JP6235502B2 - 蒸気タービン設備 - Google Patents
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タービンロータと、
前記タービンロータが収容されるとともに、低圧蒸気を導入するための蒸気導入部が設けられた内部車室と、
基礎面に支持され、前記内部車室を収容する外部車室であって、前記内部車室を鉛直方向に支持するとともに、前記内部車室に導入された前記低圧蒸気を排出するための排出口部が設けられた外部車室と
を含む低圧蒸気タービンと、
前記低圧蒸気タービンの側方に設置された復水器と、
前記排出口部と前記復水器との間を接続する中間胴と、
前記基礎面から立ち上げられ、前記外部車室の外部から前記蒸気導入部を水平方向に支持する内部車室支持体と
を備える。
前記内部車室支持体は、
前記基礎面から立ち上げられた第1柱と、
前記基礎面から立ち上げられた第2柱と、
前記第1柱および前記第2柱と締結手段によって締結されることで、前記第1柱と前記第2柱との間に架設された梁構造体と
を備える。
上記(2)の構成によれば、梁構造体を、第1柱および第2柱から容易に取り外すことが出来る。このため、低圧蒸気タービンを分解する際に、第1柱および第2柱から梁構造体を取り外すことで、梁構造体が分解作業の妨げとなるのを防止することができる。
前記第2柱は、前記外部車室と前記中間胴との間に形成された鉛直方向に延伸する空間に立ち上げられる。
外部車室と中間胴との間には、内部車室を鉛直方向に支持するための起上基礎を立ち上げるための鉛直方向に延伸する空間が形成されている。よって、上記(3)の構成によれば、この外部車室と中間胴との間に形成された鉛直方向に延伸する空間を利用して第2柱を設置することで、内部車室支持体を低圧蒸気タービンの周囲にコンパクトに配置することができる。
前記梁構造体は、
前記第1柱に接続される第1梁と、
前記第2柱に接続される第2梁と、
前記第1梁と前記第2梁とを接続する環状部材と
を備え、
前記蒸気導入部は、前記環状部材の内周に支持される。
上記(4)の構成によれば、内部車室が鉛直方向に拘束されないので、内部車室が鉛直方向に熱伸びしても、環状部材の内周が蒸気導入部を確実に支持することができる。
前記環状部材の内周には嵌合部が設けられ、
前記蒸気導入部の外周には、前記嵌合部と嵌合する被嵌合部が設けられる。
上記(5)の構成によれば、嵌合部に被嵌合部が嵌合され、蒸気導入部の外周を環状部材の内周が確実に支持することができる。
前記嵌合部および前記被嵌合部は、前記タービンロータの軸線方向に沿って配置される。
上記(6)の構成によれば、蒸気導入部のタービンロータの軸直角方向への移動を規制することができる。
前記内部車室は、
蒸気導入口部が設けられた内部車室本体と、
前記蒸気導入口部に接続され、前記蒸気導入部を構成する筒状の接続部材と
を含み、
前記被嵌合部は、前記接続部材に設けられる。
上記(7)の構成によれば、内部車室本体を外部車室に収容した後に、蒸気導入口部に接続部材を接続することができる。
前記蒸気導入部と前記外部車室との間に環状のトップシールをさらに備える。
上記(8)の構成によれば、蒸気導入部と外部車室との間がシールされ、外部車室の真空状態を維持することができる。
前記排出口部と前記中間胴との間に伸縮継手を備える。
上記(9)の構成によれば、低圧蒸気タービンと復水器との間に互いに引き寄せるようにスラスト力が作用しても、伸縮継手が伸縮するので、低圧蒸気タービンと復水器の接続状態を維持することができる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また、例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図示した実施形態では、低圧蒸気タービン設備1は、低圧蒸気タービン2と復水器5とが段差を隔てて設置される。具体的には、低圧蒸気タービン2が高地Hに設置され、復水器5が低地Lに設置される。
図示した実施形態では、低圧蒸気タービン2は、下半部が地表面から掘り下げられたピットPに収容される。
図示した実施形態では、タービンロータ21はその外周に複数の動翼(図示せず)が等間隔に設けられた羽根車であって、一端と他端とがそれぞれ内部車室3および外部車室4を貫通し、低圧蒸気タービン2の外部に設けられた軸受装置等(図示せず)に回転自在に支持されている。
図示した実施形態では、蒸気導入部34は、図2に示すように、内部車室上半部33の上面中央部に設けられている。蒸気導入部34は、図4及び図6に示すように、平面視円形の開口341と、該開口341の周りに設けられた第1フランジ部342と、鉛直方向に延在する筒状部347と、該筒状部347の外周に設けられ、後述する外部車室4の開口部45に対向する第2フランジ部348とを備えている。
図示した実施形態では、中間胴6は、タービンロータ21の軸直角方向に沿って延在し、外部車室4の排出口部42と復水器5との間に架設されている。
伸縮継手61は、低圧蒸気タービン2と復水器5との間が真空状態となり、低圧蒸気タービン2と復水器5との間に互いに引き寄せるようにスラスト力が作用しても、低圧蒸気タービン2と復水器5の接続状態が維持されるように伸縮するものである。伸縮継手61は、例えば、中間胴6の内周、外部車室4の排出口部42に対向する面に設けられる。
この構成によれば、嵌合部761〜764に被嵌合部343〜346が嵌合され、蒸気導入部34の外周を環状部材76の内周が確実に支持することができる。
この構成によれば、低圧蒸気タービン2と復水器5との間に働くスラスト力方向、すなわち、蒸気導入部34のタービンロータ21の軸直角方向への移動を規制することができる。
この構成によれば、蒸気導入部34のタービンロータ21の軸直角方向および軸線方向への移動を規制できる。
この構成によれば、内部車室本体3Aを外部車室4に収容した後に、蒸気導入口部35に接続部材36を接続することができる。
この構成によれば、蒸気導入部34と外部車室4との間がシールされ、外部車室4の真空状態を維持することができる。
トップシール8は、外部車室4の真空状態を維持するためのもので、外部車室4から内部車室3に力を伝達するものではない。
この構成によれば、上述したように、低圧蒸気タービン2と復水器5との間に互いに引き寄せるようにスラスト力が作用しても、伸縮継手61が伸縮するので、低圧蒸気タービン2と復水器5の接続状態を維持することができる。
2 低圧蒸気タービン
21 タービンロータ
3 内部車室
3A 内部車室本体
31 軸穴
32 内部車室下半部
321 フランジ
33 内部車室上半部
331 フランジ
34 蒸気導入部
341 開口
342 第1フランジ部
343〜346 被嵌合部
347 第2フランジ部
35 蒸気導入口部
36 接続部材
361 下部フランジ
362 上部フランジ
4 外部車室
41 軸穴
42 排出口部
43 内部車室下半部
431,432 支持台
433 フート
44 内部車室上半部
45 開口部
5 復水器
6 中間胴
61 伸縮継手
7 内部車室支持体
71 第1柱
72 第2柱
73 梁構造体
74 第1梁
75 第2梁
76 環状部材
761〜764 嵌合部
8 トップシール
H 高地
HF 基礎面
P ピット
P1 キー
Q 起上基礎
QF 基礎面
L 低地
L1,L2 キー
S 空間
Claims (9)
- タービンロータと、
前記タービンロータが収容されるとともに、低圧蒸気を導入するための蒸気導入部が設けられた内部車室と、
基礎面に支持され、前記内部車室を収容する外部車室であって、前記内部車室を鉛直方向に支持するとともに、前記内部車室に導入された前記低圧蒸気を排出するための排出口部が設けられた外部車室と
を含む低圧蒸気タービンと、
前記低圧蒸気タービンの側方に設置された復水器と、
前記排出口部と前記復水器との間を接続する中間胴と、
前記基礎面から立ち上げられ、前記外部車室の外部から前記蒸気導入部を水平方向に支持する内部車室支持体と
を備え、
前記蒸気導入部は、前記外部車室の開口部から前記外部車室の外側に向かって鉛直方向に突出し、
前記内部車室支持体は、
前記基礎面から前記外部車室の外側に立ち上げられた第1柱と、
前記基礎面から前記外部車室の外側に立ち上げられた第2柱と、
前記第1柱および前記第2柱と締結手段によって締結されることで、前記第1柱と前記第2柱との間に架設される梁構造体であって、前記外部車室の上方を横断し、前記蒸気導入部を支持する前記梁構造体と
を備える
ことを特徴とする低圧蒸気タービン設備。 - 前記第2柱は、前記外部車室と前記中間胴との間に形成された鉛直方向に延伸する空間に立ち上げられることを特徴とする請求項1に記載の低圧蒸気タービン設備。
- 前記梁構造体は、
前記第1柱に接続される第1梁と、
前記第2柱に接続される第2梁と、
前記第1梁と前記第2梁とを接続する環状部材と
を備え、
前記蒸気導入部は、前記環状部材の内周に支持される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の低圧蒸気タービン設備。 - タービンロータと、
前記タービンロータが収容されるとともに、低圧蒸気を導入するための蒸気導入部が設けられた内部車室と、
基礎面に支持され、前記内部車室を収容する外部車室であって、前記内部車室を鉛直方向に支持するとともに、前記内部車室に導入された前記低圧蒸気を排出するための排出口部が設けられた外部車室と
を含む低圧蒸気タービンと、
前記低圧蒸気タービンの側方に設置された復水器と、
前記排出口部と前記復水器との間を接続する中間胴と、
前記基礎面から立ち上げられ、前記外部車室の外部から前記蒸気導入部を水平方向に支持する内部車室支持体と
を備え、
前記内部車室支持体は、
前記基礎面から立ち上げられた第1柱と、
前記基礎面から立ち上げられた第2柱と、
前記第1柱および前記第2柱と締結手段によって締結されることで、前記第1柱と前記第2柱との間に架設される梁構造体と
を備え、
前記梁構造体は、
前記第1柱に接続される第1梁と、
前記第2柱に接続される第2梁と、
前記第1梁と前記第2梁とを接続する環状部材と
を備え、
前記蒸気導入部は、前記環状部材の内周に支持される
ことを特徴とする低圧蒸気タービン設備。 - 前記環状部材の内周には嵌合部が設けられ、
前記蒸気導入部の外周には、前記嵌合部と嵌合する被嵌合部が設けられる
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の低圧蒸気タービン設備。 - 前記嵌合部および前記被嵌合部は、前記タービンロータの軸線方向に沿って配置される
ことを特徴とする請求項5に記載の低圧蒸気タービン設備。 - 前記内部車室は、
蒸気導入口部が設けられた内部車室本体と、
前記蒸気導入口部に接続され、前記蒸気導入部を構成する筒状の接続部材と
を含み、
前記被嵌合部は、前記接続部材に設けられる
ことを特徴とする請求項5または6に記載の低圧蒸気タービン設備。 - 前記蒸気導入部と前記外部車室との間に環状のトップシールをさらに備える
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の低圧蒸気タービン設備。 - 前記排出口部と前記中間胴との間に伸縮継手を備える
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の低圧蒸気タービン設備。
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JP2015013139A JP6235502B2 (ja) | 2015-01-27 | 2015-01-27 | 蒸気タービン設備 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015013139A JP6235502B2 (ja) | 2015-01-27 | 2015-01-27 | 蒸気タービン設備 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016138484A JP2016138484A (ja) | 2016-08-04 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015013139A Active JP6235502B2 (ja) | 2015-01-27 | 2015-01-27 | 蒸気タービン設備 |
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- 2015-01-27 JP JP2015013139A patent/JP6235502B2/ja active Active
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