JP6943651B2 - 目地カバー部材および屋根 - Google Patents

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この発明は、目地カバー部材および屋根に関するものである。
戸建て住宅などの建物には、その外面に面材が取付けられている。この面材間の目地部に目地カバー部材を設置して、目地カバー部材で目地部を覆い隠すと共に、目地カバー部材で目地部を防水することが行われている(例えば、特許文献1〜特許文献5参照)。
特開2005−23590号公報 特開平10−169130号公報 特開昭59−85059号公報 特開昭60−173252号公報 特公平9−144228号公報
しかしながら、上記特許文献1〜特許文献5に記載された目地カバー部材は、いずれも、屋根に対するものであり、特許文献1のように、面材の近接する端縁部間を連結部材で屋根の上側から連結固定した後で、連結部材の上側から目地カバー部材をハゼ嵌合などで取付けることで連結部材を覆い隠すようにするのが一般的となっていた。そのため、屋根の上で行う作業が多くなり、作業負担が大きかった。
なお、特許文献2では、屋根の上に、太陽光パネルを取付けるようにしている。特許文献3は、既設屋根の上に同様の構造の新設屋根を設けるようにしている。特許文献4は、屋根の上に、太陽熱収集装置を取付けるようにしている。特許文献5は、屋根面上に太陽電池パネルをフラットな状態で配置できるようにしている。この際、太陽電池パネルは、ボルトで屋根面に取付けられた瓦棒キャップに対し、覆板とビスとを用いて固定するようにしている。そのため、瓦棒キャップとボルトと覆板とビスとはそれぞれ別部材となっており、部品点数が多くなると共に、太陽電池パネルの取付構造が複雑になっていた。そして、これらの文献はいずれも、特許文献1と同様に屋根の上で行う作業が多く作業負担が大きかった。
そこで、本発明は、主に、上記した問題点を解決することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、建物の外面を構成する面材間の目地部に設置して、前記目地部を覆い隠すと共に、前記目地部を防水する目地カバー部材において、前記面材の外面側から前記目地部へ挿通可能なボルト部と、前記面材の外面側に位置する前記ボルト部の頭部を支持固定するボルト支持部と、該ボルト支持部を外面側から覆うカバー部と、を備え、前記ボルト支持部の内面側に、前記面材の端縁部間を防水可能な第1の防水材を有し、前記第1の防水材は、前記ボルト支持部の端部から前記目地部の延設方向へ延びる延長部を有することを特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、建物の外側から行う作業を減らして作業負担を低減することなどができる。
本実施の形態にかかる建物の外面(例えば、屋根)に対して面材(屋根面材)を取付ける様子を示す斜視図である。 面材(屋根面材)間の目地部に目地カバー部材を取付ける様子を示す図1と同様の斜視図である。 図2の部分的な縦断面図である。 図3の部分拡大図である。 目地カバー部材を示す部品図である。このうち、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のA−A線に沿った縦断面図、(d)は(b)のB−B線に沿った縦断面図である。 ボルト支持部を示す部品図である。このうち、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のC−C線に沿った縦断面図である。 ボルト支持部に対するボルト部の取付けの様子を示す斜視図である。このうち、(a)はボルト部を固定した状態、(b)は、ボルト部の頭部をコーキングする状態である。 カバー部を示す部品図である。このうち、(a)は底面図、(b)は側面図、(c)は(b)のD−D線に沿った縦断面図、(d)は(b)のE−E線に沿った縦断面図である。 第1の防水材の延長部を示す斜視図である。 第1の防水材の延長部を目地部に対して取付ける様子を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のF−Fに沿った縦断面図である。 化粧材固定部を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。 屋根面材の構成を示す斜視図であり、(a)は木枠パネルにルーフィング材を葺いた状態、(b)はルーフィング材を葺いた木枠パネルに瓦材および目地カバーを取付ける状態である。 ワッシャ付ナット部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図13は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1に示すように、戸建て住宅などの建物1には、その外面に各種の面材2が取付けられている。図2(〜図4)に示すように、この面材2間の目地部3に目地カバー部材4を設置して、目地カバー部材4で目地部3を覆い隠すと共に、目地カバー部材4で目地部3を防水する。
ここで、建物1は、予め工場で製造した複数の建物ユニット5を建築現場へ搬送して、建築現場で組み立てることで短期間のうちに構築できるようにしたユニット建物1aなどとすることができる。ユニット建物1aには、鉄骨系のものと木質系のものとが存在している。但し、建物1は、ユニット建物1aに限るものではない。
建物1の外面に取付ける面材2には、例えば、屋根面材2aや、外壁面材2bなどがあり、そのどちらでも良い。目地部3は、面材2の近接する端縁部6(図3参照)間に形成される隙間である。目地カバー部材4は、目地部3の延設方向(図3の紙面と直交する方向)へ延びる長尺の部材とされる。上記した目地カバー部材4は、建築現場で面材2間の目地部3に取付けられるもの(現地施工用目地カバー)となっている。
そして、以上のような基本的または全体的な構成に対し、この実施例は、以下のような構成を備えている(以下、図1〜図4も併せて参照)。
(1)まず、目地カバー部材4について説明する。
図4(図5)に示すように、目地カバー部材4は、面材2の外面側から目地部3へ挿通可能なボルト部11と、面材2の外面側に位置するボルト部11の頭部11aを支持固定するボルト支持部12と、ボルト支持部12を外面側から覆うカバー部13と、を備える。
ここで、ボルト部11とボルト支持部12とカバー部13とは、別々の部材で構成されると共に、工場で予め一体化されて1つの組立部品とされる。
ボルト部11は、頭部11aと、目地部3へ挿通される胴部11bとを有している。頭部11aは、通常のボルトの頭部よりも薄型にする。頭部11aの薄さは、例えば、ボルト支持部12の板厚よりも若干厚い程度とする。胴部11bは、面材2の外面側から内面側へ向けて長く延びて、面材2の内面側へ突出するものとされる。胴部11bは、少なくとも、目地カバー部材4の高さと面材2の厚みとの和よりも長くする。胴部11bは、外周に雄ネジ部を有している。ボルト部11は、目地カバー部材4の長手方向に間隔を有して複数設置される。
図6に示すように、ボルト支持部12は、目地部3の延設方向へ延びる金属製の長尺部材で構成される。ボルト支持部12は、面材2と平行に設置される頂面部12aと、頂面部12aの両側部から屈曲されて面材2側へ延びる側面部12bとを有している。頂面部12aは、ボルト部11の頭部11aの直径よりも広幅とされる。頂面部12aの両側部には下り勾配に延びる斜面部12cを設けても良い。頂面部12aおよび斜面部12cは、目地部3の間隔よりも広い幅寸法に形成される。
そして、図7に示すように、ボルト支持部12に対し、ボルト部11は、頂面部12aに設けた取付孔へ上方から胴部11bを通してボルト部11の頭部11aが頂面部12aの外面に係止された状態で、頭部11aを頂面部12aの外面に溶接などによって固定される(図7(a)参照)。更に、ボルト部11の頭部11aは、少なくとも周囲をコーキング剤15によってコーキングされる(図7(b)参照)。
図8に示すように、カバー部13は、目地部3の延設方向へ延びる金属製の長尺部材で構成される。カバー部13は、ボルト支持部12とほぼ同じ長さとされる。カバー部13は、ボルト支持部12を内部に収容し得るように、ボルト支持部12をほぼ一回り大きくしたような形状のものとされる。即ち、カバー部13は、面材2と平行に設置される頂面部13aと、頂面部13aの両側部から屈曲されて面材2側へ延びる側面部13bとを有している。頂面部13aの両側部には下り勾配に延びる斜面部13cを設けても良い。カバー部13の頂面部13a、側面部13b、斜面部13cは、ボルト支持部12の頂面部12a、側面部12b、斜面部12cとそれぞれほぼ平行なものとされる。
そして、ボルト支持部12とカバー部13とは、左右の側面部12bと側面部13bとの間を、ステンレスなどの耐食性の高い金属でできたリベット16(図4参照)などの固定具を用いて一体に固定される。リベット16は、目地カバー部材4の長手方向に間隔を有して複数設けられる。
(2)図4に示すように、目地カバー部材4は、ボルト支持部12の内面側に、面材2の端縁部6間を防水可能な第1の防水材21を有しても良い(図6(c)参照)。
ここで、第1の防水材21には、例えば、エプトシーラーブチルなどのような厚手のゴム系発泡体を用いることができる。第1の防水材21は、一本物の長尺材とされる。第1の防水材21は、ボルト支持部12の(頂面部12aから側面部12bの下端部までの)高さとほぼ同程度の厚みを有するものとされる。
第1の防水材21は、ボルト支持部12(の頂面部12aや斜面部12c)の内面に接着などによって固定することができる。第1の防水材21には、ボルト部11を通すための孔などを予め設けておくようにする。
第1の防水材21は、隣接する面材2の端縁部6間に圧着することで目地部3の防水を行うものとされる。図6(c)に示すように、第1の防水材21の裏面には、面材2の端縁部6間に貼り付けることができるように粘着剤層21aを設けるのが好ましい。粘着剤層21aは、目地カバー部材4を目地部3に接着するまでの間は離型紙22を取付けて保護しておくようにする。
(3)図9に示すように、第1の防水材21は、ボルト支持部12の端部から目地部3の延設方向へ延びる延長部25を有するようにしても良い(図6参照)。
ここで、延長部25は、ボルト支持部12の一端部または両端部から延ばすことができる。延長部25は、例えば、目地部3に対する目地カバー部材4の長さの不足分を補う長さなどとなるように設けることができる。なお、目地カバー部材4の設置の際には、延長部25が邪魔にならないように、延長部25を折り返しておくのが好ましい。
そして、図10に示すように、第1の防水材21の延長部25は、目地部3に目地カバー部材4を取付けた後で、目地カバー部材4では覆い隠せなかった部分などに取付けて、防水を行わせ得るようにする。なお、第1の防水材21や延長部25の取付けに際しては、離型紙22を剥がして目地部3を構成する面材2の端縁部6間に粘着剤層21aを接着させるようにする。また、狭い箇所への延長部25の取付けには、シノなどと呼ばれる先の尖った工具26を用いるようにしても良い(図10(b)参照)。また、延長部25の取付け後には、延長部25の側面などをコーキング剤15によってコーキングしておくようにする(図10(a)参照)。
(4)図4に示すように、目地カバー部材4は、ボルト支持部12とカバー部13との間に、第2の防水材31を有するようにしても良い(図8参照)。
ここで、第2の防水材31は、ブチルテープなどのような(住宅用)粘着テープを用いることができる。第2の防水材31は、カバー部13とほぼ同じ長さの一本物の長尺材とされる。第2の防水材31は、ボルト支持部12やカバー部13の板厚などとほぼ同程度またはそれ以上の厚みを有するものとしても良い。第2の防水材31は、カバー部13(の頂面部13aや斜面部13c)の内面に接着固定される。第2の防水材31は、カバー部13の内面とボルト支持部12の外面との間で挟着保持することで防水を行うものとされる。なお、第2の防水材31は、ボルト支持部12の外面に接着するようにしても良い。
(5)図8に示すように、カバー部13は、端部近傍の外面に化粧材35(図2参照)を固定可能な化粧材固定部36を有するようにしても良い。
ここで、化粧材35は、例えば、図2に示すような、目地部3と直交する方向へ延びて、建物1の外面の縁部に取付けるようにした化粧カバーなどとすることができる。化粧材固定部36は、図11に示すような取付金具とすることができる。この化粧材固定部36は、金属帯板を幅方向に延びる折れ線部に沿って曲げ加工したものなどとされており、主に、化粧材35を取付けるための頂部36aと、この頂部36aを面材2の表面などに支持するための左右一対の脚部36bとを有している。脚部36bの先端部には、面材2の表面に当接可能なように外曲部などを設けても良い。
化粧材固定部36は、カバー部13を跨ぐように設置される。化粧材固定部36の頂部36aには、その中央部にカバー部13(の頂面部13a)の外面へ取付けるための凹部36cを有している。凹部36cは、取付孔を有すると共に、この取付孔の部分がリベットなどの固定具38を用いてカバー部13に取付けられている。更に、リベットの頭部は、コーキング剤15でコーキングすることによって外部から覆い隠されている(図8(d)参照)。
(6)次に、上記した目地カバー部材4を具体的に適用する建物1の外面としての屋根41について説明する。
図2に示すように、屋根41は、屋根面材2a間の目地部3に、上記した目地カバー部材4を設置したものとされている。
ここで、面材2を屋根面材2aとする。この実施例では、屋根41は、例えば、水平屋根部41aと、水平屋根部41aの縁部から下り勾配に延びる傾斜屋根部41bとを有するものとなっている。水平屋根部41aは平面視矩形状とされ、傾斜屋根部41bは台形状とされている。傾斜屋根部41bは、水平屋根部41aの周囲を取り囲むように、水平屋根部41aの各縁部に設けられている。目地部3は、傾斜屋根部41bに沿って、斜め上下方向に延設されている。但し、屋根41の構成は、上記に限るものではない。
そして、台形状の傾斜屋根部41bは、平面視三角形状の屋根面材2aや、平面視四角形状の屋根面材2aなどの複数の屋根面材2aを組み合わせることによって構成されている。そして、これらの屋根面材2a間の目地部3に対して、上記した目地カバー部材4(現地施工用目地カバー)が建築現場で設置される。
なお、屋根面材2aは、図12(a)に示すように、木枠パネル45の上面に樹脂製の大判のルーフィング材46を一枚葺きした後、図12(b)に示すように、その上に傾斜屋根部41bの流れ方向へ延びる細長い金属製などの屋根仕上材47などを横に複数枚並設して、屋根仕上材47間に(上記した目地カバー部材4とは異なる工場施工用の)目地カバー48を取付けたものなどとすることができる。この屋根面材2aは、工場で予め作られる。
そして、屋根面材2aの両端に位置する屋根仕上材47には、屋根面材2aの端縁部6となる縁部に、ハゼ状の折曲部47a(図4参照)を立ち上げ形成しても良い。そして、この折曲部47aの頂部に対して、第1の防水材21を圧着しても良い。
(7)図4に示すように、屋根41は、目地カバー部材4が、屋根面材2a間の目地部3にボルト部11を外面側から挿通した状態で、屋根面材2aの内面側からワッシャ付ナット部材51を螺着することによって屋根面材2aに固定されるようにしても良い。
ここで、ワッシャ付ナット部材51は、図13に示すように、目地部3の幅寸法よりも大径のワッシャ部51aにナット部51bを一体に取付けた部材となっている。ワッシャ部51aは円形とされ、ナット部51bは六角形状とされている。ワッシャ部51aとナット部51bとは同心状に固定されている。
図3に示すように、目地部3の内面側(小屋裏側)の両側部に垂木52が設置されている場合には、ワッシャ付ナット部材51は、ワッシャ部51aが左右の垂木52間の間隔よりも小径のものを使用し、垂木52の奥まで届くように、また、ボルト部11の胴部11bと干渉しないように、電動締結工具などの先端部にロングソケット53を取付けて、ロングソケット53を用いてワッシャ付ナット部材51のボルト部11への螺着を行うようにする。
(8)屋根41は、目地カバー部材4のカバー部13に設けた化粧材固定部36(図10参照)に、図2に示すように、化粧材35が固定されるようにしても良い。
ここで、化粧材35は、例えば、傾斜屋根部41bの水上側の縁部に取付ける水上カバー35aなどとすることができる。水上カバー35aは、少なくとも、傾斜屋根部41bの上縁部に設けた水上受鋼板55(図10参照)と、目地カバー部材4の上端側に設けた化粧材固定部36との上部間に跨るように設置される。なお、第1の防水材21の延長部25は、目地カバー部材4における水上側の端部に設けて、化粧材35で覆われるようにする。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
例えば、ユニット建物1aなどの建物1は、予め工場で製造した複数の建物ユニット5を建築現場へ搬送して、建築現場で組み立てた後に、最上階の建物ユニット5の上部に屋根41を設置することで構築される。この際、屋根41は、建物1の中央の上部に水平屋根部41aを設置して、水平屋根部41aの周りに、傾斜屋根部41bを設けることなどによって形成することができる。
傾斜屋根部41bは、予め工場で組み立てた屋根面材2aを並べて、屋根面材2a間の目地部3に現地で目地カバー部材4を取付けることによって構築する。そして、目地カバー部材4の取付け後に、傾斜屋根部41bの水上部分に化粧材35を取付ける。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)目地カバー部材4が、ボルト部11とボルト支持部12とカバー部13とを(一体に)備えた。これにより、ボルト部11とボルト支持部12とカバー部13とを予め一体に備えた組立部品として、工場で目地カバー部材4を製造することができる。よって、目地カバー部材4を低コストで量産することができる。そして、目地カバー部材4を上記組立部品とすることで、少ない作業工数で屋根41に簡単に目地カバー部材4を取付けることができるようになる。
即ち、面材2間の目地部3に目地カバー部材4のボルト部11を面材2の外面側から内面側へ向けて挿通し、この状態で、面材2の内面側(屋内側)からワッシャ付ナット部材51などの締結具を螺着することで、この締結具が面材2の内面側に係止されて、目地部3に目地カバー部材4が保持される。
これにより、屋内側からのワッシャ付ナット部材51の取付けで目地カバー部材4を建物1の外面に設置することができる。そのため、建物1の外側から行う作業を減らして、作業負担を軽減することができる。
(効果2)目地カバー部材4は、ボルト支持部12の内面側に、面材2の端縁部6間を防水可能な第1の防水材21を設けても良い。これにより、ボルト支持部12を設置した範囲については、第1の防水材21によって目地部3を確実に防水することができる。これにより、上記したように屋内側からの作業で目地カバー部材4を固定しても、目地カバー部材4を取付けた部分に防水ラインを構築することができるようになる。
(効果3)第1の防水材21は、ボルト支持部12の端部よりも目地部3の延設方向へ長く延びる延長部25を有しても良い。これにより、第1の防水材21の延長部25を用いてボルト支持部12を設置した範囲よりも広い範囲に対して目地部3を防水することができる。
(効果4)目地カバー部材4は、ボルト支持部12とカバー部13との間に、第2の防水材31を設けても良い。これにより、第2の防水材31を用いてボルト支持部12とカバー部13との間を確実に防水することができる。
(効果5)カバー部13は、端部近傍の外面に化粧材固定部36を設けても良い。これにより、化粧材固定部36を用いて建物1の外面に化粧材35を固定することができる。
(効果6)以下、屋根41の効果について説明する。屋根面材2a間の目地部3に対して、上記目地カバー部材4を設置しても良い。これにより、上記目地カバー部材4で屋根面材2a間の目地部3を覆い隠すと共に目地部3を防水した屋根41を建築現場で容易に構築することができる。
(効果7)目地カバー部材4は、屋根面材2a間の目地部3にボルト部11を外面側から内面側へ向けて挿通した状態で、屋根面材2aの内面側からワッシャ付ナット部材51を螺着することで屋根面材2aに固定しても良い。これにより、目地カバー部材4を小屋裏側(屋内側)からの作業で屋根41に確実に取付けることができる。そのため、屋根41の上側で行う作業を減らして、高所作業による負担を減らすことができる。特に、屋根41が傾斜屋根部41bなどのように傾斜している場合には、高所作業での作業負担を軽減する効果が大きくなる。
(効果8)屋根41は、目地カバー部材4のカバー部13に化粧材固定部36を設けて、化粧材固定部36に水上カバー35aなどの化粧材35を固定するようにしても良い。これにより、化粧材固定部36を用いて屋根41に化粧材35を固定することが可能になる。
以上、この発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、実施の形態はこの発明の例示にしか過ぎないものである。よって、この発明は実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施の形態に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、実施の形態に複数の実施例や変形例がこの発明のものとして開示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
1 建物
2 面材
2a 屋根面材
3 目地部
4 目地カバー部材
6 端縁部
11 ボルト部
11a 頭部
12 ボルト支持部
13 カバー部
21 第1の防水材
25 延長部
31 第2の防水材31
35 化粧材
36 化粧材固定部
41 屋根
51 ワッシャ付ナット部材

Claims (3)

  1. 建物の外面を構成する面材間の目地部に設置して、前記目地部を覆い隠すと共に、前記目地部を防水する目地カバー部材において、
    前記面材の外面側から前記目地部へ挿通可能なボルト部と、前記面材の外面側に位置する前記ボルト部の頭部を支持固定するボルト支持部と、該ボルト支持部を外面側から覆うカバー部と、を備え
    前記ボルト支持部の内面側に、前記面材の端縁部間を防水可能な第1の防水材を有し、
    前記第1の防水材は、前記ボルト支持部の端部から前記目地部の延設方向へ延びる延長部を有することを特徴とする目地カバー部材。
  2. 請求項に記載の目地カバー部材において、
    前記カバー部は、端部近傍の外面に化粧材を固定可能な化粧材固定部を有することを特徴とする目地カバー部材。
  3. 屋根面材間の目地部に、請求項1または請求項2に記載の目地カバー部材を設置した屋根であって、
    前記目地カバー部材は、カバー部に設けた化粧材固定部に化粧材が固定されていることを特徴とする屋根。
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