JP2005214557A - 加熱冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力の低減を図ることができる加熱/冷却システムを提供する。
【解決手段】 温/冷切換使用可能とされた収容室2、収容室3及び収容室4を有する加熱/冷却システム100において、コンプレッサ11、ガスクーラ12、放熱器13、放熱器14、放熱器15、膨張弁16、蒸発器17、放熱器18、放熱器19、補助蒸発器55等から構成され、冷媒として二酸化炭素が封入されると共に、高圧側が超臨界圧力となる冷媒回路10を備え、放熱器13、放熱器14及び放熱器15により収容室2、収容室3及び収容室4内をそれぞれ加熱し、蒸発器17、蒸発器18及び蒸発器19により収容室2、収容室3及び収容室4内をそれぞれ冷却すると共に、各放熱器13、14、15、各蒸発器17、18、19、ガスクーラ12及び補助蒸発器55のそれぞれに対する冷媒流通を制御する流路制御手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、温/冷切換使用可能とされた収容室を有する加熱/冷却システムに関するものである。
従来この種加熱冷却システムは、図19に示すように断熱壁にて冷却室102と加熱室103とに区画された貯蔵室101と、貯蔵室101の下側に配設された機械室109にて構成されている。そして、機械室109にはコンプレッサ111、ガスクーラ112、減圧手段としてのキャピラリチューブ116等が収容され、エバポレータ(蒸発器)117と共に冷媒回路110を構成している。また、加熱室103には電気ヒータ180が設置されており、当該電気ヒータ180にて加熱された空気をファン128により加熱室103内に送風することにより、加熱室103を加熱する構成とされている。
ここで、図19を参照して従来の加熱冷却システム400の動作を説明する。図示しない制御装置によりファン128の運転が開始され、電気ヒータ180に電力が供給されると、電気ヒータ180にて加熱された空気がファン128にて加熱室103内に循環される。これにより、加熱室103内が加熱される。
また、制御装置はファン127の運転を開始すると共に、コンプレッサ111の図示しない駆動要素を起動する。これにより、コンプレッサ111の図示しない圧縮要素のシリンダ内に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、ガスクーラ112に吐出される。
そして、冷媒ガスはガスクーラ112で放熱した後、内部熱交換器145を経てキャピラリチューブ116に入り、ここで圧力が低下され、エバポレータ117内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、エバポレータ117における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン127の運転により、冷却室102内に循環され、冷却室102内を冷却する。このように、従来の加熱冷却システムでは電気ヒータ180にて加熱室103内を加熱し、冷媒回路110のエバポレータ117にて冷却室102を冷却するものとされていた(特許文献1参照)。
特開平6−18156号公報
ここで、近年一つの収容室に電気ヒータ等の発熱体と蒸発器の両方を設けて、当該収容室を加熱する場合にはヒータを運転して収容室を加熱し、収容室を冷却する場合には電気ヒータの運転を停止すると共に、コンプレッサの運転を開始して、蒸発器で冷媒を蒸発させて収容室を冷却するという温/冷切換使用可能な加熱/冷却システムも開発されている。しかしながら、上記の如く当該収容室の加熱は、電気ヒータ等の発熱体での加熱となるため、消費電力が著しく増大するという問題が生じていた。
本発明は、係る技術的課題を解決するために、温/冷切換使用可能な加熱/冷却システムにおける消費電力の低減を図ることを目的とする。
請求項1の発明の加熱/冷却システムでは、温/冷切換使用可能とされた収容室を有するものであって、コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器等から構成され、冷媒として二酸化炭素が封入されると共に、高圧側が超臨界圧力となる冷媒回路を備え、放熱器により収容室内を加熱し、蒸発器により収容室内を冷却すると共に、冷媒回路は、放熱器とは別途設けられ、冷媒を放熱させるためのガスクーラと、蒸発器とは別途設けられ、冷媒を蒸発させるための補助蒸発器と、放熱器、蒸発器、ガスクーラ及び補助蒸発器のそれぞれに対する冷媒流通を制御する流路制御手段とを備えるものである。
請求項2の発明の加熱/冷却システムでは、上記発明において複数の収容室と、各収容室をそれぞれ加熱又は冷却するための複数の放熱器及び蒸発器とを備えるものである。
請求項3の発明の加熱/冷却システムでは、上記各発明において補助蒸発器を、ガスクーラに対して風下側に配置したものである。
請求項4の発明の加熱/冷却システムでは、上記各発明において収容室内を加熱する電気ヒータを備えたものである。
請求項1の発明の加熱/冷却システムによれば、加熱特性の良好な二酸化炭素を冷媒として使用することで放熱器により収容室内を加熱し、蒸発器により収容室内を冷却することができるようになる。これにより、電気ヒータ等の発熱体を用いることなく収容室内を加熱することができるようになる。
また、電気ヒータ等の発熱体を使用した場合であっても、係る発熱体の容量を小さくすることができるので、消費電力の低減を図ることができるようになる。
更に、収容室を加熱する放熱器とは別途、冷媒を放熱させるためのガスクーラを設けると共に、収容室を冷却する蒸発器とは別途、冷媒を蒸発させるための補助蒸発器を設けて、流路制御手段により放熱器、蒸発器、ガスクーラ及び補助蒸発器に対する冷媒流通を制御することで、収容室加熱時において放熱器により継続的な加熱運転及び収容室冷却運転時において蒸発器により継続的な冷却運転を実現することが可能となる。
これにより、加熱/冷却システムの信頼性及び利便性の向上を図ることができるようになる。
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて複数の収容室を自在に温/冷切換使用することができるようになる。また、上記発明の流路制御手段により、ガスクーラに冷媒を流して、当該ガスクーラにて冷媒を放熱させるものとすれば、全ての収容室を冷却することが可能となる。
更に、流路制御手段により、補助蒸発器に冷媒を流して、当該補助蒸発器にて冷媒を蒸発させるものとすれば、全ての収容室を加熱することが可能となる。
これにより、加熱/冷却システムの利便性をより一層向上させることができるようになる。
また、請求項3の如く補助蒸発器を、ガスクーラに対して風下側に配置すれば、ガスクーラにて冷媒と熱交換して加熱された空気を補助蒸発器に送風することができ、補助蒸発器における冷媒の蒸発を効果的に行うことができるようになる。
更に、ガスクーラからの熱により補助蒸発器にて蒸発する冷媒を充分に加熱して、冷媒の過熱度を確保することができるようになるので、コンプレッサに液冷媒が吸い込まれる液バックを回避することができるようになる。
請求項4の発明によれば、上記各発明において、低外気温時等により放熱器による加熱のみでは収容室を充分に加熱できない場合であっても、放熱器による加熱に加えて電気ヒータにて収容室を加熱することができるようになる。これにより、収容室を効果的に加熱することが可能となる。
以下に図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明を適用した一実施例の加熱/冷却システム100の概略構成図である。尚、本発明の加熱/冷却システムはショーケースや自動販売機、エアコン又は冷温蔵庫等に使用可能なものである。
図1において、1は加熱/冷却システム100の貯蔵室であり、この貯蔵室1内には、収容室2、収容室3及び収容室4が設けられており、それぞれ断熱部材にて囲繞されている。
前記収容室2には当該収容室2を加熱するための放熱器13と、補助ヒータとしての電気ヒータ79と、収容室2を冷却するための蒸発器17と、放熱器13若しくは蒸発器17と熱交換した空気、又は、電気ヒータ79にて加熱された空気を収容室2に送風(循環)するためのファン27が設置されている。
また、収容室3には当該収容室3を加熱するための放熱器14と補助ヒータとしての電気ヒータ80と、収容室3を冷却するための蒸発器18と、放熱器14若しくは蒸発器18と熱交換した空気、又は、電気ヒータ80にて加熱された空気を収容室3に送風(循環)するためのファン28が設置されている。
同様に、収容室4には当該収容室4を加熱するための放熱器15と補助ヒータとしての電気ヒータ81と、収容室4を冷却するための蒸発器19と、放熱器15若しくは蒸発器19と熱交換した空気、又は、電気ヒータ81にて加熱された空気を収容室4に送風(循環)するためのファン29が設置されている。
一方、図1において10は冷媒回路であり、コンプレッサ11、ガスクーラ12、各放熱器13、14、15、減圧装置としての膨張弁16及び各蒸発器17、18、19等により構成されている。尚、ガスクーラ12は各収容室2、3、4に設置された各放熱器13、14、15とは別途設けられ、冷媒を放熱させるためのものである。
即ち、コンプレッサ11の冷媒吐出管34はガスクーラ12に入口に接続されている。ここで、実施例のコンプレッサ11は2段圧縮式のコンプレッサであり、密閉容器11A内に設けられた駆動要素とこの駆動要素により駆動される第1及び第2の圧縮要素にて構成されている。
図中30はコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素のシリンダ内に冷媒を導入するための冷媒導入管であり、この冷媒導入管30の一端は図示しない第1の圧縮要素のシリンダと連通している。この冷媒導入管30の他端は後述する内部熱交換器45の出口に接続されている。
また、冷媒導入管32は第1の圧縮要素で圧縮された冷媒を第2の圧縮要素に導入するための冷媒配管である。前記冷媒吐出管34は前記第2の圧縮要素で圧縮された冷媒をガスクーラ12に吐出させるための冷媒配管である。
ガスクーラ12の出口側に接続された冷媒配管36は前記内部熱交換器45を通過する。尚、内部熱交換器45は高圧側の冷媒と低圧側の冷媒とを熱交換させるためのものである。
内部熱交換器45の出口に接続された冷媒配管37は、膨張弁16を経て収容室2の蒸発器17の入口に接続されている。
ここで、冷媒吐出管34の途中部には第1のバイパス回路40が分岐接続されている。この第1のバイパス回路40は、更に、配管50、配管52、配管54に分岐した後、合流して、冷媒配管36に接続される。この第1のバイパス回路40及び冷媒吐出管34には第1のバイパス回路40及びガスクーラ12に対する冷媒流通を制御する流路制御手段としての電磁弁70、72が設けられている。
そして、配管50は、収容室2に設置された放熱器13を通過するように設けられており、放熱器14の入口側の配管50には、当該放熱器14に対する冷媒流通を制御するための流路制御手段としての電磁弁60が設置されている。
前記配管52は、収容室3に設置された放熱器14を通過するように設けられており、放熱器14の入口側の配管52には、当該放熱器14に対する冷媒流通を制御するための流路制御手段としての電磁弁62が設置されている。
また、配管54は、収容室4に設置された放熱器15を通過するように設けられており、放熱器15の入口側の配管54には、当該放熱器15に対する冷媒流通を制御するための流路制御手段としての電磁弁64が設置されている。
更に、膨張弁16から出た冷媒配管37の途中部からは第2のバイパス回路42が分岐接続されている。この第2のバイパス回路42は、更に配管56と配管58に分岐した後、それぞれ蒸発器17から出た配管38に合流する。
前記配管56は、収容室3に設置された蒸発器18を通過するように設けられており、蒸発器18の入口側の配管56には、当該蒸発器18に対する冷媒流通を制御するための流路制御手段としての電磁弁63が設置されている。
また、配管58は、収容室4に設置された蒸発器19を通過するように設けられており、蒸発器19の入口側の配管58には、当該放蒸発器58に対する冷媒流通を制御するための流路制御手段としての電磁弁65が設置されている。
そして、蒸発器17の入口側の前記第2のバイパス回路42が接続された冷媒配管37の下流側には、当該蒸発器17に対する冷媒流通を制御するための流路制御手段としての電磁弁61が設置されている。
更にまた、膨張弁16の出口側であり、前記第2のバイパス回路42の分岐より上流側の冷媒配管37には第3のパイパス回路44が分岐接続されている。この第3のバイパスは補助蒸発器55を通過するように設置されており、補助蒸発器55を出た配管は、蒸発器17から出た冷媒配管38と合流する構成とされている。第3のバイパス回路44の前記補助蒸発器55の入口側には当該補助蒸発器55への冷媒流通を制御するための流路制御手段としての電磁弁59が設置されている。尚、補助蒸発器55は、前記各収容室2、3、4に設置された蒸発器17、18、19とは別途設けられ、冷媒を蒸発させるためのものである。
ここで、冷媒回路10に封入する冷媒としては地球環境にやさしく、可燃性及び毒性等を考慮して自然冷媒である二酸化炭素(CO2)を使用する。
上述する各電磁弁59、60、61、62、63、64、65及び電磁弁70、72はそれぞれ図示しない制御装置により弁の開閉が制御されている。そして、制御装置はこれら電磁弁59、60、61、62、63、64、65、70及び72により冷媒流通を制御して、収容室2、収容室3及び収容室4の温/冷を切換可能としている。尚、上記制御装置は加熱/冷却システム100の制御を司る制御手段であり、コンプレッサ11の運転及び各ファン27、28、29等の運転も制御している。
(1)収容室2、収容室3及び収容室4を冷却室として使用するモード
以上の構成で次に本発明の加熱/冷却システム100の動作を説明する。先ず、収容室2、収容室3及び収容室4を物品を冷却するための冷却室として使用するモードについて図2を用いて説明する。図2はこのモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。図示しない制御装置により電磁弁70が開かれ、電磁弁72が閉じられて、第1のバイパス回路40が閉塞される。これにより、コンプレッサ11から吐出される冷媒が全て冷媒吐出管34からガスクーラ12に流れるようになる。
更に、制御装置は電磁弁60、電磁弁62及び電磁弁64を閉じて、冷媒配管50、冷媒配管52及び冷媒配管54を閉塞すると共に、電磁弁63及び電磁弁65を開いて配管56、58を開放する。これにより、第2のバイパス回路42からの冷媒が配管56及び配管58を流れるようになる。また、制御装置は電磁弁61を開いて膨張弁16からの冷媒が蒸発器17に流れるようにすると共に、電磁弁59を閉じて第3のバイパス回路44を閉塞する。尚、図2乃至図6の図面において白い電磁弁は制御装置により弁が開かれた状態を、黒い電磁弁は制御装置により弁が閉じられた状態をそれぞれ示したものである。
また、制御装置は収容室2、収容室3及び収容室4に収容されたファン27、28及び29の運転を開始し、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮されて中間圧となり、冷媒導入管32から一旦密閉容器11A外に吐出された後、第2の圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が開かれ、電磁弁72が閉じられているため、冷媒吐出管34からガスクーラ12に流入する。
ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスはガスクーラ12で放熱した後、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17、18及び19から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。この内部熱交換器45の存在により、ガスクーラ12を出て、内部熱交換器45を通過する冷媒は、低圧側の冷媒に熱を奪われるので、この分、当該冷媒の過冷却度が大きくなる。そのため、蒸発器17、蒸発器18及び蒸発器19における冷却能力が向上する。
係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされる。そして、前述の如く電磁弁61が開かれているので、膨張弁16にて二相混合状態とされた冷媒は、収容室2に設置された蒸発器17内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、収容室2内に循環され、収容室2内を冷却する。そして、冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入る。
一方、膨張弁16で減圧された冷媒の一部は、前述の如く電磁弁63及び電磁弁65が開かれているため、冷媒配管37の途中部から第2のバイパス回路42に入り、そこから更に分岐して配管56及び配管58に分かれる。そして、配管56に入った冷媒は収容室3に設置された蒸発器18に流入し、そこで蒸発して、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。この蒸発器18における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン28の運転により、収容室3内に循環され、収容室3を冷却する。そして、冷媒は蒸発器18から流出して、冷媒配管38を流れる蒸発器17からの冷媒と合流する。
他方、配管58に入った冷媒は収容室4に設置された蒸発器19に流入し、そこで蒸発して周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。係る蒸発器19における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン29の運転により、収容室4内に循環され、収容室4を冷却する。そして、蒸発器19を出た冷媒は、冷媒配管38を流れる蒸発器17及び蒸発器18からの冷媒と合流し、内部熱交換器45に至る。
そこで前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受ける。ここで、各蒸発器17、18及び19で蒸発して低温となり、各蒸発器17、18、19を出た冷媒は、完全に気体の状態でなく液体が混在した状態となる場合もあるが、内部熱交換器45を通過させて高圧側の高温冷媒と熱交換させることで、冷媒が過熱され、この時点で冷媒の過熱度が確保され、完全に気体となる。
これにより、各蒸発器17、18、19から出た冷媒を確実にガス化させることができるようになるので、低圧側にアキュムレータなどを設けることなく、コンプレッサ11に液冷媒が吸い込まれる液バックを確実に防止し、コンプレッサ11が液圧縮にて損傷を受ける不都合を回避することができるようになる。従って、加熱/冷却システム100の信頼性の向上を図ることができるようになる。
尚、内部熱交換器45で加熱された冷媒は、冷媒導入管30からコンプレッサ12の第1の圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
このように、各収容室2、3、4を加熱する放熱器13、14、15とは別途ガスクーラ12を設けて、当該ガスクーラ12にて冷媒を放熱させることで、全ての収容室2、3、4を物品を冷却するための冷却室とすることができるようになる。
(2)収容室2を冷却室・収容室3を加熱室・収容室4を冷却室として使用するモード
次に、収容室2を物品を冷却するための冷却室、収容室3を物品を加熱するための加熱室、収容室4を物品を冷却するための冷却室として使用するモードにおける加熱/冷却システム100の動作について図3を用いて説明する。図3はこのモードの冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
図示しない制御装置により電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれて、第1のバイパス回路40が開放される。これより、コンプレッサ11から吐出される冷媒はガスクーラ12に流れることなく、全て冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40に流入することとなる。
また、制御装置は電磁弁60及び電磁弁64を閉じて冷媒配管50及び冷媒配管54を閉塞すると共に、電磁弁62を開いて冷媒配管52を開放する。これにより、第1のバイパス回路40からの冷媒が冷媒配管52に流れるようになる。更に、制御装置は電磁弁63を閉じて配管56を閉鎖するとと共に、電磁弁65を開いて配管58を開放する。これにより、第2のバイパス回路42からの冷媒が配管58に流れるようになる。更にまた、制御装置は電磁弁59を閉じて第3のバイパス回路44を閉塞し、電磁弁61を開いて膨張弁16からの冷媒が収容室2に設置された蒸発器17に流れるようにする。
また、制御装置は収容室2、収容室3及び収容室4に収容されたファン27、28及び29の運転を開始すると共に、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮され、中間圧となり、冷媒導入管32から一旦密閉容器11A外に吐出された後、第2の圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれているため、冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40に流入する。
そして、前述の如く電磁弁62が開かれ、電磁弁64が閉じられているため、冷媒は第1のバイパス回路40から冷媒配管52に入り、収容室3に設置された放熱器14に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱器14で放熱する。尚、放熱器14における冷媒の放熱によって加熱された空気はファン28の運転により、収容室3内に循環され、収容室3内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器14において冷媒が凝縮しないので、放熱器14での熱交換能力が著しく高く、収容室3内の空気を充分に高温にすることができる。
その後、冷媒は第1のバイパス回路40から冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17及び蒸発器19から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。そして、係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされ、収容室2に設置された蒸発器17内に流入する。
そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、収容室2内に循環され、収容室2内を冷却する。そして、冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入る。
一方、膨張弁16で減圧された冷媒の一部は、前述の如く電磁弁65が開かれているため、冷媒配管37の途中部から第2のバイパス回路42を経て、配管58に入る。そして、配管58に入った冷媒は収容室4に設置された蒸発器19に流入し、そこで蒸発して、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。この蒸発器19における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン29の運転により、収容室4内に循環され、収容室4を冷却する。そして、冷媒は蒸発器19から流出して、冷媒配管38を流れる蒸発器17からの冷媒と合流する。
冷媒配管38にて合流した冷媒は、内部熱交換器45を通過し、そこで前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて、完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
(3)収容室2及び収容室3を冷却室・収容室4を加熱室として使用するモード
次に、収容室2及び収容室3を物品を冷却するための冷却室として使用し、収容室4を物品を加熱するための加熱室として使用するモードにおける加熱/冷却システム100の動作について図4を用いて説明する。図4はこのモードの冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
図示しない制御装置により電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれて、第1のバイパス回路40が開放される。これにより、コンプレッサ11から吐出される冷媒はガスクーラ12に流れることなく、全て冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40に流入することとなる。
更に、制御装置は電磁弁60及び電磁弁62を閉じて、冷媒配管50及び冷媒配管52を閉塞すると共に、電磁弁64を開いて冷媒配管54を開放する。これにより、第1のバイパス回路40からの冷媒が冷媒配管54に流れるようになる。また、制御装置は電磁弁63を開いて配管56を開放すると共に、電磁弁65を閉じて配管58を閉塞する。これにより、第2のバイパス回路42からの冷媒が配管56に流れるようになる。更に、制御装置は電磁弁61を開いて膨張弁16からの冷媒が蒸発器17に流れるようにすると共に、電磁弁59を閉じて第3のバイパス回路44を閉塞する。
また、制御装置は収容室2、収容室3及び収容室4に収容されたファン27、28及び29の運転を開始し、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮され、中間圧となり、冷媒導入管32から一旦密閉容器11A外に吐出された後、第2の圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれているため、冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40に流入する。
そして、前述の如く電磁弁62が閉じられ、電磁弁64が開かれているため、冷媒は第1のバイパス回路40から冷媒配管54に入り、収容室4に設置された放熱器15に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱器15で放熱する。尚、放熱器15における冷媒の放熱によって加熱された空気はファン29の運転により、収容室4内に循環され、収容室4内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器15において冷媒が凝縮しないので、放熱器15での熱交換能力が著しく高く、収容室4内の空気を充分に高温にすることができる。
その後、冷媒は冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17及び蒸発器18から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。そして、係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされ、収容室2に設置された蒸発器17内に流入する。
そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、収容室2内に循環され、収容室2内を冷却する。そして、冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入る。
一方、膨張弁16で減圧された冷媒の一部は、前述の如く電磁弁63が開かれているため、冷媒配管37の途中部から第2のバイパス回路42を経て、配管56に入る。そして、配管56に入った冷媒は収容室3に設置された蒸発器18に流入し、そこで蒸発して、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。この蒸発器18における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン28の運転により、収容室3内に循環され、収容室3を冷却する。そして、冷媒は蒸発器18から流出して、冷媒配管38を流れる蒸発器17からの冷媒と合流する。
冷媒配管38にて合流した冷媒は、内部熱交換器45を通過し、そこで前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて、完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
(4)収容室2を冷却室・収容室3及び収容室4を加熱室として使用するモード
次に、収容室2を物品を冷却するための冷却室として使用し、収容室3及び収容室4を物品を加熱するための加熱室として使用するモードにおける加熱/冷却システム100の動作について、図5を用いて説明する。図5はこのモードの冷媒の流れを示す冷媒回路図である。
図示しない制御装置により電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれて、第1のバイパス回路40が開放される。これにより、コンプレッサ11から吐出される冷媒はガスクーラ12に流れることなく、全て冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40に流入することとなる。
更に、制御装置は電磁弁60を閉じて、冷媒配管50を閉塞すると共に、電磁弁62及び電磁弁64を開いて、冷媒配管52及び冷媒配管54を開放する。これにより、第1のバイパス回路40からの冷媒はそれぞれ冷媒配管52と冷媒配管54に分岐して流入するようになる。また、制御装置は電磁弁61及び電磁弁59を開くと共に、電磁弁63及び電磁弁65を閉じて配管56及び配管58を閉塞する。これにより、膨張弁16からの冷媒は第2のバイパス回路42に流れること無く、収容室2に設置された蒸発器17と第3のバイパス回路44とに流入する。
また、制御装置は収容室2、収容室3及び収容室4に収容されたファン27、28及び29の運転を開始し、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮され、中間圧となり、冷媒導入管32から一旦密閉容器11A外に吐出された後、第2の圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれているため、冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40に流入する。
そして、前述の如く電磁弁62及び電磁弁64が開かれているため、冷媒は第1のバイパス回路40からそれぞれ冷媒配管52と冷媒配管54とに分かれて入る。そして、冷媒配管52に入った冷媒は、収容室3に設置された放熱器14に流入し、そこで放熱する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮することなく、超臨界の状態のまま放熱する。尚、放熱器14における冷媒の放熱によって加熱された空気はファン28の運転により、収容室3内に循環され、収容室3内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器14において冷媒が凝縮しないので、放熱器14での熱交換能力が著しく高く、収容室3内の空気を充分に高温にすることができる。
一方、冷媒配管54に入った冷媒は、収容室4に設置された放熱器15に流入する。そこで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮することなく、超臨界の状態のまま放熱する。尚、放熱器15における冷媒の放熱によって加熱された空気はファン29の運転により、収容室4内に循環され、収容室4内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器15において冷媒が凝縮しないので、放熱器15での熱交換能力が著しく高く、収容室4内の空気を充分に高温にすることができる。
その後、放熱器14又は放熱器15から出た冷媒は合流し、第1のバイパス回路40から冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過を通過する。冷媒はそこで蒸発器17及び補助蒸発器55から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。そして、係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされ、収容室2に設置された蒸発器17内に流入する。
そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、収容室2内に循環され、収容室2内を冷却する。そして、冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入る。
一方、膨張弁16で減圧した冷媒の一部は、前述の如く電磁弁59が開かれているため、第3のバイパス回路44に入り、そこに設けられた補助蒸発器55内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮した後、冷媒配管38を流れる前記蒸発器17からの冷媒と合流し、内部熱交換器45を通過する。
そこで、冷媒は前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
このように、収容室3及び収容室4を物品を加熱するための加熱室として使用した場合であっても、蒸発器17に加えて、補助蒸発器55にて冷媒を蒸発させることで、収容室3及び収容室4を充分に加熱することができるようになる。
(5)収容室2、収容室3及び収容室4を加熱室として使用するモード
最後に、収容室2、収容室3及び収容室4を物品を加熱するための加熱室として使用するモードについて図6を用いて説明する。図6はこのモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。図示しない制御装置により電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれて、第1のバイパス回路40が開放される。これにより、コンプレッサ11から吐出される冷媒はガスクーラ12に流れることなく、全て冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40に流入することとなる。
更に、制御装置は電磁弁60、電磁弁62及び電磁弁64を開いて冷媒配管50、冷媒配管52及び冷媒配管54を開放する。これにより、第1のバイパス回路40からの冷媒はそれぞれ冷媒配管50と冷媒配管52と冷媒配管54とに分岐して流入するようになる。また、制御装置は電磁弁61を閉じて、蒸発器17への冷媒流通を停止すると共に、電磁弁63及び電磁弁65を閉じて、配管56及び配管58を閉塞する。更に、制御装置は電磁弁59を開いて、第3のバイパス回路44を開放する。これにより、膨張弁16からの冷媒は第2のバイパス回路42や、蒸発器17に流れることなく、全て第3のバイパス回路44に流入するようになる。
また、制御装置は収容室2、収容室3及び収容室4に収容されたファン27、28及び29の運転を開始し、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮され、中間圧となり、冷媒導入管32から一旦密閉容器11A外に吐出された後、第2の圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれているため、冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40に流入する。
そして、前述の如く電磁弁60、電磁弁62及び電磁弁64が開かれているため、冷媒は第1のバイパス回路40からそれぞれ冷媒配管50と冷媒配管52と冷媒配管54とに分かれて入る。そして、冷媒配管50に入った冷媒は、収容室2に設置された放熱器13に流入し、そこで放熱する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮することなく、超臨界の状態のまま放熱する。尚、放熱器13における冷媒の放熱によって加熱された空気はファン27の運転により、収容室2内に循環され、収容室2内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器13において冷媒が凝縮しないので、放熱器13での熱交換能力が著しく高く、収容室3内の空気を充分に高温にすることができる。
一方、冷媒配管52に入った冷媒は、収容室3に設置された放熱器14に流入し、そこで放熱する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮することなく、超臨界の状態のまま放熱する。尚、放熱器14における冷媒の放熱によって加熱された空気はファン28の運転により、収容室3内に循環され、収容室3内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器14において冷媒が凝縮しないので、放熱器14での熱交換能力が著しく高く、収容室3内の空気を充分に高温にすることができる。
他方、冷媒配管54に入った冷媒は、収容室4に設置された放熱器15に流入する。そこで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮することなく、超臨界の状態のまま放熱する。尚、放熱器15における冷媒の放熱によって加熱された空気はファン29の運転により、収容室4内に循環され、収容室4内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器15において冷媒が凝縮しないので、放熱器15での熱交換能力が著しく高く、収容室4内の空気を充分に高温にすることができる。
その後、放熱器13、放熱器14又は放熱器15から出た冷媒は合流し、第1のバイパス回路40から冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過を通過する。冷媒はそこで補助蒸発器55から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。そして、係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされる。
膨張弁16にて二相混合状態とされた冷媒は前述の如く電磁弁59が開かれているため、第3のバイパス回路44に入り、そこに設けられた補助蒸発器55内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮した後、冷媒配管38に入り、内部熱交換器45を通過する。
そこで、冷媒は前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
このように、各収容室2、3、4を冷却する蒸発器17、18、19とは別途補助蒸発器55を設けて、当該補助蒸発器55にて冷媒を蒸発させることで、全収容室2、3、4を物品を加熱する加熱室として使用することができるようになる。これにより、全収容室2、3、4を加熱室として使用した場合であっても、補助蒸発器55にて冷媒を蒸発させることが可能となり、冷媒回路10を用いた継続的な加熱運転を実現することができるようになる。従って、当該加熱/冷却システム100の信頼性を向上させることができるようにになる。
以上詳述する如く、加熱特性の良好な二酸化炭素を冷媒として使用することで、各収容室2、3、4内をそれぞれ放熱器13、14、15により加熱し、蒸発器17、18、19により冷却することができるようになる。これにより、冷媒回路10によって、電気ヒータ等の発熱体や格別な加熱装置を設置することなく、各収容室2、3、4を加熱することができるようになる。これにより、加熱/冷却システム100の消費電力を著しく低減することができるようになる。
更に、上記各モードの如く各電磁弁59、60、61、62、63、64、65、70及び72により冷媒流通を制御することで収容室2、収容室3及び収容室4が温/冷切換使用可能となるので、使用状況により各電磁弁の開閉を切り換えることで、収容室2、収容室3及び収容室4の温/冷を自在に制御することが可能となる。
尚、収容室2、及び/又は、収容室3、及び/又は、収容室4を物品を加熱するための加熱室として使用するモードの場合、各収容室2、3、4に設置された電気ヒータ79、80、81を運転して、放熱器13、放熱器14及び放熱器15による加熱に加えて電気ヒータ79、80、81による加熱を補足的に実行するものとしても構わない。この場合、冬場などの低外気温時において生じる加熱能力の不足により各収容室2、3、4を充分に加熱できなくなる不都合を未然に回避することができるようになる。また、電気ヒータ79、80、81は放熱器13、14、15による加熱の補足的に行うものとするため、係る電気ヒータ79、80、81の容量を小さくすることができるので、電気ヒータのみでの加熱の場合と比べて、消費電力を低減することができるようになる。
尚、実施例1では、ガスクーラ12と補助蒸発器55とを冷媒回路10内に別々に設置するものとしたが、これに限らず、ガスクーラと補助蒸発器とを一体に構成するものとしても構わない。図7はこの場合の加熱/冷却システム300の概略構成図である。尚、図1乃至図6と同一の符号が付されているものは、同様若しくは類似の効果を奏するものである。
図7において、310は本実施例における冷媒回路であり、コンプレッサ11、ガスクーラ12、各放熱器13、14、15、減圧装置としての膨張弁16及び各蒸発器17、18、19等により構成されている。
図中、344は第3のバイパス回路であり、冷媒配管37の途中部から分岐接続している。この第3のバイパス回路344は補助蒸発器55を通過するように設置されており、補助蒸発器55から出た配管は、蒸発器17から出た冷媒配管38と合流するように構成されている。また、補助蒸発器55は前記ガスクーラ12と一体に構成されており、補助蒸発器55をガスクーラ12に対して風下側に配置している。即ち、ファン22による通風に対して風上側にガスクーラ、風下側に補助蒸発器55を設置している。また、補助蒸発器55の入口側には当該補助蒸発器55への冷媒流通を制御するための流路制御手段としての電磁弁59が設置されている。
尚、各収容室2、3、4を加熱/冷却する各モードにおける動作は上記実施例1の動作と同様であるが、図8乃至図12を用いて各電磁弁59、60、61、62、63、64、65、70及び72の開閉について簡単に説明する。図8乃至図12において白の電磁弁は制御装置により弁が開かれた状態を、黒の電磁弁は制御装置により弁が閉じられた状態をそれぞれ示したものである。尚、冷媒回路310に封入する冷媒は上記実施例と同様に二酸化炭素を使用するものとする。
先ず、収容室2、収容室3及び収容室4を物品を冷却するための冷却室として使用するモードでは、図8に示すように、電磁弁70を開き、電磁弁72を閉じて、第1のバイパス回路40を閉塞し、コンプレッサ11から吐出された冷媒が全てガスクーラ12に流れるようにする。更に、電磁弁60、電磁弁62及び電磁弁64を閉じて、冷媒配管50、冷媒配管52及び冷媒配管54を閉塞すると共に、電磁弁61、電磁弁63及び電磁弁65を開き、配管56、58を開放する。これにより、膨張弁16にて減圧された冷媒が蒸発器17、蒸発器18及び蒸発器19にて蒸発するようになり、収容室2、収容室3及び収容室4を冷却することができるようになる。
次に、収容室2及び収容室4を物品を冷却するための冷却室とし、収容室3を物品を加熱するための加熱室として使用するモードでは、図9に示すように、電磁弁70を閉じ、電磁弁72を開いて、第1のバイパス回路40を開放し、コンプレッサ11から吐出された冷媒が全て第1のバイパス回路40に流れるようにする。更に、電磁弁60及び電磁弁64を閉じて、冷媒配管50及び冷媒配管54を閉塞すると共に、電磁弁62を開いて、冷媒配管52を開放する。これにより、第1のバイパス回路40からの冷媒が全て冷媒配管52に入り、収容室3に設置された放熱器14にて放熱するようになり、収容室3内を加熱することができるようになる。また、電磁弁63を閉じて、配管56を閉塞すると共に、電磁弁61及び電磁弁65を開き、配管58を開放する。これにより、膨張弁16にて減圧された冷媒が蒸発器17、蒸発器19にて蒸発するようになり、収容室2、収容室4を冷却することができるようになる。
次に、収容室2及び収容室3を物品を冷却するための冷却室とし、収容室4を物品を加熱するための加熱室として使用するモードでは、図10に示すように、電磁弁70を閉じ、電磁弁72を開いて、第1のバイパス回路40を開放し、コンプレッサ11から吐出された冷媒が全て第1のバイパス回路40に流れるようにする。更に、電磁弁60及び電磁弁62を閉じて、冷媒配管50及び冷媒配管52を閉塞すると共に、電磁弁64を開いて、冷媒配管54を開放する。これにより、第1のバイパス回路40からの冷媒が全て冷媒配管54に入り、収容室4に設置された放熱器15にて放熱するようになり、収容室4内を加熱することができるようになる。また、電磁弁65を閉じて、配管58を閉塞すると共に、電磁弁61及び電磁弁63を開き、配管56を開放する。これにより、膨張弁16にて減圧された冷媒が蒸発器17、蒸発器18にて蒸発するようになり、収容室2、収容室3を冷却することができるようになる。
次に、収容室2を物品を冷却するための冷却室とし、収容室3及び収容室4を物品を加熱するための加熱室として使用するモードでは、図11に示すように、電磁弁70を閉じ、電磁弁72を開いて、第1のバイパス回路40を開放し、コンプレッサ11から吐出された冷媒が全て第1のバイパス回路40に流れるようにする。更に、電磁弁60を閉じて、冷媒配管50を閉塞すると共に、電磁弁62及び電磁弁64を開いて、冷媒配管52及び冷媒配管54を開放する。これにより、第1のバイパス回路40からの冷媒が冷媒配管52と冷媒配管54とに分かれて入り、放熱器14、放熱器15にて放熱して、収容室3及び収容室4内を加熱することができるようになる。また、電磁弁61を開くと共に、電磁弁63及び電磁弁65を閉じて、配管56及び配管58を閉塞する。これにより、膨張弁16にて減圧された冷媒が蒸発器17にて蒸発するようになり、収容室2を冷却することができるようになる。
また、このとき、電磁弁59を開いて、膨張弁16にて減圧された冷媒を第3のバイパス回路344に流して、補助蒸発器55にて蒸発させることで、蒸発器17による冷媒の蒸発に加えて、補助蒸発器55にて冷媒を充分に蒸発させることができるので、放熱器14、15における放熱能力を高く維持して、収容室3及び収容室4を充分に加熱することができるようになる。
最後に、収容室2、収容室3及び収容室4を物品を加熱するための加熱室として使用するモードでは、図12に示すように、電磁弁70を閉じ、電磁弁72を開いて、第1のバイパス回路40を開放し、コンプレッサ11から吐出された冷媒が全て第1のバイパス回路40に流れるようにする。更に、電磁弁60、電磁弁62及び電磁弁64を開いて、冷媒配管50、冷媒配管52及び冷媒配管54を開放する。これにより、第1のバイパス回路40からの冷媒は冷媒配管50と、冷媒配管52と、冷媒配管54とに分かれて入り、放熱器13、放熱器14及び放熱器15にてそれぞれ放熱し、収容室2、収容室3及び収容室4内をそれぞれ加熱することができる。また、電磁弁61を閉じて蒸発器17への冷媒流通を停止すると共に、電磁弁63及び電磁弁65を閉じて、配管56、58を閉塞する。
また、このとき電磁弁59を開いて、第3のバイパス回路344を開放して、膨張弁16にて減圧された冷媒が全て第3のバイパス回路344に流れるようにする。これにより、第3のバイパス回路344に設置された補助蒸発器55にて冷媒が蒸発するようになり、全収容室2、3、4を加熱室として使用した場合であっても、放熱器13、14、15による継続的な加熱運転を実現することができるようになる。
尚、本実施例の如く、ガスクーラ12と補助蒸発器55とを一体に構成することで、当該ガスクーラ12及び補助蒸発器55の設置スペースを縮小することができるようになり、加熱/冷却システム300の省スペース化を図ることができるようになる。
更に、ファン22による通風に対して風上側にガスクーラ12、風下側に補助蒸発器55を配置することで、ガスクーラ12における冷媒の放熱により加熱された空気を補助蒸発器55に送風することができるので、補助蒸発器55において冷媒を積極的に蒸発させることができるようになる。
即ち、補助蒸発器55にて冷媒を効果的に蒸発させることができるので、冷媒を蒸発させる能力が向上するため、その結果、冷媒の加熱能力も向上し、継続的な加熱運転を実現することができるようになる。これにより、加熱/冷却システム300の性能の向上を図ることができるようになる。
また、上記各実施例では温/冷切換使用可能な収容室を3室(収容室2、収容室3及び収容室4)設けるものとしたが、これに限らず、4室以上の複数の収容室と、各収容室を加熱若しくは冷却するための複数の放熱器及び蒸発器を設けて流路制御手段により各放熱器及び蒸発器への冷媒流通を制御することで、温/冷切換使用可能なものとしても良い。
更にまた、上記各実施例では収容室2、収容室3及び収容室4にそれぞれ放熱器13、放熱器14及び放熱器15と、蒸発器17、蒸発器18及び蒸発器19を設置して各電磁弁59、60、61、62、63、64、65、70、72の開閉により冷媒流通を制御して、収容室2、収容室3及び収容室4の加熱/冷却を制御するものとしたが、これに限らず、ファンの送風を切り換える等により、収容室に温風若しくは冷風を送風して、加熱若しくは冷却するものとしても構わない。
次に、本発明の加熱/冷却システムをオープンショーケース200に適応した場合の実施例について図13乃至図17を用いて説明する。図13はオープンショーケース200の冷媒回路図、図14乃至図17はオープンショーケース200の縦断側面図をそれぞれ示している。尚、図13乃至図17において図1乃至図12と同一の符号が付されているものは同様、若しくは、類似の効果を奏するものとする。
本実施例のオープンショーケース200はスーパーマーケットなどの店舗内に設置される縦型のオープンショーケースであり、断面略コ字状の断熱壁211と、断熱壁の両側に取り付けられる図示しない側板とから構成されている。断熱壁211の内側には仕切板212が取り付けられており、断熱壁211と仕切板212の間にはダクト213が形成され、仕切板212の内側が貯蔵室1とされている。
この貯蔵室1内には複数段(実施例では4段)の棚が架設され、各棚214、215、216、217上の空間を物品を収容するための収容室270、271、272、273としている。また、各棚214、215、216、217上には各収容室270、271、272、273をそれぞれ加熱するための補助ヒータとしての電気ヒータ80、81、82、83が取り付けられている。各電気ヒータ80、81、82、83は後述する放熱器14による加熱で不足した能力を補うために設けられたものである。
貯蔵室1の前面開口の上縁及び下縁にはそれぞれ吸込口230、232が形成されており、吸込口230は後述する上部ダクト220に、吸込口232は後述する底部ダクト219にそれぞれ連通している。
一方、貯蔵室1の底部にはデックパン218が取り付けられ、このデックパン218の下方は前記ダクト213に連通した底部ダクト219とされ、この底部ダクト219内には、各収容室270、271、272、273を冷却するための蒸発器17と、ファン27とが設置される。また、デックパン218には、収容室273と底部ダクト219とを上下に貫通する孔234、234が形成されており、ここから、蒸発器17と熱交換した空気がファン27により収容室273内に送風される構成とされている。
他方、貯蔵室1の上部には同様にダクト213と連通する上部ダクト220が形成され、この上部ダクト220内には、各収容室270、271、272、273を加熱するための放熱器14と、ファン24とが設置されている。また、収容室270と上部ダクト220とは上下に貫通する孔236が形成されており、この孔236、236から、放熱器14と熱交換した空気がファン24により収容室270内に送風される構成とされている。
更に、仕切板212にはダクト213内と各収容室270、271、272、273とを連通する連通孔237、238、239、240がそれぞれ形成されており、ここから、蒸発器17若しくは放熱器14と熱交換した空気が各ファン27、24によりダクト213を経て各連通路237、238、239、240から各収容室270、271、272、273内に送風される構成とされている。
ここで、前述した棚214、215、216はダクト213内に貫通し、当該ダクト213を上下に仕切ることができる。即ち、棚214、215、216の背面(図14乃至図17ではダクト213側)には各棚214、215、216をダクト213内に挿入可能な図示しない孔が形成されており、孔から棚214、棚215若しくは棚216をダクト213内に挿入することで、ダクト213内の空気の流れを各々遮断することが可能となり、ダクト213内を上下に区画することができるようになる。
一方、前記底部ダクト219の下方には機械室280が形成され、この機械室280内には後述する冷媒回路210の一部を構成するコンプレッサ11と、ガスクーラ12、内部熱交換器45、減圧装置としての膨張弁16及等が収容されている。尚、本実施例で使用するコンプレッサ11は2段圧縮式のコンプレッサであり、駆動要素とこの駆動要素にて駆動される第1及び第2の圧縮要素にて構成されている。また、ガスクーラ12はコンプレッサ11から吐出された高温高圧の冷媒を放熱させるためのものであり、当該ガスクーラ12の近傍にはファン22が設置されている。
ここで、前述した冷媒回路210を図13を用いて説明する。冷媒回路210はコンプレッサ11、ガスクーラ12、放熱器14、膨張弁16及び蒸発器17等により構成されている。即ち、コンプレッサ11の冷媒吐出管34はガスクーラ12の入口に接続されている。ガスクーラ12の出口側に接続された冷媒配管36は内部熱交換器45を通過する。尚、内部熱交換器45は高圧側の冷媒と低圧側の冷媒とを熱交換させるためのものである。内部熱交換器45の出口に接続された冷媒配管37は、膨張弁16を経て底部ダクト219内の設置された蒸発器17の入口に接続されている。また、蒸発器17を出た冷媒配管38は内部熱交換器45を通過し、冷媒導入管30に接続される。尚、冷媒導入管30はコンプレッサ11の第1の圧縮要素に接続され、ここからコンプレッサ11内に低圧冷媒が吸い込まれる。
また、図13において32はコンプレッサ11の第1の圧縮要素にて圧縮された冷媒を第2の圧縮要素に導入するための冷媒導入管32であり、当該冷媒導入管32は密閉容器外に設けられた中間冷却器25を通過した後、第2の圧縮要素に吸い込まれる構成とされている。中間冷却器25は第1の圧縮要素にて圧縮された冷媒を冷却するためのものであり、前記ガスクーラ12と一体に構成されている。
ここで、前記冷媒吐出管34の途中部には第1のバイパス回路40が分岐接続されており、この第1のバイパス回路40の出口は冷媒配管36の途中部に接続されている。当該第1のバイパス回路40は上部ダクト220内に設置された放熱器14を通過するように設けられている。また、第1のバイパス回路40の放熱器14の入口側及び冷媒吐出管34にはコンプレッサ11の第2の圧縮要素で圧縮された高圧側の冷媒を冷媒吐出管34からガスクーラ12に流すか、第1のバイパス回路40に流すかを制御する流路制御手段としての電磁弁70、72が設けられており、図示しない制御装置にて開閉が制御されている。
尚、冷媒回路210には冷媒として二酸化炭素が封入されており、当該冷媒回路210の高圧側は超臨界圧力となる。
(1)収容室270、271、272、273を冷却室とするモード
以上の構成で次にオープンショーケース200の動作について説明する。先ず、収容室270、271、272、273を物品を冷却するための冷却室として使用するモードの動作について図14を用いて説明する。
尚、このモードでは棚214、215若しくは棚216はダクト213内に挿入しないものとする。図示しない制御装置により電磁弁70が開かれ、電磁弁72が閉じられて、第1のバイパス回路40が閉塞される。これにより、コンプレッサ11から吐出される冷媒は第1のバイパス回路40に流れることなく、全て冷媒吐出管34からガスクーラ12内に流入することとなる。
また、制御装置は機械室280、底部ダクト219及び上部ダクト220に収容されたファン22、ファン27及びファン24の運転を開始すると共に、コンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮されて中間圧となり、冷媒導入管32から一旦密閉容器外に吐出され、中間冷却器25を通過する。そして冷媒は中間冷却器25を通過する過程でファン22による通風を受けて放熱した後、第2の圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。
コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が開かれ、電磁弁72が閉じられているため、冷媒吐出管34からガスクーラ12内に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスはガスクーラ12にてファン22による通風を受けて放熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、ガスクーラ12において冷媒が凝縮せずに、超臨界の状態のままガスクーラ12を出て、冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。
冷媒はそこで蒸発器17から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。この内部熱交換器45の存在により、ガスクーラ12を出て内部熱交換器45を通過する冷媒は、低圧側の冷媒に熱を奪われるので、この分、当該冷媒の過冷却度が大きくなる。そのため、蒸発器17における冷却能力が向上する。
係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされる。そして、二相混合状態とされた冷媒は、底部ダクト219に設置された蒸発器17内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、孔234、234から冷却室273に入り、当該収容室273内を冷却する。更に、蒸発器17にて冷却された空気はファン27の運転により、ダクト213及び上部ダクト220に入り、各連通孔237、238、239、240及び孔236、236から収容室270、271、272、273に送風され、各収容室270、271、272、273を冷却する。
尚、各収容室270、271、272、273に送風された空気(冷風)は各収容室270、271、272、273を冷却した後、吸込口232から底部ダクト219内に吸い込まれ、再び蒸発器17にて冷却されるサイクルを繰り返す。
一方、蒸発器17にて蒸発した冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入り、内部熱交換器45を通過する。そこで冷媒は前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
(2)収容室270、271を加熱室・収容室272、273を冷却室とするモード
次に、収容室270及び収容室271を物品を加熱するための加熱室として使用し、収容室272及び収容室273を物品を冷却するための冷却室として使用するモードの動作について図15を用いて説明する。
作業者により前記棚215がダクト213内に挿入されると(このとき、棚214、216はダクト213内に挿入されていない状態)、棚215にてダクト213内が上下に区画される。また、図示しない制御装置により電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれて、第1のバイパス回路40が開放される。これにより、コンプレッサ11から吐出される冷媒はガスクーラ12に流れることなく、全て冷媒吐出管34から第1のバイパス回路40に流れるようになる。
更に、前記制御装置は収容室270、271の棚214、215上に設置された電気ヒータ80、81の運転を開始する。これにより、収容室270及び収容室271が加熱される。また、制御装置は底部ダクト219及び上部ダクト220に収容されたファン27及びファン24の運転を開始する。このとき、ファン22は運転しないものとする。更に制御装置はコンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮されて中間圧となり、冷媒導入管32から一旦密閉容器外に吐出され、中間冷却器25を通過する。そして冷媒は中間冷却器25を通過する過程で放熱するが、本モードでは、ファン22を運転しないため、中間冷却器25における冷媒の放熱は僅か、若しくは、殆ど起こらない。これにより、第2の圧縮要素に吸い込まれる冷媒温度を高温に保つことができる。従って、コンプレッサ11から吐出される冷媒の温度も高温となり、放熱器14において周囲の空気を高温に加熱することができるので、放熱器14における加熱能力を維持することができるようになる。
その後、冷媒は第2の圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。
コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれているため、冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40を経て上部ダクト220に設置された放熱器14内に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱器14で放熱する。尚、放熱器14における冷媒の放熱によって加熱された周囲の空気はファン24の運転により、孔236、236から収容室270内に入り、加熱室270を加熱する。更に、放熱器14により加熱された空気は、ファン24によりダクト213を経て連通孔237及び連通孔238から収容室270及び収容室271に入り、当該収容室270、271内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器14において冷媒が凝縮しないので、放熱器14での熱交換能力が著しく高く、収容室270、271内の空気を充分に高温にすることができる。
また、ファン24にて送風される空気(温風)は、前述の如く棚215にてダクト213内が区画されているため、棚215より下側に送風されることはない。これにより、棚215より上側の室である収容室270及び収容室271を加熱することができる。
一方、収容室270、271に送風された空気(温風)は当該収容室270、271を加熱した後、吸込口230から上部ダクト220内に吸い込まれ、再び放熱器14にて加熱されるサイクルを繰り返す。
他方、放熱器14にて放熱した冷媒は第1のバイパス回路40から冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。この内部熱交換器45の存在により、放熱器14を出て内部熱交換器45を通過する冷媒は、低圧側の冷媒に熱を奪われるので、この分、当該冷媒の過冷却度が大きくなる。そのため、蒸発器17における冷却能力が向上する。
係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされる。そして、二相混合状態とされた冷媒は、底部ダクト219に設置された蒸発器17内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、孔234、234から収容室273に入り、当該収容室273内を冷却する。更に、蒸発器17にて冷却された空気はファン27の運転により、ダクト213に入り、連通孔239及び連通孔240から収容室272及び収容室273に送風され、当該収容室272、273内を冷却する。
ここで、ファン27にて送風される空気(冷風)は、前述の如く棚215にてダクト213内が区画されているため、棚215より上側に送風されることはない。これにより、棚215より下側の室である収容室272及び収容室273を冷却することができる。
尚、収容室272、273に送風された空気(冷風)は当該収容室272、273を冷却した後、吸込口232から底部ダクト219内に吸い込まれ、再び蒸発器17にて冷却されるサイクルを繰り返す。
一方、蒸発器17にて蒸発した冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入り、内部熱交換器45を通過する。そこで冷媒は前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
(3)収容室270、271、272を加熱室・収容室273を冷却室とするモード
次に、収容室270、271、272を物品を加熱するための加熱室とし、収容室273を物品を冷却するための冷却室として使用するモードの動作について図16を用いて説明する。
作業者により前記棚216がダクト213内に挿入されると(このとき、棚214、215はダクト213内に挿入されていない状態)、棚216にてダクト213内が上下に区画される。また、図示しない制御装置により電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれて、第1のバイパス回路40が開放される。これにより、コンプレッサ11から吐出される冷媒はガスクーラ12に流れることなく、全て冷媒吐出管34から第1のバイパス回路40に流れるようになる。
更に、前記制御装置は収容室270、271、272の棚214、215、216上に設置された電気ヒータ80、81、82の運転を開始する。これにより、収容室270、271、272が加熱される。また、制御装置は底部ダクト219及び上部ダクト220に収容されたファン27及びファン24の運転を開始する。このとき、ファン22は運転しないものとする。更に、制御装置はコンプレッサ11の駆動要素を駆動する。これにより、冷媒導入管30からコンプレッサ11の図示しない第1の圧縮要素に低圧の冷媒ガスが吸い込まれて圧縮されて中間圧となり、冷媒導入管32から一旦密閉容器外に吐出され、中間冷却器25を通過する。そして冷媒は中間冷却器25を通過する過程で放熱するが、本モードでは、ファン22を運転しないため、中間冷却器25における冷媒の放熱は僅か、若しくは、殆ど起こらない。
これにより、第2の圧縮要素に吸い込まれる冷媒温度を高温に保つことができる。従って、コンプレッサ11から吐出される冷媒の温度も高温となり、放熱器14において周囲の空気を高温に加熱することができるので、放熱器14における加熱能力を維持することができるようになる。
その後、冷媒は第2の圧縮要素に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒ガスとなり、冷媒吐出管34からコンプレッサ11の外部に吐出される。このとき、冷媒は適切な超臨界圧力まで圧縮されている。
コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスは、前述の如く電磁弁70が閉じられ、電磁弁72が開かれているため、冷媒吐出管34の途中部から第1のバイパス回路40を経て上部ダクト220に設置された放熱器14内に流入する。ここで、コンプレッサ11で圧縮された高温高圧の冷媒は凝縮せず、超臨界状態で運転される。そして、係る高温高圧の冷媒ガスは放熱器14で放熱する。尚、放熱器14における冷媒の放熱によって加熱された周囲の空気はファン24の運転により、孔236、236から収容室270に入り、収容室270内を加熱する。更に、放熱器14により加熱された空気は、ファン24によりダクト213を経て各連通孔237、238、239から収容室270、271、272に入り、各収容室270、271、272内を加熱する。また、本発明では冷媒として二酸化炭素を使用しているため、放熱器14において冷媒が凝縮しないので、放熱器14での熱交換能力が著しく高く、収容室270、271、272内の空気を充分に高温にすることができる。
また、ファン24にて送風される空気(温風)は、前述の如く棚216にてダクト213内が区画されているため、棚216より下側に送風されることはない。これにより、棚216より上側の室である収容室270、271、272を加熱することができる。
一方、収容室270、271、272に送風された空気(温風)は当該収容室270、271、272を加熱した後、吸込口230から上部ダクト220内に吸い込まれ、再び放熱器14にて加熱されるサイクルを繰り返す。
他方、放熱器14にて放熱した冷媒は第1のバイパス回路40から冷媒配管36に入り、内部熱交換器45を通過する。冷媒はそこで蒸発器17から出た低圧側の冷媒に熱を奪われて更に冷却される。この内部熱交換器45の存在により、放熱器14を出て内部熱交換器45を通過する冷媒は、低圧側の冷媒に熱を奪われるので、この分、当該冷媒の過冷却度が大きくなる。そのため、蒸発器17における冷却能力が向上する。
係る内部熱交換器45で冷却された高圧側の冷媒ガスは膨張弁16に至る。尚、膨張弁16の入口では冷媒ガスはまだ超臨界の状態である。冷媒は膨張弁16における圧力低下により、気体/液体の二相混合状態とされる。そして、二相混合状態とされた冷媒は、底部ダクト219に設置された蒸発器17内に流入する。そこで冷媒は蒸発し、周囲の空気から吸熱することにより冷却作用を発揮する。尚、蒸発器17における冷媒の蒸発によって冷却された空気はファン27の運転により、孔234、234若しくはダクト213を経て連通孔240から収容室273に入り、当該収容室273内を冷却する。
ここで、ファン27にて送風される空気(冷風)は、前述の如く棚216にてダクト213内が区画されているため、棚216より上側に送風されることはない。これにより、棚216より下側の室である収容室273のみを冷却することができる。
尚、収容室273に送風された空気(冷風)は当該収容室273を冷却した後、吸込口232から底部ダクト219内に吸い込まれ、再び蒸発器17にて冷却されるサイクルを繰り返す。
他方、蒸発器17にて蒸発した冷媒は蒸発器17から流出して、冷媒配管38に入り、内部熱交換器45を通過する。そこで冷媒は前述の高圧側の冷媒から熱を奪い、加熱作用を受けて完全に気体の状態となり、冷媒導入管30からコンプレッサ11の第1の圧縮要素に吸い込まれるサイクルを繰り返す。
(4)収容室270、271、272、273を加熱室として使用するモード
最後に、収容室270、271、272、273を物品を加熱するための加熱室として使用するモードについて説明する。図示しない制御装置により、コンプレッサ11の運転を停止した状態で、各棚214、215、216、217上に設置された各電気ヒータ80、81、82、83の運転を開始し、各収容室270、271、272、273を加熱する。これにより、各収容室270、271、272、273を加熱することができる。
以上のように本実施例の場合においても、収容室270、271、272、273の外部に放熱器14と蒸発器17と当該放熱器14及び蒸発器17と熱交換した空気を送風するためのファン24、27とを設置して、各収容室270、271、272、273の加熱/冷却を切り換えることが可能となる。
また、放熱器14による加熱に加えて、電気ヒータを用いることで、収容室270、271、272、273を充分に加熱することができるようになる。このように、電気ヒータを放熱器14の加熱に加えて、補足的に使用するものとすれば、消費電力を低減することができるようになる。
また、本実施例では全収容室270、271、272、273を加熱室として使用するモードでは、コンプレッサ11の運転を停止して、各電気ヒータ80、81、82、83のみにて全収容室270、271、272、273を加熱するものとしたが、図18に示すように冷媒回路210に、蒸発器17とは別途、冷媒の蒸発させるための補助蒸発器55を設置すると共に、蒸発器17及び補助蒸発器55の入口側の配管に冷媒流通を制御する流路制御手段としての電磁弁61、59を設置して、当該電磁弁61を閉じて、蒸発器17に冷媒を流さずに、電磁弁59を開いて、補助蒸発器55に冷媒を流し、当該補助蒸発器55にて冷媒を蒸発させるものとすれば、放熱器14により全収容室270、271、272、273を加熱することができるようになる。
本発明の一実施例の加熱/冷却システムの冷媒回路図である。 収容室2、収容室3及び収容室4を冷却室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 収容室2及び収容室4を冷却室、収容室3を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 収容室2及び収容室3を冷却室、収容室4を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 収容室2を冷却室、収容室3及び収容室4を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 収容室2、収容室3及び収容室4を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 本発明の実施例2の加熱/冷却システムの冷媒回路図である。 実施例2の加熱/冷却システムの収容室2、収容室3及び収容室4を冷却室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 実施例2の加熱/冷却システムの収容室2及び収容室4を冷却室、収容室3を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 実施例2の加熱/冷却システムの収容室2及び収容室3を冷却室、収容室4を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 実施例2の加熱/冷却システムの収容室2を冷却室、収容室3及び収容室4を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 実施例2の加熱/冷却システムの収容室2、収容室3及び収容室4を加熱室として使用するモードにおける冷媒の流れを示す冷媒回路図である。 実施例3のオープンショーケースの冷媒回路図である。 実施例3のオープンショーケースの各収容室270、271、272、273を冷却室として使用するモードにおける動作を示す縦断側面図である。 実施例3のオープンショーケースの収容室270、271を加熱室、収容室272、273を冷却室として使用するモードにおける動作を示す縦断側面図である。 実施例3のオープンショーケースの収容室270、271、272を加熱室、収容室273を冷却室として使用するモードにおける動作を示す縦断側面図である。 実施例3のオープンショーケースの各収容室270、271、272、273を加熱室として使用するモードを示す縦断側面図である。 実施例3のオープンショーケースの各収容室270、271、272、273を冷却室として使用するもう1つの冷媒回路図である。 従来の加熱冷却システムの内部構成図である。
符号の説明
1 貯蔵室
2、3、4、270、271、272、273 収容室
10、210、310 冷媒回路
11 コンプレッサ
12 ガスクーラ
13、14、15 放熱器
16 膨張弁
17、18、19 蒸発器
22、24、27、28、29 ファン
30、32 冷媒導入管
34 冷媒吐出管
36、37、38、50、52、54、56、58 冷媒配管
40 第1のバイパス回路
42 第2のバイパス回路
44、344 第3のバイパス回路
45 内部熱交換器
55 補助蒸発器
59、60、61、62、63、70、72 電磁弁
79、80、81、82、83 電気ヒータ
100、300 加熱/冷却システム
200 オープンショーケース

Claims (4)

  1. 温/冷切換使用可能とされた収容室を有する加熱/冷却システムにおいて、
    コンプレッサ、放熱器、減圧装置及び蒸発器等から構成され、冷媒として二酸化炭素が封入されると共に、高圧側が超臨界圧力となる冷媒回路を備え、
    前記放熱器により前記収容室内を加熱し、前記蒸発器により前記収容室内を冷却すると共に、
    前記冷媒回路は、前記放熱器とは別途設けられ、冷媒を放熱させるためのガスクーラと、前記蒸発器とは別途設けられ、冷媒を蒸発させるための補助蒸発器と、前記放熱器、前記蒸発器、前記ガスクーラ及び前記補助蒸発器のそれぞれに対する冷媒流通を制御する流路制御手段とを備えることを特徴とする加熱/冷却システム。
  2. 複数の前記収容室と、各収容室をそれぞれ加熱又は冷却するための複数の前記放熱器及び蒸発器とを備えることを特徴とする請求項1の加熱/冷却システム。
  3. 前記補助蒸発器を、前記ガスクーラに対して風下側に配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2の加熱/冷却システム。
  4. 前記収容室内を加熱する電気ヒータを備えることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の加熱/冷却システム。
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