JP6943785B2 - ヒートポンプ冷水熱源機 - Google Patents

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Description

この発明は、水−冷媒熱交換器において、室内熱交換器に接続される冷水循環回路と冷媒循環回路との熱の送受を行う、ヒートポンプ冷水熱源機に関するものである。
従来よりこの種のヒートポンプ冷水熱源機においては、特許文献1に記載のように、冷媒循環回路と冷水循環回路とが水−冷媒熱交換器で熱を送受するものがあった。
特開2014−16112号公報
上記従来のものでは、筐体の内部が仕切壁によって送風室と機械室とに仕切られており、機械室内に前記圧縮機、前記膨張弁、前記水−冷媒熱交換器等が設けられている。前記冷媒循環回路側で吸熱を行う場合、前記水−冷媒熱交換器近傍の冷媒配管内には低温の冷媒が流れることから、その低温の影響により、前記機械室内における冷媒配管の周囲空気が冷やされ、前記水−冷媒熱交換器に接続される冷媒配管に結露が生じやすい傾向となる。特に、機械室内に配置される前記圧縮機の周囲空気は比較的高温となることから、当該圧縮機の周囲と前記冷媒配管の周囲空気とが(遮断されることなく)流通していると、高温の空気が前記冷媒配管の周囲に呼び込まれる空気の流れが生じ、特に結露量が増大することとなるという問題があった。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1では、筐体の内部に配置された圧縮機と空気熱交換器と膨張弁と水−冷媒熱交換器とを冷媒配管で接続して冷媒循環回路を形成するとともに、前記水−冷媒熱交換器において、室内熱交換器に接続される冷水配管を備えた冷水循環回路と前記冷媒循環回路との熱の送受を行う、ヒートポンプ冷水熱源機において、前記筐体の内部の一方側に設けられ、前記空気熱交換器に外気を送り込む送風ファンを備えた送風室と、前記筐体の内部の他方側に設けられ、前記圧縮機と前記膨張弁と前記水−冷媒熱交換器とを備えた機械室と、前記送風室と前記機械室とを仕切る仕切壁と、を有し、前記水−冷媒熱交換器は、前記機械室の内部を前面側空間と背面側空間とに区分しそれら前面側空間と背面側空間とを略遮断するとともに、前記背面側空間を結露が生じる結露室とするように、配置され、かつ、前記結露室側において前記冷媒配管に接続されており、前記圧縮機は、前記前面側空間に配置されているものである。
また、請求項2では、前記水−冷媒熱交換器は、前記結露室側において前記冷水配管に接続されているものである。
また、請求項3では、前記水−冷媒熱交換器と、前記仕切壁の一部と、前記空気熱交換器の前記他方側の端部プレートと、前記筐体の一部とで、前記結露室を包囲する外郭が構成されているものである。
また、請求項4では、前記水−冷媒熱交換器及び前記結露室の下方に、結露水受け部材を設けたものである。
この発明の請求項1によれば、冷媒循環回路と冷水循環回路とが水−冷媒熱交換器で熱を送受することにより、冷水循環回路に備えられる室内熱交換器が室内に対し吸熱を行う。すなわち、冷媒循環回路において低温・低圧で吸入されたガスの冷媒が前記圧縮機で圧縮されて高温・高圧となった後、前記室外熱交換器(凝縮器)において前記送風ファンの送風で冷却されることで外気に熱を放出し高圧の液体に変化する。液体の冷媒は前記膨張弁で減圧されて低圧の液体となった後、前記水−冷媒熱交換器(蒸発器)で蒸発しガスに変化することで冷水循環回路側から吸熱する。吸熱されて(すなわち放熱して)低温となった前記冷水循環回路内の冷水は、室内熱交換器へ導かれて室内空気から吸熱し冷却を行う。
そして、請求項1によれば、前記水−冷媒熱交換器が、前記機械室の内部を前面側空間と背面側空間とに区分しそれら前面側空間と背面側空間とを略遮断するように、かつ、前記背面側空間を前記結露が生じる結露室とするように、配置され、さらに結露室側において前記冷媒配管に接続される。そして、前記圧縮機は、前記結露室とは反対側の、前記前面側空間に配置される。これにより、前記圧縮機の周囲空気と前記冷媒配管の周囲空気とが略遮断され、前記のような空気の流通が生じるのが抑制される。この結果、結露量の増大を防ぐことができる。
また、請求項2によれば、水−冷媒熱交換器の背面側の結露室内において冷水配管の周囲に生じる結露量の増大を防ぐことができる。
また、請求項3によれば、前記水−冷媒熱交換器と、前記仕切壁の一部と、前記空気熱交換器のエンドプレートと、前記筐体の一部とで形成される外郭によって、結露室を略密閉することができる。
また、請求項4によれば、前記水−冷媒熱交換器の背面側において前記結露室内の結露で生じた液滴(結露水)を受け止め、適宜に導水して排出することができる。
本発明の一実施形態の室外機を備えたヒートポンプ冷温水機の全体概略構成図 ヒートポンプ冷温水機の冷房運転時における冷凍サイクルを模式的に表した図 室外機の分解斜視図 冷温水回路室及び機械室の内部を露出させた状態で室外機を右側後方の斜め上方から見た斜視図 室外機の要部構造を表す平面図
以下、本発明の一実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
本実施形態に係わるヒートポンプ冷温水機の全体概略構成を図1に示す。図1において、このヒートポンプ冷温水機1は、室外に設置される室外機2(ヒートポンプ冷水熱源機に相当)と、この室外機2と冷温水配管3(冷水配管に相当)を介して接続されて室内に設置される室内機4と、室内に配置されて各種の操作指示や情報の入出力を行うリモコン5と、前記冷温水配管3に接続されて室外に配置される膨張タンク51と、を有する。
次に、前記ヒートポンプ冷温水機1の概略的なシステム構成を図2に示す。図2において、ヒートポンプ冷温水機1は、例えばHFCなどの合成化合ガスを冷媒として循環させヒートポンプとして機能して室外での吸放熱を行う冷媒循環回路21と、例えば不凍液などを冷温水として循環させ室内での吸放熱を行う冷温水循環回路22(冷水循環回路に相当)と、の間における熱交換により、室内の空気温度を調整するものである。
すなわち、前記冷媒循環回路21は、前記室外機2に備えられた、前記冷媒の循環方向を切り替える四方弁6と、前記冷媒を圧縮する圧縮機7と、前記冷媒と外気との熱交換を行う空気熱交換器8と、前記冷媒を減圧膨張させる膨張弁9と、冷媒と冷温水との熱交換を行う水−冷媒熱交換器11とを、冷媒配管15で接続して形成されている。なお、前記室外機2には、前記空気熱交換器8に送風する室外ファン10(送風ファンに相当)が設けられている。
前記四方弁6は4つのポートを備える弁であり、(前記冷媒配管15の一部を構成する)冷媒主経路15a用の2つのポートのそれぞれに対して、(前記冷媒配管15の一部を構成する)他の冷媒副経路15b用の2つのポートのいずれに接続するかを切り替える。冷媒副経路15b用の2つのポートどうしはループ状に配置された冷媒副経路15bで接続されており、この冷媒副経路15b上に圧縮機7が設けられている。
前記圧縮機7は、低圧ガス状態の冷媒を昇圧して高圧ガス状態にするとともに、室外機2内における冷媒配管15全体の冷媒を循環させるポンプとしても機能する。
また、前記四方弁6の冷媒主経路15a用の2つのポートどうしは、ループ状に配置された前記冷媒主経路15aで接続されており、この冷媒主経路15a上に空気熱交換器8、膨張弁9、及び水−冷媒熱交換器11が順に(図示する例では冷媒主経路15a左回りの順に)設けられている。
前記空気熱交換器8は、その内部を通過するガス状態の前記冷媒の温度が室外の外気温度より高い場合は、その冷媒の熱を放熱して液体状態に凝縮させる凝縮器として機能する。また、その内部を通過する液体状態の前記冷媒の温度が室外の外気温度より低い場合は外気の熱を冷媒に吸熱してガス状態に蒸発させる蒸発器として機能する。
前記室外ファン10は、前記空気熱交換器8に対して送風することで、空気熱交換器8の性能を向上させる。
前記膨張弁9は、高圧液体状態の前記冷媒を減圧膨張させて低圧液体状態とするよう機能する。
水−冷媒熱交換器11は、前記のように冷媒主経路15aに接続されてその内部に冷媒を通過させるとともに、冷温水配管3にも接続されてその内部に冷温水を通過させる。水−冷媒熱交換器11の内部を通過するガス状態の冷媒の温度が冷温水の温度より高い場合は、冷媒に対してその熱を冷温水に放熱し液体状態に凝縮させる凝縮器として機能する。また、その内部を通過する液体状態の冷媒の温度が冷温水の温度より低い場合は、冷媒に対して冷温水の熱を吸熱しガス状態に蒸発させる蒸発器として機能する。
一方、冷温水循環回路22は、前記室外機2に備えられた、前記水−冷媒熱交換器11、前記冷温水に循環圧力を加える循環ポンプ12、及び冷温水タンク13と、前記室内機4に備えられ冷温水と室内空気との熱交換を行う室内熱交換器14とを、前記冷温水配管3で接続して形成されている。
前記水−冷媒熱交換器11は、ループ状に配置された前記冷温水配管3に接続されており、この冷温水配管3上に、室内熱交換器14、冷温水タンク13、及び循環ポンプ12が順に(図示する例では冷温水配管3右回りの順に)設けられ、また前記室内熱交換器14と前記冷温水タンク13との間の冷温水配管3から分岐した配管が、前記膨張タンク51に接続されている。
前記室内熱交換器14は、その内部を通過する前記冷温水の温度が室内空気の温度より高い場合は、その冷温水の熱を放熱する放熱器として機能する。また、その内部を通過する前記冷温水の温度が室内空気の温度より低い場合は、室内空気の熱を冷温水に吸熱させる吸熱器として機能する。なお、この例では、室内機4は、図1に示すように、冷温水を循環させる前記冷温水配管3を露出させた冷温水パネルの形態の前記室内熱交換器14を備えており、前記冷温水の熱又は冷気を輻射的に放出する態様で室内空気との熱交換を行う。
前記冷温水タンク13は、キャビテーションなどで冷温水中に生じた気泡の分離(気水分離機能)を行い貯留し、上部に備えた気水分離弁13b(後述の図3及び図4参照)の更に上部に設けた摘みを操作することで貯留された空気を放出するものである。前記膨張タンク51は、前記冷温水循環回路22の冷温水配管3内における冷温水の膨張収縮の変動を吸収する、いわゆるアキュムレーターとして機能するものである。
前記循環ポンプ12は、室外機2と室内機4の間に渡って配設される前記冷温水配管3全体に冷温水を循環させるよう機能する。
なお、室外機2は、当該室外機2の制御を行う室外機制御部(図示省略)を備えている。この室外機制御部は、主にCPU,ROM、RAM等を備えたマイクロコンピュータで構成され、前記リモコン5を介したユーザからの指示に基づいて室外機2全体の制御を行う。
上記構成の冷媒循環回路21において、前記圧縮機7は冷媒副経路15b上において一方向に冷媒を循環させるものであり、前記四方弁6の切り替えによって冷媒主経路15a上の冷媒の循環方向を制御する。例えば、図2は冷房運転時の循環方向を示しており、圧縮機7から吐出した冷媒が空気熱交換器8、膨張弁9、水−冷媒熱交換器11の順で流通する。これにより、低温・低圧で吸入されたガス状態の冷媒が前記圧縮機7で圧縮されて高温・高圧のガスとなった後、前記空気熱交換器8(凝縮器として機能)において前記室外ファン10の送風で冷却されることで外気に熱を放出しながら高圧の液体に変化する。こうして液体になった冷媒は前記膨張弁9で減圧されて低圧の液体となり蒸発しやすい状態となる。その後、低圧の液体が接続口11aから前記水−冷媒熱交換器11へ流入し、水−冷媒熱交換器11(蒸発器として機能)において蒸発してガスに変化することで前記冷温水循環回路22の冷温水から吸熱を行う。そして冷媒は、前記水−冷媒熱交換器11の接続口11bから低温・低圧のガスとして流出した後、再び前記圧縮機7へと戻る。
一方、冷温水循環回路22において、循環ポンプ12により冷温水配管3を循環する前記冷温水は、接続口11cから前記のようにして流入して水−冷媒熱交換器11で冷却された後に接続口11dから流出して室内熱交換器14において室内空気から吸熱して室内を冷却し、その後に冷温水タンク13を通過して再び循環ポンプ12へ戻る。以上のような冷媒循環回路21の冷凍サイクルと冷温水循環回路22との間で熱交換を行うことにより、室内空気の温度を下げる冷房運転が行われる。
なお、特に図示しないが、このヒートポンプ冷温水機1では、前記四方弁6を切り替えて冷媒の循環方向を逆転することにより、空気熱交換器8を蒸発器として機能させ、水−冷媒熱交換器11を凝縮器として機能させて、冷温水及び室内空気の温度を上げる暖房運転を行うことができる。
図3に、前記室外機2の分解斜視図を示し、図4に、冷温水回路室34及び機械室36の内部を露出させた状態で室外機2を右側後方の斜め上方から見た斜視図を示す。また図5に、前記室外機の要部構造を表す平面図を示す。
これら図3〜図5において、前記室外機2は、略直方体中空形状に形成された筐体31を備えている。前記筐体31は、天板部分31aUと前面上方部分31aLが一体となった上方カバー31aと、前面下方部分の前面パネル31bと、上方部分の後方カバー31cと、下方部分の右側方及び右後方を覆う右側板31dと、下方部分の左側方を覆う左側板31eと、底板31fとから構成されている。
前記筐体31の内部では、設置された状態の上方カバー31aと前面パネル31bの境目に相当する高さに水平仕切壁32が設けられ、この水平仕切壁32の下方に垂直仕切壁33が設けられている。これにより、筐体31の内部においては、前記水平仕切壁32より上方の空間が冷温水回路室34として区画され、前記水平仕切壁32より下方の空間で前記垂直仕切壁33より左右方向一方側(この例では左側)が送風室35として区画され、前記垂直仕切壁33より左右方向他方側(この例では右側)が機械室36として区画されている。なお、前記垂直仕切壁33が、各請求項記載の仕切壁に相当する。
前記機械室36には、前記四方弁6、前記圧縮機7、前記膨張弁9、及び前記水−冷媒熱交換器11等が収納されている。
前記冷温水回路室34には、前記循環ポンプ12と前記冷温水タンク13とが収納されている。これら冷温水タンク13及び循環ポンプ12は、この例では、冷温水配管3の接続ヘッダ3A1,3A2(前記の図2も参照)を筐体31の右側に設けたのに対応し、前記送風室35の上方位置に配置されている。
前記冷温水タンク13は、前記冷温水を貯留し流通させる缶体であるタンク本体13aを備え、前記したように、前記冷温水循環回路22で発生する空気の貯留・分離を行う。そのために、冷温水を貯留する前記タンク本体13aの上部に気水分離弁13bが設けられ、タンク本体13a内の気水分離を行ってタンク本体13a内で発生する空気を排出するものである。
前記送風室35には、前記空気熱交換器8と前記室外ファン10とが収納されている。空気熱交換器8は、左右方向の一方側(この例では左側)に送風室35の前部に臨む左エンドプレート8L(図3、図5参照)を有し、左右方向の他方側(この例では右側)に機械室36の後部に臨む右エンドプレート8R(他方側の端部プレートに相当。図4、図5参照)を有する。この例の空気熱交換器8は、その厚さ方向に通風可能なパネル体のフィンチューブ式熱交換器であり、送風室35の後面(背面)側及び左側面側において当該送風室35の高さ方向略全域に配置されている。この例の室外ファン10は、図示しない駆動モータにより駆動される回転軸10bと、この回転軸10bに固定された羽根車10aとを備えており、室外機2の後方側から前方側へ向かう方向(図3中の右上から左下へ向かう方向)に送風する軸流ファンである。
次に、上記の基本構成である、本実施形態の室外機2の特徴を詳細に説明する。上述したように、前記室外機2において、前記筐体31の内部(詳細には水平仕切壁32より下方の空間)は、前記垂直仕切壁33によって送風室35と機械室36とに仕切られている。このとき、前記垂直仕切壁33は、図5に示すように、前記筐体31の前端から略後方向に延びる縦壁部33aと、縦壁部33aの後端部から前記空気熱交換器8の右エンドプレート8R付近まで略右方向に延びる横壁部33bとを有している。
ここで、前記図2に示した冷房運転時等には、前記水−冷媒熱交換器11近傍の冷媒配管15内に低温の冷媒が流れることから、その低温の影響により、前記機械室36内における、前記水−冷媒熱交換器11に接続される前記冷媒循環回路21(詳細には前記冷媒配管15)の周囲空気が冷やされ、前記水−冷媒熱交換器11に接続される前記冷媒循環回路21(詳細には前記冷媒配管15)に結露が生じやすい傾向となる。特に、機械室36内に配置される前記圧縮機7の周囲空気は比較的高温となることから、仮に、当該圧縮機7の周囲と前記冷媒配管15の周囲空気とが(遮断されることなく)流通していると、高温の空気が前記冷媒配管15の周囲に呼び込まれる空気の流れが生じ、特に結露量が増大することとなる。
そこで、本実施形態では、特に図5に明示されるように、前記機械室36の内部を、前面側空間36aと、前記結露が生じる結露室として機能する背面側空間36bと、に区分するように、前記水−冷媒熱交換器11が配置される。詳細には、前記水−冷媒熱交換器11は、右端部が右側板31dの右壁略中間部に略突き当たるように、かつ、左端部が垂直仕切壁33の横壁部33bの略先端部に突き当たるように、前記機械室36の内部の後方寄りの位置において斜めに配置される(図5参照)。これにより、前記水−冷媒熱交換器11と、前記垂直仕切壁33の前記横壁部33b(仕切壁の一部に相当)と、前記空気熱交換器8の右エンドプレート8R(他方側の端部プレートに相当)と、前記右側板31d(図5参照。筐体の一部に相当)とで、結露室として機能する前記背面側空間36bを包囲する外郭が構成されている。
このとき、上述したように、前記水−冷媒熱交換器11は、前記背面側空間36b側に位置する前記接続口11a,11b(図4、図5、図2参照)において前記冷媒配管15に接続されると共に、同様に前記背面側空間36b側に位置する前記接続口11c,11d(図4、図5、図2参照)において前記冷温水配管3に接続されている。
そして、(前記水−冷媒熱交換器11の下方を含む)前記背面側空間36bの下方にはトレイ部材38(結露水受け部材に相当)が設けられている。このトレイ部材38は、前記のようにして水−冷媒熱交換器11の背面側に接続される前記冷媒配管15及び前記冷温水配管3の低温で生じ得る、前記背面側空間36b内の結露の液滴(結露水)を受け止めて集積し、底板31fに設けられた図示しないドレン排水孔に向けて導水し排出する。
一方、前記圧縮機7は、前記機械室36内において、当該圧縮機7の周囲空気と前記冷媒配管15の周囲空気とが略遮断されるように、前記背面側空間36bとは反対側の前記前面側空間36aに、前記四方弁6と共に配置されている。
以上のように、本実施形態の室外機2においては、前記水−冷媒熱交換器11が、前記機械室36の内部を前面側空間36aと背面側空間36bとに区分するように、かつ、前記背面側空間36bを冷媒循環回路21の低温により前記結露が生じる結露室とするように、配置される。そして、前記圧縮機7は、前記背面側空間36bとは反対側の、前記前面側空間36aに配置される。これにより、前記圧縮機7の周囲空気と前記冷媒配管15の周囲空気とが略遮断され、前記のような空気の流通が生じるのが抑制される。この結果、結露量の増大を防ぐことができる。
また、本実施形態では、前記水−冷媒熱交換器11が、前記機械室36の内部を前面側空間36aと背面側空間36bとに区分するように配置され、特に、前記水−冷媒熱交換器11は、前記背面側空間36b側において前記冷媒配管15及び前記冷温水配管3に接続されている。これにより、前記圧縮機7の周囲空気と前記冷媒配管15の周囲空気とが略遮断され、前面側空間36aから背面側空間36bへの高温の空気の流入が抑制され、水−冷媒熱交換器11の背面側の背面側空間36b内の温度は低温に保たれ、新たな結露を招く空気の流入がないので、冷媒配管15の周囲に生じる結露量のみならず、冷温水配管3の周囲に生じる結露量の増大を防ぐことができる。
また、本実施形態では特に、前記水−冷媒熱交換器11と、前記垂直仕切壁33の横壁部33bと、前記空気熱交換器8の右エンドプレート8Rと、前記筐体31の右側板31dとで、前記背面側空間36bを包囲する外郭が構成されている。このようにして形成される外郭によって、結露室として機能する背面側空間36bを略密閉することができる。
また、本実施形態では特に、前記水−冷媒熱交換器11及び前記背面側空間36bの下方に、トレイ部材38を設ける。これにより、前記水−冷媒熱交換器11の背面側において前記背面側空間36b内の結露で生じた液滴(結露水)を受け止め、適宜に導水して排出することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、前記四方弁6の切り替えによって冷房運転及び暖房運転の両方を行えるヒートポンプ冷温水機1に本発明を適用したが、これに限られない。すなわち、暖房運転を行わず冷房運転のみを行うヒートポンプ冷水機に、本発明を適用しても良い。
1 ヒートポンプ冷温水機
2 室外機(ヒートポンプ冷水熱源機)
3 冷温水配管
7 圧縮機
8 空気熱交換器
8R 右エンドプレート(他方側の端部プレート)
9 膨張弁
10 室外ファン(送風ファン)
11 水―冷媒熱交換器
14 室内熱交換器
15 冷媒配管
21 冷媒循環回路
22 冷温水循環回路
31 筐体
31d 右側板(筐体の一部)
33 垂直仕切壁(仕切壁)
33b 横壁部(仕切壁の一部)
35 送風室
36 機械室
36a 前面側空間
36b 背面側空間(結露室)
38 トレイ部材(結露水受け部材)

Claims (4)

  1. 筐体の内部に配置された圧縮機と空気熱交換器と膨張弁と水−冷媒熱交換器とを冷媒配管で接続して冷媒循環回路を形成するとともに、前記水−冷媒熱交換器において、室内熱交換器に接続される冷水配管を備えた冷水循環回路と前記冷媒循環回路との熱の送受を行う、ヒートポンプ冷水熱源機において、
    前記筐体の内部の一方側に設けられ、前記空気熱交換器に外気を送り込む送風ファンを備えた送風室と、
    前記筐体の内部の他方側に設けられ、前記圧縮機と前記膨張弁と前記水−冷媒熱交換器とを備えた機械室と、
    前記送風室と前記機械室とを仕切る仕切壁と、
    を有し、
    前記水−冷媒熱交換器は、
    前記機械室の内部を前面側空間と背面側空間とに区分しそれら前面側空間と背面側空間とを略遮断するとともに、前記背面側空間を結露が生じる結露室とするように、配置され、かつ、前記結露室側において前記冷媒配管に接続されており、
    前記圧縮機は、前記前面側空間に配置されている
    ことを特徴とするヒートポンプ冷水熱源機。
  2. 前記水−冷媒熱交換器は、
    前記結露室側において前記冷水配管に接続されている
    ことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ冷水熱源機。
  3. 前記水−冷媒熱交換器と、前記仕切壁の一部と、前記空気熱交換器の前記他方側の端部プレートと、前記筐体の一部とで、前記結露室を包囲する外郭が構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のヒートポンプ冷水熱源機。
  4. 前記水−冷媒熱交換器及び前記結露室の下方に、結露水受け部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のヒートポンプ冷水熱源機。
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