JP2017028775A - 機器選定装置、機器選定方法及び制御プログラム - Google Patents

機器選定装置、機器選定方法及び制御プログラム Download PDF

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祐司 尾崎
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Abstract

【課題】施設において節電の対象とすべき機器を適切に選定し得る機器選定装置を提供する。【解決手段】機器選定装置100は、施設における複数の機器それぞれについて測定された、当該機器が使用する電力の時間的変化を示す電力情報を取得する取得部120と、所定時間継続して電力を使用した機器であることを必要条件として電力情報に基づき複数の機器のうち節電の対象とすべき機器を選定する選定部140と、選定部140により選定された機器を示す機器情報を出力する出力部160とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、住宅等の施設における節電(電力使用の抑制)を支援する技術に関し、節電対象の機器を選定する機器選定装置、機器選定方法、及び、その機器選定装置を機能させるための制御プログラムに関する。
住宅におけるエネルギー(電力等)の管理の技術として、HEMS(Home Energy Management System)が知られている。HEMSでは、例えば電力消費の抑制等のために、住宅におけるHEMS機器(例えば電気機器、蓄電装置等)を、HAN(Home Area Network)を介してHEMSコントローラが制御する。また、住宅でのエネルギー管理を前提としたシステムとして、電力需給の逼迫した時期に、電気料金低減等の報酬と引き換えに住宅での電力使用を抑制するためのデマンドレスポンス(DR:Demand Response)に関連したシステムが開発されている。DR等を背景として節電の重要性は高まっているところ、電力使用量が最高の機器等について節電のアドバイス情報を提示する電力管理システムが、知られている(特許文献1参照)。
特開2009−112075号公報
しかしながら、特許文献1の電力管理システムによるアドバイス情報を得ても、住宅の住人は、住宅における各種機器のうち、どの機器を節電の対象として節電に取り組むべきかを適切に判断することは必ずしも容易ではない。電力使用量が最高の機器が必ずしも節電の対象とすべき機器であるとは限らないからである。
そこで、本発明は、住宅等の施設において節電の対象とすべき機器を適切に選定する可能性を従来よりも高めた機器選定装置を提供することを目的とする。また、本発明は、この機器選定装置を含む機器選定システムにおいて用いられる機器選定方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る機器選定装置は、施設における複数の機器それぞれについて測定された、当該機器が使用する電力の時間的変化を示す電力情報を取得する取得部と、所定時間継続して電力を使用した機器であることを必要条件として、前記電力情報に基づき前記複数の機器のうち節電の対象とすべき機器を選定する選定部と、前記選定部により選定された機器を示す機器情報を出力する出力部とを備える。
また、上記目的を達成するために本発明の一態様に係る機器選定方法は、施設における節電の対象とすべき機器を選定する機器選定システムにおいて用いられる機器選定方法であって、前記施設における複数の機器それぞれについて測定された、当該機器が使用する電力の時間的変化を示す電力情報を取得する取得ステップと、所定時間継続して電力を使用した機器であることを必要条件として、前記電力情報に基づき前記複数の機器のうち節電の対象とすべき機器を選定する選定ステップと、前記選定ステップで選定された機器を示す機器情報を出力する出力ステップとを含む。
また、上記目的を達成するために本発明の一態様に係る制御プログラムは、施設における節電の対象とすべき機器を選定する機器選定処理をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、前記機器選定処理は、前記施設における複数の機器それぞれについて測定された、当該機器が使用する電力の時間的変化を示す電力情報を取得する取得ステップと、所定時間継続して電力を使用した機器であることを必要条件として、前記電力情報に基づき前記複数の機器のうち節電の対象とすべき機器を選定する選定ステップと、前記選定ステップで選定された機器を示す機器情報を出力する出力ステップとを含む。
本発明の一態様に係る機器選定装置及び機器選定方法は、住宅等の施設において節電の対象とすべき機器を適切に選定し得る。また、本発明の一態様に係る制御プログラムがコンピュータに実行されると、施設において節電の対象とすべき機器が適切に選定され得る。
実施の形態に係る機器選定システムの概略構成図である。 機器選定装置の機能ブロック図である。 分電盤の分岐回路における電流の時間的変化を示す図である。 記憶部に格納される電力管理情報の一例を示す図である。 記憶部に格納される節電情報の一例を示す図である。 機器選定装置における機器選定処理を示すフローチャートである。 機器選定処理の結果として表示される節電対象機器一覧画面を例示する図である。 節電目標管理処理を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ここで示す実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。従って、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序等は、一例であって本発明を限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
以下、本発明の一実施形態に係る機器選定システムについて説明する。
(構成)
図1は、実施形態に係る機器選定システム10の構成の一例を示す図である。機器選定システム10は、機器選定方法を用い、需要家の施設での節電(電力使用の抑制)の対象とすべき機器を選定して、選定した機器(節電対象機器)を需要家に提示するシステムである。ここでは、施設の例として住宅20を用い、機器選定システム10が選定した節電対象機器を住宅20の住人に提示する例を想定して説明する。
図1に示すように、機器選定システム10は、サーバ装置30、並びに、住宅20における分電盤21、機器22a〜22c及び機器選定装置100を含んで構成される。
サーバ装置30は、例えば電力事業者、電気機器の製造業者、情報サービス事業者等により運用され、機器毎の電力使用に関する情報(節電に関する節電情報等)を配信するコンピュータである。サーバ装置30は、プロセッサ、メモリ、通信インタフェース(I/F)、入力装置等を備える。サーバ装置30から住宅20への情報の配信はネットワーク11を介して行われる。ネットワーク11は、有線又は無線の通信ネットワークであり、例えばインターネット等の広域ネットワークを含む。
住宅20は、分電盤21と、分電盤21の各分岐回路から分配される電力を受ける機器22a〜22cと、機器選定装置100とを備える。住宅20は、電力事業者等が管理する電力系統から電力(商用電力)の供給を受けて、住宅20内の機器22a〜22cにより電力を消費(使用)する。機器22a〜22cは、説明の便宜上、住宅20内に設置されている比較的多数の機器を代表的に表したものであり、台数を3台に限定するものではない。機器22a〜22cは、例えば空調機器(冷房機能或いは暖房機能を有するエアコン)、テレビジョン受信装置(テレビ)、冷蔵庫、電子レンジ、電磁調理器、洗濯機、衣類乾燥機、照明装置等である。分電盤21は、電力系統からの電力を分配する分岐回路毎に使用電力を電流センサで測定した結果(電流波形データ)を、機器選定装置100(HEMSコントローラ)に送信する機能を有する。
機器選定装置100は、HEMSコントローラとして機能し、住宅20におけるHEMS機器(機器22a〜22c)及び分電盤21と、HANを介して通信可能である。機器選定装置100は、図1に示すように、プロセッサ101、メモリ102及び通信I/F103を備えるコンピュータである。メモリ102は、プログラム及びデータを予め保持しているROM、プログラムの実行に際してデータ等の記憶に利用するためのRAM等であり、例えば不揮発性メモリを含んでいてもよい。プロセッサ101は、メモリ102に格納された制御プログラム等を実行することにより例えば通信I/F103等を制御して各種処理を行う。通信I/F103は、無線又は有線で、HANを介して機器22a〜22c等と通信し、また、ネットワーク11を介してサーバ装置30と通信するための通信回路である。機器選定装置100は、通信I/F103により例えば機器22a〜22cのいずれか或いは住人が保有する端末装置(スマートフォン、タブレット等)を制御して住人とのユーザインタフェース装置(入力装置及び表示装置)として機能させ得る。例えば、機器選定装置100がウェブサーバ機能を有し、ウェブブラウザ機能を有する機器と通信することによりその機器或いは端末装置を入力装置及び表示装置として機能させる。なお、機器選定装置100が、入力装置を含んでもよい。入力装置は、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等といったユーザインタフェースとなる装置であり、ユーザ(住人)の操作を受け付ける。入力装置は、ユーザの接触操作を受け付ける他、音声での操作、リモコン等での遠隔操作を受け付ける構成であってもよい。また、機器選定装置100が、ディスプレイ等の表示装置を備えてもよい。また、機器選定装置100はメモリ102の他にデータの記憶に利用するためにハードディスク装置等の補助記憶装置を備えてもよい。
以下、上述したハードウェア構成を備える機器選定装置100の機能面での各構成要素について説明する。図2は、機器選定装置100の機能ブロック図である。
機器選定装置100は、機能構成要素として図2に示すように通信部110、取得部120、記憶部130、選定部140、特定部150及び出力部160を備える。
通信部110は、制御プログラムを実行するプロセッサ101、通信I/F103等で実現され、住宅20に設置された分電盤21、機器22a〜22c、住人が保有する端末装置等及びサーバ装置30と、予め定められたプロトコルに従って通信する機能を有する。例えば、通信部110は、分電盤21から得られる測定された電流波形データを、逐次受信する。また、機器22a〜22cと通信することにより、機器識別用の機器コード、機器種別等の情報を取得して電力管理情報(後述)の一部として記憶部130に格納する。また、通信部110は、上述したように機器22a〜22c或いは端末装置と通信することにより、これらの機器或いは端末装置を入力装置及び表示装置として機能させるよう制御し得る。
取得部120は、制御プログラムを実行するプロセッサ101等で実現される。取得部120は、通信部110が受信する分電盤21で測定された電流波形データに基づき、住宅20における複数の機器(機器22a〜22c)それぞれについて、その機器が使用する電力の時間的変化を示す電力情報を取得する機能を有する。分電盤21の分岐回路毎に1台の機器が接続されていれば、分電盤21において電流センサで測定した結果の電流波形データ(つまり測定値と測定時とを対応付けたデータ)から、時間的に変化する機器の使用電力(W)が算出できる。また、1つの分岐回路に複数台の機器が接続されていても、次のように機器毎の使用電力は導出できる。図3は、複数台の機器が接続されている分岐回路における電流波形19(電流の時間的変化)を示す図である。電流波形19は、系統電力の電源周波数(例えば50Hz、60Hz等)の正弦波18に対して、波形部分19aに現れるように、接続されている各機器に固有のノイズが乗っている。機器毎のノイズを表す波形特徴情報を予め測定等に基づいて特定しておくことで、その波形特徴情報に基づいて電流波形19から機器毎の使用電力が算出できる。取得部120では、通信部110を介して取得した分電盤21からの、分岐回路毎の電流波形データに基づき、演算処理等で各機器の電流波形データを分離することにより、機器毎の使用電力を示す電力情報を取得する。この電力情報は、機器と対応付けられて電力管理情報の一部として記憶部130に格納され、節電対象機器の選定に利用される。取得部120は、更に、住宅20における複数の機器(機器22a〜22c)のうち1以上の機器それぞれについて、通信部110にその機器と通信させることによりその機器の電源オン(ON)及び電源オフ(OFF)に係る状態情報を取得する機能を有する。取得された状態情報は、電力管理情報の一部として記憶部130に格納される。機器22a〜22cは、例えば電源オン及び電源オフの状態が変化する際(例えば動作停止直前又は起動直後)に、どの状態に変化するかを機器選定装置100に伝達する。或いは、機器22a〜22cは、電源オン及び電源オフの状態の変化と変化時とを示す情報を逐次蓄積しておきその情報を随時送信する。なお、電源オフ状態は、消費電力がゼロの状態であるが、例えば、所謂スタンバイ状態になり得る機器についてはそのスタンバイ状態であってもよい。スタンバイ状態では、機器によっては例えば10W等といった一定の待機電力が消費される。
記憶部130は、メモリ102の一領域(例えば不揮発性メモリの一領域)等で実現され、機器毎の電力情報等を含む電力管理情報、及び、節電情報を記憶する機能を有する。
図4は、記憶部130に格納される電力管理情報の一例を示す図である。電力管理情報は、例えば図4に示すように、機器毎に、機器識別情報、機器種別、波形特徴情報、電力情報及び状態情報を含んで構成される。機器識別情報は、住宅20における各機器を識別する情報であり、例えば機器コードである。機器種別は、エアコン、テレビ等といった電気機器の種別である。機器識別情報及び機器種別は、通信により機器から取得される。なお、機器選定装置100は、住宅20の住人による入力に基づいて、機器毎の機器識別情報及び機器種別を記憶部130に記憶させることとしてもよい。波形特徴情報は、分岐回路毎の電流波形データから機器毎の電流波形データを分離するために用いられる、機器のノイズ等が現れた波形上の特徴を示す情報である。この機器毎の波形特徴情報は、例えば、機器選定装置100が、各機器の電源オン及び電源オフの状態を変更する制御を行ってその際に分電盤21から得られる電流波形データに基づいて、機器毎に固有のノイズ等を示す波形特徴情報を導出することとしてもよい。また、例えば、機器選定装置100が、サーバ装置30から機器種別毎に予め実験等に基づいて定められた波形特徴情報を通信部110により取得して、これに基づいて機器毎の波形特徴情報を特定して記憶部130の電力管理情報中に含ませてもよい。電力情報は、取得部120により取得された、時間的に変化する、機器の使用電力を示す情報である。この電力情報は機器毎の電流波形データに対応する。状態情報は、例えば機器についての電源オン及び電源オフの時刻の履歴を表す情報である。状態情報は、機器が継続的に電源オン状態であった時間を示すことになる。
図5は、記憶部130に格納される節電情報の一例を示す図である。同図に示すように、節電情報は例えばエアコン、テレビ等といった機器種別毎に存在し、その機器種別の機器における節電方法と節電効果とを含む。節電方法は、例えば節電のための機器の操作方法等のアドバイス情報であり、節電効果は、例えば節電方法を実行した場合に節電できる電力量、節約できる電気料金等の情報である。機器選定装置100は、節電情報を記憶部130に予め記憶していてもよいし、サーバ装置30から機器種別毎に予め定められた節電情報を通信部110により取得して、記憶部130に格納してもよい。この節電情報は、ユーザ(住宅20の住人)に提示するために用いられる。
選定部140は、制御プログラムを実行するプロセッサ101等で実現され、記憶部130に格納された電力管理情報における電力情報等に基づき複数の機器(機器22a〜22c)のうち節電の対象とすべき機器を選定する機能を有する。この機器の選定は、所定時間継続して電力を使用した機器であることを必要条件として、なされる。所定時間は、電子レンジ、電磁調理器等の比較的短時間において必要な時間だけ使用する機器を、節電対象機器から排除するために予め定められた時間であり、例えば2時間、3時間等である。なお、ユーザ(住宅20の住人)が所定時間を調節できるようにしてもよい。この必要条件が満たされるか否かの判断を、選定部140は、記憶部130の電力管理情報における状態情報を参照して、機器が過去に継続的に電源オン状態であった時間の長さに基づいて行う。なお、状態情報に基づき必要条件を判断する場合において、スタンバイ状態であることを電源オフ状態と扱う場合には、「所定時間継続して待機電力より大きい電力を使用した機器」を「所定時間継続して電力を使用した機器」と同一と看做して必要条件を判断する。なお、選定部140は、必要条件が満たされるか否かの判断(所定時間継続して電力を使用した機器であるか否かの判断)を、状態情報ではなく、電力管理情報における電力情報に基づいて行うこととしてもよい。電力情報は、機器が使用する電力の時間的変化を示すため、選定部140は、電力情報に基づき、電力がゼロではない時間が所定時間継続したか否かにより、必要条件が満たされるか否かを判断できる。上述の必要条件以外にも選定部140が節電対象機器を選定するための条件がある。その条件の1つは、所定閾値より大きい電力を使用した機器であるという条件であり、選定部140は、電力情報に基づいてこの条件について判断する。所定閾値は、例えば500W等であり、例えばテレビ等の待機電力よりもある程度大きい値となるように所定閾値を定めてもよい。また、他の条件は、所定上限時間を超えて継続的に電力を使用した機器でないという条件である。所定上限時間は上述した所定時間(例えば2時間、3時間等)よりも長く、例えば24時間以上の時間(24時間、48時間等)である。所定上限時間は、概ね常時稼働が必要な機器を節電対象機器としないように設定される。選定部140は、選定した機器を示す機器識別情報を出力部160及び特定部150に伝達する。
特定部150は、制御プログラムを実行するプロセッサ101等で実現され、選定部140により選定された機器各々について、記憶部130の電力管理情報に基づいて機器種別を特定して、その機器種別を出力部160に伝達する機能を有する。
出力部160は、制御プログラムを実行するプロセッサ101等で実現され、選定部140により選定された機器を示す機器情報を出力する機能を有する。機器情報は、例えば選定部140により伝達された機器識別情報と、特定部150により伝達された機器種別とを含み、更に、記憶部130に記憶されている、機器種別に対応する節電情報を含み得る。出力部160による機器情報の出力は、例えば通信部110を介して機器或いは端末装置(例えばディスプレイ、タブレット、スマートフォン等)に提示用のデータを送信することである。これにより機器或いは端末装置は、節電対象機器(節電の対象とすべき機器)について示す機器情報を住宅20の住人(ユーザ)に提示できる。出力部160の出力による機器情報の提示は、例えば、表示、音声出力その他の方法で節電対象機器をユーザが認識可能な状態にすることである。これにより、ユーザは、節電対象機器を認識することができる。なお、出力部160による出力は、機器選定装置100が表示装置を備える場合には、その表示装置による表示として実現され得る。
(動作)
以下、上述の構成を備える機器選定システム10の動作例について説明する。
図6は、機器選定装置100が実行する機器選定処理を示すフローチャートである。この機器選定処理に先駆けて、住宅20の機器選定装置100は、住宅20内の複数の機器(機器22a〜22c)と通信することにより、或いは、住宅20の住人(ユーザ)の入力を受けることにより、機器毎について機器識別情報及び機器種別を記憶部130内の電力管理情報に記憶している。即ち、機器選定装置100における電力管理情報には、各機器が登録されている。そして、機器選定装置100は、各機器について、測定により或いはサーバ装置30から受信することにより、波形特徴情報を取得して電力管理情報に含ませている。この状態において、機器選定装置100により、図6に示す機器選定処理が実行される。以下、図6に即して機器選定装置100の動作を説明する。
住宅20の機器選定装置100は、取得部120により、住宅20に設置された機器22a〜22cについて分電盤21での測定から得られる電力情報を取得し、記憶部130における電力管理情報の一部として格納する(ステップS11)。分電盤21の分岐回路に複数の機器が接続されている場合においては、分岐回路毎の電流センサで取得された分岐回路毎の電力情報から、波形特徴情報に基づいて機器毎の電力情報が算出される。なお、取得部120は、電力情報に加えて、機器22a〜22cについて取得された状態情報も電力管理情報の一部として格納する。但し、選定部140が後述のステップS14での判断等の基礎として、状態情報を用いずに電力情報を用いることとした場合には、取得部120による状態情報の取得は不要となる。
機器選定装置100の選定部140は、ステップS12〜S17において、各機器に順次着目して、その機器が、節電の対象とすべき機器として選定される条件を満たすか否かを判断する。まず、選定部140は、記憶部130に格納されている電力管理情報に登録されている機器のうち未だ着目していない1台の機器に着目する(ステップS12)。
選定部140は、着目している機器が所定閾値(例えば500W)より大きい電力を使用した実績を有するか否かについてその機器に対応する電力情報に基づいて判断する(ステップS13)。
ステップS13において肯定的な判断をした場合には、選定部140は、着目している機器が、所定時間(例えば3時間)継続して電力を使用したか否かについて、状態情報(或いは電力情報)に基づいて判断する(ステップS14)。例えば、状態情報によれば、電源オン状態になってから電源オフ状態になるまでの時間が所定時間を超えている場合が今までにあったか否かにより、所定時間継続して電力を使用したか否かが判別できる。
ステップS14において肯定的な判断をした場合には、選定部140は、着目している機器が、所定上限時間(例えば24時間)を超えて継続して電力を使用したか否かについて、状態情報(或いは電力情報)に基づいて判断する(ステップS15)。
ステップS15において否定的な判断をした場合には、選定部140は、着目している機器を、節電対象機器(節電の対象とすべき機器)として選定する(ステップS16)。即ち、節電対象機器として選定される機器は、所定閾値より大きい電力を使用した機器であって、所定時間継続して電力を使用した機器であって、かつ、所定上限時間を超えて継続して電力を使用したことがない機器である。ステップS13若しくはS14で否定的な判断をした場合、又は、ステップS15で肯定的な判断をした場合には、選定部140は、着目している機器を節電対象機器として選定しない。
ここまでの手順(ステップS12〜S16)が、未だ着目していない機器がある限り繰り返される(ステップS17)。例えば住宅20において図4の内容例で示す機器識別情報がA001のエアコン、機器識別情報がA002のエアコン、機器識別情報がB003のテレビ、機器識別情報がC002の電子レンジ、及び、機器識別情報がD007の冷蔵庫の5台が所定閾値(例えば500W)より大きい電力を使用しているとする。この場合には、この5台はいずれもステップS13で肯定的に判断される。この5台のうち、所定時間(例えば3時間)継続して電力を使用した機器が、機器識別情報がA001のエアコン、機器識別情報がB003のテレビ、及び、機器識別情報がD007の冷蔵庫の3台だけであったとする(図4参照)。この場合には、この3台だけがステップS14で肯定的に判断される。この3台のうち、所定上限時間(例えば24時間)を超えて継続して電力を使用した機器が、機器識別情報がD007の冷蔵庫だけであったとする。この場合には、機器識別情報がA001のエアコン、及び、機器識別情報がB003のテレビが選定部140により節電対象機器として選定されることになる。例えば、機器識別情報がC002の電子レンジは、所定時間(例えば3時間)継続して電力を使用しないことにより、節電対象機器としての必要条件を満たさず、選定されない。
電力管理情報に登録されている全ての機器について着目がなされた後に、特定部150は、選定部140により節電対象機器として選定された各機器について、電力管理情報を参照して、機器種別を特定する(ステップS18)。特定した機器種別は出力部160に伝達される。なお、機器選定装置100に対するユーザの入力等により機器識別情報が電力管理情報に含まれていれば、機器種別が入力されていなくても特定部150がサーバ装置30から機器種別を取得することとしてもよい。即ち、特定部150は、通信部110を介して機器識別情報に基づいてサーバ装置30に機器種別を問い合わせて機器種別を取得して、出力部160に伝達することとしてもよい。
続いて、出力部160は、節電対象機器の機器種別に対応する機器情報と節電情報とを通信部110を介して出力する(ステップS19)。この出力により機器情報及び節電情報が、機器22a〜機器22c等、或いは端末装置(例えばディスプレイ、タブレット、スマートフォン等)に送信されて、ユーザに提示される。この機器情報は、例えば節電対象機器についての機器種別、機器コード等を含む。機器選定処理の結果として、ステップS19での出力を受けた機器或いは端末装置において表示される節電対象機器一覧画面の一例を図7に示す。
図7の節電対象機器一覧画面70は、機器種別等表示71a、71b、節電情報表示用ボタン72a、72b、節電自動制御チェックボックス73a、73b及び制御内容設定用ボタン74a、74bを含むGUI(Graphical User Interface)画面である。節電対象機器一覧画面70には、選定部140により節電対象機器として選定された、機器識別情報がA001のエアコン、及び、機器識別情報がB003のテレビを示す情報が、含まれている。機器毎の機器種別等表示71a、71bは、該当機器についての機器識別情報及び機器種別を表示する表示要素である。節電情報表示用ボタン72a、72bをユーザが押下すると該当機器の機器種別に応じた内容(図5参照)の節電情報が表示される。節電自動制御チェックボックス73a、73bをユーザがチェックした場合に限り、機器選定装置100は、そのチェック以降において該当機器について節電のための自動制御を実施する。その自動制御の内容については、ユーザが制御内容設定用ボタン74a、74bを押下して表示される制御内容設定用画面(不図示)により、ユーザが設定し得る。自動制御の内容はいかなるものであってもよく、例えば、一定時間経過すると電源オフにする制御等が想定され、エアコンについては更に設定温度の変更等の制御等が想定され得る。このように機器選定システム10は、節電対象機器を選定した後に節電に係る制御を行うように構成されてもよいし、節電対象機器を選定した後にその選定した節電対象機器をユーザに提示してユーザに節電を委ねるように構成されてもよい。機器選定装置100により、比較的短時間において必要な時間だけ使用する機器を排除して節電の対象とすべき機器が選定されるので、選定結果を活用することで効果的な節電が可能となる。
なお、上述した機器選定装置100において、節電対象機器として選定した機器について、ユーザによる節電を支援するために、節電の目標値を設定して実績を監視する節電目標管理処理を実行してもよい。図8は、節電目標管理処理の一例を示すフローチャートである。機器選定装置100では、節電を行う一定期間である節電予定期間を例えばユーザの入力に応じて定める。そして、その節電予定期間において節電対象機器により使用される電力量が、節電を行っていない過去の同等期間よりもどの程度削減されるべきかという節電の目標値を設定する(ステップS21)。目標値は電力量(Wh)でもよいし、電力料金に換算した金額であってもよい。目標値の設定を、ユーザの入力に従って行ってもよいし、予め定められたアルゴリズムにより機器毎の電力情報に基づいて行ってもよい。そして、機器選定装置100は、節電予定期間において機器が使用した電力に係る電力情報を記憶部130等に記録する。また、節電予定期間の終期において、節電を行っていない過去の同等期間の電力使用の実績と節電予定期間の電力使用の実績とに基づいて節電実績値を算出して記録する(ステップS22)。機器選定装置100は、節電実績値が、設定した目標値以上であるか否かを判断し(ステップS23)、目標値以上であれば目標達成の旨をユーザに提示する(ステップS24)。機器選定装置100は、ステップS23において節電実績値が目標値以上でないと判断すれば、節電情報(図5参照)等の節電に関するアドバイス情報をユーザに提示する(ステップS25)。なお、機器選定装置100は、このような節電目標管理処理を、一定期間を単位として繰り返し実施してもよい。これにより、機器選定装置100により選定された節電対象機器についての電力使用量の削減が、効果的に実現され得る。
(他の実施の形態等)
以上、実施の形態1により機器選定装置100を備える機器選定システム10について説明したが、上述した実施の形態は一例にすぎず、各種の変更、付加、省略等が可能であることは言うまでもない。
上述の実施の形態では、施設の一例として住宅20を挙げて説明したが、施設はこれに限られず、事務所、工場、競技場、ビル、駅等であってもよい。また、機器選定装置100は、施設の各機器についての電力情報等を含む電力管理情報(図4参照)を取得できれば、施設内に設置されなくてもよい。
また、上述したサーバ装置30は、DRアグリゲータ等に運用され、電力需要のピーク時期等といった電力需給の逼迫が予測される時期の前に、その時期にあたる節電要請期間を示す情報を含むDR指令(節電要請の指令)を住宅20へと配信してもよい。このDR指令を受信することで取得したHEMSコントローラ(つまり機器選定装置100)が、タブレット、ディスプレイ等といったHEMS機器等にDR指令に関する情報を表示させてもよい。機器選定装置100は、HEMS機器等にそのDR指令に関する情報を表示させるに際して、機器選定処理(図6参照)を実行してその結果として選定された節電対象機器についての機器情報をHEMS機器等に伝送して表示させてもよい。
また、上述した機器選定装置100において、例えば取得部120、選定部140及び出力部160以外の構成要素は省略し得る。また、出力部160が出力する機器情報は、節電対象機器として選定された機器を示す何らかの情報であれば足り、機器種別を含まなくてもよい。
また、上述の実施の形態で示した選定部140は、機器の選定に際して参照する電力情報を、例えば、節電対象機器の選定の時点に比較的近い一定期間内(例えば選定時より1ヵ月前まで)に測定された電流波形データに基づくものに、絞ってもよい。
また、機器選定装置100が、サーバ装置30から、機器毎の消費電力の情報(例えば定格消費電力等)を受信できるように構成して、ステップS13の判断において、その受信した消費電力の情報を電力情報の代わりに利用してもよい。
また、機器選定装置100において、機器毎の波形特徴情報を用いて分岐回路毎に測定された電流波形データから、機器毎の電流波形データを分離して機器毎の電力情報を得ることを示したが、機器毎の電力情報をこの他の方法で得てもよい。例えば、分岐回路毎に機器を1台ずつ接続しておくと分離の必要がない。また、精度は低下するが、分岐回路毎に測定された電流波形データを分岐回路に接続された機器の台数で分割(按分)することで、機器毎の電力情報を得てもよい。
また、上述の機器選定装置100の動作手順(図6の機器選定処理、図8の節電目標管理処理等)の実行順序は、必ずしも、上述した通りの順序に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えたりその一部を省略したりすることができる。また、機器選定装置100の動作手順の一部をサーバ装置30等の外部装置に実行させてもよい。また、上述の動作手順の全部又は一部は、機器選定装置100或いは外部装置のハードウェアにより実現されても、ソフトウェアを用いて実現されてもよい。なお、ソフトウェアによる処理は、機器選定装置100或いは外部装置に含まれるプロセッサがメモリに記憶された制御プログラムを実行することにより実現されるものである。また、その制御プログラムを記録媒体に記録して頒布や流通させてもよい。例えば、頒布された制御プログラムを装置にインストールして、装置のプロセッサに実行させることで、その装置に、例えば上述した機器選定装置100の動作(機器選定処理)の全部又は一部を行わせることが可能となる。
また、上述した実施の形態で示した構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明の範囲に含まれる。
なお、本発明の包括的又は具体的な各種態様には、装置、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、コンピュータで読み取り可能な記録媒体等の1つ又は複数の組み合わせが含まれる。
以下、本発明の一態様に係る機器選定装置、機器選定方法、及び、この機器選定装置を機能させるための制御プログラムの構成、変形態様、効果等について示す。
(1)本発明の一態様に係る機器選定装置100は、施設(例えば住宅20)における複数の機器22a〜22cそれぞれについて測定された、当該機器が使用する電力の時間的変化を示す電力情報を取得する取得部120と、所定時間(例えば3時間)継続して電力を使用した機器であることを必要条件として電力情報に基づき複数の機器22a〜22cのうち節電の対象とすべき機器(節電対象機器)を選定する選定部140と、選定部140により選定された機器を示す機器情報を出力する出力部160とを備える。
これにより、必要以上に無駄に使用されている機器である可能性が高い機器を節電対象とし、必要以上に無駄に使用されている機器である可能性が低い機器を節電対象としないように選定できる可能性が高まる。即ち、機器選定装置100は、施設において節電の対象とすべき機器を、より適切に選定し得る。
(2)例えば、選定部140は、電力情報に基づき所定閾値(例えば500W)より大きい電力を使用した機器であることを条件として節電対象機器の選定を行うこととしてもよい。
これにより、効果的に節電を行える可能性のある機器が選定され得る。
(3)例えば、取得部120は、施設(例えば住宅20)における分電盤21の1以上の分岐回路各々について、当該分岐回路の電流の測定により得られる電流波形データから当該分岐回路に接続された各機器の電流波形データを分離することにより、機器毎の電力情報を取得することとしてもよい。
これにより、分電盤21の分岐回路毎に複数の機器を接続して利用しても、機器選定装置100は、適切に機器毎の電力情報を取得でき、節電対象機器を適切に選定し得る。
(4)例えば、選定部140は、節電の対象とすべき機器の選定を、前記所定時間より長い所定上限時間を超えて継続的に電力を使用した機器を除外して、行うこととしてもよい。
これにより、概ね常時稼働が必要な機器を節電対象機器として選定することが防止され得る。
(5)例えば、選定部140は、電力情報に基づいて前記必要条件(前記所定時間継続して電力を使用した機器であるという条件)を判断することにより、節電対象機器の選定を行うこととしてもよい。
これにより、例えば機器の状態情報を取得しなくても、節電対象機器の選定を行うことが可能になる。
(6)例えば、取得部120は、更に、複数の機器のうち1以上の機器それぞれについて、当該機器との通信により当該機器の電源オン及び電源オフに係る状態情報を取得し、選定部140は、状態情報に基づいて前記必要条件(前記所定時間継続して電力を使用した機器であるという条件)を判断することにより、節電対象機器の選定を行うこととしてもよい。
これにより、所定時間継続して電力を使用した機器か否かの判断を適切に行い得る。
(7)例えば、機器選定装置100は、更に、選定部140により選定された機器の種別を特定する特定部150を備え、出力部160は、特定部150により特定された種別(機器種別)を機器情報に含めて、出力を行うこととしてもよい。
これにより、節電対象機器の機器種別が出力されるため、例えばユーザは、節電対象機器を機器種別に基づいて容易に区別し得る。
(8)例えば、機器選定装置100は、更に、機器の種別毎に当該種別の機器の節電に関する節電情報を記憶する記憶部130を備え、出力部160は、更に、特定部150により特定された種別(機器種別)に対応する節電情報を出力することとしてもよい。
これにより、例えばユーザが節電対象機器の機器種別に対応する節電に関する情報を知得できるようになる。
(9)本発明の一態様に係る機器選定方法は、施設(例えば住宅20)における節電の対象とすべき機器を選定する機器選定システム10において用いられる機器選定方法であって、施設における複数の機器(機器22a〜22c)それぞれについて測定された、当該機器が使用する電力の時間的変化を示す電力情報を取得する取得ステップ(例えばステップ11)と、所定時間継続して電力を使用した機器であることを必要条件として、電力情報に基づき複数の機器(機器22a〜22c)のうち節電の対象とすべき機器を選定する選定ステップ(例えばステップS13〜16)と、選定ステップで選定された機器を示す機器情報を出力する出力ステップ(例えばステップS19)とを含む。
これにより、機器選定システム10により、施設において節電の対象とすべき機器が、適切に選定され得る。
(10)本発明の一態様に係る制御プログラムは、施設(例えば住宅20)における節電の対象とすべき機器を選定する機器選定処理をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、機器選定処理は、施設における複数の機器(機器22a〜22c)それぞれについて測定された、当該機器が使用する電力の時間的変化を示す電力情報を取得する取得ステップ(例えばステップS11)と、所定時間継続して電力を使用した機器であることを必要条件として、電力情報に基づき複数の機器(機器22a〜22c)のうち節電の対象とすべき機器を選定する選定ステップ(例えばステップS13〜16)と、選定ステップで選定された機器を示す機器情報を出力する出力ステップ(例えばステップS19)とを含む。
この制御プログラムをコンピュータにインストールすれば、コンピュータが機器選定装置100として機能し、施設において節電の対象とすべき機器を、適切に選定し得る。
10 機器選定システム
21 分電盤
22a〜22c 機器
120 取得部
130 記憶部
140 選定部
150 特定部
160 出力部
100 機器選定装置

Claims (10)

  1. 施設における複数の機器それぞれについて測定された、当該機器が使用する電力の時間的変化を示す電力情報を取得する取得部と、
    所定時間継続して電力を使用した機器であることを必要条件として、前記電力情報に基づき前記複数の機器のうち節電の対象とすべき機器を選定する選定部と、
    前記選定部により選定された機器を示す機器情報を出力する出力部とを備える
    機器選定装置。
  2. 前記選定部は、前記電力情報に基づき所定閾値より大きい電力を使用した機器であることを条件として前記選定を行う
    請求項1記載の機器選定装置。
  3. 前記取得部は、前記施設における分電盤の1以上の分岐回路各々について、当該分岐回路の電流の測定により得られる電流波形データから当該分岐回路に接続された各機器の電流波形データを分離することにより、機器毎の前記電力情報を取得する
    請求項1又は2記載の機器選定装置。
  4. 前記選定部は、機器の前記選定を、前記所定時間より長い所定上限時間を超えて継続的に電力を使用した機器を除外して、行う
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の機器選定装置。
  5. 前記選定部は、前記電力情報に基づいて前記必要条件を判断することにより、前記選定を行う
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の機器選定装置。
  6. 前記取得部は、更に、前記複数の機器のうち1以上の機器それぞれについて、当該機器との通信により当該機器の電源オン及び電源オフに係る状態情報を取得し、
    前記選定部は、前記状態情報に基づいて前記必要条件を判断することにより、前記選定を行う
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の機器選定装置。
  7. 前記機器選定装置は、更に、前記選定部により選定された機器の種別を特定する特定部を備え、
    前記出力部は、前記特定部により特定された種別を前記機器情報に含めて、前記出力を行う
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の機器選定装置。
  8. 前記機器選定装置は、更に、機器の種別毎に当該種別の機器の節電に関する節電情報を記憶する記憶部を備え、
    前記出力部は、更に、前記特定部により特定された種別に対応する前記節電情報を出力する
    請求項7記載の機器選定装置。
  9. 施設における節電の対象とすべき機器を選定する機器選定システムにおいて用いられる機器選定方法であって、
    前記施設における複数の機器それぞれについて測定された、当該機器が使用する電力の時間的変化を示す電力情報を取得する取得ステップと、
    所定時間継続して電力を使用した機器であることを必要条件として、前記電力情報に基づき前記複数の機器のうち節電の対象とすべき機器を選定する選定ステップと、
    前記選定ステップで選定された機器を示す機器情報を出力する出力ステップとを含む
    機器選定方法。
  10. 施設における節電の対象とすべき機器を選定する機器選定処理をコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、
    前記機器選定処理は、
    前記施設における複数の機器それぞれについて測定された、当該機器が使用する電力の時間的変化を示す電力情報を取得する取得ステップと、
    所定時間継続して電力を使用した機器であることを必要条件として、前記電力情報に基づき前記複数の機器のうち節電の対象とすべき機器を選定する選定ステップと、
    前記選定ステップで選定された機器を示す機器情報を出力する出力ステップとを含む
    制御プログラム。
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