JP2019004557A - モータジェネレータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向に小型化されたモータジェネレータ装置を提供する。【解決手段】モータジェネレータ装置1は、第1ロータ12および第1ステータ15を有するモータ10と、第1ロータ12と同軸かつ軸方向で対向する第2ロータ22、および第2ステータ25を有するジェネレータ20と、を備える。第1ステータ15は、第1ステータコア16の対向側端面16aからジェネレータ20側に突出する第1対向側コイルエンド部17aを有する第1ステータコイル17を備える。第2ステータ25は、第2ステータコア26の対向側端面26aからモータ10側に突出する第2対向側コイルエンド部27aを有する第2ステータコイル27を備える。第2対向側コイルエンド部27aは、第1対向側コイルエンド部17aよりも径方向の内側に位置している。第1対向側コイルエンド部17aおよび第2対向側コイルエンド部27aは、径方向から見て互いに重なっている。【選択図】図1

Description

本発明は、モータジェネレータ装置に関するものである。
モータおよびジェネレータを備えるモータジェネレータ装置として、モータおよびジェネレータが同軸かつ軸方向に並んで配置されたものがある(例えば特許文献1参照)。モータやジェネレータは、ステータコアおよびステータコアに装着されたステータコイルを備えている。ステータコイルは、ステータコアの端面から突出するコイルエンド部を備えている。特許文献1に記載のモータジェネレータ装置においては、ステータが軸方向で対向して配置され、コイルエンド部が軸方向で対向するステータ側に向かってステータコアから突出している。
特開2014−180169号公報
しかしながら、上述したモータジェネレータ装置においては、モータおよびジェネレータのそれぞれのコイルエンド部が軸方向から見て重なっているので、各ステータコアの間には、少なくとも一対のコイルエンド分の間隔が設けられる。このため、従来技術のモータジェネレータ装置にあっては、各ステータコア間の間隔を狭くして軸方向の寸法を小さくするという点で改善の余地がある。
そこで本発明は、軸方向に小型化されたモータジェネレータ装置を提供するものである。
本発明のモータジェネレータ装置(例えば、実施形態におけるモータジェネレータ装置1)は、所定軸(例えば、実施形態における軸線C)回りに回転する第1ロータ(例えば、実施形態における第1ロータ12)、および前記第1ロータを囲う第1ステータ(例えば、実施形態における第1ステータ15)を有するモータ(例えば、実施形態におけるモータ10)と、前記第1ロータと同軸かつ前記所定軸の軸方向で対向する第2ロータ(例えば、実施形態における第2ロータ22)、および前記第2ロータを囲う第2ステータ(例えば、実施形態における第2ステータ25)を有するジェネレータ(例えば、実施形態におけるジェネレータ20)と、を備え、前記第1ステータは、前記第1ロータと径方向で対向する筒状の第1ステータコア(例えば、実施形態における第1ステータコア16)と、前記第1ステータコアに装着され、前記第1ステータコアの端面(例えば、実施形態における対向側端面16a)から前記軸方向における前記ジェネレータ側に突出する第1コイルエンド部(例えば、実施形態における第1対向側コイルエンド部17a)を有する第1ステータコイル(例えば、実施形態における第1ステータコイル17)と、を備え、前記第2ステータは、前記第2ロータと径方向で対向する筒状の第2ステータコア(例えば、実施形態における第2ステータコア26)と、前記第2ステータコアに装着され、前記第2ステータコアの端面(例えば、実施形態における対向側端面26a)から前記軸方向における前記モータ側に突出する第2コイルエンド部(例えば、実施形態における第2対向側コイルエンド部27a)を有する第2ステータコイル(例えば、実施形態における第2ステータコイル27)と、を備え、前記第1コイルエンド部および前記第2コイルエンド部のうちいずれか一方のコイルエンド部(例えば、実施形態における第2対向側コイルエンド部27a)は、他方のコイルエンド部(例えば、実施形態における第1対向側コイルエンド部17a)よりも径方向の内側に位置し、前記第1コイルエンド部および前記第2コイルエンド部は、径方向から見て互いに重なっている、ことを特徴とする。
本発明によれば、第1コイルエンド部および第2コイルエンド部が径方向から見て互いに重なっているので、第1コイルエンド部および第2コイルエンド部が径方向から見て互いに重ならない従来技術の構成と比較して、第1ステータコアと第2ステータコアとの軸方向の間隔を狭くすることができる。よって、従来技術に比べてモータとジェネレータとを軸方向に近付けて配置することができる。したがって、軸方向に小型化されたモータジェネレータ装置を提供できる。
上記のモータジェネレータ装置において、前記所定軸は、水平方向の一方向に沿って延び、前記第1コイルエンド部および前記第2コイルエンド部の上方に設けられ、前記他方のコイルエンド部に冷媒を供給する冷媒供給部(例えば、実施形態における冷媒流路32)を備える、ことが望ましい。
本発明によれば、第1コイルエンド部および第2コイルエンド部のうち、一方のコイルエンド部よりも径方向の外側に位置する他方のコイルエンド部に、上方から冷媒が供給されるので、他方のコイルエンド部から垂れ落ちた冷媒を一方のコイルエンド部に供給することができる。これにより、第1コイルエンド部および第2コイルエンド部の両方に冷媒を供給できるので、第1ステータコイルおよび第2ステータコイルを効率よく冷却することができる。
上記のモータジェネレータ装置において、前記第1コイルエンド部と前記第2コイルエンド部とを仕切る仕切壁(例えば、実施形態における仕切壁40)を備え、前記仕切壁には、前記仕切壁に対する前記第1コイルエンド部側の空間と前記第2コイルエンド部側の空間とを連通する連通部(例えば、実施形態における連通部41)が形成されている、ことが望ましい。
本発明によれば、第1コイルエンド部と第2コイルエンド部との間に仕切壁が設けられていても、連通部を通じて他方のコイルエンド部から垂れ落ちた冷媒を一方のコイルエンド部に供給できる。これにより、第1コイルエンド部および第2コイルエンド部の両方に冷媒を供給できるので、第1ステータコイルおよび第2ステータコイルを効率よく冷却することができる。
上記のモータジェネレータ装置において、前記モータおよび前記ジェネレータを収容するハウジング(例えば、実施形態におけるハウジング30)を備え、前記モータおよび前記ジェネレータのうち前記一方のコイルエンド部を有する一方の回転電機(例えば、実施形態におけるジェネレータ20)は、他方の回転電機(例えば、実施形態におけるモータ10)よりも径方向に小さく形成され、前記ハウジングは、前記軸方向において、前記他方の回転電機側から前記一方の回転電機側に向かって先細っている、ことが望ましい。
本発明によれば、ハウジングの径方向の寸法が軸方向において略一定となる構成と比較して、ハウジングの周囲にスペースを大きく設けることができる。これにより、モータジェネレータ装置の周囲における機器レイアウト性を向上できるとともに、ダッシュボードを介した車室内へのモータジェネレータ装置の張り出しを抑制することができる。
上記のモータジェネレータ装置において、前記ハウジングの内部の底面(例えば、実施形態における底面31)は、前記ハウジングの内面の下部に形成され、前記軸方向において前記一方の回転電機側から前記他方の回転電機側に向かうに従い、下方に向かって傾斜している、ことが望ましい。
本発明によれば、ハウジングの内部の下部において冷媒が重力により底面に沿って流動するので、ハウジングの内部の下部における冷媒の滞留を抑制できる。したがって、ハウジングの内部において冷媒を確実に循環させることが可能となり、モータジェネレータ装置を効率よく冷却することができる。
上記のモータジェネレータ装置において、前記一方のコイルエンド部は、前記第2コイルエンド部である、ことが望ましい。
本発明によれば、第1コイルエンド部が第2コイルエンド部よりも径方向の外側に位置するので、モータの第1ステータがジェネレータの第2ステータよりも径方向に大きくなる。これにより、モータの第1ステータがジェネレータの第2ステータよりも径方向に小さい構成と比較して、モータの特性を向上させることができる。したがって、優れたモータ特性を有するモータジェネレータ装置を提供できる。
本発明によれば、軸方向に小型化されたモータジェネレータ装置を提供できる。
実施形態のモータジェネレータ装置を水平方向から見た断面模式図である。 実施形態に係るモータジェネレータ装置を備える車両を示す平面模式図である。 実施形態のモータジェネレータ装置の冷却構造を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。
図1は、実施形態のモータジェネレータ装置を水平方向から見た断面模式図である。
図1に示すように、モータジェネレータ装置1は、モータ10と、ジェネレータ20と、ハウジング30と、仕切壁40と、を備えている。モータ10およびジェネレータ20は、ハウジング30の内部において、回転中心が一致するように、かつ回転中心の軸線C(所定軸)の軸方向で対向するように配置されている。軸線Cは、水平方向の一方向に沿って延びている。なお、以下の説明では、軸線Cの軸方向を単に軸方向といい、軸線Cに直交して軸線Cから放射状に延びる方向を径方向といい、軸線C周りの周方向を単に周方向という。
モータ10は、例えばセグメントコイル型の回転電機である。モータ10は、第1シャフト11と、第1ロータ12と、第1ステータ15と、を備えている。
第1シャフト11は、円筒状に形成されている。第1シャフト11は、ハウジング30に対して軸受51により支持されるとともに、仕切壁40に対して軸受52により支持されている。第1シャフト11は、ハウジング30に対して軸線C回りに回転可能に設けられている。
第1ロータ12は、第1ロータコア13と、複数の第1ロータ磁石14と、を備えている。第1ロータコア13は、円筒状に形成され、第1シャフト11に外嵌されている。各第1ロータ磁石14は、第1ロータコア13に装着されている。第1ロータ12は、第1シャフト11とともに、ハウジング30に対して軸線C回りに回転する。
第1ステータ15は、ハウジング30に相対固定されている。第1ステータ15は、第1ロータ12を囲う。第1ステータ15は、第1ステータコア16と、第1ステータコイル17と、を備えている。第1ステータコア16は、第1ロータ12と径方向で対向するように筒状に形成されている。第1ステータコア16は、軸方向でジェネレータ20に対向する対向側端面16aと、軸方向において対向側端面16aとは反対側を向く反対向側端面16bと、を備えている。第1ステータコア16には、周方向に沿ってティース16cおよびスロット(不図示)が交互に設けられている。
第1ステータコイル17は、第1ステータコア16に装着されている。第1ステータコイル17は、第1ステータコア16の対向側端面16aから軸方向に突出する第1対向側コイルエンド部17a(第1コイルエンド部)と、第1ステータコア16の反対向側端面16bから軸方向に突出する第1反対向側コイルエンド部17bと、を備えている。
ジェネレータ20は、例えばセグメントコイル型の回転電機である。ジェネレータ20は、モータ10よりも径方向に小さく形成されている。ジェネレータ20は、第2シャフト21と、第2ロータ22と、第2ステータ25と、を備えている。
第2シャフト21は、第1シャフト11の内側に挿通されているとともに、仕切壁40に対して軸受53により支持されている。第2シャフト21は、ハウジング30に対して軸線C回りに回転可能に設けられている。
第2ロータ22は、第1ロータ12と同軸かつ軸方向で対向している。第2ロータ22は、第2ロータコア23と、複数の第2ロータ磁石24と、を備えている。第2ロータコア23は、円筒状に形成され、第2シャフト21に外嵌されている。第2ロータコア23の外径は、第1ロータコア13の外径よりも小さい。各第2ロータ磁石24は、第2ロータコア23に装着されている。第2ロータ22は、第2シャフト21とともに、ハウジング30に対して軸線C回りに回転する。
第2ステータ25は、ハウジング30に相対固定されている。第2ステータ25は、第2ロータ22を囲う。第2ステータ25は、第2ステータコア26と、第2ステータコイル27と、を備えている。第2ステータコア26は、第2ロータ22と径方向で対向するように筒状に形成されている。第2ステータコア26は、軸方向でモータ10に対向する対向側端面26aと、軸方向において対向側端面26aとは反対側を向く反対向側端面26bと、を備えている。第2ステータコア26には、周方向に沿ってティース26cおよびスロット(不図示)が交互に設けられている。第2ステータコア26のティース26cおよびスロットは、第1ステータコア16のティース16cおよびスロットよりも径方向の内側に形成されている。
第2ステータコイル27は、第2ステータコア26に装着されている。第2ステータコイル27は、第1ステータコイル17よりも径方向の内側に配置されている。第2ステータコイル27は、第2ステータコア26の対向側端面26aから軸方向に突出する第2対向側コイルエンド部27a(第2コイルエンド部)と、第2ステータコア26の反対向側端面26bから軸方向に突出する第2反対向側コイルエンド部27bと、を備えている。第2対向側コイルエンド部27aおよび第2反対向側コイルエンド部27bは、第1対向側コイルエンド部17aおよび第1反対向側コイルエンド部17bよりも径方向の内側に位置している。第1対向側コイルエンド部17aおよび第2対向側コイルエンド部27aは、径方向から見て互いに重なっている。
ハウジング30は、モータ10やジェネレータ20等を収容している。またハウジング30内には、モータ10やジェネレータ20、軸受51,52,53等の冷却用および潤滑用として、冷媒(例えばオートマチックトランスミッションフルード)が導入されている。ハウジング30は、モータ10およびジェネレータ20に対応する形状を有する。つまり、モータ10およびジェネレータ20からなるユニットは、軸方向においてモータ10側からジェネレータ20側に向かうに従い径方向の寸法が小さくなっているので、ハウジング30は、軸方向においてモータ10側からジェネレータ20側に向かって先細っている。また、ハウジング30の内面は、軸方向においてジェネレータ20側からモータ10側に向かうに従い径方向の外側に向かって広がっている。これにより、ハウジング30の内部の底面31は、ハウジング30の内面の下部に形成され、軸方向においてジェネレータ20側からモータ10側に向かうに従い、下方に向かって傾斜している。
ハウジング30の上部、すなわちハウジング30におけるモータ10およびジェネレータ20の上方に位置する部分には、冷媒が流れる冷媒流路32(冷媒供給部)が形成されている。冷媒流路32には、図示しない冷媒ポンプ等により冷媒が供給される。冷媒流路32は、第1反対向側コイルエンド部17bの上部、第1対向側コイルエンド部17aの上部、および第2反対向側コイルエンド部27bの上部のそれぞれに開口している。これにより、冷媒流路32は、第1反対向側コイルエンド部17b、第1対向側コイルエンド部17a、および第2反対向側コイルエンド部27bに冷媒を落下させて供給する。
仕切壁40は、ハウジング30の内面から径方向の内側に向かって立設されている。仕切壁40は、第1ロータ12および第1ステータ15と、第2ロータ22および第2ステータ25と、の間に設けられている。仕切壁40は、第1対向側コイルエンド部17aと第2対向側コイルエンド部27aとを仕切っている。仕切壁40のうち、第1対向側コイルエンド部17aと第2対向側コイルエンド部27aとにより径方向で挟まれた箇所には、径方向に貫通する連通部41が形成されている。連通部41は、仕切壁40に対する第1対向側コイルエンド部17a側の空間と第2対向側コイルエンド部27a側の空間とを連通している。連通部41は、1つ形成されていてもよいし、周方向に並んで複数形成されていてもよい。また、仕切壁40の中央には、軸線Cと同軸に設けられたシャフト挿通孔42が形成されている。シャフト挿通孔42には、第1シャフト11および第2シャフト21が挿通され、軸受52,53を介して第1シャフト11および第2シャフト21を支持している。なお、仕切壁40には、連通部41およびシャフト挿通孔42以外に、例えば冷媒の流路を形成するための貫通孔が形成されていてもよい。
次いで、モータジェネレータ装置1を備える車両100について説明する。
図2は、実施形態に係るモータジェネレータ装置を備える車両を示す平面模式図である。
図2に示すように、車両100は、エンジンルーム101内に配置されたエンジン102およびモータジェネレータ装置1を備えている。エンジン102は、クランクシャフトの軸線が車両前後方向に沿う状態、いわゆる縦置きの状態で配置されている。モータジェネレータ装置1は、エンジン102に対して車両後方に隣接して配置されている。モータジェネレータ装置1は、軸線C(図1参照)が車両前後方向に沿うように、かつモータ10に対してジェネレータ20が車両後方に位置するように配置されている。モータジェネレータ装置1は、ダッシュボード103を介して車室104内に突出するように配置されている。
次に、モータ10およびジェネレータ20の冷却構造について説明する。
図3は、実施形態のモータジェネレータ装置の冷却構造を説明する図である。なお、図3中における矢印は、冷媒の流れを示している。
図3に示すように、冷媒流路32から第1対向側コイルエンド部17aに供給された冷媒は、第1対向側コイルエンド部17aを伝って周方向に流動するとともに、一部が重力により垂れ落ちる。第1対向側コイルエンド部17aから垂れ落ちた冷媒は、仕切壁40の連通部41を通って、第1対向側コイルエンド部17aの下方に位置する第2対向側コイルエンド部27aに供給される。第2対向側コイルエンド部27aに供給された冷媒は、第2対向側コイルエンド部27aを伝って周方向に流動する。また、冷媒流路32から第1反対向側コイルエンド部17bおよび第2反対向側コイルエンド部27bに供給された冷媒も、第1対向側コイルエンド部17aに供給された冷媒と同様に、周方向に流動する。
各コイルエンド部17a,17b,27a,27bを伝って各コイルエンド部17a,17b,27a,27bの上部から下部に移動した冷媒は、ハウジング30の内部の底面31に落下する。ハウジング30の内部の底面31は、軸方向に対して下方に向かって傾斜しているので、底面31に落下した冷媒は、軸方向に沿って流動し、図示しない冷媒ポンプにより再度汲み上げられる。このようにして、冷媒は、ハウジング30の内部を循環して、各コイルエンド部17a,17b,27a,27bを冷却する。
このように、本実施形態のモータジェネレータ装置1によれば、第1対向側コイルエンド部17aおよび第2対向側コイルエンド部27aが径方向から見て互いに重なっているので、第1対向側コイルエンド部および第2対向側コイルエンド部が径方向から見て互いに重ならない従来技術の構成と比較して、第1ステータコア16と第2ステータコア26との軸方向の間隔を狭くすることができる。よって、従来技術に比べてモータ10とジェネレータ20とを軸方向に近付けて配置することができる。したがって、軸方向に小型化されたモータジェネレータ装置1を提供できる。
また、モータジェネレータ装置1は、第1対向側コイルエンド部17aおよび第2対向側コイルエンド部27aの上方に設けられ、第2対向側コイルエンド部27aよりも径方向の外側に位置する第1対向側コイルエンド部17aに冷媒を供給する冷媒流路32を備える。これにより、第1対向側コイルエンド部17aに上方から冷媒が供給されるので、第1対向側コイルエンド部17aから垂れ落ちた冷媒を第2対向側コイルエンド部27aに供給することができる。これにより、第1対向側コイルエンド部17aおよび第2対向側コイルエンド部27aの両方に冷媒を供給できるので、第1ステータコイル17および第2ステータコイル27を効率よく冷却することができる。
また、モータジェネレータ装置1は、第1対向側コイルエンド部17aと第2対向側コイルエンド部27aとを仕切る仕切壁40を備え、仕切壁40には、仕切壁40に対する第1対向側コイルエンド部17a側の空間と第2対向側コイルエンド部27a側の空間とを連通する連通部41が形成されている。これにより、第1対向側コイルエンド部17aと第2対向側コイルエンド部27aとの間に仕切壁40が設けられていても、連通部41を通じて第1対向側コイルエンド部17aから垂れ落ちた冷媒を第2対向側コイルエンド部27aに供給できる。よって、第1対向側コイルエンド部17aと第2対向側コイルエンド部27aの両方に冷媒を供給できるので、第1ステータコイル17および第2ステータコイル27を効率よく冷却することができる。
また、ジェネレータ20は、モータ10よりも径方向に小さく形成され、ハウジング30は、軸方向において、モータ10側からジェネレータ20側に向かって先細っているので、ハウジングの径方向の寸法が軸方向において略一定となる構成と比較して、ハウジング30の周囲にスペースを大きく設けることができる。これにより、例えば図1に示すように、ハウジング30を先細るように形成することで生じた新たなスペースに、PCU(Power Control Unit)105等の機器を配置できる。したがって、モータジェネレータ装置1の周囲における機器レイアウト性を向上できる。また、ダッシュボード103を介した車室104内へのモータジェネレータ装置1の張り出しを抑制することができる。
また、ハウジング30の内部の底面31は、軸方向においてジェネレータ20側からモータ10側に向かうに従い、下方に向かって傾斜している。このため、ハウジング30の内部の下部において冷媒が重力により底面31に沿って流動するので、ハウジング30の内部の下部における冷媒の滞留を抑制できる。したがって、ハウジング30の内部において冷媒を確実に循環させることが可能となり、モータジェネレータ装置1を効率よく冷却することができる。
また、モータ10が有する第1対向側コイルエンド部17aが、ジェネレータ20が有する第2対向側コイルエンド部27aよりも径方向の外側に位置しているので、モータ10の第1ステータ15がジェネレータ20の第2ステータ25よりも径方向に大きくなる。これにより、モータ10の第1ステータ15がジェネレータ20の第2ステータ25よりも径方向に小さい構成と比較して、モータ10の特性を向上させることができる。したがって、優れたモータ特性を有するモータジェネレータ装置1を提供できる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態においては、モータ10およびジェネレータ20としてセグメントコイル型の回転電機を例に挙げて説明したが、これに限定されず、例えば集中巻や分布巻等の他の巻線構造を有する回転電機であってもよい。
また、上記実施形態においては、ハウジング30の内部に仕切壁40が設けられているが、仕切壁40は設けられていなくてもよい。これにより、第1対向側コイルエンド部17aから垂れ落ちた冷媒は、第1対向側コイルエンド部17aの下方に位置する第2対向側コイルエンド部27aに直接供給される。
また、上記実施形態では、第2対向側コイルエンド部27aが第1対向側コイルエンド部17aよりも径方向の内側に位置しているが、これに限定されない。すなわち、第1対向側コイルエンド部が第2対向側コイルエンド部よりも径方向の内側に位置し、ジェネレータの第2ステータがモータの第1ステータよりも径方向に大きく形成されていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1…モータジェネレータ装置 10…モータ(他方の回転電機) 12…第1ロータ 15…第1ステータ 16…第1ステータコア 16a…対向側端面(端面) 17…第1ステータコイル 17a…第1対向側コイルエンド部(他方のコイルエンド部) 20…ジェネレータ(一方の回転電機) 22…第2ロータ 25…第2ステータ 26…第2ステータコア 26a…対向側端面(端面) 27…第2ステータコイル 27a…第2対向側コイルエンド部(一方のコイルエンド部) 30…ハウジング 31…底面 32…冷媒流路(冷媒供給部) 40…仕切壁 41…連通部 C…軸線(所定軸)

Claims (6)

  1. 所定軸回りに回転する第1ロータ、および前記第1ロータを囲う第1ステータを有するモータと、
    前記第1ロータと同軸かつ前記所定軸の軸方向で対向する第2ロータ、および前記第2ロータを囲う第2ステータを有するジェネレータと、
    を備え、
    前記第1ステータは、
    前記第1ロータと径方向で対向する筒状の第1ステータコアと、
    前記第1ステータコアに装着され、前記第1ステータコアの端面から前記軸方向における前記ジェネレータ側に突出する第1コイルエンド部を有する第1ステータコイルと、
    を備え、
    前記第2ステータは、
    前記第2ロータと径方向で対向する筒状の第2ステータコアと、
    前記第2ステータコアに装着され、前記第2ステータコアの端面から前記軸方向における前記モータ側に突出する第2コイルエンド部を有する第2ステータコイルと、
    を備え、
    前記第1コイルエンド部および前記第2コイルエンド部のうちいずれか一方のコイルエンド部は、他方のコイルエンド部よりも径方向の内側に位置し、
    前記第1コイルエンド部および前記第2コイルエンド部は、径方向から見て互いに重なっている、
    ことを特徴とするモータジェネレータ装置。
  2. 前記所定軸は、水平方向の一方向に沿って延び、
    前記第1コイルエンド部および前記第2コイルエンド部の上方に設けられ、前記他方のコイルエンド部に冷媒を供給する冷媒供給部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータジェネレータ装置。
  3. 前記第1コイルエンド部と前記第2コイルエンド部とを仕切る仕切壁を備え、
    前記仕切壁には、前記仕切壁に対する前記第1コイルエンド部側の空間と前記第2コイルエンド部側の空間とを連通する連通部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のモータジェネレータ装置。
  4. 前記モータおよび前記ジェネレータを収容するハウジングを備え、
    前記モータおよび前記ジェネレータのうち前記一方のコイルエンド部を有する一方の回転電機は、他方の回転電機よりも径方向に小さく形成され、
    前記ハウジングは、前記軸方向において、前記他方の回転電機側から前記一方の回転電機側に向かって先細っている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のモータジェネレータ装置。
  5. 前記ハウジングの内部の底面は、前記ハウジングの内面の下部に形成され、前記軸方向において前記一方の回転電機側から前記他方の回転電機側に向かうに従い、下方に向かって傾斜している、
    ことを特徴とする請求項4に記載のモータジェネレータ装置。
  6. 前記一方のコイルエンド部は、前記第2コイルエンド部である、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のモータジェネレータ装置。
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