JP6946951B2 - コンクリート供試体用型枠 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート供試体用型枠に関し、特に、直方体形状のコンクリート供試体を形成するためのコンクリート供試体用型枠に関する。
コンクリートは、所定量のセメント、水、細骨材、及び粗骨材等を含んで構成され、これらが混合されてまだ固まらない流動可能な状態から、セメントの水和反応により固化して、所望の強度を発揮するコンクリート構造物を形成する。コンクリートは、セメントや水の配合量や、その他の混合材料や添加材料の配合量によって、まだ固まらない流動可能な状態での物性や、固化後における圧縮強度、曲げ強度等の物性が変化することから、コンクリートを施工現場で打設するのに先立って、これらの物性を確認するための種々の試験が、例えば日本工業規格(JIS規格)に規定された方法に従って行われている。
特に、コンクリートの固化後における物性を確認するための試験として、圧縮強度試験、曲げ強度試験等の強度試験や、乾燥収縮や温度変化に伴う長さ変化の測定試験が行われており、これらの試験のうち、例えば曲げ強度試験や、長さ変化の測定試験では、好ましくはJIS規格に規定された所定の大きさ及び品質を備える、直方体形状のコンクリート供試体を用いて行われることになる。また、これらの直方体形状のコンクリート供試体を形成するための型枠としては、従来より、一般に鋳物製の型枠が用いられていたが、鋳物製の型枠では、重量が重く、また許容寸法に合わせて組み立てる際に、慎重さが要求されて組み立てが煩雑になり、組み立て作業に多くの手間と時間がかかることから、要求される許容寸法となるように、簡単に組み立てることができるようにしたコンクリート供試体用型枠も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−142108号公報
特許文献1のコンクリート供試体用型枠では、端板は、標準断面寸法の確保と軽量化のために、合成樹脂板を用いて形成されており、また底板及び側板は、6角形状の中空孔が連続するアルミニウム製のハニカムコアによる中空材や、アルミニウム製の角パイプ等を横に並べて形成した中空材を、2枚のアルミニウム製のパネルで挟むと共に、中空材の周囲をアルミニウム製の枠部材で囲むことによって形成されており、これらによってある程度の軽量化は図られているものの、底板及び側板にアルミニウム製等の金属製の材料を使用していることから、軽量化が十分とはいえず、また構造が複雑かつ高価なものとなっている。
特に、例えば所定の配合のコンクリートについて、多数のコンクリート供試体を作成して曲げ強度試験や長さ変化の測定試験を行う必要がある場合には、コンクリートの製造プラントやコンクリートの打設現場において、コンクリート供試体用型枠を、組み立てた状態で多数ストックしておく必要がある。このため、例えばストックされているコンクリート供試体用型枠の、作業員による取り扱いをさらに容易にすることなどを目的として、コンクリート供試体用型枠の軽量化を、より効果的に図ることができるようにすると共に、構造を簡易にして安価に製作できるようにする技術の開発が望まれている。
本発明は、型枠の軽量化をより効果的に図ることができると共に、構造を簡易にして安価に製作することのできるコンクリート供試体用型枠を提供することを目的とする。
本発明は、1枚の底面板と、2枚の側面板と、2枚の端面板とを含んで構成され、上面が開口面となった直方体形状に組み付けられる、コンクリートの曲げ強度試験に用いる直方体形状のコンクリート供試体を形成するためのコンクリート供試体用型枠であって、少なくとも前記底面板及び前記側面板の、何れか一方又は双方が、合成樹脂製の成形板を用いて形成されており、前記底面板の上面に、形成するコンクリート供試体をコンクリートの曲げ強度試験に用いる際に載荷ローラを接触させる位置の目印となる、線状凸部をコンクリート供試体の側面に形成するための線状切込みが設けられているコンクリート供試体用型枠を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明のコンクリート供試体用型枠は、前記底面板、前記側面板、及び前記端面板のうちの、いずれか1以上の上端面を除く外周端面に、内周面に雌ネジ凸条が形成された雌ネジ孔が設けられており、前記底面板、前記側面板、及び前記端面板のうちの、いずれか1以上の端縁部を貫通して設けられた締着孔を介して、雄ネジ凸条を備える締着部材を前記雌ネジ孔に締着することにより、上面が開口面となった直方体形状となるように、解体可能に組み付けられることが好ましい。
また、本発明のコンクリート供試体用型枠は、雄ネジ凸条を備える前記締着部材が、蝶ネジであることが好ましい。
さらに、本発明のコンクリート供試体用型枠は、前記側面板の内側面を覆って、鋼板が取り付けられていることが好ましい。
さらにまた、本発明のコンクリート供試体用型枠は、前記底面板の内側面を覆って、鋼板が取り付けられていることが好ましい。
また、本発明のコンクリート供試体用型枠は、前記端面板の内側の両側の側縁部に、前記側面板の長手方向の端部を嵌め合わせる位置決め用の側縁部切欠きが、形成するコンクリート供試体の横幅と同じ幅の間隔をおいて設けられていることが好ましい。
さらに、本発明のコンクリート供試体用型枠は、前記底面板の上面側の長手方向の両側の端縁部に、前記端面板の下端部を嵌め合わせる位置決め用の端縁部切欠きが、形成するコンクリート供試体の長さと同様の長さの間隔をおいて設けられていることが好ましい。
さらにまた、本発明のコンクリート供試体用型枠は、前記底面板の下面側の長手方向の両側の端部に、上下に積み重ねられた状態の当該コンクリート供試体用型枠を持ち上げる際の持ち手となる、持手用切欠きが設けられていることが好ましい。
また、本発明のコンクリート供試体用型枠は、前記底面板の下面に、上下に積み重ねる際に当該コンクリート供試体用型枠を位置決めするための位置決め用凸部が設けられており、前記側面板又は前記端面板の上端面の前記位置決め用凸部と対応する位置に、前記位置決め用凸部が嵌め合わされる位置決め用凹部が設けられていることが好ましい。
さらにまた、本発明のコンクリート供試体用型枠は、前記端面板に、形成されるコンクリート供試体をコンクリートの長さ変化の測定試験に用いる際にコンクリート供試体の内部に埋設される、埋込みひずみ計から延設する入出力ケーブルを挿通させるためのケーブル挿通穴が形成されていることが好ましい。
また、本発明のコンクリート供試体用型枠は、前記側面板又は前記底面板に、形成されるコンクリート供試体を乾燥収縮によるコンクリートの長さ変化の測定試験に用いる際にコンクリート供試体の上面又は側面に設置される、測定用端子を仮固定しておくためのネジ孔又は係止凹部が設けられていることが好ましい。
本発明のコンクリート供試体用型枠によれば、型枠の軽量化をより効果的に図ることができると共に、構造を簡易にして安価に製作することができる。
本発明の好ましい第1実施形態に係るコンクリート供試体用型枠の斜視図である。 本発明の好ましい第1実施形態に係るコンクリート供試体用型枠を説明する、(a)は略示上面図、(b)は略示側面図、(c)は略示端面図である。 底面板の上面を覆って取り付けられる鋼板の(a)は上面図、(b)は側部端面図である。 本発明の好ましい第2実施形態に係るコンクリート供試体用型枠を説明する、(a)は略示上面図、(b)は略示側面図、(c)は略示端面図である。 本発明の好ましい第3実施形態に係るコンクリート供試体用型枠を説明する、(a)は略示上面図、(b)は略示側面図、(c)は略示端面図である。 本発明の好ましい第4実施形態に係るコンクリート供試体用型枠を説明する、(a)は略示上面図、(b)は略示側面図、(c)は略示端面図である。 本発明の好ましい第5実施形態に係るコンクリート供試体用型枠を説明する、(a)は略示上面図、(b)は略示側面図、(c)は略示端面図である。 本発明の好ましい第6実施形態に係るコンクリート供試体用型枠を説明する、(a)は略示斜視図、(b)は略示上面図、(c)は略示側面図である。
図1に示す本発明の好ましい第1実施形態に係るコンクリート供試体用型枠10は、コンクリートの固化後における物性を確認するための試験として、例えばJIS A 1106に規定されているコンクリートの曲げ強度試験方法に使用する、コンクリート供試体を形成するための供試体用の型枠として用いるものである。ここで、JIS A 1106に規定されているコンクリートの曲げ強度試験方法に使用するコンクリート供試体は、JIS A 1132に規定する作り方によって作製することが求められており、形状寸法や表面の状態が、許容範囲に収まるように成形する必要がある。本第1実施形態のコンクリート供試体用型枠は、好ましくはJIS A 1132に規定する形状寸法や表面の状態となるように、コンクリート供試体を容易に形成できるようにする機能を備えると共に、軽量化を図って取り扱いを容易にし、且つ構造を簡易にして安価に得ることができるようにするものである。
そして、本第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10は、図2(a)〜(c)にも示すように、1枚の底面板11と、2枚の側面板12と、2枚の端面板13とを含んで構成され、上面が開口面となった直方体形状に組み付けられる、コンクリートの曲げ強度試験に用いる直方体形状のコンクリート供試体を形成するための供試体用の型枠であって、少なくとも底面板11及び側面板12の、何れか一方又は双方(本第1実施形態では、底面板11及び側面板12の双方)が、合成樹脂製の成形板を用いて形成されており、底面板11の上面に、形成するコンクリート供試体をコンクリートの曲げ強度試験に用いる際に載荷ローラを接触させる位置の目印となる、線状凸部をコンクリート供試体の側面に形成するための線状切込み18が設けられている
また、本第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10では、底面板11、側面板12、及び端面板13のうちの、いずれか1以上の上端面を除く外周端面(本第1実施形態では、側面板12の両側の側端面及び底面板11の両側の側端面)に、内周面に雌ネジ凸条が形成された雌ネジ孔14a、14bが設けられており、底面板11、側面板12、及び端面板13のうちの、いずれか1以上の端縁部(本第1実施形態では、端面板13の両側の側端縁部及び側面板12の下端縁部)を貫通して設けられた締着孔15a、15bを介して、雄ネジ凸条を備える締着部材16として、好ましくは締着ボルトを雌ネジ孔14a、14bに締着することにより、上面が開口面となった直方体形状となるように、解体可能に組み付けられるようになっている。
さらに、本第1実施形態では、端面板13もまた、合成樹脂製の成形板を用いて形成されている。
本第1実施形態では、上述のように、コンクリート供試体用型枠10は、JIS A 1106に規定されているコンクリートの曲げ強度試験方法に使用するコンクリート供試体を形成するための型枠として用いるものである。ここで、JIS A 1106では、コンクリートの曲げ強度試験方法に用いるコンクリート供試体は、JIS A 1132に規定する作り方によって作製することが求められており、JIS A 1132では、供試体は、断面が正方形の角柱体として形成し、その一辺の長さは、粗骨材の最大寸法の4倍以上、且つ100mm以上とすることや、供試体の長さは、断面の1辺の長さの3倍よりも80mm以上長いものとすることや、供試体の標準断面寸法は、100mm×100mm又は150mm×150mmとすることなどが規定されている。
このため、本第1実施形態では、底面板11、側面板12、及び端面板13は、合成樹脂として、例えばフェノール樹脂、メラミン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等を用いて射出成形により形成された、例えば20mm程度の厚さの板状の射出成形品となっており、例えば断面寸法が100mm×100mm、長さが400mmの角柱体である、直方体形状のコンクリート供試体を形成するための型枠を構成するものとなっている。すなわち、1枚の底面板11は、例えば横幅が100mm、長さが440mm程度の大きさの平面形状を備えるように形成されている。2枚の側面板12は、各々、例えば縦幅(高さ)が120mm、長さが420mm程度の大きさの側面形状を備えるように形成されている。2枚の端面板13は、各々、例えば縦幅(高さ)が105mm、横幅が140mm程度の大きさの正面形状を備えるように形成されている。
また、本第1実施形態では、図2(a)に示すように、端面板13の内側の両側の側縁部に、側面板12の長手方向の端部を嵌め合わせる位置決め用の側縁部切欠き13aが、形成されるコンクリート供試体の横幅と同じ幅である100mmに、両側の側面板12の内側面に取り付けられる鋼板17aの厚さとして、例えば2〜3mmの厚さの2倍を加えた、形成されるコンクリート供試体の横幅と同様の、104〜106mmの間隔w1をおいて設けられている。これによって、2枚の端面板13の両側の側縁部切欠き13aに、2枚の側面板12の長手方向の両側の端部を各々嵌め合わせて位置決めすることにより組み付けられた後の、対向して配置された一対の側面板12の鋼板17aが取り付けられた内側面の間には、形成されるコンクリート供試体の横幅と同じ幅である100mmの間隔が、精度良く容易に保持されることになる。
さらに、本第1実施形態では、図2(a)〜(c)に示すように、端面板13の側縁部切欠き13aが形成された両側の側縁部に、当該側縁部切欠き13aに臨むようにして、締着孔15aが、側面板12の両側の側端面12aに形成された雌ネジ孔14aと対応させて、上下2段に設けられている。これによって、貫通して設けられた締着孔15aを介して、締着部材16として例えば締着ボルトを雌ネジ孔14aに螺着して締着することにより、端面板13を、側面板12に着脱可能に一体として容易に接合することが可能になる。またこれによって、締着ボルト等の締着部材16を用いて、長手方向の型枠面を締め付けることが可能になるので、コンクリート供試体用型枠10にコンクリートを打ち込んで詰め込む際に、型枠10にハラミが生じるのを効果的に回避することが可能になる。締着ボルトは、六角レンチ仕様とすることで、通常のボルトを用いた場合よりも、組み立て作業を行い易くなる。
本第1実施形態では、図2(b)に示すように、底面板11の上面側の長手方向の両側の端縁部に、端面板13の下端部を嵌め合わせる位置決め用の端縁部切欠き11aが、形成されるコンクリート供試体の長さと同じ長さである420mmに、両側の端面板13の内側面に取り付けられる鋼板17cの厚さとして、例えば2〜3mmの厚さの2倍を加えた、形成されるコンクリート供試体の長さと同様の、424〜426mmの間隔w2をおいて設けられている。これによって、底面板11の長手方向の両側の端縁部切欠き11aに、2枚の端面板13の下端部を各々嵌め合わせて位置決めすることにより、組み付けられた後の、対向して配置された一対の端面板13の鋼板17cが取り付けられた内側面の間には、形成されるコンクリート供試体の長さと同じ長さである420mmの間隔が、精度良く容易に保持されることになる。
また、本第1実施形態では、図2(b)及び(c)に示すように、底面板11の両側の側端面11bに、内周面に雌ネジ凸条が形成された雌ネジ孔14bが、底面板11の長手方向に間隔をおいて各々4箇所に設けられている。雌ネジ孔14bは、後述する側面板12の下端縁部を貫通して設けられた締着孔15bの位置と対応させて、底面板11の長手方向に好ましくは等ピッチで4箇所に形成されている。
さらに、本第1実施形態では、底面板11の下面側の長手方向の両側の端部に、上下に積み重ねられた状態の当該コンクリート供試体用型枠10を持ち上げる際の持ち手となる、持手用切欠き11cが設けられている。持手用切欠き11cが設けられていることにより、コンクリート供試体用型枠10を持ち上げて、持ち運ぶ操作が容易になる。
本第1実施形態では、上述のように、2枚の側面板12には、これの下端縁部に、締着孔15bが、底面板11の両側の側端面11bに形成された雌ネジ孔14bと対応させて、側面板12の長手方向に間隔をおいて、当該下端縁部に沿うように一列に並べられた状態で各々4箇所に設けられている。これによって、これらの締着孔15bを介して、締着部材16として例えば締着ボルトを底面板11の雌ネジ孔14bに螺合して締着することにより、側面板12を底面板11に着脱可能に一体として容易に接合することが可能になる。
上述にようにして、締着ボルト16を用いて、1枚の底面板11と2枚の側面板12と2枚の端面板13とを一体として接合することにより、これらの板部材を上面が開口面となった直方体形状に組み付けたら、しかる後に、本第1実施形態では、好ましくは側面板12の内側面を覆って鋼板17aを取り付けると共に、底面板11の内側面(上側面)を覆って鋼板17bを取り付け、さらに端面板13の内側面を覆って鋼板17cを取り付ける。
鋼板17a、17b、17cは、例えば2〜3mmの厚さを備える鋼製の板部材であり、上面が開口面となった直方体形状に組み付けられた後の、底面板11、側面板12、及び端面板13の各々の内側面の形状と合致する、矩形又は正方形の正面形状となるように容易に加工形成することができる。鋼板17a、17b、17cは、例えば公知の接着剤や粘着剤を用いて、型枠10の内周面を隙間なく覆うようにして、容易に貼着固定することができる。
ここで、側面板12の内側面を覆って鋼板17aが取り付けられていることにより、JIS A 1106に規定されているコンクリートの曲げ強度試験方法を行う際にコンクリート供試体の上下の載荷面となる、コンクリート供試体用型枠10による成形時におけるコンクリート供試体の側面の表面の状態を、精度良く平坦に形成することが可能になる。これによって、載荷装置による接触面とコンクリート供試体の上下の載荷面との間に、どこにも隙間が生じないような平らな面を、コンクリート供試体の載荷面に容易に形成することが可能になる。
また、底面板11の内側面(上側面)を覆って鋼板17bが取り付けられていることにより、コンクリート供試体用型枠10にコンクリートを打ち込んで、打ち込んだコンクリートを突き棒により型枠10に詰め込む際に、突いた突き棒が底面板11に至って、底面板11を損傷することになるのを、効果的に回避することが可能になる。
さらに、本第1実施形態では、好ましくは底面板11の上面となる、底面板11の上面を覆って取り付けられる鋼板17bの上面側の面に、図3(a)及び(b)に示すように、形成するコンクリート供試体をコンクリートの曲げ強度試験に用いる際に載荷ローラや支持ローラを接触させる位置の目印となる線状凸部を、コンクリート供試体の側面に形成するための線状切込み18を、底面板11の短手方向に平行に延設させて複数箇所に設けておくことができる。コンクリート供試体用型枠10による成形時におけるコンクリート供試体の底面は、JIS A 1106に規定されているコンクリートの曲げ強度試験方法を行う際には、コンクリート供試体の側面となる面である。コンクリート供試体用型枠10の底面板11の上面に線状切込み18を設けておくことにより、コンクリートの曲げ強度試験に影響を及ぼすことなく、形成されたコンクリート供試体の側面に、載荷装置の載荷ローラを接触させて荷重を負荷する位置や、載荷装置の支持ローラで供試体を支持させる位置を明示する目印を、容易に設けることが可能になる。
本第1実施形態では、鋼板17bの上面側の面に、例えば鋼板17bを2等分割する中心線を明示する線状切込み18が設けられていると共に、中心線の線状切込み18を挟んだ両側に50mmずつ離間させて、形成されたコンクリート供試体の上面に載荷装置の載荷ローラを接触させる位置を明示する線状切込み18が設けられており、中心線の線状切込み18を挟んだ両側に150mmずつ離間させて、形成されたコンクリート供試体の下面に載荷装置の支持ローラを接触させる位置を明示する線状切込み18が設けられている。
なお、線状切込み18は、底面板11の内側面(上側面)を覆う鋼板17bに設ける必要は必ずしもなく、鋼板17bが取り付けられていない場合には、合成樹脂製の底面板11の上面に直接に設けることもできる。
さらにまた、本第1実施形態では、組み付けられたコンクリート供試体用型枠10の鋼板17a、17b、17cによって覆われた内周面を除く、少なくとも合成樹脂製の側面板12及び端面板13の上端面を含む外周面を、好ましくはフッ素加工等を施すことによってコーティングしておくことが好ましい。これによって、コンクリート供試体用型枠10にコンクリートを打ち込んだり、打ち込んだコンクリートを突き棒により詰め込んだりする際に、型枠10の外周面にコンクリートのモルタル分が付着しても、付着したモルタル分を固化する前に容易に取り除くことを可能にして、モルタル分が付着したまま固化することになるのを、効果的に回避することが可能になると共に、コンクリートを打ち込んだり、詰め込んだりする作業の作業性を向上させることが可能になる。
そして、上述の構成を備える本第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10によれば、型枠の軽量化をより効果的に図ることが可能になると共に、構造を簡易にして安価に製作することが可能になる。
すなわち、本第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10によれば、少なくとも底面板11及び側面板12の、何れか一方又は双方として、底面板11及び側面板12の双方が、合成樹脂製の成形板を用いて形成されている共に、端面板13もまた、合成樹脂製の成形板を用いて形成されている。したがって、本第1実施形態によれば、少なくとも底面板及び2枚の側面板が、アルミニウム製等の金属製の材料や鋳物製の材料を用いて形成された従来の供試体用型枠と比較して、相当程度軽くなって、コンクリート供試体用型枠10をより取り扱い易くすることが可能になると共に、金型を用いて形成された合成樹脂製の平板状の底面板11、側面板12、及び端面板13による簡易な構造によって、安価に且つ容易に製作することが可能になる。
図4(a)〜(c)は、本発明の好ましい第2実施形態に係るコンクリート供試体用型枠20を例示するものである。本第2実施形態のコンクリート供試体用型枠20では、底面板11の下面側の長手方向の両側の端部に持手用切欠きは設けられておらず、また、底面板11の下面に、上下に積み重ねる際に当該コンクリート供試体用型枠20を位置決めするための位置決め用凸部21が設けられており、側面板12又は端面板13(本第2実施形態では、端面板13)の上端面の位置決め用凸部21と対応する位置に、位置決め用凸部21が嵌め合わされる位置決め用凹部22が設けられている点が、第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と相違している。図4(a)〜(c)に示す本第2実施形態のコンクリート供試体用型枠20では、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と異なる構成部分について主として説明し、同様の構成部分については説明を省略する。特に言及しない構成部分については、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10に関する説明が適宜適用される。
すなわち、本第2実施形態のコンクリート供試体用型枠20では、底面板11の下面における長手方向の両側の端部に、各々、位置決め用凸部21が、底面板11の短手方向に延設する、例えば半円状の断面形状を備える線状の凸リブとして設けられている。また、側面板12又は端面板13の上端面として、2枚の端面板13の各々の上端面における、位置決め用凸部21と対応する位置に、位置決め用凹部22が、半円状の断面形状を備える線状の凹溝として設けられている。複数のコンクリート供試体用型枠20を上下に積み重ねる際に、端面板13の上端面の位置決め用凹部22に、底面板11の下面の位置決め用凸部21を各々係止することによって、安定した状態で積み重ねることが可能になる。
本第2実施形態のコンクリート供試体用型枠20によっても、少なくとも底面板11及び側面板12の、何れか一方又は双方(本第2実施形態では、底面板11及び側面板12の双方)が、好ましくは端面板13と共に合成樹脂製の成形板を用いて形成されているので、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と同様の作用効果が奏されると共に、位置決め用凸部21と位置決め用凹部22とが設けられていることより、複数のコンクリート供試体用型枠20を安定した状態で積み重ねることが可能になって、一回の運搬で持ち運べる型枠20の数を増やし、運搬の効率化を図ることが可能になる。
図5(a)〜(c)は、本発明の好ましい第3実施形態に係るコンクリート供試体用型枠30を例示するものである。本第3実施形態では、コンクリート供試体用型枠30は、コンクリートの自己収縮による長さ変化の測定試験の使用する、コンクリート供試体を形成するための供試体用の型枠として用いるものであり、型枠の内部にコンクリートの自己収縮による長さ変化を測定可能な埋込みひずみ計を設置できるようになっている点が、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と相違している。図5(a)〜(c)に示す本第3実施形態のコンクリート供試体用型枠30では、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と異なる構成部分について主として説明し、同様の構成部分については説明を省略する。特に言及しない構成部分については、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10に関する説明が適宜適用される。
すなわち、本第3実施形態のコンクリート供試体用型枠30では、端面板13に、形成されるコンクリート供試体をコンクリートの長さ変化の測定試験に用いる際にコンクリート供試体の内部に埋設される、埋込みひずみ計31から延設する入出力ケーブル32を挿通させるためのケーブル挿通穴33が形成されている。挿通穴33は、端面板13の中央部分に、例えばφ13mm程度の大きさで開口形成されており、入出力ケーブル32を挿通させた状態で、挿通穴33の内周面と入出力ケーブル32との間の隙間を、パテ等を用いて閉塞できるようになっている。
本第3実施形態のコンクリート供試体用型枠30によっても、少なくとも底面板11及び側面板12の、何れか一方又は双方(本第3実施形態では、底面板11及び側面板12の双方)が、好ましくは端面板13と共に合成樹脂製の成形板を用いて形成されているので、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と同様の作用効果が奏されると共に、端面板13に、ケーブル挿通穴33が形成されているので、ケーブル挿通穴33に入出力ケーブル32を挿通させることによって、埋込みひずみ計31を型枠30の内部に予め容易に設置しておくことが可能になる。
図6(a)〜(c)は、本発明の好ましい第4実施形態に係るコンクリート供試体用型枠40を例示するものである。本第4実施形態では、コンクリート供試体用型枠40は、JIS A 1129−2に規定されている、コンタクトゲージ法を用いた乾燥収縮によるコンクリートの長さ変化の測定方法に使用する、コンクリート供試体を形成するための供試体用の型枠として用いるものであり、型枠の内部に、コンタクトゲージ法による長さ変化の測定に使用する測定用端子41として、ステンレス鋼からなる埋め込み用のゲージプラグを設置できるようになっている点が、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と相違している。図6(a)〜(c)に示す本第4実施形態のコンクリート供試体用型枠40では、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と異なる構成部分について主として説明し、同様の構成部分については説明を省略する。特に言及しない構成部分については、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10に関する説明が適宜適用される。
すなわち、本第4実施形態のコンクリート供試体用型枠40では、側面板12に、形成されるコンクリート供試体を乾燥収縮による長さ変化の測定試験に用いる際にコンクリート供試体の好ましくは上面に設置される、埋め込み用のゲージプラグ41を仮固定しておくための固定ネジ42を挿通させるネジ孔43が、所定の間隔として例えば300mmの間隔をおいて、一対ずつ設けられている。
本第4実施形態のコンクリート供試体用型枠40によっても、少なくとも底面板11及び側面板12の、何れか一方又は双方(本第4実施形態では、底面板11及び側面板12の双方)が、好ましくは端面板13と共に合成樹脂製の成形板を用いて形成されているので、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と同様の作用効果が奏されると共に、側面板12に、埋め込み用のゲージプラグ41を仮固定する固定ネジ42を挿通させるネジ孔43が設けられているので、埋め込み用のゲージプラグ41を固定ネジ42を用いて仮固定するとによって、ゲージプラグ41を型枠40の内部に予め容易に設置しておくことが可能になる。
なお、埋め込み用のゲージプラグ41を仮固定する固定ネジ42を挿通させるネジ孔43は、コンクリート供試体用型枠40の底面板11に設けておくこともできる。これによって、形成されるコンクリート供試体を乾燥収縮による長さ変化の測定試験に用いる際にコンクリート供試体の好ましくは上面に、埋め込み用のゲージプラグ41が設置されるようにすることもできる。
図7(a)〜(c)は、本発明の好ましい第5実施形態に係るコンクリート供試体用型枠50を例示するものである。本第5実施形態では、コンクリート供試体用型枠50は、第4実施形態のコンクリート供試体用型枠50と同様に、JIS A 1129−2に規定されている、コンタクトゲージ法を用いた乾燥収縮によるコンクリートの長さ変化の測定方法に使用する、コンクリート供試体を形成するための供試体用の型枠として用いるものであり、型枠の内部に、コンタクトゲージ法による長さ変化の測定に使用する測定用端子51として、貼り付け用のゲージプラグを設置できるようになっている点が、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と相違している。図7(a)〜(c)に示す本第5実施形態のコンクリート供試体用型枠50では、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と異なる構成部分について主として説明し、同様の構成部分については説明を省略する。特に言及しない構成部分については、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10に関する説明が適宜適用される。
すなわち、本第5実施形態のコンクリート供試体用型枠50では、側面板12に、形成されるコンクリート供試体を乾燥収縮による長さ変化の測定試験に用いる際にコンクリート供試体の好ましくは上面に設置される、貼り付け用のゲージプラグ51を仮固定しておくための係止凹部52が、所定の間隔として例えば300mmの間隔をおいて、一対ずつ設けられている。ここで、貼り付け用のゲージプラグ51は、例えばφ9mm程度の大きさを備え、3mm程度の厚さの軟鋼からなる円盤形状の基盤53の背面側に、φ1.5mm程度の大きさのステンレス鋼からなる球状の端子54を突出させて固着することにより形成されている。係止凹部52は、側面板12の内面となる鋼板17aの内側面の貼り付け用のゲージプラグ51の取り付け位置に、φ1.5mm程度の大きさの球状部分を含む凹部として形成されている。貼り付け用のゲージプラグ51の端子54を、側面板12の内側面の係止凹部52に嵌め込むようにして係止することにより、ゲージプラグ51を、型枠50の内部に予め容易に設置しておくことが可能になる。なお、係止凹部52は、側面板12に内側面に鋼板17aが設けられていない場合には、合成樹脂製の側面板12の内側面に直接に設けることもできる。
本第5実施形態のコンクリート供試体用型枠50によっても、少なくとも底面板11及び側面板12の、何れか一方又は双方(本第5実施形態では、底面板11及び側面板12の双方)が、好ましくは端面板13と共に合成樹脂製の成形板を用いて形成されているので、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と同様の作用効果が奏されると共に、側面板12の内側面に、貼り付け用のゲージプラグ51を仮固定する係止凹部52が設けられているので、ゲージプラグ51を係止凹部52に係止するとによって、型枠50の内部に予め容易に設置しておくことが可能になる。
なお、貼り付け用のゲージプラグ51を仮固定する係止凹部52は、コンクリート供試体用型枠40の底面板11に設けておくこともできる。これによって、形成されるコンクリート供試体を乾燥収縮による長さ変化の測定試験に用いる際にコンクリート供試体の好ましくは上面に、貼り付け用のゲージプラグ51が設置されるようにすることもできる。
図8(a)〜(c)は、本発明の好ましい第6実施形態に係るコンクリート供試体用型枠60を例示するものである。本第6実施形態では、コンクリート供試体用型枠60は、1枚の底面板11と、2枚の側面板12と、2枚の端面板13とが、締着部材16を用いて、上面が開口面となった直方体形状となるように、解体可能に組み付けられており、雄ネジ凸条を備える締着部材16として、蝶ネジが使用されている。
本第5実施形態のコンクリート供試体用型枠60によっても、少なくとも底面板11及び側面板12の、何れか一方又は双方(本第6実施形態では、底面板11及び側面板12の双方)が、好ましくは端面板13と共に合成樹脂製の成形板を用いて形成されているので、上記の第1実施形態のコンクリート供試体用型枠10と同様の作用効果が奏されると共に、締着部材16として蝶ネジを使用しているので、型枠60を短時間で組み立てることが可能になる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、1枚の底面板と、2枚の側面板と、2枚の端面板のいずれもが、合成樹脂製の成形板を用いて形成されている必要は必ずしも無く、少なくとも底面板及び側面板の、何れか一方又は双方が、合成樹脂製の成形板を用いて形成されていれば良い。コンクリート供試体用型枠は、100mm×100mmの断面寸法のコンクリート供試体を形成するものである必要は必ずしも無く、150mm×150mmの断面寸法等、その他の種々の形状や大きさの断面寸法を備えるコンクリート供試体を形成する型枠として用いることもできる。
10,20,30,40,50,60 コンクリート供試体用型枠
11 底面板
11a 端縁部切欠き
11b 側端面
11c 持手用切欠き
12 側面板
12a 側端面
13 端面板
13a 側縁部切欠き
14a,14b 雌ネジ孔
15a,15b 締着孔
16 締着部材(締着ボルト、蝶ネジ)
17a,17b,17c 鋼板
18 線状切込み
21 位置決め用凸部
22 位置決め用凹部
31 埋込みひずみ計
32 入出力ケーブル
33 挿通穴
41 測定用端子(埋め込み用のゲージプラグ)
42 固定ネジ
43 ネジ孔
51 測定用端子(、貼り付け用のゲージプラグ)
52 係止凹部
53 基盤
54 端子
w1 コンクリート供試体の横幅と同様の間隔
w2 コンクリート供試体の長さと同様の間隔

Claims (11)

  1. 1枚の底面板と、2枚の側面板と、2枚の端面板とを含んで構成され、上面が開口面となった直方体形状に組み付けられる、コンクリートの曲げ強度試験に用いる直方体形状のコンクリート供試体を形成するためのコンクリート供試体用型枠であって、
    少なくとも前記底面板及び前記側面板の、何れか一方又は双方が、合成樹脂製の成形板を用いて形成されており、
    前記底面板の上面に、形成するコンクリート供試体をコンクリートの曲げ強度試験に用いる際に載荷ローラを接触させる位置の目印となる、線状凸部をコンクリート供試体の側面に形成するための線状切込みが設けられているコンクリート供試体用型枠。
  2. 前記底面板、前記側面板、及び前記端面板のうちの、いずれか1以上の上端面を除く外周端面に、内周面に雌ネジ凸条が形成された雌ネジ孔が設けられており、
    前記底面板、前記側面板、及び前記端面板のうちの、いずれか1以上の端縁部を貫通して設けられた締着孔を介して、雄ネジ凸条を備える締着部材を前記雌ネジ孔に締着することにより、上面が開口面となった直方体形状となるように、解体可能に組み付けられる請求項1記載のコンクリート供試体用型枠。
  3. 雄ネジ凸条を備える前記締着部材が、蝶ネジである請求項2記載のコンクリート供試体用型枠。
  4. 前記側面板の内側面を覆って、鋼板が取り付けられている請求項1〜3のいずれか1項記載のコンクリート供試体用型枠。
  5. 前記底面板の内側面を覆って、鋼板が取り付けられており、該鋼板の上面に、前記線状切込みが設けられている請求項1〜4のいずれか1項記載のコンクリート供試体用型枠。
  6. 前記端面板の内側の両側の側縁部に、前記側面板の長手方向の端部を嵌め合わせる位置決め用の側縁部切欠きが、形成するコンクリート供試体の横幅と同じ幅の間隔をおいて設けられている請求項1〜5のいずれか1項記載のコンクリート供試体用型枠。
  7. 前記底面板の上面側の長手方向の両側の端縁部に、前記端面板の下端部を嵌め合わせる位置決め用の端縁部切欠きが、形成するコンクリート供試体の長さと同様の長さの間隔をおいて設けられている請求項1〜6のいずれか1項記載のコンクリート供試体用型枠。
  8. 前記底面板の下面側の長手方向の両側の端部に、上下に積み重ねられた状態の当該コンクリート供試体用型枠を持ち上げる際の持ち手となる、持手用切欠きが設けられている請求項1〜7のいずれか1項記載のコンクリート供試体用型枠。
  9. 前記底面板の下面に、上下に積み重ねる際に当該コンクリート供試体用型枠を位置決めするための位置決め用凸部が設けられており、前記側面板又は前記端面板の上端面の前記位置決め用凸部と対応する位置に、前記位置決め用凸部が嵌め合わされる位置決め用凹部が設けられている請求項1〜8のいずれか1項記載のコンクリート供試体用型枠。
  10. 前記端面板に、形成されるコンクリート供試体をコンクリートの長さ変化の測定試験に用いる際にコンクリート供試体の内部に埋設される、埋込みひずみ計から延設する入出力ケーブルを挿通させるためのケーブル挿通穴が形成されている請求項1〜9のいずれか1項記載のコンクリート供試体用型枠。
  11. 前記側面板又は前記底面板に、形成されるコンクリート供試体を乾燥収縮によるコンクリートの長さ変化の測定試験に用いる際にコンクリート供試体の上面又は側面に設置される、測定用端子を仮固定しておくためのネジ孔又は係止凹部が設けられている請求項1〜10のいずれか1項記載のコンクリート供試体用型枠。
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