JP2005226911A - 加熱/冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力の低減を図ることができる加熱/冷却システムを提供する。
【解決手段】 温/冷切換使用可能とされた収容室5を有する加熱/冷却システム100にいて、コンプレッサ11、ガスクーラ12、放熱器15、減圧装置としての膨張弁16、蒸発器17及び蒸発器19等から構成され、冷媒として二酸化炭素が封入されると共に、高圧側が超臨界圧力となる冷媒回路10とを備え、放熱器15により収容室5内を加熱し、蒸発器により収容室5内を冷却すると共に、収容室5を断熱的に区画可能な仕切部材としての断熱材7を設け、この断熱材7にて収容室5を区画した場合、一方の室4を放熱器15により加熱し、他方の室3を蒸発器17により冷却可能とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、温/冷切換使用可能とされた収容室を有する加熱/冷却システムに関するものである。
従来この種加熱冷却システムは、図14に示すように断熱壁にて冷却室102と加熱室103とに区画された貯蔵室101と、貯蔵室101の下側に配設された機械室109にて構成されている。そして、機械室109にはコンプレッサ111、ガスクーラ112、減圧手段としてのキャピラリチューブ116等が収容され、エバポレータ(蒸発器)117と共に冷媒回路110を構成している。また、加熱室103には電気ヒータ180が設置されており、当該電気ヒータ180にて加熱された空気をファン128により加熱室103内に送風することにより、加熱室103を加熱する構成とされている。
ここで、図14を参照して従来の加熱冷却システム400の動作を説明する。図示しない制御装置によりファン128の運転が開始され、電気ヒータ180に電力が供給されると、電気ヒータ180にて加熱された空気がファン128にて加熱室103内に循環される。これにより、加熱室103内が加熱される。
また、制御装置はファン127の運転を開始すると共に、コンプレッサ111の図示しない駆動要素を起動する。これにより、コンプレッサ111の図示しない圧縮要素のシリンダ内に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、ガスクーラ112に吐出される。
そして、冷媒ガスはガスクーラ112で放熱した後、内部熱交換器145を経てキャピラリチューブ116に入り、ここで圧力が低下され、エバポレータ117内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、エバポレータ117における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン127の運転により、冷却室102内に循環され、冷却室102内を冷却する。このように、従来の加熱冷却システムでは電気ヒータ180にて加熱室103内を加熱し、冷媒回路110のエバポレータ117にて冷却室102を冷却するものとされていた(特許文献1参照)。
特開平6−18156号公報
ここで、近年一つの収容室に電気ヒータ等の発熱体と蒸発器の両方を設けて、当該収容室を加熱する場合にはヒータを運転して収容室を加熱し、収容室を冷却する場合には電気ヒータの運転を停止すると共に、コンプレッサの運転を開始して、蒸発器で冷媒を蒸発させて収容室を冷却するという温/冷切換使用可能な加熱/冷却システムも開発されている。しかしながら、上記の如く当該収容室の加熱は、電気ヒータ等の発熱体での加熱となるため、消費電力が著しく増大するという問題が生じていた。
本発明は、係る技術的課題を解決するために、温/冷切換使用可能な加熱/冷却システムにおける消費電力の低減を図ることを目的とする。
請求項1の発明の加熱/冷却システムでは、温/冷切換使用可能とされた収容室を有するものであって、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器等から構成され、冷媒として二酸化炭素が封入されると共に、高圧側が超臨界圧力となる冷媒回路とを備え、放熱器により収容室内を加熱し、蒸発器により収容室内を冷却すると共に、収容室を断熱的に区画可能な仕切部材を設け、この仕切部材にて収容室を区画した場合、一方を放熱器により加熱し、他方を蒸発器により冷却可能としたものである。
請求項2の発明の加熱/冷却システムでは、上記発明において冷媒を放熱させるためのガスクーラと、冷媒を蒸発するための蒸発器を別途設け、放熱器、ガスクーラ、両蒸発器のそれぞれに対する冷媒流通を制御する流路制御手段とを備えるものである。
請求項3の発明の加熱/冷却システムでは、上記各発明においてコンプレッサは、第1及び第2の圧縮要素を備えると共に、コンプレッサの第1の圧縮要素で圧縮された冷媒を冷却した後、第2の圧縮要素に吸い込ませるための中間冷却回路を有し、放熱器により収容室内を加熱する場合には、中間冷却回路における冷媒の冷却を実質的に無効とするものである。
請求項1の発明の加熱/冷却システムによれば、加熱特性の良好な二酸化炭素を冷媒として使用することで放熱器により収容室内を加熱し、蒸発器により収容室内を冷却することができるようになる。これにより、電気ヒータ等の発熱体を用いることなく収容室内を加熱することができるようになる。また、電気ヒータ等の発熱体を使用した場合であっても、係る発熱体の容量を小さくすることができるので、消費電力の低減を図ることができるようになる。
更に、収容室を仕切部材により区画することで、収容室内を放熱器により加熱される加熱領域と蒸発器により冷却される冷却領域との比率が変更可能となる。
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて流路制御手段を制御することにより、ガスクーラにて冷媒を放熱させ、収容室を冷却する蒸発器にて冷媒を蒸発させるものとすれば、全収容室を冷却することができるようになる。
また、流路制御手段を制御することにより、放熱器にて冷媒を放熱させ、収容室を冷却する蒸発器とは別途設けられた蒸発器にて冷媒を蒸発させるものとすれば、全収容室を加熱することができるようになる。
これにより、全収容室内を加熱若しくは冷却することが可能となり、加熱/冷却システムの利便性の向上を図ることができるようになる。
請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて中間冷却回路により第1の圧縮要素で圧縮された冷媒を冷却した後、第2の圧縮要素に吸い込ませることで、コンプレッサの第2の圧縮要素から吐出される冷媒ガスの温度を低下することができるようになる。これにより、冷却能力を向上させることができるようなる。
更に、放熱器により収容室内を加熱する場合には、中間冷却回路における冷媒の冷却を実質的に無効とすることで、コンプレッサの第2の圧縮要素から吐出される冷媒ガスの温度を高温に維持することが可能となり、放熱器における加熱能力を改善することができるようになる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明を適用した一実施例の加熱/冷却システム100の概略構成図である。尚、本発明の加熱/冷却システムはショーケースや自動販売機、エアコン又は冷温蔵庫等に使用可能なものである。
図1において、1は加熱/冷却システム100の貯蔵室であり、この貯蔵室1は、断熱部材にて囲繞されている。当該貯蔵室1内には、冷却室2と収容室5が設けられており、収容室5は、仕切部材としての断熱材7により断熱的に区画可能な構造とされている。
前記断熱材7は収容室5を断熱的に区画可能な仕切部材であり、移動可能な構造とされている。そして、図1に示すように断熱材7にて収容室5を区画することで、断熱材7で区画された一方の収容室5(図1では断熱材7の左側)に室3、他方の収容室5(図1では断熱材7の右側)に室4が形成される。この場合、冷却室2と室3とは連通された構造となる。即ち、後述する如く断熱材7により冷却室2と室3とを区画しない場合には、冷却室2と室3とは断熱的に仕切られず、室3は冷却室2と連通されるように形成されている。これにより、室3は後述する冷却室2に設置されたファン27により蒸発器17にて冷却された冷気が送風され、冷却室2内と同様に冷却される。
一方、図4に示すように断熱材7にて収容室5を区画せずに、冷却室2と収容室5の間を区画した場合には、収容室5内は、後述するファン29により放熱器15にて加熱された空気、若しくは、蒸発器19により冷却された空気が収容室5内に送風されるため収容室5内の全空間(室3及び室4)を放熱器15又は蒸発器19により加熱又は冷却することが可能となる。
前記冷却室2には冷媒を蒸発させるための前述した蒸発器17と、当該蒸発器17と熱交換した空気を冷却室2に送風(循環)するためのファン27が設置されている。尚、蒸発器17は後述する蒸発器19とは別途設けられたものである。
また、収容室5が前記断熱材7にて区画された場合に、冷却室2と連通しない側の室である室4には当該室4内を加熱するための放熱器15と室4を加熱する補助ヒータとしての電気ヒータ81と、室4内を冷却するための蒸発器19と、放熱器15若しくは蒸発器19と熱交換した空気、又は、電気ヒータ81にて加熱された空気を室4内に送風(循環)するためのファン29が設置されている。
一方、図1において10は冷媒回路であり、コンプレッサ11、ガスクーラ12、減圧装置としての膨張弁16及び蒸発器17等を順次環状に配管接続することにより構成されている。
即ち、コンプレッサ11の冷媒吐出管34はガスクーラ12の入口に接続されている。ここで、実施例のコンプレッサ11は内部中間圧型2段圧縮式ロータリコンプレッサであり、密閉容器11A内に図示しない駆動要素と、この駆動要素により駆動される図示しない第1及び第2の回転圧縮要素にて構成されている。
図中30はコンプレッサ11の前記第1の回転圧縮要素に冷媒を導入するための冷媒導入管であり、この冷媒導入管30の一端は第1の回転圧縮要素のシリンダと連通している。この冷媒導入管30の他端は後述する内部熱交換器45の出口に接続されている。
図中32は、第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒を第2の回転圧縮要素に導入するための冷媒導入管である。前記冷媒吐出管34は第2の回転圧縮要素で圧縮された冷媒をガスクーラ12に吐出させるための冷媒配管である。
ガスクーラ12の出口側に接続された冷媒配管36は前記内部熱交換器45に接続されている。尚、内部熱交換器45は高圧側の冷媒と低圧側の冷媒とを熱交換させるためのものである。内部熱交換器45の出口に接続された冷媒配管37は、膨張弁16を経て冷却室2の蒸発器17の入口に接続されている。
ここで、冷媒吐出管34の途中部には第1のバイパス回路40が分岐してる。この第1のバイパス回路40は、室4に設置された放熱器15を通過した後、冷媒配管36に接続されるように設けられている。そして、第1のバイパス回路40及び冷媒吐出管34にはガスクーラ12及び放熱器15のそれぞれに対する冷媒流通を制御する流路制御手段としての電磁弁70、72が設けられている。尚、ガスクーラ12及び放熱器15への冷媒流通は、電磁弁70及び電磁弁72をそれぞれ制御するものに限らず、例えば、三方弁を用いて、当該三方弁を切り換えることによりガスクーラ12及び放熱器15への冷媒流通を制御するものとしても構わない。
また、膨張弁16から出た冷媒配管37の途中部からは第2のバイパス回路42が分岐してる。この第2のバイパス回路42は、室4に設置された前記蒸発器19を通過した後、蒸発器17から出た冷媒配管38と合流するように設けられており、蒸発器19の入口側の配管には、当該蒸発器19への冷媒流通を制御するための流路制御手段としての電磁弁65が設置されている。
ここで、冷媒回路10に封入する冷媒としては地球環境にやさしく、可燃性及び毒性等を考慮して自然冷媒である二酸化炭素(CO2)を使用する。
また、上述する各電磁弁65、70、72はそれぞれ図示しない制御装置により弁の開閉が制御されている。尚、上記制御装置は加熱/冷却システム100の制御を司る制御手段であり、前記各電磁弁65、70、72の制御の他、コンプレッサ11の運転及び各ファン22、27、29の運転等も制御している。
(1)室3及び室4を冷却室として使用するモード
以上の構成で次に本発明の加熱/冷却システム100の動作を説明する。先ず、室3及び室4を物品を冷却するための冷却室として使用するモードについて図2を用いて説明する。図2はこのモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。作業者によって収容室5に断熱材7が取り付けられると、収容室5内が区画されて、断熱材7の右側に室4、左側に室3が形成される。この場合、室3は前述の如く冷却室2と連通した構造となる。
そして、図示しない制御装置により電磁弁70が開かれ、電磁弁72が閉じられて、第1のバイパス回路40が閉塞される。これにより、コンプレッサ11から吐出される冷媒は全て冷媒吐出管34からガスクーラ12に流れるようになる。また、制御装置は電磁弁65を開いて、第2のバイパス回路42を開放する。これにより、膨張弁16からの冷媒が蒸発器19に流れるようになる。尚、以下図2乃至図4において白い電磁弁は制御装置により弁が開かれた状態、黒い電磁弁は制御装置により弁が閉じられた状態をそれぞれ示したものである。
また、制御装置はファン22、27、29の運転を開始し、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、コンプレッサ11の第1の回転圧縮要素に低圧の冷媒が吸い込まれて圧縮され、中間圧となり、密閉容器11A内に吐出される。密閉容器11A内に吐出された冷媒は、冷媒導入管32から一旦密閉容器11Aの外部に吐出された後、第2の回転圧縮要素に吸い込まれて圧縮される。そして、冷媒は高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は最適な超臨界圧力まで圧縮されている。
コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が開かれ、電磁弁72が閉じられているため、冷媒吐出管34からガスクーラ12に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスはガスクーラ12で放熱した後、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17、19から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。この内部熱交換器45の存在により、ガスクーラ12を出て、内部熱交換器45を通過する冷媒は、低圧側の冷媒に熱を奪われるので、この分、当該冷媒の過冷却度が大きくなる。そのため、各蒸発器17、19における冷却能力が向上する。
係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされる。そして、二相混合状態とされた冷媒は、冷却室2に設置された蒸発器17内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、冷却室2内及び当該冷却室2と連通した室3内に循環され、冷却室2内及び室3内を冷却する。
一方、膨張弁16で減圧された冷媒の一部は、前述の如く電磁弁65が開かれているため、冷媒配管37の途中部から分岐接続された第2のバイパス回路42に入る。冷媒はそこから室4に設置された蒸発器19に流入し、そこで蒸発して、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。この蒸発器19における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン29の運転により、室4内に循環され、室4を冷却する。
そして、蒸発器19を出た冷媒は、冷媒配管38を流れる蒸発器17からの冷媒と合流し、内部熱交換器45に至る。そこで前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受ける。ここで、各蒸発器17、19で蒸発して低温となり、各蒸発器17、19を出た冷媒は、完全に気体の状態でなく液体が混在した状態となる場合もあるが、内部熱交換器45を通過させて高圧側の高温冷媒と熱交換させることで、冷媒が過熱され、この時点で冷媒の過熱度が確保され、完全に気体となる。
これにより、各蒸発器17、19から出た冷媒を確実にガス化させることができるようになるので、低圧側にアキュムレータなどを設けることなく、コンプレッサ11に液冷媒が吸い込まれる液バックを確実に防止し、コンプレッサ11が液圧縮にて損傷を受ける不都合を回避することができるようになる。従って、加熱/冷却システム100の信頼性の向上を図ることができるようになる。
尚、内部熱交換器45で加熱された冷媒は、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の回転圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
このように、断熱材7により収容室5内を区画し、これにより形成された室3を冷却室2と連通した構造とすることで、冷却室2に設置された蒸発器17により室3内を冷却することができるようになる。また、室4を加熱する放熱器15とは別途ガスクーラ12を設けて、当該ガスクーラ12にて冷媒を放熱させることで、室4を物品を冷却するための冷却室として使用することができるようになる。従って、室3及び室4を冷却することができるようになる。
(2)室3を冷却室・室4を加熱室として使用するモード
次に、室3を物品を冷却するための冷却室、室4を物品を加熱するための加熱室として使用するモードにおける加熱/冷却システム100の動作について図3を用いて説明する。図3はこのモードの冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
このモードにおいても、上記モードと同様に、断熱材7により収容室5内を区画するものとする。従って上記同様に、室3は前述の如く冷却室2と連通された構造となる。図示しない制御装置により電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれて、第1のバイパス回路40が開放される。これにより、コンプレッサ11から吐出された冷媒は、ガスクーラ12に流れることなく、全て冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40に流れるようになる。
そして、制御装置は電磁弁65を閉じて、第2のバイパス回路42を閉塞する。これにより、膨張弁16からの冷媒は、全て蒸発器17に流れるようになる。また、制御装置はファン22、27、29の運転を開始し、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、コンプレッサ11の第1の回転圧縮要素に低圧の冷媒が吸い込まれて圧縮され、中間圧となり、密閉容器11A内に吐出される。密閉容器11A内に吐出された冷媒は、冷媒導入管32から一旦密閉容器11Aの外部に吐出された後、第2の回転圧縮要素に吸い込まれて圧縮される。そして、冷媒は高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は最適な超臨界圧力まで圧縮されている。
コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれているため、冷媒吐出管34から第1のバイパス回路40に入り、室4に設置された放熱器15に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱器15で放熱する。尚、放熱器15における冷媒の放熱によって加熱された空気はファン29の運転により、室4内に循環され、室4内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器15において冷媒が凝縮しないので、放熱器15での熱交換能力が著しく高く、室4内の空気を充分に高温にすることができる。
その後、冷媒は第1のバイパス回路40から冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。そして、係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされ、冷却室2に設置された蒸発器17内に流入する。
そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、冷却室2及び当該冷却室2と連通した室3内に循環され、冷却室2及び室3内を冷却する。そして、冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入り、内部熱交換器45を通過する。
そこで前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて、完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の回転圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
このように、断熱材7により収容室5内を区画し、これにより形成された一方(室3)を冷却室2と連通した構造とすることで、冷却室2に設置された蒸発器17により冷却し、他方(室4)を放熱器15により加熱することができるようになる。
(3)室3及び室4を加熱室として使用するモード
次に、室3及び室4を物品を加熱するための加熱室として使用するモードにおける加熱/冷却システム100の動作について図4を用いて説明する。図4はこのモードの冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
作業者により収容室5を区画する断熱材7が取り除かれて、冷却室2と収容室5との間に断熱材7が取り付けれる。これにより、冷却室2と収容室5とが断熱的に区画される。また、室3と室4とは連通され、1つの収容室5となる。
そして、図示しない制御装置により電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれて、第1のバイパス回路40が開放される。これにより、コンプレッサ11から吐出された冷媒は、ガスクーラ12に流れることなく、全て冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40に流れるようになる。
そして、制御装置は電磁弁65を閉じて、第2のバイパス回路42を閉塞する。これにより、膨張弁16からの冷媒は、全て蒸発器17に流れるようになる。また、制御装置はファン22、27、29の運転を開始し、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、コンプレッサ11の第1の回転圧縮要素に低圧の冷媒が吸い込まれて圧縮され、中間圧となり、密閉容器11A内に吐出される。密閉容器11A内に吐出された冷媒は、冷媒導入管32から一旦密閉容器11Aの外部に吐出された後、第2の回転圧縮要素に吸い込まれて圧縮される。そして、冷媒は高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は最適な超臨界圧力まで圧縮されている。
コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれているため、冷媒吐出管34から第1のバイパス回路40に入り、放熱器15に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱器15で放熱する。尚、放熱器15における冷媒の放熱によって加熱された空気はファン29の運転により、収容室5内に循環され、収容室5内の全空間を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器15において冷媒が凝縮しないので、放熱器15での熱交換能力が著しく高く、収容室5内の空気を充分に高温にすることができる。
その後、冷媒は第1のバイパス回路40から冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。そして、係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされ、冷却室2に設置された蒸発器17内に流入する。
そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、冷却室2内に循環され、冷却室2内を冷却する。そして、冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入り、内部熱交換器45を通過する。
そこで前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて、完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の回転圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
このように、断熱材7により冷却室2と収容室5の間を区画することで、収容室5内の全ての空間を放熱器15により加熱することができるようになる。
以上詳述する如く、加熱特性の良好な二酸化炭素を冷媒として使用することで、収容室5内を放熱器15により加熱し、蒸発器19により冷却することができるようになる。これにより、冷媒回路10によって、電気ヒータ等の発熱体や格別な加熱装置を設置することなく、収容室5を加熱することができるようになる。これにより、加熱/冷却システム100の消費電力を著しく低減することができるようになる。
また、上記各モードの如く各電磁弁65、70、72により冷媒流通を制御することで収容室5が温/冷切換使用可能となるので、使用状況により各電磁弁の開閉を切り換えることで、収容室5の温/冷を自在に制御することが可能となる。
更に、上記各モードのように、断熱材7により、収容室5を室3と室4とに区画したり、冷却室2と収容室5との間を区画したりすることができる。即ち、断熱材7により放熱器14により加熱される加熱領域と蒸発器19により冷却される冷却領域の比率が変更可能となるので、当該加熱/冷却システム100の利便性の向上を図ることができるようになる。
更にまた、断熱材7を収容室5に取り付けた場合には、室3は冷却室2と連通されるため、蒸発器17により冷却され、断熱材7を冷却室2と収容室5との間に取り付けた場合には放熱器15若しくは蒸発器19により加熱又は冷却されるため、当該室3内に放熱器及び蒸発器を設置することなく、断熱材7を移動するだけで、加熱/冷却を自在に切り換えることができる。これにより、加熱/冷却システム100の生産コストを低減することができるようになる。
次に、本発明の加熱/冷却システムのもう一つの実施例について図5乃至図8を用いて説明する。図5は本実施例における加熱/冷却システム300の概略構成図である。尚、図1乃至図4と同一の符号が付されているものは、同様若しくは類似の効果を奏するものである。
図5において、310は本実施例における冷媒回路であり、コンプレッサ11、ガスクーラ12、減圧装置としての膨張弁16及び蒸発器17等を順次環状に配管接続することにより構成されている。
図中、150はコンプレッサ11の第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒を冷却した後、第2の回転圧縮要素に吸い込ませるための熱交換器152を備えた中間冷却回路である。この熱交換器152は、ガスクーラ12と一体に形成されており、熱交換器152とガスクーラ12の近傍には、当該熱交換器152及びガスクーラ12に通風して冷媒を放熱させるためのファン22が設けられている。
また、図中140は、ガスクーラ12の出口に接続された冷媒配管36の途中部から分岐された第1のバイパス回路であり、この第1のバイパス回路140は室4に設置された放熱器15を通過した後、後述する電磁弁170の出口側の冷媒配管36に接続されるように設けられている。
冷媒配管36の前記第1のバイパス回路140の分岐の下流側及び第1のバイパス回路140の前記放熱器15の入口側の配管には放熱器15への冷媒流通を制御するための制御手段としての前述した電磁弁170及び電磁弁172が設置されている。電磁弁170及び電磁弁172は図示しない制御装置により開閉が制御されている。
即ち、制御装置により電磁弁170を開き、電磁弁172を閉じて、第1のバイパス回路140を閉塞すれば、ガスクーラ12にて放熱した冷媒は、第1のバイパス回路140に流れること無く、そのまま、内部熱交換器45に流れることとなる。一方、制御装置により電磁弁170を閉じ、電磁弁172を開いて、第1のバイパス回路140を開放すれば、ガスクーラ12にて放熱した冷媒が第1のバイパス回路140から放熱器15に流入することとなる。
(1)室3及び室4を冷却室として使用するモード
以上の構成で次に本発明の加熱/冷却システム300の動作を説明する。先ず、室3及び室4を物品を冷却するための冷却室として使用するモードについて図6を用いて説明する。図6はこのモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。作業者によって収容室5に断熱材7が取り付けられると、収容室5内が区画されて、断熱材7の右側に室4、左側に室3が形成される。この場合、室3は前述の如く冷却室2と連通した構造となる。
そして、図示しない制御装置により電磁弁170が開かれ、電磁弁172が閉じられて、第1のバイパス回路140が閉塞される。これにより、ガスクーラ12からの冷媒は第1のバイパス回路140に流れることなく、そのまま内部熱交換器45を通過するようになる。また、制御装置は電磁弁65を開いて、第2のバイパス回路42を開放する。これにより、膨張弁16からの冷媒が蒸発器19に流れるようになる。尚、以下図6乃至図8において白い電磁弁は制御装置により弁が開かれた状態、黒い電磁弁は制御装置により弁が閉じられた状態をそれぞれ示したものである。
更に、制御装置はファン22、27、29の運転を開始し、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の回転圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮され、中間圧となり、密閉容器11A内に吐出される。密閉容器11A内に吐出された冷媒は冷媒導入管32から一旦密閉容器11Aの外部に吐出され、中間冷却回路150に入り、熱交換器152を通過する。そこで冷媒はファン22による通風を受けて放熱する。
このように、第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒を熱交換器152により冷却した後、第2の回転圧縮要素に吸い込ませることで、コンプレッサ11の第2の回転圧縮要素から吐出される冷媒ガスの温度を低下することができる。これにより、各蒸発器17、19における冷媒の蒸発温度が低下するので、冷却室2及び各室3、4をより低温に冷却することができるようになる。従って、各蒸発器17、19による冷却室2及び室3、4の冷却能力を向上させることができるようになる。
その後、冷媒は第2の回転圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、ガスクーラ12に流入する。ここで冷媒は凝縮せず、超臨界状態のまま放熱する。
そして、ガスクーラ12にて放熱した冷媒は、前述の如く電磁弁170が開かれ、電磁弁172が閉じられているため、そのまま内部熱交換器50を通過する。冷媒はそこで蒸発器17、19から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。この内部熱交換器45の存在により、ガスクーラ12を出て、内部熱交換器45を通過する冷媒は、低圧側の冷媒に熱を奪われるので、この分、当該冷媒の過冷却度が大きくなる。そのため、各蒸発器17、19おける冷却能力が向上する。
係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされる。そして、二相混合状態とされた冷媒は、収容室2に設置された蒸発器17内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、冷却室2及び当該冷却室と連通した室3内に循環され、冷却室2及び室3内を冷却する。
また、前述の如く第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒を熱交換器152にて冷却する効果と、ガスクーラ12から吐出された高圧側の冷媒を内部熱交換器45を通過させて冷却する効果により、蒸発器17にて冷媒がより低温で蒸発するようになる。これにより、冷却室2及び室3内をより低温に冷却することができるようになり、冷却能力の向上を図ることができるようになる。そして、蒸発器17にて蒸発した冷媒は、その後、蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入る。
一方、膨張弁16で減圧された冷媒の一部は、前述の如く電磁弁65が開かれているため、第2のバイパス回路42から室4に設置された蒸発器19に流入する。そこで冷媒は蒸発して周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。係る蒸発器19における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン29の運転により、室4内に循環され、室4を冷却する。
また、前述の如く第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒を熱交換器152にて冷却する効果と、ガスクーラ12から吐出された高圧側の冷媒を内部熱交換器50を通過させて、冷却する効果により、蒸発器19にて冷媒がより低温で蒸発するようになる。これにより、室4内をより低温に冷却することができるようになり、冷却能力の向上を図ることができるようになる。
そして、蒸発器19を出た冷媒は、冷媒配管38を流れる蒸発器17からの冷媒と合流し、内部熱交換器45に至る。
そこで前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受ける。ここで、各蒸発器17、19で蒸発して低温となり、各蒸発器17、19を出た冷媒は、完全に気体の状態でなく液体が混在した状態となる場合もあるが、内部熱交換器45を通過させて高圧側の高温冷媒と熱交換させることで、冷媒が過熱され、この時点で冷媒の過熱度が確保され、完全に気体となる。
これにより、各蒸発器17、19から出た冷媒を確実にガス化させることができるようになるので、低圧側にアキュムレータなどを設けることなく、コンプレッサ11に液冷媒が吸い込まれる液バックを確実に防止し、コンプレッサ11が液圧縮にて損傷を受ける不都合を回避することができるようになる。従って、加熱/冷却システム300の信頼性の向上を図ることができるようになる。
尚、内部熱交換器45で加熱された冷媒は、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の回転圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
このように、断熱材7により収容室5内を区画し、これにより形成された室3を冷却室2と連通した構造とすることで、冷却室2に設置された蒸発器17により室3内を冷却することができるようになる。また、室4を加熱する放熱器15とは別途ガスクーラ12を設けて、当該ガスクーラ12にて冷媒を放熱させることで、室4を物品を冷却するための冷却室として使用することができるようになる。
(2)室3を冷却室・室4を加熱室として使用するモード
次に、室3を物品を冷却するための冷却室、室4を物品を加熱するための加熱室として使用するモードにおける加熱/冷却システム300の動作について図7を用いて説明する。図7はこのモードの冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
このモードにおいても、上記モードと同様に、断熱材7により収容室5内を区画するものとする。従って上記同様に、室3は前述の如く冷却室2と連通した構造となる。図示しない制御装置により電磁弁170が閉じられ、電磁弁172が開かれて、第1のバイパス回路140が開放される。これにより、ガスクーラ12からの冷媒は、全て冷媒吐出管36の途中部から第1のバイパス回路140に流れるようになる。
そして、制御装置は電磁弁65を閉じて、第2のバイパス回路42を閉塞する。これにより、膨張弁16からの冷媒は、全て蒸発器17に流れるようになる。また、制御装置はファン27、29の運転を開始し、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の回転圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮され、中間圧となり、密閉容器11A内に吐出される。密閉容器11A内に吐出された冷媒は冷媒導入管32から一旦密閉容器11Aの外部に吐出され、中間冷却回路150に入り、熱交換器152を通過する。尚、本モードではファン22を運転しないため、熱交換器152における冷媒の放熱は僅か、若しくは、殆ど起こらない。これにより、第2の回転圧縮要素に吸い込まれる冷媒温度を高温に保つことができる。従って、コンプレッサ11から吐出される冷媒の温度も高温となり、放熱器15において周囲の空気を高温に加熱することができるので、放熱器15における加熱能力を確保することができるようになる。
その後、冷媒は第2の回転圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、ガスクーラ12を通過する。また、前述の如くファン22を運転しないため、ガスクーラ12において冷媒は僅か、若しくは、殆ど放熱しない。
ガスクーラ12を出た冷媒は、前述の如く電磁弁170が閉じられ、電磁弁172が開かれているため、冷媒配管36から第1のバイパス回路140に入り、室4に設置された放熱器15に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱器15で放熱する。尚、放熱器15における冷媒の放熱によって加熱された空気はファン29の運転により、室4内に循環され、室4内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器15において冷媒が凝縮しないので、放熱器15での熱交換能力が著しく高く、室4内の空気を高温にすることができる。
また、前述の如くファン22を運転しないので、中間冷却回路150の熱交換器152及びガスクーラ12において冷媒が殆ど放熱せず、係る高温を維持した冷媒を放熱器15にて放熱させることができるようになる。これにより、放熱器15における加熱能力を充分に確保することができるようになる。
その後、冷媒は第1のバイパス回路140から電磁弁170の出口側の冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。そして、係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされ、冷却室2に設置された蒸発器17内に流入する。
そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、冷却室2及び当該冷却室2と連通した室3内に循環され、冷却室2及び室3内を冷却する。そして、冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入り、内部熱交換器45を通過する。
そこで前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて、完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の回転圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
このように、断熱材7により収容室5内を区画し、断熱材7により区画することにより形成された一方(室3)を冷却室2と連通した構造とすることで、冷却室2に設置された蒸発器17により冷却し、他方(室4)を放熱器15により加熱することができるようになる。
(3)室3及び室4を加熱室として使用するモード
次に、室3及び室4を物品を加熱するための加熱室として使用するモードにおける加熱/冷却システム300の動作について図8を用いて説明する。図8はこのモードの冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
作業者により収容室5を区画する断熱材7が取り除かれて、冷却室2と収容室5との間に断熱材7が取り付けれる。これにより、冷却室2と収容室5とが断熱的に区画される。また、室3と室4とは連通され、1つの収容室5となる。
そして、図示しない制御装置により電磁弁170が閉じられ、電磁弁172が開かれて、第1のバイパス回路140が開放される。これにより、ガスクーラ12から出た冷媒は、全て冷媒配管36の途中部から第1のバイパス回路140に流れるようになる。
そして、制御装置は電磁弁65を閉じて、第2のバイパス回路42を閉塞する。これにより、膨張弁16からの冷媒は、全て蒸発器17に流れるようになる。また、制御装置はファン27、29の運転を開始し、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の回転圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮され、中間圧となり、密閉容器11A内に吐出される。密閉容器11A内に吐出された冷媒は冷媒導入管32から一旦密閉容器11Aの外部に吐出され、中間冷却回路150に入り、熱交換器152を通過する。尚、本モードではファン22を運転しないため、熱交換器152における冷媒の放熱は僅か、若しくは、殆ど起こらない。これにより、第2の回転圧縮要素に吸い込まれる冷媒温度を高温に保つことができる。従って、コンプレッサ11から吐出される冷媒の温度も高温となり、放熱器15において周囲の空気を高温に加熱することができるので、放熱器15における加熱能力を確保することができるようになる。
その後、冷媒は第2の回転圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、ガスクーラ12を通過する。また、前述の如くファン22を運転しないため、ガスクーラ12において冷媒は僅か、若しくは、殆ど放熱しない。
そして、ガスクーラ12を出た冷媒は、前述の如く電磁弁170が閉じられ、電磁弁172が開かれているため、冷媒配管36から第1のバイパス回路140に入り、放熱器15に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱器15で放熱する。尚、放熱器15における冷媒の放熱によって加熱された空気はファン29の運転により、収容室5内に循環され、収容室5内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器15において冷媒が凝縮しないので、放熱器15での熱交換能力が著しく高く、収容室5内の空気を高温にすることができる。
また、前述の如くファン22を運転しないので、中間冷却回路150の熱交換器152及びガスクーラ12において冷媒が殆ど放熱せず、係る高温を維持した冷媒を放熱器15にて放熱させることができるようになる。これにより、放熱器15における加熱能力を充分に確保することができるようになる。
その後、冷媒は第1のバイパス回路140から電磁弁170の出口側の冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。そして、係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされ、冷却室2に設置された蒸発器17内に流入する。
そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、冷却室2内に循環され、冷却室2内を冷却する。そして、冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入り、内部熱交換器45を通過する。
そこで前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて、完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の回転圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
このように、断熱材7により冷却室2と収容室5の間を区画することで、収容室5内の全ての空間を放熱器15により加熱することができるようになる。
以上詳述する如く、本実施例においても上記実施例の如く収容室5内を放熱器15により加熱し、蒸発器19により冷却することができるようになる。これにより、加熱/冷却システム300の消費電力を著しく低減することができるようになる。
更に、本実施例では、中間冷却回路150と、当該中間冷却回路150において第1の回転圧縮要素で圧縮された冷媒を放熱するための熱交換器152と、当該熱交換器152とガスクーラ12に通風するファン22を設けて、上記各モードの如くファン22の運転を制御することで、冷却能力の向上と、加熱能力の維持を実現することができるようになる。これにより、当該加熱/冷却システム300の性能をより一層向上させることができるようになる。
また、本実施例の如く、ガスクーラ12と熱交換器152とを一体に形成することで、設置スペースを縮小することができる。更に、一つのファン22を兼用することが可能となるので、生産コストも低減することができるようになる。
尚、本実施例では上記の如くガスクーラ12と熱交換器152とを一体に形成し、ファン22を兼用するものとしたが、これに限らず、ガスクーラ12と熱交換器152とを別々に設けて、それぞれの近傍にファンを設置する構造としても構わない。
尚、上記各実施例の室4又は収容室5全体を物品を加熱するための加熱室として使用するモードの場合、室4に設置された電気ヒータ81を運転して、放熱器15の加熱に加えて電気ヒータ81による加熱を補足的に実行するものとしても構わない。この場合、冬場などに生じる加熱能力の不足により室4又は収容室5を充分に加熱できなくなる不都合を未然に回避することができるようになる。また、電気ヒータ81は放熱器15による加熱の補足的に行うものとするため、係る電気ヒータ81の容量を小さくすることができるので、電気ヒータのみでの加熱の場合と比べて、消費電力を低減することができるようになる。
更にまた、上記各実施例では一つの収容室5を断熱材7にて区画することにより、温/冷切換使用可能な室を2室(室3、4)が形成されるものとしたが、これに限らず、例えば、3室以上の収容室を設けて、その内の少なくとも一つの収容室以外にそれぞれ放熱器と蒸発器とを設置して、放熱器と蒸発器を設置しない収容室を他の収容室と区画可能に連通させることで、温/冷切換使用可能なものとしても良い。
次に、本発明の加熱/冷却システムのもう一つの他の実施例について説明する。図9は本発明の加熱/冷却システムをオープンショーケース200に適応した場合の冷媒回路図、図10乃至図13はオープンショーケース200の縦断側面図をそれぞれ示している。尚、図9乃至図13において図1乃至図8と同一の符号が付されているものは同様、若しくは、類似の効果を奏するものとする。
本実施例のオープンショーケース200はスーパーマーケットなどの店舗内に設置される縦型のオープンショーケースであり、断面略コ字状の断熱壁211と、断熱壁の両側に取り付けられる図示しない側板とから構成されている。断熱壁211の内側には仕切板212が取り付けられており、断熱壁211と仕切板212の間にはダクト213が形成され、仕切板212の内側が貯蔵室1とされている。
この貯蔵室1内には仕切部材としての棚が複数段(実施例では4段)架設され、各棚214、215、216、217上の空間を物品を収容するための収容室270、271、272及び室273としている。また、各棚214、215、216、217上には各収容室270、271、272、273をそれぞれ加熱するための電気ヒータ80、81、82、83が取り付けられている。各電気ヒータ80、81、82は後述する放熱器14による加熱で不足した能力を補うために設けられたものである。尚、電気ヒータ83は室273を加熱するために設けられたものである。
貯蔵室1の前面開口の上縁及び下縁にはそれぞれ吸込口230、232が形成されており(図9では図示せず)、吸込口230は後述する上部ダクト220に、吸込口232は後述する底部ダクト219にそれぞれ連通している。
一方、貯蔵室1の底部には図示しないデックパンが取り付けられ、このデックパンの下方は前記ダクト213に連通した前述した底部ダクト219とされ、この底部ダクト219内には、各収容室270、271、272及び室273を冷却するための蒸発器17と、ファン27とが設置される。また、デックパンには、室273と底部ダクト219とを上下に貫通する孔234、234が形成されており、ここから、蒸発器17と熱交換した空気がファン27により室273内に送風される構成とされている。
他方、貯蔵室1の上部には同様にダクト213と連通する上部ダクト220が形成され、この上部ダクト220内には、各収容室270、271、272を加熱するための放熱器14と、ファン24とが設置されている。また、収容室270と上部ダクト220とは上下に貫通する孔236が形成されており、この孔236、236から、放熱器14と熱交換した空気がファン24により収容室270内に送風される構成とされている。
更に、仕切板212にはダクト213内と各収容室270、271、272及び室273とを連通する連通孔237、238、239、240がそれぞれ形成されており、ここから、蒸発器17若しくは放熱器14と熱交換した空気が各ファン27、24によりダクト213を経て各連通路237、238、239、240から各収容室270、271、272及び室273内に送風される構成とされている。
ここで、前述した棚214、215、216はダクト213内に貫通し、当該ダクト213を断熱的に上下に区画することができる。即ち、棚214、215、216の背面(図10乃至図13ではダクト213側)には各棚214、215、216をダクト213内に挿入可能な図示しない孔が形成されており、孔から棚214、棚215若しくは棚216をダクト213内に挿入することで、ダクト213内の空気の流れを各々遮断することが可能となる。従って、棚214、215若しくは216にて区画された一方(上側)を放熱器14により加熱することができ、他方(下側)を蒸発器17にて冷却することができる。
一方、前記底部ダクト219の下方には機械室280が形成され、この機械室280内には後述する冷媒回路210の一部を構成するコンプレッサ11と、ガスクーラ12、内部熱交換器45、減圧装置としての膨張弁16等が収容されている。尚、本実施例で使用するコンプレッサ11は2段圧縮式のコンプレッサであり、駆動要素とこの駆動要素にて駆動される第1及び第2の圧縮要素にて構成されている。また、ガスクーラ12はコンプレッサ11から吐出された高温高圧の冷媒を放熱させるためのものであり、当該ガスクーラ12の近傍にはファン22が設置されている。
ここで、前述した冷媒回路210を図9を用いて説明する。冷媒回路210はコンプレッサ11、ガスクーラ12、膨張弁16及び蒸発器17等を環状に配管接続することにより構成されている。即ち、コンプレッサ11の冷媒吐出管34はガスクーラ12の入口に接続されている。ガスクーラ12の出口側に接続された冷媒配管36は内部熱交換器45を通過する。尚、内部熱交換器45は高圧側の冷媒と低圧側の冷媒とを熱交換させるためのものである。内部熱交換器45の出口に接続された冷媒配管37は、膨張弁16を経て底部ダクト219内の設置された蒸発器17の入口に接続されている。また、蒸発器17を出た冷媒配管38は内部熱交換器45を通過し、冷媒導入管30に接続される。尚、冷媒導入管30はコンプレッサ11の第1の圧縮要素に接続され、ここからコンプレッサ11内に低圧冷媒が吸い込まれる。
また、図9において32はコンプレッサ11の第1の圧縮要素にて圧縮された冷媒を第2の圧縮要素に導入するための冷媒導入管32であり、当該冷媒導入管32は密閉容器外に設けられた中間冷却回路150を通過するように設けられている。この中間冷却回路150には、第1の圧縮要素にて圧縮された冷媒を冷却するための熱交換器152が設けられており、当該熱交換器152は前記ガスクーラ12と一体に構成されている。
ここで、前記冷媒吐出管34の途中部には第1のバイパス回路40が分岐されており、この第1のバイパス回路40の出口は冷媒配管36の途中部に接続されている。当該第1のバイパス回路40は上部ダクト220内に設置された放熱器14を通過するように設けられている。また、第1のバイパス回路40の放熱器14の入口側及び冷媒吐出管34にはコンプレッサ11の第2の圧縮要素で圧縮された高圧側の冷媒を冷媒吐出管34からガスクーラ12に流すか、第1のバイパス回路40に流すかを制御する流路制御手段としての電磁弁70、72が設けられており、図示しない制御装置にて開閉が制御されている。
尚、冷媒回路210には冷媒として二酸化炭素が封入されており、当該冷媒回路210の高圧側は超臨界圧力となる。
(1)収容室270、271、272及び室273を冷却室とするモード
以上の構成で次にオープンショーケース200の動作について説明する。先ず、収容室270、271、272及び室273を物品を冷却するための冷却室として使用するモードの動作について図10を用いて説明する。
尚、このモードでは棚214、215若しくは棚216はダクト213内に挿入しないものとする。図示しない制御装置により電磁弁70が開かれ、電磁弁72が閉じられて、第1のバイパス回路40が閉塞される。これにより、コンプレッサ11から吐出される冷媒は第1のバイパス回路40に流れることなく、全て冷媒吐出管34からガスクーラ12内に流入することとなる。尚、以下図10乃至図13において白い電磁弁は制御装置により弁が開かれた状態、黒い電磁弁は制御装置により弁が閉じられた状態をそれぞれ示したものである。
また、制御装置は機械室280、底部ダクト219及び上部ダクト220に収容されたファン22、ファン27及びファン24の運転を開始すると共に、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮されて中間圧となり、冷媒導入管32から一旦密閉容器外に吐出され、中間冷却回路150に入り、そこに設けられた熱交換器152を通過する。そして冷媒は熱交換器152を通過する過程でファン22による通風を受けて放熱した後、第2の圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。
コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が開かれ、電磁弁72が閉じられているため、冷媒吐出管34からガスクーラ12内に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスはガスクーラ12にてファン22による通風を受けて放熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、ガスクーラ12において冷媒が凝縮せずに、超臨界の状態のままガスクーラ12を出て、冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。
冷媒はそこで蒸発器17から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。この内部熱交換器45の存在により、ガスクーラ12を出て内部熱交換器45を通過する冷媒は、低圧側の冷媒に熱を奪われるので、この分、当該冷媒の過冷却度が大きくなる。そのため、蒸発器17における冷却能力が向上する。
係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされる。そして、二相混合状態とされた冷媒は、底部ダクト219に設置された蒸発器17内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、孔234、234から室273に入り、当該室273内を冷却する。更に、蒸発器17にて冷却された空気はファン27の運転により、ダクト213及び上部ダクト220に入り、各連通孔237、238、239、240及び孔236、236から収容室270、271、272及び室273に送風され、各収容室270、271、272及び室273を冷却する。
また、前述の如く第1の圧縮要素で圧縮された冷媒を熱交換器152にて冷却する効果と、ガスクーラ12から吐出された高圧側の冷媒を内部熱交換器45を通過させて冷却する効果により、蒸発器17にて冷媒がより低温で蒸発するようになる。これにより、収容室270、271、272及び室273内をより低温に冷却することができるようになり、冷却能力の向上を図ることができるようになる。
尚、各収容室270、271、272及び室273に送風された空気(冷風)は各収容室270、271、272及び室273を冷却した後、吸込口232から底部ダクト219内に吸い込まれ、再び蒸発器17にて冷却されるサイクルを繰り返す。
一方、蒸発器17にて蒸発した冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入り、内部熱交換器45を通過する。そこで冷媒は前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
(2)収容室270、271を加熱室・収容室272及び室273を冷却室とするモード
次に、収容室270及び収容室271を物品を加熱するための加熱室として使用し、収容室272及び室273を物品を冷却するための冷却室として使用するモードの動作について図11を用いて説明する。
作業者により前記棚215がダクト213内に挿入されると(このとき、棚214、216はダクト213内に挿入されていない状態)、棚215にてダクト213内が上下に区画される。これにより、棚215の一方(上側)に位置する収容室270及び収容室271を放熱器14により加熱し、他方(下側)に位置する収容室272及び室273を蒸発器17にて冷却することが可能となる。
また、図示しない制御装置により電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれて、第1のバイパス回路40が開放される。これにより、コンプレッサ11から吐出される冷媒はガスクーラ12に流れることなく、全て冷媒吐出管34から第1のバイパス回路40に流れるようになる。
更に、前記制御装置は収容室270、271の棚214、215上に設置された電気ヒータ80、81の運転を開始する。これにより、収容室270及び収容室271が加熱される。また、制御装置はファン27及びファン24の運転を開始する。このとき、ファン22は運転しないものとする。更に制御装置はコンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮されて中間圧となり、冷媒導入管32から一旦密閉容器外に吐出され、中間冷却回路150に入る。そして冷媒は熱交換器152を通過する過程で放熱するが、本モードでは、ファン22を運転しないため、熱交換器152における冷媒の放熱は僅か、若しくは、殆ど起こらない。これにより、第2の圧縮要素に吸い込まれる冷媒温度を高温に保つことができる。従って、コンプレッサ11から吐出される冷媒の温度も高温となり、放熱器14において周囲の空気を高温に加熱することができるので、放熱器14における加熱能力を維持することができるようになる。
その後、冷媒は第2の圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。
コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれているため、冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40を経て上部ダクト220に設置された放熱器14内に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱器14で放熱する。尚、放熱器14における冷媒の放熱によって加熱された周囲の空気はファン24の運転により、孔236、236から収容室270内に入り、加熱室270を加熱する。更に、放熱器14により加熱された空気は、ファン24によりダクト213を経て連通孔237及び連通孔238から収容室270及び収容室271に入り、当該収容室270、271内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器14において冷媒が凝縮しないので、放熱器14での熱交換能力が著しく高く、収容室270、271内の空気を充分に高温にすることができる。
また、ファン24にて送風される空気(温風)は、前述の如く棚215にてダクト213内が区画されているため、棚215より下側に送風されることはない。これにより、棚215より上側の室である収容室270及び収容室271を加熱することができる。
一方、収容室270、271に送風された空気(温風)は当該収容室270、271を加熱した後、吸込口230から上部ダクト220内に吸い込まれ、再び放熱器14にて加熱されるサイクルを繰り返す。
他方、放熱器14にて放熱した冷媒は第1のバイパス回路40から冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。この内部熱交換器45の存在により、放熱器14を出て内部熱交換器45を通過する冷媒は、低圧側の冷媒に熱を奪われるので、この分、当該冷媒の過冷却度が大きくなる。そのため、蒸発器17における冷却能力が向上する。
係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされる。そして、二相混合状態とされた冷媒は、底部ダクト219に設置された蒸発器17内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、孔234、234から室273に入り、当該室273内を冷却する。更に、蒸発器17にて冷却された空気はファン27の運転により、ダクト213に入り、連通孔239及び連通孔240から収容室272及び室273に送風され、当該収容室272及び室273内を冷却する。
ここで、ファン27にて送風される空気(冷風)は、前述の如く棚215にてダクト213内が区画されているため、棚215より上側に送風されることはない。これにより、棚215より下側の室である収容室272及び室273を冷却することができる。
尚、収容室272及び室273に送風された空気(冷風)は当該収容室272及び室273を冷却した後、吸込口232から底部ダクト219内に吸い込まれ、再び蒸発器17にて冷却されるサイクルを繰り返す。
一方、蒸発器17にて蒸発した冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入り、内部熱交換器45を通過する。そこで冷媒は前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
(3)収容室270、271、272を加熱室・室273を冷却室とするモード
次に、収容室270、271、272を物品を加熱するための加熱室とし、室273を物品を冷却するための冷却室として使用するモードの動作について図12を用いて説明する。
作業者により前記棚216がダクト213内に挿入されると(このとき、棚214、215はダクト213内に挿入されていない状態)、棚216にてダクト213内が上下に区画される。これにより、棚216の一方(上側)に位置する収容室270、271、272を放熱器14により加熱し、他方(下側)に位置する室273を蒸発器17にて冷却することが可能となる。
また、図示しない制御装置により電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれて、第1のバイパス回路40が開放される。これにより、コンプレッサ11から吐出される冷媒はガスクーラ12に流れることなく、全て冷媒吐出管34から第1のバイパス回路40に流れるようになる。
更に、前記制御装置は収容室270、271、272の棚214、215、216上に設置された電気ヒータ80、81、82の運転を開始する。これにより、収容室270、271、272が加熱される。また、制御装置は底部ダクト219及び上部ダクト220に収容されたファン27及びファン24の運転を開始する。このとき、ファン22は運転しないものとする。更に、制御装置はコンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮されて中間圧となり、冷媒導入管32から一旦密閉容器外に吐出され、中間冷却回路150に入る。そして冷媒が熱交換器152を通過する過程で放熱するが、本モードでは、上記モードと同様にファン22を運転しないため、熱交換器152における冷媒の放熱は僅か、若しくは、殆ど起こらない。
これにより、第2の圧縮要素に吸い込まれる冷媒温度を高温に保つことができる。従って、コンプレッサ11から吐出される冷媒の温度も高温となり、放熱器14において周囲の空気を高温に加熱することができるので、放熱器14における加熱能力を維持することができるようになる。
その後、冷媒は第2の圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。
コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれているため、冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40を経て上部ダクト220に設置された放熱器14内に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱器14で放熱する。尚、放熱器14における冷媒の放熱によって加熱された周囲の空気はファン24の運転により、孔236、236から収容室270に入り、収容室270内を加熱する。更に、放熱器14により加熱された空気は、ファン24によりダクト213を経て各連通孔237、238、239から収容室270、271、272に入り、各収容室270、271、272内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器14において冷媒が凝縮しないので、放熱器14での熱交換能力が著しく高く、収容室270、271、272内の空気を充分に高温にすることができる。
また、ファン24にて送風される空気(温風)は、前述の如く棚216にてダクト213内が区画されているため、棚216より下側に送風されることはない。これにより、棚216より上側の室である収容室270、271、272を加熱することができる。
一方、収容室270、271、272に送風された空気(温風)は当該収容室270、271、272を加熱した後、吸込口230から上部ダクト220内に吸い込まれ、再び放熱器14にて加熱されるサイクルを繰り返す。
他方、放熱器14にて放熱した冷媒は第1のバイパス回路40から冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。この内部熱交換器45の存在により、放熱器14を出て内部熱交換器45を通過する冷媒は、低圧側の冷媒に熱を奪われるので、この分、当該冷媒の過冷却度が大きくなる。そのため、蒸発器17における冷却能力が向上する。
係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされる。そして、二相混合状態とされた冷媒は、底部ダクト219に設置された蒸発器17内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、孔234、234若しくはダクト213を経て連通孔240から室273に入り、当該室273内を冷却する。
ここで、ファン27にて送風される空気(冷風)は、前述の如く棚216にてダクト213内が区画されているため、棚216より上側に送風されることはない。これにより、棚216より下側の室である室273のみを冷却することができる。
尚、室273に送風された空気(冷風)は当該室273を冷却した後、吸込口232から底部ダクト219内に吸い込まれ、再び蒸発器17にて冷却されるサイクルを繰り返す。
他方、蒸発器17にて蒸発した冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入り、内部熱交換器45を通過する。そこで冷媒は前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
(4)収容室270、271、272及び室273を加熱室として使用するモード
最後に、収容室270、271、272及び室273を物品を加熱するための加熱室として使用するモードについて説明する。図示しない制御装置により、コンプレッサ11の運転を停止した状態で、各棚214、215、216、217上に設置された各電気ヒータ80、81、82、83の運転を開始し、各収容室270、271、272及び室273を加熱する。これにより、各収容室270、271、272及び室273を加熱することができる。
以上のように本実施例の場合においても、収容室270、271、272及び室273の外部に放熱器14と蒸発器17と当該放熱器14及び蒸発器17と熱交換した空気を送風するためのファン24、27とを設置して、各収容室の加熱/冷却を切り換えることが可能となる。
また、放熱器14による加熱に加えて、電気ヒータを用いることで、収容室270、271、272を充分に加熱することができるようになる。このように、電気ヒータを放熱器14の加熱に加えて、補足的に使用するものとすれば、消費電力を低減することができるようになる。
また、本実施例では全室(収容室270、271、272及び室273)を加熱室として使用するモードでは、コンプレッサ11の運転を停止して、各電気ヒータ80、81、82、83のみにて全室270、271、272、273を加熱するものとしたが、冷媒回路210に、蒸発器17とは別途、冷媒の蒸発させるための蒸発器を設置すると共に、両蒸発器の入口側の配管に冷媒流通を制御する流路制御手段を設けて、当該流路制御手段により蒸発器17に冷媒を流さずに、別途設置された蒸発器に冷媒を流して蒸発させるものとすれば、放熱器14により全室270、271、272、273を加熱することができるようになる。
本発明の一実施例の加熱/冷却システムの冷媒回路図である。 室3及び室4を冷却室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 室3を冷却室、室4を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 室3及び室4を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 本発明の実施例2の加熱/冷却システムの冷媒回路図である。 実施例2の加熱/冷却システムの室3及び室4を冷却室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 実施例2の加熱/冷却システムの室3を冷却室、室4を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 実施例2の加熱/冷却システムの室3及び室4を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 実施例3のオープンショーケースの冷媒回路図である。 実施例3のオープンショーケースの収容室270、271、272及び室273を冷却室として使用するモードにおける動作を示す縦断側面図である。 実施例3のオープンショーケースの収容室270、271を加熱室、収容室272及び室273を冷却室として使用するモードにおける動作を示す縦断側面図である。 実施例3のオープンショーケースの収容室270、271、272を加熱室、室273を冷却室として使用するモードにおける動作を示す縦断側面図である。 実施例3のオープンショーケースの収容室270、271、272及び室273を加熱室として使用するモードを示す縦断側面図である。 従来の加熱冷却システムの内部構成図である。
符号の説明
1 貯蔵室
2 冷却室
3、4、273 室
5、270、271、272 収容室
10、210、310 冷媒回路
11 コンプレッサ
12 ガスクーラ
13、14、15 放熱器
16 膨張弁
17、19 蒸発器
22、24、27、29 ファン
30、32 冷媒導入管
34 冷媒吐出管
36、37、38 冷媒配管
40 第1のバイパス回路
42 第2のバイパス回路
45 内部熱交換器
65、70、72 電磁弁
80、81、82、83 電気ヒータ
100、300 加熱/冷却システム
200 オープンショーケース

Claims (3)

  1. 温/冷切換使用可能とされた収容室を有する加熱/冷却システムにおいて、
    コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器等から構成され、冷媒として二酸化炭素が封入されると共に、高圧側が超臨界圧力となる冷媒回路とを備え、
    前記放熱器により前記収容室内を加熱し、前記蒸発器により前記収容室内を冷却すると共に、前記収容室を断熱的に区画可能な仕切部材を設け、
    該仕切部材にて収容室を区画した場合、一方を前記放熱器により加熱し、他方を前記蒸発器により冷却可能としたことを特徴とする加熱/冷却システム。
  2. 冷媒を放熱させるためのガスクーラと、冷媒を蒸発するための蒸発器を別途設け、前記放熱器、前記ガスクーラ、両蒸発器のそれぞれに対する冷媒流通を制御する流路制御手段とを備えることを特徴とする請求項1の加熱/冷却システム。
  3. 前記コンプレッサは、第1及び第2の圧縮要素を備えると共に、
    前記コンプレッサの前記第1の圧縮要素で圧縮された冷媒を冷却した後、前記第2の圧縮要素に吸い込ませるための中間冷却回路を有し、
    前記放熱器により前記収容室内を加熱する場合には、前記中間冷却回路における冷媒の冷却を実質的に無効とすることを特徴とする請求項1又は請求項2の加熱/冷却システム。
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