JP6945333B2 - 軸型トルク変換器 - Google Patents
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Description
これに伴って、軸型トルク変換器の場合、トルク検出用のひずみゲージおよびこのひずみゲージから得られたわずかな出力信号を増幅して回転固定部に常時伝達するための様々な電子部品や電気部品を回転軸付近に配置することが必要である。
発電機またはモータのトルクを測定する際には、トルクが短い時間で急激に変化するので、出力信号の伝達がわずかな時間でも途切れると、この部分の出力信号を固定側で得ることができなくなり、この欠落した出力信号を予測演算することは極めて困難になる。伝達できなかった出力信号の一部についてこの出力信号を推定したのでは実際のトルク特性値と合致しなくなる。
前記トルク検出部は、
回転軸に作用するトルクを検出するトルク検出素子と、
前記トルク検出素子から得られたトルク値を光信号として出力する光源と、
前記光源からの出力光の方向を決定する光学素子と、
前記光学素子により方向が決定された光を受光する受光部と、
を備えている。
前記光学素子は、前記光源からの出力光を平行光とする回折光学素子と、前記回折光学素子からの平行光を反射する円錐形ミラーと、を備え、
前記円錐形ミラーにより反射された反射光は、前記回転軸に設けられたスリットを透過することにより、リング光として径方向外側に照射される、
ことが好ましい。
前記支持板には、前記光源を制御するための回転側制御回路の構成要素が配置されている、
ことが好ましい。
なお、図1において、各構成要素の電気的な接続関係に関しては図示を省略している。
以下の説明において、回転側とは、回転軸100、トルク検出部300および支持板400などの回転する部分を総称して言い、固定側とは、軸支持部200、ハウジング500および回路基板700などの固定された部分を総称して言う。
第1の回転軸部110は、第2の回転軸部120側の一端に、後述する円錐形ミラー340が設けられている。
第2の回転軸部120は、第1の回転軸部110側の内部に空洞が設けられ、円筒形に構成されている。第2の回転軸部120には、光を透過させるためのスリット121Sが設けられている。
なお、第1の回転軸部110の縁部113Eは、第2の回転軸部120の縁部123Eに接続され、第1の回転軸部110および第2の回転軸部120は、一体として構成されている。以下、第1の回転軸部110および第2の回転軸部120の両方を意味する場合には、単に回転軸100として説明する。
回転軸100は、例えば金属でできている。
支持板400には、後述する回転側制御回路450の大部分の構成要素(抵抗、キャパシタ等)が均等に配置されていることが好ましい。図示例では、説明の簡略化のために回転側制御回路450が支持板400の一部に配置されているが、実際は、回転側制御回路450の構成要素は、回転軸100の中心軸線回りにバランスよく均等に、すなわち支持板400の全体に配置されていることが好ましい。これにより、回転軸100が高速回転した際に、支持板400にブレが生じなくなるため好ましい。 あるいは、支持板400に、ダミーの錘のようなものを配置し、この錘と回転側制御回路450の構成要素との重力バランスをとることもできる。この場合、回転側制御回路450の構成要素を均等に配置しなくてもよい。
また、支持板400には、図示しない回路パターンが形成され、回転側制御回路450と光源320とが電気的に接続されている。
ハウジング500は、例えば金属でできている。
電磁誘導により固定側コイル602から回転側コイル603に電力が供給される。
ホイートストンブリッジ回路407の出力は、増幅器408で増幅され、フィルタ回路409によって余分な周波数成分の雑音が除去された後、電圧/周波数変換器(V/F変換)410に供給される。
電圧/周波数変換器(V/F変換)410は、電圧の大きさを周波数の高低に変換する。周波数変調することにより、光源320および受光部350の非線形の影響を除去することができる。
ローパスフィルタ回路707は、例えば、公知の二次、または三次のバターワースフィルタ等を用いる。そして、ローパスフィルタ回路707は、出力バッファ回路708に接続され、出力端子709にトルクの測定値が供給される。
例えば、図示例では、1つの発光素子からなる光源320が、第2の回転軸部120の内部の空洞の径方向中心に配置されているが、光源320は複数の発光素子から構成されてもよいし、光源320は、第2の回転軸部120の内部の空洞の径方向中心からずれて配置されてもよい。ただし、回転軸100重力バランスを考慮すると、図示例の構成が好ましい。
また、支持板400は、第2の回転軸部120に取り付けられてもよい。
100 回転軸
110 第1の回転軸部
120 第2の回転軸部
121S スリット
122 トルク検出軸部
200 軸支持部
210 軸受
300 トルク検出部
310 トルク検出素子
320 光源
330 回折光学素子
340 円錐形ミラー
350 受光部
400 支持板
450 回転側制御回路
500 ハウジング
502 上部
503 底部
600 電磁コイル
602 固定側コイル
603 回転側コイル
700 回路基板
750 固定側検出回路
Claims (3)
- トルク検出部を備えた軸型トルク変換器であって、
前記トルク検出部は、
回転軸に作用するトルクを検出するトルク検出素子と、
前記トルク検出素子から得られたトルク値を光信号として出力する光源と、
前記光源からの出力光の方向を決定する光学素子と、
前記光学素子により方向が決定された光を受光する受光部と、
を備えており、
前記光源および前記光学素子は、前記回転軸の内部の空洞に配置され、
前記光学素子は、前記光源からの出力光を平行光とする回折光学素子と、前記回折光学素子からの平行光を反射する円錐形ミラーと、を備え、
前記円錐形ミラーにより反射された反射光は、前記回転軸に設けられたスリットを透過することにより、リング光として径方向外側に照射され、
前記光源は、複数の発光素子から構成されており、
前記スリットには、全周に透明部材が設けられている、
軸型トルク変換器。 - 前記空洞が形成された前記回転軸の外径は、一定である、
請求項1に記載の軸型トルク変換器。 - 前記回転軸に取り付けられ、前記回転軸と一体となって回転する支持板をさらに備え、
前記支持板には、前記光源を制御するための回転側制御回路の構成要素が配置されている、
請求項1または2に記載の軸型トルク変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017084244A JP6945333B2 (ja) | 2017-04-21 | 2017-04-21 | 軸型トルク変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017084244A JP6945333B2 (ja) | 2017-04-21 | 2017-04-21 | 軸型トルク変換器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018181230A JP2018181230A (ja) | 2018-11-15 |
JP6945333B2 true JP6945333B2 (ja) | 2021-10-06 |
Family
ID=64276639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017084244A Active JP6945333B2 (ja) | 2017-04-21 | 2017-04-21 | 軸型トルク変換器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP6945333B2 (ja) |
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2017
- 2017-04-21 JP JP2017084244A patent/JP6945333B2/ja active Active
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JP2018181230A (ja) | 2018-11-15 |
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