JP6946908B2 - 状態判定ユニット、検知装置、状態判定方法、および状態判定プログラム - Google Patents

状態判定ユニット、検知装置、状態判定方法、および状態判定プログラム Download PDF

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Description

この発明は、観測対象の観測特性をセンシングしたセンサのセンシング信号を処理して、観測対象の状態を判定する技術に関する。
従来、観測対象の観測特性をセンシングしたセンサのセンシング信号を処理して観測対象の状態を判定する装置があった。観測対象とは、実世界の現象の抽象(人、物、事象等)であり、観測特性とは、実センサで観測する観測対象の特性である。
例えば、特許文献1には、車両を駐車する駐車スペースに、車両が駐車されているかどうかを磁気センサを用いて検出する装置が記載されている。この特許文献1に記載された装置は、駐車スペースに、2軸、または3軸の磁気センサを複数設置し、2つの磁気センサ間において、軸毎に検出された磁気出力(センサ出力)の差分を算出し、これらの差分の合成値を算出する。例えば、磁気センサが3軸(X軸、Y軸、Z軸)である場合、一方の磁気センサのX軸のセンサ出力X1と他方の磁気センサのX軸のセンサ出力X2との差分(X1−X2)をX軸差分として算出し、一方の磁気センサのY軸のセンサ出力Y1と他方の磁気センサのY軸のセンサ出力Y2との差分(Y1−Y2)をY軸差分として算出し、および一方の磁気センサのZ軸のセンサ出力Z1と他方の磁気センサのZ軸のセンサ出力Z2との差分(Z1−Z2)をZ軸差分として算出する。この特許文献1に記載された装置は、磁気センサの各軸のセンサ出力の差分の二乗和((X1−X2)2+(Y1−Y2)2+(Z1−Z2)2)の平方根を、各軸の差分の合成値として算出し、算出した各軸の差分の合成値が予め定めた閾値Aを超えていれば、車両が駐車スペースにあると判定する構成である。
特許文献1に記載された装置においては、センサが2軸、または3軸の磁気センサであり、観測対象が駐車スペースであり、観測特性が磁界の強度である。また、特許文献1に記載された装置は、観測対象である駐車スペースの状態として、車両が駐車されている駐車状態であるか、車両が駐車されていない空き状態であるかを判定する。
特開2006−164145号公報
しかしながら、観測対象の観測特性をセンシングしたセンサのセンシング信号を処理して観測対象の状態を判定する装置においては、判定精度の低下による誤判定を抑えるために、センサの経年劣化等に応じて観測対象の状態を判定するのに使用する値等のキャリブレーションが必要であった。例えば、特許文献1に記載された装置であれば、駐車スペースの状態の判定精度の低下を抑えるために、磁気センサの経年劣化に応じて閾値A等のキャリブレーションが必要である。
従来、観測対象の状態を判定するのに使用する値等のキャリブレーションは、作業者をセンサの設置場所に派遣して行っていた。このため、このキャリブレーションは、多大な人手を要する作業であり、運用コストを増大させていた。
この発明の目的は、センサの経年劣化にともなう観測対象の状態の判定精度の低下を防止し、且つ運用コストが増大するのを抑えることができる技術を提供することにある。
この発明の状態判定ユニットは、上記目的を達するために、以下のように構成している。
入力部には、観測対象の観測特性をセンシングしたセンサのセンシング信号が入力される。観測対象とは、実世界の現象の抽象(人、物、事象等)であり、観測特性とは、実センサで観測する観測対象の特性である。
また、判定部は、センシング信号に基づいて算出した判定値により、観測対象の状態が第1の状態であるか、第2の状態であるかを判定する。更新部は、判定部が観測対象の状態を判定するのに用いる判定基準値を更新する。この判定部は、判定値が判定基準値に基づいて定めた第1判定範囲内の値であるかどうかによって、観測対象の状態が第1の状態であるか、第2の状態であるかを判定する。また、更新部は、判定値が第1判定範囲内に定めた第2判定範囲内の値であれば、判定基準値を更新し、反対に判定値が第2判定範囲内の値でなければ、判定基準値を更新しない。
この構成によれば、センサの経年劣化に対する判定基準値の更新(キャリブレーション)が人手をかけることなく、自動的に行える。また、判定基準値は、観測対象周辺における環境変化による影響を受けることなく更新できる。したがって、センサの経年劣化にともなう観測対象の状態の判定精度の低下を防止でき、且つ運用コストが増大するのを抑えることができる。
また、入力部に入力されたセンシング信号を処理して観測値を取得する観測値取得部を備え、この観測値取得部が時間的に連続する観測期間に取得した複数の観測値を用いて判定値を算出する構成にしてもよい。観測値は、センサによってセンシングされた観測特性の計測値であり、例えばセンサが磁気センサであれば、観測値は磁界(地場)の大きさであり、センサが温度センサであれば、観測値は温度であり、センサが圧力センサであれば、観測値は気圧である。
また、判定値は、観測値取得部が時間的に連続する観測期間に取得した複数の観測値を用いて算出するのがよい。例えば、観測期間に取得した複数の観測値の平均値を判定値にしてもよいし、観測期間に取得した複数の観測値の中央値を判定値にしてもよいし、複数の観測値の二乗平均平方根にしてもよいし、これら以外の手法で判定値を算出し、決定してもよい。
このように構成すれば、判定値の算出において、センサで発生したパルスノイズ等によるノイズの影響を抑えることができる。その結果、観測対象の状態の判定においても、センサで発生したパルスノイズ等によるノイズの影響を抑えることができる。
また、更新部は、判定値が第2判定範囲内の値であれば、判定基準値を判定値に更新すればよい。このように構成すれば、観測対象の状態の判定精度を低下させることなく、判定基準値を簡単な処理で更新できる。
また、更新部は、判定値が第2判定範囲内の値であれば、観測期間に取得した複数の観測値の中から、第2判定範囲内の値である観測値を抽出し、判定基準値を、ここで抽出した観測値によって算出した値、例えば平均値、に更新してもよい。このように構成すれば、センサで発生したパルスノイズや、観測対象周辺における一時的な環境変化等の影響を抑えた判定基準値に更新できる。
また、状態判定ユニットと、この状態判定ユニットに対して、観測対象の観測特性をセンシングしたセンシング信号を入力するセンサと、を備える検知装置として構成してもよい。例えば、観測対象を、車両を駐車する駐車枠とし、センサを、観測特性として磁場をセンシングする磁気センサにすることで、駐車枠の状態が、車両が駐車されている駐車状態であるか、車両が駐車されていない空き状態であるかを判定できる。
この発明によれば、センサの経年劣化にともなう観測対象の状態の判定精度の低下を防止し、且つ運用コストが増大するのを抑えることができる。
車両検知装置の適用場面を説明する図である。 この例にかかる状態判定装置の主要部の構成を示すブロック図である。 図3(A)は、この例における判定基準値の変化を示す図であり、図3(B)は、図3(A)に示す判定基準値に対して定められる第1判定範囲、および第2判定範囲を示す図である。 この例にかかる状態判定装置の動作を示すフローチャートである。 別の例にかかる状態判定装置の動作を示すフローチャートである。 (A)、(B)は、別の例での判定基準値に対して定められる第1判定範囲、および第2判定範囲を示す図である。
以下、この発明の実施形態について説明する。
<1.適用例>
この発明が適用される場面の1つの例を説明する。図1は、この発明の1つの実施形態である状態判定装置の適用場面例を説明する図である。この例における状態判定装置1が、この発明にかかる状態判定ユニットに相当する構成である。この例にかかる状態判定装置1は、図1に示す駐車枠5(5a、5b、5c)毎に、車両7が駐車されている駐車状態であるか、車両7が駐車されていない空き状態であるかを判定する。図1に例示している駐車枠5(5a、5b、5c)は3つであるが、駐車枠5の個数は1つ以上であればいくつであってもよい。また、図1では、駐車枠5a、5cは車両7が駐車されていない空き状態を示しており、駐車枠5bは車両7が駐車されている駐車状態を示している。
各駐車枠5には、その内側に、磁気センサ2が1つ設置されている。この例では、磁気センサ2は、互いに直交する3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向のそれぞれについて、磁界(地場)の強さをセンシングする3軸の磁気センサである。磁気センサ2は、各軸方向の磁界の強さをセンシングしたセンシング信号を状態判定装置1に入力する。磁気センサ2は、駐車枠5内であれば、駐車枠5の中心から離れた場所に設置してもよい(図1に示す例は、磁気センサ2を駐車枠5の略中心に設置している。)。この例では、磁気センサ2が、この発明で言うセンサに相当する。
また、この発明で言う、観測対象とは、実世界の現象の抽象(人、物、事象等)であり、観測特性とは、実センサで観測する観測対象の特性である。この例では、駐車枠5が、観測対象であり、各軸方向の磁界の強さが観測特性である。
なお、この発明にかかる検知装置の1つの例が、この例における状態判定装置1、およびこの状態判定装置1に接続されている磁気センサ2によって構成される。
状態判定装置1は、駐車枠5毎に、その駐車枠5内に設置されている磁気センサ2のセンシング信号を処理して観測値を取得する。具体的には、状態判定装置1は、磁気センサ2によってセンシングされた、X軸方向の磁界の強さがHx、Y軸方向の磁界の強さがHy、Z軸方向の磁界の強さがHzであるときの観測値を、
観測値=((Hx)2+(Hy)2+(Hz)21/2
により算出する。ただし、Hx、Hy、およびHzは、略同じタイミングでセンシングされた磁界の強さである。
状態判定装置1は、この観測値を用いて判定値を算出する。この例では、判定値は、ある期間に取得した観測値の平均値ある。状態判定装置1は、判定値により、駐車枠5が駐車状態であるか、空き状態であるかを判定する。この例では、駐車状態がこの発明で言う第1の状態であり、空き状態がこの発明で言う第2の状態である。状態判定装置1は、判定基準値を基準にして第1判定範囲を定めている。状態判定装置1は、判定値が、第1判定範囲内でなければ、駐車枠5の状態を駐車状態であると判定する。状態判定装置1は、反対に、判定値が第1判定範囲内であれば、駐車枠5の状態を空き状態であると判定する。
また、状態判定装置1は、第1判定範囲内に第2判定範囲を定めている。すなわち、第2判定範囲は、第1判定範囲の一部分である。状態判定装置1は、判定値が第2判定範囲内であるとき判定基準値を更新し、判定値が第2判定範囲内でないとき判定基準値を更新しない。
この状態判定装置1は、判定基準値を基準にして定められる第1判定範囲を適正に設定することにより、駐車枠5の状態が駐車状態であるか、空き状態であるかを精度よく判定できる。また、状態判定装置1は、第2判定範囲を適正に設定することにより、駐車枠5内、および駐車枠5の周辺に車両7が存在していないときの観測値を用いて、判定基準値を更新(キャリブレーション)することができる。すなわち、状態判定装置1は、駐車枠5内、および駐車枠5周辺に位置する車両7に影響されることなく、判定基準値のキャリブレーションが行えるので、磁気センサ2の経年劣化による判定精度の低下を抑えられる。また、状態判定装置1は、判定基準値のキャリブレーションを人手をかけることなく自動的に行うので、運用コストの増大についても抑えられる。
<2.構成例>
図2は、この例にかかる状態判定装置の主要部の構成を示すブロック図である。この例の状態判定装置1は、制御ユニット11と、センサ接続部12と、出力部13と、を備えている。制御ユニット11は、状態判定装置1本体の動作を制御する。また、制御ユニット11は、観測値取得部21、判定部22、および更新部23として動作するための構成を有しているとともに、動作時に必要なデータを記憶する記憶部24を有している。記憶部24は、揮発性のメモリで構成されていてもよいし、不揮発性のメモリで構成されていてもよい。観測値取得部21、判定部22、および更新部23の詳細については、後述する。
センサ接続部12は、各駐車枠5に設置された磁気センサ2が接続される。センサ接続部12に接続される磁気センサ2は、この状態判定装置1が駐車状態であるか、空き状態であるかを判定する駐車枠5に設置された磁気センサ2である。センサ接続部12は、磁気センサ2を有線で接続する構成であってもよいし、無線で接続する構成であってもよい。磁気センサ2は、互いに直交する3軸(X軸、Y軸、Z軸)のそれぞれについて磁界の強さをセンシングしたセンシング信号をセンサ接続部12に入力する。センサ接続部12が、この発明で言う入力部に相当する。
出力部13は、センサ接続部12に接続されている磁気センサ2が設置されている駐車枠5毎に、その駐車枠5について判定した状態(駐車状態、または空き状態)を外部機器に出力する。この外部機器は、例えば複数の駐車枠5が設けられた駐車場を管理する駐車場管理装置であり、駐車枠5毎に車両7が駐車されているかどうかを管理することにより、駐車場が満車状態(全ての駐車枠に車両7が駐車されている状態)であるかどうかを判定する(駐車場の満空判定を行う。)。また、外部機器は、駐車枠5に設けられているロック板(フラップ板)の状態を制御する装置であってもよい。ここで言うロック板とは、駐車枠5からの車両7の出庫を制限する部材である。より具体的には、ロック板は、駐車枠5に車両7が駐車されると、駐車枠5からの車両7の出庫を制限する状態に移行させられ、駐車料金の精算が行われると、駐車枠5からの車両7の出庫を許容する状態に移行させられる部材である。
なお、外部機器は、上記した種類の機器に限らず、他の機器であってもよい。
次に、この例の制御ユニット11が備える、観測値取得部21、判定部22、更新部23、および記憶部24について説明する。観測値取得部21は、センサ接続部12に接続されている磁気センサ2からセンシング信号が入力される毎に、入力されたセンシング信号を処理して観測値を取得する。磁気センサ2は、数100msec(例えば、500msec)周期でセンシングを行い、そのときのセンシング信号を状態判定装置1に入力する。磁気センサ2が状態判定装置1に入力するセンシング信号には、X軸方向の磁界の強さHx、Y軸方向の磁界の強さHy、およびZ軸方向の磁界の強さHzが含まれている。観測値取得部21が取得する観測値は、
観測値=((Hx)2+(Hy)2+(Hz)21/2
である。観測値取得部21は、取得した観測値を記憶部24に蓄積的に記憶させる。記憶部24は、観測値取得部21が取得した観測値を、磁気センサ2毎(すなわち駐車枠5毎)に、分類して記憶する構成である。
判定部22は、予め設定されている状態判定タイミングになる毎に、駐車枠5の状態を判定する。この例では、状態判定タイミングは、数分間隔(1〜5分間隔)に設定されている。この例では、判定部22は、前回の状態判定タイミングから今回の状態判定までの間に取得した観測値の平均値を判定値として算出する。例えば、磁気センサ2のセンシング周期が500msecであり、状態判定タイミングの周期が3分である場合、前回の状態判定タイミングから今回の状態判定までの間に取得した360個の観測値の平均値を判定値として算出する。時間的に隣接する2つの状態判定タイミングの期間が、この発明で言う観測期間に相当する。
判定部22は、算出した判定値が、その時点において記憶部24に記憶している判定基準値に基づいて定めた第1判定範囲内であれば、磁気センサ2が設置されている駐車枠5の状態が空き状態であると判定する。判定部22は、反対に、判定値が第1判定範囲内でなければ、磁気センサ2が設置されている駐車枠5の状態が駐車状態であると判定する。駐車枠5に駐車された車両7が磁気センサ2によって観測される磁界に与える影響は、車両7の構造(フレームの形状、エンジンの位置、各種電装部品の位置等)によってさまざまである。具体的には、駐車枠5に駐車された車両7が磁気センサ2によって観測される磁界に与える影響は、駐車枠5に車両7が駐車されていないときの観測値を増大させる方向である場合もあれば、逆に駐車枠5に車両7が駐車されていないときの磁気センサ2の観測値を減少させる方向である場合もある。したがって、駐車枠5に車両7が駐車されているときの磁気センサ2の観測値は、駐車枠5に車両7が駐車されていないときの磁気センサ2の観測値に比べて大きくなることもあれば、逆に小さくなることもある。
更新部23は、判定部22が算出した判定値が第1判定範囲内に定めた第2判定範囲内であれば、記憶部24に記憶している判定基準値を、今回算出された判定値に更新する。第2判定範囲も、第1判定範囲と同様に、その時点において記憶部24に記憶している判定基準値を基準にして定めている。更新部23は、判定部22が算出した判定値が第2判定範囲内でなければ、記憶部24に記憶している判定基準値を更新しない。
図3(A)は、この例における判定基準値の変化を示す図であり、図3(B)は、図3(A)に示す判定基準値に対して定められる第1判定範囲、および第2判定範囲を示す図である。図3に示すt0〜t9は、上述した状態判定タイミングである。上述したように、判定基準値は、更新部23によって更新される。図3(B)に示す例は、判定基準値との差分の絶対値がa以内である範囲が第1判定範囲であり、判定基準値との差分の絶対値がb(a>b)以内である範囲が第2判定範囲である。図3(B)に示すように、判定基準値の変化にともなって、第1判定範囲、および第2判定範囲が変化する。
判定基準値、第1判定範囲、および第2判定範囲について補足しておく。車両7が駐車枠5に駐車されていないときに、磁気センサ2によってセンシングされる磁界の強さと、車両7が駐車枠5に駐車されているときに、磁気センサ2によってセンシングされる磁界の強さとの間には、比較的大きさ差異がある。車両7が駐車枠5に駐車されていないときに、磁気センサ2によってセンシングされる磁界の強さを判定基準値に設定する。したがって、車両7が駐車枠5に駐車されているときに、磁気センサ2によってセンシングされる磁界の強さと、判定基準値との差異に応じて第1判定範囲を定めることによって、車両7が駐車枠5に駐車されているかどうかを判定することができる。
また、車両7が駐車枠5周辺に存在しているとき(例えば、隣接する駐車枠5に車両7が駐車されているとき)も、磁気センサ2によってセンシングされる磁界の強さと、判定基準値との間に差異が生じる。この差異は、車両7が駐車枠5に駐車されているときに生じる差異よりも小さい。したがって、車両7が駐車枠5周辺に存在しているときに、磁気センサ2によってセンシングされる磁界の強さと、判定基準値との差異に応じて第2判定範囲を定めることによって、磁気センサ2によってセンシングされる磁界の強さが、駐車枠5周辺に存在している車両7の影響を受けているかどうかを判定することができる。
制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、この発明にかかる状態判定プログラムを実行したときに、観測値取得部21、判定部22、および更新部23として動作する。また、メモリは、この発明にかかる状態判定プログラムを展開する領域や、この状態判定プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有しているとともに、上述した記憶部24として利用される記憶領域を有する構成である。制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。また、ハードウェアCPUが、この発明にかかる状態判定方法を実行するコンピュータである。
<3.動作例>
図4は、この例にかかる状態判定装置の動作を示すフローチャートである。図4では、ある1つの駐車枠5に対する処理を示している。状態判定装置1は、図4に示す処理を、状態を判定する対象の駐車枠5毎に並行して行う。
状態判定装置1は、磁気センサ2からセンシング信号がセンサ接続部12に入力されたかどうか(s1)、および駐車枠5の状態を判定する判定タイミングであるかどうか(s2)、について繰り返し判定している。この例の磁気センサ2は、上述したように数100msec(例えば、500msec)間隔で磁界の強さをセンシングし、そのときのセンシング信号をセンサ接続部12に入力している。また、この例の状態判定装置1は、上述したように駐車枠5の状態を判定する判定タイミングを数分間隔(1〜5分間隔)に設定している。
なお、ここで示した磁気センサ2のセンシング時間間隔、および判定タイミングの時間間隔は、あくまでも例示であり、上記した時間間隔に限定されるものではない。
状態判定装置1は、s1で磁気センサ2からセンシング信号が入力されたと判定すると、今回入力された磁気センサ2のセンシング信号を処理して今回の観測値を取得する(s3)。また、s3では、今回取得した観測値を記憶部24に記憶させる。上述したように、磁気センサ2が状態判定装置1に入力するセンシング信号には、X軸方向の磁界の強さHx、Y軸方向の磁界の強さHy、およびZ軸方向の磁界の強さHzが含まれている。観測値取得部21は、以下の算出式で観測値を算出し、取得する。
観測値=((Hx)2+(Hy)2+(Hz)21/2
観測値取得部21が、s3にかかる処理を実行する。状態判定装置1は、s3にかかる処理を完了すると、s1に戻る。
また、状態判定装置1は、s2で状態判定タイミングであると判定すると、判定値を算出する(s4)。s4では、前回の状態判定タイミングから今回の状態判定タイミングまでの期間に、センサ接続部12に入力された磁気センサ2のセンシング信号を処理して取得した観測値の平均値を判定値として算出する。例えば、今回の状態判定タイミングが図3に示したt5である場合、t4〜t5の期間に、センサ接続部12に入力された磁気センサ2のセンシング信号を処理して取得した観測値の平均値を判定値として算出する。判定部22が、s4にかかる処理を実行する。
状態判定装置1は、s4で算出した判定値がその時点で設定されている第1判定範囲内の値であるかどうかを判定する(s5)。s5では、s4で算出した判定値と、その時点で設定されている判定基準値との差分(s4で算出した判定値−判定基準値)の絶対値がa以内の大きさであれば、状態判定装置1は、この判定値が第1判定範囲内の値であると判定する。言い換えれば、s4で算出した判定値と、その時点で設定されている判定基準値との差分の絶対値がaを超える大きさであれば、状態判定装置1は、この判定値が第1判定範囲内の値でないと判定する。判定部22が、s5にかかる処理を実行する。
状態判定装置1は、s5で第1判定範囲内でないと判定すると、駐車枠5の状態を駐車状態と判定し(s6)、s1に戻る。判定部22が、s6にかかる処理を実行する。
状態判定装置1は、s5で第1判定範囲内であると判定すると、s4で算出した判定値がその時点で設定されている第2判定範囲内の値であるかどうかを判定する(s7)。s7では、s4で算出した判定値と、その時点で設定されている判定基準値との差分(s4で算出した判定値−判定基準値)の絶対値がb(a>b)以内の大きさであれば、状態判定装置1は、この判定値が第2判定範囲内の値であると判定する。言い換えれば、状態判定装置1は、s4で算出した判定値と、その時点で設定されている判定基準値との差分の絶対値がbを超える大きさであれば、この判定値が第2判定範囲内の値でないと判定する。更新部23が、s7にかかる処理を実行する。
状態判定装置1は、s7で判定値が第2判定範囲内でないと判定すると、駐車枠5の状態を空き状態と判定し(s9)、s1に戻る。判定部22が、s9にかかる処理を実行する。
また、状態判定装置1は、s7で判定値が第2判定範囲内であると判定すると、その時点で記憶部24に記憶している判定基準値を、s4で算出した判定値に更新する判定基準値更新処理を行う(s8)。また、状態判定装置1は、s8にかかる判定基準値更新処理を行うと、s9で駐車枠5の状態を空き状態と判定し、s1に戻る。更新部23が、s8にかかる処理を実行する。
なお、状態判定装置1は、s6、またはs9で駐車枠5の状態を判定すると、判定結果を出力部13に接続されている外部機器に出力する。
このように、この例にかかる状態判定装置1は、s4で算出した判定値が第2判定範囲内であるとき、判定基準値を更新する。すなわち、状態判定装置1は、前回の状態判定タイミングから今回の状態判定タイミングまでの期間に、センサ接続部12に入力された磁気センサ2のセンシング信号を処理して取得した観測値の多くが、駐車枠5に駐車されている車両7、および駐車枠5周辺に存在している車両7の影響を受けていない観測値であったときに、判定基準値を更新する。言い換えれば、判定基準値が、駐車枠5に駐車されている車両7、および駐車枠5周辺に存在している車両7の影響を受けた観測値によって、不適正な値に更新されることがない。このため、この例にかかる状態判定装置1は、磁気センサ2の経年劣化や、磁気センサ2の設置場所周辺の環境変化に応じた判定基準値のキャリブレーションを人手をかけることなく適正に行えるので、運用コストが増大するのを抑えることができる。
また、上述したように、第1判定範囲は、その時点の判定基準値に基づいて定めており、且つ車両7が駐車枠5に駐車されていない状態であるときの観測値と、車両7が駐車枠5に駐車されている状態であるときの観測値との差に応じて設定している。この例にかかる状態判定装置1は、磁気センサ2の経年劣化や、磁気センサ2の設置場所周辺の環境変化に応じた判定基準値のキャリブレーションが適正に行えることから、磁気センサ2の経年劣化や、磁気センサ2の設置場所周辺の環境変化による駐車枠5の状態の判定精度の低下を防止できる。
また、この例では、駐車枠5の状態を判定するために用いる磁気センサ2を1つにできるので、システムの構築にかかるコストも抑えられる。
なお、s4で算出した判定値が第1判定範囲内の値であるかどうかによって駐車枠5の状態を判定し、且つs4で算出した判定値が第2判定範囲内の値であれば判定基準値を更新するものであれば、s5〜s9にかかる処理の順番は、どのように変更してもよい。
<4.変形例>
別の例にかかる状態判定装置1について説明する。この別の例にかかる状態判定装置1も、上記の例と同様に図2に示す構成である。この別の例にかかる状態判定装置1は、その動作として図5に示す処理を実行する点で、上記の例と異なる。図5では、図4と同じ処理については、同じステップ番号(s**)を付している。図5は、この別の例にかかる状態判定装置の動作を示すフローチャートである。
この別の例の状態判定装置1は、図4に示したs8にかかる処理をs11〜s13にかかる処理に置き換えた動作を実行する。具体的には、状態判定装置1は、s7において、s4で算出した判定値が第2判定範囲内であると判定すると、前回の状態判定タイミングから今回の状態判定タイミングまでの期間に、センサ接続部12に入力された磁気センサ2のセンシング信号を処理して取得した観測値の中から、第2判定範囲内である観測値を全て抽出する(s11)。s11では、前回の状態判定タイミングから今回の状態判定タイミングまでの期間に、センサ接続部12に入力された磁気センサ2のセンシング信号を処理して取得した観測値の中から、第2判定範囲内でない観測値を取り除いている。
状態判定装置1は、s11で抽出した観測値を用いて、判定基準値の更新値を算出する(s12)。s12で算出する判定基準値の更新値は、例えばs11で抽出した観測値の平均値である。状態判定装置1は、記憶部24に記憶している判定基準値をs12で算出した更新値に更新し(s13)、s9で駐車枠5の状態を空き状態であると判定する。更新部23が、このs11〜s13にかかる処理を実行する。
このように、状態判定装置1は、前回の状態判定タイミングから今回の状態判定タイミングまでの期間に、センサ接続部12に入力された磁気センサ2のセンシング信号を処理して取得した観測値であっても、第2判定範囲内でない観測値を用いないで、判定基準値の更新値を算出する。s11〜s13にかかる処理は、前回の状態判定タイミングから今回の状態判定タイミングまでの期間に、センサ接続部12に入力された磁気センサ2のセンシング信号を処理して取得した観測値の平均値が第2判定範囲内であったときに実行される。したがって、s12での判定基準値の更新値の算出に用いない観測値は、例えば磁気センサ2で発生したパルスノイズ等によるノイズの影響を受けた観測値や、駐車枠5周辺を通過した車両7の影響を受けた観測値等である可能性が高い。このため、s12で算出される判定基準値の更新値は、磁気センサ2で発生したパルスノイズ等によるノイズの影響を受けた観測値や、駐車枠5周辺を通過した車両7の影響を受けた観測値等の影響を抑えた値になる。すなわち、状態判定装置1は、判定基準値のキャリブレーションにおいて、磁気センサ2で発生したパルスノイズ等によるノイズの影響を受けた観測値や、駐車枠5周辺を通過した車両7の影響を受けた観測値等の影響を十分に抑えることができるので、駐車枠5の状態をより精度よく判定することができる。
また、図4、および図5に示したs4にかかる処理において算出する判定値は、前回の状態判定タイミングから今回の状態判定タイミングまでの期間に、センサ接続部12に入力された磁気センサ2のセンシング信号を処理して取得した観測値の中央値にしてもよいし、この期間に取得した観測値の二乗平均平方根にしてもよい。
また、図5に示したs12にかかる処理において算出する判定基準値の更新値も、s11で抽出した観測値の中央値にしてもよいし、この期間に取得した観測値の二乗平均平方根にしてもよい。
また、上記の例では、第1判定範囲、および第2判定範囲は、判定基準値を中心にして定めた範囲であったが、第1判定範囲、および第2判定範囲は、図5(A)、(B)に示すように、判定基準値を中心からずらして定めた範囲にしてもよい。
また、上記の例では、磁気センサ2は、3軸の磁気センサであるとしたが、2軸の磁気センサ2であってもよい。
また、観測対象の観測特性をセンシングするセンサは、上記の例で示した磁気センサ2に限らず、圧力センサ、温度センサ等の他の種類のセンサであってもよい。例えば、この発明は、室圧が管理されている部屋(例えば、クリーンルーム)を観測対象とし、この部屋の圧力を観測特性として圧力センサでセンシングし、扉や窓等が閉め忘れによって開放状態であるかどうかを判定する状態判定装置として利用できる。また、この発明は、室温が管理されている部屋(例えば、クリーンルーム)を観測対象とし、この部屋の室温を観測特性として温度センサでセンシングし、扉や窓等が閉め忘れによって開放状態であるかどうかを判定する状態判定装置としても利用できる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
さらに、この発明にかかる構成と上述した実施形態にかかる構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
観測対象(5)の観測特性をセンシングしたセンサ(2)のセンシング信号が入力される入力部(12)と、
前記入力部(12)に入力された前記センシング信号を処理して観測値を取得する観測値取得部(21)と、
前記観測値を用いて算出した判定値により、前記観測対象(5)の状態が第1の状態であるか、第2の状態であるかを判定する判定部(22)と、
前記判定部(22)が前記観測対象(5)の状態を判定するのに用いる判定基準値を更新する更新部(23)と、を備え、
前記判定部(22)は、前記判定値が前記判定基準値に基づいて定めた第1判定範囲内の値であるかどうかによって、前記観測対象(5)の状態が第1の状態であるか、第2の状態であるかを判定し、
前記更新部(23)は、前記判定値が前記第1判定範囲内に定めた第2判定範囲内の値であれば、前記判定基準値を更新し、反対に前記判定値が前記第2判定範囲内の値でなければ、前記判定基準値を更新しない、状態判定ユニット(1)。
1…状態判定装置
2…磁気センサ
5(5a、5b、5c)…駐車枠
7…車両
11…制御ユニット
12…センサ接続部
13…出力部
21…観測値取得部
22…判定部
23…更新部
24…記憶部

Claims (9)

  1. 観測対象の観測特性をセンシングしたセンサのセンシング信号が入力される入力部と、
    前記入力部に入力された前記センシング信号を処理して観測値を取得する観測値取得部と、
    前記観測値取得部で取得した前記観測値を用いて算出した判定値により、前記観測対象の状態が第1の状態であるか、第2の状態であるかを判定する判定部と、
    前記判定部が前記観測対象の状態を判定するのに用いる判定基準値を更新する更新部と、を備え、
    前記判定部は、前記判定値が前記判定基準値に基づいて定めた第1判定範囲内の値であるかどうかによって、前記観測対象の状態が第1の状態であるか、第2の状態であるかを判定し、
    前記更新部は、前記判定値が前記第1判定範囲内に定めた第2判定範囲内の値であれば、前記観測値取得部が時間的に連続する観測期間に取得した複数の前記観測値の中から、前記第2判定範囲内の値である前記観測値を抽出し、前記判定基準値を、ここで抽出した前記観測値によって算出した値に更新し、反対に前記判定値が前記第2判定範囲内の値でなければ、前記判定基準値を更新しない、状態判定ユニット。
  2. 記判定値は、前記観測期間に取得した複数の前記観測値を用いて算出される、請求項1に記載の状態判定ユニット。
  3. 前記判定値は、前記観測期間に取得した複数の前記観測値の平均値である、請求項2に記載の状態判定ユニット。
  4. 前記更新部は、前記判定基準値を、前記観測期間に取得した複数の前記観測値の中から抽出した、前記第2判定範囲内の値であった前記観測値の平均値に更新する、請求項1〜3のいずれかに記載の状態判定ユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の状態判定ユニットと、
    前記状態判定ユニットに対して、前記観測対象の前記観測特性をセンシングしたセンシング信号を入力するセンサと、を備えた検知装置。
  6. 前記観測対象が、車両を駐車する駐車枠であり、
    前記センサが、前記観測特性として磁場をセンシングする磁気センサである、請求項に記載の検知装置。
  7. 前記判定部は、前記判定値が前記第1判定範囲内の値であるとき、前記観測対象である前記駐車枠に車両がないと判定し、反対に前記判定値が前記第1判定範囲内の値でないとき、前記観測対象である前記駐車枠に車両があると判定する、請求項に記載の検知装置。
  8. 入力部に入力された観測対象の観測特性をセンシングしたセンサのセンシング信号を処理して観測値を取得する観測値取得ステップと、
    前記観測値取得ステップで取得した前記観測値を用いて算出した判定値により、前記観測対象の状態が第1の状態であるか、第2の状態であるかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記観測対象の状態を判定するのに用いる判定基準値を更新する更新ステップと、をコンピュータが実行する状態判定方法であって、
    前記判定ステップは、前記判定値が前記判定基準値に基づいて定めた第1判定範囲内の値であるかどうかによって、前記観測対象の状態が第1の状態であるか、第2の状態であるかを判定するステップであり、
    前記更新ステップは、前記判定値が前記第1判定範囲内に定めた第2判定範囲内の値であれば、前記観測値取得ステップで時間的に連続する観測期間に取得した複数の前記観測値の中から、前記第2判定範囲内の値である前記観測値を抽出し、前記判定基準値を、ここで抽出した前記観測値によって算出した値に更新し、反対に前記判定値が前記第2判定範囲内の値でなければ、前記判定基準値を更新しないステップである、状態判定方法。
  9. 入力部に入力された観測対象の観測特性をセンシングしたセンサのセンシング信号を処理して観測値を取得する観測値取得ステップと、
    前記観測値取得ステップで取得した前記観測値を用いて算出した判定値により、前記観測対象の状態が第1の状態であるか、第2の状態であるかを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記観測対象の状態を判定するのに用いる判定基準値を更新する更新ステップと、をコンピュータに実行させる状態判定プログラムであって、
    前記判定ステップは、前記判定値が前記判定基準値に基づいて定めた第1判定範囲内の値であるかどうかによって、前記観測対象の状態が第1の状態であるか、第2の状態であるかを判定するステップであり、
    前記更新ステップは、前記判定値が前記第1判定範囲内に定めた第2判定範囲内の値であれば、前記観測値取得ステップで時間的に連続する観測期間に取得した複数の前記観測値の中から、前記第2判定範囲内の値である前記観測値を抽出し、前記判定基準値を、ここで抽出した前記観測値によって算出した値に更新し、反対に前記判定値が前記第2判定範囲内の値でなければ、前記判定基準値を更新しないステップである、状態判定プログラム。
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