JP6947373B2 - 放射線治療装置及びその作動方法 - Google Patents

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本発明は、放射線治療装置及びその作動方法に関する。
現在行われている放射線治療は、一般に、放射線の照射ごとにセットアップを行う必要がある。「セットアップ」とは、外部照射(外から放射線を当てる方法)において患者が寝る体勢を毎回の照射時に一致させる作業である。
この技術分野に関連し、特許文献1には、コンピュータ化された(空間的および時間的)多次元の画像解析を、人体部位の連続した画像による3次元スキャン(CTスキャナ等)における変化(構造的または機能的)の自動数量化、異物位置検出、一貫した診断の提供などに適用する概念が記載されている。
特表2009−522005号公報
上述のセットアップ作業に間違いがあると、意図する場所とは異なる部位に放射線が照射されることになる。しかし、放射線治療は多い場合で30−40回に分けて照射するが、個々の患者に合わせたセットアップを毎回行う必要がある。
従来は、CTスキャナの3次元データ同士の比較、もしくは、X線画像(2次元画像)同士の対比に基づいて、位置ずれの有無を判定していた。しかしながら、CTスキャナによる3次元データを比較する場合、X線による被曝の問題が生じる。また、X線画像(2次元画像)同士を対比する場合もX線による被曝の問題が生じると共に、(3次元情報に比べ情報量が少ないため)対比精度の問題が生じる。
本発明の目的は、上記課題に鑑みて、患者を被曝させず、かつ、3次元情報を通じて精度の高いセットアップを行うことができる放射線治療装置及びその作動方法を提供することにある。
第1の態様の放射線治療装置は、患者に放射線を照射する放射線照射部と、前記放射線照射部を支持し、前記放射線照射部を前記患者の回りに回転させる回転支持部と、前記放射線照射部又は前記回転支持部に取り付けられ、前記患者の回りに回転され、前記患者に向かってセンサ光を照射する3Dスキャナ部と、を備える。
本態様では回転支持部による回転駆動を利用して、3Dスキャナ部を患者の回りに回転させることができるため、3Dスキャナ自体の構成を極めて簡素にしながら、精度の高い3次元計測を行うことができる。
第2の態様の放射線治療装置は、前記3Dスキャナ部で取得した前記患者の3次元データに基づいて、前記患者の位置ずれを判定する判定部をさらに備える第1の態様の放射線治療装置である。
本態様では、患者に位置ずれが生じた場合のずれの補正が可能となる。
第3の態様の放射線治療装置は、前記3Dスキャナ部で取得した前記患者の3次元データに基づいて、前記患者の認証による判定を行う判定部をさらに備える第1の態様の放射線治療装置である。
本態様では、患者の取違い、又は患者のデータの取違いが生じた場合の再セットアップが可能となる。
第4の態様の放射線治療装置は、前記3Dスキャナ部が、前記放射線照射部と共に回転する第1から第3の態様のいずれかの放射線治療装置である。
本態様では、3Dスキャナ部を、放射線照射部と同じの回転軸で回転させることができるため、放射線照射部の回転軌道に沿った3Dデータを検出することができる。
第5の態様の放射線治療装置の作動方法は、前記回転支持部を回転駆動させて、前記3Dスキャナ部を前記患者の回りに回転させながら、前記3Dスキャナ部から前記患者に向かって前記センサ光を照射する走査ステップを実施する第1から第4の態様のいずれかの放射線治療装置の作動方法である。
本態様では、回転支持部による回転駆動を利用して、3Dスキャナ部を患者の回りに回転させることができるため、3Dスキャナ自体の構成を極めて簡素にしながら、精度の高い3次元計測を行うことができる。
本発明の放射線治療装置及びその作動方法によれば、患者を被曝させず、かつ、3次元情報を通じて精度の高いセットアップを行うことができる。
本発明の第一実施形態に係る放射線治療装置の構造を示す平面図である。 本発明の第一実施形態に係る放射線治療装置の構造を示す側面図である。 本発明の第一実施形態に係る放射線治療装置の構造を示す斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る放射線治療装置の要部を示す側面図である。 本発明の第一実施形態に係る放射線治療装置の要部の動作を説明する図である。 本発明の第一実施形態に係る放射線治療装置の比較処理を説明する図である。 本発明の第一実施形態に係る放射線治療装置の作動方法のフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る放射線治療装置の構造を示す斜視図である。
以下、本発明に係る各種実施形態について、図面を用いて説明する。
「第一実施形態」
本発明に係る放射線治療装置の第一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、放射線治療装置10は、固定部100と、放射線照射部101と、回転支持部102と、3Dスキャナ部103と、寝台2と、を備える。
固定部100は、放射線治療室の床面FLに固定される。床面FLに固定された固定部100は、放射線照射部101と、回転支持部102と、3Dスキャナ部103と、を支持する。
放射線照射部101は、寝台2に固定された患者に向けて、治療のための放射線を照射する。
図2に示すように、回転支持部102は、軸部102a、回転部102b及び腕部102cを備える。本実施形態において、軸部102a、回転部102b及び腕部102cは一体構造である。
回転支持部102は、固定部100に対して、軸部102aの軸線Azを中心に回転駆動される。回転支持部102は、放射線照射部101を支持しており、回転駆動により放射線照射部101を軸部102aの軸線Azの回りに回転させる。回転支持部102は、当該回転駆動により放射線照射部101を、寝台2に固定された患者の回りに回転させる。なお、以下、回転支持部102の回転する方向を「回転方向Dc」という。
本実施形態では、軸部102aの軸線Azが、寝台2に固定された患者OBJの体位軸の軸線と一致するように構成されているが、患者OBJの回りに放射線照射部101を回転させるものであるなら、患者OBJの体位軸の軸線と一致しなくてもよい。
例えば、軸部102aの軸線Azに対し、寝台2に固定された患者OBJの体位軸の軸線を自由に変更できるように寝台2を構成してもよい。具体的には、固定部100を中心として、寝台2を水平面内で旋回可能に構成してもよい。
また、軸部102aの軸線Azに対し、寝台2に固定された患者OBJの体位軸の軸線が水平面内で直交するように構成すれば、患者OBJの左右の画像を取得しにくくなるが、頭頂部から腹部の画像の取得することができる。
さらに、軸部102aの軸線Azと寝台2に固定された患者OBJの体位軸の軸線とのなす角度が異なる複数の3Dデータを検出することで、総合的な座標を判断することもできる。
腕部102cは、基端102dから先端102eへZ方向に延びている。なお、Z方向は、固定部100から寝台2に向かって、軸線Azが延びる方向である。
腕部102cは、基端102dにおいて、回転部102bと一体化している。よって、腕部102cは、回転部102bと共に軸部102aの軸線Azの回りを回転する。
回転支持部102は、腕部102cの先端102eにおいて、放射線照射部101及び3Dスキャナ部103を支持している。本実施形態では、腕部102cの先端102eの下面102fに放射線照射部101が設けられ、腕部102cの先端102eの側面102gに3Dスキャナ部103が設けられている。本実施形態の場合、3Dスキャナ部103は、回転支持部102のフレームに固定具や接着材によって取り付けられている。
回転支持部102に、3Dスキャナ部103と放射線照射部101とを設ければ、3Dスキャナ部103は、軸線Azの回りを放射線照射部101と共に回転する。よって、3Dスキャナ部103は、放射線照射部101と同じ回転軸で回転するため、3Dスキャナ部103は放射線照射部101の回転軌道に沿って移動しながら3Dデータを検出することができる。また、3Dスキャナ部103と放射線照射部101とは、同じ回転角度で回転する。
本実施形態では、腕部102cの先端102eに、3Dスキャナ部103と放射線照射部101とを隣接させて設けている。
回転支持部102は、付属品として、さらにX線照射部104a及びX線検出部104bを有するX線撮影部104と、放射線検出部109とを備える。X線照射部104a及びX線検出部104bは、軸線Azを挟んで互いに対向する位置に設けられ、回転支持部102の回転を利用して軸線Azの回りを回転することができる。
X線照射部104aは、寝台2に固定されている患者に向かってX線を照射する。照射されたX線は、患者を透過しX線検出部104bで検出される。よって、X線撮影部104によって、患者のレントゲン画像といった2次元データが検出される。さらに、X線撮影部104は、回転支持部102の回転を利用して、異なる回転位置で複数のX線画像を撮影し、CT画像を再構成すれば、CTスキャナとして利用することもできる。X線撮影部104も、放射線照射部101と同じの回転軸で回転させることができるため、放射線照射部101の回転軌道に沿った複数のX線画像を検出することができる。
放射線検出部109は、寝台2に固定された患者を挟んで放射線照射部101と対向する位置に設けられ、治療のために放射線照射部101から照射された放射線の透過画像を検出する。
本実施形態では、放射線照射部101は、X線照射部104aと異なるエネルギーのX線を照射している。よって、放射線検出部109は、X線検出部104bが検出するX線と異なるエネルギーのX線を検出することができる。例えば、放射線検出部109及びX線検出部104bでレントゲン画像を取得するなら、X線検出部104bが検出するレントゲン画像と、放射線検出部109が検出するレントゲン画像とで、異なるエネルギーのレントゲン画像を取得することができる。
寝台2は、寝た体勢で患者を固定する。寝台2は、Z方向に沿ってスライド可能となっている。
3Dスキャナ部103の詳細について説明する。
図4に示すように、3Dスキャナ部103は、寝台2に固定されている患者OBJに向かってセンサ光SL(例えば、赤外光)を走査する。
3Dスキャナ部103は、センサ光SLを照射するセンサ光照射部103aと、反射光を検出するセンサ光検出部103bと、を有する。3Dスキャナ部103は、センサ光照射部103aから照射されたセンサ光SLを対象物の表面に対して走査し、当該表面からの反射光を解析し、当該表面の3Dデータ(3次元データ)を検出する。
本実施形態の場合、3Dスキャナ部103と放射線照射部101とを隣接させて設けることによって、センサ光照射部103aが照射するセンサ光SLの位置を、放射線照射部101が放射線を照射する領域(照射野)内に合わせている。変形例として、センサ光照射部103aが照射するセンサ光SLの位置を、放射線照射部101の照射野の周辺に合わせてもよい。他の変形例として、センサ光照射部103aが照射するセンサ光SLの位置を、放射線照射部101の照射野と異なる位置に合わせてもよい。
本実施形態では、3Dスキャナ部103は、センサ光照射部103aから照射されたセンサ光SLを患者OBJの顔や体の表面に対して走査し、患者OBJの顔や体の表面からの反射光を解析し、患者OBJの顔や体の表面の3Dデータを検出する。
検出された3Dデータは、3Dスキャナ部103から処理部105へ送られる。処理部105は、受け取った3Dデータを記憶する記憶部106及び3Dデータにより患者OBJの位置ずれの判定を行う判定部107を備える。
3Dデータを検出する方式としては、三角測距法を用いた方式や位相差測距法を用いた方式等がある。本実施形態の場合、3Dスキャナ部103のセンサ光照射部103aは、センサ光SLとして、Z方向に延びるスリット形状のレーザ光を照射している。よって、本実施形態では、3Dスキャナ部103は、図4のように、Z方向に延びるスリット形状のレーザ光で、患者OBJの体や顔の表面を走査し、その反射光から三角側距の原理によって、患者OBJの体や顔の表面との距離情報を得て3次元データ化する。
変形例として、3Dスキャナ部103は、センサ光SLを走査し、センサ光SLとそのセンサ光SLの反射光との位相差や時間差からによって、患者OBJの体や顔の表面との距離情報を得て3次元データ化するものであってもよい。他の変形例として、3Dスキャナ部103は、隣接する2つのセンサ光SLを走査し、2つのセンサ光SLそれぞれの反射光の位相差や時間差から、患者OBJの体や顔の表面との距離情報を得て3次元データ化するものであってもよい。なお、センサ光SLの形状は、スリット形状でなくてもよく、面走査できるなら、例えば、スポット形状であってもよい。
図5に示すように、3Dスキャナ部103は、回転支持部102の回転を利用して、軸線Azの回りを回転方向Dcに回転し、患者OBJの体や顔の表面に対して光を走査する。
本実施形態の場合、回転方向Dcへの回転によって、Z方向と交差する方向に走査できるため、レーザ光の延びる方向と交差する方向にセンサ光SLを走査できる。よって、患者OBJの体や顔の表面を面走査することができる。
変形例として、センサ光照射部103aは、Z方向に延びるスリット形状のレーザ光を照射するものに代えて、ポリゴンミラー等によりスポット形状のレーザ光をZ方向に走査するものとしてもよい。この場合、センサ光照射部103aによるスポット形状のレーザ光のZ方向の走査と、回転支持部102の回転による回転方向Dcの走査によるラスタ走査で、患者OBJの体や顔の表面を面走査することができる。
面走査することによって検出された3Dデータは、判定部107において患者OBJの位置ずれの判定に用いられる。本実施形態では、図6に示すように、1回目に得られた患者OBJの体の3Dデータと2回目に得られた患者OBJの体の3Dデータとを比較することによって、体位のずれといった患者OBJの位置ずれを判定する。
例えば、まず1回目の放射線治療時に検出した患者OBJの体の3Dデータを予め記憶部106に記憶しておく。1回目はX線やCT画像と組み合わせて放射線照射部に対する患者OBJの体勢を、患者OBJや寝台2を移動させて補正し、その補正した体勢において、基準としての3Dデータを検出する。
その後、2回目の放射線治療時に検出した患者OBJの体の3Dデータを記憶部106に記憶する。そして、判定部107において、記憶部106に記憶された1回目に得られた患者OBJの体の3Dデータと、記憶部106に記憶された2回目に得られた患者OBJの体の3Dデータと、を比較して位置ずれを判定する。
ここでは、1回目と2回目とのデータ比較について説明したが、データの比較は1回目と2回目だけでなく、1回目と3回目以降とのデータ比較等、任意の回数同士のデータ比較を行うことも可能である。基準の3Dデータも任意のものを設定することが可能である。
また、データ比較だけでなく、図6に示すように1回目に検出した画像(3Dデータ)を基準の画像として、2回目以降と基準の画像を重ね合わせることでXYZ座標の具体的な数値の差を求め、そのずれている差の分、患者OBJや寝台2を移動させ、正しい位置で治療を行う。
例えば、XYZ座標の具体的な数値の差は、基準の画像に対して2回目の画像を3次元的に動かすことによって求める。基準画像と2回目の画像がぴったり重なり合う位置まで2回目の画像を動かす。そして、その動かした分の座標の差を補正する移動距離とする。
変形例として、放射線治療時に検出した患者OBJの体の3Dデータを、予め設定した枠やマーカの3Dデータと比較して、位置ずれを判定してもよい。予め設定された枠やマーカの3Dデータは、記憶部106に記憶しておき、比較時に読み出す。
他の変形例として、判定部107は、3Dデータにより患者OBJの認証を行うものであってもよい。認証の判定は、位置ずれの判定と同様に、1回目の放射線治療時の3Dデータと、2回目の放射線治療時の3Dデータとを比較するものであってもよいし、予め与えられた3Dデータと、放射線治療時に得られた3Dデータを比較するものであってもよい。
3Dスキャナ部103により検出された3Dデータにより、患者OBJの認証を行うことができれば、患者OBJの取違い、又は患者OBJのデータの取違いを判定することができる。特に3Dデータを比較することによって、患者OBJの顔立ちや骨格が比較され、患者OBJの個体情報の違いを判定できるため、患者OBJの取違い、又は患者OBJのデータの取違いを正確に判定することができる。
患者OBJの取違い、又は患者のデータの取違いが検出された場合、操作者によって、患者OBJの確認や是正、又は患者OBJのデータの確認や是正を行う。
本実施形態の放射線治療装置を構成する上での作用・効果について説明する。
本実施形態の放射線治療装置10は、回転支持部102の回転を利用して、3Dスキャナ部103を軸線Azの回りに回転させる。よって、3Dスキャナ部103を回転駆動するための機構を個別に設ける必要がないため、放射線治療装置10の機構を極めて簡素にすることができる。
また、本実施形態の放射線治療装置10は、既存の放射線治療装置の回転支持部に3Dスキャナ部を増設するだけで実現できる。よって、既存の放射線治療装置の設計や製造工程を大きく変更することなく、本実施形態の放射線治療装置10を構成できる。
本実施形態の場合、回転支持部102のフレームに3Dスキャナ部103を固定具や接着材によって取り付けているように、簡単な改造によって、既存の放射線治療装置の回転支持部に3Dスキャナ部を増設している。変形例として、既存の放射線治療装置の設計や製造工程を変更することによって、設計段階や製造段階で回転支持部102に3Dスキャナ部103を組み込んだり、一体成型したりしてもよい。
さらに、本実施形態では、3Dスキャナ部103と放射線照射部101とを共通の回転機構である回転支持部102に設けているため、3Dスキャナ部103と放射線照射部101とを、いつも同じ回転面及び回転角度で回転させることができる。
例えば、3Dスキャナ部103と放射線照射部101とを共通の回転機構に設けず、個別の回転機構に設けた場合、3Dスキャナ部103と放射線照射部101との回転面および回転軸を完全に一致させることは難しい。
しかし、3Dスキャナ部103と放射線照射部101との回転面及び回転角度を一致させないと、ある回転方向Dcの位置において、センサ光照射部103aが照射するセンサ光SLの照射位置を放射線照射部101の照射野に合わせても、他の回転方向Dcの位置において、センサ光SLの照射位置と放射線照射部101の照射野とがずれてしまう。
もし3Dスキャナ部103と放射線照射部101との回転面および回転軸を一致させることができたとしても、同じ回転面及び回転角度で回転させるために、回転機構同士の位置合わせ(回転軸合わせ、原点合わせ)や、回転角度を合わせる制御が必要となる。
これに対し、本実施形態の場合、3Dスキャナ部103と放射線照射部101とを共通の回転機構で回転させているため、3Dスキャナ部103と放射線照射部101との回転面および回転軸を難なく一致させることができる。さらに、複雑な位置合わせを行う必要もないため、簡単な機構でありながら、3Dスキャナ部103と放射線照射部101との回転面及び回転角度を高い精度で一致させることができる。
加えて、センサ光SLの照射位置を放射線照射部101が放射線の照射野に一度合わせれば、どのような回転方向Dcの位置においても、センサ光SLの照射位置と放射線照射部101の照射野とがずれてしまうことがない。
次に、本実施形態の放射線治療装置の性能上の作用・効果について説明する。
放射線照射部101の回転支持部102を利用しているため、放射線照射部101と同様な制御が可能である。よって、再現性が高く、高精度な3Dデータを検出でき、精度の高いセットアップを行うことができる。加えて、3Dデータを用いているため、2Dデータを検出する場合に比べて、患者OBJの面情報ではなく、空間情報を用いて位置ずれを判定することができる。
また、患者OBJにX線を照射するCTスキャナを用いて3Dデータを検出する場合に比べ、赤外線といった光を照射して3Dデータを検出するため、X線による被曝の問題(特に小児患者への被曝の問題)が生じることがない。
同様に、患者OBJにX線を照射するレントゲン画像を検出する場合と比べても、X線による被曝の問題が生じることがない。加えて、レントゲン画像(2次元画像)という2Dデータを検出する場合よりも情報量が多いため、精度の高いセットアップを行うことができる。
さらに、患者OBJの体や顔の表面の3Dデータを検出するため、患者OBJの体や顔の輪郭、各部位や臓器の特徴の抽出し、患者OBJの体、顔、各部位又は各臓器の位置や向きを特定することが可能である。特に患者OBJの体や顔の表面に近い部位や臓器(特に乳房)の3Dデータを検出するのには有利である。
患者OBJの体や顔の位置や向きを特定できればセットアップが可能となる。よって、患者OBJの体や顔にセットアップのためのマーキングを施すことなく、患者OBJの体や顔のセットアップが可能であるため、マーキングを施すことによる患者OBJへのストレスが軽減される。
加えて、患者OBJの体や顔の表面の3Dデータを検出するため、照射野の確認や病変、副作用等の状況の確認のように、2次元写真やX線画像ではわからなかった情報を確認することができる。照射野の確認や病変、副作用の状況の確認等を行うには、患者OBJの体や顔の表面の3Dデータを画像に変換し、表示装置に表示、又は印刷物とし印刷すればよい。表示又は印刷された画像は、操作者によって確認される。また、画像としてカルテなどに保存することも可能である。
本実施形態では、腕部102cの先端102e、特に側面102gに3Dスキャナ部103が設けられている。
変形例として、3Dスキャナ部103は、回転支持部102のうち、軸線Azの回りの位置、すなわち回転支持部102の回転に伴って軸線Azの回りを回転方向Dcに回転する位置であれば、どのような位置に設けてもよい。
例えば、回転支持部102のうち、軸線Azの回りを回転方向Dcに回転する位置として、腕部102cの基端102dに3Dスキャナ部103を設けてもよい。
また、回転支持部102のうち、軸線Azの回りを回転方向Dcに回転する位置として、回転部102bに3Dスキャナ部103を設けてもよい。
さらに、回転支持部102のうち、軸線Azの回りを回転方向Dcに回転する位置として、X線撮影部104のX線照射部104aやX線検出部104b、放射線検出部109といった各種付属品に、3Dスキャナ部103を設けてもよい。加えて、回転支持部102が当該各種付属品を支持する部材に、3Dスキャナ部103を設けてもよい。
いずれにしても、軸線Azの回りに回転する位置に設けられた3Dスキャナ部103は、軸線Azの回りを放射線照射部と共に回転し、放射線照射部101の回転軌道に沿った3Dデータを検出することができる。
ただし、3Dスキャナ部103を設ける位置は、軸線Azから離れた位置であるほど、3Dスキャナ部103の回転方向Dcへの移動距離が大きくなるため、比較的解像度の高い3Dデータを検出することができる。
他の変形例として、3Dスキャナ部103は、放射線照射部101に設けられてもよい。放射線照射部101に設ける場合は、放射線の放出箇所を避けた位置、例えば、放射線照射部101のうち、放射線の放出箇所の周囲に3Dスキャナ部103を設ける。
このような位置に設けることによって、3Dスキャナ部103は、放射線照射部101は放射線の放出を妨げず、回転支持部102の回転を利用して軸線Azの回りを回転することができる。
「放射線治療装置の作動方法」
一例として、第一実施形態の放射線治療装置の作動方法について、図7を参照して説明する。
まず、放射線治療装置10は、回転支持部102に取り付けられた3Dスキャナ部103を、回転支持部102の回転を利用して、軸線Azの回りに回転方向Dcに回転させながら、患者OBJの体や顔の表面に対して光を走査する(走査ステップ:S1)。
走査ステップS1では、放射線治療装置10は、回転支持部102を駆動させて、3Dスキャナ部103を患者OBJの回りに回転させながら、3Dスキャナ部103から患者OBJの体や顔の表面に向かってセンサ光SLを照射し、3Dデータを検出する。
続いて放射線治療装置10は、走査ステップS1を実施することにより、検出された3Dデータを、1回目に得られた患者OBJの体の3Dデータ、枠やマーカの3Dデータを含む他の3Dデータと比較する(比較ステップ:S2)。放射線治療装置10は、比較ステップS3における比較によって、患者OBJの体や顔の位置ずれの判定や認証の判定を行う。本実施形態では比較ステップにおいて、座標の差を算出し、その差分、寝台2を移動させて、正しい位置に患者OBJを移動させる。画像の重ねあわせが、うまくできないほどずれている場合は、再セットアップを行う。
患者OBJの体や顔の位置ずれの判定や認証の判定の結果、放射線治療を行っても問題ないと判定された場合、操作者は、放射線治療を実施する(治療ステップ:S4)。
「第二実施形態」
本発明に係る放射線治療装置の第二実施形態について、図8を参照して説明する。
本実施形態の放射線治療装置510は、第一実施形態と基本的に同じであるが、固定部の円柱形状の中空空間内に、リング形状の回転支持部が収容されている点が異なっている。
図8に示すように、放射線治療装置510は、固定部600と、放射線照射部601と、回転支持部602と、3Dスキャナ部103と、寝台2と、を備える。
固定部600は、放射線治療室の床面FLに固定される。床面FLに固定された固定部600は、放射線照射部601と、回転支持部602と、3Dスキャナ部103と、を支持する。固定部600は、軸線Azを軸とする円柱形状の中空空間を有する。
回転支持部602は、軸線Azを中心としたリング形状を有している。すなわち、回転支持部602のリング形状と固定部600の円柱形状とが軸線Azに関して同軸配置となっている。回転支持部602は、固定部600の円柱形状の中空空間に収容されている。
回転支持部602は、固定部600に対して、軸線Azを中心に回転駆動される。回転支持部602は、リング形状の円周の一部において、放射線照射部601を支持しており、回転駆動により放射線照射部601を軸線Azの回りに回転させる。本実施形態の場合、放射線照射部601は、回転支持部602の内部に収容されている。
回転支持部602は、当該回転駆動により放射線照射部601を、寝台2に固定された患者の回りに回転させる。
回転支持部602は、リング形状の円周の一部において、3Dスキャナ部103を支持している。本実施形態の場合、3Dスキャナ部103は、回転支持部602のフレームに固定具や接着材によって取り付けられている。よって、回転支持部602に、3Dスキャナ部103と放射線照射部601とが設けられているため、3Dスキャナ部103は、軸線Azの回りを放射線照射部601と共に回転する。また、3Dスキャナ部103は、放射線照射部601と同じ回転軸で回転するため、3Dスキャナ部103は放射線照射部601の回転軌道に沿って移動しながら3Dデータを検出することができる。さらに、3Dスキャナ部103と放射線照射部601とは、同じ回転角度で回転する。
本実施形態では、図8に示すように、3Dスキャナ部103を、放射線照射部601と回転方向Dcに関して同じ位置に設けているが、放射線照射部601と回転方向Dcに関して異なる位置に設けてもよい。
また、第一実施形態と同様な変形例として、既存の放射線治療装置の設計や製造工程を変更することによって、設計段階や製造段階で回転支持部602に3Dスキャナ部103を組み込んだり、一体成型したりしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本実施形態において、3Dスキャナ部103は、光を患者OBJの体や顔の表面に対して走査しているが、患者OBJの着衣、バッジ、腕章等に対して走査してもよい。
さらに患者OBJにストレスがかからないようであれば、患者OBJの体や顔の表面に図6のようなマーカMKを付して、付されたマーカを走査してもよい。
また本実施形態は、3Dスキャナ部103により検出された3Dデータによってセットアップを行っている。多少のX線の被曝が許容され、より精度を高める場合は、X線撮影部104と放射線検出部109との両方又はどちらかによって検出された患者OBJの座標と、3Dスキャナ部103により検出された3Dデータとを比較して、位置ずれや認証の判定を行ってもよい。ただし、X線撮影部104によって検出された患者OBJの3Dデータと、3Dスキャナ部103により検出された3Dデータと比較する場合は、X線撮影部104によって検出された患者OBJの3Dデータから患者OBJの体や顔の表面の3Dデータを抽出する必要がある。さらに、当該抽出された3Dデータの各データと、3Dスキャナ部103により検出された3Dデータの各データとを対応付けする必要がある。
また、X線撮影部104や放射線検出部109から得られた座標と、3Dスキャナ部103により検出された3Dデータとの比較だけでなく、例えば、X線撮影部104(又は放射線検出部109)で検出されたX線画像同士の比較と、3Dスキャナ部103により検出された3Dデータ同士の比較の両方を行うこととしてもよい。デバイス毎の基準で比較するようにすれば、それぞれの座標の情報が紐付けられるので、異なるデバイスでの評価ではなく同じデバイス同士の評価で、それぞれの座標のずれの違いを比較することができる。
本実施形態の3Dスキャナ部103は、赤外線を用いて患者OBJの体や顔の表面の3Dデータを検出しているが、患者OBJの体や顔の表面、又は患者OBJの体や顔の表面に近い部位の反射画像を取得できるものであれば、遠赤外光、近赤外光、可視光又は紫外光を用いて3Dデータを検出してもよい。特に可視光を用いた場合、カラー画像を検出できるので、カラー画像に基づく位置ずれや認証の判定が可能となる。
2 寝台
10 放射線治療装置
100 固定部
101 放射線照射部
102 回転支持部
102a 軸部
102b 回転部
102c 腕部
102d 基端
102e 先端
102f 下面
102g 側面
103 スキャナ部
103a センサ光照射部
103b センサ光検出部
104 X線撮影部
104a X線照射部
104b X線検出部
105 処理部
106 記憶部
107 判定部
109 放射線検出部
510 放射線治療装置
600 固定部
601 放射線照射部
602 回転支持部
Az 軸線
Dc 回転方向
FL 床面
OBJ 患者
SL センサ光
MK マーカ

Claims (4)

  1. 患者に放射線を照射する放射線照射部と、
    前記放射線照射部を支持し、前記放射線照射部を前記患者の回りに回転させる回転支持部と、
    前記放射線照射部又は前記回転支持部に取り付けられ、前記患者の回りに回転され、前記患者に向かってセンサ光を照射する3Dスキャナ部と、を備え、
    X線撮影部又は放射線検出部から得られた前記患者の座標と、前記3Dスキャナ部で取得した前記患者の3次元データと、に基づいて、前記患者の認証による判定を行う判定部をさらに備える放射線治療装置。
  2. 前記判定部は、前記3Dスキャナ部で取得した前記患者の3次元データに基づいて、前記患者の位置ずれをさらに判定する請求項1に記載の放射線治療装置。
  3. 前記3Dスキャナ部は、前記放射線照射部と共に回転する請求項1または2に記載の放射線治療装置。
  4. 前記放射線治療装置が、前記回転支持部を回転駆動させて、前記3Dスキャナ部を前記患者の回りに回転させながら、前記3Dスキャナ部から前記患者に向かって前記センサ光を照射する走査ステップを実施する請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線治療装置の作動方法。
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