JP6833543B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に関し、特に、冷却液によってコイルエンドを冷却する回転電機に関する。
近年、電気自動車やハイブリッド自動車等のように回転電機を動力源として備えた車両が開発されている。このような回転電機においては、ステータコイルが巻回されたステータコアの内周部に永久磁石が固着されたロータが回転可能に支持されている。
回転電機が作動すると、ステータコア及びステータコイルが発熱する。この発熱を抑制すべく、冷却液をシャフトの内部を経由してロータコアの両端部に配設された端面板から、ステータコアのコイルエンドに向けて噴出させる冷却方式が知られている。
このような冷却方式では、シャフトの内部を経由して導入されたATF(Automatic transmission fluid)などの冷却液を端面板からステータコイルのコイルエンドに向けて噴出させるため、端面板には径方向に複数の冷却液噴出口が設けられている(例えば、特許文献1参照)。これにより、ロータコアの回転速度によって異なる冷却液噴出口からコイルエンドに冷却液が噴出する。
特開2009−273284号公報
しかしながら、このようなロータの端面板からコイルエンドに向けて冷却液を噴出する冷却方式の回転電機においては、ロータコアの回転速度に応じて選択的にコイルエンドの一部を冷却しているに過ぎず、コイルエンドの軸方向に亘って冷却液を供給できないため、十分に冷却することは困難であった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コイルエンドの軸方向に亘って冷却液を供給でき、冷却効果を高めることができる回転電機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
複数のスロット(例えば、後述の実施形態におけるスロット14)が形成された円環状のステータコア(例えば、後述の実施形態におけるステータコア13)と、前記スロットに挿入されるコイル(例えば、後述の実施形態におけるステータコイル15)と、を有するステータ(例えば、後述の実施形態におけるステータ10)と、
前記ステータコアの内径側に回転可能に配置されるロータコア(例えば、後述の実施形態におけるロータコア41)と、該ロータコアの少なくとも一方の軸方向端面に配置される端面板(例えば、後述の実施形態における端面板50、60)と、を有するロータ(例えば、後述の実施形態におけるロータ40)と、を備える回転電機(例えば、後述の実施形態における回転電機1)であって、
前記コイルは、コイルエンド(例えば、後述の実施形態におけるコイルエンド15a、15b)が前記ステータコアの前記軸方向端面(例えば、後述の実施形態における軸方向端面13a、13b)から突出しており、
前記端面板は、軸方向に貫通する貫通孔(例えば、後述の実施形態における貫通孔51、61)を有し、
却液を前記コイルエンドに向けて噴出する冷却液ガイド(例えば、後述の実施形態における冷却液ガイド70)が前記端面板の前記貫通孔に接続され、
該冷却液ガイドは、前記貫通孔に連通する冷却液入口部(例えば、後述の実施形態における冷却液入口部71)と、前記コイルエンドに対向するように開口する長穴形状の冷却液出口部(例えば、後述の実施形態における冷却液出口部72)と、該冷却液入口部と該冷却液出口部とを繋ぐ冷却液流路(例えば、後述の実施形態における冷却液流路73)と、を有し、
前記冷却液出口部において、前記長穴形状の一端部(例えば、後述の実施形態における一端部72a)と他端部(例えば、後述の実施形態における他端部72b)を結んだ壁面部(例えば、後述の実施形態における壁面部72c)が前記端面板に対し傾斜している。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の回転電機あって、
前記冷却液ガイドは、周方向に等間隔で複数設けられている。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の回転電機であって、
前記コイルエンドは、径方向内側から見て少なくとも最内径側の各コイルが前記端面板に対し所定の方向に傾斜しており、
前記冷却液出口部の前記壁面部の前記端面板に対する傾斜角度(例えば、後述の実施形態における傾斜角度α)は、前記コイルの前記端面板に対する傾斜角度(例えば、後述の実施形態における傾斜角度β1、β2)と略等しい。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機であって、
前記冷却液入口部は、長穴形状を有し、
前記冷却液ガイドは、前記冷却液入口部の該長穴形状が周方向に延びるように取り付けられ、
前記冷却液ガイドは前記冷却液入口部から前記冷却液出口部に向かって捻れるように形成されることで、前記冷却液流路が滑らかに湾曲している。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4いずれか1項に記載の回転電機であって、
前記冷却液ガイドは樹脂部材によって形成されている。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5いずれか1項に記載の回転電機であって、
前記ロータコアには、ロータシャフト(例えば、後述の実施形態におけるロータシャフト42)に設けられた冷却液導入部(例えば、後述の実施形態における冷却液導入部43)と前記貫通孔とを接続する冷却液導入路(例えば、後述の実施形態における冷却液導入路44)が形成されている。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の回転電機であって、
前記端面板は、前記ロータコアの一方の軸方向端面に配置される第1端面板(例えば、後述の実施形態における端面板50)と、他方の軸方向端面に配置される第2端面板(例えば、後述の実施形態における端面板60)と、を備え、
前記冷却液ガイドは、前記第1端面板と前記第2端面板の両方に設けられている。
請求項1の発明によれば、端面板の貫通孔には冷却液をコイルエンドに向けて噴出する冷却液ガイドが接続され、冷却液出口部において長穴形状の一端部と他端部を結んだ壁面部が端面板に対し傾斜しているので、壁面部に案内された冷却液は遠心力による径方向の速度成分に加えて、壁面部に押されることで軸方向の速度成分を持つ。このように冷却液出口部の壁面部に沿って噴出した冷却液が軸方向の速度成分を持つことで、コイルエンドの軸方向に亘って冷却液を供給でき、冷却効果を高めることができる。
請求項2の発明によれば、冷却液ガイドが周方向に等間隔で複数設けられているので、ロータの回転に伴って継続的にコイルエンドに冷却液を供給できる。
請求項3の発明によれば、冷却液ガイドの壁面部の傾斜角度は、コイルエンドの少なくとも最内径側の各コイルの傾斜角度と略等しいので、コイルエンドを構成するコイルの隙間に冷却液が浸入することで冷却効果をより高めることができる。
請求項4の発明によれば、冷却液ガイドは冷却液入口部から冷却液出口部に向かって捻れるように形成されることで冷却液流路が滑らかに湾曲しているので、冷却液をスムーズに排出できる。
請求項5の発明によれば、冷却液ガイドは樹脂部材によって形成されているので、冷却液ガイドが取り付けられた場合でも回転電機の重量化を回避できる。
請求項6の発明によれば、ロータコアには、ロータシャフトに設けられた冷却液導入部と貫通孔とを接続する冷却液導入路が形成されているため、軸心給油によるコイル冷却が可能になる。
請求項7の発明によれば、冷却液ガイドは、第1端面板と第2端面板の両方に設けられているので、両側のコイルエンドを適切に冷却できる。
本発明の一実施形態の回転電機の斜視図である。 ステータの一方のコイルエンドの正面図である。 ステータの他方のコイルエンドの斜視図である。 4本のセグメントコイルが1列に整列したコイルセグメント群の斜視図である。 冷却液の流れを示す回転電機の断面図である。 (a)冷却液ガイドの斜視図であり、(b)端面板に取り付けられた冷却液ガイドの側面図である。 図6(b)のA−A線の断面図である。 一方のコイルエンド側から見た回転電機の部分斜視図である。 他方のコイルエンド側から見た回転電機の部分斜視図である。 径方向内側から見たコイルエンドの傾斜を示す図である。
以下、本発明の一実施形態の回転電機を、添付の図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1〜図3に示すように、本実施形態の回転電機1は、ステータ10と、ステータ10の内周部に配置されたロータ40と、を備える、所謂インナーロータ型の回転電機である。
ステータ10は、軸方向に貫通する複数のスロット14が周方向に所定の間隔で配置されたステータコア13と、スロット14に収容される複数相(例えば、U相、V相、W相)のステータコイル15と、を備える。
ステータコイル15は、図4に示すように、互いに平行に延設される一対の脚部21a、21bと、両脚部21a、21bを一方の端部で接続する連結部22と、を有し、断面長方形状の平角線30からなる複数の略U字状のコイルセグメント23を、4本ごとに1列に整列させて束とした複数のコイルセグメント群20から構成されている。
各コイルセグメント23の一方の脚部21aは、図2に示すように、一方のスロット14の径方向内側の部分に挿入され、他方の脚部21bは、一方のスロット14から所定数のスロット離れた位置にある他方のスロット14の径方向外側の部分にそれぞれ挿入される。
複数のコイルセグメント群20がステータコア13に配置されると、本実施形態では8本のコイルセグメント23が1つのスロット14内に配置される。また、図2に示すように、ステータコア13の軸方向の一端側では、複数のコイルセグメント群20の連結部22が周方向に連続し、且つ、周方向で隣り合う連結部22同士が軸方向から見て部分的に重なるように配置されることでコイルエンド15aが形成される。
さらに、図3に示すように、ステータコア13の軸方向の他端側では、スロット14から突出した脚部21a、21bが周方向に折り曲げられて、同相のコイルと接合されることでコイルエンド15bが形成される。本実施形態では、最内径側に位置するコイルセグメントの脚部21aが周方向一方側に折り曲げられ、この最内径側に位置するコイルセグメント23の外径側に位置する2つのコイルセグメント23の脚部21a、21aは周方向他方側に折り曲げられ、さらに外径側に位置する2つのコイルセグメント23の脚部21a、21bは周方向一方側に折り曲げられている。
図1に戻って、一端側のコイルエンド15aはステータコア13の一端側の軸方向端面13aから軸方向に突出するとともに、他端側のコイルエンド15bもステータコア13の他端側の軸方向端面13bから軸方向に突出する。また、コイルエンド15aは、4本のコイルセグメント23が整列された状態となったまま配置されているため、図8及び図10に示すように4本のコイルセグメント23が径方向内側から見て同じ方向に傾斜する。一方、コイルエンド15bは、図9及び図10に示すように、最内径側に位置するコイルセグメント23のみが径方向内側から見て同じ方向に傾斜する。なお、径方向内側から見てコイルエンド15a、15bの傾斜したコイルセグメント23間の隙間には後述する冷却液が浸入可能となっている。
ステータ10の内周部に配置されたロータ40は、図5に示すように、ロータコア41と、ロータコア41に収容される複数の永久磁石45と、一対の端面板50、60と、ロータシャフト42とを備える。
ロータ40のロータコア41の一端側の軸方向端面41aには一方の端面板50が、他端側の軸方向端面41bには他方の端面板60が、それぞれ配置されている。端面板50、60の外周側には、それぞれ軸方向に貫通する貫通孔51、61が周方向に沿って等間隔に複数設けられている。貫通孔51、61には、冷却液をコイルエンド15aに向けて噴出する冷却液ガイド70が接続されている。冷却液ガイド70は、樹脂部材によって、端面板50、60とは別体に形成され、端面板50、60に固定されている。
ロータコア41には、ロータシャフト42に設けられた冷却液導入部43と貫通孔51、61とを接続すべく冷却液導入路44が形成されている。
冷却液ガイド70は、図6及び図7に示すように、貫通孔51、61に連通する冷却液入口部71と、コイルエンド15a、15bに対向するように開口する冷却液出口部72と、冷却液入口部71と冷却液出口部72とを繋ぐ冷却液流路73と、を備える。冷却液ガイド70は、冷却液入口部71から冷却液出口部72に向かって回転方向に対し捻れるように形成されることで、軸方向から径方向外側に捻れるように冷却液流路73が滑らかに湾曲している。
冷却液入口部71は、長穴形状を有し、長穴形状が周方向に延びるように端面板50、60の表面Hに取り付けられている。
冷却液出口部72は、冷却液入口部71と同じく長穴形状を有し、コイルエンド15a、15bに対向するように径方向外側に向かって開口するとともに、長穴形状の一端部72aと他端部72bを結んだ壁面部72cが端面板50、60の表面Hに対し傾斜している。
具体的には、図10に示すように、冷却液出口部72の壁面部72cが端面板50の表面Hに対し傾斜する傾斜角度をα1、コイルエンド15aを構成する各スロット14に配置された内径側の4本のコイルセグメント23が端面板50の表面Hに対し傾斜する傾斜角度をβ1とすると、傾斜角度α1は傾斜角度β1と略等しくなるように形成されている。
同様に、冷却液出口部72の壁面部72cが端面板60の表面Hに対し傾斜角度をα2、コイルエンド15bを構成する各スロットの最内径側のコイルセグメント23が端面板50の表面Hに対し傾斜する傾斜角度をβ2とすると、傾斜角度α2は傾斜角度β2と略等しくなるように形成されている。なお、傾斜角度β1と傾斜角度β2は等しくても、異なっていてもよく、傾斜角度β1と傾斜角度β2が等しければ、傾斜角度α1と傾斜角度α2も等しくなり、傾斜角度β1と傾斜角度β2が異なれば、傾斜角度α1と傾斜角度α2も異なることになる。
このように、冷却液出口部72の壁面部72cが端面板60の表面Hに対し傾斜することで、壁面部72cに案内された冷却液は遠心力による径方向の速度成分に加えて軸方向の速度成分を持つ。即ち、図6(b)に示すように、冷却液出口部72から吐出する冷却液は、壁面部72cに押されて回転速度によらず軸方向の速度成分を持つようになる。
次に、本発明の一実施形態の冷却液ガイド70の機能について詳述する。
図8〜図10の白抜きの矢印に示すように、ステータ10に電力が供給されてロータ40が回転すると、ATFである冷却液は、図5に示すように、ロータシャフト42に設けられた冷却液導入部43を通過しロータコア41の冷却液導入路44内に流入する。
そして、冷却液導入路44内に流入した冷却液は、左右に分かれて端面板50、60の貫通孔51、61を通過して、それぞれ冷却液ガイド70の冷却液入口部71に案内される。
冷却液入口部71に達した冷却液は、図6及び図7の黒矢印で示すように、冷却液流路73にて軸方向から径方向外側に捻れるように滑らかに方向が変換され、遠心力による径方向速度成分が付加される。続いて冷却液は、径方向外側に向かって開口する冷却液出口部72よりコイルエンド15a、15bに向けて噴出される。
このとき、冷却液出口部72は、長穴形状を有し、長穴形状の一端部72aと他端部72bを結んだ壁面部72cが端面板50、60の表面Hに対し傾斜しているため、冷却液出口部72から吐出する冷却液は、壁面部72cに押されて回転速度によらず軸方向の速度成分を持つようになる。これにより、冷却液出口部72から吐出する冷却液は、遠心力による径方向外側への移動に加えて軸方向に広がっていくことになる。
また、上述したように、この冷却液出口部72の軸方向に対する傾斜角度α1、α2は、コイルセグメント23の軸方向に対する傾斜角度β1、β2と略等しくなるように形成されている。そのため、冷却液出口部72から吐出する冷却液は、コイルセグメント23の傾斜角度β1、β2と同じ角度で散布されることになる。
これにより、冷却液出口部72から吐出する冷却液は、傾斜角度β1及びβ2のコイルセグメント23間の隙間に沿うように供給され、軸方向及び遠心力による速度成分によって外径側のコイルセグメント23に隙間から順次広がっていく。そのため、コイルエンド15aの軸方向に亘って冷却液を供給でき、コイルエンド15a、15bの広範囲に冷却液を吹き付けることができて、ステータコイル15を適切に冷却することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る回転電機1によれば、端面板50、60の貫通孔51、61には冷却液をコイルエンド15a、15bに向けて噴出する冷却液ガイド70が接続され、冷却液出口部72において長穴形状の一端部72aと他端部72bを結んだ壁面部72cが端面板50、60に対し傾斜しているので、壁面部72cに案内された冷却液は遠心力による径方向の速度成分に加えて、壁面部72cに押されることで軸方向の速度成分を持つ。このように冷却液出口部72の壁面部72cに沿って噴出した冷却液が軸方向の速度成分を持つことで、コイルエンド15a、15bの軸方向に亘って冷却液を供給でき、冷却効果を高めることができる。
また、冷却液ガイド70が周方向に等間隔で複数設けられているので、ロータ40の回転に伴って継続的にコイルエンド15a、15bに冷却液を供給できる。
また、冷却液ガイド70の壁面部72cの傾斜角度α1、α2は、コイルエンド15a、15bの少なくとも最内径側の各コイルの傾斜角度β1、β2と略等しいので、コイルエンド15a、15bを構成するコイルの隙間に冷却液が浸入することで冷却効果をより高めることができる。
また、冷却液ガイド70は冷却液入口部71から冷却液出口部72に向かって捻れるように形成されることで冷却液流路73が滑らかに湾曲しているので、冷却液をスムーズに排出できる。
また、冷却液ガイド70は樹脂部材によって形成されているので、冷却液ガイド70が取り付けられた場合でも回転電機1の重量化を回避できる。
また、ロータコア41には、ロータシャフト42に設けられた冷却液導入部43と貫通孔51、61とを接続する冷却液導入路44が形成されているため、軸心給油によるコイル冷却が可能になる
さらに、冷却液ガイド70は、両方の端面板50、60に設けられているので、両側のコイルエンド15a、15bを適切に冷却できる。なお、冷却液ガイド70は、必ずしも両側の端面板50、60に設けられている必要はなく、いずれか一方の端面板50、60に設けられていればよい。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本実施形態においては、冷却液ガイド70は、端面板50、60と別体としているが、端面板50、60と一体的に成形されていてもよい。
また、冷却液ガイド70の冷却液出口部72は、長穴形状を有しているが、この長穴形状には、楕円、長方形等が含まれる。
また、本実施形態においては、ステータコイル15を、捻り加工を施した複数のU字型導体(セグメントコンダクタ)に分割したコイルセグメント23による構成としているが、他の巻き線構造においても冷却液が軸方向の速度分布を持つことにより、同様に高い冷却効果を得ることが可能である。
また、本実施形態においては、冷却液ガイド70を樹脂製としているが、金属類など他の部材で形成されていてもよい。
1 回転電機
10 ステータ
13 ステータコア
13a 軸方向端面
13b 軸方向端面
14 スロット
15 ステータコイル
15a コイルエンド
15b コイルエンド
40 ロータ
41 ロータコア
42 ロータシャフト
43 冷却液導入部
44 冷却液導入路
50 端面板(第1端面板)
51 貫通孔
60 端面板(第2端面板)
61 貫通孔
70 冷却液ガイド
71 冷却液入口部
72 冷却液出口部
72a 一端部
72b 他端部
72c 壁面部
73 冷却液流路
α 傾斜角度
β1 傾斜角度
β2 傾斜角度

Claims (7)

  1. 複数のスロットが形成された円環状のステータコアと、前記スロットに挿入されるコイルと、を有するステータと、
    前記ステータコアの内径側に回転可能に配置されるロータコアと、該ロータコアの少なくとも一方の軸方向端面に配置される端面板と、を有するロータと、を備える回転電機であって、
    前記コイルは、コイルエンドが前記ステータコアの前記軸方向端面から突出しており、
    前記端面板は、軸方向に貫通する貫通孔を有し、
    却液を前記コイルエンドに向けて噴出する冷却液ガイドが前記端面板の前記貫通孔に接続され、
    該冷却液ガイドは、前記貫通孔に連通する冷却液入口部と、前記コイルエンドに対向するように開口する長穴形状の冷却液出口部と、該冷却液入口部と該冷却液出口部とを繋ぐ冷却液流路と、を有し、
    前記冷却液出口部において、前記長穴形状の一端部と他端部を結んだ壁面部が前記端面板に対し傾斜している、回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機であって、
    前記冷却液ガイドは、周方向に等間隔で複数設けられている、回転電機。
  3. 請求項1又は2に記載の回転電機であって、
    前記コイルエンドは、径方向内側から見て少なくとも最内径側の各コイルが前記端面板に対し所定の方向に傾斜しており、
    前記冷却液出口部の前記壁面部の前記端面板に対する傾斜角度は、前記コイルの前記端面板に対する傾斜角度と略等しい、回転電機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機であって、
    前記冷却液入口部は、長穴形状を有し、
    前記冷却液ガイドは、前記冷却液入口部の該長穴形状が周方向に延びるように取り付けられ、
    前記冷却液ガイドは前記冷却液入口部から前記冷却液出口部に向かって捻れるように形成されることで、前記冷却液流路が滑らかに湾曲している、回転電機。
  5. 請求項1〜4いずれか1項に記載の回転電機であって、
    前記冷却液ガイドは樹脂部材によって形成されている、回転電機。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機であって、
    前記ロータコアには、ロータシャフトに設けられた冷却液導入部と前記貫通孔とを接続する冷却液導入路が形成されている、回転電機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の回転電機であって、
    前記端面板は、前記ロータコアの一方の軸方向端面に配置される第1端面板と、他方の軸方向端面に配置される第2端面板と、を備え、
    前記冷却液ガイドは、前記第1端面板と前記第2端面板の両方に設けられている、回転電機。
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