JP6947623B2 - 車両の樹脂バックドアの製造方法 - Google Patents

車両の樹脂バックドアの製造方法 Download PDF

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本発明は、樹脂製のインナパネルと、樹脂製のアウタパネルと、金属製の補強部材と、を含む車両の樹脂バックドアの製造方法に関する。
近年、樹脂製の車両ドアが多く用いられている。樹脂製のドアは重量を低減することができる反面、鋼板で形成されたドアに比べて剛性を確保することが難しい。このため、樹脂製のインナパネルと樹脂製のアウタパネルによって形成された中空空間に金属製の補強部材を取り付けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、樹脂製のインナパネルに金属製の補強部材をねじ止めで固定したバックドアの構造が記載されている(例えば、特許文献1の段落0008、図11、0035、図5参照)。
特開2011−126388号公報
ところで、樹脂製のインナパネル、アウタパネル、金属製の補強部材にはそれぞれ寸法のばらつきがある。このため、特許文献1に記載されたように、剛性の高い金属製の補強部材を剛性が低い樹脂製のインナパネルにねじ止め等の締結で接合すると、寸法のばらつきにより、樹脂製のインナパネルが剛性の高い金属製の補強部材になじむように変形してしまい、インナパネルの外周形状が変形してしまう場合がある。そして、この変形は、ボデーの意匠面とバックドアの左右の外周との間の隙間幅違い、あるいは、ボデーの意匠面とバックドアの意匠面との段差に結び付く場合がある。
そこで、本発明は、樹脂バックドアの強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることを目的とする。
本発明の樹脂バックドアの製造方法は、樹脂製のインナパネルと、樹脂製のアウタパネルと、前記インナパネルと前記アウタパネルとで形成される中空空間に配置される金属製の複数の補強部材と、を含む車両の樹脂バックドアの製造方法であって、前記インナパネルは、略U字状の溝部と、前記溝部の車両幅方向外側の縦壁から車両幅方向外側に向かって折れ曲がって延びる内フランジと、前記内フランジから車両幅方向外側に向かって延びて外周縁を構成する外フランジと、を含み、前記内フランジは、強度低下部を有し、各前記補強部材は、略U字状の内板と、前記内板の開放側を塞ぐ外板とで構成され、車両幅方向外側に向かって張り出す鍔部を備え、前記フランジの前記強度低下部を変形させることにより前記外フランジの前記外周縁を所定の寸法に矯正して前記インナパネルを下治具に固定するインナパネル固定工程と、各前記補強部材の相対位置が所定の位置となるように上治具に固定する補強部材固定工程と、各前記補強部材の前記内板の底面又は前記インナパネルの前記溝部の上面と、各前記補強部材の前記鍔部の下面又は前記内フランジの上面と、に接着剤を設定し、前記補強部材の前記内板の底面と前記インナパネルの前記溝部の上面との間と、各前記補強部材の前記鍔部の下面と前記内フランジの上面との間とにそれぞれ隙間が空くように前記上治具を前記下治具に組み合わせて各前記隙間に接着剤層を形成し、前記内板の前記底部を前記溝部に接着固定し、前記鍔部を前記内フランジに接着固定する接着工程と、を含むことを特徴とする。
インナパネルの外周縁を所定の寸法に矯正した状態でインナパネルを下治具に固定し、所定の相対位置に各補強部材を固定した上治具を各補強部材とインナパネルとの間に隙間が空くように下治具に組み合わせてインナパネルに補強部材を接着固定することにより、インナパネルの外周縁を所定の寸法に保持した状態で補強部材の寸法のばらつきとインナパネルの寸法のばらつきとを隙間で吸収させて補強部材を接着固定できる。これにより、組立の際に補強部材がインナパネルを変形させることがなく、樹脂バックドアの強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることができる。
また、フランジに強度低下部を設けているので、インナパネルの外周縁を容易に所定の寸法に矯正することができ、外周寸法精度をより向上させることができる。
このように、本発明は、車両の樹脂バックドアの強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることができる。
本発明の実施形態の製造方法で製造した樹脂バックドアの斜視図である。 図1に示す樹脂バックドアの分割斜視図である。 図1に示すA−A断面図である。 図1に示すB−B断面図である。 図1に示すC−C断面図である。 補強部材の製造方法を示す斜視図である。 下治具にインナパネルを固定する工程を示す斜視図である。 上治具に補強部材を固定する工程を示す斜視図である。 補強部材をインナパネルに合わせる工程を示す斜視図である。 インナパネルが固定された下治具に補強部材が固定された上治具を組み合わせた状態を示す断面図である。 図10に示すP部(a)、Q部(b)、R部(c)の詳細図である。 インナパネルの溝部と補強部材との車両前後方向の隙間の長手方向に沿った変化を示す断面図である。 上接続部材、左角接続部材、右角接続部材の組み付け工程を示す斜視図である。 リテーナの組み付けを示す視斜視図(a)と、断面図(b)と、固定ボルトの周囲の拡大断面図(c)である。
<樹脂バックドアの構造>
以下、図面を参照しながら、実施形態の車両の樹脂バックドア100の製造方法について説明するが、その前に図1から図5を参照しながら車両の樹脂バックドア100の構造について説明する。図1に示すように、車両の樹脂バックドア100は、樹脂製のアッパアウタパネル10と、ロアアウタパネル15と、図2に示す樹脂製のインナパネル20と、インナパネル20に固定された金属製の補強部材30と上接続部材37、左角接続部材36L、右角接続部材36Rと、左右のリテーナ39L、39Rとで構成されている。なお、本明細書では、左右は車両の後方から見た左側、右側として説明する。
図2に示すように、インナパネル20は、中央にバックウィンドウ用の開口25が設けられ、外周縁には、補強部材30が組み付けられる溝部21a,22a,23aが設けられている。インナパネル20は、開口25の上側でアッパアウタパネル10が組付けられる上辺部21と、開口25の車両幅方向外側でロアアウタパネル15の上部が組付けられる左側部22L、右側部22Rと、開口25の下側でロアアウタパネル15が組付けられる左下部23L、右下部23R、下辺部24とを有している。
図2に示すように、補強部材30は、略L字型の左補強部材31Lと、右補強部材31Rと、下辺補強部材35の3つの補強部材で構成されている。左補強部材31Lはインナパネル20の上辺部21と左側部22Lと左下部23Lとに沿った略L字型であり、右補強部材31Rはインナパネル20の上辺部21と右側部22Rと右下部23Rとに沿った略L字型である。左補強部材31Lは、インナパネル20の上辺部21の溝部21aに対向するように組付けられる左上肩部32Lと、インナパネル20の左側部22Lの溝部22aに対向するように組付けられる左上アーム部33Lと、インナパネル20の左下部23Lに対向するように組付けられる左下アーム部34Lとを有している。右補強部材31Rは、左補強部材31Lと左右対称で、右上肩部32Rと、右上アーム部33Rと、右下アーム部34Rとを有している。
上接続部材37は、左補強部材31Lの左上肩部32Lと右補強部材31Rの右上肩部32Rとを車両幅方向に接続する帯板状の部材である。左角接続部材36Lは、左補強部材31Lの下端部と下辺補強部材35の左端とを接続する略L字型の部材であり、右角接続部材36Rは、右補強部材31Rの下端部と下辺補強部材35の右端とを接続する略L字型の部材である。
補強部材30を構成する、左補強部材31Lと、右補強部材31Rと、下辺補強部材35とは、上接続部材37、左角接続部材36L、右角接続部材36Rで接続されて四角環状となり、樹脂バックドア100が熱や外力等の外部要因により変形することを抑制できる。
図1、図14に示すように、左右のリテーナ39L、39Rは、樹脂バックドア100を車体に取り付けるためのヒンジが取り付けられる穴39bの開いた補強部材である。左右のリテーナ39L、39Rは、左補強部材31Lの左上肩部32L、右補強部材31Rの右上肩部32Rに設けられたヒンジ取り付け穴38が設けられた窪み部分32U、32Vに取り付けられる。樹脂バックドア100は、ヒンジ取り付け穴27、38と左右のリテーナ39L、39Rの穴39bにヒンジ取り付けボルトを通すことによってルーフパネル60に取り付けられる。
また、図1に示すように、アッパアウタパネル10の車両上下方向上側には、バックドアガラス40が取付けられている。また、アッパアウタパネル10の車両上下方向上端部には、樹脂スポイラ45が取り付けられている。
図3に示すように、インナパネル20の上辺部21の左側には、左補強部材31Lの左上肩部32Lと、アッパアウタパネル10とが組付けられている。インナパネル20の上辺部21は、車両上下方向下側に凹んだ略V字状の溝部21aと、溝部21aから車両前後方向前側に折れ曲がって伸びるフランジ21cと、車両前方側の見切り部21eと、車両後方側の端部21bとを含んでいる。
アッパアウタパネル10は、車両上下方向上側に向かって略V字状に凹んでおり、意匠面を構成する前部10aと、樹脂スポイラ45が組付けられる後部10cとを含んでいる。前部10aの前端10eはインナパネル20の見切り部21eに接着剤51で組付けられ、後部10cの後端10bはインナパネル20の端部21bに接着剤51で組付けられる。このように、下側に凹んだ略V字状のインナパネル20に上側に向かって略V字状に凹んだアッパアウタパネル10を組み付けると内部に中空空間18ができ、この中空空間18の中に左補強部材31Lの左上肩部32Lが組付けられている。
左補強部材31Lの左上肩部32Lは、略クランク状に折り曲げられたインナパネル20側の内板32aと、略クランク状に折り曲げられたアッパアウタパネル10側の外板32bとを中央部が台形状の閉断面となるように車両前後方向にずらして両端部をフリクションスクリュー溶接(FSW)またはスポット溶接したものである。内板32aの中央部分は隙間d1を空けてインナパネル20の溝部21aに接着剤50によって固定され、内板32aの車両前後方向前側の端部は、隙間d2を空けて接着剤50によってインナパネル20のフランジ21cに固定されている。外板32bとアッパアウタパネル10の前部10a、後部10cとの間には、隙間d10が空いている。
図4に示すように、インナパネル20の左側部22Lには、左補強部材31Lの左上アーム部33Lと、ロアアウタパネル15の上部と、バックドアガラス40とが組付けられている。インナパネル20の左側部22Lは、車両前後方向前側に凹んだ略U字状の溝部22aと、溝部22aから車両幅方向外側に向かって折れ曲がって延びる内フランジ22cと外フランジ22dとを含んでいる。外フランジ22dの車両幅方向外側は、車両幅方向外側の見切り部22eとなっている。
図2、図4に示すように、ロアアウタパネル15の上部は、車両幅方向外側で上方向に突き出した帯板状の部材で、車両幅方向外側部分がインナパネル20の左側部22Lの外フランジ22dに接着剤51で組付けられており、車両幅方向内側部分は、インナパネル20の溝部22aを覆うように車両幅方向内側に延びている。ロアアウタパネル15の上部とインナパネル20の溝部22aの間には中空空間18が形成され、この中空空間18の中に左補強部材31Lの左上アーム部33Lが組付けられている。
左補強部材31Lの左上アーム部33Lは、略四角の環状の閉断面構造で車両幅方向外側と車両前後方向後側に向かってそれぞれ鍔部33c、33dが張り出しているものである。左補強部材31Lの左上アーム部33Lは、略U字状で車両幅方向外側に向かって延びる鍔を含むインナパネル20側の内板33aと、U字状の内板33aの開放側を塞ぐような折り曲げ板で両端に内板33aの鍔に組付けられる鍔を有する外板33bとで構成される。内板33aの各鍔と外板33bの各鍔との接合部は、鍔部33c、33dを構成する。左補強部材31Lの内板33aの底部の面33fは隙間d3を空けてインナパネル20の溝部22aの面22fに接着剤50で固定され、左補強部材31Lの鍔部33cのインナパネル20側の面33gは隙間d4を空けてインナパネル20の内フランジ22cの面22gに接着剤50で固定されている。外板33bとロアアウタパネル15の上部とは離間している。
インナパネル20の外フランジ22dの上に組付けられたロアアウタパネル15の上部の車両前後方向後側には、ウレタン52を介してバックドアガラス40が取り付けられている。
図5に示すように、インナパネル20の左下部23Lには、左補強部材31Lの左下アーム部34Lと、ロアアウタパネル15とが組付けられている。インナパネル20の左下部23Lは、車両前後方向前側に凹んだ略U字状の溝部23aと、溝部23aから車両幅方向外側に向かって折れ曲がって延びる内フランジ23cと外フランジ23dとを含んでいる。外フランジ23dの車両幅方向外側は、車両幅方向外側の見切り部23eとなっている。
ロアアウタパネル15は、車両前後方向後側に向かって湾曲して、意匠面を構成する中央部15aと、インナパネル20の外フランジ23dに接着剤51で組付けられる端部15eとを含んでいる。このように、車両前後方向前側にU字状に凹んだインナパネル20に車両前後方向後ろ側に向かって湾曲したロアアウタパネル15を組み付けると内部に中空空間18ができ、この中空空間18の中に左補強部材31Lの左下アーム部34Lが組付けられている。
左補強部材31Lの左下アーム部34Lは、略四角の環状の閉断面構造で車両幅方向外側と車両幅方向内側に向かってそれぞれ鍔部34c、34dが張り出しているものである。左補強部材31Lの左下アーム部34Lは、略U字状で車両幅方向外側と車両幅方向内側に向かって延びる鍔を含むインナパネル20側の内板34aと、U字状の内板34aの開放側を塞ぐ板状部材で両端に内板34aの両側の鍔に組付けられる鍔を有する外板34bとで構成される。内板34aの各鍔と外板34bの各鍔との接合部は、鍔部34c、34dを構成する。左補強部材31Lの内板34aの底部は隙間d5を空けてインナパネル20の溝部23aに接着剤50で固定され、左補強部材31Lの鍔部34cのインナパネル20側の面は隙間d6を空けてインナパネル20の内フランジ23cに接着剤50で固定されている。外板34bとロアアウタパネル15との間には、隙間が空いている。
<樹脂バックドアの製造方法>
以上のように構成された樹脂バックドアの製造方法について、図6から図14を参照して説明する。
<補強部材の組立>
最初に図6を参照しながら左補強部材31Lの左上アーム部33Lを例にして補強部材30の組立方法について説明する。左補強部材31Lの左上アーム部33Lは、内板33aと外板33bとをフリクションスクリュー溶接(FSW)によって組み立てたものである。図6に示すように、内板33aは、略U字状で車両幅方向外側に向かって延びる鍔33acを有している。外板33bは、略U字状の内板33aの開放側を塞ぐような折り曲げ板で両端に内板33aの鍔33acと開放側端部33adとにそれぞれ組付けられる鍔33bc、33bdを有している。
図6に示すように、インナパネル20の溝部22aに対向する内板33aの底部には、台座90に立設された内板組み付け用ピン91が挿通する穴33pと、外板組み付け用ピン92が挿通する大穴33qとが設けられている。また、外板33bには、外板組み付け用ピン92が挿通する穴33pが設けられている。内板33a、外板33bに設けられた穴33pは、内板、外板組み付け用ピン91、92の外径と略同一の大きさで、内板、外板組み付け用ピン91、92が挿通することにより、台座90に対する内板33a、外板33bの位置を規定するものである。また、大穴33qは、外板組み付け用ピン92の外径よりも大きな穴であり、大穴33qと外板組み付け用ピン92との間の隙間を調整することにより、内板33aと外板33bとの相対位置を調整することができる。
内板33aに外板33bを組み付ける際には、内板33aの穴33pに内板組み付け用ピン91を通して内板33aを台座90に対して固定し、外板33bの穴33pを外板組み付け用ピン92に通して、外板33bの鍔33bcを内板33aの鍔33acに重ね、外板33bの鍔33bdを内板33aの開放側端部33adに重ね合わせる。そして、重ね合わせた部分を図中に矢印で示すようにフリクションスクリュー溶接(FSW)で組み付ける。つまり、内板33aに外板33bをアウタパネル側からインナパネル側に向かって組み合わせて鍔33bcと鍔33ac、鍔33acと開放側端部33adをフリクションスクリュー溶接(FSW)で組み立てることにより製造する。
このように、台座90のピンに内板33a、外板33bの穴33pを通して位置を固定した状態でフリクションスクリュー溶接(FSW)することにより、寸法精度よく左補強部材31Lを組み立てることができる。右補強部材31Rについても同様である。
<インナパネル固定工程>
次に、図7、図10を参照しながらインナパネル20を下治具70に固定するインナパネル固定工程について説明する。
図7に示すように下治具70は、下治具70は、本体71と、本体の周囲に配置され、インナパネル20の車両前方側の面を受ける複数のポスト72と、各ポスト72に取り付けられてインナパネル20の外周縁を固定保持する保持部73とを有している。図10に示すように、ポスト72は、例えば、インナパネル20の左側部22Lの溝部22aの下側あるいは車両前方側に接してインナパネル20を保持する。
図10に示すように、保持部73はポスト72に固定されてインナパネル20の内フランジ22c、外フランジ22dを受ける台座73c、73dを有する下顎部74と、回転ピン76の周りに回転自在に取り付けられ、台座73cと共に外フランジ22dを挟み込む先端78を有する上顎部75とで構成されている。図10に示すように、溝部22a、内フランジ22c、外フランジ22dをそれぞれ下治具70のポスト72の先端、下顎部74の各台座73c、73dの上に載置し、上顎部75の先端78と台座73cの間に外フランジ22dを挟み込むことにより、インナパネル20の左側部22Lは下治具70に固定される。
ポスト72の先端、台座73c、73dの寸法はインナパネル20の設計寸法となっている。このため、インナパネル20の溝部22a、内フランジ22c、外フランジ22dが設計寸法の通りに仕上がっていない場合でも、図10に示すように、下治具70のポスト72の先端、下顎部74の各台座73c、73dの上に溝部22a、内フランジ22c、外フランジ22dを載置し、上顎部75の先端78と台座73cの間に外フランジ22dを挟み込むことにより、内フランジ22c、外フランジ22dの位置を設計寸法の位置に矯正することができる。また、外フランジ22dの位置の矯正により、インナパネル20の外周縁である見切り部22eの位置を設計寸法の位置に矯正することができる。
また、図10、図11(a)に示すように、外フランジ22dと内フランジ22cとの稜線部には、溝22pを有する強度低下部22xが設けられている。また、図11(b)に示すように、内フランジ22cの内側端の稜線部分には溝22qを有する強度低下部22yが設けられている。更に、図11(c)に示すように内角部の谷線部分にも溝22rを有する強度低下部22zが設けられている。外フランジ22dを台座73dと上顎部75の先端78とで挟み込んだ際、各強度低下部22x,22y,22zにより、溝部22aに対して内フランジ22c,外フランジ22dが曲げ変形しやすくなる。このため、矯正の際には、強度低下部22x,22y,22zを変形させることによりインナパネル20の他の部分を変形させることなく、容易に内フランジ22c、外フランジ22d、見切り部22eを設計寸法の位置に合わせることができる。
<補強部材固定工程>
次に図8、図10を参照しながら、複数の補強部材30を上治具80に固定する補強部材固定工程について説明する。
図8に示すように、上治具80は、本体81と、本体81から外周に向かって突出する複数の保持ユニット87と、本体81から下向きに突出するポスト82、88と、外側に張り出した脚部89とを有している。保持ユニット87は、本体81の外周に向かって突出するアーム83と、アーム83の下側に取り付けられたブラケット84と、ブラケット84の下面に下側に立設されて下方向に向かって突出するピン85と、ブラケット84に取り付けられたクランプ86とで構成されている。各ポスト82、88、脚部89の下側には下治具70の本体71の上に接するベースプレート82a、88a、89aが取り付けられている。
図10に示すように、上治具80のピン85は、図6を参照して説明した左補強部材31Lの左上アーム部33Lの外板33bと内板33aとの組立の際に外板組み付け用ピン92が挿通する穴33pに嵌り込んで、左補強部材31Lの左上アーム部33Lを所定の設計位置に位置決めする。そして、図10に示すように、クランプ86とピン85とで左上アーム部33Lの外板33bを保持することにより、左上アーム部33Lを所定の設計位置に保持することができる。
図8に示すように、左補強部材31Lの左上肩部32L、左下アーム部34Lにもそれぞれ穴33pと同様の穴32p、34pが設けられており、穴32p、34pに挿入されたピン85とクランプ86により左上肩部32L、左下アーム部34Lも設計位置に保持される。同様に、右補強部材31Rの右上肩部32R、右上アーム部33R、右下アーム部34R、下辺補強部材35にも穴32p、33p、34p、35pが設けられており、ピン85を各穴33p〜35pに通し、クランプ86とピン85とで各部を保持することにより、右補強部材31R、下辺補強部材35をそれぞれ設計位置に保持することができる。このように、上治具80は、補強部材30を構成する左補強部材31L、右補強部材31R、下辺補強部材35の相対位置が所定の設計位置となるように保持、固定することできる。
<上治具の下治具への組み合わせ>
以上説明したように、下治具70にインナパネル20を固定し、上治具80に左補強部材31L、右補強部材31R、下辺補強部材35を固定したら、上治具80の各ポスト82、88、脚部89のベースプレート82a、88a、89aを下治具70の本体71の上に接するように上治具80を下治具70の上に組み合わせる。
この際、図9に示すように左補強部材31Lの左上アーム部33Lは、図6を参照して説明した内板33aに外板33bを組み付ける場合と同様、アウタパネル側からインナパネル20の側に向かって組み付けられる。このように内板33aの外板33bへの組み付け方向と、左補強部材31Lのインナパネル20への組み付け方向を同一方向とすることにより、補強部材30をインナパネル20に組み付ける際の相対位置のばらつきを抑制することができる。
図10に示すように、上治具80の各ポスト82、88、脚部89のベースプレート82a、88a、89aが、下治具70の本体71の上に接し、各補強部材31L、31R、35がインナパネル20の内面の所定の位置と対向するように位置合わせされると、上治具80の左上アーム部33Lの面33fとインナパネル20の面22fとの隙間d3は標準隙間dsに設定される。
ここで、隙間の設定について説明する。図4に示す左上アーム部33Lの面33fとインナパネル20の面22fとの隙間d3は、補強部材30の寸法のばらつきを規定する製造公差e30、インナパネル20の寸法のばらつきを規定する製造公差e20、インナパネル20に補強部材30を組み付ける際の組付け寸法のばらつきea、上治具80と補強部材30との取り付け誤差e80、下治具70とインナパネル20との取り付け誤差e70、により、下記の式1で示される±ed3だけばらつく。
±ed3=[√(|e20|+|e30|+|ea|)]+e80+e70
----- (式1)
標準隙間dsは、図4に示す左上アーム部33Lの面33fとインナパネル20の面22fとの隙間d3が式1で示される±ed3だけばらついても最小隙間dmin以上の隙間となるように、以下の式2のように設定される。
ds=ed3+dmin ------- (式2)
この場合、図4に示す左上アーム部33Lの面33fとインナパネル20の面22fとの隙間d3は、図12に示すように、dminとdmax=dmin+2*ed3の間で変化する。
面22fと面33fとの間の隙間の幅は、例えば、図12に示すように、端部では小さいdminで、中央部では大きなdmaxのように変化する。
<補強部材とインナパネルとの接着工程>
面22fまたは面33fに接着剤50を設定して左補強部材31Lをインナパネル20に合わせると、接着剤50の厚さは隙間d3の変化に応じてdminとdmaxとの間で変化する。また、接着剤50が固化した際の接着剤層の厚さも隙間d3の幅に応じて変化する。左補強部材31Lの鍔部33cのインナパネル20側の面33gとインナパネル20の内フランジ22cの面22gとの間の隙間d4も隙間d3と同様、dminとdmaxとの間で変化する。面22gまたは面33gに接着剤50を設定した場合、同様に、接着剤50の厚さは、d4の変化に応じてdminとdmaxとの間で変化し、接着剤50が固化した際の接着剤の厚さは、隙間d4に応じて変化する。このように、補強部材30は、接着剤によってインナパネル20に接着される。
以上説明したように、本実施形態の樹脂バックドア100では、補強部材30を上治具80に取り付けて、左上アーム部33Lの面33f、33gとインナパネル20の面22f、22gとの間に最小隙間dmin以上の隙間が空くように補強部材30をインナパネル20から浮かして設定して補強部材30をインナパネル20に接着固定する(接着工程)。接着剤50が固化した際の接着剤層の厚さは隙間の幅に応じて変化するので、補強部材30をインナパネル20に接着固定する際に樹脂製のインナパネル20の外周寸法が補強部材30に引っ張られて変形することがない。
また、内フランジ22c、外フランジ22dの位置を設計寸法の位置に矯正し、インナパネル20の外周縁である見切り部22eの位置を設計寸法の位置に矯正した状態で、補強部材30をインナパネル20に接着剤50で固定するので、補強部材30の強度により、インナパネル20の見切り部22eの位置が、設計形状に保持される、外周寸法精度をより向上させることができる。
<接続部材の組み付け工程>
次に、図13を参照しながら、上接続部材37、左角接続部材36L、右角接続部材36Rの組み付け工程について説明する。樹脂バックドア100の製造においては、補強部材30の寸法のばらつきとインナパネル20の寸法のばらつきとを隙間の幅の変化で吸収してインナパネル20に補強部材30を接着固定する。このため、各補強部材31L,31R、35を相互に離間するようにインナパネル20に接着固定した後では、左補強部材31Lの下端部と下辺補強部材35の左端との間の距離、或いは、右補強部材31Rの下端部と下辺補強部材35の右端との距離は、左右補強部材31L、31R、下辺補強部材35の寸法のばらつきによって変化する。
そこで、左補強部材31Lの下端部と下辺補強部材35の左端とを接続する略L字型の部材である左角接続部材36Lは、ボルト締結用の穴を長穴36e、あるいは大穴36dとし、穴と締結ボルトの隙間で上記の寸法のばらつきを吸収するよう構成されている。
左角接続部材36Lの左補強部材31Lの側の端部には左補強部材31Lの下端部に固定された締結部材であるボルト31bが通る締結部材用の穴である長穴36eが設けられており、下辺補強部材35の側の端部には、下辺補強部材35の左端に固定された締結部材であるボルト35bが通る締結部材用の大穴36dが設けられている。長穴36eは、左補強部材31Lの延びる方向に沿った長穴である。また、大穴36dの大きさは、ボルト35bとの間に隙間が空くようにボルト35bの直径に隙間分を加えた大きさとなっている。右角接続部材36Rは、右補強部材31Rの下端部と下辺補強部材35の右端とを接続する略L字型の部材であり、右角接続部材36Rと同様、長穴36eと大穴36dとが設けられている。
左角接続部材36Lは、長穴36e、大穴36dをボルト31b、35bに通して、図示しないナットで締め付けることにより、左補強部材31Lの下端部と下辺補強部材35の左端とに締結される。同様に、右角接続部材36Rは、長穴36e、大穴36dをボルト31b、35bに通して、図示しないナットで締め付けることにより、右補強部材31Rの下端部と下辺補強部材35の右端とに締結される。
長穴36e、大穴36dは、これらの各補強部材31L、31R、35相互の距離のばらつきを吸収可能な大きさとなっているので、左角接続部材36Lを左補強部材31Lの下端部、下辺補強部材35の左端に締結する際に、インナパネル20を変形させることがない。このため、樹脂バックドアの強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることができる。右角接続部材36Rも同様である。
上接続部材37は、左補強部材31Lの左上肩部32Lと右補強部材31Rの右上肩部32Rとに締結されて左補強部材31Lと右補強部材31Rとを車両幅方向に接続する帯板状の部材である。上接続部材37は、樹脂バックドア100が温度上昇により熱変形した際に、左補強部材31Lの左上肩部32Lと右補強部材31Rの右上肩部32Rとが車両幅方向に開く方向に変形することを抑制するものである。このため、引っ張り力にのみ対向し、曲げモーメント、ねじりモーメントは伝達しないような帯状部材となっている。上接続部材37は、図示しない締結部材であるボルト、ナットで左補強部材31Lと右補強部材31Rとに締結されており、左補強部材31Lの左上肩部32Lと右補強部材31Rの右上肩部32Rとの間での位置のねじれは上補強部材のねじれ変形で吸収される。
<リテーナの組み付け工程>
図14に示すように、右リテーナ39Rは、帯板状で、中央に樹脂バックドア100の取り付けヒンジを固定するボルトを通す穴39bと穴39bの周囲を補強するボス39cとが中央部に設けられ、右補強部材31Rの右上肩部32Rにボルト固定するための穴39aが両端部に設けられている。また、右補強部材31Rの右上肩部32Rには、右リテーナ39Rを固定するボルト39dを通す穴32hが設けられている。
図14(c)に示すように、穴39a、32hの内径は、ボルト39dの外径よりも大きく、右リテーナ39Rの取り付け位置を樹脂バックドア100、車体の開口寸法に合わせて調整可能となっている。例えば、取り付けヒンジを固定するボルトを通す穴39bとボス39cにピンを通して車体の開口と樹脂バックドア100の見切りとの隙間を調整した後、ボルト39d、ナット39eを締結することにより、樹脂バックドア100の見切りと車体の開口との隙間を均一にすることができる。これにより、樹脂バックドア100を搭載した車両の見栄えが向上する。
以上説明したように、本実施形態の樹脂バックドア100の製造方法は、樹脂バックドア100の強度を確保しつつ外周寸法精度を向上させることができる。
10 アッパアウタパネル、10a 前部、10b 後端、10c 後部、10e 前端、15 ロアアウタパネル、15a 中央部、15e 端部、18 中空空間、20 インナパネル、21 上辺部、21a,22a,23a 溝部、21b 端部、21c フランジ、21e,22e,23e,見切り部、22L 左側部、22R 右側部、22c,23c 内フランジ、22d,23d 外フランジ、22f,22g,33f,33g 面、22p,22q,22r 溝、22x,22y,22z 強度低下部、23L 左下部、23R 右下部、24 下辺部、25 開口、27,32h,32p,33p,34p,35p,38,39,39a,39b 穴、30 補強部材、31L 左補強部材、31R 右補強部材、31b,35b,39d ボルト、32L 左上肩部、32R 右上肩部、32U,32V 窪み部分、32a,33a,34a 内板、32b,33b,34b 外板、33L 左上アーム部、33R 右上アーム部、33ac,33bc,33bd 鍔、33ad 開放側端部、33c,33d,34c,34d 鍔部、33q,36d 大穴、34L 左下アーム部、34R 右下アーム部、35 下辺補強部材、36L 左角接続部材、36R 右角接続部材、36e 長穴、37 上接続部材、39L 左リテーナ、39R 右リテーナ、39c ボス、39e ナット、40 バックドアガラス、45 樹脂スポイラ、50,51 接着剤、52 ウレタン、60 ルーフパネル、70 下治具、71,81 本体、72,82,88 ポスト、73 保持部、73c,73d,90 台座、74 下顎部、75 上顎部、76 回転ピン、78 先端、80 上治具、82a,88a,89a ベースプレート、83 アーム、84 ブラケット、85 ピン、86 クランプ、87 保持ユニット、89 脚部、91 内板組み付け用ピン、92 外板組み付け用ピン、100 樹脂バックドア。

Claims (1)

  1. 樹脂製のインナパネルと、
    樹脂製のアウタパネルと、
    前記インナパネルと前記アウタパネルとで形成される中空空間に配置される金属製の複数の補強部材と、を含む車両の樹脂バックドアの製造方法であって、
    前記インナパネルは、略U字状の溝部と、前記溝部の車両幅方向外側の縦壁から車両幅方向外側に向かって折れ曲がって延びる内フランジと、前記内フランジから車両幅方向外側に向かって延びて外周縁を構成する外フランジと、を含み、
    前記内フランジは、強度低下部を有し、
    各前記補強部材は、略U字状の内板と、前記内板の開放側を塞ぐ外板とで構成され、車両幅方向外側に向かって張り出す鍔部を備え、
    前記フランジの前記強度低下部を変形させることにより前記外フランジの前記外周縁を所定の寸法に矯正して前記インナパネルを下治具に固定するインナパネル固定工程と、
    各前記補強部材の相対位置が所定の位置となるように上治具に固定する補強部材固定工程と、
    前記補強部材の前記内板の底面又は前記インナパネルの前記溝部の上面と、各前記補強部材の前記鍔部の下面又は前記内フランジの上面と、に接着剤を設定し、前記補強部材の前記内板の底面と前記インナパネルの前記溝部の上面との間と、各前記補強部材の前記鍔部の下面と前記内フランジの上面との間とにそれぞれ隙間が空くように前記上治具を前記下治具に組み合わせて各前記隙間に接着剤層を形成し、前記内板の前記底部を前記溝部に接着固定し、前記鍔部を前記内フランジに接着固定する接着工程と、
    を含む車両の樹脂バックドアの製造方法。
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