し、ボルト55をナット56に螺合させる。
図12および図13に示す実施形態では、スリット60は上側壁部27に形成されている。一実施形態ではスリット60は上側壁部28に形成されてもよい。他の実施形態では、スリット60は、上側壁部27に形成された第1スリットと上側壁部28に形成された第2スリットとを備えてもよい。この場合、スライド部材22の数はスリットの数に対応している。複数のスリットおよび複数のスライド部材を設けることにより、作業者は、下ガード21をより安定的に移動することができる。
図14はカップリングガード1のさらに他の実施形態を示す図である。図15は図14に示すカップリングガード1の側面図である。特に説明しない本実施形態の構成は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。本実施形態では、カップリングガード1は、回転軸7および駆動軸5の軸方向に延びる上ガード102と、上ガード102に連結可能な連結部材30とを備えている。本実施形態では、カップリングガード1は、ボルトまたはねじなどの締結具を用いることなく上ガード102と連結部材30とを連結することができる連結構造を有している。
本実施形態に係るカップリングガード1との比較例について説明する。比較例では、上ガードはボルトまたはねじなどの締結具によって連結部材に連結される。しかしながら、この場合、作業者は、カップリングガードの取り付け作業および取り外し作業において、締結具を使用しなければならず、手間がかかってしまう。本実施形態によれば、作業者は、締結具を用いることなく上ガード102と連結部材30とを連結することができるため、カップリングガード1の取り付け作業および取り外し作業に要する時間を短縮することができ、かつ作業の効率化を図ることができる。以下、このような効果を奏することができる本実施形態に係るカップリングガード1について説明する。
上ガード102は、湾曲形状を有する上側湾曲部103と、上側湾曲部103の開口端103a,103bに接続された上側壁部104,105と、上側湾曲部103の両下端に接続され、上側湾曲部103の両下端から下方に延びる脚部106とを備えている。図14および図15では、単一の脚部106が描かれているが、軸線CLに関して脚部106の反対側にも脚部が配置されている。
上側湾曲部103および脚部106は、これらの鉛直断面が逆U字形状を有する一体成形部材であるが、別部材であってもよい。上側壁部104,105は、上側湾曲部103および脚部106とは異なる部材である。したがって、上側壁部104は上側壁部材104と呼ばれてもよく、上側壁部105は上側壁部材105と呼ばれてもよい。
上側壁部104,105は同一の構造を有している。上側壁部104は、ポンプケーシング3aに隣接する隣接壁104aと、隣接壁104aに接続された周壁104bとを備えている。周壁104bは軸線CL方向に延びている。隣接壁104aには切り欠き52が形成されている。同様に、上側壁部105は、モータケーシング2aに隣接する隣接壁105aと、隣接壁105aに接続された周壁105bとを備えている。周壁105bは軸線CL方向に延びている。隣接壁105aには切り欠き53が形成されている。上側壁部104の一部および上側壁部105の一部は上側湾曲部103および脚部106によって覆われており、これら上側壁部104,105は上側湾曲部103および脚部106に覆われた状態で、軸線CL方向に移動可能である。
連結部材30の延伸部32は、延伸部32から脚部106に向かって斜め下方に傾斜する傾斜面110aを有する傾斜突起110と、傾斜突起110の下方に配置され、脚部106を支持する支持突起111とを備えている。これら傾斜突起110および支持突起111は、延伸部32の内面32aに形成されており、軸線CL方向に延びている。図14では、延伸部32の内面32aに形成された傾斜突起110および支持突起111は実線で描かれているが、実際には、連結部材30は、図14の矢印方向に示すように、その向きが回転された状態でベース8に固定される。
脚部106は傾斜突起110が連結可能な連結孔112を有している。連結孔112は、傾斜突起110が挿入可能な大きさを有しており、傾斜突起110と同様に軸線CL方向に延びている。つまり、連結孔112は軸線CLに延びる長孔である。脚部106は、上側湾曲部103に接続された本体部116と、本体部116の延伸方向に沿って延び、かつ互いに隣接して配置された第1カット部117および第2カット部118と、第1カット部117と第2カット部118との間に配置され、本体部116の外側および内側に弾性変形可能な変形部119とを備えている。連結孔112は変形部119に形成されている。
カット部117,118のそれぞれは、脚部106の下端から上側湾曲部103に向かって鉛直方向に延びる切り欠きである。変形部119の一部は本体部116に接続されており、変形部119の両側にはカット部117,118が配置されているため、変形部119は本体部116とは独立して変形可能である。
上ガード102の連結部材30への連結工程について図16を参照しつつ説明する。図16は上ガード102の連結部材30への連結工程を示す図である。上述したように、上ガード102および連結部材30のそれぞれは互いに連結可能な連結構造を有している。図16に示すように、作業者は、上ガード102を連結部材30の上方の所定の位置に配置し(図16の工程1参照)、上ガード102を下降させる(図16の工程2参照)。この下降によって上ガード102の脚部106(より具体的には、変形部119)は連結部材30の延伸部32の内側に位置し、やがて、傾斜突起110に接触する。変形部119は、傾斜突起110の傾斜面110aに沿って本体部116の内側に変形しながら、さらに下降し、傾斜突起110は変形部119に形成された連結孔112に挿入される。支持突起111は傾斜突起110の下方に配置されている。したがって、傾斜突起110が連結孔112に挿入されると、変形部119は支持突起111に支持される(図16の工程3参照)。このようにして、上ガード102は連結部材30に連結される。
本実施形態によれば、作業者は、ボルトまたはねじなどの締結具を用いることなく、上ガード102の取り付け作業および取り外し作業を容易に行うことができるため、取り付け作業および取り外し作業に要する時間を短縮することができ、かつ作業の効率化を図ることができる。さらに、支持突起111は変形部119を支持しているため、上ガード102に下方向の力が作用しても上ガード102はベース8に近接する方向には移動しない。結果として、上ガード102は回転体(すなわち、駆動軸5、回転軸7、およびカップリング10)には接触しない。
図14では、支持突起111は上ガード102に向かって水平方向に延びる突起であるが、図16に示すように、支持突起111は、その先端から上方に延びるストッパー部111aを備えてもよい。変形部119は延伸部32の内面32aとストッパー部111aとの間に挟まれ、上ガード102はより安定的に支持突起111に支持される。
上述した実施形態では、変形部119の弾性変形によって上ガード102が連結部材30に連結される構成について説明したが、一実施形態では、作業者は、連結部材30の延伸部32を外側に曲げた状態で上ガード102を互いに隣接する連結部材30の間に配置してもよい。この実施形態では、脚部106は、必ずしもカット部117,118および変形部119を備える必要はない。
図17は上ガード102および連結部材30の連結構造の他の実施形態を示す図である。図17に示すように、傾斜突起110は、延伸部32の内面32aに沿って鉛直方向に延びる第1傾斜突起部120、第2傾斜突起部121、および第3傾斜突起部122を備えている。これら第1傾斜突起部120、第2傾斜突起部121、および第3傾斜突起部122は、延伸部32の内面32aに沿って鉛直方向に延びており、この順に配列されている。本実施形態では、3つの傾斜突起部が設けられているが、複数の傾斜突起部が設けられていれば、傾斜突起部の数は本実施形態には限定されない。少なくとも2つの傾斜突起部が設けられてもよい。
支持突起111は、第1傾斜突起部120の下方に配置された第1支持突起部131と、第1傾斜突起部120と第2傾斜突起部121との間に配置された第2支持突起部132と、第2傾斜突起部121と第3傾斜突起部122との間に配置された第3支持突起部133とを備えている。これら第1支持突起部131、第2支持突起部132、および第3支持突起部133は、延伸部32の内面32aに沿って鉛直方向に延びており、この順に配列されている。図17に示すように、複数の傾斜突起部120〜122および複数の支持突起部131〜133は、それぞれ交互に配列されている。
図17に示す実施形態では、支持突起部131〜133のそれぞれは、図16に示す支持突起111と同様の構造を有しているが、図15に示す支持突起111と同様の構造を有してもよい。本実施形態では、3つの支持突起部が設けられているが、複数の支持突起部が設けられていれば、支持突起部の数は本実施形態には限定されない。少なくとも2つの支持突起部が設けられてもよい。
連結孔112は、第1傾斜突起部120、第2傾斜突起部121、および第3傾斜突起部122のいずれもが挿入可能な大きさを有する第1高さ調整孔142A,142B,142Cと、第2支持突起部132および第3支持突起部133のいずれもが挿入可能な大きさを有する第2高さ調整孔143A,143Bとを備えている。第1高さ調整孔142A〜142Cのそれぞれは傾斜突起部120〜122のそれぞれに対応する位置に配置されており、第1高さ調整孔の数は傾斜突起部の数に対応している。第2高さ調整孔143A,143Bのそれぞれは支持突起部132,133に対応する位置に配置されている。図17に示す実施形態では、第1高さ調整孔の数は最も下側に配置された支持突起部を除く支持突起部の数に対応している。一実施形態では、第1高さ調整孔の数は支持突起部の数に対応してもよい。この場合、変形部119には、支持突起部131に対応する高さ調整孔が形成される。
上ガード102の連結部材30への連結工程について図17を参照しつつ説明する。図17に示すように、作業者は、上ガード102を連結部材30の上方の所定の位置に配置し(図17の工程1参照)、上ガード102を下降させる(図17の工程2参照)。このとき、作業者は、互いに隣接する変形部119を互いに近接する方向に変形させる。図17の工程2に示すように、互いに隣接する変形部119には、互いに近接する方向に力が作用し、これら変形部119のそれぞれは、傾斜突起110および支持突起111の内側に位置するまで変形する。この状態で、作業者は、変形部119の下端が第1支持突起部131と第1傾斜突起部120との間に位置するように、上ガード102をさらに下降させる。その後、作業者が変形部119に作用している力を解放すると、変形部119は元の状態に戻り、上ガード102は連結部材30に連結される。
より具体的には、変形部119の下端は第1支持突起部131に支持され、第1傾斜突起部120は高さ調整孔142Aに挿入され、第2支持突起部132は高さ調整孔143Aに挿入され、第2傾斜突起部121は高さ調整孔142Bに挿入され、第3支持突起部133は高さ調整孔143Bに挿入され、第3傾斜突起部122は高さ調整孔142Cに挿入される。
傾斜突起110は複数の傾斜突起部を備えており、支持突起111は複数の支持突起部を備えているため、作業者は、脚部106(より具体的には、変形部119)が支持される支持突起部を支持突起部131〜133のいずれかから選択することにより、上ガード102のベース8に対する高さを調整することができる。つまり、作業者は、変形部119の下端とベース8との間の距離を変更することができる。例えば、変形部119が第2支持突起部132に支持されたときの変形部119の下端とベース8との間の距離は変形部119が第1支持突起部131に支持されたときの変形部119の下端とベース8との距離よりも大きい。上ガード102は、変形部119を第1支持突起部131に支持させることによって第1高さ位置に配置される。上ガード102は、変形部119を第2支持突起部132に支持させることによって第1高さ位置よりも高い第2高さ位置に配置される。上ガード102は、変形部119を第3支持突起部133に支持させることによって第2高さ位置よりも高い第3高さ位置に配置される。このようにして、作業者は、上ガード102の高さを調整することができる。
比較例として、機械装置の仕様が変更された場合、例えば、モータのサイズが変更された場合、モータのサイズに応じてモータの駆動軸の高さ、ポンプの回転軸の高さ、およびカップリングの高さを変更しなければならない。結果として、このような仕様に対応するカップリングガードを製造しなければならない。また、ポンプおよびモータが固定されるベースの形状、特にベースの高さが変更された場合も、このような変更されたベースの形状に対応するカップリングガードを製造しなければならない。本実施形態によれば、カップリングガード1は高さ調整構造を有しているため、機械装置の仕様が変更された場合であっても、作業者は、上ガード102の高さを調整することができる。したがって、サイズの異なる新たなカップリングガードを製造する必要はなく、単一のカップリングガード1を用いることができる。
上述した実施形態は組み合わされてもよい。図18および図19はカップリングガード1のさらに他の実施形態を示す図である。図18および図19では、図4に示す実施形態に係る構成要素と図14に示す実施形態に係る構成要素とが組み合わされている。図18および図19に示すように、カップリングガード1は、上述した実施形態に係る複数の構成要素を備えてもよい。カップリングガード1の構成要素の組み合わせは、図4に示す実施形態と図14に示す実施形態には限定されない。上述した実施形態に係るカップリングガード1の構成要素は、可能な範囲で組み合わされてもよい。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうることである。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 カップリングガード
2 モータ
2a モータケーシング
3 ポンプ
3a ポンプケーシング
5 駆動軸
7 回転軸
8 ベース
10 カップリング
20 上ガード
21 下ガード
22 スライド部材
22A 第1スライド部材
22B 第2スライド部材
25 上側湾曲部
25a 内面
25b,25c 開口端
26 スリット
26A 第1スリット
26B 第2スリット
27 上側壁部
27a 上側窪み部
27b 鉛直開口部
28 上側壁部
28a 上側窪み部
28b 鉛直開口部
30 連結部材
30a 外側縁部
31 固定部
32 延伸部
35 下側湾曲部
35a 外面
35b,35c 開口端
35d 内面
36 下側壁部
36a 下側窪み部
37 下側壁部
40,41 脚部
42 固定具
50,51 貫通孔
52,53 切り欠き
55 ボルト
56 ナット
57 挿入孔
60 スリット
102 上ガード
103 上側湾曲部
104 上側壁部
104a 隣接壁
104b 周壁
105 上側壁部
106 脚部
110 傾斜突起
110a 傾斜面
111 支持突起
111a ストッパー部
112 連結孔
116 本体部
117 第1カット部
118 第2カット部
119 変形部
120 第1傾斜突起部
121 第2傾斜突起部
122 第3傾斜突起部
131 第1支持突起部
132 第2支持突起部
133 第3支持突起部
142A,142B,142C 第1高さ調整部
143A,143B,143C 第2高さ調整部

Claims (4)

  1. 原動機の駆動軸と回転機械の回転軸とを連結するカップリングを覆うためのカップリングガードであって、
    前記カップリングガードは、
    前記回転軸および前記駆動軸の軸方向に延び、かつ脚部を備える上ガードと、
    前記上ガードに連結可能な連結部材とを備えており、
    前記連結部材は、
    固定対象物に固定可能な固定部と、
    前記固定部から上方に延びる延伸部とを備えており、
    前記延伸部は、
    前記延伸部の内面に形成され、前記延伸部から前記脚部に向かって斜め下方に傾斜する傾斜面を有する傾斜突起と、
    前記傾斜突起の下方に配置され、前記脚部を支持する支持突起とを備えており、
    前記脚部は、前記傾斜突起が連結可能な連結孔を有しており、
    前記脚部は、
    本体部と、
    前記本体部の延伸方向に沿って延び、かつ互いに隣接して配置された第1カット部および第2カット部と、
    前記第1カット部と前記第2カット部との間に配置され、前記本体部の外側および内側に弾性変形可能な変形部とを備えており、
    前記連結孔は、前記変形部に形成されていることを特徴とするカップリングガード。
  2. 前記傾斜突起は、前記延伸部の内面に沿って鉛直方向に延びる第1傾斜突起部および第2傾斜突起部を有しており、
    前記支持突起は、
    前記第1傾斜突起部の下方に配置された第1支持突起部と、
    前記第1傾斜突起部と前記第2傾斜突起部との間に配置された第2支持突起部とを有しており、
    前記連結孔は、
    前記第1傾斜突起部および前記第2傾斜突起部のいずれもが挿入可能な大きさを有する第1高さ調整孔と、
    前記第2支持突起部が挿入可能な大きさを有する第2高さ調整孔とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のカップリングガード。
  3. 原動機の駆動軸と回転機械の回転軸とを連結するカップリングを覆うためのカップリングガードであって、
    前記カップリングガードは、
    前記回転軸および前記駆動軸の軸線方向に延び、かつ脚部を備える上ガードと、
    前記上ガードの内部に配置可能な下ガードと、
    前記下ガードが前記駆動軸および前記回転軸を中心として前記上ガードに対して相対的に移動可能に、前記上ガードおよび前記下ガードを接続するスライド部材と、
    前記上ガードに連結可能な連結部材とを備えており、
    前記上ガードは、
    円弧状の内面を有する上側湾曲部と、
    前記上側湾曲部の開口端に接続され、かつ前記上ガードの湾曲形状に沿った形状のスリットを有する上側壁部とを備えており、
    前記下ガードは、
    前記上側湾曲部の前記内面に沿った円弧状の外面を有する下側湾曲部と、
    前記下側湾曲部の開口端に接続された下側壁部とを備えており、
    前記スリットは、前記スライド部材が前記上側壁部および前記下側壁部によって前記回転軸または前記駆動軸が貫通可能な貫通孔が形成される第1位置から、前記上側湾曲部と前記下側湾曲部とが重なり合う第2位置まで移動可能な長さを有しており、
    前記連結部材は、
    固定対象物に固定可能な固定部と、
    前記固定部から上方に延びる延伸部とを備えており、
    前記延伸部は、
    前記延伸部の内面に形成され、前記延伸部から前記脚部に向かって斜め下方に傾斜する傾斜面を有する傾斜突起と、
    前記傾斜突起の下方に配置され、前記脚部を支持する支持突起とを備えており、
    前記脚部は、前記傾斜突起が連結可能な連結孔を有していることを特徴とするカップリングガード。
  4. 駆動軸を有する原動機と、
    回転軸を有する回転機械と、
    前記原動機および前記回転機械が固定された前記固定対象物としてのベースと、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のカップリングガードとを備えていることを特徴とする機械装置。
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