JP6948060B2 - 空港施設及び空港関連施設での作業を行うための車両を運用する方法およびシステム、空港施設及び空港関連施設内で地産地消を実行する方法およびシステム - Google Patents

空港施設及び空港関連施設での作業を行うための車両を運用する方法およびシステム、空港施設及び空港関連施設内で地産地消を実行する方法およびシステム Download PDF

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Description

本発明は、空港施設及び空港関連施設内の作業を行うための車両を運用する方法およびシステム、空港施設及び空港関連施設内で地産地消を実行する方法およびシステムに関する。
従来から、空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等(例えば、草刈り作業、除雪作業)には多大な時間および多大なコストが必要であった。空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等を効率的に行うことを目的として様々な作業車両が導入されてきた(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
特開平6−133631号公報 特開2004−293071号公報
しかしながら、空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等は効率的であるとは決していえなかった。そして、近年の空港施設及び空港関連施設の民営化に伴ってそのことが問題となってきている。本発明は、空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等を効率的に行うことを可能にする新しいサービスを提供する方法、その新しいサービスを実現するためのシステムを提供することを目的とする。
本発明に係る方法は、空港施設及び空港関連施設内の作業を行うための車両を運用する方法であって、前記車両は、除雪機能と草刈り機能とを少なくとも有し、前記方法は、前記車両の前記除雪機能および前記車両の前記草刈り機能のうちの少なくとも一方を用いて、前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業および前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業のうちの少なくとも一方の作業を行うことを含み、そのことにより上記目的が達成される。
本発明においては、前記車両は、荷物コンテナを牽引する荷物コンテナ牽引機能をさらに有し、前記方法は、前記車両の前記荷物コンテナ牽引機能を用いて、前記空港施設及び空港関連施設内で荷物コンテナを牽引する作業を行うことをさらに含むことが好ましい。
本発明においては、前記車両は、航空機を牽引する航空機牽引機能をさらに有し、前記方法は、前記車両の前記航空機牽引機能を用いて、前記空港施設及び空港関連施設内で航空機を牽引する作業を行うことをさらに含むことが好ましい。
本発明においては、前記車両は、前記車両を自動走行させるために用いられる地図情報を格納した地図情報格納部を含み、前記方法は、前記車両を前記空港施設及び空港関連施設以外の他の空港施設及び空港関連施設においてリユースするために、前記車両の前記地図情報格納部に格納されている前記地図情報を前記他の空港施設及び空港関連施設用の他の地図情報に交換することをさらに含むことが好ましい。
本発明に係るシステムは、空港施設及び空港関連施設内の作業を行うための車両の運用を管理するシステムであって、前記車両は、除雪機能と草刈り機能とを少なくとも有し、前記システムは、前記車両の前記除雪機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業および前記車両の前記草刈り機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業のうちの少なくとも一方の作業を記録する手段を備えており、そのことにより上記目的が達成される。
本発明においては、前記車両は、荷物コンテナを牽引する荷物コンテナ牽引機能をさらに有し、前記システムは、前記車両の前記荷物コンテナ牽引機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内で荷物コンテナを牽引する作業を記録する手段をさらに備えていることが好ましい。
本発明においては、前記車両は、航空機を牽引する航空機牽引機能をさらに有し、前記システムは、前記車両の前記航空機牽引機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内で航空機を牽引する作業を記録する手段をさらに備えていることが好ましい。
本発明においては、前記車両は、前記車両を自動走行させるために用いられる地図情報を格納した地図情報格納部を含み、前記システムは、前記車両を前記空港施設及び空港関連施設以外の他の空港施設及び空港関連施設においてリユースするために、前記車両の前記地図情報格納部に格納されている前記地図情報を前記他の空港施設及び空港関連施設用の他の地図情報に交換する手段をさらに備えていることが好ましい。
本発明においては、前記車両は、前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業または前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業の作業スケジュールに基づいて自動走行することが可能であるように構成されており、前記車両は、前記空港施設及び空港関連施設に離着陸する航空機の離着陸スケジュールに基づいて自動停止することが可能であるように構成されており、前記記録する手段は、前記少なくとも一方の作業の記録が前記車両の自動走行の記録および前記車両の自動停止の記録を含むように、前記少なくとも一方の作業を記録することが好ましい。
本発明においては、前記システムは、航空機の更新された離着陸スケジュールに基づいて、前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業または前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業の作業スケジュールを更新する手段をさらに備え、前記車両は、前記更新された作業スケジュールに基づいて自動走行することが可能であるように構成されていることが好ましい。
本発明においては、前記車両は、航空機の更新された離着陸スケジュールを受信することが可能であるように構成されており、前記車両は、前記航空機の更新された離着陸スケジュールに基づいて、前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業または前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業の作業スケジュールを更新する手段をさらに備え、前記車両は、前記更新された作業スケジュールに基づいて自動走行することが可能であるように構成されており、前記車両は、前記航空機の更新された離着陸スケジュールに基づいて自動停止することが可能であるように構成されていることが好ましい。
本発明に係る方法は、空港施設及び空港関連施設内で地産地消を実行する方法であって、前記空港施設及び空港関連施設内での草刈り作業で発生した草と、前記空港施設及び空港関連施設または前記空港施設及び空港関連施設に着陸した航空機内で発生した食べ残しおよび排泄物とに基づいて、バイオガスを発生させることと、前記バイオガスを利用して電力を生成することと、前記生成された電力のうちの少なくとも一部を前記空港施設及び空港関連施設内で消費することとを含み、そのことにより上記目的が達成される。
本発明に係るシステムは、空港施設及び空港関連施設内での地産地消を実行するシステムであって、前記空港施設及び空港関連施設内での草刈り作業で発生した草と、前記空港施設及び空港関連施設または前記空港施設及び空港関連施設に着陸した航空機内で発生した食べ残しおよび排泄物とに基づいて、バイオガスを発生させる手段と、前記バイオガスを利用して電力を生成する手段と、前記生成された電力のうちの少なくとも一部を前記空港施設及び空港関連施設内で消費する手段とを含み、そのことにより上記目的が達成される。
本発明に係るシステムは、空港施設及び空港関連施設内での地産地消の実行を管理するシステムであって、前記空港施設及び空港関連施設内での草刈り作業で発生した草と前記空港施設及び空港関連施設または前記空港施設及び空港関連施設に着陸した航空機内で発生した食べ残しおよび排泄物とに基づいて発生したバイオガスを計測する手段と、前記バイオガスを利用して生成された電力を計測する手段と、前記生成された電力のうち前記空港施設及び空港関連施設内で消費された電力を計測する手段とを含み、そのことにより上記目的が達成される。
本発明においては、前記計測された生成された電力と前記計測された消費された電力とに基づいて、前記バイオガスを利用して生成される電力の量を調整するために用いられる情報を出力する手段をさらに含むことが好ましい。
本発明によれば、空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等を効率的に行うことを可能にする新しいサービスを提供する方法、その新しいサービスを実現するためのシステムを提供することが可能である。
空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等を行う車両を運用するサービスの概略を示す図 車両Vの構成の一例を示す図 駆動制御部20の具体的な構成の一例を示す図 車両運用管理システム100の構成の一例を示す図 図1を参照して説明した車両運用サービスの変形例を示す図 車両Vaの構成の一例を示す図 車両Vaを用いて荷物コンテナ牽引作業Wcを行う様子を示す図 図1を参照して説明した車両運用サービスの他の変形例を示す図 車両Vbの構成の一例を示す図 車両Vbを用いて航空機牽引作業Wdを行う様子を示す図 牽引車両に被牽引車両を連結した構成の車両の例を示す図 空港施設及び空港関連施設内で地産地消を実行するサービスの概略を示す図 バイオマス発電システム200cの構成の一例を示す。 発電制御部230の構成の一例を示す図 バイオマス発電システム201cの構成の一例を示す図 発電制御部231の構成の一例を示す図
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。

1.空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等を行う車両を運用するサービス
図1は、空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等を効率的に行うことを可能にする新しいサービスの一例として、空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等を行う車両を運用するサービス(以下、「車両運用サービス」という)の概略を示す。
この車両運用サービスは、複数の機能を有する車両を用いて、空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等のうちの複数の作業を行うものである。1台の車両の複数の機能のそれぞれを時間帯を分けて用いることにより、専用の機能をそれぞれ有する複数の車両を用いる場合に比較して、1台あたりの車両の稼働率を向上させることが可能である。これにより、車両の維持管理に必要なコストを低減することが可能である。さらに、専用の機能を有する車両を中古販売することが可能でないのに対して、複数の機能を有する車両を中古販売することが可能である。これにより、複数の機能を有する車両は、(例えば、その車両が古くなったときに)その車両を中古販売することにより資産を処分することが可能である点で有利であるといえる。
図1に示される例では、車両Vは、除雪機能50aと草刈り機能50bという2つの機能を有している。例えば、車両Vの除雪機能50aを用いて早朝に空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waを行い、車両Vの草刈り機能50bを用いて昼間または夜間に空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbを行うことにより、車両Vの稼働率を向上させることが可能である。特に、空港施設及び空港関連施設では、草刈り作業は、一年を通して行われる作業であるのに対して、除雪作業は冬季限定で行われる作業である。車両Vが草刈り機能および除雪機能の両方を備えることにより、車両Vが除雪機能のみを備える場合に比較して、一年を通して車両Vの稼働率を飛躍的に向上させることが可能である。
図1に示される例では、車両Vは、駆動制御部20をさらに含む。駆動制御部20は、車両運用管理システム100と通信を行うことが可能であるように構成されている。
車両運用管理システム100は、駆動制御部20に作業指令を出力する。車両運用管理システム100から駆動制御部20に出力される作業指令が空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waを行うための作業指令である場合には、駆動制御部20は、車両Vに除雪作業Waを行わせる。車両運用管理システム100から駆動制御部20に出力される作業指令が空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbを行うための作業指令である場合には、駆動制御部20は、車両Vに草刈り作業Wbを行わせる。
車両Vによる作業が完了すると、駆動制御部20は、除雪作業の情報、草刈り作業の情報を車両運用管理システム100に送信する。これにより、これらの情報は、車両運用管理システム100において記録される。また、駆動制御部20と車両運用管理システム100は、作業中であっても相互に通信を行いリアルタイムに情報を取得し、その情報は車両運用管理システム100に記録される。
このように、駆動制御部20と車両運用管理システム100とが相互に通信することにより、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waおよび空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbを行う車両Vを運用するサービスを提供することが可能である。
なお、図1に示される例では、車両Vは、除雪機能50aと草刈り機能50bという2つの機能を有しているが、本発明はこれに限定されない。車両Vは、空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等のうちの2以上の作業を行う任意の2以上の機能を有することが可能である。
なお、車両Vは、車両運用管理システム100から出力される作業指令(または作業スケジュール)に基づいて、所定の作業領域を自動で走行しながら作業を行うものであってもよいが、作業者が手動で運転しながら作業者からの作業指令に基づいて作業を行うものであってもよい。

2.車両運用サービスを実現するためのシステムの構成
図1を参照して説明した車両運用サービスは、車両Vと、車両Vの運用を管理するための車両運用管理システム100とによって実現される。

2.1 車両Vの構成
図2は、車両Vの構成の一例を示す。図2(a)は、車両Vを前方側から見た外観の一例を示し、図2(b)は、車両Vを後方側から見た外観の一例を示し、図2(c)は、車両Vの具体的な構成の一例を示す。
車両Vは、車両本体10と、除雪機能50aを実現するための除雪機能実現手段(51a、52a、53a)と、草刈り機能50bを実現するための草刈り機能実現手段(51b、52b)と、駆動制御部20とを含む。
車両本体10は、自走するための走行駆動部40を有する。走行駆動部40は、駆動輪と、操舵輪と、エンジンまたはモータなどの駆動源とを有する。
除雪機能実現手段(51a、52a、53a)は、車両本体10の前方側に配置された除雪板51aと、除雪板51aを支持する支持アーム52aと、除雪板51aの向きおよび高さが変わるように支持アーム52aを駆動するアーム駆動装置53aとを含む。
草刈り機能実現手段(51b、52b)は、車両本体10の下側に配置された刈取り刃51bと、刈取り刃51bを回転させる刈取りモータ52bとを含む。
駆動制御部20は、車両運用管理システム100から作業指令を受け取り、この作業指令に基づいて、走行駆動部40の駆動と、アーム駆動装置53aの駆動と、刈取りモータ52bの駆動とを制御する。これにより、車両Vは、除雪作業Waを行うことが可能な車両、または、草刈り作業Wbを行うことが可能な車両として機能することが可能である。
なお、図2に示される除雪機能実現手段(51a、52a、53a)および草刈り機能実現手段(51b、52b)の構成は一例にすぎない。除雪機能実現手段および草刈り機能実現手段の構成は、図2に示される構成には限定されない。除雪機能実現手段は、除雪機能50aを実現することができる限り任意の構成を有し得る。草刈り機能実現手段は、草刈り機能50bを実現することができる限り任意の構成を有し得る。
なお、車両Vは、除雪機能50aおよび草刈り機能50b以外の機能を有していてもよい。例えば、車両Vは、所定の領域(例えば、着陸帯上の領域)を移動している間に、その所定の領域の少なくとも1つの地点において植物の生育に関するデータを検知する機能を有していてもよい。このような機能は、例えば、植物の生育に関連するデータを検知するセンサを車両Vに搭載することによって達成される。検知されたデータは、例えば、車両運用管理システム100に送信される。車両運用管理システム100では、検知されたデータに基づいて、空港施設及び空港関連施設の維持管理に利用され得る情報が作成されてもよい。あるいは、車両Vは、金属片を探知することを目的として所定の領域を自動走行し、金属片の位置をマップ上に表示する機能を有していてもよい。これにより、所定の領域内に存在する金属片を除去する作業を効率良く行うことが可能である。あるいは、車両Vは、鳥を検知することを目的として所定の領域を自動走行し、鳥を検知したことに応答して騒音を出す機能を有していてもよい。これにより、空港施設及び空港関連施設での鳥の駆除作業を効率良く行うことが可能である。あるいは、車両Vは、水分や土壌の団粒構造を調査する機能を有していてもよい。これにより、所定の領域内の土壌硬さや勾配等を確認し、植物育成度合いの改善や緊急車両の進入の可否等を模索することが可能となる。
図3は、駆動制御部20の具体的な構成の一例を示す。
駆動制御部20は、プロセッサ21と、メモリ22と、入出力インターフェース23と、GPSマップ格納部24と、GPS受信機25を有する。これらは、データバス20aを介して相互に接続されている。
プロセッサ21は、GPSマップ格納部24に格納されているGPSマップとGPS受信機25によって衛星から受信されたGPS信号とに基づいて、GPSマップに設定されている経路に沿って車両Vを自動走行させるように走行駆動部40(図2)を駆動するように構成されている。
さらに、プロセッサ21は、入出力インターフェース23を介して車両運用管理システム100から受信された作業指令(作業する領域、作業の種類、作業の終了目標時刻などの作業指令)に基づいて、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waを行うように車両Vの除雪機能実現手段(51a、52a、53a)(図2)を制御するように構成されている。これにより、車両Vは、GPSマップに設定されている経路に沿って自動走行しつつ、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waを行うことが可能である。プロセッサ21は、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waが行われているのとリアルタイムに、または、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waが完了した後に、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waの内容(作業記録)を車両運用管理システム100に送信するように構成されている。これにより、車両運用管理システム100は、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waの内容(作業記録)を収集することが可能である。
さらに、プロセッサ21は、入出力インターフェース23を介して車両運用管理システム100から受信された作業指令(作業する領域、作業の種類、作業の終了目標時刻などの作業指令)に基づいて、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbを行うように車両Vの草刈り機能実現手段(51b、52b)(図2)を制御するように構成されている。これにより、車両Vは、GPSマップに設定されている経路に沿って自動走行しつつ、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbを行うことが可能である。プロセッサ21は、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbが行われているのとリアルタイムに、または、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbが完了した後に、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbの内容(作業記録)を車両運用管理システム100に送信するように構成されている。これにより、車両運用管理システム100は、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbの内容(作業記録)を収集することが可能である。
メモリ22には、プロセッサ21を上述したように動作させるプログラムが格納されている。言い換えると、プロセッサ21は、メモリ22に格納されているプログラムを読み出し、読み出されたプログラムを実行する。これにより、プロセッサ21は、上述した動作を実行することが可能である。
GPSマップ格納部24には、空港施設及び空港関連施設Aでの作業を行うために空港施設及び空港関連施設AのGPSマップ(地図情報)が格納されている。車両Vの転売などの理由により、車両Vが空港施設及び空港関連施設A以外の空港施設及び空港関連施設Bで利用される場合には、車両VのGPSマップ格納部24に格納されている空港施設及び空港関連施設AのGPSマップ(地図情報)を空港施設及び空港関連施設BのGPSマップ(地図情報)に入れ替える必要がある。GPSマップ格納部24は、そのようなGPSマップ(地図情報)の入れ替えが可能なように構成されている。

2.2 車両運用管理システム100の構成
図4は、車両運用管理システム100の構成の一例を示す。
車両運用管理システム100は、プロセッサ101と、メモリ102と、入出力インターフェース103と、作業記録データベース104とを有している。これらは、データバス100aを介して相互に接続されている。
プロセッサ101は、入出力インターフェース103を介して作業指令を車両Vの駆動制御部20に提供するように構成されている。例えば、作業指令は、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waを行うための作業指令であり得る。あるいは、作業指示は、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbを行うための作業指令であり得る。
さらに、プロセッサ101は、入出力インターフェース103を介して車両Vの駆動制御部20から空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waの内容(作業記録)を受信し、それを作業記録データベース104に記録するように構成されている。
さらに、プロセッサ101は、入出力インターフェース103を介して車両Vの駆動制御部20から空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbの内容(作業記録)を受信し、それを作業記録データベース104に記録するように構成されている。
なお、プロセッサ101は、車両運用管理システム100に対する作業管理者の入力操作に応答して、作業指令を車両Vの駆動制御部20に提供するように構成されていてもよい。あるいは、プロセッサ101は、空港施設及び空港関連施設Aでの作業のスケジュールおよび/または航空機の離着陸のスケジュールに基づいて、作業指令を自動的に生成し、その作業指令を車両Vの駆動制御部20に提供するように構成されていてもよい。
メモリ102には、プロセッサ101を上述したように動作させるプログラムが格納されている。言い換えると、プロセッサ101は、メモリ102に格納されているプログラムを読み出し、読み出されたプログラムを実行する。これにより、プロセッサ101は、上述した動作を実行することが可能である。
入出力インターフェース103は、車両Vに作業指令を送信することが可能であり、かつ、車両Vから作業記録を受信することが可能であるように構成されている。入出力インターフェース103は、任意のネットワーク(好ましくは、無線ネットワーク)を介して車両Vの駆動制御部20に接続されることが可能である。
作業記録データベース104には、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waの作業記録(例えば、除雪作業Waの対象となった領域、除雪作業Waを開始した日時、除雪作業Waが終了した日時)と、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbの作業記録(例えば、草刈り作業Wbの対象となった領域、草刈り作業Wbを開始した日時、草刈り作業Wbが完了した日時)とが記録される。このような作業記録を作業データベース104に記録することは、プロセッサ101によって行われる。
プロセッサ101は、作業記録データベース104に記録された作業記録を参照することが可能である。これにより、プロセッサ101は、作業記録データベース104に記録された作業記録に基づいて、作業スケジュールを現時点で最も効率の良い作業スケジュールに調整することが可能である。
プロセッサ101は、空港施設及び空港関連施設Aに離着陸する航空機の離着陸スケジュールが更新された場合において、更新された離着陸スケジュールに基づいて空港施設及び空港関連施設Aでの作業スケジュール(例えば、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業または空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業のスケジュール)を更新するようにしてもよい。例えば、航空機の空港施設及び空港関連施設Aへの着陸が予定よりも遅れる場合には、空港施設及び空港関連施設Aでの作業スケジュールにおける作業中断時間が遅れる場合がある。この場合には、航空機の空港施設及び空港関連施設Aへの着陸が予定よりも遅れることに起因して空港施設及び空港関連施設Aでの作業スケジュールにおける作業中断時間を遅らせるように作業スケジュールを更新するようにすればよい。プロセッサ101が、空港施設及び空港関連施設Aでの更新された作業スケジュールを車両Vに提供することにより、車両Vは、空港施設及び空港関連施設Aでの更新された作業スケジュールに基づいて作業を実行することが可能である。
車両Vは、空港施設及び空港関連施設Aでの作業スケジュール(または、空港施設及び空港関連施設Aでの更新された作業スケジュール)に基づいて自動走行することが可能であるように構成されていてもよい。さらに、車両Vは、空港施設及び空港関連施設Aに離着陸する航空機の離着陸スケジュールに基づいて自動停止することが可能であるように構成されていてもよい。この場合には、作業記録データベース104には、上述した作業記録に代えて、または、上述した作業記録に加えて、車両Vがいつどこを自動走行したかを示す情報、および/または、車両Vがいつどこで自動停止したかを示す情報が記録されることが好ましい。このような情報を作業データベース104に記録することは、プロセッサ101によって行われる。
また、車両Vは、空港施設及び空港関連施設Aに離着陸する航空機の離着陸スケジュールが更新された場合において、更新された離着陸スケジュールを受信することが可能であるように構成されていていてもよい。この場合には、車両Vは、更新された離着陸スケジュールに基づいて、空港施設及び空港関連施設Aでの作業スケジュールを更新する手段を有していてもよい。車両Vは、更新された作業スケジュールに基づいて自動走行することが可能であるように構成されていてもよく、更新された離着陸スケジュールに基づいて自動停止することが可能であるように構成されていてもよい。この場合にも、作業記録データベース104には、上述した作業記録に代えて、または、上述した作業記録に加えて、車両Vがいつどこを自動走行したかを示す情報、および/または、車両Vがいつどこで自動停止したかを示す情報が記録されることが好ましい。このような情報を作業データベース104に記録することは、プロセッサ101によって行われる。

3.車両運用サービスを実現するための車両Vおよび車両運用管理システム100の動作
〔夜間に草刈り作業を行う場合〕
車両運用管理システム100の管理の下で、航空機の離着陸が行われない夜間に車両Vの草刈り機能により着陸帯などの緑地帯の草刈り作業を行う場合を説明する。
作業者が車両運用管理システム100に対して夜間の間に草刈り作業が必要な領域を指定する。この場合、車両運用管理システム100は、車両運用管理システム100の管理下にある1以上の車両V(以下、単に車両Vという。)に対して、指定された領域の草刈り作業の開始を指令する作業開始指令を発する。作業開始指令を受けた車両Vの駆動制御部20は、車両Vが、指定された領域の草刈り作業を実行するように走行駆動部40および草刈り機能実現手段(51b、52b)を制御する。
指定された領域の草刈り作業が完了すると、駆動制御部20は、実行された草刈り作業に関する作業情報(例えば、作業領域、作業開始日時、作業終了日時)を車両運用管理システム100に送信する。車両運用管理システム100は、車両Vからの作業情報を受信すると、その作業情報を作業記録データベース104に記録する。
〔昼間に草刈り作業を行う場合〕
車両運用管理システム100の管理の下で、航空機の離着陸が行われる昼間に車両Vの草刈り機能により着陸帯などの緑地帯の草刈り作業を行う場合を説明する。
作業者が車両運用管理システム100に対して昼間の間に草刈り作業が必要な領域を指定する。この場合、車両運用管理システム100は、車両Vに対して、指定された領域の草刈り作業の開始を指令する作業開始指令を発する。作業開始指令を受けた車両Vの駆動制御部20は、車両Vが、指定された領域の草刈り作業を実行するように走行駆動部40および草刈り機能実現手段(51b、52b)を制御する。
車両運用管理システム100は、作業開始指令の後に、車両Vに対して、作業中断信号および作業再開信号をさらに発する。作業中断信号および作業再開信号は、作業者の車両運用管理システム100に対するマニュアル操作によって発さられてもよいし、空港施設及び空港関連施設での航空機の離着陸スケジュールに基づいて発せられてもよい。駆動制御部20は、作業中断信号に応答して草刈り作業を中断するように走行駆動部40および草刈り機能実現手段(51b、52b)を制御し、作業再開信号に応答して草刈り作業を再開するように走行駆動部40および草刈り機能実現手段(51b、52b)を制御する。
車両Vは、車両運用管理システム100から作業中断信号を受信すると、草刈り作業を中断して航空機の離着陸に支障のない位置まで移動して待機する。その後、車両Vは、車両運用管理システム100から作業再開信号を受信すると、草刈り作業を中断した位置に戻って草刈り作業を再開する。
指定された領域の草刈り作業が完了すると、駆動制御部20は、実行された草刈り作業に関する作業情報(例えば、作業領域、作業開始日時、作業終了日時)を車両運用管理システム100に送信する。車両運用管理システム100は、車両Vからの作業情報を受信すると、その作業情報を作業記録データベース104に記録する。
なお、上述した実施形態では、車両Vは、車両運用管理システム100から作業中断信号を受信すると、草刈り作業を中断して航空機の離着陸に支障のない位置まで移動して待機するとしたが、これに限定されない。車両Vは、草刈り作業を中断して航空機の離着陸に支障のない位置まで移動した後に、待機することなく、車両運用管理システム100からの作業再開信号を受信することなく、自発的に、草刈り作業を再開するようにしてもよい。例えば、車両Vが、空港施設及び空港関連施設Aでの離着陸スケジュールおよび空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業スケジュールを受信することが可能なように構成されている場合には、車両Vは、航空機の離発着に支障のない草刈り作業の可能な領域を特定する処理を実行することが可能である。この場合には、車両Vは、そのような草刈り作業が可能な領域に移動して草刈り作業を再開するようにすればよい。
なお、航空機の離着陸に支障のない草刈り作業の可能な領域を特定する処理は、必ずしも、車両Vによって実行される必要はない。この処理は、車両運用管理システム100によって実行されてもよい。
〔除雪作業を行う場合〕
空港施設及び空港関連施設Aでは、滑走路および誘導路など航空機が走行する走行路に積雪がある場合、積雪の状況に合わせて、航空機の離着陸が開始される数時間前から行われる。降雪により雪が積もる状態では、空港施設及び空港関連施設Aでは除雪作業が繰り返し行われる。また、走行路に雪が積もっている状態では、航空機の離着陸が困難であるため、航空機の離着陸は、除雪作業が終わり次第行われる。
車両運用管理システム100の管理の下で、除雪作業を行う場合を説明する。
作業者が車両運用管理システム100に対して除雪作業が必要な領域を指定する。この場合、車両運用管理システム100は、車両Vに対して、指定された領域の除雪作業の開始を指令する作業開始指令を発する。作業開始指令を受けた車両Vの駆動制御部20は、車両Vが、指定された領域の除雪作業を実行するように走行駆動部40および除雪機能実現手段(51a、52a、53a)を制御する。
指定された領域の除雪作業が完了すると、駆動制御部20は、実行された除雪作業に関する作業情報(例えば、作業領域、作業開始日時、作業終了日時)を車両運用管理システム100に送信する。車両運用管理システム100は、車両Vからの作業情報を受信すると、その作業情報を作業記録データベース104に記録する。

4.車両運用サービスの変形例
図5は、図1を参照して説明した車両運用サービスの変形例を示す。
図5に示される車両運用サービスの変形例は、車両Vaと、車両Vaの運用を管理するための車両運用管理システム100aとによって実現される。
車両Vaは、除雪機能50aおよび草刈り機能50bに加えて、空港施設及び空港関連施設での荷物コンテナを牽引する荷物コンテナ牽引機能50cをさらに有している。
車両Vaは、駆動制御部20を含む。駆動制御部20は、車両運用管理システム100aと通信を行うことが可能であるように構成されている。
車両運用管理システム100aは、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waを行うための作業指令、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbを行うための作業指令に加えて、空港施設及び空港関連施設Aでの荷物コンテナ牽引作業Wcを行うための作業指令を駆動制御部20に出力する。車両運用管理システム100から駆動制御部20に出力される作業指令が空港施設及び空港関連施設Aでの荷物コンテナ牽引作業Wcを行うための作業指令である場合には、駆動制御部20は、車両Vaに荷物コンテナ牽引作業Wcを行わせる。
車両Vaによる作業が完了すると、駆動制御部20は、除雪作業の情報、草刈り作業の情報、荷物コンテナ牽引作業の情報を車両運用管理システム100aに送信する。これにより、これらの情報は、車両運用管理システム100aにおいて記録される。
このように、駆動制御部20と車両運用管理システム100aとが相互に通信することにより、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Wa、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wb、空港施設及び空港関連施設Aでの荷物コンテナ牽引作業Wcを行う車両Vaを運用するサービスを提供することが可能である。
図6は、車両Vaの構成の一例を示す。ここで、図6において、図2における構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
車両Vaは、荷物コンテナ牽引機能50cを実現するための荷物コンテナ牽引機能実現手段として、荷物コンテナ用の車両を連結するための連結器50cを有している。図6に示される例では、連結器50cは、車体本体10の後端部に取り付けられている。
なお、図6に示される荷物コンテナ牽引機能実現手段の構成は一例にすぎない。荷物コンテナ牽引機能実現手段の構成は、図6に示される構成には限定されない。荷物コンテナ牽引機能実現手段は、荷物コンテナ牽引機能50cを実現することができる限り任意の構成を有し得る。
図7は、車両Vaを用いて荷物コンテナ牽引作業Wcを行う様子を示す。
図7に示される例では、荷物コンテナ牽引作業Wcは、車両Vaの連結器50cと被牽引車両Tr1の連結器51cとを連結し、さらに、被牽引車両Tr1ともう1つの被牽引車両Tr2とを連結器51cにより連結することによって行われる。ここで、被牽引車両Tr1には、荷物コンテナLcが搭載されており、被牽引車両Tr2にも、荷物コンテナLcが搭載されている。
なお、車両Vaによって牽引される被牽引車両は、2台に限定されない。車両Vaによって牽引される被牽引車両の数は、1以上の任意の数であり得る。
図8は、図1を参照して説明した車両運用サービスの他の変形例を示す。
図8に示される車両運用サービスの他の変形例は、車両Vbと、車両Vbの運用を管理するための車両運用管理システム100bとによって実現される。
車両Vbは、除雪機能50aおよび草刈り機能50bおよび荷物コンテナ牽引機能50cに加えて、空港施設及び空港関連施設で航空機を牽引する航空機牽引機能50dをさらに有している。
車両Vbは、駆動制御部20を含む。駆動制御部20は、車両運用管理システム100bと通信を行うことが可能であるように構成されている。
車両運用管理システム100bは、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Waを行うための作業指令、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wbを行うための作業指令、空港施設及び空港関連施設Aでの荷物コンテナ牽引作業Wcを行うための作業指令に加えて、空港施設及び空港関連施設Aでの航空機牽引作業Wdを行うための作業指令を駆動制御部20に出力する。車両運用管理システム100から駆動制御部20に出力される作業指令が空港施設及び空港関連施設Aでの航空機牽引作業Wdを行うための作業指令である場合には、駆動制御部20は、車両Vbに航空機牽引作業Wdを行わせる。
車両Vbによる作業が完了すると、駆動制御部20は、除雪作業の情報、草刈り作業の情報、荷物コンテナ牽引作業の情報、航空機牽引作業の情報を車両運用管理システム100bに送信する。これにより、これらの情報は、車両運用管理システム100bにおいて記録される。
このように、駆動制御部20と車両運用管理システム100bとが相互に通信することにより、空港施設及び空港関連施設Aでの除雪作業Wa、空港施設及び空港関連施設Aでの草刈り作業Wb、空港施設及び空港関連施設Aでの荷物コンテナ牽引作業Wc、空港施設及び空港関連施設Aでの航空機牽引作業Wdを行う車両Vbを運用するサービスを提供することが可能である。
図9は、車両Vbの構成の一例を示す。ここで、図9において、図6における構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
車両Vbは、航空機牽引機能50dを実現するための航空機牽引機能実現手段として、航空機を牽引するのに用いられる牽引器具(トーイングバー)を連結するための器具連結部材50dを有している。図9に示される例では、器具連結部材50dは、連結器50cの下側に位置するように、車体本体10の後部下端部に取り付けられている。
なお、図9に示される航空機牽引機能実現手段の構成は一例にすぎない。航空機牽引機能実現手段の構成は、図9に示される構成には限定されない。航空機牽引機能実現手段は、航空機牽引機能50dを実現することができる限り任意の構成を有し得る。
図10は、車両Vbを用いて航空機牽引作業Wdを行う様子を示す。
図10に示される例では、航空機牽引作業Wdは、航空機Apの前輪Ngと牽引器具(トーイングバー)Tbの一端とを連結し、かつ、車両Vbの器具連結部材50dと牽引器具Tbの他端とを連結することによって行われる。
なお、上述した実施形態では、複数の機能を有する車両が自走可能な1台の車両である場合を例にとり説明したが、本発明は、これに限定されない。例えば、複数の機能を有する車両は、1つ以上の機能を有する自走可能な先頭車両(牽引車両)と1つ以上の機能を有する自走不可能な1以上の被牽引車両とを連結した車両であってもよい。
図11は、牽引車両と1以上の被牽引車両とを連結した様子を示す。
図11(a)は、車両Vcの構成の一例を示す。図11(a)に示される例では、車両Vcは、除雪機能50aを有する牽引車両V0と草刈り機能50bを有する被牽引車両V1とを連結器80で連結することによって構成されている。このようにして、車両Vcは、除雪機能50aおよび草刈り機能50bの両方を有することが可能である。
図11(b)は、車両Vdの構成の一例を示す。図11(b)に示される例では、車両Vdは、除雪機能50aを有する牽引車両V0と草刈り機能50bを有する被牽引車両V1とを連結器80で連結し、かつ、草刈り機能50bを有する被牽引車両V1と金属探知機能50eを有する被牽引車両V2とを連結器80で連結することによって構成されている。このようにして、車両Vdは、除雪機能50aおよび草刈り機能50bおよび金属探知機能50eを有することが可能である。
なお、図11(a)に示される例では、被牽引車両V1の草刈り機能50bの制御が、牽引車両V0における駆動制御部20によって行われ、図11(b)に示される例では、被牽引車両V1の草刈り機能50bおよび被牽引車両V2の金属探知機能50eの制御が、牽引車両V0における駆動制御部20によって行われるが、各被牽引車両の機能の制御は、各被牽引車両に搭載されている制御部によって行われてもよい。この場合、車両運用管理システム100は、駆動制御部20に加えて、各被牽引車両に搭載されている制御部にも作業指令を出力するようにすればよい。
この被牽引車両は、金属探知機能を有するものに限定されず、この被牽引車両には、路面清掃機能を有するものや路面灯火清掃機能を有するもの等も含まれる。
このように、牽引車両と1以上の被牽引車両とを連結することによって複数の機能を有する車両を構成することによって、複数の機能の組み換えを、被牽引車両の切り離しまたは連結という簡単な作業で行うことが可能となる。

5.空港施設及び空港関連施設内で地産地消を実行するサービス
図12は、空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等を効率的に行うことを可能にする新しいサービスの一例として、空港施設及び空港関連施設での地産地消を実行するサービス(以下、「空港施設及び空港関連施設地産地消サービス」という)の概略を示す。
この空港施設及び空港関連施設地産地消サービスは、空港施設及び空港関連施設での草刈り作業で生じた草、さらに、空港施設及び空港関連施設および着陸した航空機から出てくる食べ残しおよび排泄物(し尿)を空港施設及び空港関連施設内で再生エネルギーとしてバイオマス発電を行い、得られた電力を空港施設及び空港関連施設で消費するというものである。
空港施設及び空港関連施設での草刈り作業で生じた草を再生エネルギーとしてバイオマス発電に用いることにより、空港施設及び空港関連施設での草刈り作業で生じた草を空港施設及び空港関連施設の外部に持ち出して焼却処理などにより処分する必要がなくなる。また、空港施設及び空港関連施設および着陸した航空機から出てくる食べ残しおよび排泄物を再生エネルギーとしてバイオマス発電に用いることにより、空港施設及び空港関連施設のし尿処理設備内や空港施設及び空港関連施設近隣のし尿処理設備で処理する必要がなくなる。さらに、バイオマス発電で生成した電力は空港施設及び空港関連施設で利用することができる。これにより、空港施設及び空港関連施設で刈り取った草、空港施設及び空港関連施設で集められた食べ残しおよび排泄物の処理にかかる経費を削減するだけでなく、空港施設及び空港関連施設の運営にかかる電力の料金を削減することが可能である。

6.空港施設及び空港関連施設内で地産地消を実行するサービスを実現するためのシステムの構成
図12を参照して説明した空港施設及び空港関連施設地産地消サービスは、空港施設及び空港関連施設地産地消システム200によって実現される。空港施設及び空港関連施設地産地消システム200は、空港施設及び空港関連施設内で発生したもの(空港施設及び空港関連施設で刈り取られた草、空港施設及び空港関連施設から出る食べ残しおよび排泄物または航空機から出る食べ残しおよび排泄物)を(空港施設及び空港関連施設外に持ち出すことなく)空港施設及び空港関連施設内で消費することを可能にするシステムである。
空港施設及び空港関連施設地産地消システム200は、空港施設及び空港関連施設Aの草刈り作業Wbででた草を貯蔵する草貯蔵庫200aと、空港施設及び空港関連施設211bで生じた食べ残しおよび排泄物、さらに着陸した航空機211aから回収した食べ残しおよび排泄物を貯蔵する貯蔵タンク200bと、貯蔵された草、食べ残しおよび排泄物を用いてバイオマス発電を行うバイオマス発電システム200cとを備えている。
図13は、バイオマス発電システム200cの構成の一例を示す。
バイオマ発電システム200cは、食べ残しおよび排泄物に刈り取った草を混合してバイオガス(例えば、メタンガス)を生成するバイオガス発生装置210と、生成されたバイオガスを用いて発電を行う発電装置220と、バイオガス発生装置210および発電装置220の動作を制御することで発電量を調整する発電制御部230とを備えている。
図14は、発電制御部230の構成の一例を示す。
発電制御部230は、プロセッサ31、メモリ32、入出力インターフェース33、バイオガス計測手段34、生成電力計測手段35、および消費電力計測手段36を有し、プロセッサ31、メモリ32および入出力インターフェース33は、データバス30aにより相互に接続され、バイオガス計測手段34、生成電力計測手段35、および消費電力計測手段36は、入出力インターフェース33に接続されている。
ここで、バイオガス計測手段34は、バイオガス発生装置210で発生したバイオガスを計測する手段である。生成電力計測手段35は、バイオガスを利用して生成された電力を計測する手段、消費電力計測手段36は、生成された電力のうち空港施設及び空港関連施設Aで消費された電力を計測する手段である。
プロセッサ31は、計測された生成された電力と計測された消費された電力とに基づいて、バイオガスを利用して生成される電力の量を調整するために用いられる情報を出力するように構成されている。
メモリ32には、プロセッサ31を上述したように動作させるプログラムが格納されている。言い換えると、プロセッサ31は、メモリ32に格納されているプログラムを読み出し、読み出されたプログラムを実行する。これにより、プロセッサ31は、上述した動作を実行することが可能である。

7.空港施設及び空港関連施設内で地産地消を実行するサービスを実現するためのシステムの動作
空港施設及び空港関連施設内で生育する草が草刈り作業Wbにより刈り取られて生じた草は、空港施設及び空港関連施設内で稼働する草運搬機能を有する車両により空港施設及び空港関連施設地産地消システム200の草貯蔵庫200aに搬送されて貯蔵される。また、空港施設及び空港関連施設において発生する食べ残しおよび排泄物(し尿)、および/または、空港施設及び空港関連施設に着陸した航空機において発生する食べ残しおよび排泄物(し尿)は、空港施設及び空港関連施設内で稼働するし尿運搬機能を有する車両、あるいは配管およびポンプを含む搬送機構により空港施設及び空港関連施設地産地消システム200の貯蔵タンク200bに搬送されて貯蔵される。
空港施設及び空港関連施設地産地消システム200では、草貯蔵庫200aに貯蔵されている草と、貯蔵タンク200に貯蔵されている食べ残しおよび排泄物とがバイオマス発電システム200cに供給されると、バイオマス発電システム200cでは、草、食べ残しおよび排泄物を再生エネルギーとするバイオマス発電が行われ、バイオマス発電により生成された電力が空港施設及び空港関連施設へ給電されて消費される。
すなわち、バイオマ発電システム200cでは、図13に示されるように、再生エネルギーとしての草、食べ残しおよび排泄物は、バイオガス発生装置210に供給されて混合される。バイオガス発生装置210では、混合された草、食べ残しおよび排泄物の発酵処理によりバイオガスが生成され、草、食べ残しおよび排泄物は、発酵処理により消費される。発酵処理により生成されたバイオガスが、バイオガス発生装置210から発電装置220に供給されると、発電装置220では、バイオガスを燃料として発電が行われ、この発電により得られた電力は空港施設及び空港関連施設211bに給電されて消費される。
このようにバイオガスの発生およびバイオガスを用いた発電は発電制御部230の制御の下で行われており、バイオマス発電システム200cでは、発電能力が空港施設及び空港関連施設211bでの電力需要に合わせて発電制御部230により調整される。
すなわち、発電制御部230では、プロセッサ31は、生成電力計測手段35で計測した発電電力量、および消費電力計測手段36で計測した消費電力量に基づいて、空港施設及び空港関連施設211bの需要電力量と生成電力量との差分の電力量を演算して発電装置220に出力する。発電装置220は、この差分がなくなるように発電装置220の発電能力を調整する。また、プロセッサ101は、バイオガス計測手段34で計測したバイオガスの生成量に基づいてメタン発酵状態を監視し、メタン発酵状態が正常状態でないと判断したときは警報を発する。
なお、空港施設及び空港関連施設地産地消システム200では、バイオマス発電システム200cが最大発電能力で発電しても生成される電力量で空港施設及び空港関連施設211bの電力需要を賄いきれないとき(電力需要のピーク時など)は、電力会社からの電力により不足する電力が補われる。
また、バイオマス発電システム200cにおけるバイオガス発酵プロセスは、バイオガスの生成量を調整するためにバイオガス発酵状態を変化させるのに時間がかかるものであるため、発電装置の発電能力を変化させたとき、発電能力の変化にバイオガスの発生能力が追従せず、バイオガスの発生量と発電装置で要求されるバイオガスの量とが一致しない状態が生ずる。
例えば、時間当たりの発電電力に対してバイオガスの発生が過剰である場合、発生させたバイオガスの一部が発電に使われなくなり無駄になってしまう。逆に、時間当たりの発電電力に対してバイオガスの発生が過少である場合、発電出力を増加させることはできない。

8.空港施設及び空港関連施設内で地産地消を実行するサービスを実現するためのシステムの他の構成
以下、バイオマス発電システムとして、バイオガス発酵は定常状態に維持したままで、発電装置が要求するバイオガスを過不足なく発電装置に供給可能なシステムを説明する。
図15は、バイオマス発電システム201cの構成の一例を示す。図15に示されるバイオマス発電システム201cは、図13に示されるバイオマス発電システム200cの構成とは異なる代替的な構成を有している。
図15に示されるバイオマス発電システム201cは、図13に示されるバイオマス発電システム200cの構成に加えて、バイオガス生成装置210で生成されたバイオガスを蓄積するバイオガス貯蔵タンク210aと、発電装置220で発電された電力を蓄電する蓄電装置220aと、バイオガス生成装置210で生成されたバイオガスの流路を切り替えるガス流路切替部210bと、発電装置220で発電された電力の供給先を切り替える電力切替部220bとを備えたものである。
ここで、ガス流路切替部210bは、バイオガス発生装置210とバイオガス貯蔵タンク210aとをつなぐガス流路、バイオガス発生装置210と発電装置220とをつなぐガス流路、およびバイオガス貯蔵タンク210aと発電装置220とをつなぐガス流路のそれぞれを開閉可能に構成されている。さらに、電力切替部220bは、発電装置220からの電力をバイオマス発電システム200cの外部に出力する回路と、発電装置220を蓄電装置220aに接続する回路と、蓄電装置220aからの電力をバイオマス発電システム200cの外部に出力する回路とをそれぞれ、導通状態あるいは非道通状態に切り替えるように構成されている。
発電制御部231は、バイオガス発生装置210で時間当たりのバイオガスの生成量が一定となるようにバイオガス発生装置210を制御し、発電装置220で時間当たりに消費されるバイオガスの量が、バイオガスの時間当たりの発生量より下回ると、余ったバイオガスがバイオガス貯蔵タンク210aに貯蔵されるようにガス流路切替部210bを制御する。発電制御部231は、発電装置220での時間当たりのバイオガスの消費量が、バイオガスの単位時間当たり発生量より上回ると、不足する分のバイオガスがバイオガス貯蔵タンク210aから発電装置220に供給されるようにガス流路切替部210bを制御する。
さらに、発電制御部231は、発電装置220での時間当たりのバイオガスの消費量がバイオガス発生装置210での時間当たりのバイオガスの発生量と一致している場合は、バイオガス発生装置210で生成されたバイオガスがそのまま発電装置220に供給されるようにガス流路切替部210bを制御する。
また、発電制御部231は、空港施設及び空港関連施設で要求される電力量に応じて発電装置220の発電能力を調整するが、定常の発電能力で発電した電力が、空港施設及び空港関連施設で消費される電力より少ない場合は、余った発電電力が蓄電装置220aに蓄積されるように電力切替部220bを制御し、一方、最大の発電能力でも供給する電力量が、要求される電力量に達しないときは、蓄電装置220aに蓄電された電力も発電装置220からの電力と合わせて空港施設及び空港関連施設に供給されるように電力切替部220bを制御する。
図16は、発電制御部231の構成の一例を示す。
図16に示される発電制御部231は、図14に示される発電制御部230の構成に加えて、バイオガス貯蔵タンク210aに蓄積されているバイオガスの量を計測する貯蔵ガス計測手段34aと、蓄電装置220aに蓄電されている電力を計測する蓄電電力計測手段37とを有する。この発電制御部231のプロセッサ31は、バイオマス発電システム201cにおいて上述したようにガス流切替部210bおよび電力切替部220bの切替制御が行われるように構成されている。
このような構成のバイオマス発電システム201cでは、バイオガス発生装置210で生成されたバイオガスを貯蔵するバイオガス貯蔵タンク210aが設けられているので、発電装置220でのバイオガスの消費量が変動しても、バイオガス発生装置210を一定のバイオガス発生能力で駆動させることができ、バイオガスの発生を効率よく行うことができる。
また、発電装置220で発電された電力を蓄電する蓄電装置220aが設けられているので、発電装置の発電能力以上の電力需要があっても、蓄電装置220aからの電力により電力需要を賄うことができる。
また、夜間などの電力需要が大きく低下する時間帯では、バイオガス発生装置210で生成されたバイオガスの大部分をバイオガス貯蔵タンク210aに貯蔵し、さらに、発電装置220で発電された電力の大部分を蓄電装置220aに蓄積することができ、電力需要が増大する昼間の時間帯に備えることができる。
なお、図15に示すバイオマス発電システム201cは、バイオガス貯蔵タンク210aおよび蓄電装置220aを有するものであるが、図15に示すバイオマス発電システム201cは、バイオガス貯蔵タンク210aおよび蓄電装置220aのいずれか一方のみを有するものでもよい。バイオマス発電システム201cがバイオガス貯蔵タンク210aを有していない場合は、バイオマス発電システム201cにはガス流路切替部210bは不要である。バイオマス発電システム201cが蓄電装置220aを有していない場合は、バイオマス発電システム201cには電力切替部220bは不要である。

以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、空港施設及び空港関連施設の維持管理作業等を効率的に行うことを可能にする新しいサービスを提供する方法、その新しいサービスを実現するためのシステム等を提供する点で有用であるといえる。
10 車両本体
11a 航空機
11b 空港施設及び空港関連施設
20 駆動制御部
20a、30a、100a データバス
21、31、101 プロセッサ
22、32、102 メモリ
23、33、103 入出力インターフェース
24 GPSマップ格納部
25 GPS受信機
34 バイオガス計測手段
35 生成電力計測手段
36 消費電力計測手段
50a 除雪機能
50b 草刈り機能
50c 荷物コンテナ牽引機能
50d 航空機牽引機能
100、100a、100b 車両運用管理システム
104 作業記録データベース
200 空港施設及び空港関連施設地産地消システム
200a 草貯蔵庫
200b 貯蔵タンク
200c、201c バイオマス発電システム
210 バイオガス発生装置
210a バイオガス貯蔵タンク
210b ガス流路切替部
220 発電装置
220a 蓄電装置
220b 電力切替部
230、231 発電制御部
A 空港施設及び空港関連施設
V、Va、Vb 車両
Wa 除雪作業
Wb 草刈り作業
Wc 荷物コンテナ牽引作業
Wd 航空機牽引作業

Claims (8)

  1. 空港施設及び空港関連施設内の作業を行うための車両の運用を管理するシステムであって、
    前記車両は、除雪機能と草刈り機能とを少なくとも有し、
    前記車両は、前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業または前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業の作業スケジュールに基づいて自動走行することが可能であるように構成されており、
    前記車両は、前記空港施設及び空港関連施設に離着陸する航空機の離着陸スケジュールに基づいて自動停止することが可能であるように構成されており、
    前記システムは、前記車両の前記除雪機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業および前記車両の前記草刈り機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業のうちの少なくとも一方の作業を記録する手段を備え
    前記記録する手段は、前記少なくとも一方の作業の記録が前記車両の自動走行の記録および前記車両の自動停止の記録を含むように、前記少なくとも一方の作業を記録する、システム。
  2. 前記車両は、荷物コンテナを牽引する荷物コンテナ牽引機能をさらに有し、
    前記システムは、前記車両の前記荷物コンテナ牽引機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内で荷物コンテナを牽引する作業を記録する手段をさらに備えている、請求項に記載のシステム。
  3. 前記車両は、航空機を牽引する航空機牽引機能をさらに有し、
    前記システムは、前記車両の前記航空機牽引機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内で航空機を牽引する作業を記録する手段をさらに備えている、請求項または請求項に記載のシステム。
  4. 前記車両は、前記車両を自動走行させるために用いられる地図情報を格納した地図情報格納部を含み、
    前記システムは、前記車両を前記空港施設及び空港関連施設以外の他の空港施設及び空港関連施設においてリユースするために、前記車両の前記地図情報格納部に格納されている前記地図情報を前記他の空港施設及び空港関連施設用の他の地図情報に交換する手段をさらに備えている、請求項のいずれか一項に記載のシステム。
  5. 前記システムは、航空機の更新された離着陸スケジュールに基づいて、前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業または前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業の作業スケジュールを更新する手段をさらに備え、
    前記車両は、前記更新された作業スケジュールに基づいて自動走行することが可能であるように構成されている、請求項のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記車両は、航空機の更新された離着陸スケジュールを受信することが可能であるように構成されており、
    前記車両は、前記航空機の更新された離着陸スケジュールに基づいて、前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業または前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業の作業スケジュールを更新する手段をさらに備え、
    前記車両は、前記更新された作業スケジュールに基づいて自動走行することが可能であるように構成されており、前記車両は、前記航空機の更新された離着陸スケジュールに基づいて自動停止することが可能であるように構成されている、請求項のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 空港施設及び空港関連施設内の作業を行うための車両の運用を管理するシステムであって、
    前記車両は、除雪機能と草刈り機能とを少なくとも有し、
    前記システムは、
    前記車両の前記除雪機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業および前記車両の前記草刈り機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業のうちの少なくとも一方の作業を記録する手段と、
    航空機の更新された離着陸スケジュールに基づいて、前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業または前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業の作業スケジュールを更新する手段と
    を備え、
    前記車両は、前記更新された作業スケジュールに基づいて自動走行することが可能であるように構成されている、システム。
  8. 空港施設及び空港関連施設内の作業を行うための車両の運用を管理するシステムであって、
    前記車両は、除雪機能と草刈り機能とを少なくとも有し、
    前記システムは、前記車両の前記除雪機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業および前記車両の前記草刈り機能を用いて行った前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業のうちの少なくとも一方の作業を記録する手段を備え、
    前記車両は、航空機の更新された離着陸スケジュールを受信することが可能であるように構成されており、
    前記車両は、前記航空機の更新された離着陸スケジュールに基づいて、前記空港施設及び空港関連施設内の除雪作業または前記空港施設及び空港関連施設内の草刈り作業の作業スケジュールを更新する手段をさらに備え、
    前記車両は、前記更新された作業スケジュールに基づいて自動走行することが可能であるように構成されており、前記車両は、前記航空機の更新された離着陸スケジュールに基づいて自動停止することが可能であるように構成されている、システム。
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