(実施の形態1)
以下、図1〜図5を参照しながら本発明の実施の形態1に係る情報表示システムを説明する。
まず、図1を参照しながら情報表示システム10の構成を説明する。情報表示システム10は情報表示制御装置1と端末4とを備え、情報表示制御装置1と端末4とが接続されている。また、情報表示制御装置1は宅内の電力計測装置2及び機器3と接続されている。
端末4は画面表示部と操作部とを備える。画面表示部には液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどの画像表示器を用いることができる。操作部にはタッチパネル、操作ボタン、音声認識装置などの入力装置を用いることができる。端末4にはスマートフォン、タブレットなど汎用の携帯端末を用いてもよいし、情報表示制御装置1専用のリモコンを製造して用いてもよい。また、パソコンに画像表示器と入力装置を接続したもの、もしくはノートパソコンを端末4としてもよい。
端末4は情報表示制御装置1から画面情報を取得し、取得した画面情報に基づいて画面表示部に画面を表示する。ユーザが操作部により操作を行ったとき、端末4はユーザの操作を操作情報として生成し、情報表示制御装置1に送信する。
情報表示制御装置1は電力計測装置2及び機器3から、それらの状態を示す状態情報を取得し、取得した状態情報に基づいて通知すべきか否かを判断し、通知すべきと判断したときは通知画面である第1の画面を端末4に表示させるために第1の画面情報を端末4に送信する。ここで、状態情報は、機器の動作状態、環境状態、センサが取得した情報などを含む。また情報表示制御装置1は、ユーザが第1の画面に応答して端末4を操作したときに生成される第1の操作情報を端末4から取得する。さらに情報表示制御装置1は、第1の操作情報が詳細情報を表示する画面である第2の画面へ遷移するための操作に係る情報を含む場合、第2の画面情報を端末4に送信する。
電力計測装置2は宅内に設置される各機器3の消費電力及び宅内全体の消費電力を測定し、測定情報を記憶すると共に状態情報として情報表示制御装置1に送信する。また、電力計測装置2は機器3の一種でもある。
機器3は例えばエアコン、床冷暖房システム、浴室暖房乾燥機などの空気調和機や電子レンジ、IHクッキングヒーター、給湯機、空気清浄機、照明装置、冷蔵庫、テレビなど種々の家電である。機器3のうち、空気調和機は温度センサを備える。また、温度センサ、湿度センサなどの各種センサを単独で機器3としてもよい。機器3は例えば、自己の主電源がオンかオフかの情報及び自己の設定情報を状態情報として情報表示制御装置1に送信する。また機器3は例えば、温度センサにより取得した室温情報を状態情報として情報表示制御装置1に送信する。
次に、図2を参照しながら情報表示制御装置1の各機能を説明する。情報表示制御装置1は、機器3との通信を行う機器との通信部101と、機器3から機器情報を取得する機器情報取得部102と、通知条件の設定を条件情報として記憶する設定記憶部103と、機器情報と通知条件から通知すべきか否かを判定する通知条件判定部104と、第1の画面を端末4に表示するために必要な第1の画面情報を生成する第1の画面情報生成部105と、端末4との通信を行う端末との通信部106と、第1の画面に応答する操作に係る第1の操作情報を端末4から取得する第1の操作情報取得部107と、第2の画面を端末4に表示するために必要な第2の画面情報を生成する第2の画面情報生成部108と、を備える。
機器との通信部101は電力計測装置2及び機器3と通信を行う。特に、電力計測装置2及び機器3の状態情報を取得して機器情報取得部102に送信する。
機器情報取得部102は機器との通信部101を介して電力計測装置2及び機器3から状態情報を取得し、通知条件判定部104及び第2の画面情報生成部108に取得した状態情報を送信する。
設定記憶部103は端末4に通知すべき場合の条件を示す条件情報を記憶し、条件情報を通知条件判定部104に送信する。条件情報はあらかじめデフォルト値として定められたものを持っていてもよいし、ユーザの入力により設定可能としてもよい。
通知条件判定部104は機器情報取得部102から取得した状態情報と、設定記憶部103から取得した条件情報とを比較して通知をすべきか否かを判定し、通知すべきと判定したときには第1の画面情報生成部105に第1の画面情報の生成を要求する。
第1の画面情報生成部105は通知条件判定部104の要求に応じて、端末4に第1の画面を表示するために必要な第1の画面情報を生成し、端末との通信部106を介して端末4に送信する。第1の画面には、通知条件を満たした旨の通知表示及び第2の画面への遷移操作をユーザに促す表示が含まれる。
端末との通信部106は端末4と通信を行う。特に、端末4に第1の画面情報及び第2の画面情報を送信し、端末4から第1の操作情報を取得する。
第1の操作情報取得部107は端末との通信部106を介して端末4から第1の操作情報を取得する。また、第1の操作情報が第2の画面へ遷移するための操作に係る情報を含むとき、第1の操作情報取得部107は第2の画面情報生成部108に第2の画面情報の生成を要求する。
第2の画面情報生成部108は、第1の操作情報取得部107の要求に応じて、端末4に第2の画面を表示するために必要な第2の画面情報を生成し、端末との通信部106を介して端末4に送信する。第2の画面には、通知条件に関連する情報の表示及び機器3に関連する情報の表示が含まれる。
次に、図2及び図3を参照しながら情報表示制御装置1の動作を説明する。
情報表示制御装置1は、動作を開始すると、機器情報取得部102が電力計測装置2及び機器3から状態情報を取得する(ステップS1−1)。通知条件判定部104が機器情報取得部102から取得した状態情報と、設定記憶部103から取得した条件情報とを比較して、通知する必要があるかを判定する(ステップS1−2)。通知を要しない場合(ステップS1−2:いいえ)、ステップS1−1からの動作を繰り返す。通知を要する場合(ステップS1−2:はい)、通知条件判定部104は第1の画面情報生成部105に第1の画面情報の生成を要求する。
第1の画面情報生成部105は通知条件判定部104の要求に応じて、端末4が第1の画面を表示するために必要な画面情報を第1の画面情報として生成して端末4に送信する(ステップS1−3)。端末4は情報表示制御装置1から取得した第1の画面情報に基づいて第1の画面を表示する。第1の画面には、通知条件を満たした旨の通知表示及び第2の画面への遷移操作をユーザに促す表示が含まれる。ユーザが端末4に対して第1の画面に応答する操作を行うと、端末4はユーザの操作に係る情報を第1の操作情報として情報表示制御装置1に送信する。
第1の操作情報取得部107は端末4から、ユーザの操作内容を示す第1の操作情報を取得し(ステップS1−4)、第1の操作情報に第2の画面への遷移操作に係る情報が含まれているかを判定する(ステップS1−5)。遷移操作に係る情報が含まれていない場合(ステップS1−5:いいえ)、第2の画面を端末4に表示する必要がないのでステップS1−1からの動作を繰り返す。遷移操作に係る情報が含まれている場合(ステップS1−5:はい)、第1の操作情報取得部107は第2の画面情報生成部108に第2の画面情報の生成を要求する。
第2の画面情報生成部108は第1の操作情報取得部107の要求に応じて、端末4が第2の画面を表示するために必要な画面情報を第2の画面情報として生成して端末4に送信する(ステップS1−6)。端末4は情報表示制御装置1から取得した第2の画面情報に基づいて第2の画面を表示する。第2の画面には、通知条件に関連する情報の表示及び機器3に関連する情報の表示が含まれる。
第2の画面情報を端末4に送信したらステップS1−1からの動作を繰り返す。
次に、図2〜図5を参照しながら端末4の画面の遷移例を説明する。
図4に示される例では、電力計測装置2から取得した宅内全体の消費電力が契約電力の80%を超過したときを通知条件として、設定記憶部103に記憶されている。また、図4及び今後の画面の遷移例にて例示される端末4はいずれも、液晶ディスプレイによる表示部及びタッチパネルによる操作部を備える。
図4で示される左側の画面が、通知条件を満たした旨の通知表示及びユーザに第2の画面への遷移を促す操作の表示を含む第1の画面の例である。具体的には電力超過の旨の通知が表示され、通知を閉じるか第2の画面を表示する機能を起動するかの選択肢が表示されている。ユーザはこの第1の画面により、電力消費量が多いことを認識できる。ユーザが「閉じる」ボタンをタップすると通知を閉じ、「起動」ボタンをタップすると第2の画面へ遷移する。
図4で示される右側の画面が、通知条件に関連する情報の表示及び機器3に関連する情報を含む第2の画面の例である。具体的には、第2の画面情報生成部108は、機器情報取得部102が取得した状態情報に基づいて、機器3の使用電力をリストアップする画面を生成する。そして、端末4は、この画面を表示している。ユーザはこの第2の画面により、電力消費量についての詳細情報を確認できる。
以下、図3と図4を参照しながら動作と画面遷移を関連付けて説明する。まず宅内全体の消費電力の情報を電力計測装置2から状態情報として取得し(ステップS1−1)、通知条件判定部104が、宅内全体の消費電力が、通知条件である「契約電力の80%を超過したとき」を充足することを判別する(ステップS1−2:はい)。情報表示制御装置1は第1の画面情報を生成して端末4に送信する(ステップS1−3)。なお図4では、契約電力の80%を超過したときを通知条件とする例を示しているが、これに限らない。また、契約電力の設定値は任意の値でかまわない。
端末4は情報表示制御装置1から第1の画面情報を取得し、第1の画面として図4で示される左側の画面を表示する。ユーザが「起動」ボタンを押すと、端末4は「起動」ボタンが押されたことを第1の操作情報として情報表示制御装置1に送信する。
情報表示制御装置1は端末4から第1の操作情報を取得する(ステップS1−4)。第1の操作情報に第2の画面への遷移操作に係る情報が含まれているので(ステップS1−5:はい)、情報表示制御装置1の第1の操作情報取得部107は、第2の画面情報の生成を第2の画面情報生成部108に要求する。第2の画面情報生成部108は、要求に応答して、機器情報取得部102が取得した各機器3からの情報状態から、各機器の消費電力を求め、リスト化することにより第2の画面情報を生成して端末4に送信する(ステップS1−6)。
端末4は情報表示制御装置1から第2の画面情報を取得し、第2の画面として図4で示される右側の画面を表示する。ステップS1−6において、第2の画面情報生成部108は、各機器の消費電力を含む第2の画面情報を生成して端末4に送信してもよい。またステップS1−6において、第2の画面情報生成部108は、機器3を使用電力の多い順にソートして、リスト化する第2の画面情報を生成して端末4に送信してもよい。このようにすることにより、ユーザは第2の画面により、消費電力量の多い機器を確認できる。
図5で示される例では、機器3としての空気調和機や温度センサから取得した各室内のいずれかの室内の温度が通知すべき温度に達すると、端末4が第1の画面を表示する。以下、本明細書では、通知すべき温度を見守り温度として説明する。図5は、見守り温度が30℃として設定されている例を示している。
図4と同様に、図5で示される左側の画面が第1の画面であり、右側の画面が第2の画面である。具体的には、第1の画面では室温が見守り温度以上である旨の通知が表示され、通知を閉じるか第2の画面を表示する機能を起動するかの選択肢が表示されている。第2の画面では各機器3を設置した各室内の温度が各室内の状態として表示されている。ユーザはこの第1の画面により室温が高くなっていることを認識でき、またこの第2の画面により室温についての詳細情報を確認できる。
この場合は、室温が見守り温度以上であることが、通知条件として設定記憶部103に設定されている。通知条件判定部104は、エアコンのセンサ或いは専用のセンサ等から得た状態情報が、室温が見守り温度以上であることを検出すると、第1の画面の生成を第1の画面情報生成部に105に要求する。また、第2の画面情報生成部108は、機器情報取得部102が取得した状態情報に基づいて、各部屋の温度を温度の高い順にリストアップする画面を生成してもよい。そして、端末4は、この画面を表示している。このとき、ユーザはこの第2の画面により、各部屋の温度の詳細情報を確認できる。
以上、実施の形態1について説明をした。実施の形態1によれば、ユーザは端末4に表示される第1の画面によって通知を受けることにより宅内の環境を認識できる。ユーザは第1の画面に対して応答することにより端末4に表示される画面を第2の画面に遷移させることができる。ユーザは端末4に表示される第2の画面により宅内の詳細情報を確認できる。
また、実施の形態1では、電力計測装置2が宅内に設置される各機器3の消費電力及び宅内全体の消費電力を状態情報として情報表示制御装置1に送信する例、および空気調和機が温度センサにより取得した室温情報を状態情報として情報表示制御装置1に送信する例について説明した。これに限らず、例えば機器3の一種である給湯機が温度センサにより取得した貯湯温度を状態情報として情報表示制御装置1に送信してもよいし、機器3の一種である空気清浄機が埃センサにより取得した空気の汚れ度合いを状態情報として情報表示制御装置1に送信してもよい。またこれ以外に、例えば機器3の一種である照明装置が照度センサにより取得した照度情報を状態情報として情報表示制御装置1に送信してもよいし、機器3の一種である湿度センサが取得した湿度情報を状態情報として情報表示制御装置1に送信してもよい。そして通知条件は、消費電力量、温度以外に、空気の汚れ度合い、照度、湿度などであってもよい。
以下、実施の形態1における設定例、変形例などについて説明する。
図53〜図70を参照しながら、端末に表示される通知条件の設定画面及び設定方法の例を列挙して示す。ここでは見守り温度設定の場合の例のみを示す。
1:図53に示すように、高温の場合及び低温の場合の両方について見守り温度を設定できる。この場合、2つの閾値を含む通知条件を設定記憶部103に設定する。この場合、室温が高温用設定温度より高くなった場合と、低温用設定温度より低くなった場合に、通知が行われる。
2:図54に例示するように、高温の場合のみ、もしくは低温の場合のみを設定可能としてもよい。
3:図55に示すように、季節ごとに見守り温度を設定可能としてもよい。この場合、通知条件判定部104は、例えば、リアルタイムクロックを備え、現時点がどの季節に属するかを判別して、通知条件が充足されるか否かを判別する。また、通知条件判定部104は、季節が変わって温度設定が切り替わったときにユーザに通知が必要と判別してもよい。
4:温度設定の入力方法は、図示せぬテキスト入力でも、図56に示すようにリストを表示してその中から選択する手法でも、図57に示すようにスライダーを表示して、ユーザによるスライダーの操作により設定する手法でも、図58に示すように、温度の上下を指示する上下ボタン操作を表示し、ユーザによる上下ボタンの操作によるものでもよい。
5:図59に示すように、高温の設定温度と低温の設定温度を同一のスライダーで設定可能としてもよい。
6:図60に示すように、温度設定の表示方法は、お知らせを通知する範囲を強調表示してもよい。なお、「強調表示」の例として、図60では、網掛けを採用している。
7:図61に示すように、温度設定の入力方法は、2本の指で高温と低温を一度に設定可能としてもよい。
8:図62に示すように、通知をON/OFFする設定があってもよい。
9:図63に示すように、通知設定の入力方法は、温度設定スライダーをバーの端に移動させたときを通知OFFとしてもよい。
10:図64に示すように、通知の条件を機器3毎に設定可能としてもよい。この設定された条件は、設定記憶部103に登録される。
11:図65に示すように、第1の画面でボタンを押してから第2の画面が表示されるまでの起動速度の設定があってもよい。第2の画面情報生成部108は、第1の操作情報取得部107が操作情報を取得してから設定に対応する時間が経過するのを待って、第2の画面情報を端末4に送信する。設定に対応する時間の経過を待って、端末との通信部106が第2の画面情報を端末4に送信する形態でもよい。
12:図66に示すように、通知を表示してから、同一の条件で再度通知を表示するまでの時間の設定があってもよい。以後、同一の条件での再通知は、設定された時間の経過が条件となる。
13:図67に示すように、室温を取得する機器を、部屋単位で選択するものとしてもよい。この場合、予め部屋と機器とを対応付けて設定記憶部103等に記憶させておけばよい。
14:図68(a)及び図68(b)に示すように、端末4ごとに別個の設定をできるようにしてもよい。この場合、端末別の通知条件が設定記憶部103に格納される。通知条件判定部104は、端末別に通知条件が充足されているか否かを判別し、充足すると判別した場合には、その端末への第1の画面情報の送信を第1の画面情報生成部105に要求する。
15:図69に示すように、機器を自動で制御するかどうかを設定してもよい。なお、機器を自動で制御する場合の形態は後述の実施の形態6〜9で示すものとなる。
16:図70に示すように、通知する条件を説明する文を表示してもよい。この場合、第1の画面情報生成部105は、例えば、説明文のテンプレートを記憶しておき、このテンプレートに通知条件のうち変動する部分を当てはめることで説明文を構成すればよい。
17:図68(a)及び図68(b)にて説明した端末別に設定する通知条件は、図71(a)及び図71(b)に示すように、見守り温度設定と使用電力設定とをそれぞれ別の端末で設定するようにしてもよい。図71(a)及び図71(b)に示す例では、室温が見守り温度に達すると、第1の画面情報生成部105がユーザAの端末へ第1の画面情報を生成し、宅内全体の消費電力が契約電力の80%を超過すると、第1の画面情報生成部105がユーザBの端末へ第1の画面情報を生成する。
端末4がスマートフォン、タブレットなど汎用の携帯端末の場合、及び端末4がパソコンの場合、実施の形態1は端末4にインストールされる専用のプログラムにより実現される。専用のプログラムは情報表示制御装置1から第1の画面情報を取得して第1の画面を表示する機能と、第1の画面に応答するユーザの操作に係る情報を第1の操作情報として情報表示制御装置1に送信する機能と、情報表示制御装置1から第2の画面情報を取得して第2の画面を表示する機能と、を備える。
端末4がスマートフォン、タブレットなど汎用の携帯端末である場合、図6に示されるとおり、専用のプログラムを端末4にインストールすることに代えて端末4にインストールされたWebブラウザを用いて第2の画面を表示することもできる。この場合、情報表示制御装置1と端末4は例えばWi-Fi規格に準拠した無線LANにより接続され、IP(Internet Protocol)によって互いに通信をする。図6に示される例では、情報表示制御装置1のIPアドレスは192.168.10.30である。情報表示制御装置1はWebサーバ機能を備え、第2の画面情報を、Webサーバ機能により定められたURLに紐付けられたWebページとして出力する。図6に示される例では、Webサーバ機能により定められたURLとは例えばhttps://192.168.10.30/list/powerである。Webサーバ機能により上述のURLに紐付けられたWebページのデータを端末4に送信することが第2の画面情報を送信することに相当する。
端末4にインストールされる専用のプログラムは、情報表示制御装置1から第1の画面情報を取得して第1の画面を表示する機能と、第1の画面に応答するユーザの操作に応じてWebブラウザを起動して第2の画面を表示するために上述のURLにアクセスする機能と、を備える。端末4にインストールされたWebブラウザで上述のURLにアクセスすることが、第1の操作情報を情報表示制御装置1に送信することに相当する。端末4にインストールされたWebブラウザで上述のURLに紐付けられたWebページを表示することが第2の画面を表示することに相当する。
端末4として専用のリモコンを用いる場合、端末4は画像表示器と入力装置は備えるが、コンピュータとしての機能は備えないものでもよい。この場合、情報表示制御装置1は端末4に映像信号を画面情報として送信し、画像表示器が映像信号を処理して画面を表示する。入力装置はユーザの操作により生じた信号を操作情報として情報表示制御装置1に送信し、情報表示制御装置は取得した信号を処理して第2の画面情報を生成するかを判定する。
(実施の形態2)
以下、図7から図10を参照しながら実施の形態2について説明する。また、適宜実施の形態1と比較しながら説明する。
情報表示システム10の構成は図1で示される実施の形態1の場合と同様である。
図7及び実施の形態1に係るブロック図である図2を参照しながら情報表示制御装置1の各機能を説明する。実施の形態1との共通点については適宜説明を省略する。情報表示制御装置1は図2に示される実施の形態1の場合と比べると、制御すべき機器3の情報を制御対象機器情報として抽出して第2の画面情報生成部108に送信する制御機器情報抽出部109と、第2の画面に応答する操作に係る第2の操作情報を端末4から取得する第2の操作情報取得部110と、機器3に制御信号を送信する機器制御部111と、を更に備える。
機器との通信部101は実施の形態1の場合に加えて、機器制御部111から制御信号を取得して制御対象の機器3に送信する。
機器情報取得部102は実施の形態1と異なり、機器3から取得した状態情報を第2の画面情報生成部108ではなく制御機器情報抽出部109に送信する。この点以外は実施の形態1と同様である。
第2の画面情報生成部108は実施の形態1と異なり、機器情報取得部102から状態情報を取得するのではなく、制御機器情報抽出部109から制御対象機器情報を取得する。また、第2の画面には通知条件に関連する情報の表示、制御対象機器情報に関する表示及び機器3の制御操作をユーザに促す表示が含まれる点が実施の形態1と異なる。よって生成する第2の画面情報も実施の形態1と異なる。これらの点以外は実施の形態1と同様である。
端末との通信部106は、第1の操作情報に加えて、端末4から第2の操作情報を取得する。
制御機器情報抽出部109は機器情報取得部102から状態情報を取得し、制御すべき機器3の情報を制御対象機器情報として抽出する。制御機器情報抽出部109は制御対象機器情報を第2の画面情報生成部108に送信する。
第2の操作情報取得部110は端末との通信部106を介して端末4から第2の操作情報を取得する。第2の操作情報取得部110は、取得した第2の操作情報が機器3を制御する操作に係る情報を含むとき、第2の操作情報に基づいて制御信号を生成して機器制御部111に送信する。
機器制御部111は第2の操作情報取得部110から制御信号を取得し、機器との通信部101を介して機器3に制御信号を送信して機器3を制御する。
次に、図8及び実施の形態1に係るフローチャートである図3を参照しながら情報表示制御装置1の動作を説明する。
機器情報取得から第2の画面への遷移操作判定の流れ(ステップS2−1〜S2−5)までは実施の形態1と同様(ステップS1−1〜S1−5)である。
第1の操作情報に第2の画面への遷移操作に関する情報が含まれている場合(ステップS2−5:はい)、第2の画面情報生成部108は、制御機器情報抽出部109に機器情報取得部102から取得した状態情報から、制御対象機器情報を抽出することを要求する。制御機器情報抽出部109は、状態情報から制御対象機器情報を抽出し、第2の画面情報生成部108に送信する(ステップS2−6)。
第2の画面情報生成部108は制御機器情報抽出部109から制御対象機器情報を取得し、第1の操作情報取得部107の要求に応じて、制御対象機器情報に基づいて第2の画面情報を生成して端末4に送信する(ステップS2−7)。端末4は情報表示制御装置1から取得した第2の画面情報に基づいて第2の画面を表示する。第2の画面には、通知条件に関連する情報の表示、制御対象機器情報に関する表示及び機器3の制御操作をユーザに促す表示が含まれる。ユーザが端末4に対して第2の画面に応答する操作を行うと、端末4はユーザの操作に係る情報を第2の操作情報として情報表示制御装置1に送信する。
第2の操作情報取得部110は端末4から第2の操作情報を取得し(ステップS2−8)、第2の操作情報に機器3を制御する操作に係る情報が含まれているかを判定する(ステップS2−9)。機器3を制御する操作に係る情報が含まれていない場合(ステップS2−9:いいえ)、ステップS2−1からの動作を繰り返す。機器3を制御する操作に係る情報が含まれている場合(ステップS2−9:はい)、第2の操作情報取得部110は第2の操作情報に基づいて制御信号を生成して機器制御部111に送信する(ステップS2−10)。機器制御部111は第2の操作情報取得部110から取得した制御信号を機器との通信部101を介して制御対象の機器3に送信する。
次に、図8〜図10を参照しながら端末4の画面の遷移例を説明する。
実施の形態1と同様に、図9に示される例では電力計測装置2から取得した宅内全体の消費電力が契約電力の80%を超過したときを通知条件とし、図10に示される例では機器3としての空気調和機や温度センサから取得した各室内のいずれかの室内の温度が「見守り温度」以上になったときを通知条件としている。
図9及び図10で示される左側の第1の画面はいずれも実施の形態1と同様である。図9及び図10で示される右側の画面が、通知条件に関連する情報の表示、制御対象機器情報に関する表示及び機器3の制御操作をユーザに促す表示を含む第2の画面の例である。具体的には、通知条件を満たした原因となる機器3である「リビングのエアコン」の現在の状態を示し、制御操作をユーザに促す画面が表示されている。ユーザはこの第2の画面に応答する操作を行うことにより、「リビングのエアコン」を制御することができる。
以下、図8と図9を参照しながら動作と画面遷移を関連付けて説明する。図10については通知条件以外図9と同様である。また、機器情報取得から第2の画面への遷移操作判定の流れ(ステップS2−1〜S2−5)までは実施の形態1と同様(ステップS1−1〜S1−5)であるため説明を省略する。
ユーザが図9左側に示す画面の「起動」を操作した場合、第1の操作情報に第2の画面への遷移操作に係る情報が含まれているので(ステップS2−5:はい)、情報表示制御装置1は制御対象機器情報を抽出する(ステップS2−6)。この例では、第2の画面情報生成部108は、電力消費が最も大きい機器3の情報を制御機器情報として提供することを制御機器情報抽出部109に要求する。制御機器情報抽出部109は、要求に応答して、「リビングのエアコン」の消費電力が一番大きいことを特定し、その状態情報を抽出し、制御機器情報として第2の画面情報生成部108に供給する。第2の画面情報生成部108は、供給された制御対象機器情報に基づいて第2の画面情報を生成して端末4に送信する(ステップS2−7)。なお、どの機器3を制御対象機器とするかの選定基準は適宜定めれば良い。
端末4は情報表示制御装置1から第2の画面情報を取得し、第2の画面として図9で示される右側の画面を表示し、ユーザに制御対象の機器3である「リビングのエアコン」の制御を促す。ユーザが「リビングのエアコン」に対して設定温度変更、運転モード変更などを目的とする操作を行うと、端末4はユーザの操作に係る情報を第2の操作情報として情報表示制御装置1に送信する。
情報表示制御装置は端末から第2の操作情報を取得する(ステップS2−8)。第2の操作情報には「リビングのエアコン」を制御する操作に係る情報が含まれているので(ステップS2−9:はい)、情報表示制御装置1は制御信号を生成して「リビングのエアコン」に送信する(ステップS2−10)。
一方、図10の例では、「リビングのエアコン」が、室温が見守り温度より高くなったことを状態情報として通知していることから、制御対象機器が「リビングのエアコン」に特定される。他の点は図9の例と同様である。
以上、実施の形態2について説明をした。実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、ユーザは端末4に表示される第1の画面によって通知を受けることにより宅内の環境を認識できる。ユーザは実施の形態1と同様に、第1の画面に対して応答することにより端末4に表示される画面を第2の画面に遷移させることができる。そしてユーザは実施の形態1とは異なり、端末4に表示される第2の画面に対して応答することにより、通知を受けた宅内の環境に関連する機器3の制御をすることができる。これによりユーザは、機器3に対して現状より適した制御を容易に行うことができる。
(実施の形態3)
以下、図11から図16を参照しながら実施の形態3について説明する。また、適宜実施の形態2と比較しながら説明する。
情報表示システム10の構成は図1で示される実施の形態1の場合と同様のため省略する。
図11及び実施の形態2に係るブロック図である図7を参照しながら情報表示制御装置1の各機能のうち実施の形態2と異なる点を説明する。情報表示制御装置1の各機能は図7に示される実施の形態2と基本的には同様であるが、制御機器情報抽出部109は制御対象機器情報を第1の画面情報生成部105にも送信し、第1の画面情報生成部105は制御機器情報抽出部109から取得した制御対象機器情報にも基づいて第1の画面情報を生成する点が異なる。
次に、図12及び実施の形態2に係るフローチャートである図8を参照しながら情報表示制御装置1の動作を説明する。情報表示制御装置1の動作の流れは実施の形態2と基本的には同様であるが、制御対象機器情報の抽出を第1の画面情報生成前に行う点(ステップS3−3)が実施の形態2と異なる(ステップS2−6)。また、第1の画面情報は制御対象機器情報に基づいて生成される。第1の画面には、通知条件を満たした旨の通知表示及び第2の画面への遷移操作をユーザに促す表示に加えて更に、制御対象機器情報に関する表示が含まれる。これらの点も実施の形態2と異なる。
次に、図12〜図14を参照しながら端末4の画面の遷移例を説明する。
実施の形態1及び2と同様に、図13に示される例では電力計測装置2から取得した宅内全体の消費電力が契約電力の80%を超過したときを通知条件とし、図14に示される例では機器3としての空気調和機や温度センサから取得した各室内のいずれかの室内の温度が「見守り温度」以上になったときを通知条件としている。
図13及び図14で示される右側の第2の画面はいずれも実施の形態2と同様である。図13及び図14で示される左側の画面が、通知条件を満たした旨の通知表示、第2の画面への遷移操作をユーザに促す表示及び制御対象機器情報に関する表示を含む第1の画面の例である。図13の例では、第1の画面情報生成部105は、電力消費が最も大きい機器3の情報を制御機器情報として提供することを制御機器情報抽出部109に要求する。制御機器情報抽出部109は、要求に応答して、「リビングのエアコン」の消費電力が一番大きいことを特定し、その状態情報を抽出し、制御機器情報として第1の画面情報生成部105に供給する。第1の画面情報生成部105は、供給された制御対象機器情報に基づいて第1の画面情報を生成する。具体的には、制御対象として「リビングのエアコン」を特定する情報を含むメッセージを含む第1の画面情報を生成して、端末4に送信する(ステップS3−4)。なお、どの機器3を制御対象機器とするかの選定基準は適宜定めれば良い。
一方、図14の例では、「リビングのエアコン」が、室温が見守り温度より高くなったことを状態情報として通知していることから、制御対象機器が「リビングのエアコン」に特定される。
図13及び図14で示されるいずれの場合も、ユーザは第1の画面により、制御対象の機器3が「リビングのエアコン」であることを認識できる。
図13及び図14に示される場合における遷移動作の説明は、第1の画面に機器3の名称が表示される点以外は実施の形態2と基本的には同様である。
次に、図15及び図16を参照しながら実施の形態3のもう1つの画面遷移例を説明する。図15及び図16に示される例はいずれも、第1の画面に制御対象となる機器3の名称の代わりに、制御対象となる機器3の存在する部屋の名称が位置情報として表示されている点が図13及び図14に示される場合と異なる。具体的には機器の名称である「リビングのエアコン」の表記の代わりに「リビングにある機器」の表記となっている。この第1の画面によりユーザは制御対象となる機器3の存在する部屋を認識できる。この相違点以外は図13及び図14に示される場合と同様のため説明を省略する。このような構成とする場合、第1の画面情報生成部105は、各機器とその設置場所との対応関係を予め記憶しておけばよい。
なお、図15及び図16において制御対象となる機器3は「リビングの床冷暖房」となっており、第2の画面における設定項目も「リビングのエアコン」と比べて少ないものとなっている。これは、「リビングのエアコン」よりも「リビングの床冷暖房」のほうを優先して制御すべきと判断できる場合には「リビングの床冷暖房」が制御対象として選択されることを示している。
以上、実施の形態3について説明をした。実施の形態3によれば、実施の形態2の場合に加えて、ユーザは端末4に表示される第1の画面によって制御対象となる機器3、もしくは制御対象となる機器3が存在する部屋を認識できる。
(実施の形態4)
以下、図17から図24を参照しながら実施の形態4について説明する。また、適宜実施の形態2と比較しながら説明する。
情報表示システム10の構成は図1で示される実施の形態1の場合と同様のため省略する。
図17及び実施の形態2に係るブロック図である図7を参照しながら情報表示制御装置1の各機能を説明する。実施の形態2との共通点については適宜説明を省略する。情報表示制御装置1は図7に示される実施の形態2の場合と比べると、制御機器情報抽出部109から取得した制御対象機器情報及び第2の操作情報取得部110から取得した第2の操作情報に基づいて第3の画面情報を生成して端末4に送信する第3の画面情報生成部112と、端末4から第3の操作情報を取得し、その情報に基づいて制御信号を生成して機器制御部111に送信する第3の操作情報取得部113と、を更に備える。
端末との通信部106は実施の形態2の場合に加えて、端末4に第3の画面情報を送信し、端末4から第3の操作情報を取得する。
第2の画面情報生成部108は、生成する第2の画面情報が実施の形態2と異なる。第2の画面には制御すべき機器3の選択をユーザに促す表示が含まれる点が実施の形態2と異なるため、第2の画面情報も異なったものとなるからである。
制御機器情報抽出部109は実施の形態2の場合に加えて、第3の画面情報生成部112にも制御対象機器情報を送信する。
第2の操作情報取得部110は、取得した第2の操作情報が、制御する機器3を選択する操作に係る情報を含むとき、選択した機器3の情報を選択機器情報として第3の画面情報生成部112に送信する点が実施の形態2と異なる。
機器制御部111は、第2の操作情報取得部110からではなく第3の操作情報取得部113から制御信号を取得する点が実施の形態2と異なる。
第3の画面情報生成部112は第2の操作情報取得部110から選択機器情報を取得し、ユーザが選択した制御対象の機器3について制御機器情報抽出部109から制御対象機器情報を取得する。そして第3の画面情報生成部112は制御対象機器情報に基づいて第3の画面情報を生成して端末との通信部106を介して端末4に送信する。第3の画面には通知条件に関連する情報の表示、制御対象機器情報に関する表示及び機器3の制御操作をユーザに促す表示が含まれる。これは実施の形態2における第2の画面と同様のものである。
第3の操作情報取得部113は端末との通信部106を介して端末4から第3の操作情報を取得する。また、取得した第3の操作情報が機器3を制御する操作に係る情報を含むとき、第3の操作情報取得部113は第3の操作情報に基づいて制御信号を生成して機器制御部111に送信する。これは実施の形態2における第2の操作情報取得部110と同様の機能である。
次に、図18及び実施の形態2に係るフローチャートである図8を参照しながら情報表示制御装置1の動作を説明する。
ステップS4−1〜S4−5及びステップS4−10〜S4−12の流れは実施の形態2のステップS2−1〜S2−5及びステップS2−8〜S2−10の流れと基本的には同様であるため説明を省略する。実施の形態4における第3の画面、第3の画面情報、第3の画面情報生成部112、第3の操作情報及び第3の操作情報取得部113がそれぞれ実施の形態2における第2の画面、第2の画面情報、第2の画面情報生成部108、第2の操作情報及び第2の操作情報取得部110に対応する。
ステップS4−6についても実施の形態2におけるステップS2−7と基本的には同様だが、第2の画面には、機器3の制御操作をユーザに促す表示に代えて、制御対象とする機器3の選択をユーザに促す表示が含まれる点が実施の形態2と異なる。
第2の操作情報取得部110は端末4から第2の操作情報を取得し(ステップS4−7)、第2の操作情報に制御対象とする機器3を選択する操作に係る情報が含まれているかを判定する(ステップS4−8)。制御対象とする機器3を選択する操作に係る情報が含まれていない場合(ステップS4−8:いいえ)、ステップS4−1からの動作を繰り返す。制御対象とする機器3を選択する操作に係る情報が含まれている場合(ステップS4−8:はい)、第2の操作情報取得部110は選択機器情報を生成して第3の画面情報生成部112に送信する。
第3の画面情報生成部112はユーザが選択した制御対象の機器3について、制御機器情報抽出部109から取得した制御対象機器情報に基づいて第3の画面情報を生成して端末4に送信する(ステップS4−9)。
次に、図18〜図24を参照しながら端末4の画面の遷移例を説明する。
図19〜図21に示される例では電力計測装置2から取得した宅内全体の消費電力が契約電力の80%を超過したときを通知条件とし、図22〜図24に示される例では機器3としての空気調和機や温度センサから取得した各室内のいずれかの室内の温度が「見守り温度」以上になったときを通知条件としている。
図19〜図24に示される例はいずれも、左側の画面が第1の画面であり、右側の画面が第3の画面であり、第1の画面と第3の画面の中間に表示される画面が第2の画面である。ユーザの操作により第1の画面から第2の画面へと遷移し、さらに第2の画面から第3の画面へと遷移する様子を示している。この遷移は上述の、図18のフローチャートを参照して説明した動作の流れにより実現される。詳細な説明は省略する。
第1の画面については実施の形態2と同様であるため詳細な説明を省略する。また第3の画面についても、実施の形態2における第2の画面と同様であるため詳細な説明を省略する。第2の画面には、通知条件に関連する情報の表示、制御対象機器情報に関する表示及び制御対象とする機器3の選択をユーザに促す表示が含まれる。具体的には、制御対象となりうる機器3の一覧が表示され、特に制御対象とすべき機器3について強調表示がされている。また、図20及び図23に示されるとおり、特に制御対象とすべき機器3の位置を間取り図により表示してもよく、図21及び図24に示されるとおり、特に制御対象とすべき機器3のある部屋の位置を間取り図により表示してもよい。なお、間取り図を表示する場合には、予め間取り図と各機器3の配置関係とを第2の画面情報生成部108に登録しておく。
以上、実施の形態4について説明をした。実施の形態4によれば、実施の形態2と同様に、ユーザは端末4に表示される第1の画面によって通知を受けることにより宅内の環境を認識できる。ユーザは実施の形態2と同様に、第1の画面に対して応答することにより端末4に表示される画面を第2の画面に遷移させることができる。ユーザは実施の形態2とは異なり、端末4に表示される第2の画面に対して応答することにより、制御対象とする機器3の選択をすることができる。そしてユーザは第3の画面に対して応答することにより選択した機器3の制御をすることができる。
この実施の形態4について図25を参照しながら変形例を1つ示す。図25は図24と基本的には同様であるが、第3の画面が異なる。この変形例における第3の画面は、推奨設定項目を強調表示している点に特徴がある。この第3の画面によりユーザは自分で設定すべき内容を判断せずとも機器3を制御できる。
(実施の形態5)
以下、図26から図33を参照しながら実施の形態5について説明する。また、適宜実施の形態4と比較しながら説明する。
情報表示システム10の構成は図1で示される実施の形態1の場合と同様のため省略する。
図26及び実施の形態4に係るブロック図である図17を参照しながら情報表示制御装置1の各機能のうち実施の形態4と異なる点を説明する。情報表示制御装置1の各機能は図17に示される実施の形態4と基本的には同様であるが、制御機器情報抽出部109は制御対象機器情報を第1の画面情報生成部105にも送信し、第1の画面情報生成部105は制御機器情報抽出部109から取得した制御対象機器情報にも基づいて第1の画面情報を生成する点が異なる。つまり、各機能についての実施の形態5と4との差異は、実施の形態3と2との差異と同様である。
次に、図27及び実施の形態4に係るフローチャートである図18を参照しながら情報表示制御装置1の動作を説明する。情報表示制御装置1の動作の流れは実施の形態4と基本的には同様であるが、実施の形態4では行われない、制御対象機器情報の抽出を第1の画面情報生成前に行う点(ステップS5−3)が実施の形態4と異なる。また、第1の画面情報は制御対象機器情報に基づいて生成される。第1の画面には、通知条件を満たした旨の通知表示及び第2の画面への遷移操作をユーザに促す表示に加えて更に、制御対象機器情報に関する表示が含まれる。これらの点も実施の形態4と異なる。つまり、動作の流れについても、実施の形態5と4との差異は、実施の形態3と2との差異と基本的には同様といえる。
これらの差異以外は実施の形態4と同様である。つまり、ステップS5−1、S5−2及びS5−4以降の流れはステップS4−1、S4−2及びS4−3以降の流れと対応する。よって詳細な説明は省略する。
次に、図28〜図33を参照しながら端末4の画面の遷移例を説明する。
図28〜図33はそれぞれ実施の形態4における遷移例である図19〜図24にそれぞれ対応する。これらはそれぞれ第1の画面以外は同一である。よって第1の画面以外の説明は省略する。
図28〜図33に示されるとおり、第1の画面に、特に制御対象とすべき機器3の名称である「リビングのエアコン」が表示される点が実施の形態4と異なる。よってユーザは第1の画面により、特に制御対象とすべき機器3が「リビングのエアコン」であることを認識できる。つまり、第1の画面についても、実施の形態5と4との差異は、実施の形態3と2との差異と同様である。
以上、実施の形態5について説明をした。実施の形態5によれば、実施の形態4の場合に加えて、ユーザは端末4に表示される第1の画面によって特に制御対象とすべき機器3を認識できる。
(実施の形態6)
以下、図34から図37を参照しながら実施の形態6について説明する。また、適宜実施の形態1と比較しながら説明する。
情報表示システム10の構成は図1で示される実施の形態1の場合と同様のため省略する。
図34及び実施の形態1に係るブロック図である図2を参照しながら情報表示制御装置1の各機能を説明する。実施の形態1との共通点については適宜説明を省略する。情報表示制御装置1は図2に示される実施の形態1の場合と比べると、通知条件判定部104が通知すべきと判定する場合に機器情報取得部102から取得した状態情報に基づいて機器3を自動制御するための制御内容情報を生成する制御内容生成部114と、制御内容生成部114から制御内容情報を取得して機器3に制御信号を送信する機器制御部111と、を更に備える。
機器との通信部101は実施の形態1の場合に加えて、機器制御部111から制御信号を取得して制御対象の機器3に送信する。
機器情報取得部102は、通知条件判定部104に加えて制御内容生成部114にも状態情報を送信するが、第2の画面情報生成部108には状態情報を送信しない点が実施の形態1と異なる。
通知条件判定部104は、通知すべきと判定するとき、第1の画面情報生成部105に第1の画面情報の生成を要求することに加えて、制御内容生成部114に制御内容情報の生成を要求する点が実施の形態1と異なる。
第1の画面情報生成部105は、生成する第1の画面情報が実施の形態1と異なる。その結果として、第1の画面には、機器3を自動で制御した旨の表示が更に含まれる点が実施の形態1と異なる。
第2の画面情報生成部108は、制御内容生成部114から取得した制御内容に基づいて第2の画面情報を生成する点が実施の形態1と異なる。また、第2の画面には通知条件に関連する情報の表示及び自動制御に関する内容の表示が含まれる点も実施の形態1と異なる。
制御内容生成部114は、各機器3について、自動制御のアルゴリズムを予め記憶している。制御内容生成部114は、通知条件判定部104からの要求に応じて、機器情報取得部102から取得した状態情報に基づいて機器3を自動制御するための制御内容情報を生成して第2の画面情報生成部108と機器制御部111とに送信する。
機器制御部111は、制御内容生成部114から制御内容を取得し、取得した制御内容に基づいて機器3に制御信号を機器との通信部101を介して送信する。
次に、図35及び実施の形態1に係るフローチャートである図3を参照しながら情報表示制御装置1の動作を説明する。
ステップS6−1、S6−2及びステップS6−5〜S6−7はそれぞれ実施の形態1のステップS1−1、S1−2及びステップS1−4〜S1−6に対応するため説明を省略する。なお、第1の画面には通知条件を満たした旨の表示及び機器3を自動で制御した旨の表示が含まれ、第2の画面には通知条件に関連する情報の表示及び自動制御に関する内容の表示が含まれる。
通知条件判定部104が通知すべきと判定した場合(ステップS6−2:はい)、通知条件判定部104は制御内容生成部114に制御内容情報の生成を要求する。制御内容生成部114は通知条件判定部104の要求に応じて、機器情報取得部102から状態情報を取得し、その状態情報に基づいて自動制御する機器3を決定する(ステップS6−3)。制御内容生成部114は自動制御する機器3に対する制御内容情報を生成して第2の画面情報生成部108と機器制御部111とに送信する。
機器制御部111は制御内容生成部114から取得した制御内容情報に基づいて、自動制御の対象となる機器3を制御するための制御信号を生成して自動制御の対象となる機器3に送信する(ステップS6−4)。この制御信号の送信はステップS6−5における第1の画面情報の生成、送信より前に行われているため、端末4に第1の画面が表示される前に機器3は自動制御される。
次に、図36及び図37を参照しながら端末4の画面の遷移例を説明する。
実施の形態1と同様に、図36に示される例では電力計測装置2から取得した宅内全体の消費電力が契約電力の80%を超過したときを通知条件とし、図37に示される例では機器3としての空気調和機や温度センサから取得した各室内のいずれかの室内の温度が「見守り温度」以上になったときを通知条件としている。なお、通知条件を満たすと自動制御を行うため、通知条件は自動制御がなされる条件ともいえる。
図36及び図37で示される左側の画面が、通知条件を満たした旨の表示及び機器3を自動で制御した旨の表示を含む第1の画面の例である。なお、ユーザは、具体的にどの機器3が自動で制御されたのかは第1の画面からは認識できない。第1の画面上の「起動」ボタンをタップすると第2の画面に遷移するが、第1の画面が表示された時点で既に機器3は自動制御されている。
図36及び図37で示される右側の画面が通知条件に関連する情報の表示及び自動制御に関する内容の表示を含む第2の画面の例である。具体的には、図36で示される例では、通知条件を満たした原因となる機器3である「リビングのエアコン」の名称及び「リビングのエアコン」の設定を自動で「冷房」「28℃」にした旨の通知が表示されている。図37で示される例では、自動で設定された内容が「冷房」「26℃」である点以外は図36と同様である。なお、この例では通知を閉じたら背後に表示されている操作画面によりユーザが手動で機器3を制御できるが、必ずしもそのようにしなくてもよい。
以上、実施の形態6について説明をした。実施の形態6によれば、ユーザは端末4に表示される第1の画面によって通知を受けることにより宅内の環境を認識でき、また機器3が自動制御されたことを認識できる。ユーザは実施の形態1と同様に、第1の画面に対して応答することにより端末4に表示される画面を第2の画面に遷移させることができる。ユーザは端末4に表示される第2の画面により、自動制御の具体的な内容を認識できる。
(実施の形態7)
以下、図38〜図40及び図35を参照しながら実施の形態7について説明する。また、適宜実施の形態6と比較しながら説明する。
情報表示システム10の構成は図1で示される実施の形態1と同様である。
図38及び実施の形態6に係るブロック図である図34を参照しながら情報表示制御装置1の各機能のうち実施の形態6と異なる点を説明する。情報表示制御装置1の各機能は図34に示される実施の形態6と基本的には同様であるが、制御内容生成部114は制御内容情報を第1の画面情報生成部105にも送信し、第1の画面情報生成部105は制御内容生成部114から取得した制御内容情報にも基づいて第1の画面情報を生成する点が異なる。つまり、各機能についての実施の形態7と6との差異は、実施の形態3と2との差異及び実施の形態5と4との差異と同様である。
情報表示制御装置1の動作は、実施の形態6に係るフローチャートである図35で示される動作と基本的には同様である。実施の形態6との違いは、第1の画面情報は制御内容情報にも基づいて生成され、第1の画面には自動制御した機器の情報の表示が更に含まれる点である。それ以外は実施の形態6と同様のため説明を省略する。つまり、動作の流れについても、実施の形態7と6との差異は、実施の形態3と2との差異及び実施の形態5と4との差異と同様といえる。
次に、図39及び図40を参照しながら端末4の画面の遷移例を説明する。
図39及び図40はそれぞれ実施の形態6における遷移例である図36及び図37にそれぞれ対応する。これらはそれぞれ第1の画面以外は同一である。よって第1の画面以外の説明は省略する。
図39及び図40に示されるとおり、第1の画面に、自動制御の対象となった機器3の名称である「リビングのエアコン」が表示される点が実施の形態6と異なる。よってユーザは第1の画面により、自動制御の対象となった機器3が「リビングのエアコン」であることを認識できる。つまり、第1の画面についても、実施の形態7と6との差異は、実施の形態3と2との差異及び実施の形態5と4との差異と同様である。
以上、実施の形態7について説明をした。実施の形態7によれば、実施の形態6の場合に加えて、ユーザは端末4に表示される第1の画面によって自動制御の対象となった機器3を認識できる。
(実施の形態8)
以下、図38、図42及び図43を参照しながら実施の形態8について説明する。また、適宜実施の形態7と比較しながら説明する。
情報表示システム10の構成は図1で示される実施の形態1の場合と同様のため省略する。
情報表示制御装置1の各機能については図38に示される実施の形態7のブロック図の場合と基本的には同様である。実施の形態7と異なる点は、第1の画面情報生成部105が制御内容情報に基づいて第1の画面情報を生成する際、自動制御する際の機器3の設定に関する情報も第1の画面情報に含まれる点である。また、この結果として第1の画面には、自動制御した機器3の情報として機器3の設定に関する表示が含まれる。これらの点以外は実施の形態7と同様である。
次に、図41及び実施の形態7に係るフローチャートである図35を参照しながら情報表示制御装置1の動作を説明する。
ステップS8−1、S8−2及びステップS8−4〜S8−8はそれぞれ実施の形態7のステップS6−1、S6−2及びステップS6−3〜S6−7に対応するため説明を省略する。なお、第1の画面には自動制御した機器3の情報として機器3の設定に関する表示が含まれる。
通知条件判定部104が通知すべきと判定した場合(ステップS8−2:はい)、制御内容生成部114は通知条件判定部104の要求に応じて、機器情報取得部102から状態情報を取得する。制御内容生成部114は取得した状態情報に基づいて、第1の画面に表示すべき機器3の設定情報を推奨設定として算出して第1の画面情報生成部105に送信する(ステップS8−3)。制御内容生成部114は状態情報に基づいて自動制御する機器3を決定する(ステップS8−4)。以下実施の形態7と同様の流れの動作となるが、第1の画面情報生成部105が、制御内容生成部114から取得した推奨設定に基づいて第1の画面情報を生成する点が異なる(ステップS8−6)。
次に、図42及び図43を参照しながら端末の画面の遷移例を説明する。
図42及び図43はそれぞれ実施の形態7における遷移例である図39及び図40それぞれ対応する。これらはそれぞれ第1の画面以外は同一である。よって第1の画面以外の説明は省略する。
図42及び図43に示されるとおり、第1の画面に、自動制御の対象となった機器3である「リビングのエアコン」の設定が表示される点が実施の形態7と異なる。よってユーザは第1の画面により、自動制御の対象となった機器3である「リビングのエアコン」の設定を認識できる。
以上、実施の形態8について説明をした。実施の形態8によれば、実施の形態7の場合に加えて、ユーザは端末4に表示される第1の画面によって自動制御の対象となった機器3の設定を認識できる。
(実施の形態9)
以下、図44〜図47を参照しながら実施の形態9について説明する。また、適宜実施の形態8と比較しながら説明する。
情報表示システム10の構成は図1で示される実施の形態1の場合と同様のため省略する。
図44及び実施の形態8に係るブロック図である図38を参照しながら情報表示制御装置1の各機能のうち実施の形態8と異なる点を説明する。
第1の操作情報取得部107は、第1の操作情報が第2の画面へ遷移するための操作に係る情報を含むとき、実施の形態8の場合に加えて更に、機器制御部111に制御信号の生成を要求する。
機器制御部111は、第1の操作情報取得部107から制御信号の生成の要求があるまでは制御信号を生成せず、機器3に制御信号を送信しない点が実施の形態8と異なる。
次に、図45及び実施の形態8に係るフローチャートである図41を参照しながら情報表示制御装置1の動作を説明する。
実施の形態8では通知すべきと判定したら(ステップS8−2:はい)、推奨設定を算出し(ステップS8−3)、自動制御する機器3を決定し(ステップS8−4)、制御信号を生成して機器3に送信してから(ステップS8−5)第1の画面情報を生成、送信する(ステップS8−6)。
実施の形態9では、通知すべきと判定したら(ステップS9−2)、推奨設定を算出する(ステップS9−3)ところまでは実施の形態8と同様である。しかし、その後に第1の画面情報を生成、送信する(ステップS9−4)点がまず実施の形態8と異なる。そして第1の操作で第2の画面へ遷移して初めて(ステップS9−5:はい)、自動制御する機器3を決定し(ステップS9−6)、制御信号を生成して機器3に送信する(ステップS9−7)点も実施の形態8と異なる。
また、第1の画面は、自動制御をした旨の表示ではなく、自動制御をするかどうかの問い合わせの表示を含む点も実施の形態8と異なる。ユーザによる第2の画面への遷移操作があって(ステップS9−5:はい)初めて制御信号を生成して送信するので(ステップS9−7)、実施の形態8と異なり、第1の画面が表示された時点では機器3は自動制御されていない。つまり自動制御とはいうものの、設定項目及び設定値が自動的に定まるのみであり制御をするかどうかはユーザの意思に委ねられる。
次に、図46及び図47を参照しながら端末4の画面の遷移例を説明する。
図46及び図47はそれぞれ実施の形態8における遷移例である図42及び図43にそれぞれ対応する。これらはそれぞれ第1の画面以外は同一である。よって第1の画面以外の説明は省略する。
図46及び図47に示されるとおり、第1の画面には自動制御をするかどうかの問い合わせの表示及び自動制御する機器3と設定情報の表示が含まれる。また、「起動」ボタンの代わりに自動制御を承認する意味である「OK」ボタンが設けられている。よってユーザは第1の画面により自動制御の対象となる機器及びその設定を認識でき、また自動制御を承認するかどうかを選択できる。
そしてユーザが「OK」ボタンをタップすると機器3が自動制御され、第2の画面に遷移し、実施の形態8の場合と同様の第2の画面が表示される。
以上、実施の形態9について説明をした。実施の形態9によれば、実施の形態8の場合と異なり、ユーザは端末4に表示される第1の画面によって機器3に対する自動制御を承認するかどうかを選択できる。
なお、実施の形態1から実施の形態9までの情報表示制御装置1において、機器との通信部101と端末との通信部106とを1つの通信部で構成してもよい。
(実施の形態10)
以下、図48〜図50を参照しながら実施の形態10について説明する。また、適宜実施の形態1と比較しながら説明する。
まず、図48を参照しながら情報表示システム10の構成を説明する。情報表示システム10は情報表示制御装置1と端末4とサーバ6とを備え、情報表示制御装置1と端末4とサーバ6とが通信ネットワークを介して接続されている。また、情報表示制御装置1は宅内に設置され、宅内の電力計測装置2及び機器3と接続されている。
図48では情報表示制御装置1、端末4、サーバ6がそれぞれ異なったネットワーク内に属しており、互いにルータ5を介して接続されている場合を示しているが、これらの一部もしくは全部が同一ネットワーク内に属していてもよい。全部が同一ネットワーク内に属している場合、ルータ5がなくとも互いに接続され、互いに通信可能となるためルータ5は不要となる。よってルータ5は必ずしも情報表示システム10に必須のものではない。
実施の形態1では情報表示制御装置1が直接端末4と通信するのに対し、実施の形態10では情報表示制御装置1は直接端末4とは通信せず、代わりにサーバ6と通信を行う点が異なる。そしてサーバ6は情報表示制御装置1から取得した第1の画面情報及び第2の画面情報を端末4に転送し、端末4から取得した第1の操作情報を情報表示制御装置1に転送する。
換言すると、実施の形態10では、実施の形態1における情報表示制御装置1の形態を情報表示制御装置1及びサーバ6の2つの装置を組み合わせて実現するといえる。つまり、情報表示制御装置1とサーバ6を組み合わせて情報表示制御システムを構築するものといえる。情報表示制御装置1、サーバ6及び端末4はそれぞれ別ネットワーク内に属してもよいため、例えばインターネットを介して情報表示システム10を構築することができる。それによりユーザは外出中でも端末4を用いてインターネット経由で宅内の環境を確認でき、第2の画面への遷移操作により詳細情報を確認できる。
図49に示されるとおり、情報表示制御装置1の各機能は図2に示される実施の形態1と基本的には同様であるが、端末との通信部106の代わりにサーバとの通信部160を備える点が実施の形態1と異なる。
一方、図50に示されるサーバ6は、情報表示制御装置1と通信を行う情報表示制御装置との通信部601と、端末4との通信を行う端末との通信部602と、情報表示制御装置1から取得した第1の画面情報を端末4に転送する第1の画面情報転送部603と、情報表示制御装置1から取得した第2の画面情報を端末4に転送する第2の画面情報転送部604と、端末4から取得した第1の操作情報を情報表示制御装置1に転送する第1の操作情報転送部605と、を備える。
動作の流れについては、情報表示制御装置1がサーバ6を介して間接的に端末4と通信をするという点以外は図3に示されるフローチャートによる実施の形態1の流れと同様であるため説明を省略する。また、画面遷移についても図4及び図5で示される実施の形態1に係る遷移図と同様であるため説明を省略する。
以上、実施の形態10について説明をした。実施の形態10によれば、ユーザは例えばインターネット経由で宅内の環境及び詳細情報を確認できる。
なお、上述の説明では実施の形態1に対応する形態のみを説明したが、実施の形態10の形態はこれに限られない。すなわち、上述の実施の形態2〜9の各形態についても同様に情報表示制御装置1とサーバ6と端末4との組み合わせにより実現が可能である。なお図49において、機器との通信部101とサーバとの通信部160とを1つの通信部で構成してもよい。同様に図50において、情報表示制御装置との通信部601と端末との通信部602とを1つの通信部で構成してもよい。
また、上述の説明の例ではサーバ6は情報表示制御装置1と端末4との間の通信を橋渡しするための最低限の機能のみを備えるが、情報表示制御装置1の機能のうちの一部をサーバ6が実行する形態であってもよい。例えば図51に示されるとおり、情報表示制御装置1は機器との通信部101、機器情報取得部102及びサーバとの通信部160のみを備え、他の機能はサーバ6が備えてもよい。この場合、機器情報取得部102が取得した状態情報はサーバとの通信部160を介してサーバ6に送信されることとなる。情報表示制御装置1の機能が限定されることにより情報表示制御装置1の構成を小さくすることができる。また、情報表示制御装置1とサーバ6間で通信される情報は状態情報のみとなるため、ユーザが端末4を使用する際に発生する通信を最小限とすることができる。なお図51において、機器との通信部101とサーバとの通信部160とを1つの通信部で構成してもよい。
(実施の形態11)
以下、図52を参照しながら実施の形態11について説明する。また、適宜実施の形態1及び10と比較しながら説明する。
まず、図48を参照しながら情報表示システム10の構成を説明する。情報表示システム10は端末4とサーバ6とを備え、端末4とサーバ6とが通信ネットワークを介して接続されている。また、宅内の電力計測装置2及び機器3も通信ネットワークを介してサーバ6と接続されている。宅内に情報表示制御装置1が存在せず、電力計測装置2及び機器3も通信ネットワークを介してサーバ6と接続されている点が実施の形態10と異なる。
なお、図52では電力計測装置2及び機器3が通信ネットワークを介して端末4とも接続されているが、これらは特段端末4との接続を要しない。
サーバ6は、実施の形態1における情報表示制御装置1の各機能部の機能を全て備える。つまりサーバ6は、電力計測装置2、機器3及び端末4がそれぞれサーバ6と異なったネットワークに属していても機能する形態の情報表示制御装置1ともいえる。
サーバ6は通信ネットワークを介して各装置と接続されているという点以外は実施の形態1と同様のため、各機能の説明、動作説明及び画面遷移の説明は省略する。
以上、実施の形態11について説明をした。実施の形態11によれば、実施の形態10と同様、ユーザは例えばインターネット経由で宅内の環境及び詳細情報を確認できる。
なお、上述の説明では実施の形態1に対応する形態のみを説明したが、実施の形態11の形態がこれに限られない点は実施の形態10と同様である。すなわち、上述の実施の形態2〜9の各形態についても同様にサーバ6が各形態における情報表示制御装置1の各機能を備えることにより実現が可能である。
(ハードウェア構成)
図72は、本発明の実施の形態1〜11に係る情報表示制御装置1及びサーバ6のハードウェア構成例を示す図である。情報表示制御装置1及びサーバ6はプロセッサ71とメモリ72とインタフェース73とを備える。
プロセッサ71はメモリ72に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)である。メモリ72はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、磁気ディスク等の記憶装置である。インタフェース73は例えば各種I/Oポート(Input / Output Port)である。
以下、実施の形態1の場合について説明するが、他の実施の形態についても同様である。
情報表示制御装置1の各機能部のうち、機器情報取得部102、通知条件判定部104、第1の画面情報生成部105、第1の操作情報取得部107及び第2の画面情報生成部108はそれぞれプロセッサ71がメモリ72に格納されるプログラムを実行することにより実現される。設定記憶部103はメモリ72により実現される。機器との通信部101及び端末との通信部106はそれぞれインタフェース73により実現される。
プロセッサ71がプログラムを実行することにより実現される各機能はソフトウェア、ファームウェアまたはソフトウェアとファームウェアの組み合わせにより実現される。ソフトウェア及びファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ72に格納される。
その他、上述のハードウェア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更及び修正が可能である。いずれにせよ、ハードウェアとプログラムが協働して上述の各実施の形態を実現できるものであればよい。