JP6944988B2 - 回転電機ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、電動車両などに搭載される回転電機ユニットに関する。
従来から、電動車両などには回転電機ユニットが搭載されている。モータや発電機などの回転電機は、駆動によって発熱すると、出力効率が低下するため、適切に冷却する必要がある。例えば、特許文献1には、回転電機の上方に配置された冷却油パイプを設け、冷却油パイプから冷却油を回転電機に滴下することによって、回転電機を冷却する回転電機ユニットが開示されている。
特開2006−115650号公報
しかしながら、特許文献1の回転電機ユニットでは、冷却油パイプから滴下された冷媒の多くは、軸方向から見て、回転軸よりも上方では、ステータコアから軸方向外側に突出したコイルエンド部に沿って流れるが、回転軸よりも下方では、重力によって、コイルエンド部に沿わずに真下に流れ落ちてしまう。そのため、回転電機の回転軸よりも下方の部分に、冷媒を供給することが困難であった。
本発明は、回転電機の回転軸よりも下方の部分に、より多くの冷媒を供給することができる回転電機ユニットを提供する。
本発明は、
水平方向に延びる回転軸を有する回転電機と、
前記回転電機を収容する回転電機収容部を有する回転電機ハウジングと、
前記回転電機収容部に収容され、前記回転電機に冷媒を供給する冷媒供給部と、を備え、
前記冷媒供給部は、前記回転電機の前記回転軸よりも上方であって、上下方向及び軸方向の双方に直交する左右方向において前記回転電機と重なる位置に配置されており、
前記冷媒供給部から前記冷媒が吐出されることによって、前記冷媒が前記回転電機に供給される、回転電機ユニットであって、
前記回転電機ハウジングは、前記回転電機の軸方向一端面と対向する一端側カバー部を有し、
前記回転電機の前記回転軸よりも下方であって、前記左右方向において前記回転電機と重なる位置に、前記一端側カバー部から前記回転電機に向かって軸方向に延びる突出部が形成されており、
前記突出部の上下方向中央より下方には、前記左右方向から見て、前記突出部の先端側に形成された軸方向に延びる冷媒流下面と、該冷媒流下面の付け根側端部と隣接し、前記冷媒流下面よりも上方に窪んだ位置で軸方向に延びる窪み面と、が形成されており、
前記突出部の前記冷媒流下面は、軸方向中央部が、軸方向において、前記回転電機と重なるように配置されている。
本発明によれば、冷媒流下面の軸方向中央部から下方に流下した冷媒が、回転電機に供給されるので、回転電機の回転軸よりも下方の部分に、より多くの冷媒を供給することができる。
本発明の一実施形態の回転電機ユニットを前方向から見た図である。 本発明の一実施形態の回転電機ユニットを右方向から見た要部断面図である。 図2の突出部周辺の拡大図である。
以下、本発明の回転電機ユニットの一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る回転電機ユニット1は、水平方向に延びる回転軸CLを有する回転電機10と、レゾルバ50と、回転電機10及びレゾルバ50を収容する回転電機収容部600を有する回転電機ハウジング60と、を備える。
なお、本明細書等では、軸方向、径方向、周方向というときは、回転電機10の回転軸CLを基準にした方向をいう。また、本明細書等では、説明を簡単かつ明確にするために、軸方向を前後方向と定義し、上下方向及び前後方向(軸方向)の双方に直交する方向を左右方向と定義したものであり、回転電機ユニット1が搭載される製品の前後方向等とは無関係である。すなわち、例えば、回転電機ユニット1が車両に搭載される場合、回転電機10の軸方向は、車両の前後方向に一致してもよく、車両の左右方向であってもよく、車両の前後方向及び左右方向から傾斜した水平方向であってもよい。図面には、回転電機ユニット1の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
<回転電機>
回転電機10は、回転シャフト20と、回転シャフト20の外周面に固定された略円環形状のロータ30と、ロータ30の外周面と対向するように配置されたステータ40と、を備える。
回転シャフト20は、回転電機10の入出力軸であり、前後方向に水平に延びている。回転シャフト20の前端部201は、回転電機ハウジング60の回転電機収容部600に収容されている。回転シャフト20の後端部202は、回転電機収容部600の後方に突出し、回転電機収容部600の外部に配置された伝達シャフト90が同軸に連結している。
回転シャフト20の外周には、径方向に拡がる略円環形状のフランジ21及びレゾルバロータ固定部22が設けられている。レゾルバロータ固定部22は、フランジ21の前側端面から径方向外側に突出するように設けられている。
ロータ30は、略円環形状を有し、回転軸CLと平行な磁石挿入孔33が外周側に周方向に沿って複数設けられたロータコア31と、各磁石挿入孔33に挿入された永久磁石35と、ロータコア31の軸方向両端面に配置された前端側端面板371及び後端側端面板372と、カラー39と、を備える。
前端側端面板371及び後端側端面板372は、いずれもロータコア31と径方向で略同一となる略円環形状を有する。前端側端面板371は、前側面371aが回転シャフト20のフランジ21と当接し、後側面371bがロータコア31の前端面31aに当接する。ロータコア31の磁石挿入孔33に挿入された永久磁石35は、前端側端面板371によって、ロータコア31の前方に飛び出ないように規制される。後端側端面板372は、前側面372aがロータコア31の後端面31bに当接する。ロータコア31の磁石挿入孔33に挿入された永久磁石35は、後端側端面板372によって、ロータコア31の後方に飛び出ないように規制される。
カラー39は、後端側端面板372の後側面372bに当接して、回転シャフト20の外周面に固定されている。さらに、カラー39は、前端側端面板371、ロータコア31、及び後端側端面板372を前方に押圧している。これにより、ロータ30は、回転シャフト20のフランジ21とカラー39によって挟持されて回転シャフト20に軸方向で固定されている。
ステータ40は、略円環形状を有し、内周面に環状に設けられた複数のティース部(不図示)を有するステータコア41と、U相、V相、W相の複数の巻線がティース部に巻回されて構成されたコイル42と、を備える。コイル42は、ステータコア41の隣接するティース部間を挿通し、ステータコア41の前端面41aから前方に突出した前側コイルエンド部421と、ステータコア41の後端面41bから後方に突出した後側コイルエンド部422と、を有する。
<レゾルバ>
レゾルバ50は、回転シャフト20に取付けられたレゾルバロータ51と、回転電機ハウジング60に取付けられたレゾルバステータ52と、を備える。本実施形態では、レゾルバ50は、回転電機10のロータ30及びステータ40の前方に設けられている。
レゾルバロータ51は、例えば、電磁鋼の管状部材(電磁鋼管)により形成される。電磁鋼管とは磁気特性に優れた鋼管である。レゾルバロータ51は、径方向長さが長い肉厚部51aと径方向長さが短い肉薄部51bとが形成されている。レゾルバロータ51は、回転シャフト20のレゾルバロータ固定部22に、例えば圧入によって、固定されている。
レゾルバステータ52は、レゾルバロータ51の径方向外側に対向配置され、回転軸CLを円環中心とする略円環形状を有するステータ部53と、ステータ部53から径方向外側に延出し、軸方向の前方に突出した電信コネクタ部54と、を備える。本実施形態では、電信コネクタ部54は、ステータ部53から左下方向に延出している。
ステータ部53の内周面には、径方向内側に延出するように形成され、周方向に環状に複数配置された検出部531を備える。本実施形態では、検出部531は、ステータ部53の内周面に沿って、周方向に環状に14個配置されている。ステータ部53の内部には、各検出部531に、コイル(不図示)が配置されている。
ステータ部53の外周面には、径方向外側に延出するように形成され、中心軸方向に貫通したボルト挿通孔533が形成された複数の締結部534が設けられている。本実施形態では、締結部534は、ステータ部53の外周面から下方向に向かって径方向外側に延出した下締結部534Dと、左上方向に向かって径方向外側に延出した左上締結部534Lと、右上方向に向かって径方向外側に延出した右上締結部534Rと、の計3個形成されている。下締結部534Dは、回転軸CLの下方であって、左右方向において回転電機10と重なる位置に設けられている。
ステータ部53の外周面には、径方向外側に延出するように形成され、前方へ突出したノック部535が設けられている。本実施形態では、ノック部535は、前方へ突出したピン形状を有する。また、本実施形態では、ノック部535は、右上締結部534Rと一体に形成されている。
電信コネクタ部54は、ステータ部53の外周面から左下方に向かって径方向外側に延出した延出部541と、延出部541から前方に突出した外部接続部542と、を備える。電信コネクタ部54は、ステータ部53と一体に形成されている。
電信コネクタ部54の延出部541は、ステータ部53の外周面から左下方に向かって径方向外側に延出した第1延出部541aと、第1延出部541aの径方向外側端部から前方に向かって軸方向に延出し、前面に略円板形状の嵌合部541cが形成された第2延出部541bと、を有する。
電信コネクタ部54の外部接続部542は、第2延出部541bの嵌合部541cの前面から前方に突出するように形成されている。外部接続部542は、回転電機ハウジング60の外部に突出しており、回転電機ユニット1の外部の制御ユニット等から延びるワイヤハーネス等が外部接続部542に接続されることによって、端子部を介して、回転電機ユニット1の外部から、ステータ部53の内部に配置されたコイルに電力が供給される。
例えば、回転電機10のステータ40のコイル42に電流が供給されると、ロータ30が回転し、ロータ30の回転に伴って、回転シャフト20及びレゾルバロータ51が回転する。
レゾルバロータ51が回転すると、レゾルバロータ51の肉厚部51a及び肉薄部51bによって、レゾルバロータ51とレゾルバステータ52との隙間が変化する。レゾルバステータ52のコイルに電流が供給されると磁界が形成され、レゾルバロータ51の回転に応じて、レゾルバロータ51とレゾルバステータ52との隙間の変化に伴って、場所ごとに磁束の量が変化する。この磁束の変化をレゾルバステータ52の検出部531で検出することにより、回転シャフト20及びロータ30の回転数、すなわち回転電機10の回転数を検出することができる。
<回転電機ハウジング>
回転電機ハウジング60は、回転電機10の外周面及び後面を覆い、回転電機収容部600の外周面及び後面を形成し、前面が開口した主ハウジング61と、回転電機10の前面と対向し、回転電機10の前面を覆い、回転電機収容部600の前面を形成し、主ハウジング61の開口した前面を塞ぐ前面カバー62と、を有する。前面カバー62は、主ハウジング61に締結ボルト63によって固定されている。
前面カバー62には、第1軸受631が設けられている。第1軸受631は、回転シャフト20の前端を軸支する。
前面カバー62には、レゾルバステータ52の嵌合部541cの前方で対向する位置に、前後方向に貫通し、レゾルバステータ52の嵌合部541cを嵌合する嵌合孔(不図示)が設けられている。前面カバー62には、レゾルバステータ52のノック部535の前方で対向する位置に、前面カバー62から後方に突出した略円筒形状を有し、ノック部535を差し込むことができるノック収容部(不図示)が設けられている。レゾルバステータ52のノック部535をノック収容部に差し込み、レゾルバステータ52の嵌合部541cを嵌合孔に嵌合することによって、レゾルバステータ52は、前面カバー62に対して位置決めされる。
前面カバー62には、レゾルバステータ52の締結部534の前方で対向するに設けられ、前面カバー62から後方に突出した略円筒形状を有し、内周面にねじ溝が形成されている締結ボス部64が設けられている。したがって、レゾルバステータ52の下締結部534Dの前方で対向する位置に設けられた下締結ボス部64Dは、回転軸CLの下方であって、左右方向において回転電機10と重なる位置に設けられている。
締結ボルト65を、レゾルバステータ52の各締結部534に設けられたボルト挿通孔533に挿通し、前面カバー62に設けられた締結ボス部64に締結することによって、レゾルバステータ52は、前面カバー62に取り付けられ、固定される。
主ハウジング61の回転電機収容部600の後面には、第2軸受632が設けられている。第2軸受632は、回転シャフト20の後端部を軸支する。
このように、回転電機10の回転シャフト20は、回転電機ハウジング60の第1軸受631及び第2軸受632に回転自在な状態で軸支されている。したがって、回転シャフト20に固定された回転電機10のロータ30及びレゾルバ50のレゾルバロータ51も、回転シャフト20とともに回転自在な状態で、回転電機ハウジング60に収容されている。
<冷媒供給パイプ>
回転電機収容部600には、回転電機10に冷媒を供給する冷媒供給パイプ70が設けられている。冷媒供給パイプ70は、回転電機10の回転軸CLよりも上方であって、左右方向において回転電機10と重なる位置に、軸方向から見て、回転電機10の回転軸CLの左側及び右側に一対設けられている。一対の冷媒供給パイプ70は、いずれも回転電機収容部600の前面から後面に亘って回転軸CLと平行に延びている。
一対の冷媒供給パイプ70には、軸方向において回転電機10と重なる位置に、冷媒吐出孔71が設けられている。一対の冷媒供給パイプ70には、不図示の冷媒供給装置からATF(Automatic Transmission Fluid)などの冷媒が供給される。冷媒供給装置から冷媒供給パイプ70に供給された冷媒は、冷媒吐出孔71から吐出(滴下、噴射を含む。)され、回転電機10に供給され、回転電機10を冷却する。
本実施形態では、冷媒吐出孔71は、軸方向において回転電機10の前側コイルエンド部421と重なる位置に設けられた前側冷媒吐出孔711と、軸方向において回転電機10の後側コイルエンド部422と重なる位置に設けられた後側冷媒吐出孔712と、を有する。冷媒供給パイプ70に供給され、前側冷媒吐出孔711から吐出した冷媒は、回転電機10の前側コイルエンド部421に供給され、前側コイルエンド部421を冷却する。冷媒供給パイプ70に供給され、後側冷媒吐出孔712から吐出した冷媒は、回転電機10の後側コイルエンド部422に供給され、後側コイルエンド部422を冷却する。
冷媒吐出孔71から吐出された冷媒の多くは、前側コイルエンド部421及び後側コイルエンド部422に沿って左右方向外側へと流れる。そして、前側コイルエンド部421及び後側コイルエンド部422の上下方向中央部に位置する左端部及び右端部に到達すると、前側コイルエンド部421及び後側コイルエンド部422から離れ、重力によって真下に流下する。したがって、冷媒吐出孔71から吐出され、前側コイルエンド部421及び後側コイルエンド部422に沿って左右方向外側へと流れた冷媒の多くは、回転軸CLより下方の前側コイルエンド部421及び後側コイルエンド部422には供給されない。
一方、冷媒吐出孔71から吐出された冷媒の一部は、前側コイルエンド部421及び後側コイルエンド部422を通り抜けて、回転シャフト20、ロータ30の前端面及びレゾルバロータ51へと流れる。回転シャフト20、ロータ30の前端面及びレゾルバロータ51へと流れた冷媒は、回転シャフト20、ロータ30及びレゾルバロータ51の回転等により、回転電機ハウジング60の回転電機収容部600の内部で飛散し、前面カバー62やレゾルバステータ52を伝って下方へと流れる。
<突出部>
図3に示すように、回転電機10の回転軸CLよりも下方であって、左右方向において回転電機10と重なる位置には、回転電機ハウジング60の前面カバー62から後方に突出した下締結ボス部64Dと、下締結ボス部64Dに固定されたレゾルバステータ52の下締結部534Dと、によって、前面カバー62から回転電機10に向かって軸方向に延びる突出部80が形成されている。
突出部80の上下方向中央より下方には、左右方向から見て、突出部80の先端側に形成された軸方向に延びる冷媒流下面81と、冷媒流下面81の付け根側端部81aと隣接し、冷媒流下面81よりも上方に窪んだ位置で軸方向に延びる窪み面82と、が形成されている。
本実施形態では、突出部80の冷媒流下面81は、レゾルバステータ52の下締結部534Dの外周面534bによって形成されている。突出部80の窪み面82は、回転電機ハウジング60の前面カバー62から後方に突出した下締結ボス部64Dの外周面64aによって形成されている。より詳細には、突出部80の上下方向中央より下方において、レゾルバステータ52の下締結部534Dの外周面534bは、軸方向から見て、下締結ボス部64Dの外周面64aよりも外側となっている。したがって、レゾルバステータ52の下締結部534Dの下端部は、下締結ボス部64Dの外周面64aよりも下方に突出している。
さらに、突出部80の冷媒流下面81、すなわちレゾルバステータ52の下締結部534Dの外周面534bは、軸方向中央部81bが、軸方向において、回転電機10の前側コイルエンド部421と重なるように配置されている。
これにより、冷媒吐出孔71から吐出された冷媒は、回転シャフト20、ロータ30及びレゾルバロータ51の回転等により、一部が、回転電機ハウジング60の回転電機収容部600の内部で飛散し、前面カバー62やレゾルバステータ52を伝って突出部80へと流れ、突出部80から下方に流下する。加えて、突出部80の上下方向中央より下方には、左右方向から見て、冷媒流下面81と、冷媒流下面81よりも上方に窪んだ位置で軸方向に延びる窪み面82と、が形成されているので、突出部80から下方に流下する冷媒は、主に冷媒流下面81の軸方向中央部81bから下方に流下する。そして、突出部80の冷媒流下面81は、軸方向中央部81bが、軸方向において、回転電機10の前側コイルエンド部421と重なるように配置されているので、冷媒流下面81の軸方向中央部81bから下方に流下した冷媒は、回転電機10の前側コイルエンド部421に供給される。これにより、回転電機10の回転軸CLよりも下方の部分に、より多くの冷媒を供給することができるので、回転電機10の冷却効率を向上することができる。
また、下締結ボス部64Dの軸方向長さである、突出部80の窪み面82の軸方向幅L1は、レゾルバステータ52の下締結部534Dの軸方向厚さである、突出部80の冷媒流下面81の軸方向幅L2以上となっている。
突出部80の窪み面82の軸方向幅が小さい場合、前面カバー62を伝って突出部80へと流れてきた冷媒は、窪み面82から冷媒流下面81まで流れずに、窪み面82から下方へ流下してしまい、レゾルバステータ52を伝って突出部80へと流れてきた冷媒は、冷媒流下面81から窪み面82へと流れ込み、窪み面82から下方へ流下してしまう。したがって、突出部80の窪み面82の軸方向幅が小さい場合、前面カバー62やレゾルバステータ52を伝って突出部80へと流れてきた冷媒は、冷媒流下面81ではなく窪み面82から下方へ流下してしまう。本実施形態では、突出部80の窪み面82の軸方向幅L1は、冷媒流下面81の軸方向幅L2以上となっているので、前面カバー62を伝って突出部80へと流れてきた冷媒は、大半が窪み面82から冷媒流下面81まで流れ、レゾルバステータ52を伝って突出部80へと流れてきた冷媒は、冷媒流下面81から窪み面82へと流れ込むことが抑制される。これにより、突出部80へと流れた冷媒が窪み面82に流れることを抑制でき、より多くの冷媒を冷媒流下面81から流下させることができる。
このように、回転電機ハウジング60の前面カバー62から後方に突出した下締結ボス部64Dと、下締結ボス部64Dに固定されたレゾルバステータ52の下締結部534Dと、によって突出部80を形成し、レゾルバステータ52の下締結部534Dの外周面534bによって突出部80の冷媒流下面81を形成することによって、部品点数を増やすことなく、回転電機10の回転軸CLよりも下方の部分に、より多くの冷媒を供給することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本実施形態では、突出部80は、回転電機ハウジング60の前面カバー62から後方に突出した下締結ボス部64Dと、下締結ボス部64Dに固定されたレゾルバステータ52の下締結部534Dと、によって形成されているものとしたが、下締結ボス部64D及び下締結部534Dとは別途に、冷媒流下面81と窪み面82とを有する突出部80を設けてもよい。
また、例えば、本実施形態では、突出部80の窪み面82は、レゾルバステータ52の下締結部534Dよりも上方で軸方向に延びる下締結ボス部64Dの外周面64aによって形成されているものとしたが、下締結ボス部64Dの外周面64aの先端側に外周面64aよりも上方で軸方向に延びる段差面を設け、該段差面を突出部80の窪み面82としてもよい。このとき、段差面の軸方向幅は、冷媒流下面81の軸方向幅L2以上であることが好ましい。
また、例えば、本実施形態では、回転電機ハウジング60は、回転電機10の外周面及び後面を覆い、回転電機収容部600の外周面及び後面を形成し、前面が開口した主ハウジング61と、回転電機10の前面と対向し、回転電機10の前面を覆い、回転電機収容部600の前面を形成し、主ハウジング61の開口した前面を塞ぐ前面カバー62と、を有するものとしたが、主ハウジング61と前面カバー62とを有していなくてもよく、回転電機ハウジング60は、回転電機収容部600の前面、後面、及び外周面を構成する任意のものとすることができる。例えば、回転電機ハウジング60は、回転電機収容部600の前面及び外周面を構成する主ハウジングと、回転電機収容部600の後面を構成する後面カバーを有するものとしてもよい。
また、本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 水平方向に延びる回転軸(回転軸CL)を有する回転電機(回転電機10)と、
前記回転電機を収容する回転電機収容部(回転電機収容部600)を有する回転電機ハウジング(回転電機ハウジング60)と、
前記回転電機収容部に収容され、前記回転電機に冷媒を供給する冷媒供給部(冷媒吐出孔71)と、を備え、
前記冷媒供給部は、前記回転電機の前記回転軸よりも上方であって、上下方向及び軸方向の双方に直交する左右方向において前記回転電機と重なる位置に配置されており、
前記冷媒供給部から前記冷媒が吐出されることによって、前記冷媒が前記回転電機に供給される、回転電機ユニット(回転電機ユニット1)であって、
前記回転電機ハウジングは、前記回転電機の軸方向一端面(前面)と対向する一端側カバー部(前面カバー62)を有し、
前記回転電機の前記回転軸よりも下方であって、前記左右方向において前記回転電機と重なる位置に、前記一端側カバー部から前記回転電機に向かって軸方向に延びる突出部(突出部80)が形成されており、
前記突出部の上下方向中央より下方には、前記左右方向から見て、前記突出部の先端側に形成された軸方向に延びる冷媒流下面(冷媒流下面81)と、該冷媒流下面の付け根側端部(付け根側端部81a)と隣接し、前記冷媒流下面よりも上方に窪んだ位置で軸方向に延びる窪み面(窪み面82)と、が形成されており、
前記突出部の前記冷媒流下面は、軸方向中央部(軸方向中央部81b)が、軸方向において、前記回転電機と重なるように配置されている、回転電機ユニット。
(1)によれば、回転電機ハウジングには、回転電機の回転軸よりも下方であって、左右方向において回転電機と重なる位置に、一端側カバー部から回転電機に向かって軸方向に延びる突出部が設けられているので、回転電機ハウジングの回転電機収容部の内部で飛散した冷媒は、一部が突出部へと流れ、突出部から下方に流下する。加えて、突出部の上下方向中央より下方には、左右方向から見て、突出部の先端側に形成された軸方向に延びる冷媒流下面と、冷媒流下面の付け根側端部と隣接し、冷媒流下面よりも上方に窪んだ位置で軸方向に延びる窪み面と、が形成されているので、突出部から下方に流下する冷媒は、主に冷媒流下面の軸方向中央部から下方に流下する。そして、突出部の冷媒流下面は、軸方向中央部が、軸方向において、回転電機と重なるように配置されているので、冷媒流下面の軸方向中央部から下方に流下した冷媒は、回転電機に供給される。これにより、回転電機の回転軸よりも下方の部分に、より多くの冷媒を供給することができるので、回転電機の冷却効率を向上することができる。
(2) (1)に記載の回転電機ユニットであって、
前記窪み面の軸方向幅(軸方向幅L1)は、前記冷媒流下面の軸方向幅(軸方向幅L2)以上である、回転電機ユニット。
(2)によれば、窪み面の軸方向幅は、冷媒流下面の軸方向幅以上であるので、突出部へと流れた冷媒が窪み面に流れることを抑制でき、より多くの冷媒を冷媒流下面から流下させることができる。
(3) (1)または(2)に記載の回転電機ユニットであって、
前記回転電機ハウジングには、前記回転電機の回転数を検出する回転数検出装置(レゾルバ50)が取り付けられており、
前記突出部の前記冷媒流下面は、前記回転数検出装置の一部(下締結部534D)である、回転電機ユニット。
(3)によれば、突出部の冷媒流下面は、回転数検出装置の一部であるので、部品点数を増やすことなく、回転電機の回転軸よりも下方の部分により多くの冷媒を供給することができる。
1 回転電機ユニット
10 回転電機
50 レゾルバ(回転数検出装置)
534D 下締結部(回転数検出装置の一部)
60 回転電機ハウジング
600 回転電機収容部
62 前面カバー(一端側カバー部)
71 冷媒吐出孔(冷媒供給部)
80 突出部
81 冷媒流下面
81a 付け根側端部
81b 軸方向中央部
82 窪み面
CL 回転軸
L1、L2 軸方向幅

Claims (3)

  1. 水平方向に延びる回転軸を有する回転電機と、
    前記回転電機を収容する回転電機収容部を有する回転電機ハウジングと、
    前記回転電機収容部に収容され、前記回転電機に冷媒を供給する冷媒供給部と、を備え、
    前記冷媒供給部は、前記回転電機の前記回転軸よりも上方であって、上下方向及び軸方向の双方に直交する左右方向において前記回転電機と重なる位置に配置されており、
    前記冷媒供給部から前記冷媒が吐出されることによって、前記冷媒が前記回転電機に供給される、回転電機ユニットであって、
    前記回転電機ハウジングは、前記回転電機の軸方向一端面と対向する一端側カバー部を有し、
    前記回転電機の前記回転軸よりも下方であって、前記左右方向において前記回転電機と重なる位置に、前記一端側カバー部から前記回転電機に向かって軸方向に延びる突出部が形成されており、
    前記突出部の上下方向中央より下方には、前記左右方向から見て、前記突出部の先端側に形成された軸方向に延びる冷媒流下面と、該冷媒流下面の付け根側端部と隣接し、前記冷媒流下面よりも上方に窪んだ位置で軸方向に延びる窪み面と、が形成されており、
    前記突出部の前記冷媒流下面は、軸方向中央部が、軸方向において、前記回転電機と重なるように配置されている、回転電機ユニット。
  2. 請求項1に記載の回転電機ユニットであって、
    前記窪み面の軸方向幅は、前記冷媒流下面の軸方向幅以上である、回転電機ユニット。
  3. 請求項1または2に記載の回転電機ユニットであって、
    前記回転電機ハウジングには、前記回転電機の回転数を検出する回転数検出装置が取り付けられており、
    前記突出部の前記冷媒流下面は、前記回転数検出装置の一部である、回転電機ユニット。
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