JP5976487B2 - 回転機器システム、軸継手ガード - Google Patents
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Description
ガード本体と、2つの脚部とを備える。ガード本体は、原動機の主軸および被動機の主軸の軸線の方向に延びて形成され、軸継手を内部に収容する筒状形状の胴部と、胴部の軸線の方向の両端の面を形成する側部であって、原動機の主軸および被動機の主軸が貫通するための貫通穴が形成された側部とを有する。2つの脚部は、軸線の方向と鉛直方向とに直交する水平方向に離間して設けられ、脚部の各々の一端側がガード本体を支持する。さらに、ガード本体は、鉛直方向の上側のガード本体上部と、鉛直方向の下側のガード本体下部との2つに分離可能に構成される。ガード本体下部の胴部には、軸線を間に挟んだ両脇において、鉛直方向に交差する第1の平坦部が軸線の方向に沿って形成される。2つの脚部の各々の一端側には、第1の平坦部に平行な第2の平坦部と、鉛直方向に段差を有する段部とが軸線の方向に沿って形成される。ガード本体下部の胴部の両脇に形成された第1の平坦部が、2つの脚部の各々の第2の平坦部に載置され、ガード本体下部の水平方向への変位が制限された状態で、2つの脚部は、ガード本体を支持する。
ガードを組み付けた組付状態において、軸線方向と鉛直方向とに直交する水平方向に離間して設けられるためのものであり、脚部の各々の一端側がガード本体を支持可能に構成される。ガード本体は、組付状態における鉛直方向の上側のガード本体上部と、下側のガード本体下部との2つに分離可能に構成される。ガード本体下部の胴部には、軸線を間に挟んだ両脇において、組付状態で鉛直方向に交差する第1の平坦部が軸線の方向に沿って形成される。2つの脚部の各々の一端側には、組付状態において第1の平坦部に平行な第2の平坦部と、組付状態において鉛直方向に段差を有する段部とが軸線の方向に沿って形成される。ガード本体下部の胴部の両脇に形成された第1の平坦部が、2つの脚部の各々の第2の平坦部に載置され、ガード本体下部の水平方向への変位が制限された状態で、2つの脚部がガード本体を支持可能に構成される。かかる軸継手ガードによれば、第1の形態と同様の効果を奏する。第11の形態に、上述の第2ないし第10のいずれかの形態を適用することも可能である。
は、モータ30のケーシング32に当接している。
置)に、鉛直方向VDに貫通する第1の貫通穴245,255が、それぞれ軸線AL方向に沿って形成されている。
、ガイド板412および平板411を鉛直方向VDに貫通する第2の貫通穴419が形成されている。説明は省略するが、脚部300の支持部310も同様の構成を有している。
調節する際に、人の指が当該空間に入ることを抑制でき、安全性が向上する。
図11は、本発明の第2実施例としての軸継手ガード700の概略構成を示す斜視図である。図12は、軸継手ガード700の分解斜視図である。図11および図12は、第1実施例(軸継手ガード200)について示した図2および図3に対応している。図11および図12では、軸継手ガード700の各構成要素は、当該各構成要素に対応する軸継手ガード200(図2および図3参照)の各構成要素に付した符号の下二桁と同一の下二桁を有する符号で示されているので、軸継手ガード700の各構成要素についての詳しい説明は、省略する。以下では、軸継手ガード700について、第1実施例と異なる点についてのみ説明する。
る。当該筒状形状は、軸線AL方向に延びて形成されている。図12に示すように、第1のガード本体上部740の胴部741、および、第2のガード本体上部750の胴部751は、略U字状に形成され、当該U字の両端、すなわち、水平方向HDの両端には、第3の平坦部744,754が形成されている。第3の平坦部744,754には、第1実施例と同様に、第1の貫通穴745,755が形成されている。
第1のガード本体上部740の第3の平坦部744が載置されている。
C−1.変形例1:
上記の第1実施例において、第1のガード本体下部260と第2のガード本体下部270とは、一部の部位の部位のみが、軸線AL方向に摺動可能に構成されていてもよい。第1のガード本体上部240と第2のガード本体上部250とについても同様である。また、第2実施例についても同様である。以下に、いくつかの具体例を示す。
上記の第1実施例において、第1の平坦部264および第2の平坦部315,415の形状は、上述の例に限られるものではなく、任意の形状とすることができる。第1の平坦部264は、第2の平坦部415に載置可能な、鉛直方向VDに交差する第1の平坦面を有していればよい。第2の平坦部315,415は、第1の平坦部264を載置するための、第1の平坦面と平行な第2の平坦面を有していればよい。第2実施例についても同様である。以下に、いくつかの具体例を示す。
5bに載置されている。胴部261bの先端は、下方に凸な形状に形成され、平板311bに形成された凹部に嵌合している。これにより、胴部261bは、上記の凹部の側面である段部316bによって、水平方向HDの変位が制限されている。
ガード本体210,710の形状は、円筒形状や、矩形の断面を有する筒形状に限らず、任意の断面形状を有する筒形状であればよい。ガード本体710のように、矩形の断面を有する筒形状である場合、第1のガード本体下部および第2のガード本体下部は、水平方向HDの幅を調節可能に構成することも可能である。
上記の第1実施例において、第1の平坦部264は、胴部261の水平方向HDの両脇に形成されればよく、必ずしも、胴部261の両端に形成される必要はない。例えば、第1の平坦部264は、軸線ALよりも下方において、胴部261から水平方向HDに突出して形成されてもよい。第1の平坦部274についても同様である。また、第2実施例において、ガード本体下部730の形状をU字状に構成する場合についても同様である。
軸継手ガード200,700は、原動機と、回転機器としての被動機とを備える種々の回転機器システムに使用可能である。こうした被動機としては、例えば、液体用攪拌機、遠心送排風機、軽荷重用コンベア、発電機、ウォームギア減速機、コンベア、ホイスト、エレベータ、ラインシャフト、ホールミル、レシプロ式コンプレッサ、ハンマーミル、クラッシャ、舶用プロペラなどを例示できる。また、原動機としては、例えば、タービン、エンジンなどを例示できる。
30…モータ
31,41…主軸
32,42…ケーシング
40…ポンプ
50…軸継手
60…ベース
100…軸継手ガード
110…胴部
120…側板
130…軸受支柱
200,700…軸継手ガード
210,710…ガード本体
220,720…ガード本体上部
230,730…ガード本体下部
240,740…第1のガード本体上部
241,251,261,271,281,741,751,761,771,781…胴部
242,252,272,282,283,752,762,772,782,783…側部
244,254,744,754…第3の平坦部
245,255,745,755…第1の貫通穴
246,746…屈曲部
250,750…第2のガード本体上部
260,760…第1のガード本体下部
264,274,764,774…第1の平坦部
270,770…第2のガード本体下部
284,784…ノズル
285,785…貫通穴
300,400,800,900…脚部
310,410,810,910…支持部
311,411,811…平板
312,412,812,912…ガイド板
313,413,813…側板
315,415,815,915…第2の平坦部
316,416…段部
317,318,321,322,331,332,344,345…リベット穴
319,419,819…第2の貫通穴
320,330,430,440…中間部
340,440,840…固定部
341,841…平板
342,343,842…側板
346,817,844,846…ボルト穴
351,361,451,461,851,861,871,872,951,961,971…ボルト
352,452,852,952…ワッシャ
765,775…第3の貫通穴
VD…鉛直方向
HD…水平方向
AL…軸線
Claims (11)
- 回転機器システムであって、
原動機と、
前記原動機によって駆動される回転機器としての被動機と、
前記原動機の主軸と、前記被動機の主軸とを繋ぐ軸継手と、
前記軸継手を覆う軸継手ガードと
を備え、
前記軸継手ガードは、
前記原動機の主軸および前記被動機の主軸の軸線の方向に延びて形成され、前記軸継手を内部に収容する筒状形状の胴部と、前記胴部の前記軸線の方向の両端の面を形成する側部であって、前記原動機の主軸および前記被動機の主軸が貫通するための貫通穴が形成された側部と、を有するガード本体と、
前記軸線の方向と鉛直方向とに直交する水平方向に離間して設けられる2つの脚部であって、該脚部の各々の一端側が前記ガード本体を支持する2つの脚部と、
を備え、
前記ガード本体は、前記鉛直方向の上側のガード本体上部と、前記鉛直方向の下側のガード本体下部との2つに分離可能に構成され、
前記ガード本体下部の前記胴部には、前記軸線を間に挟んだ両脇において、前記鉛直方向に交差する第1の平坦部が前記軸線の方向に沿って形成され、
前記2つの脚部の各々の前記一端側には、前記第1の平坦部に平行な第2の平坦部と、前記鉛直方向に段差を有する段部とが前記軸線の方向に沿って形成され、
前記ガード本体下部の前記胴部の前記両脇に形成された前記第1の平坦部が、前記2つの脚部の各々の前記第2の平坦部に載置され、前記ガード本体下部の前記水平方向への変位が制限された状態で、前記2つの脚部は、前記ガード本体を支持する
回転機器システム。 - 請求項1に記載の回転機器システムであって、
前記ガード本体下部の前記胴部の前記両脇に形成された前記第1の平坦部は、前記ガード本体下部と前記2つの脚部との間で前記水平方向に隙間が生じない状態で、前記2つの脚部の各々の前記第2の平坦部に載置された
回転機器システム。 - 請求項1または請求項2に記載の回転機器システムであって、
前記ガード本体上部は、前記軸線の方向の一方側の第1のガード本体上部と、前記軸線の方向の他方側の第2のガード本体上部とに分離可能に構成され、
前記ガード本体下部は、前記一方側の第1のガード本体下部と、前記他方側の第2のガード本体下部とに分離可能に構成され、
前記第1のガード本体上部および前記第1のガード本体下部のうちの少なくとも前記他方側の第1部位の内面は、前記第2のガード本体上部および前記第2のガード本体下部のうちの少なくとも前記一方側の第2部位の外面よりも大きく形成され、
前記第2部位は、前記第1部位の内部に挿入可能に構成された
回転機器システム。 - 請求項3に記載の回転機器システムであって、
前記第1部位および前記第2部位は、該第1部位の内面と、該第2部位の外面とが接触した状態で前記軸線の方向に摺動可能な大きさで形成された
回転機器システム - 請求項3または請求項4に記載の回転機器システムであって、
前記第1のガード本体上部および前記第2のガード本体上部の前記胴部には、前記軸線を間に挟んだ両脇において、前記第1の平坦部に平行な第3の平坦部が前記軸線の方向に沿って形成され、
前記第1のガード本体上部および前記第2のガード本体上部の前記第3の平坦部には、相互に前記水平方向に重複する位置に、前記鉛直方向に貫通する第1の貫通穴が前記軸線の方向に沿って形成され、
前記2つの脚部の各々の前記一端側には、前記第1の貫通穴と重複する位置に、前記鉛直方向に貫通する第2の貫通穴が形成され、
前記第1のガード本体上部および前記第2のガード本体上部の前記第3の平坦部が、前記第2の平坦部との間で、該第2の平坦部に載置された前記第1のガード本体下部および前記第2のガード本体下部の前記第1の平坦部を挟み込んだ状態で、前記第1の貫通穴および前記第2の貫通穴に挿入されるボルトによってボルト締めされて、前記第1のガード本体上部、前記第2のガード本体上部、前記第1のガード本体下部および前記第2のガード本体下部の前記軸線方向の位置関係が固定される
回転機器システム。 - 請求項5に記載の回転機器システムであって、
前記第1のガード本体下部および前記第2のガード本体下部の前記第1の平坦部には、相互に前記水平方向に重複する位置に、前記鉛直方向に貫通する第3の貫通穴が前記軸線の方向に沿って形成され、
前記位置関係は、前記第1の貫通穴、前記第2の貫通穴および前記第3の貫通穴に挿入される前記ボルトによってボルト締めされて、固定される
回転機器システム。 - 請求項5または請求項6に記載の回転機器システムであって、
前記第1のガード本体上部の前記水平方向の両端には、前記第3の平坦部よりも前記外側に、該第3の平坦部から前記鉛直方向の下方に屈曲して、前記脚部の前記一端側の端面よりも下方まで延びる屈曲部が形成された
回転機器システム。 - 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の回転機器システムであって、
前記第2の平坦部は、前記軸線よりも前記鉛直方向の下方に位置する
回転機器システム。 - 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の回転機器システムであって、
前記胴部は、略矩形断面の筒状形状を有する
回転機器システム。 - 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の回転機器システムであって、
前記2つの脚部は、前記鉛直方向の長さを調節可能に構成された
回転機器システム。 - 原動機の主軸と、被動機の主軸とを繋ぐ軸継手を覆うための軸継手ガードであって、
軸線方向に延びて形成され、前記軸継手を内部に収容するための筒状形状の胴部と、前記胴部の前記軸線方向の両端の面を形成する側部であって、前記原動機の主軸および前記被動機の主軸が貫通するための貫通穴が形成された側部と、を有するガード本体と、
前記軸継手ガードを組み付けた組付状態において、前記軸線方向と鉛直方向とに直交する水平方向に離間して設けられるための2つの脚部であって、該脚部の各々の一端側が前記ガード本体を支持可能に構成される2つの脚部と、
を備え、
前記ガード本体は、前記組付状態における前記鉛直方向の上側のガード本体上部と、下側のガード本体下部との2つに分離可能に構成され、
前記ガード本体下部の前記胴部には、前記軸線を間に挟んだ両脇において、前記組付状態で前記鉛直方向に交差する第1の平坦部が前記軸線の方向に沿って形成され、
前記2つの脚部の各々の前記一端側には、前記組付状態において前記第1の平坦部に平行な第2の平坦部と、前記組付状態において前記鉛直方向に段差を有する段部とが前記軸線の方向に沿って形成され、
前記ガード本体下部の前記胴部の前記両脇に形成された前記第1の平坦部が、前記2つの脚部の各々の前記第2の平坦部に載置され、前記ガード本体下部の前記水平方向への変位が制限された状態で、前記2つの脚部が前記ガード本体を支持可能に構成された
軸継手ガード。
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