JP6946032B2 - 出隅構造 - Google Patents

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本発明は、出隅構造に関する。
従来、建物の角では、外壁材の一の面と、他の面とが略直交するように突き合わされるため、隙間が生じやすい。そこで、略直交する外壁材を接続するとともに隙間を塞ぐようなジョイナーを用いた出隅構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図5に示すように、従来の出隅構造では、突き合わせる二枚の外壁材8a、8bの一方の外壁材8aの内面側に溝81を形成し、この溝にジョイナー9の端部91を挿入した状態で、他方の外壁材8bとジョイナー9を接続し、ジョイナー9を介して外壁材同士8a、8bを接続している。また、この出隅構造では、板状のジョイナー9に、板面から突出する凸部92を形成し、凸部92を一の外壁材8aと他の外壁材8bとの突合せ面の間に配置して、凸部92の外面側にシーリング材90を充填している。
特許第5756347号公報
一方の外壁材8aに溝81を設けて、溝81にジョイナー9を係合させる場合、最初に溝81を形成した外壁材8aを出隅に取付ける必要が生じる。このため、溝81を形成した一方の外壁材8a、それからジョイナー9、その後で溝81を形成していない他方の外壁材8bをジョイナー9に接合する、というように、取り付ける順番が構造上決まってしまい、施工箇所によっては、不自由な場合もあった。また、外壁材8aに溝81を形成する加工が必要となり、工程数が増えた。
また、図5のような溝81にジョイナー9の端部91を挿入する構成では、端部91は地震等の振動で溝81から外れやすかった。端部91が溝81から外れると、外壁材8aが地震等の振動で外壁材8aの面方向(図5の矢印方向参照)にずれようとする。端部91が溝81から外れた状態で外壁材8aがずれると、シーリング材90に対してせん断方向にかかる力を遮るものがなく、シーリング材90の破断が起きやすかった。さらに、シーリング材90が破断された場合に、内部に進入する水を止水することも難しかった。
本発明は、シーリング材にかかるせん断力を低減するとともに、施工の容易な出隅構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、一対の外壁材(例えば、後述の外壁材2)の端部同士がジョイナー(例えば、後述のジョイナー3)を介して突合せ接合されて構成される出隅構造(例えば、後述の出隅構造1)であって、前記一対の外壁材の一方は、前記出隅構造を構成する端部における表面側に形成された合いじゃくり用凸部(例えば、後述の合いじゃくり用凸部24)と裏面側に形成された合いじゃくり用凹部(例えば、後述の合いじゃくり用凹部23)を有し、前記ジョイナーは、前記一対の外壁材の各裏面に沿って延び、躯体に固定される一対の固定部(例えば、後述の固定部31)と、前記外壁材の一方の厚み方向に延び、前記合いじゃくり用凹部に係止される係止部(例えば、後述の係止部33)と、前記一対の固定部の一端と前記係止部との間で延びてこれらを連結する連結部(例えば、後述の連結部32)と、を有し、前記合いじゃくり用凹部には、シーリング材(例えば、後述のシーリング材5)が設けられている出隅構造を提供する。
前記一対の固定部は、平面視で略L字状に配置されるように前記固定部の前記一端側で接するとともに互いが略直交する方向に延びる第1固定部(例えば、後述の第1固定部311)及び第2固定部(例えば、後述の第2固定部312)により構成され、前記連結部は、前記一端を基端として、前記第1固定部の延びる方向に沿って延出し、前記係止部は、前記連結部の遠位端から、前記第2固定部の延びる方向と略平行に延びることが好ましい。
前記連結部の両面には、各外壁材の裏面に沿って延びるように止水材(例えば、後述の止水パッキン4)が設けられることが好ましい。
前記ジョイナーは、一枚の板状金属部材を折り曲げ加工して形成されることが好ましい。
前記一対の固定部における他端側が、前記一端側へ向かって外表面側に折り返されて形成される水返し部(例えば、後述の水返し部34)をさらに有することが好ましい。
また、本発明は、外壁材の出隅構造用ジョイナーであって、平面視で略L字状に配置されるように一端で接するとともに互いが略直交する方向に延びる第1固定部及び第2固定部を有し、躯体に固定される一対の固定部と、前記第2固定部の延びる方向に沿って延び、前記外壁材の出隅構造を構成する端部における裏面側に形成された合いじゃくり用凹部に係止される係止部と、前記固定部及び前記係止部を連結し、前記一端から前記第1固定部の延びる方向に沿って前記係止部に至るまで延出する連結部と、を有するジョイナーを提供する。
本発明によれば、シーリング材にかかるせん断力を低減するとともに、施工の容易な出隅構造を提供することができる。
本実施形態の出隅構造を示す斜視図である。 本実施形態の出隅構造を示す模式的な平面図である。 本実施形態の外壁材を示す図であり、(a)図は正面図、(b)図は側面図、(c)図は部分拡大平面図である。 本実施形態のジョイナーの平面図である。 従来の出隅構造を示す模式的な平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態の出隅構造1を示す斜視図である。図2は、出隅構造1を示す模式的な平面図である。図1及び2に示すように、出隅構造1は、建物の角等の、一対の外壁材2の端部同士が互いに突合わせ接合される箇所において、外壁材2及び建物の躯体100を接合する構造体である。出隅構造1は、外壁材2と、ジョイナー3と、止水材としての止水パッキン4と、シーリング材5と、スペーサー6と、を有する。
図3(a)は本実施形態の外壁材2の正面図、図3(b)は外壁材2の側面図、図3(c)は外壁材2の部分拡大平面図である。
外壁材2は、図3(a)に示すように、長尺状のいわゆるサイディングパネルであり、正面視略長方形で、長手方向が略水平方向に延びるように設置される。外壁材2は、嵌合凸部21及び嵌合凹部22と、合いじゃくり用凹部23と、合いじゃくり用凸部24と、を有する。
嵌合凸部21及び嵌合凹部22は、図3(b)に示すように、複数の外壁材2が組み合わされて施工される際、外壁材2を上下に連結できるように、外壁材2が施工された状態の上端側及び下端側に形成される。嵌合凸部21及び嵌合凹部22は、外壁材2の表面2a側と、裏面2b側で高さが異なる段差により形成される。
嵌合凸部21は、外壁材2の短手方向の一方の端部(図3(b)における上端)における裏面2b側に形成され、外壁材2の面方向に沿って突出する。
嵌合凹部22は、外壁材2の短手方向の他方の端部(図3(b)における下端)における裏面2b側に形成され、外壁材2の面方向に沿って窪むように切り欠かれて形成される。
合いじゃくり用凹部23は、出隅構造1を構成する外壁材2の長手方向の一方の端部における裏面2b側に形成される。図3(c)に示すように、合いじゃくり用凹部23は、外壁材2の平面視で、表面2a側よりも裏面2b側の方が長手方向に沿う長さが短くなるように内側に切り欠かれて形成される。合いじゃくり用凹部23は、平面視で略四角形の切り欠かれた空間である。合いじゃくり用凹部23は、外壁材2の長手方向における端部の切り欠かれた端面23aと、外壁材2の裏面2b側が切り欠かれたために露出している外壁材2の側面23bにより形成される。
合いじゃくり用凸部24は、出隅構造1を構成する外壁材2の長手方向における一方の端部における表面2a側に形成される。合いじゃくり用凸部24は、図3(c)及び図2に示すように、外壁材2の表面2a側では長手方向の端部が切り欠かれていないため、合いじゃくり用凹部に対して相対的に突出する突出部である。
なお、本実施形態において、図1及び図2で互いに直交するように取り付けられている二枚の外壁材2は同じものであるが、説明の便宜のため、図1及び2において合いじゃくり用凹部23が形成されている端部側が示されている方を外壁材201、合いじゃくり用凹部23が形成されていない端部側が示されている側を外壁材202と言う。
図4は、ジョイナー3の平面図である。なお、図4には、説明のため、止水パッキン4も一緒に示されている。ジョイナー3は、一枚の板状金属部材を折り曲げ加工して形成された部材であり、一対の外壁材2同士を接続する。ジョイナー3は、一対の固定部31と、連結部32と、係止部33と、水返し部34と、を有する。
一対の固定部31は、外壁材2の各裏面2bに沿って延び、躯体100の一の面101と、該一の面101に直交する他の面102とに固定される。一対の固定部31は、第1固定部311と、第2固定部312により構成される。
第1固定部311は、図1に示すように、施工された状態では、出隅構造1の上下方向に通しで延びる略長方形の板状の部材である。第1固定部311は、躯体100の一の面101に対向して配置される。
第2固定部312は、図1に示すように、施工された状態では、出隅構造1の上下方向に通しで延びる略長方形の板状の部材である。第2固定部312は、躯体100の他の面102に対向して配置される。
第1固定部311及び第2固定部312は、平面視で略L字状に配置されるように固定部31の一端31a側で接し、互いが略直交する方向に延出する。
連結部32は、一対の固定部31の一端31aから以下に説明する係止部33に至るまで、固定部31と係止部33との間で延び、固定部31及び係止部33を連結する部分である。連結部32は、第1連結部321及び第2連結部322を有する。
第1連結部321は、第1固定部311から連続し、固定部31の一端31aを基端として、第1固定部311の延びる方向に沿って係止部33に至るまで延出する。
第2連結部322は、第2固定部312から連続し、固定部31の一端31aを基端として、第1固定部311の延びる方向に沿って係止部33に至るまで延出する。第2連結部322は、第1連結部321と重ねられて同一方向に延びる。
係止部33は、外壁材201の厚み方向に延びる。詳細には、連結部32の固定部31と連続していない遠位端側から、第1固定部311に直交するとともに、第2固定部312の延びる方向と略平行に延びる。図2に示すように、係止部33は、合いじゃくり用凹部23の端面23aに係止する。
水返し部34は、固定部31の他端31b側が、一端31a側へ向かって外表面側に折り返されて形成される。水返し部34は、折り返された面が外壁材2に当接するように配置される。第1固定部311の水返し部34及び第2固定部312の水返し部34は、同一形状で、折り返した部分の高さが同じである。
止水パッキン4は、施工された状態では、出隅部の上下方向に通しで延びる細長い直方体の弾性部材である。止水パッキン4は、図4に示すように、一対の外壁材2のそれぞれの裏面に沿って延びるように設けられる。より具体的には、止水パッキン4は、第1連結部321の外面側及び第2連結部322の外面側に配置される。止水パッキン4は、断面視で長辺に沿う面が、第1連結部321の外面側に当接する。また、止水パッキン4は、断面視で短辺に沿う面が第2連結部322の外面側に当接する。
止水パッキン4は、ジョイナー3に予め貼付されている。すなわち、止水パッキン4はジョイナー3の連結部32における第1連結部321の外表面側と係止部33で形成される角に配置されている。また、止水パッキン4は第2連結部322の外表面と第2固定部312で形成される角に配置されている。なお、ジョイナー3の第1固定部311及び第2固定部312それぞれに形成された水返し部34の折り返し高さが同じであるため、第1連結部321の外表面側に取り付ける止水パッキン4と第2連結部322の外表面側に取り付ける止水パッキン4とのサイズを共通化することができ、製造コストが低減される。
シーリング材5は、図2に戻って、合いじゃくり用凹部23に設けられている。より詳細には、シーリング材5は、一方の外壁材201の合いじゃくり用凹部23の端面23a及び側面23bと、この外壁材201に接続される他方の外壁材202の端面との間に形成された断面視四角形の空間に充填される。
スペーサー6は、図2に示すように、第1固定部311と躯体100の一の面101との間、及び、第2固定部312と躯体100の他の面102との間、にそれぞれ配置され、第1固定部311及び第2固定部312を躯体100に固定するねじによって固定される。
次に、出隅構造1の施工方法について説明する。
予め止水パッキン4が貼付されているジョイナー3を、梁等の躯体100における一の面101及び他の面102に、スペーサー6を介してねじで固定する。
次に、外壁材2をジョイナー3の第1固定部311を又は第2固定部312に当接させ、取り付け金具7で固定する。このとき、先に外壁材201を第1固定部311に固定してもよく、先に外壁材202を第2固定部312に固定してもよく、どちらが先でもよい。
図2に示すように、外壁材202を躯体100に取り付ける場合、ジョイナー3の第2固定部312に外壁材202の端部を当接させて、取り付け金具7で躯体100に固定する。外壁材201を取り付ける場合、ジョイナー3の第1固定部311に外壁材2の端部を当接させるとともに、合いじゃくり用凹部23の端面23aが係止部33に係止するように位置を決め、取り付け金具7で躯体100に固定する。外壁材2をジョイナー3に固定すると、止水パッキン4は弾性部材で形成されているため、圧縮され、外壁材2とジョイナー3の間の隙間を埋める。
このように一対の外壁材2をジョイナー3を介して突き合わせて接合すると、合いじゃくり用凹部23と、合いじゃくり用凹部23が形成されていない外壁材202の長手方向の端面との間に空間が形成される。この空間にシーリング材5を充填する。すると、図2に示すように、外壁材201と、外壁材202及びシーリング材5とが合いじゃくりで接合されたような構成となる。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態によれば、一対の外壁材2の端部同士がジョイナー3を介して突合せ接合されて構成される出隅構造1において、一対の外壁材2の一方を、出隅構造1を構成する端部における表面2a側に形成された合いじゃくり用凸部24と裏面側に形成された合いじゃくり用凹部23を含んで構成した。また、ジョイナー3を、一対の外壁材2の各裏面に沿って延び、躯体100に固定される一対の固定部31と、外壁材2の一方の厚み方向に延び、合いじゃくり用凹部23に係止される係止部33と、一対の固定部31の一端31aと係止部33との間で延びてこれらを連結する連結部32と、を含んで構成した。また、合いじゃくり用凹部23に、シーリング材5を充填した。
ジョイナー3の一対の固定部31が、一対の外壁材2の各裏面に沿って延び、躯体100に固定されるので、出隅構造1を構成する外壁材2の一方側からでも、他方側からでも取り付けられる。このため、施工場所の他の要件に応じて変更することができ、施工が容易である。
また、例えば、図5のような従来の構成では、ジョイナー9の端部91は、地震等で溝81から外れやすい。そして、ジョイナー9の端部91が溝81から外れてしまうと、図5の矢印方向に沿って外壁材8aが動き、外壁材8aのずれが直接シーリング材90にかかる。このため、シーリング材90は破断しやすい。
これに対して、本実施形態では、一対の外壁材2の一方の端部に合いじゃくり用凹部23が形成されており、外壁材202の合いじゃくり用凹部23の端面23aに係止部33が係止されている。このため、地震等で外壁材2が図2中の矢印Y方向にずれた場合、外壁材2のせん断力は、ジョイナー3の係止部33によって受け止められて小さくなる。
さらに、固定部31が一対の外壁材2の各裏面2bに沿って延び、躯体100に固定されているので、矢印Y方向に力がかかった場合、第2固定部312が矢印Y方向に動き、第2固定部312に接している外壁材202をも矢印Y方向に押す。これらの動きにより、シーリング材5にかかるせん断力が小さくなるので、シーリング材5の破断を防止しやすくなる。
また、本実施形態によれば、一対の固定部31を、平面視で略L字状に配置されるように固定部31の一端31a側で接するとともに互いが略直交する方向に延びる第1固定部311及び第2固定部312により構成した。また、連結部32を、一端31aを基端として、第1固定部311の延びる方向に沿って延出させ、係止部33を、連結部32の遠位端から、第2固定部312の延びる方向と略平行に延びるように構成した。
固定部31が平面視で略L字状に形成されていて、連結部が第1固定部311の延びる方向に沿って延び、係止部33が第2固定部312の延びる方向に沿って延びている。このような構成によれば、上記述べたような矢印Y方向に力が加えられた場合だけでなく、地震等で外壁材や矢印X方向から押された場合でも、連結部32が外壁材2を受け止めてせん断力を小さくし、躯体100のX方向の動きを受けて第1固定部311が外壁材2を押すことでさらにせん断力を小さくできる。したがって、矢印X、Y方向いずれの方向から力を受けても同様にせん断力を小さくし、シーリング材5を破断しにくくできる。
また、本実施形態によれば、連結部32の両面に、各外壁材2の裏面2bに沿って延びるように止水パッキン4を設けた。これにより、止水パッキン4は、シーリング材5よりも内側(躯体100側)に位置することとなる。このため、外壁材201がY方向にずれた場合は、連結部32と係止部33の外側との間に位置している止水パッキン4が隙間を塞いで止水できる。また、外壁材202がX方向にずれた場合は、連結部32と第2固定部312の外側との間に位置している止水パッキン4が隙間を塞いで止水できる。さらにずれが生じていない場合、外側から内側への接合部には、シーリング材5、ジョイナー3の係止部33、止水パッキン4の順で外壁材2の内側への水の侵入を防止しているため、水が浸入しづらい。シーリング材5、ジョイナー3、止水パッキン4が三位一体となることで、シーリング材5へのせん断力の負荷や外側からの風水の侵入を低減できるので、シーリング材5の外観性を維持しやすくなる。
また、本実施形態によれば、ジョイナー3を、一枚の板状金属部材を折り曲げ加工して形成した。これにより、ジョイナー3の製造がしやすくなる。
また、本実施形態によれば、一対の固定部31における他端31b側が、一端31a側へ向かって外表面側に折り返されて形成される水返し部34をさらに含んで構成した。これにより、ジョイナー3自体が止水性能を有するので、外部からの水の侵入をさらに防止することができる。
また、本実施形態によれば、外壁材2の出隅構造用ジョイナー3を、平面視で略L字状に配置されるように一端31aで接するとともに互いが略直交する方向に延びる第1固定部311及び第2固定部312を有し、躯体100に固定される一対の固定部31と、第2固定部312の延びる方向に沿って延び、外壁材2の出隅構造1を構成する端部における裏面2b側に形成された合いじゃくり用凹部23に係止される係止部33と、固定部31及び係止部33を連結し、一端31aから第1固定部311の延びる方向に沿って係止部33に至るまで延出する連結部32と、を含んで構成した。
本実施形態によれば、ジョイナー3の互いが略直交する方向に延びる第1固定部311及び第2固定部312のそれぞれが、躯体100に固定されるので、出隅構造1を構成する外壁材2の一方側からでも、他方側からでも取り付けられる。このため、施工場所の他の要件に応じて変更することができ、施工が容易である。
また、ジョイナー3の係止部33が、外壁材2の合いじゃくり用凹部23に係止し、固定部31の一端31aから第1固定部311の延びる方向に沿って係止部33に至るまで連結部32が延出している。係止部33が合いじゃくり用凹部23に係止しており、ジョイナー3を介して一対の外壁材2が合いじゃくりで接合されているので、地震等で外壁材2が振動して動いても、ジョイナー3が外れにくい。また、合いじゃくり用凹部23にシーリング材5等を設けた場合は、ジョイナー3の係止部33及び連結部32によってシーリング材5にかかるせん断方向の力が弱まるので、シーリング材5が破断しにくくなる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、ジョイナー3は一枚の金属板状部材を折り曲げ加工して形成したものであるが、複数の金属板状部材を接合して形成してもよい。
また、上記実施形態では、予め止水パッキン4が貼付されたジョイナー3を躯体100に取り付けているが、これに限られない。ジョイナー3を躯体100に取り付けた後で、ジョイナー3に止水パッキン4を取り付けてもよい。
1 出隅構造
2 外壁材
2a 表面
2b 裏面
3 ジョイナー
4 止水パッキン
5 シーリング材
23 合いじゃくり用凹部
24 合いじゃくり用凸部
31 固定部
32 連結部
33 係止部
34 水返し部
100 躯体
311 第1固定部
312 第2固定部

Claims (5)

  1. 一対の外壁材の端部同士がジョイナーを介して突合せ接合されて構成される出隅構造であって、
    前記一対の外壁材の一方は、前記出隅構造を構成する端部における表面側に形成された合いじゃくり用凸部と裏面側に形成された合いじゃくり用凹部を有し、
    前記ジョイナーは、
    前記一対の外壁材の各裏面に沿って延び、躯体に固定される一対の固定部と、
    前記外壁材の一方の厚み方向に延び、前記合いじゃくり用凹部に係止される係止部と、
    前記一対の固定部の一端と前記係止部との間で延びてこれらを連結する連結部と、を有し、
    前記合いじゃくり用凹部には、シーリング材が設けられている出隅構造。
  2. 前記一対の固定部は、平面視で略L字状に配置されるように前記固定部の前記一端側で接するとともに互いが略直交する方向に延びる第1固定部及び第2固定部により構成され、
    前記連結部は、前記一端を基端として、前記第1固定部の延びる方向に沿って延出し、
    前記係止部は、前記連結部の遠位端から、前記第2固定部の延びる方向と略平行に延びる、請求項1に記載の出隅構造。
  3. 前記連結部の両面には、各外壁材の裏面に沿って延びるように止水材が設けられる請求項1又は2に記載の出隅構造。
  4. 前記ジョイナーは、一枚の板状金属部材を折り曲げ加工して形成される請求項1〜3のいずれか1項に記載の出隅構造。
  5. 前記一対の固定部における他端側が、前記一端側へ向かって外表面側に折り返されて形成される水返し部をさらに有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の出隅構造。
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