JP2019161899A - 回転電機の冷却システムおよび回転電機の冷却方法 - Google Patents

回転電機の冷却システムおよび回転電機の冷却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストを抑え且つ広いスペースを必要とする機構を搭載することなく、回転電機を効率的に冷却し、ポンプの仕事量を最適化する。【解決手段】実施形態の冷却システム29は、第一冷媒が通流されるケース2を有する回転電機1と、回転電機1の回転駆動力により駆動し、第二冷媒を圧送するポンプ30と、ポンプ30から回転電機1まで延びて第二冷媒を回転電機1へ案内する第一流路31と、第一流路31から分岐し、第二冷媒をポンプ30へ案内する第二流路32と、第一流路31と第二流路32とへの第二冷媒の流れを調整するソレノイド50と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機の冷却システムおよび回転電機の冷却方法に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車等に搭載される回転電機では、コイルに電流が供給されることでステータコアに磁界が形成され、ロータの磁石とステータコアとの間に磁気的な吸引力や反発力が生じる。これにより、ロータがステータに対して回転する。
ところで、回転電機では、高回転数状態において鉄損が増加するため、ロータコアやステータコア等が発熱し易い傾向にある。回転電機では、駆動に伴い発熱すると、性能低下に繋がるおそれがある。そこで、回転電機を冷却するための構成が種々検討されている。
例えば、特許文献1には、電機モータの外殻であるモータケースのうち周方向の一部には冷却水路を設け、冷却水路を設けた部分以外の周方向部分には冷却油路を設け、冷却水路に冷却水を供給する第一ポンプと、冷却油路に冷却油を供給する第二ポンプと、を備えた構造が開示されている。特許文献1では、第二ポンプを駆動することにより、冷却水で賄えない領域を補填している。
例えば、特許文献2には、出力軸の回転により駆動するメカオイルポンプ(MOP)と、出力軸の回転に依存しない独立したポンプモータにより駆動する電動オイルポンプ(EOP)と、を備えた構造が開示されている。特許文献2では、出力軸が低回転時などに電動オイルポンプを駆動している。
特開2006−187105号公報 特開2015−23652号公報
しかしながら、電動オイルポンプ(EOP)は、メカオイルポンプ(MOP)よりもコストが高い。加えて、回転電機と減速機とで構成される簡素構造の電動車両用駆動装置の場合には、電動オイルポンプの搭載スペースを確保することが困難となる。
一方、メカオイルポンプは、走行中において回転電機の動作に常時連れ回るため、電動車両において損失となり、電費を悪化させる可能性が高い。
ところで、急坂登坂やワイドオープンスロットル(WOP)時などの低回転高トルク領域においては、急坂は永遠には続かず、WOPはトルク−回転数が移行していくため、回転電機の連続運転は必要とされていない。そのため、低回転高トルク領域においては、内部熱マスにて温度補償が可能な設計をしている。言い換えると、出力時間を有限として、機能保護までの温度上昇時間が出力時間以下となるように(各部品の熱容量が持つように)基本設計をしている。このような場合、出力軸の回転に依存しない電動オイルポンプの効果が低くなる。
そこで本発明は、コストを抑え且つ広いスペースを必要とする機構を搭載することなく、回転電機を効率的に冷却し、ポンプの仕事量を最適化することができる回転電機の冷却システムを提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様に係る回転電機の冷却システム(例えば、実施形態における冷却システム29)は、第一冷媒が通流されるケースを有する回転電機(例えば、実施形態における回転電機1)と、前記回転電機の回転駆動力により駆動し、第二冷媒を圧送するポンプ(例えば、実施形態におけるポンプ30)と、前記ポンプから前記回転電機まで延びて前記第二冷媒を前記回転電機へ案内する第一流路(例えば、実施形態における第一流路31)と、前記第一流路から分岐し、前記第二冷媒を前記ポンプへ案内する第二流路(例えば、実施形態における第二流路32)と、前記第一流路と前記第二流路とへの前記第二冷媒の流れを調整する調整手段(例えば、実施形態におけるソレノイド50)と、を備える。
(2)本発明の一態様において、前記ケースは、前記第一冷媒として冷却水が通流されるウォータージャケット(例えば、実施形態におけるウォータージャケット17)を備え、前記ポンプは、前記第二冷媒として冷却油を圧送してもよい。
(3)本発明の一態様において、前記回転電機と機械的に連結可能な機構部(例えば、実施形態における機構部55)を更に備え、前記ポンプは、前記第一流路を通じて、前記第二冷媒としての冷却油を前記機構部に送ってもよい。
(4)本発明の一態様において、前記調整手段は、前記第一冷媒による冷却が不足するときに、前記第一流路を流れる前記第二冷媒の流量を、前記第二流路を流れる前記第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、前記第二冷媒が前記第一流路のみに流れるように流路を切り替えてもよい。
(5)本発明の一態様において、前記第一流路に設けられ、前記第一流路を流れる前記第二冷媒を冷却する冷却装置(例えば、実施形態におけるオイルクーラー45)を更に備えてもよい。
(6)本発明の一態様に係る回転電機の冷却方法は、上記の回転電機の冷却システムを用いた回転電機の冷却方法であって、前記ポンプが駆動しているか否かを判定する第一ステップ(例えば、実施形態における第一ステップS1)と、前記第一ステップにおいて前記ポンプが駆動していると判定したときに、前記回転電機のトルクがトルク閾値以上であり、かつ前記回転電機の回転数が回転数閾値以上であるか否かを判定する第二ステップ(例えば、実施形態における第二ステップS2)と、前記第二ステップにおいて前記回転電機のトルクがトルク閾値以上であり、かつ前記回転電機の回転数が回転数閾値以上であると判定したときに、前記回転電機の冷却が水冷のみで十分か否かを判定する第三ステップ(例えば、実施形態における第三ステップS3)と、前記第三ステップにおいて前記回転電機の冷却が水冷のみで十分であると判定したときに、前記第二流路を流れる前記第二冷媒の流量を、前記第一流路を流れる前記第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、前記第二冷媒が前記第二流路に流れるように流路を切り替える第四ステップ(例えば、実施形態における第四ステップS4)と、前記第三ステップにおいて前記回転電機の冷却が水冷のみでは十分でないと判定したときに、前記第一流路を流れる前記第二冷媒の流量を、前記第二流路を流れる前記第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、前記第二冷媒が前記第一流路のみに流れるように流路を切り替える第五ステップ(例えば、実施形態における第五ステップS5)と、を含む。
上記(1)の態様によれば、第一冷媒が通流されるケースを有する回転電機を備えることで、第一冷媒がケースに通流されることにより回転電機を冷却することができる。加えて、回転電機の回転駆動力により駆動し、第二冷媒を圧送するポンプを備えることで、電動オイルポンプを備えた場合と比較して、コストを低く抑えることができる。加えて、回転電機と減速機とで構成される簡素構造の電動車両用駆動装置の場合に、搭載スペースを確保することが困難となる可能性は低い。加えて、ポンプから回転電機まで延びて第二冷媒を回転電機へ案内する第一流路を備えることで、第一流路を通じて第二冷媒を回転電機に流すことにより回転電機を冷却することができる。加えて、第一流路から分岐し、第二冷媒をポンプへ案内する第二流路を備えることで、第一流路を流れる第二冷媒の少なくとも一部を、第二流路で循環させることができる。加えて、第一流路と第二流路とへの第二冷媒の流れを調整する調整手段を備えることで、必要に応じて第一流路と第二流路とへの第二冷媒の流れを調整することができる。第二流路を流れる第二冷媒の流量を、第一流路を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第二流路に流れるように流路を切り替えた場合には、流路抵抗を抑え、ポンプの吐出圧を低くすることができる。一方、第一流路を流れる第二冷媒の流量を、第二流路を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第一流路のみに流れるように流路を切り替えた場合には、回転電機を積極的に冷却することができる。したがって、コストを抑え且つ広いスペースを必要とする機構を搭載することなく、回転電機を効率的に冷却し、ポンプの仕事量を最適化することができる。
上記(2)の態様によれば、ケースは、第一冷媒として冷却水が通流されるウォータージャケットを備えることで、水冷により回転電機を冷却することができる。加えて、ポンプは、第二冷媒として冷却油を圧送することで、回転電機の冷却において水冷で賄えない不足分を油冷で補填することができる。
上記(3)の態様によれば、回転電機と機械的に連結可能な機構部を備え、ポンプは、第一流路を通じて、第二冷媒としての冷却油を機構部に送ることで、冷却油により機構部を潤滑することができる。
上記(4)の態様によれば、調整手段は、第一冷媒による冷却が不足するときに、第一流路を流れる第二冷媒の流量を、第二流路を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第一流路のみに流れるように流路を切り替えることで、第一冷媒で賄えない不足分を第二冷媒で補填することができるため、回転電機をより効率的に冷却することができる。
上記(5)の態様によれば、第一流路に設けられ、第一流路を流れる第二冷媒を冷却する冷却装置を備えることで、冷却装置により第二冷媒が冷却されるため、回転電機をより効果的に冷却することができる。すなわち、第二冷媒が冷却されることにより、高負荷時の回転電機の冷却をより効率化することができる。
上記(6)の態様によれば、上記の回転電機の冷却システムを用いることで、コストを抑え且つ広いスペースを必要とする機構を搭載することなく、回転電機を効率的に冷却し、ポンプの仕事量を最適化することができる。加えて、回転電機のトルクがトルク閾値以上であり、かつ回転電機の回転数が回転数閾値以上であるか否かを判定することで、回転電機の限界出力ラインをトレースすることができる。加えて、回転電機の冷却が水冷のみで十分か否かを判定することで、回転電機の冷却状況を把握することができる。加えて、回転電機の冷却が水冷のみで十分であると判定したときに、第二流路を流れる第二冷媒の流量を、第一流路を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第二流路に流れるように流路を切り替えることで、流路抵抗を抑え、ポンプの吐出圧を低くすることができるため、ポンプの仕事量を削減することができる。一方、回転電機の冷却が水冷のみでは十分でないと判定したときに、第一流路を流れる第二冷媒の流量を、第二流路を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第一流路のみに流れるように流路を切り替えることで、水冷で賄えない不足分を第二冷媒で補填することができるため、回転電機をより効率的に冷却することができる。
実施形態に係る回転電機の冷却システムの概略構成図。 実施形態に係る回転電機の概略構成図。 実施形態に係る回転電機の冷却方法の一例を示すフローチャート。 実施形態に係る回転電機の回転数(車速)とトルクとの関係を示す図。 実施形態に係る第一冷却モードにおける冷媒の流れの説明図。 実施形態に係る第二冷却モードにおける冷媒の流れの説明図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態においては、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載される回転電機(走行用モータ)の冷却システムを挙げて説明する。
<回転電機の冷却システム>
図1は、実施形態に係る回転電機の冷却システム(以下単に「冷却システム」ともいう。)の全体構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、冷却システム29は、回転電機1、ポンプ30、機構部55、複数の流路31〜33、リリーフバルブ40、オイルクーラー45(冷却装置)、およびソレノイド50(調整手段)を備える。図1において、符号56はソレノイド50によって作動するバルブ、符号57は電動ウォーターポンプ、符号58はオイルパン、符号59はストレーナをそれぞれ示す。
<回転電機>
図2は、実施形態に係る回転電機1の全体構成を示す概略構成図である。図2は、軸線Cを含む仮想平面で切断した断面を含む図である。
図2に示すように、回転電機1は、ケース2、ステータ3、ロータ4、出力シャフト5、および冷媒供給機構(不図示)を備える。
ケース2は、ステータ3およびロータ4を収容する筒状の箱形をなしている。ケース2内には、冷媒(不図示)が収容されている。ステータ3の一部は、ケース2内において、冷媒に浸漬された状態で配置されている。例えば、冷媒としては、トランスミッションの潤滑や動力伝達等に用いられる作動油である、ATF(Automatic Transmission Fluid)等が用いられる。
出力シャフト5は、ケース2に回転可能に支持されている。図2において符号6は、出力シャフト5を回転可能に支持する軸受を示す。以下、出力シャフト5の軸線Cに沿う方向を「軸方向」、軸線Cに直交する方向を「径方向」、軸線C周りの方向を「周方向」とする。
ステータ3は、ステータコア11と、ステータコア11に装着されたコイル12と、を備える。
ステータコア11は、軸線Cと同軸に配置された筒状をなしている。ステータコア11は、ケース2の内周面に固定されている。例えば、ステータコア11は、電磁鋼板が軸方向に積層されて構成されている。なお、ステータコア11は、金属磁性粉末を圧縮成形した、いわゆる圧粉コアであってもよい。
コイル12は、ステータコア11に装着されている。コイル12は、周方向に関して互いに120°の位相差をもって配置されたU相コイル、V相コイル及びW相コイルを備える。コイル12は、ステータコア11のスロット(不図示)に挿通された挿通部12aと、ステータコア11から軸方向に突出したコイルエンド部12bと、を備える。ステータコア11には、コイル12に電流が流れることで磁界が発生する。
ロータ4は、ステータ3に対して径方向の内側に、間隔をあけて配置されている。ロータ4は、出力シャフト5に固定されている。ロータ4は、軸線C回りに出力シャフト5と一体で回転可能に構成されている。ロータ4は、ロータコア21、磁石22および端面板23を備える。実施形態において、磁石22は永久磁石である。
ロータコア21は、軸線Cと同軸に配置された筒状をなしている。ロータコア21の径方向内側には、出力シャフト5が圧入固定されている。ロータコア21は、ステータコア11と同様に電磁鋼板が軸方向に積層されて構成されていても、圧粉コアであってもよい。
ロータコア21の外周部には、ロータコア21を軸方向に貫通する磁石保持孔25が設けられている。磁石保持孔25は、周方向に間隔をあけて複数配置されている。各磁石保持孔25内には、磁石22が挿入されている。
ロータコア21の内周部には、ロータコア21を軸方向に貫通する不図示の流路(ロータ内部流路)が形成されている。
端面板23は、ロータコア21に対して軸方向の両端部に配置されている。端面板23の径方向内側には、出力シャフト5が圧入固定されている。端面板23は、ロータコア21における少なくとも磁石保持孔25を軸方向の両端側から覆っている。端面板23は、ロータコア21の軸方向の外端面に当接している。
実施形態においては、出力シャフト5に設けたシャフト流路(不図示)を利用して、軸心冷却が行われる。磁石22には、不図示のシャフト流路およびロータ内部流路を通じてオイル等の冷媒が供給される。
ケース2の外周部には、第一冷媒としての冷却水が通流される冷却水路15が設けられている。ケース2の外周部は、冷却水が通流されるウォータージャケット17を構成する。冷却水路15は、軸方向および周方向に延在するように形成されている。なお、ケース2は、第二冷媒としての冷却油がケース2内部のステータ3等に直接噴射される構造とされている。
<ポンプ>
ポンプ30(図1参照)は、回転電機1の出力シャフト5の回転駆動力により駆動するメカオイルポンプ(MOP)である。ポンプ30が駆動することにより、冷媒用の油(第二冷媒)がポンプ30から吐出される。吐出された油は流路に供給される。例えば、ポンプ30としては、ギアポンプまたはベーンポンプ等が用いられる。ポンプ30は、回転電機1の回転数の大小に応じて第二冷媒の流量を増減させ、第二冷媒を圧送する。ポンプ30は、回転電機1の回転数が大きくなるほど第二冷媒の流量を増加させる。ポンプ30は、回転電機1の回転数が小さくなるほど第二冷媒の流量を低減させる。
<機構部>
図1に示すように、機構部55は、回転電機1と機械的に連結可能に構成されている。機構部55は、回転電機1の出力シャフト5(図2参照)の回転動力をポンプ30に伝達する動力伝達機構である。機構部55は、各種ギアおよび軸受などで構成されている。
<流路>
複数の流路31〜33は、3つの流路31〜33で構成されている。例えば、複数の流路31〜33は、複数の配管が組み合わされることで構成されている。3つの流路31〜33は、第一流路31、第二流路32、および第三流路33である。
第一流路31は、オイルパン58からストレーナ59、ポンプ30等を介して回転電機1まで延びている。第一流路31は、ポンプ30から回転電機1のケース内周部まで延びている。第一流路31は、ポンプ30からの第二冷媒をステータ3等に直接噴射可能に形成されている。
第二流路32は、第一流路31においてポンプ30よりも第二冷媒の流れ方向の下流位置(以下「分岐位置P1」ともいう。)から分岐し、第一流路31においてポンプ30よりも第二冷媒の流れ方向の上流位置に合流している。第二流路32は、第一流路31における分岐位置P1から合流位置Pjまで延びている。第二流路32は、第一流路31を流れる第二冷媒の少なくとも一部を、ポンプ30まで案内可能に形成されている。
第三流路33は、電動ウォーターポンプ57から回転電機1のケース外周部(冷却水路15)まで延びている。第三流路33は、電動ウォーターポンプ57からの第一冷媒を冷却水路15(ウォータージャケット17)まで案内可能に形成されている。
<リリーフバルブ>
リリーフバルブ40は、第一流路31において分岐位置P1よりも第二冷媒の流れ方向の下流位置に設けられている。リリーフバルブ40は、第一流路31の圧力を調整可能である。リリーフバルブ40により、第一流路31を流れる第二冷媒の流量が調整される。リリーフバルブ40は、第一流路31に過度の圧力がかかることを防止する安全弁としても機能する。
<オイルクーラー>
オイルクーラー45は、第一流路31においてリリーフバルブ40よりも第二冷媒の流れ方向の下流位置に設けられている。オイルクーラー45は、第一流路31を流れる第二冷媒を冷却する。
<ソレノイド>
ソレノイド50は、第一流路31と第二流路32とへの第二冷媒の流れを調整する。ソレノイド50は、回転電機1において第一冷媒による冷却が十分であるときに、第二流路32を流れる第二冷媒の流量を、第一流路31を流れる第二冷媒の流量よりも大きくする。または、ソレノイド50は、回転電機1において第一冷媒による冷却が十分であるときに、第二冷媒が第二流路32に流れるように流路を切り替える。
一方、ソレノイド50は、回転電機1において第一冷媒による冷却(水冷冷却)が不足するときに、第一流路31を流れる第二冷媒の流量を、第二流路32を流れる第二冷媒の流量よりも大きくする。または、ソレノイド50は、回転電機1において第一冷媒による冷却が不足するときに、第二冷媒が第一流路31のみに流れるように流路を切り替える。
<回転電機の冷却方法>
以下、実施形態に係る回転電機の冷却方法の一例を説明する。
実施形態に係る回転電機の冷却方法は、上記の冷却システム29を用いて行われる。冷却システム29の構成要素の各種動作は、不図示の制御部により制御される。
図3は、実施形態に係る回転電機の冷却方法の一例を示すフローチャートである。
図3に示すように、まず、ポンプ30が駆動しているか否かを判定する(第一ステップS1)。例えば、ポンプ30には、ポンプ30の油圧を検知するポンプ油圧センサ(不図示)が設けられている。第一ステップS1において、制御部は、ポンプ油圧センサの検知結果に基づいて、ポンプ30が駆動している(MOP駆動中)か否かを判定する。
第一ステップS1において、ポンプ30が駆動していると判定したとき、次のステップ(第二ステップS2)へ進む。一方、第一ステップS1において、ポンプ30が駆動していないと判定したとき、第一ステップS1へ戻る。
次に、回転電機1のトルクがトルク閾値以上であり、かつ回転電機1の回転数が回転数閾値以上であるか否かを判定する(第二ステップS2)。例えば、回転電機1には、回転電機1のトルクを検知するトルクセンサ(不図示)と、回転電機1の回転数を検知する回転数センサ(不図示)と、が設けられている。第二ステップS2において、制御部は、トルクセンサおよび回転数センサの検知結果に基づいて、回転電機1のトルクがトルク閾値以上であり、かつ回転電機1の回転数が回転数閾値以上(要求トルクかつ要求回転数)であるか否かを判定する。
第二ステップS2において、回転電機1のトルクがトルク閾値以上であり、かつ回転電機1の回転数が回転数閾値以上であると判定したとき、次のステップ(第三ステップS3)へ進む。一方、第二ステップS2において、回転電機1のトルクがトルク閾値未満であるか、または、回転電機1の回転数が回転数閾値未満であると判定したとき、第二ステップS2へ戻る。
図4は、実施形態に係る回転電機1の回転数(車速)とトルクとの関係を示す図である。図4において、横軸は回転数(車速)、縦軸はトルクをそれぞれ示す。図4において、符号L1は走行抵抗を示すライン(以下「走行抵抗ライン」ともいう。)、符号L2は回転電機1の出力を示すライン(以下「出力ライン」ともいう。)、符号L3はウォータージャケット17による水冷のみが可能なライン(以下「水冷可能ライン」ともいう。)をそれぞれ示す。図4において、符号A1は水冷可能領域(通常運転領域)、符号A2は低回転高トルク領域(時間定格領域)、符号A3は高回転領域(高速領域)をそれぞれ示す。
実施形態において、低回転高トルク領域A2にある場合および高回転領域A3にある場合は、要求トルクかつ要求回転数である場合に含まれる。
言い換えると、第二ステップS2において、制御部は、トルクセンサおよび回転数センサの検知結果に基づいて、低回転高トルク領域A2にあるか否か、および高回転領域A3にあるか否かを判定する。
第二ステップS2において、低回転高トルク領域A2にあるか、または、高回転領域A3にあると判定したとき、次のステップ(第三ステップS3)へ進む。一方、第二ステップS2において、低回転高トルク領域A2および高回転領域A3のいずれにもないと判定したとき、第二ステップS2へ戻る。
図3に戻り、次に、回転電機1の冷却が水冷のみで十分か否かを判定する(第三ステップS3)。例えば、回転電機1には、コイル12(図2参照)の温度を検知するコイル温度センサ(不図示)が設けられている。第三ステップS3において、制御部は、コイル温度センサの検知結果に基づいて、回転電機1の冷却が水冷のみで十分か否かを判定する。
制御部は、コイル温度センサの検知結果が温度閾値以下のときに、回転電機1の冷却が水冷のみで十分であると判定する。一方、制御部は、コイル温度センサの検知結果が温度閾値を超えたときに、回転電機1の冷却が水冷のみでは十分でないと判定する。
第三ステップS3において、回転電機1の冷却が水冷のみで十分であると判定したとき、次のステップ(第四ステップS4)へ進む。一方、第三ステップS3において、回転電機1の冷却が水冷のみでは十分でないと判定したとき、次のステップ(第五ステップS5)へ進む。
第四ステップS4においては、第二流路32を流れる第二冷媒の流量を、第一流路31を流れる第二冷媒の流量よりも大きくする。または、第四ステップS4においては、第二冷媒が第二流路32に流れるように流路を切り替える(ソレノイドオフ)。
図5においては、第二冷媒が第二流路32に流れるように流路を切り替えたモード(以下「第一冷却モード」ともいう。)における第二冷媒の流れを矢印Q1で示す。第一冷却モードにおいて、第二流路32は、第一流路31を流れる第二冷媒をポンプ30に戻す循環流路として機能する。第一冷却モードにおいては、第一冷媒のみにより(水冷のみにより)、回転電機1が冷却される。図5において、冷媒が通る流路をハッチングで示す。
一方、第五ステップS5においては、第一流路31を流れる第二冷媒の流量を、第二流路32を流れる第二冷媒の流量よりも大きくする。または、第五ステップS5においては、第二冷媒が第一流路31のみに流れるように流路を切り替える(図3参照、ソレノイドオン(追加油冷))。
図6においては、第二冷媒が第一流路31のみに流れる(第二流路32には流れない)ように流路を切り替えたモード(以下「第二冷却モード」ともいう。)における第二冷媒の流れを矢印Q2で示す。第二冷却モードにおいては、第一冷媒および第二冷媒により、(水冷および油冷により)、回転電機1が冷却される。図6において、冷媒が通る流路をハッチングで示す。図6においては、バルブ56が作動し、第二流路32がバルブ56によって遮断された状態を示す。すなわち、バルブ56で第二冷媒が堰き止められ、バルブ56から合流位置Pjまでは第二冷媒が流れないようになっている。
<作用>
以下、実施形態の冷却システム29の作用について説明する。
まず、第一冷却モード(ソレノイドオフ)の場合について説明する。
第一冷却モードの場合、第一流路31におけるポンプ30前後の流路を第二流路32につなぐことによって、第二冷媒が第二流路32に流れるように流路が切り替えられる。これにより、第一流路31を流れる第二冷媒の少なくとも一部を、第二流路32で循環させることができる(ショートカット油路接続)。
ここで、ポンプ30の仕事量(以下「ポンプ仕事量」ともいう。)Wは、以下の式(1)で示される。式(1)において、Pはポンプ30の吐出油圧、Qはポンプ30の吐出流量をそれぞれ意味する。
W=P×Q ・・・式(1)
第一冷却モードにおけるポンプ仕事量W1は、以下の式(2)で示される。式(2)において、ΔP1はポンプ30前後の差圧(管路抵抗)を意味する。
W1=ΔP1×Q ・・・式(2)
次に、第二冷却モード(ソレノイドオン)の場合について説明する。
第二冷却モードの場合、第一流路31におけるポンプ30前後の流路を第二流路32から遮断することによって、第二冷媒が第一流路31のみに流れるように流路が切り替えられる(ショートカット油路遮断)。
第二冷却モードにおけるポンプ仕事量W2は、以下の式(3)で示される。式(3)において、ΔP2は管路抵抗、ΔPcはオイルクーラー45の圧力損失、ΔPmは噴射損失をそれぞれ意味する。
W2=(ΔP2+ΔPc+ΔPm)×Q ・・・式(3)
このように、流路(油路)の切り替えを行うことで、必要に応じてポンプ30の吐出圧を変化させることができる。これにより、同じ回転数であっても、ポンプ仕事量はW1<W2となるため、ポンプ仕事量を削減することができる。
以上説明したように、上記実施形態の冷却システム29は、第一冷媒が通流されるケース2を有する回転電機1と、回転電機1の回転駆動力により駆動し、第二冷媒を圧送するポンプ30と、ポンプ30から回転電機1まで延びて第二冷媒を回転電機1へ案内する第一流路31と、第一流路31から分岐し、第二冷媒をポンプ30へ案内する第二流路32と、第一流路31と第二流路32とへの第二冷媒の流れを調整するソレノイド50と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第一冷媒が通流されるケース2を有する回転電機1を備えることで、第一冷媒がケース2に通流されることにより回転電機1を冷却することができる。加えて、回転電機1の回転駆動力により駆動し、第二冷媒を圧送するポンプ30を備えることで、電動オイルポンプを備えた場合と比較して、コストを低く抑えることができる。加えて、回転電機1と減速機とで構成される簡素構造の電動車両用駆動装置の場合に、搭載スペースを確保することが困難となる可能性は低い。加えて、ポンプ30から回転電機1まで延びて第二冷媒を回転電機1へ案内する第一流路31を備えることで、第一流路31を通じて第二冷媒を回転電機1に流すことにより回転電機1を冷却することができる。加えて、第一流路31から分岐し、第二冷媒をポンプ30へ案内する第二流路32を備えることで、第一流路31を流れる第二冷媒の少なくとも一部を、第二流路32で循環させることができる。加えて、第一流路31と第二流路32とへの第二冷媒の流れを調整するソレノイド50を備えることで、必要に応じて第一流路31と第二流路32とへの第二冷媒の流れを調整することができる。第二流路32を流れる第二冷媒の流量を、第一流路31を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第二流路32に流れるように流路を切り替えた場合には、流路抵抗を抑え、ポンプ30の吐出圧を低くすることができる。一方、第一流路31を流れる第二冷媒の流量を、第二流路32を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第一流路31のみに流れるように流路を切り替えた場合には、回転電機1を積極的に冷却することができる。したがって、コストを抑え且つ広いスペースを必要とする機構を搭載することなく、回転電機1を効率的に冷却し、ポンプ30の仕事量を最適化することができる。
上記実施形態では、ケース2は、第一冷媒として冷却水が通流されるウォータージャケット17を備えることで、水冷により回転電機1を冷却することができる。加えて、ポンプ30は、第二冷媒として冷却油を圧送することで、回転電機1の冷却において水冷で賄えない不足分を油冷で補填することができる。
上記実施形態では、回転電機1と機械的に連結可能な機構部55を備え、ポンプ30は、第一流路32を通じて、第二冷媒としての冷却油を機構部55に送ることで、冷却油により機構部55を潤滑することができる。
上記実施形態では、ソレノイド50は、第一冷媒による冷却が不足するときに、第一流路31を流れる第二冷媒の流量を、第二流路32を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第一流路31のみに流れるように流路を切り替えることで、第一冷媒で賄えない不足分を第二冷媒で補填することができるため、回転電機1をより効率的に冷却することができる。
上記実施形態では、第一流路31に設けられ、第一流路31を流れる第二冷媒を冷却するオイルクーラー45を備えることで、オイルクーラー45により第二冷媒が冷却されるため、回転電機1をより効果的に冷却することができる。すなわち、第二冷媒が冷却されることにより、高負荷時の回転電機1の冷却をより効率化することができる。
上記実施形態の回転電機の冷却方法は、上記の冷却システム29を用いた回転電機の冷却方法であって、ポンプ30が駆動しているか否かを判定する第一ステップS1と、第一ステップS1においてポンプ30が駆動していると判定したときに、回転電機1のトルクがトルク閾値以上であり、かつ回転電機1の回転数が回転数閾値以上であるか否かを判定する第二ステップS2と、第二ステップS2において回転電機1のトルクがトルク閾値以上であり、かつ回転電機1の回転数が回転数閾値以上であると判定したときに、回転電機1の冷却が水冷のみで十分か否かを判定する第三ステップS3と、第三ステップS3において回転電機1の冷却が水冷のみで十分であると判定したときに、第二流路32を流れる第二冷媒の流量を、第一流路31を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第二流路32に流れるように流路を切り替える第四ステップS4と、第三ステップS3において回転電機1の冷却が水冷のみでは十分でないと判定したときに、第一流路31を流れる第二冷媒の流量を、第二流路32を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第一流路31のみに流れるように流路を切り替える第五ステップS5と、を含む。
この方法によれば、上記の冷却システム29を用いることで、コストを抑え且つ広いスペースを必要とする機構を搭載することなく、回転電機1を効率的に冷却し、ポンプ30の仕事量を最適化することができる。加えて、回転電機1のトルクがトルク閾値以上であり、かつ回転電機1の回転数が回転数閾値以上であるか否かを判定することで、回転電機1の限界出力ラインをトレースすることができる。加えて、回転電機1の冷却が水冷のみで十分か否かを判定することで、回転電機1の冷却状況を把握することができる。加えて、回転電機1の冷却が水冷のみで十分であると判定したときに、第二流路32を流れる第二冷媒の流量を、第一流路31を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第二流路32に流れるように流路を切り替えることで、流路抵抗を抑え、ポンプ30の吐出圧を低くすることができるため、ポンプ30の仕事量を削減することができる。一方、回転電機1の冷却が水冷のみでは十分でないと判定したときに、第一流路31を流れる第二冷媒の流量を、第二流路32を流れる第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、第二冷媒が第一流路31のみに流れるように流路を切り替えることで、水冷で賄えない不足分を第二冷媒で補填することができるため、回転電機1をより効率的に冷却することができる。
上述した実施形態では、回転電機1が、ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両に搭載される走行用モータである例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、回転電機1は、発電用モータやその他用途のモータ、車両用以外の回転電機(発電機を含む)であってもよい。
上述した実施形態では、出力シャフト5に設けたシャフト流路を利用して、軸心冷却を行っている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、ロータ4の回転により、端面板23に設けられた誘導壁(不図示)に沿って冷媒を磁石22に供給してもよい。例えば、ケース2等に設けた供給口を通して、端面板23の開口部に冷媒を供給してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であり、上述した変形例を適宜組み合わせることも可能である。
1…回転電機
2…ケース
17…ウォータージャケット
29…冷却システム
30…ポンプ
31…第一流路
32…第二流路
45…オイルクーラー(冷却装置)
50…ソレノイド(調整手段)
55…機構部
P1…分岐位置(第一流路における第二流路の分岐位置)
S1…第一ステップ
S2…第二ステップ
S3…第三ステップ
S4…第四ステップ
S5…第五ステップ

Claims (6)

  1. 第一冷媒が通流されるケースを有する回転電機と、
    前記回転電機の回転駆動力により駆動し、第二冷媒を圧送するポンプと、
    前記ポンプから前記回転電機まで延びて前記第二冷媒を前記回転電機へ案内する第一流路と、
    前記第一流路から分岐し、前記第二冷媒を前記ポンプへ案内する第二流路と、
    前記第一流路と前記第二流路とへの前記第二冷媒の流れを調整する調整手段と、を備えることを特徴とする回転電機の冷却システム。
  2. 前記ケースは、前記第一冷媒として冷却水が通流されるウォータージャケットを備え、
    前記ポンプは、前記第二冷媒として冷却油を圧送することを特徴とする請求項1に記載の回転電機の冷却システム。
  3. 前記回転電機と機械的に連結可能な機構部を更に備え、
    前記ポンプは、前記第一流路を通じて、前記第二冷媒としての冷却油を前記機構部に送ることを特徴とする請求項1または2に記載の回転電機の冷却システム。
  4. 前記調整手段は、前記第一冷媒による冷却が不足するときに、
    前記第一流路を流れる前記第二冷媒の流量を、前記第二流路を流れる前記第二冷媒の流量よりも大きくするか、
    または、前記第二冷媒が前記第一流路のみに流れるように流路を切り替えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機の冷却システム。
  5. 前記第一流路に設けられ、前記第一流路を流れる前記第二冷媒を冷却する冷却装置を更に備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機の冷却システム。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の回転電機の冷却システムを用いた回転電機の冷却方法であって、
    前記ポンプが駆動しているか否かを判定する第一ステップと、
    前記第一ステップにおいて前記ポンプが駆動していると判定したときに、前記回転電機のトルクがトルク閾値以上であり、かつ前記回転電機の回転数が回転数閾値以上であるか否かを判定する第二ステップと、
    前記第二ステップにおいて前記回転電機のトルクがトルク閾値以上であり、かつ前記回転電機の回転数が回転数閾値以上であると判定したときに、前記回転電機の冷却が水冷のみで十分か否かを判定する第三ステップと、
    前記第三ステップにおいて前記回転電機の冷却が水冷のみで十分であると判定したときに、前記第二流路を流れる前記第二冷媒の流量を、前記第一流路を流れる前記第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、前記第二冷媒が前記第二流路に流れるように流路を切り替える第四ステップと、
    前記第三ステップにおいて前記回転電機の冷却が水冷のみでは十分でないと判定したときに、前記第一流路を流れる前記第二冷媒の流量を、前記第二流路を流れる前記第二冷媒の流量よりも大きくするか、または、前記第二冷媒が前記第一流路のみに流れるように流路を切り替える第五ステップと、を含むことを特徴とする回転電機の冷却方法。
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