JP6945235B2 - アッパーフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、ブラケットレスを図る(ヘッドレストサポートを把持するブラケットを無くし、かつ軽量化を図る)、例えば、金属製パイプのアッパーフレームに関する。尚、金属製パイプの他に、樹脂製とか、その他の構成素材を含むことは可能である。
本発明が意図するブラケットレス(ブラケットを無くしたヘッドレストサポートの保持構造)と、軽量化を図るアッパーフレームに関して、文献に示された発明、及び/又は、構成は、それぞれ以下の様に開示されている。
樹脂製のシートバックフレームに関しては、WО2013−021484号公報が挙げられる。この発明は、補強繊維材をインサートしたシート状の樹脂材を積層してサイドフレーム、アッパーフレームを構成する。また、併せて、ブラケットとか、フランジ部等を一体成型する、又は組付け形成すること等が開示されている。
また、材料の共通性がある金属製のシートバックフレームに関して、特開2017−165258号公報が挙げられる。この発明は、アッパーフレーム部(301)をパイプで形成し、このアッパーフレーム部(301)の水平部(301A)にヘッドレスト(4)のブラケット(符号なし)を取付ける取り付け部(306)が設けられた構造である。
WО2013−021484号公報 特開2017−165258号公報
前述の文献(1)において、樹脂という素材の変更と、この変更に対応し、かつ在来の機能と強度、及び性能等を達成できるように工夫されている。しかしながら、一面的な改良の範囲であって、現状の要望を満足するものではなかった。また、文献(2)においては、図2から判断すると、ブラケットはパイプの横方向(車輌の前進・後退方向)に押潰した鉛直面部に設けられる構造である。従って、ブラケットレスではないと考えられる。
そして、現状要望されているのは、材料の変更と、それに基づく更なる優位性の確保と、軽量化、部品点数の減少化、製造過程の簡略化、或いは部品管理の容易化等に関する改良と考えられる。
また、本出願人が提案しているブラケットレスがあるが、本発明の如く、金属製パイプの加工部(加工部の構成は、好ましい一例は窪み部であり、限定されない)にサポート受け孔(例えば、上下にバーリングをプレスにより設けるタイプ)とは全く異なる。
そこで、本発明は、ブラケットレスが図れるヘッドレストサポートの保持構造を、樹脂製のアッパーフレームで達成し、金属製(複合金属製とか、樹脂製も可能である)の優位性の確保と、軽量化、部品点数の減少化、製造過程の簡略化、或いは部品管理の容易化等を意図する。その手段として、請求項1−10を提案する。
請求項1は、車輌シートバックの筒体のアッパーフレームにおいて、
アッパーフレームには、ヘッドレストサポートを取付け、かつヘッドレストサポートの頭部架承を図る窪み部の加工部を形成し、
加工部には、頭部、首部、及び本体部を有するヘッドレストサポートを鉛直方向に受け入れる第1・第2差込み孔、及び、第1・第2差込み孔の内面と面一の内周面を備えた第1・第2サポート受け筒部を備え、
本体部の上部を、第1・第2サポート受け筒部で受け入れ、
る構成としたアッパーフレームである。
請求項2は、車輌シートバックの筒体のアッパーフレームにおいて、
アッパーフレームには、ヘッドレストサポートを取付け、かつヘッドレストサポートの頭部架承を図る窪み部の加工部を形成し、
加工部には、頭部、首部、及び本体部を有するヘッドレストサポートを鉛直方向に受け入れる第1・第2差込み孔、及び、第1・第2差込み孔に設けた第1・第2サポート受け筒部を備え、
本体部の上部を、第1サポート受筒け部で受け入れるとともに、本体部の弾性片を第2サポート受け筒部で受け入れ、
る構成としたアッパーフレームである。
これによって、請求項1・2においては、アッパーフレームにヘッドレストサポートの頭部架承用の加工部と、加工部にヘッドレストサポートを鉛直方向に受け入れ用の第1・第2差込み孔、及び、第1・第2サポート受け筒部と、であり、本体部の上部を、第1サポート受け筒部で受け入れ、かつ本体部の弾性片を第2サポート受け筒部で受け入れる構成を採用し、樹脂製の優位性の確保、例えば、軽量化、燃費比の向上と、CO2の減少化等に寄与できる。また、ブラケットレスにより、部品点数の減少化、製造過程の簡略化、或いは部品管理の容易化等が図れる。
請求項3は、車輌シートバックの筒体のアッパーフレームにおいて、
アッパーフレームには、ヘッドレストサポートを取付け、かつヘッドレストサポートの頭部架承を図る窪み部の加工部を形成し、
加工部には、頭部、首部、及び本体部を有するヘッドレストサポートを鉛直方向に受け入れる第1・第2差込み孔、及び、第1・第2差込み孔に設けた第1・第2サポート受け筒部を備え、
本体部の上部を、第1サポート受け筒部で受け入れ、及び/又は、本体部の弾性片を第2サポート受け筒部で受け入れ、
加工部には、首部に設けた第1リーフスプリング、及び/又は、第2リーフスプリングが接触する構成としたアッパーフレームである。
これによって、請求項3においては、請求項1の構成に、加工部には、首部に設けた第1リーフスプリング、及び/又は、第2リーフスプリングが接触する構成を採用し、請求項1を凌駕できる特徴がある。
請求項4は、車輌シートバックの筒体のアッパーフレームにおいて、
アッパーフレームには、ヘッドレストサポートを取付け、かつヘッドレストサポートの頭部架承を図る窪み部の加工部を形成し、
加工部には、頭部、首部、及び本体部を有するヘッドレストサポートを鉛直方向に受け入れる第1・第2差込み孔、及び、この第1・第2差込み孔に設けた第1・第2サポート受け筒部を備え、
本体部の上部を、第1サポート受け筒部で受け入れ、及び/又は、本体部の弾性片を第2サポート受け筒部で受け入れ、
加工部には、首部の下端が接触する構成としたアッパーフレームである。
これによって、請求項4においては、請求項1の構成に、加工部には、首部の下端が接触する構成を採用し、請求項1を凌駕できる特徴がある。
請求項5は、第1・第2サポート受け筒部は、少なくとも、その一方を、アッパーフレームのアーチ部の水平方向に対して、鉛直方向に向かって形成されている構成としたアッパーフレームである。
これによって、請求項5においては、請求項1と同じ特徴と合わせて、第1・第2サポート受け筒部の鉛直方向の立設で、ヘッドレストサポートの鉛直状態を、確実に確保することができる。
請求項6は、第1リーフスプリングの接触は、アッパーフレームのアーチ部の水平方向における添設、及び/又は、第2リーフスプリングの接触は、アーチ部の直交方向における被覆でなるアッパーフレームである。
これによって、請求項6においては、請求項3と同じ特徴と合わせて、第1・第2リーフスプリングを設けることで、ヘッドレストサポートの鉛直状態を、確実に確保することができる。
請求項7は、第2サポート受け筒部を鉛直方向に設けた構成では、第2サポート受け筒部と、本体部とを包囲する筒体を設ける構成としたアッパーフレームである。
これによって、請求項7においては、請求項1〜4と同じ特徴と合わせて、第2サポート受け筒部と、本体部とを包囲する筒体を設けることで、ヘッドレストサポートの鉛直状態を、確実に確保することができる。
請求項8は、筒体の本体筒部に設けた張出部を、アッパーフレームのアーチ部の下側に差込み支持、又は添設する構成としたアッパーフレームである。
これによって、請求項8においては、請求項7と同じ特徴と合わせて、筒体の本体筒部に設けた張出部を、アーチ部の下側に差込み支持、又は添設することで、ヘッドレストサポートの鉛直状態を、確実に確保すること、及びヘッドレストサポートのガタを無くすことができる。
請求項9は、本体筒部には、二股形状の延設部を形成し、延設部の本体部は、加工部を包被し、かつ首部の下端、又は首部の本体部に係止される構成としたアッパーフレームである。
請求項10は、二股形状の延設部は、加工部を抱持する対の抱持片と、首部の下端、又は首部の本体部に係止される対の鍵片で構成したアッパーフレームである。
これによって、請求項9、10においては、請求項8、9と同じ特徴と合わせて、本体筒部には、二股形状の延設部を形成することで、ヘッドレストサポート、及び/又は筒体の鉛直状態を、確実に確保すること、及び、少なくとも、ヘッドレストサポートのガタを無くすことができる。
シートバックと、ヘッドレスト関連機器とを全体視した一部欠截の縮尺分解俯瞰図 シートバックと、ヘッドレスト関連機器との要部を示した他の一例であって、その一部欠截の縮尺分解俯瞰図 シートバックと、ヘッドレスト関連機器との要部を示したその他の一例であって、その一部欠截の縮尺分解俯瞰図 アッパーフレームの要部を示しており、一方側より視認した拡大俯瞰図 アッパーフレームの要部を示しており、一方側より視認した下面に支持孔を設けない(第1案〜第3案、第5案等)拡大仰視図 アッパーフレームの要部を示しており、他方側より視認した拡大俯瞰図 アッパーフレームの要部を示しており、他方側より視認した下面に支持孔を設けた(第一案等)拡大仰視図 アッパーフレームの要部を示しており、一方側より視認した拡大俯瞰図 アッパーフレームの要部を示しており、他方側より視認した拡大俯瞰図 アッパーフレームの要部を示しており、一方側より視認した拡大俯瞰図 アッパーフレームの要部を示しており、他方側より視認した拡大俯瞰図 アッパーフレームの要部を示しており、サポート受け筒部の他の例を示した一方側より視認した拡大俯瞰図 アッパーフレームの要部を示しており、サポート受け筒部の他の例を示した他方側より視認した拡大俯瞰図 アッパーフレームの要部を示しており、サポート受け筒部の別の例を示した一方側より視認した拡大俯瞰図 アッパーフレームの要部を示しており、サポート受け筒部の別の例を示した他方側より視認した拡大俯瞰図 図3−1〜図3−10は、第1案による、アッパーフレームとヘッドレストサポートとの組合せであり、図3−1はその平面図 図3−1の正面図 図3−1のヘッドレストサポートの頭部の端面図 図3−1のE−Eの要部の断面図 図3−4の他の例であり、第1リーフスプリングを省略した断面図(このような構造の省略化、又は簡略化は各案も同じようにする) 図3−5の他の例であり、弾性片を省略した断面図 図3−1のE−Eの要部の参考断面図 図3−1のF−Fの要部の断面図 第1案の一方から視た斜視図 第1案の他方から視た斜視図 図4−1〜図4−10は、第2案による、アッパーフレームとヘッドレストサポートとの組合せであり、図4−1はその平面図 図4−1の正面図 図4−1のG−Gの要部の断面図 図4−3のI−Iの要部の参考断面図 図4−3のJ−Jにおける他の要部の参考断面図 図4−1の抱持片が、加工部の曲面形状に倣って、拡開しながら嵌合する状態を示した断面図 図4−3のJ−Jの要部の断面図 図4−1のH−Hの要部の断面図 第2案の一方から視た斜視図 第2案の他方から視た斜視図 図4−8の他の例、第3案であり、延設部を上方に伸ばし、先端延設部とした要部の断面図 図5−1〜図5−10は、第4案による、アッパーフレームとヘッドレストサポートとの組合せであり、図5−1はその平面図 図5−1の正面図 ヘッドレストサポートの頭部の端面図 図5−1のK−Kの要部の断面図 図5−1のK−Kの要部の参考断面図 図5−4のM−Mの要部の断面図 図5−1のL−Lの要部の断面図 図5−1のK−Kの要部の参考断面図(リーフスプリングなし) 第4案の一方から視た斜視図 第4案の他方から視た斜視図 第5案による、アッパーフレームとヘッドレストサポートとの組合せの要部を示した断面図 第5案の第1リーフスプリングを省略した断面図
以下、本発明の好ましい、実施例(第1案〜第5案)を説明する。
図1〜図2−12の共通構造と、好ましい、一例の各実施例として、第1案〜第5案を例として、説明する。
図1と、図2−1〜図2−4に示した、車輌シート装置Aは、シート背凭れの骨組みとなるシートバックフレームBと、シートバックフレームBに配備したヘッドレスト関連機器Cとを全体視した一部欠截の縮尺分解俯瞰図において、シートバックフレームBは、板形状、チャンネル形状、又は角筒形状等でなる多様な形態のサイドフレーム1と、円筒形状、又は角筒形状等でなる筒体のアッパーフレーム2とで構成する。また、ヘッドレスト関連機器Cは、ヘッドレストサポート3(サポート3とする)と、ヘッドレスト5、及びヘッドレストステー6(ステー6する)とで構成する。尚、後述するように、サポート3の構造は、特定されない。図中Dはシートバックを示す。
そして、アッパーフレーム2には、サポート3の取付け(容易、簡易化)、鉛直維持、又は短寸法、材料節約等を意図して、筒体の上側2aに、一段低くなった平坦な面部201でなる加工部200を備える。そして、加工部200以外、即ち、筒体の下側2b、及び左右側2c・2dは、筒体の本来の曲面形状202(本来の筒体形態)である。そして、この面部201の中心には、サポート3差込み用の差込み孔203a、203b(共通の例では、最初以外は、原則として、一方の符号を書し、等を加える。以下同じ)を開設する。この差込み孔203a等には、それぞれ鉛直方向に向かった、第1サポート受け筒部204a、第2サポート受け筒部204b(何れも、サポート受け筒部とする)を有する。このサポート受け筒部204a等は、差込み孔203a等の全周縁を原則とするが、限定されない。また、第1・第2差込み孔203a等の内面と面一の内周面を備えた第1・第2サポート受け筒部204a等とし、サポート3のスムース、及び/又は、容易な差込みと、安定性確保と、ガタ防止等を図る。図2−4に示す支持孔(固定孔)205a、205bは、図5−4、図5−5等の第4案で詳細に説明する。また、図2−5、図2−6に示す凹条206、206(206とする)は、面部201の差込み孔203aの近傍の前後側QZで、かつ左右側XYに向かって長く形成した構造であり、図4−4〜図4−7等の第2案と第3案で詳細に説明する。また、図2−7、図2−8に示す孔206a、206a(206aとする)は、面部201の差込み孔203aの近傍の前後側QZに形成した構造であり、図4−4〜図4−11等の第2案と第3案で詳細に説明する。少なくとも、アッパーフレーム2は、金属製とし、例えば、トランスファー製造とする。また、溶接レスを達成し、工程管理化、及び/又は、製造等の簡易化、低コスト化、管理簡便化、故障軽減化等を図る。
尚、サポート3の基本構造は、頭部300と、頭部300の下側に繋がる括れた箇所の段差部を備えた首部301と、この首部301の下側に繋がる細径で、最も長い、方形状の本体部302とでなり、本体部302の左右側(シートバックフレームBの幅方向)で、上部に対で設けた弾性片303、303と、弾性片303の下側で、同じ側面(他の側面もあり)に設けた係止爪片304、304とで構成されている(本出願人の製品である)。図中305は、サポート3の鉛直方向に貫通したステー6挿入用の孔を示す。また、頭部300には、操作ボタン7を差入れる開口部306を有する。尚、サポート3の構造(形状)は、図1−1に示した構成と、図1−2に示した構造とを一例とした。しかし、この各例に限定されず、自由である。例えば、図例では、弾性片303、及び/又は、係止爪片304を備える構造と(単純な構造とする)、これらを備えない構造とを示しているが、前述の如く、自由であり、限定されない。例えば、金属プレスに上下にバーリングを設け(ブラケットの代わりとなるサポート受け筒部「後述する」)、このサポート受け筒部に、単純な形状のサポート3を挿入して従来のブラケット付の構造と同等以上の品質、性能を保証する実施例も有り得る。そして、前述したが、金属製には限定されない。
以下、好ましい、各実施例を順に説明する。
第1案を示した、図3−1〜図3−10において、特異な構造は、ヘッドレストサポート3の首部301には、その左右側X、Y(アッパーフレーム2の左右側2c・2dと同じ、操作ボタン7の差込み方向の開口部306前後と同じ)に第1リーフスプリング301a、301bを、その前後側Q、Z(車輌の前後方向)に第2リーフスプリング301c、301dを、それぞれ形成する。ヘッドレストサポート3が備える可撓性を始めとして、形状、及び/又は、肉厚等による可撓性を利用して、アッパーフレーム2に取付ける。例えば、ヘッドレストサポート3の第1リーフスプリング301a、301bは、差込み孔203aの左右側X、Yのそれぞれの面部201(201)に添設される(図3−4参照)。また、第2リーフスプリング301c、301dは、差込み孔203aの前後側Q、Zのそれぞれの曲面形状202(202)に抱持される(図3−6参照)。この第1リーフスプリング301a、301bの添設と、第2リーフスプリング301c、301dの抱持とは、ヘッドレストサポート3の鉛直方向への支持と、アッパーフレーム2との繋がり強固等に有効(ガタ防止に有効)である。尚、本体部302は、第1サポート受け筒部204aに嵌合支持され、また、弾性片303、303は、第2サポート受け筒部204bに弾性保持される。この嵌合支持と弾性保持とで、本体部302の鉛直方向への支持が図れることと、アッパーフレーム2とのガタ防止、及び強度確保等が図れる。弾性片303は、備えない構造(例えば、図3−6、図6−1等)もあり得る。また、この例では、第4案で示す支持孔205a、205bは備えない(以下同じ)。以下、第2案等も同じである。この例では、第2案と第3案で示す凹条206、及び孔206aは備えない(以下同じ)。以下、第4案と第5案も同じである。この支持孔205a、205bと、凹条206、孔206aは、各案で個別に説明する。
そして、図3−5は、図3−4の他の例であり、第1リーフスプリング301a、301bを省略し、構造の簡略化と、低コスト、及び/又は、軽量化、燃費向上等を図る(このような構造の簡略化は各案も同じである)。併せて、図3−6は、図3−4の他の例であり、弾性片303を省略した断面図であり、前述の例の効果がある(このような構造の簡略化は各案も同じである)。
第2案、第3案を示した、図4−1〜図4−11において、特異な構造は、ヘッドレストサポート3の本体部302の上部に被せる、本体部302と同形状で一回り大きい本体筒部1000と、この本体筒部1000に延設形成した、アッパーフレーム2の対の曲面形状202(202)を、挾持(抱持)する二股形状(前後側QZ)の対の抱持片1001(1001)と、この対の抱持片1001(対の例では簡略する)の先端に形成した、例えば、面部201(201)に係止され、かつ首部301に添設される二股形状の対の鍵片1002(1002)でなる略々茶筅形でなる筒体10を採用する。尚、本体筒部1000の左右側X、Yには、第1鍔片1003a(1003a)が形成されている。この筒体10は、差込み孔203aの前後側Q、Zのそれぞれの曲面形状202(202)、及び/又は、首部301等の最適な各箇所に、第1鍔片1003b(1003b)の係止、及び/又は、抱持片1001の抱持が行われる(図4−2、図4−5、図4−7等参照)。必要により、第2サポート受け筒部204b、及び/又は、第1鍔片1003aが下側2bに添設(当接)される(図4−3に示したように、前記係止と合わせて、挾持形態となる)。例えば、筒体10は、樹脂の可撓性と、第2サポート受け筒部204bへの本体筒部1000の差込みと、抱持片1001の曲面形状に倣った拡開、及び/又は、復帰により、抱持係止、及び鍵片1002の拡開、及び/又は、復帰により、首部301への係止、及び/又は、第1鍔片1003aの下側2bへの添設を介して、アッパーフレーム2に支持される。
その後、アッパーフレーム2に支持した筒体10(本体筒部1000)に、ヘッドレストサポート3を差込み支持する。アッパーフレーム2の差込み孔203aから、これに対峙する差込み孔203bに向い、その後、筒体10の貫通孔10aに向って差込み、差込み完了した状態が、図4−4、図4−5等に示されている。図4−6の差込みにおいて、筒体10に対して、押圧が掛るが、前記係止とか、抱持係止等を介して、差込み状態は確保される。尚、凹条206には、抱持片1001の両自由端に設けた突条208、208(208とする)が係止されており、抱持片1001の確実な抱持係止、離間防止とかガタ防止等に有効である。凹条206の代わりに、例えば、一個、又は複数個の孔206aを設け、突条208係止することもあり得る。
そして、筒体10の下端10bに、ヘッドレストサポート3の係止爪片304、304が達した際には、この係止爪片304に筒体10の下端10bが収まり、かつ筒体10の第1鍔片1003aがアッパーフレーム2の下側2bに収まることで、このヘッドレストサポート3は、自身の重み、及び/又は、筒体10、又は、凹条206、又は孔206aへの突条208との係止等を介して、アッパーフレーム2に支持(固定)される。そして、併せて、筒体10の抱持片1001と鍵片1002とで、アッパーフレーム2、及び/又は、ヘッドレストサポート3の本体部302・首部301への支持が有り得る。以上の如く、筒体10は、アッパーフレーム2と、本体部302との間に支持される。その他は、前述の第1案に準ずる。尚、第3案は、鍵片1002が、首部301迄延設する構造である。確実に、首部301には、鍵片1002が係止される。その他は、第2案・第1案に準ずる。
第4案を示した、図5−1〜図5−10において、特異な構造は、第3案の第1鍔片1003aに張出部1004を形成し、この張出部1004の上側1004−1に爪片1004aを形成する。全体して、倒帽子形をした筒体10の構造である。即ち、第3案の抱持片1001と、鍵片1002を省略した構造となっている。そして、前記爪片1004aは、下側2bに開設した支持孔205a、205bに差込み支持される。その他は、前述の第3案とか、第1案に準ずる。尚、爪片1004aの切込みと支持孔205a、205bとは、図示のように、溝嵌合1005が理想である。
第5案を示した図6−1と図6−2において、特異な構造は、第2案〜第4案の変形例であり、筒体10の本体筒部1000には、下側の前述の第1鍔片1003aと、第2鍔片1003bを有する。この下側の第1鍔片1003aは、アッパーフレーム2の左右側X、Y方向の下側2bに、第2鍔片1003bは、アッパーフレーム2の前後側Q、Z方向の下側2bに、また鍵片1002は、面部201の上に添設される。即ち、第1鍔片1003aと、第2鍔片1003b、及び鍵片1002で、加工部200の上下側を挾持するようにして、アッパーフレーム2の加工部200に取付けられる。そして、筒体10を、第1サポート受け筒部204aと、第2サポート受け筒部204bに差込み易くする為に、その水平方向の長さを、第1鍔片1003a≧第2鍔片1003bとするが、一例である。また、この例では、空気抜き孔を備えた、本体筒部1000(差込み筒部)の主体部位は、アッパーフレーム2の空胴部207に位置する。尚、第1鍔片1003a、及び第2鍔片1003bと本体筒部1000の外周面とでなる環状空間で、第2サポート受け筒部204bをチャッキングする。また、鍵片1002は、第1リーフスプリング301a・301bで覆嵌する。このチャッキングと覆嵌とを介して、筒体10は、加工部200に取付けられる。その他は、前述の第1案〜第4案に準ずる。尚、図6−2に示した他のアッパーフレーム2とヘッドレストサポート3との組合せの要部を示した断面図は、前述の第1案の図3−5、図3−6等における第1リーフスプリング301bを省略した例と同じである。尚、本体筒部1000には、環状溝1006を有しており、この環状溝1006には、第2サポート受け筒部204bに差込み支持される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲とが含まれる。
1 サイドフレーム
2 アッパーフレーム
2a 上側
2b 下側
2c 左側
2d 右側
200 加工部
201 面部
202 曲面形状
203a、203b 差込み孔
204a 第1サポート受け筒部
204b 第2サポート受け筒部
205a、205b 支持孔
206 凹条
206a 孔
207 空胴部
208 突条
3 ヘッドレストサポート
300 頭部
301 首部
301a、301b 第1リーフスプリング
301c、301d 第2リーフスプリング
302 本体部
303 弾性片
304 係止爪片
305 孔
306 開口部
5 ヘッドレスト
6 ヘッドレストステー
7 操作ボタン
10 筒体
10a 貫通孔
10b 下端
1000 本体筒部
1001 抱持片
1002 鍵片
1003a 第1鍔片
1003b 第2鍔片
1004 張出部
1004−1 上側
1004a 爪片
1005 溝嵌合
1006 環状溝
X 左側
Y 右側
Q 前側
Z 後側
A 車輌シート装置
B シートバックフレーム
C ヘッドレスト関連機器
D シートバック

Claims (10)

  1. 車輌シートバックの筒体のアッパーフレームにおいて、
    このアッパーフレームには、ヘッドレストサポートを取付け、かつこのヘッドレストサポートの頭部架承を図る窪み部の加工部を形成し、
    この加工部には、前記頭部、首部、及び本体部を有する前記ヘッドレストサポートを鉛直方向に受け入れる第1・第2差込み孔、及び、この第1・第2差込み孔に設けた第1・第2サポート受け筒部を備え、
    前記本体部の上部を、この第1・第2サポート受け筒部で受け入れ、
    る構成としたアッパーフレーム。
  2. 車輌シートバックの筒体のアッパーフレームにおいて、
    このアッパーフレームには、ヘッドレストサポートを取付け、かつこのヘッドレストサポートの頭部架承を図る窪み部の加工部を形成し、
    この加工部には、前記頭部、首部、及び本体部を有する前記ヘッドレストサポートを鉛直方向に受け入れる第1・第2差込み孔、及び、この第1・第2差込み孔に設けた第1・第2サポート受け筒部を備え、
    前記本体部の上部を、この第1サポート受け筒部で受け入れるとともに、この本体部の弾性片を第2サポート受け筒部で受け入れ、
    る構成としたアッパーフレーム。
  3. 車輌シートバックの筒体のアッパーフレームにおいて、
    このアッパーフレームには、ヘッドレストサポートを取付け、かつこのヘッドレストサポートの頭部架承を図る窪み部の加工部を形成し、
    この加工部には、前記頭部、首部、及び本体部を有する前記ヘッドレストサポートを鉛直方向に受け入れる第1・第2差込み孔、及び、この第1・第2差込み孔に設けた第1・第2サポート受け筒部を備え、
    前記本体部の上部を、この第1サポート受け筒部で受け入れ、及び/又は、この本体部の弾性片を第2サポート受け筒部で受け入れ、
    前記加工部には、前記首部に設けた第1リーフスプリング、及び/又は、第2リーフスプリングが接触する構成としたアッパーフレーム。
  4. 車輌シートバックの筒体のアッパーフレームにおいて、
    このアッパーフレームには、ヘッドレストサポートを取付け、かつこのヘッドレストサポートの頭部架承を図る窪み部の加工部を形成し、
    この加工部には、前記頭部、首部、及び本体部を有する前記ヘッドレストサポートを鉛直方向に受け入れる第1・第2差込み孔、及び、この第1・第2差込み孔に設けた第1・第2サポート受け筒部を備え、
    前記本体部の上部を、この第1サポート受け筒部で受け入れ、及び/又は、この本体部の弾性片を第2サポート受け筒部で受け入れ、
    前記加工部には、前記首部の下端が接触する構成としたアッパーフレーム。
  5. 前記第1・第2サポート受け筒部は、少なくとも、その一方を、前記アッパーフレームのアーチ部の水平方向に対して、鉛直方向に向かって形成されている構成とした請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のアッパーフレーム。
  6. 前記第1リーフスプリングの接触は、前記アッパーフレームのアーチ部の水平方向における添設、及び/又は、前記第2リーフスプリングの接触は、このアーチ部の直交方向における被覆でなる構成とした請求項3に記載のアッパーフレーム。
  7. 前記第2サポート受け筒部を鉛直方向に設けた構成では、この第2サポート受け筒部と、前記本体部とを包囲する筒体を設ける構成とした請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のアッパーフレーム。
  8. 前記筒体の本体筒部に設けた張出部を、前記アッパーフレームのアーチ部の下側に差込み支持、又は添設する構成とした請求項7に記載のアッパーフレーム。
  9. 前記本体筒部には、二股形状の延設部を形成し、この延設部の本体部は、前記加工部を包被し、かつ前記首部の下端、又はこの首部の本体部に係止される構成とした請求項8に記載のアッパーフレーム。
  10. 前記二股形状の延設部は、前記加工部を抱持する対の抱持片と、前記首部の下端、又はこの首部の本体部に係止される対の鍵片で構成した請求項9に記載のアッパーフレーム。
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