JP6947565B2 - 空気極、金属空気電池及び空気極の製造方法 - Google Patents
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Description
O2 + 2H2O + 4e- → 4OH- (1)
この電極反応は、気体(O2)と液体(H2O)と固体(触媒)との三相界面において進行する。また、この酸素還元反応は電気化学反応であるため、電極反応を進行させるためには、三相界面(触媒表面)に電子を供給する必要がある。
このような三相界面を形成するために、空気極は、通常、触媒層と、三相界面に電子を供給する集電体と、漏液を防止するための撥水層とを積層した構造を有している(例えば、特許文献1〜3参照)。
集電体は、通常、触媒層中又は、触媒層の電解質層側の表面上に設けられている。
撥水層には、通常、350℃以上の温度で熱処理したPTFE膜が用いられる(例えば、特許文献4参照)。このPTFE膜は、通常40μm程度の厚さを有する。
また、空気極内における集電体の位置が従来では電解質側に寄っていたことで、触媒層に電解質が浸透していくにつれ三相界面が集電体から遠ざかっていく。このため経時的に空気極の内部抵抗が増大し金属空気電池の電気特性が低下してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、金属空気電池の出力が低下することを抑制することができる空気極を提供する。
前記集電体の一部がフッ素樹脂多孔質膜にくい込み、集電体の他の一部が空気極触媒層にくい込むことにより、空気極触媒層と撥水層がつなぎ合わされている。このような構成により、空気極触媒層と撥水層との界面にすき間が生じることを抑制することができる。この結果、触媒層への空気の供給が遮断されることを抑制することができ、金属空気電池の出力が低下することを抑制することができる。
本発明の空気極に含まれるフッ素樹脂多孔質膜は、100μm以上250μm以下の厚さを有することが好ましい。フッ素樹脂多孔質膜が100μm以上の厚さを有することにより、比較的柔らかいフッ素樹脂多孔質膜が十分に大きな強度を有することができる。また、集電体がフッ素樹脂多孔質膜を貫通することを抑制することができる。フッ素樹脂多孔質膜が250μm以下の厚さを有することにより、空気極触媒層への空気の供給がフッ素樹脂多孔質膜により阻害されることを抑制することができる。
本発明の空気極に含まれる集電体と空気極触媒層と撥水層は、式:((B+C)/2)≦A≦(B+C)、(ここでAは集電体の厚みであり、Bは空気極触媒層の厚みであり、Cはフッ素樹脂多孔質膜の厚みである)を満たすように設けられることが好ましい。((B+C)/2)≦Aとなるように集電体と空気極触媒層と撥水層を設けることにより、集電体を空気極触媒層の深くまでくい込ませることができ、かつ、集電体をフッ素樹脂多孔質膜の深くまでくい込ませることができる。この結果、集電体により空気極触媒層とフッ素樹脂多孔質膜とを強く繋ぎ合わせることができる。A≦(B+C)となるように集電体と空気極触媒層と撥水層を設けることにより、集電体が撥水層を貫通することを抑制することができ、集電体と撥水層との界面から漏液することを抑制することができる。
前記集電体の材質は、金属ニッケル又はニッケルめっき処理された金属であることが好ましい。このことにより、集電体が耐アルカリ性を有することができ、集電体がアルカリ性の電解液により腐食されることを抑制することができる。また、集電体が比較的大きな硬さを有することができ、集電体の一部を容易に空気極触媒層又はフッ素樹脂多孔質膜にくい込ませることができる。
前記撥水層は、多層構造を有することが好ましい。このことにより、比較的軟らかいフッ素樹脂多孔質膜に集電体をくい込ませることができ、比較的硬い樹脂膜により撥水層を補強することができる。
本発明は、フッ素樹脂多孔質膜を含む撥水層と空気極触媒層との間に網状構造を有する集電体を配置した積層体をプレスすることにより、集電体の一部をフッ素樹脂多孔質膜にくい込ませ、集電体の他の一部を空気極触媒層にくい込ませる工程を含む空気極の製造方法も提供する。
本発明の空気極の製造方法において、フッ素樹脂多孔質膜は、フッ素樹脂粉末の練り物の未焼成膜、フッ素樹脂粉末の塗布膜の未焼成膜、フッ素樹脂粉末の練り物を250℃以下の温度で焼成した膜、又はフッ素樹脂粉末の塗布膜を250℃以下の温度で焼成した膜を含むことが好ましい。このことにより、フッ素樹脂多孔質膜の深くまで集電体の一部をくい込ませることができる。
本実施形態の空気極10は、空気極触媒層2と、撥水層4と、空気極触媒層2と撥水層4との間に配置された集電体3とを備え、集電体3は網状構造を有し、撥水層4はフッ素樹脂多孔質膜5を含み、集電体3の一部がフッ素樹脂多孔質膜5にくい込み、集電体3の他の一部が空気極触媒層2にくい込むことにより、空気極触媒層2と撥水層4がつなぎ合わされていることを特徴とする。
本実施形態の金属空気電池20は、本実施形態の空気極10と、金属極12と、電解質14とを備えることを特徴とする。
以下、本実施形態の空気極10及び金属空気電池20について説明する。
本実施形態の空気極10は、例えば、図4に示した金属空気電池20のように、金属空気電池に組み込むことができる。空気極10は、空気極触媒層2が金属極12側となり、撥水層4が空気側となるように配置することができる。このことにより、金属極側から空気極触媒層2に電解液を浸み込ませることができ、撥水層4側から空気を空気極触媒層2に供給することができる。この結果、空気極触媒層2に電極反応が進行する三相界面を形成することができる。
本実施形態の金属空気電池20は、金属極12を負極(アノード)とし、空気極10を正極(カソード)とする電池である。例えば、亜鉛空気電池、リチウム空気電池、ナトリウム空気電池、カルシウム空気電池、マグネシウム空気電池、アルミニウム空気電池、鉄空気電池などである。例えば、亜鉛空気電池の場合、金属極12の材料には、金属亜鉛を用いることができ、電解質14には、水酸化カリウム水溶液を用いることができる。
空気極触媒層2は、例えば、触媒粒子の粉末と、導電剤と、結着剤と、溶媒とを混練して練り物を形成し、この練り物をシート状に成型することにより製造することができる。このような空気極触媒層2を用いることにより、集電体3の一部を空気極触媒層2の深くまでくい込ませることができる。
空気極触媒層2の厚さBは、例えば、100μm以上2mm以下であり、好ましくは500μm以上1mm以下である。
撥水層4は、フッ素樹脂多孔質膜5を含む。このフッ素樹脂多孔質膜5は、空気を通過させることができるが、水はほとんど通過させない。フッ素樹脂多孔質膜5は、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)多孔質膜である。
また、フッ素樹脂多孔質膜5は、例えば、フッ素樹脂粉末と有機溶媒と混合してペーストを形成し、このペーストを塗布することにより製造することができる。
フッ素樹脂多孔質膜5は、未焼成膜であってもよい。未焼成膜とは、フッ素樹脂粉末の練り物又はペーストを焼成を行わずに自然乾燥させたフッ素樹脂多孔質膜である。
フッ素樹脂多孔質膜5は、フッ素樹脂粉末の練り物又はペーストを250℃以下の温度で焼成させた膜であってもよい。このことにより、フッ素樹脂多孔質膜5の深くまで集電体3の一部をくい込ませることができると共に、フッ素樹脂多孔質膜5の形状を保つことが可能になる。
撥水層4が多層構造を有する場合、集電体3側にフッ素樹脂多孔質膜5を配置することができ、集電体3の反対側に樹脂膜6を配置することができる。このことにより、比較的軟らかいフッ素樹脂多孔質膜5に集電体3をくい込ませることができ、比較的硬い樹脂膜6により撥水層4を補強することができる。
集電体3は、網状構造を有する。このことにより、空気極触媒層2への空気の供給を集電体3が阻害することを抑制することができる。例えば、集電体3は、金属メッシュである。金属メッシュは、金属線を編んだものであり、例えば、平織、綾織、平畳織、綾畳織である。金属メッシュは表面に大きな凹凸を有するため、金属メッシュの一部を容易に空気極触媒層2又はフッ素樹脂多孔質膜5にくい込ませることができる。
集電体3の厚さAは、例えば、100μm以上600μm以下である。
集電体3は、平織の金属メッシュであることが好ましく、この金属メッシュは、50μm以上300μm以下のワイヤ径Eを有し、かつ、開口部の一辺の長さDが、ワイヤ径Eの2.4倍より長くなるように設けられることが好ましい。このことにより、集電体3を空気極触媒層2及びフッ素樹脂多孔質膜5に十分にくい込ませることができ、空気極触媒層2とフッ素樹脂多孔質膜5の密着性を向上させることができる。ワイヤ径Eは、図1に示したように金属メッシュを構成する金属線の直径であり、開口部の一辺の長さDは、図1に示したようにワイヤの間隔である。
また、集電体3は、例えば、エキスパンドメタルであってもよい。
集電体3の材質は、金属ニッケル又はニッケルめっき処理された金属であることが好ましい。このことにより、集電体3が耐アルカリ性を有することができ、集電体3がアルカリ性の電解液により腐食されることを抑制することができる。また、集電体3が比較的大きな硬さを有することができ、集電体3の一部を容易に空気極触媒層2又はフッ素樹脂多孔質膜5にくい込ませることができる。
例えば、フッ素樹脂多孔質膜5を含む撥水層4と空気極触媒層2との間に集電体3を配置した積層体をプレスすることにより、集電体3の一部をフッ素樹脂多孔質膜5にくい込ませることができ、集電体3の他の一部を空気極触媒層2にくい込ませることができる。このことにより、撥水層4と集電体3と空気極触媒層2とが安定的に接合し一体化した空気極10を作製することができる。例えば、図3に示したような積層体をプレスすることにより空気極10を製造することができる。
((B+C)/2)≦Aとなるように集電体3と空気極触媒層2と撥水層4を設けることにより、集電体3を空気極触媒層2の深くまでくい込ませることができ、かつ、集電体3をフッ素樹脂多孔質膜5の深くまでくい込ませることができる。この結果、集電体3により空気極触媒層2とフッ素樹脂多孔質膜5とを強く繋ぎ合わせることができる。
A≦(B+C)となるように集電体3と空気極触媒層2と撥水層4を設けることにより、集電体3が撥水層4を貫通することを抑制することができ、集電体3と撥水層4との界面から漏液することを抑制することができる。
<撥水層の作製>
PTFE粉末(ダイキン製「F-104」)にエタノール(添加量はPTFE粉末の半分重量)を入れて軽く捏ねて練り物にし、ロール圧延機を用いてこの練り物を圧延したものに1軸延伸又は2軸延伸を施すことによりPTFEシートを形成した。このPTFEシートを自然乾燥させ、実施例1、6〜10、比較例3のフッ素樹脂膜を作製した。また、PTFEシートを100℃、150℃、200℃、250℃、300℃又は350℃で2時間の焼成処理を行い、実施例2〜5、比較例1、2のフッ素樹脂膜を作製した。実施例1〜5、比較例1、2のフッ素樹脂膜の厚さは、約200μmとなるように調整した。また、実施例6〜10、比較例3のフッ素樹脂膜の厚さは、表2に示した厚さとなるように調整した。
作製した実施例1〜5、比較例1、2のフッ素樹脂膜の引張強度及び塑性硬度(HIT)を測定した。フッ素樹脂膜の引張強度は、島津製作所製「オートグラフAGS-500NX」を用いて測定した。また、フッ素樹脂膜の塑性硬度はフィッシャー・インストルメンツ製「HM2000」を用いて測定した。
測定結果を表1に示す。焼成温度を高くしていくと、フッ素樹脂膜の引張強度及び塑性硬度は徐々に大きくなっていった。特に焼成温度が300℃を超えると、フッ素樹脂膜の引張強度は18MPaを超え、フッ素樹脂膜の塑性硬度は22N/mm2を超えた。
触媒であるMnO2(中央電気工業製、二酸化マンガン、商品名:CMD-K200)に、重量比で1.5倍量のカーボンブラックを加えて一晩ボールミル(直径4mmのZrボールを用いた)を用いて混合して触媒とカーボンブラックの混合物を得た。この混合物に全固形分に対する重量比で25%分量の結着剤(ダイキン製、PTFE分散液「D-210C」、溶媒:水、固形分濃度:60wt%)と、全体の固形分濃度が50wt%となる量の水を入れ、プラネタリミキサにて混合し、混合物を得た。この混合物を乳鉢にて混練して練り物を得た。この練り物をロール圧延機にてシート状に成形することで実施例1〜10、比較例1〜3の空気極触媒層を作製した。実施例1〜10、比較例1〜3の空気極触媒層の厚さは、空気極において約500μmとなるように調整した。
上記にて作製した実施例1〜10、比較例1、2のフッ素樹脂膜(撥水層)と空気極触媒層の間に集電体(Niメッシュ)を重ねて配置した積層体を、図3のようにプレス(プレス圧:2.15kN/cm2、プレス時間:2min、常温)することでフッ素樹脂膜(撥水層)と集電体と空気極触媒層を一体化し空気極(実施例1〜10、比較例1、2)を作製した。比較例3では、空気極触媒層がフッ素樹脂膜と集電体との間に位置するように空気極を作製した。
実施例1〜9、比較例1〜3の空気極では、ワイヤ径が250μm、開口部の1辺の長さが1mmの20メッシュの集電体を用いた。また、実施例10の空気極では、ワイヤ径が250μmで開口部の1辺の長さが0.5mmの集電体を用いた。
図5のように、作製した実施例1〜7、9、10、比較例1〜3の空気極の一端において、フッ素樹脂膜を集電体及び空気極触媒層からを剥がしておき、剥がした側の触媒層の一端を固定し、フッ素樹脂膜の端を引張って剥がし切るまでの最大張力(180°剥離強度)を測定した。この時のサンプル幅は10mmであり、長さは40mmである。また、引張り速度は2mm/sとした。なお、実施例8では集電体がフッ素樹脂膜を突き破っていたため密着性を評価していない。
測定結果を表1、2に示す。触媒層と撥水層の密着性は、比較例1、2の空気極で弱いことがわかった。比較例1、2では、フッ素樹脂膜の焼成温度が高く、フッ素樹脂膜の引張強度及び塑性硬度が大きい。このため、集電体がフッ素樹脂膜にほとんどくい込んでいないと考えられる。このため、空気極触媒層と撥水層の密着性が弱くなったと考えられる。
作製した実施例1〜7、9、10、比較例1〜3の空気極を用いて、図4のような亜鉛空気電池を作製した。電解液には7M KOH水溶液、負極には亜鉛板を用いた。作製した実施例1〜7、9、10、比較例1〜3の亜鉛空気電池のI-V特性評価を菊水電子工業製バッテリテストシステム「PFX2011」を用いて行った。
測定結果を表1、2に示す。比較例1、2の亜鉛空気電池では、1ヶ月後における初期からの変化率が−11.9%と−11.2%であり、他の亜鉛空気電池よりも電圧が大きく低下した。比較例1、2では、触媒層と撥水層との密着性が弱いため、触媒層と撥水層との間にすき間が生じたと考えられる。また、このすき間に電解液が溜まり、触媒層への空気の供給が阻害されたため、亜鉛空気電池の電圧が低下したと考えられる。
Claims (9)
- 空気極触媒層と、撥水層と、前記空気極触媒層と前記撥水層との間に配置された集電体とを備え、
前記集電体は、網状構造を有し、
前記撥水層は、フッ素樹脂多孔質膜を含み、
前記フッ素樹脂多孔質膜は、10MPa以下の引張強度又は13N/mm 2 以下の塑性硬度を有し、
前記集電体の一部が前記フッ素樹脂多孔質膜にくい込み、前記集電体の他の一部が前記空気極触媒層にくい込むことにより、前記空気極触媒層と前記撥水層がつなぎ合わされていることを特徴とする空気極。 - 前記フッ素樹脂多孔質膜は、100μm以上250μm以下の厚さを有する請求項1に記載の空気極。
- 前記集電体と前記空気極触媒層と前記撥水層は、
式:((B+C)/2)≦A≦(B+C)、(ここでAは前記集電体の厚みであり、Bは前記空気極触媒層の厚みであり、Cは前記フッ素樹脂多孔質膜の厚みである)を満たすように設けられた請求項1又は2に記載の空気極。 - 前記集電体は、平織の金属メッシュを含み、
前記金属メッシュは、50μm以上300μm以下のワイヤ径を有し、かつ、開口部の一辺の長さが、ワイヤ径の2.4倍より長くなるように設けられた請求項1〜3のいずれか1つに記載の空気極。 - 前記集電体の材質は、金属ニッケル又はニッケルめっき処理された金属である請求項1〜4のいずれか1つに記載の空気極。
- 前記撥水層は、多層構造を有する請求項1〜5のいずれか1つに記載の空気極。
- 請求項1〜6のいずれか1つに記載の空気極と、金属極と、電解質とを備えた金属空気電池。
- フッ素樹脂多孔質膜を含む撥水層と空気極触媒層との間に網状構造を有する集電体を配置した積層体をプレスすることにより、前記集電体の一部を前記フッ素樹脂多孔質膜にくい込ませ、前記集電体の他の一部を前記空気極触媒層にくい込ませる工程を含み、
前記フッ素樹脂多孔質膜は、10MPa以下の引張強度又は13N/mm2以下の塑性硬度を有する空気極の製造方法。 - 前記フッ素樹脂多孔質膜は、フッ素樹脂粉末の練り物の未焼成膜、フッ素樹脂粉末の塗布膜の未焼成膜、フッ素樹脂粉末の練り物を250℃以下の温度で焼成した膜、又はフッ素樹脂粉末の塗布膜を250℃以下の温度で焼成した膜を含む請求項8に記載の製造方法。
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